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技術 光源装置及びそれを利用した照明器具と車両用灯具

出願人 マクセル株式会社
発明者 杉山寿紀梶川啓之小野長平山本智貴平田浩二
出願日 2015年9月18日 (3年10ヶ月経過) 出願番号 2017-540435
公開日 2018年5月24日 (1年2ヶ月経過) 公開番号 WO2017-046945
状態 特許登録済
技術分野 面状発光モジュール 非携帯用の照明装置またはそのシステム 照明サイン;照明広告
主要キーワード 屋根型形状 注意喚起性 ピッチ差 湧き出し 映像投射機 相対角度θ 明暗模様 補助制動灯
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題・解決手段

視認性や注意喚起性が高く、低コストで製造可能で、かつ、高級感のある光源装置、それを利用した照明器具車両用灯具を提供する。光源装置10は、固体光源23a、23bと、固体光源23a、23bから出射された光を外部に出射する導光体11とを備える。導光体11は、少なくとも光を出射する第1の面13a及び第1の面に対向して略平行な第2の面13bを有し、第1の面13a及び第2の面13bには、それぞれピッチの異なる周期状の第1のテクスチャー15及び第2のテクスチャー16が形成されている。更に第2の面にはテクスチャー16と略直交する第3のテクスチャー17が配置される。第1のテクスチャー15により生じる光の濃淡と第2のテクスチャー16により生じる光の濃淡の干渉により、導光体11の第1の面13aから出射する光にモアレ縞19を発生させる。

概要

背景

例えば、壁面に取り付ける照明器具、更には、自動車等の移動体における車両用灯具として好適に利用可能な光源装置として、固体光源からの光を透明部材からなる導光体入射させ、当該光を前記導光体の表面に形成した凹凸形状により散乱させることにより、当該導光体から光を取り出す構成は既に知られている。例えば、以下の特許文献1、2には、当該導光体に形成する凹凸形状を微細パターンとすることにより、個々のパターンに起因する明暗模様見えなくし、光源装置の見た目質感見栄えの向上を図るための技術が開示されている。

概要

視認性や注意喚起性が高く、低コストで製造可能で、かつ、高級感のある光源装置、それを利用した照明器具と車両用灯具を提供する。光源装置10は、固体光源23a、23bと、固体光源23a、23bから出射された光を外部に出射する導光体11とを備える。導光体11は、少なくとも光を出射する第1の面13a及び第1の面に対向して略平行な第2の面13bを有し、第1の面13a及び第2の面13bには、それぞれピッチの異なる周期状の第1のテクスチャー15及び第2のテクスチャー16が形成されている。更に第2の面にはテクスチャー16と略直交する第3のテクスチャー17が配置される。第1のテクスチャー15により生じる光の濃淡と第2のテクスチャー16により生じる光の濃淡の干渉により、導光体11の第1の面13aから出射する光にモアレ縞19を発生させる。

目的

本発明は上述した従来技術における課題に鑑みて達成されたものであり、その目的は、視認性や注意喚起性が高く、低コストで製造が可能であり、かつ、高級感のある光源装置を、更には、それを利用した照明器具と車両用灯具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

光源と、前記光源からの光を内部で伝搬して外部に出射する導光体と、を備えた光源装置であって、前記導光体は、少なくとも光を出射する第1の面と、前記第1の面に対向して略平行な第2の面を有し、前記第1の面及び前記第2の面には、少なくともそれぞれピッチの異なる周期状の第1のテクスチャーと第2のテクスチャーとがそれぞれ形成されており、前記第1のテクスチャーと前記第2のテクスチャーにより生じる光の濃淡干渉により、動的な表示と静的な表示とを含む表示を発生させる、光源装置。

請求項2

請求項1に記載の光源装置において、前記動的な表示は、前記第1のテクスチャーと前記第2のテクスチャーにより生じる光の濃淡の干渉によりモアレ模様である、光源装置。

請求項3

請求項1に記載の光源装置において、前記第2の面には、前記第1の面から入射する外部からの光の一部を反射して再び外部へ出射するため、更に、前記第2のテクスチャーと略直交する第3のテクスチャーが形成されている、光源装置。

請求項4

請求項2に記載の光源装置において、前記第1のテクスチャーに対する前記第2のテクスチャーの相対位置が変わる方向を異ならせることにより、前記モアレ模様の移動方向が異なるようにした、光源装置。

請求項5

請求項4に記載の光源装置において、前記第1のテクスチャーと第2のテクスチャーのピッチの大小関係を、前記導光体の位置により切り替わるようにしたことにより、前記モアレ模様の移動方向が異なるようにした、光源装置。

請求項6

請求項3に記載の光源装置において、前記第2の面に形成された前記第2のテクスチャー、又は、前記第2のテクスチャー及び前記第3のテクスチャーの一部が、選択的に除去されており、除去部分での出射光分布が、テクスチャーが除去されていない部分での出射光分布とは異なっている、光源装置。

請求項7

請求項3に記載の光源装置において、前記第2の面に形成された前記第2のテクスチャー、又は、前記第2のテクスチャー及び前記第3のテクスチャーの一部が選択的に変化しており、変化部分における出射光分布が、テクスチャーが選択的に変化していない部分での出射光分布とは異なっている、光源装置。

請求項8

請求項1に記載の光源装置において、前記第1の面の前記第1のテクスチャーは、凸状で屋根型の断面形状を有している、光源装置。

請求項9

請求項1に記載の光源装置において、前記第1の面の前記第1のテクスチャーは凸状でシリンドリカル形状の断面形状を有している、光源装置。

請求項10

請求項1に記載の光源装置において、前記光源は、個体発光素子からなる固体光源である、光源装置。

請求項11

少なくとも、光源と、前記光源からの光を内部で伝搬して外部に出射する導光体と、を備えた光源装置を有し、車両用制動灯もしくは車両用補助制動灯として取り付ける車両用灯具であって、前記光源装置は、請求項1〜10のいずれか1項に記載された光源装置からなり、そして、前記第1のテクスチャーのピッチを0.1mm〜2.9mmの範囲とした、車両用灯具。

請求項12

請求項11に記載の車両用灯具において、更に、前記第1のテクスチャーのピッチを0.1mm〜1.5mmの範囲とし、車両用方向指示灯として取り付けた、車両用灯具。

請求項13

少なくとも、光源と、前記光源からの光を内部で伝搬して外部に出射する導光体と、を備えた光源装置を有する照明器具であって、前記光源装置は、請求項1〜10のいずれか1項に記載された光源装置からなり、そして、前記第1のテクスチャーのピッチを0.1mm〜0.6mmの範囲とし、屋内天井面あるいは壁面あるいは屋外に取り付けた、照明器具。

請求項14

少なくとも、光源と、前記光源からの光を内部で伝搬して外部に出射する導光体とを備えた光源装置を有する照明器具であって、前記光源装置は、請求項1〜10のいずれか1項に記載された光源装置からなり、そして、前記第1のテクスチャーのピッチを0.1mm〜1.5mmの範囲とし、屋外に取り付けた、照明器具。

技術分野

0001

本発明は、線状もしくは面状の光源として利用可能な光源装置に関する。

背景技術

0002

例えば、壁面に取り付ける照明器具、更には、自動車等の移動体における車両用灯具として好適に利用可能な光源装置として、固体光源からの光を透明部材からなる導光体入射させ、当該光を前記導光体の表面に形成した凹凸形状により散乱させることにより、当該導光体から光を取り出す構成は既に知られている。例えば、以下の特許文献1、2には、当該導光体に形成する凹凸形状を微細パターンとすることにより、個々のパターンに起因する明暗模様見えなくし、光源装置の見た目質感見栄えの向上を図るための技術が開示されている。

先行技術

0003

特開2014−29819号公報
特開2013−143307号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、個々の微細パターンに起因する明暗模様が見えない構成にすることにより、限定した評価基準上での光源装置の見栄えは向上するが、これでは発光分布が均一で平面的であり、静的にものになってしまう。そのため、特に、車両用制動灯情報表示灯としての使用を考えた場合には、その視認性や注意喚起を促す能力(以下、「注意喚起性」と言う)に乏しく、必ずしも十分な性能を発揮し得るものとは言えなかった。

0005

特に、近年においては、従来製品との差別化を図るため、発光分布が均一で平面的であるよりも、むしろ、その視認性と共にその注意喚起性などに優れた発光特性を有する高級感のある照明器具や灯具が要求されてきている。

0006

そこで、本発明は上述した従来技術における課題に鑑みて達成されたものであり、その目的は、視認性や注意喚起性が高く、低コストで製造が可能であり、かつ、高級感のある光源装置を、更には、それを利用した照明器具と車両用灯具を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記の目的を達成するための一実施の態様として、本発明によれば、光源と、当該光源からの光を内部で伝搬して外部に出射する導光体とを備えた光源装置であって、前記導光体は、少なくとも光を出射する第1の面と、当該第1の面に対向して略平行な第2の面を有し、前記第1の面及び前記第2の面には、少なくともそれぞれピッチの異なる周期状の第1のテクスチャーと第2のテクスチャーとがそれぞれ形成されており、前記第1のテクスチャーと前記第2のテクスチャーにより生じる光の濃淡干渉により、動的な表示と静的な表示とを含む表示を発生させる。

発明の効果

0008

本発明によれば、視認性や注意喚起性が高く、低コストで製造が可能であり、かつ、高級感のある光源装置を、更には、それを利用した照明器具と車両用灯具を提供することが可能となるという優れた効果を発揮する。

図面の簡単な説明

0009

本発明の実施例1に係る光源装置の主要部材である導光体の構造を示す斜視図である。
上記実施例1に係る光源装置の全体構造を示す斜視図である。
上記実施例1における導光体の第1のテクスチャー15の形状を示す図である。
上記実施例1における導光体の第2のテクスチャー16及び第3のテクスチャー17の形状を示す図である。
上記テクスチャーに形成された文字の一例を示す図である。
上記第2のテクスチャー16及び第3のテクスチャー17の断面形状を示す図である。
本発明の実施例2における第2のテクスチャー26及び第3のテクスチャー27の構造を示す斜視図とその断面形状を示す図である。
上記第2のテクスチャー26及び第3のテクスチャー27による傾斜角の適正を示す導光体の一部拡大断面図である。
第1のテクスチャーと第2のテクスチャーとの干渉によるモアレ縞の発生の例を示す図である。

実施例

0010

以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。

0011

(実施例1)
図1は、本発明の一実施例(実施例1)に係る光源装置のうち、その主要部材である導光体11を示す斜視図であり、特に、図1(A)には、当該導光体11をその表面から見た斜視図を、そして、図1(B)には、当該導光体11をその裏面から見た斜視図をそれぞれ示している。

0012

これらの図からも明らかなように、導光体11は、例えばPMMA等の透光性樹脂部材により、全体として長方形の板状の形状に成形された発光部13を有しており、その長手方向の両端には略三角形状光導入部14a、14bが形成され、その先端部には受光部(面)12a、12bが形成されている。また、発光部13は、光の出射面(上側面)13aと、これに対向して略平行な対向面(下側面)13bとを備えている。この発光部13の出射面(上側面)13aには(図1(A)を参照)、以下に詳述するテクスチャー15が形成され、その対向面(下側面)13bにも(図1(B)を参照)、以下に詳述するテクスチャー16、17が、更には、光源装置により表示される文字18a〜18dが形成されている。

0013

図2は、上述した導光体11をケース内収納して、蓋部材に取り付けた状態の光源装置10の斜視図を示しており、特に、図2(A)は、導光体11を、例えば、金属や樹脂で形成したケース21内に収納した状態の光源装置10を、そして、図2(B)は、更に、その上に、例えば、金属や樹脂で形成した上記の蓋部材22を取り付けた状態の光源装置10をそれぞれ示している。なお、図中の符号23a、23bは、それに限定されることはないが、例えば、半導体レーザ等を含む個体発光素子からなる固体光源を示しており、そして、符号24a、24bは、当該固体光源がそれぞれ搭載された基板を示している。

0014

上述した導光体11、及び、それを取り付けた光源装置10の構成によれば、固体光源23a、23bから発生された光は、光導入部14a、14bを経ることにより効率良く導光体11に伝搬され、その後、発光部13から外部(図2の上方向)に向かって出射されることとなる。固体光源23a、23bは、それぞれ、基板24a、24bに搭載され、そして、導光体11と共に、ケース21内に収納されている。更に、ケース21と蓋部材22とは、ネジ(図示せず)により連結されることにより、導光体11は、固体光源を搭載した基板24a、24bに対して固定する構造となっている。

0015

図3は、上述した(第1の)テクスチャー15の形状を示しており、特に、図3(A)は、発光部13の光出射側に形成されたテクスチャー15の全体形状を、そして、図3(B)は当該テクスチャー15の断面形状を示している。

0016

発光部13の出射面(上側面)13a側に形成されるテクスチャー15は、これらの図からも明らかなように、中央部で屈曲した形状(本例では、中央部が図の右側向かって突出するように傾斜した形状)を有しており、それぞれのテクスチャー15は、後述するテクスチャー16(即ち、対向面(下側面)13b側に形成されたテクスチャー16)に対する相対角度はθ0が約5度となるように設定されている。

0017

このように、以下に詳述する対向面(下側面)13b側の(第2の)テクスチャー16に対する僅かなピッチ差を出射面(上側面)13a側の(第1の)テクスチャー15に設けることによれば、図9にも示す様に、光源装置10の中央から左右に向かって「<」字状、及び、「>」字状に屈曲したモアレ縞(模様)19を発生する構成を得ることが可能となる。なお、図9(A)では、表示面の略中央部に「STOP」の文字を表示した例(車両用灯具の例)、図9(B)及び(C)には、表示面の略中央部に「EXIT」や「DOOR」の文字を表示した例(公共施設等の屋内案内用灯具の例)をそれぞれ示している。

0018

即ち、上述の構成により発生したモアレ縞は、これを見る観察者視点との相対距離や角度の変化等に伴って中央から左右に向かって移動するように見えることから、動的な表示面とすることが出来る。即ち、上述した光源装置10によれば、従来の全体が静的な表示と比較し、その一部に動的な表示を含んだ表示、換言すれば、動的なモアレ縞の背景に文字が浮び上がって表示することによって、その視認性や注意喚起性にも優れた光源装置10を実現することが可能となる。

0019

なお、上述した相対角度θ0は、発生されるモアレ縞の形状により適宜に決定される。本実施例に示した矢印をイメージした屈曲したモアレ縞を形成するためには、θ0の範囲としては、概ね2度〜10度の範囲が望ましい。

0020

また、本実施例では、上記テクスチャー15は、断面が凹状の溝により構成されており、そのピッチP1は略1mmに設定されている。なお、このピッチの値は適宜に設定することが可能である。しかしながら、このピッチP1を0.1mmより小さな値に設定した場合には、その加工精度が厳しくなり、かつ、加工時間が長くなるので好ましくない。またこれより大き過ぎる値にすると、溝の一本一本の視認性が向上して(良くなって)しまい、当該テクスチャー15が、後に説明するテクスチャー16との干渉によって生じるモアレ縞の視認の邪魔となってしまい、やはり、好ましくない。従って、その使用目的により想定される対象者と光源装置との間の距離において、視認性が低下する見かけの角度が1分(1/60度)以下になるようなピッチを選択することが好ましい。

0021

一例として、制動灯又は制動補助灯などの車両用灯具としての用途を考えた場合、通常の走行時における車間距離は、最低でも10m程度が必要となることから、テクスチャー15のピッチP1を2.9mm以下(0.1mm〜2.9mmの範囲)とすることによれば、前記条件である角度1分以下を満足することができる。

0022

また、車両用灯具の一種である方向指示灯などの用途を考えると、対歩行者を想定しても、対象者と車との間の距離は5m以上が想定されるので、テクスチャー15のピッチP1を1.5mm以下(0.1mm〜1.5mmの範囲)とすることにより、前記条件である角度1分以下を満足することができる。

0023

更に、屋内での表示灯である照明器具を考えると、対象者と光源装置との間の距離は一般に2m以上であることが想定されることから、テクスチャー15のピッチP1を0.6mm以下にすることにより、前記条件である角度1分以下を満足することができる。

0024

加えて、屋外での表示灯である照明器具を考えた場合には、対象者と光源装置との間の距離は概ね5m以上であることが想定され、テクスチャー15のピッチP1を1.5mm以下にすることにより、前記条件である角度1分以下を満足することができる。

0025

続いて、導光体11の発光部13の対向面(下側面)13b側、即ち、発光部裏面13bに形成された(第2の)テクスチャー16を構成する溝の傾斜角θ1、θ2の値について述べる。即ち、前述したモアレ縞のコントラストを高くする条件、及び、導光体11の発光部13の出射面(上側面)13a側、即ち、発光部表面13aからの出射光正面輝度を高くする条件で検討を行った結果、θ1,θ2共に、42±3度であることが好ましいことが分かった。

0026

また、このテクスチャー16の深さD1は、発光部13の発光部表面13aの輝度分布均一性の観点から、光導入部14a,14bの近傍とたる端部においては浅く、中央部に向かって深くなるように設定することが好ましい。なお、本例では、光導入部14a,14b近傍では0.08mm、そして、中央部では0.12mmとなるように設定した。

0027

図4には、上記発光部裏面13bに形成するテクスチャー16及びテクスチャー17の形状が示されており、特に、図4(A)に斜視図を示すと共に、図4(B)にはテクスチャー16の断面、そして、図4(C)にはテクスチャー17の断面がそれぞれ示されている。なお、テクスチャー16は、発光部裏面13bの長手方向に対して直交方向に沿って、テクスチャー17は長手方向に沿って突起した形状となっている。

0028

ここで、テクスチャー16のピッチP2は、ピッチP1であるテクスチャー15との干渉により発生させたいモアレ縞の周期P0との関係から、下式に従って決定される。

0029

mP1=P0 …(式1)
ただし、mは整数
P2=(m/(m+1))P1 …(式2)
又は
P2=(m/(m−1))P1 …(式3)

0030

モアレ縞の周期P0は、遠方においても十分認識できるサイズにする必要がある。例えば10m先の遠方において見かけの角度を5分(0.08度)程度以上にすれば、人間の目の分解能の5倍程度の大きさなので十分認識可能である。その大きさは15mmとなる。本実施例では、多少の余裕を見込んで、P0=25mmとした。ここで、P1=1mm、m=25として、P2の値を上記(式2)あるいは(式3)従って求めると、P2=1.042mmあるいはP2=0.962となる。

0031

なお、ここで、導光体11の発光部裏面13bの中央を境として、光導入部14aの側に形成したテクスチャー16のピッチP2を0.962mm、他方、光導入部14bの側に形成したピッチを1.042mmとすることによれば、上述したテクスチャー15を上記図3(A)に示すように中央部で屈曲した形状の屈曲方向を全面で同一にしても、上記図9にも示す様に、テクスチャー15とテクスチャー16と間の干渉により発生するモアレ縞19の屈曲方向を、中央を境として変える(逆転させる)ことができる。なお、この場合、テクスチャー15を成形する工程が簡単となることから、より安価な製造が可能となる。

0032

また、上述した光源装置10と観察者との相対角度が変わることにより、モアレ縞の模様が移動して認識性が向上するばかりでなく、モアレ縞の模様の移動方向が、中央部を境に反転するので、モアレ縞の模様が中央部から湧き出し、又は、中央部で消滅するように見せることが可能になり、これにより、より高付加価値発光体を提供できることになる。

0033

ここで、上述した(第2の)テクスチャー16の角度θ3、θ4(図4(B)及び(C)を参照)については、コントラストを高くする条件及び発光部表面13aからの出射光の正面輝度を高くする条件で検討を行った結果、共に、42±3度が好ましいことが分かった。

0034

加えて、テクスチャー16の深さは、発光部表面13aの輝度分布における均一性の観点からは、光導入部14a、14bの近傍となる端部では浅く、中央部に向かって深くなるように設定することが好ましい。ここでは、光導入部14a、14bの近傍では0.1mmとし、中央部では0.38mmとした。

0035

また、本発明が関わる光源装置では、その光源である、例えば、固体光源が消灯している場合においても、その視認性がある程度確保されることが好ましく、より具体的には、外光をある程度反射可能であることが好ましい。

0036

そのため、発光部裏面13bには、図6にも示す様に、前述したテクスチャー16と合わせて、(第3の)テクスチャー17a又はテクスチャー17bを設けることが好ましく、これによれば、外光を反射する機能が付与される。なお、図6(A)及び(B)には、それぞれ傾斜角45度及び傾斜角45度以上のテクスチャー17により外光が反射する際の光線路が示されている。一般的に外光は水平方向より上部から入射する光の強度が高いので、テクスチャー17a又はテクスチャー17bの傾斜角度θ5a、θ5b,θ6a、θ6bは、水平方向より上部からの外光を効率良く正面に反射させるため、共に45度より大きい方が好ましい。また、図示の例では、テクスチャー17a又はテクスチャー17bのピッチP3(図4(C)を参照)は2mmに、また、その高さD3a又はD3bは0.85mmとした。

0037

また、導光体11の発光部裏面13bの一部には、図5に示した様に、文字あるいは模様を形成することもできる。

0038

図5にも示す様に、この実施例では、テクスチャー16、テクスチャー17の表面の一部を、凹形状に除去して得られる形状にすることにより、発光部表面13aの一部に文字あるいは模様が認識できるように構成されている。即ち、このようにテクスチャー16の一部を選択的に除去することによれば、その部分ではモアレ縞の発生が無くなり、当該エリアの外のモアレ縞発生部との対比により、文字あるいは模様の表示の認識性の向上が期待できる。従って、本構造は、注意喚起等の表示灯として好適な構成である。

0039

また、ここでは図示はしないが、テクスチャー16、テクスチャー17のピッチや位相を変えることによっても、当該部分でのモアレ縞の発生位相を異ならしめ、もって、当該エリアの外における位相の異なるモアレとの対比により、上述と同様に、文字あるいは模様の表示の認識性を向上することが可能である。なお、前述した文字あるいは模様としては、図9にも示す様に、目的に応じた注意喚起する文字あるいは模様が形成可能である。

0040

(実施例2)
上述した実施例1では、対向面(下側面)13b側、即ち、発光部裏面13bに形成されるテクスチャー16、テクスチャー17の断面形状として、凸形状のものに関して説明したが、本発明はこれにのみ限定されるものではなく、例えば、屋根型形状、又は、シリンドリカル形状のものでも良く、あるいは、図7に示す様に凹形状でも良い。

0041

実施例2では、発光部裏面13bに凹形状のテクスチャー26、テクスチャー27が形成されている。ここで、テクスチャー26のピッチP2、テクスチャー27のピッチP3は、実施例1で示したテクスチャー16及びテクスチャー17のピッチと同様で良い。同様に、テクスチャー26の角度θ3,θ4の値はテクスチャー16の角度と同様で良い。
また、実施例1と同様に、本発明が関わる光源装置では、その光源である、例えば、固体光源が消灯している場合においても、その視認性がある程度確保されることが好ましく、より具体的には、外光をある程度反射可能であることが好ましい。

0042

そのため、発光部裏面13bには、図8にも示す様に、前述したテクスチャー26と合わせて、(第3の)テクスチャー27a又はテクスチャー27bを設けることが好ましく、これによれば、外光を反射する機能が付与される。なお、図8(A)及び(B)には、それぞれ傾斜角45度及び傾斜角45度以上のテクスチャー27により外光が反射する際の光線路が示されている。

0043

一般的に外光は水平方向より上部から入射する光の強度が高いので、テクスチャー27a又はテクスチャー27bの傾斜角度θ5a、θ5b,θ6a、θ6bは、水平方向より上部からの外光を効率良く正面に反射させるため、共に45度より大きい方が好ましい。また、図示の例では、テクスチャー27a又はテクスチャー27bのピッチP3(図4(C)を参照)は2mmに、また、その高さD3a又はD3bは0.9mmとした。

0044

なお、上記に詳述した実施例においては、固体光源23a、23bは、必ずしも、同時に連続して発光するものに限定されるものではなく、その他、点滅させ、又は、交互に点灯させたりすることも可能である。特に、発生するモアレの矢印の方向を揃え、前記矢印の方向と同一による様に点滅を行うことによれば、認識性に優れた順路を案内することが可能な表示版用灯具、あるいは、車両用灯具である方向指示灯具を提供することが可能となる。

0045

以上、本発明の種々の実施例に係る映像投射機能付き照明装置について述べた。しかしながら、本発明は、上述した実施例のみに限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するためにシステム全体を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。

0046

また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。

0047

10…光源装置、11…導光体、12a、12b…受光部(面)、13…発光部、13a、13b…(発光部の)上側及び下側面、14a、14b…光導入部、15、16,17…テクスチャー、21…ケース、22…蓋部材、23a、23b…固体光源、24a、24b…基板。

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