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技術 歯科インプラント及びそのセット

出願人 医療法人社団アイ・ティー
発明者 飯島俊一
出願日 2015年8月25日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2016-546568
公開日 2017年6月22日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 WO2016-035614
状態 特許登録済
技術分野 歯科補綴
主要キーワード テーパ結合 接合角度 力学的適合性 金属対金属 維持力 両ねじ テーパねじ アバットメント
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年6月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題・解決手段

患者に掛かる負担を抑えながら爾後の骨量減少への対応を図ることができる歯科インプラント及びそのセットを提供する。有底筒状を呈し、外周面雄ねじ(3)が形成され、内周面雌ねじ(4)が形成された一段目インプラント(1)と、前記一段目インプラント(1)の前記雌ねじ(4)に螺合する雄ねじ(5)を先端部(6)に有し、後端部(7)にはアバットメント(8)を介して上部補綴物が装着される二段目インプラント(2)とを具備し、前記一段目インプラント(1)の前記雌ねじ(4)と、前記二段目インプラント(2)の前記雄ねじ(5)とは、テーパねじである。

概要

背景

図3に示すように、従来の歯科インプラント治療では、歯牙欠損部にある歯槽骨51に形成したドリル孔52内にインプラントフィクスチャー)53を埋入し、そのインプラント53の後端部に、アバットメント54を介して上部補綴物55を装着するのが一般的である。

概要

患者に掛かる負担を抑えながら爾後の骨量減少への対応をることができる歯科インプラント及びそのセットを提供する。有底筒状を呈し、外周面雄ねじ(3)が形成され、内周面雌ねじ(4)が形成された一段目インプラント(1)と、前記一段目インプラント(1)の前記雌ねじ(4)に螺合する雄ねじ(5)を先端部(6)に有し、後端部(7)にはアバットメント(8)を介して上部補綴物が装着される二段目インプラント(2)とを具備し、前記一段目インプラント(1)の前記雌ねじ(4)と、前記二段目インプラント(2)の前記雄ねじ(5)とは、テーパねじである。

目的

本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、患者に掛かる負担を抑えながら爾後の骨量減少への対応を図ることができる歯科インプラント及びそのセットを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

有底筒状を呈し、外周面雄ねじが形成され、内周面雌ねじが形成された一段目インプラントと、前記一段目インプラントの前記雌ねじに螺合する雄ねじを先端部に有し、後端部にはアバットメントを介して上部補綴物が装着される二段目インプラントとを具備し、前記一段目インプラントの前記雌ねじと、前記二段目インプラントの前記雄ねじとは、テーパねじであることを特徴とする歯科インプラント

請求項2

前記二段目インプラントにおける前記先端部と前記後端部との間には、前記一段目インプラント、前記アバットメント及び前記上部補綴物の何れによっても覆われない中間部が形成されていて、該中間部の外周面には、凹凸部が形成されている請求項1に記載の歯科インプラント。

請求項3

請求項1又は2に記載の一段目インプラントを備えると共に、前記先端部と前記後端部との間に形成され、前記一段目インプラント、前記アバットメント及び前記上部補綴物の何れによっても覆われない中間部の長さが相互に異なる請求項1又は2に記載の二段目インプラントを複数備えることを特徴とする歯科インプラントセット。

技術分野

0001

本発明は、歯科インプラント及びそのセットに関する。

背景技術

0002

図3に示すように、従来の歯科インプラント治療では、歯牙欠損部にある歯槽骨51に形成したドリル孔52内にインプラントフィクスチャー)53を埋入し、そのインプラント53の後端部に、アバットメント54を介して上部補綴物55を装着するのが一般的である。

発明が解決しようとする課題

0003

しかし、従来の歯科インプラント治療では、爾後の骨量減少により、インプラント53が露出してしまうという問題がある(図3破線参照)。この場合、インプラント53を埋入しなおすことが考えられるが、そのための一連再手術患者への負担が大きいものとなる。

0004

本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、患者に掛かる負担を抑えながら爾後の骨量減少への対応を図ることができる歯科インプラント及びそのセットを提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために、本発明に係る歯科インプラントは、有底筒状を呈し、外周面雄ねじが形成され、内周面雌ねじが形成された一段目インプラントと、前記一段目インプラントの前記雌ねじに螺合する雄ねじを先端部に有し、後端部にはアバットメントを介して上部補綴物が装着される二段目インプラントとを具備し、前記一段目インプラントの前記雌ねじと、前記二段目インプラントの前記雄ねじとは、テーパねじである(請求項1)。

0006

上記歯科インプラントにおいて、前記二段目インプラントにおける前記先端部と前記後端部との間には、前記一段目インプラント、前記アバットメント及び前記上部補綴物の何れによっても覆われない中間部が形成されていて、該中間部の外周面には、凹凸部が形成されていてもよい(請求項2)。

0007

一方、上記目的を達成するために、本発明に係る歯科インプラントセットは、請求項1又は2に記載の一段目インプラントを備えると共に、前記先端部と前記後端部との間に形成され、前記一段目インプラント、前記アバットメント及び前記上部補綴物の何れによっても覆われない中間部の長さが相互に異なる請求項1又は2に記載の二段目インプラントを複数備える(請求項3)。

発明の効果

0008

本願発明では、患者に掛かる負担を抑えながら爾後の骨量減少への対応を図ることができる歯科インプラント及びそのセットが得られる。

0009

すなわち、本願の各請求項に係る発明の歯科インプラントでは、一段目インプラントを歯槽骨に形成されたドリル孔内に埋入した状態のまま、二段目インプラントのみを交換することができるので、例えば、爾後の骨量減少により、二段目インプラントが露出する状態になったときに、二段目インプラントのみを長さが短いものに交換し、二段目インプラントが露出しない状態に戻す、といったことが可能となる。そして、この場合には、埋入状態の一段目インプラントを引き抜き、一段目インプラン及び二段目インプラントを埋入するためのドリル孔をあけなおす、といった手術は不要となるので、患者に掛かる負担を軽減することができる。

0010

また、本発明の歯科インプラントでは、一段目インプラントと二段目インプラントとをテーパねじにより結合するので、両インプラントの隙間を可及的に小さくする、あるいは隙間を無くすことができ、かつ、一段目インプラントに結合された二段目インプラントを、テーパねじによるくさび効果によって緩み難くすることができる。

0011

請求項2に係る発明の歯科インプラントでは、骨結合に対して有効な凹凸部を形成することにより、歯科インプラント治療後の炎症防止に有利となるばかりでなく、凹凸部に対して歯槽骨の一部が係止し、この係止は、骨量の減少に伴う二段目インプラント(中間部)の露出の発生を遅らせるように働き得る。

図面の簡単な説明

0012

(A)及び(B)は、本発明の一実施の形態に係る歯科インプラントの構成を概略的に示す正面図及び縦断面図である。
(A)及び(B)は、中間部の長さが異なる二つの歯科インプラントを並べて示す縦断面図である。
従来の歯科インプラント治療の方法を概略的に示す説明図である。

実施例

0013

本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。

0014

図1(A)及び(B)に示す歯科インプラントは、一段目インプラント(一段目フィクスチャー)1と、二段目インプラント(二段目フィクスチャー)2とを具備する。

0015

一段目インプラント1は、歯槽骨51に形成されたドリル孔52(図3参照)に埋入されるもので、有底筒状を呈し、外周面に雄ねじ3が形成され、内周面に雌ねじ4が形成されている。

0016

二段目インプラント2は、略円柱状の外観を呈する部材であって、一段目インプラント1の雌ねじ4に螺合する雄ねじ5を先端部6に有する。そして、一段目インプラント1の雌ねじ4と、二段目インプラント2の雄ねじ5とは、テーパねじ(テーパ角度は6°以下が好ましい)になっていて、これにより、ねじ結合後の一段目インプラント1と二段目インプラント2との隙間を可及的に小さくする、あるいは無くすことができ、かつ、テーパねじによるくさび効果でねじ結合後の両ねじ4,5を緩み難くすることができる。

0017

本例の歯科インプラントでは、ドリル孔52に一段目インプラント1を埋入する際、二段目インプラント2を一段目インプラント1に予めねじ結合して両者1,2を一体化してあってもよいし、一段目インプラント1のみをドリル孔52に埋め込んだ後、この状態の一段目インプラント1に二段目インプラント2をねじ結合するようにしてもよい。

0018

そして、ドリル孔52に埋入した二段目インプラント2の後端部7にアバットメント8を介して上部補綴物(図示していない)が装着される。ここで、後端部7に対するアバットメント8の取付方法について詳述すると、図1(A)に示すように、アバットメント8には、底面から内部に向けて延びる縦穴9が形成されており、このアバットメント2の底面側から縦穴9内に二段目インプラント2の後端部7を進入させると、二段目インプラント2の後端部7外面のアウターテーパ部10にアバットメント8の縦穴9内のインナーテーパ部11が嵌合する。

0019

ここで、インナーテーパ部11は底面側に向かって若干拡径し、アウターテーパ部10はインナーテーパ部11にテーパ結合モールステーパ結合)するように構成されており、インプラント1、2及びアバットメント8は共に金属製(例えば、生体適合性組織適合性力学的適合性に優れた純チタンチタン合金製)であって、アウターテーパ部10とインナーテーパ部11の間に隙間は殆ど生じないようにしてあるので、金属対金属摩擦により両者10,11は強力に結合した状態(二段目インプラント2に嵌合したアバットメント8を二段目インプラント2から素手で引き抜くことは極めて困難ないし不可能な状態)となる。

0020

このようなアウターテーパ部10とインナーテーパ部11のテーパ角度(接合角度)は例えば0〜10度とすることができ、本例では1.5度として、テーパ結合による強力な維持力が確保されるようにしてある。加えて、両テーパ部10,11の表面粗さは例えば算術平均粗さRaで1.6μm以下(本例では0.26μm程度)となるようにすることができ、これにより強力な維持力が確実に獲得される。

0021

また、このとき、二段目インプラント2の後端部7外面の六角柱部12とアバットメント8の縦穴9内の六角溝部13とが噛み合って二段目インプラント2に対するアバットメント8の回転が規制された状態となる。

0022

アバットメント8に対する上部補綴物の装着は、公知の方法によって行えるため、その説明を省略するが、上部補綴物の装着により、本例の歯科インプラントを用いた歯科インプラント治療は完了する。

0023

ここで、図2(A)に示すように、二段目インプラント2における先端部6と後端部7との間には、一段目インプラント1、アバットメント8及び上部補綴物の何れによっても覆われない中間部14が形成されていて、ドリル孔52への二段目インプラント2の埋入時にはこの中間部15の全体がドリル孔52内に略収まるようにする必要があり、従って、ドリル孔52は通常よりも深く形成される。また、形成されるドリル孔52の内径は、二段目インプラント2の外径よりも一回り大きくなるが、術後の骨結合に支障は生じない。

0024

そして、歯科インプラントの埋入後、骨量の減少により、やがて中間部14が歯槽骨51に覆われなくなって露出する可能性がある。その場合には、図2(A)に示す歯科インプラントのうち、二段目インプラント2のみを、中間部14の軸方向の長さLが短い二段目インプラント2(図2(B)参照)へと交換すれば、再び中間部14が露出しない状態に戻すことができる。従って、一段目インプラント1を引き抜き、ドリル孔52をあけなおす、といった手術は不要となるので、患者に掛かる負担を軽減することができる。

0025

また、二段目インプラント2を交換する際、二段目インプラント2の後端部7に外嵌した嵌合状態にあるアバットメント8を後端部7から一旦離脱させる必要があるが、この作業は、例えばアバットメント8の側面から内部に向けて延び縦穴9に繋がる横穴15に適宜の工具を挿入することによって行うことができる。

0026

一方、図1(A)及び(B)には、中間部14の外周面に、骨結合に対して有効な凹凸部としての雄ねじ部を形成した例を示している。このように中間部14の外周面に凹凸部を形成した場合、歯科インプラント治療後の炎症防止に有利となるばかりでなく、凹凸部に対して歯槽骨51の一部が係止し、この係止は、骨量の減少に伴う中間部14の露出の発生を遅らせるように働き得る。

0027

なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。

0028

図1(A)及び(B)には、中間部14の外周面に、骨結合に対して有効な凹凸部としての雄ねじ部を形成した例を示しているが、これに限らず、例えば粗面部等を中間部14の外周面に設けても、骨結合に対して有効な凹凸部となり得る。

0029

二段目インプラント2としては、中間部14の長さLが症例ケースに適したものを使用すればよい。そこで、中間部14の長さLが相互に異なる複数の二段目インプラント2と、少なくとも一つの一段目インプラント1とをセット(歯科インプラントセット)として用意し、その中から適宜の二段目インプラント2を選択して用いるようにしてもよい。

0030

図1(A)には、テーパ結合によって二段目インプラント2に取り付けられるアバットメント8を示したが、これに限らず、例えば、二段目インプラント2の後端部7に形成された雌ねじ部16(図1(B)参照)に螺着する図外のねじ部材によって二段目インプラント2に取り付けられるアバットメント8を用いてもよく、その他、二段目インプラント2に対するアバットメント8の取付けには種々の公知の方法を採用することができる。

0031

なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。

0032

1一段目インプラント2 二段目インプラント 3雄ねじ4雌ねじ5 雄ねじ 6 先端部 7後端部 8アバットメント9縦穴10アウターテーパ部11インナーテーパ部12 六角柱部13 六角溝部14 中間部15横穴16 雌ねじ部51歯槽骨52ドリル孔53 インプラント54 アバットメント55 上部補綴物

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