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技術 植物害虫の忌避剤及び忌避方法

出願人 国立研究開発法人理化学研究所
発明者 有本裕
出願日 2005年9月8日 (15年2ヶ月経過) 出願番号 2006-535814
公開日 2008年5月8日 (12年6ヶ月経過) 公開番号 WO2006-028170
状態 特許登録済
技術分野 捕獲、駆除 農薬・動植物の保存
主要キーワード 対象圃場 散布領域 プロピレングリコールモノベヘネート 薬剤防除 散布対象 ハモグリバエ科 グリセリントリパルミテート スガ科
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年5月8日)のものです。
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概要

背景

コナジラミアブラムシアザミウマ等の有翅害虫による農作物果菜果樹花卉等に対する被害は甚大である。このような有翅害虫防除のための手段としては、薬剤防除生物的防除物理的防除等が提案され、薬剤としては、有機リン剤カーバメート剤、合成ピレスロイド剤等が使用されている。しかし、薬剤を使用すると多くの害虫はこれらの薬剤に対する抵抗性を獲得し、やがて効果が低減し、あるいは全く失われてしまう場合が多い。また、薬剤は人畜に対して有害作用を有するものが多く、多用できないという問題もある。生物的防除や物理的防除にも有効なものがあるが、コスト、汎用性等の点で充分満足すべきものはないのが現状である(非特許文献1参照)。従って、低コストで汎用性が高く、人畜に対して安全な、害虫の防除手段が切望されている。

武田薬品工業株式会社平成8年2月発行「武田植物防疫書第9巻近年話題の新害虫」

概要

目的

本発明の目的は、植物害虫、特に有翅害虫の忌避剤を提供することである。
本発明の他の目的は、植物害虫、特に有翅害虫の忌避方法を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
3件

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請求項1

請求項2

下記の化合物群から選ばれる少なくとも1種を有効成分とする請求項1記載の有翅害虫忌避剤。グリセリンモノ脂肪酸エステルグリセリンモノ・ジ脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、アセチル化モノグリセライド、有機酸モノグリセライド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、油脂、ポリオキシエチレンソルビタン、合成油脂、脂肪酸、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン、及びダイズ油系脂肪酸エステル

請求項3

有翅害虫コナジラミ類である請求項1又は2記載の有翅害虫忌避剤。

請求項4

下記の化合物群から選ばれる少なくとも1種を有効成分とする請求項3記載の有翅害虫忌避剤。グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノ12−ヒドロキシステアレート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノ・ジオレート、ソルビタンラウレート、ソルビタンオレート、ソルビタントリオレート、グリセリンジアセトモノラウレートクエン酸不飽和脂肪酸モノグリセライドコハク酸飽和脂肪酸モノグリセライド、ポリグリセリンポリリシノレートデカグリセリンオレート、デカグリセリンラウレート、プロピレングリコールモノオレート、ヤシ油ナタネ油(1:2)(エステル交換)、ヤシ油/ヒマワリ油(1:3)(エステル交換)、パーム油パーム核油ベニバナ油、ポリオキシエチレン(20〜80)ソルビタン、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:1)、グリセリントリオレート、n−カプリン酸オレイン酸イソステアリン酸、ソルビタン、ダイズ油系脂肪酸メチルエステル、及びショ糖脂肪酸エステル。

請求項5

有翅害虫がアブラムシ類である請求項1又は2記載の有翅害虫忌避剤。

請求項6

下記の化合物群から選ばれる少なくとも1種を有効成分とする請求項5記載の有翅害虫忌避剤。グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノ・ジオレート、ソルビタンラウレート、ソルビタンオレート、ソルビタンパルミテート、グリセリンジアセトモノラウレート、ジアセチル酒石酸飽和脂肪酸モノグリセライド、クエン酸不飽和脂肪酸モノグリセライド、コハク酸飽和脂肪酸モノグリセライド、テトラグリセリンオレート、ヘキサグリセリンラウレート、デカグリセリンオレート、デカグリセリンラウレート、ポリ(2−3)グリセリンオレート、プロピレングリコールモノオレート、ヤシ油/ナタネ油(1:2)(エステル交換)、ヤシ油/ヒマワリ油(1:3)(エステル交換)、ヤシ油、パーム油、パーム核油、ベニバナ油、ポリオキシエチレン(40〜60)ソルビタン、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:1)、グリセリントリオレート、n−カプリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ソルビタン、ダイズ油系脂肪酸メチルエステル、及びショ糖脂肪酸エステル。

請求項7

有翅害虫がアザミウマ類である請求項1又は2記載の有翅害虫忌避剤。

請求項8

下記の化合物群から選ばれる少なくとも1種を有効成分とする請求項7記載の有翅害虫忌避剤。グリセリンモノカプレート、グリセリンモノラウレート、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノ12−ヒドロキシステアレート、グリセリンモノ・ジオレート、グリセリンジ・トリオレート、ジグリセリンモノステアレートジグリセリンモノラウレート、ポリ(2−3)グリセリンオレート、テトラグリセリンオレート、デカグリセリンオレート、デカグリセリンステアレート、グリセリンモノアセトモノステアレート、コハク酸飽和脂肪酸モノグリセライド、クエン酸不飽和脂肪酸モノグリセライド、ジアセチル酒石酸飽和脂肪酸モノグリセライド、ソルビタンラウレート、ソルビタンパルミテート、ソルビタントリオレート、ソルビタンステアレート、ソルビトールステアレート、プロピレングリコールモノオレート、ポリオキシエチレン(20〜40)ソルビタン、ヤシ油/ナタネ油(1:2)、ヤシ油/ヒマワリ油(1:3)、ヤシ油/ベニバナ油(1:3)、パーム油、ヤシ油、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(2:1)、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:1)、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:2)、グリセリントリラウレート/グリセリントリミリステート(2:1)、グリセリントリラウレート/グリセリントリパルミテート(2:1)、グリセリントリラウレート、ソルビトール、ショ糖オレート、ショ糖ラウレート、及びオレイン酸。

請求項9

請求項1〜8のいずれか1項記載の忌避剤を植物に散布することを特徴とする該植物に対する有翅害虫を忌避する方法。

請求項10

請求項1〜8のいずれか1項記載の忌避剤を圃場内の植物に散布して、該植物に対する有翅害虫を忌避する方法において、該圃場内に該忌避剤の非散布領域を設けたことを特徴とする方法。

請求項11

忌避剤の非散布領域に、対象有翅害虫の誘引剤及び/又は殺虫剤及び/又は捕捉接着剤を散布することを特徴とする請求項10記載の方法。

請求項12

忌避剤の非散布領域に、対象有翅害虫が対象植物よりも好む異種の植物を生育させることを特徴とする請求項10又は11記載の方法。

請求項13

忌避剤の非散布領域及び/又は散布領域に、対象有翅害虫誘引テープを設置することを特徴とする上記10〜12のいずれか1項記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、植物害虫忌避剤及び忌避方法に関する。

背景技術

0002

コナジラミアブラムシアザミウマ等の有翅害虫による農作物果菜果樹花卉等に対する被害は甚大である。このような有翅害虫防除のための手段としては、薬剤防除生物的防除物理的防除等が提案され、薬剤としては、有機リン剤カーバメート剤、合成ピレスロイド剤等が使用されている。しかし、薬剤を使用すると多くの害虫はこれらの薬剤に対する抵抗性を獲得し、やがて効果が低減し、あるいは全く失われてしまう場合が多い。また、薬剤は人畜に対して有害作用を有するものが多く、多用できないという問題もある。生物的防除や物理的防除にも有効なものがあるが、コスト、汎用性等の点で充分満足すべきものはないのが現状である(非特許文献1参照)。従って、低コストで汎用性が高く、人畜に対して安全な、害虫の防除手段が切望されている。

0003

武田薬品工業株式会社平成8年2月発行「武田植物防疫書第9巻近年話題の新害虫」

発明が解決しようとする課題

0004

本発明の目的は、植物害虫、特に有翅害虫の忌避剤を提供することである。
本発明の他の目的は、植物害虫、特に有翅害虫の忌避方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、以下に示す植物害虫の忌避剤及び忌避方法を提供するものである。
1.下記の化合物群から選ばれる少なくとも1種を有効成分とする有翅害虫忌避剤
グリセリン脂肪酸エステルソルビタン脂肪酸エステルアセチル化モノグリセライド有機酸モノグリセライドプロピレングリコール脂肪酸エステルポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン、及びダイズ油系脂肪酸メチルエステル
2.下記の化合物群から選ばれる少なくとも1種を有効成分とする上記1記載の有翅害虫忌避剤。
グリセリンモノ脂肪酸エステルグリセリンモノ・ジ脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、アセチル化モノグリセライド、有機酸モノグリセライド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、油脂、ポリオキシエチレンソルビタン、合成油脂、脂肪酸、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン、及びダイズ油系脂肪酸エステル
3.有翅害虫がコナジラミ類である上記1又は2記載の有翅害虫忌避剤。
4.下記の化合物群から選ばれる少なくとも1種を有効成分とする上記3記載の有翅害虫忌避剤。
グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノ12−ヒドロキシステアレート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノ・ジオレート、ソルビタンラウレート、ソルビタンオレート、ソルビタントリオレート、グリセリンジアセトモノラウレートクエン酸不飽和脂肪酸モノグリセライドコハク酸飽和脂肪酸モノグリセライド、ポリグリセリンポリリシノレートデカグリセリンオレート、デカグリセリンラウレート、プロピレングリコールモノオレート、ヤシ油ナタネ油(1:2)(エステル交換)、ヤシ油/ヒマワリ油(1:3)(エステル交換)、パーム油パーム核油ベニバナ油、ポリオキシエチレン(20〜80)ソルビタン、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:1)、グリセリントリオレート、n−カプリン酸オレイン酸イソステアリン酸、ソルビタン、ダイズ油系脂肪酸メチルエステル、及びショ糖脂肪酸エステル。
5.有翅害虫がアブラムシ類である上記1又は2記載の有翅害虫忌避剤。
6.下記の化合物群から選ばれる少なくとも1種を有効成分とする上記5記載の有翅害虫忌避剤。
グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノ・ジオレート、ソルビタンラウレート、ソルビタンオレート、ソルビタンパルミテート、グリセリンジアセトモノラウレート、ジアセチル酒石酸飽和脂肪酸モノグリセライド、クエン酸不飽和脂肪酸モノグリセライド、コハク酸飽和脂肪酸モノグリセライド、テトラグリセリンオレート、ヘキサグリセリンラウレート、デカグリセリンオレート、デカグリセリンラウレート、ポリ(2−3)グリセリンオレート、プロピレングリコールモノオレート、ヤシ油/ナタネ油(1:2)(エステル交換)、ヤシ油/ヒマワリ油(1:3)(エステル交換)、ヤシ油、パーム油、パーム核油、ベニバナ油、ポリオキシエチレン(40〜60)ソルビタン、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:1)、グリセリントリオレート、n−カプリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ソルビタン、ダイズ油系脂肪酸メチルエステル、及びショ糖脂肪酸エステル。
7.有翅害虫がアザミウマ類である上記1又は2記載の有翅害虫忌避剤。
8.下記の化合物群から選ばれる少なくとも1種を有効成分とする上記7記載の有翅害虫忌避剤。
グリセリンモノカプレート、グリセリンモノラウレート、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノ12−ヒドロキシステアレート、グリセリンモノ・ジオレート、グリセリンジ・トリオレート、ジグリセリンモノステアレートジグリセリンモノラウレート、ポリ(2−3)グリセリンオレート、テトラグリセリンオレート、デカグリセリンオレート、デカグリセリンステアレート、グリセリンモノアセトモノステアレート、コハク酸飽和脂肪酸モノグリセライド、クエン酸不飽和脂肪酸モノグリセライド、ジアセチル酒石酸飽和脂肪酸モノグリセライド、ソルビタンラウレート、ソルビタンパルミテート、ソルビタントリオレート、ソルビタンステアレート、ソルビトールステアレート、プロピレングリコールモノオレート、ポリオキシエチレン(20〜40)ソルビタン、ヤシ油/ナタネ油(1:2)、ヤシ油/ヒマワリ油(1:3)、ヤシ油/ベニバナ油(1:3)、パーム油、ヤシ油、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(2:1)、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:1)、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:2)、グリセリントリラウレート/グリセリントリミリステート(2:1)、グリセリントリラウレート/グリセリントリパルミテート(2:1)、グリセリントリラウレート、ソルビトール、ショ糖オレート、ショ糖ラウレート、及びオレイン酸。
9.上記1〜8のいずれか1項記載の忌避剤を植物に散布することを特徴とする該植物に対する有翅害虫を忌避する方法。
10.上記1〜8のいずれか1項記載の忌避剤を圃場内の植物に散布して、該植物に対する有翅害虫を忌避する方法において、該圃場内に該忌避剤の非散布領域を設けたことを特徴とする方法。
11.忌避剤の非散布領域に、対象有翅害虫の誘引剤及び/又は殺虫剤及び/又は捕捉接着剤を散布することを特徴とする上記10記載の方法。
12.忌避剤の非散布領域に、対象有翅害虫が対象植物よりも好む異種の植物を生育させることを特徴とする上記10又は11記載の方法。
13.忌避剤の非散布領域及び/又は散布領域に、対象有翅害虫誘引テープを設置することを特徴とする上記10〜12のいずれか1項記載の方法。

発明の効果

0006

本発明の忌避剤は、宿主植物に前もって散布しておくことにより、有翅害虫の成虫飛来および産卵、増殖が抑制され、有翅害虫による被害を防止ないし軽減することができる。また、ウイルス保毒している有翅害虫の飛来を防止ないし軽減することができ、ウイルス病の発生を防止ないし軽減することができる。さらに、本発明の忌避剤の有効成分は、人畜に対する毒性が極めて低いため、農作物、果菜、果樹、花卉等に対して安全に使用することができる。

発明を実施するための最良の形態

0007

本発明の忌避剤の有効成分は、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、高級アルコール脂肪酸エステル、エチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレンソルビタン、脂肪酸、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン、及びダイズ油系脂肪酸メチルエステルからなる群から選ばれる少なくとも1種である。上記脂肪酸、及び上記脂肪酸エステルの脂肪酸成分飽和又は不飽和の、直鎖又は分岐又は環状の脂肪酸であり、その炭素原子数は好ましくは8〜24、さらに好ましくは12〜18である。

0008

グリセリン脂肪酸エステルの具体例としては、グリセリンモノ脂肪酸エステル(例えば、グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノリノレート、グリセリンモノベヘネート、グリセリンモノ12−ヒドロキシステアレート、グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノカプレート、グリセリンモノラウレート)、グリセリンモノ・ジ脂肪酸エステル(例えば、グリセリンモノ・ジパルミテート、グリセリンモノ・ジステアレート、グリセリンモノ・ジオレート、グリセリンモノ・ジリノレート、グリセリンモノ・ジベヘネート、グリセリンモノ・ジ12−ヒドロキシステアレート)、グリセリンジ・トリ脂肪酸エステル(例えば、グリセリンモノ・トリステアレート、グリセリンモノ・トリオレート)、アセチル化モノグリセライド(例えば、グリセリンジアセトモノラウレート、グリセリンジアセトモノステアレート、グリセリンジアセトモノオレート、グリセリンモノアセトモノステアレート)、有機酸モノグリセライド(例えば、コハク酸飽和脂肪酸モノグリセライド、クエン酸飽和脂肪酸モノグリセライド、クエン酸不飽和脂肪酸モノグリセライド、ジアセチル酒石酸飽和脂肪酸モノグリセライド、ジアセチル酒石酸不飽和脂肪酸モノグリセライド、乳酸飽和脂肪酸モノグリセライド)、ポリグリセリン脂肪酸エステル、油脂(グリセリントリ脂肪酸エステル)、合成油脂(グリセリントリ脂肪酸エステル)等が挙げられる。

0009

ソルビタン脂肪酸エステルの具体例としては、ソルビタンラウレート、ソルビタンパルミテート、ソルビタンステアレート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンベヘネート、ソルビタントリベヘネート等が挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの具体例としては、ジグリセリン脂肪酸エステル(例えば、ジグリセリンラウレートジグリセリンステアレートジグリセリンオレート、ジグリセリンカプリレート、ジグリセリンモノラウレート、ジグリセリンモノステアレート、ジグリセリンモノオレート)、ポリグリセリン脂肪酸エステル(例えば、テトラグリセリンステアレート、テトラグリセリンオレート、ヘキサグリセリンラウレート、ヘキサグリセリンオレート、デカグリセリンラウレート、デカグリセリンステアレート、)、ポリグリセリン脂肪酸エステル(例えば、テトラグリセリンステアレート、テトラグリセリンオレート、ヘキサグリセリンラウレート、ヘキサグリセリンオレート、デカグリセリンラウレート、デカグリセリンステアレート、デカグリセリンオレート、ポリグリセリンポリリシノレート)等が挙げられる。

0010

プロピレングリコール脂肪酸エステルの具体例としては、プロピレングリコールモノラウレート、プロピレングリコールモノパルミテート、プロピレングリコールモノステアレート、プロピレングリコールモノオレート、プロピレングリコールモノベヘネート等が、高級アルコール脂肪酸エステルの具体例としては、ステアリルステアレート等が、エチレンオキサイド付加物の具体例としては、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレート、ポリオキシエチレングリセリンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリンモノオレート等が挙げられる。エチレンオキサイド付加モル数は、好ましくは10〜100モル、さらに好ましくは20〜80モルである。
脂肪酸の具体例としては、n−カプリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸が、ショ糖脂肪酸エステルとしてはオレート、ラウレートが、ソルビタンの具体例としてはソルビトールが挙げられる。

0011

コナジラミ類に対する忌避剤の有効成分として特に好ましいものは、グリセリンモノ脂肪酸エステル(例えば、グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノ12−ヒドロキシステアレート、グリセリンモノオレート)、グリセリンモノ・ジ脂肪酸エステル(例えば、グリセリンモノ・ジオレート)、ソルビタン脂肪酸エステル(例えば、ソルビタンラウレート、ソルビタンオレート、ソルビタントリオレート)、アセチル化モノグリセライド(例えば、グリセリンジアセトモノラウレート)、有機酸モノグリセライド(例えば、クエン酸不飽和脂肪酸モノグリセライド、コハク酸飽和脂肪酸モノグリセライド)、ポリグリセリン脂肪酸エステル(例えば、ポリグリセリンポリリシノレート、デカグリセリンオレート、デカグリセリンラウレート)、プロピレングリコール脂肪酸エステル(例えば、プロピレングリコールモノオレート)、油脂(例えば、ヤシ油/ナタネ油(1:2)(エステル交換)、ヤシ油/ヒマワリ油(1:3)(エステル交換)、パーム油、パーム核油、ベニバナ油)、ポリオキシエチレン(20〜80)ソルビタン(例えば、ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、ポリオキシエチレン(40)ソルビタン、ポリオキシエチレン(60)ソルビタン、ポリオキシエチレン(80)ソルビタン)、合成油脂(例えば、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:1)、グリセリントリオレート)、脂肪酸(例えば、n−カプリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸)、ソルビタン、ダイズ油系脂肪酸メチルエステル、ショ糖脂肪酸エステルである。

0012

アブラムシ類に対する忌避剤の有効成分として特に好ましいものは、グリセリンモノ脂肪酸エステル(例えば、グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノオレート)、グリセリンモノ・ジ脂肪酸エステル(例えば、グリセリンモノ・ジオレート)、ソルビタン脂肪酸エステル(例えば、ソルビタンラウレート、ソルビタンオレート、ソルビタンパルミテート)、アセチル化モノグリセライド(例えば、グリセリンジアセトモノラウレート)、有機酸モノグリセライド(例えば、ジアセチル酒石酸飽和脂肪酸モノグリセライド、クエン酸不飽和脂肪酸モノグリセライド、コハク酸飽和脂肪酸モノグリセライド)、ポリグリセリン脂肪酸エステル(例えば、テトラグリセリンオレート、ヘキサグリセリンラウレート、デカグリセリンオレート、デカグリセリンラウレート、ポリ(2−3)グリセリンオレート)、プロピレングリコール脂肪酸エステル(例えば、プロピレングリコールモノオレート)、油脂(例えば、ヤシ油/ナタネ油(1:2)(エステル交換)、ヤシ油/ヒマワリ油(1:3)(エステル交換)、ヤシ油、パーム油、パーム核油、ベニバナ油)、ポリオキシエチレン(20〜80)ソルビタン(例えば、ポリオキシエチレン(40)ソルビタン、ポリオキシエチレン(60)ソルビタン)、合成油脂(例えば、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:1)、グリセリントリオレート)、脂肪酸(例えば、n−カプリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸)、ソルビタン、ダイズ油系脂肪酸メチルエステル、ショ糖脂肪酸エステルである。

0013

アザミウマ類に対する忌避剤の有効成分として特に好ましいものは、グリセリンモノ脂肪酸エステル(例えば、グリセリンモノカプレート、グリセリンモノラウレート、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノ12−ヒドロキシステアレート)、グリセリンモノ・ジ脂肪酸エステル(例えば、グリセリンモノ・ジオレート)、グリセリンジ・トリ脂肪酸エステル(例えば、グリセリンジ・トリオレート)、ジグリセリン脂肪酸エステル(例えば、ジグリセリンモノステアレート、ジグリセリンモノラウレート)、ポリグリセリン脂肪酸エステル(例えば、ポリ(2−3)グリセリンオレート、テトラグリセリンオレート、デカグリセリンオレート、デカグリセリンステアレート)、アセチル化モノグリセライド(例えば、グリセリンモノアセトモノステアレート)、有機酸モノグリセライド(例えば、コハク酸飽和脂肪酸モノグリセライド、クエン酸不飽和脂肪酸モノグリセライド、ジアセチル酒石酸飽和脂肪酸モノグリセライド)、ソルビタン脂肪酸エステル(例えば、ソルビタンラウレート、ソルビタンラウレート、ソルビタンパルミテート、ソルビタントリオレート、ソルビタンステアレート、ソルビトールステアレート、プロピレングリコール脂肪酸エステル(例えば、プロピレングリコールモノオレート)、ポリオキシエチレン(20〜80)ソルビタン(例えば、ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、ポリオキシエチレン(40)ソルビタン)、トリグリセライド(油脂)(例えば、エステル交換油、例えば、ヤシ油/ナタネ油(1:2)、ヤシ油/ヒマワリ油(1:3)、ヤシ油/ベニバナ油(1:3);油脂、例えば、パーム油、ヤシ油;合成油脂、例えば、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(2:1)、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:1)、グリセリントリラウレート/グリセリントリオレート(1:2)、グリセリントリラウレート/グリセリントリミリステート(2:1)、グリセリントリラウレート/グリセリントリパルミテート(2:1)、グリセリントリラウレート)、ソルビタン(例えば、ソルビトール)、ショ糖脂肪酸エステル(例えば、ショ糖オレート、ショ糖ラウレート)、脂肪酸(例えば、オレイン酸)が挙げられる。

0014

本発明の忌避剤は、植物害虫を有効に忌避し、植物をその虫害から防護することができる。本発明の忌避剤が特に効果を奏する植物害虫は、有翅害虫(特にアザミウマ目半翅目異翅類同翅類)、トビケラ目鱗翅目甲虫目膜翅目双翅目に属するもの)であり、その成虫が忌避対象となる。
本発明の忌避剤の対象となる有翅害虫の具体例としては、コナジラミ科(例えば、オンシツコナジラミシルバーリーフコナジラミ、タバココナジラミイチゴコナジラミ)、アブラムシ科(例えば、ワタアブラムシモモアカアブラムシキクヒメヒゲナガアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ、イバラヒゲナガアブラムシ、ニンジンアブラムシ、ネギアブラムシ、バラミドリアブラムシ、マメアブラムシ、イチゴネアブラムシ、イチゴクギケアブラムシ、オカボノアカアブラムシ)、アザミウマ科(例えば、ミナミキイロアザミウマミカンキイロアザミウマネギアザミウマグラジオラスアザミウマ、チャノキイロアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ)、クダアザミウマ科、スガ科(例えば、コナガ)、ハモグリバエ科(例えば、マメハモグリバエトマトハモグリバエナスハモグリバエ、ナモグリバエカーネーションハモグリバエ)、メイガ科(例えば、ワタヘリクロノメイガ、ウリノメイガ)、ヤガ科(例えば、ハスモンヨトウシロチモジヨトウオオタバコガタバコガスジキリヨトウ)、アオムシ、ウスモンミドリカスカメ等が挙げられるが、本発明はこれらに限定されるものではない。

0015

本発明の忌避剤の散布対象植物は、有翅害虫による被害を受ける植物であり、代表的な植物としては、ウリ科(例えば、キュウリメロンスイカカボチャシロウリマクワウリヘチマニガウリ)、ナス科(例えば、トマト、ナス、ピーマンペチュニア、テリミノイホオズキ、ジャガイモ)、マメ科(例えば、インゲンソラマメアズキダイズササゲエンドウ)、キク科(例えば、マリーゴールドゴボウ、シュンギク、レタス、キク、ガーベラ、シネラリア)、アブラナ科(例えば、ハクサイキャベツダイコンカブコマツナブロッコリーチンゲンサイストック)、アオイ科(例えば、オクラ)、セリ科(例えば、セロリ、ニンジン、パセリ)、ゴマ科(例えば、ゴマ)、ユリ科(例えば、タマネギニラアスパラガス、ネギ)、ナデシコ科(例えば、カスミソウ、カーネーション)、ミカン科(例えば、ミカン)、バラ科(例えば、バラ、イチゴ、リンゴナシ、洋ナシ、モモネクタリン)、ブドウ科(例えば、ブドウ)、シソ科(例えば、シソ)、アオイ科(例えば、ワタ)、アカザ科(例えば、ホウレンソウ)、リンドウ科(例えば、トルコギキョウ)、スミレ科(例えば、パンジー)、サクラソウ科(例えば、シクラメン)、キンポウゲ科(例えば、クレマチス)、トウダイグサ科(例えば、ポインセチア)等に属する植物が挙げられるが、本発明はこれらに限定されるものではない。

0016

本発明の忌避剤は上記有効成分のみを含有するものでもよいが、さらに、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテルポリオキシエチレンモノアリールエーテル等のポリオキシアルキレンノニオン界面活性剤を含む助剤を併用してもよい。
助剤の具体例としては、ポリオキシエチレン(5)モノドデシルエーテル、ジグリセリンモノオレート:(ポリオキシエチレンフェニルエーテルドデシルベンゼンスルフォネート):ダイズ油(1:1:1)等が挙げられる。
これらの助剤の含有量は、有効成分100質量部に対して好ましくは5〜70質量部、さらに好ましくは20〜50質量部である。
本発明の忌避剤には、さらに、一般的な界面活性剤タルク等の助剤を添加し、製剤化してもよい。本発明の忌避剤の剤型は特に限定されず、例えば、水和剤乳剤粉剤フロアブル等が挙げられる。本発明の忌避剤にはさらに殺虫剤、殺菌剤植物生長調整剤等を併用してもよい。
さらに製剤化のための界面活性剤として、ノニオン系界面活性剤だけでなく、カチオン系界面活性剤アニオン系界面活性剤両性界面活性剤等、通常の製剤に使用される一般的な界面活性剤を使用しても良い。

0017

本発明はまた、本発明の忌避剤を植物に散布することを特徴とする該植物に対する有翅害虫を忌避する方法を提供するものである。
本発明の忌避剤は、好ましくは0.05〜5質量%、さらに好ましくは0.2〜0.5質量%程度となるように水等で希釈し、0.2kg/10aから8kg/10a、さらに好ましくは0.5kg/10aから3kg/10aの範囲で作物に散布することが望ましい。
散布時期は有翅害虫の飛来前が好ましいが、害虫の飛来を確認した後に散布しても有効である。
本発明はさらにまた、本発明の忌避剤を圃場内の植物に散布して、該植物に対する有翅害虫を忌避する方法において、該圃場内に該忌避剤の非散布領域を設けたことを特徴とする方法を提供するものである。ここで、非散布領域とは、該忌避剤の影響が実質的に及ばない領域をいい、例えば、圃場の入口又は換気口付近に設置することが好ましい。
具体的な方法としては、忌避剤の非散布領域に、対象有翅害虫の誘引剤及び/又は殺虫剤及び/又は捕捉用接着剤を散布すること、忌避剤の非散布領域に、対象有翅害虫が対象植物よりも好む異種の植物を生育させること、忌避剤の非散布領域に、対象有翅害虫誘引テープを設置すること、等が挙げられる。
該圃場内に設ける該忌避剤の非散布領域を設ける場合、その数、広さは、対象植物及び対象有翅害虫により異なるが、通常は、対象圃場5〜10aに対して5〜10箇所、各箇所の広さは1〜5m2程度が適当である。忌避剤の非散布領域に散布する誘引剤及び/又は殺虫剤及び/又は捕捉用接着剤の散布量は通常の使用量で良く、例えば、忌避剤の非散布領域10aあたり0.2〜6kg、好ましくは0.1〜2kg程度が適当である。誘引剤、殺虫剤は特に限定されない。捕捉用接着剤も特に限定されないが、合成ゴム系のり、アクリル樹脂系のりなどがある。市販品としては商品名「金竜スプレー」(マルゼン化工製)などがあり、事務用のスプレーのりでもよい。
使用方法としては捕捉用殖物にまんべんなく噴霧スプレーし、栽培をそのまま続ける。捕捉用植物に接触したコナジラミ類などはのりに捕捉される。のりをスプレーしていないと風やヒトとの接触により再び飛散することがあるが、のりをスプレーした植物では確実に捕捉され、再び飛び立つことはない。これらののり自体は忌避効果を示さないのでスプレーをしていない植物と同じようにコナジラミ類が飛来する。
忌避剤の非散布領域に生育させる、対象有翅害虫が対象植物よりも好む異種の植物は、対象植物及び対象有翅害虫により異なるが、例えば、コナジラミ(特にシルバーリーフコナジラミ)では、対象植物がトマトの場合には、キュウリ、インゲン等が、アブラムシ(特にワタアブラムシ)では、対象植物がピーマンの場合には、ナス、キュウリ等が、アザミウマ(特にミナミキイロアザミウマ)では、対象植物がイチゴの場合には、キュウリ、インゲン等が挙げられる。
また、忌避剤の非散布領域及び/又は散布領域に、対象有翅害虫誘引テープを設置する場合、誘引テープは着色したものが好ましく、その色は対象有翅害虫により異なる。例えば、コナジラミ、アブラムシ等では黄色系統テープが、アザミウマ等では青色系統又は白色系統のテープが好ましい。例えば、市販の「金竜」などの誘因紙は、黄色あるいは青色の紙にこの(捕捉用接着剤)をスプレーしたものである。
テープの材質、幅、長さ、厚さも適宜決定されるが、例えば、プラスチック紙製の幅50〜500mm、長さ100〜700mm、厚さ0.1〜0.5mm程度のテープを忌避剤の非散布領域及び/又は散布領域10aあたりテープの総面積として1〜20m2程度設置するのが効果的である。

0018

実施例1
表1記載の有効成分(主剤)80質量部と助剤A(ポリオキシエチレン(5)モノドデシルエーテル)20質量部を混合して本発明の忌避剤サンプルを調製した。
この忌避剤を200mg/100mlとなるように水で希釈してインゲン(品種:大正金時)の子葉に散布した。対照サンプルとして、助剤Aのみを使用したもの、及び蒸留水を使用した。乾燥後にオンシツコナジラミ成虫を飼育している隔離温室内に22〜30℃で3日間保ち、飛来してくる成虫数を経時的に計数し、以下の式により忌避率を求めた。
忌避率(%)=100×(1−処理区の成虫数/蒸留水区の成虫数)
結果を表1に示す。

0019

表1 各種サンプルのオンシツコナジラミ忌避効果

0020

実施例2
表2記載の有効成分(主剤)80質量部と助剤B(ジグリセリンモノオレート:(ポリオキシエチレンフェニルエーテル+ドデシルベンゼンスルフォネート):ダイズ油(1:1:1))20質量部を混合して本発明の忌避剤サンプルを調製した。
この忌避剤を200mg/100mlとなるように水で希釈してキュウリ(品種:相模半白)の子葉に散布した。対照サンプルとして、助剤Bのみを使用したもの、及び蒸留水を使用した。乾燥後にシルバーリーフコナジラミ成虫を飼育している隔離温室内に22〜30℃で3日間保ち、飛来してくる成虫数を経時的に計数し、以下の式により忌避率を求めた。
忌避率(%)=100×(1−処理区の成虫数/蒸留水区の成虫数)
結果を表2に示す。

0021

表2 各種サンプルのシルバーリーフコナジラミ忌避効果

0022

実施例3
表3記載の有効成分(主剤)80質量部と助剤A(ポリオキシエチレン(5)モノドデシルエーテル)20質量部を混合して本発明の忌避剤サンプルを調製した。
この忌避剤サンプルを200mg/100mlとなるように水で希釈してキュウリ(品種:相模半白、0.7葉期)の本葉に散布した。対照サンプルとして、助剤Aのみを使用したもの、及び蒸留水を使用した。乾燥後に有翅ワタアブラムシが生育している隔離温室内に22〜30℃で7日間保ち、飛来してくる成虫数を経時的に計数し、以下の式により忌避率を求めた。
忌避率(%)=100×(1−処理区の成虫数/蒸留水区の成虫数)
結果を表3に示す。

0023

表3 各種サンプルのワタアブラムシ忌避効果

0024

実施例4
表4記載の有効成分(主剤)80質量部と助剤B(ジグリセリンモノオレート:(ポリオキシエチレンフェニルエーテル+ドデシルベンゼンスルフォネート):ダイズ油(1:1:1))20質量部を混合して本発明の忌避剤サンプルを調製した。
この忌避剤を200mg/100mlとなるように水で希釈してナス(品種:千両2号)の子葉に散布した。対照サンプルとして、助剤Bのみを使用したもの、及び蒸留水を使用した。乾燥後に有翅モモアカアブラムシの生育している隔離温室内に22〜30℃で7日間保ち、飛来してくる成虫数を経時的に計数し、以下の式により忌避率を求めた。
忌避率(%)=100×(1−処理区の成虫数/蒸留水区の成虫数)
結果を表4に示す。

0025

表4 各種サンプルのモモアカアブラムシ忌避効果

0026

実施例5
表5記載の有効成分(主剤)80質量部と助剤A(ポリオキシエチレン(5)モノドデシルエーテル)20質量部を混合して本発明の忌避剤サンプルを調製した。
この忌避剤を200mg/100mlとなるように水で希釈してナス(品種:千両2号、3.5葉期)の本葉に散布した。対照サンプルとして、助剤Aのみを使用したもの、及び蒸留水を使用した。乾燥後にミカンキイロアザミウマ成虫の生育している隔離温室内に22〜30℃で10日間保ち、食害(食害痕)の程度を観察した。すなわち、食害なし:0,きわめて軽微な食害:1,軽微な食害:3,目立つ食害:5,重度な食害:10とし、食害の程度を合計し、以下の式により忌避率を求めた。
忌避率(%)=100×(1−処理区食害程度の合計/無処理区の食害程度の合計)
結果を表5に示す。

0027

表5 各種サンプルのミカンキイロアザミウマ忌避効果

0028

実施例6
実施例5において助剤Aの代わりに助剤B(ジグリセリンモノオレート:(ポリオキシエチレンフェニルエーテル+ドデシルベンゼンスルフォネート):ダイズ油(1:1:1))を使用した他は同様に忌避剤を調製した。
この忌避剤を200mg/100mlとなるように水で希釈してナス(品種:千両2号、3.5葉期)の本葉に散布した。対照サンプルとして、助剤Bのみを使用したもの、及び蒸留水を使用した。乾燥後にミナミキイロアザミウマ成虫の生育している隔離温室内に22〜30℃で10日間保ち、食害(食害痕)の程度を観察した。すなわち、食害なし:0,きわめて軽微な食害:1,軽微な食害:3,目立つ食害:5,重度な食害:10とし、食害の程度を合計し、以下の式により忌避率を求めた。
忌避率(%)=100×(1−処理区食害程度の合計/無処理区の食害程度の合計)
結果を表6に示す。

0029

表6 各種サンプルのミナミキイロアザミウマ忌避効果

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