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技術 ユーザ装置及び基地局

出願人 株式会社NTTドコモ
発明者 佐野洋介梅田大將高橋秀明
出願日 2018年5月23日 (3年7ヶ月経過) 出願番号 2018-099225
公開日 2021年9月30日 (3ヶ月経過) 公開番号 2021-153209
状態 未査定
技術分野 移動無線通信システム
主要キーワード 機能区分 パワークラス セル選択基準 ワイヤレスユニット 複数要素 次世代システム 送信バンド チャネルバンド
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

異なるPower Classの複数のUEが混在する場合に、必要な周波数内測定(inter−frequency measurement)をUEに対して適切に実行させる。

解決手段

セル選択のための測定を行う条件を定める受信レベル閾値を、ユーザ装置上り送信電力能力に関する補正値によって補正し、前記補正された受信レベルの閾値により前記セル選択のための測定を行うか否かを判断する制御部、を有するユーザ装置。

概要

背景

3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、5GあるいはNR(New Radio)と呼ばれる無線通信方式(以下、当該無線通信方式を「5G」あるいは「NR」という。)の検討が進んでいる。5Gでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術の検討が行われている。

LTE(Long Term Evolution)においては、ほぼすべての周波数バンドデフォルトのUEパワークラス(UE Power Class)は、最大送信電力が23dBmであるクラス3となっていた。リリース14以降、最大送信電力が26dBmであるUEパワークラスであるクラス2が、Band41、Band42等のいくつかの周波数バンドで規定されている(例えば非特許文献1)。NRにおいても、デフォルトのUEパワークラスは最大送信電力が23dBmであるクラス3に加えて、最大送信電力が26dBmであるUEパワークラスであるクラス2が検討されている。

概要

異なるPower Classの複数のUEが混在する場合に、必要な周波数内測定(inter−frequency measurement)をUEに対して適切に実行させる。セル選択のための測定を行う条件を定める受信レベル閾値を、ユーザ装置上り送信電力能力に関する補正値によって補正し、前記補正された受信レベルの閾値により前記セル選択のための測定を行うか否かを判断する制御部、を有するユーザ装置。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

セル選択のための測定を行う条件を定める受信レベル閾値を、ユーザ装置上り送信電力能力に関する補正値によって補正し、前記補正された受信レベルの閾値により前記セル選択のための測定を行うか否かを判断する制御部、を有するユーザ装置。

請求項2

前記補正された受信レベルの閾値は、前記受信レベルの閾値から前記ユーザ装置の上り送信電力能力に関する補正値を減算した値である、請求項1に記載のユーザ装置。

請求項3

基地局のセル孤立セルであるか否かを示す情報を受信する受信部、を有する請求項1に記載のユーザ装置。

請求項4

前記受信部が、前記基地局のセルが孤立セルであることを示す情報を受信したことに応答して、前記制御部は、前記受信レベルの閾値を、前記ユーザ装置の上り送信電力能力に関する補正値によって補正する、請求項3に記載のユーザ装置。

請求項5

前記受信部が前記基地局のセルが孤立セルであることを示す情報を受信しない場合には、前記制御部は、前記受信レベルの閾値を補正しない、請求項4に記載のユーザ装置。

請求項6

セル選択のための測定を行う条件を定める受信レベルの閾値を、ユーザ装置の上り送信電力能力に関する補正値によって補正する制御部と、前記補正された受信レベルの閾値をユーザ装置に送信する送信部と、を有する基地局。

技術分野

0001

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置及び基地局に関する。

背景技術

0002

3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、5GあるいはNR(New Radio)と呼ばれる無線通信方式(以下、当該無線通信方式を「5G」あるいは「NR」という。)の検討が進んでいる。5Gでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術の検討が行われている。

0003

LTE(Long Term Evolution)においては、ほぼすべての周波数バンドデフォルトのUEパワークラス(UE Power Class)は、最大送信電力が23dBmであるクラス3となっていた。リリース14以降、最大送信電力が26dBmであるUEパワークラスであるクラス2が、Band41、Band42等のいくつかの周波数バンドで規定されている(例えば非特許文献1)。NRにおいても、デフォルトのUEパワークラスは最大送信電力が23dBmであるクラス3に加えて、最大送信電力が26dBmであるUEパワークラスであるクラス2が検討されている。

先行技術

0004

3GPP TS 36.101 V15.2.0 (2018−03)
3GPP TS 36.304 V14.5.0(2018−03)

発明が解決しようとする課題

0005

上記のように、異なるPower Classの複数のUEがセルエリアに混在することが想定される。

0006

異なるPower Classの複数のUEが混在する場合に、必要な周波数内測定(inter−frequency measurement)をUEに対して適切に実行させることが可能な技術が必要とされている。

課題を解決するための手段

0007

本発明の一態様によれば、セル選択のための測定を行う条件を定める受信レベル閾値を、ユーザ装置の上り送信電力能力に関する補正値によって補正し、前記補正された受信レベルの閾値により前記セル選択のための測定を行うか否かを判断する制御部、
を有するユーザ装置が提供される。

発明の効果

0008

開示の技術によれば、各UEに対して、必要な周波数内測定を適切に実行させ、不要な周波数内測定を行わせないようにすることが可能となる。

図面の簡単な説明

0009

無線通信システムの構成例を示す図である。
UEパワークラスの例を示す図である。
サービングセル隣接セルとが隣接している状況の例を示す図である。
サービングセルと隣接セルとが隣接している状況の例を示す図である。
基地局装置100の機能構成の一例を示す図である。
ユーザ装置200の機能構成の一例を示す図である。
基地局装置100又はユーザ装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
仕様変更の一例を示す図である。

実施例

0010

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。

0011

本実施の形態の無線通信システムが動作するにあたっては、適宜、既存技術を使用できる。ただし、当該既存技術は例えば既存のLTEであるが、既存のLTEに限られない。また、本明細書で使用する「LTE」は、特に断らない限り、LTE−Advanced、及び、LTE−Advanced以降の方式(例:5G又はNR)を含む広い意味を有するものとする。

0012

また、以下で説明する実施の形態では、既存のLTEで使用されているSS(Synchronization Signal)、PSS(Primary SS)、SSS(Secondary SS)、PBCH(Physical broadcast channel)等の用語を使用しているが、これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。また、NRにおける上述の用語を、NR−SS、NR−PSS、NR−SSS、NR−PBCH等と表記する。

0013

図1は、本発明の実施の形態における無線通信システムの構成例を示す図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、図1に示すように、基地局装置100及びユーザ装置200を含む。図1には、基地局装置100及びユーザ装置200が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。

0014

基地局装置100は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置200と無線通信を行う通信装置である。図1に示されるように、基地局装置100は、例えば、送信電力制御に関する情報をユーザ装置200に送信する。送信電力制御に関する情報とは、例えば、DCI(Downlink Control Information)によって送信されるTPCコマンドである。TPCコマンドによって、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)の送信電力の絶対値又は累積される値がユーザ装置200に通知される。また、例えば、RRC(Radio Resource Control)メッセージによって、最大送信電力の制御に係る情報がユーザ装置200に通知される。

0015

図1に示されるように、ユーザ装置200は、送信電力制御に関する情報に基づいて送信電力を決定し、上りリンク送信を基地局装置100に対して実行する。また、図1に示されるように、ユーザ装置200は、ビームフォーミングによる上りリンク送信信号を基地局装置100に向けて送信してもよい。なお、上りリンク送信とは、上り方向のチャネルを介して、制御信号、ユーザデータ、シグナリング、その他なんらかの情報を上り方向に送信することを意味する。

0016

なお、本実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよい。

0017

図2は、本発明の実施の形態におけるUEパワークラスの例を示す図である。図2は、UEパワークラスとして、EUTRA bandである「n71」に、クラス3「23(dBm)」、許容誤差「+2/−2.5(dB)」が規定される例を示す。UEパワークラスは、NRキャリアチャネルバンド幅における送信バンドにおいて、ユーザ装置200の上りリンク送信に係る最大送信電力を規定するものである。送信電力の測定周期は、少なくとも1サブフレームすなわち1ミリ秒であってよい。

0018

E−UTRA Operating Band 41(非特許文献1)で動作するパワークラス2のユーザ装置(UE)に対して、23dBm以下のInformation Element(IE) P_Maxがセルにおいて指示される場合、パワークラス2の規定(requirement)は適用されず、パワークラス3の規定が適用されなければならない。

0019

非特許文献1の規定によると、Operating Band41以外のLTEでサポートされている周波数帯に対して、UEが、その周波数帯のデフォルトのUEパワークラスとは異なるパワークラスをサポートし、かつ、UEが、当該サポートされるパワークラスのデフォルトのパワークラスの最大出力(maximum output power)より高い最大出力で動作可能な場合において、IEP_Maxが通知されない場合には、UEは、UEが動作する動作周波数帯において、デフォルトのパワークラスの全ての規定を満たさなければならない(UE shall meet all the requirements for the default power class)。

0020

LTEの場合、デフォルトのパワークラスは、Power Class 3(PC3)であり、高出力対応のUE(例えば、PC2のUE)が、Operating Band 41以外の周波数帯で動作する場合において、基地局から23dBmよりも大きな数値を示すIEP_Maxが通知されない場合には、当該高出力対応のUEの最大出力は23dBmとなる。

0021

LTEの場合のセルの測定の基準(cell measurement criterion)は、非特許文献2に規定されている。非特許文献2には、以下の内容が記載されている。

0022

測定の必要を制限するために、以下の規則がUEに適用される。

0023

サービングセルが、Srxlev>SIntraSearchP且つSqual>SIntraSearchQ、という条件を満たす場合、UEは、周波数内測定(intra−frequency measurements)を行わないことを選択できる。ここで、Srxlevは、セル選択の受信レベルの値(Cell selection RX level value)(dB)である。SIntraSearchPは、周波数内(intra−frequency)測定のSrxlevの閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定する。Squalは、セル選択の品質の値(Cell selection quality value)(dB)である。SIntraSearchQは、周波数内測定のSqualの閾値(Squal threshold)(dB)を指定する。

0024

上記以外の場合には、UEは、周波数内測定を行わなければならない(UE shall perform intra−frequency measurements)。

0025

UEは、システム情報において示されるE−UTRANの周波数間(inter−frequencies)及びRAT周波数間(inter−RAT frequencies)に対して、以下の規則を適用しなければならない。

0026

現在のE−UTRA周波数のリセレクション(reselection)の優先順位よりも高いリセレクションの優先順位を有するE−UTRANの周波数間又はRAT周波数間について、UEは、より高い優先順位のE−UTRANの周波数間又はRAT周波数間の測定を行わなければならない。

0027

現在のE−UTRA周波数のリセレクションの優先順位以下のリセレクションの優先順位を有するE−UTRANの周波数間、及び現在のE−UTRAN周波数のリセレクションの優先順位よりも低いリセレクションの優先順位を有するRAT周波数間について、サービングセルが、Srxlev>SnonIntraSearchP且つSqual>SnonIntraSearchQ、という条件を満たす場合において、UEがredistributionInterFreqInfoで設定されたE−UTRAN周波数間の測定を行うようにトリガされない場合には、そのUEは、同等又はそれ以下の優先順位のE−UTRANの周波数間又はRAT周波数間の測定を行わないことを選択できる。そうでない場合には、UEは、同等又はそれ以下の優先順位のE−UTRANの周波数間又はRAT周波数間の測定を行わなければならない。ここで、SnonIntraSearchPは、E−UTRANの周波数間(E−UTRAN inter−frequency)及びRAT間(inter−RAT)の測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定する。

0028

UEが緩和されたモニタリングに対応しており、且つS−SearchDeltaPがSystemInformationBlockType3に含まれる場合、UEは、さらに必要な測定を制限することができる。ここで、S−SearchDeltaPは、緩和されたモニタリングに対応するUEに対してのみ適用されるパラメータである。例えば、値dB6は、6dBに対応し、値dB9は9dBに対応する。

0029

また、非特許文献2には、以下のセル選択基準(cell selection criterion)が記載されている。

0030

通常のカバレッジにおいてセル選択基準Sは、Srxlev>0かつSqual>0の場合に満たされる。ここで、Srxlevは、
Srxlev=Qrxlevmeas−(Qrxlevmin+Qrxlevminoffset)−Pcompensation−Qoffsettemp
である。また、Squalは、
Squal = Qqualmeas − (Qqualmin + Qqualminoffset) − Qoffsettemp
である。

0031

さらに、Srxlevは、セル選択の受信レベルの値(Cell selection RX level value)(dB)である。Squalは、セル選択の品質の値(Cell selection quality value)(dB)である。Qoffsettempは、セルに暫定的に適用されるオフセット(dB)である。Qrxlevmeasは、測定されたセルの受信レベルの値(RSRP)である。Qqualmeasは、測定されたセルの品質の値(RSRQ)である。Qrxlevminは、セルにおける必要最低限の受信レベル(dBm)である。Qqualminは、セルにおける必要最低限の品質のレベル(dB)である。Qrxlevminoffsetは、VPLMNにおいて正常に待ち受けする際のより高い優先順位のPLMNの周期的なサーチの結果としてのSrxlevの評価を考慮した、通知されたQrxlevminに対するオフセットである。Qqualminoffsetは、VPLMNにおいて正常に待ち受けする際のより高い優先順位のPLMNの周期的なサーチの結果としてのSqualの評価を考慮した、通知されたQqualminに対するオフセットである。Pcompensationは、UEの上りリンクの送信電力の能力に関する補正値である。UEがNS−PmaxListの中のadditionalPmaxをサポートし、SIB1、SIB3、及びSIB5の中に含まれる場合、Pcompensationは、max(PEMAX1 -PPowerClass, 0) − (min(PEMAX2, PPowerClass) − min(PEMAX1, PPowerClass)) (dB)であり、そうでなければ、Pcompensationは、max(PEMAX1 -PPowerClass, 0) (dB)である。PEMAX1及びPEMAX2は、UEがセルの上りリンクにおいて送信する際に使用できる最大の送信電力レベル(dBm)である。PPowerClassは、UEのパワークラスに従うUEの最大の無線出力電力である。

0032

一例として、図3に示されるようにBS#1のサービングセル(Serving Cell)とBS#2の隣接セル(Neighboring Cell)とが隣接している状況を考える。

0033

P_Max=26が基地局から報知(broadcast)されていると仮定する。ここで、簡易化されたセル選択基準が適用されるとする(非特許文献2のQrxlevminoffset等をセロにする)。すなわち、Srxlev=Qrxlevmeas(RSRP)−Qrxlevmin−Pcompensationであると仮定する。Qrxlevmin=−124dBmが報知されていると仮定する(PC3のセルエッジが−124dBmであると仮定する)。さらに、SIntraSearchP=0dBmであると仮定する。

0034

上述の仮定の下で、図3に示されるようにBS#1のサービングセル(Serving Cell)とBS#2の隣接セル(Neighboring Cell)とが隣接している状況を考える。この場合において、PC2のUEがサービングセルに含まれており、かつ隣接セルのエッジに含まれている場合において、例えば、Qrxlevmeasが−122dBmであれば、Qrxlevmin=−124dBmであり、Pcompensation=0であることから、Srxlev=2となる。また、この場合において、PC3のUEがサービングセルに含まれており、かつ隣接セルのエッジに含まれている場合において、Qrxlevmeasが−122dBmであれば、Qrxlevmin=−124dBmであり、Pcompensation=3であることから、Srxlev=−1となる。この場合、PC3のUEは、不要な周波数内測定を行う必要がある。

0035

また、上述の仮定の下で図3に示されるようにBS#1のサービングセル(Serving Cell)とBS#2の隣接セル(Neighboring Cell)とが隣接している状況を考える。この場合において、PC2のUEが隣接セルに含まれており、かつサービングセルのエッジに含まれている場合において、例えば、Qrxlevmeasが−125dBmであれば、Qrxlevmin=−124dBmであり、Pcompensation=0であることから、Srxlev=−1となる。また、この場合において、PC3のUEがサービングセルに含まれており、かつ隣接セルのエッジに含まれている場合において、Qrxlevmeasが−125dBmであれば、Qrxlevmin=−124dBmであり、Pcompensation=3であることから、Srxlev=−4となる。

0036

次に、別の例として、図4に示されるように、BS#1のサービングセル(Serving Cell)とBS#2の隣接セル(Neighboring Cell)とが隣接している状況を考える。

0037

P_Max=26が基地局から報知(broadcast)されていると仮定する。ここで、簡易化されたセル選択基準が適用されるとする(非特許文献2のQrxlevminoffset等をセロにする)。すなわち、Srxlev=Qrxlevmeas(RSRP)−Qrxlevmin−Pcompensationであると仮定する。Qrxlevmin=−127dBmが報知されていると仮定する(PC3のセルエッジが−124dBmであると仮定する)。さらに、SIntraSearchP=0dBmであると仮定する。

0038

上述の仮定の下で、図4に示されるようにBS#1のサービングセル(Serving Cell)とBS#2の隣接セル(Neighboring Cell)とが隣接している状況を考える。この場合において、PC2のUEがサービングセルに含まれており、かつ隣接セルのエッジに含まれている場合において、例えば、Qrxlevmeasが−122dBmであれば、Qrxlevmin=−127dBmであり、Pcompensation=0であることから、Srxlev=5となる。また、この場合において、PC3のUEがサービングセルに含まれており、かつ隣接セルのエッジに含まれている場合において、Qrxlevmeasが−122dBmであれば、Qrxlevmin=−127dBmであり、Pcompensation=3であることから、Srxlev=2となる。

0039

また、上述の仮定の下で図4に示されるようにBS#1のサービングセル(Serving Cell)とBS#2の隣接セル(Neighboring Cell)とが隣接している状況を考える。この場合において、PC2のUEが隣接セルに含まれており、かつサービングセルのエッジに含まれている場合において、例えば、Qrxlevmeasが−125dBmであれば、Qrxlevmin=−127dBmであり、Pcompensation=0であることから、Srxlev=2となる。また、この場合において、PC3のUEがサービングセルに含まれており、かつ隣接セルのエッジに含まれている場合において、Qrxlevmeasが−125dBmであれば、Qrxlevmin=−127dBmであり、Pcompensation=3であることから、Srxlev=−1となる。つまり、PC2のUEは、BS#2についての周波数内測定を実行しないかもしれない(例えば、BS#2の周波数内測定がオプションであった場合)。

0040

つまり、非特許文献2に記載のセル選択基準は、セルエリアを23dBmで設計した場合において、当該セルエリアにおいて、PC2のUE(最大送信出力は26dBm)及びPC3のUE(最大送信出力は23dBm)が混在する状況を想定していない。従って、上記の状況では、セル選択基準(具体的には、Srxlev値)がPower Class毎に異なる。セル選択基準がPower Class毎に異なることに起因して、不必要な周波数内測定が生じる可能性があり、かつ必要な周波数内測定が行われない可能性がある。但し、近隣セルが存在しない孤立セルの場合には、上記の動作でも特に問題はない。従って、周波数内測定が、上述のような、Power Classの異なる複数のUEが混在する環境においても、適切に行われるように、セル選択基準を変更することが考えられる。

0041

(方法1)
現状では、周波数内(intra−frequency)測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSIntraSearchPは、Power Classに関わりなく、同じ値に設定され、シグナリングされている。また、E−UTRANの周波数間(E−UTRAN inter−frequency)及びRAT間(inter−RAT)の測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSnonIntraSearchPも、Power Classに関わりなく、同じ値に設定され、シグナリングされている。これに対して、周波数内測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSIntraSearchP及びE−UTRANの周波数間及びRAT間の測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSnonIntraSearchPをPower Class毎に設定してシグナリングすることが考えられる。この場合、Srxlev値は、Power Class毎に異なるが、周波数内測定のトリガもPower Class毎に異なる。

0042

(方法2)
現状では、セルにおける必要最低限の受信レベル(dBm)であるQrxlevminは、Power Classに関わりなく、同じ値に設定され、シグナリングされている。また、VPLMNにおいて正常に待ち受けする際のより高い優先順位のPLMNの周期的なサーチの結果としてのSrxlevの評価を考慮した、通知されたセルにおける必要最低限の受信レベル(dBm)であるQrxlevminに対するオフセットであるQrxlevminoffsetも、Power Classに関わりなく、同じ値に設定され、シグナリングされている。これに対して、Qrxlevmin及びQrxlevminoffsetをPower Class毎に設定してシグナリングすることが考えられる。この方法によれば、Srxlev値が、複数のPower Classの間で同じ値になるようにすることができ、必要な周波数内測定が適切に行われ、不要な周波数内測定が行われないようにすることが可能となる。

0043

(方法3)
また、別の方法として、セルに暫定的に適用されるオフセット(dB)であるQoffsettempをPC毎に異なる値とすることが考えられる。すなわち、QoffsettempをPC毎に異なる値とすることにより、その結果として、Srxlev値が、複数のPower Classの間で同じ値となるようにすることができる。例えば、Power Class2のUE及びPower Class 3のUEに対して、Qoffsettemp=−Pcompensationとしてもよい。

0044

(方法4)
サービングセルが孤立セルであるか否かを示す情報を、基地局がUEに対して報知又はRRCシグナリングにより通知してもよい。例えば、セルに暫定的に適用されるオフセット(dB)であるQoffsettempの値をサービングセルが孤立セルであるか否かに従って切り替えてもよい。例えば、サービングセルが孤立セルである場合には、上述の報知又はRRCシグナリングなしとする。この場合、Qoffsettempの値は、これまで通り、3dBであってもよい。これに対して、サービングセルが孤立セルでない場合には、上述の報知又はRRCシグナリングを行い、この場合、Qoffsettempの値は、−Pcompensationであってもよい。

0045

(方法5)
また、別の方法として、Srxlev値に新たにオフセット値を追加することにより、Srxlev値が、複数のPower Classの間で同じ値となるようにすることができる。例えば、Power Class2のUE及びPower Class 3のUEに対して、Qoffsettemp=−Pcompensationとなるオフセット値を既存のSrxlev値から減算してもよい。

0046

(方法6)
また、別の方法として、図8に示すように、周波数内測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSIntraSearchP及びE−UTRANの周波数間(E−UTRAN inter−frequency)及びRAT間(inter−RAT)の測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSnonIntraSearchPを、ユーザ装置UEの上り送信電力能力に関する補正値であるPcompensationによって補正してもよい。この場合において、上記の補正をユーザ装置が行うか否かを方法4に記載のシグナリングによって判断してもよい。すなわち、以下の例が考えられる。

0047

サービングセルが孤立セルであるか否かを示す情報を、基地局がユーザ装置に対して報知又はRRCシグナリングにより通知する。当該報知又はRRCシグナリングを検出したことに応答して、ユーザ装置は、周波数内測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSIntraSearchP及びE−UTRANの周波数間及びRAT間の測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSnonIntraSearchPを、ユーザ装置の上り送信電力能力に関する補正値であるPcompensationによって補正する。具体的には、補正前のSIntraSearchPをSIntraSearchP−Pcompensationに補正してもよく、補正前のSnonIntraSearchPをSnonIntraSearchP−Pcompensationに補正してもよい。サービングセルが孤立セルである場合には、基地局は、上述の報知又はRRCシグナリングを行わない。この場合、ユーザ装置は、周波数内測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSIntraSearchP及びE−UTRANの周波数間及びRAT間の測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSnonIntraSearchPの補正は行わない。

0048

装置構成
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局装置100及びユーザ装置200の機能構成例を説明する。基地局装置100及びユーザ装置200は上述した実施例を実施する機能を含む。ただし、基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、実施例の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。

0049

<基地局装置100>
図5は、基地局装置100の機能構成の一例を示す図である。図5に示されるように、基地局装置100は、送信部110と、受信部120と、設定情報管理部130と、ネットワーク制御部140とを有する。図5に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。

0050

送信部110は、ユーザ装置200側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、ユーザ装置200から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、ユーザ装置200へ、SIntraSearchP、SnonIntraSearchP、Qrxlevmin、Qrxlevminoffset、Qoffsettemp、サービングセルが孤立セルであるか否かを示す情報、オフセット値等を送信する機能を有する。

0051

設定情報管理部130は、予め設定される設定情報、及び、ユーザ装置200に送信する各種の設定情報を格納する。設定情報の内容は、例えば、送信電力制御に関する情報等である。

0052

ネットワーク制御部140は、SIntraSearchP及びSnonIntraSearchPをPower Class毎に設定して、設定情報管理部130に記憶させる。また、ネットワーク制御部140は、Qrxlevmin及びQrxlevminoffsetをPower Class毎に設定して、設定情報管理部130に記憶させる。また、ネットワーク制御部140は、QoffsettempをPC毎に異なる値として設定し、設定情報管理部130に記憶させる。また、ネットワーク制御部140は、サービングセルが孤立セルであるか否かを示す情報を設定して、設定情報管理部130に記憶させる。また、ネットワーク制御部140は、PC毎に、Qoffsettemp=−PcompensationとなるSrxlev値のオフセット値を算出して、設定情報管理部140に記憶させてもよい。

0053

<ユーザ装置200>
図6は、ユーザ装置200の機能構成の一例を示す図である。図6に示されるように、ユーザ装置200は、送信部210と、受信部220と、設定情報管理部230と、送信電力制御部240とを有する。図6に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。

0054

送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、基地局装置100から送信されるSIntraSearchP、SnonIntraSearchP、Qrxlevmin、Qrxlevminoffset、Qoffsettemp、サービングセルが孤立セルであるか否かを示す情報、オフセット値等を受信する機能を有する。

0055

設定情報管理部230は、受信部220により基地局装置100から受信した各種の設定情報を格納する。また、設定情報管理部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、送信電力設定に関する情報等である。

0056

送信電力制御部240は、実施例において説明した、ユーザ装置200における送信電力設定に係る制御を行う。なお、送信電力制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、送信電力制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。

0057

(ハードウェア構成)
上述の本発明の実施の形態の説明に用いた機能構成図(図5及び図6)は、機能単位ブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。

0058

また、例えば、本発明の一実施の形態における基地局装置100及びユーザ装置200はいずれも、本発明の実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、本発明の実施の形態に係る基地局装置100又はユーザ装置200である無線通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。

0059

なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路デバイスユニットなどに読み替えることができる。基地局装置100及びユーザ装置200のハードウェア構成は、図に示した1001〜1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。

0060

基地局装置100及びユーザ装置200における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。

0061

プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース制御装置演算装置レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。

0062

また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、補助記憶装置1003及び/又は通信装置1004から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図5に示した基地局装置100の送信部110、受信部120、設定情報管理部130、ネットワーク制御部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図6に示したユーザ装置200の送信部210と、受信部220と、設定情報管理部230、送信電力制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップ実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。

0063

記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュメインメモリ主記憶装置)などと呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。

0064

補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスクハードディスクドライブフレキシブルディスク光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスクデジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカードフラッシュメモリ(例えば、カードスティックキードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び/又は補助記憶装置1003を含むデータベースサーバその他の適切な媒体であってもよい。

0065

通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイスネットワークコントローラネットワークカード通信モジュールなどともいう。例えば、基地局装置100の送信部110及び受信部120は、通信装置1004で実現されてもよい。また、ユーザ装置200の送信部210及び受信部220は、通信装置1004で実現されてもよい。

0066

入力装置1005は、外部からの入力を受け付け入力デバイス(例えば、キーボードマウスマイクロフォン、スイッチ、ボタンセンサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイスピーカーLEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。

0067

また、プロセッサ1001及び記憶装置1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。

0068

また、基地局装置100及びユーザ装置200はそれぞれ、マイクロプロセッサデジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。

0069

(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、周波数内(intra−frequency)測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSIntraSearchP及びE−UTRANの周波数間(E−UTRAN inter−frequency)及びRAT間(inter−RAT)の測定のセル選択の受信レベルの値(Srxlev)の閾値(Srxlev threshold)(dB)を指定するSnonIntraSearchPをPower Class毎に設定する制御部と、前記Power Class毎に設定された前記SIntraSearchP及びSnonIntraSearchPをユーザ装置に送信する送信部とを有する基地局が提供される。

0070

上記の構成にれば、基地局100は、Srxlev値をPower Class毎に異なる値に設定するが、周波数内測定のトリガもPower Class毎に異なることになる。これにより、必要な周波数内測定が適切に行われ、不要な周波数内測定が行われないようにすることが可能となる。

0071

前記制御部は、セルにおける必要最低限の受信レベル(dBm)であるQrxlevmin及びVPLMNにおいて正常に待ち受けする際のより高い優先順位のPLMNの周期的なサーチの結果としてのSrxlevの評価を考慮した、通知されたセルにおける必要最低限の受信レベル(dBm)であるQrxlevminに対するオフセットであるQrxlevminoffsetをPower Class毎に設定し、前記送信部は、前記設定されたQrxlevmin及びQrxlevminoffsetを前記ユーザ装置に送信してもよい。上記の構成によれば、Srxlev値が、複数のPower Classの間で同じ値になるようにすることができ、必要な周波数内測定がが適切に行われ、不要な周波数内測定が行われないようにすることが可能となる。

0072

前記制御部は、Srxlev値が、複数のPower Classの間で同じ値となるように、セルに暫定的に適用されるオフセット(dB)であるQoffsettempを前記複数のPower Classのうちの各Power Classに対して設定してもよい。上記の構成によれば、例えば、Power Class2のUE及びPower Class 3のUEに対して、Qoffsettemp=−Pcompensationとすることで、Srxlev値が、Power Class2とPower Class 3との間で同じ値となるように設定することができる。

0073

前記制御部は、前記基地局のセルが孤立セルであるか否かを示す情報を設定し、前記設定された情報を前記ユーザ装置に送信してもよい。例えば、前記基地局のセルがが孤立セルである場合には、上述の通知をなしとする。この場合、Qoffsettempの値は、これまで通り、3dBであってもよい。これに対して、サービングセルが孤立セルでない場合には、上述の通知を行い、この場合、Qoffsettempの値は、−Pcompensationに設定されてもよい。

0074

前記制御部は、前記複数のPower Classの間でSrxlev値が同じ値となるように前記Srxlev値のオフセット値を設定してもよい。

0075

例えば、Power Class2のUE及びPower Class 3のUEに対して、Qoffsettemp=−Pcompensationとなるオフセット値を既存のSrxlev値から減算することができる。

0076

また、本発明の実施の形態によれば、セル選択のための測定を行う条件を定める受信レベルの閾値をユーザ装置の上り送信電力能力に関する補正値によって補正する制御部と、前記補正された受信レベルの閾値をユーザ装置に送信する送信部とを有する基地局が提供される。上記の構成にれば、必要な周波数内測定が適切に行われ、不要な周波数内測定が行われないようにすることが可能となる。なお、上述のセル選択は、セル再選択であってもよい。

0077

前記補正された受信レベルの閾値は、前記受信レベルの閾値から前記ユーザ装置の上り送信電力能力に関する補正値を減算した値であってもよい。

0078

前記制御部は、前記基地局のセルが孤立セルであるか否かを示す情報を設定し、前記送信部は、前記設定された情報を前記ユーザ装置に送信してもよい。

0079

前記制御部は、前記基地局のセルが孤立セルでない場合には、前記受信レベルの閾値を前記補正値により補正し、前記送信部は、前記基地局のセルが孤立セルでないことを示す情報を前記ユーザ装置に通知してもよい。

0080

前記制御部は、前記基地局のセルが孤立セルである場合には、前記受信レベルの閾値を補正せず、前記送信部は、前記基地局のセルが孤立セルであるか否かを示す情報を前記ユーザ装置には通知しなくてもよい。

0081

また、本発明の実施の形態によれば、セル選択のための測定を行う条件を定める受信レベルの閾値を、ユーザ装置の上り送信電力能力に関する補正値によって補正し、前記補正された受信レベルの閾値により前記セル選択のための測定を行うか否かを判断する制御部、を有するユーザ装置が提供される。上記の構成にれば、必要な周波数内測定が適切に行われ、不要な周波数内測定が行われないようにすることが可能となる。なお、上述のセル選択は、セル再選択であってもよい。

0082

前記補正された受信レベルの閾値は、前記受信レベルの閾値から前記ユーザ装置の上り送信電力能力に関する補正値を減算した値であってもよい。

0083

ユーザ装置は、さらに、基地局のセルが孤立セルであるか否かを示す情報を受信する受信部、を備えてもよい。

0084

前記受信部が、前記基地局のセルが孤立セルであることを示す情報を受信したことに応答して、前記制御部は、前記受信レベルの閾値を、前記ユーザ装置の上り送信電力能力に関する補正値によって補正してもよい。

0085

前記受信部が前記基地局のセルが孤立セルであることを示す情報を受信しない場合には、前記制御部は、前記受信レベルの閾値を補正しなくてもよい。

0086

(実施形態の補足
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局装置100及びユーザ装置200は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局装置100が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ装置200が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。

0087

また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。

0088

本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。

0089

本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンスフローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。

0090

本明細書において基地局装置100によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局装置100装置を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置200との通信のために行われる様々な動作は、基地局装置100及び/又は基地局装置100以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS−GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局装置100以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS−GW)であってもよい。

0091

本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。

0093

基地局装置100は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(enhanced NodeB)、gNB、ベースステーション(Base Station)、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。

0094

本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。

0095

本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。

0096

「含む(include)」、「含んでいる(including)」、及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。

0097

本開示の全体において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。

0098

以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。

0099

100基地局装置
200ユーザ装置
110 送信部
120 受信部
130設定情報管理部
140ネットワーク制御部
200 ユーザ装置
210 送信部
220 受信部
230 設定情報管理部
240送信電力制御部
1001プロセッサ
1002記憶装置
1003補助記憶装置
1004通信装置
1005入力装置
1006 出力装置

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