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技術 マスク用耳掛け

出願人 安形雄三
発明者 安形雄三渋木隆
出願日 2020年7月9日 (1年7ヶ月経過) 出願番号 2020-118444
公開日 2021年5月20日 (9ヶ月経過) 公開番号 2021-075832
状態 特許登録済
技術分野 職業用、工業用またはスポーツ用保護衣 耳保護物、スカーフ、ネクタイ
主要キーワード 針金材 溝部位 光圧力 軟質性素材 相対的感度 湾曲形 花粉症対策 マスク使用者
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2021年5月20日)のものです。
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図面 (19)

課題

マスクを装着したときに、発光素子点灯若しくは点滅させて夜間の歩行散歩ランニング等を安全に行い得るようにすると共に、近辺装着部印加されるマスクのゴム紐の圧力に基づく痛さや違和感を軽減することを可能にし、簡便に耳に装着できるマスク用耳掛けを提供する。

解決手段

全体が、耳殻若しくは耳介と頭部との間の溝部位に沿った湾曲形状であり、外側の耳側壁と内側の頭側壁との間に台座が形成されているマスク用耳掛けにおいて、台座に設けられ、印加された圧力に応じて電力を出力する圧電部材と、耳掛けの一部に設けられた発光素子とを具備し、耳掛けにマスクをかけたときに圧電部材の出力電力に基づいて、発光素子が自動的に点灯若しくは点滅する。

概要

背景

新型コロナウイルスインフルエンザ感染防止花粉症対策などのため、近年マスクをかける機会が大幅に増加している。しかも、マスクは昼夜を問わず常に装着することが、公衆衛生や感染防止のために強く求められている。

そして、マスクは、ゴム等の弾力性あるゴム紐を人の耳介若しくは耳殻と頭部との間)にかけて装着されるため、マスクを長時間かけていると、ゴム紐の弾性作用によって人体装着部位が痛くなったり、痒くなったりして、不快感や違和感を与える。

概要

マスクを装着したときに、発光素子点灯若しくは点滅させて夜間の歩行散歩ランニング等を安全に行い得るようにすると共に、耳近辺装着部印加されるマスクのゴム紐の圧力に基づく痛さや違和感を軽減することを可能にし、簡便に耳に装着できるマスク用耳掛けを提供する。全体が、耳殻若しくは耳介と頭部との間の溝部位に沿った湾曲形状であり、外側の耳側壁と内側の頭側壁との間に台座が形成されているマスク用耳掛けにおいて、台座に設けられ、印加された圧力に応じて電力を出力する圧電部材と、耳掛けの一部に設けられた発光素子とを具備し、耳掛けにマスクをかけたときに圧電部材の出力電力に基づいて、発光素子が自動的に点灯若しくは点滅する。

目的

本発明はこのような事情からなされたものであり、本発明の目的は、マスクを装着したときに、発光素子を自動的に点灯若しくは点滅させ、夜間の歩行、散歩、ランニング等を安全に行い得ると共に、耳近辺の装着部に印加されるマスクのゴム紐の圧力に基づく痛さや不快感などを軽減することが可能で、心地良く簡便に装着できるマスク用耳掛けを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

全体が、耳殻若しくは耳介と頭部との間の溝部位に沿った湾曲形状であり、外側の耳側壁と内側の頭側壁との間に台座が形成されているマスク耳掛けにおいて、前記台座に設けられ、印加された圧力に応じて電力を出力する圧電部材と、耳掛け本体の一部に設けられた発光素子と、を具備し、前記台座にマスクをかけたときに前記圧電部材の出力電力に基づいて、前記発光素子が自動的に点灯することを特徴とするマスク用耳掛け。

請求項2

前記発光素子がLEDであり、前記耳側壁又は前記頭側壁の前面或いは後面に、前記LEDが1個若しくは複数個設けられている請求項1に記載のマスク用耳掛け。

請求項3

前記台座、前記耳側壁及び前記頭側壁がシリコーンゴムウレタン素材エラストマ発泡体軟質性素材ナイロンポリウレタンポリエステルフィストップ、エチレン酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂、不織布のいずれかで成り、前記湾曲形状を調整して保持できる手段が設けられている請求項1又は2に記載のマスク用耳掛け。

請求項4

前記台座、前記耳側壁及び前記頭側壁が形状記憶樹脂で成り、前記湾曲形状を調整して保持できるようになっている請求項1又は2に記載のマスク用耳掛け。

請求項5

全体が、耳殻若しくは耳介と頭部との間の溝部位に沿った湾曲形状であり、外側の耳側壁と内側の頭側壁との間に台座が形成されているマスク用耳掛けにおいて、前記台座に設けられ、圧力が印加されたときに検知信号を出力する圧力センサと、耳掛け本体の一部に設けられた発光素子と、前記検知信号に基づき前記発光素子を点灯若しくは点滅させる制御部と、を具備し、前記台座にマスクをかけたときに前記圧力センサは前記検知信号を出力し、前記発光素子が前記制御部により点灯若しくは点滅されるようになっていることを特徴とするマスク用耳掛け。

請求項6

前記発光素子の点滅の時間間隔を調整する時間調整部が更に設けられている請求項5に記載のマスク用耳掛け。

請求項7

前記圧力センサが、ホイートストンブリッジセンサ静電容量式圧力センサ光圧力センサのいずれかである請求項5又は6に記載のマスク用耳掛け。

請求項8

前記発光素子がLEDであり、前記耳側壁又は前記頭側壁の前面或いは後面に、前記LEDが1個若しくは複数個設けられている請求項5乃至7のいずれかに記載のマスク用耳掛け。

請求項9

前記台座、前記耳側壁及び前記頭側壁がシリコーンゴム、ウレタン系素材、エラストマ、発泡体の軟質性素材、ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル、フィストップ、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂、不織布のいずれかで成り、前記湾曲形状を調整して保持できる手段が設けられている請求項5乃至8のいずれかに記載のマスク用耳掛け。

請求項10

前記台座、前記耳側壁及び前記頭側壁が形状記憶樹脂で成り、前記湾曲形状を調整して保持できるようになっている請求項5乃至8のいずれかに記載のマスク用耳掛け。

請求項11

全体が、耳殻若しくは耳介と頭部との間の溝部位に沿った湾曲形状であり、外側の耳側壁と内側の頭側壁との間に台座が形成されているマスク用耳掛けにおいて、前記台座に設けられ、圧力が印加されたときに接続するスイッチと、耳掛け本体の一部に設けられた発光素子と、前記スイッチ及び前記発光素子に接続されたバッテリと、を具備し、前記台座にマスクをかけたときに、前記スイッチの接続により前記発光素子が点灯し、前記マスクを外したときに、前記スイッチの切断により前記発光素子が消灯するようになっていることを特徴とするマスク用耳掛け。

請求項12

前記バッテリが充電式バッテリであり、前記耳掛け本体の一部に設けられた充電端子により若しくは非接触式充電されるようになっている請求項11に記載のマスク用耳掛け。

技術分野

0001

本発明は、マスクを装着したときに発光素子を自動的に点灯若しくは点滅させ、夜間の歩行散歩ランニング等を安全に行い得るようにすると共に、印加されるマスクのゴム紐の圧力に基づく痛さや違和感、不快感を軽減することを可能にし、心地良く簡便に耳に装着できるマスク用耳掛けに関する。

背景技術

0002

新型コロナウイルスインフルエンザ感染防止花粉症対策などのため、近年マスクをかける機会が大幅に増加している。しかも、マスクは昼夜を問わず常に装着することが、公衆衛生や感染防止のために強く求められている。

0003

そして、マスクは、ゴム等の弾力性あるゴム紐を人の耳(耳介若しくは耳殻と頭部との間)にかけて装着されるため、マスクを長時間かけていると、ゴム紐の弾性作用によって人体装着部位が痛くなったり、痒くなったりして、不快感や違和感を与える。

先行技術

0004

実開昭63−148354号公報
実用新案登録第3170873号公報
特開昭51−31086号公報
実用新案登録第3064073号公報

発明が解決しようとする課題

0005

実開昭63−148354号公報(特許文献1)には、マスクを長時間かけたときの耳の痛さを和らげる耳掛け補助具が開示されている。しかしながら、特許文献1に開示された耳掛け補助具はマスクのゴム紐に装着するものなので、使い捨てマスクの場合には製造コストが高くなり、資源の無駄を生じる問題がある。

0006

また、実用新案登録第3170873号公報(特許文献2)には、マスクを長時間かけたときの耳の痛さを和らげるマスク用耳掛けが開示されているが、夜間使用時安全対策は何ら示されていない。

0007

一方、耳掛けに電源をON/OFFする手動スイッチを設け、手動スイッチによって発光素子を点灯/消灯することも考えられるが、マスクの着脱に関係なく、使用者がその都度、手動スイッチをON/OFF操作しなければならない煩わしさがある。

0008

本発明はこのような事情からなされたものであり、本発明の目的は、マスクを装着したときに、発光素子を自動的に点灯若しくは点滅させ、夜間の歩行、散歩、ランニング等を安全に行い得ると共に、耳近辺装着部に印加されるマスクのゴム紐の圧力に基づく痛さや不快感などを軽減することが可能で、心地良く簡便に装着できるマスク用耳掛けを提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

本発明は、全体が、耳殻若しくは耳介と頭部との間の溝部位に沿った湾曲形状であり、外側の耳側壁と内側の頭側壁との間に台座が形成されているマスク用耳掛けに関するものであり、本発明の上記目的は、前記台座に設けられ、印加された圧力に応じて電力を出力する圧電部材と、耳掛け本体の一部に設けられた発光素子とを具備し、耳掛けにマスクをかけたときに、つまり前記台座にマスクのゴム紐をかけたときに前記圧電部材の出力電力に基づいて、前記発光素子が自動的に点灯することにより達成される。

0010

また、本発明は、全体が、耳殻若しくは耳介と頭部との間の溝部位に沿った湾曲形状であり、外側の耳側壁と内側の頭側壁との間に台座が形成されているマスク用耳掛けに関するものであり、本発明の上記目的は、前記台座に設けられ、圧力が印加されたときに検知信号を出力する圧力センサと、耳掛け本体の一部に設けられた発光素子と、前記検知信号に基づき前記発光素子を点灯若しくは点滅させる制御部とを具備し、前記台座にマスクをかけたときに前記圧力センサは前記検知信号を出力し、前記発光素子が前記制御部により点灯若しくは点滅されるようになっていることにより、
或いは、
前記台座に設けられ、圧力が印加されたときに接続するスイッチと、耳掛け本体の一部に設けられた発光素子と、前記スイッチ及び前記発光素子に接続されたバッテリとを具備し、前記台座にマスクをかけたときに、前記スイッチの接続により前記発光素子が点灯し、前記マスクを外したときに、前記スイッチの切断により前記発光素子が消灯するようになっていることにより達成される。

発明の効果

0011

本発明に係るマスク用耳掛けによれば、使用者がマスクをかけたときに、マスクの装着が圧電素子や圧力センサ、或いはスイッチ(マイクロスイッチ、リミットスイッチなど)で検知され、前面若しくは後面に設けられた発光素子を自動的に点灯若しくは点滅させるので、前方若しくは後方から近付いて来る車や自転車等の運転者目視報知することができ、夜間の歩行、散歩、ランニング等を安全に行い得るようにすることが可能である。マスクを長時間装着しても、ゴム紐等の装着部材直接皮膚と接触しないため、弾性作用による痛さや違和感、不快感が軽減される。

0012

また、マスクをかけたときに自動的に発光素子から綺麗な光が発せられるので、ファッション的ないし宝飾的な感覚で楽しくマスク用耳掛けを使用することでき、マスク使用の頻度向上に貢献できる。

図面の簡単な説明

0013

本発明に係るマスク用耳掛けを装着した様子を示す斜視図である。
本発明に係るマスク用耳掛け(第1実施形態)の斜視構造図である。
本発明に係るマスク用耳掛け(第1実施形態)の側面図である。
図3におけるX方向視野の一部平面図であり、同図(A)はマスクをかけていない状態を、同図(B)はマスクをかけた状態をそれぞれ示している。
図3におけるZ−Zの断面図である。
図3におけるY方向視野の正面図であり、同図(A)は発光素子が1個の例を、同図(B)は発光素子が2個の例をそれぞれ示している。
本発明に係るマスク用耳掛け(第1実施形態)の電気的配線図であり、同図(A)は発光素子が1個の例を、同図(B)は発光素子が2個の例をそれぞれ示している。
圧電部材の表面形状の他の例を示す図である。
本発明に係るマスク用耳掛け(第2実施形態)の側面図である。
本発明に係るマスク用耳掛け(第2実施形態)の電気的配線図である。
本発明に係るマスク用耳掛け(第3実施形態)の側面図である。
本発明に係るマスク用耳掛け(第3実施形態)の電気的配線図である。
本発明に係るマスク用耳掛け(第4実施形態)の電気的配線図である。
本発明に係るマスク用耳掛け(第5実施形態)の側面図である。
本発明に係るマスク用耳掛け(第5実施形態)の電気的配線図である。
第5実施形態の変形例である。
本発明に係るマスク用耳掛け(第6実施形態)の斜視構造図である。
発光素子の前面形状の例を示す図である。

実施例

0014

本発明は、新型コロナウイルス、インフルエンザなどの感染防止や花粉症対策などのためにマスクを装着したときに、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子を自動的に点灯若しくは点滅させ、前方若しくは後方から近付いて来る車や自転車等の運転者に目視できるように報知し、特に夜間のマスクをかけての散歩やランニング等を安全に行い得るようにすると共に、マスク装着時に印加される、装着部材としてのゴム紐の圧力による痛さや違和感、不快感を軽減することを可能にし、心地良く簡便に耳に装着できるようにしたマスク用耳掛けである。マスクを外せば、手動スイッチなどを操作することなく、発光素子は自動的に消灯される。

0015

図1は、使用者が、本発明に係るマスク用耳掛け20を耳(耳介若しくは耳殻と頭部との間の溝部位)1に装着し、その後にマスク10のゴム紐11をマスク用耳掛け20の谷部に係合させて、マスク10を使用する様子を示している。本発明に係るマスク用耳掛け20の本体は、耳介若しくは耳殻(こちら側を便宜的に「前方」とする)から下方の耳朶2(こちら側を便宜的に「後方」とする)に向かって湾曲した形状になっており、シリコーンゴムウレタン素材エラストマ発泡体軟質性素材ナイロンポリウレタンポリエステルフィストップ、エチレン酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂、不織布など、或いは形状記憶樹脂で成っている。マスク用耳掛け20の湾曲形状は、耳介若しくは耳殻と頭部との間の溝部位に沿った形状であり、上記材料であれば心地良く耳に装着することができる。また、マスク用耳掛け20の全体は、外から余り目立たないような肌色に塗装若しくは着色されている。

0016

そして、ゴム紐11をマスク用耳掛け20の谷部に係合させたときに、台座の表面から、上部が少し突出して設けられている圧電部材、圧力センサ若しくはスイッチによってマスク装着が検知され、前面に設けられている発光素子としてのLED34−1が自動的に、連続的に点灯若しくは所定時間間隔で点滅する。LED34−1の発光色は赤、青、緑など任意である。そのため、自動車や自転車等が前方から近付いて来ても、その点灯若しくは点滅の光によって運転者の視覚で報知できるので、夜間でも安全に歩行、散歩、ランニングなどが可能である。マスク10を外せば、何の操作もすることなく、LED34−1は自動的に消灯する。

0017

なお、マスク用耳掛け20は左右の両耳に装着され、左右で面対称の構造になっているので、以下では一方(例えば右耳用)のみについて説明するが、他方(例えば左耳用)についても同様である。また、本例では、マスク10を耳に装着する装着部材をゴム紐11としているが、ゴム材に限られるものではなく、マスク10を装着したときにマスク用耳掛け20に力が印加されるものであれば良い。つまり、マスク10が使用者の顔の表面からずれ落ちることなく、顔の表面に密接する程度の弾性作用が必要である。装着部材の形状も、断面が丸形状に限られるものではなく、断面矩形、断面長形状であっても良い。

0018

図2は本発明に係るマスク用耳掛け(第1実施形態)20の斜視構造図であり、図3は側面図である。マスク用耳掛け20の全体が、人の耳殻若しくは耳介と頭部との間の溝部位に沿った湾曲形状であり、マスク用耳掛け20を容易にかつ違和感なく耳に装着できるようになっている。外側(頭に対して耳側を「外側」とする)の耳側壁21と内側(耳に対して頭側を「内側」とする)の頭側壁22との間に、マスク10のゴム紐11をかけて係合する谷部となる台座23が形成されている。台座23の湾曲部の上部位置に、圧電素子31で成る圧電部材30が表面から少し突出して設けられると共に、耳側壁21の前面に発光素子としてのLED34−1が設けられている。圧電部材30の上面を台座23の表面から突出させるのは、ゴム紐11で印加される圧力を効率良く確実に受けるようにするためである。そのため、圧電部材30の上面の幅は、できるだけ耳側壁21及び頭側壁22の間に隙間なく配設できる寸法とし、マスク10をかけたときに、常にゴム紐11の印加圧力を受けれるようになっている。

0019

図4(A)は図3のX方向視野、つまり圧電部材30近辺の平面図であり、圧電部材30は台座23の幅とほぼ同じ幅で配設されており、マスク10のゴム紐11がどのようにかけられても、圧電部材30の上面にゴム紐11が当たり、マスク10が装着されたことを検知できるようになっている。図4(B)はマスク10をかけた状態を示しており、ゴム紐11が圧電部材30の上面に係合するようになっている。これにより、圧電部材30は、マスク10の着脱を電気的に検知することができる。

0020

図5図4のZ−Zの断面図であり、圧電部材30は台座23の表面より少し突出して配設されている。また、図7(A)は図3におけるY方向視野の正面図であり、LED34−1の点灯が前方より視認できるように取り付けられている。

0021

また、圧電部材30は図8(A)に示すように方形状の圧電素子31を備え、圧電素子31の上面及び底面はそれぞれ導電体で成る上部電極31及び下部電極32で挟持されている。そして、上部電極31の配線31A及び下部電極32の配線32AにLED34−1が接続されており、上部電極31及び下部電極32の間に力が印加されると、圧電素子31で発電された電力が上部電極31、配線31A及び下部電極32、配線32Aを経てLED34−1に供給され、LED34−1が点灯する。

0022

このような構成において、マスク使用者は先ず図1に示すようにマスク用耳掛け20を両耳に装着する。この段階では、圧電部材30に力が印加されていないので発電素子31は発電せず、LED34−1は消灯している。マスク用耳掛け20の台座23、耳側壁21及び頭側壁22を形状記憶樹脂で作製した場合、使用者が適宜湾曲形状を自分にフィットした形状に調整でき、しかも調整後の形状を保持できるので、両耳に心地良く簡便に装着することが可能である。そして、マスク10のゴム紐11をマスク用耳掛け20の谷部にかけて、マスク10を装着すると、ゴム紐11の弾性作用によって圧電部材30に力が印加され、発電素子31が発電する。これにより、発電素子31に電気的に接続されたLED34−1は自動的に点灯する。圧電部材30に基づいてLED34−1を点灯する場合、バッテリを要しないので、安価に製造できる利点がある。

0023

上述では圧電部材30の平面形状を方形状にしているが、圧電部材30の平面形状を前後に伸びた長形状にし、台座23の全域若しくは一部を覆うようにして配置し、ゴム紐11の圧力を大きく受けるようにすれば、圧電素子31から出力される電力を大きくすることができる。また、圧電部材30の上部電極31は図5に示すように平坦となっているが、中央部に印加力を集中させるように、左右、つまり内側と外側とから中央部を凹ませた図8(A)に示すような湾曲平面、図8(B)に示すようなU字状平面としても良い。左右に対して中央部を凹ませた湾曲平面ないしU字状平面とすることにより、マスク10のゴム紐11は常に中央部に懸架されるので、より確実に印加圧力を圧電部材30にかけることができる。また、圧電部材30の全体を前後方向に伸びた長形状とし、更に左右に対して中央部を凹ませた湾曲平面ないしU字状平面とすることにより、ゴム紐11の印加力をより集中させることができ、それによって圧電素子31から出力される電力を一層大きくすることができる。

0024

なお、SN比の高い増幅器を介挿し、圧電素子31からの出力電力を大きくするようにしても良いが、この場合にはバッテリを内蔵する必要がある。

0025

また、上述では発光素子として1個のLED34−1を用いているが、図6(B)に示すように2個のLED34−1及び34−2を用いても良い。2個のLED34−1及び34−2を用いる場合の配線は、図7(B)である。2個以上のLEDを設けることも可能である。更に、上述では耳側壁21、頭側壁22の前面にLEDを設けて、前方からの車等に対する注意喚起するようになっているが、耳側壁21、頭側壁22の後面にLEDを設けて、後方からの車等に対して注意を喚起するようにしても良い。

0026

次に、ON/OFF動作する手動スイッチを電気回路系に設け、マスクをかけたときにLEDを自動点灯させるか、マスクをかけてもLEDを消灯のままとするかを手動スイッチで切り換え、使用者が必要に応じて適宜選択できるようにした第2実施形態を説明する。

0027

上述した第1実施形態の図3に対応させて示す図9は、第2実施形態に係るマスク用耳掛け20Aの側面構造を示しており、耳側壁21若しくは頭側壁22に外部からON/OFFすることが可能な手動スイッチ35が設けられている。圧電部材30、手動スイッチ35及びLED34−1の配線関係は図10であり、本例では配線32Aにスイッチ35が設けられている。

0028

このような構成において、手動スイッチ35をONにすれば、その動作は上述した第1実施形態と全く同一である。即ち、マスク10を装着すればLED34−1が自動点灯し、マスク10を外せばLED34−1が自動的に消灯する。そして、手動スイッチ35をOFFにした場合には、マスク10を装着しても回路が切断されているので、LED34−1は点灯しない。第2実施形態においても、LEDは1個又は2個以上の複数個とすることができ、また、前面若しくは後面に設けることも可能である。

0029

第2実施形態では、マスクをかけたときのLEDの点灯と消灯を使用者が自由に選択できるので、例えば昼間にマスク10をかけるような場合において、マスクをかけてLEDが点灯すると目障りになるようなときに、手動スイッチ35をOFFしておくことによって、昼間は常にLEDを消灯しておくことができる利点がある。夜間にマスク10をかけるような場合に、手動スイッチ35をONにすれば良い。

0030

上述の第1実施形態(図3)及び第2実施形態(図9)では、いずれも圧電素子31を用いた圧電部材30により、発光素子としてのLED34−1(及び34−2)を点灯及び消灯するようになっているが、印加圧力に対して電力を出力する圧電部材30に代えて、単に印加圧力のみを検出して検知信号を出力する圧力センサを用いることもできる。以下に、圧力センサを用いた第3実施形態について説明する。

0031

上述した第1実施形態及び第2実施形態に対応させて示す図11は、第3実施形態に係るマスク用耳掛け20Bの側面構造を示しており、台座23の表面から少し突出して配設された圧力センサ40と、台座23内に埋設され、LED34−1の点灯及び点滅を制御する制御部44と、台座23内に設けられて交換可能なバッテリ45とを備えている。制御部44には、検知信号DTが入力されたときに処理し、LED34−1を連続的に点灯するか、若しくは点滅するかが変更可能に設定されており、制御部44及びバッテリ45の配設位置は適宜変更可能である。

0032

圧力センサ40の構造、圧力センサ40、LED34−1、制御部44及びバッテリ45の配線関係は図12に示すようになっている。即ち、圧力センサ40は、マスク10が装着され、ゴム紐11の弾性作用に基づき印加された圧力を検出したときに検知信号DTを出力する圧力検出素子41を備え、圧力検出素子41は上部保護板42及び下部保護板43で挟持され、上部保護板42が台座23の表面から少し突出するようになっている。上部保護板42を突出させる理由は、ゴム紐11がかけられたときの圧力を確実に検出するためである。圧力検出素子41から出力される検知信号DTは制御部44に入力され、制御部44は、検知信号DTが所定値スレッショルド)より大きくなったことを検知し、LED34−1を点灯若しくは点滅させる。LED34−1を点灯するか、点滅させるかは予め設定されており、いずれかを選択できる。点滅させる場合の時間間隔も予め設定されている。圧力検出素子41は、ホイートストンブリッジセンサ静電容量式圧力センサ光圧力センサなど、公知の素子を利用できる。検知信号DTを増幅する増幅器を、制御部44内若しくは制御部44の前段に設けても良い。

0033

なお、本例においても、圧電部材30の上部保護板42を前後に伸びた長形状にし、台座23の全域若しくは一部を覆うようにして配置し、ゴム紐11の圧力を大きく受けるようにすれば、圧力検出素子41の相対的感度を向上することができる。また、上部保護板42の中央部に印加力を集中させるように、左右に対して中央部を凹ませた湾曲平面ないしU字状平面であっても良い(図8参照)。そして、上部保護板42を前後方向に伸びた長形状とし、更に左右に対して中央部を凹ませた湾曲平面ないしU字状平面とすることにより、印加力をより集中させることができ、圧力検出素子41の相対的感度を一層向上することができる。

0034

このような構成において、マスク使用者は先ず図1に示すようにマスク用耳掛け20Bを両耳に装着する。この段階では、圧力センサ40に力が印加されていないので圧力検出素子41は検知信号DTを出力せず、LED34−1は制御部44を介して消灯している。そして、マスク10のゴム紐11をマスク用耳掛け20Bの谷部にかけてマスク10を装着すると、ゴム紐11の弾性作用によって圧力検出素子41に力が印加され、圧力検出素子41から検知信号DTが出力される。検知信号DTが所定値を超えると、制御部44はLED34−1を連続点灯若しくは予め設定された時間間隔で点滅させる。そして、マスク10を外せば検知信号DTが消失するので、他に何の操作をすることなく、LED34−1は自動的に消灯される。

0035

なお、上述ではバッテリ45は交換可能としているが、USB端子などにより充電可能な充電式バッテリとすることもできる。

0036

上述の第3実施形態では、制御部44により点滅を設定した場合には、予め設定された時間間隔でLED34−1を点滅させるようにしているが、図13に示すように時間調整部46を設け、外部から点滅の時間間隔を自由に調整可能としても良い(第4実施形態)。

0037

上述の実施形態では、圧電素子や圧力センサを用いて発光素子(LED)を点灯若しくは点滅するようになっているが、マイクロスイッチやリミットスイッチ等のスイッチを用いて発光素子を点灯/消灯するようにしても良い(第5実施形態)。

0038

図14は、第5実施形態に係るマスク用耳掛け20Cを図11に対応させて示しており、ON(接続)/OFF(切断)接点を有するマイクロスイッチ、リミットスイッチ等のスイッチ50の押圧部が、台座23の表面から少し突出して設けられている。スイッチ50の接点は通常時は切断(OFF)されており、押圧部に力若しくは圧力が印加されると、接点は接続(ON)される。また、本体内には充電式バッテリ45が設けられており、LED34−1、スイッチ50及びバッテリ45の電気的接続関係は、図15のような直列接続となっている。

0039

なお、図示はしてないが、公知の手法でバッテリ45を充電する充電端子が設けられている。

0040

このような構成において、マスク10をかけていないときは、押圧部に力が印加されないのでスイッチ50の接点は切断されており、LED34−1は消灯されている。そして、マスク10をかけると、ゴム紐11の弾性作用によって押圧部が押圧され、スイッチ50の接点が接続される。これにより、LED34−1が点灯する。

0041

本例は、マスク10をかけるとLED34−1が自動的に点灯する構成であるが、第2実施形態で説明したような手動スイッチ35を設けることにより(図16参照)、点灯と消灯を自由に選択することが可能となる。従って、昼間は手動スイッチ35をOFFし、夜間に手動スイッチ35をONすることにより、夜間だけに点灯させることができる。

0042

本発明に係るマスク用耳掛けの材質が、シリコーンゴム、ウレタン系の素材、エラストマ、発泡体の軟質性素材、ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル、フィストップ、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂、不織布のいずれかで作製されている場合、マスク用耳掛けは、耳介若しくは耳殻から下方の耳朶に向かって湾曲した形状になっているが、人によってはその湾曲形状を調整したい場合もあり得る。このような要求に対しては図17に示すように、形状記憶合金で成る針金材26を台座23内に埋設し、更に底部に数か所の長形状の切り欠き27を設けた構造とする(第6実施形態)。

0043

このような構造であれば、針金材26は調整した湾曲形状を保持でき、切り欠き27は湾曲の調整動作を容易にすることができる。

0044

上述では第1実施形態〜第6実施形態について個々に説明したが、各実施形態の内容を組み合わせて実施することも可能である。例えば、第2実施形態で説明した手動スイッチ35は第3実施形態〜第6実施形態にも適用できる。また、本発明に係るマスク用耳掛けをファッション的な感覚で使用するような場合、発光素子の前面を図18(A)の丸、同図(B)の方形、同図(C)の三角、同図(D)の星のような形状としても良い。更に上述では、マスク用耳掛け全体の色を目立たない肌色として説明したが、ファッション的な感覚で使用するような場合には宝飾品的な色で表面を塗装若しくは着色しても良い。

0045

1耳(耳介、耳殻)
2耳朶
10マスク
11ゴム紐
20、20A、20B、20C、20D マスク用耳掛け
21耳側壁
22 頭側壁
23台座
26針金材
27切り欠き
30圧電部材
31圧電素子
32 上部電極
33 下部電極
34−1、34−2LED
35手動スイッチ
40圧力センサ
41圧力検出素子
42 上部保護板
43 下部保護板
44 制御部
45バッテリ
50 スイッチ

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