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図面 (20)

課題・解決手段

本発明の一態様による採光装置は、窓の外側に日射を遮るを有する建築構造に用いられる採光装置において、光透過性を有する第1基材と、第1基材の第1面側に設けられた光透過性を有する複数の採光部と、複数の採光部の間に設けられた空隙部と、を有する採光部材と、採光部材を支持する支持部材と、を備え、入射した光の向きを変えて庇や軒の陰となる空間へ光を射出させる。

概要

背景

建屋には窓の外側にが設けられていることが多く、これら庇や軒によって太陽光が遮られてしまい、十分な光を室内に採り込むことができないことがある。窓のある方位や太陽の高度等により、庇や軒に相当する部分で日射が遮られてしまい、限られた時間しか太陽光を採り込むことができなかった。

そこで、例えば、特許文献1には、建物の開口部を有する階の上階に設けられた片持ち式バルコニー屋外側端部の底面部に、太陽光を透過拡散する光透過拡散板を垂直に取り付ける採光装置が開示されている。つまり、バルコニーの軒先に採光装置を吊り下げるように設置することで、室内に太陽光を多く採り入れる方法が提案されている。

概要

本発明の一態様による採光装置は、窓の外側に日射を遮る庇や軒を有する建築構造に用いられる採光装置において、光透過性を有する第1基材と、第1基材の第1面側に設けられた光透過性を有する複数の採光部と、複数の採光部の間に設けられた空隙部と、を有する採光部材と、採光部材を支持する支持部材と、を備え、入射した光の向きを変えて庇や軒の陰となる空間へ光を射出させる。

目的

本発明の一つの態様は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、室内からの眺望性を低下させることなく庇や軒の影となる空間への日射を確保することのできる採光装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

窓の外側に日射を遮るを有する建築構造に用いられる採光装置において、光透過性を有する第1基材と、前記第1基材の第1面側に設けられた光透過性を有する複数の採光部と、前記複数の採光部の間に設けられた空隙部と、を有する採光部材と、前記採光部材を支持する支持部材と、を備え、入射した光の向きを変えて前記庇や前記軒の陰となる空間へ光を射出させる、採光装置。

請求項2

前記採光部材における前記複数の採光部が設けられた微細構造面と、前記微細構造面とは反対側の背面と、のうち、少なくとも前記微細構造面を覆う透光性保護部材を備える、請求項1に記載の採光装置。

請求項3

前記採光部材の光入射側及び光射出側のいずれか一方に、前記採光部材に入射する光を遮る遮光部材あるいは前記光を減光させる減光部材を備える、請求項1または2に記載の採光装置。

請求項4

前記支持部材は、前記採光部材を前記建築構造に取り付けるための取付具である、請求項1から3のいずれか一項に記載の採光装置。

請求項5

前記採光部材を一方向へ移動させるガイド部材を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の採光装置。

請求項6

前記支持部材は、前記採光部材を自立させる支持脚である、請求項1から3のいずれか一項に記載の採光装置。

請求項7

前記支持部材は、垂直方向回転軸を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の採光装置。

請求項8

複数の前記採光部材が連結部材を介して互いに連結されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の採光装置。

請求項9

複数のスラットと、前記複数のスラットの長手方向を水平方向に向けて前記複数のスラットを連結するとともに前記複数のスラットを鉛直方向に吊り下げる形態で支持する支持機構と、を備え、前記スラットとして、請求項1から8のいずれか一項における採光装置を採用する、採光装置。

請求項10

採光スクリーンと、前記採光スクリーンを巻き取り自在にする巻取機構と、を備え、前記採光スクリーンとして、請求項1から8のいずれか一項に記載の採光装置を採用する、採光装置。

請求項11

複数の採光パネルと、前記複数の採光パネルを積み上げて支持するパネル枠と、を備え、前記採光パネルとして、請求項1から8のいずれか一項に記載の採光装置を採用する、採光装置。

技術分野

0001

本発明の一態様は、採光装置に関するものである。
本願は、2016年7月1日に、日本に出願された特願2016−131401号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

背景技術

0002

建屋には窓の外側にが設けられていることが多く、これら庇や軒によって太陽光が遮られてしまい、十分な光を室内に採り込むことができないことがある。窓のある方位や太陽の高度等により、庇や軒に相当する部分で日射が遮られてしまい、限られた時間しか太陽光を採り込むことができなかった。

0003

そこで、例えば、特許文献1には、建物の開口部を有する階の上階に設けられた片持ち式バルコニー屋外側端部の底面部に、太陽光を透過拡散する光透過拡散板を垂直に取り付ける採光装置が開示されている。つまり、バルコニーの軒先に採光装置を吊り下げるように設置することで、室内に太陽光を多く採り入れる方法が提案されている。

先行技術

0004

特許第5684480号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1では、本来、バルコニーやベランダの空間内に入射する太陽光の向きを変えて室内へ入射させている。そのため、そもそもバルコニーやベランダの空間に採り入れられる光の量は、従来と変わらない。また、なにもない軒先(軒の端)に採光装置を設置する場合に比べて、室内からの眺望性が低下してしまうという問題がある。

0006

本発明の一つの態様は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、室内からの眺望性を低下させることなく庇や軒の影となる空間への日射を確保することのできる採光装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の一態様における採光装置は、窓の外側に日射を遮る庇や軒を有する建築構造に用いられる採光装置において、光透過性を有する第1基材と、前記第1基材の第1面側に設けられた光透過性を有する複数の採光部と、前記複数の採光部の間に設けられた空隙部と、を有する採光部材と、前記採光部材を支持する支持部材と、を備え、入射した光の向きを変えて前記庇や前記軒の陰となる空間へ光を射出させる。

0008

本発明の一態様における採光装置において、前記採光部材における前記複数の採光部が設けられた微細構造面と、前記微細構造面とは反対側の背面と、のうち、少なくとも前記微細構造面を覆う透光性保護部材を備える構成としてもよい。

0009

本発明の一態様における採光装置において、前記採光部材の光入射側及び光射出側のいずれか一方に、前記採光部材に入射する光を遮る遮光部材あるいは前記光を減光させる減光部材を備える構成としてもよい。

0010

本発明の一態様における採光装置において、前記支持部材は、前記採光部材を前記建築構造に取り付けるための取付具である構成としてもよい。

0011

本発明の一態様における採光装置において、前記採光部材を一方向へ移動させるガイド部材を備える構成としてもよい。

0012

本発明の一態様における採光装置において、前記支持部材は、前記採光部材を自立させる支持脚である構成としてもよい。

0013

本発明の一態様における採光装置において、前記支持部材は、垂直方向回転軸を有する構成としてもよい。

0014

本発明の一態様における採光装置において、複数の前記採光部材が連結部材を介して互いに連結されている構成としてもよい。

0015

本発明の一態様における採光装置は、複数のスラットと、前記複数のスラットの長手方向を水平方向に向けて前記複数のスラットを連結するとともに前記複数のスラットを鉛直方向に吊り下げる形態で支持する支持機構と、を備え、前記スラットとして、上記の採光装置を採用する。

0016

本発明の一態様における採光装置は、採光スクリーンと、前記採光スクリーンを巻き取り自在にする巻取機構と、を備え、前記採光スクリーンとして、上記の採光装置を採用する。

0017

本発明の一態様における採光装置は、複数の採光パネルと、前記複数の採光パネルを積み上げて支持するパネル枠と、を備え、前記採光パネルとして、上記の採光装置を採用する。

発明の効果

0018

本発明の一態様によれば、庇や軒の影となる空間への日射を確保することのできる採光装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0019

第1実施形態における採光装置の設置状態を示す図。
第1実施形態における採光装置の設置状態を示す図。
第1実施形態における採光装置の構成を示す断面図。
採光装置を設置していないベランダ内の日影を示す図。
第1実施形態における採光装置が設置されたベランダの日射状態を示す図。
第1実施形態における採光装置の効果を説明するための図。
一体化された採光装置による採光状態を示す図。
第1実施形態における採光部材の変形例を示す第1の図。
第1実施形態における採光部材の変形例を示す第2の図。
第1実施形態における採光部材の変形例を示す第3の図。
第1実施形態における採光部材の変形例を示す第4の図。
第2実施形態における採光装置の全体構成を示す斜視図。
第2実施形態における採光装置の要部構成を部分的に示す断面図。
第3実施形態における採光装置の概略構成を示す図。
第3実施形態における採光装置の作用効果(採光状態)を説明するための図。
第3実施形態における採光装置の作用効果(遮光状態)を説明するための図。
第3実施形態における採光装置の変形例(ロールスクリーン方式)を示す図。
第3実施形態における採光装置の変形例(貼り付け方式)を示す図。
第3実施形態における減光部材の例を示す第1の図。
第3実施形態における減光部材の例を示す第2の図。
第3実施形態における減光部材の例を示す第3の図。
第4実施形態における実施例1の採光装置の概略構成を示す図。
第4実施形態における実施例1の採光装置の作用効果を示す図。
第4実施形態における実施例1の採光装置の作用効果を示す図。
第4実施形態における実施例2の採光装置の概略構成を示す図。
第4実施形態における実施例3の採光装置の概略構成を示す図。
第5実施形態における実施例1の採光装置の概略構成を示す図。
第5実施形態における実施例2の採光装置の概略構成を示す図。
実施例1,2の採光装置の作用効果を説明するための図。
第6実施形態における採光装置の設置状態を示す図。
第6実施形態における採光装置の開閉状態を示す第1の図。
第6実施形態における採光装置の開閉状態を示す第2の図。
第6実施形態における採光装置の変形例としてロールスクリーンを示す第1の図。
第6実施形態における採光装置の変形例としてロールスクリーンを示す第2の図。
第6実施形態における採光装置の変形例として採光パネルを示す第1の図。
第6実施形態における採光装置の変形例として採光パネルを示す第2の図。
第6実施形態における採光装置の変形例として採光パネルを示す第3の図。
第6実施形態における採光装置の作用効果を説明するための図。

実施例

0020

以下、本発明の各実施形態の採光装置について説明する。
なお、以下の各図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
各実施形態の採光装置は、例えば、ベランダやバルコニーあるいはテラスなどの庇や軒によって日射が遮られる空間を有する建築構造において使用される。

0021

[第1実施形態]
図1は、第1実施形態における採光装置の設置状態を示す図である。図2は、第1実施形態における採光装置の設置状態を示す図である。図3は、第1実施形態における採光装置の構成を示す断面図である。

0022

図1に示すように、本実施形態の採光装置1は、例えば、ベランダ3の庇2や軒に遮られることなく太陽光に照射されるベランダ3の手すり部18や柵5に設置される。

0023

採光装置1は、図2に示すように、採光構造体9と、採光構造体9を支持する複数の支持部材12と、を有して構成され、これら複数の支持部材12を介して採光構造体9がベランダ3の柵5(手すり部18でもよい)に沿って取り付けられる。本実施形態では、採光装置1を柵5の外側あるいは内側に取り付けることが可能であるが、転落防止のため、柵5の内側(ベランダ3内)に取り付けることが好ましい。
柵5に設置された状態で、縦格子6を構成する複数の柵棒7の間から採光装置1に太陽光が入射する。

0024

採光構造体9は、図3に示すように、採光部材11と、採光部材11からの射出光を拡散させる異方性光拡散フィルム16と、を有して構成されている。
採光部材11は、光透過性を有する採光フィルム14と、光透過性を有する第1基材13とを有する。
採光フィルム14は、第1基材13の第1面13a側に設けられ、複数の採光部4と、複数の採光部4の間に設けられた空隙部15と、を有する。

0025

複数の採光部4のそれぞれは、透光性を有し、数十〜数百μmオーダー微細突起構造である。採光部4は、ストライプ状に設けられ、各々が水平方向に延在し、鉛直方向に互いに平行に配置されている。採光部4は、長手方向と直交する断面形状が多角形状をなす。なお、採光部4の断面形状は図示したものに限られず、採光装置1の用途等に応じて適宜設計変更することも可能である。すなわち、採光部4は、採光機能を奏することができる形状であれば、長手方向と垂直な断面形状が、三角形状または曲面形状などであってもよい。

0026

複数の採光部4は、例えばアクリル樹脂エポキシ樹脂シリコーン樹脂等の光透過性および感光性を有する有機材料で構成されている。これら樹脂重合開始剤カップリング剤モノマー有機溶媒などを混合した透明樹脂製の混合物を用いることができる。
さらに、重合開始剤は安定剤、禁止剤可塑剤蛍光増白剤離型剤連鎖移動剤、他の光重合性単量体等のような各種の追加成分を含んでいてもよい。
採光部4の全光線透過率は、JIS K7361−1の規定で90%以上が好ましい。
これにより、十分な透明性を得ることができる。

0027

隣り合う採光部4の間に設けられる空隙部15には、空気が存在している。したがって、空隙部15の屈折率は概ね1.0である。空隙部15の屈折率を1.0とすることにより、空隙部15と採光部4との界面における臨界角が最小となる。第1基材13の屈折率と、採光部4の屈折率とが大きく異なる場合、光が採光部4から第1基材13に入射したときに、これら採光部4と第1基材13との界面で不要な光の屈折反射が生じることがある。この場合、所望の採光特性が得られない、または輝度が低下するなどの不具合が生じることがある。採光部4との屈折率と第1基材13の屈折率とを略同等とすることで、所望の採光特性を得て、光の利用効率を高めるとともに、グレア光を低減させることが可能である。

0028

第1基材13としては、例えば熱可塑性ポリマー熱硬化性樹脂光重合性樹脂等の樹脂類等からなる光透過性の基材が用いられる。アクリル系ポリマーオレフィン系ポリマービニル系ポリマーセルロース系ポリマーアミドポリマーフッ素系ポリマーウレタン系ポリマーシリコーン系ポリマーイミド系ポリマー等などからなる光透過性の基材が用いられる。具体的には、例えばトリアセチルセルロース(TAC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シクロオレフィンポリマーCOP)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリイミド(PI)等の光透過性の板材が好ましく用いられる。そのほかに第1基材13は、ガラス基材であってもよい。第1基材13の厚みは任意である。また、複数の材質が積層された積層構造であってもよい。第1基材13の全光線透過率は、JIS K7361−1の規定で90%以上が好ましい。これにより、十分な透明性を得ることができる。

0029

支持部材12としては、既存の部材が用いられ、例えば、柵棒7に採光部材11を固定することができれば構成は特に問わない。例えば、柵棒7をクランプする治具パイプ取付金具などが挙げられる。

0030

異方性光拡散フィルム16は、採光部材11の背面11b(第1基材13の第2面13b)側に設けられており、鉛直方向よりも水平方向に強い光拡散性を示すように構成されている。異方性光拡散フィルム16としては、例えば、ルミニット社製の光拡散制御フィルム商品名:LSD)のように、サーフェスレリーフホログラムパターンによりμmレベル凹凸構造を形成したものを用いることができる。

0031

本実施形態では、図3に示す採光装置1において、複数の採光部4を有する採光部材11の微細構造面11aをベランダ3の外側に向け、微細構造面11aとは反対側の背面11b(異方性光拡散フィルム16)をベランダ3の内側(図1に示した窓1003側)へ向けて設置しているが、設置する向きはこれに限らない。逆に、微細構造面11aをベランダ3の内側(窓1003側)へ向け、背面11bをベランダ3の外側へ向けて採光装置1を設置してもよい。

0032

図4は、採光装置を設置していないベランダ内の日影を示す図である。
建物には窓1003の外側に庇2や軒が設けられていることが多く、この庇2や軒の陰になってベランダ3や室内に入射する太陽光が遮られてしまう。日陰になる空間Kの大きさ(範囲)は、季節時間帯などにもよるが、これを任意にコントロールすることはできない。

0033

本実施形態の採光装置1は、庇2や軒を有する建物において庇2や軒の陰になることなく、太陽光が十分に照射される柵5や手すりに取り付けることができる。庇2や軒のある建物において日陰になる空間Kにおいて明るい環境を確保するためには、その空間Kへ、意図的に太陽光を照射させる必要がある。

0034

図5は、第1実施形態における採光装置1が設置されたベランダ3の日射状態を示す図である。
本実施形態の採光装置1は、図5に示すように、ベランダ3の柵5に設置される。そのため、採光装置1に入射した太陽光は、微細構造によって屈折されて上方へ向かって射出される。庇2の陰になってしまう空間Kに、採光装置1からの射出光を照射させることで、明るい環境を確保することが可能となる。

0035

図6は、第1実施形態における採光装置1の効果を説明するための図である。
ベランダ3の庇2の下や軒下には物干し竿が設置されることが多い。庇2や軒によって太陽光が遮られると、天日であっても洗濯物26が陰干しになることがあるが、ベランダ3の柵5に採光装置1を設置することで太陽光を洗濯物26に向けて射出させることができるので、天日干しと同じように洗濯物26を短時間で乾燥させることが可能である。

0036

ベランダ3の柵5に設置された採光装置1を通過した光は、おおよそベランダ3の天井方向に向きを変えて射出される。太陽は、季節及び時間によって高度と方位が変化するため、光の入射角度に従って庇2や軒による影響が変化する。そのため、庇2や軒の影響を受けない手すりや柵5の部分に採光装置1を設置することで、庇2や軒の日陰となっていた空間Kに、より長い時間、十分な太陽光を照射することができる。
また、手すりや柵5に採光装置1を設置することによって、室内からの眺望性を維持しつつ、屋外からの目隠しにもなる。

0037

なお、採光装置1(採光部材11)は、反射、屈折、散乱回折等の光学現象によって光の角度を変える機能を有するものであり、上述した構成に限定されるものではない。

0038

図7は、柵5に一体化された採光装置1による採光状態を示す図である。
図7に示すように、本実施形態の採光装置1は、例えば、固定部材(支持部材)47を用いて柵5と一体化された構成であってもよい。つまり、採光機能付きの柵5としても構わない。構成の一例として、柵5の縦格子6を構成する複数の柵棒7どうしの間に採光装置1をそれぞれ嵌め込むことによって、柵5と採光装置1との間に設置に伴う隙間がなくなり、光の利用効率が高められる。また、ベランダ3内に採光装置1が突出することがなくなるため、ベランダ3を広く有効に活用することができる。
なお、一体型であっても、メンテナンス交換が可能なように取り外し自在に設置されていてもよい。

0039

また、採光装置1が、例えば、自然光(太陽光)の輻射熱遮断するための光透過性を有する断熱フィルム断熱部材)、赤外光(IR)を反射させるIR反射フィルムあるいはデザインシート具備する構成としてもよい。

0040

図8A図8Dは、第1実施形態における採光部材の変形例を示す図である。
例えば、図8Aに示す採光部材11Aのように、長手方向に交差する方向の断面形状が三角形をなす採光部4Aを備える構成としてもよい。
また、図8Bに示す採光部材11Bのように、長手方向に交差する方向の断面形状の一部に曲面を有する採光部4Bを備える構成としてもよい。
あるいは、図8Cに示す採光部材11Cのように、長手方向に交差する方向の断面形状が略三角柱状を呈する採光部4Cだけで構成される採光部材としてもよい。採光部4Cは、アルミニウムインゴットからフライス盤等を用いて削り出すことで作製される。
採光部4Cは、採光部4Cに入射した光を反射させる反射面4bを有している。

0041

本実施形態では、μmレベルの凹凸構造を有する光拡散制御フィルムを異方性光拡散フィルム16として用いる例を挙げたが、これに限られず、異方性光拡散フィルム16に代えて、例えば、図8Dに示すように、レンチキュラーレンズ型の拡散板17を備える構成としてもよい。拡散板17は、例えば、複数のレンチキュラーレンズ19と、複数のレンチキュラーレンズ19を支持する支持板8とからなり、支持板8のレンチキュラーレンズ19側とは反対側の面8aを採光部材11Dの第1基材13の第2面13bに貼り合わせられる。

0042

[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態の採光装置20について説明する。
以下に示す本実施形態の採光装置20の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、透明保護カバー23を備えている点において異なる。よって、以下の説明では、第1実施形態とは異なる部分について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1図8Dと共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。

0043

図9は、第2実施形態における採光装置の全体構成を示す斜視図である。
図10は、第2実施形態における採光装置の要部構成を部分的に示す断面図である。
本実施形態の採光装置20は、図9に示すように、上述した採光構造体9と、採光構造体9の周囲を覆う透明保護カバー23と、を備えている。
採光構造体9は、図10に示すように、先の実施形態で述べた採光部材11、第1基材13及び異方性光拡散フィルム16を備えている。

0044

透明保護カバー23は、第1透光性保護部材(透光性保護部材)21、第2透光性保護部材(透光性保護部材)22及びフレーム24から構成されている。
第1透光性保護部材21及び第2透光性保護部材22は、互いに略等しい大きさを有する平面視矩形状の透明な平板部材からなる。第1透光性保護部材21は、採光構造体9の採光部材11における微細構造面11a側に配置され、微細構造面11aの略全面を覆う。第2透光性保護部材22は、採光部材11の微細構造面11aとは反対側の背面11b側に配置され、異方性光拡散フィルム16の略全面を覆う。

0045

フレーム24は、平面視矩形状の枠形状をなし、採光構造体9と、採光構造体9を介して対向配置された第1透光性保護部材21及び第2透光性保護部材22と、の周囲を保持する。

0046

材料としては、例えば、ポリカーボネート、アクリルなどの樹脂材料またはガラスなどが挙げられる。第1透光性保護部材21及び第2透光性保護部材22としては、耐光特性、耐UV特性を有していることが望ましい。

0047

透明保護カバー23としては、上述した構成に限られず、採光構造体9の光入射面側及び光射出面側に対向する平面部分が透明であればよい。
例えば、第1透光性保護部材21、第2透光性保護部材22及びフレーム24のうち、少なくとも一部が一体化されていてもよい。
また、例えば、上述したような平板部材ではなく、一対の透光性保護フィルムであってもよく、採光部材11の微細構造面11a及び異方性光拡散フィルム16の光射出面16bに対して、それぞれ貼り合わせてもよい。

0048

本実施形態の採光構造体9をそのまま屋外で使用すると、採光構造体9の微細構造等にごみ汚れが付着して射出光の減少や散乱などが生じてしまい、十分な採光効果を得ることが難しい。

0049

そこで、採光構造体9を透明保護カバー23で覆うことにより、採光部材11の微細構造面11aおける複数の採光部4の表面や空隙部15内に空気中の塵や埃等が付着するのを防ぐことができる。また、異方性光拡散フィルム16の凹凸構造面に対しても、塵や埃等が付着するのを防ぐことができる。

0050

本実施形態の構成によれば、塵や埃の付着に起因する射出光の減少や散乱などを防ぐことができ、十分な光量の射出光を得ることができる。さらに、屋外で使用する採光装置20であるため、採光構造体9を透明保護カバー23で覆うことで採光構造体9の劣化を長期的に抑えることができる。

0051

[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態の採光装置について説明する。
以下に示す本実施形態の採光装置30の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、遮光板(遮光部材)32をさらに備えている点において異なる。よって、以下の説明では、第1実施形態とは異なる部分について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1図8Dと共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。

0052

図11は、第3実施形態における採光装置30の概略構成を示す図である。
本実施形態の採光装置30は、採光構造体9および透明保護カバー23を有する採光ユニット31と、遮光板(遮光部材)32と、ガイドレール(ガイド部材)33と、を備えている。
採光ユニット31を構成する採光構造体9および透明保護カバー23は、上述した第2実施形態と略同様の構成であるため、説明を省略する。

0053

遮光板32は、採光ユニット31の光射出側に配置されている。遮光板32は、採光ユニット31から射出される射出光の略全てを遮光可能な大きさを有しており、ガイドレール33に沿って一方向へ往復移動可能とされている。

0054

ガイドレール33は、柵5の内側のベランダ3の床面に柵5に平行して設置され、延在方向に沿って設けられた案内溝34内に、採光ユニット31及び遮光板32の下端側が挿入保持されている。ガイドレール33の延在長さは、採光ユニット31の大きさや遮光板32のスライド範囲等に応じて、適宜設計の変更が可能である。

0055

本実施形態では、柵5の内側にガイドレール33を設置したが、柵5の外側にガイドレール33を設置して、採光ユニット31の光入射側に遮光板32を配置する構成としてもよい。また、採光ユニット31の上端側に、採光ユニット31の下端側を支持するガイドレール33に対向するガイドレールをもう一つ設け、採光ユニット31を上下方向から挟み込むようにしてスライド可能に把持する構成としてもよい。これにより、採光ユニット31を安定して設置することができるとともに採光ユニット31をよりスムーズに移動させることができる。

0056

なお、本実施形態では、案内溝34内に、採光ユニット31及び遮光板32の両方を挿入保持する構成となっているが、遮光板32だけを挿入させる構成にしてもよい。

0057

また、本実施形態では、遮光板32としてポリカーボネート製の板状部材を用いているが、これに限られず、金属製など光不透過性の材料により構成されたものであれば用いることができる。
光不透過性の材料としては、例えば、アルミニウム箔、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリイミド(PI)等の光透過性の樹脂に顔料を添加して、所定の形状に成形してなるフィルム(基材)等が用いられる。

0058

なお、本発明の一態様に係る遮光部材として、光を反射させる反射板を用いても構わない。
また、本実施形態では、採光ユニット31の光射出側に遮光板32を設置したが、採光ユニット31の光入射側に設置しても構わない。

0059

本実施形態の採光装置30では、光の透過方向(通過方向)で採光ユニット31に重なる進出位置と、採光ユニット31に重ならない退避位置と、の間で遮光板32をスライド移動させることで、採光状態を遮光状態とを任意に切り替えることができる。また、進出位置と退避位置との間の任意の位置であっても遮光板32を停止させることが可能であることから、採光具合、遮光具合について適宜調整することができる。本実施形態の採光装置30により、ベランダ3やバルコニー内において庇2や軒下の空間Kへ射出される光の量を調整することで、室内に居る人が感じる眩しさを低減させることができる。

0060

図12は、第3実施形態における採光装置30の作用効果(採光状態)を説明するための図である。
図12に示すように、例えば、ベランダ3に洗濯物26を干している間は遮光板32を退避位置へと移動させておき、採光ユニット31から洗濯物26に向けて十分に光が照射されるようにしてもよい。これにより、洗濯物26が直射日光に晒されるのと同じ状態にすることができ、洗濯物26の乾燥を促すことができる。

0061

図13は、第3実施形態における採光装置30の作用効果(遮光状態)を説明するための図である。
また、図13に示すように、ベランダ3に洗濯物を干していないときなど、ベランダ3内に光を採り入れる必要のない場合には、光の透過方向で採光ユニット31と重なる進出位置へ遮光板32を移動させておくことで、室内に居る人が眩しさを感じるのを低減させることができる。

0062

図14は、第3実施形態における採光装置の変形例(ロールスクリーン方式)を示す図である。
図14に示すように、採光ユニット31の光入射側及び光射出側のいずれか一方に、遮光性を有するロールスクリーン35を設けてもよい。ロールスクリーン35は、採光ユニット31からの射出光を遮光する遮光スクリーン35Aを備え、例えば、採光ユニット31の上端側に設置される。遮光スクリーン35Aを上下方向に巻き上げ自在なため、省スペースに設置することができる。この場合、風などによって遮光スクリーン35Aが浮き上がってしまわないように、例えば、枠等を設け、遮光スクリーン35Aの下端側や両側が採光ユニット31に対して規制されていることが好ましい。
なお、本発明の一態様による遮光部材として、上述したロールスクリーン35に代えて、上下方向に折り畳み自在なブラインドを用いてもよい。

0063

図15は、第3実施形態における採光装置の変形例(貼り付け方式)を示す図である。
図15に示すように、採光ユニット31の光入射側及び光射出側のいずれか一方に、遮光性を有するシート部材36を貼り合わせてもよい。シート部材36は、採光ユニット31に対して取り外し自在に貼り付けられるもので、季節などに応じて、遮光状態、採光状態を任意に選択することができる。例えば、水で洗えば粘着力復活するような特性を有していれば、長期的に繰り返し再利用することができるためコストを抑えることができる。

0064

図16A図16Cは、第3実施形態における減光部材の例を示す図である。
本実施形態では、採光ユニット31から射出される光を遮光する遮光部材を備える構成について述べたが、これに限られず、一部の光を遮ることによって射出光を減光させる減光部材であってもよい。減光部材としては、図16Aに示すような金属板に多数の孔を設けたパンチングメタル(減光部材)37、図16Bに示すような簾(減光部材)38、図16Cに示すようなネット(減光部材)39等が挙げられる。

0065

[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態の採光装置43について説明する。
以下に示す本実施形態の採光装置43の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、移動機能を備えている点において異なる。よって、以下の説明では、第1実施形態とは異なる部分について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1図8Dと共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。

0066

(実施例1)
図17は、第4実施形態における実施例1の採光装置43の概略構成を示す図である。
図18及び図19は、第4実施形態における実施例1の採光装置43の作用効果を示す図である。
図17に示す採光装置43は、リング状の一対の取付具(支持部材)25,25を備えており、これら取付具25,25を介して、採光ユニット41をベランダ3の手すり部18やガイドポールに取り付けて使用する構成となっている。取付具25としては、採光ユニット41を、手すり部18に対して移動可能に取り付けることができれば特に問わない。例えば、フック針金のようなものであってもよい。

0067

このように、取付具25,25を介して採光ユニット41を手すり部18に宙吊りにさせることにより、手すり部18に沿ってスライド可能な採光装置43とすることができる(図18)。図18に示すように、複数の採光装置43をベランダ3の柵5の手すり部18(またはガイドポール)に取り付けて、各採光装置43を任意の位置に移動させて使用することができる。例えば、図19に示すように、洗濯物26へ光を届けるために有効な場所に採光装置43を配置して洗濯物26の乾燥を早めるとともに、ベランダ3にプランター27等を配置して植物や野菜栽培している場合には、採光装置43をスライド移動させて隙間を設けるようにし、プランター27に直射日光が照射されるようにしてもよい。このように、手すり部18に対して複数の採光装置43を移動可能に設ける形態とすることにより、ベランダ3の任意の場所にそれぞれの採光装置43を移動させることができるため、利便性を高めることができる。

0068

(実施例2)
図20は、第4実施形態における実施例2の採光装置40の概略構成を示す図である。
図20に示すように、実施例2における採光装置40は、採光構造体9および透明保護カバー23を有する採光ユニット41と、採光ユニット41を一方向へ往復移動させるガイドレール42と、を有して構成されている。なお、本実施形態においても、採光ユニット41に対して、上述した遮光部材や減光部材をさらに備えた構成であってもよい。
採光ユニット41を構成する採光構造体9および透明保護カバー23は、上述した第2実施形態と略同様の構成であるため、説明を省略する。

0069

採光ユニット41は、その下端側がガイドレール42の案内溝42a内に挿入されて保持され、案内溝42aに沿って一方向に往復移動する。

0070

(実施例3)
図21は、第4実施形態における実施例3の採光装置44の概略構成を示す図である。
図21に示すように、実施例3における採光装置44は、先の構成とは異なり、柵5に取り付けるものではなく、自立する形態となっている。採光装置44は、一対の支持脚(支持部材)45,45を介してベランダ3の床面に載置できる形態とされている。支持脚45,45は、採光ユニット41の下部に取り付けられ、例えば、採光ユニット41の高さ位置を調整できる機能を有していてもよい。
各支持脚45は、例えば、図21に示すように、採光ユニット41の前後(光入射面側及び光射出面側)にそれぞれ突き出た第1支持部45A及び第2支持部45Bを有している。これにより、4点支持となり、採光ユニット41が倒れるのを防ぐ効果が高まる。

0071

[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態の採光装置50A,50Bについて説明する。
以下に示す本実施形態の採光装置50A,50Bの基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、幅方向採光面積を任意に変えられる点において異なる。よって、以下の説明では、第1実施形態とは異なる部分について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1図8Dと共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。

0072

(実施例1)
図22は、第5実施形態における実施例1の採光装置50Aの概略構成を示す図である。図24は、実施例1の採光装置50Aの作用効果を説明するための図である。
図22に示すように、実施例1の採光装置50Aは、複数の採光ユニット51と、複数の採光ユニット51と連結する連結部材52と、柵5に沿って設けられた不図示のレールと、を有して構成されており、複数の採光ユニット51をレールに沿って移動させて任意の位置に配置できるようになっている。各採光ユニット51は、各々の微細構造面11a側がベランダ3の外側に向くように揃えて連結される。

0073

本実施形態では、複数の採光ユニット51が連結部材52を介して連結された構成となっており、使用する採光ユニット51の数を調整することができる。つまり、採光装置50Aの採光面積を任意に変えることができる。また、使用しない採光ユニット51がある場合には、採光ユニット51どうしを互いに折り重ねて(畳んで)収納することが可能である。また、本実施形態では、連結部材52として、例えば蝶番が用いられ、採光ユニット51を後から容易に増減させることが可能である。
これにより、採光装置50Aの採光面積を任意に変えることができる。

0074

(実施例2)
図23は、第5実施形態における実施例2の採光装置50Bの概略構成を示す図である。図24は、実施例2の採光装置50Bの作用効果を説明するための図である。
図23に示すように、実施例2の採光装置50Bは、複数の採光ユニット53と、採光ユニット53ごとに設けられた可動部54と、柵5に沿って設けられた不図示のレールと、を有して構成されており、複数の採光ユニットを53にレールに沿って移動させて任意の位置に配置できるようになっている。

0075

可動部54は、図23に示すように円柱状の部材からなり、帯状の採光ユニット53の長手方向一端(上端)に設けられた第1可動部54aと、長手方向他端(下端)側に設けられた第2可動部54bと、を有している。可動部54は、採光ユニット53の長手方向に沿う中心線上に設けられている。可動部54は、採光ユニット53の短手方向に回転する回転軸Oを有している。これにより、各採光ユニット53は、可動部54の回転軸Oを中心に回転(可動)するようになっている。

0076

本実施形態では、各採光ユニット53の可動部54が、太陽の動き追従して、採光ユニット53が太陽の方位を向くように可動する。そのため、太陽の方位が変化しても、各採光ユニット53に入射する太陽光を、ベランダ3において庇2や軒の日陰となる空間Kへ向けて効率よく射出させることができる。これにより、建物の構造上、日中でも日の当たらない空間において太陽光を使用することができる。

0077

本実施形態における採光装置50Bは、複数の採光ユニット53によって採光面積が分割された構成されているため、柵5の延在方向、つまり室内側から見てベランダ3の左右方向における採光面積を使用者が任意に調整することができる。また、使用しない採光ユニット53がある場合には、可動部54を回転させることによって、採光ユニット53どうしを互いに重ねて収納することが可能である。

0078

[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態の採光ブラインド60について説明する。
以下に示す本実施形態の採光ブラインド60の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、高さ方向の採光面積を任意に変えられる点において異なる。よって、以下の説明では、第1実施形態とは異なる部分について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1図8Dと共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。

0079

図25は、第6実施形態における採光ブラインド60の設置状態を示す図である。図26A及び図26Bは、第6実施形態における採光ブラインド60の開閉状態を示す図である。
図25に示すように、本実施形態の採光ブラインド(採光装置)60は、互いに水平方向に平行に並ぶ複数の採光スラット(スラット)61と、複数の採光スラット61を鉛直方向に吊下げ自在に支持する支持機構62と、を主として構成されている。採光ブラインド60は、ベランダ3の柵5の内側(あるいは外側)に設置される。採光ブラインド60では、複数の採光スラット61を昇降自在に支持するとともに、複数の採光スラット61を傾動自在に支持している。

0080

採光スラット61は、例えば、一方向に延在するスラット本体(不図示)の一面側に上述した採光フィルム14が貼り合わされてなる。

0081

支持機構62は、採光スラット61に対して設けられた一対の採光スラット用のラダーコード71,71と、一対のラダーコード71,71の各上端部を支持する固定ボックス73と、一対のラダーコード71,71の各下端部に取り付けられる昇降バー64と、を備えている。支持機構62は、一対のラダーコード71,71に平行する昇降コード72をさらに備えており、使用者がこの昇降コード72を操作することにより、図26A及び図26Bに示すように、採光スラット61を展開及び収納することができる。

0082

本実施形態における採光ブラインド60によれば、高さ方向の採光面積を任意に変えることができる。また、図25に示すように、採光ブラインド60は、入射した光の向きを上方向へ変えて射出する。そのため、採光ブラインド60の上側よりも下側の採光スラット61に入射した光の方がより離れた位置へ光を送ることができる。例えば、室内に居る人が眩しさを感じる場合には、下側の採光スラット61を畳んで非採光状態とし、上側の採光スラット61のみを採光に使用するなど、使い分けることが可能である。

0083

図27A及び図27Bは、第6実施形態における採光装置の変形例として採光ロールスクリーンを示す図である。
本実施形態の変形例としては、例えば、図27A及び図27Bに示すような巻き上げ式の採光ロールスクリーン65や、図28A図28Cに示すような積み木方式の採光パネル66が挙げられる。
図27A及び図27Bに示す採光ロールスクリーン(採光装置)65は、採光スクリーン(採光部材)67と、採光スクリーン67を巻き取り自在に支持する巻取機構68と、を備えている。採光スクリーン67は、例えば、透明なスクリーン本体の一面側に上述した採光フィルム14が貼り合わされてなる。巻取機構68によって採光スクリーン67を巻き上げたり巻き出したりすることによって、採光スクリーン67による採光面積を高さ方向で任意に変えることができる。

0084

図28A図28Cは、第6実施形態における採光装置の変形例として採光パネルを示す図である。
図28A図28B図28Cに示す採光パネル(採光装置)66は、例えば、ベランダ3の床面に立設された一対のパネル枠63,63と、これらパネル枠63,63の間に挿入される複数の採光パネル板(採光部材)69と、を備えている。採光パネル板69は、例えば、上述した採光部材11あるいは採光構造体9から構成される。パネル枠63,63間に複数の採光パネル板69を下から積み上げることによって、高さ方向における採光面積の任意に変えることができる。

0085

図29は、第6実施形態における採光装置の作用効果を説明するための図である。
図29に示すように、採光ブラインド60や採光ロールスクリーン65によれば、高さ方向の採光面積を任意に調整することができるので、例えば、採光ブラインド60あるいは採光ロールスクリーン65の下側を収納することによって、ベランダ3の床面に置かれた鉢植え等に直射日光を当てることができる。また、採光ブラインド60あるいは採光ロールスクリーン65の上側を使用することで、天井側に干された洗濯物26に太陽光を送ることができ、乾燥を促すことができる。
このように、用途に応じて採光状態と非採光状態との切り替えが容易であり、良好な採光空間を提供することができる。

0086

以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

0087

本発明の一態様は、室内からの眺望性を低下させることなく庇や軒の影となる空間への日射を確保することが必要な採光装置などに適用することができる。

0088

1,20,30,40,43,44,50A,50B…採光装置、2…庇、4,4A,4B,4C…採光部、11,11A,11B,11C,11D…採光部材、11a…微細構造面、11b…背面、12…支持部材、13…第1基材、13a…第1面、15…空隙部、16b…光射出面、18…手すり部、21…第1透光性保護部材(透光性保護部材)、22…第2透光性保護部材(透光性保護部材)、25…取付具(支持部材)、32…遮光板(遮光部材)、33…ガイドレール(ガイド部材)、37…パンチングメタル(減光部材)、38…簾(減光部材)、39…ネット(減光部材)、45…支持脚(支持部材)、47…固定部材(支持部材)、52…連結部材、60…採光ブラインド(採光装置)、61…採光スラット(スラット)、62…支持機構、63…パネル枠、65…採光ロールスクリーン(採光装置)、66…採光パネル(採光装置)、67…採光スクリーン(採光部材)、68…巻取機構、69…採光パネル板(採光部材)、73…固定ボックス、1003…窓、K…空間、O…回転軸

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