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技術 複合容器、包装体及び複合容器の製造方法

出願人 株式会社彫刻プラスト
発明者 浅井賢一
出願日 2013年3月22日 (7年9ヶ月経過) 出願番号 2014-506296
公開日 2015年8月3日 (5年4ヶ月経過) 公開番号 WO2013-141355
状態 特許登録済
技術分野 紙器 包装体 紙容器等紙製品の製造
主要キーワード 展開図形状 上げ底状態 本体外形 切妻屋根形状 横方向中心 接着範囲 外包体 ゲーブル
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重要な関連分野

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課題・解決手段

ガスバリア性防湿性保形性耐衝撃性易開封性再封機能を備え、かつ容器開封及び内容物の取り出しが容易な複合容器等の提供することを目的とする。樹脂製フィルムからなりエンドシール部とセンターシール部とを有するピロータイプ袋外周面紙板を貼り合わせたゲーブルトップ形状を有する複合容器であって、少なくとも前記複合容器の胴体部は樹脂製フィルムに紙板が貼り合わされており、前記複合容器の上方は、樹脂製フィルムと紙板とが紙板の端部から樹脂製フィルムの端部が突出するように貼り合わされたままガゼット状に折り込まれて前記樹脂製フィルムの端部がエンドシール部を形成しており、前記複合容器の紙板の内周面は、前記紙板の端部から突出したエンドシール部下方の樹脂製フィルムと一部又は全面で接着していることを特徴とする複合容器。

概要

背景

従来、食品菓子類の提供に際しては、内容物をプラスチックフィルム等の軟包材に収容し、この包装体を更に紙類等の剛性を有する外包材外箱)に収容して流通させることが広く行われている。このような複合容器は、軟包材によってガス及び湿度バリア性等を担保しつつ、外包材によって内容物の破損等を防止することが可能となっている。また、外包材が保形性を有することにより、店頭販売時に整然と陳列することができる。

上記のような複合容器は、まず、外包材を開封して中の包装体を取り出し、次いでこの軟包材を開封して食品・菓子類等の内容物を取りだす。このとき、内容物を一度に消費しきれず残りを保存しておく場合には、軟包材の口を何らかの手段により封じて再度外包材に収容しておくこととなる。しかしながら軟包材は保形性を有さないため、当初の包装体とは形状や体積が大きく変化してしまっており、外包材への収容がスムーズにできないばかりか、場合によっては外包材の形状を変形させてしまったり、うまく収容できなかったりするという問題がある。このため従来の複合容器は、一度開封した後は、外包体見た目が優れないまま使用されるか、外包体のみが先に廃棄されてしまっている。

また、軟包材と外包材とからなる複合容器としては、軟包材の外周面と外包材の内周面とが接着したタイプのものも知られている(例えば、特許文献1、2等)。これらの複合容器は開封を容易にするため、外包材と内包材との両者を一体として開封することができるような工夫がなされている。

しかしながら特許文献1に記載の複合容器は、開封して内容物を取り出す際に、手で内容物を掴み出すか、あるいは容器を傾けて内容物を落下させる方法が主であるため、液体顆粒などの流動性がある内容物は収容させることができない。また、内容物を取り出す際には、手を汚してしまうという問題や、あるいは、内容物を落下させる場合の取り出し量を調整することが困難であるという問題もある。

また、特許文献2に記載の複合容器は、胴体部分において紙板積層体フィルムとを開封線に沿って一体として引き裂くものであるため、開封後は複合容器が二つに分裂してしまう。このため再封機能を有さず、内容物を一度に消費しきれない場合は残りを別の容器に収容し直さなければならないという問題がある。

概要

ガスバリア性防湿性、保形性、耐衝撃性易開封性、再封機能を備え、かつ容器の開封及び内容物の取り出しが容易な複合容器等の提供することを目的とする。樹脂製フィルムからなりエンドシール部とセンターシール部とを有するピロータイプ袋の外周面に紙板を貼り合わせたゲーブルトップ形状を有する複合容器であって、少なくとも前記複合容器の胴体部は樹脂製フィルムに紙板が貼り合わされており、前記複合容器の上方は、樹脂製フィルムと紙板とが紙板の端部から樹脂製フィルムの端部が突出するように貼り合わされたままガゼット状に折り込まれて前記樹脂製フィルムの端部がエンドシール部を形成しており、前記複合容器の紙板の内周面は、前記紙板の端部から突出したエンドシール部下方の樹脂製フィルムと一部又は全面で接着していることを特徴とする複合容器。

目的

本発明は上記問題点に鑑みて、ガスバリア性、防湿性、保形性、耐衝撃性、易開封性、再封機能を備えていて、かつ容器の開封及び内容物の取り出しが容易な複合容器等を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

樹脂製フィルムからなりエンドシール部とセンターシール部とを有するピロータイプ袋外周面紙板を貼り合わせたゲーブルトップ形状を有する複合容器であって、少なくとも前記複合容器の胴体部は樹脂製フィルムに紙板が貼り合わされており、前記複合容器の上方は、樹脂製フィルムと紙板とが紙板の端部から樹脂製フィルムの端部が突出するように貼り合わされたままガゼット状に折り込まれて前記樹脂製フィルムの端部がエンドシール部を形成しており、前記複合容器の紙板の内周面は、前記紙板の端部から突出したエンドシール部下方の樹脂製フィルムと一部又は全面で接着していることを特徴とする複合容器。

請求項2

前記エンドシール部の少なくとも左右いずれか一方の端部を切り取って、前記紙板のガゼット状に折り込まれた部分を引き出すことによって内容物取り出し用注ぎ口を形成することを可能としたことを特徴とする請求項1に記載の複合容器。

請求項3

少なくとも前記エンドシール部の樹脂製フィルムの内側表面は易開封性樹脂層又は易開封性樹脂フィルムによってシールされており、ガゼット部分のエンドシール部の易開封性樹脂層又は易開封性樹脂フィルムによってシールされている部分を剥離して、前記紙板のガゼット状に折り込まれた部分を引き出すことによって内容物取り出し用の注ぎ口を形成することを可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の複合容器。

請求項4

前記複合容器を開封した後に、前記注ぎ口を形成する部分を再びガゼット状に折り戻すことが可能なことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の複合容器。

請求項5

前記複合容器の胴体部断面が四角形であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の複合容器。

請求項6

前記複合容器の底部では、前記紙板は前記ピロータイプ袋のエンドシール部を含む外周面に貼り合わされていないことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の複合容器。

請求項7

前記紙板に、前記ガゼット状に折り込むための折り線を設けていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の複合容器。

請求項8

前記紙板に、前記複合容器の本体外形形成用折り線を設けていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の複合容器。

請求項9

前記センターシール部の根元に前記紙板の端部が突き当って、該紙板の端部と、紙板のもう一方の端部との間からセンターシール部が紙板の外周面上に露出していることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の複合容器。

請求項10

前記センターシール部の根元に前記紙板の一方の端部が突き当って、この端部の外周面上にセンターシール部が重なっており、前記紙板の他方の端部が前記センターシール部を覆っていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の複合容器。

請求項11

前記複合容器の底部の紙板に少なくともセンターシール幅以上の幅の切り込み或いは切り欠きを設けることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の複合容器。

請求項12

前記複合容器の胴体部を構成する部分の前記紙板と前記樹脂製フィルムとの間に非接着部を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の複合容器。

請求項13

前記複合容器の上方の樹脂製フィルムのエンドシール部が縦ノッチと横ノッチを有し、該エンドシール部の一部のみ開封することが可能なことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の複合容器。

請求項14

前記複合容器の紙板と樹脂製フィルムとは、容易に離脱して分別可能なように接着されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の複合容器。

請求項15

樹脂製フィルムをフィルムロールから繰り出し、縦方向チューブ状にしてセンターシールをし、各ピッチの上下端をシールし、切断してピロー袋に製造する縦ピロー包装機を用いて、ピッチ毎に、前記チューブ状の樹脂製フィルムの外周面に、複合容器上方のエンドシール部を形成する樹脂製フィルム部分を残すように枚葉の紙板を重ね合わせて少なくとも一部を接着し、次いで、前記チューブ状の樹脂製フィルムの上端部を前記紙板が貼り合わされたままガゼット状に折り込んで製造してなることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の複合容器。

請求項16

樹脂製フィルムをフィルムロールから繰り出し、横方向にチューブ状にしてセンターシールをし、各ピッチの川上側、又は川下側の端をシールし、切断してピロー袋を製造する横ピロー包装機を用いて、ピッチ毎に、前記チューブ状の樹脂製フィルムの外周面に、複合容器上方のエンドシール部を形成する樹脂製フィルム部分を残すように枚葉の紙板を重ね合わせて少なくとも一部を接着し、次いで、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込んで製造してなることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の複合容器。

請求項17

樹脂製フィルムに紙板を貼り付けてなる枚葉の複合シートであって、前記紙板は折り込んだときに、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部のゲーブルトップ形状の端部とが形成されるような展開図面状となっており、前記樹脂製フィルムは、紙板を折り込んだときに、紙板のガゼット部を形成する端部から突出してエンドシール部を形成するようになっていると共に、紙板の他方の端部からは突出してエンドシールされた時に紙板に覆われていない容器底面を形成するようになっている複合シートを、筒状に折り込んだ後、樹脂製フィルムが走行方向にチューブ状になるようにセンターシールし、樹脂製フィルムの容器底面を形成する部分と容器ゲーブルトップ部を形成する複合シート部分とを、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込み、次いで、突出した樹脂製フィルムをエンドシールして製造してなることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の複合容器。

請求項18

樹脂製フィルムに紙板を貼り付けてなる連続する複合シートであって、前記紙板は折り込んだときに、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部のゲーブルトップ形状の端部とが形成されるような展開図面状となっており、前記樹脂製フィルムは、紙板を折り込んだときに、紙板のガゼット部を形成する端部から突出してエンドシール部を形成するようになっていると共に、紙板の他方の端部からは突出してエンドシールされた時に紙板に覆われていない容器底面を形成するようになっている複合シートを、筒状に折り込んだ後、樹脂製フィルムが走行方向にチューブ状になるようにセンターシールし、樹脂製フィルムの容器底面を形成する部分と容器ゲーブルトップ部を形成する複合シート部分とを、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込み、次いで、突出した樹脂製フィルムをエンドシールして製造してなることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の複合容器。

請求項19

請求項1〜18のいずれかに記載の複合容器に内容物を充填してなることを特徴とする包装体

請求項20

樹脂製フィルムをフィルムロールから繰り出し、縦方向にチューブ状にしてセンターシールをし、各ピッチの上下端をシールし、切断してピロー袋に製造する縦ピロー包装機を用いて、ピッチ毎に、前記チューブ状の樹脂製フィルムの外周面に、複合容器上方のエンドシール部を形成する樹脂製フィルム部分を残すように枚葉の紙板を重ね合わせて少なくとも一部を接着し、次いで、前記チューブ状の樹脂製フィルムの上端部を前記紙板が貼り合わされたままガゼット状に折り込んで製造されることを特徴とする複合容器の製造方法。

請求項21

樹脂製フィルムをフィルムロールから繰り出し、横方向にチューブ状にしてセンターシールをし、各ピッチの川上側、又は川下側の端をシールし、切断してピロー袋を製造する横ピロー包装機を用いて、ピッチ毎に、前記チューブ状の樹脂製フィルムの外周面に、複合容器上方のエンドシール部を形成する樹脂製フィルム部分を残すように枚葉の紙板を重ね合わせて少なくとも一部を接着し、次いで、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込んで製造することを特徴とする複合容器の製造方法。

請求項22

樹脂製フィルムに紙板を貼り付けてなる枚葉の複合シートであって、前記紙板は折り込んだときに、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部のゲーブルトップ形状の端部とが形成されるような展開図形状となっており、前記樹脂製フィルムは、紙板を折り込んだときに、紙板のガゼット部を形成する端部から突出してエンドシール部を形成するようになっていると共に、紙板の他方の端部からは突出してエンドシールされた時に紙板に覆われていない容器底面を形成するようになっている複合シートを、筒状に折り込んだ後、樹脂製フィルムが走行方向にチューブ状になるようにセンターシールし、樹脂製フィルムの容器底面を形成する部分と容器ゲーブルトップ部を形成する複合シート部分とを、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込み、次いで、突出した樹脂製フィルムをエンドシールすることを特徴とする複合容器の製造方法。

請求項23

樹脂製フィルムに紙板を貼り付けてなる連続する複合シートであって、前記紙板は折り込んだときに、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部のゲーブルトップ形状の端部とが形成されるような展開図面状となっており、前記樹脂製フィルムは、紙板を折り込んだときに、紙板のガゼット部を形成する端部から突出してエンドシール部を形成するようになっていると共に、紙板の他方の端部からは突出してエンドシールされた時に紙板に覆われていない容器底面を形成するようになっている複合シートを、筒状に折り込んだ後、樹脂製フィルムが走行方向にチューブ状になるようにセンターシールし、樹脂製フィルムの容器底面を形成する部分と容器ゲーブルトップ部を形成する複合シート部分とを、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込み、次いで、突出した樹脂製フィルムをエンドシールすることを特徴とする複合容器の製造方法。

技術分野

0001

本発明は樹脂製フィルム紙板とからなる複合容器とその製造方法に関する。

背景技術

0002

従来、食品菓子類の提供に際しては、内容物をプラスチックフィルム等の軟包材に収容し、この包装体を更に紙類等の剛性を有する外包材外箱)に収容して流通させることが広く行われている。このような複合容器は、軟包材によってガス及び湿度バリア性等を担保しつつ、外包材によって内容物の破損等を防止することが可能となっている。また、外包材が保形性を有することにより、店頭販売時に整然と陳列することができる。

0003

上記のような複合容器は、まず、外包材を開封して中の包装体を取り出し、次いでこの軟包材を開封して食品・菓子類等の内容物を取りだす。このとき、内容物を一度に消費しきれず残りを保存しておく場合には、軟包材の口を何らかの手段により封じて再度外包材に収容しておくこととなる。しかしながら軟包材は保形性を有さないため、当初の包装体とは形状や体積が大きく変化してしまっており、外包材への収容がスムーズにできないばかりか、場合によっては外包材の形状を変形させてしまったり、うまく収容できなかったりするという問題がある。このため従来の複合容器は、一度開封した後は、外包体見た目が優れないまま使用されるか、外包体のみが先に廃棄されてしまっている。

0004

また、軟包材と外包材とからなる複合容器としては、軟包材の外周面と外包材の内周面とが接着したタイプのものも知られている(例えば、特許文献1、2等)。これらの複合容器は開封を容易にするため、外包材と内包材との両者を一体として開封することができるような工夫がなされている。

0005

しかしながら特許文献1に記載の複合容器は、開封して内容物を取り出す際に、手で内容物を掴み出すか、あるいは容器を傾けて内容物を落下させる方法が主であるため、液体顆粒などの流動性がある内容物は収容させることができない。また、内容物を取り出す際には、手を汚してしまうという問題や、あるいは、内容物を落下させる場合の取り出し量を調整することが困難であるという問題もある。

0006

また、特許文献2に記載の複合容器は、胴体部分において紙板と積層体フィルムとを開封線に沿って一体として引き裂くものであるため、開封後は複合容器が二つに分裂してしまう。このため再封機能を有さず、内容物を一度に消費しきれない場合は残りを別の容器に収容し直さなければならないという問題がある。

先行技術

0007

特開2000−211637号公報
特開2000−229662号公報

発明が解決しようとする課題

0008

本発明は上記問題点に鑑みて、ガスバリア性防湿性、保形性、耐衝撃性易開封性、再封機能を備えていて、かつ容器の開封及び内容物の取り出しが容易な複合容器等を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明者は上記課題を解決すべく鋭意探求を重ねた結果、樹脂製フィルムと紙板とを貼り合わせて切妻屋根型の複合容器とすることが有効であることを見出し、本発明をするに至った。すなわち、本発明は以下の構成を有する。

0010

(1)樹脂製フィルムからなりエンドシール部とセンターシール部とを有するピロータイプ袋の外周面に紙板を貼り合わせたゲーブルトップ形状を有する複合容器であって、
少なくとも前記複合容器の胴体部は樹脂製フィルムに紙板が貼り合わされており、
前記複合容器の上方は、樹脂製フィルムと紙板とが紙板の端部から樹脂製フィルムの端部が突出するように貼り合わされたままガゼット状に折り込まれて前記樹脂製フィルムの端部がエンドシール部を形成しており、
前記複合容器の紙板の内周面は、前記紙板の端部から突出したエンドシール部下方の樹脂製フィルムと一部又は全面で接着している
ことを特徴とする複合容器。
(2)前記エンドシール部の少なくとも左右いずれか一方の端部を切り取って、前記紙板のガゼット状に折り込まれた部分を引き出すことによって内容物取り出し用注ぎ口を形成することを可能としたことを特徴とする(1)に記載の複合容器。
(3)少なくとも前記エンドシール部の樹脂製フィルムの内側表面は易開封性樹脂層又は易開封性樹脂フィルムによってシールされており、
ガゼット部分のエンドシール部の易開封性樹脂層又は易開封性樹脂フィルムによってシールされている部分を剥離して、前記紙板のガゼット状に折り込まれた部分を引き出すことによって内容物取り出し用の注ぎ口を形成することを可能としたことを特徴とする(1)又は(2)に記載の複合容器。
(4)前記複合容器を開封した後に、前記注ぎ口を形成する部分を再びガゼット状に折り戻すことが可能なことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の複合容器。
(5)前記複合容器の胴体部断面が四角形であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の複合容器。
(6)前記複合容器の底部では、前記紙板は前記ピロータイプ袋のエンドシール部を含む外周面に貼り合わされていないことを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の複合容器。
(7)前記紙板に、前記ガゼット状に折り込むための折り線を設けていることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の複合容器。
(8)前記紙板に、前記複合容器の本体外形形成用折り線を設けていることを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれかに記載の複合容器。
(9)前記センターシール部の根元に前記紙板の端部が突き当って、該紙板の端部と、紙板のもう一方の端部との間からセンターシール部が紙板の外周面上に露出していることを特徴とする上記(1)〜(8)のいずれかに記載の複合容器。
(10)前記センターシール部の根元に前記紙板の一方の端部が突き当って、この端部の外周面上にセンターシール部が重なっており、前記紙板の他方の端部が前記センターシール部を覆っていることを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれかに記載の複合容器。
(11)前記複合容器の底部の紙板に少なくともセンターシール幅以上の幅の切り込み或いは切り欠きを設けることを特徴とする上記(1)〜(10)のいずれかに記載の複合容器。
(12)前記複合容器の胴体部を構成する部分の前記紙板と前記樹脂製フィルムとの間に非接着部を有することを特徴とする上記(1)〜(11)のいずれかに記載の複合容器。
(13)前記複合容器の上方の樹脂製フィルムのエンドシール部が縦ノッチと横ノッチを有し、該エンドシール部の一部のみ開封することが可能なことを特徴とする上記(1)〜(12)のいずれかに記載の複合容器。
(14)前記複合容器の紙板と樹脂製フィルムとは、容易に離脱して分別可能なように接着されていることを特徴とする(1)〜(13)のいずれかに記載の複合容器。
(15)樹脂製フィルムをフィルムロールから繰り出し、縦方向チューブ状にしてセンターシールをし、各ピッチの上下端をシールし、切断してピロー袋に製造する縦ピロー包装機を用いて、
ピッチ毎に、前記チューブ状の樹脂製フィルムの外周面に、複合容器上方のエンドシール部を形成する樹脂製フィルム部分を残すように枚葉の紙板を重ね合わせて少なくとも一部を接着し、次いで、前記チューブ状の樹脂製フィルムの上端部を前記紙板が貼り合わされたままガゼット状に折り込んで製造してなることを特徴とする上記(1)〜(14)のいずれかに記載の複合容器。
(16)樹脂製フィルムをフィルムロールから繰り出し、横方向にチューブ状にしてセンターシールをし、各ピッチの川上側、又は川下側の端をシールし、切断してピロー袋を製造する横ピロー包装機を用いて、
ピッチ毎に、前記チューブ状の樹脂製フィルムの外周面に、複合容器上方のエンドシール部を形成する樹脂製フィルム部分を残すように枚葉の紙板を重ね合わせて少なくとも一部を接着し、次いで、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込んで製造してなることを特徴とする上記(1)〜(14)のいずれかに記載の複合容器。
(17)樹脂製フィルムに紙板を貼り付けてなる枚葉の複合シートであって、前記紙板は折り込んだときに、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部のゲーブルトップ形状の端部とが形成されるような展開図面状となっており、前記樹脂製フィルムは、紙板を折り込んだときに、紙板のガゼット部を形成する端部から突出してエンドシール部を形成するようになっていると共に、紙板の他方の端部からは突出してエンドシールされた時に紙板に覆われていない容器底面を形成するようになっている複合シートを、筒状に折り込んだ後、樹脂製フィルムが走行方向にチューブ状になるようにセンターシールし、樹脂製フィルムの容器底面を形成する部分と容器ゲーブルトップ部を形成する複合シート部分とを、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込み、次いで、突出した樹脂製フィルムをエンドシールして製造してなることを特徴とする(1)〜(14)のいずれかに記載の複合容器。
(18)樹脂製フィルムに紙板を貼り付けてなる連続する複合シートであって、前記紙板は折り込んだときに、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部のゲーブルトップ形状の端部とが形成されるような展開図面状となっており、前記樹脂製フィルムは、紙板を折り込んだときに、紙板のガゼット部を形成する端部から突出してエンドシール部を形成するようになっていると共に、紙板の他方の端部からは突出してエンドシールされた時に紙板に覆われていない容器底面を形成するようになっている複合シートを、筒状に折り込んだ後、樹脂製フィルムが走行方向にチューブ状になるようにセンターシールし、樹脂製フィルムの容器底面を形成する部分と容器ゲーブルトップ部を形成する複合シート部分とを、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込み、次いで、突出した樹脂製フィルムをエンドシールして製造してなることを特徴とする(1)〜(14)のいずれかに記載の複合容器。
(19)上記(1)〜(18)のいずれかに記載の複合容器に内容物を充填してなることを特徴とする包装体。
(20)樹脂製フィルムをフィルムロールから繰り出し、縦方向にチューブ状にしてセンターシールをし、各ピッチの上下端をシールし、切断してピロー袋に製造する縦ピロー包装機を用いて、
ピッチ毎に、前記チューブ状の樹脂製フィルムの外周面に、複合容器上方のエンドシール部を形成する樹脂製フィルム部分を残すように枚葉の紙板を重ね合わせて少なくとも一部を接着し、次いで、前記チューブ状の樹脂製フィルムの上端部を前記紙板が貼り合わされたままガゼット状に折り込んで製造されることを特徴とする複合容器の製造方法。
(21)樹脂製フィルムをフィルムロールから繰り出し、横方向にチューブ状にしてセンターシールをし、各ピッチの川上側、又は川下側の端をシールし、切断してピロー袋を製造する横ピロー包装機を用いて、
ピッチ毎に、前記チューブ状の樹脂製フィルムの外周面に、複合容器上方のエンドシール部を形成する樹脂製フィルム部分を残すように枚葉の紙板を重ね合わせて少なくとも一部を接着し、次いで、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込んで製造することを特徴とする複合容器の製造方法。
(22)樹脂製フィルムに紙板を貼り付けてなる枚葉の複合シートであって、前記紙板は折り込んだときに、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部のゲーブルトップ形状の端部とが形成されるような展開図形状となっており、前記樹脂製フィルムは、紙板を折り込んだときに、紙板のガゼット部を形成する端部から突出してエンドシール部を形成するようになっていると共に、紙板の他方の端部からは突出してエンドシールされた時に紙板に覆われていない容器底面を形成するようになっている複合シートを、筒状に折り込んだ後、樹脂製フィルムが走行方向にチューブ状になるようにセンターシールし、樹脂製フィルムの容器底面を形成する部分と容器ゲーブルトップ部を形成する複合シート部分とを、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込み、次いで、突出した樹脂製フィルムをエンドシールすることを特徴とする複合容器の製造方法。
(23)樹脂製フィルムに紙板を貼り付けてなる連続する複合シートであって、前記紙板は折り込んだときに、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部のゲーブルトップ形状の端部とが形成されるような展開図面状となっており、前記樹脂製フィルムは、紙板を折り込んだときに、紙板のガゼット部を形成する端部から突出してエンドシール部を形成するようになっていると共に、紙板の他方の端部からは突出してエンドシールされた時に紙板に覆われていない容器底面を形成するようになっている複合シートを、筒状に折り込んだ後、樹脂製フィルムが走行方向にチューブ状になるようにセンターシールし、樹脂製フィルムの容器底面を形成する部分と容器ゲーブルトップ部を形成する複合シート部分とを、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込み、次いで、突出した樹脂製フィルムをエンドシールすることを特徴とする複合容器の製造方法。

発明の効果

0011

本発明により、ガスバリア性、防湿性、保形性、耐衝撃性、易開封性、再封機能を備えていて、かつ容器の開封及び内容物の取り出しが容易な、紙板と樹脂製フィルムとが一体化された複合容器等を提供することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の複合容器の一例を示す図である。
本発明の複合容器上方のエンドシール部を切り取って注ぎ口を形成した状態の一例を示す図である。
本発明の複合容器上方の樹脂製フィルムのエンドシール部に縦ノッチ及び横ノッチを設けた例を示す図である。
(A)本発明の複合容器の別の一例を示す図である。(B)本発明の複合容器の胴体部の底部に切り欠きを設けた状態の一例を示す図である。
本発明の複合容器の胴体部断面の構成例を示す図である。
本発明の複合容器に軽量の内容物を充填した場合の容器下部断面図の一例を示す図である。
本発明の複合容器に重量の内容物を充填した場合の容器下部断面図の一例を示す図である。
従来のゲーブルトップ型容器の上面図を示す図である。
本発明の複合容器の一例の上面図を示す図である。
(A)本発明の複合容器のガゼット部のヒートシール部の断面構造の一例を示す図である。(B)は本発明の複合容器のガゼット部のヒートシール部の断面構造の他の例を示す図である。
本発明の複合容器上方のエンドシール部のシールされている部分を剥離して注ぎ口を形成した状態の一例を示す図である。
実験例1により、本発明の複合容器が防湿性を備えることを確認した結果を示すグラフである。
実験例2により、本発明の複合容器が防湿性を備えることを確認した結果を示すグラフである。

実施例

0013

以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
本発明の複合容器は、樹脂製フィルムからなりエンドシール部とセンターシール部とを有するピロータイプ袋の外周面に紙板を貼り合わせたゲーブルトップ形状を有する複合容器である。そして、図1に示すように、少なくとも前記複合容器の胴体部は樹脂製フィルムの外周面に紙板が貼り合わされており、前記複合容器の上方は、樹脂製フィルムと紙板とが紙板の端部から樹脂製フィルムの端部が突出するように貼り合わされたままガゼット状に折り込まれて前記樹脂製フィルムの端部がエンドシール部を形成しており、前記複合容器の紙板の内周面は、前記紙板の端部から突出したエンドシール部下方の樹脂製フィルムと一部又は全面で接着しているものである。

0014

本発明は上記した構成を基本的な構成としているが、内容物を取り出すための構造としては二つの実施形態がある。
第一の実施形態は、エンドシール部を切りとることによって紙板のガゼット状に折り込まれた部分の引き出しを可能とし、内容物取り出し用の注ぎ口が形成されるようにする構造である。
第二の実施形態は、エンドシール部におけるシールを易開封性樹脂層又は易開封性樹脂フィルムを介して行い、紙板のガゼット状に折り込まれた部分を引き出す際に、ガゼット部分のエンドシール部の易開封性樹脂層又は易開封性樹脂フィルムによってシールされている部分を剥離して内容物取り出し用の注ぎ口が形成されるようにする構造である。

0015

まず、第一の実施形態について述べる。
図2に示すように、前記複合容器上方の紙板の端部から突出した樹脂製フィルムのエンドシール部において、エンドシール部の少なくとも左右いずれか一方の端部を切り取ることで、前記紙板のガゼット状に折り込まれた部分の引き出しが可能となり、内容物取り出し用の注ぎ口を形成することができる。このとき、切妻屋根形状をした複合容器上方の紙板と樹脂製フィルムが接着しているため、ガゼット状に折り込まれた紙板を引き出すと樹脂製フィルムが一体となって引き出されて複合容器が開口して注ぎ口が形成される。

0016

このように本発明の複合容器は、従来のゲーブルトップ型の飲料用容器のようなシール層界面剥離させて開封するという手法に対し、複合容器上方の紙板から突出した樹脂製フィルムのエンドシール部の少なくとも一部を切り取るという手法によって開封するものである。一般的な軟包材のようにエンドシール部の全てを取り除くという必要はなく、図2に示す複合容器の場合には、エンドシール部上のセンターシール部を中心とした片側のエンドシール部を切り取ることで複合容器の注ぎ口を形成することができる。また、複合容器の胴体部の断面が略正方形ではなく長方形であるような複合容器の場合には、エンドシール部の少なくとも左右いずれか一方の端部を切り取ることで複合容器の注ぎ口を形成することができる。

0017

上記のように本発明の複合容器は容器上方のエンドシール部の一部を切り取って注ぎ口を形成するものであるため、前記複合容器の上方の樹脂製フィルムのエンドシール部に縦ノッチと横ノッチを形成しておくことが好ましい(図3参照)。これにより等の道具を使用しなくても、手で容易にエンドシール部を切り取ることができるようになる。

0018

更に、横ノッチからの開封時には、エンドシール部下方の紙板の上端部(辺)が容器下方への切り口蛇行防止ガイドの効果を発揮する。当該ガイド機能を良好に発揮させるためには、複合容器上方において紙板の端部は樹脂製フィルムのエンドシール部と近接して樹脂製フィルムと接着していることが好ましい。複合容器上方のエンドシール部と紙板端部との間隔は特に限定されるものではないが、2mm〜5mm程度であると、紙板上端部によるガイド機能が良好に発揮される。横ノッチは、エンドシール部上の紙板側に設けられていることが好ましい。

0019

また、縦ノッチからの開封時は、エンドシール部上のセンターシール部が非開封方向への蛇行防止ガイドの効果を発揮する。この観点から、縦ノッチは樹脂製フィルムのエンドシール部上のセンターシール部近傍に設けられていることが好ましい。

0020

次に第二の実施形態について述べる。
本実施形態においては、少なくともエンドシール部を形成する樹脂製フィルムの内側表面には易開封性樹脂層がコーティングされているか又は易開封性樹脂フィルムが積層されている。図10はこの様な樹脂フィルムをガゼット状に折り込んだ場合のエンドシール部の断面を示す図である。

0021

樹脂製フィルム64は両側においてガゼット状に折り込まれており、4枚重ねとなってガゼット部84を形成している。樹脂製フィルムの内側は易開封性樹脂層がコーティングされているか又は易開封性樹脂フィルムが積層されており、易開封性シール部82が形成されている。なお、図10(A)に示したものは、樹脂製フィルムの外側表面にも易開封性樹脂層がコーティングされているか又は易開封性樹脂フィルムが積層されていて、ガゼット部分に易剥離性接着部83が形成されている本発明の容器の例である。
図10(B)に示したものは本発明の容器の他の例であり、樹脂製フィルムの外側表面には易開封性樹脂層がコーティングされたり易開封性樹脂フィルムが積層されたりしておらず、このため図10(A)に示されるような易剥離性接着部83は形成されていない。
図10(A)に示されているような易剥離性接着部83を形成することは、本発明の必須要件ではないが、容器の外観上好ましいものである。

0022

紙板のガゼット状に折り込まれた部分を引き出す際に引張応力によって易開封性シール部82を剥離させることによって内容物取り出し用の注ぎ口を形成することができる。
図11図10(B)のタイプの容器において、易開封性シール部82を剥離させることによって内容物取り出し用の注ぎ口を形成した状態を示す図である。
この場合、次の(1)又は(2)の構成を採用することによって開封が容易となる。
(1)ガゼット部に位置するエンドシール部の易開封性樹脂層または易開封性樹脂フィルムの間で、箱側面から見た中央部の上側半分の位置に、剥離剤を塗布してシールされない状況をつくり、そこに指をかけて易開封性樹脂層または易開封性樹脂フィルムを剥がして開けることができるようにする。
(2)エンドシール部を形成する際に、箱側面から見た中央部の上側半分の位置に未シール部分ができる形状のエンドシールバーを用いてシールを行い、未シール部分に指をかけて易開封性樹脂層または易開封性樹脂フィルムを剥がして開けることができるようにする。
この実施形態では樹脂製フィルムのエンドシール部が切りとられることなく残っているため第一の実施形態に比べると開封後の防湿性が優れている。
また、この第二の実施形態における構成は第一の実施形態に付加して、二種類の開封方法を選択できるようにしても良い。

0023

本発明の複合容器は上記のようにして注ぎ口が形成されるため、本体部を手にとって傾けるだけで内容物を取り出すことができる。このため内容物を取り出す際に手を汚すことがなく、また、内容物が液体や顆粒等の流動性を有するものであったとしても、注ぎ口の形状や本体の傾け具合を調整することで、内容物の飛散を防止し、取り出し量を簡便に調節することができる。
複合容器の胴体部は断面が四角形であることが好ましく、正方形又は矩形状(長方形)であることがより好ましい。これにより複合容器本体の胴体部が角柱状となるため、手に取り易く、取り扱い性が向上する。このためにも、前記複合容器の胴体部の紙板には、本体外形形成用の折り込み線が設けられていることが好ましい。

0024

本発明の複合容器は、注ぎ口の引き出された紙板を再びガゼット状に折り戻すことで複合容器を閉口させることができる(図2参照)。このとき本発明の複合容器は、特に開口部にチャック等の部品を設けていなくても、本体に接着した紙板の剛性と弾力性によって良好な再封機能を発揮することができる。特に、前記紙板に、ガゼット状に折り込むための折り線(折り曲げ罫線)を設けていることが好ましい。折り線が設けられていることにより、より容易に複合容器の注ぎ口を形成することができ、かつ良好な再封機能が発揮される。

0025

また、複合容器の底部は樹脂製フィルムからなるピロータイプ袋のエンドシール部に紙板が貼り合わされていてもよいし、貼り合わされていなくてもよいが、紙板が貼り合わされていない方が工業的生産性に優れており好ましい。また、複合容器の製造に要する紙板の量を減らすことができるため環境に優しく、かつ材料減による製造コストの低下にも資することとなる。この場合には複合容器の側面(胴体部)を構成する紙板の端部が複合容器を支える構造となり、複合容器の底部には紙板による底面は形成されない。また、複合容器の底部において樹脂製フィルムのエンドシール部と紙板とが貼り合わされていない場合においては、樹脂製フィルムのエンドシール部は紙板の端部から突出せずに、複合容器の内部に収まっている構成が好ましい。

0026

更に、本発明の複合容器は、その一の態様において、ピロータイプ袋のセンターシール部の根元に紙板の端部が突き当っていて、該センターシール部の根元に突き当っている紙板の端部と、もう一方の端部との間からセンターシール部が紙板の外周面上に露出していることが好ましい(図4(A)参照)。これにより、本発明の複合容器を製造する際において、ピロータイプ袋と紙板との位置決めが容易となるため、工業的生産性を向上させることができる。

0027

しかしながらセンターシール部が複合容器の底部において紙板の下側に回り込む状態では、複合容器の外周面上のセンターシール部は、複合容器の底部において、厚みによる段差や反発を生じさせてしまう。このため、複合容器開封後の保管時や、内容物取り出し時における注ぎ口形成状態での容器仮置きの際に容器本体の自立性阻害してしまい、容器転倒による内容物の飛散といった危険性が生じる場合がある。特に内容物の重量が比較的軽量なものである場合には、複合容器の底部のセンターシール部を接地面に押し付けることができないため、容器の自立性が悪くなってしまう。
このような場合には、センターシール部に覆われている複合容器側面の下部の紙板に、少なくともセンターシール幅以上の幅の、切り込み或いは切り欠きを設けることが好ましい(図4(B)参照)。これにより、複合容器を自立させる際に、センターシール部の厚みによる段差や反発力を逃がすことができる。

0028

図5に本発明の複合容器の胴体部の構成例の断面図を示す。
図5(A)は、図4に示す複合容器の胴体部の断面図であり、樹脂製フィルムからなるピロータイプ袋のセンターシール部が複合容器外周の紙板の突き合わせ部から複合容器外面に露出した状態を表している。図5(B)は、紙板の一方の端部がピロータイプ袋のセンターシール部の根元に突き当っていて、もう一方の端部がセンターシール部を覆い隠すように貼り合わされている状態を示している。この場合には、ピロータイプ袋のセンターシール部を覆っている紙板の端部の位置は、センターシール部の端部と揃っていてもよいし、図5(B)のようにセンターシール部の端部よりも長く形成されていてもよい。

0029

図5(C)〜(H)は、ピロータイプ袋のセンターシール部が複合容器外面に露出しておらず、紙板からなる複合容器外面の内部に納まっている状態のものを表している。
図5(C)は、紙板の突き合わせ部がピロータイプ袋のセンターシール部と重なっている状態の複合容器胴体部の断面図である。また、図5(D)は紙板の突き合わせ部がピロータイプ袋のセンターシール部とずれている状態を表している。更に、図5(E)は、ピロータイプ袋のセンターシール部が複合容器の内部に納まるようにして紙板の端部を重ね合わせた状態を表している。図5(F)は、ピロータイプ袋のセンターシール部が複合容器側面の横方向中心部からずれている状態を表している。
また、図5(G)はピロータイプ袋のセンターシール部と紙板の突き合わせ部の位置が互いにずれていて、かつ両方とも複合容器側面の横方向中心部からずれている状態を表している。図5(H)、(I)は、ピロータイプ袋のセンターシール部と紙板の突き合わせ部とが重なっていて、かつ複合容器側面の横方向中心部からずれている状態を表している。

0030

なお、図5(A)、(B)に示すタイプの複合容器の場合には、センターシール部が複合容器の底部において紙板の下側に回り込む状態となるため、前述のように、センターシール部に覆われている複合容器側面の下部の紙板に、少なくともセンターシール幅以上の幅の、切り込み或いは切り欠きを設けることが好ましい(図4B参照)。

0031

また、内容物が比較的軽量なものの場合には、複合容器の胴体部を構成する部分の紙板と樹脂製フィルムとの間に非接着部を設けておくことが好ましい。図6に、複合容器の底部において紙板が樹脂製フィルムの外周面に貼り合わされておらず、複合容器胴体部の紙板と樹脂製フィルムとの間に非接着部を設けた例の断面図を示す。内容物が軽量の場合には、紙板と樹脂製フィルムとの間に非接着部を設けることで、複合容器内部のピロータイプ袋が上げ底状態となり、複合容器を倒そうとする方向にかかるエンドシール部の反発力を逃がして複合容器の自立性を良好に確保することができる。

0032

なお、図7に示すように、内容物が重量物の場合には、特に複合容器の胴体部を構成する部分の紙板と樹脂製フィルムとの間に非接着部を設けておかなくてもよい。この場合には、複合容器の底面(ピロータイプ袋の底部)全体で自立するため、自重による紙板へのダメージを抑制し安定性を確保することができている。紙板は複合容器の自立の安定を補助している。
このように本発明の複合容器は内容物の重量に応じて紙板と樹脂製フィルムとの接着範囲を適宜設定することによって、高い自立安定性と容器強度を確保することができる。

0033

また、本発明の複合容器の別の態様においては、ピロータイプ袋のセンターシール部の根元に紙板の端部が突き当って該紙板の端部の外周面上にセンターシール部が重なり、根元に突き当っている紙板の端部と反対側の端部がセンターシール部を覆っていることが好ましい。これによりピロータイプ袋のセンターシール部が紙板の表面に露出することがなくなるため、紙板の印刷面がセンターシール部で隠されるということがなくなり、複合容器の美感を高めることができる。図1等は、紙板がセンターシール部上を覆っていて、センターシール部が複合容器表面に露出していない例である。

0034

また、前述のように本発明の複合容器は胴体部の断面を正方形のみならず長方形等の四角形にすることが可能であるため、意匠に自由度を持たせることができる。飲料用パックに代表される従来のゲーブルトップ型の容器は、紙をガゼット状に折り込んでエンドシールされるため、左右から内側に折り込まれたガゼットの頂点同士が付き合わさった状態にすることでシール面の隙間を最小限する必要がある(図8(A)参照)。このようにしないと、ガゼット上に折り込まれた部分以外の向き合う紙同士の間に隙間ができてしまい、この隙間を無くして密封するようにシールすることは非常に困難だからである。このため容器の断面を略正方形にするという制約がある(図8(B)参照)。

0035

これに対し、本発明の複合容器は、紙板が貼り合わされていない樹脂製フィルムの部分をシールする(複合容器上方のエンドシール部)ため、複合容器の胴体部の断面が正方形でなくても、シール面の隙間は折り込んだ樹脂製フィルムの厚み分しか生じることがない。そして、樹脂製フィルムは柔軟性があるので隙間が埋まり易く、シーラントの流れ込みによる密封が可能である。このため、現在見られる一般的な樹脂製フィルムによる軟包装でのガゼット包装と同様に、複合容器の胴体部の断面が正方形でなくとも安定した密封性を得ることができ、複合容器の意匠性の自由度を高めることができる(図9参照)。

0036

合成樹脂製のものでも植物由来樹脂製のものでも構わない。樹脂製フィルムがガスバリア性を備えることにより、開封前の内容物の酸化水分吸収を防止することができる。

0037

合成樹脂製のフィルムとしては、例えば、OPP、CPP、PET、VM−PET等を好ましく利用することができる。また、植物由来樹脂製のフィルムとしては、例えば、PLA、PVA等を好ましく利用することができる。
これら樹脂製フィルムの厚さは特に限定されるものではないが、例えば、30μm〜80μm程度のものを好ましく使用することができる。

0038

また、本発明の複合容器は、収容する内容物については何ら限定されるものではなく、食品・菓子類、飲料類をはじめ、洗剤薬品等、固形物粒状物、液体を問わず収容可能である。例えば、コーンフレーク等のシリアル食品スナック菓子類ペットフード類等を良好に収容することができる。

0039

また、本発明の複合容器は紙板と樹脂製フィルムとを易剥離性の接着剤で接着するか、スポット状に接着剤を使用することにより紙板と樹脂製フィルムとを容易に分離することができ、ごみ分別収集を容易にすることができる。

0040

本発明の複合容器は、従来のピロータイプ袋を製造するピロー包装機を利用して製造することができる。使用するピロー包装機は、縦ピロー包装機、横ピロー包装機のどちらでもかまわない。
縦ピロー包装機を用いる場合においては、樹脂製フィルムをフィルムロールから繰り出し、縦方向にチューブ状にしてセンターシールをし、各ピッチの上下端をシールし、切断してピロー袋に製造する縦ピロー包装機を用いて、ピッチ毎に、前記チューブ状の樹脂製フィルムの外周面に、複合容器上方のエンドシール部を形成する樹脂製フィルム部分を残すように枚葉の紙板を重ね合わせて少なくとも一部を接着し、次いで、前記チューブ状の樹脂製フィルムの上端部を前記紙板が貼り合わされたままガゼット状に折り込むことにより製造することができる。
また、横ピロー包装機を用いる場合においては、樹脂製フィルムをフィルムロールから繰り出し、横方向にチューブ状にしてセンターシールをし、各ピッチの川上側、又は川下側の端をシールし、切断してピロー袋を製造する横ピロー包装機を用いて、ピッチ毎に、前記チューブ状の樹脂製フィルムの外周面に、複合容器上方のエンドシール部を形成する樹脂製フィルム部分を残すように枚葉の紙板を重ね合わせて少なくとも一部を接着し、次いで、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込むことにより製造することができる。

0041

なお、縦ピロー包装機又は横ピロー包装機のいずれの包装機を用いて本発明の複合容器を作製する場合においても、樹脂製フィルムによるピロータイプ袋のセンターシール部は、紙板の裏面の中心部よりいずれかの方向にずれて重なり合うようにしていてもよい。これにより、図5(D)又は図5(F)に示すように、紙板の突き合わせ部と樹脂製フィルムによるピロータイプ袋のセンターシール部とがずれた状態の複合容器を作製することができる。
すなわち、ピロータイプ袋のセンターシール部を紙板の中心部からずらして重ねた場合に、紙板の突き合わせ部が複合容器側面の横方向中心部からずれるように複合容器を形成すれば図5(D)に示すようになり、紙板の突き合わせ部が複合容器側面の横方向中心部に位置するように複合容器を形成すれば図5(F)に示すようになる。また、図5(G)に示すように、紙板の突き合わせ部が複合容器側面の横方向中心部からずれていて、かつ樹脂製フィルムによるピロータイプ袋のセンターシール部も複合容器側面の横方向中心部からずれるように複合容器を形成しても構わない。更に、図5(H)、図5(I)に示すように、紙板の突き合わせ部と樹脂製フィルムによるピロー袋のセンターシール部とが重なった状態で、複合容器側面の横方向中心部からずれるように複合容器を形成しても構わない。

0042

上記では、樹脂製フィルムをフィルムロールから繰り出し、縦ピロー機又は横ピロー機を使用して複合容器を製造する方法について述べたが、枚葉の樹脂製フィルムに枚葉の紙板を紙板の全面に又は部分的に貼り付けた枚葉の複合フィルムを用いることによっても複合容器を製造することができる。
この方法においてはまず、一枚の紙板を一枚の樹脂製フィルムに貼り付けて複合シートを得る。この場合、紙板はピロー機で製造する場合と同様に折り込んだときに、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部のゲーブルトップ形状の端部とが形成されるような展開図形状となっている。また樹脂製フィルムは、紙板を折り込んだときに、紙板のガゼット部を形成する端部から突出してエンドシール部を形成するようになっており、また、紙板の他方の端部からは突出してエンドシールされて紙板に覆われていない容器底面を形成するようになっている。
この様な複合シートを、筒状に折り込んだ後、樹脂製フィルムが走行方向にチューブ状になるようにセンターシールする。次いで、樹脂製フィルムの容器底面を形成する部分と容器ゲーブルトップ部を形成する複合シート部分とを、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込み、次いで、突出した樹脂製フィルムをエンドシールことによって複合容器を製造することができる。

0043

上記では、一枚の紙板を一枚の樹脂製フィルムに貼り付けてなる複合シートを用いたが、長尺の樹脂製フィルムに枚葉の板紙を多数枚貼り付けてなる複合シートを縦ピロー機又は横ピロー機に供給して複合容器を連続的に製造することもできる。この場合、複合シートを、筒状に折り込んだ後、樹脂製フィルムが走行方向にチューブ状になるようにセンターシールし、樹脂製フィルムの容器底面を形成する部分と容器ゲーブルトップ部を形成する複合シート部分とを、樹脂製フィルムと紙板とが貼り合わされたままガゼット状に折り込み、次いで、突出した樹脂製フィルムをエンドシールして、エンドシール部を切断することによって複合容器を製造することができる。

0044

以下に、本発明の複合容器が、容器開封後においても注ぎ口を閉口させておくことにより良好な防湿性を発揮することを実験により確認した結果を示す。

0045

[実験例1]
前記した縦ピロー包装機を用いて、図4(B)に示すような複合容器を2つ作製した。当該複合容器において、ピロータイプ袋のセンターシール部は、複合容器外周面の紙板の端部から露出するようにし、複合容器の底部において、前記露出したセンターシール部が覆っている紙板部分に切り込みを設けた。また、紙板にはコートボールを使用し、樹脂製フィルムにはPET♯12/VMPET♯12/LLDPE♯50を使用した。どちらの複合容器も重量は40.00gであり、複合容器胴体部の容量は80mm×80mm×150mmであった。なお、どちらの複合容器も複合容器上方の切妻屋根部分の高さは30mmであった。

0046

上記で作製した複合容器の上方のエンドシール部において、センターシール部を中心として片側のみを開封し、ガゼット状に折り込まれた部分を引き出すことにより注ぎ口を形成した。当該注ぎ口からそれぞれA型のシリカゲル100.00g(Gross140.00g)を投入した。
そして、当該注ぎ口を形成したままのものを容器[a]とし、注ぎ口を再びガゼット状に折り込んだものを容器[b]として、それぞれの容器の重量変化経時測定した。その結果を表1に示し、当該防湿効果検証データをグラフにしたものを図12に示す。

0047

0048

表1、図12に示す通り、本発明の複合容器は、注ぎ口を再度折り戻すだけでも、注ぎ口を形成したままの場合に比べて格段に防湿効果があることが確認された。

0049

[実験例2]
上記実験例1と全く同様にして、図4(B)に示すような複合容器を2つ作製した。
この複合容器の上方のエンドシール部を、実験例1とは異なり、全て切り取った。そして、複合容器上部の左右両側のガゼット上に折り込まれた部分を引き出して、複合容器の上部を全開にした。この全開にした複合容器の上部からそれぞれシリカゲル100.00g(Gross140.00g)を投入した。
そして、当該注ぎ口を全開にしたままのものを容器[c]とし、左右両側の引き出した部分を再びガゼット状に折り戻したものを容器[d]として、それぞれの容器の重量変化を経時測定した。その結果を表2に示し、当該防湿効果検証データをグラフにしたものを図13に示す。

0050

0051

表2、図13に示す通り、本発明の複合容器は、上部のエンドシール部を全て切り取って左右両側のガゼット状に折り込まれた部分を引き出して複合容器の上部を全開にした場合であっても、左右両側の部分を再度ガゼット上に折り戻すだけでも、全開にしたままの場合に比べて格段に防湿効果があることが確認された。

0052

11紙板
12樹脂製フィルムのエンドシール部
13ガゼット状に折り込まれた複合容器上部
14シールされていない樹脂製フィルム部分
31 縦ノッチ
32 横ノッチ
41切り込み、又は切り欠き
61 紙板
62 樹脂製フィルムのエンドシール部
63 樹脂製フィルムのセンターシール部
64 樹脂製フィルム
65 紙板と樹脂製フィルムとが接着された部分
71 紙板
72 樹脂製フィルムのエンドシール部
73 樹脂製フィルムのセンターシール部
74 樹脂製フィルム
81 隙間
81’最小限にされた隙間
82易開封性シール部
83易剥離性接着部
84ガゼット部
85ガゼット折り込み奥部
91シーラントの流れ込み等により密封された部分

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