図面 (/)

技術 ネットワークシステム

出願人 富士通株式会社
発明者 続木達也小宮伸二竹山智明
出願日 2019年8月30日 (1年9ヶ月経過) 出願番号 2019-158377
公開日 2021年3月11日 (2ヶ月経過) 公開番号 2021-040173
状態 未査定
技術分野 機械的光制御・光スイッチ 光通信システム
主要キーワード プリアンプ出力 光フィルタ間 スパン数 LCOS素子 ロス情報 多値度 パワー損失 局発光
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2021年3月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

光信号光信号対雑音比帯域狭窄両立することができるネットワークシステムを提供する。

解決手段

チャネルごとに光信号を透過する波長フィルタを有する波長選択スイッチがそれぞれ設けられた複数の伝送装置と、管理装置とを有し、波長選択スイッチは、所定のチャネルの光信号の透過帯域隣接チャネルの前記波長フィルタまで広げる帯域設定が可能であり、管理装置は、光信号の経路上の前記波長フィルタによるパワー損失に基づき光信号のOSNRを算出するOSNR算出部と、経路上の波長フィルタによる狭窄化に応じた光信号の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、OSNR及び帯域幅が光信号の伝送品質の条件をそれぞれ満たすか否かを判定する判定部と、判定結果に基づき、帯域設定を波長選択スイッチに行うか否かを決定する決定処理部とを有する。

概要

背景

光伝送システムにおいて、光信号変調多値度を増やした場合、ビットレートは増加するが、光信号のコンスタレーション内のシンボル同士の間隔は狭くなるため、光信号対雑音比(OSNR: Optical Signal-to-Noise Ratio)の耐力(OSNR耐力)は悪化する。一方、ボーレートを増やした場合もビットレート自体は増加するが、光信号のスペクトル幅が広がるため、隣接チャネル光信号間波長間隔を広げる必要がある。波長間隔が増加すると波長多重信号光内の波長数が減少するため、光ファイバ当たりの伝送容量は増加しない。

波長間隔、つまり波長グリッドを所定の基準値に維持したまま、ボーレートを増加させることができれば伝送容量は増加する。しかし、光信号の帯域幅は広くなるため、例えば光信号の経路上の波長選択スイッチ(WSS: Wavelength Selective Switch)の波長フィルタによる帯域狭窄(PBN: Pass Band Narrowing)の影響が増加する。

これに対し、光信号の帯域狭窄を抑制するため、例えばWSSのLCOS(Liquid Crystal On Silicon)素子回折効率を調整することにより隣接チャネルの光フィルタ間重複する帯域を設け、光信号の透過帯域を広げる技術がある(例えば特許文献1参照)。

概要

光信号の光信号対雑音比と帯域狭窄を両立することができるネットワークシステムを提供する。チャネルごとに光信号を透過する波長フィルタを有する波長選択スイッチがそれぞれ設けられた複数の伝送装置と、管理装置とを有し、波長選択スイッチは、所定のチャネルの光信号の透過帯域を隣接チャネルの前記波長フィルタまで広げる帯域設定が可能であり、管理装置は、光信号の経路上の前記波長フィルタによるパワー損失に基づき光信号のOSNRを算出するOSNR算出部と、経路上の波長フィルタによる狭窄化に応じた光信号の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、OSNR及び帯域幅が光信号の伝送品質の条件をそれぞれ満たすか否かを判定する判定部と、判定結果に基づき、帯域設定を波長選択スイッチに行うか否かを決定する決定処理部とを有する。A

目的

本発明は、光信号の光信号対雑音比と帯域狭窄の両立することができるネットワークシステムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

チャネルごとに光信号を透過する波長フィルタを有する波長選択スイッチがそれぞれ設けられた複数の伝送装置と、前記複数の伝送装置を管理する管理装置とを有し、前記波長選択スイッチは、所定のチャネルの光信号の透過帯域隣接チャネルの前記波長フィルタまで広げる帯域設定が可能であり、前記管理装置は、前記所定のチャネルの光信号の経路上の前記波長フィルタによるパワー損失に基づき前記所定のチャネルの光信号のOSNRを算出するOSNR算出部と、前記経路上の前記波長フィルタによる狭窄化に応じた前記所定のチャネルの光信号の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、前記OSNR及び前記帯域幅が前記所定のチャネルの光信号の伝送品質の条件をそれぞれ満たすか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づき、前記帯域設定を前記波長選択スイッチに行うか否かを決定する決定処理部とを有することを特徴とするネットワークシステム

請求項2

前記決定処理部は、前記所定のチャネルの光信号の透過帯域を広げていないときの前記OSNR及び前記帯域幅のうち、前記帯域幅が前記伝送品質の条件を満たさない場合、前記所定のチャネルの光信号の透過帯域を広げたときの前記OSNR及び前記帯域幅が前記伝送品質の条件をそれぞれ満たすとき、前記設定を行う決定をすることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。

請求項3

前記決定処理部は、前記所定のチャネルの光信号の透過帯域を広げていないときの前記OSNR及び前記帯域幅が前記伝送品質の条件をそれぞれ満たす場合、前記設定を行わない決定をすることを特徴とする請求項1または2に記載のネットワークシステム。

請求項4

前記判定部は、前記所定のチャネルの光信号の変調多値度及びボーレートの組み合わせに応じた前記伝送品質の条件を用いて判定を行い、前記決定処理部は、前記OSNR及び前記帯域幅が前記伝送品質の条件をそれぞれ満たす場合の前記変調度及び前記ボーレートの組み合わせを前記所定のチャネルの光信号に設定する決定をすることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のネットワークシステム。

請求項5

前記OSNR算出部は、前記帯域設定による透過帯域の広がりに応じて前記OSNRを算出し、前記帯域幅算出部は、前記帯域設定による透過帯域の広がりに応じて前記帯域幅を算出し、前記決定処理部は、前記OSNR及び前記帯域幅が前記所定のチャネルの光信号の伝送品質の条件をそれぞれ満たす場合の前記所定のチャネルの光信号の透過帯域の広がりを前記波長選択スイッチに設定する決定を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のネットワークシステム。

請求項6

前記波長選択スイッチは、前記帯域設定が行われた場合、前記所定のチャネルの光信号の透過帯域が広がり、かつ、前記所定のチャネルの光信号のパワーの損失が増加することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のネットワークシステム。

請求項7

前記波長選択スイッチは、前記波長フィルタとして機能し、第1方向に配列されたチャネルごとのミラーアレイと、前記ミラーアレイにより反射された光信号が入射される複数のポートとを有し、前記帯域設定が行われた場合、前記ミラーアレイを、前記第1方向に対して垂直な第2方向において1:1の比で分割した第1領域のミラー及び第2領域のミラーから、前記複数のポートのうち、互いに異なるポートに光信号が入射されるように前記第1領域のミラー及び前記第2領域のミラーの角度を互いに異なる値に制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のネットワークシステム。

技術分野

0001

本件は、ネットワークシステムに関する。

背景技術

0002

光伝送システムにおいて、光信号変調多値度を増やした場合、ビットレートは増加するが、光信号のコンスタレーション内のシンボル同士の間隔は狭くなるため、光信号対雑音比(OSNR: Optical Signal-to-Noise Ratio)の耐力(OSNR耐力)は悪化する。一方、ボーレートを増やした場合もビットレート自体は増加するが、光信号のスペクトル幅が広がるため、隣接チャネル光信号間波長間隔を広げる必要がある。波長間隔が増加すると波長多重信号光内の波長数が減少するため、光ファイバ当たりの伝送容量は増加しない。

0003

波長間隔、つまり波長グリッドを所定の基準値に維持したまま、ボーレートを増加させることができれば伝送容量は増加する。しかし、光信号の帯域幅は広くなるため、例えば光信号の経路上の波長選択スイッチ(WSS: Wavelength Selective Switch)の波長フィルタによる帯域狭窄(PBN: Pass Band Narrowing)の影響が増加する。

0004

これに対し、光信号の帯域狭窄を抑制するため、例えばWSSのLCOS(Liquid Crystal On Silicon)素子回折効率を調整することにより隣接チャネルの光フィルタ間重複する帯域を設け、光信号の透過帯域を広げる技術がある(例えば特許文献1参照)。

先行技術

0005

国際公開第2017/150278号

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、特許文献1の技術は、あるチャネルの光信号を該当ポートだけでなく、隣接チャネルのポートにも出力することにより光信号の透過帯域を広げるため、PBNは改善する。しかし、透過帯域を拡大するため、光信号のパワー損失の増加を伴う。これにより、OSNRが悪化するという問題がある。

0007

そこで本発明は、光信号の光信号対雑音比と帯域狭窄の両立することができるネットワークシステムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

1つの態様では、ネットワークシステムは、チャネルごとに光信号を透過する波長フィルタを有する波長選択スイッチがそれぞれ設けられた複数の伝送装置と、前記複数の伝送装置を管理する管理装置とを有し、前記波長選択スイッチは、所定のチャネルの光信号の透過帯域を隣接チャネルの前記波長フィルタまで広げる帯域設定が可能であり、前記管理装置は、前記所定のチャネルの光信号の経路上の前記波長フィルタによるパワー損失に基づき前記所定のチャネルの光信号のOSNRを算出するOSNR算出部と、前記経路上の前記波長フィルタによる狭窄化に応じた前記所定のチャネルの光信号の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、前記OSNR及び前記帯域幅が前記所定のチャネルの光信号の伝送品質の条件をそれぞれ満たすか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づき、前記帯域設定を前記波長選択スイッチに行うか否かを決定する決定処理部とを有する。

発明の効果

0009

1つの側面として、光信号の光信号対雑音比と帯域狭窄を両立することができる。

図面の簡単な説明

0010

ネットワークシステムの一例を示す構成図である。
WSSの一例を示す構成図である。
ミラー設定を行っていない場合のミラーアレイの制御の一例を示す図である。
ミラー設定を行った場合のミラーアレイの制御の一例を示す図である。
ミラー設定を行った場合のミラーアレイの制御の他の例を示す図である。
第1実施例のネットワーク管理装置を示す構成図である。
経路情報の一例を示す図である。
帯域情報の一例を示す図である。
ロス情報及びOSNRの算出処理の一例を示す図である。
モード情報の一例を示す図である。
第1実施例のネットワーク管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
ミラー設定が行われる場合にPBN耐力及びOSNR耐力の条件を満たすモードが有るときの判定内容の例を示す図である。
経路情報の他の例を示す図である。
ミラー設定が行われない場合にPBN耐力及びOSNR耐力の条件を満たすモードが有るときの判定内容の例を示す図である。
経路情報の他の例を示す図である。
ミラー設定が行われない場合にPBN耐力及びOSNR耐力の条件を満たすモードが無いときの判定内容の例を示す図である。
経路情報の他の例を示す図である。
ミラー設定が行われる場合にOSNR耐力の条件を満たすモードが無いときの判定内容の例を示す図である。
スパンロスに対する1スパン当たりのOSNRの変化の一例を示す図である。
スパンロスに対する伝送可能な最大スパン数の変化の一例を示す図である。
経路情報の他の例を示す図である。
一部のWSSだけがミラー設定の対象である場合のPBN耐力及びOSNR耐力の条件の判定内容の例を示す図である。
スパンロスに対する伝送可能な最大スパン数の変化の一例を示す図である。
第2実施例のネットワーク管理装置を示す構成図である。
帯域変化情報及びロス変化情報の一例を示す図である。
第2実施例のネットワーク管理装置の動作を示すフローチャートである。

実施例

0011

(ネットワークシステム)
図1は、ネットワークシステムの一例を示す構成図である。ネットワークシステムは、ネットワーク管理装置1及びネットワークNWを有する。

0012

ネットワークNWには、送信局の伝送装置20、中継局の伝送装置21、受信局の伝送装置22、送信側トランポンダ(TP)30、及び受信側トランポンダ31が含まれる。伝送装置20〜22は、光ファイバなどの伝送路9を介して互いに接続される。なお、図1には、個別の波長割り当てられた複数のチャネルのうち、所定のチャネルの光信号の経路上の伝送装置20〜22が示されているが、実際のネットワークNWには多数の伝送装置20〜22が含まれる。

0013

ネットワーク管理装置1は、不図示の通信回線を介して伝送装置20〜22、送信側TP30、及び受信側TP31を管理する。なお、ネットワーク管理装置1は管理装置の一例である。

0014

送信局の伝送装置20は、装置制御部200、出力側波長選択スイッチ(WSS)201、及びポストアンプ202を有する。出力側WSS201には、複数の送信側TP30が光学的に接続されている。

0015

送信側TP30は、装置制御部300及び送信器301を有する。送信器301は、例えば送信光光源、送信光を光変調して光信号を生成する光変調器、及び光変調器に入力するシンボルデータ多値変調により生成するマッピング回路などを有する。送信器301は、一例としてデジタルコヒーレント光伝送方式に従って光信号を送信局の伝送装置20に送信する。

0016

装置制御部300は、ネットワーク管理装置1からの指示に従って、送信器301に対し、光信号の波長やモードなどの各種の設定を行う。モードには、光信号の多値変調の多値度及びボーレートなどの設定が含まれる。各送信側TP30は、互いに異なるチャネルの光信号を送信局の伝送装置20に送信する。なお、装置制御部300は、例えばCPU(Central Processing Unit)、メモリFPGA(Field Programmable Gate Array)、及びASIC(Application Specified IntegratedCircuit)などの回路を含む。

0017

出力側WSS201には、各送信側TP30からチャネル単位の光信号が入力される。出力側WSS201は、少なくとも一部のチャネルの光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成する。波長多重光信号はポストアンプ202に入力される。

0018

ポストアンプ202は、波長多重光信号を増幅して伝送路9に出力する。波長多重光信号は、伝送路9から中継局の伝送装置21に入力される。

0019

装置制御部200は、ネットワーク管理装置1からの指示に従って出力側WSS201及びポストアンプ202に対し各種の設定を行う。装置制御部200は、後述するように、出力側WSS201のミラーを制御することによりチャネルごとの透過帯域を広げることができる。なお、装置制御部200は、例えばCPU、メモリ、FPGA、及びASICなどの回路を含む。

0020

中継局の伝送装置21は、装置制御部210、プリアンプ211、入力側WSS212、出力側WSS213、及びポストアンプ214を有する。プリアンプ211には、伝送路9から波長多重光信号が入力される。プリアンプ211は、波長多重光信号を増幅して入力側WSS212に出力する。

0021

入力側WSS212は、波長多重光信号をチャネル単位の光信号に分離して出力側WSS213に出力する。出力側WSS213は、少なくとも一部のチャネルの光信号を波長多重することにより波長多重光信号を生成する。波長多重光信号はポストアンプ214に入力される。

0022

ポストアンプ214は、波長多重光信号を増幅して伝送路9に出力する。波長多重光信号は、上記と同様に複数の中継局の伝送装置21を経由した後、受信局の伝送装置22に入力される。

0023

装置制御部210は、ネットワーク管理装置1からの指示に従って入力側WSS212、出力側WSS213、プリアンプ211、及びポストアンプ202に対し各種の設定を行う。装置制御部210は、後述するように、入力側WSS212及び出力側WSS213のミラーを制御することによりチャネルごとの透過帯域を広げることができる。なお、装置制御部210は、例えばCPU、メモリ、FPGA、及びASICなどの回路を含む。

0024

受信局の伝送装置22は、装置制御部220、プリアンプ221、及び入力側WSS222を有する。プリアンプ221には、伝送路9から波長多重光信号が入力される。プリアンプ221は、波長多重光信号を増幅して入力側WSS222に出力する。

0025

入力側WSS222は、波長多重光信号をチャネル単位の光信号に分離して複数の受信側TP31に出力する。

0026

受信側TP31は、装置制御部310及び受信器311を有する。受信器311は、例えば局発光の光源、局発光により光信号を検波する光回路、光信号を電気信号に変換する光電変換モジュール、及び電気信号のシンボルデータを復調して元のデータを再生するデマッピング回路などを有する。受信器311は、一例としてデジタルコヒーレント光伝送方式に従って光信号を受信する。

0027

装置制御部310は、ネットワーク管理装置1からの指示に従って、受信器311に対し、光信号の波長や上記のモードなどの各種の設定を行う。各受信側TP31は、互いに異なるチャネルの光信号を受信する。なお、装置制御部310は、例えばCPU、メモリ、FPGA、及びASICなどの回路を含む。

0028

また、装置制御部220は、ネットワーク管理装置1からの指示に従って入力側WSS222及びプリアンプ211に対し各種の設定を行う。装置制御部210は、後述するように、入力側WSS222のミラーを制御することによりチャネルごとの透過帯域を広げることができる。なお、装置制御部220は、例えばCPU、メモリ、FPGA、及びASICなどの回路を含む。

0029

このように、光信号は複数の入力側WSS212,222及び出力側WSS201,213を通過するため、光信号の帯域は狭窄化される。以下に入力側WSS212,222及び出力側WSS201,213の例としてWSS4を挙げて、その構成を述べる。

0030

(WSS4の構成)
図2は、WSS4の一例を示す構成図である。WSS4は、光ファイバアレイ40、回折格子41、レンズ42、及びミラー43を有する。光ファイバアレイ40は、入力ポートP#0及び出力ポートP#1,P#2を含む。

0031

波長多重光信号は、符号K1で示されるように入力ポートP#0から回折格子41を通りレンズ42に入力される。回折格子41は、光の回折現象により波長多重光信号から波長ごとの光信号を分離する。レンズ42は、符号K2で示されるように光信号をその波長に応じたミラー43に集光する。

0032

ミラー43は、チャネルごとのミラーアレイ内に配置されている。ミラー43は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーまたはLCOS素子であり、装置制御部200,210,220の制御に従って回動する。ミラー43は、レンズ42から入射された光信号を、符号K3で示されるように、ミラー43の角度に応じた角度でレンズ42に向けて反射する。反射した光信号は、符号K4で示されるようにレンズ42から回折格子41を通りポートP#2から出力される。

0033

また、ミラー43が、符号Rに示されるように回転して点線の位置になった場合、符号K5で示されるように、ミラー43の角度に応じた角度でレンズ42に向けて反射する。反射した光信号は、符号K6で示されるようにレンズ42から回折格子41を通りポートP#1から出力される。

0034

このように、ミラー43は、光信号を角度に応じたポートP#1,P#2に出力することができる。装置制御部200,210,220は、光信号の帯域の狭窄化を抑制するため、チャネルごとに設けられたミラーアレイの一部のミラー43を回転制御することにより、光信号が該当チャネルの出力ポートだけでなく隣接チャネルの出力ポートからも出力されるように設定を行う。なお、この設定を以下の説明では「ミラー設定」と表記する。

0035

(ミラー設定)
図3は、ミラー設定を行っていない場合のミラーアレイ44の制御の一例を示す図である。一例としてWSS4は1×5のポートP#0〜P#5を有する。ポートP#0は入力ポートであり、ポートP#1〜P#5は出力ポートである。一例としてポートP#0からチャネルCH#2〜#4の光信号が入力され、ポートP#1〜#3からチャネルCH#3,CH4,CH2をそれぞれ出力する場合の動作を挙げる。

0036

WSS4は、チャネルCH#1〜#5ごとのミラーアレイ44を有する。WSS4内において各CH#2〜#4のミラーアレイ44は配列方向Xに沿って配列されている。各チャネルCH#1〜#5のミラーアレイ44は、縦横に配列されたミラー43を有する。レンズ42は、光信号をその波長に応じたチャネルのミラーアレイ44に入射させる。

0037

各ミラーアレイ44内の全てのミラー43は、光信号のチャネルCH#1〜#5に対応するポートP#1〜#5に光信号を入射させる。例えばチャネルCH#2の各ミラー43は、チャネルCH#2の波長の光信号をポートP#3に入射させ、チャネルCH#3の各ミラー43は、チャネルCH#3の波長の光信号をポートP#1に入射させ、チャネルCH#4の各ミラー43は、チャネルCH#4の波長の光信号をポートP#2に入射させる。

0038

符号Haは、ポートP#1〜#3から出力される光信号のスペクトルの一例を示す。符号Haの各グラフにおいて、横軸は光信号の波長を示し、縦軸は光信号のパワーを示す。

0039

各ポートP#1〜#3は、例えば75(GHz)のグリッドに対応する個別の波長帯の光信号を出力する。ポートP#1はチャネルCH#3の波長帯の光信号を出力し、ポートP#2はチャネルCH#4の波長帯の光信号を出力し、ポートP#3はチャネルCH#2の波長帯の光信号を出力する。

0040

このように、ミラー設定が行われていない場合、各ポートP#1〜#3は、1つのチャネルCH#3,CH#4,CH#2の光信号のみを出力する。

0041

図4Aは、ミラー設定を行った場合のミラーアレイ44の制御の一例を示す図である。図4Aにおいて、図3と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。ミラー設定は、所定のチャネルの光信号の透過帯域を隣接チャネルの波長フィルタまで広げる帯域設定の一例である。

0042

一例として、各CH#2〜#4のミラーアレイ44の一部のミラー43は、光信号を隣接チャネルCH#1〜#5のポートP#1〜#3に入射させる。このとき、各ミラーアレイ44のミラー43は、配列方向Xに対して垂直な方向Yに沿ってm:nの個数の比で2つの領域441,440に分割される。また、m/nを「ミラー分割比」と表記する。本例ではm:n=1:1としてミラー設定が行われる。なお、領域440,441は、それそれ、第1領域及び第2領域の一例であり、X方向及びY方向は、それそれ、第1方向及び第2方向の一例である。

0043

チャネルCH#2,CH#3の領域440のミラー43は、ミラー設定が行われない場合と同様に、チャネルCH#2,CH#3の光信号をポートP#3,P#1,P#2にそれぞれ入射させる。一方、チャネルCH#2〜#3の領域441のミラー43は、チャネルCH#2〜#4の光信号を、隣接チャネルCH#2〜#4に対応するポートP#3,P#1,P#2に入射させる。

0044

例えばチャネルCH#2の副領域441のミラー43は、光信号を隣接チャネルCH#3に対応するポートP#1に入射させる。チャネルCH#3の領域441のミラー43は、光信号を隣接チャネルCH#2,CH#4に対応するポートP#3,P#2に入射させる。チャネルCH#4の副領域441のミラー43は、光信号を隣接チャネルCH#3に対応するポートP#1に入射させる。

0045

また、未使用のチャネルCH#1,CH#5のミラーアレイ44についても、チャネルCH#1の領域441のミラー43は、チャネルCH#1の光信号を隣接チャネルCH#2に対応するポートP#3に入射させる。また、チャネルCH#5の領域441のミラー43は、チャネルCH#5の光信号を隣接チャネルCH#4に対応するポートP#2に入射させる。

0046

このように、CH#2〜#4の光信号は、CH#2〜#4に対応するポートP#3,P#1,P#2だけでなく、隣接チャネルCH#1〜#5に対応するポートP#3,P#1,P#2にも入射される。

0047

符号Hbは、ポートP#1〜#3から出力される光信号のスペクトルの一例を示す。符号Hbの各グラフにおいて、横軸は光信号の波長を示し、縦軸は光信号のパワーを示す。

0048

点線は、参考として記載したm:n=0:10の場合のスペクトルである。このスペクトルは、領域440,441の分割がない図3の例と同様の波形である。

0049

また、実線は、m:n=1:1の場合のスペクトルである。例えばポートP#1のスペクトルは、チャネルCH#3の領域440からの光信号の成分に加え、隣接チャネルCH#2,CH#4の領域441からの光信号の成分を含む。ポートP#2のスペクトルは、チャネルCH#4の領域440からの光信号の成分に加え、隣接チャネルCH#3,CH#5の領域441からの光信号の成分を含む。ポートP#3のスペクトルは、チャネルCH#2の領域440からの光信号の成分に加え、隣接チャネルCH#1,CH#3の領域441からの光信号の成分を含む。

0050

したがって、各ポートP#1〜#3から出力される光信号の波長帯は、隣接チャネルCH#3,CH#4,CH#2の波長帯まで広がる。

0051

このように、ミラーアレイ44は、チャネルCH#1〜#5ごとの光信号を透過する。ミラーアレイ44は、ミラー設定が行われた場合、所定のチャネルCH#2〜#4の光信号の透過帯域を隣接チャネルCH#1〜#5のミラーアレイ44まで広げる。

0052

このため、WSS4において光信号の透過帯域が広がるため、光信号の帯域の狭窄化が抑制される。なお、ミラーアレイ44は波長フィルタの一例である。

0053

このとき、各チャネルCH#1〜CH#5の領域441の全てのミラー43が、隣接チャネルのポート#1〜#3に光を入射させる必要はない。所定のチャネルCH#2〜#4の光信号の透過帯域がチャネル間の波長間隔以上であれば、光信号が通過するWSS4の数によらずに光信号に十分な透過帯域が確保される。このため、光信号の透過帯域がチャネル間隔以上となる最少のミラー43が隣接チャネルのポート#1〜#3に光を入射させればよい。過剰に多くのミラー43が隣接チャネルのポート#1〜#3に光を入射させると、ポート#1〜#3間でクロストークが生ずるおそれがある。

0054

図4Bは、ミラー設定を行った場合のミラーアレイ44の制御の他の例を示す図である。図4Bにおいて、図3及び図4Aと共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。本例では、チャネルCH#2の光信号は、ポートP#3ではなく、ポートP#2から出力される。なお、本例でもm:n=1:1としてミラー設定が行われる。

0055

チャネルCH#3の領域440のミラー43は、チャネルCH#3の光信号をポートP#1に入射させ、チャネルCH#3の領域441のミラー43は、チャネルCH#3の光信号を、隣接チャネルCH#2,CH#4に対応するポートP#2に入射させる。また、チャネルCH#2,CH#4の領域441のミラー43は、チャネルCH#2,CH#4の光信号をポートP#2に入射させ、チャネルCH#2,CH#4の領域440のミラー43は、チャネルCH#2,CH#4の光信号をポートP#1に入射させる。

0056

また、未使用のチャネルCH#1,CH#5のミラーアレイ44についても、チャネルCH#1の領域441のミラー43は、チャネルCH#1の光信号を隣接チャネルCH#2に対応するポートP#2に入射させる。また、チャネルCH#5の領域441のミラー43は、チャネルCH#5の光信号を隣接チャネルCH#4に対応するポートP#2に入射させる。

0057

符号Hcは、ポートP#1〜#3から出力される光信号のスペクトルの一例を示す。符号Hcの各グラフにおいて、横軸は光信号の波長を示し、縦軸は光信号のパワーを示す。

0058

上記のミラー設定により、ポートP#1から出力されるチャネルCH#3の光信号の波長帯は、隣接チャネルCH#2,CH#4の波長帯まで広がる。また、ポートP#2から出力されるチャネルCH#2,CH#4の光信号の波長帯は、隣接チャネルCH#1,CH#3,CH#5の波長帯まで広がる。

0059

符号Hb,Hcを参照すると理解されるように、光信号の透過帯域は、ミラー分割比が大きいほど、広がるため、帯域の狭窄化がより効果的に抑制される。しかし、光信号のパワーは、ミラー分割比が大きいほど、小さくなる。

0060

このため、ミラー設定を行った場合、光信号のロスが増加することによりOSNRが悪化するおそれがある。本例のようにミラー分割比を1(m:n=1)とすれば、ミラー設定が行われない場合より光信号のロスが例えば3(dB)だけ増加するおそれがあるが、チャネル間の波長間隔(波長グリッド)分の光信号の透過帯域が確保されるため、ミラー設定による帯域の狭窄化の抑制効果を最も発揮することができる。

0061

このように、WSS4は、ミラー設定が行われた場合、所定のチャネルの光信号の透過帯域が広がり、かつ、所定のチャネルの光信号のパワーの損失が増加する。WSS4は、波長フィルタとして機能し、第1方向に配列されたチャネルごとのミラーアレイ44と、ミラーアレイ44により反射された光信号が入射される複数のポートP#1〜P#5とを有する。

0062

WSS4は、ミラー設定が行われた場合、ミラーアレイ44を、方向Xに対して垂直な方向Yにおいて1:1の比で分割した領域440のミラー43及び領域441のミラー43から、互いに異なるポートP#1〜P#3に光信号が入射されるように領域440のミラー43及び領域441のミラー43の角度を互いに異なる値に制御する。このため、WSS4は、ミラー設定により光信号の帯域の狭窄化を効果的に抑制することができる。

0063

(第1実施例のネットワーク管理装置1の構成)
ネットワーク管理装置1は、光信号の経路上のWSS4のミラーアレイ44によるパワーの損失からOSNRを算出し、また、ミラーアレイ44による狭窄化に応じた光信号の帯域幅を算出する。ネットワーク管理装置1は、OSNR及び帯域が光信号の伝送品質を満たすか否かを判定し、判定結果に応じてミラー設定をWSS4に行うか否かを決定する。

0064

図5は、第1実施例のネットワーク管理装置1を示す構成図である。ネットワーク管理装置1は、CPU10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、HDD(Hard Disk Drive)13、通信ポート14、入力装置15、及び出力装置16を有する。CPU10は、互いに信号の入出力ができるように、ROM11、RAM12、HDD13、通信ポート14、入力装置15、及び出力装置16と、バス19を介して接続されている。

0065

ROM11は、CPU10を駆動するプログラムが格納されている。RAM12は、CPU10のワーキングメモリとして機能する。通信ポート14は、例えば無線LAN(Local Area Network)カードやNIC(Network Interface Card)であり、各伝送装置20〜22、送信側TP30、及び受信側TP31の装置制御部200,210,220,300,310とのCPU10の通信を処理する。

0066

入力装置15は、CPU10に情報を入力する装置である。入力装置15としては、例えばキーボードマウス、及びタッチパネルなどが挙げられる。入力装置15は、入力された情報を、バス19を介しCPU10に出力する。

0067

出力装置16は、CPU10から情報を出力する装置である。出力装置16としては、例えばディスプレイ及びタッチパネルなどが挙げられる。出力装置16は、CPU10からバス19を介して情報を取得して出力する。

0068

CPU10は、ROM11からプログラムを読み込むと、機能として、動作制御部100、PBN算出部101、OSNR算出部102、伝送品質判定部103、及び設定指示部104を生成する。動作制御部100、PBN算出部101、OSNR算出部102、伝送品質判定部103、及び設定指示部104は、ソフトウェアの機能に限定されず、ソフトウェアの機能に代えて、またはソフトウェアの機能とともに用いられるFPGAやASICなどの回路により形成されてもよい。

0069

動作制御部100は、ネットワーク管理装置1の全体的な動作を制御する。動作制御部100は、ROM11のプログラムのアルゴリズムに従って、PBN算出部101、OSNR算出部102、伝送品質判定部103、及び設定指示部104に動作を指示する。PBN算出部101、OSNR算出部102、伝送品質判定部103、及び設定指示部104は、動作制御部100の指示に従って動作する。このとき、動作の指示には、その動作に必要な各種の変数などが付与される。

0070

HDD13には、経路情報130、帯域情報131、ロス情報132、及びモード情報133が格納されている。経路情報130、帯域情報131、ロス情報132、及びモード情報133は、例えばユーザの操作に応じ、入力装置15から動作制御部100を介してHDD13に格納される。なお、経路情報130、帯域情報131、ロス情報132、及びモード情報133の格納手段はHDD13に限定されず、メモリなどの他の格納手段であってもよい。

0071

PBN算出部101は、経路情報130及び帯域情報131を参照することにより、所定のチャネルの光信号の経路上のWSS4による狭窄化に応じた光信号の帯域幅を算出する。なお、PBN算出部101は帯域算出部の一例である。

0072

OSNR算出部102は、経路情報130及びロス情報132を参照することにより、所定のチャネルの光信号の経路上のWSS4によるパワーの損失に基づき光信号のOSNRを算出する。

0073

伝送品質判定部103は、PBN算出部101が算出した帯域幅、及びOSNR算出部102が算出したOSNRを、モード情報133が示す光信号の伝送品質の条件を満たすか否かを判定する。例えば伝送品質判定部103は、所定のチャネルの光信号のモード、つまり変調の多値度及びボーレートの組み合わせに応じた伝送品質の条件を用いて判定を行う。

0074

設定指示部104は、伝送品質判定部103の判定結果に基づき、ミラー設定をWSS4に行うか否かを決定する。例えば設定指示部104は、ミラー設定が行われていないときのOSNR及び帯域幅のうち、OSNRだけが伝送品質の条件を満たさない場合、ミラー設定を行った場合のOSNR及び帯域幅が伝送品質の条件をそれぞれ満たすとき、ミラー設定を行う決定をする。

0075

また、設定指示部104は、所定のチャネルの光信号の透過帯域を広げていないときのOSNR及び帯域幅が伝送品質の条件をそれぞれ満たす場合、ミラー設定を行わない決定をする。さらに、設定指示部104は、OSNR及び帯域幅が伝送品質の条件をそれぞれ満たす場合のモードを所定のチャネルの光信号に設定する決定をする。なお、設定指示部104は決定処理部の一例である。

0076

図6は、経路情報130の一例を示す図である。例えば光信号は、ネットワークNW内のノードNa〜Neをこの順に通過する。ノードNaには送信局の伝送装置20が設けられ、ノードNb〜Ndには中継局の伝送装置21が設けられ、ノードNeには受信局の伝送装置22が設けられている。

0077

経路情報130には、通過ノードスパン数、スパンロス、及びWSS数が含まれる。ネットワークNW内で光信号が通過するノードはノードNa〜Neであるため、通過ノードは「Na−Nb−Nc−Nd−Ne」に設定される。また、光信号が通過するスパン、つまり伝送区間の数は4であるため、スパン数は4に設定される。

0078

また、スパンロスは、伝送路9の損失に基づき、例えば25(dB)に設定される。また、光信号が通過するWSS4(入力側WSS212,222及び出力側WSS201,213)の数は8個であるため、WSS数は8に設定される。

0079

図7は、帯域情報131の一例を示す図である。横軸は、光信号が通過するWSS4の数を示し、縦軸は、WSS4のミラーアレイ44による狭窄化に応じた光信号の帯域幅(GHz)を示す。

0080

符号Gaは、ミラー設定が行われた場合の帯域幅を示し、符号Gbは、ミラー設定が行われていない場合の帯域幅を示す。なお、帯域幅は、一例として、隣接チャネルの光信号同士の間隔、つまりグリッドを75(GHz)として算出された値である。

0081

ミラー設定が行われた場合、WSS4における光信号の透過帯域は広がるため、光信号の帯域幅は、WSS数によらずに理想的な75(GHz)となる。また、ミラー設定が行われていない場合、WSS数の増加とともに帯域幅は二次関数的に減少する。

0082

このように、帯域情報131は、WSS数と帯域幅の対応関係を示す。WSS数と帯域幅の対応関係は、例えばシミュレーション結果などから得られる。

0083

PBN算出部101は、経路情報130のWSS数に対応する帯域幅を算出する。例えば、WSS数が8である場合、PBN算出部101は、ミラー設定が行われていない場合の帯域幅として60(GHz)を算出し、ミラー設定が行われている場合の帯域幅として75(GHz)を算出する。なお、以下の例では、光信号の経路上の全てのWSS4がミラー設定の対象となるが、後述するように一部のWSS4だけがミラー設定の対象であってもよい。

0084

図8は、ロス情報132及びOSNRの算出処理の一例を示す図である。ロス情報132には、ポストアンプ出力、プリアンプ出力、プリアンプNF(Noise Figure)、WSSロス、及びポストアンプNFが含まれる。

0085

ポストアンプ出力は、ポストアンプ202,214から出力される光信号のパワーである。プリアンプ出力は、プリアンプ211,221から出力される光信号のパワーである。プリアンプNFは、プリアンプ211,221のNFである。ポストアンプNFは、ポストアンプ202,214のNFである。

0086

WSSロスは、WSS4(入力側WSS212,222及び出力側WSS201,213)の光信号のパワーの損失である。WSSロスには、ミラー設定が行われている場合(「ミラー設定有」参照)の値とミラー設定が行われていない場合(「ミラー設定無」参照)の値がある。ミラー設定有のWSSロスは、ミラー設定無のWSSロスより例えば3(dB)だけ大きい。

0087

符号Gcは、例えば送信局の伝送装置20と、その隣接する中継局の伝送装置21との間の光信号のパワーの位置に対する変化を例示する。ポストアンプ202から出力される光信号のパワーは、伝送路9のスパンロスにより低下するが、プリアンプ211の増幅により増加する。

0088

プリアンプ211から出力される光信号のパワーは、入力側WSS212及び出力側WSS213のWSSロスにより低下する。このとき、光信号のパワーは、ミラー設定無の場合、ミラー設定有の場合より6(dB)だけ高い。ミラー設定有のWSSロスは例えば11(dB)であり、ミラー設定無のWSSロスは例えば8(dB)である。

0089

また、例えば、ポストアンプ出力及びプリアンプ出力は+2(dBm)であり、プリアンプNFは5.5(dB)であり、ポストアンプNFは5.9(dB)である。

0090

SpanOSNR=−10×log10(10−PostOSNR/10+10−PreOSNR/10)
・・・(1)

0091

OSNR算出部102は、経路情報130のスパンロスとロス情報132の各値から、ミラー設定無の場合のOSNRとミラー設定有の場合のOSNRを算出する。OSNR算出部102は、上記の式(1)から1スパン当たりのOSNR(SpanOSNR)を算出する。式(1)において、PostOSNRはポストアンプ202,214のOSNRであり、PreOSNRはプリアンプ211,221のOSNRである。

0092

OSNR算出部102は、経路情報130のスパンロスが25(dB)である場合、ロス情報132からPostOSNR及びPreOSNRを算出する。ミラー設定無の場合、PostOSNRは38(dB)であり、PreOSNRは29.4(dB)である。このため、ミラー設定無の場合のSpanOSNRは式(1)より28.8(dB)と算出される。

0093

ミラー設定有の場合、PostOSNRは32(dB)であり、PreOSNRは29.4(dB)である。このため、ミラー設定有の場合のSpanOSNRは式(1)より27.5(dB)と算出される。

0094

このように、ミラー設定有の場合のWSSロスがミラー設定無の場合のWSSロスより6(dB)だけ大きいため、ミラー設定有の場合のポストアンプ214のPostOSNRは、ミラー設定無の場合のPostOSNRより6(dB)だけ大きい。したがって、ミラー設定有の場合のSpanOSNRは、ミラー設定無の場合のSpanOSNRより1.3(dB)だけ低下する。

0095

OSNR算出部102は、経路情報130のスパン数とSpanOSNRから経路全体のOSNRを算出する。スパン数が4であるため、4スパン分のOSNRは、1スパン当たりのSpanOSNRより6(dB)(=10×log104)だけ小さくなる。

0096

したがって、ミラー設定有の場合のOSNRは22.8(dB)と算出され、ミラー設定無の場合のOSNRは21.5(dB)と算出される。

0097

図9は、モード情報133の一例を示す図である。モード情報133には、モードID、多値度、ボーレート、OSNR耐力、及びPBN耐力が含まれる。モードIDは光信号のモードの識別子である。多値度は、光信号に用いられる多値変調の多値度である。

0098

OSNR耐力は、光信号が所定の伝送品質を満たすためのOSNRの下限値であり、PBN耐力は、光信号が所定の伝送品質を満たすための帯域幅の下限値である。OSNR耐力及びPBN耐力は、例えば光信号のエラーレートが所定の閾値以下となるための値である。OSNR耐力及びPBN耐力は、所定のチャネルの光信号の伝送品質の条件の一例である。

0099

本例のモード情報133は、所定のチャネルの光信号の伝送容量として400(Gbps)が要求された場合の例である。モード#1では、多値度が16の16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)であり、ボーレートが64(Gbaud)である。モード#2では、多値度が32の32QAMであり、ボーレートが55(Gbaud)である。ここで、ボーレートは、光信号の帯域幅であるため、PBN耐力に一致する。

0100

図10は、第1実施例のネットワーク管理装置1の動作の一例を示すフローチャートである。PBN算出部101は、ミラー設定無の場合の帯域幅を経路情報130及び帯域情報131に基づき算出する(ステップSt1)。次にOSNR算出部102は、ミラー設定無の場合のOSNRを経路情報130及びロス情報132に基づき算出する(ステップSt2)。

0101

次に伝送品質判定部103は、帯域幅及びOSNRをモード情報133のPBN耐力及びOSNR耐力とそれぞれ比較する(ステップSt3)。次に伝送品質判定部103は、モード情報133のモード#1,#2のうち、帯域幅及びOSNRがPBN耐力及びOSNR耐力の条件をそれぞれ満たす(「OK」)モードの有無を判定する(ステップSt4)。

0102

このとき、伝送品質判定部103は、帯域幅がPBN耐力以上である場合、PBN耐力の条件が満たされたと判定し(「OK」)、帯域幅がPBN耐力より小さい場合、PBN耐力の条件が満たされていないと判定する(「NG」)。また、伝送品質判定部103は、OSNRがOSNR耐力以上である場合、OSNR耐力の条件が満たされたと判定し(「OK」)、OSNRがOSNR耐力より小さい場合、OSNR耐力の条件が満たされていないと判定する(「NG」)。

0103

設定指示部104は、帯域幅及びOSNRがPBN耐力及びOSNR耐力の条件をそれぞれ満たすモードが有る場合(ステップSt4のYes)、そのモードを光信号のモードとして送信側TP30及び受信側TP31に設定する決定、及びWSS4に対するミラー設定を行わない決定(ミラー設定「無」)を行う(ステップSt12)。次に設定指示部104は、送信側TP30及び受信側TP31にモードの設定を指示する(ステップSt13)。

0104

また、帯域幅及びOSNRがPBN耐力及びOSNR耐力の条件をそれぞれ満たすモードが無い場合(ステップSt4のNo)、伝送品質判定部103は、モード#1、#2のうち、帯域幅がPBN耐力の条件を満たさず(「NG」)、かつ、OSNRがOSNR耐力の条件を満たす(「OK」)モードの有無を判定する(ステップSt5)。帯域幅がPBN耐力の条件を満たさず、かつ、OSNRがOSNR耐力の条件を満たすモードが無い場合(ステップSt5のNo)、動作制御部100は、伝送可能なモードがないと判定して処理を終了する。

0105

また、帯域幅がPBN耐力の条件を満たさず、かつ、OSNRがOSNR耐力の条件を満たすモードが有る場合(ステップSt5のYes)、PBN算出部101は、ミラー設定有の場合の帯域幅を経路情報130及び帯域情報131に基づき算出する(ステップSt6)。次にOSNR算出部102は、ミラー設定有の場合のOSNRを経路情報130及びロス情報132に基づき算出する(ステップSt7)。

0106

次に伝送品質判定部103は、ミラー設定有の場合の帯域幅及びOSNRをモード情報133のPBN耐力及びOSNR耐力とそれぞれ比較する(ステップSt8)。次に伝送品質判定部103は、モード情報133のモード#1,#2のうち、ミラー設定有の場合の帯域幅及びOSNRがPBN耐力及びOSNR耐力の条件をそれぞれ満たす(「OK」)モードの有無を判定する(ステップSt9)。

0107

帯域幅及びOSNRがPBN耐力及びOSNR耐力の条件をそれぞれ満たすモードが無い場合(ステップSt9のNo)、動作制御部100は、伝送可能なモードがないと判定して処理を終了する。

0108

設定指示部104は、帯域幅及びOSNRがPBN耐力及びOSNR耐力の条件をそれぞれ満たすモードが有る場合(ステップSt9のYes)、そのモードを光信号のモードとして送信側TP30及び受信側TP31に設定する決定、及びWSS4に対するミラー設定を行う決定(ミラー設定「有」)を行う(ステップSt10)。

0109

次に設定指示部104は、送信側TP30及び受信側TP31にモードの設定を指示し、各WSS4にミラー設定を指示する(ステップSt11)。このとき、送信側TP30の装置制御部300は、モードの指示に従って送信器301にモードを設定し、受信側TP31の装置制御部310は、モードの指示に従って受信器311にモードを設定する。また、各伝送装置20〜22の装置制御部200,210,220は、ミラー設定の指示に従ってミラーアレイ44の各ミラー43の角度を設定する。

0110

このようにして、ネットワーク管理装置1は動作する。上記のように、設定指示部104は、伝送品質判定部103の判定結果に基づき、ミラー設定をWSS4に行うか否かを決定する。

0111

図11は、ミラー設定が行われる場合にPBN耐力及びOSNR耐力の条件を満たすモードが有るときの判定内容の例を示す図である。本例は、上記のステップSt9の判定において、Yesと判定される場合に該当する。

0112

ミラー設定が行われない場合の光信号の帯域幅は60(GHz)であり、モード#1のPBN耐力の64(GHz)より小さく、モード#2のPBN耐力の55(GHz)より大きい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt3の処理において、モード#1のPBN耐力の条件は満たされないが、モード#2のPBN耐力の条件は満たされると判定する。

0113

また、ミラー設定が行われない場合の光信号のOSNRは22.8(dB)であり、モード#1のOSNR耐力の21(dB)より大きく、モード#2のOSNR耐力の24(dB)より小さい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt3の処理において、モード#1のOSNR耐力の条件は満たされるが、モード#2のOSNR耐力の条件は満たされないと判定する。

0114

したがって、モード#1,#2の何れも、PBN耐力及びOSNR耐力の一方のみの条件しか満たされない。このため、伝送品質判定部103は、ステップSt4の判定においてNoと判定する。

0115

しかし、モード#1は、PBN耐力の条件が満たされないが、OSNR耐力の条件が満たされる。このため、伝送品質判定部103は、ステップSt5の判定においてYesと判定する。このため、ミラー設定が行われる場合の光信号の帯域幅及びOSNRが算出される。

0116

ミラー設定が行われる場合の光信号の帯域幅は75(GHz)であり、モード#1のPBN耐力の64(GHz)より大きい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt8の処理において、モード#1のPBN耐力の条件は満たされると判定する。

0117

また、ミラー設定が行われる場合の光信号のOSNRは21.5(dB)であり、モード#1のOSNR耐力の21(dB)より大きい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt8の処理において、モード#1のOSNR耐力の条件は満たされると判定する。

0118

このため、伝送品質判定部103は、ステップSt9の判定においてYesと判定する。したがって、設定指示部104は、ステップSt10の処理において、光信号のモードをモード#1に決定し、WSS4のミラー設定を行うことを決定する。

0119

このように、設定指示部104は、ミラー設定が行われない場合のOSNR及び帯域幅のうち、帯域幅がPBN耐力の条件を満たさない場合、ミラー設定が行われる場合のOSNR及び帯域幅がOSNR耐力及びPBN耐力の条件をそれぞれ満たすとき、ミラー設定を行う決定をする。このため、ネットワーク管理装置1は、帯域の狭窄化により伝送品質が満たされない場合にWSS4にミラー設定を適用することができる。

0120

また、伝送品質判定部103は、所定のチャネルの光信号の変調の多値度及びボーレートの組み合わせであるモード#1,#2に応じたPBN耐力及びOSNR耐力の条件を用いて判定を行う。設定指示部104は、OSNR及び帯域幅がPBN耐力及びOSNR耐力の条件をそれぞれ満たす場合のモード#1を光信号に設定する決定をする。

0121

このため、ネットワーク管理装置1は、伝送品質が満たすモード#1,#2を選択することができる。

0122

次にミラー設定が行われない場合のOSNR及び帯域幅がOSNR耐力及びPBN耐力をそれぞれ満たす場合を説明する。

0123

図12は、経路情報130の他の例を示す図である。光信号の経路は、ノードNa〜Ncを、この順に経由する。ノードNaには送信局の伝送装置20が設けられ、ノードNbには中継局の伝送装置21が設けられ、ノードNcには受信局の伝送装置22が設けられている。

0124

このため、経路情報130において、通過ノードは「Na−Nb−Nc」を示し、スパン数は2を示し、WSS数は4を示す。なお、スパンロスは25(dB)を示す。

0125

PBN算出部101は、経路情報130及び帯域情報131から帯域幅を算出する。ミラー設定が行われない場合のWSS数=4のときの帯域幅は62.7(GHz)と算出され、ミラー設定が行われる場合のWSS数=4のときの帯域幅は75(GHz)と算出される(図7参照)。

0126

また、OSNR算出部102は、図8を参照して述べた方法により経路情報130及びロス情報132からOSNRを算出する。ミラー設定が行われない場合のOSNRは25.8(dB)と算出され、ミラー設定が行われる場合のOSNRは24.5(dB)と算出される。

0127

図13は、ミラー設定が行われない場合にPBN耐力及びOSNR耐力の条件を満たすモードが有るときの判定内容の例を示す図である。本例は、上記のステップSt4の判定において、Yesと判定される場合に該当する。

0128

ミラー設定が行われない場合の光信号の帯域幅は62.7(GHz)であり、モード#1のPBN耐力の64(GHz)より小さく、モード#2のPBN耐力の55(GHz)より大きい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt3の処理において、モード#1のPBN耐力の条件は満たされないが、モード#2のPBN耐力の条件は満たされると判定する。

0129

また、ミラー設定が行われない場合の光信号のOSNRは25.8(dB)であり、モード#1のOSNR耐力の21(dB)より大きく、モード#2のOSNR耐力の24(dB)より大きい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt3の処理において、モード#1,#2のOSNR耐力の条件は満たされると判定する。

0130

したがって、モード#1のPBN耐力及びOSNR耐力の各条件は満たされる。このため、伝送品質判定部103は、ステップSt4の判定においてYesと判定する。よって、設定指示部104は、ステップSt12の処理において、光信号のモードをモード#1に決定し、WSS4のミラー設定を行わないことを決定する。

0131

このように、設定指示部104は、ミラー設定が行われない場合のOSNR及び帯域幅がOSNR耐力及びPBN耐力の条件をそれぞれ満たす場合、ミラー設定を行わない決定をする。このため、ミラー設定が行われなくても伝送品質が満たされる場合に無駄なミラー設定が行われることが抑制される。

0132

次にミラー設定が行われない場合の各モード#1,#2のOSNR耐力の条件が満たされないときの例を説明する。

0133

図14は、経路情報130の他の例を示す図である。光信号の経路は、ノードNa〜Nkを、この順に経由する。ノードNaには送信局の伝送装置20が設けられ、ノードNb〜Njには中継局の伝送装置21が設けられ、ノードNkには受信局の伝送装置22が設けられている。

0134

このため、経路情報130において、通過ノードは「Na−Nb−Nc−Nd−Ne−Nf−Ng−Nh−Ni−Nj—Nk」を示し、スパン数は10を示し、WSS数は20を示す。なお、スパンロスは25(dB)を示す。

0135

PBN算出部101は、経路情報130及び帯域情報131から帯域幅を算出する。ミラー設定が行われない場合のWSS数=20のときの帯域幅は57.4(GHz)と算出され、ミラー設定が行われる場合のWSS数=20のときの帯域幅は75(GHz)と算出される(図7参照)。

0136

また、OSNR算出部102は、図8を参照して述べた方法により経路情報130及びロス情報132からOSNRを算出する。ミラー設定が行われない場合のOSNRは18.8(dB)と算出され、ミラー設定が行われる場合のOSNRは17.5(dB)と算出される。

0137

図15は、ミラー設定が行われない場合にPBN耐力及びOSNR耐力の条件を満たすモードが無いときの判定内容の例を示す図である。本例は、上記のステップSt5の判定において、Noと判定される場合に該当する。

0138

ミラー設定が行われない場合の光信号の帯域幅は57.4(GHz)であり、モード#1のPBN耐力の64(GHz)より小さく、モード#2のPBN耐力の55(GHz)より大きい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt3の処理において、モード#1のPBN耐力の条件は満たされないが、モード#2のPBN耐力の条件は満たされると判定する。

0139

また、ミラー設定が行われない場合の光信号のOSNRは18.8(dB)であり、モード#1のOSNR耐力の21(dB)より大きく、モード#2のOSNR耐力の24(dB)より小さい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt3の処理において、モード#1,#2のOSNR耐力の条件は満たされないと判定する。

0140

したがって、モード#1,#2の何れもOSNR耐力の条件は満たされない。このため、伝送品質判定部103は、ステップSt4の判定においてNoと判定し、ステップSt5の判定においてNoと判定する。よって、ネットワーク管理装置1は、現在のモード#1,#2の何れでも光信号の伝送が不可能であると判定する。

0141

次にミラー設定が行われる場合のモード#1のOSNR耐力の条件が満たされないときの例を説明する。

0142

図16は、経路情報130の他の例を示す図である。光信号の経路は、ノードNa〜Nfを、この順に経由する。ノードNaには送信局の伝送装置20が設けられ、ノードNb〜Neには中継局の伝送装置21が設けられ、ノードNfには受信局の伝送装置22が設けられている。

0143

このため、経路情報130において、通過ノードは「Na−Nb−Nc−Nd−Ne−Nf」を示し、スパン数は5を示し、WSS数は10を示す。なお、スパンロスは25(dB)を示す。

0144

PBN算出部101は、経路情報130及び帯域情報131から帯域幅を算出する。ミラー設定が行われない場合のWSS数=10のときの帯域幅は59.4(GHz)と算出され、ミラー設定が行われる場合のWSS数=10のときの帯域幅は75(GHz)と算出される(図7参照)。

0145

また、OSNR算出部102は、図8を参照して述べた方法により経路情報130及びロス情報132からOSNRを算出する。ミラー設定が行われない場合のOSNRは21.8(dB)と算出され、ミラー設定が行われる場合のOSNRは20.5(dB)と算出される。

0146

図17は、ミラー設定が行われる場合にOSNR耐力の条件を満たすモードが無いときの判定内容の例を示す図である。本例は、上記のステップSt9の判定において、Noと判定される場合に該当する。

0147

ミラー設定が行われない場合の光信号の帯域幅は59.4(GHz)であり、モード#1のPBN耐力の64(GHz)より小さく、モード#2のPBN耐力の55(GHz)より大きい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt3の処理において、モード#1のPBN耐力の条件は満たされないが、モード#2のPBN耐力の条件は満たされると判定する。

0148

また、ミラー設定が行われない場合の光信号のOSNRは21.8(dB)であり、モード#1のOSNR耐力の21(dB)より大きく、モード#2のOSNR耐力の24(dB)より小さい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt3の処理において、モード#1のOSNR耐力の条件は満たされるが、モード#2のOSNR耐力の条件は満たされないと判定する。

0149

したがって、モード#1,#2の何れも、PBN耐力及びOSNR耐力の一方のみの条件しか満たされない。このため、伝送品質判定部103は、ステップSt4の判定においてNoと判定する。

0150

しかし、モード#1は、PBN耐力の条件が満たされないが、OSNR耐力の条件が満たされる。このため、伝送品質判定部103は、ステップSt5の判定においてYesと判定する。このため、ミラー設定が行われる場合の光信号の帯域幅及びOSNRが算出される。

0151

ミラー設定が行われる場合の光信号の帯域幅は75(GHz)であり、モード#1のPBN耐力の64(GHz)より大きい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt8の処理において、モード#1のPBN耐力の条件は満たされると判定する。

0152

また、ミラー設定が行われる場合の光信号のOSNRは20.5(dB)であり、モード#1のOSNR耐力の21(dB)より小さい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt8の処理において、モード#1のOSNR耐力の条件は満たされないと判定する。

0153

このため、伝送品質判定部103は、ステップSt9の判定においてNoと判定する。したがって、ネットワーク管理装置1は、現在のモード#1,#2の何れも、ミラー設定が行われた場合でも光信号の伝送が不可能であると判定する。

0154

上述したように、伝送品質判定部103は、OSNR及び帯域幅がOSNR耐力及びPBN耐力の条件をそれぞれ満たすか否かを判定する。設定指示部104は、伝送品質判定部103の判定結果に基づき、ミラー設定をWSS4に行うか否かを決定する。

0155

このため、ネットワーク管理装置1は、OSNR及び帯域幅を予測して、OSNR耐力及びPBN耐力が満たされるときにミラー設定を行うことを決定することができる。したがって、ミラー設定が行われることにより帯域の狭窄化が抑制されるだけでなく、ミラー設定に伴いロスが増加してOSNRが低下することも抑制される。よって、ネットワーク管理装置1によると、光信号のOSNRと帯域狭窄を両立することができる。

0156

図7を参照して述べたように、WSS4にミラー設定が行われると、光信号の帯域幅を広げることができるため、帯域の狭窄化が抑制される。例えばモード#1の場合、ボーレートが64(Gbaud)であるため、ミラー設定が行われない場合、帯域幅が64(GHz)に対応するWSS数は3個である。このため、中継局の伝送装置21のWSS数が2個であることを考慮すると、モード#1の光信号は1スパンしか伝送することができない。

0157

しかし、各伝送装置20〜22の全てのWSS4にミラー設定が行われる場合、帯域の狭窄化が抑制されるため、波長グリッドの75(GHz)の帯域幅が可能となり、伝送可能なスパン数の制約緩和される。

0158

また、OSNRは、光信号のパワーの損失によるため、伝送路9のスパンロスの影響を受ける。

0159

図18は、スパンロスに対する1スパン当たりのOSNRの変化の一例を示す図である。横軸はスパンロスを示し、縦軸は1スパン当たりのOSNRを示す。スパンロスが所定値αを超えると、1スパン当たりのOSNRはスパンロスの増加に伴って減少する。

0160

図19は、スパンロスに対する伝送可能な最大スパン数の変化の一例を示す図である。横軸はスパンロスを示し、縦軸は最大スパン数を示す。最大スパン数は、図18の特性と、各モード#1,#2のOSNR耐力から算出される。

0161

点線は、ミラー設定が行われない場合のモード#1の光信号の最大スパン数を表し、実線は、ミラー設定が行われない場合のモード#2の光信号の最大スパン数を表す。モード#1のOSNR耐力(21(dB))はモード#2のOSNR耐力(24(dB))より3(dB)だけ大きいため、モード#1の最大スパン数はモード#2の最大スパン数の2倍となる。

0162

また、一点鎖線は、ミラー設定が行われる場合のモード#1の光信号の最大スパン数を表す。各伝送装置20〜22の全てのWSS4にミラー設定が行われる場合、WSS4の2個分のWSSロスが追加されるため、モード#1の最大スパン数は大きく減少する。

0163

しかし、スパンロスが所定値β以上である場合、ミラー設定が行われる場合のモード#1の光信号の最大スパン数は、ミラー設定が行われない場合のモード#2の光信号の最大スパン数を上回っているため(領域A参照)、伝送可能なスパン数が改善される。

0164

上記の例において、設定指示部104は、各伝送装置20〜22の全てのWSS4をミラー設定の対象としたが、一部のWSS4だけをミラー設定の対象としてもよい。

0165

図20は、経路情報130の他の例を示す図である。光信号の経路は、ノードNa〜Ndを、この順に経由する。ノードNaには送信局の伝送装置20が設けられ、ノードNb,Ncには中継局の伝送装置21が設けられ、ノードNdには受信局の伝送装置22が設けられている。

0166

このため、経路情報130において、通過ノードは「Na−Nb−Nc−Nd」を示し、スパン数は3を示し、WSS数は6を示す。なお、スパンロスは27.5(dB)を示す。

0167

設定指示部104は、例えば入力側WSS212,222だけをミラー設定の対象とする。このため、PBN算出部101は、ミラー設定の対象となる入力側WSS212,222の数(3個)に対応する帯域幅(64.4(GHz))を、ミラー設定が行われる場合の帯域幅として算出する(図7参照)。なお、設定指示部104は、これに限定されず、例えば出力側WSS201,213だけをミラー設定の対象としてもよい。

0168

また、OSNR算出部102は、図8を参照して述べた方法により経路情報130及びロス情報132からOSNRを算出する。ミラー設定が行われない場合のOSNRは21.8(dB)と算出され、ミラー設定が行われる場合のOSNRは21.5(dB)と算出される。

0169

図21は、一部のWSS4だけがミラー設定の対象である場合のPBN耐力及びOSNR耐力の条件の判定内容の例を示す図である。

0170

ミラー設定が行われない場合の光信号の帯域幅は61.2(GHz)であり、モード#1のPBN耐力の64(GHz)より小さく、モード#2のPBN耐力の55(GHz)より大きい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt3の処理において、モード#1のPBN耐力の条件は満たされないが、モード#2のPBN耐力の条件は満たされると判定する。

0171

また、ミラー設定が行われない場合の光信号のOSNRは21.8(dB)であり、モード#1のOSNR耐力の21(dB)より大きく、モード#2のOSNR耐力の24(dB)より小さい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt3の処理において、モード#1のOSNR耐力の条件は満たされるが、モード#2のOSNR耐力の条件は満たされないと判定する。

0172

したがって、モード#1,#2の何れも、PBN耐力及びOSNR耐力の一方のみの条件しか満たされない。このため、伝送品質判定部103は、ステップSt4の判定においてNoと判定する。

0173

しかし、モード#1は、PBN耐力の条件が満たされないが、OSNR耐力の条件が満たされる。このため、伝送品質判定部103は、ステップSt5の判定においてYesと判定する。このため、ミラー設定が行われる場合の光信号の帯域幅及びOSNRが算出される。

0174

ミラー設定が行われる場合の光信号の帯域幅は64.4(GHz)であり、モード#1のPBN耐力の64(GHz)より大きい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt8の処理において、モード#1のPBN耐力の条件は満たされると判定する。

0175

また、ミラー設定が行われる場合の光信号のOSNRは21.5(dB)であり、モード#1のOSNR耐力の21(dB)より大きい。したがって、伝送品質判定部103は、ステップSt8の処理において、モード#1のOSNR耐力の条件は満たされると判定する。

0176

このため、伝送品質判定部103は、ステップSt9の判定においてYesと判定する。したがって、設定指示部104は、ステップSt10の処理において、光信号のモードをモード#1に決定し、WSS4のミラー設定を行うことを決定する。

0177

図7を参照して述べたように、WSS4にミラー設定が行われると、光信号の帯域幅を広げることができるため、帯域の狭窄化が抑制される。例えばモード#1の場合、ボーレートが64(Gbaud)であるため、ミラー設定が行われない場合、帯域幅が64(GHz)に対応するWSS数は3個である。このため、中継局の伝送装置21のWSS数が2個であることを考慮すると、モード#1の光信号は1スパンしか伝送することができない。

0178

しかし、伝送装置21,22の入力側WSS212,222にミラー設定が行われる場合、入力側WSS212,222による帯域の狭窄化が抑制される。このため、残りの出力側WSS201,213による帯域の狭窄化の影響だけを考慮すればよく、1スパン当たりのWSS数が1個となるので、WSS数が3個である場合、伝送可能な最大スパン数は3スパンとなる。

0179

図22は、スパンロスに対する伝送可能な最大スパン数の変化の一例を示す図である。横軸はスパンロスを示し、縦軸は最大スパン数を示す。最大スパン数は、図18の特性と、各モード#1,#2のOSNR耐力から算出される。

0180

点線は、ミラー設定が行われない場合のモード#1の光信号の最大スパン数を表し、一点鎖線は、ミラー設定が行われない場合のモード#2の光信号の最大スパン数を表す。モード#1のOSNR耐力(21(dB))はモード#2のOSNR耐力(24(dB))より3(dB)だけ大きいため、モード#1の最大スパン数はモード#2の最大スパン数の2倍となる。

0181

また、実線は、ミラー設定が行われる場合のモード#1の光信号の最大スパン数を表す。全ての入力側WSS212,222にミラー設定が行われる場合、WSS4の1個分のWSSロスが追加されるため、モード#1の最大スパン数は減少するが、その減少の程度は図19の場合より小さい。これは、全てのWSS4ではなく、一部のWSS4だけがミラー設定の対象であるからである。

0182

上述したように、モード#1のボーレート(64(Gbaud))から最大スパン数は3に制限される。しかし、最大スパン数が3以下の範囲でも、ミラー設定が行われる場合のモード#1の光信号の最大スパン数は、ミラー設定が行われない場合のモード#2の光信号の最大スパン数を上回っているため(領域A’参照)、伝送可能なスパン数が改善される。

0183

(第2実施例のネットワーク管理装置1)
第1実施例のネットワーク管理装置1は、ミラー設定の可否及びモードを決定したが、これに限定されない。ネットワーク管理装置1は、さらにミラー設定のミラー分割比も決定してもよい。ミラー分割比は、図4A及び図4Bを参照して述べたように1(m:n=1:1)に固定してもよいが、以下の例のように伝送品質の条件を満たされるように調整することもできる。

0184

図23は、第2実施例のネットワーク管理装置1を示す構成図である。図23において、図5と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。

0185

CPU10は、ROM11からプログラムを読み込むと、機能として、動作制御部100a、PBN算出部101a、OSNR算出部102a、伝送品質判定部103、及び設定指示部104aを生成する。動作制御部100a、PBN算出部101a、OSNR算出部102a、伝送品質判定部103、及び設定指示部104aは、ソフトウェアの機能に限定されず、ソフトウェアの機能に代えて、またはソフトウェアの機能とともに用いられるFPGAやASICなどの回路により形成されてもよい。

0186

動作制御部100aは、ネットワーク管理装置1の全体的な動作を制御する。動作制御部100aは、ROM11のプログラムのアルゴリズムに従って、PBN算出部101a、OSNR算出部102a、伝送品質判定部103、及び設定指示部104aに動作を指示する。PBN算出部101a、OSNR算出部102a、伝送品質判定部103、及び設定指示部104aは、動作制御部100aの指示に従って動作する。このとき、動作の指示には、その動作に必要な各種の変数などが付与される。

0187

HDD13には、経路情報130、帯域情報131、ロス情報132、モード情報133、帯域変化情報134、及びロス変化情報135が格納されている。経路情報130、帯域情報131、ロス情報132、モード情報133、帯域変化情報134、及びロス変化情報135は、例えばユーザの操作に応じ、入力装置15から動作制御部100aを介してHDD13に格納される。

0188

第1実施例において、ミラー設定が行われる場合の帯域幅及びWSSロスは、所定のミラー分割比のときの固定値が用いられるが、本例では、ミラー分割比に応じた帯域幅及びWSSロスが用いられる。帯域変化情報134は、ミラー分割比に対する帯域幅の変化を示し、ロス変化情報は、ミラー分割比に対するWSSロスの変化を示す。

0189

図24は、帯域変化情報134及びロス変化情報135の一例を示す図である。符号Gdは帯域変化情報134を示し、符号Geはロス変化情報135を示す。

0190

符号Gdにおいて、横軸はミラー分割比を示し、縦軸は帯域幅(GHz)を示す。帯域変化情報134はミラー分割比及び帯域幅の対応関係を示す。帯域幅は、例えばミラー分割比の増加に対して増加する。

0191

符号Geにおいて、横軸はミラー分割比を示し、縦軸はWSSロス(dB)を示す。帯域変化情報134はミラー分割比及びWSSロスの対応関係を示す。WSSロスは、例えばミラー分割比の増加に対して増加する。

0192

再び図23を参照すると、動作制御部100aは、伝送品質判定部103の判定結果に応じてミラー分割比を増加させ、PBN算出部101a及びOSNR算出部102aに通知する。例えば動作制御部100aは、OSNR耐力の条件が満たされ、PBN耐力の条件が満たされない場合、ミラー分割比を増加させる。このとき、ミラー分割比は、一例として、0から0.25(つまりm:n=0:10〜2:8の範囲)まで増加する。

0193

PBN算出部101aは、ミラー分割比に応じて帯域幅を算出する。PBN算出部101aは、PBN算出部101と同様の方法でミラー設定が行われない場合の帯域幅を算出する。また、PBN算出部101aは、帯域変化情報134に基づきミラー設定が行われる場合の帯域幅を算出する。例えばPBN算出部101aは、帯域変化情報134を参照することによりミラー分割比に応じた帯域幅を算出する。なお、PBN算出部101aは帯域算出部の一例である。

0194

OSNR算出部102aは、ミラー分割比に応じてOSNRを算出する。OSNR算出部102aは、ロス情報132のWSSロスに代えて、ロス変化情報135からミラー分割比に応じたWSSロスを取得し、OSNR算出部102と同様の方法でOSNRを算出する。

0195

図4を参照して述べたように、WSS4における光信号の透過帯域(符号Hb参照)はミラー分割比の増加に伴い広がる。つまり、OSNR算出部102aは、ミラー設定による光信号の透過帯域の広がりに応じてOSNRを算出し、PBN算出部101aは、ミラー設定による光信号の透過帯域の広がりに応じて帯域幅を算出する。

0196

設定指示部104aは、OSNR及び帯域幅がOSNR耐力及びPBN耐力の条件をそれぞれ満たす場合のミラー分割比をWSS4に設定する決定を行う。つまり、設定指示部104aは、ミラー設定による光信号の透過帯域の広がりをWSS4に設定することを決定する。これにより、OSNR及び帯域幅がOSNR耐力及びPBN耐力の条件をそれぞれ満たすように、最適なミラー分割比がWSS4に設定される。なお、設定指示部104aは決定処理部の一例である。

0197

図25は、第2実施例のネットワーク管理装置1の動作を示すフローチャートである。図25において、図10と共通する処理には同一の符号を付し、その説明は省略する。

0198

帯域幅がPBN耐力の条件を満たさず、かつ、OSNRがOSNR耐力の条件を満たすモードが有る場合(ステップSt5のYes)、動作制御部100aは、ミラー分割比を増加させる(ステップSt6a)。動作制御部100aは、例えば所定値ずつミラー分割比を増加させる。

0199

PBN算出部101aは、ミラー設定有の場合の帯域幅を経路情報130及び帯域変化情報134に基づき算出する(ステップSt6b)。次にOSNR算出部102aは、ミラー設定有の場合のOSNRを経路情報130、ロス情報132、及びロス変化情報135に基づき算出する(ステップSt7a)。

0200

次に伝送品質判定部103は、帯域幅及びOSNRをモード情報133のPBN耐力及びOSNR耐力とそれぞれ比較する(ステップSt8a)。次に伝送品質判定部103は、モード情報133のモード#1,#2のうち、帯域幅及びOSNRがPBN耐力及びOSNR耐力の条件をそれぞれ満たす(「OK」)モードの有無を判定する(ステップSt9a)。

0201

ミラー設定有の場合の帯域幅及びOSNRがPBN耐力及びOSNR耐力の条件をそれぞれ満たすモードが無い場合(ステップSt9aのNo)、伝送品質判定部103は、帯域幅がPBN耐力の条件を満たさず(「NG」)、かつ、OSNRがOSNR耐力の条件を満たす(「OK」)モードの有無を判定する(ステップSt14)。

0202

帯域幅がPBN耐力の条件を満たさず、かつ、OSNRがOSNR耐力の条件を満たすモードが有る場合(ステップSt14のYes)、動作制御部100aは、ミラー分割比を増加させる(ステップSt6a)。その後、ステップSt6b以降の各処理が実行される。

0203

また、帯域幅がPBN耐力の条件を満たさず、かつ、OSNRがOSNR耐力の条件を満たすモードが無い場合(ステップSt14のNo)、動作制御部100aは、伝送可能なモードがないと判定して処理を終了する。このように、動作制御部100aは、OSNRがOSNR耐力未満となるまで、ミラー分割比を増加させる。

0204

また、ミラー設定有の場合の帯域幅及びOSNRがPBN耐力及びOSNR耐力の条件をそれぞれ満たすモードが有る場合(ステップSt9aのYes)、設定指示部104aは、そのモードを光信号のモードとして送信側TP30及び受信側TP31に設定する決定、WSS4に対するミラー設定を行う決定(ミラー設定「有」)、及びWSS4に対して設定するミラー分割比の決定を行う(ステップSt10a)。

0205

次に設定指示部104aは、送信側TP30及び受信側TP31にモードの設定を指示し、各WSS4にミラー設定及びミラー分割比の設定を指示する(ステップSt11a)。このとき、各伝送装置20〜22の装置制御部200,210,220は、ミラー分割比の指示に従って角度を設定する対象のミラー43を選択し、ミラー設定の指示に従ってミラーアレイ44の各ミラー43の角度を設定する。

0206

このようにして、ネットワーク管理装置1は動作する。

0207

このように、設定指示部104aは、ミラー設定による光信号の透過帯域の広がりをWSS4に設定することを決定する。これにより、OSNR及び帯域幅がOSNR耐力及びPBN耐力の条件をそれぞれ満たすように、最適なミラー分割比がWSS4に設定される。

0208

上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能である。

0209

なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)チャネルごとに光信号を透過する波長フィルタを有する波長選択スイッチがそれぞれ設けられた複数の伝送装置と、
前記複数の伝送装置を管理する管理装置とを有し、
前記波長選択スイッチは、所定のチャネルの光信号の透過帯域を隣接チャネルの前記波長フィルタまで広げる帯域設定が可能であり、
前記管理装置は、
前記所定のチャネルの光信号の経路上の前記波長フィルタによるパワーの損失に基づき前記所定のチャネルの光信号のOSNRを算出するOSNR算出部と、
前記経路上の前記波長フィルタによる狭窄化に応じた前記所定のチャネルの光信号の帯域幅を算出する帯域幅算出部と、
前記OSNR及び前記帯域幅が前記所定のチャネルの光信号の伝送品質の条件をそれぞれ満たすか否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果に基づき、前記帯域設定を前記波長選択スイッチに行うか否かを決定する決定処理部とを有することを特徴とするネットワークシステム。
(付記2) 前記決定処理部は、前記所定のチャネルの光信号の透過帯域を広げていないときの前記OSNR及び前記帯域幅のうち、前記帯域幅が前記伝送品質の条件を満たさない場合、前記所定のチャネルの光信号の透過帯域を広げたときの前記OSNR及び前記帯域幅が前記伝送品質の条件をそれぞれ満たすとき、前記設定を行う決定をすることを特徴とする付記1に記載のネットワークシステム。
(付記3) 前記決定処理部は、前記所定のチャネルの光信号の透過帯域を広げていないときの前記OSNR及び前記帯域幅が前記伝送品質の条件をそれぞれ満たす場合、前記設定を行わない決定をすることを特徴とする付記1または2に記載のネットワークシステム。
(付記4) 前記判定部は、前記所定のチャネルの光信号の変調の多値度及びボーレートの組み合わせに応じた前記伝送品質の条件を用いて判定を行い、
前記決定処理部は、前記OSNR及び前記帯域幅が前記伝送品質の条件をそれぞれ満たす場合の前記変調度及び前記ボーレートの組み合わせを前記所定のチャネルの光信号に設定する決定をすることを特徴とする付記1乃至3の何れかに記載のネットワークシステム。
(付記5) 前記OSNR算出部は、前記帯域設定による透過帯域の広がりに応じて前記OSNRを算出し、
前記帯域幅算出部は、前記帯域設定による透過帯域の広がりに応じて前記帯域幅を算出し、
前記決定処理部は、前記OSNR及び前記帯域幅が前記所定のチャネルの光信号の伝送品質の条件をそれぞれ満たす場合の前記所定のチャネルの光信号の透過帯域の広がりを前記波長選択スイッチに設定する決定を行うことを特徴とする付記1乃至4の何れかに記載のネットワークシステム。
(付記6) 前記波長選択スイッチは、前記帯域設定が行われた場合、前記所定のチャネルの光信号の透過帯域が広がり、かつ、前記所定のチャネルの光信号のパワーの損失が増加することを特徴とする付記1乃至5の何れかに記載のネットワークシステム。
(付記7) 前記波長選択スイッチは、
前記波長フィルタとして機能し、第1方向に配列されたチャネルごとのミラーアレイと、前記ミラーアレイにより反射された光信号が入射される複数のポートとを有し、
前記帯域設定が行われた場合、前記ミラーアレイを、前記第1方向に対して垂直な第2方向において1:1の比で分割した第1領域のミラー及び第2領域のミラーから、前記複数のポートのうち、互いに異なるポートに光信号が入射されるように前記第1領域のミラー及び前記第2領域のミラーの角度を互いに異なる値に制御することを特徴とする付記1乃至6の何れかに記載のネットワークシステム。

0210

1ネットワーク管理装置
4 WSS
10 CPU
101,101a PBN算出部
102,102a OSNR算出部
103伝送品質判定部
104,104a設定指示部
20〜22伝送装置
43ミラー
44ミラーアレイ
212,222 入力側WSS
201,213出力側WSS
P#1〜#5 ポート

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ