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技術 細胞ピッキング支援装置、表示装置、及び培養容器

出願人 株式会社ニコン
発明者 清田泰次郎
出願日 2010年7月8日 (8年2ヶ月経過) 出願番号 2011-521952
公開日 2012年12月20日 (5年8ヶ月経過) 公開番号 WO2011-004854
状態 特許登録済
技術分野 微生物・酵素関連装置
主要キーワード 無塵環境 アライメント基準 固定冶具 観察情報 判定表示 摘み上げ 作業空間内 配線類
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年12月20日)のものです。
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図面 (5)

課題・解決手段

本発明は、作業効率を向上させることができるようにする細胞ピッキング支援装置表示装置、及び培養容器に関する。アダプタ52Aは、細胞培養観察装置内で培養された細胞を収容したウェルプレート31Aを固定し、制御部71は、外部メモリI/F62aに装着されたメモリカードから細胞情報及び座標情報を含む培養観察情報を読み出す。表示部72は、アダプタ52Aにより固定されるウェルプレート31Aの載置面側に設けられ、制御部71の制御にしたがって、メモリカードから読み出された細胞情報を、座標情報により定められるウェルプレート31Aの底面上の位置に対応する表示位置に表示する。本発明は、例えば、クリーンベンチ内で行われるピッキング作業支援する細胞ピッキング支援装置に適用できる。

概要

背景

近年、再生医療などを目標とした分野においては、ES細胞iPS細胞などの多能性細胞を培養し、その多能性性質を維持したまま培養する純粋培養、またそれらをある特定の細胞分化誘導させる培養などが行われている。

これらの培養の工程には、必要となる細胞や細胞群選別し、それを抽出するといった工程が存在する。

この種の細胞データを検証する方法としては、例えば、特許文献1が知られている。

概要

本発明は、作業効率を向上させることができるようにする細胞ピッキング支援装置表示装置、及び培養容器に関する。アダプタ52Aは、細胞培養観察装置内で培養された細胞を収容したウェルプレート31Aを固定し、制御部71は、外部メモリI/F62aに装着されたメモリカードから細胞情報及び座標情報を含む培養観察情報を読み出す。表示部72は、アダプタ52Aにより固定されるウェルプレート31Aの載置面側に設けられ、制御部71の制御にしたがって、メモリカードから読み出された細胞情報を、座標情報により定められるウェルプレート31Aの底面上の位置に対応する表示位置に表示する。本発明は、例えば、クリーンベンチ内で行われるピッキング作業支援する細胞ピッキング支援装置に適用できる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

所定の培養環境で培養された細胞を収容した培養容器を固定する固定手段と、前記培養環境における前記培養容器に収容された細胞のうちの特定の細胞の前記培養容器の底面上の位置を定める座標情報を取得する取得手段と、前記固定手段により固定された前記培養容器の載置面側に設けられ、前記取得手段により取得された前記座標情報により定められる前記培養容器の底面上の位置に対応する表示位置に、前記特定の細胞を示す情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする細胞ピッキング支援装置

請求項2

前記取得手段は、さらに、前記特定の細胞の状態に関する細胞情報を取得し、前記表示手段は、前記取得手段により取得された前記細胞情報に基づいて、前記表示位置に、前記特定の細胞の状態を示す情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の細胞ピッキング支援装置。

請求項3

前記固定手段は、前記表示手段が設けられた本体部に対して着脱自在であり、前記培養容器の形状に合わせて交換可能であることを特徴とする請求項1に記載の細胞ピッキング支援装置。

請求項4

前記培養容器には、前記固定手段による前記培養容器の固定の位置決めを行うためのアライメントマークが付されており、前記培養容器に付された前記アライメントマークを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記固定手段による前記培養容器の固定の位置決めが正確に行われたか否かを通知する通知手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の細胞ピッキング支援装置。

請求項5

前記培養容器には、前記培養容器を一意識別するための第1の識別情報が付され、前記座標情報及び前記細胞情報には、前記培養容器を一意に識別するための第2の識別情報が対応付けられており、前記固定手段により固定された前記培養容器に付された前記第1の識別情報を読み取る読み取り手段をさらに備え、前記表示手段は、前記読み取り手段により読み取られた前記第1の識別情報が前記第2の識別情報と一致する場合、前記表示位置に、前記特定の細胞の状態を示す情報を表示することを特徴とする請求項2に記載の細胞ピッキング支援装置。

請求項6

前記取得手段は、記録媒体又はネットワークを介して、前記座標情報及び前記細胞情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の細胞ピッキング支援装置。

請求項7

細胞を培養する培養容器内対象細胞の位置を示す表示装置において、前記培養容器を当該装置上の所定の位置に位置決めする位置決め手段と、当該装置内に配置され、前記対象細胞の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記対象細胞の位置を前記培養容器に示す表示手段とを備えることを特徴とする表示装置。

請求項8

前記培養容器を識別する識別手段をさらに備え、前記位置情報取得手段は、前記識別手段で入手した識別情報を基に、前記対象細胞の位置情報を取得することを特徴とする請求項7に記載の表示装置。

請求項9

細胞を培養する培養容器において、前記容器に設けられ、前記容器を特定する特定情報を有する容器識別と、前記容器の前記細胞が存在する領域の外に形成され、前記容器が設置される装置が検出可能なアライメント基準部とを備えることを特徴する培養容器。

技術分野

0001

本発明は、細胞ピッキング支援装置表示装置、及び培養容器に関する。

背景技術

0002

近年、再生医療などを目標とした分野においては、ES細胞iPS細胞などの多能性細胞を培養し、その多能性性質を維持したまま培養する純粋培養、またそれらをある特定の細胞に分化誘導させる培養などが行われている。

0003

これらの培養の工程には、必要となる細胞や細胞群選別し、それを抽出するといった工程が存在する。

0004

この種の細胞データを検証する方法としては、例えば、特許文献1が知られている。

先行技術

0005

特開平10−293094号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、従来の方法であると、細胞を選別して抽出する作業を、顕微鏡で細胞を確認しながら行わなければならなかったため、作業効率が悪かった。

0007

本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、細胞を選別して抽出する作業をするに際し、作業効率を向上させることができるようにするものである。

課題を解決するための手段

0008

本発明の細胞ピッキング支援装置は、所定の培養環境で培養された細胞を収容した培養容器を固定する固定手段と、前記培養環境における前記培養容器に収容された細胞のうちの特定の細胞の前記培養容器の底面上の位置を定める座標情報を取得する取得手段と、前記固定手段により固定された前記培養容器の載置面側に設けられ、前記取得手段により取得された前記座標情報により定められる前記培養容器の底面上の位置に対応する表示位置に、前記特定の細胞を示す情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。

0009

本発明の表示装置は、細胞を培養する培養容器内対象細胞の位置を示す表示装置において、前記培養容器を当該装置上の所定の位置に位置決めする位置決め手段と、当該装置内に配置され、前記対象細胞の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記対象細胞の位置を前記培養容器に示す表示手段とを備えることを特徴とする。

0010

本発明の培養容器は、細胞を培養する培養容器において、前記容器に設けられ、前記容器を特定する特定情報を有する容器識別と、前記容器の前記細胞が存在する領域の外に形成され、前記容器が設置される装置が検出可能なアライメント基準部とを備えることを特徴する。

発明の効果

0011

本発明によれば、作業効率を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の細胞ピッキング作業支援概要を説明する図である。
本発明を適用した細胞ピッキング支援装置の一実施の形態の構成を示す図である。
細胞ピッキング作業支援処理の詳細を説明するフローチャートである。
アダプタの他の構成例を示す図である。

実施例

0013

以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。

0014

図1は、本発明の細胞ピッキング作業支援の概要を説明する図である。

0015

図1に示すように、細胞培養観察装置11では、ウェルプレート31Aに収容された細胞等の試料の培養が行われているが、それらの細胞の播種によって、例えば、細胞のコロニー形成の最適化を図るためには、ウェルプレート31Aに形成されたウェルから、その一部をピペットにより摘み上げ(いわゆるピッキング)、ピッキングしたコロニー(細胞の塊)を他の培養容器に移す作業(以下、ピッキング作業という)が行われる。

0016

このピッキング作業は、通常、図1クリーンベンチ12や無菌室(不図示)にウェルプレート31Aを搬送して行われる。クリーンベンチ12内で、ピッキング作業を行うことにより、無菌無塵環境下での作業を行うことができる。そして、ピッキング作業によって、コロニーが移された培養容器は、細胞培養観察装置11に再搬送され、細胞の培養が再開されることになる。なお、ウェルプレート31Aは、細胞を培養するために、凹形状からなる培養漕(ウェル)が複数配列された透明な部材であって、それらのウェルに細胞等の試料を収容して培養が行われることになる。

0017

以上、ピッキング作業の基本的な作業工程について説明したが、次に、図1の細胞培養観察装置11及び細胞ピッキング支援装置13の詳細な構成について説明する。

0018

図1の細胞培養観察装置11においては、実線外観に表れる部位の構造を示し、破線は外観に表れない内部の部位の構造を示している。細胞培養観察装置11の上側の筐体内部には、断熱材で覆われた恒温室21が形成される。この恒温室21は、その内部が細胞の培養中、細胞の培養環境を維持するために密封され、その内部に設けられた温度調整装置噴霧装置、又はガス導入部等の室内環境を維持するための装置によって、一定の温度、湿度、又は二酸化炭素濃度に維持される。

0019

また、恒温室21内には、ストッカ22及び観察ユニット23が収納されている。ストッカ22は、複数ので上下に区画されており、ウェルプレート31Aを水平に収納できる。

0020

観察ユニット23は、容器搬送機構(不図示)によって搬送されてくるウェルプレート31Aに収容された細胞を観察するための装置であって、細胞を透過する光の位相差により細胞を観察する位相差観察と、細胞に含まれる蛍光物質励起した光により細胞を観察する蛍光観察との2つの観察方法により細胞の観察を行う。観察ユニット23では、それらの観察時に得られる光の像が、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子により撮像され、その画像信号に対して、所定の信号処理が施されることにより、ウェルプレート31Aの各ウェルに培養された細胞等の試料の観察画像が得られる。

0021

制御ユニット24は、観察ユニット23による位相差観察で得られた観察画像に対して、所定の画像解析処理を施すことにより、コロニー等の特定の細胞を抽出し、抽出された特定の細胞の位置を定めるための情報(以下、座標情報という)を算出する。すなわち、位相差観察では、透明な細胞を可視化して観察できるので、その観察画像から可視化された細胞を検出することにより、コロニー等の特定の細胞を抽出することが可能となる。また、座標情報としては、例えば、長方形の形状を有するウェルプレート31Aの四隅のうちの一隅を基点座標(以下、基準位置という)として、抽出されたコロニーの位置を定める2次元の座標(x,y)が算出される。

0022

また、制御ユニット24は、観察ユニット23による蛍光観察で得られた観察画像に対して、所定の画像解析処理を施すことにより、抽出されたコロニーの中から発現細胞を抽出し、その発現細胞の分類に関する情報(以下、細胞情報と称する)を取得する。すなわち、蛍光観察では、発現した細胞が所定の色の蛍光を発するので、その観察画像から蛍光を検出することにより、発現細胞を抽出することが可能となる。そして、この細胞情報は、上記の座標情報と対応付けられるので、抽出されたコロニーごとに、その位置と発現の有無が求められることになる。すなわち、これらの情報を算出することによって、コロニーが存在しているか否か、さらには、コロニーが存在している場合には、それが発現しているか否かが分かることになる。

0023

そして、これらの座標情報と細胞情報は、ウェルプレート31A等の培養容器を一意に識別するための識別情報に対応付けられ、記録部24aに記録される。この識別情報は、例えば、ストッカ22に収納される各培養容器の側面に、それらの容器を識別可能バーコード(後述する図2のバーコード32b)をあらかじめ付しておき、そのバーコードを、観察ユニット23内に配設されたバーコードリーダ(不図示)によって読み取るなどの方法により取得される。

0024

これにより、いわゆるタイムラプス観察を行うことにより、記録部24aには、観察ユニット23により観察されるウェルプレート31Aの各ウェルに収容された試料に関する座標情報と細胞情報とが、識別情報に対応付けられて、時系列に順次蓄積されることになる。以下、識別情報に対応付けられた座標情報及び細胞情報を、培養観察情報と称する。

0025

外部メモリI/F24bは、着脱可能なメモリカード41とのインターフェースであり、外部メモリI/F24bに対して適宜装着されるメモリカード41には、記録部24aに蓄積された培養観察情報が記録され、その情報を持ち出すことができる。また、細胞培養観察装置11は、所定の無線又は有線通信規格準拠した通信を行う通信部24cを備えており、ネットワークを介して外部の機器とのデータ送受信を行うことが可能である。これにより、細胞培養観察装置11は、ネットワークを利用して、離れた場所にある機器(図1の細胞ピッキング支援装置13)に対して培養観察情報を送信することができる。

0026

ところで、本実施の形態では、上述した、クリーンベンチ12内で行われるピッキング作業の作業効率を上げるために、図1に示すように、ウェルプレート31Aを細胞ピッキング支援装置13に固定し、メモリカード41を装着して得られる培養観察情報に基づいて、コロニー等の特定の細胞を示す情報などを表示することで、ピッキング作業の支援をする。

0027

図2は、本発明を適用した細胞ピッキング支援装置の一実施の形態の構成を示す図である。

0028

細胞ピッキング支援装置13は、本体部51と、その本体部51に対し着脱自在に装着されるアダプタ52Aとから構成される。本体部51は、その側面図に示すように、本体筐体51Aと表示筐体51Bとが略L字状になるように形成されており、本体筐体51A内には、制御部71が配置され、表示筐体51B内には、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成される表示部72が配置されている。

0029

本体筐体51Aにおいて、アダプタ52Aとの接続面には、アダプタ52Aと機構的に接続される嵌合部61aが設けられている。この嵌合部61aと、アダプタ52Aに形成された嵌合部81aとが嵌合することにより、本体部51とアダプタ52Aとが機構的に接続されるとともに、アダプタ52Aが表示筐体51B上に載置される。また、本体部51とアダプタ52Aとが機構的に接続される際に、嵌合部61aに設けられたコネクタ61bと、嵌合部81aに設けられたコネクタ部81bとが電気的に接続される。すなわち、本体部51とアダプタ52Aとは機構的に接続されるのと同時に、電気的にも接続されるように構成されている。

0030

このように、本体部51とアダプタ52Aとが電気的に接続されることで、コネクタ61b,81bを介して、本体部51側からアダプタ52Aに制御信号が供給され、アダプタ52Aから本体部51側に所定の情報が供給される。なお、本体部51とアダプタ52Aとは、嵌合部61a,81aによる嵌合力により固定する他、必要に応じて固定冶具を利用して固定してもよい。

0031

アダプタ52Aは、ウェルプレート31Aに対応する形状からなり、例えば、ウェルプレート31Aの側面の外周部を、固定部材82b,82cによりそれぞれ固定し、矢印Fの方向の弾性力を有する弾性体からなる固定部材82aによって、ウェルプレート31Aの図中左下の一隅を固定部材82b,82cの方向に押しつけることにより、ウェルプレート31Aをアダプタ52Aに固定する。また、アダプタ52Aに固定されたウェルプレート31Aは、表示筐体51B上に載置されるので、この表示筐体51Bの載置面側に配設される表示部52が所定の情報を表示した場合、作業者は、透明な部材であるウェルプレート31Aを通過した情報を確認することが可能となる。

0032

また、アダプタ52Aにおいて、ウェルプレート31Aを固定する固定面には、ウェルプレート31Aに付されたアライメントマーク32aを読み取る位置検出センサ83が設けられている。アライメントマーク32aは、例えば所定の目印が記されたシールなどの、アダプタ52Aとウェルプレート31Aとの位置関係を一義的に決定するための情報である。このアライメントマーク32aを用いた位置決めを行うことにより、例えば、長方形の形状を有するウェルプレート31Aの四隅のうちの一隅が、座標情報の示す2次元の座標(x、y)の基点の座標である基準位置に固定される。これにより、アダプタ52Aにより固定されたウェルプレート31Aの底面上の位置を、細胞培養観察装置11側で算出された座標情報の示す2次元の座標(x、y)で定めることが可能となる。

0033

この固定面にはまた、ウェルプレート31Aに付されたバーコード32bを読み取るバーコードリーダ84が設けられている。バーコード32bは、ウェルプレート31Aを一意に識別するための識別情報であり、細胞培養観察装置11のストッカ22に収納された培養容器の中から、アダプタ52Aにより固定されたウェルプレート31Aを特定するものである。なお、このバーコード32bは、上述した、観察ユニット23内での観察時に読み取られて、座標情報及び細胞情報と対応付けられるものと同じものである。

0034

位置検出センサ83及びバーコードリーダ84により検出された情報は、コネクタ81b,61bを介して、本体部51側に出力され、本体筐体51A内に設けられた制御部71に供給される。

0035

本体部51において、本体筐体51Aには、図1のメモリカード41とのインターフェースである外部メモリI/F62aと、所定の無線又は有線の通信規格に準拠した通信を行う通信部62bとが隣接して設けられている。外部メモリI/F62aは、適宜装着されるメモリカード41から培養観察情報を読み出し、制御部71に供給する。一方、通信部62bは、ネットワークを介して図1の細胞培養観察装置11との通信を行うことにより、培養観察情報を受信して制御部71に供給する。

0036

また、本体筐体51Aには、細胞ピッキング支援装置13の操作設定用のユーザインターフェースとして、容器選択表示部63a、選択ボタン63b、読込ボタン64、判定表示部65、第1表示ボタン66a、第2表示ボタン66b、第3表示ボタン66c、メニューボタン67a、及び選択ボタン67bが設けられている。

0037

容器選択表示部63aには、培養観察情報に含まれる識別情報等の培養容器を特定する情報に対応する情報が表示される。選択ボタン63bは、作業者の操作に応じて、その容器選択表示部63aに表示される情報(例えば、2009/5/15 Plate-1,2009/5/17 Plate-2,・・・など)の中からピッキング作業を行う培養容器を選択する。

0038

読込ボタン64は、作業者により押下された場合、容器選択表示部63aにより選択された培養容器と、アダプタ52Aに固定されている培養容器とが一致するか否かの判定処理の開始を指示する。その判定結果は、判定表示部65に表示される。判定表示部65には、例えば、培養容器が一致した場合には「合致」の文字が表示され、培養容器が一致しない場合には「不一致」の文字が表示される。

0039

第1表示ボタン66aないし第3表示ボタン66cは、作業者の操作に応じて、特定の細胞の存在する位置の表示部72への表示を指示する。具体的には、第1表示ボタン66aは、iPS細胞(発現した細胞)の表示を指示する。また、第2表示ボタン66bは、非iPS細胞(発現しない細胞)の表示を指示し、第3表示ボタン66cは、iPS細胞と非iPS細胞の両方の細胞の表示を指示する。

0040

メニューボタン67a及び選択ボタン67bは、第1表示ボタン66aないし第3表示ボタン66cの各種の設定を指示する。例えば、本体部51からアダプタ52Aを取り外し、表示部72の表示面の全体が確認できる状態で、メニューボタン67aが押下された場合、表示部72には、第1表示ボタン66aないし第3表示ボタン66cにより表示が指示される特定の細胞の細胞情報の表示内容やその表示色の変更、あるいは点灯や点滅等の表示方法を設定する設定画面が表示されるので、選択ボタン67bを操作して、それらの内容の設定を行うことが可能である。すなわち、本実施の形態における、第1表示ボタン66aないし第3表示ボタン66cの割り当ては一例であって、任意に設定可能である。

0041

制御部71は、これらのユーザインターフェースに対する作業者の操作に応じた指示に基づいて、細胞ピッキング支援装置13の各部の動作を制御して、細胞ピッキング作業支援処理を行う。

0042

次に、図3のフローチャートを参照して、制御部71により実行される細胞ピッキング作業支援処理の詳細について説明する。

0043

なお、本処理が行われる前提として、細胞培養観察装置11において、ウェルプレート31Aに収容された試料のタイムラプス観察が行われた後、そのウェルプレート31Aが、図1のクリーンベンチ12内に搬送され、細胞ピッキング支援装置13のアダプタ52Aに固定されたものとする。また、そのタイムラプス観察で得られた培養観察情報を記録したメモリカード41が、外部メモリI/F62aに装着されたものとする。そして、卓上型のクリーンベンチ12は、無菌、無塵環境下での細胞の実験や観察を行うための作業空間を有しているので、作業者は、その側面に設けられた開口部から手を差し入れて、作業空間内に配置された細胞ピッキング支援装置13に対する操作を行っている。

0044

テップS11において、位置検出センサ83は、アダプタ52Aにより固定されたウェルプレート31Aに付されたアライメントマーク32aを読み出し、制御部71に供給する。

0045

ステップS12において、制御部71は、位置検出センサ83によるアライメントマーク32aの検出結果に基づいて、ウェルプレート31Aの固定位置が適切であるか否かを判定する。ステップS12において、ウェルプレート31Aの固定位置が適切でないと判定された場合、制御部71は、ウェルプレート31Aの固定の位置決めが正確に行われていない旨を表示部72などの通知手段により通知し、作業者に対して、ウェルプレート31Aの固定のやり直しを指示する。

0046

一方、ステップS12において、ウェルプレート31Aの固定位置が適切であると判定された場合、例えば、ウェルプレート31Aの四隅のうちの一隅の固定位置が、基準位置に固定されたので、制御部71は、ステップS13において、外部メモリI/F62aに装着されているメモリカード41に記録されている培養観察情報を読み出し、ステップS14において、作業者によって、読込ボタン64が押下されたか否かを判定する。

0047

ステップ14において、作業者により読込ボタン64が押下されたと判定された場合、ステップS15において、制御部71は、バーコードリーダ84を制御して、ウェルプレート31Aの側面に付されたバーコード32bを読み取る。

0048

制御部71は、ステップS16において、バーコードリーダ84により読み出したバーコード32bが示す識別情報と、メモリカード41から取得した培養観察情報に含まれる識別情報(容器選択表示部63aで選択された培養容器の識別情報)とを比較し、ステップS17において、アダプタ52Aに固定されているウェルプレート31Aが、容器選択表示部63aで選択された培養容器と一致するか否かを判定する。

0049

ステップS17において、識別情報が一致しないと判定された場合、容器選択表示部63aにより選択された培養容器が、アダプタ52Aに固定されているウェルプレート31Aと異なっているので、再度、容器選択表示部63aで培養容器を選択し直すか、あるいは、アダプタ52Aに固定する培養容器を取り替える必要がある。したがって、それらの作業を行った後、処理は、ステップS11に戻り、上述した処理が再度実行される。

0050

一方、ステップS17において、識別情報が一致したと判定された場合、処理は、ステップS18に進む。そして、制御部71は、「合致」の文字を判定表示部65に表示させた後、作業者により、第1表示ボタン66aないし第3表示ボタン66cのいずれかのボタンが押下され、特定の細胞の存在する位置の表示部72への表示が指示されたか否かを判定する(ステップS18の処理)。

0051

ステップS18において、表示内容が指示されたと判定された場合、ステップS19において、制御部71は、メモリカード41から取得した培養観察情報に基づいて、基準位置を基点として、表示が指示された特定の細胞の座標情報により定められるウェルプレート31Aの底面上の位置に対応する表示部72の画面上の表示位置を決定する。また、制御部71は、あらかじめ設定された設定情報(メニューボタン67aの操作により設定された表示方法)に基づいて、その表示位置を何色で点灯させるかなどの表示方法を決定する。そして、制御部71は、ステップS20において、決定した表示位置を、その表示方法により点灯させる。これにより、表示部72の画面には、基準位置を基点とした座標情報の2次元の座標(x、y)により定められるウェルプレート31Aの底面上の位置に対応する表示位置に、特定の細胞を示す情報が表示されることになる。

0052

例えば、制御部71は、第1表示ボタン66aが押下された場合、基準位置を基点として、iPS細胞(発現した細胞)を示す細胞情報に対応する座標情報の2次元の座標(x、y)により定められる表示部72の画面上の表示位置を決定し、その表示位置を所定の色で点灯させる。これにより、図2に示すように、表示部72では、ウェルプレート31Aの各ウェルに収容された試料のiPS細胞の存在する位置に対応する、細胞位置Ca1,Ca2,Ca3が、黄色等の所定の色で点灯する。同様にして、表示部72では、第2表示ボタン66bが押下された場合、ウェルプレート31Aの各ウェルに収容された試料の非iPS細胞(発現しない細胞)の存在する位置に対応する、細胞位置Cb1,Cb2,Cb3が、赤色等の所定の色で点灯し、第3表示ボタン66cが押下された場合、iPS細胞と非iPS細胞の両方の細胞の存在する位置に対応する、細胞位置Ca1,Ca2,Ca3と、細胞位置Cb1,Cb2,Cb3とがそれぞれ、所定の色で点灯することになる。

0053

これにより、作業者は、クリーンベンチ12内でピッキング作業を行うに際し、例えば、iPS細胞のピッキング作業を行う場合には、第1表示ボタン66aを押下して、iPS細胞の位置(図2の細胞位置Ca1,Ca2,Ca3)を黄色で点灯させてから、その点灯位置を、開口部から差し入れられた手に持ったピペットにより摘み上げることで、確実にiPS細胞のピッキングをすることが可能となる。また、iPS細胞の数が多い場合であっても、顕微鏡画像を確認する必要がなく、その点灯位置を順次ピッキングするだけでよいため、迅速なピッキング作業を行うことができる。

0054

以上のように、本発明によれば、細胞のピッキング作業をするに際し、ピッキングする位置を所定の色で点灯して誘導できるので、確実に、かつ、迅速にピッキング作業を行うことができ、その作業効率を向上させることが可能となる。

0055

なお、上記の通り、本体部51には装着されるアダプタ52Aは着脱自在であるが、例えば、アダプタ52Aの代わりに、図4のアダプタ52Bを装着してもよい。

0056

アダプタ52Bは、円形型のペトリディッシュ31Bに対応する形状からなり、ペトリディッシュ31Bの側面を、固定部材82d,82eにより固定する。また、アダプタ52Aと同様に、位置検出センサ83及びバーコードリーダ84によって、ペトリディッシュ31Bに付されたアライメントマーク32aと、バーコード32bを読み取ることが可能である。この場合、メモリカード41を介して取得される培養観察情報には、細胞培養観察装置11内で培養観察されたペトリディッシュ31Bに収容された細胞の細胞情報と、その座標情報とが、ペトリディッシュ31Bの識別情報と対応付けられることになる。そして、制御部71は、それらの情報に基づいて、基準位置を基点とした座標情報の2次元の座標(x、y)により定められる表示部72の画面上の表示位置を決定し、図4に示すように、iPS細胞や非iPS細胞の存在する細胞位置Ca4,Cb4を、表示部72に表示させる。

0057

このように、細胞ピッキング支援装置13では、培養容器を固定するアダプタ52Aが本体部51に対して着脱自在であって、培養容器の形状に合ったものに交換することができるので、培養容器の形状に関係なく、細胞のピッキング作業の支援を行うことができる。

0058

また、本実施の形態においては、観察ユニット23において、培養観察情報を取得するに際し、位相差観察と蛍光観察の両方の観察を行うとして説明したが、発現細胞に関する情報を必要とせず、コロニーの存在の有無に関する情報だけを得たい場合には、蛍光観察は行わずに、位相差観察のみを行えばよい。また、発現細胞の抽出の方法であるが、上述した、蛍光観察によって蛍光を発する細胞を観察する方法の他に、例えば、位相差観察によって、抽出されたコロニーの形状から発現の有無を検出してもよい。

0059

また、本実施の形態では、アライメントマーク32aを位置検出センサ83により検出することにより、ウェルプレート31Aの位置決めを行ったが、それらを設けずに、単に、ウェルプレート31Aの側面の外周部を、例えば、図2に示すように、固定部材82a,82b,82cによりそれぞれ固定したときのウェルプレート31Aの四隅のうちの一隅の固定位置が、基準位置に固定されるようにしてもよい。

0060

さらに、上述した例では、識別情報を示すバーコードを培養容器に取り付ける例について説明したが、勿論、それ以外の構成を採用してもよく、例えば、バーコードの代わりに、識別情報を記録したRF(Radio Frequency)タグ内蔵のICチップを培養容器に取り付けて、その識別情報を、無線を介して専用のリーダにより読み出してもよい。また、位置検出センサ83及びバーコードリーダ84をアダプタ52A側ではなく、本体部51側に取り付ける構成としてもよい。この構成の場合、情報の授受を行うが必要ないので、コネクタ81b,61bを設ける必要がなくなる。

0061

また、メモリカード41の代わりに、光ディスクなどの他の記録媒体を用いてもよい。その場合、細胞ピッキング支援装置13側にも、その記録媒体に対応するインターフェースが設けられる。さらに、培養観察情報には、上述した、座標情報、細胞情報、及び識別情報の他に、例えば、誰が観察している培養容器なのかを示す作業者情報などの、細胞ピッキング支援装置13側で有用となる情報をさらに含めることが可能である。また、細胞ピッキング支援装置13には、例えば、リチウムイオン2次電池などのバッテリ(不図示)を収納可能に構成されており、配線類がなく、容易に持ち運び可能となっている。

0062

なお、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラム記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。

0063

また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。

0064

11細胞培養観察装置, 12クリーンベンチ, 13細胞ピッキング支援装置, 31Aウェルプレート, 31Bペトリディッシュ, 32aアライメントマーク, 32bバーコード, 41メモリカード, 51 本体部, 51A本体筐体, 51B表示筐体, 52A,52Bアダプタ, 61a,81a 嵌合部, 61b,81bコネクタ, 62a外部メモリI/F, 62b通信部, 63a容器選択表示部, 63b 選択ボタン, 64読込ボタン, 65判定表示部, 66a 第1表示ボタン, 66b 第2表示ボタン, 66c 第3表示ボタン, 67aメニューボタン, 67b 選択ボタン, 71 制御部, 72 表示部, 82aないし82e固定部材, 83位置検出センサ, 84バーコードリーダ, Ca1ないしCa4,Cb1ないしCb4 細胞位置

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