図面 (/)

技術 診療支援装置及び診療支援プログラム

出願人 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
発明者 橋本敬介丹羽慎太朗柴田真理子菅原通孝
出願日 2019年9月26日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-175982
公開日 2021年4月1日 (3ヶ月経過) 公開番号 2021-051703
状態 未査定
技術分野 医療・福祉事務
主要キーワード ウェアラブルデバイス 受容度 質問パターン 画像検査結果 性格特性 生活サイクル 常用薬 知識量
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2021年4月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

医師患者及びその家族との間の意思疎通が必要とされる場面において、コミュニケーションを円滑化すること。

解決手段

実施形態に係る診療支援装置は、質問取得部と、解析部と、変換部と、出力部とを具備する。質問取得部は、患者から医師への質問である第一の質問を取得する。解析部は、取得した第一の質問の内容を解析する。変換部は、解析した結果に基づいて、第一の質問を内容が同等であり、かつ表現の異なる第二の質問に変換する。出力部は、第二の質問を出力する。

概要

背景

従来、手術等を行なう前には、医師患者及びその家族に対して、病状及び治療法、更には、治療に伴うリスク等について説明を行うインフォームドコンセントが行なわれている。医師からの説明は、通常、印刷された文字による説明文書が患者及びその家族に手渡され、医師による口頭での説明の後、質疑応答が行なわれている。

例えば、疾患が乳がんである場合、インフォームド・コンセントでの患者への説明は、病状、治療法、及び合併症等の医療リスク、術後の注意日程に関する基本的な内容に限定されている。また、がん、脳卒中、心疾患表等、重篤な疾患に対しては、図表等を用いて手術の概要や手術に伴うリスク等について、患者及びその家族が頻繁に情報の入手を求める事項に関する解説を行なうFAQ等が用意されている病院医療情報提供インターネットサイト等が存在する。この様なFAQ等によって提供される情報も、一般的な内容に限定されており、個別に医師と相談した上で治療法の適応可否等が決定される形となっている。

一方で、インフォームド・コンセントの実施時において、患者及びその家族が医師の説明を冷静に聞くことは、その精神状態や専門的知識が乏しいことから、一般的に難しいと言える。

概要

医師と患者及びその家族との間の意思疎通が必要とされる場面において、コミュニケーションを円滑化すること。実施形態に係る診療支援装置は、質問取得部と、解析部と、変換部と、出力部とを具備する。質問取得部は、患者から医師への質問である第一の質問を取得する。解析部は、取得した第一の質問の内容を解析する。変換部は、解析した結果に基づいて、第一の質問を内容が同等であり、かつ表現の異なる第二の質問に変換する。出力部は、第二の質問を出力する。

目的

本発明が解決しようとする課題は、医師と患者及びその家族との間の意思疎通が必要とされる場面において、コミュニケーションを円滑化することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

患者から医師への質問である第一の質問を取得する質問取得部と、取得した前記第一の質問の内容を解析する第一の解析部と、前記解析した結果に基づいて、前記第一の質問を前記内容が同等であり、かつ表現の異なる第二の質問に変換する変換部と、前記第二の質問を出力する出力部と、を具備する診療支援装置

請求項2

前記変換部は、取得した前記第一の質問を、医学的表現に修正された前記第二の質問に変更する請求項1に記載の診療支援装置。

請求項3

前記変換部は、機微に配慮した表現に修正された前記第二の質問に変更する請求項1に記載の診療支援装置。

請求項4

前記変換部は、前記医師の属性情報に応じて、取得した前記第一の質問を前記第二の質問に変換する請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の診療支援装置。

請求項5

前記患者に関する医療情報と、前記患者に関する情報と、前記患者の行動に関する情報とを少なくとも用いて、前記患者に関する少なくとも一つの特性を決定する第二の解析部と、解析された前記少なくとも一つの特性に基づいて、前記第一の質問を作成する作成部と、をさらに具備する請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の診療支援装置。

請求項6

前記第二の解析部は、前記患者の行動に関する情報として、SNSにおける前記患者の情報、ウェブサイトを利用した前記患者の購買履歴、前記患者のウェブサイト閲覧履歴ITデバイスから取得される前記患者の行動情報、前記患者の電子決済に関する情報のうちの少なくとも一つを用いて、前記患者に関する少なくとも一つの特性を決定する請求項5に記載の診療支援装置。

請求項7

前記第二の解析部は、前記患者に関する情報として、前記患者の家族に関する情報、前記患者の職業に関する情報、前記患者の健康に関する情報、前記患者の体質に関する情報のうちの少なくとも一つを用いて、前記患者に関する少なくとも一つの特性を決定する請求項5又は6に記載の診療支援装置。

請求項8

前記第二の解析部は、前記患者に関する前記少なくとも一つの特性として、前記患者の先進医療に対する受容に関する特性である先進性特性、前記患者の医療リスクに対する受容に関する特性であるリスク特性、前記患者の経済性に関する特性である経済性特性、前記患者の性格に関する特性である性格特性、前記患者の医師との相性に関する相性特性、前記患者の医療リテラシーに関する特性である医療リテラシー特性、前記患者の健康に関わる特性である健康特性、前記患者の家族構成に関する特性である家族特性のうちの少なくとも一つを解析する請求項5乃至7のうちいずれか一項に記載の診療支援装置。

請求項9

患者に関する医療情報と、前記患者に関する情報と、前記患者の行動に関する情報とを少なくとも用いて、前記患者に関する少なくとも一つの特性を決定する解析部と、解析された前記少なくとも一つの特性に基づいて、前記患者から医師への質問である第一の質問を作成する作成部と、前記第一の質問を出力する出力部と、を具備する診療支援装置。

請求項10

コンピュータに、患者から医師への質問である第一の質問を取得する質問取得機能と、取得した前記第一の質問の内容を解析し、解析した結果に基づいて、前記第一の質問を前記内容が同等であり、且つ表現の異なる第二の質問に変換する変換機能と、前記第二の質問を出力する出力機能と、を実現させる診療支援プログラム

請求項11

患者に関する医療情報と、前記患者に関する情報と、前記患者の行動に関する情報とを少なくとも用いて、前記患者に関する少なくとも一つの特性を決定する解析機能と、解析された前記少なくとも一つの特性に基づいて、前記患者から医師への質問である第一の質問を作成する作成機能と、前記第一の質問を出力する出力機能と、を実現させる診療支援プログラム。

技術分野

0001

本発明の実施形態は、診療支援装置及び診療支援プログラムに関する。

背景技術

0002

従来、手術等を行なう前には、医師患者及びその家族に対して、病状及び治療法、更には、治療に伴うリスク等について説明を行うインフォームドコンセントが行なわれている。医師からの説明は、通常、印刷された文字による説明文書が患者及びその家族に手渡され、医師による口頭での説明の後、質疑応答が行なわれている。

0003

例えば、疾患が乳がんである場合、インフォームド・コンセントでの患者への説明は、病状、治療法、及び合併症等の医療リスク、術後の注意日程に関する基本的な内容に限定されている。また、がん、脳卒中、心疾患表等、重篤な疾患に対しては、図表等を用いて手術の概要や手術に伴うリスク等について、患者及びその家族が頻繁に情報の入手を求める事項に関する解説を行なうFAQ等が用意されている病院医療情報提供インターネットサイト等が存在する。この様なFAQ等によって提供される情報も、一般的な内容に限定されており、個別に医師と相談した上で治療法の適応可否等が決定される形となっている。

0004

一方で、インフォームド・コンセントの実施時において、患者及びその家族が医師の説明を冷静に聞くことは、その精神状態や専門的知識が乏しいことから、一般的に難しいと言える。

先行技術

0005

特開2011−193989号公報
特開2014−50712号公報

発明が解決しようとする課題

0006

本発明が解決しようとする課題は、医師と患者及びその家族との間の意思疎通が必要とされる場面において、コミュニケーションを円滑化することである。

課題を解決するための手段

0007

実施形態に係る診療支援装置は、質問取得部と、解析部と、変換部と、出力部とを具備する。質問取得部は、患者から医師への質問である第一の質問を取得する。解析部は、取得した前記第一の質問の内容を解析する。変換部は、前記解析した結果に基づいて、前記第一の質問を前記内容が同等であり、かつ表現の異なる第二の質問に変換する。出力部は、前記第二の質問を出力する。

図面の簡単な説明

0008

図1は、第1の実施形態に係る診療支援システムの構成例を示す図である。
図2は、患者側端末の構成を説明するための図である。
図3は、質問作成機能が作成した変換前質問のリストの一例を示している。
図4は、質問作成機能が作成した変換前質問のリストの他の例を示している。
図5は、質問支援サーバの構成を説明するための図である。
図6は、図3に示した各変換前質問が、「失礼の無いように機微に配慮した表現(マイルドな表現)である質問」としてどのような変換後質問に変換されたかを示したテーブルである。
図7は、図4に示した各変換前質問が、「医学的に適切な表現である質問」としてどのような変換後質問に変換されたかを示したテーブルである。
図8は、担当医師側端末の構成を説明するための図である。
図9は、第1の実施形態に係る診療支援装置としての質問支援サーバが実行する質問変換処理の流れを示したフローチャートである。
図10は、本変形例に係る質問支援サーバの構成を示した図である。
図11は、変換前質問が、属性情報と質問先属性を含む表現変換テーブルとを用いてどのような変換後質問に変換されたかを示したテーブルである。
図12は、変形例1に係る診療支援装置としての質問支援サーバが実行する質問変換処理の流れを示したフローチャートである。
図13は、第2の実施形態に係る診療支援システムの構成例を示す図である。
図14は、第2の実施形態に係る診療支援システムにおける患者側端末の構成を説明するための図である。
図15は、患者に関する医療情報の一例を患者毎に示した図である。
図16は、特性が分類された患者の行動に関する情報の例を示した図である。
図17は、特性が分類された患者の行動に関する情報の他の例を示した図である。
図18は、特性が分類された患者の行動に関する情報の他の例を示した図である。
図19は、特性が分類された患者の行動に関する情報の他の例を示した図である。
図20は、特性が分類された患者の行動に関する情報の他の例を示した図である。
図21は、特性が分類された患者の行動に関する情報の他の例を示した図である。
図22は、患者情報解析機能による解析結果の例を説明するための図である。
図23は、患者情報解析機能による解析結果の他の例を説明するための図である。
図24は、質問作成機能によって自動作成された質問の例を説明するための図である。
図25は、質問作成機能によって自動作成された質問の他の例を説明するための図である。
図26は、質問作成処理の流れを示したフローチャートである。
図27は、第3の実施形態に係る診療支援システムの構成例を示す図である。

実施例

0009

以下、各実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。また、実施形態は、構成に矛盾が生じない範囲で他の構成や従来技術との組み合わせが可能である。

0010

(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る診療支援システムSY1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る診療支援システムSY1は、患者側端末3、質問支援サーバ、担当医師側端末7、病院データベース9を具備している。それぞれの装置は、インターネットを介して他の装置と通信可能である。

0011

病院データベース9は、例えば病院内に設置され、HIS(Hospital Information System)、RIS(Radiology Information System)、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)等から患者毎の医療情報を取得して格納する。

0012

以下、患者側端末3、質問支援サーバ、担当医師側端末7のそれぞれの構成について詳しく説明する。

0013

[患者側端末3]
患者側端末3は、インフォームド・コンセント等の医師から患者への説明において、患者やその家族からの自由な質問を受け付け情報処理装置である。患者側端末3は、典型的には、患者自身が有する携帯電話スマートフォンを含む)、パーソナルコンピュータタブレット型含む)等である。なお、以下においては、説明を具体的にするため、インフォームド・コンセントにおいて、患者自身が医師に質問する場合を例とする。

0014

図2は、患者側端末3の構成を説明するための図である。同図に示す様に、患者側端末3は、第1の処理回路30、第1の記憶回路31、第1の入力I/F回路32、第1のディスプレイ33、第1の通信I/F回路34を具備している。

0015

第1の処理回路30は、患者側端末3の処理全体を制御するCPUとしてのプロセッサである。例えば、第1の処理回路30は、第1の入力I/F回路32を介して操作者から受け付けた入力操作に応じて、患者側端末3の構成要素を制御する。また、例えば、第1の処理回路30は、第1の記憶回路31が記憶する各種データ、又は、各種入力処理を行うためのGUI演算処理結果等を表示するように第1のディスプレイ33を制御する。

0016

また、第1の処理回路30は、質問受付機能301、質問作成機能302、変換用質問送信機能303、変換後質問取得機能304を有している。

0017

質問受付機能301は、インフォームド・コンセント等の医師から患者への説明に際して、質問変換処理の指示、患者が医師に希望する質問の直接入力、質問の選択、質問を作成するための条件やキーワード等を受け付ける。

0018

質問作成機能302は、質問受付機能301を介して入力された情報、病院データベース9から取得された当該患者に関する医療情報に基づいて、患者が医師に希望する質問を作成する。質問作成機能302が作成する質問は、患者本人の操作に応じて、直接入力された質問そのものとなることもあれば、質問受付機能301が受け付けた質問を作成するための条件やキーワード等に基づいて選択された或いは作成された質問となることもある。

0019

例えば、質問作成機能302は、「女性」、「乳がん」、「子供なし」、「30代」、「切除を希望しない」といった情報が質問受付機能301を介して入力された場合には、これらの情報を、インターネットを介して質問支援サーバ5に送信する。質問作成機能302は、送信した情報に基づいて抽出された質問の候補を質問支援サーバ5から受け取り、第1のディスプレイ33に表示させる。質問作成機能302は、表示された質問候補リストの中から、患者に所望の質問を対話的に選択させる。患者は、自身が選択した質問について、第1の入力I/F回路32を介してさらにアレンジすることも可能である。

0020

なお、質問作成機能302によって作成された質問については、後述する変換処理を受ける前の質問であることから、「変換前質問」と呼ぶことがある。

0021

また、質問作成機能302は、質問受付機能301を介して入力された情報、病院データベース9から取得された当該患者に関する医療情報を入力とし、患者が医師に希望する質問を出力するAIモデル(例えば、ディープニューラルネットワーク(Deep Neural Network:DNN)によって質問を作成するようにしてもよい。係る場合、上記AIモデルは、患者が入力する種々の情報及び病院データベース9から取得された医療情報を入力データとし、「質問」を教師データとするトレーニングデータを用いて作成される。

0022

図3は、質問作成機能302が作成した変換前質問のリストの一例を示している。図4は、質問作成機能302が作成した変換前質問のリストの他の例を示している。図3図4に示すように、変換前質問は、医学的知識に乏しい患者自身によって作成されたものであり、また、医師にそのまま送るものではない。このため、患者自身の現在の心情が端的に表れたものとなっており、自由に表現されている。

0023

変換用質問送信機能303は、質問作成機能302によって作成された質問(変換前質問)を、第1の通信I/F回路34を介して質問支援サーバに送信する。

0024

変換後質問取得機能304は、質問支援サーバにおいて変換された質問(変換後質問)を、第1の通信I/F回路34を介して質問支援サーバから取得する。

0025

なお、質問受付機能301、質問作成機能302、変換用質問送信機能303、変換後質問取得機能304は、CPUとしての第1の処理回路30が制御プログラムを実行することにより実現される。しかしながら、当該例に限定されず、質問受付機能301、質問作成機能302、変換用質問送信機能303、変換後質問取得機能304の一部又は全部を、同様の各機能を実行するように設計された専用のハードウェア、例えばASIC(Application Specific IntegratedCircuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)等の半導体集積回路や従来の回路モジュール等によって実現するようにしてもよい。

0026

第1の記憶回路31は、第1の処理回路30に接続され、後述する質問作成を行うための専用プログラム等を記憶する。例えば、第1の記憶回路31は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子や、ハードディスク光ディスク等によって実現される。

0027

第1の入力I/F回路32は、第1の処理回路30に接続され、操作者から受け付けた入力操作を電気信号に変換して第1の処理回路30に出力する。例えば、第1の入力I/F回路32は、トラックボールスイッチボタンマウスキーボードタッチパネル等によって実現される。

0028

第1のディスプレイ33は、第1の処理回路30に接続され、第1の処理回路30から出力される各種情報及び各種画像データを表示する。例えば、第1のディスプレイ33は、液晶モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタ、タッチパネル等によって実現される。

0029

第1の通信I/F回路34は、第1の処理回路30に接続され、質問支援サーバ、担当医師側端末7、病院データベース9との間で行われる各種データの伝送及び通信を制御する。例えば、第1の通信I/F回路34は、質問支援サーバ、病院データベース9から各種データを受信し、第1の処理回路300に出力する。例えば、第1の通信I/F回路34は、ネットワークカードネットワークアダプタ、NIC(Network Interface Controller)等によって実現される。

0030

[質問支援サーバ5]
質問支援サーバ5は、インフォームド・コンセント等の医師から患者への説明において、患者によって作成された自由な質問を患者側端末3より受け付け、「表現が適切化された質問」に自動的に変換する。質問支援サーバ5は、サービスプロバイダが提供するサーバであり、例えばクラウド上に設置される情報処理装置(コンピュータ)である。質問支援サーバ5は、変換された質問(「変換後質問」とも呼ぶ。)を、患者側端末3、担当医師側端末7に、それぞれ所定のタイミングで自動的に送信する。

0031

なお、「表現が適切化された質問」とは、「医学的に適切な表現である質問」、又は「失礼の無いように機微に配慮した表現(マイルドな表現)である質問」を意味する。

0032

図5は、質問支援サーバ5の構成を説明するための図である。同図に示す様に、質問支援サーバ5は、第2の処理回路50、第2の記憶回路51、第2の入力I/F回路52、第2のディスプレイ53、第2の通信I/F回路54を具備している。

0033

第2の記憶回路51は、第2の処理回路50に接続され、後述する質問変換を行うための専用プログラム等を記憶する。

0034

また、第2の記憶回路51は、変換前質問事例テーブル(変換前質問事例データベース)を記憶する。この変換前質問事例テーブルは、過去に作成された変換前質問、予め作成された想定される変換前質問につき、症例、性別年齢家族構成治療方針等によって分類され、検索可能なデータベースである。この変換前質問事例テーブルを用いて、患者から受け付けた条件やキーワード等に基づいて候補となる変換前質問を抽出することができる。

0035

また、第2の記憶回路51は、「表現が適切化されていない質問」を「表現が適切化された質問」に変換するための表現変換テーブル(表現変換データベース)を予め記憶する。この表現変換テーブルは、患者が自由に作成した変換前質問と、表現が適切化された質問としての変換後質問とを、種々の質問パターン毎に対応付けたテーブルである。例えば、表現変換テーブルは、「手術は受けたくない(なんとかならないか?)」という変換前質問と、「治療を行わない場合の医学的デメリットは何ですか?抗がん剤副作用苦しむのは望みません。」、「治療費はいくらぐらいかかりますか?費用心配です。」、「自宅近所で治療を受けられる施設紹介していただけないでしょうか?」といった変換後質問とを対応付けるものである。この表現変換テーブルを参照することで、変換前質問を表現が適切化された質問に変換することができる。

0036

なお、第2の記憶回路51は、例えば、第2の記憶回路51は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。

0037

第2の処理回路50は、質問支援サーバの処理全体を制御するCPUとしてのプロセッサである。第2の処理回路50は、変換前質問取得機能501、質問変換機能502、変換後質問送信機能503を有している。

0038

変換前質問取得機能501は、患者から医師への質問である第一の質問を取得する。すなわち、変換前質問取得機能501は、患者側端末3から送信される変換前質問を取得する。変換前質問取得機能501は、患者側端末3から受け取った「女性」、「乳がん」、「子供なし」、「30代」、「切除を希望しない」といった条件やキーワードに基づいて、変換前質問事例テーブルから候補となる変換前質問を抽出する。変換前質問取得機能501は、抽出された変換前質問を、インターネットを介して患者側端末3に送信する。

0039

質問変換機能502は、第一の解析部、変換部に対応し、取得した第一の質問としての変換前質問の内容を解析し、解析した結果に基づいて、変換前質問を内容が同等であり、且つ表現の異なる第二の質問に変換する。ここで、質問変換機能502が行う解析は、変換前質問に含まれる表現に基づいて、表現変換テーブルに予め登録されている変換前質問のうちのいずれに該当するかを判定するものである。質問変換機能502は、例えば、第2の記憶回路51に予め記憶された表現変換テーブルを参照して、患者側端末3から送信された変換前質問を、表現が適切化された質問としての変換後質問に変換する(変換後質問の作成)。

0040

図6は、図3に示した各変換前質問が、「失礼の無いように機微に配慮した表現(マイルドな表現)である質問」としてどのような変換後質問に変換されたかを示したテーブルである。例えば、図6に示す様に、「この先生は頼りない。この先生で大夫だろうか?」という変換前質問は、解析の結果に基づいて、「実績のある医師に手術をお願いしたいのですが、部長先生にお願いできないでしょうか?」という内容が同等であり表現の異なる変換後質問に変換されている。

0041

仮に、担当医師に、そのまま「この先生は頼りない。この先生で大丈夫だろうか?」という変換前質問をした場合には、医師にとっては失礼な質問となる。一方、患者からすれば、失礼な質問になるため、本音であるにも関わらず質問することができないこともある。一方、「実績のある医師に手術をお願いしたいのですが、部長先生にお願いできないでしょうか?」という変換後質問であれば、担当医師に対して失礼な質問とはならず、且つ患者も自身の希望に沿った質問をすることが可能となる。

0042

図7は、図4に示した各変換前質問が、「医学的に適切な表現である質問」としてどのような変換後質問に変換されたかを示したテーブルである。例えば、図7に示す様に、「子供が産めなくなるのは嫌だ」という変換前質問は、「妊孕性を確保する治療法をご推奨いただけないでしょうか?」、「卵子凍結等、治療後の妊娠について教えていただけないでしょうか?」という変換後質問に変換されている。従って、担当医師は、卵子凍結等の具体的な手法を含めて患者の質問に回答することができる。また、医学的知識が乏しい患者であっても、医学的な具体例を挙げて担当医師に質問をすることができる。

0043

なお、質問変換機能502は、例えば、変換前質問を入力とし、「表現が適切化された質問」としての変換後質問を出力とするAIモデル(DNN)によって質問を変換するようにしてもよい。係る場合、上記AIモデルは、「表現が適切化されていない質問」としての変換前質問を入力データとし、「表現が適切化された質問」としての変換後質問を教師データとするトレーニングデータを用いて作成される。

0044

変換後質問送信機能503は、第二の質問を出力する。変換後質問送信機能503は、質問変換機能502によって作成された変換後質問を、第2の通信I/F回路54を介して患者側端末3、担当医師側端末7に、それぞれ所定のタイミングで送信する。具体的には、変換後質問送信機能503は、変換後質問を、第2の通信I/F回路54を介して患者側端末3に送信する。その後、患者側端末3から変換後質問について担当医師側端末7への送信指示を受け取った場合には、変換後質問送信機能503は、変換後質問を、第2の通信I/F回路54を介して担当医師側端末7に送信する。

0045

なお、変換前質問取得機能501、質問変換機能502、変換後質問送信機能503は、CPUとしての第2の処理回路50が制御プログラムを実行することにより実現される。しかしながら、当該例に限定されず、変換前質問取得機能501、質問変換機能502、変換後質問送信機能503の一部又は全部を、同様の各機能を実行するように設計された専用のハードウェア、例えばASIC、DSP、FPGA等の半導体集積回路や従来の回路モジュール等によって実現するようにしてもよい。

0046

第2の入力I/F回路52は、第2の処理回路50に接続され、操作者から受け付けた入力操作を電気信号に変換して第2の処理回路50に出力する。例えば、第2の入力I/F回路52は、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、タッチパネル等によって実現される。

0047

第2のディスプレイ53は、第2の処理回路50に接続され、第2の処理回路50から出力される各種情報及び各種画像データを表示する。例えば、第2のディスプレイ53は、液晶モニタやCRTモニタ、タッチパネル等によって実現される。

0048

第2の通信I/F回路54は、第2の処理回路50に接続され、患者側端末3、担当医師側端末7、病院データベース9との間で行われる各種データの伝送及び通信を制御する。例えば、第2の通信I/F回路54は、患者側端末3、病院データベース9から各種データを受信し、第2の処理回路500に出力する。例えば、第2の通信I/F回路54は、ネットワークカードやネットワークアダプタ、NIC等によって実現される。

0049

[担当医師側端末7]
担当医師側端末7は、例えば病院内の担当医師の等に設置される情報処理装置(コンピュータ)である。担当医師側端末7は、質問支援サーバから送信される「表現が適切化された質問」としての変換後を受信し、所定の形態で表示する。担当医師側端末7は、典型的にはパーソナルコンピュータ(タブレット型含む)である。

0050

図8は、担当医師側端末7の構成を説明するための図である。図8に示す様に、担当医師側端末7は、第3の処理回路70、第3の記憶回路71、第3の入力I/F回路72、第3のディスプレイ73、第3の通信I/F回路74を具備している。

0051

第3の処理回路70は、担当医師側端末7の処理全体を制御するCPUとしてのプロセッサである。例えば、第3の処理回路70は、第3の入力I/F回路72を介して操作者から受け付けた入力操作に応じて、担当医師側端末7の構成要素を制御する。また、例えば、第3の処理回路70は、第3の記憶回路71が記憶する各種データ、又は、各種入力処理を行うためのGUI、演算処理結果等を表示するように第3のディスプレイ73を制御する。また、第3の処理回路70は、変換後質問取得機能701を有している。

0052

変換後質問取得機能701は、質問支援サーバから送信される「表現が適切化された質問」を第3の通信I/F回路74を介して取得し、所定の形態で第3のディスプレイ73に表示する。

0053

なお、変換後質問取得機能701は、CPUとしての第3の処理回路70が制御プログラムを実行することにより実現される。しかしながら、当該例に限定されず、変換後質問取得機能701の一部又は全部を、同様の各機能を実行するように設計された専用のハードウェア、例えばASIC、DSP、FPGA等の半導体集積回路や従来の回路モジュール等によって実現するようにしてもよい。

0054

第3の記憶回路71は、第3の処理回路70に接続され、後述する質問表示を行うための専用プログラム等を記憶する。例えば、第3の記憶回路71は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。

0055

第3の入力I/F回路72は、第3の処理回路70に接続され、操作者から受け付けた入力操作を電気信号に変換して第3の処理回路70に出力する。例えば、第3の入力I/F回路72は、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、タッチパネル等によって実現される。

0056

第3のディスプレイ73は、第3の処理回路70に接続され、第3の処理回路70から出力される各種情報及び各種画像データを表示する。例えば、第3のディスプレイ73は、液晶モニタやCRTモニタ、タッチパネル等によって実現される。

0057

第3の通信I/F回路74は、第3の処理回路70に接続され、質問支援サーバ、病院データベース9との間で行われる各種データの伝送及び通信を制御する。例えば、第3の通信I/F回路74は、質問支援サーバ、病院データベース9から各種データを受信し、第3の処理回路70に出力する。例えば、第3の通信I/F回路74は、ネットワークカードやネットワークアダプタ、NIC等によって実現される。

0058

(質問変換処理)

0059

図9は、第1の実施形態に係る診療支援装置αとしての質問支援サーバ5が実行する質問変換処理の流れを示したフローチャートである。同図を参照しながら、質問変換処理について説明する。

0060

図9に示す様に、まず、質問取得機能501は、患者側端末3から変換前質問を取得する(ステップS1)。

0061

質問変換機能502は、患者側端末3から取得した変換前質問を解析する(ステップS2)。すなわち、質問変換機能502は、取得した変換前質問に含まれる表現に基づいて、表現変換テーブルに予め登録されている変換前質問のうちのいずれに該当するかを判定する。

0062

質問変換機能502は、例えば表現変換テーブルを参照して、取得した変換前質問を表現が適切化された質問に変換し、変換後質問を作成する(ステップS3)。

0063

変換後質問送信機能503は、質問変換機能502によって作成された変換後質問を、第2の通信I/F回路54を介して患者側端末3に送信する(ステップS4)。

0064

患者側端末3の変換後質問取得機能304は、質問支援サーバ5から変換後質問を取得する。取得された変換後質問は、第1のディスプレイ33に表示される。患者は、表示された変換後質問の内容を確認する。また、患者は、表示された変換後質問が複数ある場合には、自身の希望に合致する質問を選択する。

0065

患者は、自身の希望する質問と齟齬が無ければ、第1の入力I/F回路32を介して医師への送信を指示する。なお、医師への変換後質問の送信は、患者側端末3から行ってもよいし、患者側端末3からの指示に基づいて質問支援サーバ5から行ってもよい。

0066

以上述べた本実施形態に係る診療支援装置αは、患者から医師への質問である者第一の質問としての変換前質問を取得する変換前質問取得機能501と、取得した第一の質問としての変換前質問の内容を解析し、解析した結果に基づいて、変換前質問を内容が同等であり、且つ表現の異なる第二の質問としての変換後質問に変換する質問変換機能502と、変換後質問を出力する変換後質問送信機能503とを具備する。すなわち、患者が自らによって作成した変換前質問を変換して、「医学的に適切な表現」、又は「失礼の無いように機微に配慮した表現」である変換後質問を作成することができる。作成された変換後質問は、例えば患者本人が確認した後、医師に送信される。

0067

従って、インフォームド・コンセント等に代表される医師と患者及びその家族との間の意思疎通が必要とされる場面において、医師の経験や技量、医療リスク等、お互いにとって機微な内容について、多忙な医師に質問するのを患者が躊躇すること、納得しないまま治療法を受け入れることを防ぐことができる。その結果、医師と患者及びその家族間のコミュニケーションが円滑になり、説明時間の短縮や効率化、診療における質の向上を実現ことができる。

0068

インフォームド・コンセントの背景踏まえて、本実施形態に係る診療支援装置αが実現する効果についてさらに詳細に説明する。患者本人及びその家族には、固有な問題が存在している。例えば、患者の治療に伴って、死亡後遺症に関するリスク、治療費が支払えないかもしれないという不安、収入がなくなる/減少する等の経済的な問題、入院治療時に世話をしてもらえる近親者が存在しない、社会復帰が困難になる等の社会的な問題等である。一方で、しかし、医師側は多忙であるため、一々、患者及びその家族に関する固有の問題に立ち入ることは困難であり、患者及びその家族から質問や相談が出されない限り対応することはないと言える。

0069

また、患者及びその家族は、医師が多忙であること、また、面倒な質問や相談を行なった場合、手術やその後のケアにおいて不利益こうむるのではないかと心配する等、質問や相談を行なうことを遠慮しがちである。同様に、セカンドオピニオンを受けることを思い立っても、その後の医師との関係への悪影響を懸念して言い出せない場合がある。この場合、患者及びその家族は、盲目的に医師の説明及び提案に従うことになる。

0070

さらに、近年、特にインターネット上に医療情報が豊富に提供されているため、患者及びその家族は研究段階で科学的な実証が不完全な治療法や根拠の怪しい代替療法等の情報に触れた場合、医師がこれらの情報を意図して秘匿しているのではないかとの疑念を持つことがある。科学的な根拠の乏しい治療法を受けるために、適切な病院での治療を中止してしまい、結果的に患者及びその家族の不利益となってしまうこともあり得る。

0071

本実施形態に係る診療支援装置によれば、患者自ら意思に基づく患者ベースの質問を、医学的な情報を補った表現として、或いは医師に対して失礼の無いような表現に自動的に変換することができる。従って、インフォームド・コンセント等における上述した個々の状況においても、患者は医師に対して納得のいく質問をすることができる。一方、医師は、患者が本当に知りたいことを正しく把握することができる。その結果、医師と患者及びその家族間のコミュニケーションが円滑になり、説明時間の短縮や効率化、診療における質の向上を実現することができる。

0072

(変形例1)
次に、第1の実施形態に係る診療支援装置αとしての質問支援サーバ5が実行する質問変換処理の変形例について説明する。本変形例は、質問支援サーバ5が実行する質問変換処理において、質問の送り先である医師の属性(質問先属性)を考慮して、さらに個別の質問に変換するものである。

0073

図10は、本変形例に係る質問支援サーバ5の構成を示した図である。同図に示す様に、本変形例に係る質問支援サーバ5は、図3に示した構成に加えて、質問先属性情報取得機能504をさらに有している。また、第2の記憶回路51は、質問先属性を含む表現変換テーブルをさらに格納する。

0074

ここで、質問先属性を含む表現変換テーブルとは、質問の送り先である各医師の属性情報(例えば名前、年齢、性別、主治医医師であるか否か、医師としての経歴専門分野、当該病院の勤務年数、常勤、非常勤等の属性)を考慮して、変換後質問のコンテンツを質問対象とする医師毎に細分化したデータベースである。

0075

質問先属性情報取得機能504は、患者側端末3、担当医師側端末7、病院データベース9等から、インターネットを介して質問先となる医師の属性情報(質問先属性情報)を取得する。

0076

質問変換機能502は、例えば、質問先属性情報取得機能504によって取得された属性情報と質問先属性を含む表現変換テーブルとを用いて、患者側端末3から送信された変換前質問を、表現が適切化された質問としての変換後質問に変換する(変換後質問の作成)。

0077

図11は、変換前質問が、属性情報と質問先属性を含む表現変換テーブルとを用いてどのような変換後質問に変換されたかを示したテーブルである。例えば、図11に示す様に、足のむくみで時々通院している高齢者が「足がフラフラするから薬を貰えますか?」という変換前質問を作成した場合を想定する。係る場合において、属性情報から「血管外科の専門医で主治医(A医師)」が質問先となる場合には、A医師は当該患者のことをよく知っていることから、「浮腫が悪化して歩行が困難になりました。常用薬を処方してください。」という変換後質問が作成される。また、属性情報から「アルバイト当直医(B医師)」が質問先となる場合には、いつもの治療の内容を詳細に伝えるために、「下肢の浮腫が悪化して歩行が困難になりました。カルテの記載通り、利尿剤のXをYmg処方してください。」という変換後質問が作成される。また、属性情報から「中堅内科医で主治医ではない(C医師)」が質問先となる場合には、原因は伝えるが、治療内容は簡略化するために、「下肢の浮腫が悪化して歩行が困難になりました。利尿剤を処方してください。」という変換後質問が作成される。仮に、C医師が「足がフラフラするから薬を貰えますか?」という変換前質問をそのまま受け取った場合、足がフラフラする原因として脳梗塞疑う可能性が高い。このため、不要な検査診断が発生する可能性がある。しかしながら、変換前質問を、属性情報と質問先属性を含む表現変換テーブルとを用いて適切に変換することで、不要な検査と診断が発生するのを抑制することができる。

0078

なお、変形例に係る質問変換機能502についても、例えば、変換前質問を入力とし、「質問先属性を考慮して表現が適切化された質問」としての変換後質問を出力とするAIモデル(DNN)によって質問を変換するようにしてもよい。係る場合、上記AIモデルは、「表現が適切化されていない質問」としての変換前質問を入力データとし、「質問先属性を考慮して表現が適切化された質問」としての変換後質問を教師データとするトレーニングデータを用いて作成される。

0079

また、質問変換機能502、質問先属性情報取得機能504は、CPUとしての第2の処理回路50が制御プログラムを実行することにより実現される。しかしながら、当該例に限定されず、質問変換機能502、質問先属性情報取得機能504の一部又は全部を、同様の各機能を実行するように設計された専用のハードウェア、例えばASIC、DSP、FPGA等の半導体集積回路や従来の回路モジュール等によって実現するようにしてもよい。

0080

図12は、変形例1に係る診療支援装置αとしての質問支援サーバ5が実行する質問変換処理の流れを示したフローチャートである。図12を参照しながら、質問変換処理について説明する。

0081

図12に示す様に、まず、質問取得機能501は、患者側端末3から変換前質問を取得する(ステップS11)。

0082

質問先属性情報取得機能504は、患者側端末3、担当医師側端末7、病院データベース9等から、インターネットを介して質問先属性情報を取得する(ステップS12)。

0083

質問変換機能502は、患者側端末3から取得した変換前質問を解析する(ステップS2)。すなわち、質問変換機能502は、取得した変換前質問に含まれる表現に基づいて、表現変換テーブルに予め登録されている変換前質問のうちのいずれに該当するかを判定する。

0084

質問変換機能502は、ステップS12において取得された質問先属性情報と質問先属性を含む表現変換テーブルとを用いて、患者側端末3から送信された変換前質問を、質問先属性情報を考慮して変換後質問に変換する(変換後質問の作成:ステップS14)。

0085

変換後質問送信機能503は、ステップS14において作成された変換後質問を、第2の通信I/F回路54を介して患者側端末3に送信する(ステップS15)。

0086

以上述べた変形例1に係る診療支援装置αとしての質問支援サーバ5によれば、質問の送り先である医師の属性をも考慮して、目的に沿った変換後質問を作成することができる。その結果、医師と患者及びその家族との間の意思疎通が必要とされる場面において、コミュニケーションをより円滑化することができる。

0087

(変形例2)
上記実施形態においては、独立した装置である質問支援サーバ5が診療支援装置αとして機能する場合を例として説明した。しかしながら、当該例に限定する趣旨ではなく、例えば患者側端末3が診療支援装置αとして機能するようにしてもよい。

0088

(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る診療支援システムSY2について説明する。第2の実施形態に係る診療支援システムSY2は、インフォームド・コンセント等の患者説明において、患者及びその家族が不安や疑問感じるであろう事柄について医師にしたい質問を予測し自動的に作成するものである。

0089

図13は、第2の実施形態に係る診療支援システムSY2の構成例を示す図である。図13に示すように、本実施形態に係る診療支援システムSY2は、診療支援装置βとしての患者側端末3、質問支援サーバ、担当医師側端末7、病院データベース9を具備している。

0090

なお、図13において、患者側端末3、質問支援サーバ、担当医師側端末7、病院データベース9のそれぞれの構成について、既に説明したものと共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。

0091

[患者側端末3]
図14は、第2の実施形態に係る診療支援システムSY2における患者側端末3の構成を説明するための図である。同図に示す様に、患者側端末3は、図2に示した構成に加えて、患者情報取得機能305、患者情報解析機能306をさらに有している。また、第1の記憶回路31は、特性内容テーブル(特性内容データベース)、予測質問事例テーブル(予測質問事例データベース)を記憶する。

0092

ここで、特性内容テーブルとは、後述する特性についての内容(特性内容)を、取得した情報に含まれる種々のキーワードの組み合わせ毎に分類したテーブルであり、キーワードによって検索可能なデータベースである。

0093

また、予測質問事例テーブルは、過去に作成された質問、予め作成された想定される質問につき、特性内容に含まれる種々のキーワードの組み合わせ毎に分類したテーブルである。予測質問事例テーブルは、特性内容に含まれる種々のキーワードによって検索可能なデータベースである。

0094

患者情報取得機能305は、患者情報を取得する。

0095

ここで、患者情報とは、「患者に関する情報」、「患者に関する医療情報」、「患者の行動に関する情報」のうちの少なくとも一つを含む情報である。

0096

「患者に関する情報」は、患者の家族に関する情報(配偶者の有無、家族構成、出身地等)、患者の職業に関する情報(現在働いているか否か、現在又は過去の職種医療関係者か否か、所得通勤に関する情報等)、患者の健康に関する情報(年齢、性別、身長、体重、体脂肪率腹囲長皮下脂肪厚血糖値呼吸体動いびき音、現在の健康状態喫煙習慣の有無、飲酒習慣の有無、運動習慣の有無、運動種別歩く習慣の有無、一日の歩数、平均睡眠時間、一日や一週間の生活サイクル等)、患者の体質に関する情報(血圧心拍数心電図波形血中酸素飽和度(SpO2))を少なくとも一つを含む情報である。

0097

「患者に関する医療情報」は、当該患者の疾患、現在の疾患についての治療方法、飲んでいる薬の名前、過去の病歴等の情報である。

0098

図15は、患者に関する医療情報の一例を患者毎に示した図である。図15に示す様に、「患者A:乳がん、女性40、過去に大きな病歴なし。祖母、母に乳がんの既往歴あり。」、「患者B:女性50才、乳がん再発。3年前に外科手術/化学療法/放射線療法を受けた。」、「患者C:男性70才、糖尿病が進行し、糖尿病性腎症発症。」、「患者D:女性40才、乳がん。検査の結果、ステージ2、トリプルネガティブのタイプと診断。画像検査結果では、浸潤はない模様。過去に大きな病歴なし。祖母、母に乳がんの既往歴あり。毎年、健康診断受診している。」といった様に、各患者の医療情報を含むものである。なお、この患者に関する医療情報は、例えば、病院データベース9等からセキュアな環境で取得することができる。

0099

また、「患者の行動に関する情報」は、SNSにおける患者の情報、ウェブサイトを利用した患者の購買履歴、患者のウェブサイト閲覧履歴ITデバイスアプリケーションソフトから取得される患者の日常生活における行動情報、患者の電子決済に関する情報(例えば、クレジットカードの使用に関する情報)のうちの少なくとも一つを含む情報である。

0100

なお、上述した患者に関する情報、患者に関する医療情報、患者の行動に関する情報の詳細は、あくまでも一例に過ぎない。また、患者に関する情報、患者に関する医療情報、患者の行動に関する情報との間では、情報が重複することもある。例えば、上記においては「年齢、性別、身長、体重、体脂肪率、腹囲長、皮下脂肪厚、血糖値等」は患者に関する情報として分類したが、これらは例えばHIS等を介して患者に関する医療情報としても取得することができる。また、例えば、上記においては「喫煙習慣の有無、飲酒習慣の有無、運動習慣の有無、運動種別、歩く習慣の有無、一日の歩数、平均睡眠時間、一日や一週間の生活サイクル等」は患者に関する情報として分類したが、これらは例えば患者側端末3等を介して患者の行動に関する情報としても取得することができる。

0101

患者情報取得機能305は、上記患者情報を、当該患者側端末3、他の携帯電話やスマートフォン、ウェアラブルデバイス等を介して、又はSNS等のインターネット上の情報の中から取得する。また、患者情報取得機能305は、第1の入力I/F回路32を介した患者からの直接入力により取得する。

0102

患者情報解析機能306は、第二の解析部に対応し、患者に関する医療情報、患者に関する情報、患者の行動に関する情報を少なくとも用いて、患者に関する少なくとも一つの特性を決定する。具体的には、患者情報解析機能306は、患者に関する医療情報、患者に関する情報、患者の行動に関する情報を少なくとも用いて、患者に関して例えば以下の8つの特性の少なくともいずれに分類されるかを決定する。

0103

(1)先進性特性−先進的な治療法か標準的治療法のどちらを好むか等、先進医療の受容に関する特性

0104

(2)リスク特性−合併症や医療リスクに対する受容度等に関する特性

0105

(3)経済性特性−治療費の支払い能力や自費医療等の高額医療を受容するか等の経済性に関する特性

0106

(4)性格特性−楽天的か、慎重か等、本人の性格に関する特性

0107

(5)相性特性−好みの医師のタイプや性格等、相手との相性に関する特性

0108

(6)医療リテラシー特性−医療に関する知識量や医療に対する理解度

0109

(7)健康特性−年齢、性別、喫煙/飲酒/運動習慣/睡眠習慣や体質等の健康に関する特性
(8)家族特性−家族構成(既婚/未婚、子供の数(年齢/性別)、別居/同居等)に関する特性

0110

なお、一つの情報が複数の特性に該当することもある。例えば、先進的な治療法に関する情報は、先進性特性及び経済性特性に該当する場合がある。

0111

図16図21は、患者情報解析機能306によって特性が分類された、患者情報取得機能305によって取得された情報の一例を示した図である。

0112

すなわち、図16は、患者の行動に関する情報としての個人(患者)の購買履歴について、特性の解析結果を示したテーブルである。例えば、図16に示した様に、「ひと月の購買金額合計」は、「経済性特性」に分類される。また、「嗜好品宝くじネット)の購買履歴」は、「性格特性」、「リスク特性」、「経済特性」に分類される。「アルコールタバコ等の購入履歴」は、「経済性特性」、「性格特性」、「リスク特性」、「先進性特性」に分類される、なお、「アルコール、タバコ等の購入履歴」については、医学的見地の情報となり得るため、「医療情報」としても分類される。

0113

また、図17は、患者の行動に関する情報としてのウェブの閲覧履歴について、特性の解析結果を示したテーブルである。例えば、図17に示した様に、「先進医療の治療法に関するウェブ閲覧履歴」は、「先進性特性」、「医療リテラシー特性」に分類される。また、「治療成績に関するウェブ閲覧履歴」は、「リスク特性」、「性格特性」、「医療リテラシー特性」に分類される。「情報の好み(ニュースの分野の種類等)」は、「性格特性」、「リスク特性」、「先進性特性」、「医療リテラシー特性」、「相性特性」に分類される。

0114

また、図18は、患者の行動に関する情報としての当該患者のSNS等のつぶやき(書き込み)情報について、特性の解析結果を示したテーブルである。例えば、図18に示した様に、「近いうちに手術を受ける。心配で仕方ない。」という書き込みは、「性格特性」、「医療リテラシー特性」に分類される。また、「治療費が払えるか心配だ・・・」という書き込みは、「経済性特性」、「性格特性」に分類される。「担当医ははっきり物を言ってくれない。他の先生に代わって欲しい。」という書き込みは、「相性特性」、「性格特性」に分類される。

0115

また、図19は、患者の行動に関する情報としての日常生活における行動情報について、特性の解析結果を示したテーブルである。例えば、図19に示した様に、「どういう施設に行ったか。どこに旅行に行ったか。日常で利用する施設はどこか。外食で何を食べているか。」という、当該患者側端末3から取得される行動情報は、「経済性特性」、「性格特性」、「先進性特性」、「健康特性」に分類される。

0116

また、図20は、患者の行動に関する情報としての患者の家族構成、職業、所得、通勤に関する情報について、特性の分類結果を示したテーブルである。例えば、図20において、ITデバイスから取得された「配偶者有」、「子供二人」という情報は、「経済性特性」に分類される。

0117

また、図21は、患者の行動に関する情報としての健康や体質等に関する情報について、特性の分類結果を示したテーブルである。例えば、図21において、例えば患者側端末3や患者のウェアラブルデバイスから取得された「歩数」、「加速度毎日運動量:運動強度と時間)」については、「性格特性」として分類されている。なお、この健康や体質等に関する情報については、医学的見地の情報となり得るため、「医療情報」にも分類されている。

0118

図14戻り、患者情報解析機能306は、例えば図16図21に示した各情報の分類結果を用いて、各特性についての解析を実行する。ここで、各特性についての解析とは、特性毎に集約された各種情報に基づいて、当該患者の各特性を決定する処理である。

0119

なお、患者情報解析機能306は、どのような手段で実現してもよい。例えば、当該患者の特性毎に分類された情報から頻出するキーワードを抽出すし、特性内容データベースと抽出されたキーワードの組み合わせとから、特性内容を抽出するようにしてもよい。

0120

また、患者情報解析機能306は、特性毎の複数のキーワードを入力とし、各特性の内容を出力とするAIモデル(DNN)によって実現するようにしてもよい。係る場合、上記AIモデルは、特性毎の複数のキーワードを入力データとし、特性内容を教師データとするトレーニングデータを用いて作成される。

0121

図22は、患者情報解析機能306による解析結果の一例を説明するための図である。図22に示す様に、当該患者の「先進性特性」については、「標準的医療を好む/好まない傾向」、「先端医療を好む傾向(例えば、手術ロボットで治療を受けるか、通常の内視鏡手術を受けたいか?)」として決定されている。

0122

図23は、患者情報解析機能306による解析結果の他の例(他の患者の例)を説明するための図である。図22に示す様に、当他の患者の「先進性特性」については、「バリバリのキャリアウーマンであり、会社で最初の女性課長として昇進時代切り拓くチャレンジ精神旺盛で好奇心の強い性格。」として決定されている。

0123

図14に戻り、質問作成機能302は、解析された前記少なくとも一つの特性に基づいて、第一の質問を作成する。すなわち、質問作成機能302は、患者情報解析機能306による解析結果に基づいて、当該患者及びその家族が不安や疑問に感じるであろう事柄について医師にしたい質問を自動的に作成する。

0124

なお、患者情報解析機能306が実行する各特性についての解析は、どのような手段で実現してもよい。例えば、当該患者の特性毎に分類された情報から頻出するキーワードを抽出する。第1の記憶回路31に記憶された特性内容データベースと抽出されたキーワードの組み合わせとから、特性内容を抽出するようにしてもよい。また、特性毎の複数のキーワードを入力とし、各特性の内容を出力とするAIモデル(DNN)によって質問を変換するようにしてもよい。係る場合、上記AIモデルは、特性毎の複数のキーワードを入力データとし、特性内容を教師データとするトレーニングデータを用いて作成される。

0125

図24は、質問作成機能302によって自動作成された質問の例を説明するための図である。図24に示す様に、当該患者の特性毎に分類された情報から頻出するキーワードに基づいて、例えば、「何故、私が乳がんなの?」、「私、死んじゃうの?」、「今、仕事が充実しているから、治療したくない(治療を先延ばしにできないか?)」といった質問が自動作成される。

0126

図25は、質問作成機能302によって自動作成された質問の他の例を説明するための図である。図25に示す様に、当該患者の特性毎に分類された情報から頻出するキーワードに基づいて、例えば、医学知識のない、心配性の患者については、「その新薬を使用した場合の副作用について、わかりやすく説明してください。」という質問が自動作成される。また、抗凝固薬を飲んでいる、先進的な治療を好む患者については、「すぐにロボット手術ができないのはどうしてですか?」という質問が自動作成される。

0127

上記自動作成された各質問は、患者毎の8つの特性、及び医療情報を踏まえたものとなっている。従って、患者の性格や指向、経済事情等を考慮して適切な質問を予測したものとなっている。

0128

なお、図14に示した患者情報取得機能305、患者情報解析機能306は、CPUとしての第1の処理回路30が制御プログラムを実行することにより実現される。しかしながら、当該例に限定されず、患者情報取得機能305、患者情報解析機能306の一部又は全部を、同様の各機能を実行するように設計された専用のハードウェア、例えばASIC、DSP、FPGA等の半導体集積回路や従来の回路モジュール等によって実現するようにしてもよい。

0129

(質問作成処理)
図26は、質問作成処理の流れを示したフローチャートである。図26を参照しながら、質問作成処理について説明する。

0130

図26に示す様に、まず、質問取得機能501は、患者側端末3から変換前質問を取得する(ステップS31)。

0131

患者情報取得機能305は、当該患者側端末の中の履歴、インターネット上の情報等から、患者情報を取得する(ステップS32)。

0132

患者情報解析機能306は、患者情報を解析し、患者に関する少なくとも一つの特性を決定する。具体的には、患者情報解析機能306は、患者に関する医療情報、患者に関する情報、患者の行動に関する情報を少なくとも用いて、患者に関する8つの特性を決定する(ステップS33)。

0133

質問作成機能302は、患者情報解析機能306による解析結果に基づいて、質問を自動作成する(ステップS34)I。また、質問作成機能302は、作成した質問を第1のディスプレイ33に表示する(ステップS35)。

0134

患者は、第1のディスプレイ33に表示された質問を確認する。患者が再度作成を要求する場合には、第1の入力I/F回路から新たな条件を入力され、再作成が指示される(ステップS36のYes)。一方、患者が再度作成を要求しない場合には、第1の入力I/F回路から患者側質問の確定が指示される(ステップS36のNo及びステップS37)。確定された質問は、質問支援サーバ5、担当医師側端末7にそれぞれのタイミングで送信される。

0135

以上述べた本実施形態に係る診療支援装置αは、患者に関する医療情報と、患者に関する情報と、患者の行動に関する情報とを少なくとも用いて、患者に関する少なくとも一つの特性を決定する患者情報解析機能306と、決定された少なくとも一つの特性に基づいて、患者から医師への質問である第一の質問を作成する質問作成機能302と、を具備する。患者に関する医療情報、患者に関する情報、患者の行動に関する情報は、患者からの直接入力から取得され、又はSNSにおける患者の情報、ウェブサイトを利用した患者の購買履歴、患者のウェブサイト閲覧履歴、ITデバイスのアプリケーションソフトから取得される患者の日常生活における行動情報、患者の電子決済に関する情報(例えば、クレジットカードの使用に関する情報)等から自動的に取得される。患者に関する少なくとも一つの特性は、自動的に取得されたこれらの情報に基づいて決定されると共に、患者から医師への質問は、患者に関する特性を踏まえて自動的に作成される。

0136

従って、例えば、インフォームド・コンセント等の患者説明に際して、患者自身又はその家族が医師への質問をうまくできない場合、思いつかない場合、言いたいことが言えない場合であっても、特別な労力を必要とすることなく、患者の多面的な特性を考慮した質問を自動的に作成することができる。

0137

また、患者及びその家族が不安や疑問に感じることに対して、自動的に質問リストを生成することにより、多忙な医師に質問するのを患者が躊躇すること、納得しないまま治療法を受け入れることを防ぐことができる。その結果、医師と患者及びその家族間のコミュニケーションが円滑になり、説明時間の短縮や効率化、診療における質の向上を実現ことができる。

0138

(変形例1)
上記実施形態においては、8つの特性に分類するための患者情報を主に自動的に取得する場合を例示した。これに加えて、例えば対話形式で患者に質問し、必要な情報を入力させることにより、8つの特性に分類するための患者情報を取得するようにしてもよい。各特性についての特性毎の質問は、例えば以下のようなものがある。

0139

(イ)先進性特性:「今回の症例につき、先進的な治療法を検索しますか?」、「検索の結果以下の治療法が見つかりました。興味のある治療法を選択してください。」等。

0140

(ロ)リスク特性:「治療法毎に起こり得る合併症や医療リスクを表示します。希望する(希望しない)治療法を選択してください(希望順に番号を付けて下さい)。」等。

0141

(ハ)経済性特性:「あなたの収入を入力してください」、「家族構成を入力してください」、「がん保険加入していますか?」、「治療法毎にかかる費用をリストアップします。希望する(希望しない)治療法を選択してください(希望順に番号を付けて下さい)。」等。

0142

(ニ)性格特性:「ご自身はどのような性格と思われますか?⇒楽天的、慎重派等。を入力」、「確率的にリスクは高くなるが根治の可能性が高い治療法と、時間をかけた段階的な治療法と、どちらを望みますか?」等。

0143

(ホ)相性特性:「どのようなタイプの医師に担当してもらいたいですか?」、「(女性に対して)女性医師を希望されますか?」等。

0144

(へ)医療リテラシー特性:「乳がんについて、ご自身でいろいろ調べましたか?」、「どのような民間療法に興味がありますか?」等。

0145

(ト)健康特性:「喫煙習慣はありますか?」、「飲酒の習慣はありますか?」等。

0146

(チ)家族特性:「配偶者はいますか?」、「家族構成は何人ですか?」。「入院した場合、身の回りの世話をしてくれる人はいますか?」等。

0147

(変形例2)
上記実施形態においては、第1の記憶回路31が特性内容テーブル、予測質問事例テーブルを記憶する場合を例示した。しかしながら、特性内容テーブル、予測質問事例テーブルは、必ずしも患者側端末3内に格納する必要はない。例えば、質問支援サーバ5の第2の記憶回路51に特性内容テーブル、予測質問事例テーブルを記憶させ、必要なタイミングでインターネットを介してアクセスするようにしてもよい。

0148

(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る診療支援システムSY3について説明する。第2の実施形態に係る診療支援システムSY3は、第1実施形態に係る診療支援システムSY1と第2実施形態に係る診療支援システムSY2とを組み合わせたものである。

0149

図27は、第3の実施形態に係る診療支援システムSY3の構成例を示す図である。図27示すように、本実施形態に係る診療支援システムSY1は、診療支援装置βとしての患者側端末3、診療支援装置αとしての質問支援サーバ5、担当医師側端末7、病院データベース9を具備している。

0150

すなわち、患者側端末3において自動作成された質問を変換前質問として質問支援サーバ5に送信することで、自動作成された質問を、表現が適切化された質問にすることができる。

0151

従って、本実施形態に係る診療支援システムSY3によれば、患者の多面的な特性を踏まえた質問を、医学的に適切な表現又は失礼の無いように機微に配慮した表現として医師に伝えることができる。その結果、医師と患者及びその家族間のコミュニケーションが円滑になり、説明時間の短縮や効率化、診療における質の向上を実現ことができる。

0152

なお、上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU (Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の回路を意味する。プロセッサは記憶回路に保存されたプログラム読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。

0153

以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、医師と患者及びその家族との間の意思疎通が必要とされる場面において、コミュニケーションを円滑化することができる。

0154

また、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0155

3患者側端末
5質問支援サーバ
7担当医師側端末
9病院データベース
30 第1の処理回路
31 第1の記憶回路
32 第1の入力I/F回路
33 第1のディスプレイ
34 第1の通信I/F回路
50 第2の処理回路
51 第2の記憶回路
52 第2の入力I/F回路
53 第2のディスプレイ
54 第2の通信I/F回路
70 第3の処理回路
71 第3の記憶回路
72 第3の入力I/F回路
73 第3のディスプレイ
74 第3の通信I/F回路
301 質問受付機能
302 質問作成機能
303変換用質問送信機能
304 変換後質問取得機能
501 変換前質問取得機能
502 質問変換機能
503 変換後質問送信機能
504 質問先属性情報取得機能
701 変換後質問取得機能
SY1、SY2、SY3診療支援システム
α、β 診療支援装置

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ