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技術 データ処理システム、データ処理方法、及び、端末装置

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 吉澤潤一堤浩一郎千原一徳河森崇
出願日 2015年9月2日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2016-546328
公開日 2017年6月22日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 WO2016-035341
状態 特許登録済
技術分野 マルチプログラミング 計算機間の情報転送
主要キーワード タブレット型コンピューター ドロアー コネクター類 キック信号 ルーター装置 USBコネクター 広域通信回線 ノイズ比率
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題・解決手段

端末装置サーバー通信してデータ処理を行うシステムにおいて、通信の障害が発生しても端末装置がデータ処理を実行できるようにする。データ処理システムは、POSアプリケーションを保持するサーバーと、POSアプリケーションを保持する処理装置と、端末通信路が端末通信条件を満たす場合、端末通信路を通じてサーバーに接続して、ウェブブラウザーでPOSアプリケーションを実行し、端末通信路が端末通信条件を満たさない場合、POSアプリケーションで指示される情報に基づいて、処理通信路を通じて処理装置に接続するタブレットと、を備える。

概要

背景

従来、サーバーに接続された端末装置が、サーバーが提供する機能を利用してデータ処理を行うシステムがあった(例えば、特許文献1参照)。この種のシステムでは、サーバーと端末装置とを接続する通信回線遮断されると、システムが動作しなくなるという問題がある。この問題の対策として、例えば特許文献1のPOS(Point Of Sales)システムは、サーバー装置クライアント装置との間に、回線確認装置を有する補助サーバー装置を設ける。特許文献1のシステムは、補助サーバー装置とサーバー装置とを二以上のインターネット回線で接続し、一のインターネット回線による交信が確認できない場合に、他のインターネット回線でクライアント装置とサーバー装置とが交信する。

概要

端末装置がサーバーと通信してデータ処理を行うシステムにおいて、通信の障害が発生しても端末装置がデータ処理を実行できるようにする。データ処理システムは、POSアプリケーションを保持するサーバーと、POSアプリケーションを保持する処理装置と、端末通信路が端末通信条件を満たす場合、端末通信路を通じてサーバーに接続して、ウェブブラウザーでPOSアプリケーションを実行し、端末通信路が端末通信条件を満たさない場合、POSアプリケーションで指示される情報に基づいて、処理通信路を通じて処理装置に接続するタブレットと、を備える。

目的

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、端末装置がサーバーと通信してデータ処理を行うシステムにおいて、通信の障害が発生しても端末装置がデータ処理を実行できるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

サーバー側マスターデータ及びサーバー側ソフトウェアを保持するサーバーと、処理装置側マスターデータ及び処理装置側ソフトウェアを保持する処理装置と、端末通信路が、予め設定された端末通信条件を満たす場合、前記端末通信路を通じて前記サーバーに接続して、ウェブブラウザーで前記サーバー側ソフトウェアを実行し、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たさない場合、前記サーバー側ソフトウェアで指示される情報に基づいて、処理通信路を通じて前記処理装置に接続し、前記ウェブブラウザーで前記処理装置側ソフトウェアを実行する端末装置と、を備えることを特徴とするデータ処理システム

請求項2

前記端末装置は、前記処理通信路を通じて前記処理装置に接続して1の処理を実行する間に、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たした場合、実行中の前記1の処理の実行が終了した段階で、接続先を前記端末通信路に切り替える、請求項1記載のデータ処理システム。

請求項3

前記端末装置は、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たす場合、前記端末通信路を通じて前記サーバーに接続して、前記サーバー側マスターデータに基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理情報を前記サーバーに送信する、請求項1または2記載のデータ処理システム。

請求項4

前記端末装置は、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たさない場合、前記処理通信路を通じて前記処理装置に接続して、前記処理装置側マスターデータに基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理情報を前記処理装置に送信する、請求項3記載のデータ処理システム。

請求項5

前記処理装置は、サーバー通信路が、予め設定されたサーバー通信条件を満たす場合、前記処理装置側マスターデータ及び前記処理装置側ソフトウェアの少なくともいずれかを、前記サーバー側マスターデータ及び前記サーバー側ソフトウェアのいずれかに基づき更新する、請求項1記載のデータ処理システム。

請求項6

前記処理装置は、サーバー通信路が、予め設定されたサーバー通信条件を満たす場合、前記端末装置からの前記処理情報を前記サーバーに送信する、請求項4記載のデータ処理システム。

請求項7

前記処理装置は、処理情報記憶部を有し、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たさない場合、前記端末装置からの前記処理情報を前記処理情報記憶部に蓄積し、前記処理情報記憶部に記憶する前記処理情報に基づいて前記処理装置側マスターデータを更新する、請求項6記載のデータ処理システム。

請求項8

前記処理装置は、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たす場合、前記サーバー通信路を通じて前記サーバーに接続して、前記サーバー側マスターデータに基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理情報を前記サーバーに送信する、請求項7記載のデータ処理システム。

請求項9

前記処理装置は、前記処理装置側マスターデータを記憶するデータ記憶部を有し、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たさない場合、前記データ記憶部の前記処理装置側マスターデータに基づいて前記処理を実行し、実行した処理に関する前記処理情報を前記処理情報記憶部に蓄積する、請求項7または8記載のデータ処理システム。

請求項10

前記処理装置は、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たさない状態から前記サーバー通信条件を満たす状態に変化した場合、前記処理情報記憶部に蓄積した前記処理情報を前記サーバーに送信する、請求項7記載のデータ処理システム。

請求項11

前記処理装置は、前記処理装置側ソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶部を有し、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たす場合、前記サーバー通信路を通じて前記サーバーに接続して前記サーバー側ソフトウェアを実行し、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たさない場合、前記ソフトウェア記憶部の前記処理装置側ソフトウェアを実行する、請求項5記載のデータ処理システム。

請求項12

サーバー及び処理装置に接続可能な端末装置が、端末通信路が、予め設定された端末通信条件を満たす場合、前記端末通信路を通じて前記サーバーに接続して、前記サーバーが有するサーバー側ソフトウェアをウェブブラウザーで実行し、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たさない場合、前記サーバー側ソフトウェアで指示される情報に基づいて、処理通信路を通じて前記処理装置に接続し、前記処理装置が有する処理装置側ソフトウェアを前記ウェブブラウザーで実行すること、を特徴とするデータ処理方法

請求項13

前記端末装置は、前記処理通信路を通じて前記処理装置に接続して1の処理を実行する間に、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たした場合、実行中の前記1の処理の実行が終了した段階で、接続先を前記端末通信路に切り替える、請求項12記載のデータ処理方法。

請求項14

前記端末装置は、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たす場合、前記端末通信路を通じて前記サーバーに接続して、前記サーバー側マスターデータに基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理情報を前記サーバーに送信する、請求項13記載のデータ処理方法。

請求項15

前記端末通信路が前記端末通信条件を満たさない場合、前記処理通信路を通じて前記処理装置に接続して、前記処理装置側マスターデータに基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理情報を前記処理装置に送信する、請求項14記載のデータ処理方法。

請求項16

端末通信路が、予め設定された端末通信条件を満たす場合、前記端末通信路を通じて前記サーバーに接続して、前記サーバーが有するサーバー側ソフトウェアをウェブブラウザーで実行し、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たさない場合、前記サーバー側ソフトウェアで指示される情報に基づいて、処理通信路を通じて処理装置に接続し、前記処理装置が有する処理装置側ソフトウェアを前記ウェブブラウザーで実行すること、を特徴とする端末装置。

請求項17

前記処理通信路を通じて前記処理装置に接続して1の処理を実行する間に、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たした場合、実行中の前記1の処理の実行が終了した段階で、接続先を前記端末通信路に切り替える、請求項16記載の端末装置。

請求項18

前記端末通信路が前記端末通信条件を満たす場合、前記端末通信路を通じて前記サーバーに接続して、前記サーバー側マスターデータに基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理情報を前記サーバーに送信する、請求項16記載の端末装置。

請求項19

前記端末通信路が前記端末通信条件を満たさない場合、前記処理通信路を通じて前記処理装置に接続して、前記処理装置側マスターデータに基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理情報を前記処理装置に送信する、請求項17記載の端末装置。

技術分野

0001

本発明は、データ処理システムデータ処理方法、及び、端末装置に関する。

背景技術

0002

従来、サーバーに接続された端末装置が、サーバーが提供する機能を利用してデータ処理を行うシステムがあった(例えば、特許文献1参照)。この種のシステムでは、サーバーと端末装置とを接続する通信回線遮断されると、システムが動作しなくなるという問題がある。この問題の対策として、例えば特許文献1のPOS(Point Of Sales)システムは、サーバー装置クライアント装置との間に、回線確認装置を有する補助サーバー装置を設ける。特許文献1のシステムは、補助サーバー装置とサーバー装置とを二以上のインターネット回線で接続し、一のインターネット回線による交信が確認できない場合に、他のインターネット回線でクライアント装置とサーバー装置とが交信する。

先行技術

0003

特開2013−137666号公報

発明が解決しようとする課題

0004

通信障害の対策のために通信回線を冗長化する場合、各通信回線通信状態監視する装置を備える必要がある。例えば、特許文献1のシステムは、二以上のインターネット回線に接続された補助サーバー装置が、クライアント装置とサーバー装置との間で通信中継し、インターネット回線による交信が確認できるか否かを監視する。このため、システムの構成が複雑化するので、このような対策を導入することは容易ではない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、端末装置がサーバーと通信してデータ処理を行うシステムにおいて、通信の障害が発生しても端末装置がデータ処理を実行できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために、本発明のデータ処理システムは、サーバー側マスターデータ及びサーバー側ソフトウェアを保持するサーバーと、処理装置側マスターデータ及び処理装置側ソフトウェアを保持する処理装置と、端末通信路が、予め設定された端末通信条件を満たす場合、前記端末通信路を通じて前記サーバーに接続して、ウェブブラウザーで前記サーバー側ソフトウェアを実行し、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たさない場合、前記サーバー側ソフトウェアで指示される情報に基づいて、処理通信路を通じて前記処理装置に接続し、前記ウェブブラウザーで前記処理装置側ソフトウェアを実行する端末装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、端末装置をサーバーに接続する端末通信路の通信状態が条件を満たさない場合に、端末装置が処理装置に接続して、処理を滞らず実行できる。

0006

また、本発明のデータ処理システムは、前記端末装置は、前記処理通信路を通じて前記処理装置に接続して1の処理を実行する間に、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たした場合、実行中の前記1の処理の実行が終了した段階で、接続先を前記端末通信路に切り替える。
本発明によれば、端末通信路の通信状態が条件を満たす状態に回復した場合に、端末装置が、実行中の処理に悪影響を与えないように接続先を切り替えて、サーバーに接続できる。

0007

また、本発明のデータ処理システムにおいて、前記端末装置は、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たす場合、前記端末通信路を通じて前記サーバーに接続して、前記サーバー側マスターデータに基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理情報を前記サーバーに送信する。
本発明によれば、端末装置が実行した処理に関する情報をサーバーに保存できる。

0008

また、本発明のデータ処理システムにおいて、前記端末装置は、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たさない場合、前記処理通信路を通じて前記処理装置に接続して、前記処理装置側マスターデータに基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理情報を前記処理装置に送信する。
本発明によれば、端末装置をサーバーに接続する端末通信路の通信状態が条件を満たさない場合に、処理装置が提供するデータに基づいて、端末装置が処理を実行し、実行した処理に関する情報を処理装置に保存できる。

0009

また、本発明のデータ処理システムにおいて、前記処理装置は、サーバー通信路が、予め設定されたサーバー通信条件を満たす場合、前記処理装置側マスターデータ及び前記処理装置側ソフトウェアの少なくともいずれかを、前記サーバー側マスターデータ及び前記サーバー側ソフトウェアのいずれかに基づき更新する。
本発明によれば、処理装置が保持するデータ及びソフトウェアと、サーバーが保持するデータ及びソフトウェアとを整合させることができる。

0010

また、本発明のデータ処理システムにおいて、前記処理装置は、サーバー通信路が、予め設定されたサーバー通信条件を満たす場合、前記端末装置からの前記処理情報を前記サーバーに送信する。
本発明によれば、端末装置をサーバーに接続する端末通信路の通信状態が条件を満たさない場合に、端末装置が実行した処理に関する情報を、サーバーに送信できる。

0011

また、本発明のデータ処理システムにおいて、前記処理装置は、処理情報記憶部を有し、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たさない場合、前記端末装置からの前記処理情報を前記処理情報記憶部に蓄積し、前記処理情報記憶部に記憶する前記処理情報に基づいて前記処理装置側マスターデータを更新する。
本発明によれば、端末装置をサーバーに接続する端末通信路の通信状態が条件を満たさない場合に、端末装置が処理を実行し、実行した処理に関する情報に基づき処理装置が保持するデータを更新できる。

0012

また、本発明のデータ処理システムにおいて、前記処理装置は、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たす場合、前記サーバー通信路を通じて前記サーバーに接続して、前記サーバー側マスターデータに基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理情報を前記サーバーに送信する。
本発明によれば、サーバーが保持するデータに基づいて端末装置が処理を実行し、実行した処理に関する情報に基づきサーバーが保持するデータを更新できる。

0013

また、本発明のデータ処理システムにおいて、前記処理装置は、前記処理装置側マスターデータを記憶するデータ記憶部を有し、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たさない場合、前記データ記憶部の前記処理装置側マスターデータに基づいて前記処理を実行し、実行した処理に関する前記処理情報を前記処理情報記憶部に蓄積する。
本発明によれば、処理装置をサーバーに接続するサーバー通信路の通信状態が条件を満たさない場合に、処理装置が記憶するデータに基づき、処理装置が処理を実行して、実行した処理に関する情報を処理装置の記憶部に記憶できる。

0014

また、本発明のデータ処理システムにおいて、前記処理装置は、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たさない状態から前記サーバー通信条件を満たす状態に変化した場合、前記処理情報記憶部に蓄積した前記処理情報を前記サーバーに送信する。
本発明によれば、サーバー通信路の通信状態が条件を満たす状態に回復した場合に、端末装置または処理装置が実行した処理に関する情報をサーバーに送信できる。

0015

また、本発明のデータ処理システムにおいて、前記処理装置は、前記処理装置側ソフトウェアを記憶するソフトウェア記憶部を有し、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たす場合、前記サーバー通信路を通じて前記サーバーに接続して前記サーバー側ソフトウェアを実行し、前記サーバー通信路が前記サーバー通信条件を満たさない場合、前記ソフトウェア記憶部の前記処理装置側ソフトウェアを実行する。
本発明によれば、サーバー通信路の通信状態に関わらず、処理装置が処理を実行できる。

0016

また、上記目的を達成するために、本発明のデータ処理方法は、サーバー及び処理装置に接続可能な端末装置が、端末通信路が、予め設定された端末通信条件を満たす場合、前記端末通信路を通じて前記サーバーに接続して、前記サーバーが有するサーバー側ソフトウェアをウェブブラウザーで実行し、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たさない場合、前記サーバー側ソフトウェアで指示される情報に基づいて、処理通信路を通じて前記処理装置に接続し、前記処理装置が有する処理装置側ソフトウェアを前記ウェブブラウザーで実行すること、を特徴とする。
本発明によれば、端末装置をサーバーに接続する端末通信路の通信状態が条件を満たさない場合に、端末装置が処理装置に接続して、処理を滞らず実行できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の端末装置は、端末通信路が、予め設定された端末通信条件を満たす場合、前記端末通信路を通じて前記サーバーに接続して、前記サーバーが有するサーバー側ソフトウェアをウェブブラウザーで実行し、前記端末通信路が前記端末通信条件を満たさない場合、前記サーバー側ソフトウェアで指示される情報に基づいて、処理通信路を通じて処理装置に接続し、前記処理装置が有する処理装置側ソフトウェアを前記ウェブブラウザーで実行すること、を特徴とする。
本発明によれば、端末装置をサーバーに接続する端末通信路の通信状態が条件を満たさない場合に、端末装置が処理装置に接続して、処理を滞らず実行できる。

発明の効果

0017

このように、本発明の構成によれば、端末装置をサーバーに接続する端末通信路の通信状態が条件を満たさない場合に、端末装置が処理通信路を通じて処理装置に接続して処理を実行するため、処理を滞らず実行できる。

図面の簡単な説明

0018

本実施形態に係るデータ処理システムの構成を示すブロック図。
データ処理システムの構成を示すブロック図。
データ処理システムの動作を示すフローチャート
データ処理システムがデータを送受信する動作の説明図。
タブレットが実行するタブレット側切替処理のフローチャート。
処理装置が実行する処理装置側切替処理のフローチャート。

実施例

0019

以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るデータ処理システム1の構成を示すブロック図であり、特に、サーバー50の構成を詳細に示す。
本実施形態では、データ処理システム1は、商取引を行う店舗Lで、商取引に関する会計処理を行うPOS(Point of Sales)システムとして機能する。データ処理システム1が適用される対象の店舗Lは、商品サービスを含む)を提供して対価支払いを受ける事業所であり、データ処理システム1は対価を計算し支払いを受け付ける会計処理を実行し、実行した会計処理に関する情報を保存する。
データ処理システム1は、POS装置10、及び、POS装置30を含み、POS装置10、30はそれぞれ通信ネットワークNでサーバー50に接続される。
データ処理システム1は、サーバー50が提供するPOSアプリケーション62(ウェブアプリケーション)を、処理装置11、及びタブレット31のそれぞれがウェブブラウザーにより実行して、POS装置としての機能を実現するWebPOSシステムである。

0020

POS装置10は、処理装置11、及び、処理装置11に接続するモニター26、バーコードスキャナー27、カスタマーディスプレー28、キャッシュドロアー29を備える。処理装置11は、通信ネットワークNによりサーバー50に接続して、サーバー50との間で各種データを送受信する。
POS装置30は、タブレット31(端末装置)、記録装置41、バーコードスキャナー47、カスタマーディスプレー48、及び、キャッシュドロアー49を備える。タブレット31は、平板状の本体を有する、いわゆるタブレット型コンピューターである。タブレット31は、通信ネットワークNでサーバー50に接続して、サーバー50との間で各種データを送受信する。
POS装置10及びPOS装置30の構成については後述する。

0021

通信ネットワークNは、公衆回線網専用線携帯電話回線を含む無線通信回線、及び、これらの回線バックボーン通信回線など、各種の通信回線またはその組合せで実現され、その具体的構成は限定されない。通信ネットワークNは、遠隔地を接続できる広域通信回線網ということができるが、通信ネットワークNが敷設された範囲、面積などは制限されない。通信ネットワークNは、上記各種通信回線を接続するサーバー装置、ゲートウェイ装置ルーター装置等のネットワーク機器を含んでもよい。また、通信ネットワークNが複数の通信回線で構成されてもよい。

0022

POS装置30がサーバー50と通信する通信路を、端末通信路N1とし、POS装置10がサーバー50と通信する通信路を、サーバー通信路N2とする。端末通信路N1及びサーバー通信路N2は、通信回線に設けられる仮想的或いは論理的な通信路(パスチャネル)を指す。端末通信路N1とサーバー通信路N2とは物理的に同じ通信回線に形成されてもよいし、物理的に異なる通信回線にそれぞれ形成されてもよい。
本実施形態では、店舗Lに後述する通信装置5を設置し、通信装置5が通信ネットワークNに接続する構成を一例として示す。この構成では、POS装置10の処理装置11及びPOS装置30のタブレット31は、通信装置5を経由して通信ネットワークNに接続する。従って、端末通信路N1及びサーバー通信路N2は、少なくとも通信装置5と通信ネットワークNとを繋ぐ区間では共通の通信回線上にあるが、論理的には独立した通信路といえる。例えば、処理装置11とタブレット31とが別の通信装置を経由して通信ネットワークNに接続する構成も、勿論実現可能である。

0023

データ処理システム1は、通信回線が通信可能か否かを判定する機能を有する。すなわち、POS装置30は、端末通信路N1が通信可能な状態か否かを判定でき、POS装置10は、サーバー通信路N2が通信可能な状態が否かを判定できる。
より詳細には、タブレット31は、端末通信路N1の通信状態を判定する条件である端末通信条件を有する。端末通信条件は、予めタブレット31に設定され、タブレット31が生成し、或いは、タブレット31が他の装置から取得するなど、何らかの方法でタブレット31に与えられる。処理装置11は、サーバー通信路N2の通信状態を判定する条件であるサーバー通信条件を有する。サーバー通信条件は、予め処理装置11に設定され、処理装置11が生成し、或いは、処理装置11が他の装置から取得するなど、何らかの方法で処理装置11に与えられる。端末通信条件は、端末通信路N1の通信状態が、通信を実行可能な状態であるか否かを判定する基準または指標となるデータを含む。サーバー通信条件は、サーバー通信路N2の通信状態が、通信を実行可能な状態であるか否かを判定する基準または指標となるデータを含む。データの具体例としては、端末通信条件は、パケット欠損率伝送遅延時間、ノイズ比率エラー訂正実行状態等が挙げられる。端末通信条件、及び/又はサーバー通信条件は、サーバー50がタブレット31及び/又は処理装置11に送信してもよい。

0024

サーバー50は、サーバー制御部51、及び、サーバー通信部55を備える。サーバー制御部51は、アプリケーション実行部52、及び、データベース制御部53を備える。また、サーバー50には、データ記憶部61、及び、データベース65が接続する。
サーバー通信部55は、通信ネットワークNに接続し、サーバー制御部51の制御に従って、POS装置10との間、及び、POS装置30との間でデータを送受信する。

0025

サーバー制御部51は、CPU、ROM、RAM、及び、その他の周辺回路を備え、CPUがプログラムを実行して、サーバー50の各部を制御する。アプリケーション実行部52及びデータベース制御部53は、サーバー制御部51のCPUがプログラムを実行して生成する、ソフトウェアの機能である。
データ記憶部61は、アプリケーション実行部52が実行するPOSアプリケーション62(サーバー側ソフトウェア)、及び、POS装置10、30に送信するHTML(HyperText Markup Language)ファイル63を記憶する。

0026

データベース65は、サーバー側売上データ66、及び、サーバー側マスターデータ67を記憶する。データベース65は、POS装置10、30が実行する商取引の会計処理の結果をサーバー側売上データ66に登録する。つまり、サーバー側売上データ66は、データ処理システム1が処理した会計処理の結果のデータを含む。サーバー側売上データ66が含むデータは、例えば、会計処理の日時、店舗Lの名称、会計処理を実行したPOS装置10、30の識別情報(ID)、会計処理の対象となった商品の商品名、数量、単価、会計処理の合計金額支払い方法等のデータを含む。また、現金決済を行った場合の預かり金額釣り銭金額を含めてもよい。また、サーバー側売上データ66は、会計処理の相手である顧客に関する情報を含んでもよい。
サーバー側マスターデータ67は、会計処理に用いるデータを蓄積する。例えば、商品の識別情報に対応する商品の単価を含む、PLU(Price Look Up)データベースを含む。商品の識別情報とは、例えば、バーコードスキャナー27、47が読み取る商品のバーコードのデータであり、いわゆるPLUデータである。また、サーバー側マスターデータ67は、商品の販売条件等に関するデータを含んでもよい。

0027

サーバー制御部51は、処理装置11が送信するアクセス要求、またはタブレット31が送信するアクセス要求をサーバー通信部55が受信することをトリガーとして、アプリケーション実行部52を呼び出す。アプリケーション実行部52は、POSアプリケーション62を実行して、データ記憶部61が記憶するHTMLファイル63を、処理装置11またはタブレット31に送信する。

0028

HTMLファイル63は、サーバー制御部51が処理装置11及びタブレット31に送信するファイルであり、処理装置11及びタブレット31が表示する表示用の画像データ、テキストデータ、及び、これらの表示態様を定めるデータを含む。HTMLファイル63は、サーバー50の機能を呼び出すスクリプトを含む。このスクリプトの実装形態は、例えばJava(登録商標)スクリプトである。
処理装置11及びタブレット31は、後述するようにHTMLファイル63をウェブブラウザーで処理し、スクリプトの機能でサーバー50に対するデータの送信、及びサーバー50が送信するデータの処理を実行する。

0029

処理装置11及びタブレット31は、ウェブブラウザーがスクリプトを実行して、サーバー50に対してPLUデータを送信し、サーバー側マスターデータ67のデータを要求する。アプリケーション実行部52は、処理装置11またはタブレット31からPLUデータを受信すると、PLUデータに対応する価格データをサーバー側マスターデータ67から抽出して、処理装置11またはタブレット31に送信する。この価格データは、単価、商品名、商品カテゴリー、或いは、その他の情報等を含む。
処理装置11またはタブレット31が、POSアプリケーション62の機能により会計処理を行った処理結果を送信し、この処理結果をサーバー通信部55が受信した場合に、アプリケーション実行部52は、受信する処理結果に基づいてサーバー側売上データ66を更新する。

0030

図2は、本実施形態に係るデータ処理システム1の構成を示すブロック図であり、特に、POS装置10及びPOS装置30の構成を詳細に示す。
図2に示すように、POS装置10、30が設置される店舗Lには通信装置5が設置される。通信装置5は、広域ネットワークと店舗L内のネットワークとを接続する装置であり、例えば、スイッチ、ルーターゲートウェイサーバー等である。通信装置5の広域ネットワーク側は、有線の通信回線または携帯電話網等の無線通信回線で通信ネットワークNに接続する。通信装置5のLAN側インターフェイスは、Ethernet(登録商標)等の有線LANインターフェイスや、IEEE802.11の無線LANインターフェイス、Bluetooth(登録商標)インターフェイスを含む。本実施形態では、通信装置5の有線LANインターフェイスに処理装置11が接続し、無線LANインターフェイスにタブレット31が接続する。通信装置5は、処理装置11とサーバー50との間の通信、及び、タブレット31とサーバー50との間の通信を中継する。

0031

また、通信装置5はLAN側に接続された機器間の通信を中継する機能を備え、具体的には、処理装置11とタブレット31とが通信装置5を通じてデータ通信可能である。処理装置11とタブレット31とが通信する通信路を、処理通信路N3とする。処理通信路N3は、店舗L内のLANに設けられる仮想的或いは論理的な通信路(パス、チャネル)を指す。処理通信路N3の一部または全部が、端末通信路N1及びサーバー通信路N2の一部と物理的に同じ通信回線に形成されてもよいし、物理的に異なる通信回線に形成されてもよい。

0032

タブレット31は、タブレット31の各部及び記録装置41を制御するタブレット制御部32、タブレット通信部34、タッチパネル35、及び、タブレット記憶部36を備える。
記録装置41は、タブレット31の制御により、プリンターユニット45でレシート印刷するプリンターである。記録装置41は、記録装置制御部42、記録装置通信部43、デバイス接続部44、及びプリンターユニット45を備える。デバイス接続部44にはバーコードスキャナー47が接続し、プリンターユニット45にはカスタマーディスプレー48及びキャッシュドロアー49が接続する。

0033

タブレット31は、平板状の本体の前面に設けられた表示パネル、及び、表示パネルに重ねて設けられたタッチセンサーを含むタッチパネル35を備える。この表示パネルは、液晶表示パネル有機ELパネルで構成される。また、タッチパネル35のタッチセンサーは、静電容量式感圧式等のセンサーであり、ユーザー手指ペン型操作デバイス(図示略)によるタッチ操作を検出して、検出位置を示す操作データをタブレット制御部32に出力する。

0034

タブレット31にはウェブブラウザープログラムがインストールされており、タブレット制御部32が、タブレット記憶部36に記憶されるウェブブラウザープログラムを読み出して実行する。ブラウザー実行部33は、予め設定されたサーバーのアドレス(URL)を宛先としてリクエストを実行し、サーバー50に対してHTMLファイルの送信を要求する。ブラウザー実行部33の動作については後述する。

0035

タブレット記憶部36は、タブレット制御部32が実行するプログラムや、タブレット制御部32が処理するデータ等を不揮発的に記憶する。タブレット記憶部36は、例えば、ブラウザー実行部33の動作に関する設定データ、タブレット制御部32が記録装置41の各部を制御するための設定データ等を記憶する。

0036

タブレット通信部34は、通信装置5に接続して、タブレット制御部32の制御に従って通信装置5を通じたデータ通信を実行する。本実施形態のタブレット通信部34は、無線LANインターフェイスを有し、通信装置5と無線データ通信を実行する。

0037

タブレット通信部34は、記録装置通信部43とデータ通信を実行する。記録装置通信部43は、無線LANインターフェイス、或いは、Bluetooth(登録商標)やWireless USB等の近距離無線通信インターフェイスを有する。また、タブレット通信部34は、記録装置通信部43に対応する無線通信インターフェイスを備える。タブレット通信部34は、例えば、無線アドホックモードで、記録装置通信部43と直接通信を行ってもよいし、通信装置5が中継するネットワークを通じて通信を行ってもよい。タブレット通信部34と記録装置通信部43とを接続する通信路を無線通信リンクN4とする。記録装置41が備える記録装置制御部42は、無線通信リンクN4を通じてタブレット制御部32に接続し、タブレット制御部32が記録装置41の各部を制御する。

0038

記録装置制御部42は、記録装置通信部43を制御して、タブレット31とのデータ通信を実行する。また、記録装置制御部42には、デバイス接続部44及びプリンターユニット45が接続する。

0039

デバイス接続部44は、USBコネクターモニター用コネクターなどのコネクター類、及び、これらのコネクターに対応するインターフェイス回路を備え、各種のデバイスを接続できる。バーコードスキャナー47は、商品、商品の包装或いは読み取り用シート等のバーコードを読み取り、読取結果をデバイス接続部44に出力する。バーコードスキャナー47はコードを光学的に読み取って読取結果を出力できればよく、コードの具体的態様に制限はない。例えば、QRコード(登録商標)等の二次元コードでもよい。
デバイス接続部44は、バーコードスキャナー47が出力する読取結果に基づきPLUデータを生成して、記録装置制御部42に出力する。

0040

プリンターユニット45は、記録装置41の筐体に収容されたロール紙を搬送する搬送機構サーマルヘッドでロール紙に画像を記録する記録機構、及び、ロール紙を所定の位置で切断する切断機構等、ロール紙に記録するための機構を備える。プリンターユニット45は、記録装置制御部42の制御で、搬送機構でロール紙を搬送し、記録機構でロール紙にレシートの画像を記録し、切断機構でロール紙を切断して、レシートを発行する。

0041

また、プリンターユニット45は、外部デバイスシリアル接続するシリアルインターフェイスを複数備え、このシリアルインターフェイスにカスタマーディスプレー48とキャッシュドロアー49とがそれぞれ接続される。プリンターユニット45は、記録装置制御部42が出力する制御信号を、シリアルインターフェイスにパススルー出力する。従って、カスタマーディスプレー48及びキャッシュドロアー49は、プリンターユニット45を通じて、記録装置制御部42にデイジーチェーン接続する。

0042

カスタマーディスプレー48は、プリンターユニット45から入力される制御信号に基づいて文字記号、画像等を表示する。キャッシュドロアー49は、現金を収容するトレイ及びトレイをロックする機構を備え、プリンターユニット45から入力されるドロアーキック信号に従ってロックを解除し、トレイを開く。プリンターユニット45が、記録装置制御部42が出力する制御信号をパススルー出力すると、この制御信号に従って、カスタマーディスプレー48及びキャッシュドロアー49が動作する。

0043

記録装置制御部42は、サーバー制御部51がバーコードを読み取った場合に、デバイス接続部44がPLUデータ出力すると、このPLUデータをタブレット制御部32に送信する。また、記録装置制御部42は、タブレット制御部32がカスタマーディスプレー48に表示する数字等の表示データを出力した場合、この表示データに基づき表示信号を生成して、プリンターユニット45をパススルーしてカスタマーディスプレー48に送信する。記録装置制御部42は、タブレット制御部32がキャッシュドロアー49を開く指示を出力した場合、キャッシュドロアー49の駆動信号を生成して、プリンターユニット45に出力する。また、記録装置制御部42は、タブレット制御部32がレシート発行の指示と、レシートに記録するテキストデータ及び画像データを出力すると、プリンターユニット45を駆動制御して、レシートを発行する。

0044

図3は、データ処理システム1の動作を示すフローチャートである。図3(A)はPOS端末として動作するPOS装置10、30の動作を示し、図3(B)はサーバー50の動作を示す。
POS装置30のブラウザー実行部33は、上述したように、予め設定されたアクセス先のデータに従って、サーバー50に対してHTMLファイル63の送信を要求する(ステップS11)。サーバー50のアプリケーション実行部52は、HTMLファイル63の送信の要求を受信して(ステップS21)、HTMLファイル63を送信する(ステップS22)。

0045

ブラウザー実行部33は、サーバー50が送信するHTMLファイル63をダウンロードして実行し(ステップS12)、POSの機能を有するウェブアプリケーションを実行する。
その後、POS装置30を操作するオペレーターが、バーコードスキャナー47を操作して、商取引の対象となる商品のバーコードを読み取る(ステップS13)。デバイス接続部44は、バーコードスキャナー47が出力する読取結果を取得し(ステップS14)、PLUデータを生成してブラウザー実行部33に出力する。ブラウザー実行部33は、PLUデータをサーバー50に送信する(ステップS15)。

0046

アプリケーション実行部52は、POS装置30が送信するPLUデータを受信し(ステップS23)、受信したPLUデータに基づきサーバー側マスターデータ67を参照する(ステップS24)。アプリケーション実行部52は、受信したPLUデータに対応する価格データをサーバー側マスターデータ67から取得して、POS装置30に送信する(ステップS25)。

0047

ブラウザー実行部33は、サーバー50が送信する価格データを受信し(ステップS16)、受信した価格データに基づき会計処理を実行する(ステップS17)。具体的には、バーコードスキャナー47が読み取ったPLUデータに対応する商品名、単価、商品カテゴリー等をタッチパネル35に表示する。また、タッチパネル35の操作により商品数量、預かり金額等が入力され、ブラウザー実行部33は、入力されたデータを取得して、ウェブアプリケーションの機能で合計金額を算出し、合計金額と釣り銭の金額等をタッチパネル35に表示する。また、ブラウザー実行部33は、必要に応じてキャッシュドロアー49を開く指示を送信する。
1回の会計処理で複数の商品を処理する場合、データ処理システム1は、図3(A)のステップS13〜S17及び図3(B)のステップS22〜S25の処理を繰り返し実行する。

0048

ブラウザー実行部33は、レシートを発行するための発行指示、テキストデータ、及び画像データを記録装置41に出力して、レシートを発行する(ステップS18)。ブラウザー実行部33は、レシートの発行が完了したとき、レシートの発行後にタッチパネル35で完了を指示する操作が行われたとき、或いは、キャッシュドロアー49が閉じられたときに、1回の会計処理が完了したと判定する。1回の会計処理が完了した場合、ブラウザー実行部33は、会計処理の結果を示す処理結果(処理情報)をサーバー50に送信する(ステップS19)。ここで、ブラウザー実行部33は、複数回の会計処理の処理結果をまとめてサーバー50に送信してもよい。

0049

アプリケーション実行部52は、POS装置30が送信する処理結果を受信して(ステップS26)、処理結果をデータベース65のサーバー側売上データ66に登録し、サーバー側売上データ66を更新する(ステップS27)。

0050

このように、POS装置30は、オペレーターの操作に応じてPOSとして会計処理を実行し、会計処理の結果がサーバー側売上データ66に反映される。

0051

処理装置11は、プリンターユニット19によりレシートを印刷するプリンターであり、補助記憶部20(ソフトウェア記憶部)及びデータ記憶部23(処理情報記憶部)に記憶するデータに基づきデータ処理を実行する機能を備える。
処理装置11は、プリンターユニット19による印刷の制御、及び、データ処理を実行する処理装置制御部12を備える。処理装置制御部12は、処理装置通信部17、デバイス接続部18、プリンターユニット19、補助記憶部20、及びデータ記憶部23に接続する。POS装置10が備えるデバイスのうち、モニター26及びバーコードスキャナー27はデバイス接続部18に接続し、カスタマーディスプレー28及びキャッシュドロアー29はプリンターユニット19に接続する。

0052

処理装置通信部17は、例えば有線LANインターフェイスで通信装置5に接続する。処理装置通信部17は、処理装置制御部12の制御に従って、サーバー50に対するデータ通信を実行する。また、処理装置通信部17は、通信装置5を通じてタブレット31とデータ通信を行う。なお、処理装置通信部17が無線LANインターフェイスを有し、通信装置5に無線接続してもよく、処理装置通信部17がタブレット31のタブレット通信部34に直接、無線接続して通信を行う構成でもよい。

0053

デバイス接続部18は、USBコネクター、モニター用コネクターなどのコネクター類、及び、これらのコネクターに対応するインターフェイス回路を備え、各種のデバイスを接続できる。
モニター26は、液晶表示パネルや有機ELパネル等の表示画面を有し、デバイス接続部18から入力される表示信号に基づき各種画面を表示する。デバイス接続部18は、処理装置制御部12の制御に従って、モニター26に表示信号を出力する。
バーコードスキャナー27は、商品、商品の包装或いは読み取り用のシート等のバーコードを読み取り、読取結果をデバイス接続部18に出力する。POS装置10を操作するオペレーターが、販売する商品を登録するときに、バーコードスキャナー27で商品のバーコードを読み取る操作を行う。バーコードスキャナー27は、例えばバーコードスキャナー47と同様に構成できる。デバイス接続部18は、バーコードスキャナー27が出力するPLUデータを取得して、処理装置制御部12に出力する。

0054

プリンターユニット19は、処理装置11の筐体に収容されたロール紙を搬送する搬送機構、サーマルヘッドでロール紙に画像を記録する記録機構、及び、ロール紙を所定の位置で切断する切断機構等、ロール紙に記録するための機構を備える。プリンターユニット19は、処理装置制御部12の制御で、搬送機構でロール紙を搬送し、記録機構でロール紙にレシートの画像を記録し、切断機構でロール紙を切断して、レシートを発行する。

0055

また、プリンターユニット19は、外部デバイスとシリアル接続するシリアルインターフェイスを複数備え、このシリアルインターフェイスにカスタマーディスプレー28とキャッシュドロアー29とがそれぞれ接続される。プリンターユニット19は、処理装置制御部12が出力する制御信号を、シリアルインターフェイスにパススルー出力する。従って、カスタマーディスプレー28及びキャッシュドロアー29は、プリンターユニット19を通じて、処理装置制御部12にデイジーチェーン接続する。

0056

カスタマーディスプレー28は、プリンターユニット19から入力される制御信号に基づいて文字、記号、画像等を表示する。キャッシュドロアー29は、キャッシュドロアー49と同様に構成され、プリンターユニット19から入力されるドロアーキック信号に従ってロックを解除してトレイを開く。プリンターユニット19が、処理装置制御部12が出力する制御信号をパススルー出力すると、この制御信号に従って、カスタマーディスプレー28及びキャッシュドロアー29が動作する。

0057

処理装置制御部12は、CPU、ROM、RAM、及び、その他の周辺回路を備え、CPUがプログラムを実行して、処理装置11の各部を制御する。ブラウザー実行部12a、デバイス制御部12b、プリンター制御部12c、アプリケーション実行部12d、及びデータ制御部12eは、処理装置制御部12のCPUがプログラムを実行して生成する、ソフトウェアの機能である。

0058

ブラウザー実行部12aは、補助記憶部20、データ記憶部23、または図示しない他の記憶部が記憶するブラウザープログラムを実行する。ブラウザー実行部12aは、ウェブブラウザーでHTMLファイルを読み込んで実行し、画面表示用の表示データを生成してデバイス制御部12bに出力する。また、ブラウザー実行部12aは、実行するHTMLファイルがスクリプトを含む場合、このスクリプトを実行する。また、ブラウザー実行部12aは、スクリプトを実行してレシートを印刷させる場合に、印刷するテキストデータや画像データをプリンター制御部12cに出力する。

0059

デバイス制御部12bは、デバイス接続部18に接続するモニター26、バーコードスキャナー27、及び、プリンターユニット19に接続するカスタマーディスプレー28、及びキャッシュドロアー29の接続を検出する。デバイス制御部12bは、ブラウザー実行部12aが出力する表示データを、モニター26に適した表示信号に変換してデバイス接続部18に出力し、或いは、デバイス接続部18に表示データを出力して表示信号に変換させる。また、デバイス制御部12bは、デバイス接続部18がPLUデータを出力した場合に、このPLUデータを取得してブラウザー実行部12aに出力する。
プリンター制御部12cは、ブラウザー実行部12aが出力するテキストデータや画像データに基づき、プリンターユニット19を制御して、レシートを印刷する。

0060

ブラウザー実行部12aは、HTMLファイル63に基づきウェブアプリケーションを実行して、POS装置30が有するブラウザー実行部33と同様に、POSとして会計処理を実行する。
ブラウザー実行部12aは、図3(A)に示したブラウザー実行部33の動作を実行する。ブラウザー実行部12aは、予め設定されたアクセス先のデータに従って、サーバー50に対してHTMLファイル63の送信を要求し(ステップS11)、サーバー50が送信するHTMLファイル63をダウンロードして実行し(ステップS12)、ウェブアプリケーションを実行する。
POS装置10を操作するオペレーターが、バーコードスキャナー27を操作して、商取引の対象となる商品のバーコードを読み取ると(ステップS13)、デバイス接続部18が読取結果を取得し(ステップS14)、PLUデータを生成してブラウザー実行部12aに出力する。ブラウザー実行部12aは、PLUデータをサーバー50に送信する(ステップS15)。

0061

その後、ブラウザー実行部12aが送信したPLUデータに対応する価格データをサーバー50が送信すると、ブラウザー実行部12aは価格データを受信し(ステップS16)、受信した価格データに基づき会計処理を実行する(ステップS17)。
ここで、ブラウザー実行部12aは、バーコードスキャナー27が読み取ったPLUデータに対応する商品名、単価、商品カテゴリー等をモニター26に表示する。また、バーコードスキャナー27によるバーコードの読み取り、又は、図示しない入力デバイスの操作により、商品数量、預かり金額等が入力されると、ブラウザー実行部12aは、入力されたデータを取得する。ブラウザー実行部12aは、入力データに基づきウェブアプリケーションの機能で合計金額を算出し、合計金額と釣り銭の金額等をモニター26に表示する。また、ブラウザー実行部12aは、必要に応じてキャッシュドロアー29を開く指示を送信する。

0062

ブラウザー実行部12aは、レシートを発行するための発行指示、テキストデータ、及び画像データをプリンターユニット19に出力して、レシートを発行する(ステップS18)。ブラウザー実行部12aは、1回の会計処理が完了したと判定した場合、会計処理の結果を示す処理結果(処理情報)をサーバー50に送信する(ステップS19)。ブラウザー実行部12aは、複数回の会計処理の処理結果をまとめてサーバー50に送信してもよい。
ブラウザー実行部12aが上記ステップS11〜S19の動作を実行する間、アプリケーション実行部52は、POS装置30がウェブアプリケーションを実行する場合と同様に、図3(B)の動作を実行する。
このように、POS装置10は、POS装置30と同様、オペレーターの操作に応じてPOSとして会計処理を実行し、POS装置10の会計処理の結果がサーバー側売上データ66に反映される。

0063

図4は、データ処理システム1がデータを送受信する動作の説明図であり、(A)は通常時の動作、(B)は通信回線の障害回避動作、(C)は通信回線の障害からの復旧動作を示す。
図4(A)は、POS装置10とサーバー50、及び、POS装置30とサーバー50とが通信を行ってPOSの機能を実行する場合の動作を示す。タブレット31は、端末通信路N1を通じてサーバー50と通信する。タブレット31は、端末通信路N1でPLUデータに基づく問合せを行い、サーバー50が問合せの結果(価格データ)を送信し、タブレット31が処理結果を送信する。また、処理装置11は、サーバー通信路N2を通じてサーバー50と通信し、PLUデータに基づく問合せを行い、サーバー50が問合せの結果(価格データ)を送信し、処理装置11が処理結果を送信する。サーバー50は、処理装置11及びタブレット31が送信する処理結果に基づき、データベース65のサーバー側売上データ66を更新する。

0064

ブラウザー実行部33は、端末通信路N1の通信状態を判定する。タブレット31は、端末通信路N1の通信状態を判定する条件である端末通信条件をタブレット記憶部36に記憶する。ブラウザー実行部33は、端末通信路N1の通信状態を検出し、検出した通信状態が端末通信条件を満たすか否かに基づき、通信状態を判定する。端末通信路N1の通信状態が端末通信条件を満たす場合、ブラウザー実行部33は、端末通信路N1が通信可能な状態と判定する。また、端末通信路N1の通信状態が端末通信条件を満たさない場合、ブラウザー実行部33は、端末通信路N1が通信可能な状態でないと判定する。

0065

また、ブラウザー実行部12aは、サーバー通信路N2の通信状態を判定する。処理装置11は、サーバー通信路N2の通信状態を判定する条件であるサーバー通信条件を補助記憶部20またはデータ記憶部23に記憶する。ブラウザー実行部12aは、サーバー通信路N2の通信状態を検出し、検出した通信状態がサーバー通信条件を満たすか否かに基づき、通信状態を判定する。サーバー通信路N2の通信状態がサーバー通信条件を満たす場合、ブラウザー実行部12aは、サーバー通信路N2が通信可能な状態と判定する。また、サーバー通信路N2の通信状態がサーバー通信条件を満たさない場合、ブラウザー実行部12aは、サーバー通信路N2が通信可能な状態でないと判定する。

0066

図4(B)に示すように、端末通信路N1が通信可能な状態でないと判定した場合、タブレット31は、接続先をサーバー50から処理装置11に切り替える。接続先を切り替える場合の切替先を指定する情報(ネットワークアドレスなど)は、サーバー50がタブレット31に送信するHTMLファイル63に含まれる。また、HTMLファイル63は、端末通信条件を含んでもよい。ブラウザー実行部33は、端末通信路N1の通信状態を判定した後、ブラウザー実行部33がHTMLファイル63に含まれる設定に基づき、接続先を切り替える。
この場合、タブレット31は、処理通信路N3を通じて処理装置11と通信する。タブレット31は、処理通信路N3でPLUデータに基づく問合せを行い、処理装置11が、サーバー50と同様に動作して、問合せの結果(価格データ)を送信する。また、タブレット31が処理結果を送信すると、処理装置11は、タブレット31が送信する処理結果に基づき、データベースを更新する。

0067

この動作を行うため、処理装置11は、アプリケーション実行部12d、データ制御部12e、補助記憶部20及びデータ記憶部23を備える。
アプリケーション実行部12dは、補助記憶部20及びデータ記憶部23が記憶するデータに基づき、アプリケーション実行部52(図1)と同様の機能を提供する。
補助記憶部20は、POSアプリケーション21、及び、HTMLファイル22を記憶する。POSアプリケーション21(処理装置側ソフトウェア)は、データ記憶部61が記憶するPOSアプリケーション62の代替として使用可能なアプリケーションである。HTMLファイル22は、データ記憶部61が記憶するHTMLファイル63の代替として使用可能なファイルである。アプリケーション実行部12dは、POSアプリケーション21を実行してウェブアプリケーションを動作させる。
データ記憶部23は、処理装置側売上データ24、及び、処理装置側マスターデータ25を記憶する。処理装置側売上データ24はサーバー側売上データ66と同じ内容のデータを含み、処理装置側マスターデータ25はサーバー側マスターデータ67と同じ内容のデータを含む。

0068

アプリケーション実行部12dは、POS装置30がHTMLファイルを要求した場合に、補助記憶部20からHTMLファイル22を読み出して、POS装置30に送信する。この動作は図3(B)のステップS21〜S22の動作に対応する。
また、アプリケーション実行部12dは、タブレット31が送信するPLUデータを受信して(ステップS23)、受信したPLUデータに基づき処理装置側マスターデータ25を参照する(ステップS24)。アプリケーション実行部12dは、受信したPLUデータに対応する価格データを処理装置側マスターデータ25から抽出して、POS装置30に送信する(ステップS25)。
アプリケーション実行部12dは、POS装置30が送信する処理結果を受信し(ステップS26)、受信した処理結果を処理装置側売上データ24に登録し、処理装置側売上データ24を更新する(ステップS27)。

0069

POSアプリケーション21及びHTMLファイル22は、POSアプリケーション62及びHTMLファイル63と同一でもよいし、一部が異なっていてもよい。アプリケーション実行部12dがアプリケーション実行部52と同様にウェブアプリケーションを実行できればよく、例えばHTMLファイル22が含むスクリプトの実行主体に関する設定データは、HTMLファイル63とは異なっていてもよい。
また、処理装置側マスターデータ25とサーバー側マスターデータ67とは同一のデータでもよいが、一部が異なっていてもよい。アプリケーション実行部52がPLUデータに基づいてサーバー側マスターデータ67を参照して得る価格データと、ブラウザー実行部12aが処理装置側マスターデータ25を参照して得る価格データとが一致すればよい。処理装置側売上データ24とサーバー側売上データ66とは、同じ処理結果に基づく同じデータを含んでいればよく、例えばデータ構造等が異なっていてもよい。
最も単純な例では、POSアプリケーション21とPOSアプリケーション62、及び、HTMLファイル22とHTMLファイル63とが、それぞれ同一である。また、処理装置側売上データ24とサーバー側売上データ66、及び、処理装置側マスターデータ25とサーバー側マスターデータ67とが、それぞれ同一である。

0070

図4(B)に示すように、ブラウザー実行部12aが、サーバー通信路N2が通信可能な状態でないと判定した場合、ブラウザー実行部12aは、アプリケーション実行部12dにアクセスしてウェブアプリケーションを実行する。サーバー通信路N2が通信可能な状態でない場合のアクセス先としてアプリケーション実行部12dを指定する情報は、HTMLファイル63が含んでもよいし、補助記憶部20またはデータ記憶部23が記憶してもよい。また、HTMLファイル63は、サーバー通信条件を含んでもよい。

0071

アプリケーション実行部12dは、ブラウザー実行部12aの要求に応じてHTMLファイル22をブラウザー実行部12aに渡して、ウェブアプリケーションを動作させ、ブラウザー実行部12aが出力するPLUデータを取得して、価格データを出力する。この場合、ブラウザー実行部12aは図3(A)の動作を実行し、アプリケーション実行部12dは図3(B)の動作を実行する。
この場合、処理装置11の内部において、ブラウザー実行部12a及びアプリケーション実行部12dが互いにデータを送受信する。このため、サーバー通信路N2が通信可能な状態でなくても、POSとして機能できる。

0072

ブラウザー実行部33が会計処理の実行中、または、HTMLファイル63をサーバー50からダウンロードした後に、端末通信路N1が通信可能な状態でないと判定された場合、HTMLファイル22のダウンロードを省略できる。この場合、ブラウザー実行部33は、既にダウンロードしたHTMLファイル63を使用して動作する。ブラウザー実行部12aが、会計処理の実行中またはHTMLファイル63をダウンロードした後に、サーバー通信路N2が通信可能な状態でないと判定した場合も同様である。

0073

図4(B)には、端末通信路N1及びサーバー通信路N2の両方が、通信可能な状態でないと判定された状態を図示するが、端末通信路N1及びサーバー通信路N2の一方が通信可能な状態でないと判定された場合も同様である。タブレット31が、端末通信路N1が通信可能な状態でないと判定した場合、サーバー通信路N2の通信状態に関わらず、タブレット31がアプリケーション実行部12dにアクセスし、処理通信路N3を通じたデータ通信が開始する。また、ブラウザー実行部12aが、サーバー通信路N2が通信可能な状態でないと判定した場合、端末通信路N1の状態に関わらず、ブラウザー実行部12aがアプリケーション実行部12dにアクセスして、上記の処理が開始する。

0074

データ処理システム1が図4(B)の障害回避動作を行うと、処理装置11及びタブレット31の少なくともいずれかの処理結果が、処理装置側売上データ24に登録される。このため、図4(B)の障害回避動作中の処理結果は、データベース65のサーバー側売上データ66に登録(反映)されない。つまり、処理装置側売上データ24とサーバー側売上データ66の不整合が発生する。
このため、データ処理システム1は、端末通信路N1及びサーバー通信路N2のうち、通信可能な状態でないと判定された通信路が、通信可能な状態に変化(回復)すると、図4(C)の復旧動作を実行する。この復旧動作では、処理装置11とサーバー50とが通信を行い、処理装置側売上データ24とサーバー側売上データ66を整合させる。これにより、サーバー側売上データ66に、障害回避動作中の処理装置11及びタブレット31の処理結果が登録される。

0075

図5は、タブレット31が実行するタブレット側切替処理を示すフローチャートである。
ブラウザー実行部33は、端末通信路N1の通信状態を検出し(ステップS41)、端末通信条件を満たすか否かを判定する(ステップS42)。ステップS41を実行するタイミングは任意であり、端末通信路N1でサーバー50と通信中に実行してもよいし、会計処理を行う間に実行してもよい。また、サーバー50と通信していない間も設定された時間毎にステップS41を実行してもよい。

0076

端末通信路N1の通信状態が端末通信条件を満たす場合(ステップS42;Yes)、ブラウザー実行部33はステップS41に戻って次の検出を行う。また、端末通信路N1の通信状態が端末通信条件を満たさない場合(ステップS42;No)、ブラウザー実行部33は、HTMLファイル63の設定を参照して接続の切替先に関する情報を取得する(ステップS43)。ブラウザー実行部33は取得した情報に基づき、接続先を処理装置11に切り替えて(ステップS44)、処理装置11に対して切替通知する(ステップS45)。ステップS45の通知は、例えば、処理装置11のアプリケーション実行部12dに対するアクセス要求である。ステップS44で切り替えを行うことにより、ブラウザー実行部33は、図4(B)の動作を実行できる。

0077

その後、ブラウザー実行部33は、障害回避動作中に、端末通信路N1の通信状態を検出し(ステップS46)、端末通信条件を満たすか否かを判定する(ステップS47)。端末通信路N1の通信状態が端末通信条件を満たさない場合(ステップS47;No)、ブラウザー実行部33はステップS46に戻って次の検出を行う。

0078

端末通信路N1の通信状態が端末通信条件を満たす場合(ステップS47;Yes)、つまり、端末通信路N1の通信状態が、通信可能な状態に変化(回復)した場合、ブラウザー実行部33は、接続先を再度切り替えるための動作を行う。まず、ブラウザー実行部33は、処理装置11に対するトランザクションを実行中であるか否かを判定する(ステップS48)。このトランザクションは、中断すべきでないデータの送受信を伴う処理の単位であり、本実施形態では、サーバー側売上データ66または処理装置側売上データ24に登録する1つの処理結果に関係する処理を指す。具体的には、1回の会計処理を1つのトランザクションとする。
トランザクションを実行中である場合(ステップS48;Yes)、ブラウザー実行部33は、実行中のトランザクションが完了するまで待機する(ステップS49)。具体的には処理結果を送信するまで待機する。その後、ブラウザー実行部33は、接続先を処理装置11からサーバー50に切り替え(ステップS50)、処理装置11に対して、接続先をサーバーに切り替えることを通知する(ステップS51)。また、トランザクションを実行中でない場合(ステップS48;No)、ブラウザー実行部33はステップS50に移行する。

0079

図6は、処理装置11が実行する処理装置側切替処理を示すフローチャートである。図6の処理で、処理装置11は、サーバー通信路N2の通信状態に対応して接続先を切り替える処理と、タブレット31の通知に対応する処理との両方を実行する。
処理装置11のブラウザー実行部12aは、サーバー通信路N2の通信状態を検出し(ステップS61)、サーバー通信条件を満たすか否かを判定する(ステップS62)。ステップS61を実行するタイミングは任意であり、サーバー通信路N2でサーバー50と通信中に実行してもよいし、会計処理を行う間に実行してもよい。また、サーバー50と通信していない間も設定された時間毎にステップS61を実行してもよい。

0080

サーバー通信路N2の通信状態がサーバー通信条件を満たす場合(ステップS62;Yes)、ブラウザー実行部12aは、タブレット31から通信先を切り替える通知の有無を判定する(ステップS63)。そして、通知がない場合(ステップS63;No)、ブラウザー実行部12aはステップS61に戻って次の検出を行う。

0081

サーバー通信路N2の通信状態がサーバー通信条件を満たさない場合(ステップS62;No)、及び、タブレット31から通信先を切り替える通知があった場合(ステップS63;Yes)、ブラウザー実行部12aは接続先の切り替えを行う。即ち、ブラウザー実行部12aは、処理結果を出力する出力先を、アプリケーション実行部12dが制御する処理装置側売上データ24に切り替え(ステップS64)、タブレット31に切替を行ったことを通知する(ステップS65)。ステップS62〜S64では、端末通信路N1が通信可能な状態でない場合に、サーバー通信路N2が通信可能な状態でも、接続先がアプリケーション実行部12dに変更する。これは、処理装置側売上データ24とサーバー側売上データ66との両方が、それぞれ異なる状態に更新されないようにする対策である。処理装置側売上データ24とサーバー側売上データ66との差分を、相互に組み込む処理が可能な場合、ステップS63と、後述するステップS68を省略してもよい。

0082

ブラウザー実行部12aは、障害回避動作中に、サーバー通信路N2の通信状態を検出し(ステップS66)、サーバー通信条件を満たすか否かを判定する(ステップS67)。サーバー通信路N2の通信状態がサーバー通信条件を満たさない場合(ステップS67;No)、ブラウザー実行部12aは、タブレット31から通信先を切り替える通知の有無を判定する(ステップS68)。そして、通知がない場合(ステップS68;No)、ブラウザー実行部12aはステップS66に戻って次の検出を行う。

0083

サーバー通信路N2の通信状態がサーバー通信条件を満たす場合(ステップS67;Yes)、つまり、サーバー通信路N2の通信状態が、通信可能な状態に変化(回復)した場合、及び、タブレット31から通知があった場合(ステップS68;Yes)、ブラウザー実行部12aは、接続先を再度切り替える。まず、ブラウザー実行部12aは、ブラウザー実行部12a及びアプリケーション実行部12dがトランザクションを実行中であるか否かを判定する(ステップS69)。ステップS69では、タブレット31の要求に対応してアプリケーション実行部12dが実行するトランザクション、及び、ブラウザー実行部12aがアプリケーション実行部12dに対して行うトランザクションの両方について判定する。いずれかのトランザクションを実行中である場合(ステップS69;Yes)、ブラウザー実行部12aは、実行中のトランザクションが完了するまで待機する(ステップS70)。
その後、ブラウザー実行部12aは、接続先をサーバー50に切り替え(ステップS71)、タブレット31に対して、接続先をサーバーに切り替えることを通知する(ステップS72)。また、トランザクションを実行中でない場合(ステップS69;No)、ブラウザー実行部12aはステップS71に移行する。

0084

接続先をサーバー50に切り替えた後、データ制御部12eが、データベースを同期する処理を行う(ステップS73)。ステップS73では、データ制御部12eとデータベース制御部53とがデータ通信を行い、処理装置側売上データ24とサーバー側売上データ66とを整合させる。例えば、データ制御部12eが、処理装置側売上データ24について、更新履歴更新日時、最終更新日時、更新されたデータ、データサイズ等の情報を取得する。また、データベース制御部53が、サーバー側売上データ66について、更新履歴、更新日時、最終更新日時、更新されたデータ、データサイズ等の情報を取得する。そして、データ制御部12e及びデータベース制御部53が、取得した情報を相互に送受信して照合することで、処理装置側売上データ24とサーバー側売上データ66の差分データを抽出する。この差分データを処理装置側売上データ24とサーバー側売上データ66に反映することで、データを一致させることができる。

0085

このステップS73で、データ制御部12eは、データベース制御部53とデータ通信を行い、処理装置側マスターデータ25をサーバー側マスターデータ67に基づき更新してもよく、POSアプリケーション21をPOSアプリケーション62に基づき更新してもよい。また、HTMLファイル22をHTMLファイル63に基づき更新してもよい。この処理により、処理装置11が保持するソフトウェア及びデータを、サーバー50が保持するソフトウェア及びデータと整合させることができる。例えば、サーバー50がデータ記憶部61及びデータベース65に記憶するソフトウェアやデータが更新または改修された場合に、この更新または改修の内容を、処理装置11が保持するソフトウェアやデータに反映させることができる。

0086

以上説明したように、本実施形態に係るデータ処理システム1は、POSアプリケーション62及びHTMLファイル63を保持するサーバー50と、POSアプリケーション21及びHTMLファイル22を保持する処理装置11と、端末通信路N1が、与えられた端末通信条件を満たす場合、端末通信路N1を通じてサーバー50に接続して、ウェブブラウザーでPOSアプリケーション62及びHTMLファイル63を実行し、端末通信路N1が端末通信条件を満たさない場合、POSアプリケーション62及びHTMLファイル63で指示される情報に基づいて、処理通信路N3を通じて処理装置11に接続するタブレット31と、を備える。これにより、端末通信路N1の通信状態が条件を満たさず、通信可能な状態でない場合に、タブレット31が処理装置11に接続して、POSとして、処理を滞らず実行できる。
ここで、タブレット31は、ウェブブラウザーでPOSアプリケーション21及びHTMLファイル22を実行してもよい。また、タブレット31は、処理装置11に接続した状態でPOSアプリケーション62及びHTMLファイル63を、ウェブブラウザーで実行してもよい。また、サーバー50は、サーバー側売上データ66及びサーバー側マスターデータ67保持してもよい。処理装置11が、処理装置側売上データ24及び処理装置側マスターデータ25を保持してもよい。

0087

また、タブレット31は、処理通信路N3を通じて処理装置11に接続して1の処理を実行する間に、端末通信路N1が端末通信条件を満たした場合、実行中の1の処理の実行が終了した段階で、接続先を端末通信路N1に切り替える。このため、端末通信路N1の通信状態が条件を満たす状態に回復した場合に、タブレット31が、実行中のトランザクションに悪影響を与えないように接続先を切り替えて、サーバー50に接続できる。これにより、処理装置側売上データ24に処理結果が反映された後で、接続先をサーバー50に切り替えるので、データの不整合を防止できる。

0088

また、タブレット31は、端末通信路N1が端末通信条件を満たす場合、端末通信路N1を通じてサーバー50に接続して、サーバー側マスターデータ67に基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理結果をサーバー50に送信する。このため、タブレット31が処理装置11に接続して実行した処理の処理結果を、サーバー50のサーバー側マスターデータ67に登録できる。

0089

また、タブレット31は、端末通信路N1が端末通信条件を満たさない場合、処理通信路N3を通じて処理装置11に接続して、処理装置側マスターデータ25に基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理結果を処理装置11に送信する。このため、端末通信路N1の通信状態が条件を満たさず、通信可能な状態でない場合に、処理装置11が提供するデータに基づいて、タブレット31が処理を実行し、実行した処理の処理結果を処理装置11に保存できる。

0090

また、処理装置11は、サーバー通信路N2が、与えられたサーバー通信条件を満たす場合、処理装置側売上データ24をサーバー側売上データ66に基づき更新する。これにより、処理装置11が保持するデータ及びソフトウェアと、サーバー50が保持するデータ及びソフトウェアとを整合させることができる。
ここで、処理装置11は、処理装置側マスターデータ25をサーバー側マスターデータ67に基づき更新してもよく、POSアプリケーション21をPOSアプリケーション62に基づき更新してもよい。また、HTMLファイル22をHTMLファイル63に基づき更新してもよい。

0091

また、処理装置11は、サーバー通信路N2が、与えられたサーバー通信条件を満たす場合、タブレット31からの処理結果をサーバー50に送信する。このため、端末通信路N1が通信可能な状態でないときにタブレット31が実行した処理の処理結果を、サーバー50に送信できる。
また、処理装置11は、データ記憶部23を有し、サーバー通信路N2がサーバー通信条件を満たさない場合、タブレット31からの処理結果をデータ記憶部23の処理装置側売上データ24に蓄積し、処理装置側売上データ24に基づいて、データ記憶部23に記憶する処理装置側マスターデータ25を更新する。このため、端末通信路N1が通信可能な状態でないときにタブレット31が実行した処理の処理結果をもとに、処理装置11が保持するデータを更新できる。

0092

また、処理装置11は、サーバー通信路N2がサーバー通信条件を満たす場合、サーバー通信路N2を通じてサーバー50に接続して、サーバー側マスターデータ67に基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理結果をサーバー50に送信する。このため、サーバー50が保持するデータに基づいてタブレット31が実行した処理の処理結果を、サーバー側売上データ66に反映できる。
また、処理装置11は、サーバー通信路N2がサーバー通信条件を満たさない場合、処理装置側マスターデータ25に基づいて処理を実行し、実行した処理に関する処理結果をデータ記憶部23に蓄積する。このため、サーバー通信路N2が通信可能な状態でないときに、処理装置11が記憶するデータに基づき処理装置11が処理を実行して、実行した処理の処理結果を処理装置11に記憶できる。

0093

また、処理装置11は、サーバー通信路N2がサーバー通信条件を満たさない状態からサーバー通信条件を満たす状態に変化した場合、処理結果記憶部に蓄積した処理結果をサーバー50に送信する。このため、サーバー通信路N2が通信可能な状態に復帰した場合に、タブレット31または処理装置11が実行した処理の処理結果をサーバー50に送信できる。
また、処理装置11は、POSアプリケーション21及びHTMLファイル22を記憶する補助記憶部20を有し、サーバー通信路N2がサーバー通信条件を満たす場合、サーバー通信路N2を通じてサーバー50に接続してPOSアプリケーション62及びHTMLファイル63を実行し、サーバー通信路N2がサーバー通信条件を満たさない場合、補助記憶部20のPOSアプリケーション21及びHTMLファイル22を実行する。このため、サーバー通信路N2の通信状態に関わらず、処理装置11が処理を実行できる。

0094

なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。例えば、本実施形態の処理装置11、記録装置41に接続されるデバイスは図1に示した例に限定されず、磁気カードICカードの情報を読み取るカードリーダーを接続してもよい。また、上述した実施形態では、プリンターユニット19、45のプリント方式は、サーマル方式とした。しかしながら、プリント方式は、サーマル方式に限定されない。また、通信ネットワークN、端末通信路N1、サーバー通信路N2、処理通信路N3、及び無線通信リンクN4の具体的な構成は任意であり、使用する通信プロトコルも制限されない。また、図1、2に示す各機能ブロックハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成示唆するものではない。

0095

以上説明したように、本発明は、端末装置がサーバーと通信してデータ処理を行うシステムにおいて有用であり、特に、通信の障害が発生しても端末装置がデータ処理を実行する場合に適する。

0096

1…データ処理システム、5…通信装置、10…POS装置、11…処理装置、12…処理装置制御部、12a…ブラウザー実行部、12b…デバイス制御部、12c…プリンター制御部、12d…アプリケーション実行部、12e…データ制御部、17…処理装置通信部、18…デバイス接続部、20…補助記憶部(ソフトウェア記憶部)、21…POSアプリケーション(処理装置側ソフトウェア)、22…HTMLファイル、23…データ記憶部(処理情報記憶部)、24…処理装置側売上データ、25…処理装置側マスターデータ、30…POS装置、31…タブレット(端末装置)、32…タブレット制御部、33…ブラウザー実行部、34…タブレット通信部、41…記録装置、42…記録装置制御部、43…記録装置通信部、44…デバイス接続部、50…サーバー、51…サーバー制御部、52…アプリケーション実行部、53…データベース制御部、55…サーバー通信部、61…データ記憶部、62…POSアプリケーション(サーバー側ソフトウェア)、63…HTMLファイル、63…ファイル、65…データベース、66…サーバー側売上データ、67…サーバー側マスターデータ、N…通信ネットワーク、N1…端末通信路、N2…サーバー通信路、N3…処理通信路。

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