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技術 自船周囲情報表示装置及び自船周囲情報表示方法

出願人 古野電気株式会社
発明者 森田有久保田有吾戒田英俊
出願日 2015年8月4日 (3年11ヶ月経過) 出願番号 2016-548771
公開日 2017年7月13日 (2年0ヶ月経過) 公開番号 WO2016-042932
状態 特許登録済
技術分野 交通制御システム 航行(Navigation) 船体構造 レーダ方式及びその細部
主要キーワード 海上交通 地球基準 国際連合 陸上局 航路情報 目的港 目的地コード AIS情報
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年7月13日)のものです。
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図面 (10)

課題

他船から得られた目的地情報に基づいて、当該他船の目的地の位置等を直感的に理解し易く表示できる自船周囲情報表示装置を提供する。

解決手段

レーダ指示装置は、表示部15と、AIインタフェース部と、処理部と、を備える。表示部15は、自船周囲の状況の映像表示可能である。AIS インタフェース部は、他船の目的地の情報である目的地情報を受信する。処理部は、当該他船の目的地情報に基づいて目的地の経度及び緯度を取得し、当該他船 の目的地の位置及び当該目的地の当該他船に対する方向のうち少なくとも何れかを、表示部15にグラフィック(他船目的地シンボルS3)により表示させる。

概要

背景

AIS(Automatic Identification System:船舶自動識別システム)は、周囲の船舶及び航行状況の把握を容易にするために構築されたシステムである。

一定の要件を満たす船舶にはAIS情報送信可能な装置(AIS送受信装置)の搭載が義務付けられており、この装置は、自位置情報航行情報等を、船 舶の航行状態係留、移動等)に応じた所定の周期で、VHF帯周波数を用いて周囲に無線送信する。このAIS情報は周囲の船舶又は陸上局等によって受信 され、これにより、船の位置や船速等の情報を取得することができる。

特許文献1は、AISトランスポンダ(AIS送受信装置)に接続された表示装置において、AISから得られた他船の情報のうち、注目すべき他船に関わる情報を分かりやすく使用者に提供する構成を開示してい る。特許文献1の表示装置は、登録情報との比較や指定された領域等との照合により、僚船等注目すべき他船に関する情報を取り出し、取り出した情報に基づく映像を、グラフィックス等も併用しながら、表示器画面上にわかりやすく表示する構成となっている。

概要

他船から得られた目的地情報に基づいて、当該他船の目的地の位置等を直感的に理解し易く表示できる自船周囲情報表示装置を提供する。レーダ指示装置は、表示部15と、AISインタフェース部と、処理部と、を備える。表示部15は、自船周囲の状況の映像を表示可能である。AIS インタフェース部は、他船の目的地の情報である目的地情報を受信する。処理部は、当該他船の目的地情報に基づいて目的地の経度及び緯度を取得し、当該他船 の目的地の位置及び当該目的地の当該他船に対する方向のうち少なくとも何れかを、表示部15にグラフィック(他船目的地シンボルS3)により表示させる。

目的

特許文献1は、AISトランスポンダ(AIS送受信装置)に接続された表示装置において、AISから得られた他船の情報のうち、注目すべき他船に関わる情報を分かりやすく使用者に提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

他船位置関係を表示する表示部と、他船の目的地の情報である目的地情報を受信する受信部と、当該他船の目的地情報に基づいて目的地の経度及び緯度を取得し、当該他船の目的地の位置及び当該目的地の当該他船を基準とする方向のうち少なくとも何れかを前記表示部にグラフィックにより表示させる処理部と、を備えることを特徴とする自船周囲情報表示装置

請求項2

請求項1に記載の自船周囲情報表示装置であって、前記他船の目的地情報は、目的地名を示す情報であり、前記処理部は、前記目的地名を示す情報と、目的地の位置情報と、を対応付けて記憶する目的地位置記憶部に記憶された情報を用いて、他船の目的地の経度及び緯度を取得することを特徴とする自船周囲情報表示装置。

請求項3

請求項2に記載の自船周囲情報表示装置であって、前記他船の目的地情報は、目的地のコードを示す目的地コードであり、前記目的地位置記憶部は、前記目的地コードと、目的地の位置情報と、を対応付けて記憶することを特徴とする自船周囲情報表示装置。

請求項4

請求項1から3までの何れか一項に記載の自船周囲情報表示装置であって、前記処理部は、他船の目的地及び当該目的地の当該他船を基準とした方向のうち少なくとも何れか一方を、複数の他船について同時に表示することを特徴とする自船周囲情報表示装置。

請求項5

請求項4に記載の自船周囲情報表示装置であって、前記表示部に表示された複数の他船から、目的地に関する情報を表示する対象を選択できることを特徴とする自船周囲情報表示装置。

請求項6

請求項1から5までの何れか一項に記載の自船周囲情報表示装置であって、前記処理部は、前記表示部に図形を表示し、前記表示部に表示される前記図形の位置が、前記他船の目的地の位置を示していることを特徴とする自船周囲情報表示装置。

請求項7

請求項1から6までの何れか一項に記載の自船周囲情報表示装置であって、前記処理部は、他船の目的地の位置に基づいて予想される他船の今後の航路である予想航路を作成する航路予想部を備え、前記処理部は、前記航路予想部が作成した前記予想航路を前記表示部に表示させることを特徴とする自船周囲情報表示装置。

請求項8

請求項7に記載の自船周囲情報表示装置であって、前記予想航路は、他船の現在位置と当該他船の目的地を結んだ直線として定められることを特徴とする自船周囲情報表示装置。

請求項9

請求項7に記載の自船周囲情報表示装置であって、前記航路予想部は、船舶利用可能な航路の情報である航路情報を記憶する航路情報記憶部に記憶されている航路情報を用いて、他船の現在位置から当該他船の目的地までの航路を予想することを特徴とする自船周囲情報表示装置。

請求項10

請求項9に記載の自船周囲情報表示装置であって、前記航路情報記憶部は、航路と、当該航路を航行可能な船舶の大きさの情報と、を記憶し、前記航路予想部は、前記受信部が他船から受信した当該他船の大きさに基づいて当該他船が利用可能な航路を選択し、選択された航路を用いて、他船の現在位置から当該他船の目的地までの航路を予想することを特徴とする自船周囲情報表示装置。

請求項11

請求項1から10までの何れか一項に記載の自船周囲情報表示装置であって、画面の任意の位置を指示するために前記表示部に表示されるカーソルを操作するためのカーソル操作部を備え、 前記表示部に表示されている他船の位置が前記カーソルによって指示されると、指示された他船及びそれ以外の他船のうち少なくとも何れかについて、前記目的 地及び当該目的地の当該他船に対する方向のうち少なくとも何れかの表示状態が変化することを特徴とする自船周囲情報表示装置。

請求項12

請求項1から11までの何れか一項に記載の自船周囲情報表示装置であって、前記受信部は、他船が送信するAIS情報を受信し、前記目的地情報は前記AIS情報に含まれていることを特徴とする自船周囲情報表示装置。

請求項13

他船の目的地の情報である目的地情報を受信する受信工程と、前記他船の目的地情報に基づいて目的地の経度及び緯度を取得し、前記他船の目的地の位置及び当該目的地の当該他船を基準とする方向のうち少なくとも何れかを、自船と他船の位置関係を表示する表示装置にグラフィックにより表示させる表示工程と、を含むことを特徴とする自船周囲情報表示方法

技術分野

0001

本発明は、主に、自の周囲の状況を示す映像表示可能な自船周囲情報表示装置に関する。

背景技術

0002

AIS(Automatic Identification System:船舶自動識別システム)は、周囲の船舶及び航行状況の把握を容易にするために構築されたシステムである。

0003

一定の要件を満たす船舶にはAIS情報送信可能な装置(AIS送受信装置)の搭載が義務付けられており、この装置は、自船の位置情報航行情報等を、船 舶の航行状態係留、移動等)に応じた所定の周期で、VHF帯周波数を用いて周囲に無線送信する。このAIS情報は周囲の船舶又は陸上局等によって受信 され、これにより、船の位置や船速等の情報を取得することができる。

0004

特許文献1は、AISトランスポンダ(AIS送受信装置)に接続された表示装置において、AISから得られた他船の情報のうち、注目すべき他船に関わる情報を分かりやすく使用者に提供する構成を開示してい る。特許文献1の表示装置は、登録情報との比較や指定された領域等との照合により、僚船等注目すべき他船に関する情報を取り出し、取り出した情報に基づく映像を、グラフィックス等も併用しながら、表示器画面上にわかりやすく表示する構成となっている。

先行技術

0005

特開2001−281331号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、AIS情報には、船舶がどの目的地へ航行しているかを示す目的地の情報も含まれている。これは、他船が今後どちらに進行方向を取るかを操船者が 判断し、自船が安全に航行するために重要な情報である。このことから、日本では2010年7月より、港則法及び海上交通安全法の適用がある海域において、AISにおける目的地情報の入力が義務化されている。

0007

AISにおいて船舶間でやり取りされる目的地の情報を表現する形式としては、目的地に応じて定められたコードが良く用いられる。このコードとしては、例えば、目的港に応じて国際連合が定めたコード(国連LOコードと通称されている)が使用される。

0008

この点、特許文献1の表示装置は、目的地を示すコードをウインドウに表示する機能を有している。しかしながら、目的地を示すコードは例えば3文字前後の短い文字列として定められるため、表示されるコードを読むだけでは、ユーザが目的地を理解することが難しい。

0009

なお、AISの目的地の情報をコードから地名に変換して表示すると、目的地をある程度理解し易くなると考えられる。しかし、地名に変換したとしても、やは り文字情報の域を出ないため、それを読むだけでは目的地を直感的に理解することが難しい場合があった。特に、土地勘のない場所や馴染みが薄い場所を他船が 目的地とする場合、目的地の場所を地名から調べる必要があり、非常に不便であった。

0010

本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、他船から得られた目的地情報に基づいて、当該他船の目的地の位置等を直感的に理解し易く表示できる自船周囲情報表示装置を提供することにある。

課題を解決するための手段及び効果

0011

本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。

0012

本発明の第1の観点によれば、以下の構成の自船周囲情報表示装置が提供される。即ち、この自船周囲情報表示装置は、表示部と、受信部と、処理部と、を備え る。前記表示部は、自船と他船の位置関係を表示する。前記受信部は、他船の目的地の情報である目的地情報を受信する。前記処理部は、当該他船の目的地情報 に基づいて目的地の経度及び緯度を取得し、当該他船の目的地の位置及び当該目的地の当該他船を基準とする方向のうち少なくとも何れかを前記表示部にグラフィックにより表示させる。

0013

これにより、他船の目的地が、自船や他船との位置関係を直感的に理解できるように表示部に表 示されるので、他船の今後の航路をユーザが具体的に予想することが容易になる。また、他船の目的地が土地勘のない場所や外国で馴染みの薄い場所でも、ユー ザが目的地情報から位置を調べる手間がなくなるので、自船の安全な航行のために重要な情報を容易かつ正確に入手することができる。

0014

前記の自船周囲情報表示装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記他船の目的地情報は、目的地名を示す情報である。前記処理部は、前記 目的地名を示す情報と、目的地の位置情報と、を対応付けて記憶する目的地位置記憶部に記憶された情報を用いて、他船の目的地の経度及び緯度を取得する。

0015

これにより、他船の目的地の名前が馴染みのない地名であっても、ユーザは当該目的地を容易に把握することができる。

0016

前記の自船周囲情報表示装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記他船の目的地情報は、目的地のコードを示す目的地コードである。前記目的地位置記憶部は、前記目的地コードと、目的地の位置情報と、を対応付けて記憶する。

0017

これにより、他船の目的地を示すコードが理解しにくい場合でも、ユーザは当該目的地を容易に把握することができる。

0018

前記の自船周囲情報表示装置においては、前記処理部は、他船の目的地及び当該目的地の当該他船を基準とする方向のうち少なくとも何れか一方を、複数の他船について同時に表示することが好ましい。

0019

これにより、ユーザは、それぞれの他船の目的地を同時並行的に容易に把握することができる。従って、船舶が混み合っている水域での航行を適切に行うことができる。

0020

前記の自船周囲情報表示装置においては、前記表示部に表示された複数の他船から、目的地に関する情報を表示する対象を選択できることが好ましい。

0021

これにより、ユーザが希望する他船の目的地に関する情報のみを表示部に表示させることができるため、表示部の表示を簡潔で見易くすることができる。

0022

前記の自船周囲情報表示装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記処理部は、前記表示部に図形を表示する。前記表示部に表示される前記図形の位置が、前記他船の目的地の位置を示している。

0023

これにより、ユーザは他船の目的地を図形の位置に基づいて直感的に理解できる。

0024

前記の自船周囲情報表示装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記処理部は、他船の目的地の位置に基づいて予想される他船の今後の航路である予想航路を作成する航路予想部を備える。前記処理部は、前記航路予想部が作成した前記予想航路を前記表示部に表示させる。

0025

これにより、他船が目的地へ向かう航路をユーザが予測することが容易になる。

0026

前記の自船周囲情報表示装置においては、前記予想航路は、他船の現在位置と当該他船の目的地を結んだ直線として定められることが好ましい。

0027

これにより、予想航路の作成を単純な処理で行うことができる。

0028

前記の自船周囲情報表示装置においては、以下の構成とすることもできる。即ち、前記航路予想部は、船舶が利用可能な航路の情報である航路情報を記憶する航路情報記憶部に記憶された航路情報を用いて、他船の現在位置から当該他船の目的地までの航路を予想する。

0029

これにより、予め記憶された航路の情報に基づいて、他船のより正確な予想航路を作成して表示することができる。

0030

前記の自船周囲情報表示装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記航路情報記憶部は、航路と、当該航路を航行可能な船舶の大きさの情報 と、を記憶する。前記航路予想部は、前記受信部が他船から受信した当該他船の大きさに基づいて当該他船が利用可能な航路を選択し、選択された航路を用い て、他船の現在位置から当該他船の目的地までの航路を予想する。

0031

これにより、他船の大きさも考慮して、他船の更に正確な予想航路を作成して表示することができる。

0032

前記の自船周囲情報表示装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この自船周囲情報表示装置は、画面の任意の位置を指示するために前記表示 部に表示されるカーソルを操作するためのカーソル操作部を備える。前記表示部に表示されている他船の位置が前記カーソルによって指示されると、指示された 他船及びそれ以外の他船のうち少なくとも何れかについて、前記目的地及び当該目的地の当該他船に対する方向のうち少なくとも何れかの表示状態が変化する。

0033

これにより、目的地等の情報を、状況に応じて適切に表示させることができる。

0034

前記の自船周囲情報表示装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記受信部は、他船が送信するAIS情報を受信する。前記目的地情報は前記AIS情報に含まれている。

0035

これにより、AIS情報に含まれる目的地の情報を有効に活用することができる。

0036

本発明の第2の観点によれば、以下の自船周囲情報表示方法が提供される。即ち、この自船周囲情報表示方法は、受信工程と、表示工程と、を含む。前記受信工 程では、他船の目的地の情報である目的地情報を受信する。前記表示工程では、前記他船の目的地情報に基づいて目的地の経度及び緯度を取得し、前記他船の目 的地の位置及び当該目的地の当該他船を基準とする方向のうち少なくとも何れかを、自船と他船の位置関係を表示する表示装置にグラフィックにより表示させ る。

0037

これにより、他船の目的地が、自船や他船との位置関係を直感的に理解できるように表示部に表示されるので、他船の今 後の航路をユーザが具体的に予想することが容易になる。また、他船の目的地が土地勘のない場所や外国で馴染みの薄い場所でも、ユーザが目的地情報から位置 を調べる手間がなくなるので、自船の安全な航行のために重要な情報を容易かつ正確に入手することができる。

図面の簡単な説明

0038

本発明の第1実施形態に係るレーダ指示装置を備えるレーダ装置の全体的な構成を示す機能ブロック図。
目的地経度緯度情報記憶部が記憶する目的地経度緯度情報の例を示す図。
テーブル作成部が作成する他船情報テーブルの例を示す図。
表示部による表示画面の例を示す図。
図4の状態からカーソルを他船シンボルに重ねた場合の表示画面の変化を示す図。
表示部による表示画面の他の例を示す図。
目的地の向きを矢印で示す変形例を示す図。
第2実施形態に係るレーダ指示装置を備えるレーダ装置の全体的な構成を示す機能ブロック図。
第2実施形態における表示部による表示画面の例を示す図。

実施例

0039

次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係るレーダ指示装置3を備えるレーダ装置1の全体的な構成を示す機能ブロック図である。

0040

図1に示す本発明の第1実施形態のレーダ装置1は、レーダアンテナユニット2と、レーダ指示装置(自船周囲情報表示装置)3と、を備える。レーダ指示装置3には、AIS送受信機4が接続されている。

0041

レーダアンテナユニット2は、レーダアンテナ11と、送受信部12と、を備える。レーダアンテナ11は送受信部12の指示に基づき、回転しながらマイクロ波の送信を行うとともに、物標からの反射波を受信することができる。送受信部12は、レーダアンテナ11が受信した信号をサンプリングし、デジタル化したレーダエコーをレーダ指示装置3に出力する。

0042

レーダ指示装置3は、処理部14と、表示部15と、AISインタフェース部(受信部)16と、センサ情報取得部17と、カーソル操作部18と、を備えている。

0043

処理部14は、レーダアンテナユニット2、AIS送受信機4、GPS受信機31及び方位センサ33から得られた各種データに基づいて、自船の周囲の状況を 示す映像であるレーダ映像を含んだ所定の画像を生成し、表示部15に出力する。方位センサ33の具体例としては、ジャイロコンパスを挙げることができる。 また、処理部14は、必要に応じてレーダアンテナユニット2及びAIS送受信機4を制御できるように構成されている。なお、処理部14の詳細な構成は後述 する。

0044

AIS送受信機4にはAISアンテナ5が接続されており、他船から送信されてくるAIS信号を受信するように構成 されている。他船から受信したAIS信号には、当該他船の船名、船体長、幅、現在位置、対地針路対地船速、船首方位回頭角速度、航行状態、喫水積載物、目的地等の情報が含まれている。

0045

なお、目的地の情報については、AISの制限のために英数字のみしか送ることができ ないので、目的地を識別するために予め定められたコード(例えば、上記の国連LOコード)を用いて表現される。以下の説明では、目的地を示す上記コードを 「目的地コード」と呼ぶことがある。本実施形態において、目的地コードは、例えば神奈川県川崎市であれば「KWS」、神奈川県横市であれば「YOK」と いうように、原則的には地名のローマ字読みを簡略化した3文字の英字により定められる。ただし、多数の目的地を3文字の短い文字列で一意に特定する都合上、「KG3」(長野県ケ根市)のように、地名の読みでない文字が含まれることもある。

0046

AIS送受信機4には、周囲にAIS情報として送信する自船の位置及び船首方位のデータを取得するためのGPS受信機6及び方位センサ8が接続される。GPS受信機6には、GPSアンテナ7が電気的に接続される。この構成で、AIS送受信機4は、GPS受信機6から得られた情報、あるいは方位センサ8から得られた情報等を、所定の周期で他船にAIS信号として送信するように構成されている。このAIS信号は、他船から受信するAIS信号と同様の情報を含んでいる。

0047

AIS送受信機4が他船から取得したAIS情報は、レーダ指示装置3が備えるAISインタフェース部16を介して、処理部14に出力される。AISインタフェース部16は、AIS送受信機4からのAIS情報をレーダ指示装置3に取り込むとともに、レーダ指示装置3からの指示をAIS送受信機4に送るための外部インタフェース(例えば、接続コネクタ)として構成される。

0048

GPS受信機6は、GPS衛星からのGPS信号を受信して、自船の位置(地球基準の絶対的な位置)に関する情報を取得するように構成されている。GPS受信機6が取得したGPS情報は、AIS送受信機4に出力される。

0049

方位センサ8は、自船の船首方位(地球基準の絶対的な方角)を取得するように構成されている。この方位センサ8の具体例としては、方位センサ33と同様 に、ジャイロコンパスを挙げることができる。方位センサ8が取得した自船の船首方位の情報は、AIS送受信機4に出力される。

0050

AIS送受信機4は、GPS受信機6が取得したGPS情報や、方位センサ8が取得した方位情報等から、AIS情報を作成するとともに、当該AIS情報をAISアンテナ5からAIS信号として周囲に向けて送信する。

0051

一方で、AIS送受信機4は、AISアンテナ5から受信した他船等からのAIS信号を、AISインタフェース部16を介して処理部14へ出力する。

0052

レーダ指示装置3はセンサ情報取得部17を備え、このセンサ情報取得部17にはGPS受信機31及び方位センサ33が接続されている。GPS受信機31に は、GPSアンテナ32が接続される。このGPS受信機31及び方位センサ33が取得した情報(地球基準での自船の位置及び船首方位)は、表示部15に表 示する画像を処理部14が作成するための位置及び方位の基準として用いられる。

0053

また、レーダ指示装置3は、カーソル操作部18を備える。このカーソル操作部18は、例えばポインティングデバイス矢印キー等として構成されている。ユーザは、カーソル操作部18を操作するこ とにより、表示部15の画面に表示される後述のカーソル25(図4)を移動させて、画面の任意の位置を指示することができる。

0054

図1に示すように、処理部14は、記憶部19と、テーブル作成部21と、航路予想部22と、画像処理部23と、を備える。

0055

具体的には、処理部14は、CPU、ROM、RAM等を備えるコンピュータとして構成されており、記憶部19は、前記コンピュータに内蔵されたRAM、 ROM、HDD等の記憶媒体として構成される。また、処理部14に備えられたROMには、表示部15にAIS情報を表示するためのAIS情報表示プログラ ムが記憶されている。そして、以上のハードウェアソフトウェアとが協働することにより、処理部14を、テーブル作成部21、航路予想部22、及び画像処 理部23として動作させることができる。

0056

記憶部19は、目的地経度緯度情報記憶部(目的地位置記憶部)20を備える。目 的地経緯度情報記憶部20は、AIS情報の目的地のコード(目的地名)と、目的地の経度及び緯度と、を対応させるための目的地経度緯度情報20aを予め 記憶している。図2は、目的地経度緯度情報20aの例を表形式で示している。この目的地経度緯度情報20aにおいては、船舶が目的地として設定する可能性 がある多数の目的地コードについて、当該目的地コードが示す目的地の経度及び緯度が対応付けられている。処理部14は、目的地経度緯度情報記憶部20の記 憶内容を参照することで、目的地コードから目的地の経度及び緯度を調べることができる。

0057

テーブル作成部21は、自船の周 囲に存在する他船(言い換えれば、AIS情報を受信した他船)の情報の一覧である他船情報テーブル21aを作成する。図3は、作成された他船情報テーブル 21aの例を示しており、この他船情報テーブル21aには、他船を識別するために適宜割り当てられた他船番号と、当該他船の現在位置の経度及び緯度と、当 該他船の目的地コードと、が含まれている。なお、他船の現在位置の経度及び緯度、並びに目的地コードは、当該他船から受信したAIS情報を解析することに より得られたものである。また、テーブル作成部21は、目的地経度緯度情報記憶部20の記憶内容(目的地経度緯度情報20a)を調べることで、それぞれの 他船の目的地コードに対応する経度及び緯度を取得し、その結果である目的地の経度及び緯度を他船情報テーブル21aに含ませるように構成されている。

0058

航路予想部22は、テーブル作成部21から他船情報テーブル21aを取得し、当該他船の現在位置の経度及び緯度と、目的地の経度及び緯度と、の情報に基づいて、他船の今後の航路である予想航路を作成する。

0059

画像処理部23は、レーダアンテナユニット2の送受信部12と、AIS送受信機4と、テーブル作成部21と、航路予想部22と、により得られた情報から、 自船の周囲のレーダ映像を生成する。なお、このレーダ映像には、自船、他船、他船の目的地、予想される他船の航路等がグラフィックで描画される。

0060

次に、処理部14がAIS情報を取得して表示部15に映像を表示させるまでの処理を具体的に説明する。

0061

処理部14は、他船からAIS情報を受信すると、それぞれの船舶を一意に識別可能にするために、他船番号を割り当てる。また、処理部14は、各船舶の AIS情報を解析することにより、他船の現在位置の経度及び緯度並びに目的地コードを取得する。そして、テーブル作成部21は、各船舶の他船番号と、現在 位置の経度及び緯度と、目的地コードと、目的地の経度及び緯度と、を含んだ他船情報テーブル21aを作成し、記憶する。なお、目的地の経度及び緯度は、目 的地経度緯度情報記憶部20が記憶する目的地経度緯度情報20aから目的地コードを検索することにより求められる。

0062

航路予想部22は、テーブル作成部21が作成した他船情報テーブル21aに記述されるそれぞれの船舶について、現在位置の経度及び緯度、並びに、目的地の経度及び緯度から、予想航路を計算して出力する。

0063

画像処理部23は、レーダアンテナユニット2の送受信部12から得られたレーダエコーに基づき、レーダ映像を生成する。なお、本実施形態においてレーダ映 像は、自船が中心に位置し、かつ自船の船首方位が上となるように生成することもでき(いわゆるヘディングアップ)、が上になるように生成することもでき る(ノースアップ)。更に、画像処理部23は、テーブル作成部21が作成した他船情報テーブル21aに基づき、上記のレーダ映像に対し、当該他船を示すシ ンボルを重ねて描画する。そして、テーブル作成部21及び航路予想部22から受信した情報から、他船の目的地を示すシンボルと、当該他船の今後の予想航路 を示す線と、をレーダ映像に重ねて描画し、表示部15に表示させる。なお、表示部15で表示される内容の詳細については後述する。

0064

表示部15は、例えばカラー表示が可能な液晶ディスプレイとして構成されている。この表示部15は、画像処理部23が生成したレーダ映像を表示する。

0065

図4には、表示部15に表示されるレーダ映像の例が示されている。図4に示すように、表示部15の画面にはレーダエコーが表示されるとともに、自船シンボ ルS1と、他船シンボルS2と、他船目的地シンボルS3と、予想航路S4と、が何れもグラフィックで(具体的には、図形により)表示されている。

0066

自船シンボルS1はレーダ映像の中心に表示され、自船の現在位置を表す。なお、図4の例において、レーダ映像は、自船の進行方向が画面上方向に固定される ように生成される(ヘディングアップ)。他船シンボルS2は、他船の現在位置を表し、二等辺三角形で表示される。二等辺三角形の頂角が示す向きは、当該他 船の船首方位を示す。また、他船目的地シンボルS3は他船の目的地を表し、円で表示される。予想航路S4は、航路予想部22によって予想された他船の今後 の航路を表し、実線で表示される。

0067

本実施形態において、航路予想部22は、他船の現在位置と、当該他船の目的地と、を1 本の直線で単純に結んだものを予想航路として出力する。従って、表示部15に表示される予想航路S4の直線の向きは、目的地の当該他船を基準とする方向を 示すことになる。これにより、航路予想部22の構成が簡単となり、また、航路計算に必要な処理時間も短縮できる。

0068

なお、他船が遠方地を目的地に設定している場合、他船目的地シンボルS3を表示すべき位置がレーダ映像の画面外になってしまうことも考えられる。この場合、他船目的地シンボルS3は、予想航路S4が画面外に出る少し手前(レーダ映像の端部)に表示される。

0069

図4のような表示部15の表示により、ユーザは、他船の目的地の位置を、目的地のコードから調べる手間を要することなく、他船目的地シンボルS3の表示位 置により直感的にかつ容易に理解することができる。また、ユーザによる他船の今後の航路の予測は、予想航路S4の表示によって更に容易になる。従って、 ユーザは、図4の表示により、例えば、自船の進行方向左前方で航行している他船が将来的に右へ回頭するであろうことを、他船目的地シンボルS3と他船シンボルS2との位置関係(更に、予想航路S4)から先読みして、自船を予め減速させる等の適切な操船を行うことができる。このように、AIS情報に含まれる 目的地の情報を直感的に理解し易い形で表示部15に表示することで、自船の航行のために効果的に役立てることができる。

0070

また、本実施形態では、図4に示すように、他船目的地シンボルS3及び予想航路S4を、自船の周囲に複数表示される他船(他船シンボルS2)の全てについ て同時に表示することができる。従って、ユーザは、複数の他船の目的地を同時並行的に容易に把握できるので、船舶が混み合っている水域でも適切に航行する ことができる。

0071

しかも、上記のような表示を実現するために、レーダ指示装置3が備える目的地経度緯度情報記憶部20は、目的地コードと、目的地の緯度及び経度と、を対応付けた目的地経度緯度情報20aを記憶している。従って、目的地経度緯度情報20aから目的地コードを検 索することにより、目的地の位置を容易に求めることができる。

0072

表示部15は、上記のレーダ映像に重ねるようにして、表示画面の任意の場所をユーザが指示できるようにするためのカーソル25を表示できるように構成されている。このカーソル25は、前記カーソル操作部18をユーザが操作することで自由に移動させることができる。

0073

そして、表示部15は、上記のカーソル25を用いて他船シンボルS2を指示する操作(具体的には、カーソル25を他船シンボルS2に重ねる操作)をユーザ が行った場合に、当該他船に関する詳細な情報を表示できるように構成されている。以下では、カーソル25の位置に応じて表示画面が変化する2つの例を、図 4から図6までを参照して説明する。

0074

1つ目の例では、通常時は図4に示すように、全ての他船シンボルS2に関して、他船目的地シンボルS3及び予想航路S4が表示されている。そして、図4に示す位置のカーソル25を、ある他船シンボルS2に重なるように移動させると、図5に示すように、当該他船の他船目的地シンボルS3及び当該他船の予想航路S4だけが表示され、それ以外の他船目的地シンボルS3及び予想航路S4が非表示 になる。これにより、通常時は複数の他船の目的地を並行的に監視できるとともに、ユーザが希望する場合には他船目的地シンボルS3及び予想航路S4の表示 を注目すべき他船のみに絞り込んで、表示部15を見易くすることができる。

0075

なお、本実施形態の表示部15は、カーソル25を他船シンボルS2に合わせたときに、当該他船シンボルS2(カーソル25)に近い位置に、当該他船の船名がポップアップウインドウ26で表示される ように構成されている。この船名(図5の例では、「ABCDE」)は、当該他船から取得したAIS情報に基づいて取得することができる。なお、ポップアッ プ表示される情報は、船名に限定されず、AIS情報に含まれる各種の情報、例えば、船体長、幅、現在位置、対地針路、対地船速、船首方位、回頭角速度、航 行状態、喫水、及び積載物に関する情報から1又は複数を選択して表示することができる。これにより、ユーザは、他船についてより詳細な情報を知ることがで きる。

0076

2つ目の例では、通常時は図6に示すように、全ての他船シンボルS2に関して、他船目的地シンボルS3及び予想航 路S4が非表示となっている。そして、図6に示す位置のカーソル25を、ある他船シンボルS2に重なるように移動させると、図5に示すように、当該他船 (だけ)について、他船目的地シンボルS3及び当該他船の予想航路S4が表示される。この例では、通常時において、表示部15に複数の他船目的地シンボル S3及び複数の予想航路S4が表示され、画面が混み合って煩雑になってしまうことを回避することができる。

0077

このように、 本実施形態では、カーソル25を他船シンボルS2に重ねる操作(即ち、目的地に関する情報を表示したい対象の他船を選択する操作)により、カーソル25が 重ねられた当該他船に関する他船目的地シンボルS3及び予想航路S4の表示状態、又は、それ以外の他船に関する他船目的地シンボルS3及び予想航路S4の 表示状態が変化する。これにより、目的地等の情報を、状況に応じて適切に表示させることができる。

0078

以上に説明したよう に、本実施形態のレーダ指示装置3は、表示部15と、AISインタフェース部16と、処理部14と、を備える。表示部15は、自船と他船の位置関係を表示 する。AISインタフェース部16は、他船の目的地の情報である目的地情報を受信する。処理部14は、当該他船の目的地情報に基づいて目的地の経度及び緯 度を取得し、当該他船の目的地の位置及び当該目的地の当該他船を基準とする方向を、表示部15にグラフィック(他船目的地シンボルS3及び予想航路S4) により表示させる。

0079

これにより、他船のAISの目的地が、自船や他船との位置関係を直感的に理解できるように表示部15 に表示されるので、他船の今後の航路を具体的に予想し易くなる。また、他船の目的地が土地勘のない場所や外国で馴染みの薄い場所でも、ユーザが目的地情報(コード)から位置を調べる手間がなくなるので、安全な航行のために重要な情報を容易かつ正確に入手することができる。

0080

次に、上記第1実施形態の変形例を説明する。図7は第1実施形態の変形例に係る表示部15による表示画面の例を示す図である。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。

0081

本変形例において、表示部15は図7に示すように、自船シンボルS1と、他船シンボルS2と、他船目的地シンボルS3と、目的地方向矢印S5と、を表示し ている。目的地方向矢印S5は、当該他船から見た目的地の方向を示すものである。目的地方向矢印S5は、他船シンボルS2を起点とするようにして表示さ れ、当該矢印の先端は、当該他船の目的地(他船目的地シンボルS3)の方向に向けられる。

0082

即ち、上記した第1実施形態 (図4)では、今後の予想航路S4が、他船シンボルS2と、他船目的地シンボルS3と、を繋ぐ直線として表示される。この構成は、周囲に船舶が複数存在し ている場合でも、他船シンボルS2と、他船目的地シンボルS3と、が直線で結ばれて表示されるので、対応関係取り違えにくいというメリットがある。しか し、第1実施形態では、周囲に多数の他船が存在すると、何本も描画される予想航路S4の直線が、他船シンボルS2と、他船目的地シンボルS3と、に重なっ て表示され、画面が煩雑になって見づらくなる可能性がある。

0083

そこで、本変形例の表示部15では、図7に示すように、予想航路S4の代わりに、他船シンボルS2の位置に目的地方向矢印S5を重ねて表示する構成となっている。目的地方向矢印S5は、予想航路S4と比べて小さな 図形で表現できるので、他船シンボルS2や他船目的地シンボルS3に重なって表示されにくくなり、表示部15の表示画面が煩雑になることを防止することが できる。

0084

次に、第2実施形態を説明する。図8は、第2実施形態に係るレーダ装置1の全体的な構成を示す機能ブロック図で ある。図9は、第2実施形態に係る表示部15による表示画面の例を示す図である。なお、本実施形態の説明においても、前述の実施形態と同一又は類似の部材 には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。

0085

図8に示す第2実施形態のレーダ指示装置3xにおいて、処理部14は航路情報記憶部24を備えている。この航路情報記憶部24には、船舶が通過すべきものと法律等で定められている航路又は船舶が通過可能な航路の情報が予め記憶されている。

0086

航路予想部22は、テーブル作成部21から入力される他船情報テーブル21aより、それぞれの他船ごと(他船番号ごと)に、現在位置の経度及び緯度と、目 的地の経度及び緯度と、を取得する。そして、航路予想部22は、他船ごとに、航路情報記憶部24に記憶された航路をできるだけ通る経路であって、かつ、現 在位置から目的地に到達するために最適な経路を、計算により求める。この計算には、詳細は説明しないが、公知の最適経路探索の手法が用いられる。そして、 航路予想部22は、計算により得られた経路を、予想航路S4として画像処理部23に出力する。

0087

図9には、第2実施形態に よる表示部15の表示例が示されている。図9の例では、他船と、他船の目的地との間に、陸地を示すエコーが大きく張り出すように存在している。この場合に おいて、上記の第1実施形態のように、他船シンボルS2と他船目的地シンボルS3とを単純に直線で繋いで予想航路としたのでは、予想航路が陸地を通り過ぎ ることになり、実際の航路と予想航路が大きくかけ離れてしまうため好ましくない。

0088

この点、本実施形態では、陸地を適切に迂回する航路が航路情報記憶部24に記憶されていれば、航路予想部22が当該航路を用いて予想を行うことにより、図9のように適切な予想航路S4を求めて 表示することができる。従って、他船について、より正確な航路の予測及び表示が可能になる。

0089

なお、水深規制等の関係 で、航路情報記憶部24に登録されている航路を航行可能な船舶の大きさが制限される場合も考えられる。これを考慮して、上記第2実施形態における航路情報 記憶部24が、船舶の航路を、当該航路を航行できる船舶の大きさの情報とともに記憶するように構成しても良い。この場合、航路予想部22は、上記の最適な経路の計算(航路の予想)の際に、AIS情報から得られた他船の大きさ(船体長及び幅)に基づいて、航路情報記憶部24に記憶された航路のうち、航行不能 な浅瀬や陸地を迂回して目的地に最短距離で到達する航路を予想してもよい。これにより、船舶の大きさも考慮して、他船の更に正確な航路の予測及び表示が可 能になる。

0090

以上に本発明の好適な実施の形態及び変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。

0091

記憶部19は、処理部14に備えられる代わりに、レーダ指示装置3に記憶内容が読み込まれるフラッシュメモリCD−ROM等の外部記憶媒体であっても良 い。即ち、記憶部19(目的地経度緯度情報記憶部20及び航路情報記憶部24)は、レーダ指示装置3に備えられなくても良い。

0092

他船の目的地及び予想航路を表示部15に表示する具体的な形態は、グラフィックで表示する限り、任意に変更することができる。例えば、円形ではなく四角形等のシンボルを他船の目的地として表示したり、目的地を示す頭文字(例えば、Destinationの頭文字であるD)を模した小さな絵(アイコン)を他船の目的地として表示したりすることができる。また、予想航路を実線ではなく例えば破線で表示することもできる。

0093

上記の実施形態においては、表示部15に表示されるシンボルやライン同色で表示されている。しかしながら、これに限られず、例えば船舶ごとに色分けして表示してもよい。

0094

上記の実施形態では、他船の目的地がレーダ映像の範囲外に位置する場合でも、ユーザが他船の目的地を把握し易くするために、他船目的地シンボルS3は、他船からみた目的地の方向に対応するように、レーダ映像の端部に表示される(図4等を参照)。しかしながらこれに限らず、上記の場合には他船目的地シンボル S3を表示しない構成であっても良い。また、他船の目的地が表示領域内にある場合と表示領域外にある場合とで、他船目的地シンボルS3の表示形態(例え ば、シンボルの図形や色等)を異ならせても良い。

0095

他船情報テーブル21aに、目的地コードに対応する目的地の地名の情報 を含ませるように構成して、例えば他船目的地シンボルS3の表示と同時に、対応する地名を表示させるようにしても良い。地名は、例えば、他船目的地シンボ ルS3の近傍に表示しても良いし、ポップアップウインドウ26に表示しても良い。

0096

上記の実施形態において、カーソル25は十字の形となっている。しかしながら、これに限られず、カーソル25を例えば矢印の形としてもよい。

0097

カーソル25で他船シンボルS2を指示する操作は、カーソル25を他船シンボルS2に重ねる操作に限定されない。例えば、カーソル25を他船シンボルS2に合わせた状態で適宜のキー操作を行うことで、当該他船シンボルS2を指示しても良い。

0098

図6で説明した例においては、カーソル25を他船シンボルS2に重畳することで、当該他船の他船目的地シンボルS3及び予想航路S4が表示される。しかし ながら、これに限られず、図6の通常時の状態で他船シンボルS2だけでなく他船目的地シンボルS3も表示しておき、他船目的地シンボルS3にカーソル25 を重畳することで、予想航路S4が表示される構成でもよい。

0099

上記の実施形態においては、AIS送受信機4及びセンサ情報取得部17が、それぞれ、GPS受信機と、GPSアンテナと、方位センサと、を備える構成となっている。しかしながら、これに限られず、1つのGPS受信機と、1つのGPSアンテナと、1つの方位センサと、をAIS送受信機4及びセンサ情報取得部17が共有する構成でもよい。

0100

上記の実施形態では、AIS送受信機4は、AIS情報の送信及び受信の両方を行っている。しかしながら、AIS情報を受信する機能のみを備え、送信を行わない構成であっても良い。

0101

本発明は、上記の実施形態等に示すようなレーダ指示装置3,3xに限定されず、例えば、自船の周囲の状況を示すチャート映像に、AIS情報により取得した他船の位置を重畳して表示する構成のプロッタ装置に適用することができる。

0102

3レーダ指示装置(自船周囲情報表示装置)
14 処理部
15 表示部
16AISインタフェース部(受信部)
20目的地経度緯度情報記憶部(目的地位置記憶部)
20a 目的地経度緯度情報
22航路予想部
S3他船目的地シンボル(図形)
S4 予想航路

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