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技術 軟カプセル皮膜

出願人 富士カプセル株式会社
発明者 渡辺和彦近藤洋介下川義之加藤健治
出願日 2015年10月1日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2016-520695
公開日 2017年4月27日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 WO2016-052699
状態 特許登録済
技術分野 医薬品製剤
主要キーワード 湿式加熱処理 皮膜溶液 食品添加物グレード デフレクトロール たたきつけ 回転金型 皮膜シート 加工ユーケマ藻類
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年4月27日)のものです。
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課題・解決手段

高い皮膜シート強度及び良好な接着性を有し、且つ優れた皮膜性能が得られる植物性軟カプセル皮膜及び軟カプセルの提供。 次の成分(A)及び(B):(A)イオタカラギナン(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉を含有し、成分(A)と成分(B)の含有質量比[(A)/(B)]が0.4〜3であり、且つ成分(A)を含むカラギナンと成分(B)を含む澱粉類の含有質量比[カラギナン/澱粉類]が0.29〜1であることを特徴とする軟カプセル皮膜。

概要

背景

軟カプセルは、医薬品、食品化粧品等幅広い分野において用いられている。最も汎用されている軟カプセルの皮膜基剤ゼラチンであり、ゼラチンは安価で毒性がなく、優れた機械的強度皮膜形成能を示す。
一方で、昨今の牛海綿状脳症BSE)の問題や宗教上の理由から、動物由来のゼラチンの代替品が求められており、カプセルにおいても例外ではない。

そこで、植物由来基剤を用いた軟カプセル皮膜について様々な研究がなされ、これまでに、もち種トウモロコシ澱粉酸処理または塩の存在下で湿式加熱処理された加工澱粉と該加工澱粉100重量部に対して20〜28重量部のイオタカラギーナンを含むソフトカプセル皮膜(特許文献1)や、酸分解ワキシコーンスターチゲル化剤及び可塑剤を含むソフトカプセル用フィルム形成組成物(特許文献2)等が報告されている。

概要

高い皮膜シート強度及び良好な接着性を有し、且つ優れた皮膜性能が得られる植物性の軟カプセル皮膜及び軟カプセルの提供。 次の成分(A)及び(B):(A)イオタカラギナン(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉を含有し、成分(A)と成分(B)の含有質量比[(A)/(B)]が0.4〜3であり、且つ成分(A)を含むカラギナンと成分(B)を含む澱粉類の含有質量比[カラギナン/澱粉類]が0.29〜1であることを特徴とする軟カプセル皮膜。

目的

本発明は、上記の如き実状に鑑みてなされたものであり、高い皮膜シート強度及び良好な接着性を有し、且つ優れた皮膜性能が得られる植物性の軟カプセル皮膜及び軟カプセルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

次の成分(A)及び(B):(A)イオタカラギナン(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉を含有し、成分(A)と成分(B)の含有質量比[(A)/(B)]が0.4〜3であり、且つ成分(A)を含むカラギナンと成分(B)を含む澱粉類の含有質量比[カラギナン/澱粉類]が0.29〜1であることを特徴とする軟カプセル皮膜

請求項2

更に、可塑剤を含有する請求項1記載の軟カプセル皮膜。

請求項3

(A)イオタカラギナンの含有量が、固形成分の合計量中20〜55質量%である請求項1又は2記載の軟カプセル皮膜。

請求項4

(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉の含有量が、固形成分の合計量中10〜80質量%である請求項1〜3のいずれか1項記載の軟カプセル皮膜。

請求項5

更にカッパカラギナンを含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の軟カプセル皮膜。

請求項6

カッパカラギナンの含有量が固形成分の合計量中0.05〜3.5質量%である請求項5記載の軟カプセル皮膜。

請求項7

更にワキシーポテト澱粉を含有する請求項1〜6のいずれか1項記載の軟カプセル皮膜。

請求項8

請求項1〜7のいずれか1項記載の軟カプセル皮膜を用いて得られる軟カプセル

請求項9

次の成分(A)及び(B):(A)イオタカラギナン(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉を含有し、成分(A)と成分(B)の含有質量比[(A)/(B)]が0.4〜3であり、且つ成分(A)を含むカラギナンと成分(B)を含む澱粉類の含有質量比[カラギナン/澱粉類]が0.29〜1である軟カプセル皮膜液を調製する工程と、前記軟カプセル皮膜液を一対の回転ドラム上に展延することにより一対の皮膜シート成形する工程と、前記一対の皮膜シートを一対の回転する金型の間に送る工程とを含む軟カプセルの製造方法であって、前記一対の皮膜シートが一対の回転する金型に至るまでの間に、常温よりも高い温度に加熱されることにより、該金型の上部に配置されているセグメントを加熱せずに常温として該皮膜シートを圧着によりカプセル成形することを特徴とする軟カプセルの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、軟カプセル皮膜、それを用いた軟カプセル及び軟カプセルの製造方法に関する。

背景技術

0002

軟カプセルは、医薬品、食品化粧品等幅広い分野において用いられている。最も汎用されている軟カプセルの皮膜基剤ゼラチンであり、ゼラチンは安価で毒性がなく、優れた機械的強度皮膜形成能を示す。
一方で、昨今の牛海綿状脳症BSE)の問題や宗教上の理由から、動物由来のゼラチンの代替品が求められており、カプセルにおいても例外ではない。

0003

そこで、植物由来基剤を用いた軟カプセル皮膜について様々な研究がなされ、これまでに、もち種トウモロコシ澱粉酸処理または塩の存在下で湿式加熱処理された加工澱粉と該加工澱粉100重量部に対して20〜28重量部のイオタカラギーナンを含むソフトカプセル皮膜(特許文献1)や、酸分解ワキシコーンスターチゲル化剤及び可塑剤を含むソフトカプセル用フィルム形成組成物(特許文献2)等が報告されている。

先行技術

0004

特開2011−26262号公報
特開2010−180159号公報

発明が解決しようとする課題

0005

一般的に、軟カプセル皮膜には、カプセル製造時において皮膜溶液の適度な流動性、良好なフィルム形成性、適度な皮膜シート強度、伸び接着性等が要求され、また、カプセル化後において、カプセル同士の付着を防止するブロッキング耐性弾力性、透明性、崩壊性等が要求される。
しかしながら、前述の従来技術においてはこのような皮膜性能総合的に備えているとは云い難いのが実状であった。とりわけ、従来の皮膜組成では、通常のゼラチン皮膜と同様の皮膜シートの厚さ(約0.9mm)にすると、皮膜シート強度や接着力が十分ではない場合が多かった。そのため、皮膜シートを薄く(約0.6mm)してカプセル化に必要な皮膜シート強度及び接着力を確保していたが、皮膜シートを薄くすると内容液粒子皮膜接合部分に噛み込んだ場合には、接合部分にごく小さな穴が開き、カプセル内容物漏れる不具合が生じる場合があった。この不具合は、皮膜シートを薄くする程顕著であった。

0006

本発明は、上記の如き実状に鑑みてなされたものであり、高い皮膜シート強度及び良好な接着性を有し、且つ優れた皮膜性能が得られる植物性の軟カプセル皮膜及び軟カプセルを提供することに関する。

課題を解決するための手段

0007

本発明者らは、当該課題を解決すべく種々研究を重ねた結果、イオタカラギナンと塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉とを所定の範囲で組み合わせ、且つイオタカラギナンを含むカラギナンと前記ワキシーコーン澱粉を含む澱粉類とを所定の範囲で組み合わせれば、皮膜シート強度が高く、また皮膜基剤の接合部分への噛み込みを抑えられて良好な接着性を示すカプセル皮膜が得られることを見出した。また更に、カプセル化後においては、ブロッキング耐性、弾力性、透明性、速やかな崩壊性といった優れた皮膜性能が得られることを見出し、本発明を完成した。

0008

すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B):
(A)イオタカラギナン
(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉
を含有し、成分(A)と成分(B)の含有質量比[(A)/(B)]が0.4〜3であり、且つ成分(A)を含むカラギナンと成分(B)を含む澱粉類の含有質量比[カラギナン/澱粉類]が0.29〜1であることを特徴とする軟カプセル皮膜を提供するものである。
また、本発明は、上記軟カプセル皮膜を用いて得られる軟カプセルを提供するものである。

発明の効果

0009

本発明によれば、動物由来のゼラチンを使用することなく、内容物の漏出の発生を抑えた軟カプセルを得ることができる。また、本発明の軟カプセルは、乾燥後のブロッキング耐性、弾力性、透明性、崩壊性等の皮膜性能にも優れる。

0010

本発明の軟カプセル皮膜は、成分(A)イオタカラギナンと、成分(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉とを含有し、該成分(A)と該成分(B)の含有質量比[(A)/(B)]が0.4〜3であり、且つ該成分(A)を含むカラギナンと該成分(B)を含む澱粉類の含有質量比[カラギナン/澱粉類]が0.29〜1である。

0011

カラギナンは、硫酸基をもつガラクタン一種であり、紅藻類に存在していることが知られている。カラギナンは、日本の食品添加物の規定では、「精製カラギナン」、「加工ユーケマ藻類」、「ユーケマ藻末」の三種類が規定されている(日本食品添加物協会刊、「既存添加物名簿収載品目リスト注解書」(1999)参照)が、これらは精製度が異なるのみで、本質的には全て本発明におけるカラギナンに含まれる。
カラギナンは、それぞれ純粋品でもよいし、標準化物質を含んだものでもよい。ここで、標準化物質としては、ショ糖ブドウ糖マルトース乳糖等の糖類及びデキストリンからなる群から選ばれた1種又は2種以上が挙げられる。カラギナンに標準化物質が含まれる場合、標準化物質の割合は50質量%以下、更に45質量%以下が好ましい。なお、カラギナンとして標準化物質を含んだものを利用する際、カラギナンの含有量には、標準化物質を含むものとする。

0012

カラギナンは、ゲル化特性や構造の違いにより、主にイオタカラギナン、カッパカラギナンラムダカラギナンの3種類に分類できる。本発明においては、成分(A)としてイオタカラギナンを用いる。
(A)イオタカラギナンの含有量は、皮膜シート強度の点、弾力性の点から、固形成分の合計量中、20〜50質量%が好ましく、25〜48質量%がより好ましく、25〜45質量%が更に好ましく、25〜40質量%が更に好ましい。なお、本明細書において固形成分とは、皮膜組成の中から、精製水と可塑剤を除いたもののことである。

0013

また、本発明の軟カプセル皮膜は、ゲル化促進の点から、更に、カッパカラギナンを含有することが好ましい。
カッパカラギナンの含有量は、ゲル化強度の点から、固形成分の合計量中、0.05〜3.5質量%が好ましく、0.1〜3質量%がより好ましく、0.1〜2.5質量%が更に好ましい。

0014

本発明に用いられる(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉は、ワキシーコーン澱粉を、塩の存在下、湿潤状態で加熱を行った澱粉である。湿熱処理後、乾燥、必要に応じて粉砕することにより製造することができる。
このような澱粉は公知であり、例えば、ワキシーコーン澱粉から特許4608051号公報に記載の方法又はこれに準じた方法により製造される。
(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉の澱粉糊液の粘度(B型粘度計、澱粉の含有量40質量%、液温90℃)は、100〜3000mPa・sが好ましい。当該粘度が100mPa・s以上であると、澱粉の「ボディ感」がでて、皮膜シートが柔軟となり、伸びがある状態になりやすく、また、接着が良好になりやすく好適である。また、当該粘度が3000mPa・s以下であると、混練が容易で、カラギナンのゲル化を進め、皮膜シートが強くなりやすいため、好適である。
湿熱処理を施すワキシーコーン澱粉は、未化工、すなわち、酸処理、アルファ化エーテル化アセチル化等の化工を行っていないものが好ましい。

0015

(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉の含有量は、接着性の点から、固形成分の合計量中、5〜75質量%が好ましく、30〜45質量%が更に好ましい。

0016

本発明において、(A)イオタカラギナンと(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉の含有質量比[(A)/(B)]は0.4〜3であるが、総合的な観点(皮膜強度の点、ゲル化強度の点)から、0.6〜1.2が更に好ましい。

0017

本発明の軟カプセル皮膜には、必要に応じて、未変性澱粉化工澱粉澱粉分解物等の澱粉類を1種又は2種以上含有させることができる。
これら澱粉類は、(A)イオタカラギナンを含むカラギナンと(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉を含む澱粉類の含有質量比[カラギナン/澱粉類]が0.29〜1となる範囲内で含有させることができる。すなわち、本発明の軟カプセル皮膜では、澱粉類として、(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉を単独で用いてもよく、(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉と当該(B)以外の澱粉類の1種又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
なかでも、総合的な観点(皮膜強度の点、ゲル化強度の点)から、(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉と当該(B)以外の澱粉類の1種又は2種以上を組み合わせて用いるのが好ましい。当該(B)以外の澱粉類としては、酸化澱粉ワキシーポテト澱粉が好ましい。
ワキシーポテト澱粉は、ワキシーポテト澱粉を酸で処理した澱粉が好ましく、澱粉糊液の粘度(澱粉の含有量30質量%、液温80℃)は、総合的な観点(皮膜強度の点、ゲル化強度の点)から、6mPa・s以上が好ましく、更に10〜20mPa・sであるのが好ましい。

0018

本発明において、カラギナンと澱粉類の含有質量比[カラギナン/澱粉類]は0.29〜1であるが、総合的な観点(皮膜強度・弾力性の点、ゲル化強度の点)から、0.4〜0.7が更に好ましい。

0019

また、本発明の軟カプセル皮膜には、必要に応じて、アルギン酸ナトリウムプルラングルコマンナンアラビアゴムファーセルラン等のイオタ又はカッパカラギナン以外のゲル化剤を含有させることができる。
ただし、皮膜の物性、軟カプセルの品質を考慮して、イオタ又はカッパカラギナン以外のゲル化剤の含有量は、固形成分の合計量中、1質量%以下、更に0.5質量%以下、特に0.1質量%以下であることが好ましい。

0020

また、本発明の軟カプセル皮膜には、更に必要に応じて、軟カプセル皮膜に用いられる各種添加剤、例えば、可塑剤、天然色素合成色素、各種甘味料防腐剤水分活性低下剤pH調整剤等を含有させることができる。

0021

可塑剤としては、特に制限されず、例えば、グリセリンソルビトールエリスリトールプロピレングリコールポリエチレングリコール等が挙げられる。なかでも、グリセリン、ソルビトールが好ましい。
本発明の軟カプセル皮膜における可塑剤の含有量は、柔軟性の点から、固形成分の合計量100質量部に対して、30質量部以上が好ましく、35質量部以上がより好ましい。また、付着性の点から、固形成分の合計量100質量部に対して、60質量部以下が好ましく、50質量部以下がより好ましい。可塑剤の含有量は、固形成分の合計量100質量部に対して、30〜60質量部が好ましく、35〜50質量部がより好ましい。

0022

本発明の軟カプセル皮膜は、常法に従って製造することができる。例えば、(A)イオタカラギナンと(B)塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉、更に必要に応じて各種添加剤を水に攪拌・分散させて、70〜98℃で攪拌・溶解させた後、真空脱泡すればよい。

0023

水は、固形成分の合計量100質量部に対して、100質量部以上、更に150質量部以上とするのが好ましい。皮膜液における水分量が多いと、乾燥後の膜厚はむしろ薄くなるため、嚥下が容易になる、崩壊が速やかになる等の効果が得られる。

0024

斯かる軟カプセル皮膜を所定形状に成形、乾燥することで軟カプセルが得られる。軟カプセルは、例えば、従来用いられている軟カプセルの製法、例えばロータリーダイ式軟カプセル充填機等を用いた打ち抜き法、平板法により製造することができる。
なかでも、本発明の効果が有効に発揮される点、工業的生産性の点から、ロータリーダイ式により製造するのが好ましい。ロータリーダイ式軟カプセル充填機は、主に回転ドラム、一対の回転する金型ダイロール)、セグメントから構成され、軟カプセル皮膜液を回転ドラム上に展延することにより成形した皮膜シート2枚を、一対の回転する金型(ダイロール)でカプセル形状に打ち抜く方法で、軟カプセル成形、カプセル内容物の充填が同時に行われる。

0025

通常、ロータリーダイ式軟カプセル充填機では、軟カプセル皮膜液は、冷却した一対の回転ドラム上に展延することにより一対のシート状とされ、また、カプセル成形時には、一対の回転する金型(ダイロール)の上部に配置されているセグメントにより前記一対の皮膜シートが接着に必要な温度(通常40℃以上)に熱せられて、ダイロールの圧力とヒートシールによって接着面の完全な軟カプセルとなる(例えば、特許文献1)。
しかし、カプセル化のためのヒートシールの際にカプセル内容物が高温に晒され変性するおそれがあるため、本発明においては、一対の皮膜シートを常温より高い温度、例えば30〜80℃、好ましくは40〜75℃に加熱した後、一対の回転する金型(ダイロール)の間に送り、セグメントを加熱せずに常温(22〜28℃)として、該皮膜シートを圧着によりカプセル成形するのが好ましい。予め皮膜シートを加熱しておくことで、皮膜シートの機械的強度及び圧着時の接着力が向上し、より高品質な軟カプセルが成形できる。また、ヒートシールを回避することで、カプセル内容物を加熱から保護でき、例えば、耐熱性の弱い薬物等もカプセル化できる。

0026

皮膜シートの加熱は、例えば、回転ドラムを30〜80℃、好ましくは40〜75℃に加熱する方法、回転ドラム〜金型までの間に赤外線ヒーター温風を吹き当てる等の加熱装置を備えて加熱する方法により行われる。なお、皮膜シートは、成形から一対の回転金型に至るまでの間に常温より高い温度に加熱されていればよく、回転金型に至った際には、常温まで下がっていてもよい。

0027

軟カプセルの形状は、特に制限されず、例えば、オーバルフットボール)型、オブロング(長楕円)型、ラウンド(球状)型、チューブ型セルフカット型等の特殊型等が挙げられる。なお、「セルフカット型」とは、封入された中空のボディと、該ボディの上端ネック部を介して接続されるタブからなり、タブをボディからねじり取り、ボディの内部に封入される薬剤化粧品、食品、化学品等を流出させて使用するものであり、「ツイストオフ」とか「ねじ切り型」などと呼ばれる場合もある。

0028

本発明の軟カプセルは、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品等種々の用途に利用することができ、カプセル内容物の組成は用途に応じて適宜決定される。内容物の形態は溶液状、懸濁液状、ペースト状、粉末状、顆粒状等いずれであってもよい。
以下に、カプセルに含有し得るものを例示する。これら各成分は、カプセル剤中のいかなる部分にも含有しうる。

0030

ロウ類及びワックス類として、シェラックロウミツロウカルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン硬質ラノリン、環状ラノリン、ラノリンワックスキャンデリラロウ、モクロウ、モンタンロウ、セラックロウライスワックス等を含有可能である。硬化油として、植物油脂水素添加して得られる植物硬化油牛脂硬化油、豚脂硬化油等を含有可能である。

0035

紫外線吸収遮断剤として、ベンゾフェノン誘導体(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウムジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンテトラヒドロキシベンゾフェノン等)、パラアミノ安息香酸誘導体(パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリルパラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等)、メトキシ桂皮酸誘導体(パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラメトキシ桂皮酸2−エトキシエチル、パラメトキシ桂皮酸ナトリウム、パラメトキシ桂皮酸カリウム、ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル等)、サリチル酸誘導体サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコールサリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ミリスチルサリチル酸メチル等)、アントラニル酸誘導体アントラニル酸メチル等)、ウロカニン酸誘導体(ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等)、クマリン誘導体アミノ酸系化合物ベンゾトリアゾール誘導体テトラゾール誘導体イミダゾリン誘導体ピリミジン誘導体ジオキサン誘導体カンファー誘導体、フラン誘導体ピロン誘導体核酸誘導体アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、ウンベリフェロンエスクリン桂皮酸ベンジルシノキサート、オキシベンゾンジオキシベンゾンオクタベンゾン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノールアルブチングアイアズレンシコニンバイカリンバイカレインベルベリンネオヘリパンエスカロール酸化亜鉛タルクカオリン等を含有可能である。

0036

美白剤として、パラアミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンCまたはその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ビタミンEまたはその誘導体、コウジ酸またはその誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、胎盤エキスエラグ酸ルシノール等を含有可能である。

0037

チロシナーゼ活性阻害剤として、ビタミンCまたはその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ハイドロキノンまたはその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル等)、コウジ酸またはその誘導体、ビタミンEまたはその誘導体、N−アセチルチロシンまたはその誘導体、グルタチオン過酸化水素過酸化亜鉛、胎盤エキス、エラグ酸、アルブチン、ルシノール、シルク抽出物植物エキス(カミツレ、クワクチナシトウキワレモコウクララヨモギスイカズラキハダドクダミマツホド、ハトムギ、オドリコソウホップサンザシユーカリセイヨウノコギリソウ、アルテアケイヒマンケイシハマメリスカラグワまたはヤマグワ、延命草、桔梗、トシシ、続随子、射干、麻黄センキュウ、ドッカツサイコボウフウハマボウフウオウゴン、牡丹皮、シャクヤクゲンノショウコ葛根甘草五倍子アロエショウマ紅花緑茶紅茶阿仙薬)等を含有可能である。

0038

メラニン色素還元分解物質として、フェニル水銀ヘキサクロロフェン酸化第二水銀塩化第一水銀過酸化水素水、過酸化亜鉛、ハイドロキノンまたはその誘導体等を含有可能である。

0039

ターンオーバーの促進作用や細胞賦活物質として、ハイドロキノン、乳酸菌エキス、胎盤エキス、霊芝エキス、ビタミンA、ビタミンE、アラントイン、脾臓エキス、胸腺エキス、酵母エキス発酵乳エキス、植物エキス(アロエ、オウゴン、スギナゲンチアナゴボウ、シコンニンジン、ハマメリス、ホップ、ヨクイニン、オドリコソウ、センブリ、トウキ、トウキンセンカアマチャオトギリソウキュウリタチジャコウソウマンネンロウ、パセリ)等を含有可能である。

0041

活性酸素消去剤として、SODカタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ等を含有可能である。

0043

過酸化脂質生成抑制剤として、β−カロチン、植物エキス(ゴマ培養細胞、アマチャ、オトギリソウ、ハマメリス、チョウジメリッサエンメイソウシラカバサルビア、マンネンロウ、南天実、エイジツイチョウ、緑茶)等を含有可能である。

0045

抗菌・殺菌・消毒薬として、アクリノールイオウグルコン酸カルシウムグルコン酸クロルヘキシジンスルファミン、マーキュロクロムラクトフェリンまたはその加水分解物塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、トリクロサン次亜塩素酸ナトリウムクロラミンTサラシ粉ヨウ素化合物ヨードホルムソルビン酸またはその塩、プロピオン酸またはその塩、サルチル酸、デヒドロ酢酸パラヒドロキシ安息香酸エステル類、ウンデシレン酸、チアミンラウリル硫酸塩、チアミンラウリル硝酸塩フェノールクレゾールp−クロロフェノール、p−クロロ−m−キシレノール、p−クロロ−m−クレゾールチモールフェネチルアルコール、O−フェニルフェノールイルサンCH3565、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、クロロヘキシジンエタノールメタノールイソプロピルアルコールベンジルアルコールエチレングリコール、プロピレングリコール、2−フェノキシエタノール、1,2−ペンタンジオール、ジンクピジオンクロロブタノールイソプロピルメチルフェノール非イオン界面活性剤ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等)、両性界面活性剤アニオン界面活性剤ラウリル硫酸ナトリウムラウロイルサルコシンカリウム等)、カチオン界面活性剤臭化セチルトリメチルアンモニウム塩化ベンザルコニウム塩化ベンゼトニウム塩化メチルロザニリン)、ホルムアルデヒドヘキサミンブリリアントグリーンマラカイトグリーンクリスタルバイオレットジャーマル感光素101号、感光素201号、感光素401号、N−長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びその酸附加塩、酸化亜鉛、ヒノキチオールクジン、プロポリス等を含有可能である。

0046

保湿剤として、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、トリカプリルカプリン酸グリセリン、グリコール酸(αーヒドロキシ酸)、ヒアルロン酸またはその塩、コンドロイチン硫酸またはその塩、水溶性キチンまたはその誘導体或いはキトサン誘導体ピロリドンカルボン酸またはその塩、乳酸ナトリウム尿素、ソルビトール、アミノ酸またはその誘導体(バリンロイシンイソロイシントレオニンメチオニンフェニルアラニントリプトファンリジングリシンアラニンアスパラギングルタミンセリンシステインシスチンチロシンプロリンヒドロキシプロリンアスパラギン酸グルタミン酸ヒドロキシリジンアルギニンオルニチンヒスチジンや、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸)等を含有可能である。

0047

各種有機酸として、グリコール酸、クエン酸リンゴ酸酒石酸乳酸、フェルラ酸、フィチン酸などを含有可能である。

0048

頭髪用剤として、二硫化セレン臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チアントールカスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水臭素酸カリウム臭素酸ナトリウムチオグリコール酸等を含有可能である。

0049

香料として、ジャコウシベット、カストリウムアンバーグリス等の天然動物性香料、アニス精油アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、精油、スペアミント精油、西ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、桧精油、ヒバ精油白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー(マンネンロウ)精油、和種ハッカ精油等の植物性香料、その他コーヒーフレーバーヨーグルトフレーバー等の合成香料等を含有可能である。

0050

そして、軟カプセルは、瓶詰包装PTP包装パウチ等の包装形態で包装されて保存され、流通される。

0051

以下、本発明について実施例をあげて具体的に説明するが、本発明はこれらによって何等限定されるものではない。

0052

原料は下記のものを使用した。
イオタカラギナン:標準化物質(ショ糖)40質量%添加品MSC社製)
カッパカラギナン:CT−1000(三菱商事フードテック社製)
塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉:ソフトスターチSF−930(三和澱粉社製)*
酸化澱粉:スタビローズ化学工業社製)
ワキシーポテト澱粉:Eliane Gel100(Avebe社製)
グリセリン:食品添加物グレード(阪本薬品工業社製
*澱粉糊液の粘度(B型粘度計、澱粉の含有量40質量%、液温90℃)は、2回測定した平均値が312.5mPa・sであった。

0053

試験例1〜11ロータリーダイ式軟カプセル充填機による軟カプセルの製造
(1)表1に示した量(質量部)のイオタカラギナン、カッパカラギナン、塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉(単に「湿熱処理澱粉」と記した。以下同じ)、酸化澱粉、グリセリンをそれぞれ水に攪拌・分散させた後、90〜98℃で攪拌しながら溶解させ、真空脱泡した。
この皮膜液から、ロータリーダイ式軟カプセル充填機を用いて軟カプセルを製造した。先ず、皮膜液をキャスティング装置により、45℃の回転ドラム上に展延して皮膜シートを調製した。この時の皮膜シートの温度は45℃であった。この段階で、下記〔a.皮膜シート強度の評価〕及び〔b.皮膜シートの伸びの評価〕を行った。

0054

(2)次いで、得られた皮膜シート2枚を、それぞれ潤滑ローラー、デフレクトロールを経由して一対の回転する円筒金型の間に送り、セグメントを加熱せず常温のまま(22〜28℃)カプセル化して、オーバル(フットボール)型の軟カプセルを成形した。回転金型近くにおける皮膜シートの温度は約29℃であった。この段階で、〔c.カプセル成形直後の皮膜シートの接着性の評価〕を行った。

0055

(3)更に、得られた軟カプセルを、相対湿度20%以下に調整されたデシケータ中に24時間保存し、乾燥軟カプセルを得た。この段階で、〔d.乾燥後のカプセルの弾力性の評価〕、〔e.乾燥後のカプセルの付着性の評価〕、及び〔f.乾燥後のカプセルの透明性の評価〕を行った。
また、カプセル化ができた試験例1〜10については、下記〔g.乾燥後のカプセルの崩壊性の評価〕を行った。結果を表1に示した。

0056

〔a.皮膜シートの強度の評価〕
専門パネル5名の感覚により、以下に示す評価基準に従って、皮膜シートの強さを評価した。
5:とても強い
4:強い
3:やや弱い
2:弱い
1:とても弱い。

0057

〔b.皮膜シートの伸びの評価〕
専門パネル5名の感覚により、皮膜シートの強度の評価時に同時に、以下に示す評価基準に従って、皮膜シートの伸びを評価した。
5:とても伸びて、弾力性がある
4:伸びて、弾力性がある
3:伸びはあるが、弾力性がやや弱い
2:ほとんど伸びがなく、弾力性が弱い
1:伸びがなく、弾力性がない

0058

〔c.カプセル成形直後の皮膜シートの接着性の評価〕
専門パネル5名で乾燥前のカプセルを指で押しつぶして、以下に示す評価基準に従って、カプセル成形直後の皮膜シートの接着性を評価した。
5:強く押しても内容液が全く漏れ出さないし、24時間静置してもすべてのカプセルに浸出が発生しない
4:強く押しても内容液は漏れ出さないが、24時間静置すると一部のカプセルに浸出が発生する
3:強く押すとごく少量の内容液が漏れてしまう
2:弱く押しても少量の内容液が漏れてしまう
1:弱く押しても内容液が漏れてしまう

0059

〔d.乾燥後のカプセルの弾力性の評価〕
専門パネル5名でカプセルを指で押した際の変形を観察し、以下に示す評価基準に従って、カプセルの弾力性を評価した。
5:変形しないか、少し変形してもすぐに元の形に戻る
4:押すと少し変形するが、しばらく置けば元の形に戻る
3:押すと変形し、元の形に戻るのに時間がかかる
2:押すと変形し、殆ど元に戻らない
1:押したら変形したまま元に戻らない

0060

〔e.乾燥後のカプセルの付着性の評価〕
専門パネル5名でカプセルをガラス瓶に入れ、逆さにして落下するかどうか観察し、以下に示す評価基準に従って、カプセルの付着性を評価した。
5:ガラス瓶を逆さにするだけで、カプセルがパラパラと落ち
4:ガラス瓶を逆さにして軽く振ると、カプセルが落ちる
3:ガラス瓶を逆さにして軽くたたくと、カプセルが落ちる
2:ガラス瓶を逆さにしてたたきつけると、ようやくカプセルが落ちる
1:ガラス瓶にカプセルが強固にはりついている

0061

〔f.乾燥後のカプセルの透明性の評価〕
専門パネル5名で目視にて、以下に示す評価基準に従って、カプセルの透明性を評価した。
5:ゼラチン皮膜と同等
4:ゼラチン皮膜と殆ど同等
3:ゼラチン皮膜よりやや劣る
2:刷りガラスに近い
1:刷りガラスと同等

0062

〔g.乾燥後のカプセルの崩壊性の評価〕
日局準拠崩壊試験補助盤あり)により、軟カプセルから内容物である油滴が流出する時間(分)を測定した。n=6で測定し、その平均値を記録した。

0063

0064

表1より、イオタカラギナンと湿熱処理澱粉を所定の比率で用いた試験例1〜7は、カプセル成形時の皮膜シート強度及び接着性に優れるものであった。また、カプセル化後の皮膜性能にも優れ、品質の良好な軟カプセルであった。
一方、イオタカラギナンと酸化澱粉を用いた試験例8や、澱粉類に対してカラギナンの割合の少ない試験例9〜10は、皮膜シート強度や接着性に劣った。また、試験例11は、接着性に劣りカプセル化できなかった。

0065

試験例12〜13ロータリーダイ式軟カプセル充填機による軟カプセルの製造
表2に示した量(質量部)のイオタカラギナン、カッパカラギナン、塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉、酸化澱粉、グリセリンをそれぞれ水に攪拌・分散させ、上記試験例と同様に皮膜液を調製した後、ロータリーダイ式軟カプセル充填機を用いてセルフカット型の軟カプセルを製造した。
また上記試験例と同様に、〔a.皮膜シート強度の評価〕、〔b.皮膜シートの伸びの評価〕、〔c.カプセル成形直後の皮膜シートの接着性の評価〕、〔d.乾燥後のカプセルの弾力性の評価〕、〔e.乾燥後のカプセルの付着性の評価〕及び〔f.乾燥後のカプセルの透明性の評価〕を行った。結果を表2に示した。

0066

0067

表2より、イオタカラギナンと湿熱処理澱粉を用いた試験例12は、カプセル成形時の皮膜シート強度及び接着性に優れ、また、カプセル化後の皮膜性能にも優れる軟カプセルであった。
一方、イオタカラギナンと酸化澱粉を用いた試験例13は、接着性に劣り内容物の漏出が認められた。

0068

試験例14ロータリーダイ式軟カプセル充填機による軟カプセルの製造
表3に示した量(質量部)のイオタカラギナン、塩の存在下で湿熱処理がされてなるワキシーコーン澱粉、ワキシーポテト澱粉、グリセリンをそれぞれ水に攪拌・分散させ、上記試験例と同様に皮膜液を調製した後、ロータリーダイ式軟カプセル充填機を用いてセルフカット型の軟カプセルを製造した。
また上記試験例と同様に、〔a.皮膜シート強度の評価〕、〔b.皮膜シートの伸びの評価〕、〔c.カプセル成形直後の皮膜シートの接着性の評価〕、〔d.乾燥後のカプセルの弾力性の評価〕、〔e.乾燥後のカプセルの付着性の評価〕及び〔f.乾燥後のカプセルの透明性の評価〕を行った。結果を表3に示した。

0069

実施例

0070

表3より、イオタカラギナンと湿熱処理澱粉とワキシーポテト澱粉を用いた試験例14は、カプセル成形時の皮膜シート強度及び接着性に優れ、また、カプセル化後の皮膜性能、特にカプセルの透明性に優れる軟カプセルであった。

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