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技術 ゲートウェイ装置、通信システム、及び、自動倉庫システム

出願人 村田機械株式会社
発明者 谷本好史
出願日 2019年2月4日 (2年8ヶ月経過) 出願番号 2020-502894
公開日 2021年1月14日 (9ヶ月経過) 公開番号 WO2019-167562
状態 特許登録済
技術分野 広域データ交換
主要キーワード ping信号 共通事項 保守アプリケーション 付記事項 保守拠点 状態記録 自動倉庫システム 監視機器
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図面 (12)

課題・解決手段

ゲートウェイ装置において、機器と外部の端末などとの間で効率よく通信を行う。第1ゲートウェイ装置19及び第2ゲートウェイ装置23は、ネットワークインタフェース44と、記憶装置45と、制御部と、を備える。ネットワークインタフェース44は、機器を接続し、当該機器及び外部との通信を行う。記憶装置45は、機器のサブIDと、当該機器に割り当てられたアドレスと、を関連付けた第1機器リストEL1及び/又は第2機器リストEL2を記憶する。サブIDにより特定された機器への接続要求があったときには、制御部は、機器に接続要求を送信する。自身への接続要求があったときには、制御部は、他のゲートウェイ装置との間で第1機器リストEL1及び第2機器リストEL2を交換し、当該機器リストに含まれるアドレスを宛先としたデータを受信したときには、当該アドレスを割り当てられた機器に、受信したデータを転送する。

概要

背景

従来、所定のシステムに含まれる機器を接続し、当該機器と外部の端末などとの通信を制御するゲートウェイ装置が知られている。例えば、特許文献1には、LAN内の複数のMFP(Multi−Functional Peripheral)が接続され、MFPと外部の管理サーバ及び/又はクラウドサーバとの間の通信を制御するゲートウェイが開示されている。

概要

ゲートウェイ装置において、機器と外部の端末などとの間で効率よく通信を行う。第1ゲートウェイ装置19及び第2ゲートウェイ装置23は、ネットワークインタフェース44と、記憶装置45と、制御部と、を備える。ネットワークインタフェース44は、機器を接続し、当該機器及び外部との通信を行う。記憶装置45は、機器のサブIDと、当該機器に割り当てられたアドレスと、を関連付けた第1機器リストEL1及び/又は第2機器リストEL2を記憶する。サブIDにより特定された機器への接続要求があったときには、制御部は、機器に接続要求を送信する。自身への接続要求があったときには、制御部は、他のゲートウェイ装置との間で第1機器リストEL1及び第2機器リストEL2を交換し、当該機器リストに含まれるアドレスを宛先としたデータを受信したときには、当該アドレスを割り当てられた機器に、受信したデータを転送する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

所定の機能を有する機器と、前記機器に関する操作を行うための外部端末と、を備える通信ステムにおいて、前記機器と前記外部端末との間の通信を制御するゲートウェイ装置であって、前記機器を接続し、前記機器及び外部との通信を行うネットワークインタフェースと、前記機器の機器IDと、当該機器に割り当てられたアドレスと、を関連付けて記憶したアドレス情報を記憶する記憶装置と、前記ネットワークインタフェースを介して、前記機器IDにより特定された前記機器への接続要求が第1外部端末からあったときには、当該機器に前記接続要求を送信し、前記ネットワークインタフェースを介して、自身への接続要求が第2外部端末からあったときには、当該第2外部端末との間で前記アドレス情報を交換し、前記アドレス情報に含まれるアドレスを宛先としたデータを前記第2外部端末から受信したときには、当該アドレスを割り当てられた前記機器に受信したデータを転送する、処理を実行する制御部と、を備えるゲートウェイ装置。

請求項2

前記機器IDにより特定された前記機器への接続要求は、前記通信システムに含まれログイン中の前記機器と前記第1外部端末との間に通信セッション確立する中継サーバへの当該機器のログインを促すログイン要求信号であり、前記制御部は、前記ログイン要求信号を受信したとき、前記特定された機器を前記中継サーバにログインさせる処理を実行する、請求項1に記載のゲートウェイ装置。

請求項3

前記制御部は、前記ログイン要求信号を受信したときに前記特定された機器が通信可能となっていなければ、当該特定された機器の起動を試み、当該特定された機器が起動した後に、当該特定された機器を前記中継サーバにログインさせる処理を実行する、請求項2に記載のゲートウェイ装置。

請求項4

前記制御部は、前記ネットワークインタフェースへの前記機器の接続状態監視し、前記機器の接続状態に変化があった場合には、当該接続状態の変化を前記中継サーバに通知する、請求項2又は3に記載のゲートウェイ装置。

請求項5

所定の機能を有する機器と、前記機器に関する操作を行うための外部端末と、前記機器を接続する第1ゲートウェイ装置と、を備え、前記第1ゲートウェイ装置は、前記機器を接続し、前記機器及び外部との通信を行うネットワークインタフェースと、前記機器の機器IDと、当該機器に割り当てられたアドレスと、を関連付けて記憶した第1アドレス情報を記憶する記憶装置と、前記ネットワークインタフェースを介して、前記機器IDにより特定された前記機器への接続要求が前記外部端末からあったときには、当該機器に前記接続要求を送信する処理を実行する制御部と、を有する、通信システム。

請求項6

ログイン中の前記機器と前記外部端末との間に通信セッションを確立する中継サーバをさらに備え、前記機器IDにより特定された前記機器への接続要求は、当該機器の前記中継サーバへのログインを促すログイン要求信号であり、前記制御部は、前記ログイン要求信号を受信したとき、前記特定された機器を前記中継サーバにログインさせる処理を実行する、請求項5に記載の通信システム。

請求項7

前記制御部は、前記ログイン要求信号を受信したときに前記特定された機器が通信可能となっていなければ、当該特定された機器の起動を試み、当該特定された機器が起動した後に、当該特定された機器を前記中継サーバにログインさせる処理を実行する、請求項6に記載の通信システム。

請求項8

前記制御部は、前記ネットワークインタフェースへの前記機器の接続状態を監視し、前記機器の接続状態に変化があった場合には、当該接続状態の変化を前記中継サーバに通知する、請求項6又は7に記載の通信システム。

請求項9

前記機器の保守を行うための保守端末を接続する第2ゲートウェイ装置をさらに備え、前記制御部は、前記第1ゲートウェイ装置への接続要求が、前記第2ゲートウェイ装置を介して前記保守端末からあったときには、前記第2ゲートウェイ装置との間で前記第1アドレス情報を交換し、前記第1アドレス情報に含まれるアドレスを宛先としたデータを、前記保守端末から前記第2ゲートウェイ装置を介して受信したときには、当該アドレスを割り当てられた前記機器に受信したデータを転送する、請求項6〜8のいずれかに記載の通信システム。

請求項10

前記第2ゲートウェイ装置は、前記保守端末に割り当てられたアドレスを記憶する第2アドレス情報を記憶し、前記第1ゲートウェイ装置と前記第1アドレス情報を交換するときに、前記第2アドレス情報を前記第1ゲートウェイ装置と交換する、請求項9に記載の通信システム。

請求項11

荷物の入出庫、移載、保管を行う自動倉庫をさらに備え、前記機器は、前記自動倉庫に設けられ、前記自動倉庫の状態を監視するための監視機器である、請求項6〜10のいずれかに記載の通信システム。

請求項12

荷物の入出庫、移載、保管を行う自動倉庫と、前記自動倉庫に設けられ、前記自動倉庫の状況を監視するための監視機器と、前記監視機器を接続するゲートウェイ装置と、を備え、前記ゲートウェイ装置は、前記監視機器を接続し、前記監視機器及び外部との通信を行うネットワークインタフェースと、前記監視機器の機器IDと、当該監視機器に割り当てられたアドレスと、を関連付けて記憶したアドレス情報を記憶する記憶装置と、前記ネットワークインタフェースを介して、前記機器IDにより特定された前記監視機器への接続要求があったときには、当該監視機器に前記接続要求を送信する処理を実行し、前記アドレス情報に含まれるアドレスを宛先としたデータを受信したときには、当該アドレスを割り当てられた前記監視機器に受信したデータを転送する制御部と、を有する、自動倉庫システム

技術分野

0001

本発明は、システムに含まれる機器を接続し、当該機器と外部の端末との間の通信を制御するゲートウェイ装置、機器を接続したゲートウェイ装置を備える通信システム、及び、自動倉庫と自動倉庫を監視する機器を接続したゲートウェイ装置とを備える自動倉庫システムに関する。

背景技術

0002

従来、所定のシステムに含まれる機器を接続し、当該機器と外部の端末などとの通信を制御するゲートウェイ装置が知られている。例えば、特許文献1には、LAN内の複数のMFP(Multi−Functional Peripheral)が接続され、MFPと外部の管理サーバ及び/又はクラウドサーバとの間の通信を制御するゲートウェイが開示されている。

先行技術

0003

特開2017−4418号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記のような従来のシステムにおいては、ゲートウェイと外部のサーバ(管理サーバ、クラウドサーバ)との間に通信セッション確立されて、当該通信セッションを通じて、ゲートウェイを介してのみMFPとのデータの送受信がなされていた。すなわち、従来のシステムにおいては、ゲートウェイに接続されたMFPなどの機器と外部のサーバ及び/又は端末との間に直接通信セッションを確立することはできなかった。その結果、ゲートウェイに接続された機器と外部の端末との間の通信を効率よく行えなかった。

0005

本発明の目的は、機器が接続されたゲートウェイ装置において、当該機器と外部の端末などとの間で効率よく通信を行うことにある。

課題を解決するための手段

0006

以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係るゲートウェイ装置は、所定の機能を有する機器と、この機器に関する操作を行うための外部端末と、を備える通信システムにおいて、当該機器と外部端末との間の通信を制御するゲートウェイ装置である。ゲートウェイ装置は、ネットワークインタフェースと、記憶装置と、制御部と、を備える。ネットワークインタフェースは、機器を接続し、当該機器及び外部との通信を行う。記憶装置は、アドレス情報を記憶する。アドレス情報では、機器の機器IDと、当該機器に割り当てられたアドレスと、が関連付けて記憶されている。

0007

ネットワークインタフェースを介して、機器IDにより特定された機器への接続要求が第1外部端末からあったときには、制御部は、当該機器に接続要求を送信する処理を実行する。
一方、ネットワークインタフェースを介して、自身(ゲートウェイ装置)への接続要求が第2外部端末からあったときには、制御部は、当該第2外部端末との間でアドレス情報を交換する処理を実行する。当該アドレス情報に含まれるアドレスを宛先としたデータを第2外部端末から受信したときには、制御部は、当該アドレスを割り当てられた機器に、受信したデータを転送する処理を実行する。

0008

上記のゲートウェイ装置は、ネットワークインタフェースを介して機器IDにより特定された機器への接続要求が第1外部端末からあったときには、当該機器に接続要求を送信する。これにより、ゲートウェイ装置のネットワークインタフェースに接続された機器と、接続要求をした第1外部端末との間でデータを直接送受信できる。

0009

一方、ネットワークインタフェースを介して、ゲートウェイ装置自身への接続要求が第2外部端末からあったときには、ゲートウェイ装置は、当該第2外部端末との間でアドレス情報を交換する。これにより、当該第2外部端末は、ゲートウェイ装置に接続された機器のアドレスを知ることができる。その結果、第2外部端末は、当該アドレス情報に含まれるアドレスにより、ゲートウェイ装置に接続された機器と通信できる。

0010

アドレス情報を交換後に、第2外部端末がアドレス情報に含まれるアドレスを宛先としたデータをゲートウェイ装置に送信したとき、当該データを受信したゲートウェイ装置は、宛先であるアドレスを割り当てられた機器に、受信したデータを転送する。これにより、ゲートウェイ装置に接続要求をした場合にも、ゲートウェイ装置のネットワークインタフェースに接続された機器と、当該接続要求をした第2外部端末との間でデータを送受信できる。

0011

機器IDにより特定された機器への接続要求は、中継サーバへの当該機器のログインを促すログイン要求信号であってもよい。中継サーバは、通信システムに含まれ、ログイン中の機器と第1外部端末との間に通信セッションを確立する。この場合、制御部は、ログイン要求信号を受信したとき、特定された機器を中継サーバにログインさせる処理を実行する。
これにより、ゲートウェイ装置は、ネットワークインタフェースに接続された機器への接続要求が第1外部端末からあった場合に、当該機器が中継サーバにログインしていない場合には、当該機器を中継サーバにログインさせることができる。

0012

制御部は、ログイン要求信号を受信したときに特定された機器が通信可能となっていなければ、当該特定された機器の起動を試み、当該特定された機器が起動した後に、当該特定された機器を中継サーバにログインさせる処理を実行してもよい。
これにより、第1外部端末から機器への接続要求のあったときに当該機器が通信可能となっていない場合でも、第1外部端末と当該機器との間で通信を開始できる。

0013

制御部は、ネットワークインタフェースへの機器の接続状態を監視し、機器の接続状態に変化があった場合には、当該接続状態の変化を中継サーバに通知してもよい。これにより、最新のネットワークインタフェースに接続された機器の接続状態を、中継サーバに通知できる。

0014

本発明の他の見地に係る通信システムは、所定の機能を有する機器と、機器に関する操作を行うための外部端末と、機器を接続する第1ゲートウェイ装置と、を備える。
第1ゲートウェイ装置は、ネットワークインタフェースと、記憶装置と、制御部と、を有する。ネットワークインタフェースは、機器を接続し、機器及び外部との通信を行う。記憶装置は、機器の機器IDと、当該機器に割り当てられたアドレスと、を関連付けて記憶した第1アドレス情報を記憶する。
制御部は、ネットワークインタフェースを介して、機器IDにより特定された機器への接続要求が外部端末からあったときには、当該機器に接続要求を送信する処理を実行する。

0015

上記の通信システムでは、第1ゲートウェイ装置のネットワークインタフェースを介して、当該ネットワークインタフェースに接続された機器についての機器IDにより特定された機器への接続要求が外部端末からあったときには、当該機器に接続要求を送信する。
これにより、第1ゲートウェイ装置のネットワークインタフェースに接続された機器と、接続要求をした第1外部端末との間でデータを直接送受信できる。

0016

上記の通信システムは、中継サーバをさらに備えてもよい。中継サーバは、ログイン中の機器と外部端末との間に通信セッションを確立する。また、機器IDにより特定された機器への接続要求は、当該機器の中継サーバへのログインを促すログイン要求信号であってもよい。この場合、制御部は、ログイン要求信号を受信したとき、特定された機器を中継サーバにログインさせる処理を実行する。
これにより、通信システムの第1ゲートウェイ装置は、ネットワークインタフェースに接続された機器への接続要求が第1外部端末からあった場合に、当該機器が中継サーバにログインしていない場合には、当該機器を中継サーバにログインさせることができる。

0017

制御部は、ログイン要求信号を受信したときに特定された機器が通信可能となっていなければ、当該特定された機器の起動を試み、当該特定された機器が起動した後に、当該特定された機器を中継サーバにログインさせる処理を実行してもよい。
これにより、第1外部端末から機器への接続要求のあったときに当該機器が通信可能となっていない場合でも、第1外部端末と当該機器との間で通信を開始できる。

0018

制御部は、ネットワークインタフェースへの機器の接続状態を監視し、機器の接続状態に変化があった場合には、当該接続状態の変化を中継サーバに通知してもよい。
これにより、通信システムにおいて、最新のネットワークインタフェースに接続された機器の接続状態を、中継サーバに通知できる。

0019

上記の通信システムは、第2ゲートウェイ装置をさらに備えてもよい。第2ゲートウェイ装置は、機器の保守を行うための保守端末を接続する。
この場合、制御部は、第1ゲートウェイ装置への接続要求が、第2ゲートウェイ装置を介して保守端末からあったときには、第2ゲートウェイ装置との間で第1アドレス情報を交換する。また、制御部は、第1アドレス情報に含まれるアドレスを宛先としたデータを、保守端末から第2ゲートウェイ装置を介して受信したときには、当該アドレスを割り当てられた機器に受信したデータを転送する。

0020

第1ゲートウェイ装置への接続要求が第2ゲートウェイ装置を介して保守端末からあったときに、第2ゲートウェイ装置との間で第1アドレス情報を交換することにより、第2ゲートウェイ装置及び保守端末は、第1ゲートウェイ装置に接続された機器のアドレスを知ることができる。
その結果、第2ゲートウェイ装置及び保守端末は、第1アドレス情報に含まれるアドレスを用いて、第1ゲートウェイ装置に接続された機器と通信できる。

0021

第2ゲートウェイ装置は、保守端末に割り当てられたアドレスを記憶する第2アドレス情報を記憶してもよい。この場合、第2ゲートウェイ装置は、第1ゲートウェイ装置と第1アドレス情報を交換するときに、第2アドレス情報を第1ゲートウェイ装置と交換してもよい。
これにより、第1ゲートウェイ装置及び機器が第2アドレス情報に含まれる保守端末のアドレスを知ることができる。その結果、第1ゲートウェイ装置及び機器は、第2アドレス情報に含まれるアドレスを用いて、保守端末と通信できる。

0022

上記の通信システムは、自動倉庫をさらに備えてもよい。自動倉庫は、荷物の入出庫、移載、保管を行う。この場合、機器は、自動倉庫に設けられ、自動倉庫の状態を監視するための監視機器である。
これにより、上記の通信システムを、自動倉庫の状況を監視するシステムに適用できる。

0023

本発明のさらに他の見地に係る自動倉庫システムは、自動倉庫と、監視機器と、ゲートウェイ装置と、を備える。
自動倉庫は、荷物の入出庫、移載、保管を行う。監視機器は、自動倉庫に設けられ、自動倉庫の状況を監視する。ゲートウェイ装置は、監視機器を接続し、ネットワークインタフェースと、記憶装置と、制御部と、を有する。
ネットワークインタフェースは、監視機器を接続し、監視機器及び外部との通信を行う。記憶装置は、監視機器の機器IDと、当該監視機器に割り当てられたアドレスと、を関連付けて記憶したアドレス情報を記憶する。
制御部は、ネットワークインタフェースを介して、機器IDにより特定された監視機器への接続要求があったときには、当該監視機器に接続要求を送信する処理を実行する。また、制御部は、アドレス情報に含まれるアドレスを宛先としたデータを受信したときには、当該アドレスを割り当てられた監視機器に受信したデータを転送する。

0024

これにより、上記の自動倉庫システムでは、機器IDにより特定された監視機器への接続要求が外部の端末からあったときには、当該監視機器に接続要求を送信する。これにより、ゲートウェイ装置のネットワークインタフェースに接続された監視機器と接続要求をした外部の端末との間でデータを直接送受信できる。
一方、外部の端末からアドレス情報に含まれるアドレスを宛先としてデータを受信したときには、当該アドレス情報に含まれるアドレスを用いて、ゲートウェイ装置に接続された機器と外部の端末との間でデータ通信できる。

発明の効果

0025

上記のゲートウェイ装置は、自身が接続した機器と外部の端末との間の直接通信を可能とすることにより、当該機器と外部の端末との間で効率よく通信を行うことができる。

図面の簡単な説明

0026

通信システムの全体構成の一例を示す図。
自動倉庫システムの構成を示す図。
保守拠点の構成を示す図。
ゲートウェイ装置のハードウェア構成を示す図。
自動倉庫システムのゲートウェイ装置にて管理される機器リストデータ構成の一例を示す図。
保守拠点のゲートウェイ装置にて管理される機器リストのデータ構成の一例を示す図。
ログイン可能機器リストのデータ構成の一例を示す図。
自動倉庫システムのカメラ及び/又はセンサユーザ端末との間に通信セッションを確立する動作を示すフローチャート
ゲートウェイ装置間の通信セッションの確立処理を示すフローチャート。
ログイン可能機器リストの作成と送信処理を示すフローチャート。
機器の接続状態の監視処理を示すフローチャート。

実施例

0027

1.第1実施形態
(1)通信システムの全体構成
以下、図1を用いて、第1実施形態に係る通信システム100の全体構成について説明する。図1は、通信システムの全体構成の一例を示す図である。
第1実施形態に係る通信システム100は、複数の拠点のそれぞれに設けられた自動倉庫の保守及び管理を、各種端末から行うためのシステムであり、具体的には、自動倉庫システム1と、保守拠点2と、中継サーバ3と、ユーザ端末5と、を備える。
自動倉庫システム1は、例えば、物流センターなどに配置され、荷物の入出庫を行うためのシステムである。
保守拠点2は、例えば、自動倉庫システム1の保守等を行う担当者が存在する拠点に設けられ、自動倉庫システム1の保守を行うための端末(保守端末21a、21b)を備える。

0028

中継サーバ3は、CPU、記憶装置(RAM、ROM、SSD、ハードディスクなど)、ネットワークインタフェースなどの各種インターフェースを有するコンピュータシステムであり、自動倉庫システム1、保守拠点2、及び/又はユーザ端末5相互の通信を中継し管理するサーバである。

0029

中継サーバ3は、中継サーバ3にログインしている複数の機器間に通信セッションを確立し、当該複数の機器間の通信を中継する機能を有する。本実施形態において、中継サーバ3にログイン可能な機器は、ユーザ端末5、自動倉庫システム1及び保守拠点2のゲートウェイ装置、及び、自動倉庫システム1のカメラCA1〜CA4及びセンサSEである。
中継サーバ3は、自動倉庫システム1のゲートウェイ装置が接続する機器のうち、中継サーバ3にログイン可能な機器のリスト(「ログイン可能機器リストEL3」と呼ぶ)をゲートウェイ装置から受信し、記憶する。
また、ログイン可能機器リストEL3に含まれる機器の接続状態が変化したことをゲートウェイ装置から通知されると、中継サーバ3は、自身が管理するログイン可能機器リストEL3を更新する。

0030

また、中継サーバ3は、通信セッションを確立したい上記機器のいずれかが中継サーバ3にログインしていない場合には、ログインしていない機器を接続するゲートウェイ装置に対し、当該機器のログインを促す信号(「ログイン要求信号」と呼ぶ)を送信する。

0031

ユーザ端末5(第1外部端末の一例)は、例えば、パーソナルコンピュータタブレット端末などの端末である。
中継サーバ3にログインしたユーザ端末5は、自動倉庫システム1に設置されたカメラCA1〜CA4(後述)にて取得された画像データ、及び、センサSEにて取得された測定データを参照できる。また、中継サーバ3にログインしたユーザ端末5は、他のユーザ端末5とビデオチャット通話できる。

0032

なお、本実施形態に係る通信システム100において、ユーザ端末5、後述するゲートウェイ装置、及び、自動倉庫システム1のカメラ及びセンサと中継サーバ3との間のコマンド等の送受信は、例えば、WebSocketプロトコルを用いて実行される。
また、自動倉庫システム1のカメラ及びセンサとユーザ端末5との間で通信セッションを確立後、カメラ及びセンサからユーザ端末5へのデータ(画像データ、測定データ)の取得は、例えば、WebRTC(Web Real−Time Communication)を用いて実行される。

0033

(2)自動倉庫システムの構成
(2−1)自動倉庫
以下、図2を用いて、通信システム100に含まれる自動倉庫システム1の具体的構成について説明する。図2は、自動倉庫システムの構成を示す図である。
自動倉庫システム1は、自動倉庫11を有する。自動倉庫11は、ラック、スタッカクレーンコンベヤなどを有し、荷物の入出庫、移載、保管などを行う。

0034

本実施形態において、自動倉庫11のスタッカクレーン及びコンベヤには、例えば、静止画、及び、所定時間の長さを有する動画撮影可能なカメラCA1〜CA4(監視機器の一例)が設けられ、スタッカクレーン及びコンベヤの状況を視覚的な情報として取得可能となっている。カメラCA1〜CA4は、例えば、魚眼カメラである。
また、スタッカクレーンには、所定の物理量を測定するセンサSE(監視機器の一例)が設けられ、スタッカクレーンにて荷崩れなどが発生したときに、当該荷崩れなどにより発生した振動及び/又は音の大きさを測定可能となっている。このようなセンサSEとしては、例えば、加速度センサ音センサ、などがある。
さらに、自動倉庫11の近傍には、周囲の温度及び湿度を測定するセンサSE(例えば、温湿度センサ)が設けられている。
なお、図2に示す自動倉庫システム1においては、4台のカメラCA1〜CA4、及び、1つのセンサSEが設けられているが、自動倉庫11に設けられるカメラ及びセンサの数は、上記に限られず、自動倉庫システム1の規模等に応じて任意とできる。

0035

(2−2)自動倉庫システムのネットワーク構成
以下、自動倉庫システム1において各機器が互いに通信するためのネットワーク構成について、説明する。
自動倉庫システム1のネットワーク構成は、第1スイッチングハブSH1を有する。第1スイッチングハブSH1は、図2に示すように、カメラCA1、CA2と、第1外部記憶装置13aと、を接続する。第1外部記憶装置13aは、例えばNAS(Network Attached Storage)装置であり、カメラCA1、CA2により取得された画像データを保存する。

0036

また、第1スイッチングハブSH1は、搬送管理サーバ15を接続する。搬送管理サーバ15は、CPU、記憶装置(RAM、ROM、SSD、ハードディスクなど)、ネットワークインタフェースなどの各種インターフェースを有するコンピュータシステムであり、自動倉庫11のスタッカクレーン、コンベヤなどと通信可能となっている。
搬送管理サーバ15は、自動倉庫11に備わるスタッカクレーン及びコンベヤを制御することで、自動倉庫11における荷物の入出庫を制御・管理する。

0037

自動倉庫システム1のネットワーク構成は、第2スイッチングハブSH2を有する。第2スイッチングハブSH2は、カメラCA3、CA4、センサSE、及び、第2外部記憶装置13bを接続する。第2外部記憶装置13bは、例えばNAS装置であり、カメラCA3、CA4により取得された画像データ、及び、センサSEにより取得された測定データを保存する。

0038

第2スイッチングハブSH2は、第1スイッチングハブSH1にも接続されており、カメラCA1、CA2にて取得した画像データは第2外部記憶装置13bにも保存でき、カメラCA3、CA4にて取得した画像データ、及び、センサSEにて取得したデータは第1外部記憶装置13aにも保存できる。

0039

また、第2スイッチングハブSH2は、情報管理サーバ17を接続する。情報管理サーバ17は、CPU、記憶装置(RAM、ROM、SSD、ハードディスクなど)、ネットワークインタフェースなどの各種インターフェースを有するコンピュータシステムであり、第1外部記憶装置13a及び第2外部記憶装置13bに保存された各種データ(例えば、カメラCA1〜CA4及びセンサSEにて取得されたデータ)を管理する。情報管理サーバ17は、必要に応じて、搬送管理サーバ15が管理している情報を取得する。

0040

自動倉庫システム1のネットワーク構成は、第1ゲートウェイ装置19を有する。第1ゲートウェイ装置19は、第2スイッチングハブSH2、及び、外部のネットワーク(例えば、WAN(Wide Area Network))に接続される。
第1ゲートウェイ装置19は、中継サーバ3からカメラCA1〜CA4及びセンサSEのログインを促すログイン要求信号を受信すると、ログイン要求のあったカメラ及び/又はセンサを中継サーバ3にログインさせる。
一方、保守拠点2から第1ゲートウェイ装置19に接続された機器を保守する場合などに、当該保守拠点2のゲートウェイ装置(例えば、第2ゲートウェイ装置23)(第2外部端末の一例)から接続要求があった場合には、第1ゲートウェイ装置19と当該保守拠点2のゲートウェイ装置との間に通信セッションが確立される。

0041

また、第1ゲートウェイ装置19は、自動倉庫システム1に含まれ、かつ、第1ゲートウェイ装置19と接続されている各機器を、後述する第1機器リストEL1(第1アドレス情報の一例)にて管理する。
第1ゲートウェイ装置19は、自動倉庫システム1の機器と第1ゲートウェイ装置19との接続状態を確認し、接続状態に変更があった場合には、第1機器リストEL1の内容を更新する。これにより、第1機器リストEL1を最新のものとできる。

0042

後述するように、第1機器リストEL1に含まれる各機器には、「192.168.0.*」とのIPアドレスが割り当てられており、当該各機器と同一のLANに属する第1ゲートウェイ装置19にも、「192.168.0.*」とのIPアドレスが割り当てられている。それと同時に、第1ゲートウェイ装置19には、外部のネットワークと接続するためのグローバルアドレスが割り当てられる。
なお、上記の「*」は、いわゆる「ワイルドカード」であり、任意の数(1〜255の間の整数)を表すものである。

0043

第1ゲートウェイ装置19は、保守拠点2のゲートウェイ装置との間で通信セッションを確立するときに、第1機器リストEL1を相手方のゲートウェイ装置に送信するとともに、当該相手方のゲートウェイ装置が管理する機器リストを受信する。これにより、第1ゲートウェイ装置19と相手方のゲートウェイ装置は、互いの機器リストを共有できる。

0044

なお、図2に示すネットワーク構成において、カメラCA1〜CA4及びセンサSEは、中継サーバ3と直接通信できる。この場合に、第1ゲートウェイ装置19が、デフォルトゲートウェイとして、カメラCA1〜CA4及びセンサSEと中継サーバ3との通信を中継してもよい。

0045

(3)保守拠点
以下、図3を用いて、通信システム100に含まれる保守拠点2の具体的構成について説明する。図3は、保守拠点の構成を示す図である。
保守拠点2は、保守端末21a、21bを有する。保守端末21a、21bは、第3スイッチングハブSH3に接続される。保守端末21a、21bは、例えば、パーソナルコンピュータであり、保守担当者が自動倉庫システム1の上記機器等の保守をする際に使用される。

0046

保守拠点2は、第2ゲートウェイ装置23を有する。第2ゲートウェイ装置23は、第3スイッチングハブSH3、及び、外部のネットワークに接続され、保守端末21a、21bと外部との通信を中継する。

0047

第2ゲートウェイ装置23は、第2ゲートウェイ装置23に接続可能な保守端末21a、21bを、第2機器リストEL2(第2アドレス情報の一例)により管理する。
後述するように、第2機器リストEL2に含まれる保守端末21a、21bには、「172.28.0.*」とのIPアドレスが割り当てられ、保守端末21a、21bと同一のLANに属する第2ゲートウェイ装置23にも、「172.28.0.*」とのIPアドレスが割り当てられる。それと同時に、第2ゲートウェイ装置23には、外部のネットワークと接続するためのグローバルアドレスが割り当てられる。

0048

保守端末21a、21bを用いて自動倉庫システム1の機器を保守するときに、第2ゲートウェイ装置23と自動倉庫システム1のゲートウェイ装置(例えば、第1ゲートウェイ装置19)との間に通信セッションが確立される。
上記通信セッションを確立するときに、第2ゲートウェイ装置23は、第2機器リストEL2を相手方のゲートウェイ装置に送信するとともに、当該相手方のゲートウェイ装置が管理する機器リストを受信する。

0049

(4)ゲートウェイ装置の構成
以下、図4を用いて、本実施形態に係るゲートウェイ装置のハードウェア構成を説明する。図4は、ゲートウェイ装置のハードウェア構成を示す図である。
なお、自動倉庫システム1の第1ゲートウェイ装置19と保守拠点2の第2ゲートウェイ装置23とは、管理する機器リストが異なる以外は、同一のハードウェア構成を有する。すなわち、ゲートウェイ装置は、自動倉庫システム1において使用されるか、保守拠点にて使用されるかにより、その動作が異なるだけで、ハードウェアとしては同一の構成を有する。

0050

ゲートウェイ装置は、プロセッサ41と、RAM42と、ROM43と、ネットワークインタフェース44と、記憶装置45と、を有する。
プロセッサ41は、記憶装置45などに記憶されたプログラムを実行して、ゲートウェイ装置における各機能を実現する、例えば中央処理装置回路)である。RAM42は、プログラムなどの一時的に必要な情報を記憶する。ROM43は、ゲートウェイ装置を制御するためのプログラム及び設定などを記憶する。

0051

ネットワークインタフェース44は、ゲートウェイ装置が属するLANに接続され、かつ、外部ネットワークに接続された、例えば、有線通信により端末及び/又は機器と通信をするイーサネット登録商標カード、及び/又は、無線通信により端末及び/又は機器と通信をする無線LANインターフェースなどである。
記憶装置45は、ゲートウェイ装置にて実行されるプログラム、ゲートウェイ装置を動作させるために必要な設定、及び、機器リストなどを記憶する、例えば、ハードディスク、SSDなどの記憶装置である。

0052

自動倉庫システム1のゲートウェイ装置(例えば、第1ゲートウェイ装置19)は、自動倉庫システム1の各機器に関する情報を含む機器リスト(例えば、第1機器リストEL1)を、記憶装置45に記憶する。
一方、保守拠点2のゲートウェイ装置(例えば、第2ゲートウェイ装置23)は、保守端末に関する情報を含む機器リスト(例えば、第2機器リストEL2)を、記憶装置45に記憶する。

0053

なお、自動倉庫システム1のゲートウェイ装置と保守拠点2のゲートウェイ装置とは同一のハードウェア構成を有するが、記憶装置45に記憶されるプログラムは、自動倉庫システム1のゲートウェイ装置としての機能と、保守拠点2のゲートウェイ装置としての機能と、を実現する。当該プログラムは、例えば、ゲートウェイ装置にどの機器が接続されているか、及び/又は、ゲートウェイ装置が管理する機器リストの内容から、いずれの機能を実現させるかを判断可能となっている。

0054

他の実施形態において、上記のゲートウェイ装置のハードウェア構成要素のうち、プロセッサ41と他の構成要素の一部(例えば、ネットワークインタフェース44)は、SoC(System on Chip)として1つのチップにて実現されてもよい。

0055

(5)機器リストのデータ構成
(5−1)自動倉庫システムのゲートウェイ装置が管理する機器リストのデータ構成
以下、ゲートウェイ装置にて管理される機器リストのデータ構成について説明する。最初に、図5Aを用いて、自動倉庫システム1のゲートウェイ装置にて管理される機器リストのデータ構成を、第1ゲートウェイ装置19が管理する第1機器リストEL1を例にとって説明する。図5Aは、自動倉庫システムのゲートウェイ装置にて管理される機器リストのデータ構成の一例を示す図である。
第1機器リストEL1は、機器名記録部分R1と、アドレス記録部分R2と、サブID記録部分R3と、サブタイプ記録部分R4と、状態記録部分R5と、を有する。

0056

機器名記録部分R1は、機器名を記録する。
第1ゲートウェイ装置19が管理する第1機器リストEL1においては、図5Aに示すように、機器名記録部分R1には、カメラCA1〜CA4の名称(カメラ#1〜カメラ#4)と、センサSEの名称(センサ#1)と、第1外部記憶装置13aの名称(外部記憶装置#1)と、第2外部記憶装置13bの名称(外部記憶装置#2)と、情報管理サーバ17の名称(情報管理サーバ)と、搬送管理サーバ15の名称(搬送管理サーバ)と、が記録される。

0057

アドレス記録部分R2は、ゲートウェイ装置に接続可能な機器に割り当てられたネットワークアドレスを記録する。
第1機器リストEL1においては、図5Aに示すように、アドレス記録部分R2には、カメラ#1〜カメラ#4との機器名を有する行のそれぞれに、「192.168.0.1」〜「192.168.0.4」とのIPアドレスが記録されている。また、センサ#1との機器名を有する行に、「192.168.0.11」とのIPアドレスが記録されている。
さらに、外部記憶装置#1〜外部記憶装置#2との機器名を有する行に、それぞれ、「192.168.0.21」〜「192.168.0.22」とのIPアドレスが記録されている。
また、情報管理サーバ及び搬送管理サーバとの機器名を有する行に、それぞれ、「192.168.0.31」〜「192.168.0.32」とのIPアドレスが記録されている。

0058

すなわち、本実施形態の自動倉庫システム1においては、カメラCA1〜CA4には、それぞれ、「192.168.0.1」〜「192.168.0.4」とのIPアドレスが割り当てられ、センサSEには、「192.168.0.11」とのIPアドレスが割り当てられている。
また、第1外部記憶装置13a及び第2外部記憶装置13bには、それぞれ、「192.168.0.21」及び「192.168.0.22」とのIPアドレスが割り当てられ、情報管理サーバ17及び搬送管理サーバ15には、それぞれ、「192.168.0.31」及び「192.168.0.32」とのIPアドレスが割り当てられている。

0059

サブID記録部分R3は、機器が中継サーバ3にログインするためのログインID(サブID)を記録する。
第1機器リストEL1においては、図5Aに示すように、カメラ#1〜カメラ#4との機器名を有する行に、それぞれ、「cam001」〜「cam004」とのサブIDが記録され、センサ#1との機器名を有する行に「sen001」とのサブIDが記録されている。
すなわち、カメラCA1〜CA4は、「cam001」〜「cam004」との中継サーバ3にログインするためのID(サブID)を有し、センサSEは「sen001」とのサブIDを有する。

0060

サブタイプ記録部分R4は、ゲートウェイ装置に接続された機器の種別を表すユーザタイプ(サブタイプ)を記録する。
第1機器リストEL1においては、図5Aに示すように、カメラ#1〜カメラ#4との機器名を有する行に「camera」とのサブタイプが記録され、センサ#1との機器名を有する行に「sensor」とのサブタイプが記録されている。
すなわち、カメラCA1〜CA4は「camera」との共通のサブタイプを有し、センサSEは「sensor」とのサブタイプを有する。

0061

一方、第1機器リストEL1において、外部記憶装置#1、外部記憶装置#2、情報管理サーバ、及び、搬送管理サーバとの機器名を有する行には、サブID及びサブタイプが記録されていない。これは、自動倉庫システム1の第1外部記憶装置13a、第2外部記憶装置13b、搬送管理サーバ15、及び、情報管理サーバ17は、サブID及びサブタイプが割り当てられておらず、中継サーバ3にログインできないことを示している。

0062

状態記録部分R5は、機器リストに記録された各機器がゲートウェイ装置と通信可能な状態にあるか否かを記録する。
図5Aに示す第1機器リストEL1の例では、カメラ#3及びカメラ#4との機器名を有する行において「NG」と記録されている一方、その他の行においては「OK」と記録されている。すなわち、図5Aに示す第1機器リストEL1の例では、自動倉庫システム1のカメラCA3、CA4が第1ゲートウェイ装置19と通信可能となっていない。

0063

上記のデータ構成を有することにより、自動倉庫システム1のゲートウェイ装置が管理する機器リストは、自動倉庫システム1の機器が中継サーバ3にログインするためのサブID、当該機器の種別(サブタイプ)、及び、各機器とゲートウェイ装置との接続状態などを記録できる。また、この機器リストにより、ゲートウェイ装置間で通信セッションを確立した際に使用されるアドレスを管理できる。

0064

(5−2)保守拠点のゲートウェイ装置が管理する機器リストのデータ構成
次に、図5Bを用いて、保守拠点2のゲートウェイ装置にて管理される機器リストのデータ構成を、第2ゲートウェイ装置23が管理する第2機器リストEL2を例にとって説明する。図5Bは、保守拠点のゲートウェイ装置にて管理される機器リストのデータ構成の一例を示す図である。
第2機器リストEL2は、上記の第1機器リストEL1と同様、機器名記録部分R1と、アドレス記録部分R2と、サブID記録部分R3と、サブタイプ記録部分R4と、状態記録部分R5と、を有する。

0065

第2機器リストEL2の機器名記録部分R1は、ゲートウェイ装置に接続された保守端末の名称、すなわち、保守端末21aの名称(保守端末#1)と、保守端末21bの名称(保守端末#2)と、を記録する。
第2機器リストEL2のアドレス記録部分R2は、保守端末#1〜#2との機器名を有する行のそれぞれに、「172.28.0.2」〜「172.28.0.3」とのIPアドレスを記憶する。
すなわち、本実施形態の保守拠点2においては、保守端末21a、21bには、それぞれ、「172.28.0.2」、「172.28.0.3」とのIPアドレスが割り当てられている。

0066

図5Bに示すように、第2機器リストEL2のサブID記録部分R3には、第1機器リストEL1とは異なり、保守端末21a、21bのためのサブIDが記録されていない。これは、第2機器リストEL2に含まれる保守端末21a、21bが、中継サーバ3にログインできないことを示している。
保守端末21a、21bは中継サーバ3にログインできず、保守端末21a、21bのサブタイプを管理する必要がないので、第2機器リストEL2のサブタイプ記録部分R4にも情報が記録されていない。

0067

さらに、第2機器リストEL2の状態記録部分R5も、保守端末21a、21bが第2ゲートウェイ装置23と通信可能か否かの情報を記録していない。なぜなら、後述するように、保守端末21a、21bにて自動倉庫システム1の機器を管理する場合には、保守端末21a、21bから第2ゲートウェイ装置23にアクセスがあり、それにより、保守端末21a、21bが第2ゲートウェイ装置23と通信可能か否かを判断できるからである。

0068

上記のデータ構成を有することにより、機器リストは、ゲートウェイ装置に接続された機器が中継サーバ3にログインするためのサブID、当該機器の種別(サブタイプ)、及び、各機器とゲートウェイ装置との接続状態などを記録できる。また、ゲートウェイ装置間で通信セッションを確立した際に使用されるアドレスを管理できる。

0069

(5−3)ログイン可能機器リスト
次に、図6を用いて、中継サーバ3にて管理されるログイン可能機器リストEL3のデータ構成を説明する。図6は、ログイン可能機器リストのデータ構成の一例を示す図である。
ログイン可能機器リストEL3は、自動倉庫システム1に含まれるゲートウェイ装置により作成され、中継サーバ3に送信される。したがって、中継サーバ3にて管理されるログイン可能機器リストEL3のそれぞれは、当該ログイン可能機器リストEL3を作成したゲートウェイ装置のユーザIDと関連付けられる。
図6に示すログイン可能機器リストEL3は、自動倉庫システム1の第1ゲートウェイ装置19が作成し、中継サーバ3に送信したものである。

0070

ログイン可能機器リストEL3は、ゲートウェイ装置が管理する機器リストとは、サブIDを有しない機器の情報を記録しない点、及び、各機器のアドレス(IPアドレス)を記録しない点で異なる。
具体的には、図6に示すように、ログイン可能機器リストEL3は、機器名記録部分R1’と、サブID記録部分R2’と、サブタイプ記録部分R3’と、状態記録部分R4’と、を有する。

0071

機器名記録部分R1’、サブID記録部分R2’、サブタイプ記録部分R3’、及び、状態記録部分R4’は、それぞれ、機器リストの機器名記録部分R1、サブID記録部分R3、サブタイプ記録部分R4、及び、状態記録部分R5と同一内容を記録する。よって、ここでは詳細な説明を省略する。

0072

(6)通信システムにおけるゲートウェイ装置の動作
(6−1)通信システムの動作の概略
以下、本実施形態に係る通信システム100の動作を説明する。最初に、通信システム100の動作の概略について説明する。通信システム100に含まれる端末及び機器が互いに通信する場合には、当該端末及び機器間に通信セッションが確立される。
具体的には、ユーザ端末5の間でビデオチャット通信する場合には、中継サーバ3が当該ユーザ端末5間に通信セッションを確立し、その後、当該ユーザ端末5間でビデオチャット通信が開始される。

0073

また、自動倉庫システム1のカメラ及び/又はセンサにて得られたデータをユーザ端末5にて参照する場合には、中継サーバ3が、カメラ及び/又はセンサとユーザ端末5との間に通信セッションを確立する。この場合に、ユーザ端末5と通信セッションを確立しようとするカメラ及び/又はセンサが中継サーバ3にログインしていなければ、当該カメラ及び/又はセンサを接続するゲートウェイ装置が、中継サーバ3からのログイン要求信号を受信後に、当該カメラ及び/又はセンサを中継サーバ3にログインさせる。

0074

さらに、保守拠点2の保守端末を用いて自動倉庫システム1の各機器を保守する場合には、保守拠点のゲートウェイ装置と自動倉庫システム1のゲートウェイ装置との間で、通信セッションが確立される。

0075

上記のように、通信システム100の端末及び機器間で通信する場合、ゲートウェイ装置が動作する場合は、(i)自動倉庫システム1のカメラ及び/又はセンサとユーザ端末5との間に通信セッションを確立するとき、及び、(ii)ゲートウェイ装置間で通信セッションを確立するとき、である。

0076

(6−2)自動倉庫システムの機器とユーザ端末との間の通信セッション確立動作
したがって、まず、図7を用いて、自動倉庫システム1のカメラ及び/又はセンサとユーザ端末5との間に通信セッションを確立するときの動作を説明する。図7は、自動倉庫システムのカメラ及び/又はセンサとユーザ端末との間に通信セッションを確立する動作を示すフローチャートである。
図7に示すフローチャートの各処理は、ゲートウェイ装置のプロセッサ41とRAM42などが構成する制御部が、記憶装置45に記憶されたプログラムを実行することにより実行される。
また、以下では、中継サーバ3にログインしたユーザ端末5が、自動倉庫システム1のカメラCA1(サブID:cam001)と通信する場合を例にとって、ユーザ端末とカメラ/センサ間の通信セッションの確立処理を説明する。

0077

中継サーバ3にログインしたユーザ端末5が中継サーバ3にアクセスすると、中継サーバ3は、当該ユーザ端末5が接続可能なカメラ及び/又はセンサのサブID及びサブタイプを上記のログイン可能機器リストEL3から抽出し、デバイスリストとしてユーザ端末5に送信する。
デバイスリストを受信したユーザ端末5は、ディスプレイにそれを表示する。これにより、ユーザ端末5のユーザは、当該ユーザ端末5によりどの機器と通信できるかを確認できる。

0078

ユーザ端末5がカメラCA1と通信したい場合、ステップS11において、ユーザ端末5は、デバイスリストからカメラCA1のサブIDを選択し、当該サブIDを含む接続要求を中継サーバ3に送信する。
上記接続要求を受信した中継サーバ3は、ステップS12において、接続要求されたカメラCA1が中継サーバ3にログインしているか否かを判断する。具体的には、中継サーバ3は、接続要求に含まれる「cam001」とのサブIDを用いてログインがなされているか否かを判断する。

0079

「cam001」とのサブIDによりのログインがなされている場合(ステップS12において「Yes」の場合)、通信セッションの確立処理は、ステップS18に進む。
一方、当該サブIDにより中ログインがされていない場合(ステップS12において「No」の場合)、通信セッションの確立処理は、ステップS13に進む。

0080

ステップS13において、中継サーバ3は、「cam001」とのサブIDを有するカメラCA1が接続されたゲートウェイ装置を特定する。本実施形態では、カメラCA1が接続されたゲートウェイ装置として、第1ゲートウェイ装置19が特定される。
その後、ステップS14において、中継サーバ3は、特定した第1ゲートウェイ装置19に、カメラCA1に対して中継サーバ3へのログインを促すログイン要求信号を送信する。なお、このログイン要求信号には、接続要求がされた機器(カメラCA1)のサブID(cam001)が含まれている。これにより、第1ゲートウェイ装置19は、接続されたどの機器にログインを促すべきかを判断できる。

0081

上記のログイン要求信号を受信した第1ゲートウェイ装置19は、ステップS15において、ログイン要求信号に含まれるサブIDから、接続要求がされている機器がカメラCA1であることを特定する。その後、第1ゲートウェイ装置19は、特定したカメラCA1に対して、中継サーバ3にログインするよう指令するログイン指令信号を送信する。
なお、第1ゲートウェイ装置19が記憶する第1機器リストEL1の状態記録部分R5においてカメラCA1に対応する行が「NG」となっている場合、すなわち、カメラCA1が第1ゲートウェイ装置19と通信可能となっていない場合には、第1ゲートウェイ装置19は、例えば、「Wake On LAN」機能などにより、カメラCA1の起動を試みてもよい。そして、カメラCA1と通信可能となった後に、ログイン指令信号をカメラCA1に送信してもよい。
また、カメラCA1が起動して第1ゲートウェイ装置19と通信可能となったときに、第1ゲートウェイ装置19は、状態記録部分R5のカメラCA1に対応する行を「NG」から「OK」に変更して、第1機器リストEL1を更新する。

0082

ログイン指令信号を受信したカメラCA1は、ステップS16において、カメラCA1のサブID(cam001)及び中継サーバ3にログインするためのパスワードを、中継サーバ3に送信する。
上記サブID及びパスワードを受信した中継サーバ3は、ステップS17において、カメラCA1を「cam001」とのサブIDにてログインさせる処理を実行する。
カメラCA1のログインに成功後、又は、上記のステップS12においてカメラCA1がすでにログインしていると判断された場合、中継サーバ3は、ステップS18において、ユーザ端末5とカメラCA1との間に、通信セッションを確立する。

0083

上記のステップS11〜S18を実行することにより、自動倉庫システム1の機器とユーザ端末5との間の通信が中継サーバ3により中継される場合に、自動倉庫システム1のゲートウェイ装置(第1ゲートウェイ装置19)は、ログイン要求信号を受信したときに、特定された機器(上記の例ではカメラCA1)を中継サーバ3にログインさせることができる。

0084

(6−3)ゲートウェイ装置間の通信セッション確立動作
次に、ゲートウェイ装置間の通信セッションの確立処理について、図8を用いて説明する。図8は、ゲートウェイ装置間の通信セッションの確立処理を示すフローチャートである。
以下では、保守拠点2の第2ゲートウェイ装置23から、自動倉庫システム1の第1ゲートウェイ装置19に対して接続要求があった場合において、第1ゲートウェイ装置19と第2ゲートウェイ装置23との間で通信セッションを確立する場合を例にとって、ゲートウェイ装置間の通信セッションの確立処理を説明する。

0085

例えば、保守端末21aにて、自動倉庫システム1の保守アプリケーションが実行され、当該保守アプリケーションから第2ゲートウェイ装置23に、自動倉庫システム1のゲートウェイ装置への接続要求がされる。
その後、ステップS201において、第2ゲートウェイ装置23は、中継サーバ3に対して、第2ゲートウェイ装置23が接続可能な他のゲートウェイ装置のデバイスリストの送信要求を送信する。

0086

上記送信要求を受信した中継サーバ3は、ステップS202において、第2ゲートウェイ装置23のためのデバイスリストを作成し、第2ゲートウェイ装置23に送信する。
デバイスリストを受信した第2ゲートウェイ装置23は、ステップS203において、当該デバイスリストを保守端末21aに転送する。これにより、保守端末21aにおいて、第2ゲートウェイ装置23が接続可能な他のゲートウェイ装置のリストが表示される。
保守端末21aのユーザが、デバイスリストから第1ゲートウェイ装置19のユーザIDを接続先として選択すると、ステップS204において、当該保守端末21aは、第2ゲートウェイ装置23に対して、このユーザIDを情報に含んだ接続要求を送信する。

0087

上記接続要求を受信した第2ゲートウェイ装置23は、ステップS205において、当該接続要求を中継サーバ3に送信する。
この接続要求を受信した中継サーバ3は、ステップS206において、接続要求先に含まれるユーザIDから第1ゲートウェイ装置19を特定し、当該接続要求を第1ゲートウェイ装置19に送信する。

0088

上記の接続要求を受信した第1ゲートウェイ装置19は、ステップS207において、当該接続要求を受け入れるか否かを決定する。接続要求を受け入れないと決定した場合(ステップS207において「No」の場合)、第1ゲートウェイ装置19と第2ゲートウェイ装置23との間に通信セッションを確立することなく、通信セッションの確立処理は終了する。
一方、接続要求を受け入れると決定した場合(ステップS207において「Yes」の場合)、ステップS208において、第1ゲートウェイ装置19は、接続要求を受け入れる旨の通知を、第2ゲートウェイ装置23に送信する。

0089

上記通知を受信した第2ゲートウェイ装置23は、ステップS209において、自身が保有している第2機器リストEL2を、第1ゲートウェイ装置19に送信する。
一方、第1ゲートウェイ装置19は、ステップS210において、自身が保有している第1機器リストEL1を、第2ゲートウェイ装置23に送信する。このとき、第2ゲートウェイ装置23は、受信した第1機器リストEL1を、保守端末21aに送信してもよい。
以上のステップS209〜S210を実行することにより、第1ゲートウェイ装置19と第2ゲートウェイ装置23は、機器リストを交換できる。

0090

機器リストの交換後、ステップS211において、第1ゲートウェイ装置19と第2ゲートウェイ装置23との間で通信セッション(例えば、VPN(Virtual Private Network)セッション)が確立される。
上記のように第1ゲートウェイ装置19と第2ゲートウェイ装置23との間で通信セッションを確立することにより、保守端末21aは、第2ゲートウェイ装置23と第1ゲートウェイ装置19とを介して、第1ゲートウェイ装置19に接続された全ての機器にアクセスできる。

0091

すなわち、保守端末21aは、自動倉庫システム1のカメラCA1〜CA4及びセンサSEだけでなく、第1外部記憶装置13a、第2外部記憶装置13b、搬送管理サーバ15、及び、情報管理サーバ17へもアクセスできる。
さらに言い換えると、中継サーバ3へログインできない保守端末21aが、自動倉庫システム1の中継サーバ3へログイン可能な機器だけでなく、中継サーバ3へログインできない機器にもアクセスできる。

0092

また、第1ゲートウェイ装置19と第2ゲートウェイ装置23は、通信セッションを確立するに際し、それぞれが有する機器リストを相互に交換している。これにより、第2ゲートウェイ装置23は、第1ゲートウェイ装置19に接続される機器のIPアドレスを知ることができる。また、第1ゲートウェイ装置19は、第2ゲートウェイ装置23の保守端末21a、21bのIPアドレスを知ることができる。
その結果、保守端末21a及び自動倉庫システム1の各機器は、第1ゲートウェイ装置19及び第2ゲートウェイ装置23が知っているIPアドレスを用いて、互いに通信できる。

0093

具体的には、第1ゲートウェイ装置19において、第1機器リストEL1に含まれるIPアドレスを宛先としたデータを、第2ゲートウェイ装置23から受信したときには、制御部は、当該アドレスを割り当てられた機器に、受信したデータを転送する。
例えば、「192.168.0.21」とのIPアドレスを宛先としたデータを保守端末21aから受信すると、第2ゲートウェイ装置23は、「192.168.0.21」とのIPアドレスを宛先として、受信したデータを第1ゲートウェイ装置19に転送する。このとき、当該データには、送信元として保守端末21aのIPアドレス(172.28.0.2)も含まれる。

0094

上記データを受信した第1ゲートウェイ装置19は、「192.168.0.21」とのIPアドレスから、受信データの宛先を第1外部記憶装置13aと特定し、受信データを第1外部記憶装置13aへ送信する。
上記データを受信した第1外部記憶装置13aは、データの送信元に応答を送信するときには、送信元のアドレスである「172.28.0.2」とのIPアドレスを宛先として、応答を第1ゲートウェイ装置19に送信する。これにより、当該応答は、第1ゲートウェイ装置19及び第2ゲートウェイ装置23を介して、保守端末21aへと送信される。

0095

(6−4)ゲートウェイ装置が実行する他の処理
(6−4−1)ログイン可能機器リストの作成と送信処理
本実施形態のゲートウェイ装置は、中継サーバ3からの指令に従い、自身が接続する機器を中継サーバ3にログインさせる処理、及び、他のゲートウェイ装置との間に通信セッションを確立する処理を実行するだけでなく、(i)ログイン可能機器リストEL3の作成と送信、及び、(ii)自身に接続された各機器の接続状態の監視、を実行し必要に応じて中継サーバ3と通信する。
以下、これらの処理におけるゲートウェイ装置の動作について説明する。まず、図9を用いて、ログイン可能機器リストEL3の作成と送信処理について説明する。図9は、ログイン可能機器リストの作成と送信処理を示すフローチャートである。
この処理は、例えば、ゲートウェイ装置が通信システム100に初めて導入されたとき、ゲートウェイ装置に接続される機器が除去又は追加されたときに実行される。

0096

ログイン可能機器リストの作成と送信処理を開始すると、ステップS31において、ゲートウェイ装置は、自身にサブIDを有する機器が接続されているか否かを判断する。
具体的には、ゲートウェイ装置は、自身が管理する機器リストを参照し、サブID記録部分R3に情報が記録された機器が存在するか否かにより、サブIDを有する機器が接続されているか否かを判断する。

0097

本実施形態の第2ゲートウェイ装置23のように、自身にサブIDを有する機器が接続されていないと判断した場合(ステップS31において「No」の場合)、ゲートウェイ装置は、ログイン可能機器リストEL3を作成することなく、ログイン可能機器リストEL3の作成と送信処理を終了する。
一方、本実施形態の第1ゲートウェイ装置19のように、自身にサブIDを有する機器が接続されていると判断した場合(ステップS31において「Yes」の場合)、ログイン可能機器リストEL3の作成と送信処理は、ステップS32に進む。このように、ログイン可能機器リストEL3の作成と送信は、サブIDを有する機器が接続されたゲートウェイ装置において実質的に実行されているので、以下では、第1ゲートウェイ装置19における当該処理の実行を例にとって説明する。

0098

ステップS32において、第1ゲートウェイ装置19は、自身が管理する第1機器リストEL1から、サブIDを有する機器のアドレス記録部分R2以外の部分に記載の情報を抽出し、図6に示すようなログイン可能機器リストEL3を作成する。
その後、ステップS33において、第1ゲートウェイ装置19は、作成したログイン可能機器リストEL3を、中継サーバ3に送信する。

0099

上記のステップS31〜S33を実行することにより、ゲートウェイ装置は、自身に接続されているサブIDを有する機器(例えば、自動倉庫システム1のカメラ/センサなど)についての情報を、中継サーバ3に通知できる。

0100

(6−4−2)機器の接続状態の監視処理
以下、図10を用いて、ゲートウェイ装置に接続された各機器の接続状態の監視処理におけるゲートウェイ装置の処理について説明する。図10は、機器の接続状態の監視処理を示すフローチャートである。
この処理は、例えば、所定の時間毎に定期的に実行される。また、上記のように、本実施形態において、保守拠点2の保守端末21a、21bの接続状態は監視されていない。したがって、以下では、自動倉庫システム1の第1ゲートウェイ装置19における、各機器の接続状態の監視処理を例にとって説明する。

0101

接続状態の監視を開始すると、ステップS41において、第1ゲートウェイ装置19は、第1機器リストEL1を参照して、接続状態の監視を行う機器のIPアドレスを特定する。
次に、ステップS42において、第1ゲートウェイ装置19は、当該特定したIPアドレスに、接続確認のための信号(例えば、ping信号)を送信する。

0102

接続確認のための信号を送信後、所定の時間経過後のステップS43において、第1ゲートウェイ装置19は、接続確認の信号を送信した機器の接続状態が変化したか否かを確認する。
具体的には、接続確認のための信号に対する応答が機器からあった場合において、第1機器リストEL1の状態記録部分R5の当該機器に対応する行の記載が「NG」となっていたとき、すなわち、当該機器が前回の監視時には第1ゲートウェイ装置19と通信可能でなかったとき、第1ゲートウェイ装置19は当該機器の接続状態が変化したと判断する。
逆に、接続確認のための信号に対する応答が機器からなかった場合において、第1機器リストEL1の状態記録部分R5の当該機器に対応する行の記載が「OK」となっていたとき、すなわち、当該機器が前回の監視時には第1ゲートウェイ装置19と通信可能となっていたときも、第1ゲートウェイ装置19は当該機器の接続状態が変化したと判断する。

0103

接続確認の信号を送信した機器の接続状態が変化したと判断した場合(ステップS43において「Yes」の場合)、接続状態の監視処理は、ステップS44に進む。
一方、接続確認の信号を送信した機器の接続状態が変化していないと判断した場合(ステップS43において「No」の場合)、接続状態の監視処理は、ステップS45に進む。

0104

ステップS44において、第1ゲートウェイ装置19は、第1機器リストEL1の状態記録部分R5の接続状態が変化した機器に対応する行の記載を「NG」から「OK」へ又はその逆に変更する。これにより、機器の最新の接続状態を第1機器リストEL1に反映できる。

0105

接続確認のための信号を送信した機器について、接続状態の変化と当該変化の第1機器リストEL1への反映とを実行後、第1機器リストEL1に記録された全ての機器に対して接続状態の変化を確認していない場合(ステップS45において「No」の場合)、機器の接続状態の監視処理は、ステップS41に戻る。
これにより、第1機器リストEL1に記録された全ての機器について接続状態を確認するまで、上記のステップS41〜S44が繰り返し実行される。

0106

第1機器リストEL1に記録された全ての機器に対して接続状態の変化を確認後、第1機器リストEL1に記録されたサブIDを有する機器の接続状態が変化していた場合(ステップS46において「Yes」の場合)、第1ゲートウェイ装置19は、ステップS47において、接続状態が変化した機器のサブIDを第1機器リストEL1から抽出し、当該抽出したサブIDのリストを中継サーバ3に送信する。

0107

上記のステップS41〜S47を実行することにより、第1ゲートウェイ装置19は、ネットワークインタフェース44に接続された機器の接続状態を監視し、機器の接続状態に変化があった場合には、当該接続状態の変化を中継サーバ3に通知できる。

0108

中継サーバ3は、接続状態が変化したサブIDのリストを受信すると、自身が管理しているログイン可能機器リストEL3の状態記録部分R4’の対応する行の記載を変更する。これにより、中継サーバ3は、各ゲートウェイ装置に接続されている機器の最新の接続状態を、自身が管理するログイン可能機器リストEL3に反映できる。

0109

2.実施形態の共通事項
上記第1実施形態は、下記の構成及び機能を有している。
ゲートウェイ装置(例えば、第1ゲートウェイ装置19、第2ゲートウェイ装置23)は、ネットワークインタフェース(例えば、ネットワークインタフェース44)と、記憶装置(例えば、記憶装置45)と、制御部と、を備える。ネットワークインタフェースは、機器(例えば、カメラCA1〜CA4及び/又はセンサSE)を接続し、当該機器及び外部との通信を行う。記憶装置は、アドレス情報(例えば、第1機器リストEL1、第2機器リストEL2)を記憶する。アドレス情報では、機器の機器ID(例えば、サブID)と、当該機器に割り当てられたアドレスと、が関連付けて記憶されている。

0110

ネットワークインタフェースを介して、機器IDにより特定された機器への接続要求が第1外部端末(例えば、ユーザ端末5)からあったときには、制御部は、当該機器に接続要求を送信する処理を実行する。
一方、ネットワークインタフェースを介して、自身(例えば、第1ゲートウェイ装置19)への接続要求が第2外部端末(例えば、第2ゲートウェイ装置23)からあったときには、制御部は、当該第2外部端末との間でアドレス情報を交換する処理を実行する。当該アドレス情報に含まれるアドレスを宛先としたデータを第2外部端末から受信したときには、制御部は、当該アドレスを割り当てられた機器に、受信したデータを転送する処理を実行する。

0111

上記のゲートウェイ装置は、ネットワークインタフェースを介して機器IDにより特定された機器への接続要求が第1外部端末からあったときには、当該機器に接続要求を送信する。これにより、ゲートウェイ装置のネットワークインタフェースに接続された機器と、接続要求をした外部端末との間でデータを直接送受信できる。

0112

一方、ネットワークインタフェースを介して、ゲートウェイ装置自身への接続要求が第2外部端末からあったときには、ゲートウェイ装置は、当該第2外部端末との間でアドレス情報を交換する。これにより、当該第2外部端末は、ゲートウェイ装置に接続された機器のアドレスを知ることができる。その結果、第2外部端末は、当該アドレス情報に含まれるアドレスにより、ゲートウェイ装置に接続された機器と通信できる。

0113

アドレス情報を交換後に、第2外部端末がアドレス情報に含まれるアドレスを宛先としたデータをゲートウェイ装置に送信したとき、当該データを受信したゲートウェイ装置は、宛先であるアドレスを割り当てられた機器に、受信したデータを転送する。これにより、ゲートウェイ装置に接続要求をした場合にも、ゲートウェイ装置のネットワークインタフェースに接続された機器と、当該接続要求をした第2外部端末との間でデータを送受信できる。

0114

3.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
上記の第1実施形態においてフローチャートなどを用いて説明した各処理において、各ステップの処理の内容、各ステップの順番、などは、発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。

0115

(A)第1実施形態においては、1の自動倉庫システム1又は保守拠点2に対して、1台のゲートウェイ装置が設けられていたが、これに限られない。1の自動倉庫システム1又は保守拠点2に対して複数のゲートウェイ装置が設けられてもよい。ゲートウェイ装置の数は、例えば、自動倉庫システム1に設けられるカメラ及び/又はセンサの数、自動倉庫システム1の管理サーバの数、及び/又は保守拠点2の保守端末の数などに応じた任意の数とできる。

0116

(B)例えば、ファイヤーウォールの設定上ゲートウェイ装置同士で通信ができない場合などに、これら2つのゲートウェイ装置間の通信セッションを、中継サーバ3を介して確立してもよい。この場合、中継サーバ3は、当該2つのゲートウェイ装置に対して、当該2つのゲートウェイ装置間のデータの送受信を中継してもよい。

0117

4.付記事項
ユーザ端末と、機器を接続するゲートウェイ装置と、前記ユーザ端末と前記機器との間の通信を中継する中継サーバと、を備える通信システムであって、
前記ゲートウェイ装置は、
前記機器を接続し、前記機器及び外部との通信を行うネットワークインタフェースと、
前記機器の機器IDと、当該機器に割り当てられたアドレスと、を関連付けて記憶したアドレス情報を記憶する記憶装置と、
前記ネットワークインタフェースを介して、前記機器IDにより特定された前記機器への接続要求が第1外部端末からあったときには、当該機器に前記接続要求を送信し、
前記ネットワークインタフェースを介して、自身への接続要求が第2外部端末からあったときには、当該第2外部端末との間で前記アドレス情報を交換し、前記アドレス情報に含まれるアドレスを宛先としたデータを前記第2外部端末から受信したときには、当該アドレスを割り当てられた前記機器に受信したデータを転送する、
処理を実行する制御部と、を備える、
通信システム。

0118

本発明は、システムに含まれる機器間の通信を中継する中継サーバに広く適用できる。

0119

100通信システム
1自動倉庫システム
11自動倉庫
13a 第1外部記憶装置
13b 第2外部記憶装置
15搬送管理サーバ
17情報管理サーバ
19 第1ゲートウェイ装置
SH1 第1スイッチングハブ
SH2 第2スイッチングハブ
CA1〜CA4カメラ
SEセンサ
2保守拠点
21a、21b保守端末
23 第2ゲートウェイ装置
3中継サーバ
5ユーザ端末
41プロセッサ
42 RAM
43 ROM
44ネットワークインタフェース
45記憶装置
EL1 第1機器リスト
EL2 第2機器リスト
R1機器名記録部分
R2アドレス記録部分
R3 サブID記録部分
R4サブタイプ記録部分
R5状態記録部分
EL3ログイン可能機器リスト
R1' 機器名記録部分
R2' サブID記録部分
R3' サブタイプ記録部分
R4' 状態記録部分

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