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技術 表示装置

出願人 ソニー株式会社
発明者 千葉淳弘
出願日 2017年7月24日 (2年8ヶ月経過) 出願番号 2018-547128
公開日 2019年9月12日 (6ヶ月経過) 公開番号 WO2018-078977
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード 行列形状 合計期間 傾き状態 期間値 微小鏡 表示素子アレイ 表示データ転送 期間長
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (15)

課題・解決手段

サブフレーム期間順序の設定を簡便化する。表示素子アレイ部は、1画面の表示期間であるフレーム期間毎に表示データに応じて階調表示が行われる複数の表示素子が配置される。表示制御部は、フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割するとともに複数の表示素子を複数のグループに分割して複数のグループ毎に複数のサブフレーム期間毎の表示の制御を行う。表示データ供給部は、サブフレーム期間毎の表示データをグループ毎に所定の遅延時間ずらして表示素子アレイ部に対して供給するとともに分割されたグループ数と所定の遅延時間とに応じたサブフレーム期間の順序に基づいてサブフレーム期間毎の表示データを供給する。

概要

背景

従来、表示および非表示の何れかの状態となる表示素子を使用した表示装置、例えば、可動式微小鏡面を有する表示素子が行列形状に配置されたDMD(Digital Micromirror Device)による表示装置が使用されている。このような表示装置においては、パルス幅変調(PWM:Pules Width Modulation)により、階調表示を行うことができる。例えば、1画面の表示期間であるフレーム期間をそれぞれ期間が異なる複数のサブフレーム期間に分割し、このサブフレーム期間毎に表示および非表示の制御を行うことによりPWMを行う表示装置が使用されている。ここで、サブフレーム期間の表示および非表示の制御は、表示する画像の濃淡に応じてサブフレーム期間毎に生成された表示データにより行われる。

この表示データは、それぞれのサブフレーム期間の開始前に、表示装置の各表示素子転送される。このため、1フレーム期間において、サブフレーム期間数に応じた回数の表示データの転送を行う必要が生じる。高い解像度を有し、フレームレートが高い表示装置においては、表示データを転送する際の信号線帯域不足するという問題がある。そこで、表示装置を複数の領域に分割し、それぞれの領域においてサブフレーム期間の表示順序を変更して表示データを転送することにより、表示データの転送を分散させて行う表示装置が使用されている。例えば、表示装置の行毎にサブフレーム期間の表示順序を変更して表示データの転送を行う表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。

概要

サブフレーム期間の順序の設定を簡便化する。表示素子アレイ部は、1画面の表示期間であるフレーム期間毎に表示データに応じて階調表示が行われる複数の表示素子が配置される。表示制御部は、フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割するとともに複数の表示素子を複数のグループに分割して複数のグループ毎に複数のサブフレーム期間毎の表示の制御を行う。表示データ供給部は、サブフレーム期間毎の表示データをグループ毎に所定の遅延時間ずらして表示素子アレイ部に対して供給するとともに分割されたグループ数と所定の遅延時間とに応じたサブフレーム期間の順序に基づいてサブフレーム期間毎の表示データを供給する。

目的

本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、サブフレーム期間の順序の設定を簡便化し、表示データの転送を容易にすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
- 件
牽制数
- 件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

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請求項1

画面の表示期間であるフレーム期間毎に表示データに応じて階調表示が行われる複数の表示素子が配置される表示素子アレイ部と、前記フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割するとともに前記複数の表示素子を複数のグループに分割して前記複数のグループ毎に前記複数のサブフレーム期間毎の表示の制御を行う表示制御部と、前記サブフレーム期間毎の前記表示データを前記グループ毎に所定の遅延時間ずらして前記表示素子アレイ部に対して供給するとともに前記分割されたグループ数と前記所定の遅延時間とに応じた前記サブフレーム期間の順序に基づいて前記サブフレーム期間毎の前記表示データを供給する表示データ供給部とを具備する表示装置

請求項2

前記表示データ供給部は、隣接する複数の前記サブフレーム期間において前記隣接する複数のサブフレーム期間のうちの最初の1つを除く前記サブフレーム期間数と前記グループ数と前記遅延時間数との積より前記隣接する複数のサブフレーム期間の合計が前記遅延時間以上長くなる前記サブフレーム期間の順序に基づいて前記表示データを供給する請求項1記載の表示装置。

請求項3

前記表示データ供給部は、隣接する2つの前記サブフレーム期間の合計が以下の条件式(a)を満たし、隣接する3つの前記サブフレーム期間の合計が以下の条件式(b)を満たす前記サブフレーム期間の順序に基づいて前記表示データを供給する請求項2記載の表示装置。条件式(a):T×(G+1)≦SF条件式(b):T×(2×G+1)≦SF但し、SF:隣接するサブフレーム期間の合計、T:所定の遅延時間、G:分割されたグループ数である。

請求項4

前記表示データ供給部は、前記サブフレーム期間のうち最も期間が短いサブフレーム期間と略同じ期間を前記所定の遅延時間として前記表示データを供給する請求項1記載の表示装置。

請求項5

前記表示制御部は、前記所定の遅延時間ずらして前記グループ毎の表示の制御を行う請求項1記載の表示装置。

請求項6

前記表示制御部は、前記供給された表示データを前記複数の表示素子の前記表示に反映させる更新信号を出力することにより前記表示の制御を行う請求項1記載の表示装置。

請求項7

前記表示制御部は、前記複数のサブフレーム期間のうちの少なくとも1つを複数の新たなサブフレーム期間にさらに分割するとともに前記複数の新たなサブフレーム期間を前記フレーム期間に分散させて前記表示の制御を行い、前記表示データ供給部は、前記複数の新たなサブフレーム期間毎の前記表示データをさらに供給する請求項1記載の表示装置。

技術分野

0001

本技術は、表示装置に関する。詳しくは、階調表示を行う表示装置に関する。

背景技術

0002

従来、表示および非表示の何れかの状態となる表示素子を使用した表示装置、例えば、可動式微小鏡面を有する表示素子が行列形状に配置されたDMD(Digital Micromirror Device)による表示装置が使用されている。このような表示装置においては、パルス幅変調(PWM:Pules Width Modulation)により、階調表示を行うことができる。例えば、1画面の表示期間であるフレーム期間をそれぞれ期間が異なる複数のサブフレーム期間に分割し、このサブフレーム期間毎に表示および非表示の制御を行うことによりPWMを行う表示装置が使用されている。ここで、サブフレーム期間の表示および非表示の制御は、表示する画像の濃淡に応じてサブフレーム期間毎に生成された表示データにより行われる。

0003

この表示データは、それぞれのサブフレーム期間の開始前に、表示装置の各表示素子転送される。このため、1フレーム期間において、サブフレーム期間数に応じた回数の表示データの転送を行う必要が生じる。高い解像度を有し、フレームレートが高い表示装置においては、表示データを転送する際の信号線帯域不足するという問題がある。そこで、表示装置を複数の領域に分割し、それぞれの領域においてサブフレーム期間の表示順序を変更して表示データを転送することにより、表示データの転送を分散させて行う表示装置が使用されている。例えば、表示装置の行毎にサブフレーム期間の表示順序を変更して表示データの転送を行う表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。

先行技術

0004

特表2000−510252号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上述の従来技術では、予めサブフレーム期間の表示順序を行毎に設定して表示データの転送を行う。このサブフレーム期間の表示順序は各行における表示データの転送が重複しない順序にサブフレーム期間を並び替えて設定する必要があり、順序の設定が複雑になるという問題がある。

0006

本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、サブフレーム期間の順序の設定を簡便化し、表示データの転送を容易にすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、1画面の表示期間であるフレーム期間毎に表示データに応じて階調表示が行われる複数の表示素子が配置される表示素子アレイ部と、上記フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割するとともに上記複数の表示素子を複数のグループに分割して上記複数のグループ毎に上記複数のサブフレーム期間毎の表示の制御を行う表示制御部と、上記サブフレーム期間毎の上記表示データを上記グループ毎に所定の遅延時間ずらして上記表示素子アレイ部に対して供給するとともに上記分割されたグループ数と上記所定の遅延時間とに応じた上記サブフレーム期間の順序に基づいて上記サブフレーム期間毎の上記表示データを供給する表示データ供給部とを具備する表示装置である。これにより、表示データが提供されるサブフレーム期間の順序は、グループ数と所定の遅延時間とに応じて決定されるという作用をもたらす。

0008

また、この第1の側面において、上記表示データ供給部は、隣接する複数の上記サブフレーム期間において上記隣接する複数のサブフレーム期間のうちの最初の1つを除く上記サブフレーム期間数と上記グループ数と上記遅延時間数との積より上記隣接する複数のサブフレーム期間の合計が上記遅延時間以上長くなる上記サブフレーム期間の順序に基づいて上記表示データを供給してもよい。これにより、隣接する複数のサブフレーム期間のうちの最初の1つを除くサブフレーム期間数とグループ数と遅延時間との積より隣接する複数のサブフレーム期間の合計が遅延時間以上長くなるという作用をもたらす。

0009

また、この第1の側面において、上記表示データ供給部は、隣接する2つの上記サブフレーム期間の合計が以下の条件式(a)を満たし、隣接する3つの上記サブフレーム期間の合計が以下の条件式(b)を満たす上記サブフレーム期間の順序に基づいて上記表示データを供給してもよい。
条件式(a):T×(G+1)≦SF
条件式(b):T×(2×G+1)≦SF
但し、
SF:隣接するサブフレーム期間の合計、
T:所定の遅延時間、
G:分割されたグループ数
である。これにより、隣接する2つおよび3つのサブフレーム期間において最初の1つを除くサブフレーム期間数とグループ数と遅延時間との積より隣接する複数のサブフレーム期間の合計が遅延時間以上長くなるという作用をもたらす。

0010

また、この第1の側面において、上記表示データ供給部は、上記サブフレーム期間のうち最も期間が短いサブフレーム期間と略同じ期間を上記所定の遅延時間として上記表示データを供給してもよい。これにより、最も期間が短いサブフレーム期間と所定の遅延時間とが略等しくなるという作用をもたらす。

0011

また、この第1の側面において、上記表示制御部は、上記所定の遅延時間ずらして上記グループ毎の表示の制御を行ってもよい。これにより、グループ毎の表示データの供給および表示の制御が所定の遅延時間ずらして行われるという作用をもたらす。

0012

また、この第1の側面において、上記表示制御部は、上記供給された表示データを上記複数の表示素子の上記表示に反映させる更新信号を出力することにより上記表示の制御を行ってもよい。これにより、更新信号を出力することにより表示の制御が行われるという作用をもたらす。

0013

また、この第1の側面において、上記表示制御部は、上記複数のサブフレーム期間のうちの少なくとも1つを複数の新たなサブフレーム期間にさらに分割するとともに上記複数の新たなサブフレーム期間を上記フレーム期間に分散させて上記表示の制御を行い、上記表示データ供給部は、上記複数の新たなサブフレーム期間毎の上記表示データをさらに供給してもよい。これにより、分割されたサブフレーム期間がフレーム期間に分散されて配置されるという作用をもたらす。

発明の効果

0014

本技術によれば、サブフレーム期間の順序の設定を簡便化し、表示データの転送を容易にするという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。

図面の簡単な説明

0015

本技術の実施の形態における表示装置10の構成例を示す図である。
本技術の実施の形態における表示素子310の構成例を示す図である。
本技術の実施の形態における表示素子310の階調表示の一例を示す図である。
本技術の実施の形態における表示素子アレイ部300の構成例を示す図である。
本技術の実施の形態における制御部100の構成例を示す図である。
本技術の実施の形態における表示制御部200の構成例を示す図である。
本技術の実施の形態におけるデコード部250の構成例を示す図である。
本技術の第1の実施の形態におけるサブフレーム期間の順序の一例を示す図である。
本技術の第1の実施の形態における表示制御の一例を示す図である。
本技術の第1の実施の形態における表示データの転送の一例を示す図である。
本技術の第1の実施の形態における表示データの転送の他の例を示す図である。
本技術の実施の形態における更新を指示する信号の生成の一例を示す図である。
本技術の実施の形態におけるサブフレーム期間の順序の設定処理処理手順の一例を示す図である。
本技術の第2の実施の形態におけるサブフレーム期間の順序の一例を示す図である。

実施例

0016

以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(フレーム期間をサブフレーム期間に分割する場合の例)
2.第2の実施の形態(サブフレーム期間をさらに分割する場合の例)

0017

<1.第1の実施の形態>
[表示装置の構成]
図1は、本技術の実施の形態における表示装置10の構成例を示す図である。この表示装置10は、表示素子アレイ部300と、表示制御部200と、制御部100と、光源500とを備える。

0018

表示素子アレイ部300は、表示素子310が行列形状に配置されて構成されたものである。ここで、表示素子310は、画面における1つの画素に対応し、表示データに応じて表示を行うものである。また、表示素子310は、1画面の表示期間であるフレーム期間毎に表示データに応じた表示を行う。表示素子アレイ部300は、1行分の表示データを保持する表示データ保持部(不図示)を備え、後述する表示制御部200を経由して出力された表示データを表示データ保持部に保持する。この保持された表示データは、表示素子310に対して行毎に転送される。表示データ保持部にはシフトレジスタを使用することができる。また、表示素子アレイ部300に配置された表示素子310は、複数のグループに分割され、グループ毎に表示の制御が行われる。また、後述するように、フレーム期間は、複数のサブフレーム期間に分割される。表示素子310は、このサブフレーム期間毎に表示の制御が行われる。同図においては、DMDによる表示素子アレイ部300を想定する。なお、表示素子アレイ部300としてPDP(Plasma Display Panel)やFLC(Ferroelectric Liquid Cristal)を使用することも可能である。表示素子310の構成の詳細については後述する。

0019

表示制御部200は、表示素子アレイ部300に配置された表示素子310の表示を制御するものである。この表示制御部200は、グループおよびサブフレーム期間毎に表示素子310の制御を行う。また、表示制御部200は、後述する制御部100からグループ毎に出力された表示データの転送を行う。なお、表示制御部200は、表示素子アレイ部300と同一のチップに形成することができる。表示制御部200の構成の詳細については後述する。

0020

制御部100は、表示装置10の全体を制御するものである。この制御部100は、入力された画像データを表示素子310の表示データに変換し、グループおよびサブフレーム期間毎に表示データを表示素子310に対して供給する。この表示データの供給は、同図の表示データ供給部120が行う。また、制御部100は、光源500の制御をさらに行う。制御部100の構成の詳細については後述する。

0021

光源500は、表示素子アレイ部300に照射する光を供給するものである。この光源500には、例えばキセノンランプLED(Light Emitting Diode)またはLD(Laser Diode)を使用することができる。なお、光源500にキセノンランプを使用する際には、カラーホイール等の色分離光学系を併用することにより、カラー表示を行うことができる。

0022

[表示素子の構成]
図2は、本技術の実施の形態における表示素子310の構成例を示す図である。この表示素子310は、ミラー311と、電極313および314と、支持部315と、メモリ319とを備える。

0023

ミラー311は、光源500からの光を反射するものである。このミラー311は、支柱を介して支持部315と結合している。このミラー311の傾きを変えることにより、光の反射方向を変更することができる。

0024

支持部315は、ミラー311等を支えるものである。また、支持部315には、ミラー311を傾いた状態に保持するためのバイアス電圧とミラー311の傾きを反転させるための更新電圧とが印加される。このバイアス電圧および更新電圧は、ミラー311に伝達される。このバイアス電圧および更新電圧は、更新信号として支持部315に入力される。

0025

電極313および314は、ミラー311の傾きの方向を制御する電極である。この電極313および314に印加された電圧によりミラー311との間に電場が形成される。この電場に応じてミラー311を電極313または314の何れかに引き寄せることにより、ミラー311を傾けさせることができる。

0026

メモリ319は、表示素子310に入力された表示データを保持するメモリである。このメモリ319は、保持した表示データに応じたオン信号を電極313または314の何れかに印加する。オン信号が電極313に印加され、支持部315に更新電圧が印加されると、ミラー311は、同図の左側に傾いた状態になる。その後、支持部315にバイアス電圧が印加されると、ミラー311が左側に傾いた状態に保持される。このバイアス電圧が印加された状態においては、電極314にオン信号が印加された場合であっても、ミラー311の傾き状態は変化しない。しかし、更新電圧が支持部315に印加されると、ミラー311は、同図の右側に傾いた状態に変化する。このように、支持部315に更新電圧が印加された際の電極313および314におけるオン信号の状態に応じてミラー311の傾き方向を設定することができる。その後、更新電圧の代わりにバイアス電圧を支持部315に印加することにより、ミラー311の傾き方向を保持させることができる。このように更新電圧を印加することにより、メモリ319に保持された表示データを表示素子310における表示に反映することができる。なお、更新電圧は、特許請求の範囲に記載の更新信号の一例である。

0027

この表示素子310に光源500からの光を照射することにより、ミラー311の傾きに応じた反射光を得ることができる。例えば、ミラー311が同図の左側に傾いた場合に反射光がプロジェクションレンズ図1において不図示)に導かれ、スクリーン等に結像される構成にすることができる。この場合においては、ミラー311が同図の左側に傾いた状態が表示状態となり、ミラー311が右側に傾いた状態が非表示の状態になる。

0028

[表示素子の階調表示]
図3は、本技術の実施の形態における表示素子310の階調表示の一例を示す図である。図2において説明したように、表示素子310は、表示または非表示の2つの状態を持つ素子である。このような表示素子310において階調表示を行うため、PWMが行われる。同図は、このPWMによる階調表示の様子を表したものである。また、同図は、16階調を行う場合を想定したものである。同図に表したように、フレーム期間をサブフレーム期間491乃至494に分割し、これらのサブフレーム期間毎に表示素子310の表示および非表示を切替える。これにより、1フレームにおける表示が行われる期間の長さを変更し、階調表示を行うことができる。同図においてハッチングされた領域481が表示期間を表している。また、サブフレーム期間491乃至494の長さは重み付けがされている。すなわち、サブフレーム期間492、493および494の長さは、サブフレーム期間491のそれぞれ2、4および8倍の長さに重み付けされている。このように重み付けすることにより、輝度レベル多段階の変更が可能となる。なお、フレーム期間の分割は、同図の例に限定されず、所望の階調表示を行うための分割数にすることができる。

0029

[表示素子アレイ部の構成]
図4は、本技術の実施の形態における表示素子アレイ部300の構成例を示す図である。同図は、表示素子アレイ部300におけるグループの配置を表したものである。同図は、表示素子アレイ部300に配置された表示素子310を5つのグループ(グループ#1(301)乃至#5(305))に分割する場合を想定したものである。グループ#1(301)乃至#5(305)には、例えば、複数の行に配置された表示素子310が含まれる。表示データおよび更新信号は、グループ毎に入力される。同図においては、表示データおよび更新信号に付された数字により入力先のグループを識別する。具体的には、表示データ#1および更新信号#1は、グループ#1(301)に入力される表示データおよび更新信号を表す。この更新信号#1は、グループ#1(301)に配置された表示素子310の支持部315に共通に入力される。一方、表示データ#1は、表示素子アレイ部300の表示データ保持部に保持された後、グループ#1(301)に含まれる行毎に表示素子310のメモリ319に入力される。

0030

[制御部の構成]
図5は、本技術の実施の形態における制御部100の構成例を示す図である。この制御部100は、画像データ変換部110と、表示データ供給部120と、階調制御部130と、光源制御部140とを備える。

0031

画像データ変換部110は、表示装置10に入力された画像データを表示データに変換するものである。この画像データ変換部110は、画像データに対してPWMを行い、サブフレーム期間毎の表示データを生成して表示データ供給部120に対して出力する。

0032

表示データ供給部120は、表示データをサブフレーム期間およびグループ毎に表示素子アレイ部300に対して供給するものである。この表示データ供給部120は、画像データ変換部110から出力された表示データをサブフレーム期間毎に画像メモリに保持する。その後、保持したサブフレーム期間毎の表示データをグループ毎に所定の遅延時間ずらして供給する。この所定の遅延時間には、1つのグループにおける1つのサブフレーム期間の表示データを表示素子アレイ部300に転送する際に要する時間を採用することができる。これにより、表示データの転送を複数のグループに分散して行うことができる。また、この所定の遅延時間は、重み付けされた複数のサブフレーム期間のうち最も期間が短いサブフレーム期間と同じ長さにすることができる。これにより、サブフレーム期間毎の表示と表示データの転送とを同期させることができ、サブフレーム期間の表示の制御および表示データの転送の制御を容易に行うことができる。なお、表示データは、表示制御部200を介して表示素子アレイ部300に対して供給される。

0033

また、サブフレーム期間毎の表示データの供給は、グループ数と上述の所定の遅延時間とに応じて決定されたサブフレーム期間の順序に基づいて行われる。表示データ供給部120における表示データの供給の詳細については後述する。

0034

階調制御部130は、表示素子アレイ部300における階調表示の制御を行うものである。この階調制御部130は、上述のサブフレーム期間の順序を設定する。上述の表示データ供給部120は、階調制御部130により設定されたサブフレーム期間の順序に基づいて表示データの供給を行う。また、階調制御部130は、各サブフレーム期間の開始を指示する信号であるサブフレーム開始信号を生成し、表示制御部200に対して出力する。

0035

光源制御部140は、光源500を制御するものである。この光源制御部140は、光源500の、例えばRGB各色の点灯および消灯の制御を行う。

0036

[表示制御部の構成]
図6は、本技術の実施の形態における表示制御部200の構成例を示す図である。この表示制御部200は、データ分配部210と、選択部220と、アドレスカウンタ#1(230)および#2(240)と、デコード部250とを備える。

0037

データ分配部210は、表示データ供給部120から供給されたグループ毎の表示データをグループ#1(301)乃至#5(305)に分配するものである。

0038

選択部220は、アドレスカウンタ#1(230)および#2(240)を交互に選択するものである。この選択部220は、階調制御部130から出力されたサブフレーム開始信号を選択したアドレスカウンタ#1(230)または#2(240)に対して出力する。選択部220は、例えば、フレーム期間の最初のサブフレーム期間においてアドレスカウンタ#1(230)を選択し、次のサブフレーム期間においてアドレスカウンタ#2(240)を選択することができる。

0039

アドレスカウンタ#1(230)および#2(240)は、更新信号を出力するグループを識別するアドレスを生成するものである。このアドレスカウンタ#1(230)および#2(240)は、サブフレーム開始信号に基づいてアドレスの生成を開始する。生成されたアドレスは、デコード部250に対して出力される。このアドレスカウンタ#1(230)および#2(240)としてグループ数に等しいビット数のシフトレジスタを使用することができる。本技術の実施の形態においては、5ビットのシフトレジスタを使用することができる。

0040

デコード部250は、アドレスカウンタ#1(230)および#2(240)から出力されたアドレスからグループ毎の更新信号#1乃至#5を生成するものである。生成された更新信号#1乃至#5は、グループ#1(301)乃至#5(305)に対してそれぞれ出力される。この更新信号#1乃至#5の出力により、表示制御部200における表示素子310の制御が行われる。デコード部250の構成の詳細については後述する。

0041

[デコード部の構成]
図7は、本技術の実施の形態におけるデコード部250の構成例を示す図である。このデコード部250は、ORゲート251乃至255と、更新信号生成部256とを備える。

0042

ORゲート251乃至255は、アドレスカウンタ#1(230)および#2(240)から出力されたアドレスの論理和演算を行うものである。このORゲート251乃至255は、アドレスカウンタ#1(230)および#2(240)のビット数と同数が配置される。そして、ORゲート251乃至255は、アドレスカウンタ#1(230)および#2(240)から出力されたアドレスをビット毎に論理和演算して更新を指示する信号を生成し、更新信号生成部256に対して出力する。

0043

更新信号生成部256は、ORゲート251乃至255から出力されたそれぞれの更新を指示する信号に基づいて更新信号#1乃至#5を生成し、グループ#1(301)乃至#5(305)に対して出力するものである。この更新信号生成部256は、定常時には図2において説明したバイアス電圧を出力し、上述の更新を指示する信号が入力された際に更新電圧を所定の期間出力することにより更新信号を生成する。

0044

[サブフレーム期間の順序]
図8は、本技術の第1の実施の形態におけるサブフレーム期間の順序の一例を示す図である。同図においては、1フレーム期間を8つのサブフレーム期間401乃至408に分割し、256階調の表示を行う場合を想定したものである。同図において、矩形はサブフレーム期間を表し、この矩形に付された文字は最も期間が短いサブフレーム期間401を基準としたサブフレーム期間の長さを表したものである。具体的には、サブフレーム期間407に付された「64T」は、サブフレーム期間407がサブフレーム期間401の64倍の長さであることを表している。同図においては、1フレーム期間において、サブフレーム期間は、407、404、403、406、401、405、402および408の順に表示の制御が行われる。このサブフレーム期間の順序の詳細については後述する。

0045

[表示制御]
図9は、本技術の第1の実施の形態における表示制御の一例を示す図である。同図は、図8において説明したサブフレーム期間の順序に基づいてグループ毎に表示が行われる様子を表したものである。同図に表したように、サブフレーム期間の表示は、グループ毎に所定の遅延時間ずらして実行される。同図においては、この所定の遅延時間として1Tの期間を採用する。すなわち、最も短いサブフレーム期間401と略同じ遅延時間ずらした表示の制御が行われる。

0046

[表示データの転送]
図10は、本技術の第1の実施の形態における表示データの転送の一例を示す図である。同図は、グループ毎の表示素子310における表示と表示データの転送との関係を表したものである。同図においてグループ#1乃至#6は、それぞれのグループにおいて表示が行われるサブフレーム期間を表したものである。同図は、図8において説明したサブフレーム期間403、402および404がこの順に配置されて表示の制御が行われる場合を想定したものである。また、表示データは、表示データ供給部120から表示素子アレイ部300に供給される表示データを表したものである。この表示データに付された文字は該当するグループの識別番号を表している。具体的には、「#1」は、グループ#1の表示データを表す。なお、同図におけるaは、図4において説明したように、表示素子アレイ部300を5つのグループに分割した場合を表したものである。一方、同図におけるbは、6つのグループに分割した場合を想定したものである。

0047

表示データは、当該表示データが対応するサブフレーム期間の表示が開始される前に、表示素子310のメモリ319に転送される必要がある。例えば、同図におけるaのサブフレーム期間402の表示データは、各グループにおけるサブフレーム期間403の表示期間に転送される。同様に、サブフレーム期間404の表示データは、各グループにおけるサブフレーム期間402の表示期間に転送される。グループ毎に1Tの期間に相当する遅延時間だけずらした表示の制御が行われるため、表示データもこの遅延時間だけずらして転送することができる。なお、サブフレーム期間403のデータは、当該期間の開始前に転送されているものと想定する。

0048

これらのサブフレーム期間は、隣接する2つのサブフレーム期間の合計が各グループの表示データを転送する期間の合計より遅延時間に相当する期間長くなる順序に配置される。具体的には、遅延時間を単位としてサブフレーム期間および表示データ転送期間を表した場合に、サブフレーム期間403および402の合計期間6Tは、各グループの表示データを転送する期間の合計5Tより1T長くなる。このため、後続のサブフレーム期間404の表示データの転送をサブフレーム期間402の時に行うことができる。上述の隣接するサブフレーム期間の合計と各グループの表示データ転送期間との関係を式により表すと、隣接するサブフレーム期間は、次の関係式を満たすサブフレーム期間の順に配置する必要がある。

0049

T×(G+1)≦SF・・・(式1)
ここで、Tは、遅延時間を表す。また、Gは、グループ数を表す。また、SFは、隣接する2つのサブフレーム期間の合計を表す。

0050

一方、同図におけるbでは、グループ数が6であるため式1を満たさず、サブフレーム期間402のグループ#6の表示データとサブフレーム期間404のグループ#1の表示データの転送期間が重複することとなる。この場合、サブフレーム期間404の表示データ#1を転送するため、サブフレーム期間404の開始を1Tだけ遅延させる必要が生じる。

0051

[表示データの転送の他の例]
図11は、本技術の第1の実施の形態における表示データの転送の他の例を示す図である。同図は、図10におけるaにおいて、サブフレーム期間402および404の間にサブフレーム期間423を配置した場合の例を表したものである。このサブフレーム期間423は、例えば、サブフレーム期間408を分割して生成されたサブフレーム期間である。サブフレーム期間の分割については後述する。同図においては、隣接するサブフレーム期間403および402とサブフレーム期間402および423とはそれぞれ式1を満たしている。しかし、サブフレーム期間423の表示データ#5の転送期間とサブフレーム期間404の表示データ#1の転送期間とが重複することとなる。これは、グループ#1の表示期間において、それら3つのサブフレーム期間のうち中央に配置されたサブフレーム期間402にサブフレーム期間402および423の表示データの転送期間が割り当てられたためである。その結果、サブフレーム期間423の表示データの転送の開始が遅くなり、転送期間の重複を生じたものである。すなわち、隣接する3つのサブフレーム期間において2番目のサブフレーム期間(サブフレーム期間402)の表示データの転送が最後のサブフレーム期間(サブフレーム期間423)の表示データの転送に影響を及ぼすためである。

0052

そこで、隣接する3つのサブフレーム期間においては、次の関係式を満たす順にサブフレーム期間を配置することにより、表示データ転送期間の重複を防ぐことができる。

0053

T×(2×G+1)≦SF・・・(式2)
このように、式1および2を満たす順序にサブフレーム期間を配置することにより表示データの転送期間の重複を防ぐことができる。図8において説明したサブフレーム期間は式1および2を満たす順序に配置されたものである。

0054

[表示データの転送]
図12は、本技術の実施の形態における更新を指示する信号の生成の一例を示す図である。同図は、図7において説明した更新を指示する信号の生成の様子を表したものである。また、同図のサブフレーム期間は、図8において説明したサブフレーム期間の順に配置された場合を想定したものである。同図において、サブフレーム開始信号は、階調制御部130により出力されたサブフレーム開始信号を表す。また、アドレスカウンタ#1(230)およびアドレスカウンタ#2(240)は、それぞれアドレスカウンタ#1(230)およびアドレスカウンタ#2(240)の出力を表す。ORゲート251乃至255は、それぞれデコード部250のORゲート251乃至255の出力を表す。

0055

まず、サブフレーム期間407において、サブフレーム開始信号が値「1」となる。選択部220は、アドレスカウンタ#1(230)を選択し、サブフレーム開始信号をアドレスカウンタ#1(230)に対して出力する。これにより、アドレスカウンタ#1(230)の出力が値「0」から「1」に遷移する。その後、アドレスカウンタ#1(230)は、前述した遅延時間(1T)に同期したクロック信号によりシフトされ、出力が順に「2」、「4」、「8」、「16」および「0」に遷移する。アドレスカウンタ#1(230)の出力のうち値「1」となるビットに接続されたORゲート251乃至255の出力が1Tの期間値「1」となる。このORゲート251乃至255の出力は、更新を指示する信号としてデコード部250の更新信号生成部256に入力される。その後、更新信号生成部256により更新信号が生成されて表示素子アレイ部300に対して出力される。

0056

続くサブフレーム期間404において、選択部220は、アドレスカウンタ#2(240)選択し、サブフレーム開始信号をアドレスカウンタ#2(240)に対して出力する。アドレスカウンタ#2(240)の出力が順に「1」、「2」、「4」、「8」および「16」に遷移する。この出力に応じてORゲート251乃至255の出力が値「1」となり、更新を指示する信号が生成される。

0057

なお、サブフレーム期間403のグループ#5とサブフレーム期間406のグループ#1とは表示開始タイミングが重複することとなる。この場合においても、2つのアドレスカウンタ#1(230)および#2(240)を使用してアドレスのカウントを行い、ORゲート251等によりこれらのアドレスカウンタの出力の論理和演算を行うことにより、2つの更新を指示する信号を生成することができる。

0058

[サブフレーム期間の順序の設定]
図13は、本技術の実施の形態におけるサブフレーム期間の順序の設定処理の処理手順の一例を示す図である。同図は、図5において説明した階調制御部130により行われる処理である。同図において、SF0、SF1およびSF2は、隣接するサブフレーム期間の長さを格納する変数である。また、順序設定の対象となるサブフレーム期間が配列等に格納されて、処理が開始される。

0059

まず、階調制御部130は、SF0の初期値を設定する(ステップS901)。これは、例えば、図8において説明したサブフレーム期間401乃至408から任意の1つを選択し、選択したサブフレーム期間をSF0に格納することにより行うことができる。次に、階調制御部130は、SF1を選択する(ステップS902)。この場合には、サブフレーム期間401乃至408のうちステップS901において選択したサブフレーム期間を除くサブフレーム期間を選択してSF1に格納することにより行うことができる。次に、階調制御部130は、SF0およびSF1の合計がT×(G+1)以上であるか否かを判断する(ステップS903)。SF0およびSF1の合計がT×(G+1)未満の場合には(ステップS903:No)、階調制御部130は、再度SF1の選択を行う(ステップS902)。

0060

SF0およびSF1の合計がT×(G+1)以上の場合には(ステップS903:Yes)、階調制御部130は、SF2の選択を行う(ステップS904)。これは、SF0およびSF1として選択されたサブフレーム期間を除くサブフレーム期間を選択することにより行うことができる。次に、階調制御部130は、SF1およびSF2の合計がT×(G+1)以上であるか否かを判断する(ステップS905)。SF1およびSF2の合計がT×(G+1)未満の場合には(ステップS905:No)、階調制御部130は、再度SF2の選択を行う(ステップS904)。SF1およびSF2の合計がT×(G+1)以上の場合には(ステップS905:Yes)、階調制御部130は、SF0、SF1およびSF2の合計がT×(2×G+1)以上であるか否かを判断する(ステップS906)。SF0、SF1およびSF2の合計がT×(2×G+1)未満の場合には(ステップS906:No)、階調制御部130は、再度SF2の選択を行う(ステップS904)。

0061

SF0、SF1およびSF2の合計がT×(2×G+1)以上の場合には(ステップS906:Yes)、階調制御部130は、SF1およびSF2に格納されたサブフレーム期間をそれぞれSF0およびSF1に格納する(ステップS907)。その際、階調制御部130は、SF0、SF1およびSF2に格納されていたサブフレーム期間を順序の割当てが終了したサブフレーム期間とし、前述の配列から削除する。次に、階調制御部130は、全てのサブフレーム期間について順序の割り当てが終了したか否かを判断する(ステップS908)。全てのサブフレーム期間について順序の割当てが終了していない場合には(ステップS908:No)、階調制御部130は、割当てが終了していないサブフレーム期間を対象にステップS904からの処理を再度実行する。一方、全てのサブフレーム期間について順序の割当てが終了した場合には(ステップS908:Yes)、階調制御部130はサブフレーム期間の順序の設定処理を終了する。

0062

このように、所定の遅延時間とグループ数とに基づいてサブフレーム期間の順序を設定し、このサブフレーム期間の順序に基づいて表示データの転送をグループ毎に行うことにより、表示データの転送を容易に行うことができる。

0063

このように、本技術の第1の実施の形態によれば、所定の遅延時間とグループ数とに基づいてサブフレーム期間の順序を決定することができ、サブフレーム期間の順序の設定を簡便化することができる。

0064

<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、サブフレーム期間毎に表示の制御を行っていた。これに対し、比較的長いサブフレーム期間については、画像に擬似輪郭を生じるという問題がある。そこで、この第2の実施の形態では、サブフレーム期間をさらに分割して表示の制御を行うことを想定する。そのため、本技術の第2の実施の形態では、分割したサブフレーム期間毎の表示データの転送をさらに行う点において、第1の実施の形態とは異なる。

0065

[サブフレーム期間の順序]
図14は、本技術の第2の実施の形態におけるサブフレーム期間の順序の一例を示す図である。同図は、サブフレーム期間408をサブフレーム期間427および428に分割するとともにサブフレーム期間427をサブフレーム期間404および403の間に配置した点で、図8において説明したサブフレーム期間の順序と異なる。サブフレーム期間427および428は、何れも長さを64Tにしている。このように、比較的長いサブフレーム期間を複数の短いサブフレーム期間に分割し、分割後のサブフレーム期間を分散させて配置することにより、擬似輪郭の発生を防止することができる。

0066

ここで、擬似輪郭とは、中位の輝度レベルとなる画像が画面上を移動する場合に、人間の目が非表示の状態にあるサブフレーム期間の動き追従することにより、輝度レベルが0の画素が移動しているように見え現象である。PWMによる階調表示を行う表示装置において生じる現象であり、画質の低下を招くものである。図8におけるサブフレーム期間408は、残り全てのサブフレーム期間の合計期間とほぼ同じ長さであるため、サブフレーム期間408が非表示で残り全てのサブフレーム期間の合計期間が表示の状態となる画像においては擬似輪郭を生じやすくなる。そこで、このサブフレーム期間408をサブフレーム期間427および428に分割し、1フレーム期間内に分散させて配置する。この際、分割したサブフレーム期間427および428を含む全てのサブフレーム期間は、前述した式(1)および(2)を満たす順序に設定される。

0067

なお、サブフレーム期間の分割はこの例に限定されない。例えば、サブフレーム期間408を3つ以上のサブフレーム期間に分割することもできる。また、サブフレーム期間408のほかにサブフレーム期間407を分割することもできる。

0068

これ以外の表示装置10の構成は本技術の第1の実施の形態の表示装置10と同様であるため、説明を省略する。

0069

このように、本技術の第2の実施の形態によれば、サブフレーム期間を分割するとともに分散して配置することにより、擬似輪郭の発生を防止して画質を向上させることができる。

0070

なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。

0071

また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカードブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。

0072

なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。

0073

なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)1画面の表示期間であるフレーム期間毎に表示データに応じて階調表示が行われる複数の表示素子が配置される表示素子アレイ部と、
前記フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割するとともに前記複数の表示素子を複数のグループに分割して前記複数のグループ毎に前記複数のサブフレーム期間毎の表示の制御を行う表示制御部と、
前記サブフレーム期間毎の前記表示データを前記グループ毎に所定の遅延時間ずらして前記表示素子アレイ部に対して供給するとともに前記分割されたグループ数と前記所定の遅延時間とに応じた前記サブフレーム期間の順序に基づいて前記サブフレーム期間毎の前記表示データを供給する表示データ供給部と
を具備する表示装置。
(2)前記表示データ供給部は、隣接する複数の前記サブフレーム期間において前記隣接する複数のサブフレーム期間のうちの最初の1つを除く前記サブフレーム期間数と前記グループ数と前記遅延時間数との積より前記隣接する複数のサブフレーム期間の合計が前記遅延時間以上長くなる前記サブフレーム期間の順序に基づいて前記表示データを供給する前記(1)に記載の表示装置。
(3)前記表示データ供給部は、隣接する2つの前記サブフレーム期間の合計が以下の条件式(a)を満たし、隣接する3つの前記サブフレーム期間の合計が以下の条件式(b)を満たす前記サブフレーム期間の順序に基づいて前記表示データを供給する前記(2)に記載の表示装置。
条件式(a):T×(G+1)≦SF
条件式(b):T×(2×G+1)≦SF
但し、
SF:隣接するサブフレーム期間の合計、
T:所定の遅延時間、
G:分割されたグループ数
である。
(4)前記表示データ供給部は、前記サブフレーム期間のうち最も期間が短いサブフレーム期間と略同じ期間を前記所定の遅延時間として前記表示データを供給する前記(1)から(3)のいずれかに記載の表示装置。
(5)前記表示制御部は、前記所定の遅延時間ずらして前記グループ毎の表示の制御を行う前記(1)から(4)のいずれかに記載の表示装置。
(6)前記表示制御部は、前記供給された表示データを前記複数の表示素子の前記表示に反映させる更新信号を出力することにより前記表示の制御を行う前記(1)から(5)のいずれかに記載の表示装置。
(7)前記表示制御部は、前記複数のサブフレーム期間のうちの少なくとも1つを複数の新たなサブフレーム期間にさらに分割するとともに前記複数の新たなサブフレーム期間を前記フレーム期間に分散させて前記表示の制御を行い、
前記表示データ供給部は、前記複数の新たなサブフレーム期間毎の前記表示データをさらに供給する
前記(1)から(6)のいずれかに記載の表示装置。

0074

10表示装置
100 制御部
110画像データ変換部
120 表示データ供給部
130階調制御部
140光源制御部
200表示制御部
210 データ分配部
220 選択部
230、240アドレスカウンタ
250デコード部
251〜255ORゲート
256更新信号生成部
300表示素子アレイ部
301〜305グループ
310表示素子
311ミラー
313、314電極
315 支持部
319メモリ
401〜408、423、427、428、491〜494サブフレーム期間
500 光源

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