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技術 無線通信装置、通信装置および通信制御方法

出願人 ソニー株式会社
発明者 津田信一郎草島直紀内山博允唐懿夫
出願日 2018年4月5日 (3年7ヶ月経過) 出願番号 2018-072966
公開日 2021年8月12日 (3ヶ月経過) 公開番号 2021-119643
状態 未査定
技術分野 移動無線通信システム
主要キーワード 位置情報センサ 半永続的 制御情報要求 流入制御 ドローン バンドリング セル選択処理 有線通信インタフェース
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2021年8月12日)のものです。
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図面 (12)

課題

空中を移動する端末に対して適切に位置情報の管理を行うことで、端末の消費電力の低減と、通信の影響の抑制とを行うことが可能な無線通信装置を提供する。

解決手段

自機が地上を移動する装置であるか空中を移動する装置であるかを判定する判定部と、空中を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、基地局から送信された共通情報を介して取得したページングエリア識別情報前回更新を行ったページング・エリアの識別情報とが同一か否か判定する近接セル判定部と、空中を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、ページング・エリアの更新起動する条件に基づいて、ページング・エリアの更新の必要性の有無を判断する制御部と、を備える、無線通信装置が提供される。

概要

背景

従来セルラー技術として普及した第3世代移動体通信システムUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、および、現在普及している第4世代移動体通信システムLTE(Long Term Evolution)は、terrestrial UE(User Equipment)、つまり、地上を移動する無線通信端末との通信を実現するシステムとして構築されている。

また、農業物流分野や、災害時での活用が期待されるドローンに代表されるUAV(UnmannedAerial Vehicle)が注目されつつある。このUAVの人気の高まりに応じて、UAVに通信環境を提供することを目的に、3GPP(Third Generation Partnership Project)でもRel-15において“EnhancedLTESupport for Aerial Vehicles”というStudy Item(SI)が立ち上がった。元来、地上を移動する無線通信装置を想定してセルラー・ネットワークは構築されているため、地上とは異なるカバレージ環境に起因したモビリティ管理拡張等が議論された。このSIは、2017年12月に開催された3GPP RAN#78で完了し、同会合で“Enhanced LTE Support for Aerial Vehicles”というWork Item(WI)の提案が承認された。

非特許文献1では、空中を移動するAerial UEにおいては、地上のterrestrial UEよりも多くの周辺セル観測されるという結果が得られていることが指摘されている。また非特許文献2では、Aerial UEがterrestrial UEとは異なるなるハンドオーバ特性を有することが指摘されている。

概要

空中を移動する端末に対して適切に位置情報の管理を行うことで、端末の消費電力の低減と、通信の影響の抑制とを行うことが可能な無線通信装置を提供する。自機が地上を移動する装置であるか空中を移動する装置であるかを判定する判定部と、空中を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、基地局から送信された共通情報を介して取得したページングエリア識別情報前回更新を行ったページング・エリアの識別情報とが同一か否か判定する近接セル判定部と、空中を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、ページング・エリアの更新起動する条件に基づいて、ページング・エリアの更新の必要性の有無を判断する制御部と、を備える、無線通信装置が提供される。

目的

以上説明したように本開示によれば、空中を移動する端末に対して適切に位置情報の管理を行うことで、端末の消費電力の低減と、通信の影響の抑制とを行うことが可能な、新規かつ改良された無線通信装置、通信装置および通信制御方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

自機が地上を移動する装置であるか空中を移動する装置であるかを判定する判定部と、空中を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、基地局から送信された共通情報を介して取得したページングエリア識別情報前回更新を行ったページング・エリアの識別情報とが同一か否か判定する近接セル判定部と、空中を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、ページング・エリアの更新起動する条件に基づいて、ページング・エリアの更新の必要性の有無を判断する制御部と、を備える、無線通信装置

請求項2

前記制御部は、地上を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、前記共通情報を介して取得したページング・エリアの識別情報と前回更新を行ったページング・エリアの識別情報とが同一か否かに基づいて、ページング・エリアの更新の必要性の有無を判断する、請求項1に記載の無線通信装置。

請求項3

前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標は、周辺セルまたは基地局の位置に係る情報を含み、前記近接セル判定部は、前記空中を移動する装置の位置に係る情報と前記周辺セルまたは基地局の位置に係る情報とに基づいて、各周辺セルまたは基地局との距離を算出し、当該距離に基づいて、セル選択処理により選択される候補のセルまたは基地局が近接するセルであるか判定する、請求項1に記載の無線通信装置。

請求項4

前記空中を移動する無線通信装置の位置に係る情報は、位置情報センサおよび前記判定部を用いて測定した位置に係る情報である、請求項3に記載の無線通信装置。

請求項5

前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標は、参照信号受信強度に係る閾値を含み、前記近接セル判定部は、セル選択処理により選択される候補のセルまたは基地局から送信される参照信号の受信強度と当該閾値との比較に基づいて近接するセルであるか判定する、請求項1に記載の無線通信装置。

請求項6

前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標は、さらに、オフセットに係る情報を含み、前記近接セル判定部は、前記候補のセルまたは基地局から送信される参照信号の受信強度の算出において、さらに当該オフセットに係る情報を用いる、請求項5に記載の無線通信装置。

請求項7

前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標は、距離に係る閾値を含み、前記近接セル判定部は、セル選択処理により選択される候補のセルまたは基地局から送信される参照信号の受信強度と、前記共通情報を介して取得した参照信号の送信電力に係る情報とに基づいて、前記候補のセルまたは基地局との距離を算出し、当該候補のセルまたは基地局との距離と、前記距離に係る閾値との比較に基づいて、近接するセルであるか判定する、請求項1に記載の無線通信装置。

請求項8

前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標は、さらに、オフセットに係る情報を含み、前記近接セル判定部は、前記候補のセルまたは基地局との距離の算出において、さらに当該オフセットに係る情報を用いる、請求項7に記載の無線通信装置。

請求項9

前記オフセットに係る情報は、前記空中を移動する装置の高度に応じた2つ以上の値を含み、前記近接セル判定部は、前記判定部を用いて測定した高度に基づいて、前記オフセットに係る情報の中から1つの値を選択し、前記候補のセルまたは基地局との距離との算出において、前記オフセットに係る情報として選択した値を用いる、請求項8に記載の無線通信装置。

請求項10

前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件は、前記共通情報を介して取得したページング・エリアの識別情報と前回更新を行ったページング・エリアの識別情報との比較において、異なるページング・エリアの識別情報を検出した時点から、設定された時間が経過した時点である、請求項1に記載の無線通信装置。

請求項11

前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件は、前記共通情報を介して取得したページング・エリアの識別情報と前回更新を行ったページング・エリアの識別情報との比較において、異なるページング・エリアの識別情報を検出した地点から、設定された距離を移動した地点である、請求項1に記載の無線通信装置。

請求項12

前記判定部は、気圧計を用いて測定した高度に基づいて判定する、請求項1に記載の無線通信装置。

請求項13

自局が属するページング・エリアの識別情報に加えて、空中を移動する無線通信装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標を、共通情報を介して送信する送信処理部と、無線通信装置からページング・エリアの更新に関する情報を受信する無線通信部と、を備える、通信装置

請求項14

前記空中を移動する無線通信装置がページング・エリアの更新を起動する条件は、セル選択処理により選択される候補のセルまたは基地局が前記空中を移動する無線通信装置に近接するセルであると判定した場合である、請求項13に記載の通信装置。

請求項15

自機が地上を移動する装置であるか空中を移動する装置であるかを判定することと、空中を移動する装置であると判定された場合には、基地局から送信された共通情報を介して取得したページング・エリアの識別情報と前回更新を行ったページング・エリアの識別情報とが同一か否か判定することと、空中を移動する装置であると判定された場合には、ページング・エリアの更新を起動する条件に基づいて、ページング・エリアの更新の必要性の有無を判断することと、を含む、通信制御方法

請求項16

自局が属するページング・エリアの識別情報に加えて、空中を移動する無線通信装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標を、共通情報を介して送信することと、無線通信装置からページング・エリアの更新に関する情報を受信することと、を含む、通信制御方法。

技術分野

0001

本開示は、無線通信装置通信装置および通信制御方法に関する。

背景技術

0002

従来セルラー技術として普及した第3世代移動体通信システムUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、および、現在普及している第4世代移動体通信システムLTE(Long Term Evolution)は、terrestrial UE(User Equipment)、つまり、地上を移動する無線通信端末との通信を実現するシステムとして構築されている。

0003

また、農業物流分野や、災害時での活用が期待されるドローンに代表されるUAV(UnmannedAerial Vehicle)が注目されつつある。このUAVの人気の高まりに応じて、UAVに通信環境を提供することを目的に、3GPP(Third Generation Partnership Project)でもRel-15において“EnhancedLTESupport for Aerial Vehicles”というStudy Item(SI)が立ち上がった。元来、地上を移動する無線通信装置を想定してセルラー・ネットワークは構築されているため、地上とは異なるカバレージ環境に起因したモビリティ管理拡張等が議論された。このSIは、2017年12月に開催された3GPP RAN#78で完了し、同会合で“Enhanced LTE Support for Aerial Vehicles”というWork Item(WI)の提案が承認された。

0004

非特許文献1では、空中を移動するAerial UEにおいては、地上のterrestrial UEよりも多くの周辺セル観測されるという結果が得られていることが指摘されている。また非特許文献2では、Aerial UEがterrestrial UEとは異なるなるハンドオーバ特性を有することが指摘されている。

先行技術

0005

R2-1704333, “Initial views on potential problems and solutions for aerial vehicles”、2017年5月3日
R2-1713451, “Summary on [99b#61][LTE/UAV] Identify potential solutions on mobility enhancement”、2017年11月16日

発明が解決しようとする課題

0006

Aerial UEは、terrestrial UEに比べ、遠くに位置するセルまで見えてしまう。よって、モビリティ管理において、極力遠くのセルとの接続を維持させることによって、ハンドオーバの頻度を低減できる運用も可能である。一方で、aerial UEから送信される信号が、多くの基地局に干渉を与え、terrestrial UEとの通信に影響を与えることが懸念される。

0007

そこで、本開示では、空中を移動する端末に対して適切に位置情報の管理を行うことで、端末の消費電力の低減と、通信の影響の抑制とを行うことが可能な、新規かつ改良された無線通信装置、通信装置および通信制御方法を提案する。

課題を解決するための手段

0008

本開示によれば、自機が地上を移動する装置であるか空中を移動する装置であるかを判定する判定部と、空中を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、基地局から送信された共通情報を介して取得したページングエリア識別情報前回更新を行ったページング・エリアの識別情報とが同一か否か判定する近接セル判定部と、空中を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、ページング・エリアの更新起動する条件に基づいて、ページング・エリアの更新の必要性の有無を判断する制御部と、を備える、無線通信装置が提供される。

0009

また本開示によれば、自局が属するページング・エリアの識別情報に加えて、空中を移動する無線通信装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標を、共通情報を介して送信する送信処理部と、無線通信装置からページング・エリアの更新に関する情報を受信する無線通信部と、を備える、通信装置が提供される。

0010

また本開示によれば、自機が地上を移動する装置であるか空中を移動する装置であるかを判定することと、空中を移動する装置であると判定された場合には、基地局から送信された共通情報を介して取得したページング・エリアの識別情報と前回更新を行ったページング・エリアの識別情報とが同一か否か判定することと、空中を移動する装置であると判定された場合には、ページング・エリアの更新を起動する条件に基づいて、ページング・エリアの更新の必要性の有無を判断することと、を含む、通信制御方法が提供される。

0011

また本開示によれば、自局が属するページング・エリアの識別情報に加えて、空中を移動する無線通信装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標を、共通情報を介して送信することと、無線通信装置からページング・エリアの更新に関する情報を受信することと、を含む、通信制御方法が提供される。

発明の効果

0012

以上説明したように本開示によれば、空中を移動する端末に対して適切に位置情報の管理を行うことで、端末の消費電力の低減と、通信の影響の抑制とを行うことが可能な、新規かつ改良された無線通信装置、通信装置および通信制御方法を提供することが出来る。

0013

なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。

図面の簡単な説明

0014

本開示の実施の形態に係る通信システムの構成例を示す説明図である。
Aerial UEが基地局のサイドローブから信号を受信している様子を示す説明図である。
terrestrial UEのTA update処理の例を示した流れ図である。
本開示の実施の形態に係る端末装置100のTA update処理の例を示した図である。
端末装置がTA updateを実行する際に、近接するセルに対してrandom access処理を行う例を示した図である。
本開示の実施の形態に係る端末装置の構成の一例である。
本開示の実施の形態に係る基地局の構成例を示す説明図である。
端末装置がTA updateを実行する際に、近接するセルに対してrandom access処理を行う例を示した図である。
端末装置がTA updateを実行する際に、近接するセルに対してrandom access処理を行う例を示した図である。
本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。
本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。

実施例

0015

以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。

0016

なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の実施の形態
1.1.経緯
1.2.構成例及び動作例
2.応用例
3.まとめ

0017

<1.本開示の実施の形態>
[1.1.経緯]
まず、本開示の実施の形態に至った経緯について説明する。

0018

上述したように、従来セルラー技術として普及した第3世代移動体通信システムUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、および、現在普及している第4世代移動体通信システムLTE(Long Term Evolution)は、terrestrial UE(User Equipment)、つまり、地上を移動する無線通信端末との通信を実現するシステムとして構築されている。

0019

また、農業、物流分野や、災害時での活用が期待されるドローンに代表されるUAV(UnmannedAerial Vehicle)が注目されつつある。このUAVの人気の高まりに応じて、UAVに通信環境を提供することを目的に、3GPP(Third Generation Partnership Project)でもRel-15において“EnhancedLTESupport for Aerial Vehicles”というStudy Item(SI)が立ち上がった。元来、地上を移動する無線通信装置を想定してセルラー・ネットワークは構築されているため、地上とは異なるカバレージ環境に起因したモビリティ管理の拡張等が議論された。このSIは、2017年12月に開催された3GPP RAN#78で完了し、同会合で“Enhanced LTE Support for Aerial Vehicles”というWork Item(WI)の提案が承認された。

0020

非特許文献1では、空中を移動するAerial UEにおいては、地上のterrestrial UEよりも多くの周辺セルが観測されるという結果が得られていることが指摘されている。つまり、LOS(Line of Sight)環境にあるAerial UEは、terrestrial UEに比べ、遠くに位置するセルまで見えてしまう。よって、Aerial UEへのモビリティ管理において、極力遠くのセルとの接続を維持させることによって、Aerial UEのハンドオーバの頻度を低減できる運用も可能である。ただし、その副作用として、Aerial UEから送信される信号が、多くの基地局に干渉を与え、terrestrial UEとの通信に影響を与えることが懸念される。

0021

また、Aerial UEは、その飛行制御のため、何らかの制御が常時できるように、通信状態、つまり、connected modeであることが想定される。しかし、Radio Link Failure(RLF)が発生した場合、通常、UEはセキュリティが有効であれば、connection re-establishment procedureを起動し、セキュリティが有効でなければ、idle modeに遷移する。つまり、Aerial UEに対してもidle modeのサポートは必要である。

0022

なお、ネットワーク側は、TA(Tracking Area)という単位においてのみ、idle modeのUEの位置を管理している。これは、idle modeのUEを呼び出すためのページングをTAという単位で行うために、このTAという範囲でモビリティの管理をしていれば良いためである。このTAの範囲を広くすれば、UEの移動に起因して、TAが変わる度に行うTA updateの頻度を下げて、待ち受け時の消費電力を低減することができる。一方、TAの範囲を広くすれば、1台のUEを呼び出すために、同じTAに属する全ての基地局からページングを行う必要があり、より多くの無線リソース消費することになる。つまり、このTAの大きさは、待ち受け時の消費電力と、ページングに必要な無線リソースのオーバーヘッドとのトレードオフの関係で設定される。よって、ネットワーク側は、idle modeのUEの正確な位置を知ることはできないため、例えば、Aerial UEから送信される信号による周辺のセルへの干渉を低減する目的で、基地局側アンテナ指向性をAerial UE方向に向けてaerial UEの送信出力を低減する等の手段を講じることが難しい。

0023

また非特許文献2では、Aerial UEがterrestrial UEとは異なるなるハンドオーバ特性を有することが指摘されている。また非特許文献2では、Aerial UEはterrestrial UEよりも多くの周辺セルが観測されることから、Aerial UE向けのTA listの提案も行われている。ここで、このAerial UE向けのTA update処理を、terrestrial UEとは異なるAerial UEの特徴に合わせて最適化する必要がある。

0024

そこで本件開示者は、上述した点に鑑み、Aerial UE向けのTA update処理をAerial UEの特徴に合わせて最適化することで、Aerial UEの消費電力の低減と、Aerial UEによる通信の影響の抑制とを行うことが可能な技術について鋭意検討を行った。その結果、本件開示者は、以下で説明するように、Aerial UE向けのTA update処理をAerial UEの特徴に合わせて最適化することで、Aerial UEの消費電力の低減と、Aerial UEによる通信の影響の抑制とを行うことが可能な技術を考案するに至った。

0025

以上、本開示の実施の形態の経緯について説明した。続いて、本開示の実施の形態について詳細に説明する。

0026

[1.2.構成例及び動作例]
図1は、本開示の実施の形態に係る通信システムの構成例を示す説明図である。図1に示したように、本開示の実施の形態に係る通信システムは、Aerial UEである端末装置100と、端末装置100との間で無線通信を行う基地局200a、200bと、を含んで構成される。

0027

基地局200aと、通信状態、つまり、connected modeにある端末装置100との通信に対しては、周辺セルへの干渉を低減させるべく、極力近くのセルと接続させる通信方法が考えられる。基地局200aは、connected modeにある端末装置100の位置に関わる情報を取得して、例えば、FD-MIMO(Full Dimension MIMO)の技術を活用して、端末装置100に対してビームフォーミングを行う。図1には、基地局200aは、端末装置100に対してビームフォーミングしたビームb1で通信を行っている。この接続方法により、端末装置100は、受信のためのビームフォーミングを行う近接する基地局200aとのみ通信できる出力に送信出力を制御し(つまり、パワーコントロールを行い)、周辺の基地局(例えば基地局200b)への干渉のリスクを低減することができる。

0028

基地局200aは、terrestrial UEと同様、Aerial UEである端末装置100に対してOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で制御信号、データを送信する。端末装置100は、基地局200aに対してSC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で制御信号やデータを送信する。

0029

端末装置100は、他のAerial UEとの間で、Sidelinkとも呼ばれるDevice to Device(D2D)通信を行ってもよく、例えば、LTEにおけるPC5というAir Interfaceを用いてもよい。なお、D2D通信に使われる無線リソース、あるいは、リソースプールを端末装置に割り当てる方法には、基地局が端末装置に指示を行うMode 1という方法と、あらかじめ割り当てられているリソースプールのセットからリソースプール、あるいは、D2D通信に使われる無線リソースを端末装置が選択するMode 2という方法が定義されている。端末装置は、D2D通信を行う際に、セルラーのカバレージ内に在圏する場合には、Mode 1という方法でリソースプールの割り当てを行う。つまり、idle modeのAerial UEは、セルラーのカバレージ内でD2D通信を開始する場合には、リソースプールの割り当てのリクエストのために、random accessを伴うRRC connection establishment procedureを実行し、connected modeに遷移する。

0030

Aerial UEに対しては、航空機同様、いわゆる管制塔との通信を課する法的な規制が適用される可能性もある。Aerial UEは、多くの場合、通信状態、例えば、connected modeのような状態にあることが想定される。ただし、現在セルラーシステムのカバレージは、terrestrial UEに最適化されている。図1の例では、符号c1が基地局200aのterrestrial UEのカバレージであり、符号c2が基地局200bのterrestrial UEのカバレージである。このため、Aerial UEが移動する上空のカバレージには多くのカバレージ・ホールがあることが懸念される。よって、Aerial UEは、terrestrial UEに比べると、頻繁にRLF(Radio Link Failure)に遭遇することが懸念され、一定期間に通信状態を回復できない場合は、idle modeに遷移する。そのため、idle modeでの処理に関してもAerial UEに最適化する必要はあると考えられる。また、Aerial UEは消費電力を削減するために、connected mode、あるいは、idle modeにおいてDRX/eDRX(Extended Discontinuous Reception)を用いてもよい。このDRX/eDRXには、間欠送・受信、あるいは間欠受信する期間と、受信していない期間、いわゆるスリープ状態があり、Aerial UEは、このスリープを長く設定することにより、低消費電力化することができる。さらに、次世代通信システム、いわゆる5Gにおいては、connected modeのみならず、inactive modeで動作させてよい。また、inactive modeにおいては、TAの代わりにRAN Notification Areaでページングのエリアを管理してもよい。ここで、idle modeはRRC idle mode、connected modeはRRC connected mode、inactive modeはRRC inactive modeでもよい。

0031

idle modeにあるAerial UEに関しては、上述したように、ネットワーク側は、TA(Tracking Area)という単位においてのみ、idle modeのUEの位置を管理している。よって、Aerial UEは、system informationを介して取得するTAがこれまで在圏したTAと異なる場合には、新たなTAに在圏していることをネットワーク側に通知するために、TA updateを行わなくてはならない。ただし、LTEでは、例えば、列車での移動時のように、高速で同時に移動する多くの端末装置によって一斉に行われるTA updateを分散させる目的で、Multi TA Registrationという仕組みが採用されており、端末装置毎に複数のTAを含むTA-Listを割り当てることが可能である。そして、同一のTA-List内であれば、TAの変更があってもTA updateは行わない。よって、TA-Listが割り当てられる場合には、Aerial UEは、TA-ListをまたぐTAの変更である場合に、TA updateを行う。また、inactive modeのAerial UEは、在圏するRAN Notification Areaに変更があった場合にRAN Notification Area Updateを行ってもよい。

0032

Aerial UEの場合、基地局から送信される信号を必ずしもメインローブを介して受信することはできないと考えられる。図2は、Aerial UEである端末装置100が基地局200bのサイドローブb2から信号を受信している様子を示す説明図である。図2に示すように端末装置100は、浮遊している場所によっては、基地局200aのメインローブb1やサイドローブb2ではなく、基地局200bのサイドローブb3を介して受信するケースが考えられる。

0033

この場合、端末装置100は、TA1に属する基地局200aに近接した位置に在圏しているものの、TA1に属する基地局200aよりもTA2に属する基地局200bからサイドローブb2を介して送信される信号を最も受信状態の良い信号と判断する(cell selection/reselection)。そして端末装置100は、基地局200bをサービングセルと誤って判定してしまう。

0034

さらに、図2に示す例においては、端末装置100は新たにTA2に在圏しているものと判断するので、TA updateを行うためのランダムアクセス処理を、近接する基地局200aではなく、基地局200bに対して開始する。この近接する基地局ではない基地局200bへのランダムアクセスに伴う送信信号は、近接する基地局である基地局200aへの干渉信号となり得る。よって、Aerial UEである端末装置100に対しては、terrestrial UEとは異なる方法でTA updateをトリガする仕組みが望まれる。ここで、TA-List、あるいは、TAはページングのエリアの単位となるため、ページング・エリアとみなすこともできる。

0035

図3は、terrestrial UEのTA update処理の例を示した流れ図である。idle modeにおいてcell selection/reselectionによって、キャンプオンすべきセルを選択する(ステップS101)。選択したセルのSystem Informationを介して当該セルが属するTA-List、あるいは、TAを確認し、これまで属していたTA-List、あるいは、TAと比較し(ステップS102)、異なる場合にはTA updateを実行する(ステップS103)。一方、ステップS102において同一のTA-List、あるいは、TAに属している場合は、ステップS101以下の処理が繰り返される。なお、次世代通信システムにおいては、図3に示す処理はidle modeに加え、inactive modeにおいて実行されてもよい。

0036

図4は、本開示の実施の形態に係る端末装置100のTA update処理の例を示した図である。図4に示したものは、TA updateを実行する条件がcell selection/reselection処理により選択される候補のセル、もしくは基地局が近接するセルである場合の一例である。なお、Aerial UEである端末装置100の場合も、ステップS101、S102は、terrestrial UEのTA update処理と同一であるため、重複する説明を割愛する。

0037

端末装置100は、ステップS102において、TA-List、あるいは、TAが異なる場合には、当該セル(基地局)との距離を算出する(ステップS104)。続いて、端末装置100は、当該セルが近接するセルであるかを判定する(ステップS105)。当該セルが近接するセルであると判定した場合、端末装置100はTA updateを実行する(ステップS103)。

0038

端末装置100は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)その他の位置情報センサや、気圧計を利用して測定した自機の位置に関わる情報と、例えば、System Informationを介して取得した当該セルの位置に関わる情報を利用して、当該セル(基地局)との距離を算出してもよい。

0039

端末装置100は、当該セルが近接するセルであるかの判定を、周辺セルとの距離と、当該セルとの距離を比較することによって行ってもよい。端末装置100は、当該セルが近接するセルであるかの判定を、例えば、System Informationを介して取得したreference signalの受信強度に係る閾値と比較することによって行ってもよい。

0040

端末装置100は、cell selection/reselection処理により選択された候補のセル、もしくは基地局から送信されるreference signalの受信強度であるRSRP(Reference Signal Received Power)を測定し、System Informationを介して取得したreference signalの受信強度に係る閾値と比較することによって、候補のセル、若しくは基地局が近接するセルであると判定してもよい。

0041

端末装置100は、当該セルが近接するセルであるかの判定を、例えば、System Informationを介して取得した距離に係る閾値と比較することによって行ってもよい。

0042

端末装置100は、System Informationを介して取得したreference signalに係る情報(例えば、reference signalの送信電力に係る情報)と、cell selection/reselection処理により選択された候補のセル、もしくは基地局から送信されるreference signalの受信強度であるRSRPとに基づいて、候補のセル、もしくは基地局との距離を算出してもよい。つまり、端末装置100は、候補のセル、もしくは基地局に対するパスロスを算出してもよい。なお、上記System Informationは、周辺のセル、もしくは周辺の基地局から送信されるreference signalに係る情報(例えば、reference signalの送信電力に係る情報)を含んでいてもよい。さらに、このreference signalに係る情報は、送信されるセル、もしくは基地局の識別情報と対応付けられていてもよい。

0043

また、端末装置100は、System Informationを介して、アンテナの指向性に基づくオフセットに係る情報を取得して、候補のセル、もしくは基地局から送信されるreference signalの受信強度の測定、または、候補のセル、もしくは基地局との距離を算出する際、補正を行ってもよい。Terrestrial UEに最適化したカバレージ内では、aerial UEである端末装置100は必ずしもメインローブを介して信号を送信・受信できないためである。つまり、端末装置100は、terrestrial UEに最適化されたアンテナ指向性において、例えば、サイドローブで受信した場合の劣化分を補正してもよい。なお、このオフセットに係る情報は、従来のterrestrial UE向けのcell selection criterionとして定義されているS-criterionの算出に用いられるQrxlevminoffset、あるいは、Pcompensationにおいて、terrestrial UEとは異なる値をaerial UEである端末装置100向けに設定する形で実現されてもよく、さらに、aerial UE向けの補正のための指標を定義し、端末装置100の高度に応じて異なる複数の値を設定してもよい。また、aerial UEである端末装置100向けのQrxlevminoffset、Pcompensation、あるいは、aerial UE向けに定義された補正のための指標は、高度を含む位置に係る情報に依存して可変であってもよい。つまり、aerial UEである端末装置100向けのQrxlevに基づいて、選択されたセルまたは基地局が近接するセルまたは基地局であると判断することができる。なお、上記System Informationは、周辺のセル、もしくは周辺の基地局のアンテナの指向性に基づくオフセットに係る情報を含んでいてもよい。さらに、このアンテナの指向性に基づくオフセットに係る情報は、対象のセル、もしくは基地局の識別情報と対応付けられていてもよい。

0044

一方、ステップS105において、選択したセルが近接するセルでないと判定された場合、端末装置100は、移動した、または、設定された時刻が経過したかをモニターし、移動、または、設定した時刻が経過したと判断した後(ステップS106)、cell selection/reselection処理を実行する(ステップS107)。

0045

続いて端末装置100は、選択したセルに変更があるか否かを判定する(ステップS108)。選択したセルに変更があれば、端末装置100は、ステップS102に戻る(ステップS109)。一方、選択されたセルに変更がなければ、端末装置100は、ステップS104以降の処理が繰り返す。そしてステップS105において、選択したセルが近接するセルであると判定された場合に、端末装置100は、TA updateを実行する(ステップS103)。なお、次世代通信システムにおいては、図4に示す処理はidle modeに加え、inactive modeにおいて実行されてもよい。

0046

図5は、端末装置100がTA updateを実行する際に、近接するセルに対してrandom access処理を行う例を示した図である。図2の例とは異なり、端末装置100は、基地局200bが近接するセルとなる条件で、基地局200bに対してTA updateを行うためのrandom access処理を起動するために、random accessのための送信出力を低減することができる。よって、端末装置100は、図2の例に比べ、基地局200aへ与える干渉を低減することができる。

0047

図6は、本開示の実施の形態に係る端末装置100の構成の一例である。図6に示したように、本開示の実施の形態に係る端末装置100は、送・受信部101、第1のアンテナ102、セル選択処理部103、SI(System Information)検出部104、高度検出部105、判定部106、TA update制御部107、近接セル判定部108、位置検出部109、第2のアンテナ110、を含んで構成される。

0048

なお、本開示の実施の形態に係る端末装置100は、図6に示した構成に加え、飛行のための構成、例えばプロペラや、プロペラを回転させるためのモータ、モータを駆動させるための制御部などを備えるが、図6にはこれらの構成を省略している。

0049

端末装置100は、送・受信部101を備え、第1のアンテナ102を介して、基地局200a、200bから信号を受信、または、基地局200a、200bに信号を送信する。ここで、信号は、C-planeの制御信号、U-planeのデータ、さらには、System Informationといった報知情報等を含む。

0050

(セル選択処理部103)
セル選択処理部103は、基地局200a、200bから送信されるreference signalを受信し、reference signalの受信強度であるRSRPに基づいて、周辺セルを含む複数の基地局の中から最良受信環境となるセル、または、基地局を選択する。

0051

(SI検出部104)
SI検出部104は、送・受信部101を介して、System Informationを取得する。例えば、SIB(System Information Block)1を介してページング・エリアの識別子となるTracking Area(TA) Codeを取得する。

0052

(高度検出部105)
高度検出部105は、端末装置100の高度を検出する。高度検出部105としては、例えば気圧センサが用いられうる。

0053

(判定部106)
判定部106は、高度検出部105が検出した高度の値に基づいて、端末装置100がterrestrial UEであるか、Aerial UEであるかの判別を行う。判定部106の判定結果は近接セル判定部108に送られる。なお、端末装置100がUE Category、UE Capabilityあるいは、別の判別手段(例えば、契約者情報)を持つ場合に、端末装置100は、UE Category、UE Capability、あるいは、別の判別手段に基づいて、端末装置100がAerial UEとして動作する潜在機能を有すると判別してもよい。さらに、判定部106は、高度検出部105が検出した高度の値に基づいて、Aerial UEとして動作する潜在機能を有すると判別した端末装置100を、terrestrial UEとして動作しているか、もしくはAerial UEとして動作しているかを判別してもよい。また、端末装置100は、判定部106の結果に基づいて、取得するSIB(System Information Block)の種類を決定してもよい。例えば、terrestrial UEとして動作している場合にはSIBxを取得し、Aerial UEとして動作している場合には、SIByを取得するようにしてもよい。なお、terrestrial UE、もしくはAerial UEとして動作している端末装置100がそれぞれ取得するSIBの種類は、複数であってもよい。

0054

(TA update制御部107)
TA update制御部107は、端末装置100でのTA update処理を制御する。端末装置100がterrestrial UEであると判定部106が判定すると、TA update制御部107は、SIB1を介して検出したTA Codeが、前回TA updateを行った際のTA Codeと異なるかどうか判断する。SIB1を介して検出したTA Codeが、前回TA updateを行った際のTA Codeと異なり、さらにTA-Listが割り当てられていれば、そのTA Codeが前回TA updateを行った際のTA-Listとは異なるTA-Listに含まれている場合に、送・受信部101を介してTA updateを実行する。

0055

(近接セル判定部108)
近接セル判定部108は、端末装置100の近接セルを判定する。端末装置100がAerial UEであると判定部106が判定すると、近接セル判定部108は、さらにセル選択処理部103が選択したセルまたは基地局が近接するセルまたは基地局であるかの判定を行う。近接セル判定部108は、セル選択処理部103により選択されたセルまたは基地局が近接するセルまたは基地局であると判定し、かつ、SIB1を介して検出したTA Codeが、前回TA updateを行った際のTA Codeと異なり、さらにTA-Listが割り当てられていれば、そのTA Codeが前回TA updateを行った際のTA-Listとは異なるTA-Listに含まれている場合に、TA update制御部107は送・受信部101を介してTA updateを実行する。

0056

(位置検出部109)
位置検出部109は、端末装置100の位置に係る情報を検出する。近接セル判定部108は、位置検出部109が検出する端末装置100の位置に係る情報を利用して、近接セルの判定を行ってもよい。ここで、位置検出部109は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)に対応する装置であってもよく、第2のアンテナ110を介してGNSS信号を受信し、緯度経度および高度を算出してもよい。なお、GNSSの代表例は、アメリカ合衆国によって運用され、衛星測位システムとして広く普及しているGPS(Global Positioning System)であるが、これに限定されるものでは無い。

0057

上述した端末装置100の構成において、セル選択処理部103、SI検出部104、判定部106、TA update制御部107、近接セル判定部108は、プロセッサとして構成されても良い。

0058

本開示の実施の形態に係る端末装置100は、図6に示したような構成を有することで、近接する基地局とのみ通信できる出力に送信出力を制御し、周辺の基地局への干渉のリスクを低減することができる。さらに、基地局がrandom accessに割り当てるPRACH Resource Configurationsの少なくとも1つに固有のビームフォーミングを適用する場合には、端末装置100は、random accessの際に、ビームフォーミングが適用されるPRACH Resourceを使用する。端末装置100は、ビームフォーミングが適用されるPRACH Resourceを使用することにより、ビームフォーミングを介して近接する基地局とのみ通信できる出力に送信出力を制御し、周辺の基地局への干渉のリスクをより低減することもできる。ここで、ビームフォーミングは、Aerial UE向けに、上方にチルトした指向性であってもよく、PRACH Resource Configurationsの種類に応じて、チルトする角度を変えてもよい。つまり、端末装置100は、飛行する高度に応じて、random accessの際にビームフォーミングが適用されるPRACH Resourceの種類を選別してもよい。

0059

続いて、本開示の実施の形態に係る基地局の構成例を説明する。図7は、本開示の実施の形態に係る基地局の構成例を示す説明図である。図7に示したように、本開示の一実施形態に係る基地局200は、アンテナ部210と、無線通信部220と、ネットワーク通信部230と、記憶部240と、処理部250と、を備える。

0060

(アンテナ部210)
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。

0061

(無線通信部220)
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、UE100へのダウンリンク信号を送信し、UE100からのアップリンク信号を受信する。

0062

(ネットワーク通信部230)
ネットワーク通信部230は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部230は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、コアネットワーク及び他の基地局を含む。

0063

(記憶部240)
記憶部240は、基地局200の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。

0064

(処理部250)
処理部250は、基地局200の様々な機能を提供する。処理部250は、送信処理部251及び制御部253を含む。なお、処理部250は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部250は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。

0065

(送信処理部251)
送信処理部251は、基地局200からのデータの送信に関する処理を実行する。

0066

(制御部253)
制御部253は、基地局200の様々な処理を実行する。具体的には、アンテナ部210に対してビームフォーミングの制御を行う。

0067

端末装置100がTA updateを実行する条件は、図4に示した例に限定されるものではない。図8は、端末装置100がTA updateを実行する際に、近接するセルに対してrandom access処理を行う別の例を示した図である。図8に示すように、異なるTA-List、あるいは、TAを検出した時刻T1から、TA updateを実行するまでの時間T2が経過した時点でTA updateを実行してもよい。すなわち、いわゆるTTT(Time To Trigger)であってもよい。このTTTは、基地局毎に異なる値が設定されてもよいし、端末装置100の速度、あるいは、高度に応じて異なる値が設定されてもよい。Aerial UEは多くの場合、移動していることから、速度や高度に基づいて、TA updateを実行するタイミングをTTTに基づいて制御することにより、端末装置100のTA updateに伴うrandom
accessの送信による干渉のリスクを低減することができる。

0068

図9は、端末装置100がTA updateを実行する際に、近接するセルに対してrandom access処理を行う別の例を示した図である。端末装置100は、例えば、図9に示すように、異なるTA-List、あるいは、TAを検出した位置P1からTA updateを実行するまでの距離D2を移動した時点でTA updateを実行する条件を実行しても良い。すなわち、DTT(Distance To Trigger)であってもよい。このD2の値は、端末装置100の速度、あるいは、高度に応じて異なる値が設定されてもよい。Aerial UEは多くの場合、移動していて、かつ、自ら位置を検出することもできるため、速度や高度に基づいて、TA updateを実行する地点をDTTに基づいて制御することにより、端末装置100のTA updateに伴うrandom accessの送信による干渉のリスクを低減することができる。

0069

この距離D2は、水平方向のみの距離で有っても良く、高さ方向を加味した距離であっても良い。

0070

また、端末装置100がTA updateを実行する条件は、さらに、特定の周波数レンジで動作するセルが選択された場合であってもよい。例えば、Aerial UEとして動作する端末装置100は、System Informationを介して前記特定の周波数範囲に係る情報を取得して、選択されたセル、もしくは基地局がこの特定の周波数範囲に包含される周波数帯で動作しているセル、もしくは基地局であり、かつ、選択されたセル、もしくは基地局が属するTAに変更があった場合に、TA updateを実行してもよい。また、Aerial UEとして動作する端末装置100は、terrestrial UEとは異なるInter-Frequency Carrier Frequency Listを含むSIBを取得するようにしてもよい。さらに、Aerial UEとして動作する端末装置100は、terrestrial UEとは異なるcell reselectionのためのパラメータを含むSIB、あるいは、Intra-Frequency Neighbor Cell Listを含むSIBを取得してもよい。つまり、TA updateを実行する条件は、terrestrial UEとは異なるInter-Frequency Carrier Frequency Listを含むSIB、さらにはterrestrial UEとは異なるcell reselectionのためのパラメータを含むSIB、あるいはIntra-Frequency Neighbor Cell Listを含むSIBを取得し、これらのSIBの中から1以上のSIBに基づいて選択されたセル、もしくは基地局が属するTAに変更があった場合であってもよい。

0071

なお、本実施形態のTA updateを実行する際のrandom accessの方法は、idle modeのAerial UEがセルラーのカバレージ内でD2D通信を開始する際、リソースプールの割り当てのリクエストのために実行するrandom accessに適用されてもよい。つまり、近接セル判定部108は、セルラーのカバレージ内でD2D通信を起動するか否かを判定してもよい。

0072

<2.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局200a、200bは、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホームフェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局200a、200bは、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局200a、200bは、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的基地局機能を実行することにより、基地局200a、200bとして動作してもよい。

0073

(第1の応用例)

0074

図10は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。

0075

アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図10に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図10にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。

0076

基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。

0077

コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノード連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。

0078

ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。

0079

無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号変調復調及び多重化逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサフィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。

0080

無線通信インタフェース825は、図10に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図10に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図10には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。

0081

図11に示したeNB800において、図7を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826及び/又はRF回路827)、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。例えば、無線通信インタフェース825、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823は、第一の制御情報及び第二の制御情報を送信したり、制御情報要求を受信して対応する第三の制御情報を送信したりする。例えば、無線通信インタフェース825に含まれるプロセッサにおいて、これらの動作を行うための機能が実装されてもよい。このような動作を行う装置として、eNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサに上記動作を行わせるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ810において実装されてもよい。

0082

(第2の応用例)
図11は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。

0083

アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図27に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図11はeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。

0084

基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図11を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。

0085

無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図11を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図11に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図11には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。

0086

接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。

0087

また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。

0088

接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。

0089

無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図11に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図11には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。

0090

図12に示したeNB830において、図7を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース855、無線通信インタフェース863(例えば、BBプロセッサ856及び/又はRF回路864)、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。例えば、無線通信インタフェース855、無線通信インタフェース863、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853は、第一の制御情報及び第二の制御情報を送信したり、制御情報要求を受信して対応する第三の制御情報を送信したりする。例えば、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863に含まれるプロセッサにおいて、これらの動作を行うための機能が実装されてもよい。このような動作を行う装置として、eNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサに上記動作を行わせるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ840において実装されてもよい。

0091

なお、上述の説明でeNBとして示したものは、gNB(gNodeB、next Generation NodeB)であってもよい。

0092

<3.まとめ>
以上説明したように本開示の実施の形態によれば、Aerial UEである端末装置100であって、Aerial UE向けのTA update処理をAerial UEの特徴に合わせて最適化することで、Aerial UEの消費電力の低減と、Aerial UEによる通信の影響の抑制とを行うことが可能な端末装置100が提供される。

0093

本明細書の各装置が実行する処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、各装置が実行する処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。

0094

また、各装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した各装置の構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供されることが可能である。また、機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。

0095

以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。

0096

また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。

0097

なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
自機が地上を移動する装置であるか空中を移動する装置であるかを判定する判定部と、
空中を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、基地局から送信された共通情報を介して取得したページング・エリアの識別情報と前回更新を行ったページング・エリアの識別情報とが同一か否か判定する近接セル判定部と、
空中を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、ページング・エリアの更新を起動する条件に基づいて、ページング・エリアの更新の必要性の有無を判断する制御部と、
を備える、無線通信装置。
(2)
前記制御部は、地上を移動する装置であると前記判定部が判定した場合には、前記共通情報を介して取得したページング・エリアの識別情報と前回更新を行ったページング・エリアの識別情報とが同一か否かに基づいて、ページング・エリアの更新の必要性の有無を判断する、前記(1)に記載の無線通信装置。
(3)
前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標は、周辺セルまたは基地局の位置に係る情報を含み、
前記近接セル判定部は、前記空中を移動する装置の位置に係る情報と前記周辺セルまたは基地局の位置に係る情報とに基づいて、各周辺セルまたは基地局との距離を算出し、当該距離に基づいて、セル選択処理により選択される候補のセルまたは基地局が近接するセルであるか判定する、前記(1)または(2)に記載の無線通信装置。
(4)
前記空中を移動する無線通信装置の位置に係る情報は、位置情報センサおよび前記判定部を用いて測定した位置に係る情報である、前記(3)に記載の無線通信装置。
(5)
前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標は、参照信号の受信強度に係る閾値を含み、
前記近接セル判定部は、セル選択処理により選択される候補のセルまたは基地局から送信される参照信号の受信強度と当該閾値との比較に基づいて近接するセルであるか判定する、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の無線通信装置。
(6)
前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標は、さらに、オフセットに係る情報を含み、
前記近接セル判定部は、前記候補のセルまたは基地局から送信される参照信号の受信強度の算出において、さらに当該オフセットに係る情報を用いる、前記(5)に記載の無線通信装置。
(7)
前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標は、距離に係る閾値を含み、
前記近接セル判定部は、セル選択処理により選択される候補のセルまたは基地局から送信される参照信号の受信強度と、前記共通情報を介して取得した参照信号の送信電力に係る情報とに基づいて、前記候補のセルまたは基地局との距離を算出し、当該候補のセルまたは基地局との距離と、前記距離に係る閾値との比較に基づいて、近接するセルであるか判定する、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の無線通信装置。
(8)
前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標は、さらに、オフセットに係る情報を含み、
前記近接セル判定部は、前記候補のセルまたは基地局との距離の算出において、さらに当該オフセットに係る情報を用いる、前記(7)に記載の無線通信装置。
(9)
前記オフセットに係る情報は、前記空中を移動する装置の高度に応じた2つ以上の値を含み、
前記近接セル判定部は、前記判定部を用いて測定した高度に基づいて、前記オフセットに係る情報の中から1つの値を選択し、前記候補のセルまたは基地局との距離との算出において、前記オフセットに係る情報として選択した値を用いる、前記(8)に記載の無線通信装置。
(10)
前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件は、前記共通情報を介して取得したページング・エリアの識別情報と前回更新を行ったページング・エリアの識別情報との比較において、異なるページング・エリアの識別情報を検出した時点から、設定された時間が経過した時点である、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の無線通信装置。
(11)
前記空中を移動する装置がページング・エリアの更新を起動する条件は、前記共通情報を介して取得したページング・エリアの識別情報と前回更新を行ったページング・エリアの識別情報との比較において、異なるページング・エリアの識別情報を検出した地点から、設定された距離を移動した地点である、前記(1)〜(10)のいずれかに記載の無線通信装置。
(12)
前記判定部は、気圧計を用いて測定した高度に基づいて判定する、前記(1)〜(11)のいずれかに記載の無線通信装置。
(13)
自局が属するページング・エリアの識別情報に加えて、空中を移動する無線通信装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標を、共通情報を介して送信する送信処理部と、
無線通信装置からページング・エリアの更新に関する情報を受信する無線通信部と、
を備える、通信装置。
(14)
前記空中を移動する無線通信装置がページング・エリアの更新を起動する条件は、セル選択処理により選択される候補のセルまたは基地局が前記空中を移動する無線通信装置に近接するセルであると判定した場合である、前記(13)に記載の通信装置。
(15)
自機が地上を移動する装置であるか空中を移動する装置であるかを判定することと、
空中を移動する装置であると判定された場合には、基地局から送信された共通情報を介して取得したページング・エリアの識別情報と前回更新を行ったページング・エリアの識別情報とが同一か否か判定することと、
空中を移動する装置であると判定された場合には、ページング・エリアの更新を起動する条件に基づいて、ページング・エリアの更新の必要性の有無を判断することと、
を含む、通信制御方法。
(16)
自局が属するページング・エリアの識別情報に加えて、空中を移動する無線通信装置がページング・エリアの更新を起動する条件に係る指標を、共通情報を介して送信することと、
無線通信装置からページング・エリアの更新に関する情報を受信することと、
を含む、通信制御方法。

0098

100 :端末装置
101 :受信部
102 :第1のアンテナ
103 :セル選択処理部
104 :SI検出部
105 :高度検出部
106 :判定部
107 :制御部
108 :近接セル判定部
109 :位置検出部
110 :第2のアンテナ
200 :基地局
200a :基地局
200b :基地局

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