図面 (/)

技術 撮像装置、撮像システム、移動体、及び撮像方法

出願人 京セラ株式会社
発明者 中田圭俊
出願日 2017年10月18日 (2年5ヶ月経過) 出願番号 2018-547598
公開日 2019年9月12日 (6ヶ月経過) 公開番号 WO2018-079372
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード スクレーバー 点灯状態信号 案内軌道 軌道車両 ロードローラ トロリーバス 立ち乗り 動力機関
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年9月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題・解決手段

撮像装置(3)は、撮像素子(7)と、制御部(9)と、を備える。制御部(9)は、赤外光線所定値の光量より高いときに撮像素子7が生成した赤外光線画像を取得する。制御部(9)は、赤外光線が所定値の光量より低いときに撮像素子(7)が生成した通常画像を取得する。制御部(9)は、赤外光線画像と通常画像とに基づいて合成画像を生成する。これにより、暗い環境でも、複数の赤外光源を備えることなく、輝度コントラストが高く、かつ色を含む画像を生成することができる。

概要

背景

従来、夜間等の暗い環境において撮像する場合、撮像画像において被写体をよりよく識別するために、赤外光線を被写体に対して照射して被写体を撮像することが知られている。しかし、赤外光線を照射した被写体を撮像すると、明るい環境であれば人間の目に見える該被写体の色を撮像画像において十分に再現することができない。

そこで、可視光が少ない環境で被写体の色を再現するための撮像装置が、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の撮像装置は、赤、青、緑の各色にそれぞれ対応付けられた異なる波長を有する赤外光を順次、点灯する。該撮像装置は、それぞれの赤外光が点灯されている間に撮像された画像に基づいて合成画像を生成する。

概要

撮像装置(3)は、撮像素子(7)と、制御部(9)と、を備える。制御部(9)は、赤外光線が所定値の光量より高いときに撮像素子7が生成した赤外光線画像を取得する。制御部(9)は、赤外光線が所定値の光量より低いときに撮像素子(7)が生成した通常画像を取得する。制御部(9)は、赤外光線画像と通常画像とに基づいて合成画像を生成する。これにより、暗い環境でも、複数の赤外光源を備えることなく、輝度コントラストが高く、かつ色を含む画像を生成することができる。

目的

本開示は、簡便な構成で、暗い環境でも輝度のコントラストが高く、かつ色を含む画像を生成することができる撮像システム、移動体、及び撮像方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
- 件
牽制数
- 件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

撮像素子と、赤外光線所定値の光量より高いときに前記撮像素子が生成した赤外光線画像と、前記赤外光線が前記所定値の光量より低いときに前記撮像素子が生成した通常画像とを取得し、前記赤外光線画像と前記通常画像とに基づいて合成画像を生成する制御部と、を備える撮像装置

請求項2

前記制御部は、赤外光源における赤外光線の点灯状態を示す点灯状態信号を受信し、当該点灯状態信号に基づいて、前記赤外光線が前記所定値の光量より高いときに前記赤外光線画像を取得し、前記赤外光線が前記所定値の光量より低いときに前記通常画像を取得する請求項1に記載の撮像装置。

請求項3

前記制御部は、第1の期間に赤外光源が赤外光線を前記所定値の光量より高くし、前記第1の期間とは異なる第2の期間に前記赤外光源が赤外光線を前記所定値の光量より低くするよう前記赤外光源を制御する請求項1に記載の撮像装置。

請求項4

前記制御部は、前記赤外光線画像の輝度信号と、前記通常画像の色差信号とに基づいて前記合成画像を生成する請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。

請求項5

前記制御部は、前記色差信号のゲインを補正して補正色差信号を生成し、前記補正色差信号と前記輝度信号とに基づいて前記合成画像を生成する請求項4に記載の撮像装置。

請求項6

前記制御部は、前記輝度信号の強度及び前記色差信号の強度に基づいて前記色差信号のゲインを補正する請求項5に記載の撮像装置。

請求項7

前記制御部は、前記色差信号のいずれか1つ以上の強度に基づく値と前記輝度信号の強度との差又は比が所定の範囲内となるように前記色差信号のゲインを補正する請求項6に記載の撮像装置。

請求項8

赤外光線を出射する赤外光源と、撮像素子と、前記赤外光線が所定値の光量より高いときに前記撮像素子が生成した赤外光線画像と、前記赤外光線が前記所定値の光量より低いときに前記撮像素子が生成した通常画像とを取得し、前記赤外光線画像と前記通常画像とに基づいて合成画像を生成する制御部と、を含む撮像装置と、を備える撮像ステム

請求項9

前記撮像装置が撮像する範囲に白色光を出射する白色光源をさらに備え、前記白色光源は、前記赤外光源が前記所定値の光量より高いときに前記白色光を消灯し、前記赤外光源が前記所定値の光量より低いときに前記白色光を点灯する請求項8に記載の撮像システム。

請求項10

前記撮像装置が撮像する範囲に白色光を出射する白色光源をさらに備え、前記白色光源は、常時、前記白色光を出射する請求項8に記載の撮像システム。

請求項11

赤外光線を出射する赤外光源と、撮像素子と、前記赤外光線が所定値の光量より高いときに前記撮像素子が生成した赤外光線画像と、前記赤外光線が前記所定値の光量より低いときに前記撮像素子が生成した通常画像とを取得し、前記赤外光線画像と前記通常画像とに基づいて合成画像を生成する制御部と、を有する撮像装置と、を含む撮像システムを備える移動体

請求項12

前記赤外光源は、第1の照射範囲と、当該第1の照射範囲より鉛直上方を含む第2の照射範囲との照射切り替え可能な白色光源の前記第2の照射範囲を照射する請求項11に記載の移動体。

請求項13

撮像装置の撮像方法であって、前記撮像装置が、赤外光線が所定値の光量より高いときに撮像素子が生成した赤外光線画像を取得し、前記赤外光線が前記所定値の光量より低いときに前記撮像素子が生成した通常画像を取得し、前記赤外光線画像と前記通常画像とに基づいて合成画像を生成する撮像方法。

関連出願の相互参照

0001

本出願は、2016年10月28日出願の日本国特許出願2016−212325の優先権を主張するものであり、当該出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。

技術分野

0002

本開示は、撮像装置撮像ステム、移動体、及び撮像方法に関する。

背景技術

0003

従来、夜間等の暗い環境において撮像する場合、撮像画像において被写体をよりよく識別するために、赤外光線を被写体に対して照射して被写体を撮像することが知られている。しかし、赤外光線を照射した被写体を撮像すると、明るい環境であれば人間の目に見える該被写体の色を撮像画像において十分に再現することができない。

0004

そこで、可視光が少ない環境で被写体の色を再現するための撮像装置が、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の撮像装置は、赤、青、緑の各色にそれぞれ対応付けられた異なる波長を有する赤外光を順次、点灯する。該撮像装置は、それぞれの赤外光が点灯されている間に撮像された画像に基づいて合成画像を生成する。

先行技術

0005

特開2015−149585号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上述の従来技術においては、異なる波長を有する赤外光を点灯させるための複数の赤外光源を備えることが必要となる。このため、撮像装置の大型化するという課題がある。

0007

本開示は、簡便な構成で、暗い環境でも輝度コントラストが高く、かつ色を含む画像を生成することができる撮像システム、移動体、及び撮像方法を提供する。

課題を解決するための手段

0008

本開示の撮像装置は、撮像素子と、制御部と、を備える。前記制御部は、赤外光線が所定値の光量より高いときに前記撮像素子が生成した赤外光線画像を取得する。前記制御部は、前記赤外光線が所定値の光量より低いときに前記撮像素子が生成した通常画像を取得する。前記制御部は、前記赤外光線画像と前記通常画像とに基づいて合成画像を生成する。

0009

本開示の撮像システムは、赤外光源と、撮像装置とを備える。前記赤外光源は、赤外光線を出射する。前記撮像装置は、撮像素子と、制御部とを含む。前記制御部は、前記赤外光線が所定値の光量より高いときに前記撮像素子が生成した赤外光線画像を取得する。前記制御部は、前記赤外光線が所定値の光量より低いときに前記撮像素子が生成した通常画像を取得する。前記制御部は、前記赤外光線画像と前記通常画像とに基づいて合成画像を生成する。

0010

本開示の移動体は、撮像システムを備える。前記撮像システムは、赤外光源と、撮像装置とを含む。前記赤外光源は、赤外光線を出射する。前記撮像装置は、撮像素子と、制御部とを有する。前記制御部は、前記赤外光線が所定値の光量より高いときに前記撮像素子が生成した赤外光線画像を取得する。前記制御部は、前記赤外光線が所定値の光量より低いに前記撮像素子が生成した通常画像を取得する。前記制御部は、前記赤外光線画像と前記通常画像とに基づいて合成画像を生成する。

0011

本開示の撮像方法は、撮像装置の撮像方法である。前記撮像装置が、赤外光線が所定値の光量より高いときに撮像素子が撮像した赤外光線画像を取得する。前記撮像装置が、前記赤外光線が所定値の光量より低いときに前記撮像素子が撮像した通常画像を取得する。前記撮像装置が、前記赤外光線画像と前記通常画像とに基づいて合成画像を生成する。

発明の効果

0012

本開示の一実施形態によれば、簡便な構成で、暗い環境でも輝度のコントラストが高く、かつ色を含む画像を生成することが可能となる。

図面の簡単な説明

0013

本実施形態に係る撮像システムを搭載した移動体の例を示す図である。
本実施形態に係る撮像システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態に係る赤外光源、白色光源、及び撮像装置の動作のタイミングの一例を示すタイミングチャートである。
本実施形態に係る撮像装置の処理フローを示すフロー図である。
本実施形態に係るゲイン補正の詳細な処理フローを示すフロー図である。
他の例に係る撮像システムの赤外光源、白色光源、及び撮像装置の動作のタイミングの他の例を示すタイミングチャートである。

実施例

0014

以下、本開示の本実施形態について、図面を参照して説明する。

0015

図1に示すように、本実施形態に係る撮像装置3を含む撮像システム1は、移動体2に取り付けることができる。撮像装置3は、移動体2からみて所定の方向を撮像するように配置される。赤外光源4及び白色光源5は、撮像装置3の撮像範囲にそれぞれ赤外光及び白色光を照射可能に取り付けられる。

0016

本開示における「移動体」は、車両、船舶航空機を含む。本開示における「車両」は、自動車鉄道車両産業車両、及び生活車両を含むが、これに限られない。例えば車両は、滑走路走行する飛行機を含んでよい。自動車は、乗用車トラックバス二輪車、及びトロリーバス等を含むがこれに限られず、道路上を走行する他の車両を含んでよい。軌道車両は、機関車貨車客車路面電車案内軌道鉄道ロープウエーケーブルカーリニアモーターカー、及びモノレールを含むがこれに限られない。軌道車両は、軌道に沿って進む他の車両を含んでよい。産業車両は、農業及び建設向けの産業車両を含む。産業車両は、フォークリフト、及びゴルフカートを含むがこれに限られない。農業向けの産業車両は、トラクター耕耘機移植機バインダーコンバイン、及び芝刈り機を含むが、これに限られない。建設向けの産業車両は、ブルドーザースクレーバーショベルカークレーン車ダンプカー、及びロードローラを含むが、これに限られない。生活車両は、自転車車いす乳母車手押し車、及び電動立ち乗り二輪車を含むが、これに限られない。車両の動力機関は、ディーゼル機関ガソリン機関、及び水素機関を含む内燃機関、並びにモーターを含む電気機関を含むが、これに限られない。車両は、人力で走行するものを含む。なお、車両の分類は、上述に限られない。例えば、自動車は、道路を走行可能な産業車両を含んでよく、複数の分類に同じ車両が含まれてよい。

0017

図2に示すように、撮像システム1は、撮像装置3と、赤外光源4と、白色光源5と、を備える。

0018

撮像装置3は、光学系6と、撮像素子7と、通信部8と、制御部9と、メモリ10とを有する。

0019

光学系6は、所望の光学特性に合わせてレンズ絞り等少なくとも1つの光学素子を有する。光学系6は焦点距離及び焦点深度等の所望の光学特性を満たすように設計されている。光学系6は、被写体の像を撮像素子7に結像させる。

0020

撮像素子7は、該撮像素子7の受光面が光学系6の光軸に垂直となるように配置される。また、撮像素子7は、光学系6の光軸と受光面の略中心で交差するように配置される。

0021

撮像素子7は、光学系6を介して受光面上に結像される被写体の像を撮像して撮像画像に対応する画像信号を出力する。撮像素子7としては、例えばCCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を用いることができる。

0022

撮像素子7は、少なくとも可視光及び近赤外光に対して感度を有し、受光面に受光した可視光及び近赤外光を画像信号に変換する。撮像素子7が近赤外光の波長より長い波長の赤外光に対して感度を有する場合、撮像素子7の被写体側に近赤外光の波長より長い波長の赤外光を吸収又は反射するフィルタが配置されてもよい。

0023

通信部8は、制御部9によって出力される制御信号を赤外光源4に送信する。制御信号は、赤外光線が所定値の光量より高くなるように、又は低くなるように赤外光源4を制御するための信号である。赤外光線の点灯により、赤外光線は所定値の光量より高くなる。また、赤外光線の消灯により、赤外光線は所定値の光量より低くなる。

0024

また、通信部8は、撮像装置3の外部に画像信号を送信することが可能である。これにより、通信部8は、制御部9によって生成された合成画像を撮像装置3の外部に送信することができる。合成画像は、撮像装置3の外部の、例えば、移動体2に搭載されている表示装置11、移動体2のECU(Electric Control Unit)12、または無線通信ネットワークを介して接続される移動体2の外部の装置等に送信される。

0025

制御部9は、撮像素子7が撮像した画像を取得して処理する、例えばISP(Image Signal Processor)である。

0026

メモリ10は、制御部9が撮像素子7から取得した画像を記憶する。また、メモリ10は、制御部9が処理した画像を記憶する。

0027

赤外光源4は、赤外光線を出射する。赤外光源4の照射範囲は、後述する白色光源5の照射範囲の一部である。赤外光源4は、通信部13と、制御部14と、発光素子17とを含んで構成される。

0028

通信部13は、外部の装置と信号を送受信する。また、制御部14は、発光素子17を制御して赤外光線が点灯したり、消灯したりするよう制御する。発光素子17は、制御部14の制御に基づいて、赤外光線を点灯させたり消灯させたりする。発光素子17は、撮像素子7の撮像範囲の少なくとも一部に赤外光を照射可能なように、移動体2に取付けられる。

0029

白色光源5は、白色光を出射する。白色光源5は、通信部15と、制御部16と、発光素子18とを含んで構成される。

0030

通信部15は、外部の装置と信号を送信する。また、制御部16は、白色光が点灯したり、消灯したりするよう発光素子18を制御する。

0031

発光素子18は、制御部16の制御に基づいて、白色光を点灯させたり消灯させたりする。発光素子17は、撮像素子7の撮像範囲の少なくとも一部に白色光を照射可能なように、移動体2に取付けられる。

0032

白色光源5は、移動体2に取り付けられる。白色光源5は、いわゆるヘッドライトとされうる。白色光源5は、白色光を照射する2つの照射範囲を切り替えることができる。2つの照射範囲は、少なくとも路面の鉛直方向に異なる。鉛直下方の照射範囲が「第1の照射範囲」に、鉛直上方の照射範囲が第1の照射範囲より鉛直上方の範囲を含む「第2の照射範囲」に対応する。白色光源5が鉛直下方の照射範囲を照射している場合、白色光源5から照射される白色光は、いわゆるロービームである。白色光源5が鉛直上方の照射範囲を照射している場合、白色光源5から照射される白色光はいわゆるハイビームである。

0033

ここで、撮像装置3について詳細に説明する。

0034

撮像素子7は、赤外光源4が赤外光線を照射可能で、白色光源5が白色光を照射可能な方向の被写体を撮像して画像を生成する。

0035

制御部9は、フレーム撮像時間ごとに撮像素子7に撮像を実行させる。これにより、撮像素子7は、予め設定されたフレームレートに応じたフレーム撮像時間に被写体を撮像して1フレームの画像を生成する。

0036

また、制御部9は、フレーム撮像時間に同期した制御信号を、通信部8を介して赤外光源4に送信する。具体的には、図3に示すように、制御部9は、期間P1に赤外光源4に赤外光線を照射させるよう、制御信号を送信する。また、制御部9は、期間P1に撮像素子7に画像を生成させる。また、制御部9は、期間P1に対応するフレーム撮像時間の次のフレーム撮像時間(期間P2)に赤外光源4に赤外光線の照射を停止させるよう、制御信号を送信する。期間P1が「第1の期間」に、期間P2が「第2の期間」に対応する。同じく、制御部9は、さらに次のフレーム撮像時間(期間P1)に赤外光源4に赤外光線を照射させるよう、制御信号を送信する。このように、制御部9は、期間P1と期間P2のフレーム撮像時間が交互に繰り返されるのに対応して、赤外光線に点灯及び消灯を繰り返させるための制御信号を赤外光源4に繰り返し送信する。赤外光源4の通信部13は、撮像装置3から送信された制御信号を受信する。赤外光源4の制御部14は、通信部13が受信した制御信号に基づいて、赤外光線を点灯させたり、消灯させたりする。

0037

これにより、赤外光線は、撮像装置3のフレームレートに応じたフレーム撮像時間と同期して点灯及び消灯を繰り返す。具体的には、赤外光線は一のフレーム撮像時間に点灯し、次のフレーム撮像時間に消灯する。そして、このような赤外光線の点灯と消灯が繰り返し実行される。

0038

また、制御部9は、本実施形態に係る撮像処理の間、常時、白色光を点灯させるための制御信号を、通信部8を介して白色光源5に送信する。白色光源5の通信部15は、撮像装置3から送信された制御信号を受信する。白色光源5の制御部16は、通信部15が受信した制御信号に基づいて、白色光を点灯させる。これにより、図3に示すように、白色光は常時、点灯する。

0039

制御部9は、赤外光線が点灯または消灯しているときに撮像素子7が撮像した画像を取得する。赤外光線が点灯しているときの画像が「赤外光線画像」、赤外光線が消灯しているときの画像が「通常画像」に対応する。

0040

制御部9は、撮像素子7から取得した赤外光線画像と通常画像とに基づいて合成画像を生成する。具体的には、制御部9は、赤外光線画像を構成する各画素画素信号から輝度信号Yの強度を算出する。また、制御部9は、通常画像を構成する各画素の画素信号から色差信号Cb及びCrの強度を算出する。そして、制御部9は、それぞれ算出した各画素の輝度信号Y、並びに対応する各画素の色差信号Cb及びCrを用いて、色信号を生成する。

0041

制御部9は、合成画像を生成するにあたって、色差信号Cb及びCrに対してゲイン補正を行ってもよい。具体的には、制御部9は、輝度信号Yの強度並びに色差信号Cb及びCrの強度に基づいてゲイン補正を行う。例えば、制御部9は、赤外光線画像を構成する全ての画素の輝度信号Yの強度に基づく値を算出する。全ての画素の輝度信号Yの強度に基づく値は、例えば、輝度信号Yの代表値Yr(平均値中央値最大値等の統計値)である。また、制御部9は、通常画像を構成する全ての画素の色差信号Cb及びCrに基づく値を算出する。全ての画素の色差信号Cb及びCrに基づく値は、例えば、色差信号Cb及びCrそれぞれの強度の代表値Cbr及びCrr(平均値、中央値、最大値等の統計値)である。

0042

この場合、制御部9は、代表値Cbr及びCrrの平均値と、代表値Yrとの差又は比が所定の範囲内となるように各画素の色差信号Cb及びCrに乗じるゲインを算出する。また、制御部9は、算出したゲインを各画素の色差信号Cb及びCrに乗じる。制御部9は、各画素の輝度信号Y、並びに対応する各画素の補正色差信号Cb1及びCr1とによって色信号を生成する。

0043

制御部9は、赤外光線画像及び通常画像を構成する全ての画素に基づいて代表値Yr、Cbr、及びCrrを算出したが、赤外光線画像及び通常画像の一部を構成する画素に基づいて代表値Yr、Cbr、及びCrrを算出してもよい。

0044

続いて、本実施形態の撮像装置3の撮像方法について、図4を参照して説明する。撮像装置3は、白色光源5が白色光の照射を開始したときに、処理を開始する。白色光源5は、撮像システム1の利用者による動作開始の指示を受けたときに白色光の照射を開始する。また、白色光源5は、光量センサによって環境が暗くなったことを検知したECUからの制御により、白色光の照射を開始してもよい。

0045

まず、制御部9は、撮像素子7が撮像の実行を開始させる(ステップS1)。すなわち、制御部9は、予め設定されたフレームレートに従って、撮像素子7に連続して画像を撮像させる。

0046

また、制御部9は、赤外光線を点灯させるための制御信号を、通信部8を介して赤外光源4に送信する(ステップS2)。

0047

制御部9は、ステップS2の制御信号による赤外光線の点灯のときに撮像された赤外光線画像を取得し、メモリ10に記憶させる(ステップS3)。

0048

制御部9は、ステップS3でメモリ10に記憶させた赤外光線画像の輝度信号Yと、既にメモリ10に記憶されている通常画像のうち直近に撮像された通常画像の補正色差信号Cr1及びCb1とに基づいて合成画像を生成する(ステップS4)。

0049

続いて、制御部9は、次のフレーム撮像時間に同期して、赤外光線を消灯させるための制御信号を、通信部8を介して赤外光源4に送信する(ステップS5)。

0050

ステップS5で制御信号が送信されると、制御部9は、ステップS5の制御信号による赤外光線の消灯のときに撮像された通常画像を取得し、メモリ10に記憶させる(ステップS6)。

0051

制御部9は、ステップS6で取得された通常画像の色差信号Cr及びCbに対してゲイン補正を行う(ステップS7)。

0052

ここで、制御部9によるゲイン補正について図5を参照して詳細に説明する。

0053

まず、制御部9は、ステップS5で通常画像が取得される直前に取得されて、メモリ10に記憶されている赤外光線画像の輝度信号Yの強度の代表値Yrを算出する(ステップS71)。

0054

制御部9は、ステップS5で取得した通常画像の色差信号Cr及びCbの強度のそれぞれ代表値Crr及びCbrを算出する(ステップS72)。ステップS71の処理の前にステップS72の処理が行われてもよい。

0055

制御部9は、代表値Yr、並びに代表値Crr及びCbrに基づいて、各画素の色差信号Cr及びCbにゲイン補正を行って、補正色差信号Cr1及びCb1を生成する(ステップS73)。具体的には、例えば、制御部9は、代表値Crr及びCbrの平均値と代表値Yrとの差又は比が所定の範囲内となるように各画素の色差信号Cb及びCrの強度に対して乗じるゲインを算出してもよい。そして、制御部9は、各画素の色差信号Cb及びCrの強度にゲインを乗じる。

0056

図4に戻って、ステップS7でゲイン補正が行われると、制御部9は、通常画像の補正色差信号Cr1及びCb1と、既にメモリ10に記憶されている赤外光線画像のうち直近に撮像された赤外光線画像の輝度信号Yとに基づいて合成画像を生成する(ステップS8)。

0057

ステップS8で合成画像が送信されると、制御部9は、撮像装置3に停止の指示が入力されているか判定する(ステップS9)。

0058

ステップS9で停止の指示が入力されていると判定された場合、撮像装置3は処理を終了する。ステップS9で停止の指示が入力されていないと判定された場合、撮像装置3は、再びステップS2に戻って、制御信号を送信する。そして、制御部9は、ステップS2〜S9の処理を繰り返す。

0059

本実施形態によれば、撮像装置3は、赤外光線画像と通常画像とに基づいて画像を生成する。具体的には、撮像装置3は、赤外光線画像の輝度信号Yと通常画像の色差信号Cb及びCrとを有する合成画像を生成する。赤外光線は、暗い環境であっても白色光に比べて被写体からの反射率が高い。したがって、制御部9は、通常画像に比べて、強度が高く、コントラストの大きな輝度信号Yを赤外光線画像から得ることができる。また、制御部9は、通常画像から、色差信号Cr及びCbを得ることができる。このため、撮像装置3は、夜間等の暗い環境であっても、輝度信号Yに基づく、S/N比が低くコントラストの高い画像であって、色差信号Cb及びCrに基づく色味を含んだ画像を生成することができる。

0060

また、本実施形態によれば、撮像装置3は通常画像の色差信号Cb及びCrに対してのみゲイン補正を行う。暗い環境においては画素信号の強度が全体的に小さいため、色差信号Cb及びCrの強度も比較的小さく、合成画像の色味が弱くなり得る。しかし、ゲイン補正により、色差信号Cb及びCrの強度が高められ、色味が強く再現され得る。輝度信号Yに対してゲイン補正は行われないため、画像全体が白色に近づくことが防がれ得る。このため、撮像装置3は、輝度のコントラストが高く、鮮やかな色を含んだ画像を生成することができる。

0061

また、本実施形態によれば、赤外光源4は赤外光線をハイビームとして照射する。移動体2に対向する又は前走する移動体の利用者に眩しさを与えるのを防ぐために、通常、多くの運転者は、白色光源5から照射される白色光をロービームとして照射する。人間の目は赤外光線を感知しない。そのため、撮像装置3は、赤外光源4をハイビームで照射することによって、利用者に眩しさを感知させず、被写体を検知可能に撮像し得る。

0062

また、本実施形態によれば、白色光源5は、常時、白色光を照射する。そのため、赤外光線が点灯するときに白色光が消灯し、赤外光線が消灯するときに白色光が点灯する場合の白色光の点滅による違和感を、撮像システム1の利用者に与えないという利点がある。

0063

上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本開示の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本開示は、上述の実施形態及び実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態及び実施例に記載の複数の構成ブロックを1つに組合せたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。

0064

例えば、制御部9は、通信部8を介して、赤外光源4による赤外光線の点灯を制御するための制御信号を送信するとしたが、この限りではない。例えば、制御部9は、通信部8を介して、赤外光源4から赤外光線の点灯状態を示す点灯状態信号を受信してもよい。点灯状態信号は、赤外光線が点灯していること及び赤外光線が消灯していることのいずれか1つ以上を示す信号である。

0065

この場合、制御部9は、赤外光源4から赤外光線の点灯を示す点灯状態信号を受信すると、赤外光線が点灯しているときに撮像素子7が生成した画像を赤外光線画像として取得する。また、制御部9は、通信部8が赤外光源4から赤外光線の消灯を示す点灯状態信号を受信すると、赤外光線が消灯しているときに撮像素子7が生成した画像を通常画像として取得する。

0066

また、変形例として、図6に示すように、白色光源5は、赤外光源4が赤外光線を照射しているときに白色光の照射を停止し、赤外光源4が赤外光線の照射を停止しているときに白色光を照射してもよい。この場合、白色光の点灯及び消灯は、人間の目に認識されないように高速に繰り返されるのがよい。これにより、点灯及び消灯の連続によって人間が不快感を催すことが回避され得る。

0067

また、制御部9は、代表値Cbr及びCrrの両方を用いてゲインを算出するとしたが、この限りではない。例えば、制御部9は、代表値Cbr及びCrrのいずれかを用いて、該代表値に係る色差信号Cb及びCrのいずれかを補正するためのゲインを算出してもよい。制御部9がゲインを算出する方法は、利用者によって用途に応じて求められる合成画像の特性に応じて、適宜、決定される。

0068

1撮像システム
2 移動体
3撮像装置
4赤外光源
5白色光源
6光学系
7撮像素子
8,13,15通信部
9,14,16 制御部
10メモリ
11表示装置
12 ECU
17,18 発光素子

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

この 技術と関連性が強い技術

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い法人

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い人物

該当するデータがありません

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ