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技術 実験動物用二足歩行強制装置及び実験動物を強制的に二足歩行させる方法

出願人 学校法人久留米大学
発明者 永田見生津留美智代
出願日 2005年10月19日 (15年2ヶ月経過) 出願番号 2006-543021
公開日 2008年8月7日 (12年4ヶ月経過) 公開番号 WO2006-043575
状態 特許登録済
技術分野 家畜、動物の飼育(3)(その他の飼育)
主要キーワード 強制装置 ベルトコンベア構造 固定用螺子 入子式 歩行床 容器内径 半透明体 四足歩行
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年8月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

課題・解決手段

通常は二足歩行をしない実験動物に対して、生体そのままに二足歩行をせざるをえない環境を与えて強制的に二足歩行をさせることにより、実験動物の二足歩行に対する精神的、肉体的なストレスあるいは肉体に対する物理的な影響をデータとして採取することができるようにする装置を提供する。 実験動物用二足歩行強制装置Aは、五つの姿勢強制容器1、それらを支え支持フレーム2、歩行床3、給餌装置4、給水装置5及び汚物トレー6を備えてなる。姿勢強制容器1は透明な合成樹脂円筒形状につくられている。姿勢強制容器1の内径は、対象となる実験動物の胴部よりやや径大につくられており、実験動物を二本の後足が下になるようにして立位で保持できる。姿勢強制容器1の下部は開口され、二本の後足を通して、下方に設けてある歩行床3の床面に接地できるようになっている。

概要

背景

マウス等の実験用動物を使用することにより、例えば遺伝子研究や医療の分野等において様々な実験が行われ、データが採取されている。
本来、四足歩行をしていた人類祖先進化過程二足歩行移行したことについての遺伝子的な解明や二足歩行に移行したことに起因する疾病の研究等も同様に実験動物を使用し行われている。

上記の研究においては、本来四足歩行をする実験動物に強制的に二足歩行をさせ、それにより実験動物に生じる精神的、肉体的なストレスあるいは肉体に対する物理的な影響をデータとして採取している。従来は、実験動物に強制的に二足歩行をさせるには、一般的には実験動物の二本の前足を切断し残った二本の後足歩行をさせていた。

概要

通常は二足歩行をしない実験動物に対して、生体そのままに二足歩行をせざるをえない環境を与えて強制的に二足歩行をさせることにより、実験動物の二足歩行に対する精神的、肉体的なストレスあるいは肉体に対する物理的な影響をデータとして採取することができるようにする装置を提供する。 実験動物用二足歩行強制装置Aは、五つの姿勢強制容器1、それらを支え支持フレーム2、歩行床3、給餌装置4、給水装置5及び汚物トレー6を備えてなる。姿勢強制容器1は透明な合成樹脂円筒形状につくられている。姿勢強制容器1の内径は、対象となる実験動物の胴部よりやや径大につくられており、実験動物を二本の後足が下になるようにして立位で保持できる。姿勢強制容器1の下部は開口され、二本の後足を通して、下方に設けてある歩行床3の床面に接地できるようになっている。

目的

(本発明の目的)
本発明の目的は、通常は二足歩行をしない実験動物に対して、生体そのままに二足歩行をせざるをえない環境を与えて強制的に二足歩行をさせることにより、実験動物の二足歩行に対する精神的、肉体的なストレスあるいは肉体に対する物理的な影響をデータとして採取することができるようにする装置及び方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

通常は二足歩行をしない実験動物に対して強制的に二足歩行をさせる装置であって、対象となる実験動物を収容する姿勢強制容器(1)を備えており、姿勢強制容器(1)は収容された実験動物が二足歩行とならざるを得ないように姿勢を強制する手段を備えていることを特徴とする、実験動物用二足歩行強制装置

請求項2

姿勢を強制する手段は、実験動物を歩行足が容器下部側に位置した状態で胴体を本質的に隙間なく保持できるようにした構成を含むことを特徴とする、請求項1記載の実験動物用二足歩行強制装置。

請求項3

姿勢強制容器(1)は側面を通して内部が視認できるよう構成されていることを特徴とする、請求項1または2記載の実験動物用二足歩行強制装置。

請求項4

姿勢強制容器(1)内に収容されている実験動物に給餌または給水をする装置(4,5)を備えていることを特徴とする、請求項1、2または3記載の実験動物用二足歩行強制装置。

請求項5

姿勢強制容器(1)は、外径が同じ状態で内径を調節する手段を備えていることを特徴とする、請求項1、2、3または4記載の実験動物用二足歩行強制装置。

請求項6

姿勢強制容器(1)に収容された実験動物の歩行足が接地可能な移動床装置を備えていることを特徴とする、請求項1、2、3、4または5記載の実験動物用二足歩行強制装置。

請求項7

通常は二足歩行をしない実験動物に対して強制的に二足歩行をさせる方法であって、対象となる実験動物を二足歩行とならざるを得ないように姿勢を強制して保持し歩行させることを特徴とする、実験動物を強制的に二足歩行させる方法。

技術分野

0001

本発明は、実験動物二足歩行強制装置及び実験動物を強制的に二足歩行させる方法に関するものである。更に詳しくは、通常は二足歩行をしない実験動物に対して、生体そのままに二足歩行をせざるをえない環境(または状況)を与えて強制的に二足歩行をさせることにより、実験動物の二足歩行に対する精神的、肉体的なストレスあるいは肉体に対する物理的な影響をデータとして採取できるようにするためのものに関する。

背景技術

0002

マウス等の実験用動物を使用することにより、例えば遺伝子研究や医療の分野等において様々な実験が行われ、データが採取されている。
本来、四足歩行をしていた人類祖先進化過程で二足歩行に移行したことについての遺伝子的な解明や二足歩行に移行したことに起因する疾病の研究等も同様に実験動物を使用し行われている。

0003

上記の研究においては、本来四足歩行をする実験動物に強制的に二足歩行をさせ、それにより実験動物に生じる精神的、肉体的なストレスあるいは肉体に対する物理的な影響をデータとして採取している。従来は、実験動物に強制的に二足歩行をさせるには、一般的には実験動物の二本の前足を切断し残った二本の後足歩行をさせていた。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、いかに人類の社会生活の向上に寄与する研究のためとはいえ、実験動物を虐待したり安易に死に至らしめる行為は、好ましい手段とは言い難く、このような実験のやり方に対する社会的批判も日々大きくなっている。
本願発明者は、上記実験におけるこのような状況を根本的に解消すべく、試行、研究を重ね、本願発明を完成するに至った。

0005

(本発明の目的)
本発明の目的は、通常は二足歩行をしない実験動物に対して、生体そのままに二足歩行をせざるをえない環境を与えて強制的に二足歩行をさせることにより、実験動物の二足歩行に対する精神的、肉体的なストレスあるいは肉体に対する物理的な影響をデータとして採取することができるようにする装置及び方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、通常は二足歩行をしない実験動物に対して強制的に二足歩行をさせる装置であって、対象となる実験動物を収容する姿勢強制容器を備えており、姿勢強制容器は収容された実験動物が二足歩行とならざるを得ないように姿勢を強制する手段を備えていることを特徴とする、実験動物用二足歩行強制装置である。

0007

第2の発明にあっては、姿勢を強制する手段は、実験動物を歩行足が容器下部側に位置した状態で胴体を本質的に隙間なく保持できるようにした構成を含むことを特徴とする、第1の発明に係る実験動物用二足歩行強制装置である。

0008

第3の発明にあっては、姿勢強制容器は側面を通して内部が視認できるよう構成されていることを特徴とする、第1または第2の発明に係る実験動物用二足歩行強制装置である。

0009

第4の発明にあっては、姿勢強制容器内に収容されている実験動物に給餌または給水をする装置を備えていることを特徴とする、第1、第2または第3の発明に係る実験動物用二足歩行強制装置である。

0010

第5の発明にあっては、姿勢強制容器は、外径が同じ状態で内径を調節する手段を備えていることを特徴とする、第1、第2、第3または第4の発明に係る実験動物用二足歩行強制装置である。

0011

第6の発明にあっては、姿勢強制容器に収容された実験動物の歩行足が接地可能な移動床装置を備えていることを特徴とする、第1、第2、第3、第4または第5の発明に係る実験動物用二足歩行強制装置である。

0012

第7の発明にあっては、通常は二足歩行をしない実験動物に対して強制的に二足歩行をさせる方法であって、対象となる実験動物を二足歩行とならざるを得ないように姿勢を強制して保持し歩行させることを特徴とする、実験動物を強制的に二足歩行させる方法である。

0013

本明細書及び特許請求の範囲にいう「歩行」の用語は、歩行足を動かして実験動物の身体が床上を相対的に移動する意味の他、移動せずにその場で歩行足を動かす意味及び歩行足を特に動かさないで立つだけの意味をも含むものである。
姿勢強制容器の下部は実験動物の歩行足が容器外部へ通るように構成されていてもよいし、姿勢強制容器自体底部材を設ける等して歩行足が容器外部へ通らない構造としてもよい。

0014

収容された実験動物が二足歩行とならざるを得ないように姿勢を強制する手段としては、実験動物を歩行足が容器下部側に位置した状態で胴体を本質的に隙間なく保持できるようにした構成(すなわち、容器の太さで対応する構成)の他、姿勢強制容器内に設けた突出部や邪魔物によって姿勢を強制するもの等があげられるが、四足を同時に床につくことができず、二本の後足または二本の前足のいずれかで歩行せざるを得ない環境をつくることができるものであれば、これらに限定されるものではない。

0015

姿勢強制容器が実験動物を歩行足が容器下部側に位置した状態で胴体を本質的に隙間なく保持できるようにした構成を有するものである場合、胴部を保持する方向は垂直であってもよいし、傾斜していてもよいし、水平でもよい。なお、特に実験動物がマウス等のように極めて柔軟な体質を有するものである場合は、保持部の太さを若干大きめに形成すると、実験動物が容器内部で反転してしまうことがある。この場合は、歩行足が通常の後足ではなく前足になってしまうが、もちろん意図的にこのように反転を繰り返して運動できる構成とすることもできる。

0016

姿勢強制容器の側面を通して内部が視認できるようにする構成としては、容器そのものを透明体半透明体等の透光性を有する材料で形成するもの、あるいは不透明体で形成したものの側面に所要数の窓口(個々の大きさ、形状、数は限定されない)を設けたもの、更にその窓口を透明体や半透明体で塞いだもの等であるが、これらに限定されるものではない。

0017

実験動物に給餌または給水をする装置については、公知のものが採用される。給餌または給水をする装置は、その双方を備えてもよいし、実験時間との兼ね合いで実験動物の生命の維持に支障がなければ、何れか一方のみを備えてもよい。また、給餌または給水をする装置は、給餌口または給水口の位置または高さを調節できる構造とすることもできる。なお、姿勢強制容器には、給餌または給水をする装置の何れも設けない構造とすることもできる。

0018

姿勢強制容器の外径が同じ状態で内径を調節する手段としては、例えば姿勢強制容器を内外周面が本質的に密接するように、かつ入れ込みと抜き外し可能に入子式に組み合わせられた複数の容器構成体で構成したものがあげられるが、この構造に限定されるものではない。この構造では、例えばより大きな実験動物に対応する場合は、径小側の容器構成体を径小のものから順に抜き取って姿勢強制容器の内径が大きくなるよう調節する。また、より小さな実験動物に対応する場合は、逆に径小側の容器構成体を径大のものから順に入れ込んで姿勢強制容器の内径が小さくなるよう調節する。

0019

姿勢強制容器に収容された実験動物の歩行足が接地可能な移動床装置としては、例えばベルトコンベア構造のものがあげられるが、床面が所要方向に所要の速さで移動できるものであれば、これに限定はされない。なお、移動床装置を設けないで、床は固定とし、姿勢強制容器側を床面と平行に移動させる構造とすることもできる。また、移動床装置の他、データを採取するための各種機器を一体的に設けることもできる。

0020

(作用)
本発明に係る実験動物用二足歩行強制装置の作用を説明する。なお、ここでは、本発明の各構成要件のそれぞれに、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与し説明するが、この符号の付与は、あくまで説明の理解を助けるためであって各構成要件の上記各部への限定を意味するものではない。

0021

実験動物用二足歩行強制装置(A)は、マウス等、通常は二足歩行をしない実験動物を姿勢強制容器(1)に収容することによって、強制的に二足歩行をさせることができるものである。

0022

実験動物(M)を、生体そのままの状態で姿勢強制容器(1)に収容すると、実験動物(M)は、姿勢を強制する手段によって、二足歩行とならざるを得ないような姿勢を、例えば物理的に強制される。これにより、実験動物(M)は、例えば歩行足となる前足または後足を容器(1)の下部開口部から出し、床面(3)を歩行することとなる。

0023

姿勢を強制する手段が、実験動物(M)を歩行足が容器(1)下部側に位置した状態で胴体を本質的に隙間なく保持できるようにした構成を含むものは、実験動物(M)を後足の二本が下になるように容器(1)に収容することにより、容器(1)下部から出た後足で歩行できるようにした状態で、胴体がその上下方向を維持するように自動的に保持される。

0024

姿勢強制容器(1)は側面を通して内部が視認できるよう構成されているものは、姿勢強制容器(1)に収容されている実験動物(M)が、その生死を含めてどのような状態、状況にあるのかを容易に観察することができる。

0025

姿勢強制容器内(1)に収容されている実験動物(M)に給餌または給水をする装置(4,5)を備えているものは、が食べられないことや水が飲めないこと等に起因するストレスを除外したデータの採取が可能である。また、生命維持の点で問題なく実験を行うことができ、比較的長時間の実験をするのに好適である。

0026

姿勢強制容器が、外径が同じ状態で内径を調節する手段を備えているものは、大きさの異なる実験動物の収容容器として柔軟に対応できる。また、容器の外径または外形が変化しないので、例えば外形保持の取付構造では、容器を取り付けたままで内径だけ調節することができるので、実験動物が成長して容器内径を調節する場合等の作業性に優れる。

0027

姿勢強制容器(1)に収容された実験動物(M)の歩行足が接地可能な移動床装置を備えているものは、移動床装置を作動させて床面を移動させることにより、実験動物を二足で歩行させることができる。

発明の効果

0028

(a)本発明によれば、通常は二足歩行をしない実験動物に対して、例えば従来のように前足を切断する等の処置をしないでも、生体そのままに二足歩行をせざるをえない環境を与えて強制的に二足歩行をさせることにより、実験動物の二足歩行に対する精神的、肉体的なストレスあるいは肉体に対する物理的な影響をデータとして採取できるようにすることができる。

0029

(b)姿勢を強制する手段が、実験動物を歩行足が容器下部側に位置した状態で胴体を本質的に隙間なく保持できるようにした構成を含むものは、実験動物を後足の二本が下になるように容器に収容することにより、容器下部から出た後足で歩行できるようにした状態で、胴体がその上下方向を維持するように自動的に保持される。

0030

(c)姿勢強制容器は側面を通して内部が視認できるよう構成されているものは、姿勢強制容器に収容されている実験動物が、その生死を含めてどのような状態、状況にあるのかを容易に観察することができる。

0031

(d)姿勢強制容器内に収容されている実験動物に給餌または給水をする装置を備えているものは、餌が食べられないことや水が飲めないこと等に起因するストレスを除外したデータの採取が可能である。また、生命維持の点で問題なく実験を行うことができ、比較的長時間の実験をするのに好適である。

0032

(e)姿勢強制容器が、外径が同じ状態で内径を調節する手段を備えているものは、大きさの異なる実験動物の収容容器として柔軟に対応できる。また、容器の外径または外形が変化しないので、例えば外形保持の取付構造では、容器を取り付けたままで内径だけ調節することができるので、実験動物が成長して容器内径を調節する場合等の作業性に優れる。

0033

(f)姿勢強制容器に収容された実験動物の歩行足が接地可能な移動床装置を備えているものは、移動床装置を作動させて床面を移動させることにより、実験動物を二足で歩行させることができる。

図面の簡単な説明

0034

本発明に係る実験動物用二足歩行強制装置の一実施の形態を示す正面視説明図。
図1に示した実験動物用二足歩行強制装置の平面視説明図。

符号の説明

0035

A実験動物用二足歩行強制装置
1姿勢強制容器
10 蓋
支持フレーム
20 上部フレーム
歩行床
給餌装置
40固定用螺子
給水装置
50 固定用螺子
汚物トレー

発明を実施するための最良の形態

0036

本発明を図に示した実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係る実験動物用二足歩行強制装置の一実施の形態を示す正面視説明図、
図2図1に示した実験動物用二足歩行強制装置の平面視説明図である。
なお、図1には説明の便宜上、実験動物であるマウスも表している。

0037

実験動物用二足歩行強制装置Aは、五つの姿勢強制容器1、それらを支える支持フレーム2、歩行床3及び給餌装置4、給水装置5を備えてなるものである。以下、それぞれについて詳しく説明する。なお、本実施の形態においては、姿勢強制容器1は五つ設けられているが、これに限定するものではなく、その数は適宜設定できる。

0038

姿勢強制容器1は、透明な合成樹脂円筒形状につくられている。姿勢強制容器1は、円筒形に限定されるものではなく、例えば各種の角筒形、更にそれらに底部を設けた構造等に形成することもできる。姿勢強制容器1の内径は、この装置において対象となる実験動物であるマウスの胴部よりやや径大につくられている。

0039

なお、この内径は、対象となる実験動物に合わせて設定されるため、特に限定されるものではない。また、姿勢強制容器1の長さは、マウスが容器内で立ち上がっても頭部が届かない程度に設定されているが、マウスが脱出できず、なおかつ二足歩行させるのに支障がなければ、特に限定されるものではない。

0040

また、図1では姿勢強制容器1として上記特定の外径または外形、内径を有するものを表しているが、例えば姿勢強制容器1を、相互の内外周面が本質的に密接するように、かつ入れ込みと抜き外し可能に入子式に組み合わせられた複数の円筒形の容器構成体で構成することもできる。この構造では、径小側の容器構成体を必要に応じて着脱することにより、姿勢強制容器1の外径または外形を変えないで内径のみをマウスの大きさに合わせて調節できる。

0041

姿勢強制容器1の下部は開口され、マウスの二本の歩行足を通して、下方に設けてある歩行床3の床面に歩行足を接地できるようになっている。
姿勢強制容器1は、ステンレススチール製の支持フレーム2によって所要間隔をおいて支持固定されている。支持フレーム2の下部には、姿勢強制容器1の下端部が接するようにして歩行床3が設けられている。

0042

歩行床3は、線材格子状にしたステンレススチール製の金網で形成されている。歩行床3の更に下方には、排泄物をためる汚物トレー6が配設されている。なお、本実施の形態では、歩行床3は床面が移動しないが、床面が所要の速さで動く移動床装置(図示省略)を採用することもできる。

0043

各姿勢強制容器1の上部には、それぞれ給餌装置4と給水装置5が設けられている。給餌装置4と給水装置5は、下方先端部に給餌口と給水口(いずれも符号省略)を有する公知のものを使用しているので、詳細な構造については説明を省略する。

0044

給餌装置4と給水装置5は、支持フレーム2の上部に各姿勢強制容器1に対応して設けてある上部フレーム20に取り付けてある。給餌装置4と給水装置5は、各姿勢強制容器1の上部に被してある蓋10に設けてある穴(符号省略)を貫通して、下端部を姿勢強制容器1内部に導入してある。

0045

給餌装置4と給水装置5は、上下方向にスライド可能に取り付けてあり、固定用螺子40、50によって所要高さで固定できる。これによって、給餌装置4と給水装置5は、マウスの大きさに合わせて給餌口と給水口の高さを調節することができるとともに、取り外しも可能である。なお、マウスの姿勢強制容器1への収容と取り出しは、蓋10を外して上部の開口部から行われる。

0046

(作用)
図1図2を参照して本実施の形態に係る実験動物用二足歩行強制装置Aの作用を説明する。

0047

実験動物であるマウスMを、生体そのままの状態で各姿勢強制容器1に収容する。
姿勢強制容器1の内径は、マウスMの胴体よりやや径大に設定されているので、マウスMは後足を下にした状態で収容されることにより、頭部を上にして二本の後足を容器下部から出し、歩行床3上に接地して立ち姿勢立位)となる。そして、姿勢強制容器1下部から出た後足で歩行できるようにした状態で、姿勢強制容器1によって胴体がその上下方向を維持するように自動的に保持される。

0048

なお、マウスMは、姿勢強制容器1内部で反転し頭部を下にして二本の前足で立って立ち姿勢(いわゆる逆立ち)となることもある。
いずれにしても、それぞれ二本の前足と後足を同時に歩行床3上に接地させる姿勢をとることはできず、強制的に二足歩行の状態にすることができる。
姿勢強制容器1は、透明であるので、収容されているマウスMが、その生死を含めてどのような状態、状況にあるのかを容易に観察することができる。

0049

なお、このようにして行う実験は、実験動物を上記環境下におく時間の長さを適宜設定して実施されるものであり、時間の長さは特に限定されるものではない。
実験動物の二足歩行に対する精神的、肉体的なストレスあるいは肉体に対する物理的な影響を示すデータは、上記環境下にある実験動物の動きあるいは状態を観察して得られるものもあるし、上記環境下から解放した状態での動きや状態を観察して得られるもの、あるいは各種機器を使用して採取するものもあるが、ここでは説明を省略する。

0050

なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。

0051

(a)本発明によれば、通常は二足歩行をしない実験動物に対して、例えば従来のように前足を切断する等の処置をしないでも、生体そのままに二足歩行をせざるをえない環境を与えて強制的に二足歩行をさせることにより、実験動物の二足歩行に対する精神的、肉体的なストレスあるいは肉体に対する物理的な影響をデータとして採取できるようにすることができる。

0052

(b)姿勢を強制する手段が、実験動物を歩行足が容器下部側に位置した状態で胴体を本質的に隙間なく保持できるようにした構成を含むものは、実験動物を後足の二本が下になるように容器に収容することにより、容器下部から出た後足で歩行できるようにした状態で、胴体がその上下方向を維持するように自動的に保持される。

0053

(c)姿勢強制容器は側面を通して内部が視認できるよう構成されているものは、姿勢強制容器に収容されている実験動物が、その生死を含めてどのような状態、状況にあるのかを容易に観察することができる。

0054

(d)姿勢強制容器内に収容されている実験動物に給餌または給水をする装置を備えているものは、餌が食べられないことや水が飲めないこと等に起因するストレスを除外したデータの採取が可能である。また、生命維持の点で問題なく実験を行うことができ、比較的長時間の実験をするのに好適である。

0055

(e)姿勢強制容器が、外径が同じ状態で内径を調節する手段を備えているものは、大きさの異なる実験動物の収容容器として柔軟に対応できる。また、容器の外径または外形が変化しないので、例えば外形保持の取付構造では、容器を取り付けたままで内径だけ調節することができるので、実験動物が成長して容器内径を調節する場合等の作業性に優れる。

0056

(f)姿勢強制容器に収容された実験動物の歩行足が接地可能な移動床装置を備えているものは、移動床装置を作動させて床面を移動させることにより、実験動物を二足で歩行させることができる。

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