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技術 搬送物の搬送装置、これを用いた輸送容器からの搬送物の搬出方法、及び輸送容器への搬送物の搬入方法

出願人 豊田スチールセンター株式会社
発明者 青木辰彦伊藤伸明桂田直幸
出願日 2004年11月19日 (16年1ヶ月経過) 出願番号 2005-515672
公開日 2009年12月24日 (11年0ヶ月経過) 公開番号 WO2005-049461
状態 特許登録済
技術分野 車両への荷積み又は車両からの荷おろし
主要キーワード 弾性具 連繋可 中間連結材 各水平壁 固定板材 解放空間 脚体部 ジョイント具
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

輸送容器に対して各種の搬送物を搬送可能である安価・簡易な構造の搬送物の搬送装置、これを用いた輸送容器に対する搬送物の搬入方法、及び搬出方法を提供する。

解決手段

本装置(1)は、ベース部材(3)と、ベース部材の下面側に設けられ且つ床面を走行可能な走行手段(回転ローラ(4))と、ベース部材に昇降自在に設けられ且つパレット(Pa)を下方より支持可能なパレット支持部材(5)と、を備え、昇降作動手段は、走行手段による走行中に、上昇状態のパレット支持部材を下降させ、このパレット支持部材に支持されたパレットを床面に載置させてその走行を停止させ得るように構成されている。

概要

背景

従来一般に、トラック鉄道車両等による貨物輸送方法として、コンテナを用いたコンテナ輸送が知られている。このコンテナは用途等によって多くの種類が選択できるが、一番保有数が高く、安価であり、確保も容易であるのがドライコンテナである。しかし、ドライコンテナは、その一端面側にのみ開口部が形成されているので、重量貨物長尺貨物、嵩張る貨物等のドライコンテナへの積込み作業(バンニングという。)や積降し作業(デバンニングという。)が極めて困難なものであった。
尚、フラットコンテナ、オープントップコンテナ等の特殊コンテナでは、それらの開口状態天井からクレーン等で吊下げられた貨物をコンテナ内に積込んだり、積降ろしたりできるが、これらの特殊コンテナは、ドライコンテナに比べて高価であり、流通量が少ないために確保が容易でない。

そこで、上記問題を解決するために、本出願人により、コンテナ(特に、ドライコンテナ)に対してパレットを介して各種の搬送物を搬送することができる搬送装置及び方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。

例えば、上記特許文献1及び特許文献2には、コンテナの開口部側に隣接するステージの床面上に、搬送物積載パレット昇降自在で且つ水平移動自在に支持するステージ側昇降滑動手段を設けると共に、コンテナの床面上に、搬送物積載パレットを昇降自在で且つ水平移動自在に支持するコンテナ側昇降滑動手段を設け、これらステージ側昇降滑動手段とコンテナ側昇降滑動手段との間で搬送物積載パレットを受け渡し可能なものが開示されている。これにより、大量で且つ多種類の貨物を取り扱う物流センター、C・F・S(コンテナ・フレートステーション)等において、コンテナに対して、重量貨物、長尺貨物、嵩張る貨物等を効率良く搬送することができる。その結果、重量貨物、長尺貨物、嵩張る貨物等のコンテナ輸送を実現できる。

しかし、上記特許文献1及び特許文献2では、ステージ側昇降滑動手段とコンテナ側昇降滑動手段との2台の搬送手段を設ける必要があり、比較的高価なものとなっていた。さらに、搬送物積載パレットを、コンテナ又はステージの正確な搬送位置に搬送するために、特殊な大型移送手段(例えば、プッシュプル機構等)を設け、これを適確に駆動制御する必要があった。
ここで、大量の貨物を頻繁に取り扱う必要のない場所(例えば、海外での貨物の受け手側等)では、搬送効率が多少落ちたとしても、比較的安価・簡易な構造で且つ安全な搬送物の搬送を可能とする搬送装置の出現が望まれている。

また、例えば、上記特許文献3には、コンテナと、コンテナの開口部側に隣接するステージとの間で、作業者により操作される空気浮上運搬具によって、搬送物積載パレットを床面から浮上させて搬送するものが開示されている。これにより、コンテナに対して、コンテナ全長の約1/4程度の大きさを有する複数の貨物(特に、コイル鋼材等)を効率良く搬送することができる。
しかし、上記特許文献3では、コンテナの全長程の大きさ有する重量貨物、長尺貨物、嵩張る貨物等を搬送することはできない。

尚、従来より、プレス用金型等の重量物をコンテナで鉄道輸送することの要望があった。しかし、鉄道車両の長時間の振動及び連結時の衝撃等によって、コンテナの床面が抜けて荷物ダメージが生じる恐れがあり、重量物の鉄道輸送は実現されていなかった。特に、上記プレス用金型では、通常、これと同時に金型成形精度を測定する測定器チェッキングフィクッスチャーともいう。)を輸送することとなるが、この測定器は振動や衝撃の影響を受けやすいため、鉄道輸送には不向きであった。

また、特にドライコンテナに対して、その長手方向の一端開口部を介して貨物積載パレットを搬入する場合、その貨物積載パレットを真直ぐに(直進性を保って)搬送することが要求される。即ち、ドライコンテナに対して貨物積載パレットを真直ぐに搬送しない場合には、下記(1)〜(3)等の問題が発生する。
(1)ドライコンテナ内に傾いた状態で貨物積載パレットが搬入され、貨物の搬出の際に、貨物積載パレットがドライコンテナの内壁に擦って(摩擦接触)してしまい、貨物積載パレットの搬出が極めて困難なものとなる。
(2)ドライコンテナ内に、複数の貨物積載パレットを複数回の搬入作業で順次搬入する場合、例えば、40フィートのドライコンテナ内に、20フィート相当の2つの貨物積載パレットを2回の搬送作業で順次搬入する際、1つ目の貨物積載パレット(ドライコンテナの奥側に搬入される貨物積載パレット)が傾いた状態で搬入されると、2つ目の貨物積載パレット{ドライコンテナの手前側(開口側)に搬入される貨物積載パレット}がドライコンテナ内に入りきらない。
(3)貨物積載パレットがドライコンテナ内壁に衝突して、貨物積載パレットやドライコンテナ内壁等が損傷してしまう。

特開2002−205826号公報特開2002−326637号公報特開平11−342945号公報

概要

輸送容器に対して各種の搬送物を搬送可能である安価・簡易な構造の搬送物の搬送装置、これを用いた輸送容器に対する搬送物の搬入方法、及び搬出方法を提供する。本装置(1)は、ベース部材(3)と、ベース部材の下面側に設けられ且つ床面を走行可能な走行手段(回転ローラ(4))と、ベース部材に昇降自在に設けられ且つパレット(Pa)を下方より支持可能なパレット支持部材(5)と、を備え、昇降作動手段は、走行手段による走行中に、上昇状態のパレット支持部材を下降させ、このパレット支持部材に支持されたパレットを床面に載置させてその走行を停止させ得るように構成されている。

目的

上より、本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、輸送容器に対して各種の搬送物を搬送することができる安価・簡易な構造で且つ安全に搬送物を搬送できる搬送物の搬送装置を提供することを目的とする。また、本発明は、上記目的に加えて、搬送物を良好な直進性を保って搬送することができる搬送物の搬送装置を提供することを他の目的とする。また、本発明は、上記搬送装置を用いた好適な輸送容器からの搬送物の搬出方法、及び輸送容器への搬送物の搬出方法を提供することを他の目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
1件

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請求項1

輸送容器に対してパレットを介して搬送物を搬送する搬送物の搬送装置において、ベース部材と、該ベース部材の下面側に設けられ且つ床面を走行可能な走行手段と、前記ベース部材に昇降自在に設けられ且つ前記パレットを下方より支持可能なパレット支持部材と、該パレット支持部材を昇降させるための昇降作動手段と、を備え、前記昇降作動手段は、前記走行手段による走行中に、上昇状態の前記パレット支持部材を下降させ、該パレット支持部材に支持された前記パレットを床面に載置させてその走行を停止させ得るように構成されていることを特徴とする搬送物の搬送装置。

請求項2

前記昇降作動手段が、前記ベース部材と前記パレット支持部材との間に設けられ且つ流体の供給により膨張すると共に流体の排出により収縮する膨縮部材と、該膨縮部材と流体供給源とを連絡するための配管と、該配管の途中に設けられ且つ前記膨出部材に対して流体を給排させ得る開閉バルブ機構と、を有する請求項1記載の搬送物の搬送装置。

請求項3

予め決められた走行停止位置に対応して設けられたストッパ部材に当接可能な当接部を更に備え、前記開閉バルブ機構が、前記当接部に設けられ且つ前記ストッパ部材に当接してその流路切り換えて前記膨出部材に供給された流体を排出させる流体排出用当接バルブを有する請求項2記載の搬送物の搬送装置。

請求項4

前記パレット支持部材の少なくとも下降動作遠隔制御するための遠隔制御部を更に備え、前記開閉バルブ機構が、前記遠隔制御部に設けられ且つ指先操作によってその流路を切り換えて前記膨出部材に供給された流体を排出させる流体排出用操作バルブを有する請求項2記載の搬送物の搬送装置。

請求項5

走行領域に対応して設けられた案内手段に案内される被案内部を更に備える請求項1記載の搬送物の搬送装置。

請求項6

前記パレットが、走行領域に対応して設けられた案内手段に案内されるパレット側被案内部を有する請求項1記載の搬送物の搬送装置。

請求項7

前記案内手段が、搬送物の搬送方向に沿って延びる長尺状の案内本体と、該案内本体を走行させるための走行部と、該案内本体と該走行部との間に設けられ該案内本体を昇降させる昇降部と、を有する請求項5記載の搬送物の搬送装置。

請求項8

荷役手段と連繋可能な連繋部を更に備える請求項1記載の搬送物の搬送装置。

請求項9

荷役手段の荷役部と係合可能な係合部を更に備える請求項1記載の搬送物の搬送装置。

請求項10

前記係合部が、前記パレット支持部材の支持面より出没可能な係合部材を有する請求項9記載の搬送物の搬送装置。

請求項11

前記搬送装置と他の搬送装置とを連結・解除するための連結・解除部を更に備える請求項1記載の搬送物の搬送装置。

請求項12

前記走行手段が、前記ベース部材の下面側に回転自在に支持される多数の回転ローラよりなる請求項1記載の搬送物の搬送装置。

請求項13

請求項1記載の搬送装置を用いる輸送容器からの搬送物の搬出方法であって、前記搬送装置を、前記輸送容器の開口部側の床面上に移送し、その後、該搬送装置を、該輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させて、該輸送容器に収納された前記搬送物を積載した前記パレットの下部開放空間進入した状態で停止させ、次に、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上より持ち上げ、次いで、その持ち上げた状態のままで、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させて、その後、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが該輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させることを特徴とする輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項14

請求項1記載の搬送装置を用いる輸送容器からの搬送物の搬出方法であって、前記搬送装置を、前記輸送容器の開口部側に隣接するステージの床面上に移送し、その後、該搬送装置を、該ステージの床面上を走行させてから該輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させて、該輸送容器に収納された前記搬送物を積載した前記パレットの下部開放空間に進入した状態で停止させ、次に、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上より持ち上げ、次いで、その持ち上げた状態のままで、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させてから前記ステージの床面上を走行させ、その後、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが前記ステージの床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させることを特徴とする輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項15

前記ステージが、車両のシャーシ上に載置された前記輸送容器の開口部側の隅金具に係脱可能な係止部材と、該係止部材を昇降自在に支持するためのガイドレールと、該係止部材を昇降させる昇降機構とからなるレベリング機構を有し、前記搬送物を積載した前記パレットの搬出に先立って、前記レベリング機構によって、前記輸送容器の床面の高さレベルが調整される請求項14記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項16

請求項1記載の搬送装置を用いる輸送容器からの搬送物の搬出方法であって、前記搬送装置を搭載した移送用ステージを、前記輸送容器の開口部側に隣接する位置に移送し、次に、該搬送装置を、該移送用ステージの床面上を走行させてから該輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させて、該輸送容器に収納された前記搬送物を積載した前記パレットの下部開放空間に進入した状態で停止させ、次いで、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上より持ち上げ、その後、その持ち上げた状態のままで、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させ、次に、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが該輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させることを特徴とする輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項17

前記昇降作動手段を構成する膨縮部材への流体供給により該膨縮部材を膨張させて前記パレット支持部材を上昇させると共に、該膨縮部材からの流体排出により該膨縮部材を収縮させて前記パレット支持部材を下降させる請求項13乃至16のいずれか一項に記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項18

前記搬送装置の走行中に、該搬送装置の当接部に設けた流体排出用当接バルブが、予め決められた走行停止位置に対応して設けられたストッパ部材に当接して、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる請求項17記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項19

前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた流体排出用操作バルブが指先操作され、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる請求項17記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項20

前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に設けた被案内部と、前記パレットに設けたパレット側被案内部とのうちの少なくとも一方の被案内部が、走行領域に対応して設けられた案内手段に案内される請求項13乃至16のいずれか一項に記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項21

前記パレットが、1の場合はこれ単独にて、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸送容器の内部の平面形状の大きさと略一致するものである請求項13乃至16のいずれか一項に記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項22

前記パレットが、パレット本体と、該パレット本体の上側に設けられ且つ前記搬送物を載置支持する載置部と、該パレット本体の下側に設けられ且つ床面に接地する脚体部と、を備え、前記載置部が、水平面に沿って移動自在に支持され且つ所定位置位置決めされ得る搬送物固定用具を有する請求項13乃至16のいずれか一項に記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項23

前記搬送物固定用具が、弾性具を介して支持されている請求項22記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項24

前記輸送容器が、車両のシャーシ上に載置されている請求項13乃至16のいずれか一項に記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。

請求項25

請求項1記載の搬送装置を用いる輸送容器への搬送物の搬入方法であって、前記搬送装置を、前記輸送容器の開口部側の床面上に移送すると共に、前記搬送物を積載した前記パレットを、前記輸送容器の開口部側の床面上に移送し、次いで、前記搬送装置を、前記パレットの下部開放空間に進入させた状態で、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上から持ち上げ、その後、その持ち上げた状態のままで、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させ、その後、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが前記輸送容器の奥方側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させ、次に、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させて該輸送容器の開口部側の床面上で停止させることを特徴とする輸送容器への搬送物の搬入方法。

請求項26

請求項1記載の搬送装置を用いる輸送容器への搬送物の搬入方法であって、前記搬送装置を、前記輸送容器の開口部側に隣接するステージの床面上に移送すると共に、前記搬送物を積載した前記パレットを、該ステージの床面上に移送し、次いで、前記搬送装置を、前記パレットの下部開放空間に進入させた状態で、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上から持ち上げ、その後、その持ち上げた状態のままで、前記搬送装置を、前記ステージの床面上を走行させてから、前記輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させ、その後、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが前記輸送容器の奥方側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させ、次に、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させてから前記ステージの床面上で停止させることを特徴とする輸送容器への搬送物の搬入方法。

請求項27

前記ステージが、車両のシャーシ上に載置された前記輸送容器の開口部側の隅金具に係脱可能な係止部材と、該係止部材を昇降自在に支持するためのガイドレールと、該係止部材を昇降させる昇降機構とからなるレベリング機構を有し、前記搬送物を積載した前記パレットの搬入に先立って、前記レベリング機構によって、前記輸送容器の床面の高さレベルが調整される請求項26記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。

請求項28

請求項1記載の搬送装置を用いる輸送容器への搬送物の搬入方法であって、前記搬送物を積載した前記パレットを、前記輸送容器の開口部側の床面上に移送し、次に、前記搬送装置を搭載した移送用ステージを、該輸送容器の開口部側に隣接する位置に移送し、次いで、該搬送装置を、該移送用ステージの床面上及び該輸送容器の床面上を走行させて前記パレットの下部開放空間に進入させた状態で停止させ、その後、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上から持ち上げ、次に、その持ち上げた状態のままで、該搬送装置を、前記輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させ、次いで、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが該輸送容器の奥方側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させ、次に、該搬送装置を、該輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させてから前記移送用ステージの床面上で停止させることを特徴とする輸送容器への搬送物の搬入方法。

請求項29

前記昇降作動手段を構成する膨縮部材への流体供給により該膨縮部材を膨張させて前記パレット支持部材を上昇させると共に、該膨縮部材からの流体排出により該膨縮部材を収縮させて前記パレット支持部材を下降させる請求項25乃至28のいずれか一項に記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。

請求項30

前記搬送装置の走行中に、該搬送装置の当接部に設けた流体排出用当接バルブが、予め決められた走行停止位置に対応して設けられたストッパ部材に当接して、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる請求項29記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。

請求項31

前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた流体排出用操作バルブが指先操作され、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる請求項29記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。

請求項32

前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に設けた被案内部と、前記パレットに設けたパレット側被案内部とのうちの少なくとも一方の被案内部が、走行領域に対応して設けられた案内手段に案内される請求項25乃至28のいずれか一項に記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。

請求項33

前記パレットが、1の場合はこれ単独にて、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸送容器の内部の平面形状の大きさと略一致するものである請求項25乃至28のいずれか一項に記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。

請求項34

前記パレットが、パレット本体と、該パレット本体の上側に設けられ且つ前記搬送物を載置支持する載置部と、該パレット本体の下側に設けられ且つ床面に接地する脚体部と、を備え、前記載置部が、水平面に沿って移動自在に支持され且つ所定位置に位置決めされ得る搬送物固定用具を有する請求項25乃至28のいずれか一項に記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。

請求項35

前記搬送物固定用具が、弾性具を介して支持されている請求項34記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。

請求項36

前記輸送容器が、車両のシャーシ上に載置されている請求項25乃至28のいずれか一項に記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。

技術分野

0001

本発明は、搬送物搬送装置、これを用いた輸送容器からの搬送物の搬出方法、及び輸送容器への搬送物の搬入方法に関し、さらに詳しくは、輸送容器に対して各種の搬送物を搬送することができる安価・簡易な構造で安全に搬送物を搬送できる搬送物の搬送装置、これを用いた輸送容器からの搬送物の搬出方法、及び輸送容器への搬送物の搬出方法に関する。

背景技術

0002

従来一般に、トラック鉄道車両等による貨物輸送方法として、コンテナを用いたコンテナ輸送が知られている。このコンテナは用途等によって多くの種類が選択できるが、一番保有数が高く、安価であり、確保も容易であるのがドライコンテナである。しかし、ドライコンテナは、その一端面側にのみ開口部が形成されているので、重量貨物長尺貨物、嵩張る貨物等のドライコンテナへの積込み作業(バンニングという。)や積降し作業(デバンニングという。)が極めて困難なものであった。
尚、フラットコンテナ、オープントップコンテナ等の特殊コンテナでは、それらの開口状態天井からクレーン等で吊下げられた貨物をコンテナ内に積込んだり、積降ろしたりできるが、これらの特殊コンテナは、ドライコンテナに比べて高価であり、流通量が少ないために確保が容易でない。

0003

そこで、上記問題を解決するために、本出願人により、コンテナ(特に、ドライコンテナ)に対してパレットを介して各種の搬送物を搬送することができる搬送装置及び方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。

0004

例えば、上記特許文献1及び特許文献2には、コンテナの開口部側に隣接するステージの床面上に、搬送物積載パレット昇降自在で且つ水平移動自在に支持するステージ側昇降滑動手段を設けると共に、コンテナの床面上に、搬送物積載パレットを昇降自在で且つ水平移動自在に支持するコンテナ側昇降滑動手段を設け、これらステージ側昇降滑動手段とコンテナ側昇降滑動手段との間で搬送物積載パレットを受け渡し可能なものが開示されている。これにより、大量で且つ多種類の貨物を取り扱う物流センター、C・F・S(コンテナ・フレートステーション)等において、コンテナに対して、重量貨物、長尺貨物、嵩張る貨物等を効率良く搬送することができる。その結果、重量貨物、長尺貨物、嵩張る貨物等のコンテナ輸送を実現できる。

0005

しかし、上記特許文献1及び特許文献2では、ステージ側昇降滑動手段とコンテナ側昇降滑動手段との2台の搬送手段を設ける必要があり、比較的高価なものとなっていた。さらに、搬送物積載パレットを、コンテナ又はステージの正確な搬送位置に搬送するために、特殊な大型移送手段(例えば、プッシュプル機構等)を設け、これを適確に駆動制御する必要があった。
ここで、大量の貨物を頻繁に取り扱う必要のない場所(例えば、海外での貨物の受け手側等)では、搬送効率が多少落ちたとしても、比較的安価・簡易な構造で且つ安全な搬送物の搬送を可能とする搬送装置の出現が望まれている。

0006

また、例えば、上記特許文献3には、コンテナと、コンテナの開口部側に隣接するステージとの間で、作業者により操作される空気浮上運搬具によって、搬送物積載パレットを床面から浮上させて搬送するものが開示されている。これにより、コンテナに対して、コンテナ全長の約1/4程度の大きさを有する複数の貨物(特に、コイル鋼材等)を効率良く搬送することができる。
しかし、上記特許文献3では、コンテナの全長程の大きさ有する重量貨物、長尺貨物、嵩張る貨物等を搬送することはできない。

0007

尚、従来より、プレス用金型等の重量物をコンテナで鉄道輸送することの要望があった。しかし、鉄道車両の長時間の振動及び連結時の衝撃等によって、コンテナの床面が抜けて荷物ダメージが生じる恐れがあり、重量物の鉄道輸送は実現されていなかった。特に、上記プレス用金型では、通常、これと同時に金型成形精度を測定する測定器チェッキングフィクッスチャーともいう。)を輸送することとなるが、この測定器は振動や衝撃の影響を受けやすいため、鉄道輸送には不向きであった。

0008

また、特にドライコンテナに対して、その長手方向の一端開口部を介して貨物積載パレットを搬入する場合、その貨物積載パレットを真直ぐに(直進性を保って)搬送することが要求される。即ち、ドライコンテナに対して貨物積載パレットを真直ぐに搬送しない場合には、下記(1)〜(3)等の問題が発生する。
(1)ドライコンテナ内に傾いた状態で貨物積載パレットが搬入され、貨物の搬出の際に、貨物積載パレットがドライコンテナの内壁に擦って(摩擦接触)してしまい、貨物積載パレットの搬出が極めて困難なものとなる。
(2)ドライコンテナ内に、複数の貨物積載パレットを複数回の搬入作業で順次搬入する場合、例えば、40フィートのドライコンテナ内に、20フィート相当の2つの貨物積載パレットを2回の搬送作業で順次搬入する際、1つ目の貨物積載パレット(ドライコンテナの奥側に搬入される貨物積載パレット)が傾いた状態で搬入されると、2つ目の貨物積載パレット{ドライコンテナの手前側(開口側)に搬入される貨物積載パレット}がドライコンテナ内に入りきらない。
(3)貨物積載パレットがドライコンテナ内壁に衝突して、貨物積載パレットやドライコンテナ内壁等が損傷してしまう。

0009

特開2002−205826号公報特開2002−326637号公報特開平11−342945号公報

発明が解決しようとする課題

0010

上より、本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、輸送容器に対して各種の搬送物を搬送することができる安価・簡易な構造で且つ安全に搬送物を搬送できる搬送物の搬送装置を提供することを目的とする。また、本発明は、上記目的に加えて、搬送物を良好な直進性を保って搬送することができる搬送物の搬送装置を提供することを他の目的とする。また、本発明は、上記搬送装置を用いた好適な輸送容器からの搬送物の搬出方法、及び輸送容器への搬送物の搬出方法を提供することを他の目的とする。

課題を解決するための手段

0011

本発明は、以下の通りである。
1.輸送容器に対してパレットを介して搬送物を搬送する搬送物の搬送装置において、
ベース部材と、該ベース部材の下面側に設けられ且つ床面を走行可能な走行手段と、前記ベース部材に昇降自在に設けられ且つ前記パレットを下方より支持可能なパレット支持部材と、該パレット支持部材を昇降させるための昇降作動手段と、を備え、
前記昇降作動手段は、前記走行手段による走行中に、上昇状態の前記パレット支持部材を下降させ、該パレット支持部材に支持された前記パレットを床面に載置させてその走行を停止させ得るように構成されていることを特徴とする搬送物の搬送装置。
2.前記昇降作動手段が、前記ベース部材と前記パレット支持部材との間に設けられ且つ流体の供給により膨張すると共に流体の排出により収縮する膨縮部材と、該膨縮部材と流体供給源とを連絡するための配管と、該配管の途中に設けられ且つ前記膨出部材に対して流体を給排させ得る開閉バルブ機構と、を有する上記1.記載の搬送物の搬送装置。
3.予め決められた走行停止位置に対応して設けられたストッパ部材に当接可能な当接部を更に備え、前記開閉バルブ機構が、前記当接部に設けられ且つ前記ストッパ部材に当接してその流路切り換えて前記膨出部材に供給された流体を排出させる流体排出用当接バルブを有する上記2.記載の搬送物の搬送装置。
4.前記パレット支持部材の少なくとも下降動作遠隔制御するための遠隔制御部を更に備え、前記開閉バルブ機構が、前記遠隔制御部に設けられ且つ指先操作によってその流路を切り換えて前記膨出部材に供給された流体を排出させる流体排出用操作バルブを有する上記2.記載の搬送物の搬送装置。
5.走行領域に対応して設けられた案内手段に案内される被案内部を更に備える上記1.記載の搬送物の搬送装置。
6.前記パレットが、走行領域に対応して設けられた案内手段に案内されるパレット側被案内部を有する上記1.記載の搬送物の搬送装置。
7.前記案内手段が、搬送物の搬送方向に沿って延びる長尺状の案内本体と、該案内本体を走行させるための走行部と、該案内本体と該走行部との間に設けられ該案内本体を昇降させる昇降部と、を有する上記5.記載の搬送物の搬送装置。
8.荷役手段と連繋可能な連繋部を更に備える上記1.記載の搬送物の搬送装置。
9.荷役手段の荷役部と係合可能な係合部を更に備える上記1.記載の搬送物の搬送装置。
10.前記係合部が、前記パレット支持部材の支持面より出没可能な係合部材を有する上記9.記載の搬送物の搬送装置。
11.前記搬送装置と他の搬送装置とを連結・解除するための連結・解除部を更に備える上記1.記載の搬送物の搬送装置。
12.前記走行手段が、前記ベース部材の下面側に回転自在に支持される多数の回転ローラよりなる上記1.記載の搬送物の搬送装置。
13.上記1.記載の搬送装置を用いる輸送容器からの搬送物の搬出方法であって、
前記搬送装置を、前記輸送容器の開口部側の床面上に移送し、その後、該搬送装置を、該輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させて、該輸送容器に収納された前記搬送物を積載した前記パレットの下部開放空間進入した状態で停止させ、次に、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上より持ち上げ、次いで、その持ち上げた状態のままで、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させて、その後、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが該輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させることを特徴とする輸送容器からの搬送物の搬出方法。
14.上記1.記載の搬送装置を用いる輸送容器からの搬送物の搬出方法であって、
前記搬送装置を、前記輸送容器の開口部側に隣接するステージの床面上に移送し、その後、該搬送装置を、該ステージの床面上を走行させてから該輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させて、該輸送容器に収納された前記搬送物を積載した前記パレットの下部開放空間に進入した状態で停止させ、次に、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上より持ち上げ、次いで、その持ち上げた状態のままで、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させてから前記ステージの床面上を走行させ、その後、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが前記ステージの床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させることを特徴とする輸送容器からの搬送物の搬出方法。
15.前記ステージが、車両のシャーシ上に載置された前記輸送容器の開口部側の隅金具に係脱可能な係止部材と、該係止部材を昇降自在に支持するためのガイドレールと、該係止部材を昇降させる昇降機構とからなるレベリング機構を有し、前記搬送物を積載した前記パレットの搬出に先立って、前記レベリング機構によって、前記輸送容器の床面の高さレベルが調整される上記14.記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。
16.上記1.記載の搬送装置を用いる輸送容器からの搬送物の搬出方法であって、
前記搬送装置を搭載した移送用ステージを、前記輸送容器の開口部側に隣接する位置に移送し、次に、該搬送装置を、該移送用ステージの床面上を走行させてから該輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させて、該輸送容器に収納された前記搬送物を積載した前記パレットの下部開放空間に進入した状態で停止させ、次いで、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上より持ち上げ、その後、その持ち上げた状態のままで、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させ、次に、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが該輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させることを特徴とする輸送容器からの搬送物の搬出方法。
17.前記昇降作動手段を構成する膨縮部材への流体供給により該膨縮部材を膨張させて前記パレット支持部材を上昇させると共に、該膨縮部材からの流体排出により該膨縮部材を収縮させて前記パレット支持部材を下降させる上記13.乃至16.のいずれか一項に記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。
18.前記搬送装置の走行中に、該搬送装置の当接部に設けた流体排出用当接バルブが、予め決められた走行停止位置に対応して設けられたストッパ部材に当接して、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる上記17.記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。
19.前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた流体排出用操作バルブが指先操作され、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる上記17.記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。
20.前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に設けた被案内部と、前記パレットに設けたパレット側被案内部とのうちの少なくとも一方の被案内部が、走行領域に対応して設けられた案内手段に案内される上記13.乃至16.のいずれか一項に記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。
21.前記パレットが、1の場合はこれ単独にて、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸送容器の内部の平面形状の大きさと略一致するものである上記13.乃至16.のいずれか一項に記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。
22.前記パレットが、パレット本体と、該パレット本体の上側に設けられ且つ前記搬送物を載置支持する載置部と、該パレット本体の下側に設けられ且つ床面に接地する脚体部と、を備え、前記載置部が、水平面に沿って移動自在に支持され且つ所定位置位置決めされ得る搬送物固定用具を有する上記13.乃至16.のいずれか一項に記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。
23.前記搬送物固定用具が、弾性具を介して支持されている上記22.記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。
24.前記輸送容器が、車両のシャーシ上に載置されている上記13.乃至16.のいずれか一項に記載の輸送容器からの搬送物の搬出方法。
25.上記1.記載の搬送装置を用いる輸送容器への搬送物の搬入方法であって、
前記搬送装置を、前記輸送容器の開口部側の床面上に移送すると共に、前記搬送物を積載した前記パレットを、前記輸送容器の開口部側の床面上に移送し、次いで、前記搬送装置を、前記パレットの下部開放空間に進入させた状態で、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上から持ち上げ、その後、その持ち上げた状態のままで、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させ、その後、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが前記輸送容器の奥方側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させ、次に、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させて該輸送容器の開口部側の床面上で停止させることを特徴とする輸送容器への搬送物の搬入方法。
26.上記1.記載の搬送装置を用いる輸送容器への搬送物の搬入方法であって、
前記搬送装置を、前記輸送容器の開口部側に隣接するステージの床面上に移送すると共に、前記搬送物を積載した前記パレットを、該ステージの床面上に移送し、次いで、前記搬送装置を、前記パレットの下部開放空間に進入させた状態で、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上から持ち上げ、その後、その持ち上げた状態のままで、前記搬送装置を、前記ステージの床面上を走行させてから、前記輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させ、その後、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが前記輸送容器の奥方側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させ、次に、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させてから前記ステージの床面上で停止させることを特徴とする輸送容器への搬送物の搬入方法。
27.前記ステージが、車両のシャーシ上に載置された前記輸送容器の開口部側の隅金具に係脱可能な係止部材と、該係止部材を昇降自在に支持するためのガイドレールと、該係止部材を昇降させる昇降機構とからなるレベリング機構を有し、前記搬送物を積載した前記パレットの搬入に先立って、前記レベリング機構によって、前記輸送容器の床面の高さレベルが調整される上記26.記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。
28.上記1.記載の搬送装置を用いる輸送容器への搬送物の搬入方法であって、
前記搬送物を積載した前記パレットを、前記輸送容器の開口部側の床面上に移送し、次に、前記搬送装置を搭載した移送用ステージを、該輸送容器の開口部側に隣接する位置に移送し、次いで、該搬送装置を、該移送用ステージの床面上及び該輸送容器の床面上を走行させて前記パレットの下部開放空間に進入させた状態で停止させ、その後、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上から持ち上げ、次に、その持ち上げた状態のままで、該搬送装置を、前記輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させ、次いで、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが該輸送容器の奥方側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させ、次に、該搬送装置を、該輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させてから前記移送用ステージの床面上で停止させることを特徴とする輸送容器への搬送物の搬入方法。
29.前記昇降作動手段を構成する膨縮部材への流体供給により該膨縮部材を膨張させて前記パレット支持部材を上昇させると共に、該膨縮部材からの流体排出により該膨縮部材を収縮させて前記パレット支持部材を下降させる上記25.乃至28.のいずれか一項に記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。
30.前記搬送装置の走行中に、該搬送装置の当接部に設けた流体排出用当接バルブが、予め決められた走行停止位置に対応して設けられたストッパ部材に当接して、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる上記29.記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。
31.前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた流体排出用操作バルブが指先操作され、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる上記29.記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。
32.前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に設けた被案内部と、前記パレットに設けたパレット側被案内部とのうちの少なくとも一方の被案内部が、走行領域に対応して設けられた案内手段に案内される上記25.乃至28.のいずれか一項に記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。
33.前記パレットが、1の場合はこれ単独にて、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸送容器の内部の平面形状の大きさと略一致するものである上記25.乃至28.のいずれか一項に記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。
34.前記パレットが、パレット本体と、該パレット本体の上側に設けられ且つ前記搬送物を載置支持する載置部と、該パレット本体の下側に設けられ且つ床面に接地する脚体部と、を備え、前記載置部が、水平面に沿って移動自在に支持され且つ所定位置に位置決めされ得る搬送物固定用具を有する上記25.乃至28.のいずれか一項に記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。
35.前記搬送物固定用具が、弾性具を介して支持されている上記34.記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。
36.前記輸送容器が、車両のシャーシ上に載置されている上記25.乃至28.のいずれか一項に記載の輸送容器への搬送物の搬入方法。

発明の効果

0012

本発明の搬送物の搬送装置によると、パレット支持部材によって、搬送物積載パレットが床面上から浮上された状態で支持され、その浮上状態のままで水平移送される。そして、その移送中に、パレット支持部材が降下されて搬送物積載パレットが床面上に載置されてその走行が停止される。このように、1台の搬送装置によって輸送容器に対して搬送物を搬送しているので、特に、2台の搬送手段を備えるものに比べ、安価・簡易な構造とすることができる。また、パレット支持部材の下降によって搬送物積載パレットが床面に載置されてその走行を停止するようにしたので、従来のように、煩雑な駆動制御を必要とせず、搬送物を正確な搬送位置に位置決めでき、搬送物の搬送を安全に行うことができる。
また、前記昇降作動手段が、膨縮部材と、配管と、開閉バルブ機構と、を有する場合は、より重量な搬送物を昇降させ得ると共に、搬送物をより正確な搬送位置に位置決めできる。
また、当接部をさらに備え、前記開閉バルブ機構が、流体排出用当接バルブを有する場合は、より安価・簡易な構造とすることができると共に、搬送物をより正確な搬送位置に位置決めでき、より安全・円滑に搬送作業を行うことができる。
また、遠隔制御部をさらに備え、前記開閉バルブ機構が、流体排出用操作バルブを有する場合は、より安価・簡易な構造とすることができると共に、搬送物をより正確な搬送位置に位置決めでき、より安全・円滑に搬送作業を行うことができる。
また、走行領域に対応して設けられた案内手段に案内される被案内部を更に備える場合は、搬送物を良好な直進性を保って搬送できる。
また、前記パレットが、走行領域に対応して設けられた案内手段に案内されるパレット側被案内部を有する場合は、搬送物を良好な直進性を保って搬送できる。
また、前記案内手段が、案内本体と、走行部と、昇降部と、を有する場合は、輸送容器やステージに対する案内手段の設置・撤去作業を容易且つ迅速に行うことができる。
また、荷役手段と連繋可能な連繋部を更に備える場合は、搬送装置を容易に取り扱うことができる。
また、荷役手段の荷役部と係合可能な係合部を更に備える場合は、搬送装置を容易に取り扱うことができる。
また、前記係合部が、前記パレット支持部材の支持面より出没可能な係合部材を有する場合は、搬送装置をより容易に取り扱うことができる。
また、前記搬送装置と他の搬送装置とを連結・解除するための連結・解除部を更に備える場合は、搬送物の種類に応じて他の搬送装置と連結でき、より多種類の搬送物の搬送に対応できる。
また、前記走行手段が、前記ベース部材の下面側に回転自在に支持される多数の回転ローラよりなる場合は、より軽量で且つ高強度な構造とすることができる。
本発明の輸送容器からの搬送物の搬出方法によると、パレット支持部材によって、輸送容器に収納された搬送物を積載したパレットが床面上から浮上された状態で支持され、その浮上状態のままで水平移送される。そして、その移送中に、パレット支持部材が降下されて搬送物積載パレットが輸送容器の開口部側の床面上に載置されて搬送装置の走行が停止される。その後、その床面上に載置された搬送物積載パレットを、フォークリフト、クレーン等の荷役手段によって輸送容器の外部に搬出できる。これにより、ステージを用いずに、しかも輸送容器を車両のシャーシ上に載せた状態で搬送物を安全に搬出できると共に、安価・簡易な搬出作業を実現できる。
他の本発明の輸送容器からの搬送物の搬出方法によると、パレット支持部材によって、輸送容器に収納された搬送物積載パレットが床面上から浮上された状態で支持され、その浮上状態のままで水平移送される。そして、その移送中に、パレット支持部材が降下されて、搬送物積載パレットがステージの床面上に載置されて搬送装置の走行が停止される。これにより、ステージを用いて、輸送容器から重量、長尺、嵩張る搬送物を安全に搬出できる。
更に他の本発明の輸送容器からの搬送物の搬出方法によると、パレット支持部材によって、輸送容器に収納された搬送物積載パレットが床面上から浮上された状態で支持され、その浮上状態のままで水平移送される。そして、その移送中に、パレット支持部材が降下されて、搬送物積載パレットが輸送容器の開口部側の床面上に載置されて搬送装置の走行が停止される。その後、その床面上に載置された搬送物積載パレットを、フォークリフト、クレーン等の荷役手段によって輸送容器の外部に搬出できる。これにより、移送用ステージを用いて、輸送容器から搬送物を安全に搬出できる。
また、前記ステージが、レベリング機構を有し、該レベリング機構によって、前記搬送物の搬出に先立って、前記輸送容器の床面の高さレベルが調整される場合は、より円滑に搬送物の搬出を行うことができる。
また、前記昇降作動手段を構成する膨縮部材への流体供給により該膨縮部材を膨張させて前記パレット支持部材を上昇させると共に、該膨縮部材からの流体排出により該膨縮部材を収縮させて前記パレット支持部材を下降させる場合は、より重量な搬送物を搬送できる。
また、前記搬送装置の走行中に、該搬送装置の当接部に設けた流体排出用当接バルブが、予め決められた走行停止位置に対応して設けられたストッパ部材に当接して、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる場合は、安価搬送物をより正確な搬送位置に位置決めでき、搬送物をより安全に搬送できると共に、より安価・簡易な搬送作業を実現できる。
また、前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた流体排出用操作バルブが指先操作されて、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる場合は、搬送物をより正確な搬送位置に位置決めでき、搬送物をより安全に搬送できると共に、より安価・簡易な搬送作業を実現できる。
また、前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に設けた被案内部と前記パレットに設けたパレット側被案内部とのうちの少なくとも一方の被案内部が、走行領域に対応して設けられた案内手段に案内される場合は、搬送物を良好な直進性を保って搬送できる。
また、前記パレットが、1の場合はこれ単独にて、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸送容器の内部の平面形状の大きさと略一致するものである場合は、輸送容器に対するパレットの固定・解除作業を必要最小限とすることができる。
また、前記パレットが、パレット本体と、載置部と、脚体部と、を備え、前記載置部が、水平面に沿って移動自在に支持され且つ所定位置に位置決めされ得る搬送物固定用具を有する場合は、様々な外郭形状の搬送物(特に、プレス用金型等)に対応してそれを固定することができる。その結果、例えば、従来極めて困難であったプレス用金型の鉄道輸送を実現することができる。
また、前記搬送物固定用具が、弾性具を介して支持されている場合は、搬送物固定用具で固定される搬送物(特に、プレス用金型のための測定器等)に輸送時の振動や衝撃等が影響することを抑制できる。その結果、例えば、従来極めて困難であったプレス用金型の鉄道輸送を実現することができる。
また、前記輸送容器が、車両のシャーシ上に載置されている場合は、輸送容器を床置きする必要がなく、より効率良く搬送物を搬送できる。
本発明の輸送容器への搬送物の搬入方法によると、パレット支持部材によって、輸送容器の開口部側の床面上に載置された搬送物積載パレットが床面上から浮上された状態で支持され、その浮上状態のままで水平移送される。そして、その移送中に、パレット支持部材が降下されて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行が停止される。これにより、ステージを用いずに、しかも輸送容器を車両のシャーシ上に載せた状態で搬送物を搬入でき、より安価・簡易な搬入作業を実現できる。
他の本発明の輸送容器への搬送物の搬入方法によると、パレット支持部材によって、ステージの床面上に載置された搬送物積載パレットが床面上から浮上された状態で支持され、その浮上状態のままで水平移送される。そして、その移送中に、パレット支持部材が降下されて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行が停止される。これにより、ステージを用いて、輸送容器に、重量、長尺、嵩張る搬送物を安全に搬入できる。
更に他の本発明の輸送容器への搬送物の搬入方法によると、パレット支持部材によって、輸送容器の開口部側の床面上に載置された搬送物積載パレットが床面上から浮上された状態で支持され、その浮上状態のままで水平移送される。そして、その移送中に、パレット支持部材が降下されて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行が停止される。これにより、移送用ステージを用いて、輸送容器に搬送物を安全に搬入できる。
また、前記ステージが、レベリング機構を有し、該レベリング機構によって、前記搬送物の搬入に先立って、前記輸送容器の床面の高さレベルが調整される場合は、より円滑に搬送物の搬入を行うことができる。
また、前記昇降作動手段を構成する膨縮部材への流体供給により該膨縮部材を膨張させて前記パレット支持部材を上昇させると共に、該膨縮部材からの流体排出により該膨縮部材を収縮させて前記パレット支持部材を下降させる場合は、より重量な搬送物を搬送できる。
また、前記搬送装置の走行中に、該搬送装置の当接部に設けた流体排出用当接バルブが、予め決められた走行停止位置に対応して設けられたストッパ部材に当接して、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる場合は、安価搬送物をより正確な搬送位置に位置決めでき、搬送物をより安全に搬送できると共に、より安価・簡易な搬送作業を実現できる。
また、前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた流体排出用操作バルブが指先操作されて、前記膨出部材に供給された流体が排出されて前記パレット支持部材を下降させる場合は、搬送物をより正確な搬送位置に位置決めでき、搬送物をより安全に搬送できると共に、より安価・簡易な搬送作業を実現できる。
また、前記搬送装置の走行中に、該搬送装置に設けた被案内部と前記パレットに設けたパレット側被案内部とのうちの少なくとも一方の被案内部が、走行領域に対応して設けられた案内手段に案内される場合は、搬送物を良好な直進性を保って搬送できる。
また、前記パレットが、1の場合はこれ単独にて、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸送容器の内部の平面形状の大きさと略一致するものである場合は、輸送容器に対するパレットの固定・解除作業を必要最小限とすることができる。
また、前記パレットが、パレット本体と、載置部と、脚体部と、を備え、前記載置部が、水平面に沿って移動自在に支持され且つ所定位置に位置決めされ得る搬送物固定用具を有する場合は、様々な外郭形状の搬送物(特に、プレス用金型等)に対応してそれを固定することができる。その結果、例えば、従来極めて困難であったプレス用金型の鉄道輸送を実現することができる。
また、前記搬送物固定用具が、弾性具を介して支持されている場合は、搬送物固定用具で固定される搬送物(特に、プレス用金型のための測定器等)に輸送時の振動や衝撃等が影響することを抑制できる。その結果、例えば、従来極めて困難であったプレス用金型の鉄道輸送を実現することができる。
また、前記輸送容器が、車両のシャーシ上に載置されている場合は、輸送容器を床置きする必要がなく、より効率良く搬送物を搬送できる。

図面の簡単な説明

0013

図1]本実施例1に係る搬送装置の平面図である。
図2図1のII矢視図である。
図3図1のIII−III線断面図である(膨縮部材の膨張状態を示す。)。
図4図1のIII−III線断面図である(膨縮部材の収縮状態を示す。)。
図5]開閉バルブ機構を説明するための回路図である。
図6図1のVI−VI線断面図である。
図7図6の要部拡大図である。
図8]本実施例1に係る搬送装置の斜視図である(係合バーが収納位置にある状態を示す。)。
図9]本実施例1に係る搬送装置の斜視図である(係合バーが荷役位置にある状態を示す。)。
図10]本実施例1に係る搬送装置で用いるパレット及び搬送物(コイル状鋼材)の斜視図である。
図11図10に示す複数のパレット及び搬送物をコンテナ内に収納した状態を説明するための説明図である。
図12]本実施例1に係る搬送装置の搬出作用を説明するための説明図である。
図13図12の要部拡大図である。
図14]本実施例1に係る搬送装置の搬出作用を説明するための説明図である。
図15]本実施例1に係る搬送装置の搬出作用を説明するための説明図である。
図16]本実施例1に係る搬送装置の搬出作用を説明するための説明図である。
図17]本実施例1に係る搬送装置の搬出作用を説明するための説明図である。
図18]本実施例1に係る搬送装置の搬出作用を説明するための説明図である。
図19]本実施例1に係る搬送装置の搬入作用を説明するための説明図である。
図20]本実施例1に係る搬送装置の搬入作用を説明するための説明図である。
図21]本実施例1に係る搬送装置の搬入作用を説明するための説明図である。
図22]本実施例1に係る搬送装置の搬入作用を説明するための説明図である。
図23]本実施例1に係る搬送装置の搬入作用を説明するための説明図である。
図24]本実施例2に係る搬送装置の平面図である。
図25図24のXXV矢視図である。
図26図25のXXVI−XXVI線断面図である(膨縮部材の膨張状態を示す。)。
図27図25のXXVI−XXVI線断面図である(膨縮部材の収縮状態を示す。)。
図28]開閉バルブ機構を説明するための回路図である。
図29]本実施例2の搬送装置の斜視図である。
図30図29の要部拡大図である(連結レバー解除状態を示す。)。
図31図29の要部拡大図である(連結レバーの連結状態を示す。)。
図32]本実施例2に係る搬送装置で用いるパレット及び搬送物(プレス用金型)の側面図である。
図33図32のXXXIII矢視図である。
図34図33の要部拡大図である。
図35]本実施例2に係る搬送装置で用いる別の形態のパレット及び搬送物(金型用計測装置)の側面図である。
図36]本実施例2に係る搬送装置で用いるさらに別の形態のパレット及び搬送物(嵩張る貨物)の側面図である。
図37]本実施例2に係る搬送装置で用いるさらに別の形態のパレット及び搬送物(長尺貨物)の側面図である。
図38]本実施例2に係る搬送装置で用いるさらに別の形態のパレット及び搬送物(長尺貨物)の平面図である。
図39]本実施例2に係る搬送装置の搬入作用を説明するための説明図である。
図40]ステージのレベリング機構を説明するための説明図である。
図41]本実施例2に係る搬送装置の搬出作用を説明するための説明図である。
図42]本実施例2に係る搬送装置の搬出作用を説明するための説明図である。
図43]本実施例2に係る搬送装置の搬入作用を説明するための説明図である。
図44]本実施例2に係る搬送装置の搬入作用を説明するための説明図である。
図45]本実施例2に係る搬送装置の別の形態の搬出作用を説明するための説明図である。
図46]開閉バルブ機構の別の形態を説明するための説明図である。
図47]開閉バルブ機構のさらに別の形態を説明するための説明図である。
図48]本実施例3に係る搬出作用を説明するための説明図である。
図49]本実施例3に係る搬出作用を説明するための説明図である。
図50]本実施例3に係る搬出作用を説明するための説明図である。
図51]本実施例3に係る搬出作用を説明するための説明図である。
図52]本実施例3に係る搬出作用を説明するための説明図である。
図53]本実施例3に係る搬出作用の別の形態を説明するための説明図である。
図54]本実施例3に係る搬出作用の別の形態を説明するための説明図である。
図55]本実施例3に係る搬入作用を説明するための説明図である。
図56]本実施例3に係る搬入作用を説明するための説明図である。
図57]本実施例3に係る搬入作用を説明するための説明図である。
図58]本実施例3に係る搬入作用を説明するための説明図である。
図59]本実施例3に係る搬入作用を説明するための説明図である。
図60]本実施例3に係る搬送物の収納形態を説明するための説明図である。
図61]搬送物の他の収納形態を説明するための説明図である。
図62]搬送物の更に他の収納形態を説明するための説明図である。
図63]本実施例4に係る搬送装置及び案内具を説明するための説明図である。
図64図63のA−A線断面図である(膨縮部材の膨張状態を示す。)。
図65図63のA−A線断面図である(膨縮部材の収縮状態を示す。)。
図66図65の要部拡大図である。
図67]本実施例4に係る搬入作用を説明するための説明図である。
図68]本実施例4に係る搬入作用を説明するための説明図である。
図69]本実施例4に係る搬入作用を説明するための説明図である。
図70]本実施例4に係る搬入作用を説明するための説明図である。
図71]本実施例4に係る搬入作用を説明するための説明図である。
図72]案内手段の他の形態を説明するための説明図である。
図73]案内手段の更に他の形態を説明するための説明図である。
図74]案内手段の更に他の形態を説明するための説明図である。
図75図74のB−B線断面図である。
図76]案内手段の更に他の形態を説明するための説明図である。

符号の説明

0014

1,41,101;搬送装置、3,43;ベース部材、4,44;回転ローラ、5,45;パレット支持部材、5a,45a;パレット支持面、7,47;当接バルブ、8,48;環状部材、11,110;当接部、12,52;膨縮部材、13,53;配管、15,55;コンプレッサ、20,61;開閉バルブ機構、23;係合部、24,63;係合バー、32,62;ストッパ部材、51;連結レバー、80,98,114;ステージ、90;遠隔操作部、92;流体排出用操作バルブ、99;移送用ステージ、103;案内ローラ、105,120,123;案内具、106;案内本体、110;転動ボール、111;昇降部材、112;バネ部材、121;回転ローラ、122;案内ローラ、126;案内ローラ、127;角環材、A;コイル状鋼材、B;プレス用金型、C;ドライコンテナ、c1;開口部、F;フォークリフト、f;爪部、Pa,Pb,100,125;パレット、Pa4,Pb4;下部解放空間、Q;搬送方向、W;ウインチ

発明を実施するための最良の形態

0015

1.搬送物の搬送装置
本発明に係る搬送物の搬送装置は、以下に述べるベース部材、走行手段、パレット支持部材、及び昇降作動手段を備えており、輸送容器に対してパレットを介して搬送物を搬送し得るようになっている。この搬送装置は、例えば、後述する当接部、遠隔制御部、被案内部、連繋部、係合部、及び連結・解除部のうちの1種又は2種以上の組み合わせを備えることができる。

0016

上記「輸送容器」は、搬送物を積載したパレット(以下、単に搬送物積載パレットとも記載する。)を収納可能である限り、その構造、大きさ、材質等は特に問わない。この輸送容器は、通常、長方形状の床面を有し、その長手方向が搬送物の搬送方向とされている。また、この輸送容器としては、例えば、ドライコンテナ、リーファコンテナ、オープントップコンテナ、フラットコンテナ等を挙げることができる。これらのうちドライコンテナ及びリーファコンテナであることが好ましい。一番流通しており、安価でしかも確保が容易なためである。このドライコンテナは、通常、長方形状の床面を有し且つその長手方向の一端側に開口部が形成されている。なお、後述する搬送装置による搬送の際、この輸送容器は、例えば、トラック等の車両のシャーシ上に載せられていたり、シャーシ上から取外されて床置きされていたりできる。

0017

上記「搬送物」は、輸送容器内にパレットを介して収納可能である限り、その種類、大きさ、重量等は特に問わない。この搬送物の種類としては、例えば、金型、工作機械自動車自動車部品電気製品コンクリートパイルプレキャストコンクリート果物類雑貨等を挙げることができる。また、この搬送物としては、例えば、板状製品、コイル状製品長尺状製品棒状製品、塊状製品等を挙げることができる。これらの製品の材質としては、例えば、鋼材、ステンレス鋼材アルミニウム材プラスチック材ガラス材石材(例えば、墓石等)、木材等を挙げることができる。また、搬送物の重量として、例えば、100kg〜50ton程度が挙げられる。一般的には、1ton〜20ton程度である。また、この搬送物が帯状材又は線状材を巻き回してなるコイル状製品である場合には、このコイル状製品が、その軸心を輸送容器の輸送方向(長手方向)に直交するように輸送容器内に収納されることが好ましい。輸送容器の輸送時に、コイル状製品の巻き体が輸送方向へ飛び出してしまうことを防止できるためである。

0018

上記「パレット」は、搬送物を積載し得る限り、その構造、大きさ、材質等は特に問わない。このパレットは、例えば、1の場合はこれ単独にて、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸送容器の内部の平面形状の大きさと略一致するものであることができる。このように、パレットが、輸送容器の床面の長手方向の長さを基準にしてモジュール化規格化)されている場合には、輸送容器に対するパレットの固定・解除作業を必要最小限とすることができる。
ここで、上記「1の場合はこれ単独にて、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸送容器内部の平面形状の大きさと略一致するもの」とは、本パレットの底面を長方形状と見なした場合、輸送容器の底面と略一致する形状及び大きさとすることができる。また、様々な大きさ及び形状の2以上の本パレットを組合わせて得られる底面形状が、上記輸送容器と略一致する形状及び大きさとすることができる。この組み合わせて用いるパレットにおいて、例えば、パレットの形状を輸送容器の床面の長辺(又は短辺を)を2等分、3等分、4等分、5等分等とする形状とすることができる。同様に、その床面を1/6、2/6、3/6等の大きさのパレットや、2/5、3/5等の等分でない大きさのパレットを組み合わせてもよい。また、長辺方向を3等分し、短辺方向を2等分する床面等の大きさを持つ6等分のパレット、即ち、長辺方向及び短辺方向の双方向を区分けしたパレットを組み合わせてもよい。

0019

また、上記パレットは、例えば、パレット本体と、このパレット本体の上側に設けられ且つ上記搬送物を載置支持する載置部と、このパレット本体の下側に設けられ且つ床面に接地する脚体部と、を備え、このパレット本体の下側には、下方及び側方の少なくとも一方側が開放されている下部開放空間が形成されていることができる。この載置部としては、例えば、(1)平面形状の異なる複数の板状(又は塊状)搬送物の平面形状の外郭線に沿った位置に設けられた複数のバンド固定用孔を有する形態、(2)コイル状搬送物をその外周面に接して支持可能な互いに対向した一対の斜面を有する形態(図10参照)、(3)複数の長尺状搬送物をその長手方向への移動を規制して支持する支持部を有する形態(図37及び図38参照)、(4)水平面に沿って移動自在に支持され且つ所定位置に位置決め可能な搬送物固定用具を有する形態(図32図34参照)等を挙げることができる。ここで、上記(4)形態におけるパレットの載置部が、例えば、複数の下側基材と、これら下側基材の上面に直交して設けられる複数の上側基材とからなり、この下側基材には長手方向に沿って移動自在に上側基材を固定するための基材固定用具が設けられ、この上側基材には長手方向に沿って移動自在に搬送物固定用具が設けられていることができる。これにより、様々な外郭形状の搬送物(特に、プレス用金型等)に対応してそれを固定することができる。この場合、この上側基材及び/又は下側基材には、弾性具(例えば、ゴム部材バネ緩衝機構等)を介して上記搬送物固定用具が支持されていることが好ましい。これにより、搬送物固定用具で固定される搬送物(特に、プレス用金型のための測定器等)に輸送時の振動や衝撃等が影響することを抑制できる。なお、上記固定用具としては、例えば、ネジ止め具クランプ具フック具等を挙げることができる。
また、上記下部開放空間は、例えば、主に上記搬送装置又はその一部を挿入するための空間として使用されるが、搬送物を載置部に固定するための固定部材を固定するための空間としたり、又はその他の任意の用途に対して用いたりすることができる。
尚、上記「少なくとも一方側が開放されている」とは、必ずしもその方向の全てが開放されている必要があるわけではなく、「前方」、「後方」、「右方」及び「左方」のいずれの一つの向きだけに開放されておればよい意味である。即ち、例えば、「下部開放空間」は、「下方」と「後方」のみが開放されているという態様であってもよい。

0020

また、上記パレットは、例えば、上記パレット本体と他のパレットのパレット本体とを連結・解除する連結・解除手段を更に備えることができる。これにより、搬送物の種類(例えば、大きさ、形状等)に応じて、複数のパレットの連結又は非連結を適宜選択でき、多種類の搬送物に対応した汎用性の高いパレットを提供できる。この連結形態としては、例えば、螺合、嵌合、係合、連繋、挟持等を利用したものなどを挙げることができる。この連結・解除手段は、例えば、パレット本体の搬送物の載置面の隅角部に配設されていることができる。これにより、連結作業性を向上できると共に、搬送物の載置面のスペース効率を向上できる。

0021

また、上記パレットは、例えば、後述する案内手段に案内されるパレット側被案内部を有することができる。このパレット側被案内部は、例えば、回転ローラ、転動ボール、案内面等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを有していることができる。

0022

上記「ベース部材」の構造、大きさ等は特に問わない。このベース部材は、例えば、略U字形縦断面を有することができる。また、このベース部材は、例えば、搬送物の搬送方向(輸送容器の長手方向)に沿って延びて形成されていることができる。この場合、複数本(好ましくは、左右一対)が並設されていることが好ましい。軽量で且つ高強度な構造とすることができるためである。特に、このベース部材の平面形状が、後述するパレット支持部材の平面形状と略同じ形状であることが好ましい。

0023

上記「走行手段」は、上記ベース部材の下面側に設けられ且つ床面を走行可能である限り、その構造、走行形態等は特に問わない。この走行手段は、通常、搬送装置を所定の搬送物の搬送方向(輸送容器の長手方向)に沿って往復移動させるための手段である。また、この走行手段としては、例えば、(1)ベース部材の下面側に転動自在に支持される転動部材を有する形態、(2)上記転動部材と、この転動部材を駆動させる駆動手段(例えば、エアモータ等)とを有する形態等を挙げることができる。より安価・簡易に構成できるといった観点から、転動部材を駆動する手段を何ら備えていない上記(1)形態であることが好ましい。また、上記(1)形態では、通常、荷役手段や人手等によって、搬送装置や搬送物積載パレットに外力が与えられて、転動部材を介して搬送装置を床面上を走行させることとなる。また、上記(2)形態では、例えば、駆動手段で駆動する転動部材によって、搬送装置を床面上を走行させることができるが、補助的に荷役手段や人手等によって、搬送装置や搬送物積載パレットに外力を与えて、搬送装置を床面上を走行させるようにしてもよい。なお、上記転動部材としては、例えば、回転ローラ、転動ボール、回転車輪無端状ベルト等を挙げることができる。これらのうち、軽量で且つ高強度な構造にできるといった観点から、多数の回転ローラであることが好ましい。

0024

上記「パレット支持部材」は、上記ベース部材に昇降自在に設けられ且つ上記パレットを下方より支持可能である限り、その構造、支持形態等は特に問わない。このパレット支持部材は、通常、パレットの下面側に接するパレット支持面を有している。また、このパレット支持部材は、例えば、略U字形縦断面を有することができる。また、このパレット支持部材は、例えば、搬送物の搬送方向(輸送容器の長手方向)に沿って延びて形成されていることができる。この場合、複数本(好ましくは、左右一対)が並設されていることが好ましい。軽量で且つ高強度な構造とすることができるためである。特に、並設された複数本のパレット支持部材の少なくとも一端側が、連結部材を介して互いに連結されていることが好ましい。
また、上記パレット支持部材は、例えば、輸送容器の床面の長手方向の長さを基準にしてモジュール化(規格化)されていることができる。これにより、このパレット支持部材によって、上述のモジュール化されたパレットを好適に支持することができる。

0025

上記「昇降作動手段」は、上記パレット支持部材を昇降させ得る限り、その構造、昇降形態等は特に問わない。この昇降作動手段は、上記走行手段による走行中に、上昇状態の上記パレット支持部材を下降させ、このパレット支持部材に支持された上記パレットを床面に載置させてその走行を停止させるように構成されている。これにより、搬送物積載パレットが床面に接地することによって、搬送装置の走行を停止させることができる。その結果、搬送物積載パレット、即ち搬送物を正確な搬送位置に容易に位置決め載置することができる。また、この昇降作動手段としては、例えば、膨縮機構ジャッキ機構リンク機構ギヤ機構シリンダ機構等を挙げることができる。
また、この昇降作動手段は、例えば、上記ベース部材とパレット支持部材との間に設けられ且つ流体{通常は、気体(特に、エア等)}の給排により膨縮する膨縮部材と、この膨縮部材と流体供給源とを連絡するための配管と、この配管の途中に設けられ且つこの膨出部材に対して流体を給排させ得る開閉バルブ機構と、を有することができる。これにより、より重量な搬送物を昇降させ得ると共に、搬送物をより正確な搬送位置に位置決めできる。ここで、上記膨縮部材は、例えば、チューブ状部材であることができる。また、上記配管は、例えば、その一端側が膨縮部材に接続されていると共に、その他端側に、流体供給源に連絡された他の配管を接続する接続部が設けられていることができる。この接続部は、例えば、上記ベース部材及び/又はパレット支持部材の搬送方向の端面側に配設されていることができる。これにより、配管の接続操作を簡易に行うことができる。
また、上記開閉バルブ機構は、例えば、1つ又は2以上の開閉バルブにより構成されていたりできる。この開閉バルブとしては、押釦ローラ等の操作部を有するバルブ、電磁バルブ等を挙げることができる。また、この開閉バルブ機構は、例えば、以下に述べる流体排出用当接バルブ及び/又は流体排出用操作バルブを有することができる。この流体排出用当接バルブは、後述する当接部に設けられ且つ後述するストッパ部材に当接してその流路を切り換えて上記膨出部材に供給された流体を排出させるものである。なお、この流体排出用当接バルブは、例えば、作業者の操作によってその流路を切り換えて上記膨出部材に供給された流体を排出させることもできる。また、上記流体排出用操作バルブは、後述する遠隔制御部に設けられ且つ指先操作(例えば、押釦操作レバ傾動操作等)によってその流路を切り換えて上記膨出部材に供給された流体を排出させるものである。なお、より安全性を高め得るといった観点から、上記開閉バルブ機構が、上記流体排出用当接バルブ及び上記流体排出用操作バルブを併せて有することが好ましい。また、この開閉バルブ機構は、例えば、指先操作によってその流路を切り換えて上記膨出部材に流体を供給させる流体供給用操作バルブを有することができる。

0026

上記「当接部」は、後述するストッパ部材に当接可能である限り、その構造、当接形態、個数、形状等は特に問わない。この当接部は、例えば、ストッパ部材との当接の際に、この当接を検知する検知センサを有することができる。これにより、検知センサの検知信号に基づいて、上記昇降作動手段でパレット支持部材を自動的に降下させることができる。また、この当接部は、例えば、上記流体排出用当接バルブを有することができる。これにより、流体排出用当接バルブの流路の切換えに基づいて、上記膨出部材に供給された流体が排出されてパレット支持部材を自動的に降下させることができる。また、この当接部は、上記流体排出用当接バルブと、この流体排出用当接バルブの外周を囲むガード部材とを有することができる。これにより、流体排出用当接バルブの作動性を向上させることができる。また、この当接部は、例えば、上記ベース部材及び/又はパレット支持部材の搬送方向の端面側に配設されていることができる。これにより、当接部とストッパ部材とをより確実に当接させることができる。特に、この当接部が、搬送装置の横幅方向(搬送方向と直交する方向)に沿って複数(好ましくは、左右一対)設けられていることが好ましい。

0027

上記「ストッパ部材」は、予め決められた搬送装置の走行停止位置に対応して設けられている限り、その構造、配設位置、個数、形状等は特に問わない。このストッパ部材は、上記当接部との当接によって搬送装置の走行を規制するものである。また、このストッパ部材は、例えば、上記輸送容器の開口部側に設けられていることができる。これにより、後述の搬出方法で説明するように、レベリング機構を備えた高価なステージを用いずに搬送物を搬送することができる。この場合、このストッパ部材は、上記輸送容器の開口側の隅金具に取着されていることが好ましい。輸送容器(特に、コンテナ)に既設された隅金具を利用して、ストッパ部材を簡易に着脱できるためである。なお、上記隅金具とは、シャーシと輸送容器の固定、船中での輸送容器同士の固定、並びにクレーン及びガントリクレーン等による釣り上げ等のために使用される、輸送容器の各頂点(上下)に設置されている金具である。また、上記ストッパ部材は、例えば、上記輸送容器の開口部側に隣接するステージに設けられていることができる。これにより、ステージを用いて、より重量、長尺、嵩張る搬送物を搬送することができる。また、上記ストッパ部材は、例えば、輸送容器の内壁面や床面に固定されていることができる。さらに、このストッパ部材は、例えば、輸送容器の内壁面(特に、奥方側の内壁面)により構成されていることができる。
また、このストッパ部材としては、例えば、(1)輸送容器の横幅と略同じ長さを有するベース部と、このベース部材の両端側に設けられ輸送容器の隅金具にネジ止めされるネジ止め部と、このベース部材の長手方向の所定位置に設けられるストッパ片と、を有する形態、(2)輸送容器の横幅と略同じ長さを有するベース部と、このベース部材の両端側に設けられコンテナの両側壁面に固着可能な固着部と、このベース部材の長手方向の所定位置に設けられるストッパ片と、を有する形態等を挙げることができる。

0028

上記「遠隔制御部」は、搬送装置から離れた場所で搬送装置の各種動作を制御するための部位である限り、その構造、形状、制御動作等は特に問わない。その制御動作としては、例えば、パレット支持部材の上昇動作、パレット支持部材の下降動作、走行手段の走行動作等を挙げることができる。この遠隔制御部は、例えば、有線又は無線で上記昇降作動手段及び/又は上記走行手段に作動信号を出力することができる。より簡易・安価に構成できるといった観点から、この遠隔制御部が、上記昇降作動手段の上記配管に連繋され且つ上記開閉バルブ機構を構成する少なくとも1つの開閉バルブを有することが好ましい。特に、その開閉バルブが、上記流体排出用操作バルブであることが好ましい。

0029

上記「被案内部」は、後述する案内手段に案内され得る限り、その構造、被案内形態等は特に問わない。この被案内部は、例えば、回転ローラ、転動ボール、案内面等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを有していることができる。被案内性といった観点から、この被案内部が、回転ローラ及び/又は転動ボールを有していることが好ましい。また、この被案内部は、例えば、上記搬送装置のベース部材及び/又はパレット支持部材に設けられていることができる。案内性といった観点から、この被案内部が、搬送物の搬送方向に沿って複数設けられていることが好ましい。

0030

上記「案内手段」は、走行領域に対応して設けられている限り、その構造、案内形態等は特に問わない。この案内手段は、上記搬送装置の被案内部、及び/又は上記パレットのパレット側被案内部を案内する手段である。なお、上記「走行領域に対応して設けられ」とは、上記搬送装置の走行領域内に設けられている形態に限らず、上記被案内部及び/又はパレット側被案内部を案内し得る限りにおいて、上記搬送装置の走行領域に近接する部位に設けられている形態等も含むものとする。

0031

上記案内手段は、例えば、搬送物の搬送方向に沿って延びる長尺状の案内本体を有する案内具であることができる。この案内本体の縦断面形状としては、例えば、U字状、C字状、H字状、L字状、角環状、丸環状、平板状、異形状等を挙げることができる。また、この案内本体は、例えば、案内面、回転ローラ、転動ボール等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを有していることができる。案内性といった観点から、案内本体が案内面を有していることが好ましい。また、この案内本体の配設形態としては、例えば、(1)上記輸送容器の床面上に設けられている形態、(2)上記輸送容器の開口端側に隣接するステージの床面上に設けられている形態、(3)上記輸送容器及び上記ステージの床面上に跨って設けられている形態等を挙げることができる。これらの場合、上記案内本体は、例えば、床面に載置されていたり、適宜固定手段(例えば、クランプ具、係止具、ネジ止め具等)により床面に固定されていたりすることができる。なお、上記案内本体は、例えば、上記輸送容器の内壁に設けられていることができる。

0032

また、上記案内手段は、例えば、上述の案内本体と、この案内本体を走行させるための走行部と、この案内本体と走行部との間に設けられ案内本体を昇降させる昇降部と、を有していることができる。上記案内本体は、例えば、上記搬送装置の走行手段が走行可能な平板状の床部と、この床部の両側縁部から立ち上がり且つ上記搬送装置の被案内部を案内する案内壁部と、を有することができる。これにより、搬送装置を搭載した状態で案内手段を走行させることができ、案内手段の設置・撤去作業をより容易且つ迅速に行うことができる。また、上記走行部としては、例えば、回転ローラ、転動ボール、無端状ベルト等を挙げることができる。さらに、上記昇降部としては、例えば、シリンダ機構、リンク機構等を挙げることができる。より簡易・安価な構造とし得るといった観点から、上記昇降部が、案内本体に昇降自在に支持され且つ上記走行部を有する昇降部材と、この昇降部材と案内本体との間に設けられ昇降部材に対して案内本体を上方に向って付勢する弾性部材(例えば、バネ部材、ゴム部材等)と、を有することが好ましい。なお、上記弾性部材の付勢力は、通常、上記案内本体及び上記搬送装置の重さより大きな値に設定されている。また、上記昇降部は、例えば、案内本体に昇降自在に支持され且つ上記走行部を有する昇降部材と、この昇降部材と案内本体との間に設けられ且つ流体{通常は、気体(特に、エア等)}の給排により膨縮する膨縮部材と、を有することができる。

0033

また、上記案内手段は、例えば、上記輸送容器の内壁により構成されていることができる。これにより、輸送容器に対して搬送物を搬送(搬入・搬出)する際、上記搬送装置の被案内部、及び/又は上記パレットのパレット側被案内部が輸送容器の内壁面に案内され、良好な直進性を確保できる。
また、上記案内手段は、例えば、上記パレットの脚体部により構成されていることができる。これにより、上記搬送装置をパレットの下部開放空間に進入させるとき、上記搬送装置の被案内部がパレットの脚体部に案内され、良好な直進性を確保できる。

0034

上記「連繋部」は、フォークリフト、ウインチ(巻上げ機)、プッシュ機構、プル機構等の荷役手段と連繋可能である限り、その構造、連繋形態、個数等は特に問わない。この連繋部と連繋される荷役手段の駆動(移動)によって、通常、搬送装置に水平方向の引張り力又は押圧力が付与され、上述の走行手段を介して搬送装置が床面上を走行するようになっている。また、この連繋部としては、例えば、環状部材、フック状部材、クランプ具等を挙げることができる。また、この連繋部は、例えば、ワイヤロープ棒材等の連繋部材を介して上記荷役手段と連繋されることができる。また、この連繋部は、例えば、上記ベース部材及び/又はパレット支持部材の搬送方向の端面側に配設されていることができる。これにより、連繋部材の係脱操作を簡易に行うことができる。特に、この連繋部が、搬送方向と直交する方向に沿って複数(好ましくは、左右一対)設けられていることが好ましい。

0035

上記「係合部」は、荷役手段の荷役部(例えば、フォークリフトの爪部等)と係合可能である限り、その構造、係合形態、個数等は特に問わない。この係合部に係合された荷役手段の移動によって、通常、搬送装置が吊上げられつつ所望の位置に移送されるようになっている。また、この係合部は、例えば、パレット支持部材の支持面より出没可能な係合部材を有することができる。この場合、この係合部は、例えば、図6に示すように、係合部材(24)を、パレット支持部材(5)のパレット支持面(5a)より没入した収納位置(a)と、パレット支持面より突出した荷役位置(b)との間で変位自在に支持する支持機構(25)を有することができる。更に、この係合部は、図7に示すように、例えば、係合部材(24)を、パレット支持部材(5)のパレット支持面(5a)より僅かに突出した係合位置(c)に保持させる保持機構を有することができる。これにより、係合位置の係合部と、パレット支持部材に支持されたパレットとを係合させて、パレット支持部材に対するパレットの搬送方向の位置決めを行うことができる。また、上記係合部は、例えば、上記ベース部材及び/又はパレット支持部材の上面側に配設されていることができる。これにより、係合部の変位操作を簡易に行うことができる。また、この係合部は、例えば、搬送方向に沿って複数設けられていることができる。

0036

上記「連結・解除部」は、搬送装置と他の搬送装置とを連結・解除するための部位である限り、その構造、連結形態、個数等は特に問わない。この連結・解除部を備えることにより、搬送物の種類(例えば、大きさ、形状等)に応じて、即ち、上述の複数のパレットの連結又は非連結に応じて、複数の搬送装置の連結又は非連結を適宜選択でき、多種類の搬送物に対応した汎用性の高い搬送装置を提供できる。この連結形態としては、例えば、螺合、嵌合、係合、連繋、挟持等を利用したものなどを挙げることができる。この連結・解除部は、例えば、図30及び図31に示すように、他の搬送装置に形成された被連結部(例えば、凹部等)に連結可能であり且つ揺動自在に支持される連結レバーを有することができる。また、この連結・解除部は、例えば、上記ベース部材及び/又はパレット支持部材の搬送方向の端面側に配設されていることができる。これにより、連結・解除操作を簡易に行うことができる。特に、この連結・解除部が、搬送装置の横幅方向(搬送方向と直交する方向)に沿って複数(好ましくは、左右一対)設けられていることが好ましい。

0037

2−a.搬送物の搬出方法(ステージを用いない搬送)
本発明に係る搬送物の搬出方法は、上述の搬送装置を用いる輸送容器からの搬送物の搬出方法であって、先ず、上記搬送装置を、上記輸送容器の開口部側の床面上に移送し、その後、搬送装置を、輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させて、輸送容器に収納された搬送物積載パレットの下部開放空間に進入した状態で停止させ、次に、搬送装置の上記パレット支持部材を上昇させてパレット支持部材で搬送物積載パレットを床面上より持ち上げ、次いで、その持ち上げた状態のままで、搬送装置を、輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させて、その後、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットが輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させることを特徴とする。

0038

この搬出方法では、例えば、先ず、輸送容器内に収納された複数の搬送物積載パレットのうちの輸送容器の開口部側の床面上に載置された搬送物積載パレットを、輸送容器の外部の所望の位置まで移送し、その後、上記搬送装置を、上記輸送容器の開口部側の床面上に移送することができる。なお、上記搬出方法は、輸送容器から搬出する搬送物積載パレット(又は搬送物積載パレット連結体)の個数に応じて、1回のみ行われたり、2回以上繰返して行われたりすることができる。
また、この搬出方法では、搬送装置及び搬送物積載パレットの移送形態、並びに搬送装置の床面上の走行形態等は特に問わない。例えば、フォークリフト等の荷役手段による吊上げ移送によって、搬送装置及び搬送物積載パレットを所望の位置まで移送することができる。また、搬送装置の走行形態としては、例えば、(1)人手により走行させる形態、(2)フォークリフト、ウインチ、プッシュ機構、プル機構等の荷役手段により走行させる形態、(3)自走式の搬送装置を走行させる形態等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを挙げることができる。
さらに、この搬出方法では、例えば、輸送容器が床置された状態で輸送容器から搬送物を搬出することができるが、輸送容器がトラック等の車両のシャーシ上に載置された状態のままで輸送容器から搬送物を搬出することが好ましい。

0039

また、この搬出方法では、例えば、上記昇降作動手段を構成する上記膨縮部材への流体供給により膨縮部材を膨張させてパレット支持部材を上昇させると共に、膨縮部材からの流体排出により膨縮部材を収縮させてパレット支持部材を下降させることができる。
この場合、搬送装置の走行停止形態としては、例えば、(1)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが上記ストッパ部材に当接して、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットが輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(2)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが作業者により操作されて、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットが輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(3)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた上記操作用バルブが指先操作(例えば、押釦操作、レバー傾動操作等)され、膨出部材に供給された流体が排出されて、パレット支持部材を下降させて搬送物積載パレットが輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態等を挙げることができる。なお、より安全性を高め得るといった観点から、上記(1)形態及び(3)形態を併用することが好ましい。
尚、上記搬送物積載パレットとは、搬送物を積載したパレットのことを意味する。このパレットとしては、例えば、上述の搬送装置で説明したパレットと同じ構成のものを挙げることができる。

0040

上記搬出方法では、例えば、上記搬送装置の走行中に、上述の搬送装置及び/又はパレットの被案内部が上述の案内手段に案内されることができる。これにより、搬送物を良好な直進性を保って搬出できる。また、案内手段の設置・撤去の作業性といった観点から、上記案内手段が、上記輸送容器の床面上を走行可能であり、且つ、上記輸送容器の床面上に対して昇降可能であることが好ましい。

0041

2−b.他の搬送物の搬出方法(ステージを用いた搬送)
他の本発明に係る搬送物の搬出方法は、上述の搬送装置を用いる輸送容器からの搬送物の搬出方法であって、上記搬送装置を、上記輸送容器の開口部側に隣接するステージの床面上に移送し、その後、搬送装置を、ステージの床面上を走行させてから輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させて、輸送容器に収納された搬送物積載パレットの下部開放空間に進入した状態で停止させ、次に、搬送装置の上記パレット支持部材を上昇させてパレット支持部材で搬送物積載パレットを床面上より持ち上げ、次いで、その持ち上げた状態のままで、搬送装置を、輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させてからステージの床面上を走行させ、その後、パレット支持部材を下降させて搬送物積載パレットがステージの床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させることを特徴とする。

0042

また、この搬出方法では、搬送装置及び搬送物積載パレットの移送形態、並びに搬送装置の床面上の走行形態等は特に問わない。その移送形態や走行形態としては、例えば、上述の搬出方法(2−a)で説明した形態等を挙げることができる。なお、上記搬出方法は、輸送容器から搬出する搬送物積載パレット(又は搬送物積載パレット連結体)の個数に応じて、1回のみ行われたり、2回以上繰返して行われたりすることができる。
さらに、この搬出方法では、例えば、輸送容器が床置された状態で輸送容器から搬送物を搬出することができるが、輸送容器がトラック等の車両のシャーシ上に載置された状態のままで輸送容器から搬送物を搬出することが好ましい。
上記「ステージ」は、輸送容器の床面と実質的に同じ高さレベルであり且つ搬送物積載パレットを載置可能な床面を有する限り、その構造、形状、大きさ等は特に問わない。このステージの床面は、例えば、床置された輸送容器の床面と実質的に同じ高さレベルであることができるが、トラック等の車両のシャーシ上に載置された輸送容器の床面と実質的に同じ高さレベルであることが好ましい。また、このステージとしては、例えば、搬出入専用のステージ、プラットフォームスロープ等を挙げることができる。また、このステージは、例えば、トラック等の車両のシャーシ上に載置された輸送容器の開口部側の上記隅金具に係脱可能な係止部材と、この係止部材を昇降自在に支持するためのガイドレールと、この係止部材を昇降させる昇降機構とからなるレベリング機構を有することができる。これにより、輸送容器の隅金具に係止された係止部材を上昇(又は降下)させて輸送容器を押上げて(又は押下げて)、その輸送容器の床面とステージの床面との高さレベルを簡易・迅速に一致させることができる。この場合、ステージとしての既設のプラットフォームにレベリング機構を付設することが好ましい。簡易・安価に構成できるためである。また、このステージは、例えば、その床面の姿勢を制御する姿勢制御手段を有することができる。

0043

また、この搬出方法では、例えば、上記昇降作動手段を構成する上記膨縮部材への流体供給により膨縮部材を膨張させてパレット支持部材を上昇させると共に、膨縮部材からの流体排出により膨縮部材を収縮させてパレット支持部材を下降させることができる。
この場合、搬送装置の走行停止形態としては、例えば、(1)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが上記ストッパ部材に当接して、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットがステージの床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(2)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが作業者により操作されて、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットがステージの床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(3)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた上記操作用バルブが指先操作(例えば、押釦操作、レバー傾動操作等)され、膨出部材に供給された流体が排出されて、パレット支持部材を下降させて搬送物積載パレットがステージの床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態等を挙げることができる。なお、より安全性を高め得るといった観点から、上記(1)形態及び(3)形態を併用することが好ましい。
尚、上記搬送物積載パレットとは、搬送物を積載したパレットのことを意味する。このパレットとしては、例えば、上述の搬送装置で説明したパレットと同じ構成のものを挙げることができる。

0044

上記搬出方法では、例えば、上記搬送装置の走行中に、上述の搬送装置及び/又はパレットの被案内部が上述の案内手段に案内されることができる。これにより、搬送物を良好な直進性を保って搬出できる。また、案内手段の設置・撤去の作業性といった観点から、上記案内手段が、上記輸送容器及びステージの床面上を走行可能であり、且つ、上記輸送容器及びステージの床面上に対して昇降可能であることが好ましい。

0045

2−c.搬送物の搬出方法(移送用ステージを用いる搬送)
本発明に係る搬送物の搬出方法は、上述の搬送装置を用いる輸送容器からの搬送物の搬出方法であって、先ず、前記搬送装置を搭載した移送用ステージを、前記輸送容器の開口部側に隣接する位置に移送し、次に、該搬送装置を、該移送用ステージの床面上を走行させてから該輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させて、該輸送容器に収納された前記搬送物を積載した前記パレットの下部開放空間に進入した状態で停止させ、次いで、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上より持ち上げ、その後、その持ち上げた状態のままで、前記搬送装置を、前記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させ、次に、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが該輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させることを特徴とする。

0046

この搬出方法では、例えば、先ず、輸送容器内に収納された複数の搬送物積載パレットのうちの輸送容器の開口部側の床面上に載置された搬送物積載パレットを、輸送容器の外部の所望の位置まで移送し、その後、上記移送用ステージを、上記輸送容器の開口部側に隣接する位置に移送することができる。なお、上記搬出方法は、輸送容器から搬出する搬送物積載パレット(又は搬送物積載パレット連結体)の個数に応じて、1回のみ行われたり、2回以上繰返して行われたりすることができる。
また、この搬出方法では、搬送装置及び搬送物積載パレットの移送形態、並びに搬送装置の床面上の走行形態等は特に問わない。例えば、フォークリフト等の荷役手段による吊上げ移送によって、搬送装置及び搬送物積載パレットを所望の位置まで移送することができる。また、搬送装置の走行形態としては、例えば、(1)人手により走行させる形態、(2)フォークリフト、ウインチ、プッシュ機構、プル機構等の荷役手段により走行させる形態、(3)自走式の搬送装置を走行させる形態等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを挙げることができる。
さらに、この搬出方法では、例えば、輸送容器が床置された状態で輸送容器から搬送物を搬出することができるが、輸送容器がトラック等の車両のシャーシ上に載置された状態のままで輸送容器から搬送物を搬出することが好ましい。

0047

上記「移送用ステージ」は、フォークリフト等の荷役手段により移送可能であり且つ上記搬送装置が走行可能な床面を有する限り、その構造、形状、大きさ等は特に問わない。この移送用ステージは、通常、その床面が、輸送容器の床面と実質的に同じ高さレベルとなるように上記輸送容器の開口部側に隣接する位置に移送される。また、この移送用ステージの床面は、例えば、床置された輸送容器の床面と実質的に同じ高さレベルであることができるが、トラック等の車両のシャーシ上に載置された輸送容器の床面と実質的に同じ高さレベルであることが好ましい。また、この移送用ステージは、例えば、床面(地面)上を移動するフォークリフト等の荷役手段により移送されることができるが、プラットフォーム、スロープ等の上記ステージの床面上を移動するフォークリフト等の荷役手段により移送されることが好ましい。

0048

また、この搬出方法では、例えば、上記昇降作動手段を構成する上記膨縮部材への流体供給により膨縮部材を膨張させてパレット支持部材を上昇させると共に、膨縮部材からの流体排出により膨縮部材を収縮させてパレット支持部材を下降させることができる。
この場合、搬送装置の走行停止形態としては、例えば、(1)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが上記ストッパ部材に当接して、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットが輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(2)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが作業者により操作されて、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットが輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(3)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた上記操作用バルブが指先操作(例えば、押釦操作、レバー傾動操作等)され、膨出部材に供給された流体が排出されて、パレット支持部材を下降させて搬送物積載パレットが輸送容器の開口部側の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態等を挙げることができる。なお、より安全性を高め得るといった観点から、上記(1)及び上記(3)形態を併用することが好ましい。
尚、上記搬送物積載パレットとは、搬送物を積載したパレットのことを意味する。このパレットとしては、例えば、上述の搬送装置で説明したパレットと同じ構成のものを挙げることができる。

0049

上記搬出方法では、例えば、上記搬送装置の走行中に、上述の搬送装置及び/又はパレットの被案内部が上述の案内手段に案内されることができる。これにより、搬送物を良好な直進性を保って搬出できる。また、案内手段の設置・撤去の作業性といった観点から、上記案内手段が、上記輸送容器及び移送用ステージの床面上を走行可能であり、且つ、上記輸送容器及び移送用ステージの床面上に対して昇降可能であることが好ましい。

0050

3−a.搬送物の搬入方法(ステージを用いない搬送)
本発明に係る搬送物の搬入方法は、上述の搬送装置を用いる輸送容器への搬送物の搬入方法であって、上記搬送装置を、上記輸送容器の開口部側の床面上に移送すると共に、搬送物積載パレットを、輸送容器の開口部側の床面上に移送し、次いで、搬送装置を、搬送物積載パレットの下部開放空間に進入させた状態で、搬送装置の上記パレット支持部材を上昇させてパレット支持部材で搬送物積載パレットを床面上から持ち上げ、その後、その持ち上げた状態のままで、搬送装置を、輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させ、その後、前記パレット支持部材を下降させて搬送物積載パレットが輸送容器の奥方側の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させ、次に、搬送装置を、輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させて輸送容器の開口部側の床面上で停止させることを特徴とする。

0051

この搬入方法では、搬送装置及び搬送物積載パレットの輸送容器の開口部側の床面上への移送形態、順序等は特に問わない。例えば、上記搬送装置を、上記輸送容器の開口部側の床面上に移送し、その後、この搬送装置を、輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向かって走行させ、次に、搬送物積載パレットを、輸送容器の開口部側の床面上に移送し、次いで、搬送装置を、上記輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させて、搬送装置を、搬送物積載パレットの下部開放空間に進入させることができる。なお、上記搬入方法は、輸送容器へ搬入する搬送物積載パレット(又は搬送物積載パレット連結体)の個数に応じて、1回のみ行われたり、2回以上繰返して行われたりすることができる。
また、この搬入方法では、搬送装置及び搬送物積載パレットの移送形態、並びに搬送装置の床面上の走行形態等は特に問わない。その移送形態や走行形態としては、例えば、上述の搬出方法(2−a)で説明した形態等を挙げることができる。
さらに、この搬入方法では、例えば、輸送容器が床置された状態で輸送容器へ搬送物を搬入することができるが、輸送容器がトラック等の車両のシャーシ上に載置された状態のままで輸送容器へ搬送物を搬入することが好ましい。

0052

また、この搬入方法では、例えば、上記昇降作動手段を構成する上記膨縮部材への流体供給により膨縮部材を膨張させてパレット支持部材を上昇させると共に、膨縮部材からの流体排出により膨縮部材を収縮させてパレット支持部材を下降させることができる。
この場合、搬送装置の走行停止形態としては、例えば、(1)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが上記ストッパ部材に当接して、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(2)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが作業者により操作されて、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(3)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた上記操作用バルブが指先操作(例えば、押釦操作、レバー傾動操作等)され、膨出部材に供給された流体が排出されて、パレット支持部材を下降させて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態等を挙げることができる。なお、より安全性を高め得るといった観点から、上記(1)形態及び(3)形態を併用することが好ましい。
尚、上記搬送物積載パレットとは、搬送物を積載したパレットのことを意味する。このパレットとしては、例えば、上述の搬送装置で説明したパレットと同じ構成のものを挙げることができる。

0053

上記搬入方法では、例えば、上記搬送装置の走行中に、上述の搬送装置及び/又はパレットの被案内部が上述の案内手段に案内されることができる。これにより、搬送物を良好な直進性を保って搬入できる。また、案内手段の設置・撤去の作業性といった観点から、上記案内手段が、上記輸送容器の床面上を走行可能であり、且つ、上記輸送容器の床面上に対して昇降可能であることが好ましい。

0054

3−b.他の搬送物の搬入方法(ステージを用いた搬送)
本発明に係る搬送物の搬入方法は、上述の搬送装置を用いる輸送容器への搬送物の搬入方法であって、上記搬送装置を、上記輸送容器の開口部側に隣接するステージの床面上に移送すると共に、搬送物積載パレットを、このステージの床面上に移送し、次いで、前記搬送装置を、搬送物積載パレットの下部開放空間に進入させた状態で、搬送装置の上記パレット支持部材を上昇させてパレット支持部材で搬送物積載パレットを床面上から持ち上げ、その後、その持ち上げた状態のままで、搬送装置を、ステージの床面上を走行させてから、輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させ、その後、パレット支持部材を下降させて搬送物積載パレットが輸送容器の奥方側の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させ、次に、搬送装置を、輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させてからステージの床面上で停止させることを特徴とする。

0055

この搬入方法では、搬送装置及び搬送物積載パレットのステージの床面上への移送形態、順序等は特に問わない。
また、この搬入方法では、搬送装置及び搬送物積載パレットの移送形態、並びに搬送装置の床面上の走行形態等は特に問わない。その移送形態や走行形態としては、例えば、上述の搬出方法(2−a)で説明した形態等を挙げることができる。なお、上記搬入方法は、輸送容器へ搬入する搬送物積載パレット(又は搬送物積載パレット連結体)の個数に応じて、1回のみ行われたり、2回以上繰返して行われたりすることができる。
さらに、この搬入方法では、例えば、輸送容器が床置された状態で輸送容器へ搬送物を搬入することができるが、輸送容器がトラック等の車両のシャーシ上に載置された状態のままで輸送容器へ搬送物を搬入することが好ましい。
上記「ステージ」は、輸送容器の床面と実質的に同じ高さレベルであり且つ搬送物積載パレットを載置可能な床面を有する限り、その構造、形状、大きさ等は特に問わない。このステージとしては、例えば、上述の搬出方法(2−b)で説明した形態等を挙げることができる。

0056

また、この搬入方法では、例えば、上記昇降作動手段を構成する上記膨縮部材への流体供給により膨縮部材を膨張させてパレット支持部材を上昇させると共に、膨縮部材からの流体排出により膨縮部材を収縮させてパレット支持部材を下降させることができる。
この場合、搬送装置の走行停止形態としては、例えば、(1)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが上記ストッパ部材に当接して、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(2)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが作業者により操作されて、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(3)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた上記操作用バルブが指先操作(例えば、押釦操作、レバー傾動操作等)され、膨出部材に供給された流体が排出されて、パレット支持部材を下降させて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態等を挙げることができる。なお、より安全性を高め得るといった観点から、上記(1)形態及び(3)形態を併用することが好ましい。
尚、上記搬送物積載パレットとは、搬送物を積載したパレットのことを意味する。このパレットとしては、例えば、上述の搬送装置で説明したパレットと同じ構成のものを挙げることができる。

0057

上記搬入方法では、例えば、上記搬送装置の走行中に、上述の搬送装置及び/又はパレットの被案内部が上述の案内手段に案内されることができる。これにより、搬送物を良好な直進性を保って搬入できる。また、案内手段の設置・撤去の作業性といった観点から、上記案内手段が、上記輸送容器及びステージの床面上を走行可能であり、且つ、上記輸送容器及びステージの床面上に対して昇降可能であることが好ましい。

0058

3−c.搬送物の搬入方法(移送用ステージを用いる搬送)
本発明に係る搬送物の搬入方法は、上述の搬送装置を用いる輸送容器への搬送物の搬入方法であって、先ず、前記搬送物を積載した前記パレットを、前記輸送容器の開口部側の床面上に移送し、次に、前記搬送装置を搭載した移送用ステージを、該輸送容器の開口部側に隣接する位置に移送し、次いで、該搬送装置を、該移送用ステージの床面上及び該輸送容器の床面上を走行させて前記パレットの下部開放空間に進入させた状態で停止させ、その後、該搬送装置の前記パレット支持部材を上昇させて該パレット支持部材で前記パレットを床面上から持ち上げ、次に、その持ち上げた状態のままで、該搬送装置を、前記輸送容器の床面上を開口部側から奥方側に向って走行させ、次いで、前記パレット支持部材を下降させて前記パレットが該輸送容器の奥方側の床面上に載置されて、該搬送装置の走行を停止させ、次に、該搬送装置を、該輸送容器の床面上を奥方側から開口部側に向って走行させてから前記移送用ステージの床面上で停止させることを特徴とする。

0059

この搬入方法は、輸送容器へ搬入する搬送物積載パレット(又は搬送物積載パレット連結体)の個数に応じて、1回のみ行われたり、2回以上繰返して行われたりすることができる。
また、この搬入方法では、搬送装置及び搬送物積載パレットの移送形態、並びに搬送装置の床面上の走行形態等は特に問わない。その移送形態や走行形態としては、例えば、上述の搬出方法(2−a)で説明した形態等を挙げることができる。また、この搬入方法では、上記移送用ステージの構成、移送形態等は特に問わない。その構成、移送形態としては、例えば、上述の搬出方法(2−c)で説明した形態等を挙げることができる。
さらに、この搬入方法では、例えば、輸送容器が床置された状態で輸送容器へ搬送物を搬入することができるが、輸送容器がトラック等の車両のシャーシ上に載置された状態のままで輸送容器へ搬送物を搬入することが好ましい。

0060

また、この搬入方法では、例えば、上記昇降作動手段を構成する上記膨縮部材への流体供給により膨縮部材を膨張させてパレット支持部材を上昇させると共に、膨縮部材からの流体排出により膨縮部材を収縮させてパレット支持部材を下降させることができる。
この場合、搬送装置の走行停止形態としては、例えば、(1)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが上記ストッパ部材に当接して、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(2)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、この搬送装置の当接部に設けた上記当接用バルブが作業者により操作されて、膨出部材に供給された流体を排出させて、パレット支持部材を降下させて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態、(3)搬送装置が搬送物積載パレットを床面上より持ち上げた状態で走行する際、搬送装置に連繋される遠隔制御部に設けた上記操作用バルブが指先操作(例えば、押釦操作、レバー傾動操作等)され、膨出部材に供給された流体が排出されて、パレット支持部材を下降させて搬送物積載パレットが輸送容器の床面上に載置されて、搬送装置の走行を停止させる形態等を挙げることができる。なお、より安全性を高め得るといった観点から、上記(1)形態及び(3)形態を併用することが好ましい。
尚、上記搬送物積載パレットとは、搬送物を積載したパレットのことを意味する。このパレットとしては、例えば、上述の搬送装置で説明したパレットと同じ構成のものを挙げることができる。

0061

上記搬入方法では、例えば、上記搬送装置の走行中に、上述の搬送装置及び/又はパレットの被案内部が上述の案内手段に案内されることができる。これにより、搬送物を良好な直進性を保って搬入できる。また、案内手段の設置・撤去の作業性といった観点から、上記案内手段が、上記輸送容器及び移送用ステージの床面上を走行可能であり、且つ、上記輸送容器及び移送用ステージの床面上に対して昇降可能であることが好ましい。

0062

以下、図面を用いて実施例1により本発明を具体的に説明する。
尚、本実施例1では、搬送装置1における「前後」を、搬送物の搬送方向Q(図1参照)と一致する方向とし、搬送装置1における「左右」を、搬送方向Qと直交する方向とする。また、本実施例1では、図10に示すように、本発明に係る「搬送物」としてコイル状鋼材Aを例示する。また、本発明に係る「パレット」として、図10に示すように、パレット本体Pa1と、このパレット本体Pa1の上側に設けられ且つコイル状鋼材Aを横置き状態で載置可能な載置部Pa2と、下部開放空間Pa4が形成され且つ床面に接地する脚体部Pa3と、を有するパレットPaを例示する。このパレットPaは、図11に示すように、後述のコンテナの長手方向の長さの略1/4の大きさでモジュール化されている。また、本実施例1では、図12に示すように、本発明に係る「輸送容器」として、その長手方向の一端側に開口部c1が形成された20フィートのドライコンテナC(以下、単にコンテナとも記載する。)を例示する。また、本発明に係る「荷役手段」として、フォークリフトFを例示する。

0063

(1)搬送装置の構成
本実施例1に係る搬送物の搬送装置1は、図1及び図8に示すように、パレットPaの下部開放空間Pa4内に進入可能な大きさ・サイズに形成されている。この搬送装置1は、所定の間隔でもって並設される左右一対の昇降ユニット2a,2bを備えている。各昇降ユニット2a,2bは、図3に示すように、搬送方向Qに沿って延びる縦断面略U字状のベース部材3を有している。このベース部材3の内部には、その長手方向に沿って所定間隔でもって多数の回転ローラ4(本発明に係る「走行手段」として例示する。)が水平軸回りに回転自在に支持されている。また、このベース部材4には、搬送方向Qに沿って延びる縦断面略U字状のパレット支持部材5が昇降自在に支持されている。このパレット支持部材5の上面が、パレットPaを下方より支持するパレット支持面5aとなっている。また、図1及び図8に示すように、両昇降ユニット2a,2bの各パレット支持部材5の長手方向の両端側は板状の連結部材6a,6bによって連結され、両昇降ユニット2a,2bは一体物とされている。
尚、上記昇降ユニット2a,2bの長手方向の長さは、上記パレットPaの搬送方向Qの長さと略同じ値に設定されている。

0064

上記連結部材6aの外面側には、図1及び図2に示すように、左右一対の当接部11が設けられ、各当接部11には、その流路を切り換えるための操作部材7aを有する当接バルブ7(本発明に係る「流体排出用当接バルブ」として例示する。)が取着されている。また、この連結部材6aの外面側には、ワイヤロープの端部を係合可能な左右一対の環状部材8(本発明に係る「連繋部」として例示する。)が取着されている。さらに、両連結部材6a,6bの長手方向の両端側には、パレットPaの脚体部Pa3の内側面に案内され得る案内ローラ9が垂直軸回りに回転自在に支持されている。これにより、搬送装置1がパレットPaの下部開放空間Pa4に進入する際に良好な直進性が得られるようになっている。また、連結部材6bの外面側には、左右一対のゴム製の緩衝部材10が設けられている。

0065

また、図3に示すように、上記ベース部材3の上面とパレット支持部材5との間には、圧縮空気の給排により膨縮するチューブ状の膨縮部材12が配設されている。この膨縮部材12の一端開口部には、圧縮空気を通気するための可撓性の配管13が接続されている。この配管13の他端側は連結部材6aより外方に突出しており、その突出部にジョイント具14が設けられている。このジョイント具14には、圧縮空気を供給するコンプレッサ15(本発明に係る「流体供給源」として例示する。)に連絡されたエアホース16が接続され得るようになっている。また、この配管13の途中には、図1及び図5に示すように、パイロット型の第1バルブ17、第2バルブ18、押釦バルブ19及び上記当接バルブ7が設けられ、これらのバルブ17,18,19,7によって開閉バルブ機構20が構成されている。そして、配管13とエアホース16との接続状態において、押釦バルブ19を押圧操作すると、膨縮部材12内にコンプレッサ15から圧縮空気が供給されて膨縮部材12が膨張し、パレット支持部材5が上昇されるようになっている。また、パレット支持部材5の上昇状態より、当接バルブ7と後述するストッパ部材とが当接してこの当接バルブ7の流路が切り換えられると、膨縮部材12に供給された圧縮空気が外部に排気されて膨縮部材12が収縮し、パレット支持部材5が降下されるようになっている。
ここで、上記膨縮部材12、配管13、及び開閉バルブ機構20等によって、本発明に係る「昇降作動手段」が構成されていると言える。

0066

また、両連結部材6a,6bの間には、図6に示すように、搬送方向Qに沿って延びる縦断面略U字状の補強部材22が設けされている。この補強部材22には、フォークリフトFの爪部fに係合可能な係合部23が設けられている。この係合部23は、搬送方向Qと直交する方向に延びる係合バー24(本発明に係る「係合部材」として例示する。)と、この係合バー24を所定の位置間で変位自在に支持する支持機構25とを有している。この支持機構25は、補強部材22に水平軸回りに揺動自在に支持される前後の揺動レバー26a,26bを有している。この前後の揺動レバー26a,26bの一端側には、リンク部材27の端部が軸支されている。また、この前後の揺動レバー26a,26bの他端側に、上記係合バー24がそれぞれ取着されている。従って、一方の揺動レバー26aを揺動させることによって、係合バー24が、パレット支持部材5のパレット支持面5aより下方に没入した収納位置aと、パレット支持面5aより上方に突出した荷役位置bとの間で変位するようになっている。そして、図9に示すように、荷役位置bの係合バー24の下方空間に、フォークリフトFの爪部fを挿入して上昇させると、爪部fが係合バー24に係合して搬送装置1が持ち上げられ、そのフォークリフトFの移動によって、搬送装置1を所望の位置まで移送することができる。

0067

また、一方の揺動レバー24aには、図7に示すように、固定板材29が固定されている。この固定板材29には、指先回転操作し得る操作具30のネジ部30aが螺合されている。そして、このネジ部30aの下端側が補強部材22の上面に当接して、係合バー24が収納位置aに位置決めされるようになっている。また、操作具30を回転操作して、固定板材29から下方へのネジ部の突出量を多くすると、揺動レバー24aが僅かに上方に向って揺動され、係合バー24がパレット支持面5aより僅かに上方に突出した係合位置Cに位置保持される(図中仮想線で示す。)。そして、この係合位置cに位置する係合バー24と、パレット支持面5aに支持されたパレットPaの脚体部Pb3との係合によって、パレットPaの搬送方向Qの位置決めが行われるようになっている。

0068

(2)搬送装置の搬出作用
次に、上記構成の搬送装置1に用いた、コンテナCからの搬送物の搬出作用について説明する。尚、この搬出作用では、コンテナC内には、4つの独立した搬送物積載パレットPa(搬送物を積載したパレットPa)が収納されているものとする。また、この搬出作用では、本発明に係る「ストッパ部材」として、図13に示すように、コンテナCの横幅と略同じ長さを有するベース部32aと、このベース部材32aの両端側に設けられコンテナCの隅金具c2にネジ止めされるネジ止め部32bと、ベース部材32aの長手方向の所定位置に設けられる一対のストッパ片32cと、を有するストッパ部材32を用いるものとする。

0069

先ず、トラックでコンテナCが所定の作業場所まで運ばれ、ランディングギヤによって、シャーシ上に載置されるコンテナCの水平度を調整する。そして、このコンテナCの扉を開放して、コンテナCの開口部c1側の床面上に載置された搬送物積載パレットPaを、フォークリフトFによって、コンテナCの外部の所望の位置まで移送する(図14参照)。その後、搬送装置1の係合バー24を荷役位置bに位置させ、この係合バー24とフォークリフトFの爪部fとを係合させ、このフォークリフトFによって、搬送装置1をコンテナCの開口部c1側の床面上まで移送する(図15参照)。このとき、搬送装置1は、一方の連結部材6aがフォークリフトF側を向くように配設される。次に、搬送装置1の係合バー24からフォークリフトFの爪部fを抜き取って、その係合バー24を収納位置aに位置させる。次いで、作業者によって、搬送装置1がコンテナCの床面上を奥方側に向って押し込まれ、次に搬出する搬送物積載パレットPaの下部開放空間Pa4内に進入される(図16参照)。

0070

その後、コンテナCの隅金具c2を介して、ストッパ部材32をコンテナCの開口部c1側に固定する(図13参照)。次に、搬送装置1において、操作具30を回転操作して、係合バー24を係合位置cに位置させて、この係合バー24とパレットPaとを係合させパレットPaの搬送方向Qの位置決めを行う(図7参照)。次いで、搬送装置1のジョイント具14にエアホース16を接続すると共に、フォークリフトFにその一端側が接続されたワイヤロープ34の他端側を環状部材8に係合させる。この状態より、押釦バルブ19を押圧操作すると、膨縮部材12に圧縮空気が供給されて膨縮部材12が膨張し、パレット支持部材5が上昇され、この上昇するパレット支持部材5によって搬送物積載パレットPaがコンテナCの床面上から持ち上げられる(図3参照)。

0071

その後、フォークリフトFをコンテナCから遠ざかる方向に走行させると、ワイヤロープ34を介して搬送装置1が引っ張られ、この搬送装置1と共に搬送物積載パレットPaがコンテナCの床面上を奥方側から開口部c1側へ走行される(図17参照)。そして、その走行中に、搬送装置1の当接バルブ7がストッパ部材32に当接すると、膨縮部材12に供給された圧縮空気が外部に排気されて膨縮部材12が収縮し、パレット支持部材5が降下され、このパレット支持部材5に支持された搬送物積載パレットPaがコンテナCの開口部c1側の床面上に載置される(図4参照)。次に、搬送装置1からエアホース16及びワイヤロープ34を取り外し、操作具30を回転操作して係合バー24を収納位置aに位置させ、係合バー24と搬送物積載パレットPaとの係合を解除する。次いで、作業者によって、搬送装置1がコンテナCの奥方側に押し込まれ、その後、フォークリフトFによって、コンテナCの開口部c1側の床面上に載置された搬送物積載パレットPaが所望の位置まで移送される(図18参照)。
その後、上述の作用(図16〜18参照)を繰返し行って、コンテナC内の残りの搬送物積載パレットPaを搬出して、一連の搬送物の搬出作用が終了されることとなる。

0072

(3)搬送装置の搬入作用
次に、上記構成の搬送装置1に用いた、コンテナCへの搬送物の搬入作用について説明する。尚、この搬入作用では、コンテナC内に、4つの独立した搬送物積載パレットPaを収納するものとする。

0073

先ず、ランディングギヤによって、シャーシ上に載置される空のコンテナCの水平度を調整する。そして、このコンテナCの扉を開放し、搬送装置1の係合バー24を荷役位置bに位置させ、この係合バー24を介して、フォークリフトFによって、搬送装置1をコンテナCの開口部c1側の床面上に移送する(図19参照)。このとき、搬送装置1は、その連結部材6aがフォークリフトFと反対側を向くように配設される。その後、係合バー24を収納位置aに戻し、作業者によって、搬送装置1がコンテナCの奥方側に押し込まれる(図20参照)。次に、フォークリフトFによって、搬送物積載パレットPaをコンテナCの開口部c1側の床面上まで移送すると共に、この搬送物積載パレットPaの下部開放空間Pa4内に進入するように、搬送装置1をコンテナCの開口部c1側に引っ張り込む(図21参照)。

0074

その後、搬送装置1において、操作具30を操作して、係合バー24を係合位置cに位置させて搬送物積載パレットPaの搬送方向Qの位置決めを行う。次いで、搬送装置1にエアホース16を接続すると共に、フォークリフトFの爪部fに押込部材31(アタッチメント)を取り付ける。この状態より、押釦バルブ19を押圧操作して、パレット支持部材5を上昇させ、このパレット支持部材5で搬送物積載パレットPaをコンテナCの床面上から浮上させる。その後、フォークリフトFを、その押込部材31の先端側が搬送装置1に当接した状態より、コンテナCに近接する方向に走行させると、搬送装置1及び搬送物積載パレットPaがコンテナCの奥方側に押込まれる(図22参照)。そして、その走行中に、搬送装置1の当接バルブ7がコンテナCの奥方側の壁面に当接すると、パレット支持部材5が降下され、このパレット支持部材5に支持された搬送物積載パレットPaがコンテナCの奥方側の床面上に載置される。次に、搬送装置1に接続されたエアホース16を取り外し、操作具30を回転操作して係合バー24を元の収納位置aに位置させて搬送物積載パレットPaと係合バー24との係合を解除し、搬送装置1をコンテナCの開口部c1側に引っ張り出す図23参照)。
その後、上述の作用(図21〜23参照)を繰返し行って、コンテナC内に残りの搬送物積載パレットPaが搬入され、一連の搬送物の搬入作用が終了されることとなる。尚、残りの搬送物積載パレットPaの搬入の際、搬入済みの搬送物積載パレットPaの後方側(コンテナCの開口部c1側)に、当接バルブ7が当接可能なストッパ部材32が固定される。また、最後(4つ目)の搬送物積載パレットPaは、フォークリフトFによってコンテナCの開口部c1側の床面上に移送される。

0075

(4)実施例1の効果
以上より、本実施例1の搬送装置1では、ベース部材3の下面側に、多数の回転ローラ4を回転自在に支持し、このベース部材3に、パレットPaを下方より支持可能なパレット支持部材5を昇降自在に支持し、ベース部材3とパレット支持部材5との間に、圧縮空気の給排により膨縮する膨縮部材12を設けたので、フォークリフト、ウインチ等の簡易な荷役手段を用いて、ドライコンテナCに対して複数の搬送物(例えば、重さ4〜10t程度のコイル状鋼材等)を搬入・搬出することができる。また、膨縮部材12に連なる配管13の途中に、ストッパ部材32に当接してその流路を切り換え得る当接バルブ7を設け、当接バルブ7がストッパ部材32に当接すると、膨縮部材12に供給された圧縮空気が外部に排気され、パレット支持部材5が降下されるようにしたので、搬送物を予め決められた搬送位置(走行停止位置)に正確に搬送することができる。その結果、搬送物の搬送の際に、搬送物積載パレットPaがドライコンテナCの開口部c1から脱落したり、搬送物積載パレットPaがドライコンテナCの奥壁や他の搬送物積載パレットPaに強烈に衝突して破損や荷崩れ等が発生したりすることを防止できる。
また、本実施例1の搬送装置1では、パレット支持面5aより突出した荷役位置bと、パレット支持面5aより没入した収納位置aとの間で変位自在に係合バー24を設けたので、フォークリフト等によって搬送装置1を吊上げて容易に移送することができる。また、本実施例1の搬送装置1では、係合バー24を、パレット支持面5aより僅かに突出した係合位置cに保持可能とし、この係合位置cの係合バー24とパレット支持部材5で支持されたパレットPaとの係合によって、パレットPaの搬送方向Qの位置決めを行うようにしたので、搬送中にパレット支持部材5に対するパレットPaの位置ズレを抑制することができる。
また、本実施例1の搬送装置1では、ステージを用いずに、シャーシ上に載せられたドライコンテナCに対して搬送物を搬送しているので、効率良く搬送できる。また、パレットPaが、ドライコンテナCの床面の長さを基準としてモジュール化されているので、ドライコンテナCに対するパレットPaの固定・解除作業を必要最小限(実質的にも可能)とすることができる。

0076

尚、本発明においては、前記実施例1に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、本実施例1では、ステージを用いずに、コンテナCに対して搬送物を搬送するようにしたが、これに限定されず、例えば、コンテナCの開口部c1側に、このコンテナCの床面の高さと略同じ高さレベルの床面を有するステージを設け、このステージを介してコンテナに対して搬送物を搬送するようにしてもよい。ここで、ステージに対する搬送物の移送は、フォークリフト、天井クレーン等の荷役手段で行うことができる。
また、本実施例1では、シャーシ上に載せられたコンテナCに対して搬送物を搬送するようにしたが、これに限定されず、例えば、床置きされた状態のコンテナに対して搬送物を搬送するようにしてもよい。この場合、床置きされたコンテナと、このコンテナの床面と異なる高さレベルの床面との間で、フォークリフト等の荷役手段によって搬送物を移送することができる。また、床置きされたコンテナの床面の高さと略同じ高さレベルの床面を有するステージを設け、このステージを介してコンテナに対して搬送物を搬送するようにしてもよい。ここで、ステージに対する搬送物の移送は、フォークリフト、天井クレーン等の荷役手段で行うことができる。
また、本実施例1では、ドライコンテナCの隅金具c2に固定されるストッパ部材32を例示したが、これに限定されず、例えば、ドライコンテナの床面や左右の内壁面間に固定されるストッパ部材を用いるようにしてもよい。
また、本実施例1では、フォークリフト、ウインチ等の荷役手段によって、搬送装置1を床面上を走行させたり、搬送装置1や搬送物積載パレットPaを所望の位置まで移送させたりするようにしたが、これに限定されず、例えば、作業者によって、搬送装置を床面上を走行させたり、搬送装置や搬送物積載パレットを所望の位置まで移送させたりすることができる。特に、補助的な人手により自走式の搬送装置を床面上を走行させることができる。

0077

以下、図面を用いて実施例2により本発明を具体的に説明する。
尚、本実施例2では、搬送装置における「前後」を、搬送物の搬送方向Q(図24参照)と一致する方向とし、搬送装置における「左右」を、搬送方向と直交する方向とする。また、本実施例2では、本発明に係る「搬送物」として、図32及び図33に示すように、プレス用金型Bを例示する。
また、本発明に係る「パレット」として、図32及び図33に示すように、パレット本体Pb1と、このパレット本体Pb1の上側に設けられ且つプレス用金型Bを載置可能な載置部Pb2と、下部開放空間Pb4が形成され且つ床面に接地する脚体部Pb3と、を有するパレットPbを例示する。このパレットPbは、後述のコンテナの長手方向の長さの略1/4の大きさでモジュール化された2基のパレットを連結してなるパレット連結体とする。さらに、このパレットPbの載置部Pb2は、図34に示すように、搬送方向Qと直交方向に沿って配列され且つその上面にスリット36aが形成された中空状の多数の下側基材36と、搬送方向Qに沿って配列され且つその上面にスリット37aが形成された中空状の複数の上側基材37とを有し、この下側基材36の長手方向にスライド自在に支持された固定用具38によって、下側基材36の上面に上側基材37が固定されると共に、この上側基材37の長手方向にスライド自在に支持された固定用具39(本発明に係る「搬送物固定用具」として例示する。)によって、その型固定用孔を介してプレス用金型Bが上側基材37の上面に固定されるようになっている。従って、型固定用孔の位置が異なる様々な外郭形状のプレス用金型Bであっても、それぞれの固定用具38,39によって固定位置を調整することによって対応することができる。
また、本実施例2では、本発明に係る「輸送容器」として、その長手方向の一端側に開口部c1が形成された20フィートのドライコンテナC(以下、単にコンテナCとも記載する。)を例示する。また、本発明に係る「荷役手段」として、ウインチW(エア式又は手動式)を例示する。

0078

(1)搬送装置の構成
本実施例2に係る搬送物の搬送装置41は、図24及び図25に示すように、パレットPbの下部開放空Pb4間に進入可能な大きさ・サイズに形成されている。この搬送装置41は、所定の間隔でもって並設される左右一対の昇降ユニット42a,42bを備えている。各昇降ユニット42a,42bは、図26に示すように、搬送方向Qに沿って延びる縦断面略U字状のベース部材43を有している。このベース部材43の内部には、その長手方向に沿って所定間隔でもって多数の回転ローラ44(本発明に係る「走行手段」として例示する。)が水平軸回りに回転自在に支持されている。また、このベース部材43には、搬送方向Qに沿って延びる縦断面略U字状のパレット支持部材45が昇降自在に支持されている。このパレット支持部材45の上面が、パレットPbを下方より支持するパレット支持面45aとなっている。また、両昇降ユニット42a,42bの各パレット支持部材45の長手方向の一端側は板状の連結部材46aによって連結され、両昇降ユニット42a,42bは一体物とされている。また、各パレット支持部材45の長手方向の他端側のそれぞれには、板状の固定部材46b,46bが固着されている。
尚、上記昇降ユニット42a,42bの長手方向の長さは、上記パレットPbの搬送方向Qの長さと略同じ値に設定されている。

0079

上記連結部材46aの外面側には、図24及び図25に示すように、左右一対の当接部110が設けられ、各当接部110には、その流路を切り換えるための操作部材47aを有する当接バルブ47(本発明に係る「流体排出用当接バルブ」として例示する。)が取着されている。また、この連結部材46aの外面側には、ワイヤロープの一端部を係合可能な左右一対の環状部材48(本発明に係る「連繋部」として例示する。)が取着されている。さらに、連結部材46aの長手方向の両端側、及び各固定部材46b,46bの長手方向の一端側には、パレットPbの脚体部Pb3の内側面に案内され得る案内ローラ40が垂直軸回りに回転自在に支持されている。これにより、搬送装置1がパレットPbの下部開放空間Pb4に進入する際に良好な直進性が得られるようになっている。また、上記各固定部材46b,46bの外面側には、左右一対のゴム製の緩衝部材50が設けられている。

0080

また、各パレット支持部材45の他端側には、図30及び図31に示すように、連結レバー51(本発明に係る「連結・解除部」として例示する。)が、連結位置dと解除位置eとの間で揺動自在に支持されている。この連結レバー51の先端側は、他の昇降ユニット42c,42dのパレット支持部材45の一端側に設けた固定部材46bの凹部49に係合可能なフック部51aに形成されている。従って、その操作部51bを操作して、解除位置eの連結レバー51を連結位置dに位置させると、連結レバー51のフック部51aと凹部49とが係合して、昇降ユニット42a,42bに対してその長手方向に沿って他の昇降ユニット42c,42dを連結することができる。なお、他の昇降ユニット42c,42dにおいて、左右一対のベース部材43の長手方向の中間部が中間連結材35(図24に仮想線で示す。)で連結されていることが好ましい。

0081

また、図26に示すように、上記ベース部材43の上面とパレット支持部材45との間には、圧縮空気の給排により膨縮するチューブ状の膨縮部材52が配設されている。この膨縮部材52の一端開口部には、圧縮空気を通気するための可撓性の配管53が接続されている。この配管53の他端側は、連結部材46aより外方に突出しており、その突出端にジョイント具54(図25参照)が設けられている。このジョイント具54には、コンプレッサ55(本発明に係る「流体供給源」として例示する。)に連絡されたエアホース56を接続できるようになっている。また、配管53の途中には、図24及び図28に示すように、パイロット型の第1バルブ57、第2バルブ58、第3バルブ59、押釦バルブ60及び上記当接バルブ47が設けられ、これらのバルブ57,58,59,60,47によって開閉バルブ機構61が構成されている。そして、配管53とエアホース56との接続状態において、押釦バルブ60を押圧操作すると、コンプレッサ55からの圧縮空気が膨縮部材52に供給されて膨縮部材52が膨張し、パレット支持部材45が上昇されるようになっている。また、パレット支持部材45の上昇状態より、当接バルブ47が後述するストッパ部材に当接してその流路が切り換えられると、膨縮部材52に供給された圧縮空気が外部に排出されて膨縮部材52が収縮し、パレット支持部材45が下降されるようになっている。
ここで、上記膨縮部材52、配管53、及び開閉バルブ機構61等によって、本発明に係る「昇降作動手段」が構成されていると言える。

0082

また、上記各昇降ユニット42a,42bにおいて、各パレット支持部材45の側面側には、図24に示すように、その長手方向に所定の間隔でもって略U字状の前後の係合バー63(本発明に係る「係合部材」として例示する。)が収納位置a(図29実線で示す。)と荷役位置b(図29に仮想線で示す。)との間で揺動自在に支持されている。そして、荷役位置bの係合バー63の内部空間にフォークリフトFの爪部fを挿入して両者を係合させることによって、搬送装置41を所望の位置まで移送することができる。

0083

(2)搬送装置の搬出作用
次に、上記構成の搬送装置41に用いた、コンテナCからの搬送物の搬出作用について説明する。
尚、この搬出作用では、図39に示すように、コンテナC内には、2つの独立した搬送物積載パレットPb(搬送物を積載したパレットPb)が収納されているものとする。また、この搬出作用では、シャーシ上に載せられたコンテナCの開口部c1側に隣接するステージ80を用いるものとする。また、この搬送作用では、他の昇降ユニット42c,42dを連結していない搬送装置41を用いるものとする。

0084

ここで、上記ステージ80について説明する。このステージ80は、図39に示すように、トラックのシャーシ上に載置されたコンテナCの開口部c1側に隣接するように設置されている。また、このステージ80は、シャーシ上のコンテナCの床面と略同じ高さレベルの床面となるテーブル81を有している。このテーブル81のコンテナC側には、レベリング機構82が設けられている。このレベリング機構82は、図40に示すように、係止部材83と、この係止部材83をコンテナCの開口部c1側の下側左右の角に既設された隅金具c2の長穴挿脱する方向に移動自在に支持する支持ヘッド84と、この支持ヘッド84を昇降自在に支持するガイドレール85と、この支持ヘッド84を昇降させる昇降機構86と、を有している。この昇降機構86は、エアモータ87の作用で駆動するスクリュージャッキ88により構成されている。そして、このレベリング機構82によると、コンテナCの隅金具c2と係止状態の係止部材83を上昇させれば、シャーシ上のコンテナCが持ち上げられてその床面の高さレベルが調整されることとなる。

0085

先ず、トラックによりコンテナCがステージ80に隣接する所定の作業場所まで運ばれる。そして、レベリング機構82によって、シャーシ上に載置されるコンテナCの床面高さとステージ80の床面高さとが一致される。その後、搬送装置41の係合バー63を荷役位置bに位置させて、この係合バー63とフォークリフトFの爪部fとを係合させて、搬送装置41をステージ80上の所望の位置まで移送する。このとき、その搬送装置41は、その連結部材46aがコンテナCと反対側を向くように配設される。次に、作業者によって、ステージ80上の搬送装置41がコンテナCの内部に押し込まれ、この搬送装置41を、コンテナCの開口部c1側の床面上に載置された搬送物積載パレットPbの下部開放空間Pb4内に進入させる(図41参照)。

0086

その後、搬送装置41において、ジョイント具54にエアホース56を接続すると共に、ウインチWにその一端側が接続されたワイヤロープ34の他端側を環状部材48に係合させる。この状態より、押釦バルブ60を押圧操作すると、膨縮部材52に圧縮空気が供給されて膨縮部材52が膨張し、パレット支持部材45が上昇され、このパレット支持部材45によって搬送物積載パレットPbがコンテナCの床面上から持ち上げられる。その後、ウインチWでワイヤロープ34を巻上げると、搬送装置41がコンテナCの開口部c1側に向って引っ張られ、この搬送装置41と共に搬送物積載パレットPbがコンテナCの床面上を奥方側から開口部側へ走行され、さらにステージ80の床面上を走行される(図42参照)。そして、その走行中に、搬送装置41の当接バルブ47がステージ80の床面上に設けたストッパ部材62に当接すると、膨縮部材52に供給された圧縮空気が外部に排気されて膨縮部材52が収縮し、パレット支持部材45が降下され、このパレット支持部材45に支持された搬送物積載パレットPbがステージ80の床面上に載置される。次に、クレーン等によって、このステージ64上に搬出された搬送物積載パレットPbが所望の位置まで移送される。
その後、上述の作用(図41及び図42参照)を繰返し行って、コンテナC内の残りの搬送物積載パレットPbを搬出して、一連の搬送物の搬出作用が終了されることとなる。

0087

(3)搬送装置の搬入作用
次に、上記構成の搬送装置41に用いた、コンテナCへの搬送物の搬入作用について説明する。
尚、この搬入作用では、コンテナC内に、2つの独立した搬送物積載パレットPbを収納するものとする。また、この搬入作用では、シャーシ上に載せられたコンテナCの開口部c1側に隣接する上述のステージ80を用いるものとする。また、この搬送作用では、他の昇降ユニット42c,42dを連結していない搬送装置41を用いるものとする。

0088

先ず、トラックによって空のコンテナCがステージ80に隣接する所定の作業場所まで運ばれる。そして、レベリング機構82によって、シャーシ上に載置されるコンテナCの床面高さとステージ80の床面高さとが一致される。その後、搬送装置41の係合バー63を荷役位置bに位置させて、この係合バー63とフォークリフトFの爪部fとを係合させて、搬送装置41をステージ64上の所望の位置まで移送する。このとき、搬送装置41は、その連結部材46aがコンテナCの奥方側を向くように配設される。次に、クレーン等によって、搬送物積載パレットPbがステージ80上の搬送装置41に覆い被さるような所望の位置まで移送して、この搬送物積載パレットPbの下部開放空間Pb4内に搬送装置41が進入した状態とする。

0089

その後、搬送装置41に、エアホース56及びウインチWに連繋されたワイヤロープ34を接続する。このワイヤロープ34は、コンテナCの奥方側の壁面に設けられたローラ具33に巻き回されている。この状態より、押釦バルブ60を押圧操作すると、膨縮部材52に圧縮空気を供給して膨縮部材52が膨張し、パレット支持部材45が上昇され、このパレット支持部材45で搬送物積載パレットPbがコンテナCの床面上から持ち上げられる。その後、ウインチWによってワイヤロープ34を巻き上げると、搬送装置41及び搬送物積載パレットPbがコンテナCの奥方側に引っ張られる(図43参照)。そして、その走行中に、搬送装置41の当接バルブ47がコンテナCの奥方側の壁面に当接すると、パレット支持部材45が降下され、このパレット支持部材45に支持された搬送物積載パレットPbがコンテナCの奥方側の床面上に載置される。次に、搬送装置41をステージ80の床面上まで引っ張り出す(図44参照)。
その後、上述の作用(図43及び図44参照)を繰返し行って、コンテナC内に残りの搬送物積載パレットPbを搬入して、一連の搬送物の搬入作用が終了されることとなる。尚、残りの搬送物積載パレットPbの搬入の際、搬入済みの搬送物積載パレットPbのコンテナCの開口部c1側に、ストッパ部材62を固着しておく。

0090

(4)実施例2の効果
以上より、本実施例2の搬送装置41では、ベース部材43の下面側に、多数の回転ローラ44を回転自在に支持し、このベース部材43に、パレットPbを下方より支持可能なパレット支持部材45を昇降自在に支持し、ベース部材43とパレット支持部材45との間に、圧縮空気の給排により膨縮する膨縮部材52を設けたので、フォークリフト、ウインチ等の簡易な荷役手段を用いて、ドライコンテナCに対して重量、長尺、嵩張る搬送物(例えば、重さ4〜20t程度のプレス用金型等)を搬入・搬出することができる。また、膨縮部材52に連なる配管53の途中に、ストッパ部材62に当接してその流路を切り換え得る当接バルブ47を設け、当接バルブ47がストッパ部材62に当接した際に、膨縮部材52に供給された圧縮空気が外部に排気され、パレット支持部材45が降下されるようにしたので、搬送物を予め決められた搬送位置(走行停止位置)に正確に搬送することができる。その結果、搬送物の搬送の際に、搬送物積載パレットPbがステージ64上から脱落したり、搬送物積載パレットPbがドライコンテナCの奥壁や他の搬送物積載パレットPbに強烈に衝突して破損、荷崩れ等が発生したりすることを防止できる。
また、本実施例2の搬送装置41では、昇降ユニット42a,42bの長手方向の一端側に、他の昇降ユニット42c,42dの長手方向の他端側に形成された凹部49に係脱可能な連結レバー51を揺動自在に設けたので、搬送物の種類(例えば、大きさ、形状、重さ等)に応じて、その連結又は非連結を適宜選択して対応することができる。
また、本実施例2の搬送装置41では、パレット支持面45aより突出した荷役位置bと、パレット支持面45aより没入した収納位置aとの間で変位自在に係合バー63を設けたので、荷役位置bの係合バー63を介して、フォークリフト等の荷役手段によって搬送装置41を吊上げて容易に移送することができる。
また、本実施例2の搬送方法では、ステージ80を用いて、コンテナCに対して搬送物を搬送するようにしたので、重量、長尺、嵩張る等の多種類の搬送物を効率良く搬送できる。また、パレットPbが、コンテナCの床面の長さを基準としてモジュール化されているので、ドライコンテナCに対するパレットPbの固定・解除作業を必要最小限とすることができる。

0091

尚、本発明においては、前記実施例1及び実施例2に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、本実施例2では、シャーシ上に載せられたコンテナCに対して搬送物を搬送するようにしたが、これに限定されず、例えば、図45に示すように、床置きされた状態のコンテナCに対して搬送物を搬送するようにしてもよい。
また、本実施例2では、搬送装置41には、パレットPbの左右側に設けられた脚体部Pb3に沿って案内される位置に案内ローラ40を設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、搬送装置41には、パレットPbの中央部に設けられた脚体部Pb3に沿って案内される位置に案内ローラ40’(図24に仮想線で示す。)を設けるようにしてもよい。これにより、さらに搬送装置の直進性を向上させることができる。

0092

また、上記実施例2では、コンテナCを持ち上げてその床面の高さレベルを調整するレベリング機構82を例示したが、これに限定されず、例えば、コンテナの隅金具に係止する係止部材を降下させて、コンテナを押し下げてその床面の高さレベルを調整するレベリング機構としてもよい。また、コンテナCの開口部c1側の下側の隅金具c2を利用するレベリング機構82を例示したが、これに限定されず、例えば、コンテナの開口部側の上下側の隅金具を利用するようにしてもよい。また、上記ステージ80に近接する位置に、シャーシの車輪乗り上げ可能なスロープ(図示せず)を設けたり、そのスロープ上に高さ調整板鉄板等)を設けたりすることが好ましい。

0093

また、本実施例2では、フォークリフト、ウインチ等の荷役手段によって、搬送装置41を床面上を走行させたり、搬送装置41や搬送物積載パレットPbを所望の位置まで移送させたりするようにしたが、これに限定されず、例えば、作業者によって、搬送装置41を床面上を走行させたり、搬送装置41や搬送物積載パレットPbを所望の位置まで移送させたりすることができる。特に、補助的な人手により自走式の搬送装置を床面上を走行させることができる。

0094

また、本実施例2におけるプレス用金型の輸送においては、通常、このプレス用金型Bと共に三次元測定器一緒に輸送される。この場合、図35に示すように、パレットPbを構成するスリット付き基材67の上面に、固定具68を介して略C字状の基材69を固定し、この基材69の上面に、防振ゴム部材70を介して三次元測定器71を載置支持するプレート73を固定すれば、この三次元測定器71を積載したパレットPbを用いてコンテナ輸送を行うことができる。これにより、防振ゴム部材70によって輸送時の振動が吸収され、振動による三次元測定器71への悪影響の付与を抑制できる。その結果、従来では困難であったプレス用金型の鉄道輸送を実現することができる。
特に、三次元測定器71を防錆シート材72(例えば、ビニールの表面に気化性防錆剤塗り込んであるもの等)で梱包することが好ましい。

0095

また、本実施例2では、2基のパレット(1/4モジュール化パレット)を連結してなるパレット連結体に搬送物を積載するようにしたが、これに限定されず、パレットの連結数や非連結は、搬送物の大きさ、形状、重量等に応じて適宜選択することができる。例えば、図36に示すように、コンテナの内容積に相当する嵩張る搬送物である場合には、4基のパレットを連結してなるパレット連結体に跨って1個の搬送物を搭載することができる。また、図37に示すように、コンテナの全長より僅かに長い多数の鋼材からなる搬送物である場合には、4基のパレットを連結してなるパレット連結体に受け具74を設け、この受け具74を介して搬送物を傾斜状態で搭載することができる。また、図38に示すように、コンテナの全長より短い多数の鋼材からなる搬送物である場合には、4基のパレットを連結してなるパレット連結体に受け具75を設け、この受け具75を介して、搬送物を、その長手方向に飛び出すことを防止された状態で搭載することができる。この場合、その受け具75が、スライドレール76にスライド自在に支持されていることが好ましい。これにより、様々な長さの長尺な搬送物に対応することができる。また、図38に示すように、パレットPbの左右側面とコンテナCの左右の内壁面との間に角材等の噛合部材100を介在させることができる。これにより、搬出の際に、コンテナから引き出されるパレットの適当な直進性を確保できる。尚、上述のように、コンテナの床面と略一致する大きさのパレット(あるいはパレット連結体)を用いる場合には、昇降ユニット42a,42bに昇降ユニット42c,42dを連結して搬送装置41を構成すれば、この搬送装置41によって、搬送物積載パレットをコンテナに対して一度に搬入・搬出することができる。

0096

また、本実施例1及び実施例2では、搬送装置1,41のみに開閉バルブ機構20,61を設けるようにしたが、これに限定されず、搬送装置の各種動作を遠隔制御するための遠隔制御部にも開閉バルブ機構を設けることができる。例えば、図46に示すように、配管13(又はエアホース16)に別の配管を介して遠隔制御部90(図9に仮想線で示す。)を連繋し、この遠隔制御部90に、流体供給用操作バルブ91、流体排出用操作バルブ92、及びバルブ93を設けるようにしてもよい。ここで、流体供給用操作バルブ91は、押釦操作により、その流路を切り換えて膨出部材12に流体を供給させてパレット支持部材5を上昇させる。また、流体排出用操作バルブ92は、押釦操作により、その流路を切り換えて膨出部材12に供給された流体を排出させてパレット支持部材5を下降させる。これにより、(1)押釦バルブ19を押釦操作してパレット支持部材5を上昇させると共に、当接バルブ7がストッパ部材32に当接してパレット支持部材5を降下させる形態と、(2)搬送装置1から離れた場所(例えば、フォークリフトの運転席等)で、遠隔操作部90によりパレット支持部材5の昇降動作を遠隔操作する形態とを適宜選択することができる。なお、より安全性を高め得るといった観点から、上記(1)形態及び(2)形態を併用することが好ましい。
さらに、例えば、図47に示すように、搬送装置1に当接バルブ7や押釦バルブ19を設けずに、遠隔制御部90に、流体供給用操作バルブ91、流体排出用操作バルブ92、及びバルブ93を設けるようにしてもよい。
さらに、本実施例1及び実施例2の搬出入作業において、コンテナが載置されたシャーシに対する、トラックヘッド運転駆動部)の連結/切り離しは適宜選択することができる。

0097

以下、図面を用いて実施例3により本発明を具体的に説明する。
尚、本実施例3では、上述の実施例2と同様にして、他の昇降ユニット42c,42dを連結していない搬送装置41(コンテナCの床面の略1/2の大きさ)を用いて、コンテナCに対して2つの独立した搬送物積載パレットPb(図60参照)を搬送(搬出/搬入)するものとする。また、このパレットPbに積載される搬送物として、比較的重量なプレス用金型B(例えば、約10t)を例示する。また、この搬送方法では、コンテナC内に進入できない大きさの大型フォークリフトF(約10t級)を用いるものとする。また、この搬送方法では、トラックのシャーシ上に搭載されたコンテナCの開口部c1側がステージ98{プラットフォーム(例えば、耐荷重5t/m2)}に隣接している状態で行われるものとする。さらに、この搬送方法では、大型フォークリフトFによって移送可能な移送用ステージ99を用いるものとする。

0098

(1)搬送装置の搬出作用及び効果
先ず、図48に示すように、トラックにより、搬送物積載パレットPbを収納したコンテナCがステージ98に隣接する所定の作業場所まで運ばれ、ランディングギヤによって、シャーシ上に載置されるコンテナCの水平度が調整される。そして、このコンテナCの扉を開放して、コンテナCの開口部c1側の床面上に載置された搬送物積載パレットPbを、大型フォークリフトFによって、コンテナCの外部の所望の位置まで移送する。

0099

その後、図49に示すように、大型フォークリフトFによって、搬送装置41をその床面上に搭載した移送用ステージ99をコンテナCの開口部c1側の床面上まで移送する。このとき、この移送用ステージ99の床面とコンテナCの床面とは実質的に同じ高さレベルとなっている。次に、移送用ステージ99に対して搬送装置41を固定している固定バンド(図示せず)を取り外し、作業者によって、搬送装置41が、移送用ステージ99及びコンテナCのそれぞれの床面上を走行されてコンテナCの奥方側に押し込まれ、搬送物積載パレットPbの下部開放空間Pb4内に進入される。

0100

その後、搬送装置41のジョイント具54にエアホース56を接続すると共に、大型フォークリフトFにその一端側が接続されたワイヤロープ34の他端側を環状部材48に係合させる。この状態より、遠隔制御部90(図9の仮想線参照)の流体供給用操作バルブ91(上昇ボタン)を押圧操作すると、膨縮部材52に圧縮空気が供給されて膨縮部材52が膨張し、パレット支持部材45が上昇され、この上昇するパレット支持部材45によって搬送物積載パレットPbがコンテナCの床面上から持ち上げられる。

0101

その後、図50に示すように、大型フォークリフトFをコンテナCから遠ざかる方向に走行させると、ワイヤロープ34を介して搬送装置41が引っ張られ、この搬送装置41と共に搬送物積載パレットPbがコンテナCの床面上を奥方側から開口部c1側へ走行される。そして、その搬送物積載パレットPbがコンテナCの開口部c1側の床面上まで走行されたら、作業者によって当接バルブ47(又は遠隔制御部90の流体排出用バルブ92)が操作され、膨縮部材52に供給された圧縮空気が外部に排気されて膨縮部材52が収縮し、パレット支持部材45が降下され、このパレット支持部材45に支持された搬送物積載パレットPbがコンテナCの開口部c1側の床面上に載置される。

0102

その後、図51に示すように、大型フォークリフトFによって、空の移送用ステージ99がコンテナCの開口部c1側の床面上まで移送され、この移送用ステージ99の床面上に搬送装置41が引き出される。その後、図52に示すように、大型フォークリフトFによって、コンテナCの開口部c1側の床面上に載置された搬送物積載パレットPbが、コンテナCの外部の所望の位置まで移送され、一連の搬出作業が終了されることとなる。

0103

このような搬出方法により、大型クレーン等を用いてトラックのシャーシからコンテナCを取り外して床置きすることなく、トラックのシャーシに搭載されたコンテナCに対して、搬送装置41及び大型フォークリフトFを用いて、比較的重量なプレス用金型Bを積載したパレットPbを安全に搬出することができる。その結果、従来では困難であったプレス用金型のコンテナでの鉄道輸送を実現することができ、地理的要因によっては、輸送時間(リードタイム)の大幅な短縮を図ることができる。

0104

尚、上記実施例では、図51及び52に示すように、搬送物積載パレットPbをコンテナCの開口部c1側の床面に載置し、その後、搬送物積載パレットPbの直下にある搬送装置41をコンテナCの外部に取り出してから、搬送物積載パレットPbをコンテナCの外部に搬出するようにしたが、これに限定されず、例えば、図53及び54に示すように、搬送物積載パレットPbの直下にある搬送装置41をコンテナCの奥方側へ走行させてから、大型フォークリフトFによって、搬送物積載パレットPbをコンテナCの外部に搬出し、その後、搬送装置41をコンテナCの外部に取り出すようにしてもよい。

0105

(2)搬送装置の搬入作用
先ず、図55に示すように、トラックにより、空のコンテナCがステージ98に隣接する所定の作業場所まで運ばれ、ランディングギヤによって、シャーシ上に載置されるコンテナCの水平度を調整する。そして、このコンテナCの扉を開放し、大型フォークリフトFによって、搬送物積載パレットPbをコンテナCの開口部c1側の床面上に移送する。

0106

その後、図56に示すように、大型フォークリフトFによって、搬送装置41を搭載した移送用ステージ99がコンテナCの開口部c1側の床面上に移送される。このとき、この移送用ステージ99の床面とコンテナCの床面とは実質的に同じ高さレベルとなっている。次に、移送用ステージ99に対して搬送装置41を固定している固定バンド(図示せず)を取り外し、作業者によって、搬送装置41がコンテナCの床面上を奥方側に向って押し込まれ、搬送物積載パレットPbの下部開放空間Pb4内に進入される。

0107

その後、搬送装置41にエアホース56を接続すると共に、大型フォークリフトFの爪部fに押込部材31(アタッチメント)を取り付ける。この状態より、遠隔制御部90(図9の仮想線参照)の流体供給用操作バルブ91(上昇ボタン)を押圧操作して、パレット支持部材45を上昇させ、このパレット支持部材45で搬送物積載パレットPbをコンテナCの床面上から浮上させる。

0108

その後、図57に示すように、大型フォークリフトFを、その押込部材31の先端側が搬送装置41に当接した状態より、コンテナCに近接する方向に走行させると、搬送装置41及び搬送物積載パレットPbがコンテナCの奥方側に押込まれる。そして、その走行中に、搬送装置41の当接バルブ47が作業者により操作されて、パレット支持部材45が降下され、このパレット支持部材45に支持された搬送物積載パレットPbがコンテナCの奥方側の床面上に載置される。

0109

次に、搬送装置41に接続されたエアホース56を取り外し、その後、図58に示すように、大型フォークリフトFによって、空の移送用ステージ99がコンテナCの開口部c1側の床面上まで移送され、この移送用ステージ99の床面上に搬送装置41が引き出される。その後、図59に示すように、大型フォークリフトFによって、コンテナCの開口部c1側の床面上に搬送物積載パレットPbが移送され、一連の搬入作業が終了されることとなる。

0110

このような搬入方法により、大型クレーン等を用いてトラックのシャーシからコンテナCを取り外して床置きすることなく、トラックのシャーシに搭載されたコンテナCに対して、搬送装置41及び大型フォークリフトFを用いて、比較的重量なプレス用金型Bを積載したパレットPbを安全に搬入することができる。その結果、従来では困難であったプレス用金型のコンテナでの鉄道輸送を実現することができ、地理的要因によっては、輸送時間(リードタイム)の大幅な短縮を図ることができる。

0111

尚、本実施例では、図60に示すように、2つのパレット(コンテナ床面の略1/4の大きさ)を連結具97(例えば、クランプ具等)で連結してなる2基のパレット連結体Pbをコンテナに収納すると共に、各パレット連結体Pbには、プレス用金型(例えば、約10t)を積載するようにしたが、これに限定されず、例えば、図61に示すように、コンテナC内には、その長手方向の両端側に1つずつパレットを収納し、各パレットの間にパレット連結体Pbを収納するようにしてもよい。ここで、例えば、各パレットには、比較的軽量なプレス用金型(例えば、約3t)を積載すると共に、パレット連結体Pbには比較的重量なプレス用金型(例えば、約10t)を積載することができる。この場合、搬送装置41によって、搬送物積載パレット連結体Pbが搬送されると共に、搬送装置41又はコンテナC内に進入可能な小型フォークリフトによって、搬送物積載パレットが搬送される。さらに、図62に示すように、2基のパレット連結体Pbのそれぞれに2つのプレス用金型(例えば、約3t)を積載する形態であっても、搬送装置41によって、各搬送物積載パレット連結体Pbを搬送することができる。また、図60〜62に仮想線で示すように、各パレット連結体Pb同士やパレット連結体Pbと単独のパレットとを連結具97aで連結した状態、即ち、コンテナの床面と略同じ大きさとしてのパレット連結体をコンテナ内に収納した状態でコンテナ輸送を安定的に行うことができる。この場合、例えば、搬送物積載パレットの搬入の際には、コンテナの床面と略同じ大きさのパレット連結体を用いて、直進定性を確保しつつ効率良く1度で搬入を終えて、搬送物積載パレットの搬出の際には、連結具97aを取り外してから複数の搬送物積載パレットを順次搬出することもできる。
また、本実施例3では、作業者により当接バルブ47等を操作して、パレット支持部材45と共に搬送物積載パレットPbを降下させるようにしたが、これに限定されず、例えば、実施例1及び2と同様にして、ストッパ部材32を設けて、このストッパ部材32と当接バルブ47との当接によって、パレット支持部材45と共に搬送物積載パレットPbを降下させるようにしてもよい。これにより、より安全な搬送を実現できる。
また、本実施例3では、ステージ98(プラットフォーム)を用いて搬送する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、ステージ98を用いずに、地面上を移動する大型フォークリフトF及び移送用ステージ99を用いて、コンテナCに対して搬送物を搬送するようにしてもよい。さらに、上述のようにステージ98を用いずに、さらに床置きされた状態のコンテナCに対して搬送物を搬送するようにしてもよい。
また、本実施例1及び3では、搬送物積載パレットの搬送の際に、ランディングギヤによってシャーシ上に載置されるコンテナCの水平度を調整するようにしたが、これに限定されず、例えば、ランディングギヤを使用せずに搬送を行うようにしてもよい。
また、本実施例3では、トラックヘッド(運転駆動部)をシャーシに連結した状態で搬送を行うようにしたが、本実施例1及び2と同様にして、トラックヘッド(運転駆動部)の連結/切り離しは適宜選択することができる。

0112

以下、図面を用いて実施例4により本発明を具体的に説明する。
尚、本実施例4では、本発明に係る「輸送容器」として、図63に示すように、その長手方向の一端側に開口部c1が形成された40フィートのドライコンテナC(以下、単にコンテナCとも記載する。)を例示する。また、本発明に係る「パレット」として、上記コンテナCの長手方向の長さの略1/2の大きさでモジュール化された2基のパレット100,100を連結してなるパレット連結体100Aを例示する。また、本発明に係る「搬送物」として、上記パレット連結体100Aに積載される重量貨物、長尺貨物、嵩張る貨物等を例示する。さらに、本発明に係る「搬送装置」として、上記搬送物を積載した上記パレット連結体100Aを搬送可能な左右2基の搬送装置101,101を例示する。なお、各搬送装置101は、上記実施例2で説明した搬送装置41と略同じ構成であり、同じ構成部位には同符号を付けて詳説は省略する。

0113

(1)搬送装置の構成
本実施例4に係る搬送装置101では、図64に示すように、パレット支持部材45の左右側面には外側方に突出する突出片102が設けられている。各突出片102には、後述の案内具に案内される案内ローラ103(本発明に係る「被案内部」として例示する。)が垂直軸周りに回転自在に支持されている。各案内ローラ103は、1基の搬送装置101において、搬送物の搬送方向Qに沿って複数(図63中で4箇所)設けられている。

0114

次に、本実施例4で用いられる案内具105(本発明に係る「案内手段」として例示する。)の構成について説明する。
この案内具105は、図63及び図64に示すように、搬送物の搬送方向Qに沿って延びる長尺状で縦断面略U字状の案内本体106を有している。この案内本体106は、図66に示すように、上記搬送装置101の回転ローラ44が走行可能である平板状の床部106aと、この床部106aの左右の側縁から立ち上がり且つ上記搬送装置101の案内ローラ103を案内する左右の案内壁部106bと、各案内壁部106bの上端縁から外側方に伸びる左右の水平壁部106cと、からなっている。

0115

上記各水平壁部106cの下面側には搬送方向Qに沿って所定間隔で複数の支持部材107が固定されている。各支持部材107に形成された貫通孔107aには、昇降軸108が昇降自在に支持されている。各昇降軸108の下端には、床面を走行するための転動ボール110(本発明に係る「走行部」として例示する。)を転動自在に支持してなる昇降部材111が連結されている。また、各昇降部材111と各支持部材107との間には、昇降部材111に対して案内本体106を上方に付勢するバネ部材112(本発明に係る「弾性部材」として例示する。)が介在されている。このバネ部材112の付勢力は、案内本体106及び搬送装置101の合計重量より大きな値に設定されている。従って、案内本体106の床部106aに、搬送物積載パレット連結体100Aを搭載していない搬送装置101のみを載置した状態では、バネ部材112の付勢力によって、案内本体102は床面から浮上した状態を保っている(図66参照)。

0116

(2)搬送装置の搬入作用
次に、上記構成の搬送装置101及び案内具105を用いた、コンテナCへの搬送物の搬入作用について説明する。
先ず、トラックにより、空のコンテナCがステージ114に隣接する所定の作業場所まで運ばれて床置きされる。このステージ114の床面上には、図67に示すように、搬送装置101を収容した案内具105が用意されている。このとき、案内本体106は、ステージ114の床面から浮上した状態とされ、案内具105は走行可能な状態とされている(図66参照)。

0117

次に、コンテナC内の奥端側に、図68に示すように、案内具105の先端部を位置決めし得る第1冶具115aを配設しておく。この状態より、搬送装置101を収容した状態で案内具105を、コンテナC側に押し込んで、ステージ114及びコンテナCの床面上を走行させてコンテナC内に位置させる。そして、この案内具105の先端部を第1冶具115aに係合(固定)すると共に、案内具105の基端部を第2冶具115bに係合(固定)して、案内具105をコンテナC内に位置決め固定する。次いで、ステージ114の床面上に、今から搬入する搬送物を積載したパレット連結体100Aを用意する。

0118

その後、搬送装置101を、案内具105からステージ114側に向って引っ張り出して、案内本体106の床部106a及びステージ114の床面上を走行させて、図69に示すように、パレット連結体100Aの下方部に位置させる。この状態より、搬送装置101の膨出部材52にエアを供給すると、パレット連結体100Aは、パレット支持部材45により下方より持上げられ、ステージ114の床面上から浮上した状態となる。次に、搬送装置101の基端部に、エア駆動を利用して作業者の搬送作業を補助し得る周知の荷役手段116を連結する。

0119

次いで、荷役手段116を操作して、搬送物積載パレット連結体100Aを搭載した搬送装置101をコンテナC側に向って押し込んで、搬送装置101をステージ114及び案内本体106の床部106aの床面上を走行させる。このとき、搬送装置101の案内ローラ103が案内本体106の案内壁部106bに案内されることとなる。そして、図70に示すように、搬送装置101と共に搬送物積載パレット連結体100AがコンテナC内に収納される。

0120

その後、搬送装置101の膨出部材52からエアを排気すると、パレット連結体100Aは、パレット支持部材45の下降によりコンテナCの床面上に載置された状態となる(図65参照)。その後、図71に示すように、搬送装置101を収容した案内具105をステージ114側に引っ張り出して、一連の搬入作業が終了されることとなる。

0121

(3)実施例4の効果
以上より、本実施例4では、コンテナC内に搬送物を搬入する際、搬送装置101,101に設けた案内ローラ103が、コンテナC内に配設された案内具105の案内壁部106bに案内されるようにしたので、40フィートのドライコンテナC内へ重量貨物、長尺貨物、嵩張る貨物等の搬送物積載パレットを良好な直進性を保って一度に搬入することができる。その結果、ドライコンテナ内から搬送物を搬出する際、従来のように、搬送物積載パレットがドライコンテナの内壁に擦ってしまうことを防止でき、その搬送物積載パレットを円滑に搬出することができる。さらに、パレットがドライコンテナ内壁に衝突することを防止でき、パレットやドライコンテナの内壁等の損傷を防止できる。

0122

また、本実施例4では、案内本体106に、転動ボール110を有する昇降部材111を昇降自在に支持すると共に、案内本体106と昇降部材111との間に、昇降部材111に対して案内本体106を上方に付勢するバネ部材112を設けたので、案内具105をステージ114及びコンテナCの床面上を走行させることができると共に、案内具105を床面に対して昇降させることができる。その結果、コンテナ内への案内具105の設置・撤去作業を容易且つ迅速に実施できる。
また、本実施例4では、案内具105に、搬送装置101の回転ローラ44が走行可能な床部106aを設けたので、搬送装置101を収容した状態で案内具105をステージ114又はコンテナCの床面上を走行させることができ、案内具105の設置・撤去作業をより容易且つ迅速に実施できる。

0123

尚、本実施例4では、搬送装置101及び案内具105を用いた搬送物の搬入作業を例示したが、これに限定されず、例えば、上述の搬入作業と逆の手順を行えば、搬送装置101及び案内具105を用いて、搬送物の搬出作業を実現できる。
また、本実施例4では、床置きされるコンテナCに対して搬送物を搬送するようにしたが、これに限定されず、例えば、トラックのシャーシに搭載された状態のコンテナに対して搬送物を搬送するようにしてもよい。
また、本実施例4では、40フィートのドライコンテナに、40フィート相当の搬送物積載パレットを1回の搬入作業で搬入するようにしたが、これに限定されず、例えば、40フィートのドライコンテナに、20フィート相当の搬送物積載パレット(又はパレット連結体)を2回の搬入作業で順次搬入するようにしてもよい。この場合、それぞれの搬送物積載パレットを良好な直進性を保ってドライコンテナ内に順次搬入することができ、従来のように、1つ目の搬送物積載パレットが傾いた状態で搬入されて2つ目の搬入物積載パレットがドライコンテナ内に入りきらなくなることを防止できる。
また、本実施例4では、40フィートのドライコンテナを用いたが、これに限定されず、例えば、20フィートのドライコンテナを用いてもよい。
また、本実施例4では、転動ローラ110により走行可能な案内具105を例示したが、これに限定されず、例えば、図72に示すように、水平軸周りに回転可能な回転ローラ121により走行可能な案内具120としてもよい。
また、本実施例4では、搬送装置101の案内ローラ103が案内具105の案内壁部106bに案内されるようにしたが、これに限定されず、例えば、図72に示すように、搬送装置101のパレット支持部材45の左右側面45b(案内面)が、案内具120に設けた案内ローラ122に案内されるようにしてもよい。
また、本実施例4では、転動ローラ110により走行可能であり、且つ、搬送装置101が走行可能な床部106aを有する案内具105を例示したが、これに限定されず、例えば、図73に示すように、転動ローラ110及び床部106aを備えず、ステージ114及びコンテナCの床面上に載置される案内具123としてもよい。
また、本実施例4では、コンテナCの全長と略同じ長さを有する案内具105を例示したが、これに限定されず、例えば、コンテナCの長手方向の全長の0.5倍、1.5倍、2倍等の長さを有する案内具としてもよい。

0124

また、本実施例4では、搬送装置101の案内ローラ103が案内具105に案内される形態を例示したが、これに限定されず、例えば、図74及び図75に示すように、パレット125に設けた案内ローラ126(本発明に係る「パレット側被案内部」として例示する。)が、コンテナCの内側壁(本発明に係る「案内手段」として例示する。)に案内されるようにしてもよい。さらに、図76に示すように、パレット125に設けた案内ローラ126(本発明に係る「パレット側被案内部」として例示する。)が、コンテナの床面に載置された角環材(本発明に係る「案内手段」として例示する。)に案内されるようにしてもよい。このような形態であっても、上述の実施例4と同様の効果を発揮できる。

0125

陸上輸送海上輸送、空中輸送等で用いられる輸送容器に対して搬送物を搬送する用途として適用できる。特に、長手方向の一端側にのみ開口部を有するドライコンテナに対して搬送物を搬送する用途として好適に適用できる。

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