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技術 多色印刷機におけるレジスタマーク検出装置の光センサ

出願人 株式会社ニレコ
発明者 初鹿野泰司
出願日 2015年4月28日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-533222
公開日 2018年2月22日 (1年4ヶ月経過) 公開番号 WO2016-174726
状態 特許登録済
技術分野 印刷機の着肉、制御、洗浄
主要キーワード 部検出装置 多色オフセット印刷機 回転ズレ 同一絵柄 反対色 レジスタマーク 色レジスタ 見当制御装置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

各色のレジスタマーク検出用光センサとして、共通で検出感度の高いものを使用することができるようにする。

解決手段

光センサ91はレジスタマークに光を照射する光源911と、レジスタマークで反射された光を受光する受光素子912を備える。光源911は白色光源911wと青色LED911bと赤色LED911rと有する。検出すべきレジスタマークが黄色のときは青色LED911bのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが青色のときは赤色LED911rのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが赤色又は黒色のときは白色光源911wのみが点灯する。

概要

背景

多色グラビア印刷機を用いて、異なる色が割り当てられた複数の版胴により、紙やフィルム等のウェブに対して重ね刷り絵柄印刷する場合、版胴に回転ズレが生じたりウェブに伸び縮みが生じたりすると、最終的に得られる絵柄に色ズレが生じる。

そこで、この色ズレの発生を防止するため、当該版胴によって特定の色の絵柄をウェブに印刷する際に、同時に、そのウェブの空白部に同色レジスタマークを印刷することを各版胴において実施し、これによってウェブ上に複数のレジスタマークを並べて印刷する。そして、それら複数のレジスタマークの相互間のピッチを検出することで色ズレの有無や程度を求め、得られた結果に基づいて、色ズレが発生すること防止するための見当制御が行われる。

この見当制御では、隣り合う2個の版胴で印刷された2個のレジスタマークを、ゲート信号の有効期間中に2個の光センサで検出し、検出した2個のレジスタマークの同じエッジ間のピッチが所定値となるように、隣り合う2個の版胴の内の下流側の版胴の回転位相を調整し、又は隣り合う2個の版胴の間のウェブのパス長を調整することで、搬送方向の色ズレを修正する。

図3を用いて、多色グラビア輪転印刷機によりウェブに多色印刷する場合を例にとり、見当制御について説明する。この図3の構成に類似の構成は特許文献1に記載がある。

図3に示すグラビア輪転印刷機は、給紙ロール1から繰り出されてガイドローラ2で給送され巻取ロール3に巻き取られる搬送中のウェブ4に対して、その搬送方向の上流から下流に向かって並ぶように、同一速度同一位相で回転する版胴5A、5B、5C、5Dが順次配置されている。そして、例えば、版胴5Aにより黄色の絵柄が、版胴5Bにより赤色の絵柄が、版胴5Cにより青色の絵柄が、版胴5Dにより黒色の絵柄が、それぞれ印刷されることで、ウェブ4に黄色、赤色、青色及び黒色の絵柄が重ね刷りされる。なお、ウェブ4には、版胴5A、5B、5C、5Dに対して、それぞれ圧胴6A、6B、6C、6Dが押し付けられるとき印刷が行われる。

各版胴5A〜5Dの周長は同一であり、それら版胴5A〜5Dが1回転する毎に1葉の絵柄の印刷が行われ、版胴5A〜5Dを通過し終わったウェブ4には、各版胴の周長を1単位とする同一絵柄の多色印刷部分が繰り返し現れる。

見当制御のために、ウェブ4の幅方向における端部の絵柄のない空白の領域に、印刷完了時点では、図4に示すような長方形状のレジスタマーク(見当調整マーク)7A、7B、7C、7Dが並んで印刷される。レジスタマーク7Aは版胴5Aにより黄色で印刷され、レジスタマーク7Bは版胴5Bにより赤色で印刷され、レジスタマーク7Cは版胴5Cにより青色で印刷され、レジスタマーク5Dは版胴5Dにより黒色で印刷される。

各版胴5A〜5D自体には、本来の印刷目的である絵柄印刷部が形成されるとともに、その絵柄印刷部から離れた余白部分に、レジスタマーク7A〜7Dを印刷するためのレジスタマーク印刷部が形成されている。そして、そのレジスタマーク印刷部を非接触で検出して各版胴5A〜5Dの回転位相を初期設定するためのレジスタマーク印刷部検出装置8A、8B、8C、8Dが、それぞれの版胴5A〜5Dに面して配置されている。

また、2番目以降の版胴5B〜5Dの下流には、ウェブ4に印刷されたレジスタマークの内の隣り合う版胴で印刷された2個のレジスタマークを検出するためのレジスタマーク検出装置9B、9C、9Dが配置されている。レジスタマーク検出装置9Bは、版胴5Bの下流に配置されていて、版胴5Aと5Bで印刷されたレジスタマーク7A、7Bを検出し、その検出信号はそれら両レジスタマーク7A、7Bの相互間のピッチの検出に供される。レジスタマーク検出装置9Cは、版胴5Cの下流に配置されていて、版胴5Bと5Cで印刷されたレジスタマーク7B、7Cを検出し、その検出信号はそれら両レジスタマーク7B、7Cの相互間のピッチの検出に供される。レジスタマーク検出装置9Dは、版胴5Dの下流に配置されていて、版胴5Cと5Dで印刷されたレジスタマーク7C、7Dを検出し、その検出信号はそれら両レジスタマーク7C、7Dの相互間のピッチの検出に供される。

各レジスタマーク検出装置9B〜9Dは、ウェブ4に印刷された前記した2個のレジスタマークが到来するタイミングで有効となるゲート信号によって、その検出信号が取り込まれるようになっている。このようなゲート信号を用いるのは、ウェブ4に印刷されるレジスタマークが、そのウェブ4の端部の余白部分に一列に並んで最終的には4個印刷されることになるので、そのうちの目的とする2つのレジスタマークを正確に選択できるようにするためである。

各版胴5A〜5Dはサーボモータ10A、10B、10C、10Dにより独立して同一速度で所定の位相で駆動される。各サーボモータ10A〜10Dの回転軸にはエンコーダ11A、11B、11C、11Dが取り付けられており、それらエンコーダ11A〜11Dはそれぞれサーボモータ10A〜10Dの回転位相を検出する。

見当制御装置12は中央処理装置(CPU)を備えており、稼働用のプログラム、各版胴5A〜5Dの直径、各圧胴6A〜6Dの直径、各レジスタマーク印刷部検出装置8A〜8Dの取付位置、対応する版胴の印刷点間のパス長その他各種のデータが格納されている。そして、レジスタマーク検出装置9B〜9Dの検出結果に基づいて版胴5B〜5Dの位相を調整する他に、版胴5A〜5Dの相互間の位相差の設定及び前記下ゲート信号の発生タイミングの設定を行う。この見当制御装置12には、ラインS1を介してレジスタマーク印刷部検出装置8A〜8Dの出力が入力し、ラインS2を介して各レジスタマーク検出装置9B〜9Dの出力が入力し、ラインS3を介してエンコーダ11A〜11Dの出力が入力する。また、見当制御装置12は、ラインS4を介してサーボモータ10A〜10Dを制御する。

図4に示すようにウェブ4に印刷された見当制御用のレジスタマーク7A〜7Dにおいて、(a)列に示す各レジスタマーク7A〜7Dは、ピッチH1が正規(例えば20mm)に印刷されている。これは、各色の絵柄がウェブ4に正常に印刷されていることを示す。これに対して、(b)列に示す各レジスタマーク7A〜7Dは、レジスタマーク7D(黒色)について、ウェブ4の搬送方向Xの方向に距離d1だけズレが発生している。これは、黒色の絵柄について、ウェブ4の搬送方向Xの方向に距離d1だけズレが発生していることを示している。

このような場合、レジスタマーク7Dのレジスタマーク7Cに対する相対的位置を監視することにより、黒色の絵柄のズレの距離d1を検出することができ、その距離d1が0となるようにサーボモータ10Dを制御して版胴5Dの回転位相を調整する見当制御が実行される。

上記したように、見当制御のためには、隣り合う版胴で印刷された2個のレジスタマークのピッチを検出する必要があり、この検出のためのレジスタマーク検出装置9B〜9Dには、それぞれが光源受光素子を備えた2個の光センサが用いられている。

レジスタマーク検出装置9Dを代表して図5に示す。レジスタマーク検出装置9Bには、ウェブ4の搬送方向Xの下流側に光センサ9D1が配置され、上流側に光センサ9D2が配置されている。光センサ9D1、9D2は、版胴5Cによって印刷されたレジスタマーク7Cと版胴5Dによって印刷されたレジスタマーク7Dとのピッチを検出するために、照射されるレジスタマーク7C,7D上でのスポット光のピッチが、レジスタマーク7C、7DのピッチH1の正規な値に合致するように配置されている。

図6に検出の波形図を示す。図6において、検出信号V9D1は光センサ9D1の検出信号であり、レジスタマーク7A〜7Dの検出パルス7A1、7B1,7C1、7D1を有する。検出信号V9D2は光センサ9D2の検出信号であり、レジスタマーク7A〜7Dの検出パルス7A1、7B1,7C1、7D1を有する。ウェブ4の下流側に配置された光センサ9D1がレジスタマーク7Cを検出した検出パルス7C1の前エッジのタイミングと、上流側に配置された光センサ9D2がレジスタマーク7Dを検出した検出パルス7D1の前エッジのタイミングとが一致すれば、両レジスタマーク7C、7DのピッチH1が正規な値であり、版胴5Dは版胴5Cに対して回転位相差となっていることを示す。

しかし、光センサ9D2で検出したレジスタマーク7Dの検出パルス7D1の前エッジの検出タイミングが、光センサ9D1で検出したレジスタマーク7Cの検出パルス7C1の前エッジのタイミングよりも時間T1だけ進んでいれば、レジスタマーク7Cと7DのピッチH1が正規な値よりも小さく(図4の(b)ではd1だけ短い)、レジスタマーク7Dを印刷した版胴7Dの回転位相がT1だけ進んでいることを示す。この場合は、版胴5Dの回転位相をT1だけ遅らせるようサーボモータ10Dを制御する見当制御が行われる。

なお、レジスタマーク検出装置9Dの光センサ9D1、9D2からは、その検出出力をそのままとすると、図6に示したように、レジスタマーク7Cと7Dの検出パルス7C1、7D1のみでなく、レジスタマーク7A,7Bの検出パルス7A1、7B1も出力するので、現在の見当制御に使用すべき検出パルス7C1、7D1を選択するために、ゲート信号Vgate_Dが使用され、そのゲート信号Vgate_Dの有効期間T0に検出パルス7C1,7D1が検出されるようになっている。

ところで、多色印刷では、前記した例では、黄色、赤色、青色、黒色の印刷が行われるが、このうちの黄色で印刷されたレジスタマーク7Aは、ウェブ4の地色が白色の場合は、通常の白色光を照射しても、レジスタマーク検出装置9Bの光センサでそのレジスタマーク7Aの形状を明確に検出することが困難であった。ウェブ4が段ボール紙のように色の場合にはさらに困難であった。また、青色で印刷されたレジスタマーク7Cについても同様な問題があった。

そこで、従来では、黄色のレジスタマーク7Aを検出するために、青色フィルタを使用して黄色の検出能力を向上させたり、あるいは光源として青色LEDと赤色LEDを使用してその両LEDを同時点灯させて黄色の検出能力を向上させていた(特許文献2)。

概要

各色のレジスタマーク検出用の光センサとして、共通で検出感度の高いものを使用することができるようにする。光センサ91はレジスタマークに光を照射する光源911と、レジスタマークで反射された光を受光する受光素子912を備える。光源911は白色光源911wと青色LED911bと赤色LED911rと有する。検出すべきレジスタマークが黄色のときは青色LED911bのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが青色のときは赤色LED911rのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが赤色又は黒色のときは白色光源911wのみが点灯する。

目的

このようなゲート信号を用いるのは、ウェブ4に印刷されるレジスタマークが、そのウェブ4の端部の余白部分に一列に並んで最終的には4個印刷されることになるので、そのうちの目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の版胴によって搬送中のウェブ印刷される見当制御のための複数の互いに異なった色のレジスタマークを個々に検出する多色印刷機におけるレジスタマーク検出装置光センサにおいて、前記レジスタマークに光を照射する光源と、前記レジスタマークで反射された光を受光する受光素子を備え、前記光源は、照射光の色が切替可能に構成され、検出すべきレジスタマークの色が特定の色のとき、該特定の色に対して補色乃至反対色の関係にある色の光を照射することを特徴とする光センサ。

請求項2

請求項1に記載の光センサにおいて、前記光源は、白色光源と青色LEDと赤色LEDとを備え、検出すべきレジスタマークが黄色のときは前記青色LEDのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが青色のときは前記赤色LEDのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが赤色又は黒色のときは前記白色光源のみが点灯することを特徴とする光センサ。

請求項3

請求項1に記載の光センサにおいて、前記光源は、青色LEDと緑色LEDと赤色LEDとを備え、検出すべきレジスタマークが黄色のときは前記青色LEDのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが青色のときは前記赤色LEDのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが赤色又は黒色のときは前記青色LEDと前記緑色LEDと前記赤色LEDのすべてが点灯することを特徴とする光センサ。

技術分野

0001

本発明は、多色グラビア印刷機多色オフセット印刷機等の多色印刷機による印刷色ズレ防止のための見当制御に使用されるレジスタマークを検出するレジスタマーク検出装置光センサに関する。

背景技術

0002

多色グラビア印刷機を用いて、異なる色が割り当てられた複数の版胴により、紙やフィルム等のウェブに対して重ね刷り絵柄を印刷する場合、版胴に回転ズレが生じたりウェブに伸び縮みが生じたりすると、最終的に得られる絵柄に色ズレが生じる。

0003

そこで、この色ズレの発生を防止するため、当該版胴によって特定の色の絵柄をウェブに印刷する際に、同時に、そのウェブの空白部に同色のレジスタマークを印刷することを各版胴において実施し、これによってウェブ上に複数のレジスタマークを並べて印刷する。そして、それら複数のレジスタマークの相互間のピッチを検出することで色ズレの有無や程度を求め、得られた結果に基づいて、色ズレが発生すること防止するための見当制御が行われる。

0004

この見当制御では、隣り合う2個の版胴で印刷された2個のレジスタマークを、ゲート信号の有効期間中に2個の光センサで検出し、検出した2個のレジスタマークの同じエッジ間のピッチが所定値となるように、隣り合う2個の版胴の内の下流側の版胴の回転位相を調整し、又は隣り合う2個の版胴の間のウェブのパス長を調整することで、搬送方向の色ズレを修正する。

0005

図3を用いて、多色グラビア輪転印刷機によりウェブに多色印刷する場合を例にとり、見当制御について説明する。この図3の構成に類似の構成は特許文献1に記載がある。

0006

図3に示すグラビア輪転印刷機は、給紙ロール1から繰り出されてガイドローラ2で給送され巻取ロール3に巻き取られる搬送中のウェブ4に対して、その搬送方向の上流から下流に向かって並ぶように、同一速度同一位相で回転する版胴5A、5B、5C、5Dが順次配置されている。そして、例えば、版胴5Aにより黄色の絵柄が、版胴5Bにより赤色の絵柄が、版胴5Cにより青色の絵柄が、版胴5Dにより黒色の絵柄が、それぞれ印刷されることで、ウェブ4に黄色、赤色、青色及び黒色の絵柄が重ね刷りされる。なお、ウェブ4には、版胴5A、5B、5C、5Dに対して、それぞれ圧胴6A、6B、6C、6Dが押し付けられるとき印刷が行われる。

0007

各版胴5A〜5Dの周長は同一であり、それら版胴5A〜5Dが1回転する毎に1葉の絵柄の印刷が行われ、版胴5A〜5Dを通過し終わったウェブ4には、各版胴の周長を1単位とする同一絵柄の多色印刷部分が繰り返し現れる。

0008

見当制御のために、ウェブ4の幅方向における端部の絵柄のない空白の領域に、印刷完了時点では、図4に示すような長方形状のレジスタマーク(見当調整マーク)7A、7B、7C、7Dが並んで印刷される。レジスタマーク7Aは版胴5Aにより黄色で印刷され、レジスタマーク7Bは版胴5Bにより赤色で印刷され、レジスタマーク7Cは版胴5Cにより青色で印刷され、レジスタマーク5Dは版胴5Dにより黒色で印刷される。

0009

各版胴5A〜5D自体には、本来の印刷目的である絵柄印刷部が形成されるとともに、その絵柄印刷部から離れた余白部分に、レジスタマーク7A〜7Dを印刷するためのレジスタマーク印刷部が形成されている。そして、そのレジスタマーク印刷部を非接触で検出して各版胴5A〜5Dの回転位相を初期設定するためのレジスタマーク印刷部検出装置8A、8B、8C、8Dが、それぞれの版胴5A〜5Dに面して配置されている。

0010

また、2番目以降の版胴5B〜5Dの下流には、ウェブ4に印刷されたレジスタマークの内の隣り合う版胴で印刷された2個のレジスタマークを検出するためのレジスタマーク検出装置9B、9C、9Dが配置されている。レジスタマーク検出装置9Bは、版胴5Bの下流に配置されていて、版胴5Aと5Bで印刷されたレジスタマーク7A、7Bを検出し、その検出信号はそれら両レジスタマーク7A、7Bの相互間のピッチの検出に供される。レジスタマーク検出装置9Cは、版胴5Cの下流に配置されていて、版胴5Bと5Cで印刷されたレジスタマーク7B、7Cを検出し、その検出信号はそれら両レジスタマーク7B、7Cの相互間のピッチの検出に供される。レジスタマーク検出装置9Dは、版胴5Dの下流に配置されていて、版胴5Cと5Dで印刷されたレジスタマーク7C、7Dを検出し、その検出信号はそれら両レジスタマーク7C、7Dの相互間のピッチの検出に供される。

0011

各レジスタマーク検出装置9B〜9Dは、ウェブ4に印刷された前記した2個のレジスタマークが到来するタイミングで有効となるゲート信号によって、その検出信号が取り込まれるようになっている。このようなゲート信号を用いるのは、ウェブ4に印刷されるレジスタマークが、そのウェブ4の端部の余白部分に一列に並んで最終的には4個印刷されることになるので、そのうちの目的とする2つのレジスタマークを正確に選択できるようにするためである。

0012

各版胴5A〜5Dはサーボモータ10A、10B、10C、10Dにより独立して同一速度で所定の位相で駆動される。各サーボモータ10A〜10Dの回転軸にはエンコーダ11A、11B、11C、11Dが取り付けられており、それらエンコーダ11A〜11Dはそれぞれサーボモータ10A〜10Dの回転位相を検出する。

0013

見当制御装置12は中央処理装置(CPU)を備えており、稼働用のプログラム、各版胴5A〜5Dの直径、各圧胴6A〜6Dの直径、各レジスタマーク印刷部検出装置8A〜8Dの取付位置、対応する版胴の印刷点間のパス長その他各種のデータが格納されている。そして、レジスタマーク検出装置9B〜9Dの検出結果に基づいて版胴5B〜5Dの位相を調整する他に、版胴5A〜5Dの相互間の位相差の設定及び前記下ゲート信号の発生タイミングの設定を行う。この見当制御装置12には、ラインS1を介してレジスタマーク印刷部検出装置8A〜8Dの出力が入力し、ラインS2を介して各レジスタマーク検出装置9B〜9Dの出力が入力し、ラインS3を介してエンコーダ11A〜11Dの出力が入力する。また、見当制御装置12は、ラインS4を介してサーボモータ10A〜10Dを制御する。

0014

図4に示すようにウェブ4に印刷された見当制御用のレジスタマーク7A〜7Dにおいて、(a)列に示す各レジスタマーク7A〜7Dは、ピッチH1が正規(例えば20mm)に印刷されている。これは、各色の絵柄がウェブ4に正常に印刷されていることを示す。これに対して、(b)列に示す各レジスタマーク7A〜7Dは、レジスタマーク7D(黒色)について、ウェブ4の搬送方向Xの方向に距離d1だけズレが発生している。これは、黒色の絵柄について、ウェブ4の搬送方向Xの方向に距離d1だけズレが発生していることを示している。

0015

このような場合、レジスタマーク7Dのレジスタマーク7Cに対する相対的位置を監視することにより、黒色の絵柄のズレの距離d1を検出することができ、その距離d1が0となるようにサーボモータ10Dを制御して版胴5Dの回転位相を調整する見当制御が実行される。

0016

上記したように、見当制御のためには、隣り合う版胴で印刷された2個のレジスタマークのピッチを検出する必要があり、この検出のためのレジスタマーク検出装置9B〜9Dには、それぞれが光源受光素子を備えた2個の光センサが用いられている。

0017

レジスタマーク検出装置9Dを代表して図5に示す。レジスタマーク検出装置9Bには、ウェブ4の搬送方向Xの下流側に光センサ9D1が配置され、上流側に光センサ9D2が配置されている。光センサ9D1、9D2は、版胴5Cによって印刷されたレジスタマーク7Cと版胴5Dによって印刷されたレジスタマーク7Dとのピッチを検出するために、照射されるレジスタマーク7C,7D上でのスポット光のピッチが、レジスタマーク7C、7DのピッチH1の正規な値に合致するように配置されている。

0018

図6に検出の波形図を示す。図6において、検出信号V9D1は光センサ9D1の検出信号であり、レジスタマーク7A〜7Dの検出パルス7A1、7B1,7C1、7D1を有する。検出信号V9D2は光センサ9D2の検出信号であり、レジスタマーク7A〜7Dの検出パルス7A1、7B1,7C1、7D1を有する。ウェブ4の下流側に配置された光センサ9D1がレジスタマーク7Cを検出した検出パルス7C1の前エッジのタイミングと、上流側に配置された光センサ9D2がレジスタマーク7Dを検出した検出パルス7D1の前エッジのタイミングとが一致すれば、両レジスタマーク7C、7DのピッチH1が正規な値であり、版胴5Dは版胴5Cに対して回転位相差となっていることを示す。

0019

しかし、光センサ9D2で検出したレジスタマーク7Dの検出パルス7D1の前エッジの検出タイミングが、光センサ9D1で検出したレジスタマーク7Cの検出パルス7C1の前エッジのタイミングよりも時間T1だけ進んでいれば、レジスタマーク7Cと7DのピッチH1が正規な値よりも小さく(図4の(b)ではd1だけ短い)、レジスタマーク7Dを印刷した版胴7Dの回転位相がT1だけ進んでいることを示す。この場合は、版胴5Dの回転位相をT1だけ遅らせるようサーボモータ10Dを制御する見当制御が行われる。

0020

なお、レジスタマーク検出装置9Dの光センサ9D1、9D2からは、その検出出力をそのままとすると、図6に示したように、レジスタマーク7Cと7Dの検出パルス7C1、7D1のみでなく、レジスタマーク7A,7Bの検出パルス7A1、7B1も出力するので、現在の見当制御に使用すべき検出パルス7C1、7D1を選択するために、ゲート信号Vgate_Dが使用され、そのゲート信号Vgate_Dの有効期間T0に検出パルス7C1,7D1が検出されるようになっている。

0021

ところで、多色印刷では、前記した例では、黄色、赤色、青色、黒色の印刷が行われるが、このうちの黄色で印刷されたレジスタマーク7Aは、ウェブ4の地色が白色の場合は、通常の白色光を照射しても、レジスタマーク検出装置9Bの光センサでそのレジスタマーク7Aの形状を明確に検出することが困難であった。ウェブ4が段ボール紙のように色の場合にはさらに困難であった。また、青色で印刷されたレジスタマーク7Cについても同様な問題があった。

0022

そこで、従来では、黄色のレジスタマーク7Aを検出するために、青色フィルタを使用して黄色の検出能力を向上させたり、あるいは光源として青色LEDと赤色LEDを使用してその両LEDを同時点灯させて黄色の検出能力を向上させていた(特許文献2)。

先行技術

0023

特開平6−079863号公報
特開平8−156235号公報

発明が解決しようとする課題

0024

しかしながら、青色フィルタを使用したり青色LEDと赤色LEDを同時点灯して使用するレジスタマーク検出装置では、黄色のレジスタマークの検出以外では高い検出感度を得ることができない問題があった。

0025

本発明の目的は、各色のレジスタマーク検出用の光センサとして、共通で検出感度の高いものを使用することができるようにして、上記した問題を解決したレジスタマーク検出装置の光センサを提供することである。

課題を解決するための手段

0026

上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、複数の版胴によって搬送中のウェブに印刷される見当制御のための複数の互いに異なった色のレジスタマークを個々に検出する多色印刷機におけるレジスタマーク検出装置の光センサにおいて、前記レジスタマークに光を照射する光源と、前記レジスタマークで反射された光を受光する受光素子を備え、前記光源は、照射光の色が切替可能に構成され、検出すべきレジスタマークの色が特定の色のとき、該特定の色に対して補色乃至反対色の関係にある色の光を照射することを特徴とする。

0027

請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の光センサにおいて、前記光源は、白色光源と青色LEDと赤色LEDとを備え、検出すべきレジスタマークが黄色のときは前記青色LEDのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが青色のときは前記赤色LEDのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが赤色又は黒色のときは前記白色光源のみが点灯することを特徴とする。

0028

請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の光センサにおいて、前記光源は、青色LEDと緑色LEDと赤色LEDとを備え、検出すべきレジスタマークが黄色のときは前記青色LEDのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが青色のときは前記赤色LEDのみが点灯し、検出すべきレジスタマークが赤色又は黒色のときは前記青色LEDと前記緑色LEDと前記赤色LEDのすべてが点灯することを特徴とする。

発明の効果

0029

本発明の光センサによれば、光源の照射光の色を、検出すべきレジスタマークの色に応じて最適な色に切り替えることができるので、異なった色に印刷された複数のレジスタマークのそれぞれを1種類の光センサを用いて高い検出感度で検出することができる。

図面の簡単な説明

0030

本発明の実施例のレジスタマーク検出装置の説明図である。
(a)はレジスタマーク検出装置9Bの説明図、(b)はレジスタマーク検出装置9Cの説明図、(c)はレジスタマーク検出装置9Dの説明図である。
多色グラビア印刷機の概略構成図である。
見当制御の説明図である。
レジスタマーク検出装置9Dがレジスタマーク7C,7Dを検出する説明図である。
レジスタマーク検出装置9Dで検出した検出信号とゲート信号の波形図である。

実施例

0031

本発明の実施例のレジスタマーク検出装置の光センサの光源は、検出対象のレジスタマークの色に応じて検出のための照射光を切り替える。前述したように、黄色のレジスタマーク7Aは、白色光を照射して検出するとき、ウェブ4の地色(茶色、白色)との区別がつきにくく、高い検出感度を得ることができないので、その黄色に対して補色乃至反対色の関係にある青色の光を照射する。また、青色のレジスタマーク7Cについても、これを白色光で照射して検出するとき、同様にウェブ4の地色との区別がつきにくく、高い検出感度を得ることができないので、その青色に対して補色乃至反対色の関係にある赤色の光を照射する。さらに、赤色のレジスタマーク7Cと黒色のレジスタマーク7Dについては、白色光を照射することでウェブ4の地色から区別して高い感度で検出することができるので、その白色光を照射する。

0032

図1に本発明の1つの実施例のレジスタマーク検出装置90の構成を示す。このレジスタマーク検出装置90は、図3で説明したレジスタマーク検出装置9B〜9Dとして使用されるものである。レジスタマーク検出装置90において、91は隣り合う2個の版胴で印刷された2個のレジスタマークの内の下流側のレジスタマークを検出するための光センサ、92は上流側のレジスタマークを検出するための光センサである。そして、光センサ91の光源911によるレジスタマークでのスポット光と光センサ92の光源921によるレジスタマークでのスポット光とのピッチは、検出すべき2個のレジスタマークのピッチの正規の値に合致している。

0033

光センサ91は光源911と受光素子912を備える。光源911は白色光を発生するハロゲンランプ911wと、青色LED911bと、赤色LED911rからなる。受光素子912はホトダイオード又はホトトランジスタで構成されている。

0034

そして、光センサ91の光源911は、黄色のレジスタマーク7Aを検出するときは青色LED911bのみが点灯し、赤色レジスタマーク7Bを検出するときはハロゲンランプ911wが点灯し、青色レジスタマーク7Cを検出するときは赤色LED911rのみが点灯するよう制御される。なお、黒色レジスタマークを検出するときはハロゲンランプ911wのみが点灯するよう制御すべきであるが、図4に示したようにレジスタマーク7A〜7Dが並んでいるときは、光源911が黒色レジスタマーク7Dを検出することはない(図2(c)参照)。

0035

光センサ92も光源921と受光素子922を備える。光源921は白色光を発生するハロゲンランプ921wと、青色LED921bと、赤色LED921rからなる。受光素子922はホトダイオード又はホトトランジスタで構成されている。

0036

そして、光センサ92の光源921は、青色レジスタマーク7Cを検出するときは赤色LED921rのみが点灯し、赤色レジスタマーク7B又は黒色レジスタマーク7Dを検出するときはハロゲンランプ921wが点灯するよう制御される。なお、黄色のレジスタマークを検出するときは青色LED921bのみが点灯するよう制御すべきであるが、図4に示したようにレジスタマーク7A〜7Dが並んでいるときは、光源921が黄色レジスタマーク7Aを検出することはない(図2(a)参照)。

0037

したがって、図4に示したように各色のレジスタマーク7A〜7Dが並んで印刷されているときは、レジスタマーク検出装置90を図3で説明したレジスタマーク検出装置9Bとして使用するときは、上流側の光センサ92の光源921は赤色のレジスタマーク7Bを検出するためにハロゲンランプ921wのみが点灯し、下流側の光センサ91の光源911は黄色のレジスタマーク7Aを検出するために青色LED911bのみが点灯する(図2(a)参照)。

0038

また、レジスタマーク検出装置90を図3で説明したレジスタマーク検出装置9Cとして使用するときは、上流側の光センサ92の光源921は青色のレジスタマーク7Cを検出するために赤色LED911rのみが点灯し、下流側の光センサ91の光源911は赤色のレジスタマーク7Bを検出するためにハロゲンランス911wのみが点灯する(図2(b)参照)。

0039

また、レジスタマーク検出装置90を図3で説明したレジスタマーク検出装置9Dとして使用するときは、上流側の光センサ92の光源921は黒色のレジスタマーク7Dを検出するためにハロゲンランス921wのみが点灯し、下流側の光センサ91の光源911は青色のレジスタマーク7Cを検出するために赤色LED911rのみが点灯する(図2(c)参照)。

0040

なお、光源911、912は、青色LED、赤色LEDの他に、緑色LEDも組み合わせれば、それら3色のLEDによって白色光を生成することができるので、この場合は白色光用のハロゲンランプは不要となる。

0041

また、レジスタマーク検出装置90のウェブ4に臨む先端部分を第1〜4の光ファイバで構成して、第1の光ファイバの後端を光源911に、第2の光ファイバの後端を受光素子912に、第3の光ファイバの後端を光源921に、第4の光ファイバの後端を受光素子912に、それぞれ結合すれば、それら光源911,912や受光素子912,922をウェブ4から離れた場所に配置することができ、その配置場所選定の自由度が高くなる。

0042

1:給紙ロール
2:ガイドローラ
3:巻取ロール
4:ウェブ
5A〜5D:版胴
6A〜6D:圧胴
7A〜7D:レジスタマーク
8A〜8D:レジスタマーク印刷部検出装置
9B〜9D,90:レジスタマーク検出装置、9D1,9D2,91,92:光センサ、911:光源、911b:青色LED、911r:赤色LED、911w:ハロゲンランプ、912:受光素子、921:光源、921b:青色LED、921r:赤色LED、921w:ハロゲンランプ、922:受光素子
10A〜10D:サーボモータ
11A〜11D:エンコーダ
12:見当制御装置

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