図面 (/)

技術 セサミン類高含有組成物

出願人 サントリーホールディングス株式会社
発明者 遠藤秀爾前田満
出願日 2014年12月16日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2015-553555
公開日 2017年3月16日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 WO2015-093484
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード 精神的負荷 関与成分 ストレス症状 ドロドロ サミット メチレンシクロアルタノール 各試験サンプル 維持剤
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年3月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題・解決手段

魚油及び/又は小麦胚芽油に対するセサミン類溶解性を向上させる。具体的には、魚油及び/又は小麦胚芽油とセサミン類に、γ−オリザノールを組み合わせる。

概要

背景

セサミン及びエピセサミン等のセサミン類は、油脂に溶解させるとその体内吸収性が向上する(特許文献1)。従って、セサミン類を含む油脂組成物の設計においては、セサミン類をできるだけ多く当該油脂組成物中に溶解させることが重要である。しかしながら、セサミン類の油脂に対する溶解性は必ずしも良好でない。

このような課題に関し、特許文献1においては、炭素数8〜12の中鎖脂肪酸グリセリドがセサミン類を多く溶解させることができることを見出している。

概要

魚油及び/又は小麦胚芽油に対するセサミン類の溶解性を向上させる。具体的には、魚油及び/又は小麦胚芽油とセサミン類に、γ−オリザノールを組み合わせる。

目的

セサミン(セサミン:エピセサミン=1:1) 10mg
グリセリン脂肪酸エステル15.0mg
ミツロウ15.0mg
米胚芽油ガンマ30S
γ−オリザノールを1.0、2.0、2.5、13.0、50.0又は100.0mgを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
- 件
牽制数
- 件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

少なくとも一種セサミン類と、少なくとも一種のγ−オリザノールと、魚油及び/又は小麦胚芽油とを含有する油脂組成物

請求項2

当該セサミン類の総重量:当該γ−オリザノールの総重量=1:0.05〜1:100である、請求項1に記載の組成物

請求項3

当該セサミン類の総重量を1とした場合の当該魚油及び/又は小麦胚芽油の重量が100以下である、請求項1又は2に記載の組成物。

請求項4

当該セサミン類がセサミンおよび/またはエピセサミンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。

請求項5

当該γ−オリザノールが米胚芽油の形態で含まれている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。

請求項6

飲食品である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。

請求項7

セサミン類、γ−オリザノール、及び魚油からなる群から選択される少なくとも一種を保健機能成分関与成分)とする機能表示を付した、請求項6に記載の飲食品。

請求項8

少なくとも一種のセサミン類と魚油及び/又は小麦胚芽油とを含む油脂組成物における、当該セサミン類の溶解性を向上させるための方法であって、当該組成物にγ−オリザノールを配合することを含む方法。

請求項9

請求項8に記載の方法であって、当該組成物にγ−オリザノールを米胚芽油の形態で配合することを含む方法。

技術分野

0001

本発明は、魚油及び/又は小麦胚芽油に対するセサミン類溶解性を向上させることに関する。より具体的には、魚油及び/又は小麦胚芽油と、セサミン類と、γ−オリザノールとを含む油脂組成物に関する。

背景技術

0002

セサミン及びエピセサミン等のセサミン類は、油脂に溶解させるとその体内吸収性が向上する(特許文献1)。従って、セサミン類を含む油脂組成物の設計においては、セサミン類をできるだけ多く当該油脂組成物中に溶解させることが重要である。しかしながら、セサミン類の油脂に対する溶解性は必ずしも良好でない。

0003

このような課題に関し、特許文献1においては、炭素数8〜12の中鎖脂肪酸グリセリドがセサミン類を多く溶解させることができることを見出している。

先行技術

0004

特開2006−306864号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明者は、セサミン類の油脂に対する溶解性、特に、魚油及び/又は小麦胚芽油に対する溶解性が低いことを確認している。従って、高濃度でセサミン類を魚油及び/又は小麦胚芽油中に配合することは困難である。さらに、低濃度にセサミン類を配合した場合であっても、保存中にセサミン類の結晶析出することがある。結晶析出は吸収性の低下をもたらす可能性があるため、魚油及び/又は小麦胚芽油に対しては、セサミン類を、その溶解可能量よりもかなり低い量で配合せざるを得ない。

0006

このような状況のため、一度に摂取するセサミン類の量が多いほど、溶剤である魚油及び/又は小麦胚芽油の量も多くなる。結果として、摂取者が余剰カロリー摂取を余儀なくされる。また、セサミン類を含む油脂組成物の単位投与当り体積も大きくなる。特に、経口摂取用に当該油脂組成物を製剤化した場合は、製剤(カプセル剤など)が大きくなり過ぎたり、摂取粒数が多くなり過ぎたりする。結果として、摂取に支障が生じることがある。

課題を解決するための手段

0007

本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、魚油及び/又は小麦胚芽油とセサミン類とを含む油脂組成物に、γ−オリザノールを組み合わせると、セサミン類の溶解性が向上され得ることを見出した。この効果は、セサミン類とγ−オリザノールとを特定比率で用いると顕著となり得る。

0008

本発明は、以下のものに関するが、これらに限定されない。
1.少なくとも一種のセサミン類と、少なくとも一種のγ−オリザノールと、魚油及び/又は小麦胚芽油とを含有する油脂組成物。
2.当該セサミン類の総重量:当該γ−オリザノールの総重量=1:0.05〜1:100である、1に記載の組成物
3.当該セサミン類の総重量を1とした場合の当該魚油及び/又は小麦胚芽油の重量が100以下である、1又は2に記載の組成物。
4.当該セサミン類がセサミンおよび/またはエピセサミンである、1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
5.当該γ−オリザノールが米胚芽油の形態で含まれている、1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
6.飲食品である、1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
7.セサミン類、γ−オリザノール、及び魚油からなる群から選択される少なくとも一種を保健機能成分関与成分)とする機能表示を付した、6に記載の飲食品。
8.抗酸化剤高脂血症予防もしくは改善剤肝機能改善剤高血圧予防もしくは改善剤、悪酔防止剤老化防止剤抗疲労剤、血中LDLコレステロール低下剤、血中中性脂質低下剤血栓症予防剤、動脈硬化予防剤学習能力もしくは記憶力向上剤老人性痴呆症予防剤胃粘膜保護剤内分泌調節剤自律神経調節剤心身症予防もしくは改善剤、心臓機能維持剤血流改善剤血小板凝集抑制剤血管内皮機能改善剤視機能の維持剤、ストレス症状の改善剤、うつ症状の改善剤、心的外傷後ストレス障害症状の改善剤、持久力向上剤エネルギー産生剤、フレイルティ高齢による衰弱)の予防剤、肌の健康維持剤、髪の健康維持剤、又は寿命延長剤である、1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
9.体内酸化の防止、高脂血症の予防もしくは改善、肝機能の改善、高血圧の予防もしくは改善、悪酔防止、老化防止、疲労の予防もしくは改善、血中LDLコレステロールの低下、血中中性脂質の低下、血栓症の予防、動脈硬化の予防、学習能力もしくは記憶力の向上、老人性痴呆症の予防、胃粘膜の保護、内分泌の調節、自律神経の調節、心身症の予防もしくは改善、心臓機能の維持、血流改善血小板凝集抑制血管内皮機能改善、視機能の維持、ストレス症状の改善、うつ症状の改善、心的外傷後ストレス障害症状の改善、持久力向上、エネルギー産生、フレイルティ(高齢による衰弱)の予防、肌の健康維持、髪の健康維持、又は寿命の延長のために用いられるものである旨の表示を付した、6又は7に記載の飲食品。
10.抗酸化剤、高脂血症予防もしくは改善剤、肝機能改善剤、高血圧予防もしくは改善剤、悪酔防止剤、老化防止剤、抗疲労剤、血中LDLコレステロール低下剤、血中中性脂質低下剤、血栓症予防剤、動脈硬化予防剤、学習能力もしくは記憶力向上剤、老人性痴呆症予防剤、胃粘膜保護剤、内分泌調節剤、自律神経調節剤、心身症予防もしくは改善剤、心臓機能維持剤、血流改善剤、血小板凝集抑制剤、血管内皮機能改善剤、視機能の維持剤、ストレス症状の改善剤、うつ症状の改善剤、心的外傷後ストレス障害症状の改善剤、持久力向上剤、エネルギー産生剤、フレイルティ(高齢による衰弱)の予防剤、肌の健康維持剤、髪の健康維持剤、又は寿命の延長剤としての、1〜7のいずれか1項に記載の組成物の使用。
11.対象における体内酸化の防止、高脂血症の予防もしくは改善、肝機能の改善、高血圧の予防もしくは改善、悪酔防止、老化防止、疲労の予防もしくは改善、血中LDLコレステロールの低下、血中中性脂質の低下、血栓症の予防、動脈硬化の予防、学習能力もしくは記憶力の向上、老人性痴呆症の予防、胃粘膜の保護、内分泌の調節、自律神経の調節、心身症の予防もしくは改善、心臓機能の維持、血流改善、血小板凝集抑制、血管内皮機能改善、視機能の維持、ストレス症状の改善、うつ症状の改善、心的外傷後ストレス障害症状の改善、持久力向上、エネルギー産生、フレイルティ(高齢による衰弱)の予防、肌の健康維持、髪の健康維持、又は寿命の延長のための、1〜7のいずれか1項に記載の組成物を対象に投与することを含む方法。
12.少なくとも一種のセサミン類と魚油及び/又は小麦胚芽油とを含む油脂組成物における、当該セサミン類の溶解性を向上させるための方法であって、当該組成物にγ−オリザノールを配合することを含む方法。
13.12に記載の方法であって、当該組成物にγ−オリザノールを米胚芽油の形態で配合することを含む方法。

発明の効果

0009

本発明は、魚油及び/又は小麦胚芽油に対するセサミン類の溶解性を向上させることができる。従って、セサミン類を含有する油脂組成物の体積を減少させて、摂取を容易にすることができる。また、当該油脂組成物の保存中の結晶析出を抑制できるため、その保存安定性も高めることができる。尚、このことは、本発明の油脂組成物が必ずセサミン類を完全に溶解していることを意味しない。

0010

本明細書における「油脂組成物」とは、油脂以外の成分を含有してもよい油脂を意味する。従って、本発明の油脂組成物は、油脂であって、その中に、少なくとも一種のセサミン類と、少なくとも一種のγ−オリザノールと、油脂の成分としての魚油及び/又は小麦胚芽油とが含まれているものを意味する。セサミン類とγ−オリザノール等の成分は、好ましくは油脂中に溶解しているが、部分的に溶解していなくともよい。

0011

(セサミン類)
本発明に関連して用いられる「セサミン類」との用語は、セサミン及びその類縁体を含む一連化合物の総称である。当該セサミン類縁体としては、エピセサミンの他、例えば特開平4−9331号公報に記載されたジオキサビシクロ〔3.3.0〕オクタン誘導体がある。セサミン類の具体例としては、セサミン、エピセサミン、セサミノールエピセサミノール、セサモリン等を例示でき、これらの立体異性体又はラセミ体を単独で、または混合して使用することができるが、本発明においては、セサミン及び/又はエピセサミンを好適に用いることができる。

0012

本発明に用いるセサミン類は、その形態や製造方法等によって、何ら制限されるものではない。例えば、セサミン類としてセサミンを選択した場合には、通常、ゴマ油から公知の方法(例えば、特開平4−9331号公報に記載された方法)によって抽出したセサミン(セサミン抽出物または濃縮物という)を用いることもできるが、市販のゴマ油(液状)をそのまま用いることもできる。しかしながら、ゴマ油を用いた場合には、セサミン含量が低い(通常、1%未満)ため、セサミンの生理作用を得るのに必要なセサミンを配合しようとすると、処方される組成物の単位投与当りの体積が大きくなり過ぎるため、摂取に不都合を生じることがある。特に、経口投与用に製剤化した場合は、製剤が大きくなり過ぎて摂取に支障が生じる。したがって、摂取量が少なくてよいという観点からもゴマ油からのセサミン抽出物(又はセサミン濃縮物)を用いることが好ましい。なお、ゴマ油特有風味官能的に好ましくないと評価されることもあることから、セサミン抽出物(又はセサミン濃縮物)を公知の手段、例えば活性白土処理等により無味無臭としてもよい。

0013

油脂組成物中のセサミン類の量は特に限定されないが、典型的な量は、0.1〜10.0重量%、好ましくは0.2〜5.0重量%である。

0014

セサミン類の含有量は、HPLC法等の公知のいずれかの方法を用いて測定できる。HPLC法に関しては、例えば、特開2009−155312号公報に記載の方法等を参考にすることができる。

0015

(γ−オリザノール)
セサミン類の溶解性を向上させるのに重要な成分はγ−オリザノールである。γ−オリザノールには血中中性脂質低下作用(Geriant.med. 19, 1812-1840, 1981)や、内分泌・自律神経調節作用(日薬理誌、75(4)、399-403, 1979)、胃粘膜保護作用(日薬理誌、84(6)、537-542, 1984)などの様々な生理作用が知られており、精製されたものは高脂血症治療剤や心身症(更年期障害過敏性大腸症候群治療剤などの医薬品として認可されている。本発明に関連して用いられる「γ−オリザノール」との用語は、フェルラ酸トリテルペンアルコールまたは植物ステロールエステル結合したものの総称である。前記のトリテルペンアルコールとしては、例えば、シクロアルテノール、24-メチレンシクロアルタノールシクロアルタノール、シクロプラノール等を挙げることができ、植物ステロールとしては、カンペステロールスチグマステロールβ-シトステロール等を例示することができる。本発明においては、これらの化合物を単独で用いることもできるし、混合物として使用することもできる。

0016

γ−オリザノールは、玄米コーン大麦等に含まれることが知られている。γ−オリザノールは、玄米から抽出された油である米糠油にも含まれている。また、γ−オリザノールは、米胚芽油にも含まれている。米胚芽油は、米の胚芽から抽出された油であり、それには、通常、γ−オリザノールが1.0〜1.5w/w%程度含まれていると言われている。

0017

本発明に用いるγ−オリザノールは、その由来や形態、製造方法等によって、何ら制限されるものではない。例えば、精製されたγ−オリザノールを用いてもよいし、市販の米胚芽油等をそのまま用いてもよいし、γ-オリザノール含量の高い濃縮物を用いてもよいし、それらを組み合わせて用いてもよい。γ−オリザノールの濃縮物は、例えば、米胚芽油ガンマ30(築野食品工業株式会社)や、γ-オリザノール、オリドリムV−50、コメヌカ油玄米胚芽油(オリザ油化株式会社)として入手可能である。

0018

油脂組成物中のγ−オリザノールの量は特に限定されないが、典型的な量は、0.05〜20重量%である。

0019

γ-オリザノールの定量法としては、UV吸光度法やHPLC法等の公知の方法を適宜用いることができる。例えば、「医薬部外品原料規格」や「化学的合成品以外の食品添加物自主規格」に記載されている通り、サンプルをヘプタンに溶解し、315nm付近における吸収の極大波長吸光度を測定することにより、定量することができる。

0020

(魚油)
本発明に関連して用いられる「魚油」との用語は、から得られる油脂を意味する。魚油は、通常、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサペンタエン酸DPA)、エイコサテトラエン酸等を構成脂肪酸とするトリグリセリドを主成分とし、さらに、魚油には種々の遊離脂肪酸コレステロール等が含まれ得る。

0021

本発明に用いる魚油は、その由来及び製造方法に何ら限定されない。例えば、魚油は、イワシ油マグロ油サンマ油ニシン油、サバ油であってよい。

0022

本発明においては未精製の魚油を用いてもよいし、精製された魚油を用いてもよいが、好ましくは、精製された魚油を用いる。精製された魚油においては、遊離脂肪酸及びコレステロールの含有量が低い。精製された魚油としては、DHA−22、DHA−22K、DHA−22HG、DHA−KHG、DHA−46A、DHA−50、DHA−70、DHA−27W、DHA−46MK、EPA−18MN、EPA−28MN、EPA−28MNSP−E(M)(以上、株式会社マルハニチロ食品製)、DHA−27,DHA−46A、DHA−55,DHA−70(以上、日本水産株式会社製)などを用いることができる。

0023

本発明に用いられる魚油は、一種類の油脂からなるものであってもよいし、二種類以上の油脂の混合物であってもよい。

0024

(小麦胚芽油)
本発明に関して用いられる「小麦胚芽油」との用語は、小麦の胚芽から得られる油を意味する。小麦胚芽油の製造方法はよく確立されており、また、小麦胚芽油は商業的に容易に入手することもできる。

0025

油脂組成物中の魚油及び/又は小麦胚芽油の量は特に限定されないが、典型的な量は、30〜99重量%、好ましくは40〜80重量%である。

0026

(各成分の比率
本発明において、セサミン類の溶解性の向上は、セサミン類とγ−オリザノールとが特定比率で存在するときに顕著となる。本発明の組成物中のセサミン類の総重量と当該γ−オリザノールの総重量との比率は、好ましくは1:0.05〜1:100、より好ましくは1:0.05〜1:10、より好ましくは1:0.1〜1:10、より好ましくは1:0.2〜1:5、より好ましくは1:0.25〜1:1.3である。

0027

本発明の組成物中のセサミン類の総重量を1とした場合の魚油及び/又は小麦胚芽油の重量は、好ましくは100以下、より好ましくは95以下、より好ましくは90以下、より好ましくは80以下である。セサミン類の総重量を1とした場合の魚油及び/又は小麦胚芽油の重量は、典型的には、1以上、10以上、20以上、又は30以上である。セサミン類の総重量を1とした場合の魚油及び/又は小麦胚芽油の重量は、これらの上限値及び下限値の任意の組合せにより構成される数値範囲の範囲内であってよい。例えば、1〜100、1〜95、10〜90、20〜80、又は30〜80の範囲内であってよい。或いは、当該比率は、1:35〜1:47であってもよい。

0028

(他の成分)
本発明の組成物は、その効果を損なわない限り、魚油、小麦胚芽油、セサミン類およびγ−オリザノールの他に、任意の成分を配合してもよい。例えば、ビタミンEビタミンC等のビタミン類ミネラル類、栄養成分、香料防腐剤安定化剤、抗酸化剤等を適宜配合することができる。

0029

(適用)
本発明の組成物は、セサミン類、魚油、小麦胚芽油、γ−オリザノールが有する各種の保健機能(又は生理作用)を発揮することが期待されるため、例えば、健康食品、機能性食品特定保健用食品条件付き特定保健用食品、栄養機能食品が含まれる)、特別用途食品、健康補助食品等として好適に利用できる。また、一般の食用油脂と同様、油脂加工食品に用いることができる。ここで油脂加工食品とは、上記油脂組成物に他の食品原料を配合し、加工した食品をいう。

0030

本発明の組成物の利用形態は特に制限されない。カプセル剤、キャンデードロップなどの形態で利用できる。例えば、カプセル剤(特にソフトカプセル)の内部組成物として利用することができる。

0031

本発明の油脂組成物は、その成分であるセサミン類、γ−オリザノール、魚油(さらに具体的には、DHA、EPA)などの保健機能成分(関与成分)に起因して、種々の保健機能(又は生理作用)を発揮する。ここで、保健機能成分(関与成分)とは、一定量摂取することで健康の維持増進に役立つ成分をいう。従って、本発明の組成物は、そのような保健機能成分に起因する用途に用いられ得る。

0032

例えば、本発明は、別の側面において、抗酸化剤、高脂血症予防もしくは改善剤、肝機能改善剤、高血圧予防もしくは改善剤、悪酔防止剤、老化防止剤、抗疲労剤、血中LDLコレステロール低下剤、血中中性脂質低下剤、血栓症予防剤、動脈硬化予防剤、学習能力もしくは記憶力向上剤、老人性痴呆症予防剤、胃粘膜保護剤、内分泌調節剤、自律神経調節剤、心身症予防もしくは改善剤、心臓機能維持剤、血流改善剤、血小板凝集抑制剤、血管内皮機能改善剤、視機能の維持剤、ストレス症状の改善剤、うつ症状の改善剤、心的外傷後ストレス障害症状の改善剤、持久力向上剤、エネルギー産生剤、フレイルティ(高齢による衰弱)の予防剤、肌の健康維持剤、髪の健康維持剤、又は寿命の延長剤である、少なくとも一種のセサミン類と、少なくとも一種のγ−オリザノールと、魚油及び/又は小麦胚芽油とを含有する油脂組成物、特に飲食品に関する。

0033

本発明は、別の側面では、体内酸化の防止、高脂血症の予防もしくは改善、肝機能の改善、高血圧の予防もしくは改善、悪酔防止、老化防止、疲労の予防もしくは改善、血中LDLコレステロールの低下、血中中性脂質の低下、血栓症の予防、動脈硬化の予防、学習能力もしくは記憶力の向上、老人性痴呆症の予防、胃粘膜の保護、内分泌の調節、自律神経の調節、心身症の予防もしくは改善、心臓機能の維持、血流改善、血小板凝集抑制、血管内皮機能改善、視機能の維持、ストレス症状の改善、うつ症状の改善、心的外傷後ストレス障害症状の改善、持久力向上、エネルギー産生、フレイルティ(高齢による衰弱)の予防、肌の健康維持、髪の健康維持、又は寿命の延長のための、少なくとも一種のセサミン類と、少なくとも一種のγ−オリザノールと、魚油及び/又は小麦胚芽油とを含有する油脂組成物、特に飲食品に関する。

0034

本発明は、別の側面では、体内酸化の防止、高脂血症の予防もしくは改善、肝機能の改善、高血圧の予防もしくは改善、悪酔防止、老化防止、疲労の予防もしくは改善、血中LDLコレステロールの低下、血中中性脂質の低下、血栓症の予防、動脈硬化の予防、学習能力もしくは記憶力の向上、老人性痴呆症の予防、胃粘膜の保護、内分泌の調節、自律神経の調節、心身症の予防もしくは改善、心臓機能の維持、血流改善、血小板凝集抑制、血管内皮機能改善、視機能の維持、ストレス症状の改善、うつ症状の改善、心的外傷後ストレス障害症状の改善、持久力向上、エネルギー産生、フレイルティ(高齢による衰弱)の予防、肌の健康維持、髪の健康維持、又は寿命の延長のために用いられるものである旨の表示を付した、少なくとも一種のセサミン類と、少なくとも一種のγ−オリザノールと、魚油及び/又は小麦胚芽油とを含有する油脂組成物、特に飲食品に関する。本願明細書において、当該表示及び機能表示のような表示は、組成物自体に付されてもよいし、組成物の容器又は包装に付されていてもよい。

0035

本発明は、別の側面では、抗酸化剤、高脂血症予防もしくは改善剤、肝機能改善剤、高血圧予防もしくは改善剤、悪酔防止剤、老化防止剤、抗疲労剤、血中LDLコレステロール低下剤、血中中性脂質低下剤、血栓症予防剤、動脈硬化予防剤、学習能力もしくは記憶力向上剤、老人性痴呆症予防剤、胃粘膜保護剤、内分泌調節剤、自律神経調節剤、心身症予防もしくは改善剤、心臓機能維持剤、血流改善剤、血小板凝集抑制剤、血管内皮機能改善剤、視機能の維持剤、ストレス症状の改善剤、うつ症状の改善剤、心的外傷後ストレス障害症状の改善剤、持久力向上剤、エネルギー産生剤、フレイルティ(高齢による衰弱)の予防剤、肌の健康維持剤、髪の健康維持剤、又は寿命の延長剤としての、少なくとも一種のセサミン類と、少なくとも一種のγ−オリザノールと、魚油及び/又は小麦胚芽油とを含有する油脂組成物、特に飲食品の使用に関する。この使用は、好ましくは非医療的な使用である。

0036

本発明は、別の側面では、対象における体内酸化の防止、高脂血症の予防もしくは改善、肝機能の改善、高血圧の予防もしくは改善、悪酔防止、老化防止、疲労の予防もしくは改善、血中LDLコレステロールの低下、血中中性脂質の低下、血栓症の予防、動脈硬化の予防、学習能力もしくは記憶力の向上、老人性痴呆症の予防、胃粘膜の保護、内分泌の調節、自律神経の調節、心身症の予防もしくは改善、心臓機能の維持、血流改善、血小板凝集抑制、血管内皮機能改善、視機能の維持、ストレス症状の改善、うつ症状の改善、心的外傷後ストレス障害症状の改善、持久力向上、エネルギー産生、フレイルティ(高齢による衰弱)の予防、肌の健康維持、髪の健康維持、又は寿命の延長のための、少なくとも一種のセサミン類と、少なくとも一種のγ−オリザノールと、魚油及び/又は小麦胚芽油とを含有する油脂組成物、特に飲食品を対象に投与することを含む方法に関する。投与対象には、そのような体内吸収促進を必要とする、ヒトなどの哺乳動物が含まれる。

0037

使用されるセサミン類、γ−オリザノール、魚油、小麦胚芽油の比率、配合量等は、油脂組成物に関して上記した数値に基づいて適宜決定することができる。使用されるセサミン類、γ−オリザノール、魚油、小麦胚芽油の種類も同様である。

0038

セサミン類は、抗酸化作用、高脂血症予防又は改善作用肝機能改善作用、高血圧予防又は改善作用、悪酔防止作用、老化防止作用、抗疲労作用をもたらし得る。例えば、WO2006/106926を参照されたい。

0039

DHAとEPAは、高脂血症予防又は改善作用、血中LDLコレステロール低下作用、血中中性脂質低下作用、血栓症予防作用、動脈硬化予防作用、学習能力又は記憶力向上作用、老人性痴呆症予防作用、心臓機能維持作用をもたらし得る。例えば、特開2007−89522号公報を参照されたい。

0040

γ−オリザノールは、胃粘膜保護作用、内分泌調節作用、自律神経調節作用、心身症予防又は改善作用をもたらし得る。

0041

抗酸化剤を使用すると、体内で抗酸化作用(体内酸化を防止する作用)を発揮することができる。抗酸化剤には、体内活性酸素消去剤、体内過酸化脂質生成抑制剤などが含まれる。体内酸化防止や抗酸化剤は、「体のサビの防止又は抑制(剤)」、「体内のサビとり(成分)」などと表現することができる。

0042

抗酸化剤は、老化防止剤や抗疲労剤としても有用である。老化防止には、肌の老化防止が含まれる。本発明の抗疲労剤とは、疲労を予防又は改善させるための組成物を意味し、これには、疲労を減弱又は回復させるための組成物も含まれる。本発明の「疲労」とは、身体的あるいは精神的負荷を連続して与えたときにみられる一時的な身体的および精神的パフォーマンスの低下現象を意味する。また、本発明の「疲労」には、慢性疲労症候群過労死も含まれる。老化防止(剤)、抗疲労剤、及び疲労の予防又は改善は、例えば、「若々しい生活のための(成分)」、「若々しくなるための(成分)」、「若々しさを維持または取り戻すための(成分)」などと表現することができる。

0043

高脂血症予防もしくは改善(剤)、血中LDLコレステロール低下(剤)、及び血中中性脂質低下(剤)、血栓症予防(剤)は、「(ドロドロの)血液をサラサラにするための(成分)」などと表現することができる。尚、血栓症には、脳梗塞及び心筋梗塞などが含まれる。

0044

学習能力もしくは記憶力向上(剤)、老人性痴呆症予防(剤)は、「脳力維持(剤)」などと表現することができる。

0045

心臓機能維持(剤)は、「スムーズな心臓の働きのための(成分)」などと表現することができる。

0046

(セサミン類の溶解性の向上)
本発明は、別の側面では、少なくとも一種のセサミン類と魚油及び/又は小麦胚芽油、とを含む油脂組成物における、当該セサミン類の溶解性を向上させるための方法であって、当該組成物にγ−オリザノールを配合することを含む方法である。当該方法は、好ましくは、油脂組成物中のセサミン類の総重量とγ−オリザノールの総重量との比率を調整する工程をさらに含む。当該比率は、好ましくは1:0.05〜1:100、より好ましくは1:0.05〜1:10、より好ましくは1:0.1〜1:10、さらに好ましくは1:0.2〜1:5、さらにより好ましくは1:0.25〜1:1.3である。

0047

本発明においては、最終的に得られた油脂組成物にγ−オリザノールが含まれていればよい。セサミンの量とγ−オリザノールの量との比率も、最終的に得られた油脂組成物中で所望の範囲内にあればよい。従って、γ−オリザノールを配合する手段及び各成分の比率を調整する手段は限定されず、当業者に知られているいずれの方法を用いてもよい。また、そのタイミングも限定されない。例えば、油脂組成物を製造する工程のいずれかの前や、当該工程中に、又はその後においてγ−オリザノールを添加することが考えられる。

0048

以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。

0049

(実施例1)
<結晶の析出方法
試験サンプル及び比較サンプルの調製のため、下記の表1A、1B又は2に示されている通りの量のセサミンをDHA含有精製魚油(DHA−55、日本水産株式会社製)又は小麦胚芽油(サミット製油株式会社)に加えた。さらに、試験サンプルについては、表1A、1B又は2に記載の量でγ−オリザノール(和光純薬工業株式会社)または米胚芽油ガンマ30S(築野食品工業株式会社)を加えた。米胚芽油ガンマ30Sは、γ−オリザノールを50mg及び200mg供給することのできる量で用いた。

0050

試験サンプル及び比較サンプルの各々の量を、溶媒の油脂で合計10gになるよう調節し、85℃に加温してセサミンを完全に溶解させた。その後、5℃で1週間保管した。析出した結晶を含む液を吸引濾過して固液分離した後、得られた結晶にエタノールを加え、油脂を洗い流した。これらの操作により得られた結晶の重量を測定した。表1A、1B及び2には、各試験サンプルから得られた結晶重量を示した。

0051

0052

0053

0054

尚、析出した結晶には以下の分析を行い、その結果、当該結晶は全てセサミンであると考えられた。

0055

<結晶の純度測定方法
この測定方法は、析出した結晶中のオリザノール含量を確認することができる。

0056

メスフラスコにγ-オリザノール(フェルラ酸シクロアルテニル標準品、和光純薬工業株式会社)を8mg計量し、ヘプタンを加えて100mLとした。これとは別に、各サンプルから得られた結晶も8mgずつ計量し、ヘプタンを加えて100mLとした。それぞれ、超音波処理により溶解させた後、10倍希釈して、測定用の液を得た。次いで、当該液の吸光度(315nm)を測定した。

0057

<考察>
上記の結果から、γ−オリザノールが、魚油及び/又は小麦胚芽油中のセサミン類の溶解性を高めることができることが明らかとなった。また、γ−オリザノール単体を用いるよりも、γ−オリザノールの米胚芽油溶液を用いる方が、セサミン類の溶解性は高まった。

0058

(製剤例1)カプセル剤
ゼラチン60.0%
グリセリン30.0%
パラオキシ安息香酸メチル0.15%
パラオキシ安息香酸プロピル0.51%
水 適量

0059

上記成分からなるソフトカプセル剤皮の中に、以下に示す、セサミン類が溶解した油脂組成物を常法により充填し、ソフトカプセルを得た。
セサミン(セサミン:エピセサミン=1:1) 10mg
グリセリン脂肪酸エステル15.0mg
ミツロウ15.0mg
γ−オリザノール1.0、2.0、2.5、13.0、50.0又は100.0mg、
魚油1000mg

0060

(製剤例2)カプセル剤
製剤例1と同じソフトカプセル剤皮の中に、以下に示す、セサミン類が溶解した油脂組成物を常法により充填し、ソフトカプセルを得た。
セサミン(セサミン:エピセサミン=1:1) 10mg
グリセリン脂肪酸エステル15.0mg
ミツロウ15.0mg
γ−オリザノール1.0、2.0、2.5、13.0、50.0又は100.0mg、
小麦胚芽油500mg

0061

(製剤例3)カプセル剤
製剤例1と同じソフトカプセル剤皮の中に、以下に示す、セサミン類が溶解した油脂組成物を常法により充填し、ソフトカプセルを得た。
セサミン(セサミン:エピセサミン=1:1) 10mg
グリセリン脂肪酸エステル15.0mg
ミツロウ15.0mg
米胚芽油ガンマ30S
γ−オリザノールを1.0、2.0、2.5、13.0、50.0又は100.0mgを提供する量
魚油500mg

0062

(製剤例4)カプセル剤
製剤例1と同じソフトカプセル剤皮の中に、以下に示す、セサミン類が溶解した油脂組成物を常法により充填し、ソフトカプセルを得た。
セサミン(セサミン:エピセサミン=1:1) 10mg
グリセリン脂肪酸エステル15.0mg
ミツロウ15.0mg
米胚芽油ガンマ30S
γ−オリザノールを1.0、2.0、2.5、13.0、50.0又は100.0mgを提供する量
小麦胚芽油1000mg

実施例

0063

最後に、明確化のために記載すると、本明細書において上限値と下限値によって表されている数値範囲、即ち「下限値〜上限値」は、それら下限値及び上限値を含む。例えば、「1〜2」により表される範囲は、1及び2を含む。このことは、比率の各数値にも当てはまる

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

この 技術と関連性が強い技術

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い法人

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い人物

該当するデータがありません

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ