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技術 無線リソース割り当て方法、通信装置

出願人 富士通株式会社
発明者 藤田裕志田島喜晴
出願日 2005年7月8日 (15年5ヶ月経過) 出願番号 2007-524476
公開日 2009年1月29日 (11年11ヶ月経過) 公開番号 WO2007-007380
状態 特許登録済
技術分野 時分割方式以外の多重化通信方式 時分割多重化通信方式 移動無線通信システム
主要キーワード 一次元空間 単位周波数帯域 パターン識別情報 リソース判定 リソース空間 送信完了時刻 割り当て候補 要求リソース
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重要な関連分野

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図面 (20)

課題・解決手段

周波数、時間等の単位スロット無線リソースを管理するリソース空間61における複数のリソースの組み合わせと、割り当て開始位置を、リソース割り当てパターン53およびパターン先頭座標52として、パターン識別番号51で識別可能な状態で割り当てパターン定義テーブル50に定義して基地局および移動局に設定する。移動局からのリソース割り当て要求に対して、基地局からパターン識別番号51と、リソース空間61内におけるパターン先頭座標52の割り当て開始座標の情報を応答し、移動局では基地局から受信したパターン識別番号51を用いて割り当てパターン定義テーブル50を検索してリソース割り当てパターン53を決定し、さらに割り当て開始座標に基づいてリソース空間61内のパターン位置を特定してリソースの組み合わせを決定して使用する。

概要

背景

移動端末を使ったインターネット接続が普及し、より高速通信が望まれている。移動端末は無線リソースを利用して基地局に接続し、基地局からは有線によって他の基地局、または、インターネットなどの外部ネットワークに接続し、最終的に通信相手までの経路確立される。また限られた無線リソースで複数の移動端末が1つの基地局に接続することを可能にするために、時分割多元接続TDMA:Time Division Multiple Access)、周波数分割多元接続FDMA: Frequency Division Multiple Access)、符号分割多元接続(CDMA: Code Division Multiple Access)などの多元接続方式が用いられている。

TDMAでは同一の周波数帯域で、短く分割した時間スロットをユーザに割り振りユーザ多重している。FDMAでは周波数帯域を細かく区切り、ユーザ毎に周波数帯域を割り当てている。CDMAでは同一時間、同一周波数帯において、直交する符号をユーザ毎に割り当ててユーザ多重を行っている。基地局で使用できるリソースは限られているので、移動端末に固定させることはできない。従って、通信するときに空いているリソースを移動端末に割り当てる方法をとる。そのためリソースの割り当てや解放を効率的に行う制御が求められる。

無線リソースの効率的な割り当て、解放はスケジューリングによって行われる。スケジューリングとは例えば受信品質の大きいチャネルのユーザから優先的にパケットを割り当てることなど、処理の優先順位を決定することである。

代表的なスケジューリング方法として、例えば非特許文献1に開示されているような、MaxCIR方式やPF(Proportional Fairness)方式が知られている。

また、高速通信に適した伝送方法として、伝送情報を複数のデータとして並列に変換し、この並列なデータをそれぞれ伝送帯域内の複数の周波数の異なるキャリアに対して変調して並列伝送するマルチキャリア伝送がある。マルチキャリア伝送はデータを並列伝送するので高速伝送が可能となる。その場合にマルチキャリア変調によるシンボル長は元のシンボル長より並列化した分長くなるので、無線通信における反射波遅延によるマルチパスの影響を低減することができる。また、周波数領域では1キャリアあたりの帯域幅が狭くなるので、周波数選択性フェージングに対しても強くなる。このようなマルチキャリア伝送方式の1つとして例えば、直交するキャリアを用いる直交周波数分割多元(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiple)方式がある。OFDM方式とTDMAまたはCDMA方式を併用すると、周波数方向の並列伝送に加え、時間領域または符号領域のユーザ多重が行え、無線リソースを効率的に使用することができる。

無線通信において、通信を行う前にリソースを予約し、予約結果通知してもらってからデータ送信を開始するアクセス方式の場合、予約できるリソース量が複数あると、割り当てたリソースを通知する制御情報の量が大きくなる。

例えば上り送信において、移動端末がリソース予約信号を基地局へ送り、基地局でリソース割り当てを行い、割り当て結果下りチャネルで移動端末に通知するシステムの場合、無線リソースの有効利用のため、下り方向のデータ送信と割り当て結果が入った制御情報の送信を同じチャネルで行うこともできる。そのような場合、一定のリソースを制御情報と下りデータ共用することになるので、制御情報量が多いと、一緒に送信できる下りデータ量が少なくなり、下りスループットが低下してしまう問題がある。

特許文献1は周波数、時間、符号の3次元リソースを使ってスケジューリングを行う方式であるが、通知情報として先頭スロットと割り当て空間範囲情報を通知している。空間範囲情報とは、単位周波数帯域、単位時間スロット、単位符号で囲まれた直方体を示しており、直方体以外の形での割り当てを行う場合は、複数の直方体を組み合わせて割り当てている。しかし、組み合わせられる直方体の数に比例して通知情報量が大きくなるので、空間範囲情報の形状が複雑になると、制御情報を運ぶためのリソースが多く消費され、下りスループットが低下する問題がある。また、スループットが低いと送信される情報量が少なくなるため、情報の送信に遅延が生じるおそれがあり、今後の普及が期待されるパケットによる音声通信(VoIP:Voice over IP)など、遅延に対する要求が厳しいリアルタイムサービスでは許容遅延満足できなくなる可能性がある。
A.Jalali, R.Padovani, R.Pankaj, "Data Throughput of CDMA-HDRa High Efficiency-High Data Rate Personal Communication Wireless System",VTC2000 Spring, May 2000.
特開2005−117579号公報

概要

周波数、時間等の単位スロットの無線リソースを管理するリソース空間61における複数のリソースの組み合わせと、割り当て開始位置を、リソース割り当てパターン53およびパターン先頭座標52として、パターン識別番号51で識別可能な状態で割り当てパターン定義テーブル50に定義して基地局および移動局に設定する。移動局からのリソース割り当て要求に対して、基地局からパターン識別番号51と、リソース空間61内におけるパターン先頭座標52の割り当て開始座標の情報を応答し、移動局では基地局から受信したパターン識別番号51を用いて割り当てパターン定義テーブル50を検索してリソース割り当てパターン53を決定し、さらに割り当て開始座標に基づいてリソース空間61内のパターン位置を特定してリソースの組み合わせを決定して使用する。

目的

移動端末を使ったインターネット接続が普及し、より高速な通信が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
9件

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請求項1

割り当てられた無線リソースを用いて第1無線通信装置と第2無線通信装置とが無線通信を行う無線通信システムにおける無線リソース割り当て方法であって、あらかじめ準備された複数のリソース割り当てパターンの中から、リソース管理空間内で割り当て可能な前記無線リソースの組み合わせを特定する前記リソース割り当てパターンを選択し、選択された前記リソース割り当てパターンを識別するパターン識別情報、および前記リソース割り当てパターンの前記リソース管理空間内の開始位置情報を前記第2無線通信装置に通知することを特徴とする無線リソース割り当て方法。

請求項2

請求項1記載の無線リソース割り当て方法において、前記無線リソースが管理されるリソース管理空間内における前記無線リソースの異なる組み合わせを指定する複数のリソース割り当てパターンを準備するステップと、複数の前記リソース割り当てパターンの中から、前記リソース管理空間内で利用可能な前記無線リソースの組み合わせに該当する前記リソース割り当てパターンを選択するステップと、選択された前記リソース割り当てパターンを識別するパターン識別情報、および当該リソース割り当てパターンの前記リソース管理空間内における開始位置情報を前記第2無線通信装置に通知するステップと、を実行することを特徴とする無線リソース割り当て方法。

請求項3

請求項1記載の無線リソース割り当て方法において、前記第2無線通信装置では、複数の前記リソース割り当てパターンを準備するステップと、通知された前記パターン識別情報および前記開始位置情報に基づいて、使用する前記無線リソースを選択するステップと、選択した前記無線リソースを用いて前記第1無線通信装置との間で無線通信を行うステップと、実行することを特徴とする無線リソース割り当て方法。

請求項4

請求項1記載の無線リソース割り当て方法において、前記無線リソースは、周波数、符号、時間のうちの1つまたは複数の組み合わせからなることを特徴とする無線リソース割り当て方法。

請求項5

請求項1記載の無線リソース割り当て方法において、符号、周波数、時間のいずれか複数を前記無線リソースとして使用するとき、前記リソース管理空間における周波数軸方向または時間軸方向または符号軸方向のいずれかにおいて隣り合うリソースのみの組み合わせに対応する複数の前記リソース割り当てパターンを準備することを特徴とする無線リソース割り当て方法。

請求項6

請求項1記載の無線リソース割り当て方法において、前記リソース割り当てパターンを選択する際に、前記無線リソースの組み合わせから予想される送信完了時刻が最も早いものを選ぶことを特徴とする無線リソース割り当て方法。

請求項7

請求項1記載の無線リソース割り当て方法において、前記リソース割り当てパターンを選択する際に、前記無線リソースの組み合わせから予想される送信完了時刻が、前記第2無線通信装置が要求する許容遅延を超えないものを選択することを特徴とする無線リソース割り当て方法。

請求項8

無線リソースが管理されるリソース管理空間内における前記無線リソースの異なる組み合わせを指定する複数のリソース割り当てパターン保持する記憶手段と、前記無線リソースの割り当て要求情報を検出する要求情報検出手段と、前記割り当て要求情報に応じて、割り当て可能な前記無線リソースの組み合わせに対応した前記リソース割り当てパターンを検索するリソースパターン検索割り当て手段と、選択された前記リソース割り当てパターンを示すパターン識別情報、および前記リソース割り当てパターンの前記リソース管理空間内における開始位置情報を通知する割り当て情報通知手段と、を含むことを特徴とする通信装置

請求項9

請求項8記載の通信装置において、前記無線リソースは、周波数、符号、時間のうちの1つまたは複数の組み合わせからなることを特徴とする通信装置。

請求項10

請求項8記載の通信装置において、符号、周波数、時間のいずれか複数を前記無線リソースとして使用するとき、前記リソース管理空間における周波数軸方向または時間軸方向または符号軸方向のいずれかにおいて隣り合うリソースのみの組み合わせに対応する複数の前記リソース割り当てパターンが前記記憶手段に設定されることを特徴とする通信装置。

請求項11

請求項8記載の通信装置において、前記リソースパターン検索割り当て手段では、前記無線リソースの組み合わせから予想される送信完了時刻が最も早い前記リソース割り当てパターンを選択することを特徴とする通信装置。

請求項12

請求項8記載の通信装置において、前記リソースパターン検索割り当て手段では、前記無線リソースの組み合わせから予想される送信完了時刻が、要求された許容遅延を超えない前記リソース割り当てパターンを選択することを特徴とする通信装置。

請求項13

複数のリソース割り当てパターンを保持する記憶手段と、無線リソースの割り当て要求情報を通知する要求情報通知手段と、通知された前記リソース割り当てパターンを特定するパターン識別情報、および前記リソース割り当てパターンの開始位置情報を検出する割り当て情報検出手段と、前記パターン識別情報に基づいて前記記憶手段から得られた前記リソース割り当てパターン、および前記開始位置情報に基づいて使用無線リソースを決定する割り当てリソース判定手段と、前記使用無線リソースを用いて情報通信を行う送信手段と、を含むことを特徴とする通信装置。

請求項14

請求項13記載の通信装置において、前記要求情報通知手段は、前記割り当て要求情報の中に、許容遅延時間、伝送速度、回線状況情報の少なくとも一つを設定することを特徴とする通信装置。

技術分野

0001

本発明は、無線リソース割り当て技術、無線通信技術に関し、特に、複数種無線リソースの組を予約して用いることで無線通信を行う無線通信システム等に適用して有効な技術に関する。

背景技術

0002

移動端末を使ったインターネット接続が普及し、より高速通信が望まれている。移動端末は無線リソースを利用して基地局に接続し、基地局からは有線によって他の基地局、または、インターネットなどの外部ネットワークに接続し、最終的に通信相手までの経路確立される。また限られた無線リソースで複数の移動端末が1つの基地局に接続することを可能にするために、時分割多元接続TDMA:Time Division Multiple Access)、周波数分割多元接続FDMA: Frequency Division Multiple Access)、符号分割多元接続(CDMA: Code Division Multiple Access)などの多元接続方式が用いられている。

0003

TDMAでは同一の周波数帯域で、短く分割した時間スロットをユーザに割り振りユーザ多重している。FDMAでは周波数帯域を細かく区切り、ユーザ毎に周波数帯域を割り当てている。CDMAでは同一時間、同一周波数帯において、直交する符号をユーザ毎に割り当ててユーザ多重を行っている。基地局で使用できるリソースは限られているので、移動端末に固定させることはできない。従って、通信するときに空いているリソースを移動端末に割り当てる方法をとる。そのためリソースの割り当てや解放を効率的に行う制御が求められる。

0004

無線リソースの効率的な割り当て、解放はスケジューリングによって行われる。スケジューリングとは例えば受信品質の大きいチャネルのユーザから優先的にパケットを割り当てることなど、処理の優先順位を決定することである。

0005

代表的なスケジューリング方法として、例えば非特許文献1に開示されているような、MaxCIR方式やPF(Proportional Fairness)方式が知られている。

0006

また、高速通信に適した伝送方法として、伝送情報を複数のデータとして並列に変換し、この並列なデータをそれぞれ伝送帯域内の複数の周波数の異なるキャリアに対して変調して並列伝送するマルチキャリア伝送がある。マルチキャリア伝送はデータを並列伝送するので高速伝送が可能となる。その場合にマルチキャリア変調によるシンボル長は元のシンボル長より並列化した分長くなるので、無線通信における反射波遅延によるマルチパスの影響を低減することができる。また、周波数領域では1キャリアあたりの帯域幅が狭くなるので、周波数選択性フェージングに対しても強くなる。このようなマルチキャリア伝送方式の1つとして例えば、直交するキャリアを用いる直交周波数分割多元(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiple)方式がある。OFDM方式とTDMAまたはCDMA方式を併用すると、周波数方向の並列伝送に加え、時間領域または符号領域のユーザ多重が行え、無線リソースを効率的に使用することができる。

0007

無線通信において、通信を行う前にリソースを予約し、予約結果通知してもらってからデータ送信を開始するアクセス方式の場合、予約できるリソース量が複数あると、割り当てたリソースを通知する制御情報の量が大きくなる。

0008

例えば上り送信において、移動端末がリソース予約信号を基地局へ送り、基地局でリソース割り当てを行い、割り当て結果下りチャネルで移動端末に通知するシステムの場合、無線リソースの有効利用のため、下り方向のデータ送信と割り当て結果が入った制御情報の送信を同じチャネルで行うこともできる。そのような場合、一定のリソースを制御情報と下りデータ共用することになるので、制御情報量が多いと、一緒に送信できる下りデータ量が少なくなり、下りスループットが低下してしまう問題がある。

0009

特許文献1は周波数、時間、符号の3次元リソースを使ってスケジューリングを行う方式であるが、通知情報として先頭スロットと割り当て空間範囲情報を通知している。空間範囲情報とは、単位周波数帯域、単位時間スロット、単位符号で囲まれた直方体を示しており、直方体以外の形での割り当てを行う場合は、複数の直方体を組み合わせて割り当てている。しかし、組み合わせられる直方体の数に比例して通知情報量が大きくなるので、空間範囲情報の形状が複雑になると、制御情報を運ぶためのリソースが多く消費され、下りスループットが低下する問題がある。また、スループットが低いと送信される情報量が少なくなるため、情報の送信に遅延が生じるおそれがあり、今後の普及が期待されるパケットによる音声通信(VoIP:Voice over IP)など、遅延に対する要求が厳しいリアルタイムサービスでは許容遅延満足できなくなる可能性がある。
A.Jalali, R.Padovani, R.Pankaj, "Data Throughput of CDMA-HDRa High Efficiency-High Data Rate Personal Communication Wireless System",VTC2000 Spring, May 2000.
特開2005−117579号公報

0010

本発明の目的は、無線リソースの予約および割り当てを行って情報通信を実行する無線通信において、無線リソースの割り当て結果の通知に要する情報量を削減することが可能な技術を提供することにある。

0011

本発明の他の目的は、無線リソースの予約および割り当てを行って情報通信を実行する無線通信において、無線リソースの割り当て結果の通知に要する情報量の増大に起因する通信情報伝送遅延を防止することが可能な技術を提供することにある。

0012

本発明の第1の観点は、割り当てられた無線リソースを用いて第1無線通信装置と第2無線通信装置とが無線通信を行う無線通信システムにおける無線リソース割り当て方法であって、
あらかじめ準備された複数のリソース割り当てパターンの中から、リソース管理空間内で割り当て可能な前記無線リソースの組み合わせを特定する前記リソース割り当てパターンを選択し、選択された前記リソース割り当てパターンを識別するパターン識別情報、および前記リソース割り当てパターンの前記リソース管理空間内の開始位置情報を前記第2無線通信装置に通知する無線リソース割り当て方法を提供する。

0013

本発明の第2の観点は、第1の観点記載の無線リソース割り当て方法において、
前記無線リソースが管理されるリソース管理空間内における前記無線リソースの異なる組み合わせを指定する複数のリソース割り当てパターンを準備するステップと、
複数の前記リソース割り当てパターンの中から、前記リソース管理空間内で利用可能な前記無線リソースの組み合わせに該当する前記リソース割り当てパターンを選択するステップと、
選択された前記リソース割り当てパターンを識別するパターン識別情報、および当該リソース割り当てパターンの前記リソース管理空間内における開始位置情報を前記第2無線通信装置に通知するステップと、
を実行する無線リソース割り当て方法を提供する。

0014

本発明の第3の観点は、第1の観点記載の無線リソース割り当て方法において、
前記第2無線通信装置では、
複数の前記リソース割り当てパターンを準備するステップと、
通知された前記パターン識別情報および前記開始位置情報に基づいて、使用する前記無線リソースを選択するステップと、
選択した前記無線リソースを用いて前記第1無線通信装置との間で無線通信を行うステップと、
実行する無線リソース割り当て方法を提供する。

0015

本発明の第4の観点は、第1の観点記載の無線リソース割り当て方法において、
前記無線リソースは、周波数、符号、時間のうちの1つまたは複数の組み合わせからなる無線リソース割り当て方法を提供する。

0016

本発明の第5の観点は、第1の観点記載の無線リソース割り当て方法において、
符号、周波数、時間のいずれか複数を前記無線リソースとして使用するとき、前記リソース管理空間における周波数軸方向または時間軸方向または符号軸方向のいずれかにおいて隣り合うリソースのみの組み合わせに対応する複数の前記リソース割り当てパターンを準備する無線リソース割り当て方法を提供する。

0017

本発明の第6の観点は、第1の観点記載の無線リソース割り当て方法において、
前記リソース割り当てパターンを選択する際に、前記無線リソースの組み合わせから予想される送信完了時刻が最も早いものを選ぶ無線リソース割り当て方法を提供する。

0018

本発明の第7の観点は、第1の観点記載の無線リソース割り当て方法において、
前記リソース割り当てパターンを選択する際に、前記無線リソースの組み合わせから予想される送信完了時刻が、前記第2無線通信装置が要求する許容遅延を超えないものを選択する無線リソース割り当て方法を提供する。

0019

本発明の第8の観点は、無線リソースが管理されるリソース管理空間内における前記無線リソースの異なる組み合わせを指定する複数のリソース割り当てパターン保持する記憶手段と、
前記無線リソースの割り当て要求情報を検出する要求情報検出手段と、
前記割り当て要求情報に応じて、割り当て可能な前記無線リソースの組み合わせに対応した前記リソース割り当てパターンを検索するリソースパターン検索割り当て手段と、
選択された前記リソース割り当てパターンを示すパターン識別情報、および前記リソース割り当てパターンの前記リソース管理空間内における開始位置情報を通知する割り当て情報通知手段と、
を含む通信装置を提供する。

0020

本発明の第9の観点は、第8の観点記載の通信装置において、
前記無線リソースは、周波数、符号、時間のうちの1つまたは複数の組み合わせからなる通信装置を提供する。

0021

本発明の第10の観点は、第8の観点記載の通信装置において、
符号、周波数、時間のいずれか複数を前記無線リソースとして使用するとき、前記リソース管理空間における周波数軸方向または時間軸方向または符号軸方向のいずれかにおいて隣り合うリソースのみの組み合わせに対応する複数の前記リソース割り当てパターンが前記記憶手段に設定される通信装置を提供する。

0022

本発明の第11の観点は、第8の観点記載の通信装置において、
前記リソースパターン検索割り当て手段では、前記無線リソースの組み合わせから予想される送信完了時刻が最も早い前記リソース割り当てパターンを選択する通信装置を提供する。

0023

本発明の第12の観点は、第8の観点記載の通信装置において、
前記リソースパターン検索割り当て手段では、前記無線リソースの組み合わせから予想される送信完了時刻が、要求された許容遅延を超えない前記リソース割り当てパターンを選択する通信装置を提供する。

0024

本発明の第13の観点は、複数のリソース割り当てパターンを保持する記憶手段と、
無線リソースの割り当て要求情報を通知する要求情報通知手段と、
通知された前記リソース割り当てパターンを特定するパターン識別情報、および前記リソース割り当てパターンの開始位置情報を検出する割り当て情報検出手段と、
前記パターン識別情報に基づいて前記記憶手段から得られた前記リソース割り当てパターン、および前記開始位置情報に基づいて使用無線リソースを決定する割り当てリソース判定手段と、
前記使用無線リソースを用いて情報通信を行う送信手段と、
を含む通信装置を提供する。

0025

本発明の第14の観点は、第13の観点記載の通信装置において、
前記要求情報通知手段は、前記割り当て要求情報の中に、許容遅延時間、伝送速度、回線状況情報の少なくとも一つを設定する通信装置を提供する。

0026

上記した本発明によれば、以下の(i)から(vi)に述べる効果または利点が得られる。
(i)割り当てる無線リソースのパターンをあらかじめ決めておくことで、パターンの数に応じた柔軟なリソース割り当てができ、割り当てた無線リソース情報を通知する際に最低限の情報量で通知することができるので制御情報の削減ができ、無線リソースの効率的利用ができる。

0027

(ii)無線リソースを要求する際に、許容できる遅延についての情報も一緒に通知することで、遅延を考慮した割り当てを行うことができ、許容遅延を満たすことができる。
(iii)無線リソースとして時間、周波数、符号のうち1つまたは複数のリソースを使い割り当てパターンを定義しておくことで、柔軟なリソース割り当てができるとともに、割り当てリソースを通知するための制御情報量を削減できるので、無線リソースの効率的な利用ができる。

0028

(iv)時間と周波数と符号のいずれか複数をリソースとして使用するとき、時間方向または周波数方向または符号方向のいずれかのリソース種類において隣り合うブロックのみを使用した割り当てパターンだけを定義しておくことで、割り当てリソースのパターン数を削減し、制御情報の量を減らすことができる。

0029

(v)リソース割り当てパターンを選択する際に、送信完了時刻が最も早いパターンを選ぶと、遅延が短くなる。
(vi)リソース割り当てパターンを選択する際に、送信完了時刻が許容遅延を超えないパターンを選択することで、許容遅延を満たすことができる。

図面の簡単な説明

0030

本発明の一実施の形態である無線通信装置を含む無線通信システムの構成の一例を示す概念図である。
本発明の一実施の形態において基地局を構成する無線通信装置の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の一実施の形態において移動局を構成する無線通信装置の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の一実施の形態において移動局を構成する無線通信装置の一部をより詳細に例示したブロック図である。
2次元リソースにおける割り当てパターン定義の例を示す概念図である。
2次元リソースにおけるリソース割り当て結果リソース割り当て情報の例を示す説明図である。
本発明の一実施の形態であるリソース割当方法で用いられる割り当て要求情報の構成の一例を示す概念図である。
割り当て通知情報のフォーマット例を示す概念図である。
本発明の一実施の形態において、割り当て要求情報および割り当て通知情報の伝送方法の一例を示す概念図である。
本発明の一実施の形態において、割り当て要求情報および割り当て通知情報の伝送方法の一例を示す概念図である。
基地局におけるリソースの割り当て方法の一例を示すフローチャートである。
本発明の一実施の形態であるリソース割当方法における移動局の動作の一例を示すフローチャートである。
基地局側におけるリソース割当方法の変形例を示すフローチャー
時間、周波数、符号のいずれか一つをリソースとして割り当てる場合における割り当てパターン定義テーブルおよびリソースメモリリソース空間)の構成例を示す概念図である。
時間と周波数をリソースとして使用する場合における割り当てパターン定義テーブルおよびリソースメモリ(リソース空間)の構成例を示す概念図である。
時間、周波数、符号をリソースとして使用する場合における割り当てパターン定義テーブルおよびリソースメモリ(リソース空間)の構成例を示す概念図である。
時間、周波数、符号の各々のスロットを単独で複数個割り当てる場合における割り当てパターン定義テーブルおよびリソースメモリ(リソース空間)の構成例を示す概念図である。
周波数および時間の二つをリソースとして指定する場合において隣り合うリソースのみを指定するように構成された割り当てパターン定義テーブルを示す概念図である。
周波数方向、または時間方向、または符号方向に隣り合うリソースのみを指定する場合の割り当てパターン定義テーブルの概念図である。
送信完了時刻を有線した場合のリソース割当方法の一例を示すフローチャートである。
要求された許容遅延を満たし、かつ送信完了時刻が最も早いリソースの組み合わせを割り当てるリソース割当方法の一例を示すフローチャートである。
本発明の一実施の形態であるリソース割当方法の変形例を示すフローチャートである。

発明を実施するための最良の形態

0031

以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である無線通信装置を含む無線通信システムの構成の一例を示す概念図であり、図2は、本実施の形態おいて基地局を構成する無線通信装置の構成の一例を示すブロック図、図3は、本実施の形態において移動局を構成する無線通信装置の構成の一例を示すブロック図、図4は、本実施の形態の移動局の一部をより詳細に例示するブロック図である。

0032

本実施の形態の無線通信システムは、複数の基地局30と、この基地局30の各々との間で無線通信を行う複数の移動局40を含んでいる。複数の基地局30は、上位ネットワーク10に接続され、この上位ネットワーク10を介して個々の基地局30(すなわち複数の基地局30の配下の複数の移動局40)の間における情報通信が行われる。

0033

また、上位ネットワーク10は、たとえば、公衆通信網等の外部ネットワーク20に接続されており、個々の移動局40は、外部ネットワーク20との間における情報通信が可能になっている。

0034

図2に例示されるように、本実施の形態の基地局30は、制御部31、入出力インタフェース32、送信部33、変調部34、増幅部35、復調部36、受信部37、送信アンテナTx、受信アンテナRxおよびリソース割り当て部38、を含んでいる。

0035

受信処理では、受信アンテナRxに受信された受信信号が復調部36で復号処理後に受信部37に渡される。受信部37では受信信号の復号処理を行い制御データと情報データを分離し、制御データは制御部31に渡され、情報データは入出力インタフェース32を経由して、上位ネットワーク10に出力される。

0036

送信処理では、入出力インタフェース32を経由して送信したい情報が入力され、送信部33へ渡される。送信部33で、制御データ生成、符号化、インターリーブ制御タイミング生成を行う。送信部33の出力は、変調部34で変調され増幅部35を経由して送信アンテナTxから送信される。なお、変調方式は限定されない。また、増幅部35は必須ではない。制御部31は全体の制御を行う。

0037

リソース割り当て部38は、要求情報検出部38a、リソースパターン検索割り当て部38b、割り当て情報通知部38cおよび記憶装置38dを含んでいる。
記憶装置38dには、後述の割り当てパターン定義テーブル50およびリソースメモリ60が格納されている。

0038

図5は、割り当てパターン定義テーブル50およびリソースメモリ60の構成の一例を示す概念図である。
リソースメモリ60には、たとえば、時間(タイムスロット)と周波数(周波数帯)、の組み合わせからなる複数のリソース60aが定義されている。

0039

すなわち、リソースメモリ60内においてリソース60aは、時間方向の第1座標軸61aと、周波数方向の第2座標軸61bからなるリソース空間61で管理されている。リソースメモリ60内のa〜iは、リソース空間61内での個々のリソース60aの位置を示している。個々のリソース60aは、たとえばビットマップ割り当て済みか否かが管理され、割り当ての進行に従って利用可能な空き領域が虫食い状態に変化する。

0040

図6は、リソースメモリ60におけるリソース60aの割り当て例を示している。この図6の例では、(t3,f2)、(t3,f3)、(t4,f2)の3個のリソース60aの組を割り当てる場合が示されている。この3個のリソース60aの位置関係はリソース空間61では(a,b,d)の位置関係になる。本実施の形態では、このようなリソース空間61内における複数のリソースの相対的な位置関係をリソース割り当てパターン53として割り当てパターン定義テーブル50に記憶しておく。個々のリソース割り当てパターン53は、パターン識別番号51で識別される。

0041

すなわち、割り当てパターン定義テーブル50には、予め用意された複数のリソース割り当てパターン53の各々毎に、パターン識別番号51およびパターン先頭座標52が対応付けられて格納されている。パターン先頭座標52は、リソース割り当てパターン53でリソース空間61内を検索する場合に、リソース空間61内における割り当て開始座標62に対応するパターン先頭位置を示す定義情報である。図6の例では、割り当て開始座標62は、リソース割り当てパターン53(a,b,d)のパターン先頭座標52の“a”に対応した(t3,f2)の位置になる。

0042

従って、リソース割り当てパターン53にて、リソース空間61内における複数のリソースの相対的な位置関係を特定し、この位置関係を有するひと組のリソースのリソース空間61内における絶対的な位置を割り当て開始座標62にて特定することができる。

0043

そして、リソースパターン検索割り当て部38bでは、図7に例示されるような構成の割り当て要求情報80を満たすリソース60aの組み合わせに該当するリソース割り当てパターン53を検索し、さらに、このリソース割り当てパターン53に配列状態合致する空きのリソース60aをリソース空間61内で検索し、その配列の開始位置(パターン先頭座標52)に対応するリソース空間61内における割り当て開始座標62を検出して、制御データとして送信部33を経由して移動局40に通知する。

0044

図8は、基地局30から移動局40にリソース60aの割り当て結果を通知するための制御データ(割り当て通知情報70)のフォーマットの一例である。割り当て通知情報70は、割り当てパターン識別番号71および割り当て開始座標72を含んでいる。

0045

割り当てパターン識別番号71には、上述の検索結果のリソース割り当てパターン53に対応するパターン識別番号51が設定される。割り当て開始座標72には、当該リソース割り当てパターン53のリソース空間61内におけるパターン先頭座標52に対応する割り当て開始座標62が設定される。

0046

すなわち、要求情報検出部38aは、受信部37で受信した情報から、上述の図7に例示されるような、リソース割り当てに関する割り当て要求情報80を検出する。この割り当て要求情報80は、たとえば要求リソース量81、許容遅延時間82、伝送速度83およびSIR(Signal to Interference Ratio)情報84等の情報の少なくとも一つを含むことができる。

0047

次にリソースパターン検索割り当て部38bで、記憶装置38dに格納された割り当てパターン定義テーブル50の中にあらかじめ定義されたリソース割り当てパターン53の中から割り当て要求情報80を満たすリソース割り当てパターン53を検索して、割り当て可能か判定し、割り当て可能なリソース割り当てパターン53を1つ選択する。最後に割り当て情報通知部38cで、割り当て通知情報70に、選択されたリソース割り当てパターン53を示す割り当てパターン識別番号71(パターン識別番号51)と、割り当て開始座標72(リソース空間61における割り当て開始座標62)を設定して送信部33に送り、変調部34、増幅部35および送信アンテナTxを介して移動局40に応答する。

0048

図3に例示されるように、本実施の形態の移動局40は、制御部41、入出力インタフェース42、送信部43、変調部44、増幅部45、復調部46、受信部47、要求情報通知部48および割り当てリソース判定部49を備えている。

0049

受信処理では、受信アンテナRxに到来する受信信号を復調部46で復号処理した後に受信部47に渡す。受信部47では復号処理を行い制御データと情報データを分離し、制御データは制御部41に渡され、情報データは入出力インタフェース42を経由して、移動局40の内部の情報処理部音声および映像等のユーザインタフェースに出力される。

0050

送信処理では、逆に、移動局40の内部の情報処理部、音声および映像等のユーザインタフェースから、入出力インタフェース42を経由して送信したい情報が入力され、送信部43へ渡される。送信部43で、制御データ生成、符号化、インターリーブ、制御タイミング生成を行う。送信部43の出力は、変調部44で変調され増幅部45を経由して送信アンテナTxから送信される。なお、変調方式は限定されない。また、増幅部45は必須ではない。制御部41は全体の制御を行う。

0051

本実施の形態の場合、割り当てリソース判定部49は、割り当て情報検出部49a、記憶装置49bを含んでいる。記憶装置49bには、上述の基地局30側の割り当てパターン定義テーブル50及びリソース空間61と共通な割り当てパターン定義テーブル50およびリソース空間61の定義情報が格納されている。

0052

割り当て情報検出部49aは、基地局30の側から通知された割り当て通知情報70から、割り当てパターン識別番号71に対応するリソース割り当てパターン53と、割り当て開始座標72に対応するリソース空間61の割り当て開始座標62を検出する機能と、検出されたリソース割り当てパターン53および割り当て開始座標62の情報から、上述の図6の方法にて、送信部43で使用する無線リソース49cを決定して、当該送信部43に設定する機能を備えている。

0053

また、図4に例示されるように、要求情報通知部48は要求情報作成部48aを備えている。この要求情報作成部48aは、入出力インタフェース42から制御部41を介して入力される要求リソース量81、許容遅延時間82、伝送速度83、SIR情報84等の情報から割り当て要求情報80を生成して送信部43に送る機能を備えている。

0054

移動局40から伝送すべきデータが発生したときは、まず、要求情報通知部48から情報伝送に必要な割り当て要求情報80(たとえば要求リソース量81を含む)を、送信部43を通して基地局30へ通知する。基地局30からリソース割り当ての結果である割り当て通知情報70が送られてくると受信部47で受信し、割り当てリソース判定部49に割り当て通知情報70が送られる。

0055

割り当てリソース判定部49は、受信部47で分離した制御データ(割り当て通知情報70)から、リソース割り当てパターン53を示す割り当てパターン識別番号71と、リソース空間61の割り当て開始座標62を示す割り当て開始座標72を割り当て情報検出部49aで検出し、記憶装置49bに格納された割り当てパターン定義テーブル50を参照して、基地局30から割り当てられた使用可能なリソース60aを決定し、送信部43に送る。送信部43では、指定されたリソース60aを使用して情報データを伝送する。このとき、次の情報データのためのリソース60aを予約する割り当て要求情報80を含む制御データを情報データとともに送信することも可能である。

0056

なお、移動局40から基地局30への割り当て要求情報80の送信と、基地局30から移動局40への割り当て通知情報70の応答の方法としては、図9に例示されるように、基地局30と移動局40の間の一つの物理チャネルを用いる方法と、図10に例示されるように、別々の物理チャネルを用いる方法がある。

0057

図9の一つの物理チャネルを用いる方法では、制御データ91の中に割り当て要求情報80が設定され、情報データ92であるユーザデータ93とともに移動局40から基地局30に送信される(Uplink)。

0058

また、割り当て要求情報80に対応した割り当て通知情報70が、制御データ91に設定され、情報データ92であるユーザデータ93とともに、基地局30から移動局40に送信される(Downlink)。

0059

一方、図10のように、別々の物理チャネルを使う場合には、割り当て要求情報80は制御データ91として単独で移動局40から基地局30に送信され(Uplink)、応答される割り当て通知情報70は、制御データ91として単独で、基地局30から移動局40に送信される(Downlink)。情報データ92としてのユーザデータ93は、単独で、基地局30と移動局40との間で送受信される(Uplink/Downlink)。

0060

以下、本実施の形態の作用について説明する。
移動局40は情報の伝送に先立って基地局30に対して無線リソースの予約を行う。基地局30は移動局40から予約信号を受信すると、予約信号に含まれる割り当て要求情報80を検出し、割り当て要求情報80とリソース割当方式に従って無線リソースを確保する。基地局30は確保した無線リソースを割り当て通知情報70として移動局40に通知し、移動局40は通知された割り当て通知情報70に従って無線リソースを使って情報を伝送する。

0061

図11は、基地局30の側におけるリソースの割り当て方法の一例を示すフローチャートである。
基地局30は、移動局40から割り当て要求情報80を受信すると(ステップ101)、まず、リソースメモリ60を参照して、空きリソースから割り当てを開始するリソース空間61内の座標を選択する(ステップ102)。

0062

次に、割り当てパターン定義テーブル50内にあらかじめ定義してあるリソース割り当てパターン53から1つのパターンを選択し(ステップ103)、空きリソースと比較して、要求を満たす割り当てが可能か判断する(ステップ104)。

0063

そして、検索の結果、たとえば図6のように割り当て可能なリソース領域が見つかったら、割り当て可能な場合には、検索されたリソース割り当てパターン53に対応するパターン識別番号51と、リソース空間61内の割り当て開始座標62を、割り当てパターン識別番号71および割り当て開始座標72として割り当て通知情報70に設定して移動局40に通知する(ステップ105)。

0064

ステップ104で要求を満たす割り当てでないと判明した場合は、未処理の別のリソース割り当てパターン53があるか判別し(ステップ106)、別のリソース割り当てパターン53がある場合には、当該別のリソース割り当てパターン53を選択して(ステップ109)、ステップ104以降の処理を行う。

0065

ステップ106で別のリソース割り当てパターン53がないと判明した場合には、他の割り当て開始座標62があるか判別し(ステップ107)、他の開始座標62が存在する場合には、他の開始座標62を選択して(ステップ110)、上述のステップ103以降の処理を反復する。

0066

ステップ107の判定で開始座標62が尽きた場合は、割り当て不能として移動局40に割り当て拒否を通知する(ステップ108)。
なお、ステップ108では、リソース割り当てパターン53を用いる本実施の形態の方法から、個々のリソース60aを離散的に選択する方法に切り替えることで、割り当て通知情報70よりも情報量は増加するものの、割り当て拒否の代わりに空きのリソース60aを移動局40に通知するようにしてもよい。

0067

図12は、移動局の側におけるリソースの決定方法の一例を示すフローチャートである。
移動局40においては、まず、要求情報通知部48で割り当て要求情報80を生成して基地局30に送信し(ステップ201)、基地局30側からの割り当て通知情報70の応答を待つ(ステップ202)。

0068

そして、割り当て通知情報70を受信したら、割り当て通知情報70から割り当てパターン識別番号71に設定されているパターン識別番号51、および割り当て開始座標72に設定されているリソース空間61内の開始座標62の情報を読み出す(ステップ203)。次に、パターン識別番号51で記憶装置49b内の割り当てパターン定義テーブル50を検索して該当するリソース割り当てパターン53を認識し、リソース空間61における開始座標62の情報と組み合わせて、使用するリソースを決定する(ステップ204)。

0069

そして、決定されたリソースの情報を送信部43に設定し(ステップ205)、基地局30との間の情報通信を実行する(ステップ206)。
図13は、基地局30の側におけるリソース割当方法の変形例を示すフローチャートである。この図13の例では、割り当て要求情報80を満足する複数のリソース割り当てパターン53を選択し、その中から、最も良く割り当て要求情報80を満たす一つのリソース割り当てパターン53を決定して割り当て通知情報70として移動局40に通知する。

0070

移動局40から割り当て要求情報80を受信すると(ステップ121)、まず、リソースメモリ60のリソース空間61内の空きリソースから割り当てを開始する座標を選択する(ステップ122)。次に、割り当てパターン定義テーブル50にあらかじめ定義してあるリソース割り当てパターン53から1つのパターンを選択し(ステップ123)、空きリソースと比較して、要求を満たした割り当てが可能か判断し(ステップ124)、割り当て可能なリソース割り当てパターン53と割り当て開始座標62が見つかるまで(ステップ126、ステップ127)、別のリソース割り当てパターン53または割り当て開始座標62を選択しながら(ステップ134、ステップ135)検索する。

0071

この検索の過程において、上述のステップ124で割り当て可能な開始座標62とリソース割り当てパターン53が見つかったら、割り当て候補として候補リストに追加する(ステップ125)。

0072

つぎに、候補リストが空でない場合(ステップ128)、割り当て候補リストのなかで、要求を最もよく満たすリソース割り当てパターン53を選択し(ステップ129、ステップ130、ステップ131、ステップ132、ステップ136)、通知情報としてパターン識別番号51と割り当て開始座標62を通知する(ステップ133)。

0073

割り当て要求情報80による割り当て要求の例として、時間軸(第1座標軸61a)のリソースを割り当てる際には、遅延に対する要求を考慮する必要がある。割り当てられる時間リソース(タイムスロット)が遅い時間であるほど遅延が大きくなるので、許容遅延よりも早い時間のリソースを割り当てることが要求をより満たすことになる。従って、この場合、上述のステップ129〜ステップ132では、各割り当て候補における遅延時間の大小を基準として割り当て候補の選択が行われる。

0074

また、割り当て要求の例として、周波数軸(第2座標軸61b)のリソースを割り当てる際には、特に広い周波数帯域を分割して割り当てるようなシステムの場合、マルチパスが多い環境では周波数選択性フェージングが発生し、分割された周波数帯域間の受信品質が異なるため、要求受信品質を満たすように伝搬環境の良い周波数帯域を選択することが要求をより良く満たすことになる。従って、この場合、上述のステップ129〜ステップ132では、伝搬環境の良い周波数帯域を基準として、各割り当て候補の選択が行われる。

0075

ステップ128で候補リストが空の場合は、割り当て拒否を移動局40に通知する(ステップ137)。
図14を参照して、時間、周波数、符号のいずれか一つをリソース60aとして割り当てる場合の割り当てパターン定義テーブル50およびリソースメモリ60(リソース空間61)の例を示す。

0076

まず、同一の周波数で、時間を単位スロットに区切り、要求リソース量に応じた数の時間スロットをユーザに当てる場合を示す。この場合、周波数は固定なので、リソース空間61は時間軸を第1座標軸61aとする一次元空間となり、a,b,c,dの各位置は異なる時間スロットの並びを示している。なお、リソース割り当てパターン53は、リソース空間61を座標で表し、先頭スロットを決めてその他のスロットを相対座標表現することもできる。

0077

次に、同じく図14を参照して、周波数をリソースとして使用する例を示す。ここでは時間を単位スロットに区切り、周波数を単位周波数帯域に区切り、特定の単位時間スロットと、単位周波数帯域が囲む領域を単位リソースとして要求リソース量に応じてユーザに当てている。すなわち、この場合、リソース空間61において第1座標軸61aは、周波数軸であり、a,b,c,dの各位置は異なる単位周波数帯域の並びを示している。割り当てパターンは、リソース空間を座標で表し、先頭スロットを決めてその他のスロットを相対座標で表現することもできる。

0078

周波数帯域を広帯域に使用して無線通信を行う場合、移動通信環境では反射回折により遅延波が多数発生し、その影響で、狭い周波数帯域毎受信電力や受信品質が変動する周波数選択性フェージングが発生する。よって、周波数帯域を分割してリソース割り当てが行われるリソース割り当て方式では、受信電力または受信品質の周波数軸の変動に合わせてリソース割り当てパターン53を決定して単位周波数帯域の組み合わせの割り当てを行った方が、よりリソース使用効率の良い通信を行うことができる。

0079

次に、同じく、図14を参照して、符号をリソースとして使用する例を示す。この場合、特定の時間スロットに対して異なる単位符号を割り当てるため、リソース空間61の第1座標軸61aは符号軸となり、a,b,c,dは異なる単位符号に対応する。符号間の相関が小さいと希望波干渉波の分離が行いやすくなるので、符号間の相関が小さくなるような組み合わせとなるようにリソース割り当てパターン53を選択すると、受信品質が向上し、リソース使用効率の良い通信を行うことができる。

0080

次に、時間と周波数をリソースとして使用する例をより具体的に示す。図15は時間と周波数をリソースとして使用する場合の、割り当てパターン定義テーブル50およびリソースメモリ60のリソース空間61の対応関係の例である。この場合時間を単位時間スロットに、周波数を単位周波数帯域(スロット)に区切り、要求リソース量に応じた周波数帯域をユーザに当てている。リソース空間61の第1座標軸61aは時間軸、第2座標軸61bは周波数軸である。a〜iは、異なる時間スロットと周波数スロットの組み合わせの各々を示す。リソース割り当てパターン53は、リソース空間61を座標で表し、先頭スロットを決めてその他のスロットを相対座標で表現することもできる。

0081

次に、時間、周波数、符号をリソースとして使用する例を示す。図16は時間、周波数、符号をリソースとして使用する場合の、割り当てパターン定義テーブル50とリソースメモリ60のリソース空間61対応関係の例を示している。ここでは、リソース空間61の第1座標軸61aは時間軸、第2座標軸61bは周波数軸、第3座標軸61cは符号軸である。時間を単位時間、周波数を単位周波数帯域に区切り、さらに符号系列毎に区切った単位領域にてリソース空間61を構成し、要求リソースに応じて時間、周波数、符号の3つの組み合わせをリソース割り当てパターン53で表してリソースとしてユーザに割り当てる。リソース割り当てパターン53はリソース空間を座標で表し、先頭スロットを決めてその他のスロットを相対座標で表現することもできる。

0082

図17は、時間、周波数、符号の各々のスロットを単独で複数個割り当てる場合において、隣り合うスロットを割り当てる場合の割り当てパターン定義テーブル50とリソースメモリ60の関係を示している。

0083

たとえば、第1座標軸61aとして時間軸を設定し、時間スロットを複数個割り当てる場合、時間的に隣り合う時間スロットのみを割り当てパターンとすることができる。この場合、リソース割り当てパターン53の数が減るので、パターン識別番号51が小さくなり、移動局40に通知する割り当て通知情報70等の制御情報の量がさらに削減できる。

0084

同様に、図17において、第1座標軸61aを周波数軸とし、周波数方向に隣り合うリソースのみを割り当てパターンとすることができる。リソース割り当てパターン53の数が減るので、パターン識別番号51が小さくなり、移動局40に通知する割り当て通知情報70等の制御情報量がさらに削減できる。

0085

また、図17において周波数の代りに第1座標軸61aを符号軸とし、符号をリソースとして使用する場合も同様に、符号軸方向に連続したリソースを指定するリソース割り当てパターン53を使用することができる。

0086

図18は、リソース60aとして周波数および時間の二つを指定する場合において、周波数方向、または時間方向に隣り合うリソースのみを指定する場合の割り当てパターン定義テーブル50の設定例を示している。

0087

この場合も、リソース割り当てパターン53の数が減るので、パターン識別番号51が小さくなり、移動局40に通知する割り当て通知情報70等の制御情報の量がさらに削減できる。

0088

また、周波数の代りに、符号と時間を組み合わせてリソースとして使用する場合も同様の割り当てパターンを使用することができる。
さらに、周波数、時間、符号のすべてを使用する場合において、隣り合うリソースのみを割り当てパターンとすることもできる。

0089

図19は周波数方向、または時間方向、または符号方向に隣り合うリソースのみをリソース割り当てパターン53で指定する例を示している。この場合もリソース割り当てパターン53の数が減るので、パターン識別番号51が小さくなり、移動局40に通知する割り当て通知情報70等の制御情報量がさらに削減できる。

0090

図20は送信完了時刻がより早いリソース60aの組み合わせをリソース割り当てパターン53で指定するリソース割当方法の一例を示すフローチャートである。
基地局30において、割り当て要求情報80を受信すると(ステップ141)、割り当て要求情報80を満たすリソース割り当てパターン53を、割り当てパターン定義テーブル50内にあらかじめ定義してあるパターンから検索し(ステップ142)、空きリソースと比較しながら割り当て可能か判断し(ステップ143、ステップ144)、割り当て可能なリソース割り当てパターン53が見つかるまで(ステップ145)、別のリソース割り当てパターン53を選択しながら(ステップ152)、検索する。

0091

割り当て可能なリソース割り当てパターン53が複数見つかったら(ステップ146、ステップ147)、送信完了時刻が最も早いパターンを割り当てパターンとする。
すなわち、ステップ144で保持された複数のリソース割り当てパターン53から一つを選択し(ステップ147)、割り当て候補よりも送信完了時刻が早いと予想される場合は、当該リソース割り当てパターン53を割り当て候補にする操作を(ステップ149)、全ての割り当て可能なリソース割り当てパターン53について反復する(ステップ150、ステップ153)
そして、割り当て通知情報70の割り当てパターン識別番号71にリソース割り当てパターン53を設定し、割り当て開始座標72に、リソース空間61内の割り当て開始座標62を設定して移動局40に通知する(ステップ151)。

0092

ステップ146で、割り当て可能なリソース割り当てパターン53の候補が一つもなかった場合には、割り当て拒否を移動局40に通知する(ステップ154)。
図21は、要求された許容遅延を満たし、かつ送信完了時刻が最も早いリソースの組み合わせを割り当てるリソース割当方法のフローチャートの例である。この場合は、上述の図20のフローチャートにおけるステップ143において、要求された許容遅延を満たす割り当てが可能か否かを判定する点(ステップ143a)が異なっている。

0093

すなわち、この場合、割り当て要求情報80として要求リソース量81と許容遅延時間82を受信すると(ステップ141)、要求リソース量81を満たすリソース割り当てパターン53を、割り当てパターン定義テーブル50にあらかじめ定義してあるパターンから検索し(ステップ142)、リソースメモリ60内の空きリソースと比較しながら割り当て可能か判断し(ステップ143a、ステップ144)、許容遅延を満たして割り当て可能な割り当てパターンが見つかるまで検索する(ステップ145、ステップ152)。

0094

割り当て可能なパターンが複数見つかったら、送信完了時刻が最も早いリソース割り当てパターン53を選択する(ステップ147、ステップ148、ステップ149、ステップ150、ステップ153)。そして、割り当て通知情報70の割り当てパターン識別番号71にリソース割り当てパターン53を設定し、割り当て開始座標72に割り当て開始座標62を設定して移動局40に通知する(ステップ151)。

0095

なお、ステップ146で、割り当て可能なリソース割り当てパターン53の候補が一つもなかった場合には、割り当て拒否を移動局40に通知する(ステップ154)。
上述の無線リソースの割り当て方法の説明では、最初にリソース割り当てパターン53を選択し、このリソース割り当てパターン53にリソースメモリ60におけるリソース空間61内の空きリソースに適合するか判別してリソース割り当てパターン53を決定していたが、逆の場合も考えられる。

0096

すなわち、図22のフローチャートに例示されるように、基地局30において、移動局40から割り当て要求情報80を受信したら(ステップ161)、まず、要求を満たすリソース60aをリソースメモリ60から全て抽出し(ステップ162)、抽出したリソース群の中に割り当てパターン定義テーブル50で定義済みのリソース割り当てパターン53の合致する位置関係にあるリソース60a群が存在するか検索して(ステップ163)、合致するリソース割り当てパターン53の有無を判定し(ステップ164)、合致するリソース割り当てパターン53(一つまたは複数)が見いだされた場合には、最も要求を満たすリソース割り当てパターン53を選択して、割り当て通知情報70の割り当てパターン識別番号71にパターン識別番号51を設定し、割り当て開始座標72にリソース空間61内の開始座標62を設定して、移動局40に通知する。

0097

以上の実施の形態の例では、基地局がリソース割り当て部を含む構成を説明してきたが、例えば上記装置に各基地局のリソースを一括して管理するリソース割り当て部を含む構成としても発明を実施することができる。

0098

なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明によれば、無線リソースの予約および割り当てを行って情報通信を実行する無線通信において、無線リソースの割り当て結果の通知に要する情報量を削減することが可能となる。

0099

また、無線リソースの予約および割り当てを行って情報通信を実行する無線通信において、無線リソースの割り当て結果の通知に要する情報量の増大に起因する通信情報の伝送遅延を防止することが可能となる。

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