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技術 システム、仮想化制御装置、仮想化制御装置の制御方法及びプログラム

出願人 日本電気株式会社
発明者 吉村裕貴篠澤博一菊池芳紀籔下直哉
出願日 2016年1月26日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-572056
公開日 2017年12月14日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 WO2016-121754
状態 特許登録済
技術分野 マルチプログラミング 広域データ交換
主要キーワード 稼働状態データ ストーレッジ CPUクロック数 オーケストレーション リソース関連 物理コア 障害要因 追加配置
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (15)

課題・解決手段

NFVが適用されたネットワークを制御するために必要な汎用サーバの情報を容易に登録することができるシステムを提供する。システムは、ハードウェア資源仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバと、仮想化制御装置と、を含む。仮想化制御装置は、サーバに対し、ハードウェア資源に関する第1の情報を要求し、サーバから取得した第1の情報に応じた第2の情報を登録すると共に、第2の情報を、仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる。

概要

背景

近年、サーバ装置コンピューティングストレージ仮想化のほか、さらに、ネットワーク機能を仮想化する技術として、サーバ上のハイパーバイザ(HyperVisor)等の仮想化レイヤ上に実装した仮想マシン(VM:Virtual Machine)で稼働するアプリケーション等によりソフトウェア的にネットワーク機能を実現するNFV(Network Functions Virtualization)等が知られている。専用機器(例えばLTE(Long Term Evolution)モバイル網ノード(例えばMME(Mobility Management Entity)、P−GW(Packet data network Gateway)、S−GW(Serving Gateway)等))に対して、NFVでは汎用サーバ上の仮想化技術で実現し、機能を随時変更することができる。また、固定電話モバイル通信専用線マシン間通信等の通信サービスを、共通ネットワークで提供することができる(例えば非特許文献1参照)。

概要

NFVが適用されたネットワークを制御するために必要な汎用サーバの情報を容易に登録することができるシステムを提供する。システムは、ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバと、仮想化制御装置と、を含む。仮想化制御装置は、サーバに対し、ハードウェア資源に関する第1の情報を要求し、サーバから取得した第1の情報に応じた第2の情報を登録すると共に、第2の情報を、仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる。

目的

また、固定電話モバイル通信、専用線、マシン間通信等の通信サービスを、共通ネットワークで提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ハードウェア資源仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバと、前記サーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求し、前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録すると共に、前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる、仮想化制御装置と、を含むシステム

請求項2

前記仮想化制御装置は、前記VNFの実行基盤を提供するNFVI(Network Function Virtualization Infrastructure)上にて、ネットワークサービスを実現するNFV統合管理部と、前記NFVIのリソース管理と制御を行う仮想基盤管理部と、を備え、前記仮想基盤管理部は、前記サーバに対し、前記第1の情報を要求し、前記サーバから前記第1の情報を取得すると共に、前記第1の情報に基づき、前記VNFを制御する際に必要な前記サーバに関する前記第2の情報を生成し、前記第2の情報を前記NFV統合管理部に提供し、前記NFV統合管理部は、前記第2の情報を記憶部に登録すると共に、前記第2の情報に基づいて前記VNFを制御する、請求項1のシステム。

請求項3

前記仮想基盤管理部は、前記サーバに対して、前記第1の情報の要求を所定の規則に従って行い、前記サーバのハードウェア構成が変化したことに応じて内容が変化した前記第1の情報を取得した場合には、前記変化後の第1の情報に基づき、新たな前記第2の情報を生成し、前記新たな第2の情報を前記NFV統合管理部に提供し、前記NFV統合管理部は、前記記憶部を前記新たな第2の情報により更新すると共に、前記新たな第2の情報に基づいて前記VNFを制御する、請求項2のシステム。

請求項4

前記仮想基盤管理部は、前記サーバから前記第1の情報を取得できない場合には、前記NFV統合管理部に対して、前記第1の情報を取得できないサーバの不存在を通知し、前記NFV統合管理部は、前記サーバの不存在の通知を受信した場合に、前記不存在のサーバに対応する前記第2の情報を前記記憶部から削除する、請求項3のシステム。

請求項5

前記サーバの仮想化レイヤは、前記第1の情報の提供に関する要求を受け付けると、前記ハードウェア資源に関する情報が記載されたファイルを参照、又は、前記ハードウェア資源に関する情報を取得するためのコマンドを利用し、前記ハードウェア資源情報を収集する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシステム。

請求項6

ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求し、前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録すると共に、前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる、仮想化制御装置。

請求項7

前記VNFの実行基盤を提供するNFVI(Network Function Virtualization Infrastructure)上にて、ネットワークサービスを実現するNFV統合管理部と、前記NFVIのリソース管理と制御を行う仮想基盤管理部と、をさらに備え、前記仮想基盤管理部は、前記サーバに対し、前記第1の情報を要求し、前記サーバから前記第1の情報を取得すると共に、前記第1の情報に基づき、前記VNFを制御する際に必要な前記サーバに関する前記第2の情報を生成し、前記第2の情報を前記NFV統合管理部に提供し、前記NFV統合管理部は、前記第2の情報を記憶部に登録すると共に、前記第2の情報に基づいて前記VNFを制御する、請求項6の仮想化制御装置。

請求項8

前記仮想基盤管理部は、前記サーバに対して、前記第1の情報の要求を所定の規則に従って行い、前記サーバのハードウェア構成が変化したことに応じて内容が変化した前記第1の情報を取得した場合には、前記変化後の第1の情報に基づき、新たな前記第2の情報を生成し、前記新たな第2の情報を前記NFV統合管理部に提供し、前記NFV統合管理部は、前記記憶部を前記新たな第2の情報により更新すると共に、前記新たな第2の情報に基づいて前記VNFを制御する、請求項7の仮想化制御装置。

請求項9

前記仮想基盤管理部は、前記サーバから前記第1の情報を取得できない場合には、前記NFV統合管理部に対して、前記第1の情報を取得できないサーバの不存在を通知し、前記NFV統合管理部は、前記サーバの不存在の通知を受信した場合に、前記不存在のサーバに対応する前記第2の情報を前記記憶部から削除する、請求項8の仮想化制御装置。

請求項10

ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求するステップと、前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録するステップと、前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いるステップと、を含む仮想化制御装置の制御方法

請求項11

ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求する処理と、前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録する処理と、前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる処理と、を仮想化制御装置を制御するコンピュータに実行させるプログラム

技術分野

0001

[関連出願についての記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2015−014615号(2015年1月28日出願)に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、ネットワーク仮想化に関するシステム仮想化制御装置、仮想化制御装置の制御方法及びプログラムに関する。

背景技術

0002

近年、サーバ装置コンピューティングストレージの仮想化のほか、さらに、ネットワーク機能を仮想化する技術として、サーバ上のハイパーバイザ(HyperVisor)等の仮想化レイヤ上に実装した仮想マシン(VM:Virtual Machine)で稼働するアプリケーション等によりソフトウェア的にネットワーク機能を実現するNFV(Network Functions Virtualization)等が知られている。専用機器(例えばLTE(Long Term Evolution)モバイル網ノード(例えばMME(Mobility Management Entity)、P−GW(Packet data network Gateway)、S−GW(Serving Gateway)等))に対して、NFVでは汎用サーバ上の仮想化技術で実現し、機能を随時変更することができる。また、固定電話モバイル通信専用線マシン間通信等の通信サービスを、共通ネットワークで提供することができる(例えば非特許文献1参照)。

先行技術

0003

ETSI GS NFV 002 V1.2.1 (2014-12) Network Functions Virtualisation (NFV); Architectural Framework 第13〜18頁、2015年1月20日検索インターネット<URL:http://www.etsi.org/deliver/etsi_gs/NFV/001_099/002/01.02.01_60/gs_NFV002v010201p.pdf>

発明が解決しようとする課題

0004

以下、関連技術について分析する。

0005

提供するサービスの変更、処理能力の増強、設備保守等の要請から、仮想マシンを稼働させるための汎用サーバを追加することがある。その際、追加された汎用サーバをネットワークに接続するだけでは、追加された汎用サーバは、NFVが適用されたネットワークのリソースとして扱われない。つまり、NFVが適用されたネットワークを制御・管理する装置(後述の仮想化制御装置又はMANO;Management and Network Orchestration)に対し、追加された汎用サーバに関するハードウェアスペック(例えば、CPU(Central Processing Unit)の性能やメモリ容量等)を登録する必要がある。

0006

このような場合の対応の1つとして、ネットワーク管理者が、追加する汎用サーバに関する情報を収集し、装置に入力することが考えられる。しかしながら、NFVが適用されたネットワークは、膨大な数の汎用サーバから構成されているのが通常である。そのため、ネットワークに汎用サーバを追加するたびに、ネットワーク管理者が必要な情報を収集し、装置に登録するという対応には限界がある。具体的には、追加する汎用サーバの仕様取り違え、間違った情報が登録されてしまったり、汎用サーバが物理的にネットワークに接続されたにも関わらず当該汎用サーバの登録がなされなかったりといったヒューマンエラーが発生する可能性がある。

0007

上記のようなヒューマンエラーが現実に発生すると、仮想化制御装置(MANO)は誤った情報に基づいて仮想マシンの配置等を行うことになり、当該仮想マシン上では必要なネットワーク機能が実現されず、ネットワークの障害要因となり得る。また、仮想化制御装置(MANO)に対して汎用サーバの存在を認識させなければ、ネットワークの設備を増強したことにならない。

0008

本発明は、上記課題に鑑みて創案されたものであって、その主たる目的は、NFVが適用されたネットワークを制御するために必要な汎用サーバの情報を容易に登録することができるシステム、仮想化制御装置、仮想化制御装置の制御方法及びプログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

本発明の第1の視点によれば、ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバと、前記サーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求し、前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録すると共に、前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる、仮想化制御装置と、を含むシステムが提供される。

0010

本発明の第2の視点によれば、ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求し、前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録すると共に、前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる、仮想化制御装置が提供される。

0011

本発明の第3の視点によれば、ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求するステップと、前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録するステップと、前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いるステップと、を含む仮想化制御装置の制御方法が提供される。

0012

本発明の第4の視点によれば、ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求する処理と、前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録する処理と、前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる処理と、を仮想化制御装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリハードディスク磁気記録媒体光記録媒体等の非トランジェント(non-transient)なものとすることができる。本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。

発明の効果

0013

本発明の各視点によれば、NFVが適用されたネットワークを制御するために必要な汎用サーバの情報を容易に登録することができるシステム、仮想化制御装置、仮想化制御装置の制御方法及びプログラムが、提供される。

図面の簡単な説明

0014

一実施形態の概要を説明するための図である。
第1の実施形態に係るシステム構成の一例を示す図である。
第1の実施形態に係るサーバの構成の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る仮想化制御装置の構成の一例を示す図である。
VM要求仕様データベースの一例を示す図である。
サーバスペック情報データベースの一例を示す図である。
VM稼働状態データベースの一例を示す図である。
第1の実施形態に係るシステム構成の一例を示す図である。
仮想化制御装置にサーバスペック情報を登録する際の動作を説明するためのシーケンス図の一例である。
サーバスペック情報データベースの一例を示す図である。
第1の実施形態に係るシステムにおいて、リソースプールに仮想マシンを追加配置する動作の一例を示すシーケンス図である。
第2の実施形態に係るシステムの動作の一例を示すシーケンス図である。
第3の実施形態に係るシステムの動作の一例を示すシーケンス図である。
NFVを説明するための図である。

実施例

0015

初めに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。

0016

一実施形態に係るシステムは、ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバ101と、仮想化制御装置102と、を含む。仮想化制御装置102は、サーバ101に対し、ハードウェア資源に関する第1の情報(例えば、後述のハードウェア資源情報)を要求し、サーバ101から取得した第1の情報に応じた第2の情報(例えば、後述のサーバスペック情報)を登録すると共に、第2の情報を、仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる。

0017

例えば、ネットワーク管理者は、サーバをNFVが適用されたネットワークに追加する場合、仮想化制御装置102にサーバの追加指示を入力する。指示を受けた仮想化制御装置102は、サーバ101に問い合わせ、サーバ101のハードウェアスペック(第1の情報)を入手する。仮想化制御装置102は、当該第1の情報から、NFVが適用されたネットワークを制御するために必要なサーバ101に関する情報を生成し、登録する。そのため、ネットワーク管理者自身が、サーバ101のハードウェアスペックを収集し、仮想化制御装置102に入力する必要が無い。即ち、NFVが適用されたネットワークを制御するための必要な汎用サーバの情報登録が容易となる。

0018

以下に具体的な実施の形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。なお、各実施形態において同一構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。

0019

[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
<システム構成>
図2は、第1の実施形態に係るシステム構成の一例を示す図である。図2に示すシステムは、EMS(Element Management System:要素管理システム)10と、仮想化制御装置20と、複数のサーバ(物理マシン;Physical Machine)からなるリソースプール30を含んで構成される。リソースプール30は、サーバ31−1〜31−n(nは正の整数、以下同じ)からなる。なお、サーバ31−1〜31−nを区別する特段の理由がない場合には、単に「サーバ31」と表記する。

0020

EMS10は、保守管理システムであり、例えば仮想マシンの管理、設定、保守を行う。EMS10は、仮想化制御装置20と通信する。

0021

仮想化制御装置20は、サーバ31上の仮想マシンの監視、制御を行う。仮想化制御装置20は、例えば、サーバ(物理マシン又は物理サーバ)31のハイパーバイザ等の仮想化レイヤと通信し、仮想マシン(VM)の構成(configuration)や状態(state)情報の交換、仮想マシンに割り付けられる仮想CPU等仮想化ハードウェア資源の構成や状態情報の交換を行い、仮想マシンの配置、制御、EMS10との通信を行う。

0022

リソースプール30は、サーバ31−1〜31−nのリソースを管理するグループである。なお、図2では、仮想化制御装置20が制御・管理する1つのリソースグループを例示しているが、仮想化制御装置20が制御・管理するリソースグループの数を限定する趣旨ではない。

0023

<サーバ>
図3は、サーバ31の構成の一例を示す図である。図3を参照すると、サーバ31は、コンピューティングハードウェア(例えばCPUコア)や、ストレージハードウェア(HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)等)、ネットワークハードウェア等のハードウェア(Hardware:HW)資源32を備える。サーバ31は、さらに、仮想化機能を構成するハイパーバイザ等の仮想化レイヤ33と、仮想CPU(vCPU)等、仮想化レイヤ33でハードウェア資源32を仮想化した仮想ハードウェア資源34と、仮想マシン35と、を備える。仮想マシン35は、ゲストOS36上でアプリケーション(不図示)を実行し、例えばネットワーク機能(Network Function:NF)の仮想化(NFV)を実現する。

0024

サーバ31の仮想マシン35上にて実現されたネットワーク機能は、NFVが適用されたネットワーク上で稼働する。仮想化制御装置20には、サーバ31のハードウェアスペック(例えば、CPUコア数等)が、サーバスペック情報として登録されている。仮想化制御装置20は、当該サーバスペック情報に基づいて、サーバ31への仮想マシン35の配置及びゲストOS36上のアプリケーション制御等を行う。

0025

<仮想化制御装置>
図4は、仮想化制御装置20の構成の一例を示す図である。図4を参照すると、仮想化制御装置20は、NFV統合管理部21と、VNF管理部22、仮想基盤管理部23と、通信制御部24と、を備える。

0026

NFV統合管理部21は、VNFとその実行基盤をなすNFVI(Network Function Virtualization Infrastructure)のオーケストレーションと管理を行う。なお、VNFの実行基盤をなすNFVIとは、例えば、サーバ31のハードウェア資源32に含まれるコンピューティング、ストレージ、ネットワーク機能等を、仮想化レイヤ33により仮想化した仮想ハードウェア資源34として柔軟に扱えるようにした基盤である。

0027

NFV統合管理部21は、NFVI上でネットワークサービスを実現する。具体的には、NFV統合管理部21は、サーバ31の仮想マシン35にて実行されるアプリケーションとしてのVNFへのリソース割り当て、VNFの管理(オートヒーリングオートスケーリング)、VNFのライフサイクルの管理等を行う。

0028

NFV統合管理部21は、仮想マシン配置部201と、サーバスペック情報管理部202と、VM要求仕様データベース(DB;Data Base)211と、サーバスペック情報データベース212と、VM稼働状態データベース213と、を含む。

0029

仮想マシン配置部201は、EMS10を介したネットワーク管理者からの指示に基づき、リソースプール30に含まれるサーバ31上に仮想マシンを配置する手段である。その際、仮想マシン配置部201は、上記各種データベースに登録された情報を用いて、サーバ31上に仮想マシンを配置する。

0030

サーバスペック情報管理部202は、リソースプール30に含まれるサーバ31のサーバスペック情報を管理する手段である。ネットワーク管理者は、例えば、リソースプール30にサーバを追加する指示を、EMS10を介して仮想化制御装置20に行う。サーバスペック情報管理部202は、当該指示に基づき、追加するサーバのサーバスペック情報の送信要求(以下、サーバスペック情報送信要求と表記する)を、仮想基盤管理部23に行う。サーバスペック情報管理部202は、仮想基盤管理部23からの応答として、追加するサーバのサーバスペック情報を取得し、当該情報をリソースプール30に追加するサーバのサーバスペック情報として、サーバスペック情報データベース212に登録する。

0031

VM要求仕様データベース211は、サーバ31に構築される各仮想マシンが要求する仕様を記憶する手段である。図5は、VM要求仕様データベース211の一例を示す図である。図5を参照すると、VM要求仕様データベース211は、例えば、サーバ31に仮想マシンを構築するのに必要なCPUコア数、CPUクロック数、メモリ容量、ハードディスク容量、NIC(Network Interface Card)数等に関する情報を記憶する。

0032

サーバスペック情報データベース212は、上述のように、サーバスペック情報管理部202が取得したサーバスペック情報を記憶する手段である。図6は、サーバスペック情報データベース212の一例を示す図である。図6を参照すると、サーバスペック情報データベース212は、リソースプール30に含まれるサーバ31のハードウェアスペックを記憶する。なお、サーバスペック情報データベース212を構成するフィールドは、少なくともVM要求仕様データベース211を構成するフィールドを含む。例えば、VM要求仕様データベース211が、「CPUコア数」及び「CPUクロック数」に係るフィールドから構成される場合には、サーバスペック情報データベース212には少なくとも当該2つのフィールドが含まれる。

0033

VM稼働状態データベース213は、各サーバに構築されている仮想マシンに関する情報を記憶する手段である。図7は、VM稼働状態データベース213の一例を示す図である。図7に示すように、VM稼働状態データベース213は、各サーバにて稼働中の仮想マシンを記憶する。

0034

図4を参照すると、VNF管理部22は、VNFのライフサイクル管理(設置、更新、検索、スケーリング、終了等)及びイベント通知を行う。例えば、VNF管理部22は、サーバ31の仮想化レイヤ33を介してサーバ31上に仮想マシン35を配置する。

0035

仮想基盤管理部23は、NFVIのリソース管理と制御を行う。具体的には、仮想基盤管理部23は、サーバ31のハードウェア資源32に含まれるコンピューティング、ストレージ、ネットワーク機能等のリソースの管理(要求に応じたリソースの割り当て、リソース情報の監視等)を行う。仮想基盤管理部23が行うNFVIのリソース管理には、サーバ31のハードウェア資源32に関する情報(以下、ハードウェア資源情報と表記する)を取得し、当該情報をNFV統合管理部21に通知することが含まれる。

0036

仮想基盤管理部23は、ハードウェア(Hardware:HW)資源情報要求部301と、ハードウェア資源情報取得部302と、サーバスペック情報生成部303と、サーバスペック情報応答部304と、を含んで構成される。

0037

ハードウェア資源情報要求部301は、サーバを指定し、当該指定したサーバの仮想化レイヤ33に対し、ハードウェア資源情報の送信要求を行う。

0038

ハードウェア資源情報取得部302は、上記指定されたサーバの仮想化レイヤ33から送信されるハードウェア資源情報を取得する。ハードウェア資源情報取得部302は、取得したハードウェア資源情報を、サーバスペック情報生成部303に引き渡す。

0039

サーバスペック情報生成部303は、取得したハードウェア資源情報に基づいて、サーバスペック情報を生成する。サーバスペック情報生成部303は、生成したサーバスペック情報を、サーバスペック情報応答部304に引き渡す。

0040

サーバスペック情報応答部304は、取得したサーバスペック情報を、サーバスペック情報管理部202からの要求(サーバスペック情報送信要求)に対する応答として、サーバスペック情報管理部202に送信する。

0041

通信制御部24は、EMS10、サーバ31との通信を制御する。なお、図4では、通信制御部24がEMS10、サーバ31との通信制御を担う構成を開示しているが、通信先機器ごとに通信制御部を設けても良いことは勿論である。

0042

次に、図8に示すように、リソースプール30にサーバ42を追加する際の第1の実施形態に係るシステムの動作について、図9を参照しつつ説明する。なお、サーバ42の基本構成は、サーバ31と同じであるため、その説明を省略する。

0043

ネットワーク管理者は、EMS10に対し、サーバ42をリソースプール30に追加(登録)する指示を行う。例えば、ネットワーク管理者は、サーバ42に割り当てられたIP(Internet Protocol)アドレスをEMS10に入力し、当該IPアドレスを持つサーバをリソースプール30に登録するように指示する(ステップS101)。

0044

EMS10は、仮想化制御装置20に対し、サーバ42のIPアドレスを伴った、サーバ42の登録指示を送信する(ステップS102)。

0045

仮想化制御装置20のサーバスペック情報管理部202は、上記EMS10からの登録指示を、通信制御部24を介して受信し、サーバ42のIPアドレスを伴ったサーバスペック情報送信要求を仮想基盤管理部23に行う(ステップS103)。

0046

仮想基盤管理部23のハードウェア資源情報要求部301は、サーバ42の仮想化レイヤ33に対し、ハードウェア資源情報の送信要求を行う(ステップS104)。

0047

ハードウェア資源情報の送信要求を受信した仮想化レイヤ33は、自サーバ(サーバ42)のハードウェア資源情報を収集する。仮想化レイヤ33は、ハードウェア資源32に関する情報が記載されたファイルを参照、又は、ハードウェア資源32に関する情報を取得するためのOS(Operation System)コマンドを利用し、ハードウェア資源情報を収集する。仮想化レイヤ33は、収集したハードウェア資源情報を、仮想化制御装置20に送信する(ステップS105)。

0048

なお、仮想化レイヤ33が収集するハードウェア資源情報には、例えば、(1)ホスト名、(2)OS情報、(3)CPU情報(CPUクロック数、物理コア数)、(4)メモリ情報、(5)ディスク容量情報、(6)NIC(Network Interface Card)情報(物理NIC数、使用可帯域量)等が含まれる。即ち、仮想化レイヤ33が収集するハードウェア資源情報には、例えば、CPUクロック数や物理コア数といったコンピューティングハードウェア、メモリ容量といったストレージハードウェア、物理NIC数といったネットワークハードウェアに関する情報が含まれる。

0049

仮想化制御装置20のハードウェア資源情報取得部302は、通信制御部24を介して、サーバ42から送信されるハードウェア資源情報を受信し、サーバスペック情報生成部303に引き渡す(ステップS106)。

0050

サーバスペック情報生成部303は、取得したハードウェア資源情報に基づいて、サーバスペック情報を生成する。具体的には、サーバスペック情報生成部303は、取得したハードウェア資源情報から、サーバスペック情報を生成するのに必要な情報を選択すると共に、予め定めたフォーマットに当該情報を変換することで、サーバスペック情報を生成する(ステップS107)。サーバスペック情報生成部303は、生成したサーバスペック情報を、サーバスペック情報応答部304に引き渡す。

0051

ここで、サーバの仕様が異なれば、各サーバが送信するハードウェア資源情報の内容は多種多様となる。つまり、サーバによっては、NFV統合管理部21が必要としない情報を、ハードウェア資源情報として送信してくることも想定される。そのため、サーバスペック情報生成部303は、取得したハードウェア資源情報から、NFV統合管理部21が必要とする情報を選抜する。さらに、同じ内容を示す場合であっても、その表現方式が異なる場合がある。このような場合には、サーバスペック情報生成部303は、取得したハードウェア資源情報に含まれる情報を統一されたフォーマットに変換する。サーバスペック情報生成部303は、上記のような処理を行うことで、ハードウェア資源情報から、NFV統合管理部21が必要とする情報(サーバスペック情報)を生成する。

0052

なお、サーバが送信するハードウェア資源情報に対して何らの加工をすることなく、サーバスペック情報として使用できる場合には、サーバスペック情報生成部303における処理は不要である。換言するならば、サーバスペック情報とハードウェア資源情報が一致する場合もあり得る。

0053

サーバスペック情報応答部304は、サーバスペック情報を、サーバスペック情報送信要求に対する応答として、サーバスペック情報管理部202に送信する。サーバスペック情報管理部202は、サーバスペック情報を取得し、当該取得したサーバスペック情報を、サーバスペック情報データベース212に登録する(データベースにエントリを追加する;図10参照)。また、サーバスペック情報管理部202は、リソースプール30にサーバ42を追加する処理が完了した旨の通知を、EMS10に対して行う(ステップS108)。

0054

次に、図11を参照しつつ、リソースプール30に仮想マシンを追加配置する際の動作について説明する。図11は、図2図3図8を参照した実施形態のシステムにおいて、リソースプール30に仮想マシンVM2を追加配置する動作の一例を示すシーケンス図である。

0055

EMS10は、ネットワーク管理者からのリソースプール30に仮想マシンVM2を追加配置する旨の指示を入力する(ステップS201)。

0056

仮想マシン配置部201は、通信制御部24を介して、EMS10からの仮想マシンVM2追加配置指示を受信する。仮想マシン配置部201は、VM要求仕様データベース211、サーバスペック情報データベース212及びVM稼働状態データベース213を参照し、仮想マシンVM2の配置先を決定する(ステップS202)。

0057

仮想マシン配置部201は、VM稼働状態データベース213にアクセスし、リソースプール30の各サーバ(サーバ31−1〜31−n、サーバ42)上での仮想マシンの稼働状態に関する情報を取得する。仮想マシン配置部201は、VM要求仕様データベース211にアクセスし、各仮想マシンが必要とするリソースに関する情報を取得する。仮想マシン配置部201は、サーバスペック情報データベース212にアクセスし、各サーバの有するハードウェアスペックを取得する。仮想マシン配置部201は、上記3つのデータベースから得られる情報に基づいて、各サーバの空きリソース情報を算出する。

0058

例えば、図7を参照すると、サーバ31−1には仮想マシンVM1と仮想マシンVM2が構築され、稼働している状態にある。また、図5を参照すると、仮想マシンVM1の稼働にはCPUコアがA1個、仮想マシンVM2の稼働にはCPUコアがB1個それぞれ必要であることが分かる。さらに、図10を参照すると、サーバ31−1が有するCPUコア数は、C1個であることが分かる。従って、仮想マシン配置部201は、サーバ31−1のCPUコア数に関する空きリソースを、C1−(A1+B1)個として計算できる。仮想マシン配置部201は、上記のような計算により、各サーバ(サーバ31−1〜31−n、サーバ42)についての空きリソースを計算する。

0059

仮想マシン配置部201は、例えば、空きリソース量が大きいサーバを、仮想マシンの配置先として決定する。サーバ42がリソースプール30に追加された直後であり、サーバ42にはいずれの仮想マシンも構築されていないとすれば、サーバ42に関する空きリソース量が最大となることが多いと考えられる。そこで、仮想マシン配置部201は、サーバ42を、仮想マシンVM2の配置先として決定したものとする。仮想マシン配置部201は、VNF管理部22に対し、サーバ42に仮想マシンVM2の構築を指示する。

0060

上記指示を受信したVNF管理部22は、サーバ42の仮想化レイヤ33に対し、仮想マシンVM2の構築を指示する(ステップS203)。

0061

サーバ42の仮想化レイヤ33は、指示された仮想マシンVM2を構築し、仮想マシンVM2の構築が終了すると、その旨を仮想化制御装置20に応答する(ステップS204)。

0062

VNF管理部22は、サーバ42上に仮想マシンVM2の構築が終了した旨を、仮想マシン配置部201に通知する(ステップS205)。

0063

仮想マシン配置部201は、VM稼働状態データベース213に新たにエントリを追加し、サーバ42上にて仮想マシンVM2が稼働しているという情報を登録する(あるいは、VM稼働状態データベース213を更新する)。また、仮想マシン配置部201は、通信制御部24を介してEMS10に対し、サーバ42上に仮想マシンVM2を構築した旨を応答する(ステップS206)。

0064

以上のように、第1の実施形態に係る仮想化制御装置20は、ネットワーク管理者等からのサーバ追加指示に基づき、追加するサーバに対してハードウェア資源情報の提供を要求する。仮想化制御装置20は、取得したハードウェア資源情報を適宜加工し、NFVが適用されたネットワークを制御するための情報(サーバスペック情報)を生成する。また、仮想化制御装置20は、サーバと当該サーバのサーバスペック情報の対応関係をデータベースに登録することで、NFVが適用されたネットワークの制御に利用する。その結果、ネットワーク管理者自身が、必要な情報(ハードウェア資源情報、サーバスペック情報)を収集することは不要となり、汎用サーバの登録作業が簡便となる。

0065

[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。

0066

第1の実施形態では、リソースプール30にサーバを増設した場合、当該増設されたサーバのサーバスペック情報を仮想化制御装置20に登録する場合について説明した。第2の実施形態では、既設サーバのハードウェアスペックが変化した場合に、ハードウェアスペックの変化をサーバスペック情報データベース212に反映する場合について説明する。なお、第2の実施形態に係るサーバ31、42や仮想化制御装置20の構成は、第1の実施形態にて説明したとおりであるため、図3図4に相当する説明を省略する。

0067

サーバスペック情報管理部202は、ハードウェア資源情報要求部301に対し、各サーバに関するサーバスペック情報の送信要求を所定の規則所定周期所定タイミング)に従って行う。第2の実施形態では、サーバスペック情報管理部202は、定期的にサーバスペック情報の送信要求を発するものとする。サーバスペック情報の送信要求を受けたハードウェア資源情報要求部301は、各サーバに対して、ハードウェア資源情報の送信要求を行う。

0068

サーバ31、42の仮想化レイヤ33は、仮想化制御装置20からのハードウェア資源情報の送信要求を受信すると、自サーバ(サーバ31、42)のハードウェア資源情報を収集する。具体的には、上述のように、仮想化レイヤ33は、所定のファイルを参照したり所定のコマンドを発行したりすることで、ハードウェア資源情報を収集する。仮想化レイヤ33は、収集したハードウェア資源情報を、仮想化制御装置20に送信する。

0069

ハードウェア資源情報取得部302は、サーバ31、42から取得したハードウェア資源情報に関し、過去に同じサーバから取得したハードウェア資源情報から変化がないか否かを判定する。ハードウェア資源情報取得部302は、サーバ31、42のハードウェア資源32に変化がないと判断した場合には、サーバスペック情報応答部304を介して、その旨をサーバスペック情報管理部202に応答する。サーバ31、42のハードウェア資源32に変化がない旨の通知を受信したサーバスペック情報管理部202は、特段の処理を行わない。

0070

ハードウェア資源情報取得部302は、サーバ31、42から取得したハードウェア資源情報に変化があると判定した場合には、当該変化後のハードウェア資源情報(最新のハードウェア資源情報)を、サーバスペック情報生成部303に引き渡す。なお、サーバ31、42のハードウェア資源32が変化する要因としては、CPUやメモリ等における縮退発生や物理NICの故障等のハードウェアに生じた障害が考えられる。あるいは、メモリや物理NICの追加・変更もハードウェア資源32が変化する要因となり得る。

0071

第1の実施形態と同様に、サーバスペック情報生成部303は、最新のハードウェア資源情報に基づきサーバスペック情報を生成し、サーバスペック情報応答部304を介して、サーバスペック情報管理部202に送信する。

0072

サーバスペック情報管理部202は、サーバスペック情報応答部304から受信したサーバスペック情報に応じて、サーバスペック情報データベース212を更新する。

0073

次に、図12を参照しつつ、第2の実施形態に係るシステムの動作について説明する。

0074

仮想化制御装置20のサーバスペック情報管理部202は、ハードウェア資源情報要求部301に対し、各サーバのサーバスペック情報の送信要求を定期的に行う(ステップS301)。サーバスペック情報の送信要求を受けたハードウェア資源情報要求部301は、各サーバに対して、ハードウェア資源情報の送信要求を行う(ステップS302)。

0075

サーバ31、42の仮想化レイヤ33は、自サーバのハードウェア資源情報を収集し、当該収集したハードウェア資源情報を仮想化制御装置20に送信する(ステップS303)。

0076

仮想化制御装置20のハードウェア資源情報取得部302は、各サーバ31、42からハードウェア資源情報を取得する(ステップS304)。

0077

続いて、ハードウェア資源情報取得部302は、前ステップにて取得したハードウェア資源情報に関し、過去に同じサーバから取得したハードウェア資源情報から変化がないか否かを判定する(ステップS305)。

0078

ハードウェア資源情報に変化がなければ(ステップS305、No分岐)、ハードウェア資源情報取得部302は、サーバスペック情報応答部304を介して、その旨(ハードウェアスペックに変化がない旨)をサーバスペック情報管理部202に応答する。この場合、仮想化制御装置20のサーバスペック情報管理部202は、特段の処理を行わない。

0079

ハードウェア資源情報に変化があれば(ステップS305、Yes分岐)、ハードウェア資源情報取得部302は、最新のハードウェア資源情報を、サーバスペック情報生成部303に引き渡す。サーバスペック情報生成部303は、取得したハードウェア資源情報(最新のハードウェア資源情報)に基づいてサーバスペック情報を生成する(ステップS306)。

0080

サーバスペック情報管理部202は、最新のハードウェア資源情報に基づき生成されたサーバスペック情報に応じて、サーバスペック情報データベース212を更新する(ステップS307)。

0081

以上のように、第2の実施形態に係る仮想化制御装置20は、各サーバに対して、定期的にハードウェアスペックの変更が発生していないか否かを問い合わせ、ハードウェアスペックに変化があった場合には、変化後のサーバスペック情報を自動的に登録することができる。

0082

[第3の実施形態]
続いて、第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。

0083

リソースプール30の保守管理には、サーバの減設撤去)が含まれる。第3の実施形態では、リソースプール30からサーバが減設された場合、当該サーバに関するサーバスペック情報データベース212のエントリ削除を説明する。なお、第3の実施形態に係るサーバ31、42や仮想化制御装置20の構成は、第1の実施形態にて説明したとおりであるため、図3図4に相当する説明を省略する。

0084

図13を参照しつつ、リソースプール30からサーバ42が減設された場合の動作について説明する。

0085

仮想化制御装置20のサーバスペック情報管理部202は、ハードウェア資源情報要求部301に対し、各サーバのサーバスペック情報の送信要求を定期的に行う(ステップS401)。サーバスペック情報の送信要求を受けたハードウェア資源情報要求部301は、各サーバに対して、ハードウェア資源情報の送信要求を行う(ステップS402)。この場合、ハードウェア資源情報要求部301は、減設されたサーバ42に対して、ハードウェア資源情報の送信要求を行ったものとする。

0086

サーバ42は減設されているため、サーバ42からの応答はない。

0087

ハードウェア資源情報取得部302は、所定の時間経過したにも関わらず、サーバ42からハードウェア資源情報を受信できない場合には、サーバ42の減設を確定させる(ステップS403)。ハードウェア資源情報取得部302は、サーバスペック情報応答部304を介して、サーバスペック情報管理部202に、サーバ42の減設を通知する。

0088

サーバスペック情報管理部202は、サーバ42の減設に関する通知に基づいて、サーバスペック情報データベース212を更新する。具体的には、サーバスペック情報管理部202は、図10に示すサーバ42に関するエントリを削除する。

0089

以上のように、リソースプールからサーバが減設された場合には、仮想化制御装置20は、減設されたサーバに対応するサーバスペック情報を自動的に削除する。その結果、仮想化制御装置20のリソースを効率的に運用することができる。

0090

<NFV reference architectural frameworkとの対応関係>
図14は、参考として、非特許文献1の7章、Figure 4を引用したものであり、NFV(Network Function Virtualization) ISG(Industry Specification Groups)が定義するNFV参照アーキテクチャ(NFV reference architectural framework)を示している。

0091

図2図3を参照して説明した第1の実施形態のサーバ31を、NFVアーキテクチャに対応させた場合、以下のようになる。

0092

図14において、VNF(Virtual Network Function)1〜3は、例えば図3の仮想マシン(VM)35で動作するアプリケーション等に対応する。VNF1〜3は、ネットワーク機能(例えばLTE(Long Term Evolution)ネットワークのコア網であるEPC(Evolved Packet Core)におけるMME(Mobility Management Entity)やS-GW(Serving Gateway)、P-GW(PDN Gateway)等)をソフトウエア(仮想マシン)で実現するようにしてもよい。NFV ISGでは、それぞれのVNFごとにEMS(Element Management System)という管理機能が規定されている。

0093

また、図14のNFVアーキテクチャにおいて、VNFの実行基盤をなすNFVI(Network Function Virtualization Infrastructure)は、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク機能等、物理マシン(サーバ)のハードウェア資源(例えば、図3のハードウェア資源32)をハイパーバイザ等の仮想化レイヤ(例えば、図3の仮想化レイヤ33)で仮想化した仮想化コンピューティング、仮想化ストレージ、仮想化ネットワーク等の仮想化ハードウェア資源(図2の仮想ハードウェア資源34)として柔軟に扱えるようにした基盤である。

0094

さらに、図2図4の仮想化制御装置20を、図14のNFV参照アーキテクチャのNFV Management and Network Orchestration(MANO)に対応させることができる。図14において、NFV MANOは、NFV-Orchestrator(NFVO)、VNF-Manager(VNFM)、Virtualized Infrastructure Manager(VIM)を備えている。

0095

図4に示すNFV統合管理部21は、NFV-Orchestrator(NFVO)に対応する。NFV-Orchestrator(NFVO)は、NFVIとVNFのオーケストレーションと管理を行い、NFVI上でネットワークサービスを実現する(VNFへのリソース割り当て、VNFの管理(オートヒーリング、オートスケーリング、VNFのライフサイクル管理等))。

0096

図4に示すVNF管理部22は、VNF-Manager(VNFM)に対応する。VNF-Manager(VNFM)は、VNFのライフサイクル管理(設置、更新、検索、スケーリング、終了等)を行う。

0097

図4に示す仮想基盤管理部23は、Virtualized Infrastructure Manager(VIM)に対応する。Virtualized Infrastructure Manager(VIM)は、仮想化レイヤを介して、NFVIを制御する(コンピューティング、ストーレッジ、ネットワークのリソース管理、NFVの実行基盤であるNFVIの障害監視、リソース情報の監視等)。

0098

Service, VNF and Infrastructure Descriptionは、例えばVNF配置(deployment)テンプレート、VNF Forwarding Graph(ネットワークサービスのトポロジや割り当てを記述)、サービス関連情報、NFVインフラストラクチャモデルの情報を提供する。

0099

OSS(Operation Service Systems)は、例えば通信事業者キャリア)がサービスを構築し、運営していくために必要なシステム(機器やソフトウェア、仕組みなど)を総称したものである。BSS(Business Service systems)は、例えば、通信事業者(キャリア)が利用料などの課金、請求、顧客対応などのために使う情報システム(機器やソフトウェア、仕組みなど)の総称である。

0100

図14において、Os-Maは、OSS(Operation Service Systems)/BSS(Business Service Systems)とNFV-MANO間の参照ポイントであり、ネットワークサービスのライフサイクル管理要求、VNFライフサイクル管理要求、NFV関連の状態情報の転送ポリシ管理情報の交換等に用いられる。参照ポイントOr-Vfnmは、VNF-manager(VNFM)によるリソース関連要求(認証、予約、割り当て等)、VNFMへの構成情報の転送、VNFの状態情報の収集に用いられる。参照ポイントVi-Vfnmは、VFNMからのリソース割り当て要求、仮想化リソースの構成と状態情報の交換に用いられる。参照ポイントOr-Viは、NFVOからのリソース予約割り当て要求と仮想化リソースの構成と状態情報の交換に用いられる。

0101

参照ポイントVe-Vnfmは、EMSとVNFM間でVNFライフサイクル管理要求、構成情報、状態情報の交換に用いられる。参照ポイントNf-Viは、リソース割り当て要求に対する仮想化リソースの割り付け、仮想化リソースの状態情報の転送、ハードウェア資源の構成と状態の情報の交換に用いられる。参照ポイントSe-Maは、NFV deployment template、NFV Infrastructureの情報モデルの検索等に用いられる。参照ポイントVI-Haは、仮想化レイヤとハードウェア資源をインタフェースしてVNFの実行環境を生成し、VNF管理のための状態情報を収集する。参照ポイントVn-NfはNFVIによってVNFに提供される実行環境を表している(詳細は非特許文献1)。

0102

上記の実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載され得るが、以下には限られない。

0103

[形態1]
ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバと、
前記サーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求し、前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録すると共に、前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる、仮想化制御装置と、
を含むシステム。
[形態2]
前記仮想化制御装置は、
前記VNFの実行基盤を提供するNFVI(Network Function Virtualization Infrastructure)上にて、ネットワークサービスを実現するNFV統合管理部と、
前記NFVIのリソース管理と制御を行う仮想基盤管理部と、
を備え、
前記仮想基盤管理部は、
前記サーバに対し、前記第1の情報を要求し、前記サーバから前記第1の情報を取得すると共に、前記第1の情報に基づき、前記VNFを制御する際に必要な前記サーバに関する前記第2の情報を生成し、
前記第2の情報を前記NFV統合管理部に提供し、
前記NFV統合管理部は、
前記第2の情報を記憶部に登録すると共に、前記第2の情報に基づいて前記VNFを制御する、形態1のシステム。
[形態3]
前記仮想基盤管理部は、
前記サーバに対して、前記第1の情報の要求を所定の規則に従って行い、前記サーバのハードウェア構成が変化したことに応じて内容が変化した前記第1の情報を取得した場合には、前記変化後の第1の情報に基づき、新たな前記第2の情報を生成し、前記新たな第2の情報を前記NFV統合管理部に提供し、
前記NFV統合管理部は、
前記記憶部を前記新たな第2の情報により更新すると共に、前記新たな第2の情報に基づいて前記VNFを制御する、形態2のシステム。
[形態4]
前記仮想基盤管理部は、
前記サーバから前記第1の情報を取得できない場合には、前記NFV統合管理部に対して、前記第1の情報を取得できないサーバの不存在を通知し、
前記NFV統合管理部は、
前記サーバの不存在の通知を受信した場合に、前記不存在のサーバに対応する前記第2の情報を前記記憶部から削除する、形態3のシステム。
[形態5]
前記サーバの仮想化レイヤは、
前記第1の情報の提供に関する要求を受け付けると、前記ハードウェア資源に関する情報が記載されたファイルを参照、又は、前記ハードウェア資源に関する情報を取得するためのコマンドを利用し、前記ハードウェア資源情報を収集する、形態1乃至4のいずれか一に記載のシステム。
[形態6]
ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求し、前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録すると共に、前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる、仮想化制御装置。
[形態7]
前記VNFの実行基盤を提供するNFVI(Network Function Virtualization Infrastructure)上にて、ネットワークサービスを実現するNFV統合管理部と、
前記NFVIのリソース管理と制御を行う仮想基盤管理部と、
をさらに備え、
前記仮想基盤管理部は、
前記サーバに対し、前記第1の情報を要求し、前記サーバから前記第1の情報を取得すると共に、前記第1の情報に基づき、前記VNFを制御する際に必要な前記サーバに関する前記第2の情報を生成し、
前記第2の情報を前記NFV統合管理部に提供し、
前記NFV統合管理部は、
前記第2の情報を記憶部に登録すると共に、前記第2の情報に基づいて前記VNFを制御する、形態6の仮想化制御装置。
[形態8]
前記仮想基盤管理部は、
前記サーバに対して、前記第1の情報の要求を所定の規則に従って行い、前記サーバのハードウェア構成が変化したことに応じて内容が変化した前記第1の情報を取得した場合には、前記変化後の第1の情報に基づき、新たな前記第2の情報を生成し、前記新たな第2の情報を前記NFV統合管理部に提供し、
前記NFV統合管理部は、
前記記憶部を前記新たな第2の情報により更新すると共に、前記新たな第2の情報に基づいて前記VNFを制御する、形態7の仮想化制御装置。
[形態9]
前記仮想基盤管理部は、
前記サーバから前記第1の情報を取得できない場合には、前記NFV統合管理部に対して、前記第1の情報を取得できないサーバの不存在を通知し、
前記NFV統合管理部は、
前記サーバの不存在の通知を受信した場合に、前記不存在のサーバに対応する前記第2の情報を前記記憶部から削除する、形態8の仮想化制御装置。
[形態10]
ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求するステップと、
前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録するステップと、
前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いるステップと、
を含む仮想化制御装置の制御方法。
[形態11]
ハードウェア資源が仮想化された仮想化レイヤを備えるサーバに対し、前記ハードウェア資源に関する第1の情報を要求する処理と、
前記サーバから取得した前記第1の情報に応じた第2の情報を登録する処理と、
前記第2の情報を、前記仮想化レイヤに実装される仮想マシン上で動作するソフトウェアによって実装され仮想されたネットワーク機能(Virtual Network Function:VNF)の制御に用いる処理と、
を仮想化制御装置を制御するコンピュータに実行させるプログラム。
なお、形態10及び形態11は、形態1と同様に、形態2〜形態5の形態に展開することが可能である。

0104

なお、上記非特許文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。

0105

10EMS
20、102仮想化制御装置
21 NFV統合管理部
22 VNF管理部
23仮想基盤管理部
24通信制御部
30リソースプール
31、31−1〜31−n、42、101サーバ(物理マシン、物理サーバ)
32ハードウェア資源
33仮想化レイヤ
34仮想ハードウェア資源
35仮想マシン
36ゲストOS
201 仮想マシン配置部
202 サーバスペック情報管理部
211 VM要求仕様データベース(VM要求仕様DB)
212 サーバスペック情報データベース(サーバスペック情報DB)
213 VM稼働状態データベース(VM稼働状態DB)
301 ハードウェア資源情報要求部
302 ハードウェア資源情報取得部
303 サーバスペック情報生成部
304 サーバスペック情報応答部

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