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技術 取付け部材とそれを用いたプロジェクタ装置および照明装置

出願人 マクセル株式会社
発明者 石川達也川端崇嗣賀来信行高治政徳渡辺克行
出願日 2017年6月15日 (3年11ヶ月経過) 出願番号 2019-524669
公開日 2020年4月9日 (1年1ヶ月経過) 公開番号 WO2018-229945
状態 未査定
技術分野
  • -
主要キーワード 細目ネジ 左右略均等 スタンド脚 回転ツマミ 各固定金具 調整バネ 底辺側 電源インレット
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (14)

課題・解決手段

壁面に簡単に取り付けて微細な位置/傾斜調整が可能で画面修正可能なプロジェクタ装置または照明装置と、そのための取付け部材を提供する。一部からその光学系の一部を外部に突出させ、近距離から垂直面映像拡大投射するプロジェクタ装置または照明装置本体を、映像の投射面である前記垂直面に対して設置するための取付け部材は、垂直面の一部に取り付けられる面固定部と、プロジェクタ装置または照明装置本体の一部に取り付けられる装置固定部とを備え、面固定部と装置固定部は、半球体軸を利用して、互いに直交する3軸を中心とした回転方向において調整可能に連結され、更に、面固定部または装置固定部の何れかに取り付けられた調整手段を備えている。

概要

背景

各種の映像投射する光学装置であるプロジェクタ装置は、外部からの映像信号を入力してその映像を拡大してパネルや壁面等に投射するための手段としても広く利用されてきており、一般的には、例えば、上等に設置した状態で、拡大した映像をスクリーンや壁面上に投射する。例えば、以下の特許文献1には、投射光学装置であるプロジェクタを机上に設置し、または、天井から吊り下げて映像をスクリーンや壁面上に投射するものが、また、以下の特許文献2には、投射光学装置であるプロジェクタを天井面から吊り下げて、視聴者を取り囲んで円筒型に形成されたスクリーン(投影面)上に投射するプロジェクションシステムも既に知られている。

加えて、以下の特許文献3によれば、映像を投射する壁面の上方に取り付け、プロジェクタの姿勢(位置および傾き角度)を高精度に調整可能なプロジェクタ支持装置も既に知られている。

概要

壁面に簡単に取り付けて微細な位置/傾斜調整が可能で画面修正可能なプロジェクタ装置または照明装置と、そのための取付け部材を提供する。一部からその光学系の一部を外部に突出させ、近距離から垂直面に映像を拡大投射するプロジェクタ装置または照明装置本体を、映像の投射面である前記垂直面に対して設置するための取付け部材は、垂直面の一部に取り付けられる面固定部と、プロジェクタ装置または照明装置本体の一部に取り付けられる装置固定部とを備え、面固定部と装置固定部は、半球体軸を利用して、互いに直交する3軸を中心とした回転方向において調整可能に連結され、更に、面固定部または装置固定部の何れかに取り付けられた調整手段を備えている。

目的

本発明は、上一般家庭の室内などの壁面に、直接、比較的簡単に取り付けて使用することが可能であり、かつ、壁面への取付け作業の後にも、プロジェクタ装置の微細な位置および傾き調整が可能な壁掛け式プロジェクタ装置の取付け部材と、それを用いたプロジェクタ装置および照明装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

内部に光源、前記光源からの光を映像光に変換する手段、前記映像光を拡大して投射する光学系を備え、その一部から近距離の垂直面投射映像拡大投射するプロジェクタ装置本体と、前記プロジェクタ装置本体を、映像投射面である前記垂直面に対して略垂直に直立して所定の位置に保持する取付け部材と、を有するプロジェクタ装置であって、前記取付け部材は、前記プロジェクタ装置が保持される空間内において、前記プロジェクタ装置本体を、互いに直交する3軸の周りに調整可能である、プロジェクタ装置。

請求項2

請求項1に記載のプロジェクタ装置において、前記取付け部材は、半球体軸を利用して、互いに直交する3軸の周りに調整可能である、プロジェクタ装置。

請求項3

請求項2に記載のプロジェクタ装置において、前記プロジェクタ装置は壁掛け式のプロジェクタ装置であって、前記プロジェクタ装置本体が取り付けられる前記映像の投射面は、壁面である、プロジェクタ装置。

請求項4

請求項3に記載のプロジェクタ装置において、壁掛け式の前記プロジェクタ装置本体は、映像投射距離を著しく短くした超短型のプロジェクタ装置である、プロジェクタ装置。

請求項5

請求項4に記載のプロジェクタ装置において、壁掛け式の前記プロジェクタ装置本体は、前記壁面に対して、その取付け位置から下方に向かって前記映像光を拡大して投射する、プロジェクタ装置。

請求項6

内部に光源、前記光源からの光を照明光に変換する手段、前記照明光を拡大して投射する光学系を備え、その一部から近距離の垂直面に前記照明光を拡大投射する照明装置本体と、前記照明装置本体を、前記照明光の投射面である前記垂直面に対して略垂直に直立して所定の位置に保持する取付け部材と、を有する照明装置であって、前記取付け部材は、前記照明装置が保持される空間内において、前記照明装置本体を、互いに直交する3軸の周りに調整可能である、照明装置。

請求項7

請求項6に記載の照明装置において、前記取付け部材は、半球体軸を利用して、互いに直交する3軸の周りに調整可能である、照明装置。

請求項8

請求項7に記載の照明装置において、前記照明装置は壁掛け式の照明装置であって、前記照明装置本体が取り付けられる前記照明光の投射面は、壁面である、照明装置。

請求項9

請求項8に記載の照明装置において、壁掛け式の前記照明装置本体は、前記照明光の投射距離を著しく短くした超短型の照明装置である、照明装置。

請求項10

請求項9に記載の照明装置において、壁掛け式の前記照明装置本体は、前記壁面に対して、その取付け位置から下方に向かって前記照明光を拡大して投射する、照明装置。

請求項11

近距離から垂直面に映像または照明光を拡大投射するプロジェクタ装置本体または照明装置を、前記映像の投射面である前記垂直面に対して設置するための取付け部材であって、前記垂直面の一部に取り付けられる面固定部と、前記プロジェクタ装置本体の一部に取り付けられるプロジェクタまたは照明装置固定部と、を備え、前記面固定部と前記プロジェクタまたは照明装置固定部は、前記プロジェクタまたは照明装置が保持される空間内において、互いに直交する3軸の周りに調整可能に連結され、更に、前記面固定部または前記プロジェクタまたは照明装置固定部の何れかに取り付けられた調整手段を備えている、プロジェクタ装置または照明装置の取付け部材。

請求項12

請求項11に記載のプロジェクタ装置または照明装置の取付け部材において、前記取付け部材は、半球体軸を利用して、互いに直交する3軸の周りに調整可能である、プロジェクタ装置または照明装置の取付け部材。

請求項13

請求項12に記載のプロジェクタ装置または照明装置の取付け部材において、前記取付け部材は、壁掛け式の取付け部材であって、前記プロジェクタ装置本体が取り付けられる前記映像の投射面である前記垂直面は、壁面である、プロジェクタ装置または照明装置の取付け部材。

請求項14

請求項13に記載のプロジェクタ装置または照明装置の取付け部材において、前記面固定部と前記プロジェクタ固定部は、前記球体軸を介して、互いに、弾性部材により連結されている、プロジェクタ装置または照明装置の取付け部材。

請求項15

請求項14に記載のプロジェクタ装置または照明装置の取付け部材において、前記調整手段は、その回転により、前記面固定部に対して前記弾性部材により連結されている前記プロジェクタまたは照明装置固定部の一部を押圧して3軸方向の調整を可能にしている、プロジェクタ装置または照明装置の取付け部材。

請求項16

請求項15に記載のプロジェクタ装置または照明装置の取付け部材において、前記調整手段は、軸状のネジ部の一方の端部に円盤状の操作部が一体に形成されている、プロジェクタ装置または照明装置の取付け部材。

請求項17

請求項16に記載のプロジェクタ装置または照明装置の取付け部材において、前記調整手段は、前記面固定部の一部に取り付けられている、プロジェクタ装置または照明装置の取付け部材。

技術分野

0001

本発明は、プロジェクタ装置に関し、特に、壁掛け式プロジェクタ装置の取付け部材とそれを用いたプロジェクタ装置および照明装置に関する。

背景技術

0002

各種の映像投射する光学装置であるプロジェクタ装置は、外部からの映像信号を入力してその映像を拡大してパネルや壁面等に投射するための手段としても広く利用されてきており、一般的には、例えば、上等に設置した状態で、拡大した映像をスクリーンや壁面上に投射する。例えば、以下の特許文献1には、投射光学装置であるプロジェクタを机上に設置し、または、天井から吊り下げて映像をスクリーンや壁面上に投射するものが、また、以下の特許文献2には、投射光学装置であるプロジェクタを天井面から吊り下げて、視聴者を取り囲んで円筒型に形成されたスクリーン(投影面)上に投射するプロジェクションシステムも既に知られている。

0003

加えて、以下の特許文献3によれば、映像を投射する壁面の上方に取り付け、プロジェクタの姿勢(位置および傾き角度)を高精度に調整可能なプロジェクタ支持装置も既に知られている。

先行技術

0004

特開2000−122180号公報
特開2007−218945号公報
特開2011−164140号公報

発明が解決しようとする課題

0005

近年の投射光学装置では、特に、自由曲面ミラーや自由曲面レンズを含む投射レンズ系の種々の改良により、映像光の大きな傾斜にもかかわらず、台形歪を低減した投射映像が得られることから、投射光学装置から映像が投写される壁面(スクリーン)までの距離を著しく短くした超短型のものも既に知られている。

0006

そのため、上記特許文献1や2により知られるプロジェクタを天井に吊り下げる支持構造替えて、上記特許文献3や4で知られるような、即ち、映像が投射される壁面に、直接、投射光学装置を取り付ける、壁面取付け型のものも提案されている。

0007

しかしならが、上述した従来技術では、特に、上記特許文献3になるプロジェクタ装置の投影面(壁面)上への支持構造は、壁面に固定された吊り下げ部材(ワイヤロープな等の線材チェーン或いは帯状の部材)によりプロジェクタ装置を吊り下げて支持する構造であることから、プロジェクタ装置を壁面に押し付ける力(当接力)は、装置への重力を水平方向に分離したものとなり、プロジェクタ装置を壁面に対して安定的に保持するには適していない構造であった。

0008

特に、投射距離の非常に短い、いわゆる、超短投射型のプロジェクタ装置は、壁面に取り付けて使用する壁掛け式には好適であるが、一方、その投射距離の短さから、装置の設置位置の僅かな移動(ズレ)や傾きによっても壁面上での投射映像の位置や形状が変動してしまうことから、プロジェクタ装置を壁面に取り付ける取付け部材は、微細な移動(ズレ)および傾きの調整が可能であることが必要とされる。

0009

そこで、本発明は、上一般家庭の室内などの壁面に、直接、比較的簡単に取り付けて使用することが可能であり、かつ、壁面への取付け作業の後にも、プロジェクタ装置の微細な位置および傾き調整が可能な壁掛け式プロジェクタ装置の取付け部材と、それを用いたプロジェクタ装置および照明装置を提供することをその目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上記の目的を達成するために、本発明によれば、以下の特許請求の範囲にも記載するように、内部に光源、前記光源からの光を映像光に変換する手段、前記映像光を拡大して投射する光学系を備え、その一部から近距離の垂直面に投射映像を拡大投射するプロジェクタ装置本体と、前記プロジェクタ装置本体を、映像の投射面である前記垂直面に対して略垂直に直立して所定の位置に保持する取付け部材と、を有するプロジェクタ装置であって、前記取付け部材は、前記プロジェクタ装置が保持される空間内において、前記プロジェクタ装置本体を、互いに直交する3軸の周りに調整可能であるプロジェクタ装置が提供される。

0011

また、本発明によれば、やはり上記の目的を達成するため、内部に光源、前記光源からの光を照明光に変換する手段、前記照明光を拡大して投射する光学系を備え、その一部から近距離の垂直面に照明光を拡大投射する照明装置本体と、前記照明装置本体を、照明光の投射面である前記垂直面に対して略垂直に直立して所定の位置に保持する取付け部材と、を有する照明装置であって、前記取付け部材は、前記照明装置が保持される空間内において、前記照明装置本体を、互いに直交する3軸の周りに調整可能である照明装置が提供される。

0012

そして、本発明によれば、近距離から垂直面に映像または照明光を拡大投射するプロジェクタ装置本体または照明装置を、前記映像の投射面である前記垂直面に対して設置するための取付け部材であって、前記垂直面の一部に取り付けられる面固定部と、前記プロジェクタ装置本体の一部に取り付けられるプロジェクタまたは照明装置固定部と、を備え、前記面固定部と前記プロジェクタまたは照明装置固定部は、前記プロジェクタまたは照明装置が保持される空間内において、互いに直交する3軸の周りに調整可能に連結され、更に、前記面固定部または前記プロジェクタまたは照明装置固定部の何れかに取り付けられた調整手段を備えているプロジェクタ装置または照明装置の取付け部材が提供される。

発明の効果

0013

上述した本発明によれば、比較的簡単に壁面等に取り付けて使用することが可能で、かつ、壁面への取付け作業の後にも、プロジェクタ装置の微細な移動(ズレ)および傾き調整が可能であり、よって、投射画面の歪を容易に修正可能な壁掛け式プロジェクタ装置の取付け部材と、それを用いたプロジェクタ装置を、更には、壁掛け式照明装置との取付け部材とそれを用いた照明装置を提供するという実用的にも優れた効果を発揮する。

図面の簡単な説明

0014

本発明の一実施の形態になる取付け部材によりプロジェクタ装置を壁面に取り付ける際の様子を示す斜視図である。
上記取付け部材により壁面に取り付けた後に更に意匠カバーを取り付けた壁掛けプロジェクタ装置の状態の一例を示す斜視図である。
上記取付け部材により壁面に取り付けるに好適な一例である、いわゆる、超短型のプロジェクタ装置の外観構造を示す斜視図である。
上記プロジェクタ装置における光学系の一例を示す一部拡大断面図である。
上記取付け部材の詳細構造を説明するため、その構成要件を、プロジェクタ装置と共に、分解して示す展開斜視図である。
上述した取付け部材を構成する壁固定金具とその半球体軸、および、プロジェクタ固定金具とその半球体軸を中心として示した拡大断面図である。
上述した取付け部材を構成する壁固定金具およびプロジェクタ固定金具を、調整ダイヤル1または2を中心として示した拡大断面図である。
上述した取付け部材を構成する壁固定金具およびプロジェクタ固定金具を、調整ダイヤル3を中心として示した拡大断面図である。
上記取付け部材を構成する調整ダイヤルを代表的に示した拡大斜視図である。
上記本発明の取付け部材により壁面に固定したプロジェクタ装置の設置位置を、X軸を中心に調整する様子を説明する図である。
上記本発明の取付け部材により壁面に固定したプロジェクタ装置の設置位置を、Y軸を中心に調整する様子を説明する図である。
上記本発明の取付け部材により壁面に固定したプロジェクタ装置の設置位置を、Z軸を中心に調整する様子を説明する図である。
上記の調整ダイヤルにより調整可能な回転軸とそれに伴って生じる画像の歪の傾向との関係を示す図である。

実施例

0015

以下、本発明の一実施の形態になる壁掛け式のプロジェクタ装置とそれを用いる取付け部材について、添付の図面を参照しながら、詳細に説明する。なお、以下の説明においては、同じ構成要件については同じ参照番号を付して示し、重複する説明を避ける。

0016

まず、図1は、本発明になる壁掛け式のプロジェクタ装置(本体)1を、取付け部材50と共に示し、また、図2は、当該プロジェクタ装置を、特に、部屋の壁面60に取り付けた状態を示し、この図においては、当該プロジェクタ装置は、その外周を取り囲むように配置され、かつ、壁面に固定された装飾用カバー部材70の内部に配置される。なお、これらの図からも明らかなように、プロジェクタ装置(本体)1から投射された映像光Lは、装置を取り付けた壁面60上に投射されて当該面上に所望の映像画面IMを表示されることとなる。

0017

なお、上記の例では、プロジェクタ装置(本体)1が下方に映像光を投射するように配置された例を示しているが、本発明はこれにのみ限定されるものではなく、プロジェクタ装置(本体)は上方に映像光を投射するように配置されてもよい。また、プロジェクタ装置(本体)の外周を取り囲むように配置されたカバー部材70は、例えば、半透明合成樹脂部材や不透明な合成樹脂部材、更には、ガラスや金属、その他材料を円弧状に湾曲して形成した板状部材複数枚組み合わせて構成し、そして、当該プロジェクタ装置(本体)に取り付けられ、または、個別に壁面60上に取り付けられてもよい。

0018

続いて、壁掛け式プロジェクタ装置(本体)1は、図1にも示すように、壁固定金具510とプロジェクタ固定金具520を含む取付け部材50により、固定された状態で、壁面60上の所定の位置に取り付けられて固定される。

0019

なお、ここでは、上述した取付け部材50の具体的な構成を説明するに先立ち、壁掛け式プロジェクタ装置(本体)1の一例について以下に説明する。

0020

この壁掛け式のプロジェクタ装置(本体)1としては、本例では、机上に配置しても利用可能な、比較的、小型で軽量なプロジェクタ装置を利用するものであり、以下にその一例を示す。

0021

<プロジェクタ装置(本体)>
本例のプロジェクタ装置(本体)1は、図3(a)および(b)にも示すように、その構成部品を、底面と周囲の4側面を一体に形成した、外形が略矩形状の下側ケース2と、その上面に配置されて固定される上側ケース3により形成される空間の内部に収容して構成されている。なお、これらの図は、装置をそれぞれ異なる角度から見た外観を示す斜視図である。

0022

また、これらの図からも明らかなように、このプロジェクタ装置の上面である上側ケース3の略中央部は、いわゆる、丘陵状に盛り上がって形成され(凸状部)、その一部には、即ち、開閉ミラーカバー31が、他の部分から切り離されると共に、外側に向かって所定の角度だけ回動可能に取り付けられている。そして、この開閉式ミラーカバー31の内側には、光学系の一部である、凸面形状回転非対称に形成された反射ミラー(自由曲面ミラー)32が取り付けられる。また、上述したカバー部3の凸状部の内部には、主として、ここでは図示しないレンズ光学系が配置され、そして、投射光を外部に導くための開口部35が形成されている。また、上側ケース3の表面には、フォーカス調整用回転ツマミ33や、タッチパネル式操作部34などが、それぞれ、設けられている。

0023

また、プロジェクタ装置の下側ケース2の一側面には、装置の使用形態に対応して縦型の設置が可能なように、本体と一体に形成された一対のスタンド脚5、5が取り付けられている。また、この下側ケース2の他の側面には、後にも説明するが、更に、商用電源からの交流電力を当該装置に供給する場合など電源ケーブルが差し込まれる電源インレット部6、内部の冷却を行うための空気を外部に吸入排気するための開口部である吸入・排気口7、更には、ここでは図示しないが、当該装置により投射表示される映像を外部から入力するための端子板などが取り付けられている。また、下側ケース2の底面にも、図示しないが、冷却空気の吸入・排気口や、更には、当該装置の設置角度を調整するための傾斜調整脚8などが取り付けられている。加えて、下側ケース2の一側面には、以下にも述べる取付け部材50のプロジェクタ固定金具520を取り付けるための取付け手段(本例では、ネジ穴36)が形成されている(図5を参照)。

0024

加えて、上述したプロジェクタ装置の外形寸法は、その一例として、図3において矢印で示す幅=W、奥行き=D、高さ=Hが、それぞれ、W=265mm、D=200mm、H=70mmに設定され、いわゆる、A4サイズに対応する寸法となっている。また、その重量は、装置全体として1.2kg程度と、比較的軽量に設定されている。即ち、簡易に設置して、投射することが可能となるように設計されている。なお、ここでは図示しないが、電源や光源と共に、当該光源からの光を外部からの映像信号などに基づいた映像光に変調する変調部(例えば、液晶パネル等の映像表示素子)と、当該映像光を壁面に対し、極めて近距離(大きな傾斜角度)からでも台形歪を低減して投射することが可能で、よって、優れた投射映像が得られる、いわゆる、自由曲面ミラーや自由曲面レンズを含む投射光学系を備えている。

0025

また、図4は、上述した光学系の構成の一例を示した断面図である。例えば、ここでは図示しない半導体レーザ等からなる光源からの光を、外部からの映像信号(例えば、携帯端末タブレット、PCからの映像信号)に応じて、例えば、DLPデジタルライトプロセッシング)(登録商標)装置1など、マイクロミラー反射型液晶パネル(LCOS(登録商標):Liquid crystal on silicon)からなる反射式や、液晶パネル等からなる透過式光変調装置100により変調する。それによって得られた映像は、プリズム101で合成され、複数のレンズからなる投射レンズ系102を介して反射ミラー32に投射され、その表面で反射されて拡大投射される。なお、上述した複数のレンズから構成される投射レンズ系102は、映像の拡大投射に伴う各種の歪、例えば、斜め入射による歪や台形歪などを補正するために必要な、回転対称でない自由曲面形状のレンズ等を含めて、各種のレンズを含んでいる。また、投射レンズ系102は、投射レンズベース103上に移動可能に搭載され、図のレンズ調整機構104の働きにより、図の上下方向に投射レンズの一部のレンズまたはレンズ群を移動させることでフォーカスの調整が可能となる。

0026

また、この図では、上述した光学系により拡大されて反射ミラー32上に投射され(図中の破線を参照)、その後、その表面で反射されて、例えば、スクリーンや壁面や机やテーブルなどの被投射表面上に投射され、当該映像光の上限光LUと下限光LDが、図中に矢印で示されている。

0027

そして、反射ミラー32として、自由曲面レンズを含む投射レンズ系102からなる光学系を採用することにより、当該装置から映像投射面までの距離が短くても十分に拡大された映像を投射して表示可能な優れた投射性能を確保している(いわゆる、超短投射型のプロジェクタ装置)。具体的には、本装置を、映像投射面にその先端部を当接した配置状態で映像の投射を行った場合、30.5インチ×19.1インチ(対角36インチの画面サイズ16:10)の画面を得ることができた。

0028

<3軸調整機能を備えた取付け部材>
図5は、上述した取付け部材50を固定する壁固定金具510とプロジェクタ固定金具520とを分解して示した斜視図である。壁固定金具510は、図からも明らかなように、例えば、鉄やアルミニウムなどの金属板プレス等の機械加工により容易に成形される。また、壁固定金具510の周囲にフランジ部等を設けることにより剛性を高めて、外形略三角形の形状に形成されている。また、その三角形状の一辺の両側には、壁面固定部511(例えば、固定のためのネジ穴等を含む)を形成すると共に、その頂部付近には、以下に詳述する3軸調整機構の半球体軸512を固定している。

0029

他方、プロジェクタ固定金具520は、やはり、フランジ部等と共に金属板等により、プロジェクタ装置(本体)1の底面に取り付けられる外形略矩形のプロジェクタ固定部521と、外形略矩形の一辺に沿って延長して形成されて、上記固定部材521に連結される延長部522とから構成されている。また、プロジェクタ固定部520の上記延長部522とは反対側の辺の略中央部に近接する位置には、上記壁固定金具510側の半球体軸512を受容する球体軸受523と共に、弾性部材である調整バネ551が半球体軸512の近傍に並行して設けられている。加えて、上記延長部522には、その中央部と、その両端部に近接する位置に、それぞれ、弾性部材である調整バネが設けられている。なお、ここでは、これらの調整バネは、それぞれ、その位置に対応した異なる参照符号551、552、553、554で示す。

0030

より詳細には、図に一点鎖線で示すように、プロジェクタ固定部521をプロジェクタ装置(本体)1の底面に対して4個のネジなどの固定部材560によって固定する。更に、プロジェクタ固定部521を、上述した複数(本例では、4本)の調整バネ551〜554によって、上記壁固定金具51の下面に取り付ける(具体的には、バネ550の両端のフック各固定金具510,520に形成されたスリット固定用ボルトピン等に引掛けられる)。

0031

加えて、図には、符号70、80、90により、3個の調整ダイヤル(調整ダイヤル1、調整ダイヤル2、調整ダイヤル3)が示され、これらの調整ダイヤルは、図からも明らかなように、上記壁固定金具510に、それぞれ、所定の方向に沿って移動可能に取り付けられている(具体的には、壁固定金具510に予め形成したネジ溝螺合して挿入する)。調整ダイヤル70、80および調整バネ552、553は、壁固定金具510が形成する外形略三角形の形状において、その頂部に取り付けられた半球体軸512に対向する三角形底辺側頂点部付近に取り付けられる。調整ダイヤル90は、調整ダイヤル70(80)の近傍に直交する方向に取り付けられる。調整バネ554は、調整バネ552、553の同一直線上に直交する方向に取り付けられる。

0032

上記の構成により、プロジェクタ固定金具520とプロジェクタ本体1は、調整バネの張力(収縮力)により、壁固定金具520に常に引っ張られた状態となるが、半球体軸512/半球体軸受523と、調整ダイヤル70、80、90により、壁固定金具520から一定の距離を確保し、安定した姿勢を保つことができるようになっている。

0033

上述した取付け部材50の構造によれば、壁固定金具510とプロジェクタ固定金具520は、半球体軸511と半球体軸受523により所定の距離だけ離隔され、弾性部材である複数の調整バネ551〜554の張力(収縮力)を利用して互いに回転自在に連結されている。このことから、当該収縮力に対向して力を加えることによれば、互いの位置を変更し、即ち、壁面60に固定される壁固定金具510に対して、プロジェクタ装置(本体)1を固定したプロジェクタ固定金具520を、以下にも述べるように、3軸方向において自在に調整することが可能となる。なお、ここでは、上記の取付け部材50は、上述した3個の調整ダイヤル(調整ダイヤル1、調整ダイヤル2、調整ダイヤル3)を利用することによって3軸調整機能を実現する。なお、その詳細について、以下に説明する。

0034

図6(a)は、上述した取付け部材50のうち、上記壁固定金具510の三角形状の頂部付近に固定された半球体軸511と、上記プロジェクタ固定金具520の一辺(上記延長部522とは反対側)の略中央部に固定された半球体軸受523とを中心として示した拡大断面図である。この図にも明らかなように、プロジェクタ固定金具520は、壁固定金具510に対し、調整バネ551の収縮力と、半球体軸512と半球体軸受523とにより、互いに所定の距離での接触状態を維持しながら連結され、そして、球体軸512と球体軸受523との働きにより、当該壁固定金具510に対して回動可能となっている。

0035

また、図6(b)にも示す通り、半球体軸受523の上面部は、半球体軸および半球体軸受の球中心よりもhだけ低くなっており、図6(c)にも示す通り、プロジェクタ固定金具520が壁固定金具510に対してα傾いても、半球体軸の円筒部と半球体軸受が干渉しないようになっている

0036

図7は、上述した3個の調整ダイヤルのうち、特に、調整ダイヤル1−70または調整ダイヤル2−80を中心とした拡大断面図である。この図にも明らかなように、調整バネ550の収縮と共に、調整ダイヤル1−70、または/および、調整ダイヤル2−80の先端部をプロジェクタ固定金具520の面へ接触して押圧している。他方、プロジェクタ固定金具520は、壁固定金具510に対し、所定の距離を維持ながら連結されているが、壁固定金具510に取り付けられた調整ダイヤル1−70、または/および、調整ダイヤル2−80を回転することにより、図7において上下方向に移動する。これによって、プロジェクタ固定金具520は、壁固定金具510に対して、半球体軸/軸受を支点に傾きが調整可能となっている。

0037

図8は、調整ダイヤル3−90を中心とした拡大断面図である。この図にも明らかなように、調整ダイヤル3−90は、略三角形状の壁固定金具510の傾斜部分(具体的には、三角形の斜面に沿って延びた辺から垂直方向伸びた鍔部)に取り付けられると共に、その先端がプロジェクタ固定金具520の一部に傾斜して接触している。これにより、調整ダイヤル3−90を回転することにより矢印で示す方向に移動すること、プロジェクタ固定金具520は、壁固定金具510に対して半球体軸/軸受を支点として破線矢印で示す方向に回転移動することが可能となる。

0038

なお、図9には、上述した調整ダイヤルのうち、代表的に、調整ダイヤル1−70を示し、図からも明らかなように、軸状のネジ部71を有し、その一方の端部には半球形状部72を形成/固定すると共に、その他端部には、回転操作を行うため、その周囲の面に軸方向に複数の溝を形成した円盤状の操作部73を一体に取り付けて構成されている。

0039

続いて、上述した3個の調整ダイヤルによる投射画面の3軸(X軸、Y軸、Z軸)における調整について、以下に詳細に説明する。

0040

図10(a)および(b)は、上述した3個の調整ダイヤルのうち、特に、調整ダイヤル−1および調整ダイヤル−2を回転することによる、図のX軸を中心とする回転方向(図に矢印で示す)における調整を示す。即ち、図10(a)に示す調整ダイヤル1−70および調整ダイヤル2−80を回転することにより、プロジェクタ固定金具520に固定されたプロジェクタ装置(本体)1を、図10(b)に示す移動範囲内で移動することによって、図のX軸を中心にした回転方向の調整することが可能となる。

0041

図11(a)および(b)は、特に、調整ダイヤル3−90を回転することにより、図のY軸を中心とする回転方向(図に矢印で示す)における調整を示す。即ち、図11(a)に示す調整ダイヤル3−90を回転することによって、プロジェクタ装置(本体)1を、図11(b)に示す移動範囲内で移動する、即ち、図のY軸を中心にした回転方向での調整が可能となる。特に、半球軸受523は、プロジェクタ装置からの出射近辺に位置するために、X軸およびY軸周りの調整時に投射映像の位置ずれを小さく抑えることができる。また、調整時に投射距離の変化を最小限に抑えることができるので、投射サイズの変化を最小限にすることができる。

0042

更に、図12(a)および(b)は、特に、調整ダイヤル1−70および調整ダイヤル2−80の一方のみを回転し、または、それらの双方を、互いに逆方向に回転することにより、図のZ軸を中心とする回転方向(図に矢印で示す)における調整を示す。即ち、図12(a)に示す調整ダイヤル1−70、または/および、調整ダイヤル2−80を回転することにより、プロジェクタ装置(本体)1を、図12(b)に示す移動範囲内で移動し、即ち、図のZ軸を中心にした回転方向の調整することが可能となる。調整ダイヤル70および80は、半球軸受523に対して映像投射方向の左右略均等な位置であるため、二つの調整ダイヤルでX軸およびY軸の2軸の調整が可能であり、かつ、必要な調整量の把握が容易である。特に、軸受523、ダイヤル70および80の3箇所で構成される三角形は、その内部にプロジェクタ装置の重心を含むため、3箇所の一部に過重負荷がかかることがなく、調整作業がスムースかつ容易である。

0043

なお、上述した3個の調整ダイヤルにより調整可能な回転軸とそれに伴って生じる画像の歪の傾向との関係を図13に示す。なお、上述した3軸調整機構においては、図9にも示した調整ダイヤル1、2、3−70,80,90を、適宜、回動することにより3軸調整を行うこととなるが、ダイヤルの軸方向の移動量はネジ溝のピッチに依存し、より微細な位置調整を行うためには、特に、調整ダイヤル表面に形成されるネジ(螺合)溝のピッチを細かくすればよい。例えば、M3のメートル並目ネジのピッチは0.5mmであるが、細目ネジのピッチは0.35mmとなり、1回転当たりの移動量を少なくすることが可能となる。また、調整ダイヤル操作部(図9の符号73を参照)の直径を大きくすることで、1回転当たりの操作部の移動量を大きくすることができるので、例えば操作部を手で回した際の移動量に対して、軸方向の移動量が小さくなり微調整がしやすくなる。

0044

以上に詳細に説明したように、本発明の取付け部材50によれば、プロジェクタ装置(本体)1に固定されるプロジェクタ固定金具520は、半球体軸512や半球体軸受523を利用して3軸方向で調整可能な構成とすることにより、壁面60に取り付けられる壁固定金具510に対して、回転・移動して調整可能となる。そのため、壁面70に取り付けられる壁固定金具510が、例えば、本来の取付け位置から外れて(例えば、壁面の垂直方向または水平方向に対して僅かに傾斜して)取り付けられた場合や、更には、地震や人間の接触などの外力によってプロジェクタ装置(本体)1が傾いて投射画面に歪が発生した場合において、再度、上記の調整ダイヤルにより3軸方向で調整することにより、投射画面の歪を容易に修正することが可能なとなる。

0045

なお、上記の例では、3個の調整ダイヤルは、壁面60に取り付けられる壁固定金具510の一部に取り付けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されることなく、調整ダイヤルの数を2個(例えば、調整ダイヤル1−70または2−80、および、調整ダイヤル3−90)に低減し、または、それらの調整ダイヤルを、壁固定金具510ではなく、プロジェクタ固定金具520側に取り付けても、同様の作用を得ることができることは当業者であれば当然であろう。

0046

また、上記の実施例では、壁固定金具510に対してプロジェクタ固定金具520を回動自在に連結するための手段として、半球体軸/軸受を利用するものについて説明したが、しかしながら、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、球体軸/軸受やその他の機構を利用してもよく、互いに自在に回動可能であればよい。

0047

<照明装置(本体)>
以上に述べた実施例では、本発明の取付け部材は、壁掛け式のプロジェクタ装置(本体)1を部屋等の壁面60に取り付けるものとして説明したが、本発明はこれにのみ限定されることなく、以下にも述べるように、照明光を壁面60に投射する、いわゆる、壁掛け式の照明装置(本体)にも適用することが可能である。

0048

より具体的には、上述した壁掛け式プロジェクタ装置(本体)1において、半導体レーザ等からなる光源からの光を、上述したように光変調装置100により変調することなく、照明光として投射レンズ系102を介して反射ミラー32により壁面60に拡大投射することによれば、壁掛け式の照明装置(本体)が得られることとなる。

0049

そして、かかる壁掛け式の照明装置(本体)を上述した取付け部材により壁面に取り付けることによれば、上述したと同様の効果が得られることとなり、即ち、照明装置装置(本体)に固定される照明装置固定金具520は、半球体軸512や半球体軸受523を利用して3軸方向で調整可能な構成とすることにより、壁面60に取り付けられる壁固定金具510に対して、回転・移動して調整可能となる。そのため、壁面70に取り付けられる壁固定金具510が、例えば、本来の取付け位置から外れて(例えば、壁面の垂直方向または水平方向に対して僅かに傾斜して)取り付けられた場合や、更には、地震や人間の接触などの外力によって照明装置装置(本体)が傾いて投射画面に歪が発生した場合において、再度、上記の調整ダイヤルにより3軸方向で調整することにより、投射画面の歪を容易に修正することが可能なとなる。

0050

更に、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために装置全体を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。装置は、縦向きに設置してもかまわないし、装置の情報に映像を投写してもかまわないが、但し、上方に映像を投写する場合は、ミラーカバー31、反射ミラー32等に埃などがかからないようにカバーをする必要がある。また、本発明では、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。

0051

1…プロジェクタ装置(本体)、50…取付け部材、60…壁面、510…壁固定金具、511…壁面固定部、512…球体軸、520…プロジェクタ固定金具、521…プロジェクタ固定部、522…延長部、523…球体軸受、551、552、553、554…調整バネ、70、80、90…調整ダイヤル1、調整ダイヤル2、調整ダイヤル3。

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