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技術 射出成形体及びその製造方法

出願人 株式会社ミツバ
発明者 佐藤光記梅澤隆男
出願日 2019年10月18日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2019-190675
公開日 2021年4月30日 (5ヶ月経過) 公開番号 2021-066019
状態 未査定
技術分野 プラスチック等の成形用の型 プラスチック等の射出成形
主要キーワード ステーカバー ステーブラケット 折りたたみ機構 封入部材 立ち壁 樹脂接合材 型合せ ローカバー
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (15)

課題

漏光を低減しつつ、射出成形時の成形金型の位置合せの容易化を図る。

解決手段

ランプ1は、封入部材を収容する収容部2aが設けられたハウジング2と、収容部2aを覆い、かつハウジング2と接合されたレンズ3と、ハウジング2とレンズ3とを接合する樹脂接合材9と、を有する。ハウジング2は、収容部2aの周縁部に設けられた壁部2dを備え、レンズ3は、壁部2dに対向して設けられ、かつ壁部2dに当接する壁部3bを備え、壁部2dは、第1当接面2jから連なって外側に迫り出した迫り出し面2iを有する迫り出し部2hと、迫り出し部2hの先端部に壁部3bと空間部14を介して設けられたリブ2bと、を備えている。樹脂接合材9は、空間部14に設けられて壁部3bと迫り出し面2iとリブ2bとに接触している。

概要

背景

自動車ドアミラー等に取り付けられる射出成形体の一例として、それぞれ射出成形されたハウジングレンズとからなる射出成形体が知られている。

上記射出成形体の一例として、特許文献1には、ハウジングとレンズとをそれぞれ樹脂材により射出成形し、射出成形後、ハウジングとレンズとが突合された突合せ部に樹脂材を射出することにより成形される射出成形体が記載されている。

概要

漏光を低減しつつ、射出成形時の成形金型の位置合せの容易化をる。ランプ1は、封入部材を収容する収容部2aが設けられたハウジング2と、収容部2aを覆い、かつハウジング2と接合されたレンズ3と、ハウジング2とレンズ3とを接合する樹脂接合材9と、を有する。ハウジング2は、収容部2aの周縁部に設けられた壁部2dを備え、レンズ3は、壁部2dに対向して設けられ、かつ壁部2dに当接する壁部3bを備え、壁部2dは、第1当接面2jから連なって外側に迫り出した迫り出し面2iを有する迫り出し部2hと、迫り出し部2hの先端部に壁部3bと空間部14を介して設けられたリブ2bと、を備えている。樹脂接合材9は、空間部14に設けられて壁部3bと迫り出し面2iとリブ2bとに接触している。

目的

本発明の目的は、漏光を低減しつつ、射出成形時の成形金型の位置合せの容易化が図られた射出成形体及びその製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

封入部材を収容する収容部が設けられた第1成形部材と、前記収容部を覆い、かつ、前記第1成形部材と接合される第2成形部材と、前記第1成形部材と前記第2成形部材とを接合する樹脂接合材と、を有し、前記第1成形部材は、前記収容部の周縁部に設けられ、かつ、前記第2成形部材と当接する第1当接面が設けられた第1壁部を備え、前記第2成形部材は、前記第1壁部に対向して設けられ、かつ、前記第1当接面と当接する第2当接面が設けられた第2壁部を備え、前記第1壁部は、前記第1当接面から連なって外側に迫り出した迫り出し面を有する迫り出し部と、前記迫り出し部の先端部に前記第2壁部と空間部を介して設けられたリブと、を備え、前記樹脂接合材は、前記空間部に設けられて前記第2壁部と前記迫り出し部と前記リブとに接触していることを特徴とする射出成形体

請求項2

前記リブは、前記第1成形部材の周縁部の全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形体。

請求項3

前記封入部材として、前記収容部に、発光素子から発せられる光を導く導光部材と、前記発光素子と電気的に接続される配線を有する基板と、が収容されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の射出成形体。

請求項4

(a)収容部を備える第1成形部材を射出成形する工程と、(b)第2成形部材を射出成形する工程と、(c)前記第1成形部材の前記収容部に封入部材を装着し、前記封入部材を装着した後、前記第1成形部材と前記第2成形部材とを組付けて組付け構造体を形成する工程と、(d)成形金型キャビティに前記組付け構造体を配置し、前記第1成形部材の一部と、前記第2成形部材の一部と、からなる空間部に樹脂接合材を充填する工程と、を有し、前記第1成形部材は、前記収容部の周縁部に設けられ、かつ、前記第2成形部材と当接する第1当接面が設けられた第1壁部を備え、前記第2成形部材は、前記第1壁部に対向して設けられ、かつ、前記第1当接面と当接する第2当接面が設けられた第2壁部を備え、前記第1壁部は、前記第1当接面から連なって外側に迫り出した迫り出し面を有する迫り出し部と、前記迫り出し部の先端部に前記第2壁部と前記空間部を介して設けられたリブと、を備え、前記第1成形部材の前記一部は、前記迫り出し部および前記リブであり、前記第2成形部材の前記一部は、前記第2壁部であり、前記(d)工程において、前記第2壁部と前記迫り出し部と前記リブとに接触するように前記空間部に前記樹脂接合材を充填して、前記樹脂接合材により前記第1成形部材と前記第2成形部材とを接合することを特徴とする射出成形体の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、ドアミラー等に取り付けられる射出成形体及びその製造方法に関する。

背景技術

0002

自動車のドアミラー等に取り付けられる射出成形体の一例として、それぞれ射出成形されたハウジングレンズとからなる射出成形体が知られている。

0003

上記射出成形体の一例として、特許文献1には、ハウジングとレンズとをそれぞれ樹脂材により射出成形し、射出成形後、ハウジングとレンズとが突合された突合せ部に樹脂材を射出することにより成形される射出成形体が記載されている。

先行技術

0004

特開2010−100080号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記特許文献1に記載された射出成形体においては、ハウジングとレンズとの突合せ部に射出する接合用の樹脂材として、透明な樹脂材を使用した場合、この樹脂材の部分からハウジングの裏面側に漏光が発生していた。また、射出成形用金型が、ハウジングとレンズの接合用の樹脂材の流路確保のために複雑なキャビティ形状となっており、上型下型型合せで金型の高い位置精度が求められることから、金型の維持やメンテナンス等の対応が大変であった。

0006

本発明の目的は、漏光を低減しつつ、射出成形時の成形金型の位置合せの容易化が図られた射出成形体及びその製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明の一態様は、封入部材を収容する収容部が設けられた第1成形部材と、前記収容部を覆い、かつ、前記第1成形部材と接合される第2成形部材と、前記第1成形部材と前記第2成形部材とを接合する樹脂接合材と、を有し、前記第1成形部材は、前記収容部の周縁部に設けられ、かつ、前記第2成形部材と当接する第1当接面が設けられた第1壁部を備え、前記第2成形部材は、前記第1壁部に対向して設けられ、かつ、前記第1当接面と当接する第2当接面が設けられた第2壁部を備え、前記第1壁部は、前記第1当接面から連なって外側に迫り出した迫り出し面を有する迫り出し部と、前記迫り出し部の先端部に前記第2壁部と空間部を介して設けられたリブと、を備え、前記樹脂接合材は、前記空間部に設けられて前記第2壁部と前記迫り出し部と前記リブとに接触している。

0008

本発明の他の態様では、前記リブは、前記第1成形部材の周縁部の全周に亘って設けられている。

0009

本発明の他の態様では、前記封入部材として、前記収容部に、発光素子から発せられる光を導く導光部材と、前記発光素子と電気的に接続される配線を有する基板と、が収容されている。

0010

本発明の他の態様では、(a)収容部を備える第1成形部材を射出成形する工程と、(b)第2成形部材を射出成形する工程と、(c)前記第1成形部材の前記収容部に封入部材を装着し、前記封入部材を装着した後、前記第1成形部材と前記第2成形部材とを組付けて組付け構造体を形成する工程と、(d)成形金型のキャビティに前記組付け構造体を配置し、前記第1成形部材の一部と、前記第2成形部材の一部と、からなる空間部に樹脂接合材を充填する工程と、を有し、前記第1成形部材は、前記収容部の周縁部に設けられ、かつ、前記第2成形部材と当接する第1当接面が設けられた第1壁部を備え、前記第2成形部材は、前記第1壁部に対向して設けられ、かつ、前記第1当接面と当接する第2当接面が設けられた第2壁部を備え、前記第1壁部は、前記第1当接面から連なって外側に迫り出した迫り出し面を有する迫り出し部と、前記迫り出し部の先端部に前記第2壁部と前記空間部を介して設けられたリブと、を備え、前記第1成形部材の前記一部は、前記迫り出し部および前記リブであり、前記第2成形部材の前記一部は、前記第2壁部であり、前記(d)工程において、前記第2壁部と前記迫り出し部と前記リブとに接触するように前記空間部に前記樹脂接合材を充填して、前記樹脂接合材により前記第1成形部材と前記第2成形部材とを接合する。

発明の効果

0011

本発明によれば、射出成形体における漏光を低減しつつ、射出成形体の製造において成形金型の位置合せの容易化を図ることができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の射出成形体(ランプ)が取り付けられるミラー装置の構造を示す図であり、(a)は背面図、(b)は正面図である。
本発明の射出成形体(ランプ)の構造を示す斜視図である。
図2に示す射出成形体においてレンズを取り除いて内部構造を示す正面図である。
図2に示すA−A線で切断した構造を示す拡大断面図である。
図2に示すB−B線で切断した構造を示す拡大断面図である。
図2に示す射出成形体におけるハウジングの構造を示す斜視図である。
図2に示す射出成形体におけるレンズの構造を示す斜視図である。
図2に示す射出成形体の製造においてハウジングにレンズを被せた構造を示す斜視図である。
図2に示す射出成形体の製造において組付け構造体を成形金型のキャビティに配置した構造を示す断面図である。
図2に示す射出成形体の製造において成形金型に樹脂接合材を充填した状態を示す断面図である。
本発明の射出成形体の第1変形例の構造を示す斜視図である。
本発明の射出成形体の第2変形例の構造を示す断面図である。
本発明の変形例の射出成形体が組み付けられたミラー装置の構造を示す正面図である。
本発明者が比較検討を行ったハウジングとレンズの接合時の成形金型の型合せ構造を示す部分断面図である。

実施例

0013

以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。

0014

本実施の形態の射出成形体は、自動車などの車体、例えば、ドアまたはフェンダーに取り付けられるミラー装置に組み付けられるものである。図1(a),(b)に示すミラー装置20は、車体に固定されるステーブラケット27と、ステーブラケット27に対して折りたたみ機構(図示せず)を介して取り付けられたボディ25と、ボディ25に収容されたミラー26と、を備えている。さらに、ミラー装置20は、ボディ25においてミラー26が配置された箇所とは反対の箇所に設けられるランプ1と、ステーブラケット27を覆うステーカバー23,24と、ランプ1の周囲を覆うメインカバー21と、ランプ1の周囲を覆うローカバー22と、を備えている。また、メインカバー21は、ミラー26の周囲を覆っている。

0015

ミラー装置20に組み付けられたランプ1は、車両の室内に設けられたスイッチを運転者が操作すると、ランプ1が点滅して方向指示器としての役割を果たす。

0016

本実施の形態のランプ1は、例えば、それぞれ互いに異なる樹脂によって射出成形された2つの部材を、樹脂接合材9によって接合した射出成形体である。

0017

本実施の形態では、射出成形体の一例として、図2に示すような、自動車のドアミラー等に取り付けられるランプ1を取り上げて説明する。さらに、ランプ1の構成部材の一例として、ハウジング(第1成形部材)2とレンズ(第2成形部材)3を取り上げてランプ1の構成を説明する。つまり、本実施の形態の射出成形体は、射出成形によって成形されたハウジング2とレンズ3とを樹脂接合材9によって接合して成るランプ1である。

0018

そして、ランプ1は、中空構造となっており、この中空部(後述する収容部2a)に封入部材が装着されている。

0019

図2はランプ1の斜視図であり、図3はレンズ3を取り外してランプ1の内部の中空部(収容部2a)に収容された封入部材を示す正面図である。なお、図2では、自動車の前方側から図1のミラー装置20を眺めた際のランプ1の露出部分と露出しない部分とを含めた全体の外観構造を示している。したがって、図3における上下方向がハウジング2の幅方向(延在方向P)となっている。

0020

ランプ1の構成について説明すると、封入部材を収容する収容部2aが設けられたハウジング(第1成形部材)2と、収容部2aを覆い、かつ、ハウジング2と接合されるレンズ(第2成形部材)3と、ハウジング2とレンズ3とに接触してハウジング2とレンズ3とを接合する樹脂接合材9と、を有している。

0021

なお、図4図6に示すように、ハウジング2は、収容部2aの周縁部に設けられ、かつレンズ3と当接する第1当接面2jが設けられた壁部(第1壁部)2dを備えている。つまり、壁部2dは、ハウジング2における側壁立ち壁)である。

0022

一方、図4図5および図7に示すように、レンズ3は、収容部2aの周縁部に壁部2dに対向して設けられ、かつ第1当接面2jと当接する第2当接面3eが設けられた壁部(第2壁部)3bを備えている。つまり、壁部3bもレンズ3における側壁(立ち壁)である。そして、壁部2dの上端と壁部3bの下端とがそれぞれの当接面である第1当接面2jと第2当接面3eとで当接している。具体的には、図4および図5に示すように、壁部2dの上端には凹部2gが形成され、一方、壁部3bの下端には凸部3cが形成されており、壁部2dの凹部2gと壁部3bの凸部3cとが嵌合することで壁部2dの第1当接面2jと壁部3bの第2当接面3eとが当接している。

0023

そして、壁部2dは、第1当接面2jから連なって外側に迫り出した迫り出し面2iを有する迫り出し部2hと、迫り出し部2hの先端部に壁部3bと空間部14を介して設けられたリブ2bと、を備えている。これにより、ハウジング2とレンズ3の接合部4の外側には、壁部3bとハウジング2の迫り出し部2hとリブ2bとからなる溝状の空間部14が形成される。なお、迫り出し面2iを含む迫り出し部2hおよびリブ2bは、ハウジング2の周縁部の全周に亘って設けられている。具体的には、リブ2bは、壁部3bと空間部14を介して、かつ壁部3bに沿って設けられている。これにより、空間部14もハウジング2の周縁部の全周に亘ってリブ2bの内側に設けられている。言い換えると、空間部14も、ハウジング2とレンズ3の接合部4の全周に亘って設けられている。

0024

このようなハウジング2とレンズ3の構造において、樹脂接合材9は、空間部14に設けられて壁部3bと迫り出し部2hの迫り出し面2iとリブ2bとに接触(付着)している。これにより、ハウジング2とレンズ3は、周縁部の全周に亘って樹脂接合材9によって接合されている。

0025

ここで、ハウジング2の収容部2aには、図3に示すように、封入部材として、発光素子であるLED(Light Emitting Diode) 8やLED8から発せられる光を図2に示すレンズ3に向けて誘導する導光部材5が収容されている。導光部材5は、合成樹脂、例えば、アクリル樹脂筒形状に形成した細長い部材である。

0026

さらに、収容部2aには、LED8と電気的に接続された配線6aを有する基板6が収容されている。基板6は、図5に示すように、固定プレート15に取り付けられるとともに、2本の位置決めピン16によって位置決めされている。また、基板6には、ランプ1の外部と信号の送受信を行う接続用端子であるターミナル7が取り付けられている。また、LED8は、収容部2aの端部に配置されたサブ基板6bに搭載され、導光部材5の内部に配置されている。

0027

ランプ1においては、LED8に配線6aを介して電圧印加されると、LED8が点灯する。そして、LED8から発せられた光は、導光部材5内に進入し、導光部材5内で反射する。反射した光は、レンズ3を透過してランプ1の外に到達する。

0028

本実施の形態のランプ1では、ハウジング2は、光を透過させない不透明な樹脂材料からなり、一方、レンズ3は、光を透過させる透明な樹脂材料からなる。したがって、LED8から発せられる光は、導光部材5によってランプ1の先端側まで導かれ、レンズ3を透過してランプ1の前方側(自動車の前方側)に放出される。また、サブ基板6上にはLED8とは別に他のLED(図示せず)が設けられており、このLEDにより、レンズ3を透過し視認部(視認窓)25aを介してランプ1の後方側(自動車の後方側)に光を放出させている。ただし、ハウジング2は光を透過させない樹脂材料からなるため、ハウジング2そのものの構造においてレンズ3以外の部分から光が直接的に放出されることはない。

0029

なお、樹脂接合材9は、レンズ3と同様の樹脂材料、すなわち光を透過させる透明な樹脂材料からなる。

0030

図5に示すように、ハウジング2の収容部2aは、底部2eと底部2eに繋がる立ち壁である壁部2dとからなる。そして、壁部2dは、ハウジング2の全周に亘って壁部2dの第1当接面2jから連なって外側に向かって迫り出した迫り出し面2iを備える迫り出し部2hと、迫り出し部2hの先端部に壁部3bと空間部14を介して設けられたリブ2bと、を有している。

0031

一方、レンズ3におけるハウジング2の収容部2aを覆う部分は、天壁3aと天壁3aに繋がる立ち壁である壁部3bとからなる。そして、壁部3bは、ハウジング2の壁部2dと当接する端部形状となっている。すなわち、壁部3bの下端の第2当接面3eには、ハウジング2の壁部2dの上端の第1当接面2jと当接するように、ハウジング2の壁部2dの第1当接面2jと合致する形状が形成されている。具体的には、ハウジング2の壁部2dの上端には凹部2gが形成され、一方、レンズ3の壁部3bの下端には凸部3cが形成されており、ハウジング2の壁部2dの凹部2gとレンズ3の壁部3bの凸部3cとが嵌合する。言い換えると、ハウジング2の壁部2dの第1当接面2jとレンズ3の壁部3bの第2当接面3eとが当接する。

0032

つまり、ハウジング2の壁部2dの第1当接面2jと、レンズ3の壁部3bの第2当接面3eとが当接した状態となる。

0033

そして、ハウジング2とレンズ3との接合では、その接合部4(当接部)におけるハウジング2の壁部2dには、ハウジング2の全周に亘って迫り出し面2iを備えた迫り出し部2hと、迫り出し部2hの先端部に配置されたリブ2bと、が設けられている。詳細には、ハウジング2とレンズ3の接合部4の外側には、壁部3bとハウジング2の迫り出し部2hとリブ2bとからなる溝状の空間部14が形成される。さらに、この空間部14に樹脂接合材9が設けられている。

0034

したがって、樹脂接合材9は、レンズ3の壁部3bとハウジング2の迫り出し部2hとリブ2bとによって囲まれている。すなわち、ランプ1では、ハウジング2側に対して樹脂接合材9が露出した部分はない。

0035

そして、樹脂接合材9が、レンズ3の壁部3bとハウジング2の迫り出し部2hとリブ2bとによって囲まれて成る空間部14に設けられたことにより、リブ2bとハウジング2の迫り出し部2hの迫り出し面2iとレンズ3の壁部3bとに接触(密着)する。これにより、樹脂接合材9によって、ハウジング2とレンズ3とが接合されている。言い換えると、ハウジング2とレンズ3との接合部4では、レンズ3の壁部3bとハウジング2の壁部2dとリブ2bとの3つの部材に樹脂接合材9が接触(密着)することにより、ハウジング2とレンズ3とが接合されている。

0036

次に、本実施の形態のランプ1の製造方法について説明する。

0037

まず、射出成形によって図6に示すハウジング(第1成形部材)2を成形する。ハウジング2は、収容部2aを備えている。さらに、射出成形によって図7に示すレンズ(第2成形部材)3を成形する。ただし、ハウジング2およびレンズ3は、射出成形以外の樹脂成形によって成形してもよい。

0038

ここで、図6に示すハウジング2は、光を透過させない不透明な樹脂材料からなる。さらに、ハウジング2は、収容部2aの周縁部に設けられ、かつレンズ3と当接する第1当接面2jが設けられた壁部2dを備えており、壁部2dは、図4に示すように、第1当接面2jから連なって外側に迫り出した迫り出し面2iを有する迫り出し部2hと、迫り出し部2hの先端部に壁部3bと空間部14を介して設けられたリブ2bと、を備えている。

0039

なお、壁部2dの第1当接面2jには、凹部2gが形成されている。

0040

また、本実施の形態では、迫り出し面2iを含む迫り出し部2hおよびリブ2bは、ハウジング2の周縁部の全周に亘って設けられている。

0041

一方、図7に示すレンズ3は、光を透過させる透明な樹脂材料からなる。さらに、レンズ3は、図4に示すように、収容部2aの周縁部に壁部2dに対向して設けられ、かつ第1当接面2jと当接する第2当接面3eが設けられた壁部3bを備えている。なお、壁部3bの第2当接面3eには、凸部3cが形成されている。

0042

次に、図3に示すように、ハウジング2の収容部2aに封入部材を装着する。ここでは、ハウジング2の収容部2aに、細長い導光部材5を装着し、さらに基板6や配線6aおよびサブ基板6bなどを装着する。そして、導光部材5や基板6などの封入部材を装着した後、ハウジング2とレンズ3とを組付けて図8に示す組付け構造体13を形成する。

0043

その際、図4および図5に示すように、ハウジング2の壁部2dの凹部2gとレンズ3の壁部3bの凸部3cとが嵌合するように、壁部2dの第1当接面2jと壁部3bの第2当接面3eとを当接させ、これにより、図8に示す組付け構造体13を形成する。なお、組付け構造体13においては、ハウジング2の周縁部の全周に亘って迫り出し部2hとリブ2bが設けられているとともに、このリブ2bの内側に溝状の空間部14が形成されている。この状態で、図9に示すように、レンズ3を成形金型12の上金型(上型)10に取り付けた状態で保持し、レンズ3とは異なる位置で成形されたハウジング2を下金型(下型)11に取り付けた状態で、ハウジング2の収容部2aに、図5に示すように導光部材5、基板6等を収容する。その後、上金型(上型)10の直下に下金型(下型)11を移動させ、さらに、上金型10を下金型11に向けて降下させて上金型10と下金型11との間で型締めを行う。これにより、図10に示すようにキャビティ10a内にハウジング2とレンズ3とからなる組み付け構造体13が形成される。

0044

上記型締め後図10に示すように、レンズ3の壁部3bと、ハウジング2の迫り出し部2hの迫り出し面2iと、ハウジング2のリブ2bと、成形金型12の上金型10の一部と、から形成される空間部14に樹脂接合材9を充填する。空間部14はハウジング2の周縁部の全周に亘って形成されている。なお、樹脂接合材9は、例えば、レンズ3と同様の樹脂材料であり、光を透過させる透明な樹脂材料である。

0045

ここで、樹脂接合材9を充填する際には、樹脂接合材9が、壁部3bと迫り出し部2hの迫り出し面2iとリブ2bとに接触するように空間部14に樹脂接合材9を充填する。そして、樹脂接合材9によってハウジング2とレンズ3とを接合する。

0046

本実施の形態のランプ1によれば、ハウジング2の壁部2dにその第1当接面2jから連なって外側に迫り出した迫り出し部2hと、迫り出し部2hの先端部にレンズ3の壁部3bと空間部14を介して配置されたリブ2bと、が設けられ、この空間部14に樹脂接合材9が設けられたことにより、樹脂接合材9は、壁部3bと迫り出し部2hとリブ2bとによって囲まれた状態となる。

0047

すなわち、ランプ1のハウジング2側に対して樹脂接合材9が露出した部分を無くすことができる。これにより、樹脂接合材9として透明な樹脂材料を用いた場合であっても、ランプ1の裏面側への漏光を低減することができる。すなわち、ランプ1の裏面側にランプ1の光が漏れることを低減できる。

0048

また、樹脂接合材9が、壁部3bと迫り出し部2hとリブ2bとによって形成される空間部14に充填されることで、樹脂接合材9を、壁部3bの外周面と迫り出し部2hの迫り出し面2iとリブ2bの内周面との3つの面に接触させることができる。言い換えると、樹脂接合材9を、壁部3bの外周面と迫り出し部2hの迫り出し面2iとリブ2bの内周面との3つの面に密着させることができる。

0049

これにより、ハウジング2とレンズ3との接合力を高めてハウジング2とレンズ3の接合強度を向上させることができる。

0050

また、本実施の形態のランプ1では、図10に示すようにハウジング2とレンズ3とを接合する際の射出成形において、上金型10と下金型11の合せ面10b,11bをパーティングラインPL)の合せ面のみとすることができる。

0051

ここで、図14は本発明者が比較検討を行ったハウジングとレンズの接合時の成形金型の型合せ構造の図である。図14に示す比較検討構造では、ハウジング30とレンズ40との接合時の射出成形の際の接合用の樹脂材(樹脂接合材9)の流路確保のために、成形金型12が複雑なキャビティ形状となっている。これにより、ハウジング30を射出成形する際に、上金型10と下金型11の型合せにおいて、パーティングラインにおける型合せ(合せ面10b,11b)以外に、合せ面10c,11cも型合せする必要がある。

0052

すなわち、ハウジング30を射出成形する際の型合せにおいて、パーティングラインにおける型合せ(合せ面10b,11b)および合せ面10c,11cにおける型合せが必要となり、成形金型12の維持やメンテナンス等の対応が大変であるという課題が発生していた。

0053

しかしながら、本実施の形態のランプ1の製造においては、図10に示すように、上金型10と下金型11の合せ面10b,11bをパーティングラインの合せ面のみとすることができる。

0054

これにより、ランプ1の製造において成形金型12の位置合せの容易化を図ることができる。すなわち、新規な成形金型12の製作の容易化を図ることができるとともに、メンテナンス時の成形金型12のパーティングラインの合せ精度の容易化を図ることができる。その結果、金型形状の容易化により成形金型12のコストの低減化を図ることができる。

0055

次に、本実施の形態の変形例を説明する。

0056

図11に示す第1変形例は、ハウジング2に設けられたリブ2bの一部に切欠き部2cが設けられているものである。すなわち、リブ2bはハウジング2の周縁部の全周に亘って設けられているのではなく、周縁部の一部でリブ2bが設けられていない箇所(切欠き部2c)がある。言い換えると、ハウジング2には、ハウジング2の周縁部においてリブ2bが設けられている部分と、リブ2bが設けられていない部分と、が存在している。

0057

また、図12に示す第2変形例は、ハウジング2の迫り出し部2hに貫通孔2fが形成されており、その貫通孔2fに樹脂接合材9が充填されているものである。具体的には、ハウジング2の周縁部に設けられた迫り出し部2hにおいて、その周縁部の何れかの箇所にハウジング2の裏面側に貫通する貫通孔2fが形成され、その貫通孔2fに樹脂接合材9が充填されている。

0058

図11に示す切欠き部2cおよび図12に示す貫通孔2fが設けられたことで、両者とも切欠き部2cまたは貫通孔2fを介してランプ1の光をハウジング2の裏面側(ランプ1の後方側)に導光させることができる。そして、図13に示すように、ミラー装置20のミラー26に小さな表示部26aを形成しておくことで、切欠き部2cや貫通孔2fによってランプ1の後方側に導光させた光を、運転者がミラー26の表示部26aを介して視認することができる。すなわち、運転者が方向指示器を点滅させる操作を行った際に、切欠き部2cや貫通孔2fによってランプ1の後方側に漏れた光を、運転者がミラー26の表示部26aを介して視認することができ、方向指示器が点滅していることを確認することができる。この場合、ボディ25に、図1(b)に示されるような後方視認用窓(視認部25a)を設ける必要はない。

0059

なお、切欠き部2cや貫通孔2fを形成する場合においても切欠き部2cや貫通孔2fを小さく形成することで、リブ2bが設けられたことによるランプ1の漏光を低減し、意図した光を導光する効果は十分に得ることができる。

0060

本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、第1変形例で示した切欠き部2cおよび第2変形例で示した貫通孔2fは、ハウジング2の周縁部において、1箇所に設けられていてもよく、あるいは複数箇所に設けられていてもよい。

0061

1ランプ(射出成形体)
2ハウジング(第1成形部材)
2a 収容部
2bリブ
2c切欠き部
2d 壁部(第1壁部)
2e 底部
2f貫通孔
2g 凹部
2h迫り出し部
2i 迫り出し面
2j 第1当接面
3レンズ(第2成形部材)
3a天壁
3b 壁部(第2壁部)
3c 凸部
3e 第2当接面
4接合部
5導光部材(封入部材)
6基板(封入部材)
6a配線(封入部材)
6bサブ基板(封入部材)
7ターミナル(封入部材)
8LED(封入部材)
9樹脂接合材
10上金型
10aキャビティ
10b,10c 合せ面
11下金型
11a キャビティ
11b,11c 合せ面
12成形金型
13組付け構造体
14 空間部
15固定プレート
16位置決めピン
20ミラー装置
21メインカバー
22ローカバー
23,24ステーカバー
25 ボディ
25a視認部
26ミラー
26a 表示部
27ステーブラケット
30 ハウジング
40 レンズ

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