図面 (/)

技術 見守りシステム

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 和田滋
出願日 2016年5月18日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2017-520647
公開日 2018年3月8日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 WO2016-190182
状態 特許登録済
技術分野 診断用測定記録装置 生体の呼吸・聴力・形態・血液特性等の測定
主要キーワード 形状中心 ピッチ軸線 放射中心軸 方位マップ 方位変更 マイクロ波ドップラーセンサ 電波レンズ 室内画像
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題・解決手段

守りステム1はマイクロ波放射及び受信して被検者生体情報を検出するための電波検出部21と、マイクロ波の放射方位の下流側が撮像可能な光学検出部34と、マイクロ波の放射方位が変更可能な方位変更機構22と、マイクロ波の放射方位が検出可能な方位検出部28と、光学検出部34が撮像する画像領域5a内の画素位置とマイクロ波の放射方位とを対応付け方位マップ8と、を備える。見守りシステム1は方位マップ8に基づいて画像領域5a内の指示位置に対応する画素位置をマイクロ波の放射方位に変換し、方位変更機構22によって方位検出部28が検出した従前のマイクロ波の放射方位を前記指示位置に対応するマイクロ波の放射方位に変更する。

概要

背景

近年、介護施設病院等で過ごす人の健康状態の異常等を検出するために見守りステムが提案されている。介護施設や病院等で過ごす人は室内における転倒ベッドからの転落呼吸心拍などの異常を起こし易い場合がある。施設には彼らの生活をサポートする介護者看護者従事しているが、相対的に人数が少なく、常時付き添うことはできない。このような課題を解決すべく見守りシステムが提案され、それに係る従来技術の一例が特許文献1に開示されている。

特許文献1に記載された安否監視装置被検者に向けて放射した電波反射波から被検者の体動と呼吸とに係る生体情報を取得し、その生体情報から被検者の安否監視している。被検者の生体情報の取得にはマイクロ波(電波)を用いた放射波とその反射波とのずれを検出して出力するドップラーセンサを利用する。これにより、被検者の体動と呼吸とを正しく検出することが可能になる。

概要

見守りシステム1はマイクロ波を放射及び受信して被検者の生体情報を検出するための電波検出部21と、マイクロ波の放射方位の下流側が撮像可能な光学検出部34と、マイクロ波の放射方位が変更可能な方位変更機構22と、マイクロ波の放射方位が検出可能な方位検出部28と、光学検出部34が撮像する画像領域5a内の画素位置とマイクロ波の放射方位とを対応付け方位マップ8と、を備える。見守りシステム1は方位マップ8に基づいて画像領域5a内の指示位置に対応する画素位置をマイクロ波の放射方位に変換し、方位変更機構22によって方位検出部28が検出した従前のマイクロ波の放射方位を前記指示位置に対応するマイクロ波の放射方位に変更する。

目的

本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、被検者の生体情報を検出するために電波検出部が放射する電波の放射方位の調整を容易且つ安全に実施することが可能な見守りシステムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

電波放射及び受信して被検者生体情報を検出するための電波検出部と、前記電波検出部が放射する電波の放射方位の下流側が撮像可能な光学検出部と、前記電波検出部が放射する電波の放射方位が変更可能な方位変更機構と、前記電波検出部が放射する電波の放射方位が検出可能な方位検出部と、前記光学検出部が撮像する画像領域内画素位置と前記電波検出部が放射する電波の放射方位とを対応付け方位マップと、を備え、前記方位マップに基づいて前記光学検出部が撮像した画像領域内の指示位置に対応する画素位置を前記電波検出部が放射する電波の放射方位に変換し、前記方位変更機構によって前記方位検出部が検出した電波の放射方位を前記指示位置に対応する電波の放射方位に変更することを特徴とする見守りステム

請求項2

前記光学検出部が撮像した画像を表示する表示部と、前記表示部が表示した画像領域内の任意の位置を指示可能な位置指示部と、を備え、前記表示部及び前記位置指示部を用いて前記光学検出部が撮像した画像領域内の前記指示位置を認識することを特徴とする請求項1に記載の見守りシステム。

請求項3

前記指示位置に係る指示形状情報を予め記憶した記憶部を備え、前記記憶部を参照して前記指示形状情報を得るとともに前記光学検出部が撮像した画像から前記指示形状を識別して前記指示位置を認識することを特徴とする請求項1に記載の見守りシステム。

請求項4

前記光学検出部がレンズを備え、前記方位マップは前記レンズの固有レンズ情報に基づき前記光学検出部が撮像する画像領域内の画素位置と前記電波検出部が放射する電波の放射方位とを対応付けて形成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の見守りシステム。

技術分野

0001

本発明は、介護施設等で過ごす人の健康状態の異常等を検出するための見守りステムに関する。

背景技術

0002

近年、介護施設や病院等で過ごす人の健康状態の異常等を検出するために見守りシステムが提案されている。介護施設や病院等で過ごす人は室内における転倒ベッドからの転落呼吸心拍などの異常を起こし易い場合がある。施設には彼らの生活をサポートする介護者看護者従事しているが、相対的に人数が少なく、常時付き添うことはできない。このような課題を解決すべく見守りシステムが提案され、それに係る従来技術の一例が特許文献1に開示されている。

0003

特許文献1に記載された安否監視装置被検者に向けて放射した電波反射波から被検者の体動と呼吸とに係る生体情報を取得し、その生体情報から被検者の安否監視している。被検者の生体情報の取得にはマイクロ波(電波)を用いた放射波とその反射波とのずれを検出して出力するドップラーセンサを利用する。これにより、被検者の体動と呼吸とを正しく検出することが可能になる。

先行技術

0004

特開2012−75861号公報

発明が解決しようとする課題

0005

介護施設や病院等では居室のベッドの増設やベッドの室内における移動などの事態が発生することがある。この場合、電波センサ電波検出部)が放射する電波の放射方位を新たなベッドの位置に向けて適正に変更する必要がある。しかしながら、特許文献1に記載された従来技術では電波センサが放射する電波の放射方位の変更について配慮がなされていない。さらに、電波センサが放射する電波の放射方位の調整は施設管理者施工業者等が脚立などを利用して手作業で行う必要があり、危険を伴い、手間がかかるといった課題もあった。

0006

本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、被検者の生体情報を検出するために電波検出部が放射する電波の放射方位の調整を容易且つ安全に実施することが可能な見守りシステムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記の課題を解決するため、本発明の見守りシステムは、電波を放射及び受信して被検者の生体情報を検出するための電波検出部と、前記電波検出部が放射する電波の放射方位の下流側が撮像可能な光学検出部と、前記電波検出部が放射する電波の放射方位が変更可能な方位変更機構と、前記電波検出部が放射する電波の放射方位が検出可能な方位検出部と、前記光学検出部が撮像する画像領域内画素位置と前記電波検出部が放射する電波の放射方位とを対応付け方位マップと、を備え、前記方位マップに基づいて前記光学検出部が撮像した画像領域内の指示位置に対応する画素位置を前記電波検出部が放射する電波の放射方位に変換し、前記方位変更機構によって前記方位検出部が検出した電波の放射方位を前記指示位置に対応する電波の放射方位に変更することを特徴としている。

0008

この構成によると、光学検出部が撮像した画像領域内において新たに所望の位置を設定すると、その位置に対応する画素位置に基づき電波検出部が放射する電波の放射方位が得られる。そして、方位変更機構が従前の電波の放射方位から新たな所望の位置に対応する電波の放射方位へと変更する。このようにして自動的に得られた新たな所望の放射方位に向かって電波検出部が電波を放射し、その反射波を受信する。

0009

また、上記構成の見守りシステムにおいて、前記光学検出部が撮像した画像を表示する表示部と、前記表示部が表示した画像領域内の任意の位置を指示可能な位置指示部と、を備え、前記表示部及び前記位置指示部を用いて前記光学検出部が撮像した画像領域内の前記指示位置を認識することを特徴としている。

0010

また、上記構成の見守りシステムにおいて、前記指示位置に係る指示形状情報を予め記憶した記憶部を備え、前記記憶部を参照して前記指示形状情報を得るとともに前記光学検出部が撮像した画像から前記指示形状を識別して前記指示位置を認識することを特徴としている。

0011

また、上記構成の見守りシステムにおいて、前記光学検出部がレンズを備え、前記方位マップは前記レンズの固有レンズ情報に基づき前記光学検出部が撮像する画像領域内の画素位置と前記電波検出部が放射する電波の放射方位とを対応付けて形成されることを特徴としている。

発明の効果

0012

本発明によると、光学検出部が撮像した画像領域内において新たに所望の位置を設定すると、自動的に電波検出部がその位置に向かって電波を放射し、その反射波を受信するようになる。したがって、電波検出部が放射する電波の放射方位の調整を容易且つ安全に実施することが可能になる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の第1実施形態に係る見守りシステムの概略構成図である。
本発明の第1実施形態に係る見守りシステムのブロック図である。
本発明の第1実施形態に係る見守りシステムの見守り装置の一例を示す垂直断面側面図である。
本発明の第1実施形態に係る見守りシステムの見守り装置の方位変更機構を示す垂直断面側面図である。
本発明の第1実施形態に係る見守りシステムの見守り装置の光学検出部が撮像した画像を示す説明図である。
本発明の第1実施形態に係る見守りシステムによるマイクロ波の放射方位の変更方法について示す説明図である。
本発明の第1実施形態に係る見守りシステムによるマイクロ波の放射方位の変更処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態に係る見守りシステムによるマイクロ波の放射方位の変更処理の一例を示すフローチャートである。

実施例

0014

以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。

0015

<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態に係る見守りシステムの構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1及び図2は見守りシステムの概略構成図及びブロック図である。

0016

見守りシステム1は、例えば図1に示すように介護施設に設置される。介護施設は例えばスタッフステーション100、居室101及び有線LAN(Local Area Network)300を備える。なお、図1に示した居室101は2室であるが、さらに多くの居室を備えていても良い。

0017

スタッフステーション100は介護施設で過ごす被介護者の生活をサポートする介護者の所謂詰め所である。

0018

居室101には被介護者が使用するベッド102が設置される。なお、図1に示した居室101には各々ベッド102が1台設置されているが、居室101に被介護者が二人以上入居する場合、被介護者各々に対応する複数のベッド102が設置される。

0019

有線LAN300はスタッフステーション100と居室101との間の通信のために設置されている。なお有線LAN300に代えて無線LANが設置されている場合もある。

0020

見守りシステム1はサーバ装置2及び見守り装置10を備える。なお、図2では見守り装置10を代表の1台のみ描画している。

0021

サーバ装置2はスタッフステーション100に設置され、有線LAN300に通信可能に接続される。サーバ装置2はリモートで制御することも可能である。サーバ装置2は主制御部3、記憶部4、表示部5及び位置指示部6を備える。

0022

主制御部3は演算部7やその他の電子部品で構成される。主制御部3は記憶部4等に予め記憶され、または入力されたプログラム、データに基づき、見守り装置10から情報を得るとともに被介護者(被検者)の異常等を検出するための一連の処理を実現する。

0023

記憶部4は見守りシステム1における制御や設定に係るプログラム、データを記憶する。記憶部4が記憶するプログラム、データは主制御部3によって逐次読み出される。さらに、記憶部4は方位マップ8を備える。方位マップ8の詳細については後述する。

0024

表示部5は例えばディスプレイなどの、コンピュータで使用される表示装置から成る。表示部5は見守り装置10から受信した居室101の室内画像や被検者の生体情報などを表示する。また、後述する電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位を変更する際、表示部5はマイクロ波の放射方位を示すマーカー方位指標等を表示する。なお、表示部5は介護者が所有してサーバ装置2にリンクする携帯端末等の表示装置であっても良い。

0025

位置指示部6は表示部5が表示した画像領域内の任意の位置を指示可能な、例えばコンピュータで使用されるマウスタッチパッドなどから成る。

0026

見守り装置10は各居室101のベッド102に対応付けて各居室101の天井部101aに設置され、有線LAN300に通信可能に接続される。なお、居室101に被介護者が二人以上入居して各々に対応する複数のベッド102が設置される場合、被介護者各々に個別に対応する複数の見守り装置10が設置される。

0027

続いて、見守り装置10の詳細な構造を、図1及び図2に加えて図3図5を用いて説明する。図3は見守り装置10の一例を示す垂直断面側面図である。図4は見守り装置10の方位変更機構を示す垂直断面側面図である。図5は見守り装置10の光学検出部が撮像した画像を示す説明図である。

0028

見守り装置10は、前述のように居室101の天井部101aに設置される(図1参照)。見守り装置10は、図3に示すように装置の一部が居室の天井部101aよりも上方、すなわち天井裏に埋め込まれた天井埋設型の形態をなす。見守り装置10は本体筐体20及び表出部30を備える。

0029

本体筐体20は下面が開口した円筒形状をなし、その大半部分が天井部101aよりも上方の天井裏に埋設される。本体筐体20の開口下面を覆うように表出部30が取り付けられる。本体筐体20の内部には電波検出部21、方位変更機構22及び制御部23が設けられる。

0030

電波検出部21は電波を放射及び受信して被検者の生体情報を個別に検出するためのマイクロ波ドップラーセンサによって構成される。電波検出部21は不図示の放射部及び受信部を備え、例えば24GHz帯のマイクロ波を居室内のベッドに向けて放射し、被検者で反射したドップラーシフトした反射波を受信する。電波検出部21はその反射波から被検者の呼吸状態心拍数を検出する。

0031

電波検出部21は下方から見た見守り装置10の平面視略中央部に配置される。電波検出部21は放射部及び受信部が室内方向である下方を向くように基板24の表面に設けられる。なお、電波検出部21は後述のように基板24及びレドーム25を介して方位変更機構22に支持される。

0032

電波検出部21のマイクロ波の放射方位の下流側、すなわち図3における電波検出部21の下方にはレドーム25が配置される。レドーム25は電波検出部21が放射するマイクロ波の指向性を高める電波レンズ部材である。マイクロ波ドップラーセンサは動いているものすべてを検出する特性を有するので、動きの比較的小さな呼吸はノイズに埋もれ易い。SN比(Signal-to-Noise ratio)を向上させるために、レドーム25を利用してセンサの検出領域を狭角化している。レドーム25は反射枠体25a及びレンズ部25bを備える。

0033

反射枠体25aは略筒状をなし、その内部に電波検出部21が収まるように基板24の下面に配置される。反射枠体25aの内周には金属などを用いた反射面が形成される。

0034

レンズ部25bは反射枠体25aの開口下面を覆うように設けられる。レンズ部25bは下方に向かって凸となる円形曲面を有し、その円の中心軸線が電波検出部21が放射するマイクロ波の放射中心軸線に一致する。

0035

方位変更機構22は本体筐体20に支持され、図4に示すピッチ回転機構26及びヨー回転機構27を備える。

0036

ピッチ回転機構26は支持枠26a、軸部26b、伝動部26c及び駆動源26dを備える。支持枠26aは下面が開口した箱状をなし、その内側において基板24及びレドーム25を介して電波検出部21を支持する。支持枠26aはその外面に外側に向かって突出する軸部26bを備える。軸部26bはレドーム25の径方向中心を通って図4において左右横方向に、天井部101aが延びる方向に沿って延びるピッチ軸線Pを有する。支持枠26aはピッチ軸線Pを中心として回転可能になっている。

0037

伝動部26cは例えば互いに連結し合う複数のギアから成り、軸部26bと駆動源26dとの間に配置されてそれらを回転可能に連結する。駆動源26dは例えばモータから成る。駆動源26dを回転駆動させると、その動力が伝動部26cを介して軸部26bに伝わり、支持枠26a、すなわち電波検出部21をピッチ軸線Pを中心として回転させることができる。

0038

ヨー回転機構27は支持枠27a、フランジ部27b、伝動部27c及び駆動源27dを備える。支持枠27aは図4において上下方向に、天井部101aが延びる方向と略直交する方向に延びるヨー軸線Yを中心とする下面が開口した円筒形状をなす。支持枠27aはヨー軸線Yを中心として回転可能に本体筐体20に支持される。支持枠27aはその内側において軸部26bを介してピッチ回転機構26を支持する。支持枠27aはその外周面径方向外側に向かって延びるフランジ部27bを備える。

0039

伝動部27cは例えばフランジ部27bの外周部に形成されたギア歯を含む互いに連結し合う複数のギアから成り、フランジ部27bと駆動源27dとの間に配置されてそれらを回転可能に連結する。駆動源27dは例えばモータから成る。駆動源27dを回転駆動させると、その動力が伝動部27cを介してフランジ部27bに伝わり、支持枠27a、すなわち電波検出部21をヨー軸線Yを中心として回転させることができる。

0040

方位変更機構22は上記構成によって電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位を変更することが可能である。

0041

また、方位変更機構22の近傍には、図2に示す方位検出部28が設置される。方位検出部28はピッチ回転機構26及びヨー回転機構27の各々の回転量や回転角を検出するためのセンサを備える。センサとしては例えば原点センサエンコーダを含む。ピッチ回転機構26及びヨー回転機構27の回転駆動にステッピングモータを使用している場合、センサとしては原点センサのみで構成しても良い。その他、方位検出部28のセンサとしてホール素子ジャイロセンサなどを使用しても良い。

0042

制御部23は本体筐体20の内部領域の上部に配置され、電力供給可能に、また通信可能に外部と電気的に接続される。制御部23は不図示の演算部や記憶部、その他の電子部品で構成され、記憶部等に予め記憶され、または入力されたプログラム、データに基づき、電波検出部21や方位変更機構22などの構成要素の動作を制御して被検者の状態の検出に係る信号処理を実現する。

0043

表出部30は下方から見て本体筐体20の開口下面より大きな平面視矩形をなし、その開口下面をカバーしている。表出部30は天井部101aよりも下方に突出する形で設置される。表出部30はベース板31、外装カバー32及び蓋体33を備える。また、表出部30は本体筐体20の内部と連通する内部領域を有し、その内部領域に光学検出部34、光源35、スピーカ36及びマイク37が設けられる。

0044

ベース板31は天井部101aの下側の面に設けられ、本体筐体20の下縁部が連結される。ベース板31はその外側に取り付けられる外装カバー32を支持する。また、ベース板31は下方に向かって指向するスピーカ36を支持する。スピーカ36は居室内に向かって音声を発するために設けられる。

0045

外装カバー32はベース板31の外側に取り付けられる。外装カバー32は下方に向かって凸となる略トレイ形状をなす。外装カバー32の内側には各々下方に向かって指向する光学検出部34、光源35及びマイク37が設けられる。なお、光源35は図3では図示していない(図2参照)。マイク37は居室内の音声を拾うために設けられる。

0046

光学検出部34は映像により被検者の状態を検出するためのカメラによって構成される。光学検出部34はその画角居室全体となるように設置され、被検者の起床離床、転倒などを映像によって検出する。光学検出部34は真っ暗な環境でも被検者の状態が映像として検出できるようにIRカットフィルタが取り除かれ、近赤外線光LED(Light Emitting Diode)等から成る光源35が設けられる。

0047

光学検出部34のカメラは広角レンズ34aを備えることにより、図5に示すように居室101の全体を撮像することが可能である。また、光学検出部34が撮像した居室101の室内画像に関して、表示部5はマイクロ波の放射方位を示すマーカーMや方位指標Gを表示することができる。

0048

そして、見守りシステム1は光学検出部34が撮像し、表示部5が表示する画像領域5aに関して、画像領域5a内の画素位置と電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位とを対応付けた方位マップ8を記憶部4に備える。なお、方位マップ8は広角レンズ34aの固有のレンズ情報に基づき光学検出部34が撮像する画像領域5a内の画素位置と電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位とを対応付けて形成される。広角レンズ34aの固有のレンズ情報としては、例えば画角や歪曲収差などといった画像領域5a内の画素位置とマイクロ波の放射方位とを合わせるための固有の情報を含む。マイクロ波の放射方位を表す情報は、例えば実際のピッチ軸線P回りの角度及びヨー軸線Y回りの角度や、方位変更機構22を制御するための制御値角度変換式などの形式で記憶される。方位マップ8を参照すると、位置指示部6を用いて画像領域5a内の任意の位置を指示した場合に、その位置に対応する画素位置から、電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位を得ることができる。

0049

外装カバー32は下方から見た平面視略中央部であって、電波検出部21及びレドーム25に対応する箇所に開口部32aを備える。開口部32aは外装カバー32の内側(上側)と外側(下側)とを連通し、下方から見て電波検出部21及びレドーム25を覗くことが可能な形状、大きさをなす。

0050

蓋体33は外装カバー32の下面に着脱可能に設けられる。蓋体33は外装カバー32の開口部32aとその周囲を含む領域を下方からカバーする形状、大きさをなす。

0051

続いて、見守りシステム1によるマイクロ波の放射方位の変更処理の一例について、図6を用いて図7に示すフローに沿って説明する。図6は見守りシステム1によるマイクロ波の放射方位の変更方法について示す説明図であり、図7はマイクロ波の放射方位の変更処理の一例を示すフローチャートである。

0052

図6は、例えば居室101のベッド102を従前の位置(マイクロ波の現在の放射方位であるマーカーM1がベッドの中心位置となる)から変更した状態の表示部5の画像領域5aを示す。この場合、電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位を変更する必要がある。そこで、見守りシステム1によるマイクロ波の放射方位の変更処理が開始される(図7スタート)。

0053

図7のステップ#101ではサーバ装置2の主制御部3が記憶部4に記憶された電波検出部21が放射するマイクロ波の現在の放射方位情報を取得する。なお、マイクロ波の放射方位情報はマイクロ波の放射方位が新たに設定されるたびに方位検出部28によって検出され、記憶部4に記憶される。

0054

ステップ#102では主制御部3が表示部5の画像領域5aにマイクロ波の現在の放射方位をマーカーM1として表示させる。例えば図6によれば、従前に設定したマーカーM1の位置から、マイクロ波の現在の放射方位が居室101のほぼ中央になっていることが分かる。そして、マイクロ波の現在の放射方位を示すマーカーM1が現在のベッド102の位置からずれていることも分かる。なお、画像領域5aにはマイクロ波の方位指標Gも表示される。

0055

ステップ#103では位置指示部6を用いた指示位置の入力が受け付けられ、その指示位置を主制御部3が認識する。これにより、図6に示す画像領域内5aにおいて新たな所望の指示位置として、現在のベッド102の中心位置が設定される。

0056

ステップ#104では主制御部3が新たな指示位置に対応するマイクロ波の放射方位を導出する。このとき、主制御部3は記憶部4に予め記憶された方位マップ8に基づき、画像領域5a内の新たな指示位置に対応する画素位置を電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位に変換する。

0057

ステップ#105では主制御部3がステップ#104で得たマイクロ波の新たな放射方位から、放射方位を変更するための方位変更機構22の制御値を算出する。このとき、演算部7が、方位検出部28が検出した従前のマイクロ波の放射方位と新たな指示位置に対応するマイクロ波の放射方位から、目標方位に係る制御値(絶対値制御)や差分方位に係る制御値(相対値制御)を算出する。

0058

ステップ#106では主制御部3がステップ#105で得た方位変更機構22の制御値及び制御指令を見守り装置10に送信する。

0059

ステップ#107では方位変更機構22の制御値及び制御指令を受信した見守り装置10において、その制御部23が方位変更機構22を制御して新たな指示位置に対応するマイクロ波の放射方位に変更する。

0060

ステップ#108ではマイクロ波の放射方位の変更後、制御部23が方位検出部28に変更後の新たなマイクロ波の放射方位を検出させ、その新たなマイクロ波の放射方位に係る情報を変更終了信号とともにサーバ装置2に返信する。サーバ装置2では見守り装置10から受信した新たなマイクロ波の放射方位が方位マップ8に基づいて画像領域5a内の画素位置に変換され、記憶部4に記憶される。

0061

ステップ#109では主制御部3が表示部5の画像領域5aにマイクロ波の新たな放射方位をマーカーM2として表示させる。図6によれば、新たに設定したマーカーM2の位置から、マイクロ波の現在の放射方位が現在のベッド102のほぼ中央になっていることが分かる。そして、見守りシステム1によるマイクロ波の放射方位の変更処理が終了される(図7エンド)。

0062

<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る見守りシステムについて、図8を用いて説明する。図8は見守りシステムによるマイクロ波の放射方位の変更処理の一例を示すフローチャートである。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。

0063

第2実施形態の見守りシステム1は、マイクロ波の放射方位の変更処理に関して、表示部5の画像領域5a内における新たな所望の指示位置に係る指示形状情報を記憶部4が予め記憶している。この指示形状情報としては居室101内のベッド102に対応する大きさの四角形を記憶部4が記憶している。

0064

見守りシステム1によるマイクロ波の放射方位の変更処理が開始されると(図8のスタート)、サーバ装置2の主制御部3が、ステップ#201において記憶部4に記憶された電波検出部21が放射するマイクロ波の現在の放射方位情報を取得し、ステップ#202において表示部5の画像領域5aにマイクロ波の現在の放射方位をマーカーM1として表示させる。

0065

ステップ#203では主制御部3が記憶部4に予め記憶された指示形状情報を取得する。上記のとおり、指示形状情報は居室101内のベッド102に対応する大きさの四角形である。

0066

ステップ#204では主制御部3の演算部7が表示部5の画像領域5aに映し出された居室101の画像から、指示形状情報であるベッド102に対応する大きさの四角形を識別する。

0067

ステップ#205では演算部7がステップ#204で識別したベッド102に対応する大きさの四角形の形状中心を算出する。これにより、画像領域内5aにおいて新たな所望の指示位置として、現在のベッド102の中心位置が設定される。

0068

ステップ#206では演算部7がステップ#205で算出した現在のベッド102の中心位置(新たな指示位置)と、電波検出部21が放射するマイクロ波の現在の放射方位とを比較し、各々が同じであるか否かを判別する。

0069

新たな指示位置である現在のベッド102の中心位置とマイクロ波の現在の放射方位とが同じである場合(ステップ#206のYes)、ベッド102が従前の位置から変更されていないものとして見守りシステム1によるマイクロ波の放射方位の変更処理が終了される(図8のエンド)。一方、新たな指示位置である現在のベッド102の中心位置とマイクロ波の現在の放射方位とが同じではない場合(ステップ#206のNo)、ベッド102が従前の位置から変更されたものとしてステップ#207に移行する。

0070

ステップ#207では主制御部3が新たな指示位置に対応するマイクロ波の放射方位を導出する。以下、ステップ#212までは、第1実施形態で説明した図7のステップ#104〜ステップ#109と同じであるので、ここでは説明を省略する。

0071

なお、第2実施形態のように予め設定したベッドなどの形状を自動的に識別するマイクロ波の放射方位の変更処理は、随時、または所定期間毎に定期的に実行させても良い。

0072

上記第1及び第2実施形態のように見守りシステム1は、マイクロ波を放射及び受信して被検者の生体情報を検出するための電波検出部21と、電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位の下流側が撮像可能な光学検出部34と、電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位が変更可能な方位変更機構22と、電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位が検出可能な方位検出部28と、光学検出部34が撮像する画像領域5a内の画素位置と電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位とを対応付けた方位マップ8と、を備える。そして、見守りシステム1は方位マップ8に基づいて光学検出部34が撮像した画像領域5a内の指示位置に対応する画素位置を電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位に変換し、方位変更機構22によって方位検出部28が検出したマイクロ波の放射方位を前記指示位置に対応するマイクロ波の放射方位に変更する。

0073

この構成によると、光学検出部34が撮像した画像領域5a内において新たに所望の位置を設定すると、その位置に対応する画素位置に基づき電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位を得ることができる。そして、方位変更機構22によってマイクロ波の放射方位が新たな所望の位置に対応するマイクロ波の放射方位に変更される。このようにして自動的に得られた新たな所望の放射方位に向かって電波検出部21にマイクロ波を放射させ、その反射波を受信させることが可能になる。したがって、マイクロ波の放射方位の調整において、施設管理者や施工業者等に依頼することなく、さらに脚立などを利用して手作業で行う必要もなく、容易且つ安全に実施することが可能になる。

0074

また、第1実施形態のように見守りシステム1は、光学検出部34が撮像した画像を表示する表示部5と、表示部5が表示した画像領域5a内の任意の位置を指示可能な位置指示部6と、を備え、表示部5及び位置指示部6を用いて光学検出部34が撮像した画像領域5a内の指示位置を認識する。

0075

この構成によると、マウスやタッチパッドなどの位置指示部6を用いて表示部5が表示した画像領域5a内の任意の位置を指示するだけで、見守りシステム1に画像領域5a内のその指示位置を認識させ、マイクロ波の放射方位を変更させることできる。したがって、遠隔操作によって視覚的に容易にマイクロ波の放射方位を変更することができるようになる。

0076

また、第2実施形態のように見守りシステム1は、指示位置に係る指示形状情報を予め記憶した記憶部4を備え、記憶部4を参照して指示形状情報を得るとともに光学検出部34が撮像した画像から指示形状を識別して指示位置を認識する。

0077

この構成によると、居室101のベッド102などの指示形状情報を予め記憶部4に記憶させておくと、マイクロ波の放射方位の変更処理をスタートさせるだけで、見守りシステム1に画像領域5a内のその指示形状に係る指示位置を認識させ、マイクロ波の放射方位を変更させることできる。したがって、遠隔操作によって自動的にマイクロ波の放射方位を変更することができるようになる。

0078

また、見守りシステム1は、光学検出部34が広角レンズ34aを備え、また方位マップ8が広角レンズ34aの固有のレンズ情報に基づき光学検出部34が撮像する画像領域5a内の画素位置と電波検出部21が放射するマイクロ波の放射方位とを対応付けて形成される。

0079

この構成によると、画像領域5a内の画素位置とマイクロ波の放射方位との対応付けがより一層正確になる。したがって、マイクロ波の放射方位の調整の高精度化を図ることが可能になる。

0080

以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。

0081

本発明は、介護施設等で過ごす人の健康状態の異常等を検出するための見守りシステムにおいて利用可能である。

0082

1 見守りシステム
2サーバ装置
3 主制御部
4 記憶部
5 表示部
6位置指示部
7演算部
8方位マップ
10 見守り装置
21電波検出部
22方位変更機構
23 制御部
28方位検出部
34光学検出部
34a広角レンズ(レンズ)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ