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技術 パンツ型吸収性物品

出願人 日本製紙クレシア株式会社
発明者 黒沢基成
出願日 2019年8月23日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2019-152917
公開日 2021年3月1日 (7ヶ月経過) 公開番号 2021-029600
状態 未査定
技術分野 吸収性物品とその支持具
主要キーワード 最長幅 測定冶具 帯部材 長手方向他方 戻り防止 高通気性 用弾性部材 製品長
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

排尿などにより受液した際、尿が素早く濡れ広がるように拡散性液透過性を改善しつつ、尿吸収により吸収体膨張しても、排尿後の身体へのフィット性を良好に保つパンツ型吸収性物品を提供する。

解決手段

着用者腹側に配される腹側帯部材と、着用者の背側に配される背側帯部材と、腹側帯部材と背側帯部材との間の股部に位置する吸収性本体と、からなる、パンツ型吸収性物品であって、吸収性本体は、液透過性のトップシートと、液不透過性バックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置される吸収体と、を有し、吸収体は、吸収体コアと、吸収体コアの少なくとも肌当接面側を覆う開孔フィルムと、吸収体コアの非肌当接面側を覆うパルプ含有不織布と、を有し、吸収体は、着用時に吸収性本体に屈曲部が形成するように吸収体コアの幅方向中央に長手方向に沿った貫通溝を有する、パンツ型吸収性物品を提供する。

概要

背景

一般的に、軽失禁パッドパンツ型紙おむつテープ止め紙おむつ等のパンツ型吸収性物品は、液透過性トップシートと、液不透過性バックシートと、両シートの間に配置された吸収体と、で構成されている。これにより、尿等の体液は、トップシートを通って吸収体に吸収され、バックシートにより外部へ漏れないようになっている。このようなパンツ型吸収性物品には、体液の吸収性の向上、着用者装着感の向上、漏れ防止等を図るために、様々な工夫がなされている。

例えば、開孔フィルムをパンツ型吸収性物品の所定の位置に設けることによって、ウェットバックや吸収速度などの吸収性能を向上させる技術がある。該開孔フィルムの開口面積肌側面と非肌側面で、肌側>非肌側とすることで、ウェットバックや吸収速度を向上するというものである。

開孔フィルムを用いたパンツ型吸収性物品として、例えば、特許文献1は、液透過性の表面材液体保持性吸収材及び液不透過性の防漏材を有するパンツ型吸収性物品において、表面材は、少なくとも、肌当接面層と非肌当接面層とを積層一体化してなる液透過性シートからなり、上記肌当接面層は、熱可塑性樹脂からなる開孔フィルム又は合成繊維からなる不織布により形成される技術が開示されている。

また、特許文献2は、高吸収性ポリマー(Super Absorbent Polymer、SAPとも称する)及びフラッフパルプのうち少なくとも一つを吸収体成分として含む吸収体層を有する吸収体において、吸収体は、吸収体層に接して配置され、かつ、耐水性高通気性合成樹脂製開孔フィルムからなる吸収体被覆層を備え、吸収体被覆層は、吸収体成分の吸収体からの離脱を防止するとともに、形態安定性を保持するように構成されており、開孔フィルムは頭頂部開孔が小さく、底部の開孔が大きい漏斗状構造の多数の突起部を有し、その突起部の頭頂部が吸収体層に接するように配置される吸収体が開示されている。
特許文献3は、トウ複数本の繊維を気体により開繊させ、吸水性粒状物をトウに添加し、バインダをトウに添着させることによる、パンツ型吸収性物品の製造方法が開示されている。本製造方法によれば、セルロースアセテートトウを開繊させて、その繊維に高吸収性ポリマーを高担持させることができる。

概要

排尿などにより受液した際、尿が素早く濡れ広がるように拡散性や液透過性を改善しつつ、尿吸収により吸収体が膨張しても、排尿後の身体へのフィット性を良好に保つパンツ型吸収性物品を提供する。着用者の腹側に配される腹側帯部材と、着用者の背側に配される背側帯部材と、腹側帯部材と背側帯部材との間の股部に位置する吸収性本体と、からなる、パンツ型吸収性物品であって、吸収性本体は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置される吸収体と、を有し、吸収体は、吸収体コアと、吸収体コアの少なくとも肌当接面側を覆う開孔フィルムと、吸収体コアの非肌当接面側を覆うパルプ含有不織布と、を有し、吸収体は、着用時に吸収性本体に屈曲部が形成するように吸収体コアの幅方向中央に長手方向に沿った貫通溝を有する、パンツ型吸収性物品を提供する。

目的

本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、排尿などにより受液した際、尿が素早く濡れ広がるように拡散性や液透過性を改善しつつ、尿吸収により吸収体が膨張しても、排尿後の身体へのフィット性を良好に保つパンツ型吸収性物品を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

着用者腹側に配される腹側帯部材と、着用者の背側に配される背側帯部材と、前記腹側帯部材と前記背側帯部材との間の股部に位置する吸収性本体と、を有し、前記腹側帯部材と、前記背側帯部材の幅方向両端部が接合され、ウエスト開口部及び脚開口部を形成する、パンツ型吸収性物品であって、前記吸収性本体は、前記腹側帯部材と前記背側帯部材のそれぞれの肌当接面で接合され、前記腹側帯部材と前記背側帯部材はいずれも、非肌当接面側に位置する外装不織布シートと肌当接面側に位置する内装不織布シートと、前記外装不織布シートと前記内装不織布シートとの間に複数配置される伸縮性弾性部材と、を有し、前記吸収性本体は、液透過性トップシートと、液不透過性バックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置される吸収体と、を有し、前記吸収体は、高吸収性ポリマー担持されたセルロースアセテートトウを含む吸収体コアと、前記吸収体コアの少なくとも肌当接面側を覆う複数の漏斗状の開孔を有する開孔フィルムと、前記吸収体コアの非肌当接面側を覆うパルプ含有不織布と、を有し、前記吸収体は、着用時に前記吸収性本体に屈曲部が形成するように前記吸収体コアの幅方向中央に長手方向に沿った貫通溝を有し、前記屈曲部は、肌当接面側に向かって谷折りとなった時の屈曲角度が100°以上190°以下であることを特徴とする、パンツ型吸収性物品。

請求項2

前記開孔フィルムの開孔径が2mm以下であり、開孔の数が50個/cm2以上であり、坪量が20g/m2以上60g/m2以下であることを特徴とする、請求項1に記載のパンツ型吸収性物品。

請求項3

前記パルプ含有不織布の坪量が40g/m2以上80g/m2以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のパンツ型吸収性物品。

請求項4

前記トップシートと前記開孔フィルムとの間に、液拡散性セカンドシートが配置されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のパンツ型吸収性物品。

請求項5

前記セカンドシートの坪量が10g/m2以上60g/m2以下であることを特徴とする、請求項4に記載のパンツ型吸収性物品。

技術分野

0001

本発明は、パンツ型吸収性物品に関する。

背景技術

0002

一般的に、軽失禁パッドパンツ型紙おむつテープ止め紙おむつ等のパンツ型吸収性物品は、液透過性トップシートと、液不透過性バックシートと、両シートの間に配置された吸収体と、で構成されている。これにより、尿等の体液は、トップシートを通って吸収体に吸収され、バックシートにより外部へ漏れないようになっている。このようなパンツ型吸収性物品には、体液の吸収性の向上、着用者装着感の向上、漏れ防止等を図るために、様々な工夫がなされている。

0003

例えば、開孔フィルムをパンツ型吸収性物品の所定の位置に設けることによって、ウェットバックや吸収速度などの吸収性能を向上させる技術がある。該開孔フィルムの開口面積肌側面と非肌側面で、肌側>非肌側とすることで、ウェットバックや吸収速度を向上するというものである。

0004

開孔フィルムを用いたパンツ型吸収性物品として、例えば、特許文献1は、液透過性の表面材液体保持性吸収材及び液不透過性の防漏材を有するパンツ型吸収性物品において、表面材は、少なくとも、肌当接面層と非肌当接面層とを積層一体化してなる液透過性シートからなり、上記肌当接面層は、熱可塑性樹脂からなる開孔フィルム又は合成繊維からなる不織布により形成される技術が開示されている。

0005

また、特許文献2は、高吸収性ポリマー(Super Absorbent Polymer、SAPとも称する)及びフラッフパルプのうち少なくとも一つを吸収体成分として含む吸収体層を有する吸収体において、吸収体は、吸収体層に接して配置され、かつ、耐水性高通気性合成樹脂製開孔フィルムからなる吸収体被覆層を備え、吸収体被覆層は、吸収体成分の吸収体からの離脱を防止するとともに、形態安定性を保持するように構成されており、開孔フィルムは頭頂部開孔が小さく、底部の開孔が大きい漏斗状構造の多数の突起部を有し、その突起部の頭頂部が吸収体層に接するように配置される吸収体が開示されている。
特許文献3は、トウ複数本の繊維を気体により開繊させ、吸水性粒状物をトウに添加し、バインダをトウに添着させることによる、パンツ型吸収性物品の製造方法が開示されている。本製造方法によれば、セルロースアセテートトウを開繊させて、その繊維に高吸収性ポリマーを高担持させることができる。

先行技術

0006

特開平8−66425号公報
特開2002−355271号公報
特開2018−003206号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、上記開孔フィルムを設けた特許文献1や特許文献2では、いずれもウェットバックなどの液戻り防止性に優れているものの、上記開孔フィルムは樹脂フィルムであるが故、肌触り面で硬さが問題となる。

0008

また、特許文献3のセルロースアセテートトウは、フラッフパルプに比べて、柔らかさをもたらす吸収体であるものの、ゲルブロッキング(外部からの圧力によってゲル粒子が互いに変形・接着し、粒子間を溶液が流れることができなくなる現象)によって尿の吸収速度が低下する欠点があった。さらに、尿吸収後の吸収体の膨張により、排尿後の身体へのフィット性が悪化してしまう点も課題であった。

0009

したがって、本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、排尿などにより受液した際、尿が素早く濡れ広がるように拡散性や液透過性を改善しつつ、尿吸収により吸収体が膨張しても、排尿後の身体へのフィット性を良好に保つパンツ型吸収性物品を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明の発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、パンツ型吸収性物品の吸収体において、特定の構成の開孔フィルムを、トップシートと吸収体コアとの間に設け、かつ、パルプ含有不織布を吸収体とバックシートの間に設け、吸収体コアの幅方向中央部に長手方向に沿った貫通溝を設けることで上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。

0011

(1)本発明の第1の態様は、着用者の腹側に配される腹側帯部材と、着用者の背側に配される背側帯部材と、前記腹側帯部材と前記背側帯部材との間の股部に位置する吸収性本体と、を有し、前記腹側帯部材と、前記背側帯部材の幅方向両端部が接合され、ウエスト開口部及び脚開口部を形成する、パンツ型吸収性物品であって、前記吸収性本体は、前記腹側帯部材と前記背側帯部材のそれぞれの肌当接面で接合され、前記腹側帯部材と前記背側帯部材はいずれも、非肌当接面側に位置する外装不織布シートと肌当接面側に位置する内装不織布シートと、前記外装不織布シートと前記内装不織布シートとの間に複数配置される伸縮性弾性部材と、を有し、前記吸収性本体は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置される吸収体と、を有し、前記吸収体は、高吸収性ポリマーが担持されたセルロースアセテートトウを含む吸収体コアと、前記吸収体コアの少なくとも肌当接面側を覆う複数の漏斗状の開孔を有する開孔フィルムと、前記吸収体コアの非肌当接面側を覆うパルプ含有不織布と、を有し、前記吸収体は、着用時に前記吸収性本体に屈曲部が形成するように前記吸収体コアの幅方向中央に長手方向に沿った貫通溝を有し、前記屈曲部は、肌当接面側に向かって谷折りとなった時の屈曲角度が100°以上190°以下であることを特徴とする、パンツ型吸収性物品である。

0012

(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載のパンツ型吸収性物品であって、前記開孔フィルムの開孔径が2mm以下であり、開孔の数が50個/cm2以上であり、坪量が20g/m2以上60g/m2以下であることを特徴とするものである。

0013

(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載のパンツ型吸収性物品であって、前記パルプ含有不織布の坪量が40g/m2以上80g/m2以下であることを特徴とするものである。

0014

(4)本発明の第4の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載のパンツ型吸収性物品であって、前記トップシートと前記開孔フィルムとの間に、液拡散性セカンドシートが配置されることを特徴とするものである。

0015

(5)本発明の第5の態様は、(4)に記載のパンツ型吸収性物品であって、前記セカンドシートの坪量が10g/m2以上60g/m2以下であることを特徴とするものである。

発明の効果

0016

よって、本発明によれば、排尿などにより受液した際、尿が素早く濡れ広がるように拡散性や液透過性を改善しつつ、尿吸収により吸収体が膨張しても、排尿後の身体へのフィット性を良好に保つパンツ型吸収性物品を提供することができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明のパンツ型吸収性物品の斜視図である。
本発明のパンツ型吸収性物品の展開図である。
図2のX1−X1の断面図である。
本発明のパンツ型吸収性物品が有する吸収体の断面図である。
本発明のパンツ型吸収性物品が有する開孔フィルムの断面図である。

0018

以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明するが、これらは例示の目的で掲げたもので、これらにより本発明を限定するものではない。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ符号を付する。

0019

また、本明細書の説明において、パンツ型吸収性物品1の着用時とは、パンツ型吸収性物品1の着用時及び着用後の少なくとも一方をいう。パンツ型吸収性物品1の長手方向とは、パンツ型吸収性物品1が着用されたときに着用者の前後に亘る方向であり、図中、符号Yで示す方向である。また、パンツ型吸収性物品1の幅方向とは、長手方向に対して横又は直交する方向であり、図中、符号Xで示す方向である。さらに、肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、非肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。体液とは、尿や血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。

0020

<パンツ型吸収性物品>
図1に示すように、パンツ型吸収性物品1は、着用者の腹側に配される腹側帯部材30と、着用者の背側に配される背側帯部材31と、腹側帯部材30と背側帯部材31との間の股部14に位置する吸収性本体20と、からなり、腹側帯部材30と、背側帯部材31の幅方向両端部が接合され、ウエスト開口部11及び脚開口部12を形成する。
具体的には、着用者の股部14を前後から覆う前後方向に細長い形態を有する吸収性本体20と、吸収性本体20の長手方向一方端部である前方端部に、非肌当接面側から重ねられた腹側帯部材30と、腹側帯部材30とは別部材として、吸収性本体20の長手方向他方端部である後方端部に、非肌当接面側から重ねられた背側帯部材31とを有している。そして、図1に示すように、パンツ型吸収性物品1は、腹側部13及び背側部15の上部にウエスト開口部11が、腹側部13及び背側部15の間の股部14の左右両側に脚開口部12が形成されており、大きく区分して、着用者の腹部に当接する腹側部13、着用者の背部に当接する背側部15、及び吸収性本体20が配置された股部14に区分される。なお、パンツ型吸収性物品1としては、パンツ型紙おむつに限定される。

0021

<腹側帯部材、背側帯部材>
腹側帯部材30及び背側帯部材31は、吸収性本体20の端部である前方端部及び後方端部に、非肌当接面側から重ねられて形成されたものであり、上述したように、この腹側帯部材30と、背側帯部材31の幅方向両端部を接合することにより、ウエスト開口部11及び脚開口部12を形成する。また、腹側帯部材30と背側帯部材31はいずれも、非肌当接面側に位置する外装不織布シート301及び311と肌当接面側に位置する内装不織布シート302及び312と、後述する外装不織布シート301及び311と内装不織布シート302及び312との間に複数配置される伸縮性弾性部材と、を有する。すなわち、外装不織布シート301及び311はパンツ型吸収性物品1の外側表面を構成し、非肌当接面側に向けられ、内装不織布シート302及び312は外装不織布シート301及び311の身体側であり、肌当接面側に向けられる。

0022

<外装不織布シート及び内装不織布シート>
上述のとおり、外装不織布シート301及び311並びに内装不織布シート302及び312は、吸収性本体20が内側となるように吸収性本体20の中心線二つ折りにされ、腹側部13及び背側部15の両側縁が重なり部を有して接続されている。これにより、外装不織布シート301及び311は、伸縮性のウエスト開口部11と、一対の脚開口部12とを形成し、パンツ型吸収性物品1を全体として着脱可能なパンツ状に構成する。そして、パンツ型吸収性物品1を着用すると、腹側部13が着用者の腹側で腰部を覆い、背側部15が着用者の背側で腰部を覆うようになっている。

0023

外装不織布シート301及び311の内側には、内装不織布シート302及び312が積層されており、腹側帯部材30及び背側帯部材31の強度を高めるようになっている。外装不織布シート301及び311並びに内装不織布シート302及び312には、サーマルボンド不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布等の不織布、好ましくはエアスルー不織布又はスパンボンド不織布であって、ポリプロピレンポリエステルポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる不織布を用いることができる。これらの不織布を用いる場合、その坪量は、18g/m2以上40g/m2以下とすることが好ましい。

0024

パンツ型吸収性物品1における、腹側帯部材30の内装不織布シート302の長手方向の寸法は、40mm以上80mm以下であることが好ましく、背側帯部材31の内装不織布シート312の長手方向の寸法は、50mm以上100mm以下であることが好ましい。
また、腹側帯部材30の内装不織布シート302は、吸収性本体20と長手方向で20mm以上30mm以下重複していることが好ましく、背側帯部材31の内装不織布シート312は、吸収性本体20と長手方向で20mm以上40mm以下重複していることが好ましい。内装不織布シート302及び312の寸法を上記の範囲内のものとすることにより、背側領域も含めて、パンツ型吸収性物品1の通気性や、不織布シートの肌触りを良好なものとすることができる。

0025

<伸縮性弾性部材>
本発明のパンツ型吸収性物品1には、ウエスト開口部11の周縁、脚開口部12の周縁、腹側部13、背側部15、及び股部14において、外装不織布シート301及び311並びに内装不織布シート302及び312の間に、複数の伸縮性弾性部材が配置されており、これが、外装不織布シート301及び311並びに内装不織布シート302及び312に接合されている。そして、この伸縮性弾性部材が伸長した状態で、内装不織布シート302及び312の凹凸エンボスパターンの底部に接合されている。このような構成を採用することにより、パンツ型吸収性物品1を着用した状態において、内装不織布シート302及び312対して、凹凸のエンボスパターンに沿った襞が形成され、着用者とパンツ型吸収性物品1の内装不織布シート302及び312の間に間隙が保持されるので、パンツ型吸収性物品1の通気性が良好に維持される。
なお、内装不織布シート302及び312と複数の伸縮性弾性部材とは、伸縮性弾性部材にのみ介在するホットメルト接着剤を介して互いに接着されていることが好ましい。伸縮性弾性部材を構成する弾性部材としては、例えば、天然ゴム合成ゴムポリウレタン等の糸状、紐状平型形状のものを適宜使用することができ、その太さは、620dtex以下であることが好ましい。

0026

<吸収性本体>
図2及び図3に示すように、吸収性本体20は、液透過性のトップシート24と、液不透過性のバックシート25と、トップシート24及びバックシート25の間に配置される吸収体29と、を有する。吸収性本体20は、腹側帯部材30と背側帯部材31のそれぞれの肌当接面で接合されている。

0027

また、吸収性本体20には、図2及び図3に示すように、使用者排泄した体液の横漏れを防止するため、吸収性本体20の長手方向に沿って、トップシート24上に、立体ギャザー用弾性部材を有する一対の立体ギャザー80を備えていてもよい。吸収性本体20の幅方向における立体ギャザー80の外端は、バックシート25に固定され、その内端はトップシート24に固着され、その中央はトップシート24に固定されない自由端となるように、立体ギャザーシートが配される。立体ギャザー用弾性部材を長手方向に沿って設けることで、立体ギャザー80が起立性を有し、着用者の体型に合わせて変形可能なものとなる。
立体ギャザー用弾性部材としては、例えば、ポリウレタン糸帯状ポリウレタンフィルム、糸状又は帯状の天然ゴム等が使用され、立体ギャザーシートとしては、疎水性繊維にて形成された撥水性又は液不透過性の不織布、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンドを積層した複合不織布等が使用される。

0028

<トップシート>
トップシート24は、体液が吸収体29へと移動するような液透過性を備えた基材から形成されればよく、例えば、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料から形成される。また、トップシート24には、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工穿孔加工を施してもよい。これらのエンボス加工や穿孔加工を施すための方法としては、公知の方法を制限なく実施することができる。また、肌への刺激を低減させるため、トップシート24には、ローション酸化防止剤抗炎症成分pH調整剤抗菌剤保湿剤等を含有させてもよい。

0029

強度、加工性及び液戻り量の点から、トップシート24の坪量は、18g/m2以上40g/m2以下であることが好ましい。トップシート24の形状としては特に制限はないが、漏れがないように体液を吸収体29へと誘導するために必要とされる、吸収体29を覆う形状であればよい。

0030

<バックシート>
バックシート25は、吸収体29が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布とを積層した複合シートといった材料から形成される。複合シートに用いられる不織布としては、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンドを積層した複合不織布及びこれらの複合材料が挙げられる。また、樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等が挙げられる。

0031

強度及び加工性の点から、バックシート25の坪量は、15g/m2以上60g/m2以下であることが好ましい。また、装着時の蒸れを防止するため、バックシート25には、通気性を持たせることが好ましい。バックシート25に通気性を備えさせるためには、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合したり、バックシート25にエンボス加工を施したりすればよい。なお、フィラーとしては炭酸カルシウムを挙げることができ、その配合方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。

0032

<吸収体及び吸収体コア>
吸収体29は、高吸収性ポリマー(SAP)が担持されたセルロースアセテートトウを含む吸収体コア60と、吸収体コア60の少なくとも肌当接面側を覆う複数の漏斗状の開孔を有する開孔フィルム50と、吸収体コア60の非肌当接面側を覆うパルプ含有不織布70と、を有する。吸収体29の長手方向の最長幅の寸法は、100mm以上800mm以下であることが好ましく、150mm以上500mm以下であることがより好ましい。また、吸収体29の幅方向の最長幅の寸法は、50mm以上500mm以下であることが好ましく、70mm以上105mm以下であることがより好ましい。

0033

吸収体コア60は、2層以上の吸収体コアからなるものであってもよく、例えば、上層吸収体コア下層吸収体コアとを積層してなるものであってもよい。この場合、上層吸収体コアと下層吸収体コアの長手方向及び幅方向の寸法は、上層吸収体コアの寸法が下層吸収体コアの寸法より大きくてもよく、上層吸収体コアの寸法が下層吸収体コアの寸法と同じであってもよく、上層吸収体コアの寸法が下層吸収体コアの寸法より小さくてもよい。また、吸収体コア60はキャリアシートで覆って配置してもよく、その場合の吸収体コア60へのキャリアシートの接着は、柔らかさを維持する観点から、ホットメルト接着剤のスパイラル塗布方式が好ましい。

0034

(SAP)
SAPが担持されたセルロースアセテートトウに用いられるSAPとしては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸ナトリウム系、ポリアスパラギン酸塩系、(デンプンアクリル酸グラフト共重合体、(アクリル酸−ビニルアルコール共重合体、(イソブチレン無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等の材料から形成されたものを使用することができる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸ナトリウム系が好ましい。

0035

SAPが担持されたセルロースアセテートトウに用いられるSAPの坪量は、240g/m2以上450g/m2以下であることが好ましく、245g/m2以上445g/m2以下であることがより好ましい。上記の数値範囲内とすることで、吸収体29におけるゲルブロッキングを防止し、かつ、吸収体29において多量の体液を吸収させることができる。また、SAP粒子漏洩防止や吸収体29の形状の安定化の目的から、吸収体29をキャリアシートに包んでもよい。キャリアシートの基材としては親水性を有するものであればよく、ティシュー吸収紙エアレイド不織布等の親水性不織布を挙げることができる。キャリアシートを複数備える場合は、キャリアシートの基材は同一のものであっても異なるものであってもよい。

0036

(セルロースアセテートトウ)
セルロースアセテートトウは開繊されていることが好ましい。また、開繊されたセルロースアセテートトウの坪量は、40g/m2以上90g/m2以下であることが好ましく、45g/m2以上85g/m2以下であることがより好ましい。上記数値範囲内とすることで、問題なくセルロースアセテートトウを含む吸収体29を形成することができる。

0037

(開孔フィルム)
開孔フィルム50は、上述したように複数の漏斗状の開孔を有し、少なくとも吸収体コア60の肌当接面側を覆うが、吸収体コア60の側面や底面の一部を覆っていてもよい。開孔フィルム50は、体液が吸収体29へと移動するような液透過性、液拡散性を備えていることが好ましく、開孔フィルム50の形状としては特に制限はないが、強度、加工性の点から、開孔フィルム50の坪量は、20g/m2以上60g/m2以下であることが好ましく、23g/m2以上30g/m2以下であることがより好ましい。20g/m2未満である場合、フィルム破断しやすく好ましくない。また、60g/m2を超える場合、肌触りが硬くなってしまうため好ましくない。

0038

また、液透過性の点から、開孔の数は50個/cm2以上が好ましい。開孔数が50個/cm2未満である場合、フィルムの硬さが目立ち、かつ、液透過性が悪くなるため好ましくない。さらに、液拡散性の点で、開孔径は2mm以下であることが好ましく、0.50mm以上0.65mm以下がより好ましい。開孔径が0.50mm未満である場合、液透過性が悪くなるため好ましくなく、0.65mmを超える場合、フィルムの強度、加工性の点から好ましくない。なお、ここで、「開孔径」とは、開孔フィルム50を株式会社キーエンス製3D顕微鏡VR−3100)で撮影し、任意に選んだ3つの開孔の直径を測定した平均値である。開孔フィルム50の開孔の数、開孔径及び坪量を上記の範囲とすることにより、強度及び加工性の点で優れ、液透過性や液拡散性に優れた開孔フィルム50が得られる。
なお、開孔フィルム50の材質は、ポリエチレン、ポリプロピレンが好ましく、特に、ポリエチレンが好ましい。

0039

また、開孔フィルム50は、図5に示すように、厚み方向で一方の面の開孔径L1は小さく、他方の面の開孔径L2が大きいという開孔が施されている。開孔フィルム50は、どちらの開孔が吸収体コア60を向いていても構わないが、漏斗の開孔径の大きい方、すなわち開孔径L2の側の開孔が吸収体コア60側を向くように配置されていることが好ましい。これにより、下部の吸収体コア60への浸透に加え、横方向(前後左右)への拡散にも優れる吸収性本体20及びパンツ型吸収性物品1を得ることができる。また、液拡散性の点から、開孔径が大きい一方の面の開孔径L2と、開孔径が小さい他方の面の開孔径L1の差が、0.03mm以上0.15mm以下であることが好ましい。

0040

(パルプ含有不織布)
パルプ含有不織布70は、上述したように吸収体コア60の非肌当接面側を覆うものである。パルプ含有不織布70の材質はパルプを含有する不織布であれば特に制限はないが、中でもポリプロピレンからなるスパンボンド不織布にパルプ繊維交絡一体化してなる複合不織布が好ましい。また、パルプ含有不織布70の坪量は40g/m2以上80g/m2以下であることが好ましく、40g/m2以上60g/m2以下であることがより好ましい。パルプ含有不織布70の坪量を上記の数値範囲内とすることで、適度な強度と吸水性を保持することできる。
また、パルプ含有不織布70のパルプ含有率は60質量%以上90質量%以下であることが好ましく、70質量%以上80質量%以下であることがより好ましい。パルプ含有不織布70のパルプ含有率を上記の数値範囲内とすることで、適度な強度と吸水性を保持することできる。

0041

(吸収体の構造)
図3及び図4に示すように、本発明の吸収体29は、着用時に吸収性本体20に屈曲部が形成するように吸収体コア60の幅方向中央に長手方向に沿った貫通溝90を有する。本発明のパンツ型吸収性物品1を着用した際の着用快適性を考慮すると、吸収体29における屈曲部は、肌当接面側に向かって谷折りとなった時の屈曲角度Aが100°以上190°以下であり、120°以上160°以下であることが好ましい。屈曲角度Aを上記数値範囲とすることで、吸収体29及び吸収性本体20が着用時に股及び臀部へ沿うようになり、パンツ型吸収性物品1のフィット性が良好に保たれる。なお、ここでいう幅方向中央とは、吸収体29の幅方向両端からそれぞれ内側に幅方向で等距離の部分を指す。

0042

貫通溝90の幅方向の寸法は、3mm以上30mm以下であることが好ましく、5mm以上20mm以下であることがより好ましい。また、貫通溝90の長手方向の寸法は、100mm以上400mm以下であることが好ましく、150mm以上250mm以下であることがより好ましい。上記数値範囲内とすることで、パンツ型吸収性物品1の着用時における股及び臀部への肌当たりによる不快感が軽減できる。

0043

<セカンドシート>
また、図3に示すように、トップシート24と開孔フィルム50(吸収体29)との間に、パンツ型吸収性物品1の液拡散性を向上させ、かつ、開孔フィルム50の硬さを抑制し、肌触りを良くするために、液拡散性のセカンドシート40が配置されることが好ましい。セカンドシート40の基材は、体液の透過速度がトップシート24より速く、体液を吸収体29へ素早く拡散するものであればよく、例えば、親水性不織布、特に、エアスルー不織布が好ましい。

0044

セカンドシート40の厚さは、0.1mm以上が好ましく、その坪量は、10g/m2以上60g/m2以下が好ましく、15g/m2以上40g/m2以下がより好ましい。厚さが0.1mm未満、又は、坪量が10g/m2未満若しくは60g/m2を超えると、吸収体29の上面全体への液体の拡散が十分に行われない。また、セカンドシート40の形状は、特に制限はないが、体液が、くまなく吸収体29に拡散するように、吸収体29の表面を完全に覆うことができる形状であることが好ましい。

0045

以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態や実施例に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。

0046

以下、本発明について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。

0047

<パンツ型吸収性物品の作成>
長手方向の寸法が350mm、幅方向の寸法が180mmの吸収性本体に対して、幅方向の寸法が350mmの腹側帯部材、及び幅方向の寸法が350mmの背側帯部材を用意して、パンツ型吸収性物品を作製した。

0048

このとき、吸収性本体において、トップシートとしてエアスルー不織布(坪量25g/m2)を用い、バックシートとして通気性ポリエチレンシート(坪量32g/m2)を用いた。また、セカンドシートとしてエアスルー不織布(坪量30g/m2)、立体ギャザーとしてスパンボンド/メルトブローン/スパンボンドを積層した複合不織布(坪量15g/m2)を用いた。

0049

さらに、吸収体においては、吸収体コアは開繊されたセルロースアセテートトウ(坪量70g/m2)にSAP(5.0g)を分散させたものを使用し、幅方向中央に、幅方向の寸法が15mm、長手方向の寸法が200mmの貫通溝を設けた。そして、吸収体コアの上下に吸収体コアを覆うためのキャリアシートを用い、また、肌当接面側に開孔フィルム(坪量26g/m2)を長手方向の寸法が70mmとなるように配置し、かつ、吸収体の寸法は、長手方向の寸法が220mm、幅方向の寸法が71mmとした。パルプ含有不織布に関しては、表1に示す坪量のものをそれぞれの吸収体コアの非肌当接面側に配置した。これらを実施例1〜5のサンプルとした。

0050

また、比較例1においては、開孔フィルム及びパルプ含有不織布のいずれも配置せず、吸収体に貫通溝を設けない以外は、実施例1〜5と同様にしてパンツ型吸収性物品を作製しこれを比較例1のサンプルとした。比較例2においては、パルプ含有不織布を配置せず、吸収体における貫通溝の幅方向の寸法を40mmとした以外は、実施例1〜5と同様にしてパンツ型吸収性物品を作製しこれを比較例2のサンプルとした。比較例3においては、パルプ含有不織布の坪量が120g/m2であり、吸収体における貫通溝の幅方向の寸法を40mmとした以外は、実施例1〜5と同様にしてパンツ型吸収性物品を作製しこれを比較例3のサンプルとした。

0051

<吸収速度3回法>
底面積16.8cm2の円柱の中央に内径19mmの穴が開いており、重さを755.6gとした測定冶具を、パンツ型吸収性物品の長手方向、かつ幅方向の中央部の上に置き、上部の穴から生理食塩水それぞれ20mlを投下し、生理食塩水がパンツ型吸収性物品に接触した時点から測定治具中央円内の円周に液体が完全に吸い込まれるところを終点として時間を計測した(1回目)。そして3分経過後に同様の時間を計測し(2回目)、同様に3回目を計測した。3回測定時の合計を表1に示す。

0052

濡れ広がり性
トップシートを上に向けた状態で、生理食塩水120mlを吸収体の中心部に向かって注水し、吸収部位から製品長手方向に生理食塩水が10cm広がるまでの時間を計測し、濡れ広がり性を評価した。結果を表1に示す。

0053

<液戻り量>
トップシートを上に向けた状態で、生理食塩水120mlを吸収体の中心部に向かって注水し、10分間放置した後、生理食塩水の吸収部位に、あらかじめ重量を測定したろ紙(ADVANTEC社製 No.2 ろ紙、直径55mm)を置き、その上に35kgf/cm2のを乗せ、30秒経過後、ろ紙の重量を測り、ろ紙の重量差を液戻り量とした。結果を表1に示す。

0054

<着用感:吸収前の柔らかさ>
20名のパネラーにより、吸収前の柔らかさについて、「柔らかい」又は「硬い」の選択で調査を行い、以下の基準により評価を行った。結果を表1に示す。
◎:「柔らかい」が16人以上20人以下のとき
○:「柔らかい」が11人以上15人以下のとき
△:「柔らかい」が6人以上10人以下のとき
×:「柔らかい」がいないか、1人以上5人以下のとき

0055

<着用感:吸収後の厚みの変化に起因する違和感のなさ>
20名のパネラーにより、吸収後の厚みの変化による違和感のなさについて、「違和感がある」又は「違和感がない」の選択で調査を行い、以下の基準により評価を行った。結果を表1に示す。
◎:「違和感がない」が16人以上20人以下のとき
○:「違和感がない」が11人以上15人以下のとき
△:「違和感がない」が6人以上10人以下のとき
×:「違和感がない」がいないか、1人以上5人以下のとき

0056

0057

表1の結果から、開孔フィルム、パルプ含有不織布及び貫通溝(屈曲部)を含まない比較例1は模擬尿(生理食塩水)の吸収速度、濡れ広がり性が劣っていた。開孔フィルム及び貫通溝(屈曲部)を含むが、パルプ含有不織布を含まない比較例2は、模擬尿の吸収速度、濡れ広がり性、液戻り量が比較例1よりも改善されたが、貫通溝の幅方向の寸法が40mmと好ましい範囲から外れていることから、屈曲部の角度も90度と好ましい範囲外となったことで、吸収後の厚みの変化に起因する違和感が生じた。開孔フィルム、パルプ含有不織布(坪量120g/m2)及び貫通溝(屈曲部)を含む比較例3は、比較例1及び2よりも模擬尿の吸収速度、濡れ広がり性が改善されたが、パルプ含有不織布の坪量が好ましい範囲から外れていることにより、液戻り量及び吸収前の柔らかさが悪化し、また、比較例2と同様の理由から吸収後の厚みの変化に起因する違和感が生じた。

実施例

0058

開孔フィルム、パルプ含有不織布及び貫通溝(屈曲部)を含んだ実施例1〜5のそれぞれの結果から、貫通溝(屈曲部)を有することで吸収後の厚みの変化による違和感を抑えることができ、坪量が少ないパルプ含有不織布を用いることで、吸収速度を改善しつつ液戻り量を低く抑えることが可能なことがわかった。
上より、本発明によれば、排尿などにより受液した際の吸収速度が改善され、液戻り防止性を保ちつつも吸収後の着用感に違和感が少ないパンツ型吸収性物品を提供することができる。

0059

1パンツ型吸収性物品
11ウエスト開口部
12脚開口部
13腹側部
14 股部
15 背側部
20 吸収性本体
24トップシート
25バックシート
29吸収体
30腹側帯部材
301外装不織布シート(腹側帯部材)
302内装不織布シート(腹側帯部材)
31 背側帯部材
311 外装不織布シート(背側帯部材)
312 内装不織布シート(背側帯部材)
40セカンドシート
50開孔フィルム
60吸収体コア
70パルプ含有不織布
80立体ギャザー
90貫通溝
A屈曲角度(開孔フィルム側)

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