図面 (/)

技術 細胞画像解析方法、細胞画像解析装置、プログラム、及び細胞画像解析システム

出願人 シスメックス株式会社
発明者 川上肇倉田寛一
出願日 2019年9月13日 (2年1ヶ月経過) 出願番号 2019-167340
公開日 2021年3月18日 (7ヶ月経過) 公開番号 2021-040590
状態 未査定
技術分野 微生物・酵素関連装置 光学的手段による材料の調査、分析
主要キーワード 三叉形状 色調分布 二次判定 パラメータ選択ボタン 一次判定 結果変更 ループ形 拡大画像表示領域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2021年3月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (17)

課題

解決手段

複数の細胞画像解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得するステップと、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示するステップと、を含む、細胞画像解析方法。

概要

背景

特許文献1には、試料中の細胞画像を表示するためのシステムが記載されている。このシステムは、それぞれが試料中の細胞の1つに対応している、複数の細胞画像を取得し、取得した複数の細胞画像に基づいて、細胞それぞれに対して少なくとも1つの特性の値(細胞ヘモグロビン量、細胞体積、細胞の大きさ、光学密度、又は細胞形状等)を測定し、測定された特性の値に基づいて、複数の細胞画像をソートして表示する。

概要

検査者による正確な細胞の種類判定支援する、細胞画像解析方法細胞画像解析装置プログラム、及び細胞画像解析システムの提供。複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得するステップと、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示するステップと、を含む、細胞画像解析方法。

目的

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、検査者による正確な細胞の種類判定を支援する、細胞画像解析方法、細胞画像解析装置、プログラム、及び細胞画像解析システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

複数の細胞画像解析し、細胞種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得するステップと、前記特徴パラメータの値をそれぞれの前記細胞画像と関連付けて表示するステップと、を含む、細胞画像解析方法

請求項2

細胞に関する複数の特徴パラメータから前記特徴パラメータを選択するステップを更に含み、前記表示するステップにおいて、選択された前記特徴パラメータの値をそれぞれの前記細胞画像と関連付けて表示する、請求項1に記載の細胞画像解析方法。

請求項3

前記特徴パラメータの選択条件受け付けるステップを更に含み、前記選択するステップは、受け付けた選択条件に基づいて、前記特徴パラメータを選択する、請求項2に記載の細胞画像解析方法。

請求項4

前記選択するステップは、予め定められた選択条件に基づいて、前記特徴パラメータを選択する、請求項2に記載の細胞画像解析方法。

請求項5

前記取得するステップにおいて複数の前記特徴パラメータについて前記特徴パラメータの値を取得し、複数の前記特徴パラメータについての前記特徴パラメータの値の少なくとも一つに基づいて細胞の種類を判定するステップを更に含み、前記予め定められた選択条件は、前記判定するステップにおいて細胞の種類を決定した前記特徴パラメータを選択する条件である、請求項4に記載の細胞画像解析方法。

請求項6

前記表示するステップにおいて表示される前記特徴パラメータが、予め設定されている、請求項1に記載の細胞画像解析方法。

請求項7

予め設定される前記特徴パラメータは、細胞の種類によって異なる、請求項6に記載の細胞画像解析方法。

請求項8

前記表示するステップは、前記細胞画像が表示される画面と同一の画面において前記特徴パラメータの情報を表示する、請求項1から7のいずれか一項に記載の細胞画像解析方法。

請求項9

ユーザーからの指示に基づいて前記特徴パラメータの情報を表示するか否かを決定する決定ステップを更に含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の細胞画像解析方法。

請求項10

前記表示するステップは、前記特徴パラメータの情報を前記細胞画像と関連付けて表示する際に、前記特徴パラメータの情報と当該特徴パラメータの識別情報とを関連付けて表示する、請求項1から9のいずれか一項に記載の細胞画像解析方法。

請求項11

前記特徴パラメータは、前記細胞の直径、前記細胞の核の形態、前記核の直径、前記核のクロマチン構造、前記細胞の核小体、前記細胞の細胞質の色調、前記細胞質の色調分布、前記細胞質の顆粒、前記細胞質の空胞、前記細胞質のデーレ小体、及び、前記細胞の核・細胞質比の少なくとも一つを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の細胞画像解析方法。

請求項12

表示された細胞画像に含まれる細胞の種類の入力を受け付けるステップと、受け付けた細胞の種類に基づき、細胞の種類ごとに細胞数計数するステップと、を更に含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の細胞画像解析方法。

請求項13

複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得する解析部と、前記特徴パラメータの値をそれぞれの前記細胞画像と関連付けて表示する表示部と、を備える、細胞画像解析装置

請求項14

細胞に関する複数の特徴パラメータから前記特徴パラメータを選択する選択部を更に備え、前記表示部は、選択された前記特徴パラメータの値をそれぞれの前記細胞画像と関連付けて表示する、請求項13に記載の細胞画像解析装置。

請求項15

前記特徴パラメータの選択条件を受け付ける選択条件受付部を更に備え、前記選択部は、受け付けた選択条件に基づいて、前記特徴パラメータを選択する、請求項14に記載の細胞画像解析装置。

請求項16

前記選択部は、予め定められた選択条件に基づいて、前記特徴パラメータを選択する、請求項14に記載の細胞画像解析装置。

請求項17

前記解析部は、複数の前記特徴パラメータについて前記特徴パラメータの値を取得し、複数の前記特徴パラメータについての前記特徴パラメータの値の少なくとも一つに基づいて細胞の種類を判定し、前記予め定められた選択条件は、前記解析部によって細胞の種類を決定した前記特徴パラメータを選択する条件である、請求項16に記載の細胞画像解析装置。

請求項18

前記表示部が表示する前記特徴パラメータが、予め設定されている、請求項13に記載の細胞画像解析装置。

請求項19

表示された細胞画像に含まれる細胞の種類の入力を受け付ける細胞種受付部と、受け付けた細胞の種類に基づき、細胞の種類ごとに細胞数を計数する計数部と、を更に備える、請求項13から18のいずれか一項に記載の細胞画像解析装置。

請求項20

コンピュータ装置を、複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得する解析部と、前記特徴パラメータの値をそれぞれの前記細胞画像と関連付けて表示する表示部と、して機能させるためのプログラム

請求項21

複数の細胞を撮像し、複数の細胞画像を取得する細胞画像撮像装置と、前記細胞画像を解析する細胞画像解析装置と、を備える細胞画像解析システムであって、前記細胞画像撮像装置は、複数の細胞を撮像し、複数の前記細胞画像を取得する撮像部と、取得した前記複数の細胞画像を前記細胞画像解析装置に送信する第1通信部と、を備え、前記細胞画像解析装置は、前記細胞画像撮像装置から送信された複数の前記細胞画像を受信する第2通信部と、受信した複数の前記細胞画像を解析し、細胞画像を細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得する解析部と、前記特徴パラメータの値をそれぞれの前記細胞画像と関連付けて表示する表示部と、を備える、細胞画像解析システム。

技術分野

背景技術

0002

特許文献1には、試料中の細胞画像を表示するためのシステムが記載されている。このシステムは、それぞれが試料中の細胞の1つに対応している、複数の細胞画像を取得し、取得した複数の細胞画像に基づいて、細胞それぞれに対して少なくとも1つの特性の値(細胞ヘモグロビン量、細胞体積、細胞の大きさ、光学密度、又は細胞形状等)を測定し、測定された特性の値に基づいて、複数の細胞画像をソートして表示する。

先行技術

0003

特表2014−520266号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ここで、臨床検査技師医師等の検査者は、特許文献1に記載されているような従来の細胞画像表示システムにおいて表示される数百枚という膨大な量の細胞画像のそれぞれに含まれる細胞の種類を正確に判定することが望まれる。各細胞画像に含まれる細胞の種類を正確に判定するためには、検査者は、細胞径、核・細胞質比、核の凸包度、核の青み、核の複雑度等の特徴パラメータを確認し、特徴パラメータに基づいて客観的に細胞の種類を判定することが必要である。

0005

しかし、特許文献1に記載されているような従来の細胞画像表示システムでは、検査者は、細胞画像を見て、経験に基づいて細胞の種類を判定していたため、特に、経験の浅い検査者が正確な種類判定を行うことは難しかった。

0006

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、検査者による正確な細胞の種類判定を支援する、細胞画像解析方法、細胞画像解析装置、プログラム、及び細胞画像解析システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の一態様に係る細胞画像解析方法は、複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得するステップと、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示するステップと、を含む。

0008

上記態様によれば、上記細胞画像解析方法は、複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得し、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示する。よって、検査者による正確な細胞の種類判定を支援できる。

0009

本発明の一態様に係る細胞画像解析装置は、複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得する解析部と、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示する表示部と、を備える。

0010

上記態様によれば、上記細胞画像解析装置は、複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得し、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示する。よって、検査者による正確な細胞の種類判定を支援できる。

0011

本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータ装置を、複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得する解析部と、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示する表示部と、して機能させる。

0012

上記態様によれば、上記プログラムは、コンピュータ装置を、複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得する解析部と、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示する表示部と、して機能させる。よって、検査者による正確な細胞の種類判定を支援できる。

0013

本発明の一態様に係る細胞画像解析システムは、複数の細胞を撮像し、複数の細胞画像を取得する細胞画像撮像装置と、細胞画像を解析する細胞画像解析装置と、を備える細胞画像解析システムであって、細胞画像撮像装置は、複数の細胞を撮像し、複数の細胞画像を取得する撮像部と、取得した複数の細胞画像を細胞画像解析装置に送信する第1通信部と、を備え、細胞画像解析装置は、細胞画像撮像装置から送信された複数の細胞画像を受信する第2通信部と、受信した複数の細胞画像を解析し、細胞画像を細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得する解析部と、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示する表示部と、を備える。

0014

上記態様によれば、上記細胞画像解析システムは、複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得し、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示する。よって、検査者による正確な細胞の種類判定を支援できる。

発明の効果

0015

本発明によれば、検査者による正確な細胞の種類判定を支援できる。

図面の簡単な説明

0016

図1は、実施形態に係る細胞画像解析システムの構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係る細胞画像撮像装置及び細胞画像解析装置の処理部および記憶部の機能構成を示す図である。
図3は、実施形態に係る細胞の種類判定処理の一例を示す図である。
図4は、実施形態に係る細胞画像解析処理を説明するフローチャートである。
図5は、実施形態に係る細胞の種類判定処理を説明するフローチャートである。
図6は、実施形態に係る細胞の特徴パラメータの値を含む細胞画像の一例を説明する図である。
図7は、実施形態に係る細胞画像解析装置の表示部における、細胞の種類の判定結果画面の一例を示す図である。
図8は、実施形態に係る細胞の特徴パラメータの値を含む細胞画像の一例を説明する図である。
図9は、実施形態に係る細胞の特徴パラメータの選択処理を説明するフローチャートである。
図10は、実施形態に係る細胞画像解析装置の表示部における、細胞の特徴パラメータの選択画面の一例を説明する図である。
図11は、実施形態に係る細胞画像解析装置の表示部における、細胞の種類判定結果画面の他の一例を示す説明図である。
図12は、実施形態に係る細胞の種類判定結果の変更処理を説明するフローチャートである。
図13は、実施形態に係る細胞画像解析装置の表示部における、細胞の種類判定結果を変更するための変更画面の一例を示す図である。
図14は、実施形態に係る細胞の特徴パラメータの表示制御処理を説明するフローチャートである。
図15は、実施形態に係る細胞画像解析装置の表示部における、細胞の種類判定結果画面の他の一例を示す図である。
図16は、実施形態に係る細胞画像解析システムの構成の他の一例を示す図である。

実施例

0017

以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略す。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。

0018

図1は、実施形態に係る細胞画像解析システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、細胞画像解析システム100は、細胞画像解析装置1と、細胞画像撮像装置3とを備える。

0019

まず、細胞画像解析システム100の概要を以下で説明する。細胞画像撮像装置3は、被検者から採取した血液検体を撮像し、取得した複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞について取得し、それぞれの細胞の種類を判定し、種類毎に細胞をカウントする。細胞画像撮像装置3は、複数の細胞画像と、解析結果(細胞の種類を判定した判定結果及び細胞の個数に関するカウント値)と、を細胞画像解析装置1に送信する。細胞画像解析装置1は、細胞画像撮像装置3から受信した複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得し、それぞれの細胞の種類を判定し、種類毎に細胞をカウントする。細胞画像解析装置1は、特徴パラメータの情報をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示し、ユーザーによる細胞の種類変更を受け付ける。細胞画像解析装置1は、解析結果(細胞の種類を判定した判定結果及び細胞の個数に関するカウント値)のうちカウント値のみをホストコンピュータ5に送信する。ホストコンピュータ5は、細胞画像解析装置1から受信した各種情報を管理する。

0020

細胞画像撮像装置3は、ハードウェア構成として、細胞画像を取得する撮像部33と、撮像部33の動作を制御し、細胞画像を解析する処理部31と、処理部31が解析した結果及び細胞画像を記憶する記憶部32と、ディスプレイ等により構成される、解析結果を表示するための表示部34と、マウスキーボードタッチパネル装置等により構成される入力部35と、外部機器とのデータの入出力を行う通信部37と、を備える。処理部31は、プロセッサ(CPU)により構成される。記憶部32は、処理部31の各種処理の作業領域に使用する読み出し及び書き込み可能メモリ(RAM)、コンピュータプログラム及び情報を記憶する読み出し専用メモリ(ROM)及びハードディスク等により構成される。処理部31及び記憶部32は、汎用コンピュータで構成することができる。ハードディスクは、コンピュータ内に含まれていてもよいし、コンピュータの外部装置として置かれてもよい。処理部31は、バス36を介して撮像部33、記憶部32、表示部34及び入力部35との間で制御信号及び各種情報等を伝送する。通信部37は、複数の細胞画像と、解析結果(細胞の種類を判定した判定結果及び細胞の個数に関するカウント値)と、を細胞画像解析装置1に送信する。

0021

撮像部33は、カメラ331と、対物レンズ333と、レンズ駆動部335と、標本スライド337と、保持部339と、スライド駆動部341と、光源343と、を備える。撮像部33においては、スライド駆動部341は、保持部339を介して、スライドガラス上に血液が塗抹され染色された標本スライド337を保持及び搬送し、対物レンズ333下に配置させる。レンズ駆動部335は対物レンズを駆動することによって、標本スライド337に対する自動焦点調整を実行する。カメラ331は、光源343により照明された標本スライド337を撮像し、細胞画像に関する画像データを取得する。取得された細胞画像に関する画像データは、記憶部32に送信され、記憶される。

0022

図2(a)は、実施形態に係る細胞画像撮像装置3の処理部31および記憶部32のそれぞれの機能構成を示す図である。図2(a)に示すように、処理部31は、撮像部33の動作を制御する制御部311と、細胞画像を解析する解析部313とを備える。処理部31は、例えば、ROMやハードディスクに記憶されている各種コンピュータプログラムをRAMに読み出して実行することにより、制御部311及び解析部313の機能を実行する。記憶部32は、例えば、解析部313の解析結果である解析結果情報RIと、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値を含む特徴パラメータ情報PIと、細胞画像に関する細胞画像情報CIIと、を記憶する。

0023

図3は、実施形態に係る細胞の種類判定処理の一例を説明する概念図である。図3に示すように、図2(a)に示す細胞画像撮像装置3の解析部313は、一次分類(判定)処理と、さらに細分類するための二次分類処理と、を実行する。解析部313は、一次分類処理として、細胞画像を解析することによって、細胞画像に含まれる細胞の種類を、例えば、「好中球」、「リンパ球単球」、又は、「その他」の未熟細胞等の3つのグループ分類する。

0024

解析部313が一次分類処理において用いる第一の特徴パラメータ群は、例えば、以下のとおりである。
・細胞径(cell diameter)
・核・細胞質比 (N/C ratio)
・核の凸包度 (nuclear hull ratio)
・核の青み(平均彩度) (mean nuclear saturation)
・核の複雑度(nuclear dissimilarity)
核小体の数 (nucleolus)
・細胞質の青み(彩度) (mean cytoplasmic saturation)
・細胞質の色ムラ(色調不均一度) (cytoplasmic unevenness)
貪食空胞

0025

解析部313は、複数の細胞画像を、記憶部32に格納された細胞判別プログラム解析処理することにより、細胞画像ごとに複数の第1の特徴パラメータについてそれぞれ特徴パラメータの値を算出する。解析部313は、これらの特徴パラメータの値を総合的に考慮することよって、白血球を含む複数の細胞(複数の細胞画像)のそれぞれを「好中球」、「リンパ球/単球」、又は、「その他」のグループに分類する。

0026

次に、解析部313は、二次分類処理として、細胞画像を参照することによって、細胞画像に含まれる細胞の種類を、一次分類よりもさらに細分類する。解析部313は、一次分類で「好中球」に分類された細胞画像について、好中球核球(Band)か好中球分葉核球(Seg)かを判定するBand/Seg判定処理を実行する。また、解析部313は、一次分類で「リンパ球/単球」に分類された細胞画像について、正常リンパ球/異型リンパ球/単球判定処理を実行する。

0027

解析部313が二次分類処理において用いる第二の特徴パラメータ群は、例えば、以下のとおりである。
・細胞質の顆粒一次顆粒) (primary granules)
・細胞質の顆粒(二次顆粒) (secondary granules)
・細胞質の顆粒(中毒顆粒) (toxic granules)
・細胞質空胞の数
・核の最大幅(Max)
・核の最小幅(min)
・min/Max比
・核の重なり
・デーレ小体

0028

解析部313は、一次分類で「好中球」に分類された複数の細胞画像を、記憶部32に格納された細胞判別プログラムで解析処理することにより、細胞画像ごとに第2の特徴パラメータについてそれぞれ特徴パラメータの値を算出する。解析部313は、これらの特徴パラメータの値を総合的に考慮することよって、複数の細胞(複数の細胞画像)のそれぞれをBandかSegに分類する。具体的には、解析部313は、「核の最大幅(Max)」、「核の最小幅(min)」、「min/Max比」又は「核の重なり」の少なくとも一つの特徴パラメータの値を考慮することよって、複数の細胞(複数の細胞画像)のそれぞれをBandかSegに分類する。

0029

特徴パラメータは、上記した第一の特徴パラメータ及び第二の特徴パラメータに限られず、核の形態、核の直径、又は、核のクロマチン構造に関するパラメータを更に含んでもよい。このように特徴パラメータは、細胞の直径、細胞の核の形態、核の直径、核のクロマチン構造、細胞の核小体、細胞の細胞質の色調、細胞質の色調分布、細胞質の顆粒、細胞質の空胞、細胞質のデーレ小体、及び、細胞の核・細胞質比の少なくとも一つを含むので、検査者は、多様な特徴パラメータから所望する特徴パラメータを選択可能である。

0030

図1戻り、細胞画像解析装置1は、ハードウェア構成として、処理部11と、記憶部12と、表示部13と、入力部14と、外部機器とのデータの入出力を行う通信部16と、を備える。処理部11は、プロセッサ(CPU)により構成される。記憶部12は、処理部11の各種処理の作業領域に使用する読み出し及び書き込み可能メモリ(RAM)、コンピュータプログラム及びデータを記憶する読み出し専用メモリ(ROM)及びハードディスク等により構成される。処理部11及び記憶部12は、汎用コンピュータで構成することができる。ハードディスクは、コンピュータ内に含まれていてもよいし、コンピュータの外部装置として置かれてもよい。表示部13は、例えば、ディスプレイにより構成される。入力部14は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル装置等により構成される。処理部11は、バス15を介して、記憶部12、表示部13、及び入力部14との間で各種情報の入出力を行う。通信部16は、複数の細胞画像と、解析結果(細胞の種類を判定した判定結果及び細胞の個数に関するカウント値)と、を細胞画像撮像装置3に受信するとともに、カウント値をホストコンピュータ5に送信する。

0031

図2(b)は、実施形態に係る細胞画像解析装置1の処理部11および記憶部12のそれぞれの機能構成を示す図である。処理部11は、複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの情報をそれぞれの細胞画像について取得し、それぞれの細胞の種類を判定する解析部111と、表示部13に細胞画像を表示させる細胞画像表示部112と、細胞に関する複数のパラメータから特徴パラメータを選択する選択部113と、特徴パラメータの選択条件を受け付ける選択条件受付部115と、ユーザーである検査者(例えば、臨床検査技師や医師)からの指示に基づいて特徴パラメータの情報を表示するか否かを決定する決定部117と、表示された細胞画像に含まれる細胞の種類の入力を受け付ける細胞種受付部119と、細胞の種類ごとに細胞数計数する計数部121と、図1に示すホストコンピュータ5等の外部装置に各種情報を送信する送信部122と、を備える。上記各機能の詳細は後述する。なお、処理部11は、例えば、ROMやハードディスクに記憶されている各種コンピュータプログラムをRAMに読み出して実行することにより、解析部111、細胞画像表示部112、選択部113、選択条件受付部115、決定部117、細胞種受付部119、計数部121及び送信部122の機能を実行する。

0032

記憶部12は、例えば、解析部111の解析結果である解析結果情報ARIと、解析部111の解析によって取得された特徴パラメータに関する特徴パラメータ情報PIと、細胞画像に関する、細胞画像撮像装置3から送信された細胞画像情報CIIと、を記憶する。

0033

解析部111は、細胞撮像装置3の解析部313と同様に、図3に示す一次分類(判定)処理と、さらに細分類するための二次分類処理と、を実行する。一次分類(判定)処理および二次分類処理の流れ、用いられる特徴パラメータは、解析部313の場合と同様であるため、説明を省略する。

0034

以下、細胞画像解析装置1に記憶されたコンピュータプログラムにより実行される細胞画像解析方法の概要について、図4を参照して説明する。なお、当該コンピュータプログラムは、図1に示す記憶部12に予め格納されているが、例えばCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体からインストールしてもよいし、例えば外部のサーバからネットワークを介してダウンロードしてインストールしてもよい。なお、図5、9、12及び14に示す各情報処理の一例を説明するフローチャートにおいても同様である。

0035

(ステップS1)
細胞画像解析装置1の解析部111は、複数の細胞画像を解析し、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得する。
(ステップS2)
細胞画像解析装置1の細胞画像表示部112は、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示部13に表示させる。

0036

次に、細胞画像解析装置1に記憶されたコンピュータプログラムにより実行される細胞画像解析方法の詳細について、図5図15を参照して説明する。
(解析処理)
図5及び図6を参照して、細胞の種類判定処理を具体的に説明する。図5は、実施形態に係る細胞の種類の判定処理の一部を説明するフローチャートである。図6は、実施形態に係る細胞の特徴パラメータの値を含む細胞画像の一例を説明する図である。より具体的には、一次分類で「好中球」に分類された複数の細胞画像を二次分類においてBand又はSegに判定する処理を実行する例を説明する。

0037

細胞画像解析装置1の解析部111は、好中球に対するBand/Seg判定処理において、「Seg」を判定する上で必要な一つ又は複数の条件を所定の順序で判断する。図5に示すように、細胞画像解析装置1の解析部111は、「核の最小幅minが2μmより小さい?」(ステップS11)、「核の最小幅min/核の最大幅Maxが1/3よりも小さい?」(ステップS12)、「核の重なりが有る?」(ステップS13)、及び「核が特殊な形状?」(ステップS14)、というように、より重要な条件、例えば、Band/Seg判定をより正確に、且つ、より容易に実行することが可能な条件を、優先的に判断する。そして、細胞画像解析装置1の解析部111は、どのステップを経過した上で「Seg」と判定されたかを把握することによって、ステップS16において「Seg」と判定された各細胞に対して「Seg」判定の指標となる特徴パラメータを自動的に特定できる。

0038

なお、判定対象の細胞の種類(上記例では、「Seg」)を決定した特徴パラメータ(上記例では、核の最小幅min)の値を、細胞画像と関連付けて表示する特徴パラメータの値としてもよい。このようにすることで、細胞の種類判定とより関連の深い特徴パラメータの値が表示されるので、検査者による細胞種類の確認判定がより確実になる。

0039

「核の重なりが有る?」条件とは、ある細胞において複数の細胞核を有する場合に、各細胞核が重なり合っているか否かに関する条件をいう。また、「核が特殊な形状?」条件とは、ある細胞に含まれる細胞核が、ループ形状、又は、三叉形状等の特殊な形状を有するか否かに関する条件をいう。

0040

図6に示す細胞画像CI1の場合では、例えば、線L1は、「核の最大幅」を示しており、5.9μmであり、線L3は、「核の最小幅」を示しており、1.6μmであるため、「核の最小幅min/核の最大幅Max」は、0.27である。よって、図5において最上位の条件「核の最小幅minが2μmより小さい?」(ステップS11)において、「核の最小幅」は1.6μmであり、2μmより小さいため、Yesと判断され、ステップS16に進み、図6に示す細胞画像は、「Seg」と判定される。他方で、ステップS11乃至S14において、すべてNoと判定されると、ステップS15に進み、細胞画像は「Band」と判定される。

0041

表示処理
図7は、実施形態に係る細胞画像解析装置1の表示部13における、細胞の種類の判定結果画面の一例を示す図である。図7に示すように、判定結果画面JS1は、細胞の分類結果である、それぞれの細胞のカウント値を含む分類結果表示領域CRAと、細胞のサブクラス(例えば、「好中球」、「リンパ球」、「単球」、「好酸球」及び「好塩基球」、並びに「その他」の六つ等)ごとに複数の細胞画像が並べられ一覧表示される一覧画像表示領域LAと、一覧画像表示領域LAにおいて例えば六つのサブクラスの細胞画像を切り替え可能に表示するためのタブ表示領域TAと、を含む。なお、タブ表示領域TAにおける複数のタブを選択することによる細胞画像の切り替えの他、分類結果表示領域CRA中のサブクラス名、例えば、「Band neutrophil」(Band)、「Segmented neutrophil」(Seg)…等を指定することによって、一覧画像表示領域LAに、分類結果表示領域CRAで指定されたサブクラス名に対応する細胞の細胞画像の一覧を表示してもよい。

0042

また、判定結果画面JS1は、一覧画像表示領域LAにおいて例えばユーザーによって指定された細胞画像CI2を拡大表示するための拡大画像表示領域EIAと、細胞画像解析装置1が判定した細胞画像CI2のサブクラスの名称が表示される細胞種別(種類)表示領域CTAと、細胞画像CI2の細胞に対して選択された特徴パラメータを表示するためのパラメータ表示領域PAと、判定結果画面において各種操作を行う際に使用される複数のボタンが配置される操作ボタン表示領域OBAと、を含む。

0043

図7に示す判定結果画面JS1においては、一覧画像表示領域LAにおいて細胞画像CI2が指定されており、細胞種別(種類)表示領域CTAでは、当該細胞画像CI2に対して判定されたサブクラスとして「Seg」が表示され、パラメータ表示領域PAでは、当該細胞画像CI2に対して選択された特徴パラメータP3の値として、「2(1,1)-0.47-1.9μm-Seg」が表示されている。なお、「2(1,1)」は、細胞核の重なりに関する情報であり、「0.47」は、核の最小幅(min)/核の最大幅(Max)の比を示し、「1.9μm」は、核の最小幅(min)を示す。

0044

このように、ユーザーは、一覧画像表示領域LAの細胞画像の中から特定の細胞画像を指定することによって、指定された特定の細胞画像を拡大画像表示領域EIAに表示させる。ユーザーは、拡大細胞画像及び当該細胞画像に対応して表示された特徴パラメータの値を参考にして、細胞の判定結果が妥当なものであるか否かをより速やかに、且つ、より正確に確認することができる。

0045

上記構成によれば、細胞画像解析装置1は、細胞の種類判定に用いられる特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像について取得し、特徴パラメータの値をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示する。よって、検査者による正確な細胞の種類判定を支援できる。

0046

ユーザーがタブ表示領域TAを操作し、一覧画像表示領域LAに表示させる細胞の種類を変更すると、パラメータ表示領域PAに表示されるパラメータの種類が、一覧画像表示領域LAに表示される細胞の種類に合わせて変更される。

0047

上記構成によれば、細胞の種類判定に有用な特徴パラメータのみを表示させることが可能になるため、検査者による細胞の種類判別がより容易になる。

0048

図7に示すように、細胞画像解析装置1は、細胞画像が表示される画面と同一の画面において特徴パラメータの値を表示してもよい。

0049

上記構成によれば、細胞画像解析装置1は、細胞画像が表示される画面と同一の画面において特徴パラメータの値を表示する。よって、特定の細胞画像と、当該細胞画像に関連付けられた特徴パラメータとを容易に把握することができる。したがって、細胞の種類判定に関して、検査者の作業効率をより高め、且つ、検査者の作業負担をより軽減することができる。

0050

図8は、実施形態に係る細胞の特徴パラメータの値を含む細胞画像の一例を説明する図である。図8に示すように、例えば、細胞画像解析装置1は、図7に示すような判定結果画面JS1の拡大画像表示領域EIAに表示される拡大細胞画像CI3内に、当該拡大細胞画像CI3に対して選択された特徴パラメータの情報P5「Cell Diameter 20.953 … N/C 0.507」を表示する。

0051

上記構成によれば、細胞画像解析装置1は、細胞画像内に当該細胞画像に関連付けられた特徴パラメータの値を表示する。よって、特定の細胞画像と、当該細胞画像に関連付けられた特徴パラメータの値とをより容易に把握することができる。したがって、細胞の種類判定に関して、検査者の作業効率をより高め、且つ、検査者の作業負担をより軽減することができる。

0052

細胞画像解析装置1は、特徴パラメータの値を細胞画像と関連付けて表示する際に、特徴パラメータの値と当該特徴パラメータの識別情報とを関連付けて表示してもよい。例えば、図6に示す細胞画像CI1に示すように、細胞画像解析装置1は、特徴パラメータの値(例えば、「核の最小幅」を示す1.6μm)と、「核の最小幅」の識別情報(「min」)とを関連付けて表示してもよい。ここで、細胞画像と関連付けて表示される識別情報は、細胞の分類(判定)の決め手となった特徴パラメータの値に対応する識別情報を含む。

0053

上記構成によれば、細胞画像解析装置1は、特徴パラメータの値を細胞画像と関連付けて表示する際に、特徴パラメータの値と当該特徴パラメータの識別情報とを関連付けて表示する。よって、特定の特徴パラメータの値と、当該特徴パラメータの名称とが関連付けて表示されるため、検査者は、特定の特徴パラメータの内容を容易に把握できる。

0054

なお、図6に示す細胞画像CI1では、特徴パラメータP1「0.27-1.6μm-seg (min)」と表示されており、識別情報の表示位置は最後尾である。しかしながら、識別情報の表示位置は最後尾に限られず、例えば、「0.27-1.6μm-(min)-seg」というように「核の最小幅」を示す「1.6μm」の直後の位置に表示されてもよいし、「(min)-0.27-1.6μm-seg」というように冒頭の位置に表示されてもよい。

0055

図9乃至図11を参照して、実施形態に係る細胞の特徴パラメータの選択処理の一例を説明する。図9は、細胞の特徴パラメータの選択処理の一例を説明するフローチャートである。この処理は、細胞画像解析装置1のインストール時など、細胞分類に先立って実行される。また、この処理は、細胞分類ののち、図7に示す判定結果画面JS1の表示後に実行されることもある。

0056

細胞画像解析装置1の選択条件受付部115は、図10に示す特徴パラメータの選択画面SS1/SS3を表示する(ステップS21)。ステップS23において、細胞画像解析装置1の選択条件受付部115は、特徴パラメータの選択条件を受け付けたか否かを判定する。細胞画像解析装置1は、選択条件を受け付けた場合(Yesの場合)、ステップS25に進む。なお、図10に示す特徴パラメータの選択画面SS1においては、3つのパラメータCB1、CB3,CB5がデフォルト設定されている。デフォルト設定されるパラメータは、細胞の種類判定に特に有用なパラメータであり、細胞の種類によって異なる。ユーザーがデフォルト設定を変更したい場合、変更したい特徴パラメータに対応するチェックボックスを選択し、変更する。このように、細胞の種類判定に特に有用な特徴パラメータをデフォルト設定しておくことにより、表示される特徴パラメータの値の数を最小限とし、ユーザーによる細胞種の判定確認を迅速化することができる。

0057

図7に示す判定結果画面JS1の表示後に特徴パラメータの選択処理を実行する場合、判定結果画面JS1において、ユーザーが、例えば、操作ボタン表示領域OBAに配置されたパラメータ選択ボタンPSBを押下すると、図10(a)に示すように、複数のパラメータが一覧表示された、特徴パラメータ選択画面SS1が表示される。ユーザーは、特徴パラメータ選択画面SS1において、表示された複数のパラメータから参照したい特徴パラメータに対応するチェックボックスにチェックし、OKボタンB1を押下することにより、細胞画像と対応付けて表示させる特徴パラメータを選択し設定することができる。また、ユーザーは、特徴パラメータ選択画面SS1において、キャンセルボタンB3を押下すると、図7に示す判定結果画面JS1に戻る。なお、特徴パラメータ選択画面SS1において、すべてのチェックボックスからチェックを解除することによって、特徴パラメータの値を細胞画像において非表示とすることが可能である。

0058

特徴パラメータ選択画面に予め含まれるパラメータの種類は、図7に示す判定結果画面JS1の一覧画像表示領域LAにおいて指定される細胞画像の種類判定結果に応じて異なってもよい。一覧画像表示領域LAにおいて、例えば、リンパ球、単球、好酸球又は好塩基球の細胞画像を一覧表示している場合に、ユーザーがパラメータ選択ボタンPSBを押下すると、これらの細胞群関連度の高いパラメータのみを含む特徴パラメータ選択画面が表示されてもよい。この場合、例えば、図10(a)に示す特徴パラメータ選択画面SS1に含まれる複数の特徴パラメータのうち、「核の最大幅」、「核の最小幅」、「核の最小幅(min)/核の最大幅(Max)の比」、及び「核の重なり」を除く特徴パラメータのみを含む特徴パラメータ選択画面が表示されてもよい。他方で、一覧画像表示領域LAにおいて、例えば、好中球の細胞画像を一覧表示している場合に、ユーザーがパラメータ選択ボタンPSBを押下すると、好中球に関連度の高いパラメータのみを含む特徴パラメータ選択画面が表示されてもよい。この場合、例えば、図10(a)に示す特徴パラメータ選択画面SS1が表示される。

0059

図10(a)に示す特徴パラメータ選択画面SS1の例では、チェックボックスCB1、CB3及びCB5にチェックが入っているが、図10(b)に示す特徴パラメータ選択画面SS3に示すように、ユーザーがチェックボックスCB5のチェックを解除してOKボタンB1を押下すると、細胞画像と対応付けて表示させる特徴パラメータを「核の最小幅」及び「核の最小幅(min)/核の最大幅(Max)の比」と設定することができる。

0060

他方で、細胞画像解析装置1の選択条件受付部115は、選択条件を受け付けなかった場合、つまり、図10に示す選択画面においてユーザーからの指示を受け付けなかった場合(ステップS23においてNoの場合)、選択条件を受け付けるまで待機する。

0061

細胞画像解析装置1の選択部113は、特徴パラメータ選択画面SS1を介して受け付けた選択条件に基づいて特徴パラメータを選択する(ステップS25)。ステップS27において、細胞画像解析装置1の細胞画像表示部112は、選択された特徴パラメータの情報をそれぞれの細胞画像と関連付けて表示部13に表示させる。

0062

図11は、細胞画像解析装置1の表示部13に表示される、細胞の種類の判定結果画面の他の一例を示す説明図である。図7に示す判定結果画面JS1のパラメータ表示領域PAには、細胞画像の特徴パラメータとして、「2(1,1)-0.47-1.9μm-Seg」が表示されていたが、図10(a)及び(b)に示すように、表示すべき特徴パラメータから「核の重なり」に関する特徴パラメータが除外されたので、図11に示す判定結果画面JS3のパラメータ表示領域PAには、「核の重なり」に対応するパラメータの値「2(1,1)」を非表示とした特徴パラメータP7「0.47-1.9μm-Seg」が表示される。

0063

上記したとおり、細胞画像解析装置1は、細胞に関する複数のパラメータから特徴パラメータを選択する。よって、細胞の種類判定に関して、検査者の作業効率を高め、且つ、検査者の作業負担を軽減することができる。

0064

また、細胞画像解析装置1は、特徴パラメータの選択条件を受け付け、受け付けた選択条件に基づいて、特徴パラメータを選択する。よって、受け付けた選択条件に基づいて特徴パラメータが選択されるため、検査者が所望する特徴パラメータを特定することができる。したがって、細胞の種類判定に関して、検査者の作業効率をより高め、且つ、検査者の作業負担をより軽減することができる。

0065

さらに、細胞画像解析装置1は、予め定められた選択条件に基づいて、特徴パラメータを選択してもよい。例えば、特徴パラメータの選択は、上記したようなユーザーの操作に応じて実行されるものに限られず、細胞画像解析装置1が自動的に実行するものでもよい。例えば、好中球と分類された細胞画像に関しては、Band/Seg判定に特に有用なパラメータ、つまり、「核の最大幅」、「核の最小幅」、「核の最小幅(min)/核の最大幅(Max)の比」、及び「核の重なり」が特徴パラメータとして予め選択(設定)されてもよい。さらにまた、細胞の種類を判定する決め手になったパラメータのみを特徴パラメータとして自動的に設定してもよい。

0066

上記構成によれば、細胞画像解析装置1は、予め定められた選択条件に基づいて、特徴パラメータを選択する。よって、予め定められた選択条件に基づいて、特徴パラメータが自動的に選択されるため、検査者が特徴パラメータを都度選択する必要がなくなる。したがって、細胞の種類判定に関して、検査者の作業効率をより高め、且つ、検査者の作業負担をより軽減することができる。

0067

図12及び図13を参照して、実施形態に係る細胞の種類の判定結果の変更処理の一例について説明する。図12は、判定結果の変更処理の一例を説明するフローチャートである。

0068

図12に示すように、まず前提として、細胞画像解析装置1の細胞画像表示部112は、例えば図7に示す判定結果画面JS1を表示する(ステップS31)。上記したとおり、ユーザーの指示に基づいて、又は、自動的に特徴パラメータが選択されると、パラメータ表示領域PAにおいて、選択された特徴パラメータの値が拡大細胞画像と対応付けて表示される。ユーザーは、一覧画像表示領域LAの細胞画像の中から特定の細胞画像を指定することによって、指定された特定の細胞画像を拡大画像表示領域EIAに表示させる。ユーザーは、拡大細胞画像及び当該細胞画像に対応して表示された特徴パラメータの値を参考にして、細胞の判定結果が妥当なものであるか否かをより速やかに、且つ、より正確に確認することができる。なお、細胞画像解析装置1の解析部111は、細胞の判定結果に加えて、判定結果に基づいて細胞の個数に関するカウント数も算出し、細胞画像表示部112は、カウント数を、判定結果画面JS1の分類結果表示領域CRAに表示させる。

0069

ステップS33において、細胞画像解析装置1の細胞種受付部119は、判定結果の変更指示を受け付けたか否かを判定する。細胞画像解析装置1の細胞種受付部119は、判定結果の変更指示を受け付けた場合(Yesの場合)、ステップS35に進む。

0070

図13は、細胞画像解析装置1の表示部13に表示される、細胞の種類の判定結果を変更するための変更画面の一例を示す図である。図7に示す判定結果画面JS1において、ユーザーが、例えば、細胞の判定結果が妥当でないと考えた場合、操作ボタン表示領域OBAに配置された判定結果変更ボタンJRBを押下すると、図13(a)に示すように、複数のサブクラスが一覧表示された、判定結果変更画面MS1が表示される。ユーザーは、判定結果変更画面MS1において、表示されたサブクラスから、細胞の判定結果として妥当なサブクラスに対応するチェックボックスにチェックし、OKボタンB1を押下することにより、妥当な分類を特定し、判定結果を更新することができる。また、ユーザーは、判定結果変更画面MS1において、キャンセルボタンB3を押下すると、図7に示す判定結果画面JS1に戻る。

0071

図13(a)に示す判定結果変更画面MS1の例では、図7に示す判定結果画面JS1で指定された細胞画像が「Seg」に分類されているため、チェックボックスCB7「Segmented neutrophil」にチェックが入っている。しかしながら、ユーザーが検討したところ、妥当な判定結果が「Band」であると判断した場合は、ユーザーは、判定結果変更画面MS1においてチェックボックスCB7「Segmented neutrophil」のチェックを解除し、新たに、「Band」に対応するチェックボックスCB9「Band neutrophil」にチェックをする。このようにユーザーは、細胞画像解析装置1が判定した結果を容易に変更することが可能である。なお、ユーザーは、細胞の判定結果について複数回実施することが可能である。

0072

ステップS35において、細胞画像解析装置1の計数部121は、細胞の判定結果の変更に応じて、細胞数を再度計数する。ステップS33において、細胞の判定結果の変更が複数回実施される場合、判定結果が変更されるたびに細胞数を計数してもよいし、所定の回数ごとに細胞数を計数してもよい。細胞画像解析装置1の細胞画像表示部112は、ステップS37において、細胞の判定結果の変更に応じて、判定結果画面を更新する。上記の例の場合、細胞画像解析装置1の細胞画像表示部112は、例えば、図7に示す判定結果画面JS1の細胞種別表示領域CTAの「Seg」との表示を、「Band」に変更するとともに、分類結果表示領域CRAに表示されるカウント値を変更するように、判定結果画面JS1を更新する。

0073

他方で、ステップS33において、細胞画像解析装置1の細胞種受付部119が判定結果の変更指示を受け付けなかった場合(Noの場合)、ステップS39に進む。ステップS39において細胞画像解析装置1の細胞種受付部119は、判定結果の確定指示を受け付けたか否かを判定する。細胞画像解析装置1の細胞種受付部119は、判定結果の確定指示を受け付けた場合(Yesの場合)、例えば、ユーザーが、図7に示す判定結果画面JS1における判定結果確定ボタンVAを押下した場合は、ステップS41に進む。ステップS41において、細胞画像解析装置1の送信部122は、確定した判定結果に対応するカウント値をホストコンピュータに送信する。他方で、ステップS39において、細胞画像解析装置1の細胞種受付部119が、判定結果の確定指示を受け付けなかった場合(Noの場合)、ステップS33に戻る。

0074

上記構成によれば、細胞画像解析装置1は、表示された細胞画像に含まれる細胞の種類の入力を受け付け、受け付けた細胞の種類に基づき、細胞の種類ごとに細胞数を計数する。よって、検査者は、細胞判定の結果を適切に変更することが可能である。

0075

図14を参照して、実施形態に係る細胞の特徴パラメータの表示制御処理の一例を説明する。図14は、実施形態に係る細胞の特徴パラメータの表示制御処理の一例を説明するフローチャートである。

0076

図14に示すように、まず前提として、細胞画像解析装置1の細胞画像表示部112は、例えば図7に示す判定結果画面JS1を表示する(ステップS51)。ステップS53において、細胞画像解析装置1の決定部117は、特徴パラメータの表示制御指示を受け付けたか否かを判定する。細胞画像解析装置1の決定部117は、特徴パラメータの表示制御を受け付けた場合(Yesの場合)、ステップS55に進む。ステップS55において、細胞画像解析装置1の決定部117は、ユーザーからのパラメータ表示制御指示受付内容に応じてパラメータの表示の有無を決定する。例えば、図7に示す判定結果画面JS1において、ユーザーが、操作ボタン表示領域OBAに配置されたパラメータ表示制御ボタンPDBを押下すると、細胞画像解析装置1の決定部117は、判定結果画面JS1において、細胞画像ごとの特徴パラメータの値の表示又は非表示を一括して決定する。また、細胞画像解析装置1の決定部117は、判定結果画面JS1において、特徴パラメータの値の表示又は非表示を細胞画像ごとに決定してもよい。他方で、ステップS53において、細胞画像解析装置1の決定部117が、特徴パラメータの表示制御指示を受け付けなかった場合(Noの場合)、指示を受け付けるまで待機する。

0077

上記構成によれば、細胞画像解析装置1は、ユーザーからの指示に基づいて特徴パラメータの情報を表示するか否かを決定する。よって、検査者が自由に、特徴パラメータの情報を細胞画像と関連付けて表示するか否かを制御できる。したがって、細胞の種類判定を行う際の検査者の利便性が向上する。

0078

<他の実施形態>
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更/改良(たとえば、各実施形態を組み合わせること、各実施形態の一部の構成を省略すること)され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。

0079

図15は、実施形態に係る細胞画像解析装置の表示部における、細胞の種類の判定結果画面の他の一例を示す図である。図15に示す判定結果画面JS5は、図7及び図11に示す判定結果画面JS1及びJS3とは異なり、判定結果画面JS1及びJS3では画面中央部分に配置される、拡大画像表示領域EIA、細胞種別表示領域CTA及びパラメータ表示領域PAを含まない。よって、拡大画像表示領域EIA、細胞種別表示領域CTA及びパラメータ表示領域PAを含まないことにより、一覧画像表示領域LIAに表示される各細胞画像を、判定結果画面JS1及びJS3に比べて大きく表示させることが可能である。ユーザーが一覧画像表示領域LAに表示された細胞画像の一つを選択すると、拡大画像表示領域EIA、細胞種別表示領域CTA及びパラメータ表示領域PAを含む別画面が表示される。

0080

上記構成によれば、細胞の判定(分類)結果が各細胞画像の近傍に集約されて表示され、且つ、各細胞画像がより大きく表示されるので細胞画像及びパラメータの値を視認することが容易になるため、細胞種の確認・再分類作業がより速やかに行うことができる。

0081

図16は、実施形態に係る細胞画像解析システムの構成の他の一例を示す図である。図16に示す細胞画像解析システム1000においては、図1に示す細胞画像解析システム100では別個の構成であった細胞画像解析装置1及び細胞画像撮像装置3が一体となって構成される。例えば、図16に示すように、細胞画像解析装置101は、ハードウェア構成として、細胞画像を取得する撮像部33と、撮像部33の動作を制御し、細胞画像を解析する処理部11と、処理部11が解析した結果9および細胞画像を記憶する記憶部12と、ディスプレイ等により構成される、解析結果を表示するための表示部13と、マウス、キーボード、タッチパネル装置等により構成される入力部14と、を備える。処理部11は、図2(b)で説明した各機能に加え、図2(a)で説明した、処理部31が有する撮像部33の制御機能を有する。

0082

また、上記実施形態では、細胞画像解析システム100は、細胞の種類の判定処理として、一次判定及び二次判定二段階判定処理を実行すると説明したが、この形態に限られず、三段階以上の判定処理を含んでもよいし、一回の判定処理のみを含むものであってもよい。

0083

1,101:細胞画像解析装置、3:細胞画像撮像装置、5:ホストコンピュータ、11,31:処理部、12,32:記憶部、13,34:表示部、14,35:入力部、15,36:バス、16,37:通信部、33:撮像部、100,1000:細胞画像解析システム、111,313:解析部、112:細胞画像表示部、113:選択部、115:選択条件受付部、117:決定部、119:細胞種受付部、121:計数部、122:送信部、311:制御部、331:カメラ、333:対物レンズ、335:レンズ駆動部、337:標本スライド、339:保持部、341:スライド駆動部、343:光源

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 国立大学法人徳島大学の「 細胞培養足場材料」が 公開されました。( 2021/08/19)

    【課題】細胞培養に好適に用いられる足場材料を提供する。【解決手段】細胞培養のための足場材料は、細菌により生産されたバクテリアセルロースを含有し、下記(a)の物性を有する:(a)固形分濃度0.1±0.0... 詳細

  • 国立大学法人東北大学の「 推定装置、及び、推定方法」が 公開されました。( 2021/08/19)

    【課題】固形廃棄物を構成する材料を高い精度にて推定することが可能な推定装置を提供すること。【解決手段】推定装置1は、固形廃棄物2を構成する材料を推定する。推定装置1は、10GHz乃至10THzの周波数... 詳細

  • 株式会社リコーの「 分析方法、分析装置、印刷装置、および、印刷システム」が 公開されました。( 2021/08/19)

    【課題】印刷物のインク層に残留した溶剤の定量の精度を向上させる。【解決手段】近赤外領域の所定の波長範囲を含む光を、溶剤を含むインクが付着された印刷物に分光器を接触させながら照射して複数のスペクトルを測... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ