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技術 線状脂肪族ポリアミドをベースとするポリマー組成物

出願人 エボニックスペシャルティケミカルズ(シャンハイ)カンパニーリミテッド
発明者 ジアンミンヤンウアスヴェルツ-ビアマンクラウスヒュルスマンフェイトンジュエングオチェンユーイェヂションワンカトリンサルヴィチェク
出願日 2017年11月14日 (4年1ヶ月経過) 出願番号 2020-526442
公開日 2021年2月4日 (11ヶ月経過) 公開番号 2021-503022
状態 未査定
技術分野 高分子組成物
主要キーワード 故障リスク 相互混和性 材料試験システム 家庭用装置 引張降伏応力 ペレタイジング 機械工学 デザインパターン
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課題・解決手段

平均して10〜14個の炭素原子モノマー単位中に有する線状脂肪族ポリアミド、Sガラス繊維およびポリオレフィン耐衝撃性改良剤を含む、ポリマー組成物が提供される。前記ポリマー組成物は、より高い剛性および衝撃強さを、その延性を損なうことなく達成することができ、かつ成形材料として使用することができる。

概要

背景

線状脂肪族ポリアミド、例えばPA12をベースとするものは、スポーツシューズアウトソールを製造するのに使用することができ、かつその透明性のために、そのミッドソールデザインパターンおよび色を、人間の眼でそのポリマーアウトソールを通して見ることができる。

この用途のためには、より高い剛性およびより高い衝撃強さを有することが時として望ましい。そのような理由のために、ガラス繊維および耐衝撃性改良剤は通常、該ポリアミド変性するために添加される。しかしながら、該ポリアミドの延性は通常損なわれ、このことは、使用中の射出部品故障リスクを増大させる。

米国特許出願公開第2014/066561号明細書(US2014066561)には、熱可塑性合成物、繊維型集合体、粒状フィラー材料および添加剤からなる、ポリアミド成形コンパウンドが開示されており、ここで、該熱可塑性合成物は、ポリアミド混合物(例えば脂肪族ポリアミドおよび耐衝撃性改良剤)であってよく、かつ該繊維型集合体は、高強度ガラス繊維(例えばAGYからのS−1およびS−2ガラス繊維)であってよい。この文献は、該ポリアミドの延性へのガラス繊維および耐衝撃性改良剤の特定の組み合わせの影響を論じていない。

発明の要約
本発明の1つの目的は、線状脂肪族ポリアミド組成物の剛性および衝撃強さの双方ともを、それらの延性を著しく損なうことなく改善することである。

本発明のこの目的は、次のものを含む、ポリマー組成物によって達成される:
a)平均して10〜14個の炭素原子モノマー単位中に有する線状脂肪族ポリアミド81〜98質量%、
b)次のものを含む、Sガラス繊維1〜9質量%:
該ガラス繊維の全質量を基準として、SiO2 60〜66質量%、Al2O3 23〜25質量%、MgO 6〜11質量%、CaO 0〜9質量%、Na2O+K2O 0〜0.2質量%、およびFe2O3 0〜0.1質量%、
および
c)次のモノマー単位を含む、ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤1〜10質量%:
該ポリオレフィン系コポリマー耐衝撃性改良剤の全質量を基準として、
c1)エテンベースのモノマー単位35〜94.9質量%、
c2)炭素原子3〜8個を有する1−アルケンをベースとするモノマー単位5〜65質量%、
c3)別のオレフィンをベースとするモノマー単位0〜10質量%、および
c4)脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物をベースとするモノマー単位0.1〜2.5質量%、
ここで、a)、b)およびc)の質量%は、該ポリマー組成物の全質量を基準としている。

本発明の別の目的は、本発明のポリマー組成物からなる成形材料を提供することである。

本発明のさらなる目的は、本発明の成形材料から製造された成形品を提供することである。

発明の詳細な説明
a)による線状脂肪族ポリアミドは、その個々のモノマー単位中に平均して10〜14個の炭素原子を有する。前記ポリアミドは、ジアミンおよびジカルボン酸の組み合わせから、ω−アミノカルボン酸および/または対応するラクタムから、製造できる。したがって、当該モノマー単位は、ラクタム、ω−アミノカルボン酸、ジアミンまたはジカルボン酸に由来する単位である。

適したポリアミドはさらに、適したコモノマー選択に基づき、該モノマー単位が平均して10〜14個の炭素原子を含むという条件を満たすコポリアミド、例えば、ラウロラクタムデカンジアミンおよびドデカン二酸から構成されるコポリアミド(co−PA12/1012)を包含する。

使用されるa)による成分が、2種以上の適切なポリアミドの混合物であってもよく、ここで、十分な相互混和性が有利であることが理解される。

好ましくは、a)による線状脂肪族ポリアミドは、その個々のモノマー単位中に平均して10〜12個の炭素原子を有する。次のポリアミドが、例として適している:
− 平均10個の炭素原子:PA10、PA1010、PA812、PA128、PA614、PA146
− 平均11個の炭素原子:PA11、PA1012、PA1210、PA913、PA139、PA814、PA148、PA616
− 平均12個の炭素原子:PA12、PA1212、PA1113、PA1014、PA1410、PA816、PA618

好ましくは、該Sガラス繊維は、該ガラスの全質量を基準として、SiO2 64〜66質量%、Al2O3 24〜25質量%、MgO 9.5〜10質量%、CaO 0〜0.2質量%、Na2O+K2O 0〜0.2質量%、およびFe2O3 0〜0.1質量%を含む。

より好ましくは、該Sガラス繊維は、B2O3および/またはTiO2を含まない。そして特に好ましくは、該Sガラス繊維は、さらなる酸化物を全く含まない。

該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤において、次の化合物が、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンとして考えられる:1−プロペン、1−ブテン、1−ペンテン1−ヘキセン、1−ヘプテンおよび1−オクテン。明らかに、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンをベースとするモノマー単位は、これらの化合物の混合物に由来していてもよい。

該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤中に0〜10質量%まで含まれていてよいモノマー単位の別のオレフィンの種類は、限定されない。これは、例えば、非共役ジエンモノエン、例えば4−メチルペンテン−1またはスチレンまたはそれらの混合物であってよい。

第1の実施態様において、該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤中に0〜10質量%まで含まれていてよいモノマー単位の別のオレフィンは、非共役ジエンではない。

第2の実施態様において、この別のオレフィンは、スチレンではないおよび/またはプロペンではない。

第3の実施態様において、該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は、エテン、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンおよび脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物に由来するモノマー単位のみを含有する。

第4の実施態様において、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンは、1−プロペンである。

第5の実施態様において、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンは、1−ブテンである。

第6の実施態様において、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンは、1−ヘキセンである。

第7の実施態様において、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンは、1−オクテンである。

これらの実施態様は、互いに組み合わせることができるが、発明を限定するものではない。

該脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物は、例えば、無水マレイン酸であってよいが、しかしながら、類似した別の化合物、例えばアコニット酸無水物、シトラコン酸無水物またはイタコン酸無水物も適している。

該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は、公知の方法で製造することができ、ここで、該脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物またはそれらの前駆物質、例えば対応する酸またはハーフエステルは、予め形成されたコポリマーと、熱によりまたは好ましくはラジカル反応により、反応される。ここで、該脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物は、別のモノマー、例えばジブチルフマレートまたはスチレンとの組み合わせで、反応させることもできる。該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は、多様なタイプ、例えば、Exxon Mobilから商業的に入手可能なExxelor VA1803で、商業的に入手可能である。

該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は通例、ゴム状であるが、相対的に高い結晶質含有率を有していてもよい。これは、特に、エテンに由来するモノマー単位のより高い含有率、および個々のモノマー単位の完全にランダムではない分布で見ることができる。

好ましくは、該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は、エテンベースのモノマー単位40〜90質量%および特に好ましくは45〜85質量%を含む。

また好ましくは、該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンをベースとするモノマー単位10〜60質量%および特に好ましくは15〜55質量%を含む。

本発明によるポリマー組成物は、成分として、a)、b)およびc)による成分に加えて、好ましくはそうだとしても可能な限り少ない程度でしか透明度を損なわないように選択される、さらなる常用添加物、例えば難燃剤、安定剤、可塑剤、ガラス繊維、充填剤ナノ粒子帯電防止剤染料顔料離型剤または流動助剤を含んでいてよく、ここで、全量は、該ポリマー組成物の全質量を基準として、10質量%以下、好ましくは5質量%以下である。

好ましくは、本発明によるポリマー組成物は、上記で特定された成分からなる。

該ポリマー組成物は、適したニーダーまたは配合機による溶融混練、排出および粉砕により、製造することができる。多相系は、ここでは、該改良剤が、該ポリアミドマトリックス中に微分散形で存在する場合に関係している。該溶融混練は混練装置において従来技術に従って行われ、排出は一般にストランド押出物の形態で行われ、および粉砕は一般にペレタイジング粗砕または摩砕によって行われる。

該ポリマー組成物は、好ましくは、成形組成物であり、かつ成形材料として使用することができる。

該成形材料は、当業者に公知の方法による溶融および成形、例えば射出成形押出し、プレス成形またはロール成形により、成形品へと加工することができる。

該成形品は、次の分野の1つにおいて使用することができる:電気装置スポーツ用品光学装置サニタリーおよび衛生用品家庭用装置通信技術、自動車技術エネルギーおよび駆動技術、機械工学医療用装置

本発明は、以下に例により説明される。

概要

平均して10〜14個の炭素原子をモノマー単位中に有する線状脂肪族ポリアミド、Sガラス繊維およびポリオレフィン系耐衝撃性改良剤を含む、ポリマー組成物が提供される。前記ポリマー組成物は、より高い剛性および衝撃強さを、その延性を損なうことなく達成することができ、かつ成形材料として使用することができる。

目的

本発明の1つの目的は、線状脂肪族ポリアミド組成物の剛性および衝撃強さの双方ともを、それらの延性を著しく損なうことなく改善することである

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

ポリマー組成物であって、a)平均して10〜14個の炭素原子モノマー単位中に有する線状脂肪族ポリアミド81〜98質量%、b)次のものを含む、Sガラス繊維1〜9質量%:前記ガラス繊維の全質量を基準として、SiO260〜66質量%、Al2O323〜25質量%、MgO6〜11質量%、CaO0〜9質量%、Na2O+K2O0〜0.2質量%、およびFe2O30〜0.1質量%、およびc)次のものを含む、ポリオレフィン耐衝撃性改良剤1〜10質量%:前記ポリオレフィン系コポリマー耐衝撃性改良剤の全質量を基準として、c1)エテンベースのモノマー単位35〜94.9質量%、c2)炭素原子3〜8個を有する1−アルケンをベースとするモノマー単位5〜65質量%、c3)別のオレフィンをベースとするモノマー単位0〜10質量%、およびc4)脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物をベースとするモノマー単位0.1〜2.5質量%、を含み、ここで、a)、b)およびc)の質量%は、前記ポリマー組成物の全質量を基準としている、前記ポリマー組成物。

請求項2

前記ポリアミドが、PA10、PA1010、PA812、PA128、PA614、PA146、PA11、PA1012、PA1210、PA913、PA139、PA814、PA148、PA616、PA12、PA1212、PA1113、PA1014、PA1410、PA816、PA618、およびそれらのコンパウンドからなる群から選択される、請求項1に記載のポリマー組成物。

請求項3

前記Sガラス繊維が、前記ガラスの全質量を基準として、SiO264〜66質量%、Al2O324〜25質量%、MgO9.5〜10質量%、CaO0〜0.2質量%、Na2O+K2O0〜0.2質量%、およびFe2O30〜0.1質量%を含む、請求項1または2に記載のポリマー組成物。

請求項4

前記Sガラス繊維が、B2O3および/またはTiO2を含まない、かつ好ましくは前記Sガラス繊維が、さらなる酸化物を全く含まない、請求項1〜3のいずれかに記載のポリマー組成物。

請求項5

前記ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤が、エテン、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンおよび脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物に由来するモノマー単位のみを含有する、請求項1〜4のいずれかに記載のポリマー組成物。

請求項6

前記ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤c)中で、前記炭素原子3〜8個を有する1−アルケンが、1−プロペン、1−ブテン、1−ペンテン1−ヘキセン、1−ヘプテン1−オクテンおよびそれらの混合物から選択される、および/または前記脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物が、無水マレイン酸アコニット酸無水物、シトラコン酸無水物およびイタコン酸無水物から選択される、請求項1〜5のいずれかに記載のポリマー組成物。

請求項7

前記ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤が、エテンベースのモノマー単位40〜90質量%、好ましくは45〜85質量%、および/または炭素原子3〜8個を有する1−アルケンをベースとするモノマー単位10〜60質量%、好ましくは15〜55質量%を含む、請求項1〜6のいずれかに記載のポリマー組成物。

請求項8

さらに、常用添加物を含み、好ましくは、前記添加剤は、透明度をできる限り損なわないように選択され、例えば難燃剤、安定剤、可塑剤、ガラス繊維、充填剤ナノ粒子帯電防止剤染料顔料離型剤または流動助剤であり、その全量は、前記ポリマー組成物の全質量を基準として、10質量%以下、好ましくは5質量%以下である、請求項1〜7のいずれかに記載のポリマー組成物。

請求項9

特定された成分からなる、請求項1〜8のいずれかに記載のポリマー組成物。

請求項10

請求項1〜9のいずれかに記載のポリマー組成物からなる、成形材料

請求項11

請求項10に記載の成形材料から製造された成形品であって、好ましくは前記成形品が、次の分野:電気装置スポーツ用品光学装置サニタリーおよび衛生用品家庭用装置通信技術、自動車技術エネルギーおよび駆動技術、機械工学医療用装置のうちの1つにおける使用のためである、前記成形品。

技術分野

0001

本発明は、ポリマー組成物の分野に関する。特に、本発明は、線状脂肪族ポリアミド、Sガラス繊維およびポリオレフィン耐衝撃性改良剤を含む、ポリマー組成物に関する。

背景技術

0002

線状脂肪族ポリアミド、例えばPA12をベースとするものは、スポーツシューズアウトソールを製造するのに使用することができ、かつその透明性のために、そのミッドソールデザインパターンおよび色を、人間の眼でそのポリマーアウトソールを通して見ることができる。

0003

この用途のためには、より高い剛性およびより高い衝撃強さを有することが時として望ましい。そのような理由のために、ガラス繊維および耐衝撃性改良剤は通常、該ポリアミド変性するために添加される。しかしながら、該ポリアミドの延性は通常損なわれ、このことは、使用中の射出部品故障リスクを増大させる。

0004

米国特許出願公開第2014/066561号明細書(US2014066561)には、熱可塑性合成物、繊維型集合体、粒状フィラー材料および添加剤からなる、ポリアミド成形コンパウンドが開示されており、ここで、該熱可塑性合成物は、ポリアミド混合物(例えば脂肪族ポリアミドおよび耐衝撃性改良剤)であってよく、かつ該繊維型集合体は、高強度ガラス繊維(例えばAGYからのS−1およびS−2ガラス繊維)であってよい。この文献は、該ポリアミドの延性へのガラス繊維および耐衝撃性改良剤の特定の組み合わせの影響を論じていない。

0005

発明の要約
本発明の1つの目的は、線状脂肪族ポリアミド組成物の剛性および衝撃強さの双方ともを、それらの延性を著しく損なうことなく改善することである。

0006

本発明のこの目的は、次のものを含む、ポリマー組成物によって達成される:
a)平均して10〜14個の炭素原子モノマー単位中に有する線状脂肪族ポリアミド81〜98質量%、
b)次のものを含む、Sガラス繊維1〜9質量%:
該ガラス繊維の全質量を基準として、SiO2 60〜66質量%、Al2O3 23〜25質量%、MgO 6〜11質量%、CaO 0〜9質量%、Na2O+K2O 0〜0.2質量%、およびFe2O3 0〜0.1質量%、
および
c)次のモノマー単位を含む、ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤1〜10質量%:
該ポリオレフィン系コポリマー耐衝撃性改良剤の全質量を基準として、
c1)エテンベースのモノマー単位35〜94.9質量%、
c2)炭素原子3〜8個を有する1−アルケンをベースとするモノマー単位5〜65質量%、
c3)別のオレフィンをベースとするモノマー単位0〜10質量%、および
c4)脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物をベースとするモノマー単位0.1〜2.5質量%、
ここで、a)、b)およびc)の質量%は、該ポリマー組成物の全質量を基準としている。

0007

本発明の別の目的は、本発明のポリマー組成物からなる成形材料を提供することである。

0008

本発明のさらなる目的は、本発明の成形材料から製造された成形品を提供することである。

0009

発明の詳細な説明
a)による線状脂肪族ポリアミドは、その個々のモノマー単位中に平均して10〜14個の炭素原子を有する。前記ポリアミドは、ジアミンおよびジカルボン酸の組み合わせから、ω−アミノカルボン酸および/または対応するラクタムから、製造できる。したがって、当該モノマー単位は、ラクタム、ω−アミノカルボン酸、ジアミンまたはジカルボン酸に由来する単位である。

0010

適したポリアミドはさらに、適したコモノマー選択に基づき、該モノマー単位が平均して10〜14個の炭素原子を含むという条件を満たすコポリアミド、例えば、ラウロラクタムデカンジアミンおよびドデカン二酸から構成されるコポリアミド(co−PA12/1012)を包含する。

0011

使用されるa)による成分が、2種以上の適切なポリアミドの混合物であってもよく、ここで、十分な相互混和性が有利であることが理解される。

0012

好ましくは、a)による線状脂肪族ポリアミドは、その個々のモノマー単位中に平均して10〜12個の炭素原子を有する。次のポリアミドが、例として適している:
− 平均10個の炭素原子:PA10、PA1010、PA812、PA128、PA614、PA146
− 平均11個の炭素原子:PA11、PA1012、PA1210、PA913、PA139、PA814、PA148、PA616
− 平均12個の炭素原子:PA12、PA1212、PA1113、PA1014、PA1410、PA816、PA618

0013

好ましくは、該Sガラス繊維は、該ガラスの全質量を基準として、SiO2 64〜66質量%、Al2O3 24〜25質量%、MgO 9.5〜10質量%、CaO 0〜0.2質量%、Na2O+K2O 0〜0.2質量%、およびFe2O3 0〜0.1質量%を含む。

0014

より好ましくは、該Sガラス繊維は、B2O3および/またはTiO2を含まない。そして特に好ましくは、該Sガラス繊維は、さらなる酸化物を全く含まない。

0015

該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤において、次の化合物が、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンとして考えられる:1−プロペン、1−ブテン、1−ペンテン1−ヘキセン、1−ヘプテンおよび1−オクテン。明らかに、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンをベースとするモノマー単位は、これらの化合物の混合物に由来していてもよい。

0016

該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤中に0〜10質量%まで含まれていてよいモノマー単位の別のオレフィンの種類は、限定されない。これは、例えば、非共役ジエンモノエン、例えば4−メチルペンテン−1またはスチレンまたはそれらの混合物であってよい。

0017

第1の実施態様において、該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤中に0〜10質量%まで含まれていてよいモノマー単位の別のオレフィンは、非共役ジエンではない。

0018

第2の実施態様において、この別のオレフィンは、スチレンではないおよび/またはプロペンではない。

0019

第3の実施態様において、該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は、エテン、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンおよび脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物に由来するモノマー単位のみを含有する。

0020

第4の実施態様において、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンは、1−プロペンである。

0021

第5の実施態様において、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンは、1−ブテンである。

0022

第6の実施態様において、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンは、1−ヘキセンである。

0023

第7の実施態様において、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンは、1−オクテンである。

0024

これらの実施態様は、互いに組み合わせることができるが、発明を限定するものではない。

0025

該脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物は、例えば、無水マレイン酸であってよいが、しかしながら、類似した別の化合物、例えばアコニット酸無水物、シトラコン酸無水物またはイタコン酸無水物も適している。

0026

該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は、公知の方法で製造することができ、ここで、該脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物またはそれらの前駆物質、例えば対応する酸またはハーフエステルは、予め形成されたコポリマーと、熱によりまたは好ましくはラジカル反応により、反応される。ここで、該脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物は、別のモノマー、例えばジブチルフマレートまたはスチレンとの組み合わせで、反応させることもできる。該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は、多様なタイプ、例えば、Exxon Mobilから商業的に入手可能なExxelor VA1803で、商業的に入手可能である。

0027

該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は通例、ゴム状であるが、相対的に高い結晶質含有率を有していてもよい。これは、特に、エテンに由来するモノマー単位のより高い含有率、および個々のモノマー単位の完全にランダムではない分布で見ることができる。

0028

好ましくは、該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は、エテンベースのモノマー単位40〜90質量%および特に好ましくは45〜85質量%を含む。

0029

また好ましくは、該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤は、炭素原子3〜8個を有する1−アルケンをベースとするモノマー単位10〜60質量%および特に好ましくは15〜55質量%を含む。

0030

本発明によるポリマー組成物は、成分として、a)、b)およびc)による成分に加えて、好ましくはそうだとしても可能な限り少ない程度でしか透明度を損なわないように選択される、さらなる常用添加物、例えば難燃剤、安定剤、可塑剤、ガラス繊維、充填剤ナノ粒子帯電防止剤染料顔料離型剤または流動助剤を含んでいてよく、ここで、全量は、該ポリマー組成物の全質量を基準として、10質量%以下、好ましくは5質量%以下である。

0031

好ましくは、本発明によるポリマー組成物は、上記で特定された成分からなる。

0032

該ポリマー組成物は、適したニーダーまたは配合機による溶融混練、排出および粉砕により、製造することができる。多相系は、ここでは、該改良剤が、該ポリアミドマトリックス中に微分散形で存在する場合に関係している。該溶融混練は混練装置において従来技術に従って行われ、排出は一般にストランド押出物の形態で行われ、および粉砕は一般にペレタイジング粗砕または摩砕によって行われる。

0033

該ポリマー組成物は、好ましくは、成形組成物であり、かつ成形材料として使用することができる。

0034

該成形材料は、当業者に公知の方法による溶融および成形、例えば射出成形押出し、プレス成形またはロール成形により、成形品へと加工することができる。

0035

該成形品は、次の分野の1つにおいて使用することができる:電気装置スポーツ用品光学装置サニタリーおよび衛生用品家庭用装置通信技術、自動車技術エネルギーおよび駆動技術、機械工学医療用装置

0036

本発明は、以下に例により説明される。

0037

次の材料を、参考、例(E1)および比較例(CE1およびCE2)において使用した:
ポリアミド:VESTAMID LX9012、PA12成形用組成物、Evonik Resource Efficiency GmbHから商業的に入手可能;
CS7974:Eガラス繊維、Lanxessから商業的に入手可能;
ECS301HP:Eガラス繊維、CPICから商業的に入手可能;
AGY 544:次の組成を有するS−2ガラス繊維:SiO2 64〜66質量%、Al2O3 24〜25質量%、CaO 0〜0.2質量%、MgO 9.5〜10質量%、Na2O+K2O 0〜0.2質量%およびFe2O3 0〜0.1質量%、AGYから商業的に入手可能;
Exxelor VA1803:無水マレイン酸グラフトエチレンプロピレンゴムの耐衝撃性改良剤、Exxon Mobilから商業的に入手可能。

0038

溶融混合物を、Coperion ZSK-26mc同方向回転二軸スクリュー押出機上で製造し、排出し、ペレタイジングして、第1表に示される配合表によるポリマー組成物を得て、ここで、該ポリアミドおよび耐衝撃性改良剤を、ドライブレンドし、かつ該押出機の主入口中へ供給し、ついで250℃で混合し、かつ該ガラス繊維を、サイドフィーダを介して該押出機中へ供給した。

0039

ペレット形の該ポリマー組成物を、射出成形機EngelVC650/200(溶融温度240℃;金型温度60℃)上で加工して、機械的性能試験用試験片を製造した。

0040

引張弾性率引張降伏応力引張破壊応力および破断伸びを、ISO 527に従いZwick Z020材料試験システムにより、ISO引張試験片、タイプ1A、170mm×10mm×4mmについて、温度(23±2)℃、相対湿度(50±10)%で測定した。

0041

ノッチ付衝撃強さを、ISO 179/1eA(シャルピー)に従ってCEAST Resil Impactor 6967.000により、両端を切り取った引張試験片ISO 527タイプ1A、80mm×10mm×4mmについて、温度(23±2)℃、相対湿度(50±10)%で測定した。

0042

硬さ(ショアD)を、ISO 868に従ってTimeグループのショアD硬さ試験機TH210により、引張試験片ISO 527タイプ1A、170mm×10mm×4mmについて、温度(23±2)℃、相対湿度(50±10)%で測定した。

0043

全結果は、第1表に示されている。

0044

第1表:配合表および性能

0045

該ガラス繊維および該耐衝撃性改良剤の他の組み合わせ(CE1およびCE2)に比べて、Sガラス繊維および該ポリオレフィン系耐衝撃性改良剤を有するポリマー組成物(E1)は、その破断伸びにより表される、損なわれる延性がはるかに少ないことを示す。

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