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技術 目的地の提案システム、提案装置及び提案方法

出願人 日産自動車株式会社ルノーエス.ア.エス.
発明者 梶原晋吾三好健宏渡辺省吾藤田和正藤本博也
出願日 2018年12月5日 (2年11ヶ月経過) 出願番号 2019-561378
公開日 2021年2月12日 (9ヶ月経過) 公開番号 WO2019-130057
状態 特許登録済
技術分野 検索装置
主要キーワード 戻り時刻 提案装置 体験情報 待機ステーション 輸送費用 自分一人 タクシー代 所定閾値未満
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題・解決手段

複数のユーザ(A〜E)それぞれの端末機(2)から、当該ユーザが希望する体験に関する体験情報を、電気通信回線網(3)を介してサーバ(1)にて受け付け、前記サーバにおいて、前記各ユーザの体験情報に対し、類似度所定閾値以上の体験情報を送信したユーザを抽出して一つのコミュニティを生成し、前記サーバにおいて、予め体験情報と目的地とを関連付けて記憶したデータベース(17)を用いて、前記類似度が所定閾値以上の体験情報に関連付けられた目的地(5)を抽出し、前記サーバから、前記電気通信回線網を介して、前記一つのコミュニティを構成する各ユーザの端末機へ前記目的地を送信する。

概要

背景

出発地及び目的地の指定を含む乗車要求を受信し、同一車両によって複数種類乗車形態での乗車便を提供可能な車両ごとに、当該車両に対して割り当てられたスケジュール及び当該スケジュールの乗車形態の種類を示す情報を参照して、前記複数種類の乗車形態に係る実現可能な乗車便を生成し、生成された実現可能な乗車便群の部分集合の中で所定条件を満たす部分集合ごとに、当該部分集合を構成する各乗車便の選択確率を算出し、算出された選択確率に基づいて、前記所定条件を満たす部分集合の中から、前記乗車要求に対して提示する部分集合を選択する輸送サービス予約方法が知られている(特許文献1)。

概要

複数のユーザ(A〜E)それぞれの端末機(2)から、当該ユーザが希望する体験に関する体験情報を、電気通信回線網(3)を介してサーバ(1)にて受け付け、前記サーバにおいて、前記各ユーザの体験情報に対し、類似度所定閾値以上の体験情報を送信したユーザを抽出して一つのコミュニティを生成し、前記サーバにおいて、予め体験情報と目的地とを関連付けて記憶したデータベース(17)を用いて、前記類似度が所定閾値以上の体験情報に関連付けられた目的地(5)を抽出し、前記サーバから、前記電気通信回線網を介して、前記一つのコミュニティを構成する各ユーザの端末機へ前記目的地を送信する。

目的

本発明が解決しようとする課題は、どこかに行って特定の体験をしたいユーザに有用なサービスが提供できる目的地の提案システム提案装置及び提案方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

サーバと、複数のユーザそれぞれが所持する端末機とを含む目的地提案システムであって、前記端末機は、当該ユーザが希望する体験に関する体験情報を、電気通信回線網を介して前記サーバへ送信する体験情報送信部を備え、前記サーバは、前記ユーザそれぞれの端末機からの前記体験情報を、前記電気通信回線網を介して受け付ける希望体験受付部と、各ユーザの体験情報に対し、類似度所定閾値以上の体験情報を送信したユーザを抽出して一つのコミュニティを生成するコミュニティ生成部と、予め体験情報と目的地とを関連付けて記憶したデータベースを用いて、前記類似度が所定閾値以上の体験情報に関連付けられた目的地を抽出する目的地抽出部と、前記電気通信回線網を介して、前記一つのコミュニティを構成する各ユーザの端末機へ前記目的地を送信する目的地送信部と、を備える目的地の提案システム。

請求項2

前記サーバは、複数のユーザそれぞれの端末機から、前記体験情報に加えて、当該端末機の位置情報を受け付け、前記サーバにおいて、前記体験情報の類似度及び前記位置情報に基づいて、前記データベースから目的地を抽出する請求項1に記載の目的地の提案システム。

請求項3

前記サーバは、複数のユーザそれぞれの端末機から、前記体験情報及び前記端末機の位置情報に加えて、前記各ユーザが希望する行き先範囲に関する情報を受け付け、前記サーバにおいて、前記体験情報の類似度、前記位置情報及び前記行き先の範囲の情報に基づいて、前記データベースから目的地を抽出する請求項2に記載の目的地の提案システム。

請求項4

前記サーバは、複数のユーザそれぞれの端末機から、前記体験情報及び前記端末機の位置情報に加えて、前記各ユーザが希望する利用時間帯に関する情報を受け付け、前記サーバにおいて、前記体験情報の類似度、前記位置情報及び前記利用時間帯に関する情報に基づいて、前記データベースから目的地を抽出する請求項2に記載の目的地の提案システム。

請求項5

前記サーバは、複数のユーザそれぞれの端末機から、前記体験情報に加えて、前記ユーザの性別年齢その他のユーザ属性情報を受け付け、前記サーバにおいて、前記体験情報及び前記ユーザの属性情報に対し、類似度が所定閾値以上の体験情報を送信したユーザであって、類似度が所定閾値以上の属性情報を送信したユーザを抽出して一つのコミュニティを生成する請求項1に記載の目的地の提案システム。

請求項6

前記サーバは、前記目的地を送信した前記端末機から、提案を承諾する旨の承諾情報又は承諾しない旨の不承諾情報を、前記電気通信回線網を介して受け付け、前記サーバにおいて、前記承諾情報を送信した端末機の位置情報に基づいて、輸送サービス用車両の走行ルートと、前記承諾情報を送信した端末機の各位置に到着する時間と、前記目的地に到着する時間とを含む配車スケジュールを生成し、前記サーバから、前記輸送サービス用車両及び前記承諾情報を送信した端末機に、前記配車スケジュールを送信する請求項2に記載の目的地の提案システム。

請求項7

複数のユーザそれぞれの端末機から、当該ユーザが希望する体験に関する体験情報を、電気通信回線網を介して受け付ける希望体験受付部と、各ユーザの体験情報に対し、類似度が所定閾値以上の体験情報を送信したユーザを抽出して一つのコミュニティを生成するコミュニティ生成部と、予め体験情報と目的地とを関連付けて記憶したデータベースを用いて、前記類似度が所定閾値以上の体験情報に関連付けられた目的地を抽出する目的地抽出部と、前記電気通信回線網を介して、前記一つのコミュニティを構成する各ユーザの端末機へ前記目的地を送信する目的地送信部と、を備える目的地の提案装置

請求項8

複数のユーザそれぞれの端末機から、当該ユーザが希望する体験に関する体験情報を、電気通信回線網を介してサーバにて受け付け、前記サーバにおいて、前記各ユーザの体験情報に対し、類似度が所定閾値以上の体験情報を送信したユーザを抽出して一つのコミュニティを生成し、前記サーバにおいて、予め体験情報と目的地とを関連付けて記憶したデータベースを用いて、前記類似度が所定閾値以上の体験情報に関連付けられた目的地を抽出し、前記サーバから、前記電気通信回線網を介して、前記一つのコミュニティを構成する各ユーザの端末機へ前記目的地を送信する目的地の提案方法

技術分野

0001

本発明は、目的地提案システム提案装置及び提案方法に関するものである。

背景技術

0002

出発地及び目的地の指定を含む乗車要求を受信し、同一車両によって複数種類乗車形態での乗車便を提供可能な車両ごとに、当該車両に対して割り当てられたスケジュール及び当該スケジュールの乗車形態の種類を示す情報を参照して、前記複数種類の乗車形態に係る実現可能な乗車便を生成し、生成された実現可能な乗車便群の部分集合の中で所定条件を満たす部分集合ごとに、当該部分集合を構成する各乗車便の選択確率を算出し、算出された選択確率に基づいて、前記所定条件を満たす部分集合の中から、前記乗車要求に対して提示する部分集合を選択する輸送サービス予約方法が知られている(特許文献1)。

先行技術

0003

特開2014−238831号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記従来の輸送サービス予約方法は、ユーザの目的地が既に決まっていることを前提にしたものであるため、漠然とどこかに行って特定の体験をしたいといったユーザには不向きである。

0005

本発明が解決しようとする課題は、どこかに行って特定の体験をしたいユーザに有用なサービスが提供できる目的地の提案システム、提案装置及び提案方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、複数のユーザそれぞれの端末機から、当該ユーザが希望する体験に関する体験情報受け付け、各ユーザの体験情報に対し、類似度所定閾値以上の体験情報を送信したユーザを抽出して一つのコミュニティを生成し、予め体験情報と目的地とを関連付けて記憶したデータベースを用いて、前記類似度が所定閾値以上の体験情報に関連付けられた目的地を抽出し、前記一つのコミュニティを構成する各ユーザの端末機へ前記目的地を送信することによって、上記課題を解決する。

発明の効果

0007

本発明によれば、ユーザが希望する体験のうち類似度が高いユーザの集団を抽出して一つのコミュニティを生成するとともに、当該体験に関連付けられた目的地を抽出し、このコミュニティを構成するユーザへ当該目的地を提案するので、どこかに行って特定の体験をしたいといった漠然としたニーズを有するユーザに対し、有用なサービスを提供することができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明に係る目的地の提案システムの一実施の形態を示すブロック図である。図1の目的地の提案システムにて実行される情報処理手順を示すフローチャートである。図1のコミュニティ生成部にて生成される希望体験リストの一例を示す図である。図1の目的地提案部にて実行される目的地候補検索結果の一例を示す図である。図1の目的地提案部からユーザの端末機に送信される提案情報の一例を示す図である。図1配車スケジュール生成部にて生成される配車スケジュールの一例を示す図である。図1自動運転制御部から輸送サービス用車両(自動運転車)に送信された配車スケジュールに基づいた走行ルートの一例を示す図である。

実施例

0009

以下、本発明に係る目的地の提案システムの一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る目的地の提案システムを示すブロック図であり、本実施形態のシステムは、サーバ1と、複数のユーザの端末機2と、電気通信回線網を構成するネットワーク3と、一又は複数の輸送サービス用車両4とを含む。本実施形態のシステムは、特定の目的地(行先)は決まっていないが、漠然とした希望体験を有するユーザが、その希望する体験に関する情報をサーバ1に送信することで、サーバ1が同じような体験を希望する他のユーザを抽出し、これらのユーザを一つのコミュニティとして集約したうえで、その希望する体験に最もマッチした目的地をデータベースから抽出してコミュニティを構成するユーザ達に当該目的地を提案するものである。そして、輸送サービス用車両を配車し、この提案を承諾したユーザ達の位置を経由しながら搭乗させて目的地まで輸送するサービスを提供するものである。

0010

特に限定されるものではないが、本発明の理解を容易にするためにその一例を挙げると、不慣れ土地にやって来た旅行者Aが、次の予定まで数時間あり、その間に御当地グルメを食したい、その中でも特にお好み焼きを食べたいと思った場合に、従来であればスマートフォンなどの端末機を用いてグルメサイトでお好み焼きのおすす店舗を検索し、そこまでタクシーなどを使って移動するのが一般的である。しかしながら、従来のグルメサイトを使った店舗の検索では、場所と店舗名は表示されても、自分一人でその店舗まで行かなければならず、タクシー代は安くないし、廉価なバスを使うにしても不慣れな土地だけに行き方が分からないことが多い。また、そこまで行って帰るまでにどのくらいの時間がかかるのかも、ナビゲーションサイトなど、別の検索サイトを使わないと分からないため、非常に不便である。そのため、本実施形態のシステムでは、同じようにお好み焼きを食べたいと考えているユーザを集約し、予め記憶しておいたお勧めのお好み焼きの店舗を抽出するとともに、これら複数のユーザの現在位置に輸送サービス用車両を配車しながら搭乗させていき、目的とするお好み焼き店舗まで輸送する。

0011

本実施形態に係る「希望する体験」とは、ユーザ自身が経験したい事柄を意味し、上述した例でいえば「食事がしたい」、その中でも「お好み焼きを食べたい」という体験である。この種の食事をしたいという体験の他にも、観光地へ行きたい、買い物がしたい、映画を見たい、スポーツ観戦したい、病院へ行きたい、といったジャンルがあり、本実施形態のシステムでは、こうした多種の体験が含まれる。

0012

本実施形態のサーバ1は、ハードウェア及びソフトウェアを備えたコンピュータにより構成され、プログラムを格納したROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)とから構成されている。なお、動作回路としては、CPU(Central Processing Unit)に代えて又はこれとともに、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いることができる。そして、図1に示すように、希望体験受付部11と、コミュニティ生成部12と、目的地提案部13と、配車スケジュール生成部14と、自動運転制御部15とは、ROMに確立されたソフトウェアによって、後述する各機能を実現する。また、記憶ユニットとして、利用者情報記憶部16と、体験・場所情報記憶部17と、車両情報記憶部18とを備え、これらに記憶された情報を利用しながら、上述した希望体験受付部11と、コミュニティ生成部12と、目的地提案部13と、配車スケジュール生成部14と、自動運転制御部15とが、ROMに確立されたソフトウェアによって、後述する各機能を実現する。

0013

本実施形態のシステムの前提として、ユーザとなり得る複数の人間は、日常的に携帯又は使用する端末機2をそれぞれ所有する。この種の端末機2としては、スマートフォン、携帯電話機、可搬コンピュータなどを用いることができる。本実施形態の端末機2は、コンピュータ機能を備え、後述するデータを入力するための入力部と、入力したデータをサーバ1の希望体験受付部11に送信するための通信機能と、端末機2の現在位置を検出するGPS受信機などの位置検出機能と、を備える。そして、各端末機2は、自己のIDと、現在位置と、入力データとを、インターネットその他のネットワーク3(無線通信回線網)を介してサーバ1の希望体験受付部11に送信する。本実施形態の端末機2に入力される各種情報の具体例については後述する。

0014

輸送サービス用車両4は、ナビゲーション装置が搭載されて人間が運転する一般的な自動車、ナビゲーション装置が搭載されるとともに走行制御速度制御操舵制御)を自動制御する機能を備える自動車であって人間が運転する自動車、又はナビゲーション装置が搭載されるとともに走行制御(速度制御と操舵制御)を自動制御する自動車であって無人で運転する自動車のいずれをも用いることができる。以下の実施形態では、道路交通法規が許すものとして、現在地から、経由地及び目的地5の位置情報(たとえば緯度経度)と走行ルートに関するノード情報を入力することで、走行環境カメラなどで検出しながら自動で発進、速度制御、停止、右左折などの速度制御と操舵制御を実行し、経由地でユーザを搭乗させつつ目的地5へ輸送する無人自動運転車を例に挙げて説明する。こうした輸送サービス用車両4は、複数台用意され、複数に用意された待機ステーションにて待機するか、又は所定の走行ルートを回遊しながらサーバ1からの走行指令を待機するものとする。

0015

次にサーバ1における構成を説明する。希望体験受付部11は、所定の時間間隔(たとえば100msec)で、複数のユーザがそれぞれ携帯する端末機2から送信される情報を、ネットワーク3を介して受け付ける。図3は、サーバ1のコミュニティ生成部12にて生成される希望体験リストの一例を示す図である。端末機2から送信される情報としては、図3に示すように、その端末機2を所有するユーザのIDに加えて、希望する体験に関する情報として、ジャンル、そのジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験情報、行先の範囲、乗車位置降車位置、希望する体験の希望時間帯、降車位置への戻り時間、希望予算などである。

0016

ユーザのIDには、たとえば、氏名、住所性別年代(又は年齢)、出身国、趣味などが含まれ、各ユーザは、本実施形態のシステムを利用する前にシステムにアクセスして予めこれらの情報登録し、本実施形態のシステムは、この登録された各ユーザの情報を、サーバ1の利用者情報記憶部16に記憶する。本実施形態のシステムに登録したユーザが、当該システムを利用する場合には、端末機2にインストールされた本実施形態のシステムの実行プログラムアプリケーションソフトウェアなど)を立ち上げ、予め付与されたIDを入力することでサーバ1に繋がる。サーバ1の利用者情報記憶部16には、各ユーザのIDに関連付けたかたちで、事前に登録された氏名、住所、性別、年代(又は年齢)、出身国、趣味などの属性情報が記憶され、特定のユーザが自分のIDを用いてサーバ1にアクセスすると、サーバ1は利用者情報記憶部16に記憶されたこれらの属性情報を認識できるようになっている。

0017

図示は省略するが、ユーザが端末機2を用いてサーバ1にアクセスすると、当該ユーザの端末機2には、上述した希望する体験に関する情報として、ジャンル、そのジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験情報、行先の範囲、乗車位置、降車位置、希望する体験の希望時間帯、降車位置への戻り時間、希望予算などを入力できる画面が表示され、ユーザは、各項目に対して希望する体験に関する情報を入力する。また、希望体験受付部11に送信される端末機2の現在の位置情報は、端末機2に備えられたGPS受信機などの位置検出センサにより、緯度及び経度が検出され、この位置情報が、希望する体験に関する情報とともに希望体験受付部11に送信される。

0018

なお、本実施形態のシステムでは、希望体験受付部11に送信される情報として、ジャンル、そのジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験情報、行先の範囲、乗車位置、降車位置、希望する体験の希望時間帯、降車位置への戻り時間、希望予算などを例示したが、少なくともジャンル又はそのジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験情報を送信するものであればよく、その他の行先の範囲、乗車位置、降車位置、希望する体験の希望時間帯、降車位置への戻り時間、希望予算などの情報は必要に応じて送信するものであってもよい。また、ユーザが端末機2に表示された入力画面に対し、希望する体験情報を手入力してもよいが、入力される頻度が高いものをプルダウンメニューとして用意しておき、それを選択する入力方法であってもよい。さらに、これらの入力情報のうち、特に拘りのない項目については、「希望なし」という項目を用意するか、空欄のままサーバ1に送信することで、特段の希望がない旨を認識するようにしてもよい。

0019

図3に示す一例では、ユーザA(女性、20代、アメリカ出身)が、北緯35°・東経139°にいて、「食事」のジャンル、なかでも「Xを食べたい」を選択し、行先範囲が「神奈川県内」、希望時間帯が「15:00〜16:00」、戻り時間が「19:00まで」、希望予算が「3000円まで」を選択したものとする。なお、「X」は食事の中の具体的な食べ物、たとえば上述した「お好み焼き」などである。また、乗車地が空欄であるのは、現在の位置において乗車することを希望していることを意味し、降車地が空欄であるのは、目的地5までの輸送のみを希望していることを意味する。

0020

同様に、ユーザB(女性、20代、アメリカ出身)が、北緯33°・東経139°にいて、「食事」のジャンル、なかでも「X´を食べたい」を選択し、行先範囲が「神奈川県内」、希望時間帯が「午後」、戻り時間が「19:00まで」、希望予算が「3000円まで」を選択し、乗車地と降車地は空欄であるものとする。なお、「X´」は、上述した一例のお好み焼きXに類似する食べ物、たとえばもんじゃ焼きなどである。

0021

また同様に、ユーザC(男性、20代、中国出身)が、北緯34°・東経140°にいて、「観光」のジャンル、なかでも「Yを見たい」を選択し、行先範囲が「東京都内」、希望時間帯が「夜」、戻り時間が「24:00まで」、希望予算が「4000円まで」を選択し、乗車地と降車地は空欄であるものとする。

0022

また同様に、ユーザD(女性、20代、カナダ出身)が、北緯35°・東経141°にいて、「食事」のジャンル、なかでも「Xを食べたい」を選択し、行先範囲が「神奈川県内」、希望時間帯が「午後」、戻り時間が「20:00まで」、希望予算が「3000円まで」を選択し、乗車地と降車地は空欄であるものとする。

0023

また同様に、ユーザE(男性、30代、中国出身)が、北緯35°・東経139°にいて、「食事」のジャンル、なかでも「Zを食べたい」を選択し、行先範囲が「東京都内」、希望時間帯が「夜」、戻り時間が「23:00まで」を選択し、希望予算と乗車地と降車地は空欄であるものとする。なお、「Z」は、上述したお好み焼きXには類似しない食べ物、たとえば日本そばなどである。

0024

図1のコミュニティ生成部12は、希望体験受付部11にて受信したユーザからの希望体験に関する情報を図3に示すように仮想的にリスト化し、これら各ユーザの体験情報に対し、類似度が所定閾値以上の体験情報を送信したユーザを抽出して一つのコミュニティを生成する。コミュニティ生成部12では、所定閾値に基づいて体験情報の類似度を判断するが、この所定閾値は予めジャンル及びジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験に応じて定められている。たとえば、「食事」と「観光」のようにジャンル自体が異なると、類似度は所定値未満、すなわち非類似とされている。また、ジャンルが同じでも、ジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験が同じ場所で体験できない内容である場合は、類似度は所定値未満、すなわち非類似とされている。たとえば、図3に示す例でいえば、ユーザA,B,D,Eはジャンル「食事」を選択し、ユーザCはジャンル「観光」を選択したので、希望する体験の類似度は所定閾値未満、すなわち非類似と判断される。そのため、ユーザCは、一つのコミュニティの構成メンバーとしては抽出されない。

0025

また、同じジャンル「食事」を選択したユーザA,B,D,Eであっても、ジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験が非類似と判断される「Zを食べたい」を選択したユーザEは、「Xを食べたい」を選択したユーザA,D及び「X´を食べたい」を選択したユーザBとともに、一つのコミュニティの構成メンバーとしては抽出されない。すなわち、お好み焼きやもんじゃ焼きを提供する店舗と、日本そばを提供する店舗とは同じ店舗である可能性は極めて低く、一つの目的地5として提案できないからである。これに対して、「Xを食べたい」を選択したユーザA,Dと、「X´を食べたい」を選択したユーザBとは、お好み焼き屋又はもんじゃ焼き屋にてお好み焼きともんじゃ焼きが食べられる可能性が極めて高いので、ジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験が異なっていても類似度が所定閾値以上である場合には、一つの目的地5が提案できる。そのため、コミュニティ生成部12は、これらユーザA,B,Dの類似度が所定閾値以上の体験情報を送信したユーザであると判断し、ユーザA,B,Dを一つのコミュニティとして生成する。

0026

コミュニティ生成部12にて判断する体験情報の類似度は、目的地提案部13にて最終的に提案する目的地5が共通するか否かによって設定することが望ましい。上述した例のように、食事のジャンルにおいては、同じ店舗にて提供できる食べ物であるか否かという判断基準を所定閾値に設定することが望ましい。また、観光地というジャンルにおいては、小分類として、たとえば神社寺院などの文化的観光地、温泉山岳などの自然景観地、遺跡などの歴史的観光地などがあるため、目的地提案部13にて最終的に提案する目的地5が共通するか否かによって設定することが望ましい。また、買い物(ショッピング)というジャンルにおいても、主として何を購入したいかといった小分類、たとえばバッグ財布なのか、衣服なのかなどに分類できるため、目的地提案部13にて最終的に提案する目的地5が共通するか否かによって設定することが望ましい。

0027

コミュニティ生成部12は、体験情報の類似度を判断して一つのコミュニティを生成するが、体験情報の類似度に加えて、端末機2の現在の位置情報又は希望する乗車位置を考慮してもよい。図3に示すユーザA〜Eの例では、各端末機2の現在位置(希望する乗車位置)が、北緯33°〜35°、東経139°〜141°とそれぞれ近郊にいるため、体験情報の類似度が所定閾値以上であれば一つのコミュニティを生成して配車しても、目的地5までにさほど時間はかからないが、これらのユーザA〜Eから所定閾値以上も離れた現在地にいる(又はその場所で乗車を希望する)ユーザがいる場合には、そのユーザを一つのコミュニティから除外してもよい。本実施形態のシステムでは、同一又は類似の体験を希望するユーザを抽出して一つのコミュニティを生成し、これらのユーザ達に目的地5を提案することを第1の目的とするが、その目的地5に向かって輸送サービス用車両を配車することを第2の目的とする。したがって、輸送サービス用車両を配車する場合に、遠隔地にいるユーザを経由して目的地5に行くと時間がかかり過ぎることは、コミュニティを構成する他のユーザにとっては不利益になるからである。

0028

また、コミュニティ生成部12は、体験情報の類似度を判断して一つのコミュニティを生成するが、体験情報の類似度や上述した端末機2の現在の位置情報又は希望する乗車位置に加えて、各ユーザが希望する行き先範囲に関する情報を考慮してもよい。図3に示す例でいえば、ユーザA,B,Dの3名は行先範囲として神奈川県内を希望しているのに対し、ユーザC,Eは行先範囲として東京都内を希望している。したがって、ユーザA,B,DとユーザC,Eとは、それぞれ希望する行先範囲が異なり、提案する目的地5の両立はできないため、ユーザA,B,DとユーザC,Eとは、一つのコミュニティを生成する際に別のコミュニティとして考慮してもよい。

0029

さらに、コミュニティ生成部12は、体験情報の類似度を判断して一つのコミュニティを生成するが、体験情報の類似度や上述した端末機2の現在の位置情報又は希望する乗車位置に加えて、各ユーザが希望する利用時間帯に関する情報を考慮してもよい。図3に示す例でいえば、ユーザA,B,Dの3名は利用時間帯として15:00〜16:00又は午後を希望しているのに対し、ユーザC,Eは利用時間帯として夜を希望している。したがって、ユーザA,B,DとユーザC,Eとは、それぞれ希望する利用時間帯が異なり、提案する目的地5の両立はできないため、ユーザA,B,DとユーザC,Eとは、一つのコミュニティを生成する際に別のコミュニティとして考慮してもよい。

0030

さらにまた、コミュニティ生成部12は、体験情報の類似度を判断して一つのコミュニティを生成するが、体験情報の類似度に加えて、ユーザの性別、年齢その他のユーザ属性情報を考慮してもよい。図3に示す例でいえば、ユーザA,B,Dの3名はいずれも20代の女性で出身国がアメリカ又はカナダという英語であるのに対し、ユーザC,Eは20代又は30代の男性で出身国がいずれも中国という非英語圏である。したがって、特に断定はできないが、ユーザA,B,Dを一つのコミュニティとして生成しても、性別、年齢、言語といったユーザ属性が共通するため、目的地5まで比較的仲良く相乗りすることができるものと予想される。

0031

以上、コミュニティ生成部12は、図3に示すユーザA〜Eに対し、ジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験「お好み焼きXを食べたい」又はこれに類似する希望体験「もんじゃ焼きX´を食べたい」を送信したユーザA,B,Dを一つのコミュニティとして生成したものとして、以下説明する。

0032

体験・場所情報記憶部17は、上述したユーザが希望する種々の体験に関する体験情報に対して、一又は複数の適した場所(目的地5)を関連付けて記憶したデータベースである。図3に示す例でいえば、食事のジャンルの中で「お好み焼きXを食べたい」という体験情報に対し、お好み焼きXを提供する一又は複数の店舗の位置情報(緯度・経度)と店舗名とが、「Xを食べたい」という体験情報に関連付けて記憶されている。図4は、サーバ1の目的地提案部13にて実行される目的地候補の検索結果の一例を示す図であるが、体験・場所情報記憶部17には、「お好み焼きXを食べたい」という体験情報に対し、お好み焼きXを提供する一又は複数の店舗の位置情報(緯度・経度)と店舗名とが図4に示すように記憶されている。なお、食事のジャンル以外のジャンルについても同様に場所の位置情報と場所名とが、ジャンルの中の小分類である抽象的な体験に関連付けて記憶されている。なお、図4に示すように、その場所に対する他のユーザの評価値図4に示す「グルメサイトの評価」の欄)がある場合には、その情報も記憶させてもよいし、図5に示すように、その場所にて体験をするのに費用がかかる場合は、その予算の幅も記憶させてもよい。

0033

目的地提案部13は、予め体験情報と目的地5とを関連付けて記憶した体験・場所情報記憶部17を用いて、類似度が所定閾値以上の体験情報に関連付けられた目的地5を抽出する。図3に示す例でいえば、コミュニティ生成部12は、一つのコミュニティとしてユーザA,B,Dを生成したので、目的地提案部13は、ジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験「お好み焼きXを食べたい」に関連付けられた場所(店舗)の名称と位置情報及びこれに類似する希望体験「もんじゃ焼きX´を食べたい」に関連付けられた場所(店舗)の名称と位置情報とを、体験・場所情報記憶部17から抽出する。図4は、サーバ1の目的地提案部13にて実行される目的地候補の検索結果の一例を示す図であり、複数の場所(店舗)とその位置情報が抽出されている。

0034

目的地提案部13は、一つのコミュニティを構成する各ユーザA,B,Dの端末機2へ抽出された場所の名称と位置情報(目的地5)を送信するが、その前に、各ユーザA,B,Dから当該目的地5までの移動時間を算出し、これを併せて送信してもよい。各ユーザA,B,Dから当該目的地5までの移動時間は、各ユーザA,B,Dの現在位置と目的地5の位置情報とから、ナビゲーション装置で用いられている地図情報と走行ルート演算手法を用いて算出することができる。

0035

また目的地提案部13は、一つのコミュニティを構成する各ユーザA,B,Dの端末機2へ抽出された場所の名称と位置情報(目的地5)を送信するが、図3に示す希望体験情報のうち、小分類である抽象的な希望体験以外の、行先範囲、希望時間帯、戻り時間などを案し、これらの情報に合致しない目的地5を除外した上で、合致する目的地5のみを一又は複数送信してもよい。図4に示す例でいえば、N店は、東京都田市にあるため、ユーザA,B,Dが希望する行先範囲である神奈川県内に合致しないし、M店は、行先範囲は合致するが予約可能時間が希望時間帯に合致しない。したがって、小分類である抽象的な希望体験、行先範囲、希望時間帯、戻り時間などの全てを満足するL店を目的地5として提案する。なお、図4に示すコミュニティの合計スコアとは、コミュニティを構成する各ユーザA,B,Dの全体のマッチング度合を定量的に示す値であり、0〜100を範囲とし、合計スコアが大きい順に目的地5を提案する。また、図4に示す各ユーザA,B,Dのスコアとは、ユーザA,B,Dのそれぞれのマッチング度合を定量的に示す値であり、この情報は、各ユーザA,B,Dの端末機2に送信してもよい。

0036

図5は、サーバ1の目的地提案部13からユーザA,B,Dの端末機2のそれぞれに送信される提案情報の一例を示す図である。上述したとおり、一つのコミュニティを構成するユーザA,B,Dの希望体験、行先範囲、希望時間帯、戻り時間などの全てを満足するL店の名称、位置情報、予約可能時刻、グルメサイト評価、予算の幅、戻り時刻、当該コミュニティを構成するユーザの属性概要が、各端末機2に送信されて表示される。なお、戻り時刻は、各ユーザA,B,Dから当該目的地5までの移動時間を算出した場合と同様に、各ユーザA,B,Dが、目的地5から現在位置へ戻った場合の移動時間を算出すればよい。

0037

目的地提案部13から図5に示す提案情報を端末機2で受信したユーザA,B,Dは、提案された目的地5(店舗L)を承諾したものとして、現在位置にて輸送サービス用車両4が来るのを待機してもよいが、本実施形態のシステムでは、ユーザA,B,Dの端末機2から、提案した目的地5(店舗L)へ行くことを承諾する旨の承諾情報又は承諾しない旨の不承諾情報を、ネットワーク3を介してサーバ1にて受け付け、不承諾情報を送信した端末機2のユーザについては、当該コミュニティから除外することとしている。コミュニティを構成するユーザA,B,Dによっては、希望体験は満足しても、その他の行先範囲、希望時間帯、戻り時間などの全てを満足しているとは限らず、また当初の予定が変更される場合もあるからである。

0038

そのため、配車スケジュール生成部14は、コミュニティを構成するユーザA,B,Dの各端末機2のうち、承諾情報を送信した端末機2の位置情報に基づいて、輸送サービス用車両4の走行ルートと、承諾情報を送信した端末機2の各位置に到着する時間と、提案した目的地5(店舗L)に到着する時間とを含む配車スケジュールを生成する。配車スケジュール生成部14は、輸送サービス用車両4の現在地から、コミュニティを構成するユーザA,B,D(全員が目的地5を承諾したものとする)の端末機2のそれぞれの現在地を経由し、目的地5(店舗L)へ向かう、好ましくは最短距離又は最短時間の走行ルートを、従来のナビゲーション装置のルート検索機能などを用いて生成する。そして、配車スケジュール生成部14は、図5に示す配車スケジュールを各ユーザA,B,Dの端末機2へ送信し、各ユーザA,B,Dの端末機2はこれを表示する。

0039

自動運転制御部15は、配車スケジュール生成部14にて生成された配車スケジュールに含まれる位置情報及び時間情報を取得し、配車センターから、ユーザA,B,Dの現在地P1,P2,3を経由し、目的地5(店舗L)へ向かう走行ルートを実現する制御を輸送サービス用車両4に対して実行する。なお、自動運転制御部15は、配車スケジュール生成部14にて生成された配車スケジュールに含まれる位置情報及び時間情報を輸送サービス用車両4の車載制御装置に送信し、ここで自動運転制御を実行してもよい。なお、サーバ1に備える車両情報記憶部18は、輸送サービス用車両4に備えられた各種のセンサ類から送信される輸送サービス用車両4の車両状態に関する情報や、走行ルートを生成する際に必要とされる地図データなどが記憶されたデータベースである。

0040

図6は、配車スケジュール生成部14にて生成される配車スケジュールの一例を示す図、図7は、自動運転制御部15から輸送サービス用車両4(自動運転車)に送信された配車スケジュールに基づいた走行ルートの一例を示す図である。輸送サービス用車両4がある配車センターを14:00に出発し、ユーザAが待機するP1地点に14:14に到着してユーザAを搭乗させ、14:15にP1地点を出発し、ユーザBが待機するP2地点に14:29に到着してユーザBを搭乗させ、14:30にP2地点を出発し、ユーザDが待機するP3地点に14:44に到着してユーザDを搭乗させ、14:45にP3地点を出発し、目的地5である店舗Lに15:00に到着する。

0041

次に、本実施形態のシステムにて実行される情報処理手順の概要を説明する。図2は、その情報処理手順を示すフローチャートである。

0042

まずステップS1において、ユーザが、端末機2を用いてサーバ1にアクセスすると、当該ユーザの端末機2には、上述した希望する体験に関する情報として、ジャンル、そのジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験情報、行先の範囲、乗車位置、降車位置、希望する体験の希望時間帯、降車位置への戻り時間、希望予算などを入力できる画面が表示され、ユーザは、各項目に対して希望する体験に関する情報を入力する。また、端末機2に備えられたGPS受信機などの位置検出センサにより、緯度及び経度が検出され、この位置情報が、希望する体験に関する情報とともに、サーバ1の希望体験受付部11に送信される。

0043

ステップS2において、サーバ1の希望体験受付部11は、所定の時間間隔(たとえば100msec)で、複数のユーザがそれぞれ携帯する端末機2から送信される上記の情報を、ネットワーク3を介して受け付ける。端末機2から送信される情報としては、図3に示すように、その端末機2を所有するユーザのIDに加えて、希望する体験に関する情報として、ジャンル、そのジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験情報、行先の範囲、乗車位置、降車位置、希望する体験の希望時間帯、降車位置への戻り時間、希望予算などである。

0044

ステップS3において、サーバ1のコミュニティ生成部12は、希望体験受付部11にて受信したユーザからの希望体験に関する情報を図3に示すように仮想的にリスト化し、続くステップS4において、これら各ユーザの体験情報に対し、類似度が所定閾値以上の体験情報を送信したユーザを抽出して一つのコミュニティを生成する。本実施形態のシステムでは、コミュニティ生成部12は、体験情報の類似度に加えて、端末機2の現在の位置情報又は希望する乗車位置、各ユーザが希望する行き先範囲に関する情報、各ユーザが希望する利用時間帯に関する情報、ユーザの性別、年齢その他のユーザ属性情報を考慮して一つのコミュニティを生成する。これにより、図3に示すユーザA〜Eに対し、ジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験「お好み焼きXを食べたい」又はこれに類似する希望体験「もんじゃ焼きX´を食べたい」を送信したユーザA,B,Dを一つのコミュニティとして生成したものとする。

0045

ステップS5において、サーバ1の目的地提案部13は、体験・場所情報記憶部17に記憶された体験情報と目的地5とを関連付けた情報を用いて、類似度が所定閾値以上の体験情報に関連付けられた目的地5を抽出する。図3に示す例でいえば、一つのコミュニティとしてユーザA,B,Dを生成したので、目的地提案部13は、ジャンルの中の小分類である抽象的な希望体験「お好み焼きXを食べたい」に関連付けられた場所(店舗)の名称と位置情報及びこれに類似する希望体験「もんじゃ焼きX´を食べたい」に関連付けられた場所(店舗)の名称と位置情報とを、体験・場所情報記憶部17から抽出する。その結果、図4に示す店舗Lが目的地5として最適であると判断されたものとする。

0046

ステップS6において、サーバ1の目的地提案部13からユーザA,B,Dの端末機2のそれぞれに対し、図5に示す提案情報が送信される。そして、ステップS7において、図5に示すような、一つのコミュニティを構成するユーザA,B,Dの希望体験、行先範囲、希望時間帯、戻り時間などの全てを満足するL店の名称、位置情報、予約可能時刻、グルメサイト評価、予算の幅、戻り時刻、当該コミュニティを構成するユーザの属性の概要が、各端末機2に表示される。

0047

ステップ8において、ユーザA,B,Dのそれぞれは、各端末機2を用いて、提案された目的地5(店舗L)を承諾するか否かを判断し、承諾する場合は承諾情報をサーバ1に送信し、承諾しない場合は不承諾情報をサーバ1に送信する。なお、ここ不承諾情報を送信した端末機2を所有するユーザは、当該コミュニティから除外され、当該ユーザに関しては、ステップS1の処理に戻る。以下の説明は、ステップS8においてコミュニティを構成する全てのユーザA,B,Dが承諾情報を送信したものとする。

0048

ステップS9において、サーバ1の配車スケジュール生成部14は、コミュニティを構成するユーザA,B,Dの各端末機2の位置情報に基づいて、輸送サービス用車両4の相乗り調整、すなわち、図6に示すような、輸送サービス用車両4の走行ルートと、3名のユーザA,B,Dの端末機2の各現在位置P1,P2,P3に到着する時間と、提案した目的地5(店舗L)に到着する時間とを含む配車スケジュールを生成し、ステップS10にてこれを確定する。

0049

ステップS11において、サーバ1の配車スケジュール生成部14は、図5に示す配車スケジュールを各ユーザA,B,Dの端末機2へ送信し、ステップS12において各ユーザA,B,Dの端末機2はこれを表示する。これにより、各ユーザA,B,Dは、輸送サービス用車両4の到着時間を把握することができるので、ステップS13において、この配車スケジュールを承諾するか否かを判断し、承諾する場合は承諾情報をサーバ1に送信し、承諾しない場合は不承諾情報をサーバ1に送信する。なお、ここ不承諾情報を送信した端末機2を所有するユーザは、当該コミュニティから除外され、当該ユーザに関しては、ステップS1の処理に戻る。以下の説明は、ステップS13においてコミュニティを構成する全てのユーザA,B,Dが承諾情報を送信したものとする。そして、ステップS14において、サーバ1の配車スケジュール生成部14は、配車スケジュールの予約が完了したと判断する。

0050

ステップS15において、自動運転制御部15は、配車スケジュール生成部14にて生成された配車スケジュールに含まれる位置情報及び時間情報を取得し、図7に示すように、配車センターから、ユーザA,B,Dの現在地P1,P2,3を経由し、目的地5(店舗L)へ向かう走行ルートを実現する制御を輸送サービス用車両4に対して実行する。ステップS16において、輸送サービス用車両4は、自動運転制御部15からの制御指令に応じて輸送サービスを実行するべく自動運転を開始する。

0051

以上のとおり、本実施形態の目的地の提案システムによれば、ユーザが希望する体験のうち類似度が高いユーザの集団を抽出して一つのコミュニティを生成するとともに、当該体験に関連付けられた目的地5を抽出し、このコミュニティを構成するユーザへ当該目的地5を提案するので、どこかに行って特定の体験をしたいといった漠然としたニーズを有するユーザに対し、有用なサービスを提供することができる。特に、漠然とした希望体験情報を入力するだけで輸送サービス用車両4が目的地5まで搬送してくれるので、店舗を検索したり、店舗の場所を検索したり、タクシーに行先を伝えたりするといった面倒な行為が不要となる。しかも、複数のユーザが1台の輸送サービス用車両4に相乗りするので輸送費用の低廉化も期待できる。

0052

また本実施形態の目的地の提案システムによれば、体験情報の類似度を判断して一つのコミュニティを生成する場合に、体験情報の類似度に加えて、端末機2の現在の位置情報又は希望する乗車位置を考慮するので、互いに近郊にあるユーザのみを効率的に抽出したコミュニティを構成することができ、短時間で目的地5に到着することができる。

0053

また本実施形態の目的地の提案システムによれば、体験情報の類似度を判断して一つのコミュニティを生成する場合に、体験情報の類似度や端末機2の現在の位置情報又は希望する乗車位置に加えて、各ユーザが希望する行き先範囲に関する情報を考慮するので、互いに近郊の目的地5を希望するユーザのみを効率的に抽出したコミュニティを構成することができ、目的地5を絞り込むことが容易になる。

0054

また本実施形態の目的地の提案システムによれば、体験情報の類似度を判断して一つのコミュニティを生成する場合に、体験情報の類似度や端末機2の現在の位置情報又は希望する乗車位置に加えて、各ユーザが希望する利用時間帯に関する情報を考慮するので、互いに近い時間帯を希望するユーザのみを効率的に抽出してコミュニティを構成することができる。

0055

また本実施形態の目的地の提案システムによれば、体験情報の類似度を判断して一つのコミュニティを生成する場合に、体験情報の類似度に加えて、ユーザの性別、年齢その他のユーザ属性情報を考慮するので、目的地5まで比較的仲良く相乗りすることが期待できる。

0056

上記目的地提案部13が本発明に係る目的地抽出部及び目的地送信部に相当し、上記体験・場所情報記憶部17が本発明に係るデータベースに相当する。

0057

1…サーバ
11…希望体験受付部
12…コミュニティ生成部
13…目的地提案部
14…配車スケジュール生成部
15…自動運転制御部
16…利用者情報記憶部
17…体験・場所情報記憶部
18…車両情報記憶部
2…端末機
3…ネットワーク
4…輸送サービス用車両
5…目的地

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