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技術 ストレッチラベルおよびその製造方法

出願人 株式会社フジシールインターナショナル
発明者 阪野真志梅田英明宮崎彰亀尾崇宏永島崇平
出願日 2014年8月7日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2015-549012
公開日 2017年3月16日 (1年9ヶ月経過) 公開番号 WO2015-075977
状態 特許登録済
技術分野 展示カード類 剛性または準剛性容器の細部 被包材 積層体(2)
主要キーワード 牛乳瓶 フィルム露出面 被装着物 保護コーティング層 タンクミキサー アルコール飲料用 カップタイプ 酢酸ビニル共重合系樹脂
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年3月16日)のものです。
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図面 (8)

課題・解決手段

ストレッチ性に優れると共に、製造適性および破れ抑止性にも優れたストレッチラベルを提供する。 本発明のストレッチラベルは、ストレッチフィルムを有するストレッチラベルであって、前記ストレッチフィルムは、基層部と、前記基層部の両面側に表面層とを有し、前記基層部は、層中のポリエチレン系樹脂含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.850〜0.945g/cm3である層(E層)を3〜65層有し、前記基層部中の各E層は、それぞれ隣接するE層との密度が異なることを特徴とする

概要

背景

現在、炭酸飲料等の飲料用容器として、PETボトルなどのプラスチック製ボトル等が広く用いられている。これらの容器には、表示や装飾性、機能性の付与のためプラスチックラベルを装着する場合が多く、例えば、伸縮性に優れたストレッチフィルム基材とするストレッチラベルが知られている。上記ストレッチラベルは、例えば、筒状(筒状ストレッチラベル)に形成して、容器などの被装着物と同等又は若干小さい径のラベルを、被装着物より大きな径となるように伸張(伸長)させて被装着物に外嵌した後、外力解除することにより、収縮自己収縮)して被装着物に装着される。上記ストレッチラベルには、優れた伸張性伸長性)及び復元性が求められる。

上記ストレッチラベルとしては、例えば、シングルサイトメタロセン触媒を用いて重合された、密度が0.905〜0.940g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンからなる厚さが30〜150μmのフィルムで、かつ横方向に300mm/分の速度で変形させた、25%以下のヒステリシス曲線の測定により得られる応力0歪みが7%を超えず、さらに永久歪みが1.5%を超えないフィルムから形成されたストレッチラベル用フィルムを用いたものが知られている(特許文献1参照)。

概要

ストレッチ性に優れると共に、製造適性および破れ抑止性にも優れたストレッチラベルを提供する。 本発明のストレッチラベルは、ストレッチフィルムを有するストレッチラベルであって、前記ストレッチフィルムは、基層部と、前記基層部の両面側に表面層とを有し、前記基層部は、層中のポリエチレン系樹脂含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.850〜0.945g/cm3である層(E層)を3〜65層有し、前記基層部中の各E層は、それぞれ隣接するE層との密度が異なることを特徴とする

目的

本発明の目的は、ストレッチ性に優れると共に、製造適性および破れ抑止性にも優れたストレッチラベルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

ストレッチフィルムを有するストレッチラベルであって、前記ストレッチフィルムは、基層部と、前記基層部の両面側に表面層とを有し、前記基層部は、層中のポリエチレン系樹脂含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.850〜0.945g/cm3である層(E層)を3〜65層有し、前記基層部中の各E層は、それぞれ隣接するE層との密度が異なることを特徴とするストレッチラベル。

請求項2

前記基層部が、前記E層として、層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.850〜0.930g/cm3である層(A層)と、層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が前記A層の密度よりも0.005g/cm3以上大きく、0.945g/cm3以下である層(B層)とを有し、前記A層と前記B層とが隣接して形成される界面を2以上有する請求項1に記載のストレッチラベル。

請求項3

前記基層部が、前記E層として、前記A層及び前記B層を、交互に、合計して3〜65層含む請求項2に記載のストレッチラベル。

請求項4

前記表面層が、層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.900〜0.945g/cm3である層である請求項1〜3のいずれか1項に記載のストレッチラベル。

請求項5

請求項2〜4のいずれか1項に記載のストレッチラベルの製造方法であって、前記ストレッチフィルムを作製するフィルム作製工程を少なくとも含み、前記フィルム作製工程が、前記A層を形成する原料(原料(a))と、前記B層を形成する原料(原料(b))と、前記表面層を形成する原料(原料(c))とをそれぞれ溶融する第1の段階、前記第1の段階で溶融された、原料(a)と、原料(b)とを隣接して積層し、積層体を形成する第2の段階、及び前記第2の段階で形成された積層体の両面側に、前記第1の段階で溶融された、原料(c)を積層する第3の段階を含むことを特徴とするストレッチラベルの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、ストレッチラベルおよびその製造方法に関する。より詳しくは、例えば、飲料用容器に装着される用途等に適したストレッチラベルおよびその製造方法に関する。

背景技術

0002

現在、炭酸飲料等の飲料用容器として、PETボトルなどのプラスチック製ボトル等が広く用いられている。これらの容器には、表示や装飾性、機能性の付与のためプラスチックラベルを装着する場合が多く、例えば、伸縮性に優れたストレッチフィルム基材とするストレッチラベルが知られている。上記ストレッチラベルは、例えば、筒状(筒状ストレッチラベル)に形成して、容器などの被装着物と同等又は若干小さい径のラベルを、被装着物より大きな径となるように伸張(伸長)させて被装着物に外嵌した後、外力解除することにより、収縮自己収縮)して被装着物に装着される。上記ストレッチラベルには、優れた伸張性伸長性)及び復元性が求められる。

0003

上記ストレッチラベルとしては、例えば、シングルサイトメタロセン触媒を用いて重合された、密度が0.905〜0.940g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンからなる厚さが30〜150μmのフィルムで、かつ横方向に300mm/分の速度で変形させた、25%以下のヒステリシス曲線の測定により得られる応力0歪みが7%を超えず、さらに永久歪みが1.5%を超えないフィルムから形成されたストレッチラベル用フィルムを用いたものが知られている(特許文献1参照)。

先行技術

0004

特開平9−297539号公報

発明が解決しようとする課題

0005

近年、容器等のストレッチラベルの被装着物の中には、例えば、胴部に大きな径差を有するPETボトル等の、複雑な形状を有する物が増えてきている。これに伴い、特に、複雑な形状を有する被装着物に対して装着する場合にも、被装着物の形状に追従し、優れた装着性を発揮するために、ストレッチラベルには、より一層優れたストレッチ性(伸張性及び復元性)が求められるようになってきている。

0006

上記要求に応えてストレッチラベルのストレッチ性を向上するために、本発明者らは、従来よりやわらかい樹脂(例えば、より密度の低いポリエチレン系樹脂)を用いてストレッチフィルムを形成し、ストレッチラベルの製造を試みた。しかしながら、上記のやわらかい樹脂を用いたストレッチフィルムは、グラビア印刷機等の印刷機印刷層を形成する際に、フィルムが長手方向(MD方向)に伸び印刷見当が合わせにくく、印刷しにくくなり、製造適性が低下する問題が生じることがわかった。また、そのストレッチフィルムを用いて得られたストレッチラベルは、被装着物に装着した後輸送する過程などにおいて、ラベルが破れやすくなる問題が生じることがわかった。一方、硬い樹脂(例えば、高密度のポリエチレン等)を用いたストレッチフィルムよりストレッチラベルを製造した場合には、破れや製造適性の低下の問題は起こり難いが、ストレッチ性が低下してしまうという問題がある。従って、優れたストレッチ性と、製造適性および破れにくさ(破れ抑止性)の全てを満たすストレッチラベルの達成は困難であった。

0007

即ち、本発明の目的は、ストレッチ性に優れると共に、製造適性および破れ抑止性にも優れたストレッチラベルを提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、ストレッチフィルムを有するストレッチラベルにおいて、上記ストレッチフィルムが基層部と、上記基層部の両面側に表面層とを有し、上記基層部は、ポリエチレン系樹脂を主成分とし且つ密度が特定の範囲内である層を3〜65層有する多層構成であり、さらに隣接する上記ポリエチレン系樹脂を主成分とし且つ密度が特定の範囲内である層同士の密度が異なる構成とすることにより、優れたストレッチ性を有しながら、なおかつ、製造適性および破れ抑止性にも優れたストレッチラベルを得ることができることを見出し、本発明を完成した。

0009

すなわち、本発明は、ストレッチフィルムを有するストレッチラベルであって、前記ストレッチフィルムは、基層部と、前記基層部の両面側に表面層とを有し、前記基層部は、層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.850〜0.945g/cm3である層(E層)を3〜65層有し、前記基層部中の各E層は、それぞれ隣接するE層との密度が異なることを特徴とするストレッチラベルを提供する。

0010

さらに、本発明は、前記基層部が、前記E層として、層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.850〜0.930g/cm3である層(A層)と、層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が前記A層の密度よりも0.005g/cm3以上大きく、0.945g/cm3以下である層(B層)とを有し、前記A層と前記B層とが隣接して形成される界面を2以上有する前記のストレッチラベルを提供する。

0011

さらに、本発明は、前記基層部が、前記E層として、前記A層及び前記B層を、交互に、合計して3〜65層含む前記のストレッチラベルを提供する。

0012

さらに、本発明は、前記表面層が、層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.900〜0.945g/cm3である層である前記のストレッチラベルを提供する。

0013

さらに、本発明は、前記のストレッチラベルの製造方法であって、前記ストレッチフィルムを作製するフィルム作製工程を少なくとも含み、前記フィルム作製工程が、前記A層を形成する原料(原料(a))と、前記B層を形成する原料(原料(b))と、前記表面層を形成する原料(原料(c))とをそれぞれ溶融する第1の段階、前記第1の段階で溶融された、原料(a)と、原料(b)とを隣接して積層し、積層体を形成する第2の段階、及び前記第2の段階で形成された積層体の両面側に、前記第1の段階で溶融された、原料(c)を積層する第3の段階を含むことを特徴とするストレッチラベルの製造方法を提供する。

発明の効果

0014

本発明のストレッチラベルは、基層部と、上記基層部の両面側に表面層とを有し、上記基層部は、ポリエチレン系樹脂を主成分とし且つ密度が特定の範囲内である層を3〜65層有する多層構成であり、さらに隣接する上記ポリエチレン系樹脂を主成分とし且つ密度が特定の範囲内である層同士の密度が異なるストレッチフィルムをラベル基材としている。これにより、本発明のストレッチラベルは、優れた伸張性と優れた復元性を有する。なおかつ、印刷層を形成する際に、ストレッチフィルムの伸びが抑えられるため印刷層を適切な位置に形成することが容易となり、優れた製造適性を有する。さらに、被装着物に装着した後輸送する過程などにおいて、ラベルが破れにくくなる。このため、本発明のストレッチラベルは、複雑な形状を有する被装着物に装着されるストレッチラベルとして特に有用である。

0015

なお、本明細書では、「伸張性」及び「復元性」を総称して、「ストレッチ性」又は「伸縮性」と称する場合がある。特に限定されないが、「伸張性」とはストレッチフィルムやストレッチラベルを伸ばすことができる性質や伸びやすさを意味する。また、「復元性」とはストレッチフィルムやストレッチラベルを伸張させた後に外力を解除した際に、弾性力によって収縮する(元に戻る)性質を意味する。さらに、ストレッチフィルム(又はストレッチラベル)を伸張させた後に外力を解除した際に、ストレッチフィルム(又はストレッチラベル)が、該ストレッチフィルム(又はストレッチラベル)の復元性により(自動的に)収縮することを「自己収縮」と称する場合がある。

図面の簡単な説明

0016

本発明のストレッチラベルの一例を示す概略図(部分断面図)である。
本発明のストレッチラベルの他の一例を示す概略図(部分断面図)である。
本発明のストレッチラベルの他の一例を示す概略図(部分断面図)である。
本発明のストレッチラベルの一実施形態である筒状ストレッチラベルの一例を示す概略図である。
本発明のストレッチラベルの一実施形態である筒状ストレッチラベルの一例を示す概略図(図4のA−A’断面の要部拡大図)である。
本発明のストレッチラベルの一実施形態であるラベル付き容器の一例を示す概略図である。
ケース落下試験に用いたケースの概略図である。

0017

本発明のストレッチラベルは、ストレッチフィルムを有するストレッチラベルである。
なお、本明細書では、上記ストレッチフィルム(即ち、本発明のストレッチラベルに含まれるストレッチフィルム)を「本発明のストレッチフィルム」と称する場合がある。本発明のストレッチラベルは、本発明の効果を損なわない範囲内で、本発明のストレッチフィルム以外の層を含んでいてもよい。

0018

[ストレッチフィルム]
本発明のストレッチフィルムは、基層部の両面側に、表面層を有する。即ち、本発明のストレッチフィルムは、基層部と、上記基層部の両面側にそれぞれ設けられた表面層を含む。具体的には、本発明のストレッチフィルムは、表面層/基層部/表面層の層構成を有し、好ましくは基層部と表面層とが直接積層されている。なお、本発明のストレッチフィルム中の表面層は、それぞれ同一の層であってもよいし、互いに異なる層(層を構成する樹脂組成層厚みが異なる層)であってもよい。本発明のストレッチフィルムは、本発明の目的を損なわない範囲内で、上記基層部及び上記表面層以外の層を含んでいてもよい。
上記の基層部及び表面層以外の層としては、特に限定されないが、例えば、帯電防止層アンカーコート層などが挙げられる。本発明のストレッチフィルムの表面には、必要に応じて、コロナ放電処理プライマー処理フレーム処理等の慣用表面処理が施されていてもよい。

0019

(基層部)
本発明のストレッチフィルムにおける基層部は、層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.850〜0.945g/cm3である層を3〜65層含む。上記基層部を設けることにより、本発明のストレッチフィルムは、優れたストレッチ性を有しながら、ある程度の強度を有するものとなる。これにより、本発明のストレッチラベルの、ストレッチ性、製造適性及び破れ抑止性の全てを高いレベルとすることができる。

0020

なお、「基層部」とは、本発明のストレッチフィルム中の表面層にはさまれた部分である。また、上記「層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.850〜0.945g/cm3である層」を「E層」と称する場合がある。上記基層部は、上記E層が3〜65層積層された多層積層構造を有している。なお、基層部中の各E層は、それぞれ隣接するE層との密度が異なる。また、基層部は、E層と隣接していないE層を有していてもよい。また、上記基層部は、本発明の効果を損なわない範囲内で、E層以外の層を含んでもよいが、E層以外の層を含まないことがより好ましい。

0021

上記E層は、ポリエチレン系樹脂を必須成分として含む。上記ポリエチレン系樹脂は、1種のみを使用してもよいし、2種以上を使用してもよい。

0022

本明細書において、ポリエチレン系樹脂は、エチレンを必須の単量体成分として構成される重合体であり、即ち、分子中(1分子中)にエチレンに由来する構成単位構造単位)を少なくとも含む重合体である。ポリエチレン系樹脂としては、例えば、エチレンの単独重合体;エチレンと1種以上の単量体成分(エチレン以外の単量体成分)を必須の単量体成分として構成される共重合体エチレン共重合体)等が挙げられる。

0023

上記エチレン以外の単量体成分としては、例えば、α−オレフィン塩化ビニルなどのビニル系モノマー;(メタアクリル酸マレイン酸フマル酸クロトン酸イタコン酸シトラコン酸、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸などの不飽和カルボン酸無水マレイン酸無水シトラコン酸、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物テトラヒドロ無水フタル酸などの不飽和無水カルボン酸;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸グリシジル、マレイン酸モノエチルマレイン酸ジエチルなどの不飽和カルボン酸エステルアクリルアミドメタクリルアミドマレイミドなどの不飽和アミド又はイミド;(メタ)アクリル酸ナトリウム、(メタ)アクリル酸亜鉛などの不飽和カルボン酸塩などが挙げられる。上記エチレン以外の単量体成分は、1種のみを使用してもよいし、2種以上を使用してもよい。

0024

上記α−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン1−オクテン、1−ノネン、1−デセンなどの炭素数3〜20のα−オレフィン(好ましくは炭素数4〜8のα−オレフィン)などが挙げられる。上記α−オレフィンは、1種のみを使用してもよいし、2種以上を使用してもよい。

0025

上記エチレン共重合体としては、例えば、エチレンと1種以上のα−オレフィンを必須の単量体成分として構成される共重合体(エチレン−α−オレフィン共重合体);エチレン−酢酸ビニル系共重合体EVA);エチレン−アクリル酸系共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸系共重合体EMAA)等のエチレン−カルボン酸系共重合体;エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)等のエチレン−カルボン酸エステル系共重合体などが挙げられる。

0026

上記ポリエチレン系樹脂は、メタロセン触媒を用いて重合して得られたポリエチレン系樹脂(メタロセン触媒系ポリエチレン系樹脂)であってもよい。上記メタロセン触媒としては、公知乃至慣用のオレフィン重合用メタロセン触媒を用いることができる。

0027

上記ポリエチレン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などが挙げられる。なお、上記LDPEは、エチレンに由来する構成単位を少なくとも含み、高圧法により製造される0.850〜0.945g/cm3程度の低密度のポリエチレンをいう。上記LLDPEは、エチレンに由来する構成単位を少なくとも含み、中・低圧法により製造され、短鎖分岐を持った0.850〜0.945g/cm3程度の低密度のポリエチレンをいう。

0028

上記E層に含まれるポリエチレン系樹脂としては、特に限定されないが、エチレンの単独重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体が好ましい。また、当該ポリエチレン系樹脂としては、LDPE、LLDPEが好ましく、より好ましくはLLDPEである。また、上記E層に含まれるポリエチレン系樹脂は、成膜加工適性の観点から、メタロセン触媒を用いて重合して得られたポリエチレン系樹脂(メタロセン触媒系ポリエチレン系樹脂、特に、メタロセン触媒系エチレン−α−オレフィン共重合体等のメタロセン触媒系LLDPE)がより好ましい。

0029

上記E層に含まれるポリエチレン系樹脂(100重量%)中のエチレンに由来する構成単位の含有量、即ち、上記E層に含まれるポリエチレン系樹脂を構成する全単量体成分(100重量%)中のエチレンの含有量は、特に限定されないが、伸縮性の観点から、50重量%以上が好ましく、より好ましくは70重量%以上、さらに好ましくは80重量%以上、特に好ましくは85重量%以上である。また、上記エチレン−α−オレフィン共重合体(100重量%)中のα−オレフィンに由来する構成単位の含有量、即ち、上記エチレン−α−オレフィン共重合体を構成する全単量体成分(100重量%)中のα−オレフィンの含有量は、特に限定されないが、伸縮性の観点から、0重量%を超えて50重量%以下が好ましく、より好ましくは1〜30重量%、特に好ましくは1〜15重量%である。
なお、上記ポリエチレン系樹脂(100重量%)中の、上記エチレン及びα−オレフィンに由来する構成単位の含有量の合計は、特に限定されないが、80重量%以上が好ましく、より好ましくは90重量%以上、特に好ましくは95重量%以上である。

0030

上記E層に含まれるポリエチレン系樹脂としては、市販品を用いることも可能であり、例えば、宇部丸善ポリエチレン(株)製「ユメリット4540F」、「ユメリット 3540F」、「ユメリット 2540F」、「ユメリット 1540F」、「ユメリット 0540F」、「ユメリット 2040FC」、「ユメリット 1520F」、「ユメリット 0520F」、「ユメリット 715FT」、(株)プライムポリマー製エボリュー SP0540」、「エボリュー SP1540」、「エボリュー SP1520」、「エボリュー SP2040」(以上、メタロセン触媒系LLDPE)、日本ポリエチレン(株)製「カーネルKF260T」、「カーネル KF360T」、「カーネル KF380」、「カーネル KS340T」(以上、メタロセン触媒系エチレン/α−オレフィン共重合体)、宇部丸善ポリエチレン(株)製「F234」(LDPE)、宇部丸善ポリエチレン(株)製「V206」、日本ポリエチレン(株)製「ノバテックEVAシリーズ」(以上、EVA)などが市場入手可能である。

0031

上記E層中のポリエチレン系樹脂の含有量は、E層の総重量(100重量%)に対して、60重量%以上であり、好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上である。上記含有量の上限は、特に限定されないが、100重量%であり、98重量%であってもよい。上記含有量が60重量%未満では、伸縮性が不足する。上記ポリエチレン系樹脂の含有量は、E層中に含まれる全てのポリエチレン系樹脂の含有量の合計量である。

0032

上記E層は、本発明の効果を損なわない範囲内で、滑剤充填剤熱安定剤酸化防止剤紫外線吸収剤帯電防止剤防曇剤難燃剤着色剤などの添加剤を含有してもよい。

0033

上記E層の密度は、0.850〜0.945g/cm3であり、好ましくは0.870〜0.940g/cm3、より好ましくは0.890〜0.935g/cm3である。上記密度が0.850g/cm3未満では、基層部がやわらかくなりすぎ、ストレッチフィルムに印刷層を形成する際に、フィルムが伸びやすくなり、ストレッチラベルの製造適性が低下する。また、ストレッチラベルの強度が低下して、破れ抑止性が低下する。一方、上記密度が0.945g/cm3を超えると、ストレッチラベルのストレッチ性が低下する。

0034

上記基層部中に含まれる上記E層の層数は、3〜65層であり、好ましくは5〜33層、より好ましくは9〜33層である。上記層数が3層未満では、基層部中に含まれる界面(層と層との界面)が少ないためと考えられるが、基層部の多層化によるストレッチフィルムの強度向上の効果が小さく、ストレッチラベルの製造適性や破れ抑止性が低下する。
一方、上記層数が65層を超えると、ストレッチフィルムの厚み(総厚み)をストレッチラベルに適した範囲にする場合に、E層の厚み(1層あたりの厚み)が薄くなりすぎて、ストレッチフィルム及びストレッチラベルの復元性が低下する。また、ストレッチフィルムが虹色化する場合がある。

0035

上記基層部において、上記E層同士は、特に限定されないが、他の層(例えば、接着層等)を介さずに積層されていることが好ましい。

0036

上記基層部において、E層同士が隣接する場合(他の層を介さずに積層されている場合)、各E層は、それぞれ隣接するE層との密度が異なっている。各E層が隣接するE層と密度が異なっていることにより、一つのE層と隣接するE層との層間の界面の影響が大きくなり、ストレッチフィルムの強度が向上するためと推測されるが、ストレッチラベルの製造適性や破れ抑止性を向上させることができる。隣接するE層同士の密度の差は、特に限定されないが、0.005g/cm3以上が好ましく、より好ましくは0.009g/cm3以上である。

0037

上記基層部の密度は、特に限定されないが、0.890〜0.940g/cm3が好ましく、より好ましくは0.900〜0.930g/cm3、特に好ましくは0.910〜0.925g/cm3である。上記密度が0.890g/cm3以上であると、基層部がやわらかくなりすぎず、ストレッチフィルムに印刷層を形成する際に、フィルムが伸びやすくなることを防止し、ストレッチラベルの製造適性が低下することを防止でき、好ましい。また、ストレッチラベルの強度の低下に伴って破れ抑止性が低下することを防止でき、好ましい。一方、上記密度が0.940g/cm3以下であると、ストレッチラベルのストレッチ性が低下することを防止でき、好ましい。

0038

(基層部の好ましい具体的態様
上記基層部は、上記E層として、特に限定されないが、層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.850〜0.930g/cm3である層(A層)、および、層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が上記A層の密度よりも0.005g/cm3以上大きく、0.945g/cm3以下である層(B層)を有することが好ましい。なお、上記基層部は、上記A層と上記B層とが隣接していることが好ましく、上記A層と上記B層とが隣接して形成される界面を2以上有することが好ましい。

0039

本明細書では、上記「層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が0.850〜0.930g/cm3である層」を「A層」と称する場合がある。
また、上記「層中のポリエチレン系樹脂の含有量が60重量%以上であり、且つ密度が上記A層よりも0.005g/cm3以上大きく、0.945g/cm3以下である層」を「B層」と称する場合がある。また、上記のE層として、A層およびB層を有し、A層とB層とが隣接して形成される界面を2以上有する基層部を、「好ましい具体的態様の基層部」と称する場合がある。

0040

上記A層の密度の下限は、0.850g/cm3以上であり、好ましくは0.870g/cm3以上、より好ましくは0.890g/cm3以上である。また、上記A層の密度の上限は、0.930g/cm3以下であり、好ましくは0.925g/cm3以下、より好ましくは0.920g/cm3以下である。A層の密度が0.850g/cm3以上であると、基層部がやわらかくなりすぎず、ストレッチラベルの破れ抑止性や製造適性が低下することを防止することができ、好ましい。一方、上記密度が0.930g/cm3以下であると、ストレッチラベルのストレッチ性が低下することを防止でき、好ましい。

0041

上記B層の密度は、上記A層の密度より0.005g/cm3以上大きく、好ましくは0.009g/cm3以上である。また、上記B層の密度の上限は、0.945g/cm3以下であり、好ましくは0.940g/cm3以下、より好ましくは0.935g/cm3以下である。また、上記B層の密度の下限は、上記A層の密度より0.005g/cm3以上大きければ特に限定されないが、好ましくは0.900g/cm3以上、より好ましくは0.905g/cm3以上、さらに好ましくは0.910g/cm3以上である。B層の密度がA層より0.005g/cm3以上大きいと、A層とB層とが隣接する場合、共押出により積層する際などに、A層とB層の界面が明確に形成されるためと考えられるが、多層積層による強度向上の効果が得られやすいため好ましい。A層とB層の密度の差が0.005g/cm3未満では、A層とB層とが隣接する場合、例えば、共押出により積層する際に、隣り合う層同士が混ざりやすくなり、層間の界面が乱れて、多層積層による強度向上の効果が低下する場合がある。B層の密度が0.945g/cm3以下であると、ストレッチラベルのストレッチ性が低下することを防止でき、好ましい。

0042

上記A層の密度と上記B層の密度の差[(B層の密度)−(A層の密度)]は、特に限定されないが、0.005g/cm3以上が好ましく、より好ましくは0.009g/cm3以上である。

0043

上記好ましい具体的態様の基層部において、A層とB層とが隣接して形成される界面は2以上であり、好ましくは4以上、より好ましくは8以上である。上記界面が2以上であることにより、多層積層による強度向上の効果が得られやすくなり、ストレッチラベルの破れ抑止性や製造適性が向上するため、好ましい。

0044

上記好ましい具体的態様の基層部中に含まれる上記A層の層数は、1層以上(例えば、1〜33層)であり、好ましくは2層以上(例えば、2〜17層)、より好ましくは3層以上(例えば、3〜17層)である。また、上記好ましい具体的態様の基層部中に含まれる上記B層の層数は、特に限定されないが、1層以上(例えば、1〜33層)であり、好ましくは2層以上(例えば、2〜17層)、より好ましくは3層以上(例えば、3〜17層)である。なお、上記A層の層数と上記B層の層数の合計は、特に限定されないが、3〜65層が好ましく、より好ましくは5〜33層、さらに好ましくは9〜33層である。

0045

上記好ましい具体的態様の基層部は、E層以外の層(A層およびB層以外の層)を含んでいてもよい。なお、上記好ましい具体的態様の基層部は、特に限定されないが、A層及びB層以外のE層は含まないこと(全てのE層がA層又はB層であること)が好ましい。

0046

上記好ましい具体的態様の基層部においては、特に限定されないが、全てのE層がA層又はB層であり、且つ、A層及びB層は、交互に積層されていることが好ましく、他の層を介さずに、交互に直接積層されていることがより好ましい。A層とB層とが直接積層されている(隣接して設けられている)ことにより、A層とB層との界面が形成され、本発明のストレッチフィルム及び本発明のストレッチラベルの強度が向上するため、好ましい。なお、A層とB層との界面が複数あると、本発明のストレッチフィルム及び本発明のストレッチラベルの強度がさらに向上するため、好ましい。

0047

上記好ましい具体的態様の基層部の積層構成は、特に限定されないが、例えば、「A層/B層」を繰り返し単位として繰り返す積層構成(A層/B層/A層/B層/・・・・/A層/B層/A層)、(B層/A層/B層/A層/・・・・/B層/A層/B層)、(A層/B層/A層/B層/・・・・/A層/B層)、若しくは(B層/A層/B層/A層/・・・・/B層/A層/B層/A層)などが挙げられる。上記積層構成において、A層とB層とは、他の層を介さずに積層されていることが好ましい。また、全てのA層の少なくとも片面側にはB層が隣接して設けられていることが好ましい。

0048

上記好ましい具体的態様の基層部においては、全てのA層が同じ原料から形成されていることが好ましく、なおかつ、全てのB層が同じ原料から形成されていることが好ましい。即ち、A層同士、B層同士は、それぞれ、同じ原料から形成されていることが好ましい。即ち、全てのA層は同じ組成の層であることが好ましく、なおかつ、全てのB層は同じ組成の層であることが好ましい。

0049

(表面層)
本発明のストレッチフィルムにおける表面層は、基層部の両面側にそれぞれ設けられた層(樹脂層)である。

0050

上記表面層は、ストレッチ性があり、印刷層が形成可能な樹脂層であれば特に限定されない。上記表面層に含まれる樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン系樹脂スチレンブタジエンエラストマー等のスチレン系エラストマー、その他の熱可塑性エラストマーなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。中でも、ポリオレフィン系樹脂が好ましい。上記樹脂は、1種のみを使用してもよいし、2種以上を使用してもよい。

0051

上記ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、プロピレンを必須の単量体成分として構成される重合体(ポリプロピレン系樹脂)、アイオノマー環状オレフィン系重合体などが挙げられる。中でも、ストレッチ性、製造適性の観点から、ポリエチレン系樹脂が好ましい。上記ポリオレフィン系樹脂は、1種のみを使用してもよいし、2種以上を使用してもよい。

0052

上記表面層に含まれてもよいポリエチレン系樹脂としては、特に限定されないが、エチレンの単独重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、EVAが好ましく、エチレンの単独重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体が特に好ましい。また、上記表面層に含まれてもよいポリエチレン系樹脂としては、LDPE、LLDPE、EVAが好ましく、より好ましくはLLDPEである。特に、LLDPEは、分子量が均一なため樹脂の流れが安定しやすく、成膜加工適性が高い観点から、メタロセン触媒を用いて重合して得られたLLDPE(メタロセン触媒系LLDPE)が好ましい。また、表面層にEVAが含有されている場合、酢酸ビニル成分(VA成分)の含有量は、表面層の総重量(100重量%)に対して、1〜10重量%であることが好ましい。上記ポリエチレン系樹脂は、1種のみを使用してもよいし、2種以上を使用してもよい。

0053

上記表面層に含まれてもよいポリエチレン系樹脂(100重量%)中のエチレンに由来する構成単位の含有量、即ち、上記ポリエチレン系樹脂を構成する全単量体成分(100重量%)中のエチレンの含有量は、特に限定されないが、伸縮性の観点から、50重量%以上が好ましく、より好ましくは70〜99重量%である。また、上記エチレン−α−オレフィン共重合体(100重量%)中のα−オレフィンに由来する構成単位の含有量、即ち、上記エチレン−α−オレフィン共重合体を構成する全単量体成分(100重量%)中のα−オレフィンの含有量は、特に限定されないが、伸縮性の観点から、0重量%を超えて50重量%以下が好ましく、より好ましくは1〜30重量%である。なお、上記エチレン−α−オレフィン共重合体(100重量%)中の、上記エチレン及びα−オレフィン以外の単量体成分に由来する構成単位の含有量は、特に限定されないが、10重量%以下が好ましく、より好ましくは5重量%以下である。

0054

上記表面層に含まれてもよいポリエチレン系樹脂としては、市販品を用いることも可能であり、例えば、上述のE層に含まれるポリエチレン系樹脂の市販品として例示及び説明されたポリエチレン系樹脂が市場で入手可能である。

0055

表面層は、上記表面層中の上記ポリオレフィン系樹脂の含有量が、表面層の総重量(100重量%)に対して、60重量%以上が好ましく、より好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上である。上記含有量の上限は、特に限定されないが、100重量%であり、98重量%であってもよい。上記含有量が60重量%以上であると、伸縮性を損なうことなく、破れ抑止性や製造適性が向上するため、好ましい。上記ポリオレフィン系樹脂の含有量は、表面層中に含まれる全てのポリオレフィン系樹脂の含有量の合計量である。

0056

上記表面層は、本発明の効果を損なわない範囲内で、滑剤、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、防曇剤、難燃剤、着色剤などの添加剤を含有してもよい。

0057

上記表面層の密度は、特に限定されないが、0.900〜0.945g/cm3が好ましく、より好ましくは0.910〜0.940g/cm3、さらに好ましくは0920〜0.935g/cm3である。上記密度を0.900g/cm3以上とすることにより表面層が適度な硬さを有し、破れ抑止性を損なわないため、好ましい。また、本発明のストレッチフィルムに印刷層を形成する際に、フィルムが伸びにくくなり、本発明のストレッチラベルの製造適性が向上するため、好ましい。一方、上記密度が0.945g/cm3を超える場合には、ストレッチラベルのストレッチ性が低下する場合がある。

0058

(本発明のストレッチフィルムの構成、物性など)
本発明のストレッチフィルムは、上記基層部と、上記表面層を含む。上記表面層は、上記基層部の両面側に積層され、基層部の一面側と他面側とにそれぞれ設けられている。

0059

本発明のストレッチフィルム中のポリエチレン系樹脂の含有量は、特に限定されないが、本発明のストレッチフィルムの総重量(100重量%)に対して、70重量%以上が好ましく、より好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上である。上記含有量の上限は、特に限定されないが、100重量%であってもよく、98重量%であってもよい。上記含有量が70重量%以上であると、伸縮性が向上し、好ましい。上記ポリエチレン系樹脂の含有量は、本発明のストレッチフィルム中に含まれる全てのポリエチレン系樹脂の含有量の合計量である。

0060

本発明のストレッチフィルムの密度は、特に限定されないが、0.900〜0.940g/cm3が好ましく、より好ましくは0.910〜0.930g/cm3、さらに好ましくは0.915〜0.925g/cm3である。上記密度が0.900g/cm3以上であると、ストレッチフィルム(特に基層部)がやわらかくなりすぎず、ストレッチラベルの破れ抑止性や製造適性が低下することを防止でき、好ましい。一方、上記密度が0.940g/cm3以下であると、ストレッチラベルのストレッチ性が低下することを防止でき、好ましい。

0061

本発明のストレッチフィルムの厚み(総厚み)は、特に限定されないが、10〜100μmが好ましく、より好ましくは20〜60μm、さらに好ましくは25〜50μmである。上記厚みが10μm以上であると、ストレッチフィルムの強度が高く、ストレッチラベルの製造適性や破れ抑止性が向上し、好ましい。上記厚みが100μm以下であると、ストレッチラベルを伸張させやすくなり、ストレッチ性が向上し、好ましい。また、本発明は、特に限定されないが、印刷層を形成する際にフィルムが伸びやすく製造適性が低下しやすい、厚みの比較的薄いストレッチフィルムを用いたストレッチラベルの場合に、製造適性向上の効果が顕著に発揮される。

0062

上記表面層の厚み(1層の厚み)は、特に限定されないが、1〜13μmが好ましく、より好ましくは2〜7.5μm、さらに好ましくは2.5〜6.5μmである。上記厚みが上記範囲内であると、表面層を設けた効果が十分に発揮でき、好ましい。なお、本発明のストレッチフィルム中のそれぞれの表面層の厚みは、同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。

0063

上記基層部の厚みは、特に限定されないが、8〜80μmが好ましく、より好ましくは10〜50μm、さらに好ましくは15〜40μmである。上記厚みが上記範囲内であると、ストレッチラベルのストレッチ性が向上し、ストレッチラベルの製造適性や破れ抑止性が向上する効果が顕著に現れるため、好ましい。

0064

上記E層の厚み(1層の厚み)は、特に限定されないが、0.5μm以上が好ましく、より好ましくは1μm以上である。上記厚みが0.5μm未満では、E層の硬さが失われ、ストレッチラベルの製造適性や破れ抑止性が低下する場合がある。なお、本発明のストレッチフィルム中の複数のE層の厚みは、それらのうちの全て又は一部が同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。

0065

上記A層の厚み(1層の厚み)は、特に限定されないが、0.5μm以上が好ましく、より好ましくは1μm以上である。上記厚みが0.5μm未満では、樹脂本来の硬さが失われ、ストレッチラベルの製造適性や破れ抑止性が低下する場合がある。なお、本発明のストレッチフィルム中の複数のA層の厚みは、それらのうちの全て又は一部が同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。

0066

上記B層の厚み(1層の厚み)は、特に限定されないが、0.5μm以上が好ましく、より好ましくは1μm以上である。上記厚みが0.5μm未満では、樹脂本来の硬さが失われ、ストレッチラベルの製造適性や破れ抑止性が低下する場合がある。なお、本発明のストレッチフィルム中の複数のB層の厚みは、それらのうちの全て又は一部が同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。

0067

本発明のストレッチフィルム中の、表面層の厚み(全ての表面層の厚みの合計)と基層部の厚みの比[(表面層の厚み):(基層部の厚み)]は、特に限定されないが、1:1よりも基層部が厚いことが好ましく、より好ましくは1:1.5〜1:10、さらに好ましくは1:2〜1:5である。上記の比が1:1よりも表面層が厚い場合には、本発明によって得られる効果が小さくなる場合がある。

0068

上記好ましい具体的態様の基層部中の、A層の厚み(全てのA層の厚みの合計)とB層の厚み(全てのB層の厚みの合計)の比[(A層の厚み):(B層の厚み)]は、特に限定されないが、10:1〜1:10が好ましく、より好ましくは6:1〜1:6、さらに好ましくは4:1〜1:4である。上記の比が10:1よりもA層が厚い場合には、ストレッチラベルのストレッチ性が低下する場合がある。一方、上記の比が1:10よりもB層が厚い場合には、ストレッチラベルの製造適性や破れ抑止性が低下する場合がある。

0069

本発明のストレッチフィルムが透明である場合には、当該ストレッチフィルムのヘイズヘーズ)値[JIS K 7136準拠、厚み40μm換算、単位:%]は、特に限定されないが、10%以下が好ましく、より好ましくは7%以下、さらに好ましくは5%以下である。ヘイズ値が10%を超える場合には、ストレッチフィルムの内側(ストレッチラベルを容器に装着した時に容器側になる面側)に印刷を施し、ストレッチフィルムを通して印刷を見せるストレッチラベル(裏印刷ストレッチラベル)の場合、製品とした際に、印刷が曇り、装飾性が低下することがある。ただし、ヘイズ値が10%を超える場合であっても、ストレッチフィルムを通して印刷を見せる上記用途以外の用途(表印刷ストレッチラベル)においては不透明であってもよく、十分に使用可能である。

0070

[ストレッチラベル]
本発明のストレッチラベルは、本発明のストレッチフィルムを少なくとも有するストレッチラベルである。本発明のストレッチラベルは、本発明のストレッチフィルム以外の層を有していてもよい。本発明のストレッチラベルは、少なくとも一方向にストレッチ性を有し、一方向に伸張させて用いることができる。

0071

(本発明のストレッチフィルム以外の層)
本発明のストレッチラベルに含まれる、本発明のストレッチフィルム以外の層としては、特に限定されないが、印刷層、接着剤層感圧性接着剤層感熱性接着剤層等)、保護層、アンカーコート層、プライマーコート層コーティング層、帯電防止層などが挙げられる。

0072

(印刷層)
上記印刷層としては、特に限定されず、例えば、ストレッチラベルにおいて用いられる公知乃至慣用の印刷層等が挙げられる。また、上記印刷層としては、例えば、商品名、イラスト、取り扱い注意事項等の図やデザインなどの意匠印刷層カラー印刷層等)、白などの単一色で形成された背景印刷層などが挙げられる。上記印刷層は、特に限定されないが、本発明のストレッチフィルムの片面側のみに設けられていてもよいし、本発明のストレッチフィルムの両面側に設けられていてもよい。また、上記印刷層は、本発明のストレッチフィルムの表面(印刷層が設けられる側の表面)の全面に設けられていてもよいし、一部に設けられていてもよい。さらに、上記印刷層は、特に限定されないが、単層であってもよいし、複層であってもよい。

0073

上記印刷層は、特に限定されないが、バインダー樹脂を必須成分として含み、必要に応じて、青、赤、黄、黒、白等の着色顔料や滑剤、分散剤消泡剤等の添加剤を含むことが好ましい。上記バインダー樹脂、上記着色顔料等は、それぞれ、1種のみを使用してもよいし、2種以上を使用してもよい。

0074

上記バインダー樹脂としては、特に限定されず、例えば、公知乃至慣用の印刷層、印刷インキにおいてバインダー樹脂として用いられる樹脂を用いることができる。上記バインダー樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂ウレタン系樹脂ポリエステル系樹脂ポリアミド系樹脂セルロース系樹脂ニトロセルロース系樹脂を含む)、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂などが挙げられる。上記着色顔料としては、特に限定されず、例えば、公知乃至慣用の印刷層、印刷インキにおいて用いられる着色顔料を用いることができる。上記着色顔料は、例えば、酸化チタン二酸化チタン)等の白顔料銅フタロシアニンブルー等の藍顔料カーボンブラックアルミフレーク雲母マイカ)、その他着色顔料等を用途に合わせて選択、使用できる。また、上記着色顔料として、その他にも、光沢調整などの目的で、アルミナ炭酸カルシウム硫酸バリウムシリカアクリルビーズ等の体質顔料も使用できる。

0075

上記印刷層の厚みは、特に限定されないが、例えば、0.1〜10μmが好ましく、より好ましくは0.3〜5μmである。上記厚みが0.1μm未満では、印刷層を均一に設けることが困難である場合があり、部分的な「かすれ」が起こり、装飾性が損なわれる場合や、デザイン通りの印刷が困難となる場合がある。また、上記厚みが10μmを超えると、印刷インキを多量に消費するため、コストが高くなったり、均一に塗布することが困難となったり、印刷層がもろくなり剥離しやすくなったり、ストレッチ性が低下したりする場合がある。

0076

(保護層)
上記保護層は、ストレッチフィルムや印刷層を保護するために設けられる層であり、特に限定されないが、公知乃至慣用のストレッチラベル用の保護層を用いることができる。
上記保護層としては、特に限定されないが、コーティング剤により形成された保護層(保護コーティング層)であることが好ましい。上記保護層は、特に限定されないが、本発明のストレッチフィルムの片面側のみに設けられていてもよいし、本発明のストレッチフィルムの両面側に設けられていてもよい。また、上記保護層は、特に限定されないが、本発明のストレッチフィルムの印刷層の表面に設けられていてもよいし、本発明のストレッチフィルムの表面に設けられていてもよい。また、上記保護層は、本発明のストレッチフィルムの少なくとも一方の面の全面に設けられていてもよいし、一部に設けられていてもよい。

0077

上記保護コーティング層を介して印刷層の印刷表示やデザインを見る場合は、特に限定されないが、上記保護コーティング層は透明であることが好ましい。上記保護コーティング層が透明である場合は、特に限定されないが、有色、無色のどちらでもよく、無色が好ましい。

0078

上記保護層の厚みは、特に限定されないが、例えば、0.1〜10μmが好ましい。

0079

上記保護コーティング層は、特に限定されないが、バインダー樹脂及び滑剤(例えば、ワックス等)を必須成分として含むことが好ましい。なお、上記保護コーティング層は、必要に応じて添加剤を含んでもよい。上記バインダー樹脂、上記滑剤は、それぞれ、1種のみを使用してもよいし、2種以上を使用してもよい。

0080

上記保護コーティング層におけるバインダー樹脂としては、特に限定されず、例えば、公知乃至慣用のコーティング層、コーティング剤においてバインダー樹脂として用いられる樹脂を用いることができる。上記バインダー樹脂としては、例えば、上述の印刷層におけるバインダー樹脂として例示及び説明されたバインダー樹脂などが挙げられる。また、上記滑剤としては、特に限定されず、例えば、公知乃至慣用のコーティング層、コーティング剤において用いられる滑剤を用いることができる。

0081

図1〜3は、それぞれ、本発明のストレッチラベルの一例を示す概略図(部分断面図)である。図1に記載の本発明のストレッチラベル4は、本発明のストレッチフィルム1と、本発明のストレッチフィルム1の一方の面側に設けられた印刷層2と、本発明のストレッチフィルム1の他方の面側に設けられた保護コーティング層3と、を含む。本発明のストレッチフィルム1は、基層部12と、基層部12の両面側にそれぞれ1層ずつ設けられた表面層11とを含む。基層部12は、E層12cが合計9層、隣接して積層されて形成されている。なお、隣接するE層12c同士は、密度が相違する。表面層11と基層部12とは他の層を介することなく直接積層されている。

0082

図2に記載の本発明のストレッチラベル4は、本発明のストレッチフィルム1と、本発明のストレッチフィルム1の一方の面側に設けられた印刷層2と、本発明のストレッチフィルム1の他方の面側に設けられた保護コーティング層3と、を含む。本発明のストレッチフィルム1は、基層部12と、基層部12の両面側にそれぞれ1層ずつ設けられた表面層11とを含む。基層部12は、E層としてA層12a及びB層12bを用い、その最外層(表面層11と接する層)をA層12aとし、A層12aとB層12bとが隣接して、交互に、合計9層積層されて形成されている。基層部12は、A層12aとB層12bとが隣接して形成される界面を8個有する。表面層11と基層部12(具体的には、基層部12の最外面となるA層12a)とは他の層を介することなく直接積層されている。

0083

図3に記載の本発明のストレッチラベル4は、本発明のストレッチフィルム1と、その一方の面側に設けられた印刷層2と、他方の面側に設けられた保護コーティング層3とを含み、本発明のストレッチフィルム1は表面層11と基層部12とを有し、基層部12は、その最外層(表面層11と接する層)をA層12aとし、A層12aとB層12bとが隣接して、交互に、合計17層積層されて形成されている。基層部12は、A層12aとB層12bとが隣接して形成される界面を16個有する。なお、図2及び図3に記載の本発明のストレッチラベル4において、A層12aとB層12bは、逆の位置関係、即ち、基層部の最外層をB層12bとし、A層12aとB層12bとが隣接して、交互に、複数層積層されている構成であってもよい。

0084

本発明のストレッチラベルは、容器への装着し易さの観点から、筒状のストレッチラベル(筒状ストレッチラベル)が好ましい。上記筒状ストレッチラベルは、例えば、本発明のストレッチラベルの両端を溶剤接着剤、又はヒートシール等でシールし筒状にした後容器に外嵌装着されるタイプの筒状ラベルである。以下、「本発明の筒状ストレッチラベル」と称する場合がある。

0085

(ストレッチラベルの物性)
本明細書における、ストレッチラベルのストレッチ性(伸縮性)は、特に限定されないが、例えば、下記の少なくとも一方向における「10%歪み時引張応力」や「60%歪み時引張応力」等により調整することができる。特に、伸張性は少なくとも一方向における「10%歪み時引張応力」や「60%歪み時引張応力」により、復元性は少なくとも一方向における「60%伸張後の残留歪み」により調整することができる。なお、本明細書では、「10%歪み時引張応力」を「F10値」と称する場合があり、「60%歪み時引張応力」を「F60値」と称する場合がある。

0086

下記ストレッチ試験により測定される、本発明のストレッチラベルの少なくとも一方向における、60%伸張後の残留歪みは、特に限定されないが、15%以下が好ましく、より好ましくは13%以下、さらに好ましくは12.5%以下である。上記60%伸張後の残留歪みが15%を超える場合には、ストレッチラベルは高伸張した場合に復元性が低下する場合があり、複雑な形状を有する被装着物(容器など)に対して十分に追従せずラベルの装着状態見栄えなど)が悪くなる場合がある。ここで、60%伸張とは、初期の長さを100とした時に、長さが160となるまで伸張させることを言う。

0087

なお、上記60%伸張後の残留歪みの下限は、0%が好ましい。

0088

<ストレッチ試験>
引張試験機を用い、温度23±2℃、相対湿度50±5%(%RH)の温湿度条件下にて試験を行う。測定用サンプル(試験片)を、測定方向(引張方向)に引張速度(試験速度)50mm/分で伸度(伸び)60%まで引っ張る(60%伸張させる)。次いで(伸度60%に到達した直後)、外力を解除して(50mm/分で引張試験機のチャックつかみ具)を上記引張方向とは反対方向(除荷方向)に動かして)、測定用サンプルを収縮(自己収縮)させる。引張試験機により伸度と引張応力を計測し、上記の測定用サンプルを収縮させる過程(除荷過程)において、測定方向(引張方向)の応力(引張応力)が0となった点における測定用サンプルの伸度を測定し、上記測定用サンプルの測定方向における「60%伸張後の残留歪み」とする。
上記引張試験機は、特に限定されないが、例えば、島津製作所(株)製「島津オートグラフ(AGS−50G:ロードセルタイプ500N)」などが挙げられる。
なお、試験条件等は、必要に応じて、JIS K 7161を参考にすることができる。

0089

本発明のストレッチラベルの少なくとも一方向における10%歪み時引張応力(F10値)は、特に限定されないが、1〜10MPaが好ましく、より好ましくは2〜8MPa、さらに好ましくは3〜7MPaである。また、本発明のストレッチラベルの少なくとも一方向における60%歪み時引張応力(F60値)は、特に限定されないが、1〜12MPaが好ましく、より好ましくは2〜10MPa、さらに好ましくは3〜9MPaである。上記F10値や上記F60値が1MPa未満の場合には、ストレッチラベルがやわらかくなりすぎて製造適性が低下し、また、破れ抑止性が低下する場合がある。上記F10値が10MPaを超える場合や、上記F60値が12MPaを超える場合には、ストレッチラベルが硬くなりすぎて、ストレッチ性が低下する場合がある。

0090

上記「10%歪み時引張応力(F10値)」は、引張試験において、測定用サンプルを測定方向に歪み(伸度、伸び)10%としたとき(10%伸張させたとき)の引張応力である。また、上記「60%歪み時引張応力(F60値)」は、引張試験において、測定用サンプルを測定方向に歪み(伸度、伸び)60%としたとき(60%伸張させたとき)の引張応力である。上記引張試験に用いる引張試験機は、特に限定されないが、例えば、島津製作所(株)製「島津オートグラフ(AGS−50G:ロードセルタイプ500N)」などが挙げられる。なお、試験条件等は、必要に応じて、JIS K 7161を参考にすることができる。

0091

図4及び図5を用いて、本発明のストレッチラベルの好ましい実施形態である筒状ストレッチラベルの一例について説明をする。図4に記載の本発明の筒状ストレッチラベル5は、本発明のストレッチフィルムを含む本発明のストレッチラベルの一端部の外側に他端部を重ね合わせて筒状とし、他端部の内面と一端部の外面とを溶剤、接着剤、又はヒートシールで接合しシール部51が形成された筒状体である。筒状ストレッチラベル5は、矩形状に形成された本発明のストレッチラベルが、本発明のストレッチフィルムの一方向(ストレッチ性を有する方向)が筒状ストレッチラベルの周方向Dとなるように筒状にされており、当該方向に伸縮可能である。

0092

図5は、図4におけるA−A’ 断面、即ち、本発明の筒状ストレッチラベル5のシール部51付近の要部拡大図である。具体的には、本発明のストレッチラベルは、本発明のストレッチフィルム1の一方の面(筒状体の内面側の面)の他端部の端から所定幅の領域を除いた領域に意匠印刷層62が形成され、その意匠印刷層62を覆うように、ストレッチフィルム1の一方の面の他端部の端から所定幅の領域を除いた領域の略全域に背景印刷層61が形成されている。また、本発明の筒状ストレッチラベル5は、ストレッチフィルム1の他方の面(筒状体の外面側の面)の一端部の端から所定幅の領域を除いた領域に保護コーティング層64が形成されている。このため、本発明のストレッチラベルには、他端部の端から所定幅の領域は、意匠印刷層62及び背景印刷層61が形成されておらず、本発明のストレッチフィルム1が露出し、フィルム露出面が形成され、一端部の端から所定幅の領域を除いた領域には、保護コーティング層64が形成されていないフィルム露出面が形成されている。本発明の筒状ストレッチラベル5は、具体的には、本発明のストレッチラベルの他端部の内面側に形成されたフィルム露出面と、一端部の外面側に形成されたフィルム露出面とを、ヒートシールすることによって接合されている。

0093

上記意匠印刷層は、特に限定されないが、例えば、商品名、イラスト、取り扱い注意事項等の所望の表示となるように着色顔料の異なる複数の印刷層を重ねて形成されている。

0094

上記背景印刷層は、本発明の筒状ストレッチラベルを筒の外側から観察したときの意匠印刷層の背景となる印刷層であり、例えば、着色顔料として酸化チタンを20〜60重量%含有する白色印刷層によって形成されている。

0095

上記意匠印刷層の厚みは、例えば、0.1〜5μmであり、上記背景印刷層の厚みは、例えば、0.5〜5μmであり、意匠印刷層と背景印刷層とで形成された印刷層は、全体として、例えば、1〜10μmに形成されている。

0096

上記保護コーティング層は、例えば、保護コーティング層の総重量に対して滑剤0.1〜10重量%含有するコーティング層であって、筒の内面側に設けられた意匠印刷層の表示が目視できるように透明性を有している。

0097

上記シール部の幅は、特に限定されないが、0.2〜10mmが好ましく、より好ましくは0.3〜5mm、さらに好ましくは0.4〜2mmである。

0098

なお、上記の好ましい筒状ストレッチラベルでは、シール部51として、他端部の内面と一端部の外面とを接合する接合形態封筒貼り)を示したが、これに限定されるものではなく、一端部と他端部の内面側の面同士、あるいは外面側の面同士を重ね合わせ、この重ね合わせ部分をヒートシール等により接合(合掌貼り)する接合形態であってもよい。
この場合においても、内面側又は外面側に形成されたフィルム露出面同士を重ね合わせて接合することが好ましい。

0099

本発明のストレッチラベルに用いられる、本発明のストレッチフィルムは、ポリエチレン系樹脂を主成分とし且つ密度が特定の範囲内である層を3〜65層有する多層構成を有する基層部を有しており、このため比較的やわらかく、伸張性にも復元性にも優れている。これにより、本発明のストレッチラベルはストレッチ性に優れ、高倍率伸張可能であり、高倍率に伸張させた場合にも、高い復元性を示す。この優れたストレッチ性を利用し、高倍率に伸張させて被装着物に装着することにより、複雑な形状の被装着物に対しても高い装着性(追従性)で装着することができる。
また、本発明のストレッチフィルムは、特定層数の層から構成される多層構成の基層部を有している。これにより、層と層の間の界面が増えることにより強度向上の効果が発揮されるためと考えられるが、本発明のストレッチフィルムの基層部は、高い復元性は維持しながら、応力に対する過度の伸びやすさが抑制される。このため、印刷層の形成時に、搬送時にかかる応力によってフィルムが伸びにくく、本発明のストレッチラベルは、製造適性に優れる。また、優れたデザインを有するストレッチラベルを作製することができる。
さらに、本発明のストレッチフィルムは、上記の構成により強度が向上しているため、本発明のストレッチラベルは破れ抑止性にも優れている。このため、ラベルをボトルなどに装着した後にケースに入れて輸送する際にも、ボトル同士がぶつかることによるラベルの破れが抑制されるため好ましい。

0100

さらに、上記好ましい具体的態様の基層部を有する本発明のストレッチフィルムは、比較的に密度の低いA層と、A層より密度の高いB層とを隣接させて用いることによって、本発明のストレトラベルのストレッチ性、製造適性及び破れ抑止性をより高いレベルで並立させることができる。さらに、A層とB層の密度差がある程度大きいことにより、界面による強度向上の効果が高くなるためと考えられるが、応力に対する過度の伸びやすさが抑制される効果や強度も向上する。このため、本発明のストレットラベルのストレッチ性、製造適性及び破れ抑止性をより高いレベルで並立させることができる。

0101

[本発明のストレッチラベルの製造方法]
本発明のストレッチラベルの製造方法は、本発明のストレッチフィルムを作製する工程を少なくとも含む。本明細書では、上記「本発明のストレッチフィルムを作製する工程」を「フィルム作製工程」と称する場合がある。本発明のストレッチラベルの製造方法は、さらに、本発明のストレッチフィルム以外の層を形成する工程などの他の工程(上記フィルム作製工程以外の工程)を含んでいてもよい。

0102

(フィルム作製工程)
上記フィルム作製工程において、本発明のストレッチフィルムは、溶融製膜などの慣用の方法によって作製することができる。中でも、溶融製膜法(特に、Tダイ法)が好ましい。また、積層の方法としては、慣用の方法、例えば、共押出法フィードブロック法、マルチマニホールド法等)、ドライラミネート法などを用いることができる。中でも、共押出法が好ましく、フィードブロック法が好ましい。さらに、レイヤーマルチプライヤー(layer multiplier)を用いて、特にフィードブロックとレイヤー・マルチプライヤーを組み合わせて用いて、基層部の多層化を行うことが好ましい。上記レイヤー・マルチプライヤーは、フィルム層を多層化する装置である。上記レイヤー・マルチプライヤーでフィルム層を多層化する方法としては、特に限定されないが、フィルム層を幅方向に分割した後、分割したフィルム層を厚み方向に積層する方法が挙げられる。本明細書では、上記「レイヤー・マルチプライヤー」を、単に「マルチプライヤー」と称する場合がある。上記マルチプライヤーは、例えば、EDI社より入手できる。

0103

上記共押出法(フィードブロック法)の具体的な一例を下記に説明する。例えば、それぞれ所定の温度に設定した複数の押出機に、基層部を形成する原料、表面層を形成する原料をそれぞれ投入し、Tダイから共押出する。この際、フィードブロックとマルチプライヤーを組み合わせて用いて、基層部を多層化し、所定の積層構成とすることが好ましい。
また必要に応じて、ギアポンプを用いて供給量を調節してもよい。さらにフィルターを用いて、異物を除去するとフィルム破れが低減できるため好ましい。なお、押出温度は、用いる原料の種類によっても異なり、特に限定されないが、150〜250℃が好ましい。
上記共押出したポリマーを、冷却ドラムなどを用いて急冷することにより、積層未延伸フィルムシート)を得ることができる。

0104

特に限定されないが、本発明のストレッチフィルムが、上記好ましい具体的態様の基層部を有するストレッチフィルムの場合には、上記フィルム作製工程は、上記A層を構成する原料(「原料(a)」と称する場合がある)と、上記B層を構成する原料(「原料(b)」と称する場合がある)と、上記表面層を構成する原料(「原料(c)」と称する場合がある)とをそれぞれ溶融する第1の段階;上記第1の段階で溶融された、原料(a)と、原料(b)とを隣接して積層し、積層体を形成する第2の段階;及び、上記第2の段階で形成された積層体の両面側に、上記第1の段階で溶融された、原料(c)を積層する第3の段階を少なくとも含むことが好ましい。さらに、他の段階(第1の段階、第2の段階、及び第3の段階以外の段階)を含んでいてもよい。上記他の段階は、例えば、第1の段階の前、第3の段階の後、第1の段階と第2の段階との間、第2の段階と第3の段階との間などのいずれの位置に設けられてもよい。

0105

上記第1の段階においては、公知乃至慣用の押出機を用いて、原料(a)、原料(b)、原料(c)をそれぞれ、溶融(又は溶融混練)することが好ましい。例えば、それぞれ所定の温度に設定した3台の押出機に、原料(a)、原料(b)、原料(c)をそれぞれ投入して、溶融(又は溶融混練)を行うことができる。押出温度は、特に限定されないが、150〜250℃が好ましい。

0106

上記第2の段階において、上記第1の段階において溶融された、原料(a)と、原料(b)とを隣接して積層し、形成される積層体は、特に限定されないが、例えば、上記溶融された原料(a)と原料(b)とを順次積層して、あるいはフィードブロックを用いて同時に積層して形成することができる。他に、上記積層体としては、上記の順次積層あるいは共押出(同時積層)して形成した積層体を、マルチプライヤーを用いてさらに多層化して形成された積層体であってもよい。上記積層には、特に限定されないが、フィードブロックとマルチプライヤーを組み合わせて用いることが好ましい。上記フィードブロックやマルチプライヤーは、それぞれ、1のみを用いてもよいし、2以上を用いてもよい。上記積層体において、原料(a)から形成された層の層数と原料(b)から形成された層の層数の合計は3〜65層であり、好ましくは5〜33層、より好ましくは9〜33層である。上記第2の段階において得られた積層体は、本発明のストレッチフィルムの基層部を形成する。

0107

上記第2の段階において、原料(a)と、原料(b)を隣接して積層し、形成される積層体は、具体的には、例えば、上記第1の段階で溶融された原料(a)及び原料(b)を、フィードブロックを用いて押出し、[原料(a)/原料(b)/原料(a)]の構成を有する積層体(「積層体1」と称する場合がある)を得ることができる。

0108

他に、上記第2の段階において、原料(a)と、原料(b)を隣接して積層し、形成される積層体は、具体的には、例えば、上記積層体1を1つの単位として、マルチプライヤーを用いて積層し、[原料(a)/原料(b)/原料(a)/原料(a)/原料(b)/原料(a)/・・・・/原料(a)/原料(b)/原料(a)]の構造を有する積層体(「積層体2」と称する場合がある)を得ることができる。

0109

他に、上記第2の段階において、原料(a)と、原料(b)を隣接して積層し、形成される積層体は、具体的には、例えば、上記第1の段階で溶融された原料(a)及び原料(b)を、フィードブロックを用いて押出し、[原料(b)/原料(a)/原料(b)]の構成を有する積層体(「積層体3」と称する場合がある)を得ることができる。

0110

他に、上記第2の段階において、原料(a)と、原料(b)を隣接して積層し、形成される積層体は、具体的には、例えば、上記積層体3を1つの単位として、マルチプライヤーを用いて積層し、[原料(b)/原料(a)/原料(b)/原料(b)/原料(a)/原料(b)/・・・・/原料(b)/原料(a)/原料(b)]の構造を有する積層体(「積層体4」と称する場合がある)を得ることもできる。

0111

他に、上記第2の段階において、原料(a)と、原料(b)を隣接して積層し、形成される積層体は、具体的には、例えば、上記第1の段階で溶融された原料(a)及び原料(b)を、フィードブロックを用いて押出し、[原料(a)/原料(b)]の構成を有する積層体を作製し、次いで当該積層体を1つの単位として、マルチプライヤーを用いて積層し、[原料(a)/原料(b)/原料(a)/原料(b)/・・・・/原料(a)/原料(b)]の構造を有する積層体(「積層体5」と称する場合がある)を得ることができる。なお、上記積層体5は、逆から追えば、[原料(b)/原料(a)/原料(b)/原料(a)/・・・・/原料(b)/原料(a)]の構造を有する積層体でもある。

0112

上記第3の段階において、上記第2の段階で形成された積層体(例えば、積層体1〜5)の両面側に、上記第1の段階で溶融された、原料(c)を積層する際には、フィードブロックを用いることが好ましい。積層された原料(c)は、本発明のストレッチフィルムの表面層を形成する。上記第3の段階により、上記第2の段階において形成された積層体の両面側に、上記第1の段階において溶融された、原料(c)が積層された、多層構造体が得られる。

0113

特に限定されないが、上記第1の段階、第2の段階、及び第3の段階を経て形成された多層構造体をTダイから共押出し、冷却ドラムなどを用いて急冷することにより、層間の界面が形成され、[A層/B層]の界面を2以上有する積層未延伸フィルム(シート)を得ることができる。

0114

なお、[原料(a)/原料(b)/原料(a)/原料(a)/原料(b)/原料(a)/・・・・/原料(a)/原料(b)/原料(a)]の構造を有する上記積層体2は、[A層/B層/A層/A層/B層/A層/・・・・/A層/B層/A層]の構造を有する基層部となるはずであるが、実際は、積層体2の同一素材を積層した[原料(a)/原料(a)]から形成される[A層/A層]の部分は界面が見えなくなり1つのA層となるため、[A層/B層/A層/B層/・・・・/A層/B層/A層]の構造を有する基層部となる。同様に、上記積層体4の同一素材を積層した[原料(b)/原料(b)]から形成される[B層/B層]の部分は界面が見えなくなり1つのB層となるため、上記積層体4に由来する基層部は、[B層/A層/B層/B層/A層/B層/・・・・/B層/A層/B層]の構造を有する基層部となるはずであるが、実際は、[B層/A層/B層/A層/・・・・/B層/A層/B層]の構造を有する基層部となる。

0115

なお、表面層と基層部の最外層の層(樹脂層)とが同一の樹脂組成物を原料とする層である場合はその界面が見えなくなり、表面層と基層部の最外層の層とが1つの層(表面層)となる。

0116

上記他の段階としては、特に限定されないが、延伸を行う段階、表面処理を行う段階などが挙げられる。上記延伸を行う段階(延伸段階)は行わなくてもよいが、製造適性の観点から、わずかに延伸を行ってもよい。上記延伸は、長手方向(縦方向又はMD方向とも称する)および幅方向(長手方向と直交する方向。横方向又はTD方向とも称する)の2軸延伸、長手方向又は幅方向の1軸延伸等を用いることができる。上記延伸は、中でも、少なくとも長手方向(MD方向)に1軸延伸することが好ましい。ストレッチフィルムを少なくともMD方向に1軸延伸すると、ストレッチフィルムがMD方向に硬くなり、伸びが抑制されることにより、製造適性が向上するため、好ましい。なお、1軸延伸されたストレッチフィルムは、延伸方向と直行する方向に高伸長させると、延伸方向の歪みが発生し、例えば印刷層を設けた場合に、歪みによって延伸方向に印刷層が割れる虞がある観点から、上記延伸は、MD方向及びTD方向に2軸延伸することがより好ましい。延伸方式は、ロール方式テンター方式、チューブ方式の何れの方式を用いてもよい。2軸延伸する場合には、同時に2軸に延伸してもよく、逐次に2軸に延伸してもよい。より具体的には、例えば、ロール方式により長手方向に延伸温度60〜75℃、延伸倍率1.05〜1.30倍で延伸した後、テンター方式により幅方向に延伸温度60〜75℃、延伸倍率1.05〜1.30倍で延伸する。上記長手方向の延伸倍率や幅方向の延伸倍率が1.30倍を超えると、ストレッチラベルのストレッチ性が低下する場合がある。

0117

なお、本明細書において、ストレッチフィルムの「長手方向」とはストレッチフィルムの製造ライン方向である。また、ストレッチフィルムの「幅方向」とは上記長手方向と直交する方向である。

0118

上記表面処理を行う段階としては、例えば、本発明のストレッチフィルムの表面にコロナ放電処理やプライマー処理、フレーム処理等の慣用の表面処理を行う段階が挙げられる。

0119

上記フィルム作製工程では、基層部がA層とB層のみから形成される例を説明したが、A層及びB層以外の層を含む場合も、同様の工程により基層部及び積層未延伸フィルムを作製することができる。また、上記フィルム作製工程は、3種の原料を溶融して用いる例を示したが、これに限定されるものではなく、2種の原料(例えば、原料(a)と原料(b))を溶融する第1段階と、当該第1段階で溶融された、2種の原料(例えば、原料(a)と原料(b))を隣接して積層し、積層体を形成する第2段階とを有するものであってもよく、この場合は第3段階が設けられず、第2段階の積層体の最外層が表面層となる。

0120

(他の工程)
本発明のストレッチラベルの製造方法において、特に限定されないが、フィルム作製工程の他の工程として、印刷層を設ける工程、保護層を設ける工程などを有していてもよい。

0121

上記印刷層を設ける工程では、本発明のストレッチフィルムの少なくとも一方の表面上に、印刷インキを塗布し、乾燥等によって固化させる印刷段階単数又は複数行うことにより印刷層が形成される。例えば、単数又は複数の印刷段階を行い、意匠印刷層を形成した後、単数又は複数の印刷段階を行い、背景印刷層を形成することができる。上記の印刷層を設ける工程は、周知慣用印刷方法を用いることができ、中でも、グラビア印刷法またはフレキソ印刷法が好ましい。

0122

上記印刷インキは、例えば、上記バインダー樹脂、上記着色顔料、溶剤及びその他添加剤などを、必要に応じて、混合することにより製造される。混合は、公知乃至慣用の混合方法により行うことができ、特に限定されないが、例えば、ペイントシェイカーバタフライミキサープラネタリーミキサーポニーミキサーディゾルバータンクミキサーホモミキサーホモディスパーなどのミキサーや、ロールミルサンドミルボールミルビーズミルラインミルなどのミル、ニーダーなどの混合装置が用いられる。混合の際の混合時間(滞留時間)は、特に限定されないが、10〜120分が好ましい。得られた印刷インキは、必要に応じて、濾過してから用いてもよい。上記各成分(バインダー樹脂、着色顔料、溶剤、その他の添加剤)は、それぞれ、1種のみを使用してもよいし、2種以上を使用してもよい。

0124

上記保護層を設ける工程において、保護層が保護コーティング層である場合、例えば、本発明のストレッチフィルムの少なくとも一方の表面上に、保護コーティング層を形成するコーティング剤を塗布し、乾燥等によって固化させる印刷段階を行うことにより保護コーティング層が形成される。上記の保護コーティング層を設ける工程は、周知慣用のコーティング方法を用いることができ、中でも、グラビア印刷法またはフレキソ印刷法が好ましい。

0125

上記印刷層を設ける工程及び上記保護層を設ける工程では、特に限定されないが、一つのラインの印刷装置で印刷層と保護層を設けてもよい。例えば、[印刷層/本発明のストレッチフィルム/保護層]の構成を有するストレッチラベルは、本発明のストレッチフィルムの一方の表面上に印刷層を設け、次いで、本発明のストレッチフィルムの表裏反転させ、本発明のストレッチフィルムの他方の表面上に保護層を設けて製造することができる。または、本発明のストレッチフィルムの一方の表面上に保護層を設け、次いで本発明のストレッチフィルムの表裏を反転させ、本発明のストレッチフィルムの他方の表面上に印刷層を設けて製造することもできる。

0126

なお、本発明のストレッチラベルの「長手方向(MD方向)」は、本発明のストレッチフィルムの長手方向(MD方向)と同じである。また、ストレッチラベルの「幅方向(TD方向)」は上記長手方向と直交する方向であり、本発明のストレッチフィルムの幅方向(TD)と同じである。本発明のストレッチラベルは、容器等の被着体に装着する際にMD方向又はTD方向を伸張させて用いられることが好ましく、ストレッチ性を示すストレッチラベルの一方向は、MD方向又はTD方向となるように製造することが好ましい。

0127

(筒状ストレッチラベルの製造方法)
本発明の筒状ストレッチラベルの製造方法は、特に限定されないが、例えば、下記の通りである。幅方向(TD方向)にストレッチ性を有する長尺状の本発明のストレッチフィルムに、任意で印刷層や保護層を設けた後、所定の幅にスリットして、幅方向(TD方向)にストレッチ性を有する本発明のストレッチラベルが長尺方向(長手方向)に複数個連なったラベル長尺体を得る。このラベル長尺体を、幅方向(即ち、本発明のストレッチフィルムの幅方向)が周方向となるように、上記ラベル長尺体の一端部と他端部の内面側の面同士、あるいは外面側の面同士を重ね合わせて筒状に形成し、当該重ね合わせた部分を約0.2〜10mm幅帯状にシールして両端部を接合して、又は、上記ラベル長尺体を、幅方向が周方向となるように他端部が一端部の外側になるように重ね合わせて筒状に形成し、当該重ね合わせた部分を約0.2〜10mm幅で帯状にシールして両端部を接合して、長尺筒状のラベル連続体(長尺筒状ストレッチラベル)を得ることができる。この長尺筒状ストレッチラベルを長手方向が所定の長さとなるように幅方向に切断することで、高さ方向に所定の長さを有する1つの筒状ストレッチラベル(本発明の筒状ストレッチラベル)を得ることができる。なお、ラベル切除用ミシン目を設ける場合は、慣用の方法(例えば、周囲に切断部と非切断部とが繰り返し形成された円板状の刃物を押し当てる方法やレーザーを用いる方法等)により施すことができる。ミシン目を施す工程は、上記印刷層を設ける工程の後や、筒状に加工する工程の前後など、適宜選択できる。

0128

[ラベル付き容器]
本発明のストレッチラベルは、特に限定されないが、飲料用容器などの容器に装着して、図6に示すようなラベル付き容器として用いられる。なお、本発明のストレッチラベルは、容器以外の被着体に用いられてもよい。例えば、本発明のストレッチラベル(特に本発明の筒状ストレッチラベル)を、容器に装着することでラベル付き容器(本発明のストレッチラベルを有するラベル付き容器)が得られる。上記容器には、例えば、PETボトルなどのソフトドリンク用ボトル、宅配牛乳瓶調味料などの食品用容器アルコール飲料用ボトル、医薬品容器洗剤スプレーなどの化学製品の容器、トイレタリー用の容器、カップ麺容器などが含まれる。上記容器の形状としては、特に限定されないが、例えば、円筒状、角形のボトルタイプや、カップタイプなどの様々な形状が挙げられる。また、上記容器の材質としては、特に限定されないが、例えば、PETなどのプラスチックガラス、金属などが挙げられる。

0129

上記ラベル付き容器において、容器の形状や本発明のストレッチラベルの装着する領域は、特に限定されない。例えば、本発明のストレッチラベルは、高い装着性(追従性)を有する観点から、大径部と、大径部よりも周の長さが小さい小径部とを有する容器に対して、径差のある大径部と小径部の領域に亘って装着することができる。特に、本発明のストレッチラベルは、図6に示すように、耐圧PETボトルのような、ペタロイド状の底部と、底部の上方に連接する円筒状の胴部と、胴部の上方に連接し且つ上方に向けて縮径する肩部と、肩部の上方に連接し且つキャップが取り付け可能な注出部と、を有する形状のPETボトルに対して特に有用であり、本発明のストレッチラベルは当該容器の上記胴部(大径部)から上記肩部(胴部より小径の小径部)の領域にかけて装着することができる。

0130

上記ラベル付き容器は、例えば、被装着物である容器のラベルが装着される部分の最小直径と同等又はそれよりも小さな直径の本発明の筒状ストレッチラベルを、外力により上記被装着物である容器よりも大きな径となるように周方向に伸張させて該容器に外嵌した後、外力を解除することにより、上記筒状ストレッチラベルを自己収縮させて該容器に追従密着させることによって作製できる。本発明のストレッチラベルは、高伸張させた場合にも、優れた復元性を示すため、被装着物である容器が径差のある(胴部において直径が異なる部分を有する)容器の場合にも、高い装着性(追従性)を発揮できる。

0131

以下に、実施例に基づいて、本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
なお、表1に、実施例及び比較例で用いた、表面層用原料、基層部用原料(E1層用原料、E2層用原料)の組成、実施例及び比較例で作製したストレッチフィルム及びストレッチラベルの構成及び評価結果などを示した。
また、表2に、実施例及び比較例で用いた材料の詳細を示した。

0132

実施例1
(原料)
基層部を構成する原料について、第1のE層(E1層)を構成する原料(E1層用原料)として、ポリエチレン系樹脂A(宇部丸善ポリエチレン(株)製、商品名「ユメリット3540F」)20重量%、ポリエチレン系樹脂C(宇部丸善ポリエチレン(株)製、商品名「ユメリット 715FT」)80重量%を用いた。
第2のE層(E2層)を構成する原料(E2層用原料)として、ポリエチレン系樹脂A100重量%を用いた。
表面層を構成する原料(表面層用原料)として、ポリエチレン系樹脂A99重量%、合成ゼオライト1重量%を用いた。

0133

(ストレッチフィルム)
230℃に加熱した押出機xに上記E2層用原料、230℃に加熱した押出機yに上記E1層用原料、230℃に加熱した押出機zに上記表面層用原料を投入した。上記3台の押出機を用いて、溶融押出を行った。溶融したE1層用原料及び溶融したE2層用原料を、合流方式が2種3層型のフィードブロックと4分割のマルチプライヤー(EDI社製)とを組み合わせた積層装置を用いて、E2層用原料/E1層用原料/E2層用原料(E2/E1/E2)の2種3層構成をひとつの繰り返し単位として分割・合流・積層させ、積層体(I)(前記2種3層構成が4つ積層(繰り返し数4)されたもの)とし、溶融した表面層用原料を、上記積層体(I)の両面側に、フィードブロックを用いて合流・積層させ、積層体(II)とした。さらに、上記積層体(II)を、Tダイより押出した後、25℃に冷却したキャスティングドラム上で急冷して、基層部の両面側にそれぞれ表面層が設けられた、[表面層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/表面層]の構成を有する11層の積層未延伸フィルムを得た。なお、上記積層未延伸フィルムにおいて、基層部は、2種3層構成の繰り返し単位を繰り返し数4で積層しているため12層となるが、実際はE2層用原料同士が重なる部分は1つの層となるため、[E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層]の9層構成となっている。なお、密度の関係上、上記基層部において、E1層はA層、E2層はB層である。
次に、上記積層未延伸フィルムを、75℃で、幅方向(TD方向)1.11倍、長手方向(MD方向)1.02倍にそれぞれテンター延伸することにより、延伸フィルムであるストレッチフィルムを得た。

0134

(筒状ストレッチラベル)
上記で得られたストレッチフィルムをグラビア印刷機によって長手方向に搬送しながら、ストレッチフィルムの片面に、プロセスカラーの印刷インキを用いて意匠印刷層を形成した後、シール部とする部分を除いて、白色の印刷インキを用いて背景印刷層を形成することにより、厚み約3μmの印刷層を形成して、ストレッチラベルの長尺体を得た。
次いで、上記ストレッチラベルの長尺体を、幅方向が周方向となるように筒状に形成して幅方向の一端部と他端部とを重ね合わせるとともに、当該一端部の一方の面と他端部の他方の面とをヒートシールして2mm幅のシール部を形成し、ストレッチラベルの筒状長尺体を得た。さらに、上記ストレッチラベルの筒状長尺体(ラベル連続体)を、個々のラベルサイズカットして、筒状ストレッチラベルを得た。上記筒状ストレッチラベルの筒の高さは165mmであり、筒の周は152mmであった。

0135

(ラベル付き容器)
次いで、上記筒状ストレッチラベルを、開口して円筒状にし、その径を伸度50%(伸張倍率:1.5倍)に拡張しながら、容器(ペタロイド脚砲弾炭酸用PETボトル、容量:500ml、胴部の周は215mm)に、外嵌装着し、容器の肩部から胴部までラベルが装着されたラベル付き容器を得た。

0136

実施例2
E1層用原料としてポリエチレン系樹脂E(宇部丸善ポリエチレン(株)製、商品名「ユメリット0540F」)100重量%を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、ストレッチフィルム、筒状ストレッチラベル及びラベル付き容器を作製した。

0137

実施例3
(原料)
基層部を構成する原料について、E1層用原料として、ポリエチレン系樹脂D(宇部丸善ポリエチレン(株)製、商品名「ユメリット1540F」)100重量%を用いた。
E2層用原料として、ポリエチレン系樹脂B(宇部丸善ポリエチレン(株)製、商品名「ユメリット 2540F」)100重量%を用いた。
表面層用原料として、ポリエチレン系樹脂B100重量%を用いた。

0138

(ストレッチフィルム)
230℃に加熱した押出機xに上記E2層用原料、230℃に加熱した押出機yに上記E1層用原料、230℃に加熱した押出機zに上記表面層用原料を投入した。上記3台の押出機を用いて、溶融押出を行った。溶融したE1層用原料及び溶融したE2層用原料を、合流方式が2種3層型のフィードブロックと8分割のマルチプライヤー(EDI社製)とを組み合わせた積層装置を用いて、E2層用原料/E1層用原料/E2層用原料(E2/E1/E2)の2種3層構成をひとつの繰り返し単位として分割・合流・積層させ、積層体(III)(前記2種3層構成が8つ積層(繰り返し数8)されたもの)とし、溶融した表面層用原料を、上記積層体(III)の両面側に、フィードブロックを用いて合流・積層させ、積層体(IV)とした。さらに、上記積層体(IV)を、Tダイより押出した後、25℃に冷却したキャスティングドラム上で急冷して、基層部の両面側にそれぞれ表面層が設けられた、[表面層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/表面層]の構成を有する17層の積層未延伸フィルムであるストレッチフィルムを得た。なお、上記ストレッチフィルムにおいて、基層部は、2種3層構成の繰り返し単位を繰り返し数8で積層しているため24層となるが、実際はE2層用原料同士が重なる部分は1つの層となる。さらに表面層用原料と基層部の最外層であるE2層用原料とは、同一の組成であるため、1つの表面層となる。このため、基層部は、[E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層/E2層/E1層]の15層構成となっている。なお、密度の関係上、上記基層部において、E1層はA層、E2層はB層である。

0139

(筒状ストレッチラベル、ラベル付き容器)
上記で得られたストレッチフィルムを用いて、実施例1と同様にして、筒状ストレッチラベル及びラベル付き容器を得た。

0140

比較例1
(原料)
基層部を構成するE1層用原料として、ポリエチレン系樹脂E(宇部丸善ポリエチレン(株)製、商品名「ユメリット0540F」)100重量%を用いた。
表面層用原料として、ポリエチレン系樹脂A99重量%、合成ゼオライト1重量%を用いた。

0141

(ストレッチフィルム)
230℃に加熱した押出機yに上記E1層用原料、230℃に加熱した押出機zに上記表面層用原料を投入した。上記2台の押出機を用いて、溶融押出を行った。溶融したE1層用原料及び溶融した表面層用原料を、合流方式が2種3層型のフィードブロックを用いて、表面層用原料/E1層用原料/表面層用原料の2種3層構成の積層体(V)を作製した。さらに、上記積層体(V)を、Tダイより押出した後、25℃に冷却したキャスティングドラム上で急冷して、[表面層/E1層/表面層]の構成を有する3層の積層未延伸フィルム(基層部はE1層単層)を得た。
次に、上記積層未延伸フィルムを、75℃で、幅方向(TD方向)1.11倍、長手方向(MD方向)1.02倍にそれぞれテンター延伸することにより、延伸フィルムであるストレッチフィルムを得た。

0142

(筒状ストレッチラベル、ラベル付き容器)
上記で得られたストレッチフィルムを用いて、実施例1と同様にして、筒状ストレッチラベル及びラベル付き容器を得た。

0143

比較例2
(原料)
基層部を構成するE1層用原料としてポリエチレン系樹脂F(宇部丸善ポリエチレン(株)製、商品名「ユメリット4540F」)100重量%を用いた。
表面層用原料としてポリエチレン系樹脂F99重量%、合成ゼオライト1重量%を用いた。

0144

(ストレッチフィルム)
230℃に加熱した押出機yに上記E1層用原料、230℃に加熱した押出機zに上記表面層用原料を投入した。上記2台の押出機を用いて、溶融押出を行った。溶融したE1層用原料及び溶融した表面層用原料を、合流方式が2種3層型のフィードブロックを用いて、表面層用原料/E1層用原料/表面層用原料の2種3層構成の積層体(VI)を作製した。さらに、上記積層体(VI)を、Tダイより押出した後、25℃に冷却したキャスティングドラム上で急冷して、[表面層/E1層/表面層]の構成を有する3層の積層未延伸フィルムであるストレッチフィルム(基層部はE1層単層)を得た。

0145

(筒状ストレッチラベル、ラベル付き容器)
上記で得られたストレッチフィルムを用いて、実施例1と同様にして、筒状ストレッチラベル及びラベル付き容器を得た。

0146

比較例3
E1層用原料としてポリエチレン系樹脂C100重量%;E2層用原料としてポリエチレン系樹脂C100重量%;表面層用原料としてポリエチレン系樹脂F99重量%、合成ゼオライト1重量%を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、ストレッチフィルム、筒状ストレッチラベル及びラベル付き容器を作製した。なお、E1層用原料とE2層用原料の組成は同一であるため、上記ストレッチフィルム中の基層部において、E1層とE2層の層間の界面が見えなくなり、全てのE1層とE2層が1つの層となり、基層部は単層構成となる。

0147

(評価)
実施例及び比較例で得られたストレッチフィルム、ストレッチラベルの長尺体、及びラベル付き容器について、以下の評価を行った。評価結果は表1に示した。

0148

(1)F10値
実施例及び比較例で得られたストレッチラベルの長尺体から、幅方向(TD方向)が200mm、長手方向(MD方向)が15mmの長方形状ラベル片切り出し、測定用サンプルとした。測定用サンプルの両端(上記の幅方向における両端)からそれぞれ50mmの位置に標線を引き、標線間隔100mmとした。
引張試験機[島津製作所(株)製、「島津オートグラフ(AGS−50G:ロードセルタイプ500N)」]を用いて、温度23±2℃、相対湿度50±5%(%RH)の温湿度条件下で試験を行った。
チャック間隔(つかみ具間隔)を100mmとした上記引張試験機に、上記測定用サンプルを、標線間が測定位置となるように取り付けた(初期長100mm)。引張試験機により、引張速度(試験速度)50mm/分で、上記測定用サンプルをチャック間隔が110mm(伸度10%)となるまで引っ張った。次いで、チャック間隔110mmの位置から、チャックを移動速度50mm/分で試験開始位置(チャック間隔100mm)まで戻した。引張試験機により伸度と引張応力を計測し、引っ張り時に伸度(歪み)が10%となった点における測定用サンプルの引張応力を「F10値」とした。
試験数(n数)は5(n=5)とし、平均値を評価結果とした。

0149

(2)F60値
実施例及び比較例で得られたストレッチラベルの長尺体から、幅方向(TD方向)が200mm、長手方向(MD方向)が15mmの長方形状のラベル片を切り出し、測定用サンプルとした。測定用サンプルの両端(上記の幅方向における両端)からそれぞれ50mmの位置に標線を引き、標線間隔100mmとした。
引張試験機[島津製作所(株)製、「島津オートグラフ(AGS−50G:ロードセルタイプ500N)」]を用いて、温度23±2℃、相対湿度50±5%(%RH)の温湿度条件下で試験を行った。
チャック間隔(つかみ具間隔)を100mmとした上記引張試験機に、上記測定用サンプルを、標線間が測定位置となるように取り付けた(初期長100mm)。引張試験機により、引張速度(試験速度)50mm/分で、上記測定用サンプルをチャック間隔が160mm(伸度60%)となるまで引っ張った。次いで、チャック間隔160mmの位置から、チャックを移動速度50mm/分で試験開始位置(チャック間隔100mm)まで戻した。引張試験機により伸度と引張応力を計測し、引っ張り時に伸度(歪み)が60%となった点における測定用サンプルの引張応力を「F60値」とした。
試験数(n数)は5(n=5)とし、平均値を評価結果とした。

0150

(3)残留歪み
実施例及び比較例で得られたストレッチラベルの長尺体から、幅方向(TD方向)が200mm、長手方向(MD方向)が15mmの長方形状のラベル片を切り出し、測定用サンプルとした。測定用サンプルの両端(上記の幅方向における両端)からそれぞれ50mmの位置に標線を引き、標線間隔100mmとした。
引張試験機[島津製作所(株)製、「島津オートグラフ(AGS−50G:ロードセルタイプ500N)」]を用いて、温度23±2℃、相対湿度50±5%(%RH)の温湿度条件下で試験を行った。
チャック間隔(つかみ具間隔)を100mmとした上記引張試験機に、上記測定用サンプルを、標線間が測定位置となるように取り付けた(初期長100mm)。引張試験機により、引張速度(試験速度)50mm/分で、上記測定用サンプルをチャック間隔が160mm(伸度60%)となるまで引っ張った。次いで、チャック間隔160mmの位置から、チャックを移動速度50mm/分で試験開始位置(チャック間隔100mm)まで戻した。引張試験機により伸度と引張応力を計測し、伸度60%まで引っ張った後に引張応力がゼロに戻ったときの伸度を「残留歪み」とした。なお、上記残留歪みは、試験数(n数)は5(n=5)とし、平均値を評価結果とした。

0151

(4)印刷適性(製造適性)
実施例及び比較例において、ストレッチラベルの製造中のグラビア印刷時における印刷適性を以下の基準で判断した。
○ :印刷の問題なし
× :ストレッチフィルムがやわらかく、意匠印刷の見当があわず印刷困難

0152

(5)ケース落下適性(破れ抑止性)
実施例及び比較例で得られたラベル付き容器を、図7に示すようなボトル24本用の直方体のケース8(長辺410mm×短辺275mm×高さ220mm)に、4本を並べたものを6列で24本入れ、このケースを600mmの高さからコンクリート面に落下させた。上記落下は、面8a(図7に示すケースの底面)、角8b、8c(長辺)、稜8d(短辺)の順に、それぞれの箇所が鉛直方向の下方となるように位置合わせして、各一回ずつ行った。そして、ケース落下適性を以下の基準で評価した。
○ : ラベルが破れたラベル付き容器の本数が、24本中1本以下
△ : ラベルが破れたラベル付き容器の本数が、24本中2本
× : ラベルが破れたラベル付き容器の本数が、24本中3本以上

0153

(6)装着追従性(ストレッチ性)
実施例及び比較例で作製したラベル付き容器において、ストレッチ性の評価として、装着追従性を以下の基準で判断した。
○ :ストレッチラベルが容器に追従しており、肩部においてたるみがない
× : ストレッチラベルが容器に追従していない、又は肩部においてたるみがある

0154

0155

実施例

0156

表1からもわかるとおり、本発明のストレッチラベル(実施例)は、ストレッチ性に優れると共に、製造適性および破れ抑止性にも優れていた。
一方、基層部中のE層が単層である場合(比較例1、2)は、製造適性、破れ抑止性あるいはストレッチ性に優れることがあったが、製造適性、破れ抑止性、及びストレッチ性を全て満足させるものではなかった。また、基層部中の隣接するE層同士の密度が同じであり、基層部が単層となる場合(比較例3)は、ストレッチ性に優れるが、製造適性に劣っていた。

0157

1 本発明のストレッチフィルム
11表面層
12基層部
12a A層
12bB層
12cE層
2印刷層
3保護コーティング層
4 本発明のストレッチラベル
5 本発明の筒状ストレッチラベル
51シール部
D周方向
61背景印刷層
62意匠印刷層
63溶剤、接着剤、又はヒートシール部分
64 保護コーティング層
7ラベル付き容器
71容器
8 ケース

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