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技術 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム

出願人 TIS株式会社株式会社博報堂
発明者 小林賢一郎織田村明雄園田健太郎八幡功一栗田昌平新倉健人
出願日 2020年1月30日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2020-013716
公開日 2021年8月19日 (3ヶ月経過) 公開番号 2021-120786
状態 未査定
技術分野 機械翻訳 音声認識 検索装置 デジタル計算機のユーザインターフェイス 音声入出力
主要キーワード セット関係 手動巻 並列関係 半導体記憶メディア 語彙力 ブレーンストーミング 支援ロボット 抽出語句
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2021年8月19日)のものです。
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図面 (9)

課題

ユーザ発言に対して容易かつ適切にユーザを支援することができる情報処理装置情報処理方法、および情報処理プログラムを提供する。

解決手段

情報処理装置10において、ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得する取得部と、ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出する抽出部と、語句の関連語検索する検索部と、関連語に基づいて、少なくともユーザに対する支援情報を生成する生成部と、を備える。

効果

これにより、ユーザ発言に対して容易かつ適切にユーザを支援することができる。

概要

背景

例えば、あるテーマについてアイデアを出し合うブレーンストーミングなどの会議は、参加者発言内容(特に、発する語句)によってその後の展開が決定される。また、チャットボットやQ&Aシステムなども、ユーザが発する、または入力する語句によって、その後のコンピュータ回答が決定される。

そのため、ユーザが発する語句は、ユーザの真意を的確に表現した語句であることが望ましい。また、ブレーンストーミングなど、発散思考拡散思考)が要求される場面では、テーマに関連したより多くの関連語が挙がることが重要である。

概要

ユーザ発言に対して容易かつ適切にユーザを支援することができる情報処理装置情報処理方法、および情報処理プログラムを提供する。情報処理装置10において、ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得する取得部と、ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出する抽出部と、語句の関連語を検索する検索部と、関連語に基づいて、少なくともユーザに対する支援情報を生成する生成部と、を備える。これにより、ユーザ発言に対して容易かつ適切にユーザを支援することができる。

目的

このようにして、情報処理装置10は、ユーザがより把握し易い支援情報を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得する取得部と、前記ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出する抽出部と、前記語句の関連語検索する検索部と、前記関連語に基づいて、少なくとも前記ユーザに対する支援情報を生成する生成部とを備えた、情報処理装置

請求項2

前記検索部は、前記語句と、同義類義、対義、上位、下位、役割原料並列、セット、語源の少なくとも1つの関係にある前記関連語を検索する、請求項1に記載の情報処理装置。

請求項3

前記生成部は、前記支援情報として、前記語句および前記関連語をノードとするキーグラフを生成する、請求項1または2に記載の情報処理装置。

請求項4

前記検索部はさらに、前記関連語に関連する第2の関連語を検索し、前記生成部はさらに、前記第2の関連語を前記ノードとする前記キーグラフを生成する、請求項3に記載の情報処理装置。

請求項5

前記生成部は、前記関連語の数により決定される、または予め設定されるエッジ数、および予め設定される深度にしたがって前記キーグラフを生成する、請求項3または4に記載の情報処理装置。

請求項6

前記生成部は、前記支援情報として、前記関連語をグループ分けした情報を生成する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項7

前記取得部は、会議参加者によって音声入力またはテキスト入力された前記ユーザ発言を取得し、前記生成部は、前記支援情報として、前記ユーザが参加する前記会議を支援するための情報を生成する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項8

前記会議の現在のフェーズ、または前記現在のフェーズが開始されてからの経過時間に基づいて、前記生成部によって生成される前記支援情報の種類を決定する決定部をさらに備えた、請求項7に記載の情報処理装置。

請求項9

前記ユーザとの対話に基づいて前記生成部によって生成される前記支援情報の種類を決定する決定部をさらに備えた、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項10

前記決定部は、前記種類として、前記語句を発散させるための情報、前記語句を含むコンセプトに関する情報、前記語句を掘り下げるための情報、前記参加者とは異なる他者視点からの前記語句に関する情報、前記語句を逆に考えるための情報、生成された前記支援情報を選択または絞り込むための情報、前記フェーズを収束させるための情報の少なくとも1つを決定する、請求項8に記載の情報処理装置。

請求項11

前記検索部は、前記種類に対応する検索先を選択し、前記検索先に対して前記関連語を検索する、請求項8乃至10のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項12

前記ユーザ発言に基づいて、発言者である前記ユーザを特定する特定部をさらに備えた、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項13

前記生成部は、前記特定されたユーザを支援するための前記支援情報を生成する、請求項12に記載の情報処理装置。

請求項14

前記取得部は、チャットボット利用者によって音声入力またはテキスト入力された前記ユーザ発言を取得し、前記生成部は、前記支援情報として、前記チャットボットに対するユーザ入力を支援するための情報を生成する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項15

前記取得部は、Q&Aシステムの利用者によって音声入力またはテキスト入力された前記ユーザ発言を取得し、前記生成部は、前記支援情報として、前記Q&Aシステムに対するユーザ入力を支援するための情報を生成する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項16

情報処理装置が、ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得し、前記ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出し、前記語句の関連語を検索し、前記関連語に基づいて、少なくとも前記ユーザに対する支援情報を生成する処理を実行する、方法。

請求項17

情報処理装置に、ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得し、前記ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出し、前記語句の関連語を検索し、前記関連語に基づいて、少なくとも前記ユーザに対する支援情報を生成する処理を実行させる、プログラム

技術分野

0001

本開示は、情報処理装置情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。

背景技術

0002

例えば、あるテーマについてアイデアを出し合うブレーンストーミングなどの会議は、参加者発言内容(特に、発する語句)によってその後の展開が決定される。また、チャットボットやQ&Aシステムなども、ユーザが発する、または入力する語句によって、その後のコンピュータ回答が決定される。

0003

そのため、ユーザが発する語句は、ユーザの真意を的確に表現した語句であることが望ましい。また、ブレーンストーミングなど、発散思考拡散思考)が要求される場面では、テーマに関連したより多くの関連語が挙がることが重要である。

先行技術

0004

小野宙生,小池開人,森田武史,山口高平,「教育現場における議論支援ロボット」,人工知能学会全国大会論文集,2019,JSAI2019巻,p.1O4J1201

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、人間の語彙力には限界があり、的確な語句で表現したり、関連する多くの語句を挙げたりすることは容易ではない。機械学習やAI(Artificial Intelligence:人工知能)の分野で利用されるオントロジーによって、ユーザが発した語句に対する補足情報関連情報を提供し、ユーザを支援する技術もあるが、テーマごとにオントロジーの構築が必要であり、その精度もオントロジーの規模に依存する。

0006

そこで、本開示では、ユーザ発言に対して容易かつ適切にユーザを支援することができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提案する。

課題を解決するための手段

0007

本開示によれば、ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得する取得部と、ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出する抽出部と、語句の関連語を検索する検索部と、関連語に基づいて、少なくともユーザに対する支援情報を生成する生成部とを備えた、情報処理装置が提供される。

0008

また、本開示によれば、情報処理装置が、ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得し、ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出し、語句の関連語を検索し、関連語に基づいて、少なくともユーザに対する支援情報を生成する処理を実行する、方法が提供される。

0009

また、本開示によれば、情報処理装置に、ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得し、ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出し、語句の関連語を検索し、関連語に基づいて、少なくともユーザに対する支援情報を生成する処理を実行させる、プログラムが提供される。

図面の簡単な説明

0010

本実施形態に係る情報処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。
同実施形態に係るユーザ発言データの一例を示す図である。
同実施形態に係る関連語データの一例を示す図である。
同実施形態に係る関連語データの別例を示す図である。
同実施形態に係るキーグラフの一例を示す図である。
同実施形態に係るユーザ支援処理の流れを示すフローチャートである。
同実施形態に係るキーグラフ生成処理の流れを示すフローチャートである。
同実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成例を示すブロック図である。

実施例

0011

以下に、本実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の部位には、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。

0012

なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.実施形態
1.1.機能構成例
1.2.機能の詳細
1.3.機能の流れ
2.ハードウェア構成例
3.まとめ

0013

<1.実施形態>
<<1.1.機能構成例>>
まず、本実施形態に係る情報処理装置10の機能構成例について説明する。情報処理装置10は、据え置き端末であってもよいし、スマートフォンタブレットPC(Personal Computer)などのモバイル端末であってもよい。

0014

図1は、本実施形態に係る情報処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10は、記憶部110、取得部120、抽出部130、検索部140、生成部150、出力部160、決定部170、特定部180、制御部200を備える。

0015

(記憶部110)
本実施形態に係る記憶部110は、各種プログラムやデータを一時的または恒常的に記憶するための記憶領域である。例えば、記憶部110には、情報処理装置10が各種機能を実行するためのプログラムやデータが記憶されてもよい。具体的な一例として、記憶部110には、シソーラスやWord2Vecなど、関連語を検索するための辞書辞典プログラムおよびデータ(学習モデルを含む)、キーグラフを生成および表示するためのプログラムやデータなどが記憶されてよい。また、音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言データ、検索された関連語データ(検索結果)、および生成されたキーグラフなどが記憶されてよい。もちろん、上記はあくまで一例であり、記憶部110に記憶されるデータの種別は特に限定されない。

0016

(取得部120)
本実施形態に係る取得部120は、ユーザにより音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得する。取得部120がユーザ発言をどのように取得するかは、実施形態による。例えば、情報処理装置10は、マイクロフォンなどの音声入力部(図示せず)や、マウスキーボードタッチパネル、ボタン、スイッチ、およびレバーなどの入力部(図示せず)をさらに備え、ユーザが発した音声やユーザが入力したテキストデータを検出し、取得する。または、情報処理装置10が、外部マイクスマートスピーカーやその他のコンピュータと通信可能に接続されている場合は、各種コンピュータからユーザ発言を受信し、取得してもよい。この際、ユーザ発言が音声である場合は、音声データそのものであってもよいし、各種コンピュータ上で音声認識され変換されたテキストデータであってもよい。

0017

(抽出部130)
本実施形態に係る抽出部130は、取得部120により取得されたユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出する。例えば、ユーザ発言が音声データである場合は、情報処理装置10は音声認識エンジンなどの音声認識部(図示せず)をさらに備え、音声データをテキストデータに変換した上で、当該テキストデータから抽出部130により語句が抽出される。

0018

(検索部140)
本実施形態に係る検索部140は、抽出部130により抽出された語句の関連語を検索する。例えば、検索部140は、抽出された語句を検索キーとして、シソーラスやWord2Vecなどの各種辞書(ローカル辞書)を用いて関連語を検索する。

0019

また、検索部140は、検索された関連語に関連する第2の関連語を検索することもできる。また、検索先である辞書・辞典プログラムやデータが、情報処理装置10とインターネットなどのネットワークによって通信可能に接続された別コンピュータ上にある場合(ネット辞書の場合)、検索部140は、抽出された語句を検索キーとして別コンピュータに送信するなどし、検索結果を受信することで関連語の検索を行う。検索先となる、ローカル辞書およびネット辞書を含む各種辞書は、必要とする支援情報の種類に応じて選択される。どの検索先を選択するかは、例えば、検索先と支援情報の種類とのマッピングデータを記憶部110にさらに記憶し、マッピングデータから支援情報の種類に対応する検索先を選択する。なお、選択される検索先は1つである必要はなく、複数選択されてもよい。

0020

また、検索部140は、検索された関連語に優先順位を付けてよい。優先順位は、例えば、検索先である辞書・辞典での出力順であってもよいし、複数の辞書・辞典での出現頻度に基づいて付けられてもよい。当該優先順位は、例えば、ユーザ提示の際の優先順などに用いることができる。

0021

(生成部150)
本実施形態に係る生成部150は、検索部140により検索された関連語に基づいて、ユーザに対する支援情報を生成する。ここで、支援情報とは、例えば、抽出部130により抽出された語句とその関連語をノードとするキーグラフである。生成されるキーグラフのエッジ数は、検索部140により検索された関連語の数による。また、エッジ数および深度は、予め設定されてもよいし、例えば、情報処理装置10とユーザとの対話により、都度、動的に設定されてもよい。また、支援情報は、単に、抽出された語句とその関連語のリストであってよい。ここで、ユーザとの対話とは、音声による対話であってもよいし、ユーザインタフェースを介してユーザに確認をし、回答を選択または入力させるものであってもよい。

0022

また、支援情報は、関連語をグループ分けした情報であってよい。グループ分けは、例えば、データ・クラスタリング手法を用いて、関連語の類似度の距離基づいて各関連語分類する。クラスタ数(分類する数)や分類基準も予め設定されてもよいし、動的に設定されてもよい。このようにして、情報処理装置10は、ユーザがより把握し易い支援情報を提供することができる。

0023

また、支援情報は、後述する特定部180により特定されたユーザを支援するための情報であってよい。例えば、特定部180により特定されたユーザが発した語句とその関連語のみをまとめた情報であってよい。このようにして、情報処理装置10は、特定のユーザにより適した支援情報を提供することができる。

0024

また、支援情報は、チャットボットやQ&Aシステムに対するユーザ入力を支援するための情報であってよい。例えば、チャットボットやQ&Aシステムでは、ユーザが発した、または入力した発言内容(ユーザ入力)に基づいてコンピュータとの対話が行われる。本実施形態では、さらに、発言内容から抽出された語句の関連語にも基づいて対話を行うことができる。具体的には、ユーザが“腕時計最新機能って何?”と発言した場合に、生成部150は、“腕時計”の関連語“スマートウォッチ”に基づいて“スマートウォッチの最新機能って何?”という支援情報を生成する。これにより、情報処理装置10は、“腕時計”という語句のみでは検索できない、“スマートウォッチ”の最新機能に関する情報をユーザに提供することができる。このようにして、情報処理装置10は、チャットボットやQ&Aシステムの利用者により適した支援情報を提供することができる。

0025

(出力部160)
本実施形態に係る出力部160は、生成部150により生成された支援情報を出力する。出力部160が支援情報をどのように出力するかは、実施形態による。例えば、出力部160が、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ装置など、各種ディスプレイ装置を備える場合、当該ディスプレイ装置に支援情報を表示する。また、支援情報が音声やテキストデータであり、出力部160がスピーカアンプを備える場合、出力部160は支援情報を音声出力することもできる(支援情報がテキストデータである場合、テキストデータは音声データに変換され、読み上げられることにより出力される)。または、情報処理装置10が、スマートスピーカーや電子ホワイトボード、その他のコンピュータと通信可能に接続されている場合は、各種コンピュータに支援情報を送信し、各種コンピュータにより出力してもよい。

0026

(決定部170)
本実施形態に係る決定部170は、生成部150によって生成される支援情報の種類を決定する。例えば、決定部170は、会議の現在のフェーズや、または現在のフェーズが開始されてからの経過時間に基づいて、支援情報の種類を決定する。また、支援情報の種類の決定は、ユーザとの対話に基づいて決定されてもよい。ここで決定された支援情報の種類に応じて対応する検索先が選択され、選択された検索先に対して関連語の検索が実行される。このようにして、情報処理装置10は、支援情報により適した関連語を検索し、ユーザがより必要とする支援情報を提供することができる。

0027

(特定部180)
本実施形態に係る特定部180は、取得部120により取得されたユーザ発言に基づいて、発言者であるユーザを特定する。例えば、特定部180は、音声入力されたユーザ発言を音声認識し、予め登録しておいた各ユーザの音声データと照合し、ユーザを特定することができる。または、会議など、各ユーザが着席している場合は、音声を発した位置や方向などにより、ユーザを特定させることもできる。この場合も、例えば、会議の開始時に着席した各ユーザ(会議参加者)が「私は、特許 太郎です」などと発言し、ユーザごとに音声を予め登録しておく。また、特定部180は、テキスト入力されたユーザ発言を入力したユーザのログイン情報から、ユーザを特定することができる。また、情報処理装置10が、カメラ機能を有する撮影部(図示せず)をさらに備えている場合、または、外部カメラと通信可能に接続されている場合、カメラにより撮影された画像に対し顔認識処理などを実行し、各ユーザを特定することができる。

0028

(その他)
情報処理装置10は、図1には示していないが上記以外にも、音声や各種の音をそれぞれ入力する音声入力部、当該音声などを認識する音声認識部、または当該音声などを出力する音声出力部を備えてもよい。また、情報処理装置10は、各種情報を入力する入力部を備えてもよい。

0029

(制御部200)
本実施形態に係る制御部200は、情報処理装置10全体を司る処理部であり、情報処理装置10が備える各構成を制御する。制御部200が有する機能の詳細については後述される。

0030

以上、本実施形態に係る情報処理装置10の機能構成例について説明した。なお、図1を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る情報処理装置10の機能構成は係る例に限定されない。例えば、情報処理装置10は、必ずしも図1に示す構成のすべてを備えなくてもよいし、出力部160などの各構成を情報処理装置10とは異なる別のコンピュータに備えることも可能である。本実施形態に係る情報処理装置10の機能構成は、仕様運用に応じて柔軟に変形可能である。

0031

また、各構成要素の機能を、CPU(Central Proccessing Unit)などの演算装置がこれらの機能を実現する処理手順記述した制御プログラムを記憶したROMやRAMなどの記憶媒体から制御プログラムを読み出し、そのプログラムを解釈して実行することにより行ってもよい。したがって、本実施形態を実施する時々技術レベルに応じて、適宜利用する構成を変更することが可能である。また、情報処理装置10のハードウェア構成の一例については後述される。

0032

<<1.2.機能の詳細>>
次に、本実施形態に係る情報処理装置10が有する機能について詳細に説明する。本実施形態に係る情報処理装置10の制御部200は、ユーザ発言を取得し、ユーザ発言から語句を抽出し、当該語句の関連語を検索し、当該関連語に基づいて支援情報を生成することを特徴の1つとする。

0033

まず、ユーザ発言の取得およびユーザ発言からの語句の抽出について説明する。ユーザ発言は、ユーザの音声、当該音声が音声認識され変換されたテキストデータ、またはユーザが入力したテキストデータであり得る。音声データである場合は、音声認識エンジンにより音声分析され、テキストデータに変換される。

0034

ユーザ発言であるテキストデータからは、1つまたは複数の語句が抽出される。抽出される語句は、自立語固有表現などであり得る。具体的には、例えば、ユーザ発言“軽量で防水機能がある方がよい”から、“軽量”や“防水機能”などの語句が抽出される。これは、例えば、音声認識エンジンによってユーザ発言をテキストデータに変換し、当該テキストデータに対して自然言語処理を実行することで、自立語や固有表現などを抽出することができる。または、ワードスポッティング型の音声認識エンジンを用いて、ユーザ発言に含まれる所定の語句を認識および抽出することもできる。

0035

抽出された語句は、発言者であるユーザなどと共に、ユーザ発言データとして記憶部110に記憶させることができる。図2は、本実施形態に係るユーザ発言データの一例を示す図である。ユーザ発言データは、情報処理装置10がユーザ発言を検出したことに応答して、ユーザ発言から抽出された語句ごとに生成することができる。図2に示す例では、記憶部110は、「抽出語句、発言者、テーマ、フェーズ、発言時刻、音声データ」などを対応付けて記憶する。「抽出語句」は、ユーザ発言から、抽出部130により抽出された語句を示す。「発言者」は、特定部180により特定されたユーザ発言の発言者を示す。「テーマ」は、例えば、発言者が参加している会議のテーマを示す。「フェーズ」は、例えば、発言者が参加している会議のフェーズを示す。「発言時刻」は、例えば、ユーザ発言データ生成時の情報処理装置10のシステム日時を示す。「音声データ」は、「抽出語句」の抽出元であるユーザ発言の音声データを示す。「音声データ」は、音声データそのものであってもよいし、音声データの格納位置を示すパスなどであってもよい。

0036

次に、抽出された語句の関連語の検索について説明する。関連語は、抽出された語句を検索キーとして、シソーラスやWord2Vecなどの辞書・辞典プログラムおよびデータを用いて検索される。図3は、本実施形態に係る関連語データの一例を示す図である。図3は、「対象語句」を検索キーとして検索された「関連語」を示す一例である。図3の例では、対象語句である“みかん”の関連語を示している。これは、例えば、ユーザが語句の関係性を発散させ広く知りたい場合などに適した支援情報になる。

0037

ここで、関連語とは、抽出された語句と、同義類義、対義、上位、下位、役割原料並列、セットの少なくとも1つの関係にある語句である。ここで、同義関係とは、抽出された語句と関連語とが同じ意味を持つ関係、例えば、“本”と“書物”である。また、類義関係とは、抽出された語句と関連語とが似た意味を持つ関係、例えば、“きれい”と“美しい”である。また、対義関係とは、抽出された語句と関連語とが反対の意味を持つ関係、例えば、“明るい”と“暗い”である。また、上位(下位)関係とは、抽出された語句に対して関連語が上位(下位)の関係、例えば、“みかん”と“果物”(下位の場合は逆の関係)である。また、役割関係とは、抽出された語句と関連語とが人や物とその役割の関係、例えば、“カメラマン”と“撮影”である。また、原料関係とは、抽出された語句と関連語とが物とその原料の意味を持つ関係、例えば、“醤油”と“大豆”である。また、並列関係とは、抽出された語句と関連語と並列の関係、例えば、“金星”と“火星”である。また、セット関係とは、抽出された語句と関連語とがセットの関係、例えば、“針”と“糸”である。なお、関連語は、上記例に限定されず、語源など、抽出された語句と何らかの関係のある語句であればなんでもよい。

0038

このように、関連語には様々な種類がある。図3の例は、辞書から検索した関連語の種類を制限せずに検索したものであるが、関連語の種類を制限して検索することもできる。検索する関連語の種類は、情報処理装置10がユーザとの対話に基づいて選択してもよいし、ユーザが必要とする支援情報の種類に基づいて選択してもよい。具体的には、例えば、上述したように支援情報ごとに適した関連語の種類があるため、情報処理装置10は関連語の種類と支援情報の種類とのマッピングデータを記憶部110にさらに記憶する。そして、情報処理装置10は、ユーザとの対話に基づいて支援情報の種類をユーザに選択させ、マッピングデータから選択された支援情報の種類に対応する関連語の種類を選択する。なお、選択される関連語の種類は1つである必要はなく、複数選択されてもよい。このようにして、情報処理装置10は、語句の多様な関係性をより適切に反映した支援情報をユーザに提供することができる。

0039

図4は、本実施形態に係る関連語データの別例を示す図である。図4の例では、対象語句と同義および類義関係にある関連語のみを辞書から検索した結果を示している。これは、例えば、ユーザがある語句に対して言い回し違う語句を知りたい場合などに適した支援情報になる。なお、図4の例では、“すばらしい”と類義関係にある関連語“目覚ましい”などを検索し、さらに、検索された関連語“目覚ましい”などと類義関係にある第2の関連語“見事”などを検索している。このように、情報処理装置10は、検索した関連語の関連語をさらに検索することで、ユーザが、語句をより掘り下げて知りたい場合などに適した支援情報を生成することができる。また、さらに、情報処理装置10は、第3の関連語、第4の関連語と掘り下げて検索することもできる。どこまで掘り下げて検索するかを示す深度は、予め設定されてもよいし、ユーザとの対話により動的に設定されてもよい。このようにして、情報処理装置10は、語句の関係性をより発散させた支援情報をユーザが把握し易い範囲で提供することができる。

0040

図3図4に示したような「対象語句」と、その「関連語」は、それのみでもユーザの支援情報になるが、情報処理装置10は、さらに、これらを用いてキーグラフなど、さらなる支援情報を生成することができる。図5は、本実施形態に係るキーグラフの一例を示す図である。図5のキーグラフは、図4に示した関連語データを基に生成されたもので、ユーザ発言から抽出された語句“すばらしい”をルートノード、および各関連語をノードとして、各ノード間を線で結んだグラフである。キーグラフを用いて、情報処理装置10は、視覚的により把握し易い支援情報をユーザに提供することができる。

0041

キーグラフを生成するにあたり、1つのノードに何個ノードを結ぶかを示すエッジ数は、シソーラスやWord2Vecなどの各種辞書から検索される関連語の数により決定される。例えば、シソーラスの場合のエッジ数は、各ノードの語句の同義語類義語など、関連語の数である。また、例えば、Word2Vecの場合のエッジ数は、各ノードの語句との類似度(共起ベクトルの類似度)が所定の閾値以上の関連語の数である。また、エッジ数や、ルートノードから何個のノードを掘り下げて結ぶかを示す深度は、予め設定されてもよいし、ユーザとの対話により動的に設定されてもよい。このようにして、情報処理装置10は、ユーザが把握し易い範囲で支援情報を提供することができる。なお、図5の例では、末端のノードにさらに線が付いているが、これはさらに掘り下げてノードが結ばれ得ることを示しており(その先のノードは省略している)、実際には、末端のノードには上位ノードとの線が付くだけである。

0042

その他の支援情報として、抽出された語句を発散させるための情報、抽出された語句を含むコンセプトに関する情報、抽出された語句を掘り下げるための情報、発言したユーザとは異なる他者視点からの抽出された語句に関する情報、抽出された語句を逆に考えるための情報、生成された各種情報を選択または絞り込むための情報、現在のフェーズを収束させるための情報などがある。各情報は、情報処理装置10によって会議のフェーズなどに応じて生成されてよい。具体的には、例えば、情報処理装置10は、会議が開始されてからの経過時間、またはユーザとの対話に基づいて、会議の現在のフェーズを決定する。そして、現在のフェーズが「ワード発散」フェーズの場合は抽出された語句を発散させるための情報、「コンセプト生成」フェーズの場合は抽出された語句を含むコンセプトに関する情報、「掘り下げ」フェーズの場合は抽出された語句を掘り下げるための情報、「発想転換ヒント」フェーズの場合は発言したユーザとは異なる他者の視点からの抽出された語句に関する情報、「逆に考える」フェーズの場合は抽出された語句を逆に考えるための情報、「選択・絞り込み」フェーズの場合は生成された各種情報を選択または絞り込むための情報、「まとめ・収束」フェーズの場合は現在のフェーズを収束させるための情報が、支援情報として生成される。このようにして、情報処理装置10は、会議支援特化した支援情報をユーザに提供することができる。

0043

抽出された語句を発散させるための情報(発散情報)は、例えば、ユーザ発言から抽出された語句(例えば、「腕時計」)に基づいて検索された関連語(例えば、「スマートウォッチ」)を用いて、「“スマートウォッチ”はどうでしょうか?」、「“スマートウォッチ”から連想される言葉は?」といった音声による問いかけである。このような問いかけは、例えば、「“<関連語>”はどうでしょうか?」といったテンプレートを予め生成しておき、タグ部分(<>)に関連語などを埋め込むことにより生成することができる。

0044

また、このような問いかけに対し、ユーザから「いいね」など、賛同を示す発言が検出された場合、情報処理装置10は、さらに、関連語を発散させるために、第2の関連語を検索することができる。一方、賛同を示す発言が検出されなかった場合、情報処理装置10は、別の関連語を用いて改めて問いかけを行うこともできる。また、情報処理装置10は、検索された関連語をディスプレイなどに表示し、「この中に気になるワードはありますか?」などといった問いかけを行うことができる。

0045

また、情報処理装置10は、特定部180によって特定されたユーザと、各ユーザの発言数や発言内容とに基づいて、発言数が少ないユーザや、現在の話題についてまだ発言をしていないユーザに対し、「○○さん、“スマートウォッチ”についてどう思いますか?」などと問いかけ、発言を促すことができる。

0046

抽出された語句を含むコンセプトに関する情報(コンセプト情報)は、例えば、抽出された語句と、抽出された語句に基づいて検索された関連語から生成される、キャッチコピーネーミングである。具体的には、「“見たことがない”“スマートウォッチ”」や「“異次元”世界の“スマートウォッチ”」などである。これも、発散情報同様、例えば、「“<関連語>”“<抽出された語句>”」や、「“<関連語>”世界の“<抽出された語句>”」など、予め生成されたテンプレートに関連語などを埋め込むことで生成される。なお、具体例では、コンセプト情報は、抽出された語句と関連語との組み合わせに基づいて生成された情報であるが、どちらか一方に基づいて生成された情報や、複数の関連語を含む情報であってよい。

0047

抽出された語句を掘り下げるための情報(掘り下げ情報)は、例えば、抽出された語句の同義語や語源などを用いて、抽出された語句に対する新たな発想を促す情報である。具体的には、例えば、抽出された語句が、腕時計の日時調整などを行う“リューズ”であった場合、同義語の“竜頭”や“クラウン”、語源の“姿形が竜に似た中国神話の怪物「蒲牢」”などを用いた、「リューズの語源は、姿形が竜に似た中国神話の怪物「蒲牢」らしい。同義語には、竜頭やクラウンがある。」といった情報である。掘り下げ情報もテンプレートを用いて生成することができる。例えば、「“<抽出された語句>”の語源は、<関連語(語源)>らしい。同義語には、“<関連語(同義1)>”や“<関連語(同義2)>”がある。」といったテンプレートを予め生成しておき、タグ部分(<>)に抽出された語句や関連語などを埋め込むことにより生成することができる。

0048

発言したユーザとは異なる他者の視点からの抽出された語句に関する情報(他者視点情報)は、例えば、他者視点での発想を促す情報である。なお、他者視点情報は、発言したユーザのみならず、例えば、会議の参加者それぞれのユーザ情報を参照し、各参加者とは異なる視点での発想を促す情報であってよい。

0049

抽出された語句を逆に考えるための情報は、例えば、抽出された語句の対義語を用いた発想の転換をもたらすような情報である。具体的には、例えば、抽出された語句が“自動巻きの時計”であった場合、“自動”の対義語である“手動”を用いて、「“自動巻きの時計”を“手動巻きの時計”で考えたらどうなりますか?」といった問いかけである。

0050

生成された各種情報を選択または絞り込むための情報は、例えば、生成された発散情報やコンセプト情報などの支援情報の中から、候補として残す情報を決定するための情報である。具体的には、例えば、生成された支援情報から1つずつ順に生成される「○○という情報は残しますか?」といった問いかけである。当該問いかけに対し、ユーザから「はい」、「残す」などといった肯定的な回答があった場合、情報処理装置10は、対象の支援情報を候補として残し、その後の会議に改めて用いるように制御することができる。一方、当該問いかけに対し、ユーザから「いいえ」、「残さない」などといった否定的な回答があった場合、情報処理装置10は、対象の支援情報を候補から削除し、その後の会議に用いないように制御することができる。

0051

現在のフェーズを収束させるための情報は、例えば、支援情報をまとめ、会議の各フェーズや会議全体を収束させるための情報である。具体的には、例えば、会議の現在のフェーズが開始されてからの経過時間に基づいて「そろそろ、コンセプト情報として挙がった候補の中から良いものを選択しましょう。現在、候補として残っているものは、○○と××です。」などといった情報である。また、情報処理装置10は、データ・クラスタリング手法などと用いて、「挙がった候補をグループ分けします。第1のグループは、○○と××です。第2のグループは、〜〜」などと支援情報をグループ分けし、ユーザに提示することができる。また、このようなグループ分けは、発言者ごとにまとめてもよい。

0052

<<1.3.機能の流れ>>
次に、図6を用いて、本実施形態に係るユーザ支援処理の手順について説明する。図6は、本実施形態に係るユーザ支援処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、例えば、情報処理装置10が、ユーザ発言を検出し、ユーザ発言から語句を抽出し、抽出した語句の関連語を検索し、ユーザの支援情報を生成する処理である。

0053

図6に示すように、まず、情報処理装置10の取得部120は、何らかのユーザ発言を検出する(ステップS101)。検出するユーザ発言とは、ユーザが発した音声やユーザが入力したテキストデータである。なお、情報処理装置10が外部マイクやスマートスピーカーなど他のコンピュータと接続されている場合、取得部120は、他のコンピュータから送信されたユーザ発言の受信を検出する。ユーザ発言を検出していない場合(ステップS101:No)、取得部120は、ユーザ発言が検出されるのを待つ。取得部120がユーザ発言を検出した場合(ステップS101:Yes)、取得部120は、ユーザ発言を取得する(ステップS102)。

0054

次に、情報処理装置10の特定部180は、検出したユーザ発言の発言者を特定する(ステップS103)。なお、特定部180は、ユーザ発言が音声である場合は予め登録しておいた各ユーザの音声データと照合し、ユーザ発言がテキスト入力である場合はユーザのログイン情報などと照合し、ユーザを特定することができる。

0055

次に、情報処理装置10の抽出部130は、検出したユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出する(ステップS104)。なお、抽出部130は、テキストデータから各語句を抽出するが、ユーザ発言が音声データである場合は、音声データをテキストデータに変換した上で語句抽出を行う。

0056

次に、情報処理装置10の決定部170は、生成部150によって生成される支援情報の種類を決定する(ステップS105)。具体的には、例えば、決定部170は、会議の現在のフェーズや、現在のフェーズが開始されてからの経過時間、またはユーザとの対話に基づいて、支援情報の種類を決定する。

0057

次に、情報処理装置10の検索部140は、決定した支援情報の種類に対応する検索先を選択する(ステップS106)。

0058

次に、検索部140は、選択した検索に対して、抽出した語句の関連語を検索する(ステップS107)。なお、関連語の検索は、検索先である辞書・辞典プログラムやデータを用いて行われるが、当該検索先が別コンピュータ上にある場合、検索部140は抽出した語句を別コンピュータに送信し、別コンピュータから検索結果を受信する。

0059

次に、情報処理装置10の記憶部110は、検出したユーザ発言、抽出した語句、検索した関連語を記憶する(ステップS108)。この際、記憶部110は、図2図4などに示されるようなデータフォーマットにしたがって各種情報を記憶することができる。

0060

次に、情報処理装置10の生成部150は、検索した関連語に基づいて、ユーザに対する支援情報を生成する(ステップS109)。この際、生成部150は、決定部170によって決定された支援情報の種類にしたがった支援情報を生成することもできる。

0061

次に、情報処理装置10の出力部160は、生成した支援情報を出力する(ステップS110)。支援情報の出力は、ディスプレイ装置などを介した表示であってもよいし、スマートスピーカーなどを介した音声出力であってもよい。ステップS110の後、本処理は終了する。

0062

次に、図7を用いて、本実施形態に係るキーグラフ生成処理の手順について説明する。図7は、本実施形態に係るキーグラフ生成処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、上述した支援情報の生成(図6のステップS109)の具体例であり、ステップS106に続いて実行される処理である。

0063

まず、情報処理装置10の生成部150は、ステップS104で抽出した語句をキーグラフのルートノードに決定する(ステップS201)。

0064

次に、検索した関連語の数が、予め設定されたエッジ数以上の場合(ステップS202:No)、生成部150は、予め設定されたエッジ数分、検索した関連語をノードに決定する(ステップS203)。なお、検索した関連語がエッジ数より多い場合は、上述したように、検索した関連語に優先順位付けし、生成部150は、優先順位の高いものからノード数分、関連語をノードに決定することができる。また、ここで決定されるノードは、ルートノード直下のノードである。

0065

一方、検索した関連語の数が、予め設定されたエッジ数より少ない場合(ステップS202:Yes)、生成部150は、検索した関連語の数分、関連語をノードに決定する(ステップS204)。

0066

次に、キーグラフのノードが予め設定された深度に達していない場合(ステップS205:No)、情報処理装置10の検索部140は、検索した関連語の関連語(第2の関連語)を検索する(ステップS206)。その後、検索した第2の関連語を次のノード(関連語ノード直下のノード)に決定し、キーグラフのノードが予め設定された深度に達するまでステップS202〜ステップS206を繰り返す。

0067

一方、キーグラフのノードが予め設定された深度に達した場合(ステップS205:Yes)、生成部150は、各ノード間を線で結び、キーグラフを生成する(ステップS207)。ステップS207の後、本処理は終了する。

0068

<2.ハードウェア構成例>
次に、本実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成例について説明する。図8は、本実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成例を示すブロック図である。図8を参照すると、情報処理装置10は、例えば、プロセッサ801と、ROM802と、RAM803と、ホストバス804と、ブリッジ805と、外部バス806と、インターフェース807と、入力装置808と、出力装置809と、ストレージ810と、ドライブ811と、接続ポート812と、通信装置813と、を有する。なお、ここで示すハードウェア構成は一例であり、構成要素の一部が省略されてもよい。また、ここで示される構成要素以外の構成要素をさらに含んでもよい。

0069

(プロセッサ801)
プロセッサ801は、例えば、演算処理装置または制御装置として機能し、ROM802、RAM803、ストレージ810、またはリムーバブル記録媒体901に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般またはその一部を制御する。

0070

(ROM802、RAM803)
ROM802は、プロセッサ801に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータなどを格納する手段である。RAM803には、例えば、プロセッサ801に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータなどが一時的または永続的に格納される。

0071

(ホストバス804、ブリッジ805、外部バス806、インターフェース807)
プロセッサ801、ROM802、RAM803は、例えば、高速データ伝送が可能なホストバス804を介して相互に接続される。一方、ホストバス804は、例えば、ブリッジ805を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス806に接続される。また、外部バス806は、インターフェース807を介して種々の構成要素と接続される。

0072

(入力装置808)
入力装置808には、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、およびレバーなどが用いられる。さらに、入力装置808としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。また、入力装置808には、マイクロフォンなどの音声入力装置が含まれる。

0073

(出力装置809)
出力装置809は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD、または有機ELなどのディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホンなどのオーディオ出力装置プリンタ携帯電話、またはファクシミリなど、取得した情報を利用者に対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置である。また、本実施形態に係る出力装置809は、触覚刺激を出力することが可能な種々の振動デバイスを含む。

0074

(ストレージ810)
ストレージ810は、各種のデータを格納するための装置である。ストレージ810としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)などの磁気記憶デバイス半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどが用いられる。

0075

(ドライブ811)
ドライブ811は、例えば、磁気ディスク光ディスク光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体901に記録された情報を読み出し、またはリムーバブル記録媒体901に情報を書き込む装置である。

0076

(接続ポート812)
接続ポート812は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポートIEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポート、または光オーディオ端子などのような外部接続機器902を接続するためのポートである。

0077

(通信装置813)
通信装置813は、ネットワークに接続するための通信デバイスであり、例えば、有線または無線LAN、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード光通信用ルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または各種通信用モデムなどである。

0078

(リムーバブル記録媒体901)
リムーバブル記録媒体901は、例えば、DVDメディア、Blu−ray(登録商標)メディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディアなどである。もちろん、リムーバブル記録媒体901は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、または電子機器などであってもよい。

0079

(外部接続機器902)
外部接続機器902は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤデジタルカメラデジタルビデオカメラ、またはICレコーダなどである。

0080

<3.まとめ>
以上説明したように、情報処理装置10は、ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得する取得部120と、前記ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出する抽出部130と、前記語句の関連語を検索する検索部140と前記関連語に基づいて、少なくとも前記ユーザに対する支援情報を生成する生成部150とを備える。

0081

これにより、ユーザ発言に対して容易かつ適切にユーザを支援することができる。

0082

以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。

0083

また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。

0084

なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得する取得部と、
前記ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出する抽出部と、
前記語句の関連語を検索する検索部と、
前記関連語に基づいて、少なくとも前記ユーザに対する支援情報を生成する生成部と
を備えた、情報処理装置。

0085

これにより、情報処理装置は、ユーザ発言に対して容易かつ適切にユーザを支援することができる。

0086

(2)前記検索部は、前記語句と、同義、類義、対義、上位、下位、役割、原料、並列、セット、語源の少なくとも1つの関係にある前記関連語を検索する、前記(1)に記載の情報処理装置。

0087

これにより、情報処理装置は、語句の多様な関係性をより適切に反映した支援情報をユーザに提供することができる。

0088

(3)前記生成部は、前記支援情報として、前記語句および前記関連語をノードとするキーグラフを生成する、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。

0089

これにより、情報処理装置は、視覚的により把握し易い支援情報をユーザに提供することができる。

0090

(4)前記検索部はさらに、前記関連語に関連する第2の関連語を検索し、
前記生成部はさらに、前記第2の関連語を前記ノードとする前記キーグラフを生成する、前記(3)に記載の情報処理装置。

0091

これにより、情報処理装置は、語句の関係性をより発散させた支援情報をユーザに提供することができる。

0092

(5)前記生成部は、前記関連語の数により決定される、または予め設定されるエッジ数、および予め設定される深度にしたがって前記キーグラフを生成する、前記(3)または(4)に記載の情報処理装置。

0093

これにより、情報処理装置は、ユーザが把握し易い範囲で支援情報を提供することができる。

0094

(6)前記生成部は、前記支援情報として、前記関連語をグループ分けした情報を生成する、前記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の情報処理装置。

0095

これにより、情報処理装置は、ユーザがより把握し易い支援情報を提供することができる。

0096

(7)前記取得部は、会議の参加者によって音声入力またはテキスト入力された前記ユーザ発言を取得し、
前記生成部は、前記支援情報として、前記ユーザが参加する前記会議を支援するための情報を生成する、前記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の情報処理装置。

0097

これにより、情報処理装置は、会議支援に特化した支援情報をユーザに提供することができる。

0098

(8)前記会議の現在のフェーズ、または前記現在のフェーズが開始されてからの経過時間に基づいて、前記生成部によって生成される前記支援情報の種類を決定する決定部をさらに備えた、前記(7)に記載の情報処理装置。

0099

これにより、情報処理装置は、会議支援により特化した支援情報をユーザに提供することができる。

0100

(9)前記ユーザとの対話に基づいて前記生成部によって生成される前記支援情報の種類を決定する決定部をさらに備えた、前記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の情報処理装置。

0101

これにより、情報処理装置は、ユーザがより必要とする支援情報を提供することができる。

0102

(10)前記決定部は、前記種類として、前記語句を発散させるための情報、前記語句を含むコンセプトに関する情報、前記語句を掘り下げるための情報、前記参加者とは異なる他者の視点からの前記語句に関する情報、前記語句を逆に考えるための情報、生成された前記支援情報を選択または絞り込むための情報、前記フェーズを収束させるための情報の少なくとも1つを決定する、前記(8)に記載の情報処理装置。

0103

これにより、情報処理装置は、会議支援により特化した支援情報をユーザに提供することができる。

0104

(11)前記検索部は、前記種類に対応する検索先を選択し、前記検索先に対して前記関連語を検索する、(8)〜(10)のいずれか1つに記載の情報処理装置。

0105

これにより、情報処理装置は、支援情報により適した関連語を検索することができる。

0106

(12)前記ユーザ発言に基づいて、発言者である前記ユーザを特定する特定部をさらに備えた、前記(1)〜(11)のいずれか1つに記載の情報処理装置。

0107

これにより、情報処理装置は、特定のユーザにより適した支援情報を提供することができる。

0108

(13)前記生成部は、前記特定されたユーザを支援するための前記支援情報を生成する、前記(12)に記載の情報処理装置。

0109

これにより、情報処理装置は、特定のユーザにより適した支援情報を提供することができる。

0110

(14)前記取得部は、チャットボットの利用者によって音声入力またはテキスト入力された前記ユーザ発言を取得し、
前記生成部は、前記支援情報として、前記チャットボットに対するユーザ入力を支援するための情報を生成する、前記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の情報処理装置。

0111

これにより、情報処理装置は、チャットボットの利用者により適した支援情報を提供することができる。

0112

(15)前記取得部は、Q&Aシステムの利用者によって音声入力またはテキスト入力された前記ユーザ発言を取得し、
前記生成部は、前記支援情報として、前記Q&Aシステムに対するユーザ入力を支援するための情報を生成する、前記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の情報処理装置。

0113

これにより、情報処理装置は、Q&Aシステムの利用者により適した支援情報を提供することができる。

0114

(16)情報処理装置が、
ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得し、
前記ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出し、
前記語句の関連語を検索し、
前記関連語に基づいて、少なくとも前記ユーザに対する支援情報を生成する
処理を実行する、方法。

0115

(17)情報処理装置に、
ユーザによって音声入力またはテキスト入力されたユーザ発言を取得し、
前記ユーザ発言から1つまたは複数の語句を抽出し、
前記語句の関連語を検索し、
前記関連語に基づいて、少なくとも前記ユーザに対する支援情報を生成する
処理を実行させる、プログラム。

0116

10情報処理装置
110 記憶部
120 取得部
130 抽出部
140検索部
150 生成部
160 出力部
170 決定部
180 特定部
200 制御部

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