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技術 操作表示パネル組込物品

出願人 muiLab株式会社
発明者 大木和典廣部延安柴山史明堀井新司山本貴則野村真
出願日 2018年10月29日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2019-519355
公開日 2020年9月24日 (3ヶ月経過) 公開番号 WO2019-083051
状態 特許登録済
技術分野 要素組合せによる可変情報用表示装置1 位置入力装置
主要キーワード 構成イメージ図 不透光層 選定項目 視覚的ノイズ 概略イメージ 温もり 導電膜シート 湾曲形
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年9月24日)のものです。
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課題・解決手段

空間に自然に調和してユーザにとって視覚的ノイズとならず、かつ、ユーザが使用したいと思ったときや必要な時には、自然素材手触り感じながら直感的に操作可能な、操作表示パネルが組み込まれた物品を提供する。自然由来の木材、天然繊維天然皮革もしくは天然石材、又は、自然の外観と手触りを模倣して生成された素材である樹脂合成繊維合成皮革もしくは人工石から成る薄層が、筐体外周面に組込まれたタッチセンサ付き表示パネル前面全体を少なくとも被覆パネル前面に当接するように、筐体の外周面に配設され、薄層の厚さとパネルの輝度が、該パネルに表示されたコンテンツ視認できるように設計される。薄層は、1〜50%の範囲の光透過率を有することが好ましく、木材から成る単板もしくは合板、又は、木材チップ成型した基材であり、0.1〜0.5mmの範囲の厚みを有することが好ましい。

概要

背景

近年、情報通信技術は目覚しい進化を遂げている。かつては、パーソナルコンピュータ自宅オフィスなどの限られた空間のみで利用されていたが、スマートフォンタブレット端末の普及により、今日ではいつでも誰でもインターネット等を利用した利便性の高い生活を送ることができるようになっている。また、IoT(Internet of Things)の観点から、従来はインターネットに接続されていなかった家電製品等についても、インターネットを利用した新しい製品次々に開発されている。このように、インターネットやインターネットを利用した製品は、既に人々の生活に欠かせないものとなっており、あらゆる場所に設置され、或は携帯されて、多くの人に利用されている。
しかしながら、このようにあらゆる機器が自身の身の回りに存在することで、便利な生活を享受できる反面、電子機器に囲まれて生活することにストレス感じている人も多い。

例えば、自然の木の温もりを大切にしたホテルは、宿泊する者にとって仕事等を忘れてリラックスできる上質な空間であるといえる。しかしながら、そのような客室の中に無機質な形態をした電子機器、ディスプレイ又はコントローラが多数置かれていると、日常を忘れて充分にリラックスするということができなくなってしまうのである。

従来から、天然の木材を使用した製品として、木目に時間が浮かび上がるデジタル時計が知られている。これは、デジタル時計の表面に薄い突板張り合わせたものであり、木の温もりが感じられる質感となっている(非特許文献1を参照)。
しかしながら、あくまで時計であるため、時刻を確認する必要がない場合でも、電源が入った状態では、常時時刻が表示されるので、ユーザにとって視覚的なノイズとなることは避けられない。また、あくまでも表示装置に過ぎず、ユーザが木の表面に触れることで、自然の木の温もりを感じながら、何らかの機器の操作を行うといったことはできない。

また、外部からの視認性を十分に確保すると共に、意匠性を向上させる表示装置やこれを備えた電子機器が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。これは、透光性部材発光体の間に不透光層ハーフミラー層を設けることで、装置内部のLEDを隠蔽し、装置外部からLEDを見えにくくすることにより、消灯時の意匠性を高めたものである。
すなわち、特許文献1に開示された表示装置や電子機器は、空間との調和等を考慮して物品の表面に意匠性を高める部材を設けるものではなく、発光素子であるLEDを隠蔽して意匠性を高めるというものである。

また本来、発光等がなされない物品に表示機能が設けられたものとしては、自動車バックミラーの鏡面にLEDなどの光が表示されるバックミラーが知られている(例えば、特許文献2を参照。)。これは、バックミラーの鏡板後方に、鏡板を通して放射光を発するための放射光射出表示素子が設けられたものである。したがって、放射光射出表示素子が発光しない場合には、その存在を意識させない構造であるとはいえる。
しかしながら、特許文献2に開示されたバックミラーは、自然由来素材を用いたりして、ユーザをリラックスさせるというようなものではなく、あくまでも運転時の利便性を向上させるものに過ぎない。

また、表面側に単板が配置され、裏面側に合成樹脂が配置された木質装飾品が知られている(特許文献3を参照)。これは、スライスされた木材の単板と合成樹脂を一体化したものであり、木材の温かみを感じさせる装飾品といえる。また、基板の裏面側にLED素子等が設けられた構成も開示されている。
しかしながら、特許文献3に開示された木質装飾品は、LEDにより所定の表示を行うことはできるものの、ユーザが直感的に触れることで何らかの機器を操作したりできるものではない。

さらに、空間との調和等を考慮したものとしては、視聴者空間内の視聴者にコンテンツを表示するための装置が知られている(特許文献4を参照)。これは、ディスプレイへの表示を異なる方向から行うものである。
しかしながら、特許文献4に開示された装置についても、ユーザが触れることで何らかの機器を操作したりできるものではない。

また、木材単板から形成された筋膜を含む自動車内の内装部品のためのインターフェースが知られている(特許文献5を参照)。これは、木材単板にポリカーボネートフィルムから形成される層が設けられ、木材の質感を損なうことなく、表示や操作を行うことができるものである。
しかしながら、特許文献5に開示されたインターフェースでは、操作入力受け付ける部位は、発光素子と同じくパネルの最背面に位置するスイッチであり、本発明のように、スクロールなどの操作を直感的に行うことができるものではない。

また、非表示時には表示構造の存在を意識させることのない表示構造を備えた物品が知られている(例えば、特許文献6を参照。)。これは、透明基材の前面側に透光性を有する不透明な塗装膜が形成された前面筐体部材と前面筐体部材の背面側に配設された発光表示素子との間に発光表示素子の発光部に対応して導光孔が形成された暗色部材が配設されることで、表示状態での視認性を確保しつつ、非表示状態では表示構造の存在を意識させることのない構造としたものである。
しかしながら、特許文献6に開示された表示構造を備えた物品では、透光性を有する不透明な塗装膜として、木材等の天然の素材を使用するものではなく、非表示状態において、ユーザをリラックスさせるような効果を醸し出すことは困難である。

概要

空間に自然に調和してユーザにとって視覚的ノイズとならず、かつ、ユーザが使用したいと思ったときや必要な時には、自然素材の手触りを感じながら直感的に操作可能な、操作表示パネルが組み込まれた物品を提供する。自然由来の木材、天然繊維天然皮革もしくは天然石材、又は、自然の外観と手触りを模倣して生成された素材である樹脂合成繊維合成皮革もしくは人工石から成る薄層が、筐体外周面に組込まれたタッチセンサ付き表示パネル前面全体を少なくとも被覆しパネル前面に当接するように、筐体の外周面に配設され、薄層の厚さとパネルの輝度が、該パネルに表示されたコンテンツを視認できるように設計される。薄層は、1〜50%の範囲の光透過率を有することが好ましく、木材から成る単板もしくは合板、又は、木材チップ成型した基材であり、0.1〜0.5mmの範囲の厚みを有することが好ましい。

目的

本発明は、空間に自然に調和してユーザにとって視覚的ノイズとならず、かつ、ユーザが使用したいと思ったときや必要な時には、自然素材の手触りを感じながら直感的に操作可能な、操作表示パネルが組み込まれた物品を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

自然由来の木材、天然繊維天然皮革もしくは天然石材、又は、自然の外観手触り模倣して生成された素材である樹脂合成繊維合成皮革もしくは人工石から成る薄層が、筐体外周面に組込まれたタッチセンサ付き表示パネル前面全体を少なくとも被覆し前記パネル前面に当接するように、筐体の外周面に配設され、前記薄層の厚さと前記パネルの輝度が、該パネルに表示されたコンテンツ視認できるように設計され、前記パネルは、透明基材と、透明導電性シートと、発光素子2次元配列された発光素子アレイと、発光素子の光の射出方向を導くライトガイド、を少なくとも備えることを特徴とする操作表示パネル込物品

請求項2

前記薄層は、1〜50%の範囲の光透過率を有することを特徴とする請求項1の操作表示パネル組込物品。

請求項3

前記薄層は、木材から成る単板もしくは合板、又は、木材チップ成型した基材であり、0.1〜0.5mmの範囲の厚みを有することを特徴とする請求項1又は2の操作表示パネル組込物品。

請求項4

前記薄層は、天然繊維から構成される織布または不織布の基材であることを特徴とする請求項1又は2の操作表示パネル組込物品。

請求項5

前記薄層の前面には、透明保護層が設けられることを特徴とする請求項1〜4の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項6

前記薄層の裏面には、透明補強層が設けられることを特徴とする請求項1〜5の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項7

前記ライトガイドは、発光素子アレイの基板に積層される不透明の暗色基材であり、発光素子アレイ全体を囲い込み、それぞれの発光素子の光軸に沿って貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項8

前記ライトガイドの貫通孔の径は、発光素子の発光エリアの径と同等以上であり、アスペクト比は0.5〜3.0の範囲内であることを特徴とする請求項7の操作表示パネル組込物品。

請求項9

前記パネルにおいて、前記透明基材と、前記透明導電性シートと、前記ライトガイドと、前記発光素子アレイとが順に積層されており、前記透明基材と前記透明導電性シートは密着しており、前記透明導電性シートと前記ライトガイドとの間にはギャップが設けられていることを特徴とする請求項1〜8の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項10

前記パネルにおいて、前記透明導電性シートと、前記透明基材と、前記ライトガイドと、前記発光素子アレイとが順に積層されており、前記透明導電性シートと、前記透明基材と、前記ライトガイドは、それぞれ密着していることを特徴とする請求項1〜8の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項11

前記発光素子アレイの発光素子と前記ライトガイドの貫通孔の配置パターンは同じであり、共に同じピッチで配置されており、ピッチ間隔は5mm以下であることを特徴とする請求項7〜10の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項12

前記パネルにおいて、前記透明基材、前記透明導電性シート、前記ライトガイド、および、前記発光素子アレイの基板が、全てフレキシブル性を有することを特徴とする請求項1〜11の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項13

前記筐体の外周面の全部又は一部が曲面形状を呈しており、該曲面に当接するように前記パネルが組込まれていることを特徴とする請求項1〜12の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項14

前記パネルを制御するパネル制御部は、前記タッチセンサからのデータを判別し、判別結果に基づく前記表示パネル表示コンテンツに応じて前記発光素子アレイを駆動する、または、前記タッチセンサからのデータを判別し、判別結果に基づく前記表示パネルの表示コンテンツに応じて前記発光素子アレイを駆動すると共に、有線もしくは無線による通信を介して外部へデータを送信する、または、有線もしくは無線による通信を介して外部からのデータを受信し、受信したデータの判別結果に基づく前記表示パネルの表示コンテンツに応じて前記発光素子アレイを駆動する、ことを特徴とする請求項1〜13の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項15

スピーカーを更に備え、前記パネルを制御するパネル制御部は、前記タッチセンサからのデータを判別し、判別結果に基づいて前記スピーカーに音を出力する、または、有線もしくは無線による通信を介して外部からのデータを受信し、受信したデータの判別結果に基づいて前記スピーカーに音を出力する、ことを特徴とする請求項1〜14の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項16

マイクを更に備え、前記パネルを制御するパネル制御部は、前記マイクからの音データを判別し、判別結果に基づく前記表示パネルの表示コンテンツに応じて前記発光素子アレイを駆動する、または、前記マイクからの音データを判別し、判別結果に基づく前記表示パネルの表示コンテンツに応じて前記発光素子アレイを駆動すると共に、有線もしくは無線による通信を介して外部へデータを送信する、ことを特徴とする請求項1〜15の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項17

自然由来の木材、天然繊維、天然皮革もしくは天然石材、又は、自然の外観と手触りを模倣して生成された素材である樹脂、合成繊維、合成皮革もしくは人工石から成る薄層と、タッチセンサ付き表示パネルと、前記パネルを制御するパネル制御部と、筐体、から構成され、前記薄層は、1〜50%の範囲の光透過率を有し、前記筐体の外周面に組込まれた前記パネル前面全体を少なくとも被覆し前記パネル前面に当接するように、前記筐体の外周面に配設され、前記パネルは、透明基材と、透明導電性シートと、発光素子が2次元配列された発光素子アレイと、発光素子の光の射出方向を導くライトガイドから構成されて其々が積層され、該パネルに表示されたコンテンツを視認できる輝度を有することを特徴とする操作表示パネル組込物品。

請求項18

自然由来の木材、天然繊維、天然皮革もしくは天然石材、又は、自然の外観と手触りを模倣して生成された素材である樹脂、合成繊維、合成皮革もしくは人工石から成る薄層と、タッチセンサ付き表示パネルと、前記パネルを制御するパネル制御部と、筐体、から構成され、前記パネルは、透明基材と、透明導電性シートと、発光素子が2次元配列された発光素子アレイと、発光素子の光の射出方向を導くライトガイドから構成されて其々が積層され、前記薄層は、1〜50%の範囲の光透過率を有し、前記筐体の外周面に組込まれた前記パネル前面全体を少なくとも被覆し前記パネル前面に当接するように、前記筐体の外周面に配設され、該パネルに表示されたコンテンツを視認できる厚みを有することを特徴とする操作表示パネル組込物品。

請求項19

前記パネルは、移動体における、利用者に対する表示と、利用者による操作の少なくとも何れかを目的とする部位の全部又は一部を構成することを特徴とする請求項1〜18の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項20

前記パネルは、車両内インストルメントパネルの全部又は一部を構成することを特徴とする請求項1〜19の何れかの操作表示パネル組込物品。

請求項21

前記パネルは、車両用ドアトリムアームレストの少なくとも何れかの全部又は一部を構成することを特徴とする請求項1〜19の何れかの操作表示パネル組込物品。

技術分野

0001

本発明は、家庭用電化製品コントローラ電子機器ディスプレイ又は自動車等の移動体に搭載する操作表示装置に関するものである。

背景技術

0002

近年、情報通信技術は目覚しい進化を遂げている。かつては、パーソナルコンピュータ自宅オフィスなどの限られた空間のみで利用されていたが、スマートフォンタブレット端末の普及により、今日ではいつでも誰でもインターネット等を利用した利便性の高い生活を送ることができるようになっている。また、IoT(Internet of Things)の観点から、従来はインターネットに接続されていなかった家電製品等についても、インターネットを利用した新しい製品次々に開発されている。このように、インターネットやインターネットを利用した製品は、既に人々の生活に欠かせないものとなっており、あらゆる場所に設置され、或は携帯されて、多くの人に利用されている。
しかしながら、このようにあらゆる機器が自身の身の回りに存在することで、便利な生活を享受できる反面、電子機器に囲まれて生活することにストレス感じている人も多い。

0003

例えば、自然の木の温もりを大切にしたホテルは、宿泊する者にとって仕事等を忘れてリラックスできる上質な空間であるといえる。しかしながら、そのような客室の中に無機質な形態をした電子機器、ディスプレイ又はコントローラが多数置かれていると、日常を忘れて充分にリラックスするということができなくなってしまうのである。

0004

従来から、天然の木材を使用した製品として、木目に時間が浮かび上がるデジタル時計が知られている。これは、デジタル時計の表面に薄い突板張り合わせたものであり、木の温もりが感じられる質感となっている(非特許文献1を参照)。
しかしながら、あくまで時計であるため、時刻を確認する必要がない場合でも、電源が入った状態では、常時時刻が表示されるので、ユーザにとって視覚的なノイズとなることは避けられない。また、あくまでも表示装置に過ぎず、ユーザが木の表面に触れることで、自然の木の温もりを感じながら、何らかの機器の操作を行うといったことはできない。

0005

また、外部からの視認性を十分に確保すると共に、意匠性を向上させる表示装置やこれを備えた電子機器が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。これは、透光性部材発光体の間に不透光層ハーフミラー層を設けることで、装置内部のLEDを隠蔽し、装置外部からLEDを見えにくくすることにより、消灯時の意匠性を高めたものである。
すなわち、特許文献1に開示された表示装置や電子機器は、空間との調和等を考慮して物品の表面に意匠性を高める部材を設けるものではなく、発光素子であるLEDを隠蔽して意匠性を高めるというものである。

0006

また本来、発光等がなされない物品に表示機能が設けられたものとしては、自動車のバックミラーの鏡面にLEDなどの光が表示されるバックミラーが知られている(例えば、特許文献2を参照。)。これは、バックミラーの鏡板後方に、鏡板を通して放射光を発するための放射光射出表示素子が設けられたものである。したがって、放射光射出表示素子が発光しない場合には、その存在を意識させない構造であるとはいえる。
しかしながら、特許文献2に開示されたバックミラーは、自然由来素材を用いたりして、ユーザをリラックスさせるというようなものではなく、あくまでも運転時の利便性を向上させるものに過ぎない。

0007

また、表面側に単板が配置され、裏面側に合成樹脂が配置された木質装飾品が知られている(特許文献3を参照)。これは、スライスされた木材の単板と合成樹脂を一体化したものであり、木材の温かみを感じさせる装飾品といえる。また、基板の裏面側にLED素子等が設けられた構成も開示されている。
しかしながら、特許文献3に開示された木質装飾品は、LEDにより所定の表示を行うことはできるものの、ユーザが直感的に触れることで何らかの機器を操作したりできるものではない。

0008

さらに、空間との調和等を考慮したものとしては、視聴者空間内の視聴者にコンテンツを表示するための装置が知られている(特許文献4を参照)。これは、ディスプレイへの表示を異なる方向から行うものである。
しかしながら、特許文献4に開示された装置についても、ユーザが触れることで何らかの機器を操作したりできるものではない。

0009

また、木材単板から形成された筋膜を含む自動車内の内装部品のためのインターフェースが知られている(特許文献5を参照)。これは、木材単板にポリカーボネートフィルムから形成される層が設けられ、木材の質感を損なうことなく、表示や操作を行うことができるものである。
しかしながら、特許文献5に開示されたインターフェースでは、操作入力受け付ける部位は、発光素子と同じくパネルの最背面に位置するスイッチであり、本発明のように、スクロールなどの操作を直感的に行うことができるものではない。

0010

また、非表示時には表示構造の存在を意識させることのない表示構造を備えた物品が知られている(例えば、特許文献6を参照。)。これは、透明基材の前面側に透光性を有する不透明な塗装膜が形成された前面筐体部材と前面筐体部材の背面側に配設された発光表示素子との間に発光表示素子の発光部に対応して導光孔が形成された暗色部材が配設されることで、表示状態での視認性を確保しつつ、非表示状態では表示構造の存在を意識させることのない構造としたものである。
しかしながら、特許文献6に開示された表示構造を備えた物品では、透光性を有する不透明な塗装膜として、木材等の天然の素材を使用するものではなく、非表示状態において、ユーザをリラックスさせるような効果を醸し出すことは困難である。

0011

特開2004−354478号公報
特開2000−238579号公報
米国特許第7097913号公報
米国特許第9013515号公報
米国特許公開2009/0058118号公報
特開2007−206577号公報

先行技術

0012

STYLESTOREのホームページ「木目に時間が浮かび上がる不思議な時計」(http://stylestore.jp/item/BF026-00-0010-0035/)

発明が解決しようとする課題

0013

かかる状況に鑑みて、本発明は、空間に自然に調和してユーザにとって視覚的ノイズとならず、かつ、ユーザが使用したいと思ったときや必要な時には、自然素材の手触りを感じながら直感的に操作可能な、操作表示パネルが組み込まれた物品を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0014

上記課題を解決すべく、本発明の操作表示パネル組込物品は、自然由来の木材、天然繊維天然皮革もしくは天然石材、又は、自然の外観と手触りを模倣して生成された素材である樹脂合成繊維合成皮革もしくは人工石から成る薄層が、筐体外周面に組込まれたタッチセンサ付き表示パネル前面全体を少なくとも被覆しパネル前面に当接するように、筐体の外周面に配設され、薄層の厚さとパネルの輝度が、該パネルに表示されたコンテンツを視認できるように設計された構成とされる。
自然由来の素材又は自然の外観と手触りを模倣して生成された素材を用いることによって、自然な手触り感を実現することができる。したがって、自然の外観や、自然な手触り感を実現するものであれば、薄層の材料として樹脂などの高分子材料を用いることもできる。樹脂は成形が容易であるため、3次元的に複雑な形状の薄層を作製できるという利点がある。ここで、高分子材料とは分子量が大きい材料を示し、モノマー重合させて得られるポリマーや、天然高分子などの分子量の大きい化合物をいう。また、静電容量式タッチパネルにおいて樹脂を用いる場合には、比誘電率が高く絶縁性の樹脂が用いられることが好ましい。
また、タッチセンサ付き表示パネルとされることにより、ユーザが自然由来の素材等に直接触れて直感的に操作することが可能となる。ここで、タッチセンサとは、パネルの略全面に貼り付けられ、ユーザが直接、指で触れることによりタップやスクロールといった操作が直感的に行える機能を実現できるものであり、タッチパネルを有する透明導電膜シートのことを指している。

0015

本発明の操作表示パネル組込物品において、薄層は、1〜50%の範囲の光透過率を有することが好ましく、より好ましくは5〜20%、更に好ましくは8〜15%、更に好ましくは9〜11%である。ここで、光透過率とは、可視光透過率のことであり、波長380〜780nmの光の透過率(%)の値を示している。
また、薄層は、木材から成る単板もしくは合板、又は、木材チップ成型した基材であり、0.1〜0.5mmの範囲の厚みを有することが好ましい。
かかる範囲とすることで、表示時の視認性を確保しつつ、非表示時における背後部材透けを防止することができる。

0016

本発明の操作表示パネル組込物品において、木材の場合は、シカモア材、メープル材、サクラ材、又は、ウォルナット材から選択することが可能であるが、これに限定されるものではない。木材を選択する場合、木目の薄さ、木目のきめの細かさ、導管の細さ及び入手の容易さの観点で選定するのがよい。

0017

本発明の操作表示パネル組込物品において、薄層は、天然繊維から構成される織布または不織布の基材でもよい。
天然繊維から構成される織布または不織布の基材が用いられることにより、質感やインテリア性に優れた物品とすることができる。また、自然の外観と手触りを模倣する合成繊維も利用することができる。ここで、天然繊維や合成繊維から構成される織布は、織目の粗さ、繊維の太さによって、薄層の透光性を制御することが可能である。

0018

本発明の操作表示パネル組込物品において、薄層の前面には、透明保護層が設けられることが好ましい。操作表示パネル組込物品は、ユーザが直接手で触れて使用するものであるため、キズ汚れが生じることがある。薄層の前面に、透明保護層が設けられることにより、キズや汚れの発生を防止することができる。ここで、透明保護層の材質としては、ウレタン系塗料ポリエステル系塗料フェノール樹脂系塗料アクリル樹脂系塗料等を用いることができる。

0019

本発明の操作表示パネル組込物品において、薄層の裏面には、透明補強層が設けられることでもよい。薄層の裏面に透明補強層が設けられることにより、薄層の強度を向上させることができる。透明補強層の材質としては、例えば、ポリ塩化ビニルフィルムポリエチレンポリプロピレン等のポリオレフィン系フィルムを用いることができる。

0020

本発明の操作表示パネル組込物品において、パネルは、透明基材と、透明導電性シートと、発光素子が2次元配列された発光素子アレイと、発光素子の光の射出方向を導くライトガイド、を少なくとも備えることが好ましい。ライトガイドが設けられることにより、表示の際の視認性を向上させることができる。ここで、透明基材としては、ポリカーボネート系樹脂ポリエチレンテレフタレートアクリル系樹脂ポリアセタール系樹脂ポリスルホン系樹脂ポリフェニレンサルファイド系樹脂等を用いることができる。

0021

本発明の操作表示パネル組込物品において、ライトガイドは、発光素子アレイの基板に積層される不透明の暗色基材であり、発光素子アレイ全体を囲い込み、それぞれの発光素子の光軸に沿って貫通孔が設けられていることが好ましい。それぞれの発光素子の光軸に沿って貫通孔が設けられることにより、発光時の視認性を向上させることができる。暗色基材としては、黒色の基材が好適に用いられる。

0022

本発明の操作表示パネル組込物品において、ライトガイドの貫通孔の径は、発光素子の発光エリアの径と同等以上であり、アスペクト比は0.5〜3.0の範囲内であることが好ましい。かかる範囲とされることにより、発光時の視認性を向上させることができる。

0023

本発明の操作表示パネル組込物品は、パネルにおいて、透明基材と、透明導電性シートと、ライトガイドと、発光素子アレイとが順に積層されており、透明基材と透明導電性シートは密着しており、透明導電性シートとライトガイドとの間にはギャップが設けられていることが好ましい。透明導電性シートとライトガイドが密着すると、操作表示パネルを操作した際に、透明導電性シートにかかる応力にばらつきが生じ、誤作動の原因となるためである。

0024

本発明の操作表示パネル組込物品は、パネルにおいて、透明導電性シートと、透明基材と、ライトガイドと、発光素子アレイとが順に積層されており、透明導電性シートと、透明基材と、ライトガイドは、それぞれ密着していることでもよい。透明導電性シート、透明基材、ライトガイド及び発光素子アレイが順に積層される場合には、前述したような、透明導電性シートとライトガイドが密着することにより透明導電性シートにかかる応力にばらつきが生じるといったことは起こらないからである。

0025

本発明の操作表示パネル組込物品において、発光素子アレイの発光素子とライトガイドの貫通孔の配置パターンは同じであり、共に同じピッチで配置されており、ピッチ間隔は5mm以下であることが好ましい。発光素子アレイの発光素子とライトガイドの貫通孔の配置パターン及びピッチが同じとされることにより、全ての発光素子について、ライトガイドによる視認性向上効果を発揮することができる。

0026

本発明の操作表示パネル組込物品は、パネルにおいて、透明基材、透明導電性シート、ライトガイド、および、発光素子アレイの基板が、全てフレキシブル性を有することでもよい。これにより、多様な形状の操作表示パネル組込物品を作製することができる。なお、薄層は、木材の薄板、繊維、皮革については当然にフレキシブル性があるといえる。

0027

本発明の操作表示パネル組込物品は、筐体の外周面の全部又は一部が曲面形状を呈しており、該曲面に当接するようにパネルが組込まれていることでもよい。ここで、曲面形状とは、湾曲形状、屈曲形状などを広く含み、更には、複数の異なる湾曲形状や屈曲形状が複雑に形成された形状も含む意味で用いている。また、複数の操作表示パネル組込物品が曲面形状に沿って組込まれている構成でも構わない。

0028

本発明の操作表示パネル組込物品において、パネルを制御するパネル制御部は、タッチセンサからのデータを判別し、判別結果に基づく表示パネル表示コンテンツに応じて発光素子アレイを駆動する、または、タッチセンサからのデータを判別し、判別結果に基づく表示パネルの表示コンテンツに応じて発光素子アレイを駆動すると共に、有線もしくは無線による通信を介して外部へデータを送信する、または、有線もしくは無線による通信を介して外部からのデータを受信し、受信したデータの判別結果に基づく表示パネルの表示コンテンツに応じて発光素子アレイを駆動する構成とされる。かかる構成とされることにより、ユーザの操作に応じて発光素子アレイを駆動するだけではなく、外部の機器等を操作したり、或は、ユーザの操作によることなく、外部からデータを受信して発光素子アレイを駆動するといったことが可能となる。

0029

本発明の操作表示パネル組込物品は、スピーカーを更に備え、パネルを制御するパネル制御部は、タッチセンサからのデータを判別し、判別結果に基づいてスピーカーに音を出力する、または、有線もしくは無線による通信を介して外部からのデータを受信し、受信したデータの判別結果に基づいてスピーカーに音を出力することでもよい。スピーカーが設けられることにより、ユーザの注意を音によって促し、或は、ユーザにタッチ操作感を音によって感じさせるなど、ユーザの利便性を向上できる。

0030

本発明の操作表示パネル組込物品は、マイクを更に備え、パネルを制御するパネル制御部は、マイクからの音データを判別し、判別結果に基づく表示パネルの表示コンテンツに応じて発光素子アレイを駆動する、または、マイクからの音データを判別し、判別結果に基づく表示パネルの表示コンテンツに応じて発光素子アレイを駆動すると共に、有線もしくは無線による通信を介して外部へデータを送信することでもよい。マイクが設けられることにより、音声入力操作を可能とし、ユーザの利便性が向上する。

0031

本発明の操作表示パネル組込物品は、自然由来の木材、天然繊維、天然皮革もしくは天然石材、又は、自然の外観と手触りを模倣して生成された素材である樹脂、合成繊維、合成皮革もしくは人工石から成る薄層と、タッチセンサ付き表示パネルと、パネルを制御するパネル制御部と、筐体から構成され、薄層は、1〜50%の範囲の光透過率を有し、筐体の外周面に組込まれたパネル前面全体を少なくとも被覆しパネル前面に当接するように、筐体の外周面に配設され、パネルは、透明基材と、透明導電性シートと、発光素子が2次元配列された発光素子アレイと、発光素子の光の射出方向を導くライトガイドから構成されて其々が積層され、該パネルに表示されたコンテンツを視認できる輝度を有する。

0032

本発明の操作表示パネル組込物品は、自然由来の木材、天然繊維、天然皮革もしくは天然石材、又は、自然の外観と手触りを模倣して生成された素材である樹脂、合成繊維、合成皮革もしくは人工石から成る薄層と、タッチセンサ付き表示パネルと、パネルを制御するパネル制御部と、筐体から構成され、パネルは、透明基材と、透明導電性シートと、発光素子が2次元配列された発光素子アレイと、発光素子の光の射出方向を導くライトガイドから構成されて其々が積層され、薄層は、1〜50%の範囲の光透過率を有し、筐体の外周面に組込まれたパネル前面全体を少なくとも被覆しパネル前面に当接するように、筐体の外周面に配設され、該パネルに表示されたコンテンツを視認できる厚みを有する。

0033

本発明の操作表示パネル組込物品において、パネルは、移動体における、利用者に対する表示と、利用者による操作の少なくとも何れかを目的とする部位の全部又は一部を構成することでもよい。
移動体は、人が移動したり物を運んだりするために利用されるため内装等が無機質なものが多い。そこで、パネルが移動体における表示や操作のために利用されることで、自然の外観と手触りが得られる構成とすることが可能である。移動体においては、安全性の観点から耐久性が高く求められるため、薄層としては樹脂が好適である。
なお、ここで移動体とは、自動車や鉄道車両などの車両だけではなく、飛行機ヘリコプター船舶など、移動可能な物体全般を指している。また、移動体は、人が乗ることが可能なものに限られず、例えば、ドローンのように、人が外部から操作するものでもよい。
また、利用者とは、運転等の操作を行う乗員や、運転操作を行わない乗客に限られず、移動体に表示されたものを視認したり、移動体に触れて操作したりする者も広く含む趣旨である。したがって、例えば、飛行機であればパイロット等の乗務員又は乗客だけではなく、整備員等、移動の直接的利用者以外の者も含まれる。また、ドローンのような場合には、ドローンの操縦者だけではなく、ドローンの外部に表示されたものを視認したり、ドローンに触れて操作したりする者が広く含まれる。

0034

本発明の操作表示パネル組込物品において、パネルは、車両内インストルメントパネルの全部又は一部を構成することでもよい。一般に、自動車などの車両においては、内装が無機質なものが多い。そこで、パネルが車両内のインストルメントパネルを構成することにより、自然の外観と手触りが得られるインストルメントパネルとすることが可能である。車両においては、安全性の観点から耐久性が高く求められるため、薄層としては、自然の外観と手触りを模倣して生成された樹脂が好適である。

0035

本発明の操作表示パネル組込物品において、パネルは、車両用ドアトリムアームレストの少なくとも何れかの全部又は一部を構成することでもよい。パネルが車両用のドアトリムやアームレストを構成することにより、自然の外観と手触りが得られ、かつ利便性の高いドア又はアームレストすることができる。
ここで、ドアトリムとは、ドア室内側の内張り部品のことである。また、アームレストとは、フロントシート又はリアシートの中央に設けられたアームレストだけではなく、ドアアームレストを含む意味で用いている。また、ドアアームレストは、肘掛けに利用する部位だけではなく、パワーウインドウスイッチが設けられる部位等も含んでいる。また、車両においては、安全性の観点から耐久性が高く求められるため、薄層としては、自然の外観と手触りを模倣して生成された樹脂が好適である。

発明の効果

0036

本発明の操作表示パネル組込物品によれば、空間に自然に調和してユーザにとって視覚的ノイズとならず、かつ、ユーザが使用したいと思ったときや必要な時には、自然素材の手触りを感じながら直感的に操作可能であり、上質な室内居住空間や自然な室外空間を実現することができるといった効果がある。

図面の簡単な説明

0037

実施例1の操作表示パネル組込物品の構成イメージ図
実施例1の操作表示パネル組込物品の断面模式図
実施例1の操作表示パネル組込物品の機能ブロック
実施例2の操作表示パネル組込物品の断面模式図
実施例3の操作表示パネル組込物品の断面模式図
実施例4の操作表示パネル組込物品の断面模式図
実施例5の突板と透明基材の接着イメージ
実施例6の突板と透明基材の接着イメージ図
実施例7の操作表示パネル組込物品の斜視図
実施例7の操作表示パネル組込物品の説明図
実施例8の操作表示パネル組込物品の斜視図
実施例8の操作表示パネル組込物品の説明図
実施例8の操作表示パネル組込物品の拡大説明図
実施例1の操作表示パネル組込物品を利用したネットワーク構成図
実施例9の操作表示パネル組込物品の斜視図
実施例9の操作表示パネル組込物品の説明図
実施例9の操作表示パネル組込物品の拡大説明図
実施例10の操作表示パネル組込物品の概略イメージ
実施例10の操作表示パネル組込物品の拡大説明図
実施例11の操作表示パネル組込物品の概略イメージ図

発明を実施するための最良の形態

0038

以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。

0039

図1は、実施例1の操作表示パネル組込物品の構成イメージ図を示している。図1に示すように、操作表示パネル組込物品1は、突板2、透明基材3、透明導電膜としてタッチパネルシート4、ライトガイド5及び発光素子アレイとしてLEDアレイ6から構成され、それぞれ上から順に積層されている。突板2は、操作表示パネル組込物品の外表面に位置し、LEDアレイ6は物品内部に位置するように構成される。LEDアレイ6には多数のLED光源7が2次元に配列されている。ライトガイド5は、各LED光源7の光の射出方向をLEDアレイ6の基板と垂直方向に導くものであり、LED光源7の個数と同じガイド孔5aが設けられている。
図1においては、説明の都合上、全てのLED光源を図示していないが、例えば、縦32個横200個の計6400個のLED光源でLEDアレイ6が構成される。1つのLED光源は平面実装タイプのLEDで構成される。1つのLED光源の光で点光源を実現し、これを1ドットと見て、8×8ドット、或は、16×16ドットで1つの文字や図柄を表現することができる。例えば、6400個のLED光源を有するLEDアレイ6の場合、22文字×3行の文章を表現させることができる。ここで、LED光源は、例えば、2mm×2mmのサイズで、700〜1000mcd(ミリカンデラ)のものを用いる。
ライトガイド5は、LED光源7から発せられる光で構成される文字や図柄を、突板2を通して鮮明に視認させる役割を担っている。すなわち、LEDアレイ6の上にライトガイド5が積層された際に、各LED光源7の直上にガイド孔5aが配置されるように、LED光源7の配置に合わせて、多数のガイド孔5aが設けられている。

0040

(突板の選定)
突板2には、シカモア材が用いられている。突板を選定するに当たっては、複数の木材を用いて比較実験を行い、定性的な評価を行った。比較実験対象となる木材の樹種は、木目の薄さ、木目のきめの細かさ、導管の細さ及び入手の容易さを基準として選定を行っている。木目が薄いものとは、冬目のはっきりしないものなどのことである。また、導管が細いものを選定項目としたのは、導管が太いものの場合には、導管が裂け目のようになり光源直接光漏れたように見え、視認性を低下させる要因となるからである。
上記の選定基準に基づき、比較実験対象となる木材の樹種を選定した結果、シカモア、ナラ、オーク、ゼブラウッド、サクラ、マホガニー、メープル及びウォルナットが選定された。これらの木材につき、光度が700mcdのLED光照射して、透過率の評価を行った。下記表1は突板の比較実験結果を定性的に示したものである。なお、表中において、“◎”は“非常に良い”、“○”は“良い”、“△”は“やや悪い”、“×”は“悪い”をそれぞれ示している。

0041

0042

上記表1に示すように、まず、シカモアについては、光の透過率が10%程度と高く、しかも見栄えが良いことから“非常に良い”と評価した。サクラ、メープル及びウォルナットについては、光の透過率は高いが、見栄えについてはシカモアよりやや劣ることから“良い”と評価した。また、ナラ及びオークについては、導管からの光の漏れがややひどいことから“やや悪い”と評価した。ゼブラウッドについては、木目が濃く光が透過しないことから“悪い”と評価した。マホガニーについては、導管からの光の漏れがひどいことから“悪い”と評価した。
上より、比較実験を行った樹種の内、シカモア材が、本物品の突板として適していることが判った。

0043

次に、操作表示パネル組込物品の組み立て後の構造について図2を参照しながら説明する。
図2は、実施例1の操作表示パネル組込物品の断面模式図を示している。図2に示すように、操作表示パネル組込物品1において、突板2、透明基材3、タッチパネルシート4、ライトガイド5及びLEDアレイ6は、筐体8によって、上から順に積層された状態で接着されている。LEDアレイ6上に設けられたLED光源7から発せられた光の内、斜めに発せられた光(9b,9c)は、ライトガイド5によって遮られ、光9aのように真っ直ぐな光として、突板2に届くこととなる。なお、筐体8は、主にABS樹脂で形成されている。
突板2と透明基材3、又は、透明基材3とタッチパネルシート4は、間隙を設けることなく、貼り合わされている。これに対して、タッチパネルシート4とライトガイド5の間には、ギャップG1が設けられている。これは、ライトガイド5にはガイド孔5aが設けられているため、タッチパネルシート4とライトガイド5を接着すると、タッチパネルを操作した際に、応力にばらつきが生じ、誤作動の原因となるためである。

0044

また、ライトガイド5とLED光源7の間にも、ギャップG2が設けられている。LEDアレイ6に設けられるLED光源7や、ライトガイド5に設けられるガイド孔5aの数は、数千個にも及ぶことから、ライトガイド5とLEDアレイ6を積層した場合に、配置の誤差が生じる可能性がある。誤差が生じた状態で、ライトガイド5とLEDアレイ6を接着すると、LED光源7から発せられた光がガイド孔5aに通らず、正確な表示がなされないこととなる。そこでギャップG2を設けることにより、LED光源7とガイド孔5aの配置の誤差による表示品質の低下を防止することができる。また、多少の誤差があっても表示品質が保たれるため、製造が容易となる。

0045

次に、操作表示パネル組込物品の操作と表示の関係について説明する。図3は、実施例1の操作表示パネル組込物品の機能ブロック図を示している。図3に示すように、操作表示パネル組込物品1は、タッチパネル部10、制御部20及び表示パネル部30から成る。また、制御部20には、タッチパネル操作検知部21、タッチ操作データ判別部22、表示データ23、データ処理部24、LED駆動出力部25、データ送受信部26が設けられている。データ送受信部26は、データ送信部27及びデータ受信部28から成る。

0046

ユーザ(図示せず)が、タッチパネル部10の操作入力を行うと制御部20に設けられたタッチパネル操作検知部21は、ユーザがタッチパネル上のどの位置に触れたかを検知する。データ処理部24は、表示データ23を受け取り、タッチ操作データ判別部22へと送る。タッチ操作データ判別部22では、タッチパネル操作検知部21において得られたデータと、表示データ23を基に、ユーザがいかなる操作を行ったのかにつき判別を行い、判別により得られたタッチ操作データをデータ処理部24へと送る。
データ処理部24は、タッチ操作データ判別部22において判別されたタッチ操作データを基に、どのLEDをどのように点灯させるかを決定し、決定されたデータをLED駆動出力部25へ伝達し、表示パネル部30において、表示する。

0047

また、データ処理部24に送られたタッチ操作データは、データ送信部27から通信手段50を介して、外部機器40へと送信される。これにより、ユーザはタッチパネル部10を操作することにより、外部機器40をコントロールすることができる。また、データ受信部28が通信手段50を介して外部機器40からデータを受信し、該データをデータ処理部24へ送り、データ処理部24は、該データを基に、どのLEDをどのように点灯させるかを決定し、決定されたデータをLED駆動出力部25へ伝達し、表示パネル部30において表示することも可能である。
本実施例では、通信手段50は、無線での通信を行うものであるが、これに限られず、有線で通信を行うものであってもよい。また、外部機器40の例としては、エアコン照明器具といった家庭用電化製品だけではなく、スマートフォン等の携帯情報端末や、パーソナルコンピュータなどが挙げられる。
本実施例とは異なり、操作表示パネル組込物品1と外部機器40が直接通信を行うのではなく、有線又は無線通信により、外部のサーバを介して、通信を行う構成でもよい。

0048

かかる構成について、図14を参照しながら説明する。図14は、実施例1の操作表示パネル組込物品を利用したネットワーク構成図を示している。図14に示すように、操作表示パネル組込物品(1a〜1c)は、それぞれインターネット51を介してコンピュータ52と通信可能であり、コンピュータ52はサーバ53と有線又は無線で接続されている。したがって、例えば、予め操作表示パネル組込物品(1a〜1c)の位置情報をサーバ53に登録しておき、該情報を元に毎日天気予報をコンピュータ52からインターネット51を介して操作表示パネル組込物品(1a〜1c)へと送信し、操作表示パネル組込物品(1a〜1c)の表示パネル部30に表示させるといった利用が可能である。
なお、サーバ53は、インターネット51を介してコンピュータ52と接続される構成でもよい。

0049

表示パネル部30におけるLED表示は、常時表示される構成でもよいし、何らかのイベント契機に表示のオンオフ切り替えられる構成でもよい。
表示を開始するイベントの例としては、ユーザによるタッチ入力、人が近づいたことを検知する人感センサ、部屋のドアに設けられたセンサ、一定時間毎特定時刻自動表示するといったことが考えられる。また、表示を終了するイベントの例としては、表示から一定時間が経過、特定時刻に自動で終了、人感センサにより人の存在を認識できなくなったことなどが考えられる。
なお、操作表示パネル組込物品1に用いられる電源は、バッテリー外部電源のいずれも利用可能である。

0050

図4は、実施例2の操作表示パネル組込物品の断面模式図を示している。
図4に示すように、操作表示パネル組込物品100においては、実施例1とは異なり、上から突板2a、タッチパネルシート4、透明基材3の順に積層されている。タッチパネルシート4は、タッチパネル操作時の精度を維持するために、凹凸面の少ない基材と接着される必要がある。透明基材3は、表面上の凹凸が少ないため、実施例1においてもタッチパネルシート4と接着されており、本実施例においても同様に接着されている。これに対して、実施例1では、突板2とタッチパネルシート4は直接接触しない構造となっていたが、本実施例では、突板2aは表面上の凹凸が非常に少ない木材から成るため、タッチパネルシート4と接着させることが可能となっている。
実施例1では、図2に示すように、突板2、透明基材3、タッチパネルシート4の順に上から積層されていたため、タッチパネルシート4とその下に積層されるライトガイド5との間にギャップG1を設ける必要があったが、図4に示すように、実施例2では、上から突板2a、タッチパネルシート4、透明基材3の順に積層されているため、タッチパネルシート4とその下に積層されるライトガイド5との間にギャップを設ける必要がない構成となっている。
これにより、操作表示パネル組込物品の薄型化を図ることができる。

0051

図5は、実施例3の操作表示パネル組込物品の断面模式図を示している。
図5に示すように、操作表示パネル組込物品101においては、実施例1とは異なり、突板2ではなく、布材2bが用いられている。
布材2bを用いることにより、例えば、部屋の壁紙と同様の見た目や質感とすることができ、ユーザにとってストレスの感じにくい操作表示パネル組込物品とすることができる。

0052

図6は、実施例4の操作表示パネル組込物品の断面模式図を示している。
図6に示すように、操作表示パネル組込物品102においては、実施例1とは異なり、突板2ではなく、石材2cが用いられている。
石材2cを用いることにより、インテリア性の高い操作表示パネル組込物品とすることができる。

0053

図7は、実施例5の突板と透明基材の接着イメージ図を示している。図7に示すように、操作表示パネル組込物品103を構成する突板2と透明基材3は、接着剤12によって接着されている。突板2の表面は、ウレタン塗装が施されたことによりウレタン層9が形成され、キズの発生や汚れの付着を防止している。

0054

図8は、実施例6の突板と透明基材の接着イメージ図を示している。図8に示すように、実施例5と同様に、操作表示パネル組込物品104を構成する突板2の表面は、ウレタン塗装によるウレタン層9が形成され、キズの発生や汚れの付着を防止している。
しかしながら、実施例5とは異なり、突板2の裏面には裏打ち材としてポリ塩化ビニルフィルム11が接着剤12aを用いて貼り付けられている。これは、突板2を補強するために設けられたものである。ポリ塩化ビニルフィルム11は透明度が高い素材であるため、透過率への影響もほとんどなく、効果的に突板2を補強することができる。
また、ポリ塩化ビニルフィルム11が貼り付けられた突板2と透明基材3は、接着剤12bによって接着されている。

0055

図9は、実施例7の操作表示パネル組込物品の斜視図であり、(1)は正面からの斜視図、(2)は背面からの斜視図を示している。
図9(1)に示すように、操作表示パネル組込物品105は、正面視上では、突板2に覆われているため、あたかも1枚の木板であるかのような形状を呈している。操作表示パネル組込物品105の内部には、操作表示パネルユニット13が設けられている。ここで、操作表示パネルユニット13とは、図2で示した突板2、透明基材3、タッチパネルシート4、ライトガイド5及びLEDアレイ6の内、突板2を除いたものを指している。なお、LEDアレイ6には、実施例1と同様に多数のLED光源7が設けられている。
図9(2)に示すように、操作表示パネル組込物品105の裏面には、突板2は貼り付けられておらず、筐体8が剥き出しとなっている。

0056

図10は、実施例7の操作表示パネル組込物品の説明図であり、(1)は正面図、(2)はA−A断面図を示している。図10(1)に示すように、操作表示パネル組込物品105の内部には、操作表示パネルユニット13が設けられている。図10(2)に示すように、筐体8は、直方体形状ではなく、操作表示パネルユニット13が設けられた箇所については、開口された状態となっている。筐体8の内部には、図示しないが、タッチ制御IC、メインマイコン無線通信装置、電源等が設けられている。

0057

図11は、実施例8の操作表示パネル組込物品の斜視図を示している。図11に示すように、操作表示パネル組込物品106は、円筒形状を呈している。突板2dはフレキシブル性のある素材で形成されており、湾曲した状態で筐体80の外周側面上に貼り付けられている。なお、ここでは図示していない透明基材及びタッチパネルシートについては後述する。
筐体80についても略円筒形状を呈しているが、操作表示パネルユニット(130a〜130c)が設けられる箇所については、開口された形状となっている。

0058

図12は、実施例8の操作表示パネル組込物品の説明図であり、(1)は正面図、(2)はB−B断面図を示している。図12(1)に示すように、操作表示パネル組込物品106の内部には、操作表示パネルユニット(130a〜130c)が設けられている。
図12(2)に示すように、操作表示パネルユニット(130a〜130c)は、円筒形状の操作表示パネル組込物品106の軸中心から外周面方向に向けて発光するように配置されている。

0059

次に、図13を参照しながら、操作表示パネル組込物品106における操作表示パネルユニット(130a〜130c)と、突板2d、透明基材3d、タッチパネルシート4d及び筐体80との関係について説明する。
図13は、実施例8の操作表示パネル組込物品の拡大説明図を示している。図13に示すように、操作表示パネルユニット(130a〜130c)は、ライトガイド5及びLEDアレイ6から成り、LEDアレイ6には、実施例1と同様に多数のLED光源7が設けられている。操作表示パネルユニット(130a〜130c)は、いずれも平板形状を呈しているのに対して、突板2d、透明基材3d及びタッチパネルシート4dは、略円筒形状である筐体80の外周面形状に合わせて、湾曲形状となって順に貼り合わされている。したがって、突板2d、透明基材3d及びタッチパネルシート4dと、操作表示パネルユニット(130a〜130c)の間には、ギャップG3が設けられることとなる。また、操作表示パネルユニット130aと操作表示パネルユニット130b、或は、操作表示パネルユニット130bと操作表示パネルユニット130cの間は筐体80で構成されることとなる。

0060

本実施例では、ギャップG3や操作表示パネルユニット(130a〜130c)相互間の筐体80部分が設けられていても充分な視認性や操作性が得られる構成となっているが、操作表示パネルユニット(130a〜130c)のサイズをより小さいものとし、より多くの操作表示パネルユニットを搭載することで、ギャップG3の範囲を狭くしたり、操作表示パネルユニット(130a〜130c)相互間の筐体80部分を少なくすることが可能である。
また、本実施例では、操作表示パネルユニット(130a〜130c)は、円筒形状の約半周部分にしか設けていないが、操作表示パネル組込物品106の外周面全体を覆うように設けて、側面全体に表示がなされる構成としてもよい。

0061

このように、円筒形状の操作表示パネル組込物品とすることで、インテリア性の高い物品とすることができる。また、操作表示パネル組込物品106は、天然の素材を用いたことによるインテリア性の高さだけではなく、曲面形状の突板2dを用いたことにより手触りが良く、操作の度にその質感を味わうことができるものであり、ユーザに上質な体験を提供できるものであるといえる。

0062

図15は、実施例9の操作表示パネル組込物品の斜視図を示している。図15に示すように、操作表示パネル組込物品107の外形は、実施例8の操作表示パネル組込物品106と同様に、円筒形状を呈している。突板2dはフレキシブル性のある素材で形成されており、湾曲した状態で筐体80の外周側面上に貼り付けられている。なお、ここでは図示していない透明基材及びタッチパネルシートについては後述する。
筐体80についても略円筒形状を呈しているが、操作表示パネルユニット(130d〜130f)が設けられる箇所については、開口された形状となっている。

0063

図16は、実施例9の操作表示パネル組込物品の説明図であり、(1)は正面図、(2)は(1)におけるC−C断面図を示している。図16(1)に示すように、操作表示パネル組込物品107の内部には、操作表示パネルユニット(130d〜130f)が設けられている。
図16(2)に示すように、操作表示パネルユニット(130d〜130f)は、円筒形状の操作表示パネル組込物品107の軸中心から外周面方向に向けて発光するように配置されている。

0064

次に、図17を参照しながら、操作表示パネル組込物品107における操作表示パネルユニット(130d〜130f)と、突板2d、透明基材3d、タッチパネルシート4d及び筐体80との関係について説明する。
図17は、実施例9の操作表示パネル組込物品の拡大説明図を示している。図17に示すように、操作表示パネルユニット(130d〜130f)は、ライトガイド5d及びLEDアレイ6dから成り、LEDアレイ6dには、実施例1と同様に多数のLED光源7が設けられている。実施例8における操作表示パネルユニット(130a〜130c)は、いずれも平板形状を呈していたのに対して、操作表示パネルユニット(130d〜130f)では、ライトガイド5d及びLEDアレイ6dはいずれもフレキシブルな素材が用いられているため、実施例8とは異なり、操作表示パネルユニット(130d〜130f)は、略円筒形状である筐体80の外周面形状や、突板2d、透明基材3d、タッチパネルシート4dの形状に合わせて、湾曲形状となり、配設されている。したがって、表示時における視認性や操作性の高い構成となっている。

0065

また、操作表示パネルユニット130dと操作表示パネルユニット130e、或は、操作表示パネルユニット130eと操作表示パネルユニット130fの間は筐体80で構成されているが、筐体80の強度が充分に得られる範囲で、操作表示パネルユニット(130d〜130f)相互間の筐体80部分を少なくする構成としてもよい。これにより、表示範囲を拡大したり、操作性を高めることができる。
また、本実施例では、操作表示パネルユニット(130d〜130f)は、円筒形状の約半周部分にしか設けていないが、操作表示パネル組込物品107の外周面全体を覆うように設けて、側面全体に表示がなされる構成としてもよい。

0066

このように、操作表示パネルユニット(130d〜130f)をフレキシブルな構成とすることで、視認性や操作性の高い操作表示パネル組込物品とすることができる。

0067

図18は、実施例10の操作表示パネル組込物品の概略イメージ図を示している。図18に示すように、自動車14には、フロントガラス15a、シート16、インストルメントパネル17が設けられ、シート16にはドライバー18が座っている。また、インストルメントパネル17の一部として、操作表示パネル組込物品108が設けられている。
かかる構成とは異なり、後方座席(図示せず)から見えるシート16のヘッドレスト、シート16の背面部、自動車14の車内天井を操作表示パネル組込物品としてもよい。また、空調や照明を制御するパネルが設けられる箇所を操作表示パネル組込物品としてもよい。
図19は、実施例10の操作表示パネル組込物品の拡大説明図を示している。図19に示すように、操作表示パネル組込物品108の表面には、自然由来の木材の外観と手触りを模倣して生成された樹脂2eが用いられている。樹脂2eは、インストルメントパネル17の形状に合わせて、曲面形状を呈しているため、操作表示パネルユニット(130g〜130i)についても実施例9と同様にフレキシブルな素材が用いられている。
なお、ここでは詳細には図示しないが、操作表示パネル組込物品108は、例えば、スピードメータータコメーターなどのように、常時表示が必要とされる箇所については用いず、時計などのように常時表示が必要とされるわけではない箇所についてのみ用いるといった構成でもよい。

0068

図20は、実施例11の操作表示パネル組込物品の概略イメージ図を示している。図20に示すように、自動車用ドア60は、一般的な自動車のフロントシートの右側のドアである。自動車用ドア60には、サイドガラス15b、ドアインナーハンドル61、ドアトリムである操作表示パネル組込物品109及びドアアームレストである操作表示パネル組込物品110が設けられている。
操作表示パネル組込物品109には、操作表示パネルユニット13aが設けられ、表面は樹脂2fから成る薄層で覆われている。操作表示パネルユニット13aは、サイドガラス15bとドアアームレストである操作表示パネル組込物品110の間に設けられているため、他の機能を阻害することなく、また表示を行わないときには、通常のドアトリムの一部の外観を有するため、視覚的なノイズとならないという利点がある。

0069

操作表示パネル組込物品110には、操作表示パネルユニット13bが設けられ、表面は樹脂2fから成る薄層で覆われている。操作表示パネルユニット13bは、一般的にパワーウインドウスイッチが設けられる位置に配置されており、操作表示パネルユニット13bに触れることで、サイドガラス15bの開閉等を行うことが可能である。
操作表示パネル組込物品(109,110)を用いる場合には、誤って触れてしまうことによる事故等を防止するため、誤操作を防止する手段が操作表示パネル組込物品(109,110)の内部又は外部に設けられていてもよい。
なお、操作表示パネル組込物品109に設けられた薄層と操作表示パネル組込物品110に設けられた薄層は、いずれも樹脂2fから成るが、異なる樹脂を用いてもよい。

0070

(その他の実施例)
実施例9に示したように、操作表示パネルユニットをフレキシブルな構成とすることで、多様な形状の物品に操作表示パネルユニットを組み込むことが可能となる。したがって、例えば、日常的に使用される椅子、テーブル、ソファベッド、ラック、カーテン又はこたつ等を操作表示パネル組込物品としてもよい。

0071

本発明は、家庭用電化製品のコントローラ、電子機器のディスプレイ又は自動車等の移動体に搭載する操作表示装置として有用である。

0072

1,1a〜1c,100〜110操作表示パネル組込物品
2,2a,2d突板
2b布材
2c石材
2e,2f樹脂
3,3d 透明基材
4,4dタッチパネルシート
5,5dライトガイド
5aガイド孔
6,6dLEDアレイ
7LED光源
8,80筐体
9ウレタン層
9a〜9c 光
10タッチパネル部
11ポリ塩化ビニルフィルム
12,12a,12b接着剤
13,13a,13b,130a〜130i 操作表示パネルユニット
14自動車
15aフロントガラス
15bサイドガラス
16シート
17インストルメントパネル
18ドライバー
20 制御部
21タッチパネル操作検知部
22タッチ操作データ判別部
23 表示データ
24データ処理部
25LED駆動出力部
26データ送受信部
27データ送信部
28データ受信部
30表示パネル部
40外部機器
50通信手段
51インターネット
52コンピュータ
53サーバ
60自動車用ドア
61ドアインナーハンドル
G ギャップ

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