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技術 腿肉とオイスタミートの分離方法とその装置

出願人 株式会社前川製作所
発明者 早川裕之木藤浩二
出願日 2003年6月20日 (17年6ヶ月経過) 出願番号 2005-500910
公開日 2006年7月27日 (14年5ヶ月経過) 公開番号 WO2004-112489
状態 特許登録済
技術分野 食肉、魚の加工
主要キーワード 丸棒ガイド けづめ ストッパガイド オートローディング装置 誘導ガイド 用搬送コンベヤ バッファコンベヤ 自動作業
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2006年7月27日)のものです。
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図面 (9)

課題・解決手段

骨付き腿肉の最終分離において、大腿骨末端ホワイトキャップと、腿肉とオイスミートとを含む肉部との境界を検出し、検出部にカッタを挿入する不安定な作業をすることなく、自動的に腿肉とオイスタミートを分離する分離方法とその装置を提供するとともに、本発明の腿肉とオイスタミートの分離装置は、クランパ15と該クランパの走行ライン上流側より下流側に向け開放端をそれぞれ前記走行方向に向け配設した溝付きY型誘導ガイド20とカッタ付きY型誘導ガイド16とより構成する。

概要

背景

最近の食品工場の自動化に伴い、鶏や七面鳥等の食鳥の大バラシ・胸肉脱骨・腿肉脱骨)工程の自動化が行なわれて来たが、特に腿肉脱骨においては筋入れ、脱骨の自動化が行なわれてきたが、最終分離工程の自動化が残されている状況で、該自動化により骨付き腿肉ローディングするだけで略無人に近い状態で腿肉が生産される。
上記腿肉脱骨における最終工程の従来の骨外しにおいては、オイスミート一緒に腿肉が骨から分離されており、このオイスタミートの腿肉からの除去が必要とされている。
一方、大型の食鳥である七面鳥は、オスの成で重量は18〜20kgで鶏成鳥の約10羽分に相当するが、昔から欧州、北米では人気が高く、生産量は年々増加の傾向にあり、特に栄養価が高くしかも低脂肪のため健康食品としてもその消費は順調に伸びてきている。
ところで、欧米における殆どの七面鳥処理ラインでは、腿肉の脱骨は、熟練作業者により、刃物のみを使用する人手作業に終始し、特にオス七面鳥の場合、重量で鶏腿肉の8倍もある大きなモモ部位の脱骨においては、脱骨作業は危険を伴う上、時間と多大な労力を必要としている。
また、食鶏の腿肉脱骨において、脚を大腿関節で分割するとともに、けづめより先端を切り捨てた骨付き腿肉から骨格を除去する従来の脱骨作業の場合には、熟練した作業員の場合でも1日当たり平均720本処理するが、作業員は食肉に直に接触する作業に終始するため、食品衛生面での管理コストも割高になる問題点を内蔵していた。上記問題点解決のため、食用鳥獣の脱骨方法及び脱骨装置に係わる提案が特開平5−184281(以下特許文献1)にされている。
この提案は、第6図に示すように、ワーク50に対し、足首カット51を施し、これと前後して腿肉の縦方向の切り裂き(筋入れ)を行う。脛骨56を工具の孔(弾性的に拡開しうる)に通して引抜き、区間E、F、Gの順に食肉を骨格からコソギ落とす操作をしている。上記操作の途中、第1カット52、第2カット53で、刃物により57を切断しF区間の脱骨を継続する。脱骨完了54付近では、大腿骨上骨)55の末端ホワイトキャップ55aに対し、小さな肉塊のオイスタミート58が筋58aで繋がり、該オイスタミート58に膜組織を介して腿肉59が張り付いた状態を形成している。
上記脱骨装置の模式的平面図を第7図(A)に示し、第7図(A)のVII B−VII B視図を第7図(B)に示してある。第7図(A)に示すように八角形の回転テーブル61で形成させ、該テーブル61は主軸62を中心に45度づつ各ステーション間断続運転をして、各辺の対応部位に設けたS1〜S8でそれぞれの加工をしている。(前記ST8は後記するコンベヤ60の下部に位置するため、図には点線で記載してある。)
則ち、ステーションS1で搬入コンベヤ60により搬入された第7図(A)に示すワーク50である腿肉の脛骨56をチャック67に手指し装着を行い、爾後S1〜S8の各ステーションに設けた工具による引抜き、及び左右一対回転刃物64a、64bと単独カッタ65により、第6図に示す第1カット、第2カットをしながら区間E、F、Gの順に食肉を骨格からこそぎ落とす断続送り自動作業をするようにしてある。
そして第7図(B)に示すようにチャック67は昇降ロッド68により往復矢印jの如く上下可動に支持され、ワーク50を把持して昇降し、ST3、ST6でミートセパレータ66により骨部より腿肉のコソギ落としをしている。
第5図には各ステーションにおける上記加工内容が示してある。
ST1;腿肉セット
ST2;足首の筋カット
ST3;下骨(脛骨)の肉剥がしと小骨の筋のカット
ST4;下骨の肉剥がしと関節の筋カット
ST5;関節位置計測
ST6;関節部の肉剥がしと関節の筋カット
ST7;関節部の肉剥がしと上骨(大腿骨)の筋カット
ST8;上骨の肉剥がし
上記各ステーションで肉の引き剥がしと筋のカットを行なっている。
則ちST8での脱骨完了時の骨付き腿肉の状態は、第6図に示すように、大腿骨55の末端のホワイトキャップ55aには、オイスタミート58は筋で繋がれ、腿肉59は前記オイスタミートに膜組織を介して張り付いている状態を形成し、
このような状態より前記オイスタミートと腿肉とを前記ホワイトキャップ55aより分離する最終分離作業の自動化が要求されている。
また、一方、解体された食肉鳥獣腿肉の上記脱骨機に対する好適なオートローダが無く完全な自動化が図られたとはいえない状況にある。
そこで、上記問題解決のため、解体された腿肉用搬送コンベヤに複数の脱骨装置を接続し、その間にワークの一時滞留バッファコンベヤを複数基設け、下流の脱骨機に遅滞無くワークを供給出来るようにするとともに、搬送されてくるワークの移動を停止させることなく効率的に移載できるようにしたオートローデイングシステムが特開平10−4868に提案されている。
この構成は、第8図に示すように、搬送コンベヤ70と複数のバッファーコンベヤ80と複数の移載装置90と、複数のローディング装置100と、複数の脱骨機110と、前記移載装置90とローディング装置110の作動を制御する制御部111とからなり、前記複数の移載装置90には、それぞれその下流にバッファーコンベヤ80とローデイング装置100とが設けられてる。
上記特許文献1記載の先行技術は、
食肉用鳥獣の腿肉脱骨における脱骨自動化に対するもので、この技術により生産は安定し、特殊な技術者を必要とせず、特に七面鳥の腿肉脱骨の場合は、従来より熟練作業者の刃物のみを使用する人手作業に終始している七面鳥処理ラインへの本提案の適用により、従来の危険と労力を伴う脱骨作業から脱皮する効果を持つものであるが、前記最終分離による完全な腿肉を得る脱骨手段は未解決の状態にある。

概要

骨付き腿肉の最終分離において、大腿骨末端のホワイトキャップと、腿肉とオイスタミートとを含む肉部との境界を検出し、検出部にカッタを挿入する不安定な作業をすることなく、自動的に腿肉とオイスタミートを分離する分離方法とその装置を提供するとともに、本発明の腿肉とオイスタミートの分離装置は、クランパ15と該クランパの走行ライン上流側より下流側に向け開放端をそれぞれ前記走行方向に向け配設した溝付きY型誘導ガイド20とカッタ付きY型誘導ガイド16とより構成する。

目的

本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、大腿骨末端より腿肉を引き剥がす最終分離において、大腿骨末端のホワイトキャップと、腿肉とオイスタミートとを含む肉部との境界を検出し、検出部にカッタを挿入する不安定な作業をすることなく、自動的に腿肉とオイスタミートを分離する分離方法とその装置の提供を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
0件

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請求項1

食肉用鳥獣骨付き腿肉大腿骨末端軟骨部(以降ホワイトキャップという)まで肉部の引き剥がしが行なわれ、脱骨完了時における、前記軟骨部に筋で繋がる小肉塊(以降オイスミートという)に膜組織を介して張り付いている状態の腿肉となったワークに対し、前記腿肉とオイスタミートを大腿骨末端より分離する分離方法において、関節下部の大腿骨付け根揺動自在に把持して前傾可能の状態で走行させ、基部に細隙部と該細隙部に付設したカッタを持つカッタ付きY型誘導ガイド開放端を上記ワークの走行方向に向かって設け、前記カッタ付きY型誘導ガイドに大腿骨を当接させ、ワークを傾斜させて大腿骨末端のホワイトキャップをガイドの上側に移行させるとともに、オイスタミートと腿肉を前記細隙部下部に導入し、付設したカッタにより前記ホワイトキャップより切断してオイスタミートと腿肉をガイドの下側に分離切断するようにしたことを特徴とする腿肉とオイスタミートの分離方法。

請求項2

前記Y型誘導ガイドは、Y型ガイドとその基部に設けた細隙状入り口を持つ溝型開孔部とよりなる溝付きY型誘導ガイドを構成し、該開孔部を経由通過可能の前記オイスタミートを該オイスタミートに張り付く前記腿肉を分離して大腿骨末端のホワイトキャップとともにガイドの上側に分離させ、ガイドの下部に腿肉を分離するようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項記載の腿肉とオイスタミートの分離方法。

請求項3

前記腿肉を分離した前記オイスタミートよりなる腿肉とオイスタミートの分離方法において、関節下部の大腿骨付け根を揺動自在に把持して前傾可能の状態で走行させ、基部に細隙部を持つとともに該細隙部にカッタを持つカッタ付きY型誘導ガイドの開放端を上記ワークの走行方向に向かって設け、前記Y型誘導ガイドにワークを当接させてワークを傾斜させて、大腿骨末端のホワイトキャップがガイドの上側に移行させるとともに、オイスタミートを細隙部に誘導し、誘導したオイスタミートを細隙部に付設したカッタにより細隙下部で切断して、前記ホワイトキャップよりオイスタミートを分離するようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項記載の腿肉とオイスタミートの分離方法。

請求項4

前記カッタ付きY型誘導ガイドの上流側に、基部に細隙状入り口を持つ溝型開孔部を備えた溝付きY型誘導ガイドの開放端をワークの進行方向に向け配設し、ワークの走行につれ上流側の前記溝付きY型誘導ガイドにより大腿骨末端のホワイトキャップと該キャップに筋で繋がるオイスタミートをガイドの上側に移行させるとともに、腿肉をガイドの下側に分離し、ついで下流側のカッタ付きY型誘導ガイドにより前記ホワイトキャップより細隙部下側に分離したオイスタミートを付設したカッタにより切断分離するようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項記載の腿肉とオイスタミートの分離方法。

請求項5

食肉用鳥獣の骨付き腿肉の大腿骨末端の軟骨部(以降ホワイトキャップという)まで肉部の引き剥がしが行なわれ、前記軟骨部に筋で繋がる小肉塊(以降オイスタミートという)に膜組織を介して張り付いている腿肉の状態となったワークに対し、前記大腿骨末端より前記オイスタミートと腿肉の最終分離を行う分離装置において、前記ワークを関節下部の大腿骨の付け根で揺動自在に把持して前傾可能の状態で走行させるクランパと、基部に細隙部を持つとともに細隙部に付設したカッタを備えたY型誘導ガイドの開放端を前記ワークの走行方向に向かって配設してなるカッタ付きY型誘導ガイドとより構成し、該ガイドに前記ワークを当接させ、ワークを前傾させ、基部の細隙部に誘導し大腿骨末端のホワイトキャップをガイドの上側に移行させ、前記オイスタミートと前記腿肉を前記細隙部に誘導し、細隙部に付設したカッタにより前記ホワイトキャップよりオイスタミートと腿肉を切断分離する構成としたことを特徴とする腿肉とオイスタミートの分離装置。

請求項6

前記誘導ガイドは、Y型誘導ガイドと基部に細隙状入り口を持つ溝型開孔部を備えた溝付きY型誘導ガイドより構成し、前記、開孔部を経由通過可能の前記オイスタミートは前記腿肉と分離して大腿骨末端のホワイトキャップとともにガイドの上側に分離され、ガイドの下部に腿肉を分離する構成としたことを特徴とする請求の範囲第5項記載の腿肉とオイスタミートの分離装置。

請求項7

前記腿肉を分離したオイスタミートよりなる腿肉とオイスタミートの分離装置において、関節下側の大腿骨末端のホワイトキャップに筋で繋がるオイスタミートよりなるワークを前記関節下部の大腿骨の付け根で揺動自在に把持して前傾可能の状態で走行させるクランパと、基部に細隙部と該細隙部に付設したカッタを持つカッタ付きY型誘導ガイドの開放端を前記ワークの走行方向に向かって設けてなる構成とし、該ガイドに前記ワークを当接させて前傾状に走行させて基部の細隙部に導入させて大腿骨末端のホワイトキャップをガイドの上側に移行させるとともに、前記オイスタミートを細隙部下部分離し、細隙部に付設したカッタにより前記ホワイトキャップよりオイスタミート切断分離する構成としたことを特徴とする請求の範囲第5項記載の腿肉とオイスタミートの分離装置。

請求項8

前記カッタ付きY型誘導ガイドの上流側に、基部に細隙状入り口を持つ溝型開孔部を備えた溝付きY型誘導ガイドを開放端をワークの進行方向に向け配設する構成とし、前記ワークの走行につれ上流側の溝付きY型誘導ガイドにより、大腿骨末端のホワイトキャップと前記オイスタミートとをガイドの上側に移行させるとともに、前記腿肉をガイドの下側に分離し、ついで下流側のカッタ付きY型誘導ガイドにより前記ホワイトキャップよりオイスタミートを切断分離する構成としたことを特徴とする請求の範囲第5項記載の腿肉とオイスタミートの分離装置。

請求項9

前記カッタ付きY型誘導ガイドの細隙部は、隙間より前記オイスタミートの通り抜け抜け防止のストッパガイドを設ける構成としたことを特徴とする請求の範囲第5項、7項、及び8項に記載の腿肉とオイスタミートの肉部分離装置。

技術分野

本発明は、鶏や七面鳥等の食鳥腿肉脱骨に関し、詳しくは腿肉脱骨における最終脱骨に係わり、大腿骨末端軟骨部(以降ホワイトキャップという)より、該軟骨部に筋で繋がった小さな肉塊(以降オイスミートという)と該オイスタミートに膜組織を介して張り付いている腿肉とを分離する、腿肉とオイスタミートの分離方法とその装置に関する。

背景技術

最近の食品工場の自動化に伴い、鶏や七面鳥等の食鳥の大バラシ・胸肉脱骨・腿肉脱骨)工程の自動化が行なわれて来たが、特に腿肉脱骨においては筋入れ、脱骨の自動化が行なわれてきたが、最終分離工程の自動化が残されている状況で、該自動化により骨付き腿肉ローディングするだけで略無人に近い状態で腿肉が生産される。
上記腿肉脱骨における最終工程の従来の骨外しにおいては、オイスタミートと一緒に腿肉が骨から分離されており、このオイスタミートの腿肉からの除去が必要とされている。
一方、大型の食鳥である七面鳥は、オスの成で重量は18〜20kgで鶏成鳥の約10羽分に相当するが、昔から欧州、北米では人気が高く、生産量は年々増加の傾向にあり、特に栄養価が高くしかも低脂肪のため健康食品としてもその消費は順調に伸びてきている。
ところで、欧米における殆どの七面鳥処理ラインでは、腿肉の脱骨は、熟練作業者により、刃物のみを使用する人手作業に終始し、特にオス七面鳥の場合、重量で鶏腿肉の8倍もある大きなモモ部位の脱骨においては、脱骨作業は危険を伴う上、時間と多大な労力を必要としている。
また、食鶏の腿肉脱骨において、脚を大腿関節で分割するとともに、けづめより先端を切り捨てた骨付き腿肉から骨格を除去する従来の脱骨作業の場合には、熟練した作業員の場合でも1日当たり平均720本処理するが、作業員は食肉に直に接触する作業に終始するため、食品衛生面での管理コストも割高になる問題点を内蔵していた。上記問題点解決のため、食用鳥獣の脱骨方法及び脱骨装置に係わる提案が特開平5−184281(以下特許文献1)にされている。
この提案は、第6図に示すように、ワーク50に対し、足首カット51を施し、これと前後して腿肉の縦方向の切り裂き(筋入れ)を行う。脛骨56を工具の孔(弾性的に拡開しうる)に通して引抜き、区間E、F、Gの順に食肉を骨格からコソギ落とす操作をしている。上記操作の途中、第1カット52、第2カット53で、刃物により57を切断しF区間の脱骨を継続する。脱骨完了54付近では、大腿骨(上骨)55の末端のホワイトキャップ55aに対し、小さな肉塊のオイスタミート58が筋58aで繋がり、該オイスタミート58に膜組織を介して腿肉59が張り付いた状態を形成している。
上記脱骨装置の模式的平面図を第7図(A)に示し、第7図(A)のVII B−VII B視図を第7図(B)に示してある。第7図(A)に示すように八角形の回転テーブル61で形成させ、該テーブル61は主軸62を中心に45度づつ各ステーション間断続運転をして、各辺の対応部位に設けたS1〜S8でそれぞれの加工をしている。(前記ST8は後記するコンベヤ60の下部に位置するため、図には点線で記載してある。)
則ち、ステーションS1で搬入コンベヤ60により搬入された第7図(A)に示すワーク50である腿肉の脛骨56をチャック67に手指し装着を行い、爾後S1〜S8の各ステーションに設けた工具による引抜き、及び左右一対回転刃物64a、64bと単独カッタ65により、第6図に示す第1カット、第2カットをしながら区間E、F、Gの順に食肉を骨格からこそぎ落とす断続送り自動作業をするようにしてある。
そして第7図(B)に示すようにチャック67は昇降ロッド68により往復矢印jの如く上下可動に支持され、ワーク50を把持して昇降し、ST3、ST6でミートセパレータ66により骨部より腿肉のコソギ落としをしている。
第5図には各ステーションにおける上記加工内容が示してある。
ST1;腿肉セット
ST2;足首の筋カット
ST3;下骨(脛骨)の肉剥がしと小骨の筋のカット
ST4;下骨の肉剥がしと関節の筋カット
ST5;関節位置計測
ST6;関節部の肉剥がしと関節の筋カット
ST7;関節部の肉剥がしと上骨(大腿骨)の筋カット
ST8;上骨の肉剥がし
上記各ステーションで肉の引き剥がしと筋のカットを行なっている。
則ちST8での脱骨完了時の骨付き腿肉の状態は、第6図に示すように、大腿骨55の末端のホワイトキャップ55aには、オイスタミート58は筋で繋がれ、腿肉59は前記オイスタミートに膜組織を介して張り付いている状態を形成し、
このような状態より前記オイスタミートと腿肉とを前記ホワイトキャップ55aより分離する最終分離作業の自動化が要求されている。
また、一方、解体された食肉鳥獣腿肉の上記脱骨機に対する好適なオートローダが無く完全な自動化が図られたとはいえない状況にある。
そこで、上記問題解決のため、解体された腿肉用搬送コンベヤに複数の脱骨装置を接続し、その間にワークの一時滞留バッファコンベヤを複数基設け、下流の脱骨機に遅滞無くワークを供給出来るようにするとともに、搬送されてくるワークの移動を停止させることなく効率的に移載できるようにしたオートローデイングシステムが特開平10−4868に提案されている。
この構成は、第8図に示すように、搬送コンベヤ70と複数のバッファーコンベヤ80と複数の移載装置90と、複数のローディング装置100と、複数の脱骨機110と、前記移載装置90とローディング装置110の作動を制御する制御部111とからなり、前記複数の移載装置90には、それぞれその下流にバッファーコンベヤ80とローデイング装置100とが設けられてる。
上記特許文献1記載の先行技術は、
食肉用鳥獣の腿肉脱骨における脱骨自動化に対するもので、この技術により生産は安定し、特殊な技術者を必要とせず、特に七面鳥の腿肉脱骨の場合は、従来より熟練作業者の刃物のみを使用する人手作業に終始している七面鳥処理ラインへの本提案の適用により、従来の危険と労力を伴う脱骨作業から脱皮する効果を持つものであるが、前記最終分離による完全な腿肉を得る脱骨手段は未解決の状態にある。

本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、大腿骨末端より腿肉を引き剥がす最終分離において、大腿骨末端のホワイトキャップと、腿肉とオイスタミートとを含む肉部との境界を検出し、検出部にカッタを挿入する不安定な作業をすることなく、自動的に腿肉とオイスタミートを分離する分離方法とその装置の提供を目的とするものである。
そこで、本発明の腿肉とオイスタミートの分離方法は、
食肉用鳥獣の骨付き腿肉の大腿骨末端の軟骨部(以降ホワイトキャップという)まで肉部の引き剥がしが行なわれ、脱骨完了時における、前記軟骨部に筋で繋がる小肉塊(以降オイスタミートという)と該オイスタミートに膜組織を介して張り付いている状態の腿肉となったワークに対し、
前記腿肉とオイスタミートを大腿骨末端より分離する分離方法において、
関節下部の大腿骨付け根揺動自在に把持して前傾可能の状態で走行させ、基部に細隙部と該細隙部に付設したカッタを持つカッタ付きY型誘導ガイド開放端を上記ワークの走行方向に向かって設け、
上記カッタ付きY型誘導ガイドに大腿骨を当接させ、ワークを傾斜させて大腿骨末端のホワイトキャップをガイドの上側に移行させるとともに、オイスタミートと腿肉を前記細隙部下部へ導入し、付設したカッタにより前記ホワイトキャップより切断してオイスタミートと腿肉をガイドの下側に分離切断するようにしたことを特徴とする。
上記本発明は、鶏や七面鳥等の食肉用鳥獣の腿肉脱骨における大腿骨末端ホワイトキャップまでの肉部の引き剥がしが終わり、ホワイトキャップに筋で繋がるオイスタミートと該オイスタミートに膜組織で張り付いた状態の腿肉となったワークに対する最終分離に関するもので、本発明による場合は、大腿骨のホワイトキャップの末端位置センサ等を介して検出し、該検出により前記オイスタミートに接続する筋の切断を図るような不安定な作業をすることなく、ワークの大腿骨の付け根を把持して大腿骨のホワイトキャップとそれに繋がるオイスタミートや腿肉を自由端として揺動可能に走行させ、該走行につれ自動的に腿肉やオイスタミートの分離を可能としたものである。
則ち、上記したようにワークの関節下部の大腿骨の付け根を走行方向に揺動可能にクランパにより把持させ、ワークの末端である大腿骨のホワイトキャップを、それに繋がるオイスタミートや付随する腿肉を釣り下げた状態で、自由に上下できる態勢で走行させ、その走行路上に、基部に細隙部と該細隙部に付設した丸刃カッタを持つカッタ付きY型誘導ガイドを設け、該ガイドの開放端より基部の細隙部に向けワークを導入させ、該導入によりホワイトキャップとそれに張り付いた状態の腿肉とを前記Y型誘導ガイドの上下に分離させ、前記細隙部下部で前記オイスタと腿肉を自動的に分離切断するようにしてある。
上記本発明の腿肉とオイスタミートの分離方法において、
前記Y型誘導ガイドは、Y型ガイドとその基部に設けた細隙状入り口を持つ溝型開孔部とよりなる溝付きY型誘導ガイドを構成し、
該開孔部を経由通過可能の前記オイスタミートを該オイスタミートに張り付く前記腿肉を分離して大腿骨末端のホワイトキャップとともにガイドの上側に分離させ、ガイドの下部に腿肉を分離する方が好ましい。
上記発明は、前記大腿骨のホワイトキャップより分離したオイスタミートと腿肉とはお互いに分離した方が望ましく、そのため本発明の分離方法により分離されたオイスタミートと該オイスタミートに膜組織で張り付いている腿肉を分離するようにしたもので、
前記Y型誘導ガイドの基部に細隙状部を入り口に持つ細隙溝型開孔部を設け、前記オイスタミートが前記開孔部よりガイド上方へ抜け出させ、ガイド下部にはオイスタミートより剥がれた腿肉のみが残り分離される。
また、上記本発明の腿肉とオイスタミートの分離方法において、
前記腿肉を分離したオイスタミートよりなる本発明の腿肉とオイスタミートの分離方法において、
関節下部の大腿骨付け根を揺動自在に把持して前傾可能の状態で走行させ、
基部に細隙部を持つとともに該細隙部にカッタを持つカッタ付きY型誘導ガイドの開放端を上記ワークの走行方向に向かって設け、
前記Y型誘導ガイドにワークを当接させてワークを傾斜させて、大腿骨末端のホワイトキャップがガイドの上側へ移行させるとともに、オイスタミートを細隙部に誘導し、誘導したオイスタミートを細隙部に付設したカッタにより細隙下部で切断して、前記ホワイトキャップよりオイスタミートを分離する方が好ましい。
上記発明は、本発明の腿肉とオイスタミートの分離方法において、既に腿肉を分離して、前記ホワイトキャップにはオイスタミートのみが筋により繋がり残されている場合の分離方法について記載したもので、
前記腿肉分離によりホワイトキャップにオイスタミートのみを残す状態となったワークをそのまま下流側へ走行させ、その走行路上に設けられた基部の細隙部に丸刃カッタを付設した別のカッタ付きY型誘導ガイドを設け、該ガイドの開放端より基部の細隙部へ向けワークを導入させ、細隙部で前記ホワイトキャップとオイスタミートとをガイドの上下に分離し、ガイドの下側に分離したオイスタミートを細隙下部で丸刃カッタにより切断するようにしている。
また、本発明の腿肉とオイスタミートの分離方法において、
前記カッタ付きY型誘導ガイドの上流側に、
基部に細隙状入り口を持つ溝型開孔部を備えた溝付きY型誘導ガイドの開放端をワークの進行方向に向け配設し、
ワークの走行につれ上流側の前記溝付きY型誘導ガイドにより大腿骨末端のホワイトキャップに筋で繋がるオイスタミートをガイドの上側に移行させるとともに、腿肉をガイドの下側に分離し、ついで下流側のカッタ付きY型誘導ガイドを介して前記ホワイトキャップより細隙部下側に分離したオイスタミートを付設したカッタにより切断分離する方が好ましい。
上記発明は、大腿骨末端のホワイトキャップより、該ホワイトキャップに筋で繋がるオイスタミートと該オイスタミートに膜組織で張り付いている腿肉の最終分離において、前記腿肉とオイスタミートとを個別に分離する方法について記載したもので、
前記細隙部に付設したカッタを持つカッタ付きY型誘導ガイドの上流のワーク走行路上に、基部に細隙状入り口よりなる細隙溝型開孔部を備えた溝付きY型誘導ガイドを走行方向に向かってその開放端を設けたもので、前記したように溝付きY型誘導ガイドによりホワイトキャップに筋で繋がるオイスタミートは前記細隙溝型開孔部を介してガイドの上側に移行するため、オイスタミートに張り付いている腿肉は分離される。ついでカッタ付きY型誘導ガイドによりオイスタミートは前記ガイドの細隙部でホワイトキャップと上下に分離され、細隙部下部で付設した丸刃カッタにより切断分離され、腿肉とオイスタミートは個別に分離される。
そこで、前記本発明の腿肉とオイスタミートの分離方法を使用した、好適な腿肉とオイスタミートの分離装置は、
食肉用鳥獣の骨付き腿肉の大腿骨末端の軟骨部(以降ホワイトキャップという)まで肉部の引き剥がしが行なわれ、
前記ホワイトキャップに筋で繋がる小肉塊(以降オイスタミートという)と該オイスタミートに膜組織を介して張り付いている腿肉の状態となったワークに対し、
前記大腿骨末端のホワイトキャップより前記オイスタミートと腿肉との最終分離を行う分離装置において、
前記ワークを関節下部の大腿骨の付け根で揺動自在に把持して前傾可能の状態で走行させるクランパと、
基部に細隙部を持つとともに細隙部に付設したカッタを備えたY型誘導ガイドの開放端を前記ワークの走行方向に向かって配設してなるカッタ付きY型誘導ガイドとより構成し、
該ガイドに前記ワークを当接させ、ワークを前傾させ、基部の細隙部に誘導し大腿骨末端のホワイトキャップをガイドの上側に移行させ、前記オイスタミートと前記腿肉を前記細隙部に誘導し、細隙部に付設したカッタにより前ホワイトキャップよりオイスタミートと腿肉とを切断分離する構成としたことを特徴とする。
上記発明は、前記本発明の腿肉とオイスタミートの分離方法を使用した、好適な腿肉とオイスタミートの分離装置に係わるもので、
走行方向にワークの大腿骨付け根を把持した大腿骨末端のホワイトキャップを自由端として揺動自在の状態で走行するクランパと、
ワークの走行方向に開放端を向けてなり、その開放端の基部に細隙部と該細隙部にカッタを付設したカッタ付きY型誘導ガイドと、より構成したもので、
上記Y型ガイドの開放端より基部の細隙部に向け導入されたワークは、ワークの自由端は走行に連れガイドに当接し、該ガイド上に伸し上がり、細隙部でホワイトキャップとそれに筋で繋がるオイスタミートと該オイスタミートに付随する腿肉とがガイドの上下に分離され、オイスタミートと付随する腿肉は細隙部下部で付設した丸刃カッタにより切断分離される。なお、食鶏等の小型食肉鳥獣の場合は、上記装置の使用でも良い。
上記本発明の腿肉とオイスタミートの分離装置における前記誘導ガイドは、Y型誘導ガイドと基部に細隙状入り口を持つ溝型開孔部を備えた溝付きY型誘導ガイドより構成し、
前記、開孔部を経由通過可能の前記オイスタミートは前記腿肉と分離して大腿骨末端のホワイトキャップとともにガイドの上側に分離され、ガイドの下部に腿肉を分離する構成が好ましい。
上記発明は、七面鳥等の大型食肉鳥獣の場合には、前記腿肉とオイスタミートを分離した方が望ましく、これに対応するためになされたものである。
則ち、前記カッタ付きY型誘導ガイドの代わりに、細隙状入り口を持つ細隙溝型開孔部を基部に設けた、溝付きY型誘導ガイドの開放端をワークの進行方向に向け配設したもので、
該開孔部を経由して前記大型鳥獣のオイスタミートを腿肉より分離してガイドの上方へ移行させ、該移行により腿肉を引き剥がし分離するようにしたものである。
上記本発明の腿肉とオイスタミートの分離装置における前記腿肉を分離したオイスタミートよりなる本発明の腿肉とオイスタミートの分離装置において、
関節下側の大腿骨末端のホワイトキャップに筋で繋がるオイスタミートよりなるワークを前記関節下部の大腿骨の付け根で揺動自在に把持して前傾可能の状態で走行させるクランパと、
基部に細隙部と該細隙部に付設したカッタを持つカッタ付きY型誘導ガイドの開放端を前記ワークの走行方向に向かって設けてなる構成とし、
該ガイドに前記ワークを当接させて前傾状に走行させて基部の細隙部に導入させて大腿骨末端のホワイトキャップをガイドの上側に移行させるとともに、前記オイスタミートを細隙部下部分離し、細隙部に付設したカッタにより前記ホワイトキャップよりオイスタミート切断分離する構成が好ましい。
上記発明は、大腿骨末端のホワイトキャップより腿肉を分離してオイスタミートを残す状態となったワークより、前記オイスタミートを切断分離する分離装置に係わるもので、
基部に細隙部と該細隙部に付設した丸刃カッタを持つカッタ付きY型誘導ガイドを、その開放端を前記ワークの走行方向に向かって設け、オイスタミートの厚みより厚みが薄い細隙部によりガイド上方への通過を阻まれたオイスタミートの筋部を付設した丸刃カッタにより切断して、前記ホワイトキャップより分離するようにしたものである。
また、前記本発明の腿肉とオイスタミートの分離装置における、
前記カッタ付きY型誘導ガイドの上流側に、基部に細隙状入り口を持つ溝型開孔部を備えた溝付きY型誘導ガイドの開放端をワークの進行方向に向け配設する構成とし、
前記ワークの走行につれ上流側の溝付きY型誘導ガイドにより、大腿骨末端のホワイトキャップと前記オイスタミートとをガイドの上側に移行させるとともに、前記腿肉をガイドの下側に分離し引き剥がし、ついで下流側のカッタ付きY型誘導ガイドにより前記ホワイトキャップよりオイスタミートを切断分離する構成が好ましい。
上記発明は、大腿骨末端のホワイトキャップと該ホワイトキャップに筋で繋がるオイスタミートとそれに付随する腿肉とよりなるワークに対し、腿肉とオイスタミートとを個別にホワイトキャップより分離する分離装置に係わるもので、
カッタ付きY型誘導ガイドの上流に細隙状入り口を持つ溝型開孔部を基部に備えた溝付きY型誘導ガイドの開放端をワークの進行方向に向け配設したもので、
上記構成により、上流側の溝付きY型誘導ガイドにより、走行するワークよりオイスタミートを前記溝型開孔部を経由したガイドの上側に移行させ、移行したオイスタミートより腿肉を引き剥がし分離し、
ついで、下流側に配設したカッタ付きY型誘導ガイドを介してホワイトキャップとオイスタミートよりなるワークをガイド内に導入され基部の細隙部下部で丸刃カッタによりホワイトキャップよりオイスタミートを切断分離する。
上記本発明の腿肉とオイスタミートの分離装置における、
前記カッタ付きY型誘導ガイドの細隙部は、隙間より前記オイスタミートの通り抜け防止のストッパガイドを設ける構成が好ましい。
上記発明は、分離しようとするオイスタミートの厚みが薄い場合に起きる細隙部通過を防止するために設けてある。

図面の簡単な説明

第1図は、本発明の腿肉とオイスタミートの分離装置の概略構成を上から見た平面図である。
第2図は、第1図の正面図である。
第3図は、第1図の分離装置による、ホワイトキャップより腿肉を分離しついでオイスタミートとを個別に分離する状況を示す図である。
第4図は、第1図のカッタ付きY型誘導ガイドによる、ホワイトキャップよりオイスタミートと付随する腿肉とを分離する状況を示す図である。
第5図は、従来の腿肉脱骨の工程を示す模式図である。
第6図は、従来の脱骨方法の一実施例を示す図である。
第7図は、従来の脱骨装置の一実施例を示す図で、(A)は平面図で(B)は(A)のST2、ST6における側面図である。
第8図は、従来のオートローディング装置の概略構成を示してある。

発明を実施するための最良の形態

以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
第1図は本発明の腿肉とオイスタミートの分離装置の概略構成を示す平面図で、第2図は第1図の正面図である。第3図は、第1図の分離装置による、ホワイトキャップより腿肉を分離しついでオイスタミートとを個別に分離する状況を示す図である。
第4図は第1図のカッタ付きY型誘導ガイドによる、ホワイトキャップよりオイスタミートと付随する腿肉とを分離する状況を示す図である。
第1図には、本発明の腿肉とオイスタミートの分離装置の概略構成を示す平面図であり、第2図は第1図の正面図である。
図に示すように、本発明の腿肉とオイスタミートの分離装置は、クランパ15と該クランパの走行ラインの上流側より下流側に向け開放端をそれぞれ前記走行方向に向け配設した溝付きY型誘導ガイド20とカッタ付きY型誘導ガイド16とより構成し、
食肉鳥獣の腿肉脱骨において、骨部である大腿骨より肉部をホワイトキャップ11aまで引き剥がし、該ホワイトキャップ11aよりオイスタミートとそれに付随する腿肉とよりなるワークの最終分離装置に係わるものである。
上記クランパ15は枢支軸15aにより図に示す矢印A方向に揺動可能に設けたU字型引っ掛けハンガー15bとよりなり、第6図に示す脱骨完了後の腿肉を膝関節を基準にして進行方向の上流側に脛骨が位置するように大腿骨の付け根を把持する構成とする。
なお、この場合ワークを揺動可能に把持するため、ワーク固体差の影響は吸収できる。
上記溝付きY型誘導ガイド20は、細隙状喉元20cよりなる基部を持ち、該基部より前記クランパの走行方向x−xの上流側に向け丸棒ガイド20a、20aを拡状に延設してなる誘導ガイド21と、前記基部より下流側に向け設けた細隙型入り口を持つ細隙型開孔部20bとより構成する。
上記カッタ付きY型誘導ガイド16は、細隙部17よりなる基部を持ち、該基部より前記クランパの走行方向x−xの上流側に向け拡巾状の丸棒ガイド16a、16aを延設してなる誘導ガイド22と、前記基部の細隙部17の下流側下部に設けた駆動部19aにより駆動する丸刃カッタ19と、前記細隙部17の上側に設けたワークストッパガイド18とより構成する。
第3図には第1図に示す分離装置による、ホワイトキャップより腿肉を分離し、ついでオイスタミートとを個別に分離する状況を示してある。
図の(a)でクランパ15に大腿骨11の末端のホワイトキャップ11aに筋で繋がるオイスタミート10bと該オイスタミートに膜組織で張り付き付随している腿肉10aからなるワーク10を膝関節12を基準にして把持させ、脛骨13を上流側(矢印A方向)に向け、揺動可能に矢印C方向に走行させる。
ついで、図の(b)で前記ワークの走行につれ、ワークは溝付きY型誘導ガイド20の開放端内に導入され、図の(c)で導入されたワークのホワイトキャップ11aは前記拡巾状の丸棒ガイド20aの内側に当接して矢印B方向に傾斜してガイド上に伸し上がり、ガイドの上側に移行する。一方、ホワイトキャップ11aに筋で繋がっているオイスタミート10bは前記細隙状喉元20cを通過して、図の(d)で溝型開孔部20bを介してガイドの上側に移行する。しかし、オイスタミート10bに膜組織で張り付き付随している腿肉10aは前記溝型開孔部20bによりガイド上部への移行は妨げられ、オイスタミート10bより剥がされ分離する。
ついで、ホワイトキャップ11aにオイスタミート10bを残したワークは図の(e)より図の(f)へ矢印C方向に走行させ、カッタ付きY型誘導ガイド内に導入される。そして、ホワイトキャップ11aは前記ガイド内への導入により矢印B方向に傾斜してガイドの上側に移行する。筋は細隙部17を通過するが、(g)に示すように、一方ホワイトキャップに筋で繋がっているオイスタミート10bは、細隙部により遮られ前記細隙部17の下部を移行する。前記下部へ移行したオイスタミート10bは細隙17の下部に付設した丸刃カッタ19の矢印B方向の回転によりホワイトキャップ11aに繋がる筋が切断され、(h)において、オイスタミート10bは切断分離される。斯くして、上記したように、ワーク10を揺動可能のクランパ15を介して矢印C方向に走行させるだけで、溝付きY型誘導ガイド20とカッタ付きY型誘導ガイド16の使用により、自動的に腿肉10aとオイスタミート10bとを個別に分離できる。
第4図は第1図のカッタ付きY型誘導ガイド16による、ホワイトキャップよりオイスタミートと付随する腿肉とを分離する状況を示す図である。
図の(a)でクランパ15に大腿骨11の末端のホワイトキャップ11aに筋で繋がるオイスタミート10bと該オイスタミートに膜組織で張り付いている腿肉10aよりなるワーク10を膝関節12を基準にして把持させ、脛骨13を上流側に向け矢印A方向に揺動可能に把持する。
ついで、矢印C方向に走行させ、図の(b)でカッタ付きY型誘導ガイド16の開放端にワークは導入され、拡巾状の丸棒ガイド16aの内側に当接して矢印B方向に傾き基部の細隙部17へ導入されるにつれ、ホワイトキャップ11aはガイドの上側に移行する。一方、図の(c)に示すように、ホワイトキャップ11aに筋で繋がれているオイスタミート10bの場合は、筋は細隙部17を通過するがオイスタミート10bは細隙部17により遮られ前記細隙部17の下部を移行する。そして、図の(d)に見るように前記下部へ移行したオイスタミートは細隙17の下部に付設した丸刃カッタ19によりホワイトキャップ11aに繋がる筋が切断され、オイスタミート10bに付随して腿肉10aもともに切断分離される。
本発明は、上記構成により、大腿骨末端より腿肉を引き剥がす最終分離において、大腿骨末端のホワイトキャップと、腿肉とオイスタミートとを含む肉部との境界を検出し、検出部にカッタを挿入する不安定な作業をすることなく、自動的に腿肉とオイスタミートとを個別に分離出来、またオイスタミートに腿肉を付随させた状態で、自動的に効率良く分離することが出来る。

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