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技術 表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラム

出願人 シャープ株式会社
発明者 手島浩之
出願日 2016年6月1日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2017-522223
公開日 2018年2月8日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 WO2016-194974
状態 特許登録済
技術分野 陰極線管以外の表示装置の制御 液晶表示装置の制御 液晶6(駆動)
主要キーワード タイミング調整動作 外部タイミング信号 閾値期間 駆動停止期間 ホスト画像 タイミング比較 タイミング調整処理 両タイミング
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重要な関連分野

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図面 (13)

課題・解決手段

メモリを介して画像信号表示パネル転送するメモリ表示モードと、メモリを介さずに画像信号を表示パネルに転送する通常表示モードとの切り替え時における表示画像のちらつきを防止する。LCDコントローラ(3)は、通常表示モードとメモリ表示モードとの切り替えにおいて、外部タイミング信号(TMG1)が内部タイミング信号(TMG2)を基準とする切替判定期間に含まれるように、内部タイミング信号(TMG2)のタイミングを調整するタイミング調整部(33a)と、外部タイミング信号(TMG1)が切替判定期間に含まれたとき、通常表示モードとメモリ表示モードとを切り替える表示モード切替部(33c)とを備えている。

概要

背景

一般に、ホストプロセッサからLCD(Liquid Crystal Display)等の表示パネルへ画像データを転送する場合、画像データは、表示制御装置内のフレームメモリ等のメモリに一時的に保存された後に表示パネルへ出力される(以下、この動作をメモリ表示モードと称する)。これにより、画像データを更新しないとき、メモリに保存された画像データが表示パネルへ出力されるので、ホストプロセッサから画像データを転送する必要がない。

ただし、ビデオ画像等のコンテンツを表示する場合、ホストプロセッサから表示パネルへ画像データを常時転送する必要があるため、画像データをメモリに一時的に保存する必要はない(以下、通常表示モードと称する)。このため、メモリを介さずに画像データを表示パネルに転送するので、メモリ等を含む部分へのクロック信号の出力の停止、当該部分の電源オフ等により消費電力を削減することができる。例えば、特許文献1には、上記のような通常表示モードとメモリ表示モードとを切り替え表示装置が開示されている。

概要

メモリを介して画像信号を表示パネルに転送するメモリ表示モードと、メモリを介さずに画像信号を表示パネルに転送する通常表示モードとの切り替え時における表示画像のちらつきを防止する。LCDコントローラ(3)は、通常表示モードとメモリ表示モードとの切り替えにおいて、外部タイミング信号(TMG1)が内部タイミング信号(TMG2)を基準とする切替判定期間に含まれるように、内部タイミング信号(TMG2)のタイミングを調整するタイミング調整部(33a)と、外部タイミング信号(TMG1)が切替判定期間に含まれたとき、通常表示モードとメモリ表示モードとを切り替える表示モード切替部(33c)とを備えている。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

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請求項1

メモリを介さずに転送される画像信号および当該画像信号によって画像を表示するタイミングを規定する第1タイミング信号表示装置に出力する通常表示モードと、前記メモリを介して転送される前記画像信号および当該画像信号によって画像を表示するタイミングを規定する第2タイミング信号を前記表示装置に出力するメモリ表示モードとを切り替え表示制御装置であって、前記通常表示モードから前記メモリ表示モードへの切り替え時、および前記メモリ表示モードから前記通常表示モードへ切り替え時の少なくともいずれか一方において、前記第1タイミング信号が前記第2タイミング信号を基準とする切替判定期間に含まれるように、前記第2タイミング信号のタイミングを調整するタイミング調整部と、前記第1タイミング信号が前記切替判定期間に含まれたとき、前記通常表示モードと前記メモリ表示モードとを切り替える表示モード切替部とを備えていることを特徴とする表示制御装置。

請求項2

前記タイミング調整部は、前記画像信号と前記第2タイミング信号との間の垂直フロントポーチおよび垂直バックポーチの少なくとも一方を短くするように前記第2タイミング信号のタイミングを調整することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。

請求項3

前記タイミング調整部は、前記画像信号と前記第2タイミング信号との間の垂直フロントポーチおよび垂直バックポーチの少なくとも一方を長くするように前記第2タイミング信号のタイミングを調整することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。

請求項4

前記タイミング調整部は、前記第1タイミング信号と前記第2タイミング信号との立ち上がりの差期間が所定の閾値期間以下の長さであるとき、前記画像信号と前記第2タイミング信号との間の垂直フロントポーチおよび垂直バックポーチの少なくとも一方を短くするように前記第2タイミング信号のタイミングを調整する一方、前記差期間が前記閾値期間を超える長さであるとき、前記垂直フロントポーチおよび垂直バックポーチの少なくとも一方を長くするように前記第2タイミング信号のタイミングを調整することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。

請求項5

前記通常表示モードから前記メモリ表示モードへの切り替え時、前記画像信号を基準として、前記第1タイミング信号が前記切替判定期間に達するようなタイミングで前記第2タイミング信号を生成するタイミング信号生成部をさらに備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表示制御装置。

請求項6

メモリを介さずに転送される画像信号および当該画像信号によって画像を表示するタイミングを規定する第1タイミング信号を表示装置に出力する通常表示モードと、前記メモリを介して転送される前記画像信号および当該画像信号によって画像を表示するタイミングを規定する第2タイミング信号を前記表示装置に出力するメモリ表示モードとを切り替える表示制御方法であって、前記通常表示モードから前記メモリ表示モードへの切り替え時、および前記メモリ表示モードから前記通常表示モードへ切り替え時の少なくともいずれか一方において、前記第1タイミング信号が前記第2タイミング信号を基準とする切替判定期間に含まれるように、前記第2タイミング信号のタイミングを調整するタイミング調整工程と、前記第1タイミング信号が前記切替判定期間に含まれたとき、前記通常表示モードと前記メモリ表示モードとを切り替える表示モード切替工程とを含んでいることを特徴とする表示制御方法。

請求項7

コンピュータに請求項6に記載の表示制御方法における各工程を実行させることを特徴とする表示制御プログラム

技術分野

0001

本発明は、表示装置の表示を制御する表示制御装置に関する。

背景技術

0002

一般に、ホストプロセッサからLCD(Liquid Crystal Display)等の表示パネルへ画像データを転送する場合、画像データは、表示制御装置内のフレームメモリ等のメモリに一時的に保存された後に表示パネルへ出力される(以下、この動作をメモリ表示モードと称する)。これにより、画像データを更新しないとき、メモリに保存された画像データが表示パネルへ出力されるので、ホストプロセッサから画像データを転送する必要がない。

0003

ただし、ビデオ画像等のコンテンツを表示する場合、ホストプロセッサから表示パネルへ画像データを常時転送する必要があるため、画像データをメモリに一時的に保存する必要はない(以下、通常表示モードと称する)。このため、メモリを介さずに画像データを表示パネルに転送するので、メモリ等を含む部分へのクロック信号の出力の停止、当該部分の電源オフ等により消費電力を削減することができる。例えば、特許文献1には、上記のような通常表示モードとメモリ表示モードとを切り替える表示装置が開示されている。

先行技術

0004

日本国公開特許公報「特開平4−167023号(1992年6月15日公開)」

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、特許文献1に開示された表示モードの切替方法では、通常表示モードとメモリ表示モードとを切り替える際に、フレーム間にブランク期間としてLCD用駆動停止期間が発生するため、以下のような不都合を招来する。液晶ディスプレイの特性として、ある画像データが転送されると、次の画像データが転送されるまでの間、画素コンデンサ電荷を保持することにより表示を継続している。ところが、コンデンサに保持されている電荷が時間の経過とともに自然放出されることにより表示画像輝度が低下することで、表示画像がちらついてしまう。このため、画像データの転送間隔は、通常、表示画像にちらつきが発生しない範囲内で設定されている。従って、上記のようなブランク期間の発生により、画像データの転送間隔が、ちらつきの発生しない範囲を超えると、ちらつきが視認されることがある。本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、表示モードの切り替え時における表示画像のちらつきを防止することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示制御装置は、メモリを介さずに転送される画像信号および当該画像信号によって画像を表示するタイミングを規定する第1タイミング信号を表示装置に出力する通常表示モードと、前記メモリを介して転送される前記画像信号および当該画像信号によって画像を表示するタイミングを規定する第2タイミング信号を前記表示装置に出力するメモリ表示モードとを切り替える表示制御装置であって、前記通常表示モードから前記メモリ表示モードへの切り替え時、および前記メモリ表示モードから前記通常表示モードへ切り替え時の少なくともいずれか一方において、前記第1タイミング信号が前記第2タイミング信号を基準とする切替判定期間に含まれるように、前記第2タイミング信号のタイミングを調整するタイミング調整部と、前記第1タイミング信号が前記切替判定期間に含まれたとき、前記通常表示モードと前記メモリ表示モードとを切り替える表示モード切替部とを備えている。

発明の効果

0007

本発明の一態様によれば、表示モードの切り替え時における表示画像のちらつきを防止することができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0008

本発明の実施形態1〜3に共通する表示システムを示すブロック図である。
(a)は本発明の実施形態1に係る表示システムにおけるLCDコントローラのメモリ表示モードから通常表示モードへの切り替え時の動作を示すタイミングチャートであり、(b)は(a)の一部を拡大して示すタイミングチャートである。
(a)は上記LCDコントローラのメモリ表示モードから通常表示モードへの切り替え時の処理手順を示すフローチャートであり、(b)は(a)のフローチャートにおけるタイミング調整の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
上記LCDコントローラにおける内部タイミング生成部によるタイミングの設定例を示す図である。
(a)は実施形態1の変形例に係る表示システムにおけるLCDコントローラの通常表示モードからメモリ表示モードへの切り替え時の動作を示すタイミングチャートであり、(b)は(a)の一部を拡大して示すタイミングチャートである。
上記変形例におけるLCDコントローラの通常表示モードからメモリ表示モードへの切り替え時の処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態2に係る表示システムにおける内部タイミング生成部によるタイミングの変更例を示す図である。
実施形態2に係る表示システムにおける表示モード切替制御部によるタイミング調整の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態3に係る表示システムにおける内部タイミング生成部によるタイミングの変更例を示す図である。
実施形態3に係る表示システムにおける表示モード切替制御部によるタイミング調整の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
(a)および(b)は実施形態3によるタイミング調整時間を短縮できる事例を示す図である。
実施形態3において表示モード切替制御部がフロントポーチの設定を変更するときに用いる閾値期間設定事例を示す図である。

実施例

0009

〔表示システム〕
後述する実施形態1〜3に共通する表示システム11について、図1を参照して説明する。図1は表示システム11を示すブロック図である。図1に示すように、表示システム11は、ホストプロセッサ1と、LCD2と、LCDコントローラ3(表示制御装置)とを備えている。ホストプロセッサ1と、LCD2と、LCDコントローラ3とには、表示システム11の内外で発生した動作クロックCLKが与えられる。なお、本表示システム11は、表示装置としてLCD2を備えるが、背景技術で説明した問題を生じるタイプの表示装置であれば、LCD2以外のプラズマディスプレイ、EL等を備えていてもよい。

0010

ホストプロセッサ1は、ホスト画像信号HD(画像信号)、後述する表示モードを切り替えるためのモード切替制御信号MSW、およびホストタイミング信号HTMGを出力する。ホスト画像信号HDは、画像情報輝度情報および色情報)を表す信号である。ホストタイミング信号HTMGは、LCD2がLCDコントローラ3から供給される後述のLCD表示信号LDに基づいて画像を表示する動作のタイミングを規定する信号である。LCD2は、LCDコントローラ3から出力されるLCDタイミング信号LTMGおよび後述のLCD表示信号LDに基づいて画像を表示する。

0011

LCDコントローラ3は、ホスト画像信号HDを、モード切替制御信号MSWおよびホストタイミング信号HTMGに基づいて、LCDコントローラ3に設けられたメモリ34を介して、またはメモリ34を介さずにLCD2に転送する表示制御装置である。LCDコントローラ3は、ホスト画像信号HDの転送を行うために、制御部31と、内部タイミング生成部32(タイミング信号生成部)と、表示モード切替制御部(以降、単に切替制御部と称する)33と、メモリ34と、メモリ制御部35と、画像切替部36とを有している。以降の説明では、メモリ34を介してホスト画像信号HDをLCD2に転送する表示モードをメモリ表示モードと称し、メモリ34を介さずにホスト画像信号HDをLCD2に転送する表示モードを通常表示モードと称する。

0012

制御部31は、ホスト画像信号HDを、内部タイミング生成部32およびメモリ34に出力し、画像切替部36に表示信号D1として出力する。また、制御部31は、ホストタイミング信号HTMG(外部タイミング信号TMG1,第1タイミング信号)を切替制御部33およびメモリ制御部35に与える。また、制御部31は、モード切替制御信号MSWを切替制御部33に与える。

0013

内部タイミング生成部32は、以下に述べるタイミング比較部33bによって外部タイミング信号TMG1と比較される内部タイミング信号TMG2(第2タイミング信号)を生成する。また、内部タイミング生成部32は、切替制御部33の後述する設定変更指示CNGに基づいて、内部タイミング信号TMG2の設定を変更する。なお、内部タイミング生成部32による内部タイミング信号TMG2の設定については後に詳しく説明する。

0014

切替制御部33は、タイミング調整部33aと、タイミング比較部33bと、表示モード切替部33cとを有している。タイミング調整部33aは、モード切替制御信号MSWに基づく通常表示モードとメモリ表示モードとの切り替え時に、内部タイミング生成部32に内部タイミング信号TMG2の設定を変更する設定変更指示CNGを与える。タイミング比較部33bは、内部タイミング生成部32により変更された内部タイミング信号TMG2を外部タイミング信号TMG1と比較して、内部タイミング信号TMG2が所定の切替判定期間にあるか否かを判定する。当該切替判定期間は、内部タイミング信号TMG2を基準とした一定の期間であり、外部タイミング信号TMG1と内部タイミング信号TMG2との位相差が表示画像にちらつきを生じさせないような期間として設定される。

0015

表示モード切替部33cは、外部タイミング信号TMG1が切替判定期間にあると(含まれた)判定すると、外部タイミング信号TMG1と内部タイミング信号TMG2とを切り替えてLCDタイミング信号LTMGとしてLCD2に出力するとともに、画像切替制御信号DSWを出力する。また、表示モード切替部33cは、当該判定時に、メモリ制御部35に内部タイミング信号TMG2を与える。画像切替部36は、上記の画像切替制御信号DSWに基づいて、入力される表示信号D1と表示信号D2との出力を切り替える。

0016

メモリ34は、少なくとも1フレーム(1画面)分のホスト画像信号HDを記憶するフレームメモリであり、ホスト画像信号HDを表示信号D2として出力する。メモリ制御部35は、メモリ34へのホスト画像信号HDの書き込みおよび読み出しを制御する。具体的には、メモリ制御部35は、メモリ表示モード時に、制御部31から与えられるホストタイミング信号HTMGに基づくタイミングで、入力されるホスト画像信号HDを書きむとともに、記憶しているホスト画像信号HDを内部タイミング信号TMG2に基づくタイミングで読み出すように、メモリ34を制御する。

0017

上記のように構成される表示システム11の動作の概略について説明する。通常表示モードにおいて、ホストプロセッサ1からのホスト画像信号HDにより表示が行われる。制御部31は、モード切替制御信号MSWに基づいて、外部タイミング信号TMG1を切替制御部33およびメモリ制御部35に出力する。また、表示モード切替部33cは、表示信号D1を選択する画像切替制御信号DSWを画像切替部36に与える。これにより、画像切替部36は、表示信号D1をLCD2に出力する。

0018

ホストプロセッサ1は、画像が更新されていないと判断すると、通常表示モードからメモリ表示モードに切り替えるモード切替制御信号MSWをコマンド等の形態で出力する。タイミング調整部33aは、モード切替制御信号MSWを受けて、内部タイミング生成部32に対して内部タイミング信号TMG2の調整を行うように指示する。タイミング比較部33bは、外部タイミング信号TMG1を内部タイミング信号TMG2と比較して、外部タイミング信号TMG1が切替判定期間にあるか否かを判定する。外部タイミング信号TMG1が切替判定期間にあれば、表示モード切替部33cは、内部タイミング生成部32からの内部タイミング信号TMG2をLCD2に出力するとともにメモリ制御部35に与える。また、表示モード切替部33cは、メモリ34から出力される表示信号D2を選択する画像切替制御信号DSWを画像切替部36に与える。

0019

メモリ34は、メモリ制御部35の制御により、外部タイミング信号TMG1を基準としたタイミングでホスト画像信号HDを書き込み、内部タイミング信号TMG2に基づくタイミングでホスト画像信号HDを表示信号D2として読み出す。メモリ制御部35は、メモリ34の書き込みおよび読み出しにおいて、2画面分のメモリ34を適宜切り替える公知の方法により、データの追い越しが発生しないように適切に制御する。メモリ表示モードへの移行が完了すると、ホストプロセッサ1は、ホスト画像信号HDおよびホストタイミング信号HTMGの出力を停止することができる。

0020

ホストプロセッサ1は、画像が更新されていると判断すると、メモリ表示モードから通常表示モードに切り替えるモード切替制御信号MSWを出力する。切替制御部33は、通常表示モードからメモリ表示モードへの切り替え時と同様にして、内部タイミング信号TMG2を調整することにより、外部タイミング信号TMG1が切替判定期間に達していると判定すると、外部タイミング信号TMG1をLCD2に出力するとともに、内部タイミング信号TMG2のメモリ制御部35への出力を停止する。また、切替制御部33は、画像切替部36に表示信号D1を出力させる。通常表示モードへの移行が完了すると、通常表示モードにおいて動作する必要のない部分であるメモリ34、メモリ制御部35等については、動作クロックCLKおよび電源の供給を停止することができる。

0021

以上のように、本表示システム11では、表示モードの切り替え時に、外部タイミング信号TMG1が切替判定期間に達するように、切替制御部33が、内部タイミング信号TMG2の調整を行って、LCD表示信号LDおよびLCDタイミング信号LTMGを切り替える。これにより、特許文献1に開示された表示装置において設けられているような駆動停止期間を必要とすることなく表示モードを切り替えるので、表示モードの切り替え時に生じる表示画像のちらつきを防止することができる。しかも、通常表示モードにおいては、メモリ34を使用しないことから、メモリ34、メモリ制御部35等への動作クロックCLKおよび電源の供給を停止して、消費電力を削減することができる。

0022

〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について、図1図6を参照して説明すれば以下の通りである。図2の(a)は、表示システム11におけるLCDコントローラ3のメモリ表示モードから通常表示モードへの切り替え時の動作を示すタイミングチャートであり、図2の(b)は図2の(a)の一部を拡大して示すタイミングチャートである。図3の(a)はLCDコントローラ3のメモリ表示モードから通常表示モードへの切り替え時の処理手順を示すフローチャートであり、図3の(b)は図3の(a)のフローチャートにおけるタイミング調整の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図4は、内部タイミング生成部32によるタイミングの設定例を示す図である。ここでは、表示モードをメモリ表示モードから通常表示モードに切り替えるLCDコントローラ3の動作について説明する。

0023

図1に示す前述の表示システム11において、図2の(a)に示すように、メモリ表示モードでは、LCDコントローラ3は、メモリ34からの表示信号D2と、内部タイミング生成部32からの内部タイミング信号TMG2とをLCD2に出力する。また、図3の(a)に示すように、メモリ表示モードにおいて、制御部31は、モード切替制御信号MSWを受信したか否かを判定する(S1)。S1でYESの場合、切替制御部33は内部タイミング信号TMG2のタイミング調整を行う(S2,タイミング調整工程)。タイミング調整期間中は、メモリ表示モードと同様に、表示信号D2および内部タイミング信号TMG2がLCDコントローラ3から出力される。

0024

切替制御部33は、図2の(a)に示すタイミング調整期間に、外部タイミング信号TMG1が前述の切替判定期間に相当する切替判定期間TSWに達するように、内部タイミング信号TMG2を調整する。切替制御部33は、内部タイミング信号TMG2の調整を終えると、内部タイミング信号TMG2から外部タイミング信号TMG1に切り替えるとともに、LCD表示信号LDを表示信号D2から表示信号D1に切り替えるように、画像切替部36を制御する(S3,表示モード切替工程)。このように通常モードに移行すると、LCDコントローラ3が表示信号D1および外部タイミング信号TMG1を出力する。

0025

続いて、切替制御部33による上記のタイミング調整動作について説明する。ここでは、外部タイミング信号TMG1および内部タイミング信号TMG2として垂直同期信号を用いる例について述べる。これは、以降の実施形態2および3についても同様である。

0026

内部タイミング生成部32は、図4に示すように内部タイミング信号TMG2を設定する。具体的には、内部タイミング生成部32は、1フレームの全ラインを表示する垂直走査期間IVtotalについて、垂直同期信号IVsyncと、垂直バックポーチIVbpと、画像転送期間IVdeと、垂直フロントポーチ(以降、単にフロントポーチと称する)IVfpとをこの順で全水平ラインについて配置してタイミングを設定する。画像転送期間IVdeは、ホスト画像信号HDの1垂直走査期間における転送期間である。内部タイミング生成部32は、画像転送期間IVdeの先頭から垂直バックポーチIVbpをおいて垂直同期信号IVsyncを設定し、画像転送期間IVdeの末尾から垂直フロントポーチIVfpをおいて次の1垂直走査期間の垂直同期信号IVsyncを設定する。これらの設定は、表示品位に影響がない範囲内において適切になされている。

0027

なお、ここでは、ホストプロセッサ1からの1フレームのホスト画像信号HDの転送期間が画像転送期間IVdeとほぼ等しいものとする。また、タイミング調整期間中の垂直フロントポーチIVfpは表示に影響のない範囲を考慮して予め設定されているものとする。また、ホストプロセッサ1からのホスト画像信号HDおよびホストタイミング信号HTMGの出力タイミングは、内部タイミング生成部32によって設定されるタイミングと同様にして設定されている。具体的には、図示はしないが、垂直同期信号HVsyncと、垂直バックポーチHVbpと、画像転送期間HVdeと、垂直フロントポーチHVfpとがこの順で全水平ラインについて配置されている。また、内部タイミング生成部32およびホストプロセッサ1においては、垂直に関するタイミング以外の必要な設定が適宜なされているものとする。

0028

図3の(b)に示すように、タイミング調整部33aは、フロントポーチIVfpの設定を短くするフロントポーチIVfp−(IVfp>IVfp−)に変更するように内部タイミング生成部32に指示すると(S4)、内部タイミング生成部32はフロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp−に変更する(S5)。これにより、前述の垂直フロントポーチHVfpとほぼ等しいフロントポーチIVfpが短いフロントポーチIVfp−に変更されるので、外部タイミング信号TMG1(垂直同期信号HVsync)が内部タイミング信号TMG2(垂直同期信号IVsync)に徐々に近づいていく。

0029

タイミング比較部33bは、図2の(a)に示すタイミング調整期間に、内部タイミング信号TMG2と外部タイミング信号TMG1との位相差を図2の(b)に示すように比較して、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりが切替判定期間TSWにあるか否かを判定する(S6)。図2の(b)に示すように、切替判定期間TSWは、内部タイミング信号TMG2の立ち上がりから前の所定の第1期間T1と、内部タイミング信号TMG2の立ち上がりから後の所定の第2期間T2とからなる。第1期間T1および第2期間T2は、それぞれ、内部タイミング信号TMG2の立ち上がりを起点とした、動作クロックCLKの所定のクロック数で規定されている。第1期間T1の開始は「第1期間の範囲内境界」の範囲で定まり、第2期間T2の終了は「第2期間の範囲内境界」の範囲で定まる。なお、動作クロックCLKは、ホスト画像信号HD(表示信号D1)、表示信号D2およびLCD表示信号LDを転送するタイミングを規定しており、ホスト画像信号HDにおける1画素分の画素信号を1クロックのタイミングで転送する。したがって、ホスト画像信号HDが、フルHD(High Definition)画像(1920画素×1080ライン)の信号である場合、1ライン当たり、1920画素と同数のクロックと、当該クロックに付加される任意数のクロックとが必要となる。また、動作クロックCLKは、画像信号および表示信号の転送だけではなく、内部タイミング信号TMG2を含むLCDコントローラ3における各部の動作のタイミングを規定している。

0030

タイミング比較部33bは、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりと内部タイミング信号TMG2の立ち上がりとの間の位相差を、動作クロックCLKのクロック数の差であるクロック差CDIFFとして検出して、当該クロック差CDIFFに基づいて上記の判定を行う。具体的には、タイミング比較部33bは、外部タイミング信号TMG1の位相が内部タイミング信号TMG2の位相より進んでいる場合、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりから内部タイミング信号TMG2の立ち上がりまでのクロック差CDIFFをカウントして、カウント値が第1期間のクロック数以下であれば、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりが切替判定期間TSWにあると判定する。また、タイミング比較部33bは、外部タイミング信号TMG1の位相が内部タイミング信号TMG2の位相より遅れている場合、内部タイミング信号TMG2の立ち上がりから外部タイミング信号TMG1の立ち上がりまでのクロック差CDIFFをカウントして、カウント値が第2期間のクロック数以下であれば、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりが切替判定期間TSWにあると判定する。タイミング比較部33bは、このような処理によって、外部タイミング信号TMG1が切替判定期間TSWにあると判定するまで(S6のYES)、必要に応じてS6の処理を繰り返して、タイミング調整処理を終える。なお、通常表示モードからメモリ表示モードへの切り替えは、切り替え対象となる信号が上述の例と異なるだけであり、上述の処理と同様の処理によって行われるので、ここではその説明を省略する。

0031

以上のように、本実施形態では、表示モードの切り替え時に、内部タイミング生成部32が、切替制御部33の指示に応じてフロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp−に変更することで、外部タイミング信号TMG1の位相が内部タイミング信号TMG2の位相に近づいていく。従って、フロントポーチIVfpの設定、および外部タイミング信号TMG1と内部タイミング信号TMG2との位相比較という2つの処理により、表示モードの最適な切り替えのタイミングを決定することができる。

0032

〈変形例〉
実施形態1の変形例について説明する。図5の(a)は本変形例に係る表示システム11におけるLCDコントローラ3の通常表示モードからメモリ表示モードへの切り替え時の動作を示すタイミングチャートであり、図5の(b)は図5の(a)の一部を拡大して示すタイミングチャートである。図6は、本変形例のLCDコントローラ3の通常表示モードからメモリ表示モードへの切り替え時の処理手順を示すフローチャートである。本変形例では、通常表示モードからメモリ表示モードへの切り替え時における、LCDコントローラ3のタイミング調整を行わない動作について説明する。

0033

図5の(a)に示すように、LCDコントローラ3は、通常表示モードからメモリ表示モードへの切り替え時に、前述のタイミング調整期間を必要としない。図6に示すように、通常表示モードにおいて、制御部31は、モード切替制御信号MSWを受信したか否かを判定する(S11)。S11でYESの場合、タイミング調整部33aは、外部タイミング信号TMG1が切替判定期間TSWにある(含まれる)ようになるタイミングで内部タイミング生成部32を起動する(S12)。そして、表示モード切替部33cは、内部タイミング信号TMG2に切り替えるとともに、表示信号D2に切り替える(S13)。

0034

タイミング調整部33aは、S12の処理において、例えば、図5の(b)に示すように、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりに同期して内部タイミング生成部32を起動する。これにより、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりが切替判定期間TSW内に確実にあることになる。あるいは、タイミング調整部33aは、S12の処理において、図示はしないが、通常表示モードにおいて出力されている表示信号D1の末尾から動作クロックCLKのクロック数を所定値までカウントしたときに内部タイミング生成部32を起動させてもよい。表示信号D1の末尾から外部タイミング信号TMG1の立ち上がりまでの期間(垂直フロントポーチHVfp)が前述のように決まっていることから、上記の所定値は、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりが、内部タイミング生成部32の起動タイミングで定まる切替判定期間TSWにあるように予め設定されている。

0035

このように、本変形例では、表示モードの切り替えの一方である通常表示モードからメモリ表示モードへの切り替え時に、外部タイミング信号TMG1が切替判定期間TSWにあるようなタイミングで内部タイミング生成部32を起動することから、内部タイミング生成部32およびタイミング調整部33aが行う前述のタイミング調整動作を省略することができる。なお、本変形例は、後述する実施形態2および3にも適用が可能である。

0036

〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図1図7および図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前述の実施形態1にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図7は、実施形態2の表示システム11における内部タイミング生成部32によるタイミングの変更例を示す図である。図8は、実施形態2の表示システム11における切替制御部33によるタイミング調整の詳細な処理手順を示すフローチャートである。本実施形態では、実施形態1と異なり、図7に示すように、タイミング調整部33aが、フロントポーチIVfpの設定を長くするフロントポーチIVfp+(IVfp+>IVfp−)に変更するように内部タイミング生成部32に指示する。

0037

図8に示すように、タイミング調整部33aは、フロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp+に変更するように内部タイミング生成部32に指示する(S21)。これに応じて、内部タイミング生成部32は、フロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp+に変更する(S22)。フロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp+に変更することにより、前述の垂直フロントポーチHVfpとほぼ等しいフロントポーチIVfpが長いフロントポーチIVfp+に変更されるので、外部タイミング信号TMG1(垂直同期信号HVsync)が内部タイミング信号TMG2(垂直同期信号IVsync)に徐々に近づいていく。タイミング比較部33bは、タイミング調整期間に、内部タイミング信号TMG2と外部タイミング信号TMG1との位相差を実施形態1と同様に比較して、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりが切替判定期間TSWにあるか否かを判定する(S23)。タイミング比較部33bは、外部タイミング信号TMG1が切替判定期間TSWにあると判定するまで(S23のYES)、必要に応じてS23の処理を繰り返して、タイミング調整処理を終える。

0038

以上のように、本実施形態では、表示モードの切り替え時に、内部タイミング生成部32が、切替制御部33の指示に応じてフロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp+に変更することで、外部タイミング信号TMG1の位相が内部タイミング信号TMG2の位相に近づいていく。そして、切替制御部33は、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりが切替判定期間TSWにあると判定すると、LCD表示信号LDおよびLCDタイミング信号LTMGを切り替える。従って、フロントポーチIVfpの設定変更、および外部タイミング信号TMG1と内部タイミング信号TMG2との位相比較という2つの処理により、表示モードの最適な切り替えタイミングを決定することができる。

0039

〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図1図9図12に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前述の実施形態1および2にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図9は、実施形態3の表示システム11における内部タイミング生成部32によるタイミングの変更例を示す図である。図10は、実施形態3の表示システム11における切替制御部33によるタイミング調整の詳細な処理手順を示すフローチャートである。本実施形態では、実施形態1および2と異なり、図9に示すように、タイミング調整部33aが、フロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp−またはフロントポーチIVfp+に変更するように内部タイミング生成部32に指示する。また、タイミング比較部33bは、フロントポーチIVfp−,IVfp+のいずれを用いるかを判断するため、タイミング調整時に、水平ライン数の閾値期間Vthがホストプロセッサ1によって予め設定されている。例えば、ホストプロセッサ1からの1フレームの画像転送期間HVdeが、内部タイミング生成部32で設定される1フレームの画像転送期間IVdeにほぼ等しい場合、閾値期間Vthが図9に示す垂直走査期間IVtotalの1/2に設定される。なお、IVtotalをこのように設定する理由については、後に詳しく説明する。

0040

図10に示すように、タイミング比較部33bは、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりから当該外部タイミング信号TMG1の直後の内部タイミング信号TMG2の立ち上がりまでのライン数を差期間HIdiffとしてカウント(検出)し(S31)、カウントした差期間HIdiffを閾値期間Vthと比較する(S32)。タイミング比較部33bがS32において差期間HIdiffが閾値期間Vth以下の長さであると判定した場合(YES)、タイミング調整部33aは、フロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp−に変更するように内部タイミング生成部32に指示する(S33)。一方、タイミング比較部33bがS32において差期間HIdiffが閾値期間Vthを超える長さであると判定した場合(NO)、タイミング調整部33aは、フロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp+に変更するように内部タイミング生成部32に指示する(S34)。

0041

S33またはS34での指示に応じて、内部タイミング生成部32は、フロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp−またはフロントポーチIVfp+に変更する(S35)。これにより、外部タイミング信号TMG1が内部タイミング信号TMG2に徐々に近づいていく。タイミング調整部33aは、タイミング調整期間に、内部タイミング信号TMG2と外部タイミング信号TMG1との位相差を実施形態1および2と同様に比較して、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりが切替判定期間TSWにあるか否かを判定する(S36)。そして、タイミング調整部33aは、外部タイミング信号TMG1が切替判定期間TSWにあると判定するまで(S36のYES)、必要に応じてS36の処理を繰り返して、タイミング調整処理を終える。

0042

以上のように、本実施形態では、表示モードの切り替え時に、内部タイミング生成部32が、差期間HIdiffの閾値期間Vthに対する大小に応じて、切替制御部33の指示に応じて、フロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp−またはフロントポーチIVfp+に変更することで、タイミング調整に要する時間を実施形態1および2によるタイミング調整と比べて短縮することができる場合がある。また、本実施形態では、ホストプロセッサ1からの1フレームの画像転送期間HVdeが内部タイミング生成部32で設定される1フレームの画像転送期間IVdeがほぼ等しい例を説明したが、それ以外の場合においても、閾値期間Vthおよび両画像転送期間HVde,IVdeを適宜設定することにより、同様にタイミング調整時間を短くした最適な動作が可能である。以下に、タイミング調整時間を短縮できる事例について説明する。図11の(a)および(b)は、本実施形態がタイミング調整時間を短縮できる事例を示す図である。図11の(a)および(b)に示す事例では、説明の便宜上、前述の切替判定期間TSWにおいて外部タイミング信号TMG1の位相と内部タイミング信号TMG2の位相とが一致した場合に表示モードを切り替えるものとする。

0043

図11の(a)に示す事例においては、実施形態3のように、差期間HIdiffが閾値期間Vthを超える長さである場合、フロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp+に変更することにより、外部タイミング信号TMG1の位相が内部タイミング信号TMG2の位相と一致するタイミングが実施形態1の同タイミングと比べて早くなる。図11の(b)に示す事例においては、実施形態3のように、差期間HIdiffが閾値期間Vth以下の長さである場合、フロントポーチIVfpの設定をフロントポーチIVfp−に変更することにより、外部タイミング信号TMG1の位相が内部タイミング信号TMG2の位相と一致するタイミングが実施形態2の同タイミングと比べて早くなる。

0044

ここで、閾値期間Vthを垂直走査期間IVtotalの1/2に設定する理由を説明する。図12は閾値期間Vthの設定事例を示す図である。本事例でも、説明の便宜上、切替判定期間TSWにおいて外部タイミング信号TMG1の位相と内部タイミング信号TMG2の位相とが一致した場合に表示モードを切り替えるものとする。また、図12において、外部タイミング信号TMG1の立ち上がりから閾値期間Vth後のタイミングと、内部タイミング信号TMG2の立ち上がりとの差の期間を差期間Vdiffとする。

0045

図12に示すように、フロントポーチIVfp−の場合、差期間Vdiffが大きくなるに従って両タイミング信号TMG1,TMG2の位相が一致する時期が遅くなる。一方、フロントポーチIVfp+の場合は、差期間Vdiffが大きくなるに従って両タイミング信号TMG1,TMG2の位相が一致する時期が早くなる。このように、差期間Vdiffにより、両タイミング信号TMG1,TMG2の位相が一致する時期の早さは、ある境界(閾値期間Vth)で逆転する。具体的には、ホスト画像信号HD(表示信号D1)および表示信号D2が、フルHD画像(1920画素×1080ライン)の信号である場合、垂直走査期間IVTotalを1090ラインとし、フロントポーチIVfpを4ラインとし、フロントポーチIVfp+を5ラインとし、フロントポーチIVfp−を3ラインとし、バックポーチIVbp(図示省略)を5ラインとし、外部タイミング信号TMG1および内部タイミング信号TMG2をともに1ラインとする設定が前提である場合、フロントポーチIVfp−に変更するとき、内部タイミング信号TMG2はフレーム毎に−1ラインずつ外部タイミング信号TMG1に近づく。一方、フロントポーチIVfp+に変更するとき、内部タイミング信号TMG2はフレーム毎に+1ラインずつ外部タイミング信号TMG1に近づいていく。これにより、ホストプロセッサ1からの1フレームの画像転送期間HVdeが内部タイミング生成部32で設定される1フレームの画像転送期間IVdeとほぼ等しい場合に、閾値期間Vthを垂直走査期間IVtotal/2と設定することにより、最適なタイミング調整が可能となる。

0046

なお、上記の実施形態1〜3のそれぞれにおいて、内部タイミング信号TMG2を調整するのに垂直フロントポーチIVfpの長さを増減する方法にて説明を行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、垂直バックポーチIVbpの長さを増減して内部タイミング信号TMG2を調整してもよい。すなわち、垂直フロントポーチIVfpおよび垂直バックポーチIVbpの少なくともいずれか一方の長さを調整することで内部タイミング信号TMG2を調整すればよい。

0047

ソフトウェアによる実現例〕
LCDコントローラ3の制御ブロック(制御部31、内部タイミング生成部32および表示モード切替制御部33)は、集積回路ICチップ)等に形成された論理回路ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。

0048

後者の場合、LCDコントローラ3は、表示制御方法の各工程を実現するソフトウェアである表示制御プログラム命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形媒体」、例えば、テープディスクカード半導体メモリプログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体通信ネットワーク放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。

0049

〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示制御装置(LCDコントローラ3)は、メモリ34を介さずに転送される画像信号および当該画像信号によって画像を表示するタイミングを規定する第1タイミング信号(外部タイミング信号TMG1)を表示装置に出力する通常表示モードと、前記メモリ34を介して転送される前記画像信号および当該画像信号によって画像を表示するタイミングを規定する第2タイミング信号(内部タイミング信号TMG2)を前記表示装置に出力するメモリ表示モードとを切り替える表示制御装置であって、前記通常表示モードから前記メモリ表示モードへの切り替え時、および前記メモリ表示モードから前記通常表示モードへ切り替え時の少なくともいずれか一方において、前記第1タイミング信号が前記第2タイミング信号を基準とする切替判定期間TSWに含まれるように、前記第2タイミング信号のタイミングを調整するタイミング調整部33aと、前記第1タイミング信号が前記切替判定期間TSWに含まれたとき、前記通常表示モードと前記メモリ表示モードとを切り替える表示モード切替部33cとを備える。また、本発明の他の態様に係る表示制御方法は、タイミング調整部33aが行う処理を実行するタイミング調整工程と、表示モード切替部33cが行う処理を実行する表示モード切替工程とを含むものである。上記の構成では、表示モードの切り替え時に生じる表示画像のちらつきを防止することができる。

0050

本発明の態様2に係る表示制御装置は、上記態様1において、前記タイミング調整部33aが、前記画像信号と前記第2タイミング信号との間の垂直フロントポーチIVfpおよび垂直バックポーチIVbpの少なくとも一方を短くするように前記第2タイミング信号のタイミングを調整してもよい。また、本発明の態様3に係る表示制御装置は、上記態様1において、前記タイミング調整部33aが、前記画像信号と前記第2タイミング信号との間の垂直フロントポーチIVfpおよび垂直バックポーチIVbpの少なくとも一方を長くするように前記第2タイミング信号のタイミングを調整してもよい。これらの構成により、第1タイミング信号の位相が第2タイミング信号の位相に近づいていくので、垂直フロントポーチIVfpおよび垂直バックポーチIVbpの少なくとも一方を上記のように調整するのみで、第1タイミング信号が切替判定期間に達して含まれるようになる。

0051

本発明の態様4に係る表示制御装置は、上記態様1において、前記タイミング調整部33aが、前記第1タイミング信号と前記第2タイミング信号との立ち上がりの差期間HIdiffが所定の閾値期間Vth以下の長さであるとき、前記画像信号と前記第2タイミング信号との間の垂直フロントポーチIVfpおよび垂直バックポーチIVbpの少なくとも一方を短くするように前記第2タイミング信号のタイミングを調整する一方、前記差期間HIdiffが前記閾値期間Vthを超える長さであるとき、前記垂直フロントポーチIVfpおよび垂直バックポーチIVbpの少なくとも一方を長くするように前記第2タイミング信号のタイミングを調整してもよい。これにより、表示モードの切り替え時に、タイミング調整に要する時間を態様2および3のタイミング調整と比べて短縮できる場合がある。

0052

本発明の態様5に係る表示制御装置は、上記態様4において、前記閾値期間Vthが垂直走査期間IVtotalの1/2に設定されていてもよい。これにより、第1タイミング信号の位相を第2タイミング信号の位相に早く近づけることができる。

0053

本発明の態様6に係る表示制御装置は、上記態様1から5のいずれかにおいて、前記通常表示モードから前記メモリ表示モードへの切り替え時、前記画像信号を基準として、前記第1タイミング信号が前記切替判定期間TSWに達するようなタイミングで前記第2タイミング信号を生成するタイミング信号生成部(内部タイミング生成部32)をさらに備えていてもよい。これにより、前述のようなタイミング調整を行う必要がない。

0054

本発明の前記の表示制御方法は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記表示制御方法が含む各工程(ソフトウェア要素)を実行させることにより上記表示制御方法をコンピュータにて実現させる表示制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。

0055

本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることで、新しい技術的特徴を形成できる。

0056

本発明は、通常表示モードとメモリ表示モードとを切り替えて表示を行う表示装置に好適に利用することができる。

0057

1ホストプロセッサ(画像供給源
2 LCD(表示装置)
3LCDコントローラ(表示制御装置)
32内部タイミング生成部(タイミング信号生成部)
33aタイミング調整部
33c 表示モード切替部
HDホスト画像信号(画像信号)
HIdiff 差期間
IVfp 垂直フロントポーチ
IVbp 垂直バックポーチ
TMG1外部タイミング信号(第1タイミング信号)
TMG2内部タイミング信号(第2タイミング信号)
Vth 閾値期間

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