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技術 不良電極巻き取り装置

出願人 コマツNTC株式会社
発明者 杉原勉
出願日 2011年8月1日 (9年3ヶ月経過) 出願番号 2012-529550
公開日 2013年10月28日 (7年0ヶ月経過) 公開番号 WO2012-023423
状態 特許登録済
技術分野 ウェブの巻取り ウエブロールの交換 一次電池(その1) 二次電池(鉛及びアルカリ蓄電池)
主要キーワード ストッバ 自動取り出し装置 巻き動作 巻き取り芯 電極クランプ 測長ローラ 切断側 積層巻き
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年10月28日)のものです。
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図面 (9)

課題・解決手段

電極巻き取り装置において、不良マークの検出時に、電極の不良部分を不良電極として単独で巻き取って排出できるようにする。不良電極巻き取り用開閉可能な一対のチャック33と、チャック33を開閉させる操作駆動部39と、チャック33を回転させる回転駆動部40と、チャック33を待機位置と動作位置との間で往復移動させる往復駆動手段41とからなり、不良電極の排出時に往復駆動手段41によりチャック33を待機位置から動作位置へ移動させ、動作位置で操作駆動部39によりチャック33を閉じて不良電極を挟持し、チャック33を回転駆動部40により回転させてチャック33の外周に前記不良電極を巻き取り、巻き取った不良電極をチャック33から排出する。

概要

背景

例えば二次電池は、ケースの内部に正負一対電極コア巻き芯)に巻き付けた状態で備えている。一対の電極は、それらの間にセパレータを介在させながらコアに必要な長さだけ巻き取られ、1製品単位に切断される。

各電極の製造工程で、電極に不良が発生したとき、不良箇所の目印として不良箇所に付箋マーキングによって不良マークが付されている。このため、電極巻き取り工程で、不良マークが検出されたとき、不良マークに対応する電極の不良部分は、不良電極として排出し、製品中に入り込まないようにしなければならない。

不良電極の巻き取りは、電極巻き取り装置の製品巻き取り機構を利用することによって実現できる。しかし、製品巻き取り機構を不良電極の排出に利用すると、製品巻き取り機構に汚れが付着し、正常な電極の巻き取りに支障をきたすおそれがあるため、不良電極を巻き取り、排出するための専用の装置を電極巻き取り装置に設けることが好ましい。

なお、特許文献1は、一般的な電極巻き取り装置や、タブ(不良マーク)付けの技術を開示している。

概要

電極巻き取り装置において、不良マークの検出時に、電極の不良部分を不良電極として単独で巻き取って排出できるようにする。不良電極巻き取り用開閉可能な一対のチャック33と、チャック33を開閉させる操作駆動部39と、チャック33を回転させる回転駆動部40と、チャック33を待機位置と動作位置との間で往復移動させる往復駆動手段41とからなり、不良電極の排出時に往復駆動手段41によりチャック33を待機位置から動作位置へ移動させ、動作位置で操作駆動部39によりチャック33を閉じて不良電極を挟持し、チャック33を回転駆動部40により回転させてチャック33の外周に前記不良電極を巻き取り、巻き取った不良電極をチャック33から排出する。

目的

本発明の課題は、電極巻き取り装置において、不良マークの検出時に、電極の不良部分を不良電極として単独で巻き取って排出できるようにすることである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

不良電極巻き取り用開閉可能な一対のチャックと、前記チャックを開閉させる操作駆動部と、前記チャックを回転させる回転駆動部と、前記チャックを待機位置と動作位置との間で往復移動させる往復駆動手段とからなり、不良電極の排出時に、前記往復駆動手段により前記チャックを待機位置から動作位置へ移動させ、前記動作位置で前記操作駆動部により前記チャックを閉じて前記不良電極を挟持し、前記チャックを前記回転駆動部により回転させて前記チャックの外周に前記不良電極を巻き取り、巻き取った前記不良電極を前記チャックから排出する、ことを特徴とする不良電極巻き取り装置

請求項2

往復駆動手段を、前記チャックを待機位置と動作位置との間で往復移動させるスライド案内手段と、前記スライド案内手段を駆動するスライド案内用アクチュエータとで構成し、また前記スライド案内手段の途中に巻き取った前記不良電極を抜き取り方向に押す抜き取り手段を設け、前記不良電極の巻き取り後、前記チャックを待機位置へ移動させる途中で、巻き取った前記不良電極を前記抜き取り手段によって抜き取り方向に押し出して、前記チャックから巻き取った前記不良電極を抜き取る、ことを特徴とする請求項1記載の不良電極巻き取り装置。

請求項3

前記往復駆動手段を、前記チャックを待機位置と動作位置との間で往復移動させるスライド案内手段と、前記スライド案内手段を駆動するスライド案内用のアクチュエータと、スライド案内手段上で前記チャックを下向き方向に傾斜させるチルト機構とで構成する、ことを特徴とする請求項1記載の不良電極巻き取り装置。

請求項4

前記一対のチャックを接離方向変位によって開閉させる形式とする、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の不良電極巻き取り装置。

技術分野

0001

本発明は、帯状電極セパレータとともに巻き取り電池または蓄電器の電極を製造する電極巻き取り装置において、不良電極を巻き取って排出する装置に関する。

背景技術

0002

例えば二次電池は、ケースの内部に正負一対の電極をコア巻き芯)に巻き付けた状態で備えている。一対の電極は、それらの間にセパレータを介在させながらコアに必要な長さだけ巻き取られ、1製品単位に切断される。

0003

各電極の製造工程で、電極に不良が発生したとき、不良箇所の目印として不良箇所に付箋マーキングによって不良マークが付されている。このため、電極巻き取り工程で、不良マークが検出されたとき、不良マークに対応する電極の不良部分は、不良電極として排出し、製品中に入り込まないようにしなければならない。

0004

不良電極の巻き取りは、電極巻き取り装置の製品巻き取り機構を利用することによって実現できる。しかし、製品巻き取り機構を不良電極の排出に利用すると、製品巻き取り機構に汚れが付着し、正常な電極の巻き取りに支障をきたすおそれがあるため、不良電極を巻き取り、排出するための専用の装置を電極巻き取り装置に設けることが好ましい。

0005

なお、特許文献1は、一般的な電極巻き取り装置や、タブ(不良マーク)付けの技術を開示している。

先行技術

0006

特開平2002−198084号公報

発明が解決しようとする課題

0007

本発明の課題は、電極巻き取り装置において、不良マークの検出時に、電極の不良部分を不良電極として単独で巻き取って排出できるようにすることである。

課題を解決するための手段

0008

上記の課題のもとに、本発明の不良電極巻き取り装置は、不良電極巻き取り用開閉可能な一対のチャックと、前記チャックを開閉させる操作駆動部と、前記チャックを回転させる回転駆動部と、前記チャックを待機位置と動作位置との間で往復移動させる往復駆動手段とからなり、不良電極の排出時に、前記往復駆動手段により前記チャックを待機位置から動作位置へ移動させ、前記動作位置で前記操作駆動部により前記チャックを閉じて前記不良電極を挟持し、前記チャックを前記回転駆動部により回転させて前記チャックの外周に前記不良電極を巻き取り、巻き取った前記不良電極を前記チャックから排出するようにしている(請求項1)。

0009

本発明は、上記不良電極巻き取り装置において、往復駆動手段を、前記チャックを待機位置と動作位置との間で往復移動させるスライド案内手段と、前記スライド案内手段を駆動するスライド案内用アクチュエータとで構成し、また、前記スライド案内手段の途中に巻き取った前記不良電極を抜き取り方向に押す抜き取り手段を設け、前記不良電極の巻き取り後、前記チャックを待機位置へ移動させる途中で、巻き取った前記不良電極を前記抜き取り手段によって抜き取り方向に押し出して、前記チャックから巻き取った前記不良電極を抜き取るようにしている(請求項2)。

0010

本発明は、上記不良電極巻き取り装置において、前記往復駆動手段を、前記チャックを待機位置と動作位置との間で往復移動させるスライド案内手段と、前記スライド案内手段を駆動するスライド案内用のアクチュエータと、スライド案内手段上で前記チャックを下向き方向に傾斜させるチルト機構とで構成している(請求項3)。

0011

本発明は、上記不良電極巻き取り装置において、前記一対のチャックを接離方向変位によって開閉させる形式としている(請求項4)。

発明の効果

0012

本発明では、電極巻き取り装置の電極毎に専用の不良電極巻き取り装置が待機位置とチャッキング位置との間で往復移動自在に設けられているため、正常な電極の巻き取り動作が不良電極巻き取り装置の待機位置での存在によって障害とならず、また、チャックが不良電極を挟持した後、その回転によって不良電極を巻き取るから、狭い空間でも不良電極の巻き取りが可能となり、さらに、不良電極の巻き取り長さがチャックの回転量すなわちチャック外周に対する巻き付け量によって適切に設定できるから、電極が無駄に浪費されることもなくなる(請求項1)。

0013

往復駆動手段がスライド案内手段やそのアクチュエータなどの汎用部品により簡単に構成でき、しかも、巻き取ったチャックの不良電極が抜き取り手段によって抜き取り方向に押し出されるから、往復駆動手段によるチャックの往復移動が有効に利用できる(請求項2)。

0014

往復駆動手段にチルト機構が組み込まれていると、チャックの下向き傾斜によって、チャックの不良電極が重力によりチャックから自然に落下する状態となるから、不良電極の排出に特別な排出機構が必要とされず、有利となる(請求項3)。

0015

一対のチャックが接離方向の変位によって開閉させる形式とすると、不良電極の挟持および解放が容易であり、その開閉操作も簡単な構成により実現できる(請求項4)。

図面の簡単な説明

0016

本発明の前提となる電極巻き取り装置の概略的な正面図である。
本発明の前提となる電極巻き取り装置の電極巻き取り部分の拡大正面図である。
本発明による不良電極巻き取り装置であり、(a)は不良電極巻き取り装置の動作位置での正面図、(b)は不良電極巻き取り装置の動作位置での側面図である。
本発明による不良電極巻き取り装置であり、(a)は不良電極巻き取り装置の待機位置での正面図、(b)は不良電極巻き取り装置の待機位置での側面図である。
電極に対する不良マークの検出位置および測長位置の説明図である。
電極巻き取り工程のフローチャート図である。
本発明の他の例による不良電極巻き取り装置であり、(a)は不良電極巻き取り装置の動作位置での正面図、(b)は不良電極巻き取り装置の動作位置での側面図である。
本発明の他の例による不良電極巻き取り装置であり、(a)は不良電極巻き取り装置の待機位置での正面図、(b)は不良電極巻き取り装置の待機位置での側面図である。

実施例

0017

図1および図2は、本発明の前提となる電極巻き取り装置1において、帯状の正極側の電極2、負極側の電極3およびこれらの一対の電極2,3の間に介在する絶縁用帯状のセパレータ4,5は、それぞれリール6,7,8,9から送り出され、必要に応じて複数のガイドローラ11,12,13,14や、図示しないダンサローラなどにより、一対のニップローラ10に案内され、一対のニップローラ10の間を経て最終的にコア38の外周に巻き取られる。

0018

一対のニップローラ10は、製品巻き取り位置Sの近くにおいて、必要に応じて設けられるが、それらのうち少なくとも一方のものは、他方のものに対して接離自在となっている。

0019

電極2,3は、一対のニップローラ10の位置よりも電極移動方向の上流側で、それぞれ電極クランプ23,24の間、一対の電極カッタ25,26の間、さらに本発明の不良電極巻き取り装置31,32の前を経て一対のニップローラ10の間に至る。

0020

一対の電極カッタ25,26は、一例として操作用アクチュエータ付きの剪断式のものであり、各電極2,3を1製品ごとの所定の長さすなわち1製品長Lさに切断するために設けられており、また電極クランプ23,24は、それぞれ電極カッタ25,26により切断された電極2,3の後続切断側先端を保持し、一対のニップローラ10の位置に移動することにより、各電極2,3の後続の切断側先端をそれぞれの巻き取り開始端Pとして一対のニップローラ10の間の巻き込み可能な位置に案内する。

0021

本発明の不良電極巻き取り装置31,32は、それぞれの電極2,3毎に設けられ、電極2,3に予め付されている付箋やマーキングによる不良マーク15,16に対応する電極2,3の不良部分を不良電極として巻き取り、巻き取った不良電極を排出するために、一対の電極カッタ25,26と一対のニップローラ10との間において図1および図2紙面に対し垂直方向に進退自在に設けられている。

0022

図3および図4は、不良電極巻き取り装置31の構成を示している。なお、不良電極巻き取り装置31と、不良電極巻き取り装置32とは同じ構成であるため、以下の説明は、一方の不良電極巻き取り装置31についてのみ記載し、他方の不良電極巻き取り装置32についての記載は、省略されている。

0023

図3および図4において、不良電極巻き取り装置31は、不良電極巻き取り用の開閉可能な一対のチャック33と、このチャック33を開閉させる操作駆動部39と、チャック33を回転させる回転駆動部40と、チャック33を待機位置と動作位置との間で往復移動させる往復駆動手段41とからなる。一対のチャック33は、接離方向の変位によって開閉するものとなっている。

0024

そして、往復駆動手段41は、具体的には、チャック33を待機位置と動作位置との間で往復移動させるスライド案内手段42としてフレーム45に取り付けられたリニアレール47およびスライダ48と、スライダ48を駆動するモータなどのスライド案内用のアクチュエータ49およびアクチュエータ49の回転をスライダ48に伝達する例えばチエンスプロケットなどの巻き掛け伝導手段50とで構成されている。

0025

また、チャック33により巻き取られた電極2の不良部分すなわち不良電極は、往復駆動手段41と抜き取り手段44との共同動作によって、チャック33の外周から抜き出される。この抜き出し動作のために、抜き取り手段44は、チャック33の待機位置と動作位置との間でフレーム45に取り付けられたシリンダ51と、シリンダ51のピストンロッド52に取り付けられた二股状のストッパ46とで構成されている。ストッパ46は、二股の部分でコア38を挟み込む大きさのU字状のスリット46aを形成している。

0026

不良電極巻き取り装置31は、図4のように、不動作時に、待機位置に後退し、正常な電極2,3の巻き取り作業の妨げにならないように、フレーム45の内側に位置しているが、図3のように、動作時すなわち電極2の不良部分を巻き取る時に、待機位置から動作位置へ前進し、電極2に近づき、一対の不良電極巻き取り用のチャック33により対応の電極2を挟み込み、それぞれのチャック軸29の回転によってチャック33の外周面で電極2の不良部分を巻き取る。

0027

図1に戻って、不良マーク15,16は、それぞれ不良検出器17,18によって検出される。不良検出器17,18は、図5に例示すように、それぞれの電極2,3について製品巻き取り位置Sから電極移動方向の上流位置で1製品長さL以上で、好ましくは2製品長さ2×L内に設置されている。

0028

上記の1製品長さLや2製品長さ2×Lは、電極巻き取り装置1上での製品巻き取り位置Sからの距離であり、電極カッタ25,26による切断位置(切断端)から電極2,3に沿った上流方向の距離に対応している。

0029

後述するように、電極2,3が対応の電極カッタ25,26によって切断位置された後に、電極2,3の電極移動方向の上流側の切断端は、製品巻き取り位置Sに案内される。その時、各電極2,3の巻き取り開始端Pは、製品巻き取り位置Sと一致し、電極移動方向の上流側に、1製品長さL毎に現れることになる。

0030

各不良電極巻き取り装置31,32による電極2,3の巻き取り長さは、好ましくは不良マーク15,16が検出された1製品分の巻き取り開始端Pから不良マーク15,16に対応する位置までの長さL1に、所定の余裕長さαを加算した長さ(L1+α)とし、長さ(L1+α)中に電極2,3の不良部分を含ませるように設定するか、または上記長さ(L1+α)に代えて、不良マーク15,16が検出された1製品分の電極2,3の巻き取り開始端Pから1製品長さLとし、それらの長さL内に電極2,3の不良部分を含ませるように設定する。

0031

1製品分の巻き取り開始端Pから不良マーク15,16に対応する位置までの長さL1は、各電極2,3についてそれぞれ測長器19,20により測定される。各測長器19,20は、図1および図3に示す通り、それぞれ測長ローラ21,22を有しており、図示のように、不良検出器17,18の設置位置に一致させて設置するか、または図示しないが、それぞれの不良検出器17,18の電極移動方向の上流側に適当な距離だけ離して、設置されている。各測長ローラ21,22は、対応の電極2,3に対して転がり接触し、電極2,3の移動に応じて回転する。

0032

測長器19,20は、測長ローラ21,22の回転を積算しており、先に巻き取られている正常な電極2,3の巻き取り動作中に、または電極2,3の不良部分の巻き取り巻き取り動作中に、次に巻き取られる1製品長さLの電極2,3について、不良検出器17,18から不良マーク15,16の検出信号を受けたときに、次に巻き取られる電極2,3についての巻き取り開始端Pから不良マーク15,16に対応する位置までの長さL1を測長ローラ21,22の回転量(回転の数)から測定し、この後の電極2,3の不良部分の巻き取りに備えて、長さL1を記憶するとともに、長さL1に余裕長さαを加算するか、または長さ(L1+α)に対応する位置において直接に長さ(L1+α)を測定することによって、電極2,3の不良部分の排出に必要な長さ(L1+α)を決定する。

0033

正常な電極2,3は、セパレータ4,5とともにニップローラ10を経て製品巻き取り位置S、すなわち巻きステーションの位置で筒状のコア38の外周に巻き取られる。コア38は、一例として割り型巻き取り芯37に挿入され、巻き取り動作時に、巻き取り芯37およびそれと一体の回転軸36とともに回転する。なお、回転軸36は、図示しない駆動モータに連結され、1製品毎に、巻き取りに必要な回数だけ回転できるようになっている。

0034

なお、割り型の巻き取り芯37は、回転軸36の直径方向にずれている時には、大きな外周長さとなって、コア38を摩擦的に抜け止め状態としているが、電極2,3、セパレータ4,5を巻き取った後には、完全に重なる位置に変位することによって、外周長さを縮小し、コア38や、コア38の外周に対して巻き付け状態の電極2,3およびセパレータ4,5を抜き取りやすい状態とする。このため、巻き取り芯37に変位操作手段が付設されているが、それらは、図示しないが、回転軸36の内部に組み込まれている。

0035

電極巻き取り装置1は、制御装置35のプログラムによって制御され、以下の順序により正常な電極2,3およびセパレータ4,5の巻き取り動作を実行する。まず、セパレータ4,5は、予め一対のニップローラ10の間を通過するように案内され、それらの先端部分でコア38の外周面に溶着などの手段により重ね合わせ状態で固定される。

0036

一方、電極クランプ23は、正極側の電極2の先端を保持して前進し、離れている一対のニップローラ10の間に持ち込んでから後退する。同様に、電極クランプ24は、負極側の電極3の先端を保持して前進し、離れている一対のニップローラ10の間に持ち込んでから後退する。

0037

ここで一対のニップローラ10は、接近して電極2,3およびセパレータ4,5を挟み、その後、所定の圧接力を維持して、それらを挟み込んでいる。この状態で、電極2,3はそれぞれ待機位置にある不良電極巻き取り装置31,32の前を通過するため、不良電極巻き取り装置31,32は、それぞれの電極2,3の移動の障害とならない。

0038

図示の例によると、コア38は、巻き取り芯37とともに反時計方向に回転するため、電極2,3は、コア38に対して時計方向の積層巻きとなる。この積層巻きのために、一対のニップローラ10の間で、一対の電極2,3およびセパレータ4,5は、図面上右側から左側の方向に、電極2、セパレータ4、電極3およびセパレータ5の順序で重なり、コア38に対して時計方向に積層状態として巻き取りできるようになっている。

0039

つぎに、巻き取り芯37は、図示しない駆動モータおよび回転軸36に駆動されて反時計方向に回転し、コア38の外周面に電極2、セパレータ4、電極3、セパレータ5の順に積層状態として1製品長さLに対応する巻き数だけ巻き込んで停止する。このときに、電極カッタ25,26は、電極クランプ23,24によって保持されている電極2,3を順次に切断し、次の巻き動作に備える。

0040

このあと、割り型の巻き取り芯37が外周長を縮小方向に変位して、コア38およびその外周に巻き付けた電極2,3およびセパレータ4,5が巻き取り芯37から抜ける状態とするため、図示しない取り出し装置は、コア38およびその外周に巻き付けた電極2,3およびセパレータ4,5を一体として巻き取り芯37から抜いて取り出す。

0041

この取り出し後にセパレータ4,5は、コア38から切断される。このときの巻き終わり側の端部は、コア38の外周に巻き付けた電極2,3およびセパレータ4,5の外周に巻き止めされ、また巻き取り開始端Pは、次の巻き動作のために、巻き取り芯37に装着された次のコア38の外周に溶着などにより固定される。このようにして、先の電極2,3に続いて、次の1製品長さLの電極2,3についての巻き取り動作が開始される。

0042

以上の正常な巻き取り動作の制御は、制御装置35の制御プログラムによって実行されるが、この制御装置35は、電極2,3の不良部分を不良電極として巻き取るためのプログラムをも内蔵しており、上記の正常な巻き取り動作の制御プログラムの途中に、不良電極の巻き取りを実行する。

0043

既に記載したように、電極2,3の製造段階で、電極2,3に塗工不良などがあったとき、その位置に不良マーク15,16が付されている。巻き取り動作の工程で、不良検出器17,18によって不良マーク15,16が検出されたときに、電極2,3の不良部分は、本発明の不良電極巻き取り装置31,32により巻き取られ、以下のようにして排出される。なお、電極2,3の何れの動作も同じであるため、以下の説明は、必要に応じて一方のものについてのみ記載されている。

0044

図6は、電極巻き取り工程において、制御装置35のプログラムによって不良電極の巻き取りを実行するときのフローチャートを示している。不良電極の巻き取りのプログラムは、スタート後の最初のステップS1で、先の電極2,3についての1製品の正常な巻き取り終了または電極2,3の不良部分の巻き取り排出終了を確認したら、これにつづくステップS2で、次の1製品長さL中に正または負の電極2,3のいずれかに不良検出器17,18によって不良マーク15,16が検出されたか?の判断を行う。

0045

上記のステップS2で、いずれかの電極2,3、例えば電極2に不良マーク15が検出されていてYESとなっているときに、プログラムは、ステップS3で、不良マーク15が検出された電極2の不良部分の巻き取り、排出工程を実行するとともに、ステップS4で、電極2の不良部分の巻き取り中に、これに続く次の1製品長さLの電極2について不良マーク15を検出して、終了し、スタートに戻る。

0046

上記のステップS3での電極2の不良部分の巻き取り、排出は、次のように行われる。電極2に対応する不良電極巻き取り装置31は、往復駆動手段41の作動によって、待機位置から図3の動作位置へと前進し、電極2の移動経路に近づく。このとき操作駆動部39は、図2のように、不良電極巻き取り用のチャック33を解放した状態で待機する。ここで、電極クランプ23は、先に巻き取られた電極2の巻き取り終了後、電極カッタ25によって切断された電極2の切断端をチャック33の間に案内する。

0047

次に、不良電極巻き取り装置31は、操作駆動部39を作動させ、一対のチャック33の間で電極2を挟み、つぎに回転駆動部40を作動させ、チャック軸29を回転させることによって一対のチャック33の外周に電極2の不良部分を不良電極として巻き取る。このときの巻き取り長さは、チャック33の回転の数によって設定できる。

0048

既述のように、測長器19が設置されている場合には、電極2の巻き取り長さは、測定した長さL1に、余裕長さα(定数)を加算した長さ(L1+α)とするが、測長器19が設置されていない場合には、電極2の巻き取り長さは、不良マーク15が検出された1製品分の電極2の巻き取り開始端Pから1製品長さLとする。

0049

巻き取り動作の後に、電極カッタ25は、その位置で電極2を切断し、チャック33の回転によって巻き取った電極2と後続の電極2とを分離する。分離後に、不良電極巻き取り装置31は、往復駆動手段41の作動によって、図4の待機位置に後退し、不良部分を含む巻き付け状態の電極2を排出可能な状態とする。

0050

一対のチャック33に巻き取った不良部分を含む電極2は、チャック33から手動により、あるいは自動取り出し装置により引き抜いて取り外せる状態となっている。

0051

図3および図4の具体的な例によると、抜き取り手段44が設けられているため、一対のチャック33が図4の待機位置へ移動する途中に、抜き取り手段44は、二股状のストッバ46を下降させ、スリット46aでコア38を挟み、コア38に巻き取った不良電極の通過を阻止することによって、不良電極を抜き取り手段44によって抜き取り方向に押し出し、チャック33から巻き取った不良電極を抜き取り、回収箱53に排出する。このように、抜き取り手段44は、チャック33の移動を利用して、コア38に巻き取った不良電極を抜き取り、排出する。

0052

不良部分を含む電極2を排出した後、電極クランプ23は、後続の正常な電極2の巻き取り開始端Pを一対のニップローラ10の間に持ち込んでから後退し、正常な電極2の巻き取りを再開できる状態にする。これらの動作は、電極3についても同様である。

0053

一方、前記のステップS2で、いずれの電極2,3にも不良マーク15,16が検出されておらず、NOのとき、プログラムは、つぎのステップS5で、次の1製品長さLの電極2,3についての1製品長さLの正常な巻き取り工程を実行し、ステップS6で、現在の1製品長さLの正常な巻き取り中に、これに続く次の1製品長さLの電極2,3について不良マーク15,16の検出を行って、スタートに戻る。

0054

この動作の結果、電極2,3の不良部分の巻き取り、不良部分を分離し、排出した後、次の1製品長さL内の各電極に不良マーク15,16が検出されていなかった場合には、当該電極2,3の巻き取り開始端Pを製品巻き取り位置Sへ案内し、正常な電極2,3の巻き取りを開始することになる。

0055

つぎに、図7および図8は、本発明の不良電極巻き取り装置31,32の他の具体的な例として不良電極巻き取り装置31を示す。この例の不良電極巻き取り装置31は、不良電極巻き取り用のチャック33、操作駆動部39および回転駆動部40をスライド案内手段42のスライダ48上で傾斜させるチルト機構54を備えている。チルト機構54は、スライダ48上で回転アクチュエータ43を有しており、回転アクチュエータ43でチルト軸55を90度ほどの範囲で回動し、チャック33を下向きに設定し、チャック33の外周に巻き取った電極2の重力を利用して、巻き取った不良電極を回収箱53へ落下させる。

0056

本発明の不良電極巻き取り装置31,32は、電極巻き取り装置1の電極2,3ごとに付設されることを前提としているが、電極巻き取り装置1は、図1および図2の構成に限らない。

0057

1電極巻き取り装置
2 正極の電極
3 負極の電極
4セパレータ
5 セパレータ
6 リール
7 リール
8 リール
9 リール
10ニップローラ
11ガイドローラ
12 ガイドローラ
13 ガイドローラ
14 ガイドローラ
15 不良マーク
16 不良マーク
17 不良検出器
18 不良検出器
19測長器
20 測長器
21測長ローラ
22 測長ローラ
23電極クランプ
24 電極クランプ
25 電極カッタ
26 電極カッタ
29チャック軸
30 チャック軸
31 不良電極巻き取り装置
32 不良電極巻き取り装置
33 不良電極巻き取り用のチャック
34 不良電極巻き取り用のチャック
35制御装置
36回転軸
37巻き取り芯
38コア
39 操作駆動部
40回転駆動部
41往復駆動手段
42スライド案内手段
43回転アクチュエータ
44抜き取り手段
45フレーム
46ストッパ46aスリット
47リニアレール
48スライダ
49 スライド案内用のアクチュエータ
50 巻き掛け伝導手段
51シリンダ
52ピストンロッド
53回収箱
54チルト機構
55チルト軸
S製品巻き取り位置
P 電極の巻き取り開始端
L 1製品長さ
α余裕長さ
L1 長さ(電極の巻き取り開始端Pから不良マーク15、16までの測定長さ)
S1,S2,S3,S4,S5,S6プログラムのステップ

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