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技術 錠剤分包機

出願人 株式会社トーショー
発明者 大村義人
出願日 2019年8月19日 (1年11ヶ月経過) 出願番号 2019-150055
公開日 2021年3月1日 (4ヶ月経過) 公開番号 2021-029378
状態 未査定
技術分野 基本的包装技術I(流動体の充填) 医療品保存・内服装置
主要キーワード 共用範囲 遣り方 装置装備 手動錠 装備位置 錠剤瓶 右方移動 対面状態
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ多段化しても錠剤収集機構の内部清掃を纏めて行える錠剤分包機を提供する。

解決手段

錠剤分包機10は、複数の錠剤フィーダ格納部20を上下に並べて錠剤分包機の薬品庫部13に組み込んで個々に前方へ引き出せ、それら錠剤フィーダ格納部の両側の一方に共用の複段錠剤収集機構30を設けて前方へ引き出せるようにする。これにより、錠剤フィーダが多段化しても該当箇所の上部錠剤収集機構の内部清掃を纏めて行うことができる。

概要

背景

錠剤分包機は(例えば特許文献1〜4参照)、基本的に、多数の錠剤フィーダとその排出錠剤を下方へ案内して落下させる上部錠剤収集機構とを格納した薬品庫部と、その下方に位置していて落下錠剤を収集して落下させる下部錠剤収集機構と、その下方に位置していて落下錠剤を分包帯に区分投入封止する包装装置と、マイクロプロセッサシステム等からなるコントローラ制御装置)とを備えている。そして、そのような錠剤分包機のうち多くのものが、多数の錠剤フィーダを上下(縦)・左右(横)・前後(奥)に並べて立方体状の薬品庫部の中に保持するとともに、それらの錠剤フィーダを少なくとも前後の複数個は纏めて一緒に薬品庫部から前方へ引き出すことができるようになっている。

また、やはり多くの錠剤分包機が、錠剤手撒き装置も装備しているか、装備していないものでも錠剤手撒き装置の追加に備えた保持用の部材や装備空間を確保している。
錠剤手撒き装置は、薬品庫部に無い錠剤を多数の区画手作業散らすようにして入れるのが基本の使い方なので、手撒き対象となる多数の区画室前後左右に配置した固定の又は着脱式の手撒きユニットと、それらの区画室の底を大抵は室単位で開けて錠剤を落下させる逐次排出機構部とを具備している。このような錠剤手撒き装置の錠剤分包機における装備位置は、薬品庫部より下方や(例えば特許文献2の図1,特許文献3の図2,特許文献4の図5参照)、薬品庫部のうちの下端寄り部位など(例えば特許文献3の図9,特許文献4の図12参照)、薬剤を手作業で撒き易い所である。

錠剤フィーダは、一種類の錠剤を大抵は多数個まとめて投入されて収容保持するとともに排出駆動されると錠剤を逐次落下させる錠剤カセット(小容器部)と、錠剤カセットを支持するとともに排出駆動を行うベース部(駆動部)とを具備している。
そのうち、錠剤カセットは、錠剤補充の場所が限定されないことを重視した着脱式の謂わば特定錠剤専用タイプのものが多かったが(図5(a)の錠剤カセット51や特許文献1〜4を参照)、種々の形状やサイズの錠剤に対する共用範囲の広さや個々の錠剤に適合させる調整作業の容易さを重視した謂わば多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダも開発されており(図5(b),(c)の錠剤カセット52や特許文献5を参照)、その錠剤フィーダでは、カセット着脱式の他、カセットを駆動部と一体化した謂わばカセット固定式のものも実用化されている(例えば特許文献5の段落0054参照)。

概要

多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダが多段化しても錠剤収集機構の内部清掃を纏めて行える錠剤分包機を提供する。錠剤分包機10は、複数の錠剤フィーダ格納部20を上下に並べて錠剤分包機の薬品庫部13に組み込んで個々に前方へ引き出せ、それら錠剤フィーダ格納部の両側の一方に共用の複段錠剤収集機構30を設けて前方へ引き出せるようにする。これにより、錠剤フィーダが多段化しても該当箇所の上部錠剤収集機構の内部清掃を纏めて行うことができる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

多数の錠剤フィーダとその排出錠剤を下方へ案内して落下させる上部錠剤収集機構とを格納した薬品庫部と、その下方に配設されていて落下錠剤を収集して分包に供する下部錠剤収集機構とを備えた錠剤分包機において、前記錠剤フィーダのうち何れかを保持する上段フィーダ格納部と、その直ぐ下に位置していて前記錠剤フィーダのうち何れか他のものを保持する下段フィーダ格納部と、前記上段フィーダ格納部および前記下段フィーダ格納部の直ぐ横に配設されていて当該両フィーダ格納部から排出された錠剤を下方へ案内して落下させる複段錠剤収集機構と、前記上段フィーダ格納部を前記薬品庫部から前方へ引き出し可能に支持する上段引出機構と、前記下段フィーダ格納部を前記薬品庫部から前方へ引き出し可能に支持する下段引出機構と、前記複段錠剤収集機構を前記薬品庫部から前方へ引き出し可能に支持する複段引出機構とを設けたことを特徴とする錠剤分包機。

請求項2

前記上段フィーダ格納部より前方へ前記複段錠剤収集機構が引き出されるのを阻止するとともに前記下段フィーダ格納部より前方へ前記複段錠剤収集機構が引き出されるのをも阻止する相対引出位置規制手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の錠剤分包機。

請求項3

前記複段錠剤収集機構が前記薬品庫部から前方へ引き出されるのを規制する部材が、前記複段錠剤収集機構の両横のうち一方についてだけ設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された錠剤分包機。

請求項4

前記複段錠剤収集機構が、前記上段フィーダ格納部および前記下段フィーダ格納部から遠い方の側面に配設された着脱可能な側板と、前記側板の下端部を下から受け止めて前記側板を傾斜状態で保持しうる側板保持部材とを具備していることを特徴とする請求項3記載の錠剤分包機。

請求項5

前記上段フィーダ格納部の前端にも前記下段フィーダ格納部の前端にも板体付設されており、何れの板体も揺動可能に支持されて縦の状態と横の状態とを遷移しうるようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載された錠剤分包機。

技術分野

0001

この発明は、多数の錠剤を収容して逐次排出する錠剤フィーダから落下排出された錠剤を収集して包装装置にて区分包装する錠剤分包機に関し、詳しくは、錠剤フィーダを三次元的に並べて薬品庫部内に保持するとともに錠剤フィーダを薬品庫部から前方へ引き出すことができるようになっている錠剤分包機に関する。

背景技術

0002

錠剤分包機は(例えば特許文献1〜4参照)、基本的に、多数の錠剤フィーダとその排出錠剤を下方へ案内して落下させる上部錠剤収集機構とを格納した薬品庫部と、その下方に位置していて落下錠剤を収集して落下させる下部錠剤収集機構と、その下方に位置していて落下錠剤を分包帯に区分投入封止する包装装置と、マイクロプロセッサシステム等からなるコントローラ制御装置)とを備えている。そして、そのような錠剤分包機のうち多くのものが、多数の錠剤フィーダを上下(縦)・左右(横)・前後(奥)に並べて立方体状の薬品庫部の中に保持するとともに、それらの錠剤フィーダを少なくとも前後の複数個は纏めて一緒に薬品庫部から前方へ引き出すことができるようになっている。

0003

また、やはり多くの錠剤分包機が、錠剤手撒き装置も装備しているか、装備していないものでも錠剤手撒き装置の追加に備えた保持用の部材や装備空間を確保している。
錠剤手撒き装置は、薬品庫部に無い錠剤を多数の区画手作業散らすようにして入れるのが基本の使い方なので、手撒き対象となる多数の区画室前後左右に配置した固定の又は着脱式の手撒きユニットと、それらの区画室の底を大抵は室単位で開けて錠剤を落下させる逐次排出機構部とを具備している。このような錠剤手撒き装置の錠剤分包機における装備位置は、薬品庫部より下方や(例えば特許文献2の図1,特許文献3の図2,特許文献4の図5参照)、薬品庫部のうちの下端寄り部位など(例えば特許文献3の図9,特許文献4の図12参照)、薬剤を手作業で撒き易い所である。

0004

錠剤フィーダは、一種類の錠剤を大抵は多数個まとめて投入されて収容保持するとともに排出駆動されると錠剤を逐次落下させる錠剤カセット(小容器部)と、錠剤カセットを支持するとともに排出駆動を行うベース部(駆動部)とを具備している。
そのうち、錠剤カセットは、錠剤補充の場所が限定されないことを重視した着脱式の謂わば特定錠剤専用タイプのものが多かったが(図5(a)の錠剤カセット51や特許文献1〜4を参照)、種々の形状やサイズの錠剤に対する共用範囲の広さや個々の錠剤に適合させる調整作業の容易さを重視した謂わば多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダも開発されており(図5(b),(c)の錠剤カセット52や特許文献5を参照)、その錠剤フィーダでは、カセット着脱式の他、カセットを駆動部と一体化した謂わばカセット固定式のものも実用化されている(例えば特許文献5の段落0054参照)。

先行技術

0005

特開2003−237702号公報
特開2006−288576号公報
特開2013−078525号公報
特開2013−085666号公報
特開2015−023969号公報

発明が解決しようとする課題

0006

そのような多種錠剤適応タイプの錠剤カセットの代表例は(特許文献5参照)、回転送りしている錠剤に対する幅規制部材揺動部材を導入したものであり、幅規制の調整を施せば各種の錠剤に用いることができるため、錠剤の種類や形状が或る程度なら異なっていてもカセット交換やカセット使い分けが不要なので、共用率が高い。
一方、そのような錠剤カセットは、錠剤整列機構幅規制機構の構成上、錠剤の収容量を大きくすることが難しいうえ、横スライドにて駆動部へ着脱できるようにするには錠剤の収容量について更なる犠牲を強いられることになる。
そのため、薬品庫部の一部に固定式で組み込んで用いられることも多い。

0007

このような多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダは、先ず既に多数設置されている特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダのうち一個や二個といった少数個を置き換えて使用することから試みられた(例えば特許文献5の図5(c)参照)。そして、特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダの機能と錠剤手撒き装置の機能との隙間を埋め得るものとして評価が高まると、設置個数が増やされるとともに、カセット着脱式よりも容量の多いカセット固定式が好まれるようになり、前後に複数個を列設しながらも上下には一つだけの縦一段の配置でユニット化されて薬品庫部に組み込まれた。この組込態様は、該当ユニットを前方へ引き出すと各カセットの上方が開けるので、対象カセットへ上から錠剤を投入することができる。

0008

さらに、新たな錠剤やジェネリック医薬品の開発などによって錠剤の種類が増え続けているうえ、花粉症薬風邪薬のように需要量季節によって変動したり、担当医師によって処方薬品比率が違ってくることもあり、そのような状況等で多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダのニーズが高まってくると、それが縦一段のユニットでは足りなくなり、上下に複数の多段化を図ることも視野に入ってくるが、その場合、上述したように各段のユニットを個別に前方へ引き出せるようにすることも望まれる。

0009

そして、それに伴って従来装置のように上部錠剤収集機構も各段対応で上下に細かく分割すると、該当箇所の錠剤収集機構の内部の清掃は纏めて行えないので面倒になる。
そこで、多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダが多段化しても該当箇所の錠剤収集機構の内部清掃を纏めて行える錠剤分包機を開発することが技術課題となる。

課題を解決するための手段

0010

本発明の錠剤分包機は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、
多数の錠剤フィーダとその排出錠剤を下方へ案内して落下させる上部錠剤収集機構とを格納した薬品庫部と、その下方に配設されていて落下錠剤を収集して分包に供する下部錠剤収集機構とを備えた錠剤分包機において、
前記錠剤フィーダのうち何れかを保持する上段フィーダ格納部と、その直ぐ下に位置していて前記錠剤フィーダのうち何れか他のものを保持する下段フィーダ格納部と、前記上段フィーダ格納部および前記下段フィーダ格納部の直ぐ横に配設されていて当該両フィーダ格納部から排出された錠剤を下方へ案内して落下させる複段錠剤収集機構と、前記上段フィーダ格納部を前記薬品庫部から前方へ引き出し可能に支持する上段引出機構と、前記下段フィーダ格納部を前記薬品庫部から前方へ引き出し可能に支持する下段引出機構と、前記複段錠剤収集機構を前記薬品庫部から前方へ引き出し可能に支持する複段引出機構とを設けたことを特徴とする。

0011

また、本発明の錠剤分包機は(解決手段2)、上記解決手段1の錠剤分包機であって、前記上段フィーダ格納部より前方へ前記複段錠剤収集機構が引き出されるのを阻止するとともに前記下段フィーダ格納部より前方へ前記複段錠剤収集機構が引き出されるのをも阻止する相対引出位置規制手段を設けたことを特徴とする。

0012

さらに、本発明の錠剤分包機は(解決手段3)、上記解決手段1,2の錠剤分包機であって、前記複段錠剤収集機構が前記薬品庫部から前方へ引き出されるのを規制する部材が、前記複段錠剤収集機構の両横のうち一方についてだけ設けられていることを特徴とする。

0013

また、本発明の錠剤分包機は(解決手段4)、上記解決手段3の錠剤分包機であって、前記複段錠剤収集機構が、前記上段フィーダ格納部および前記下段フィーダ格納部から遠い方の側面に配設された着脱可能な側板と、前記側板の下端部を下から受け止めて前記側板を傾斜状態で保持しうる側板保持部材とを具備していることを特徴とする。

0014

また、本発明の錠剤分包機は(解決手段5)、上記解決手段1〜4の錠剤分包機であって、前記上段フィーダ格納部の前端にも前記下段フィーダ格納部の前端にも板体付設されており、何れの板体も揺動可能に支持されて縦の状態と横の状態とを遷移しうるようになっていることを特徴とする。

発明の効果

0015

このような本発明の錠剤分包機にあっては(解決手段1)、薬品庫部に複数のフィーダ格納部を配設するに際し、フィーダ格納部それぞれについて個別に引出機構を付設したことによって、上段フィーダ格納部を薬品庫部に収めたまま下段フィーダ格納部を薬品庫部から前方へ引き出すことができるようになった。
そして、最上段に位置するフィーダ格納部に保持された錠剤フィーダだけでなく、薬品庫部の内部では他のフィーダ格納部の下段の位置するフィーダ格納部に保持された錠剤フィーダについても、錠剤補充時等に上方を空けておきたい多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダを不都合無く採用することができるようになった。。

0016

しかも、上下に連なる複数のフィーダ格納部の直ぐ横に複段錠剤収集機構を配設して、複段錠剤収集機構を上部錠剤収集機構の一部か全部として或いは上部錠剤収集機構と並存する謂わば第2上部錠剤収集機構として機能させるとともに、それら複数のフィーダ格納部の錠剤フィーダから排出された錠剤が複段錠剤収集機構によって下方へ案内されるようにしたうえで、その複段引出機構もフィーダ格納部とは別個に薬品庫部から引き出せるようにしたことにより、錠剤フィーダが多段化しても該当箇所の上部錠剤収集機構の内部清掃は纏めて行うことができる。
したがって、本発明によれば、多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダが多段化しても該当箇所の上部錠剤収集機構の内部清掃を纏めて行える錠剤分包機を実現することができる。

0017

また、本発明の錠剤分包機にあっては(解決手段2)、相対引出位置規制手段をも設けたことにより、複段錠剤収集機構が薬品庫部から前方へ引き出されたときには必ず上段フィーダ格納部も下段フィーダ格納部も同等以上に薬品庫部から前方へ引き出された状態になる。そのため、それらのフィーダ格納部の保持する錠剤フィーダから予想外の錠剤がれてしまうといった不測・不所望な状況下でも、その錠剤は、複段錠剤収集機構の中か薬品庫部よりも前の所に落下し、薬品庫部の内部等で本来の錠剤落下経路から外れた所へは跳んで行かないので、錠剤補充や部材清掃の作業を行う作業者は、精神的な負担等が軽減される。

0018

さらに、本発明の錠剤分包機にあっては(解決手段3)、相対引出位置規制手段やその他の部材であっても複段錠剤収集機構の前方引出を規制する部材については、複段錠剤収集機構の両横のうち一方にだけ設けたことにより、他方には存在しないようになる。そのため、複段錠剤収集機構を薬品庫部から前方へ引き出すときに複段錠剤収集機構の両横のうち他方を空けた状態で複段錠剤収集機構を引き出すことが可能になり、その空いている所を利用して作業することができるので、複段錠剤収集機構に対する錠剤落下経路清掃などの作業が楽に行えることになる。

0019

また、本発明の錠剤分包機にあっては(解決手段4)、複段錠剤収集機構の両横のうち前方引出時に楽に作業できる方の側面に着脱可能な側板が来るようにしたうえで、その側板の下端部が側板保持部材によって傾斜状態で保持されるようにもしたことにより、複段錠剤収集機構の内部の錠剤落下経路などを清掃する作業ばかりか側板の着脱作業までも容易かつ迅速に行えることとなる。

0020

また、本発明の錠剤分包機にあっては(解決手段5)、揺動にて縦にも横にもなりうる板体は横にすれば小物置きとして重宝され縦にすればスッキリ仕舞える便利な物であるところ、そのような板体を複数のフィーダ格納部それぞれの前端に付設したことにより、複数のフィーダ格納部の前方引出がどのようになされていても、補充対象錠剤の容器の取り扱いや複段錠剤収集機構の清掃といった作業が容易に行えることになる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の実施例1について、錠剤分包機の構造を示し、(a)が外観の正面図、(b)が内部の正面図である。
(a)〜(d)が何れも錠剤分包機の左側面図、(e)が薬品庫部の前面の斜視図である。
(a),(b)が錠剤分包機の左側面図、(c)〜(e)が複段錠剤収集機構の斜視図である。
引出ロック機構の要部を示し、(a)が正面図、(b)が平面図、(c)と(d)が正面図である。
タイプの異なる錠剤カセットを示し、(a)が特定錠剤専用タイプの錠剤フィーダのカセットに係る左側面図と正面図と右側面図、(b)が小形の多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダに係る左側面図と正面図と右側面図、(c)が大形の多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダの左側面図である。

0022

このような本発明の錠剤分包機について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1により説明する。
図1〜5に示した実施例1は、上述した解決手段1〜5(出願当初の請求項1〜5)を総て具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具タイミングベルト等の伝動部材モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。

0023

本発明の錠剤分包機の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、錠剤分包機10の全体を示し、(a)が外観の正面図、(b)が内部の正面図である。図2(a)〜(d)は錠剤分包機10の左側面図であり、図2(e)は薬品庫部13の前面の斜視図である。図3(a),(b)は錠剤分包機10の左側面図であり、図3(c)〜(e)は複段錠剤収集機構30の斜視図である。図4は、引出ロック機構40の要部を示し、(a)が正面図、(b)が平面図、(c)と(d)が正面図である。

0024

また、図5は、タイプの異なる錠剤カセットを示し、(a)が特定錠剤専用タイプの錠剤フィーダ51のカセットに係る左側面図と正面図と右側面図、(b)が小形の多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52に係る左側面図と正面図と右側面図、(c)が大形の多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52の左側面図である。図5(b)の錠剤フィーダ格納部20は図5(a)の特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51と設置面が同程度で特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51を置換可能なものであり、図5(c)の多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52は、二台の特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51を置換可能なものであり、何れも錠剤フィーダ格納庫14の錠剤フィーダ列設棚18に設置しうるが、ここでは錠剤フィーダ格納部20に設置するので、それに適したサイズのものとなっている。

0025

この錠剤分包機10は(図1(a)参照)、下段の包装装置11と、その上の錠剤手撒き装置装備部12と、更にその上の薬品庫部13と、アームにて位置変更容易に支持されたタッチパネル15と、筐体の内部に収められた図示しない制御装置とを備えたものであり、薬品庫部13には錠剤フィーダ格納庫14と錠剤フィーダ格納部20とがそれぞれ前方へ引き出し可能な状態で組み込まれている。錠剤フィーダ格納庫14は、左右に二つ並んだ横2列のものを図示したが、横3列以上でも良く、単列でも良く、各列が更に上下に分かれて夫々が任意に前方へ引き出せるようになっていても良い。

0026

錠剤フィーダ格納部20は、三つが縦3段かつ横1列に配設されたものを図示したが、縦2段以上の配置を含んだものであれば、他の配置であっても良い。図示のような縦3段の構成例では、最上段の錠剤フィーダ格納部20と中段の錠剤フィーダ格納部20との相互関係について、最上段のもの20が上段錠剤フィーダ格納部に該当するとともに、中段のもの20が下段フィーダ格納部に該当する。また、中段の錠剤フィーダ格納部20と最下段の錠剤フィーダ格納部20との相互関係については、中段のもの20が上段錠剤フィーダ格納部に該当するとともに、最下段のもの20が下段フィーダ格納部に該当する。さらに、それぞれ対応する錠剤フィーダ格納部20を支持する引出機構22,22,22についても(図2参照)、同様に相対的な上段・下段の関係が成り立つ。

0027

錠剤分包機10の内部のうち薬品庫部13より下のところには(図1(b)参照)、薬品庫部13からバラバラに落下して来た錠剤を受け入れて集めてから下方の包装装置11へ送り込む漏斗状の大きな下部錠剤収集機構16と、錠剤手撒き装置装備部12の図示しない錠剤手撒き装置から順に送り込まれた錠剤を受け入れてやはり包装装置11へ送り込む小さな下部錠剤収集機構16aと、二つ折り分包紙長手方向へ送って所定幅で区分しながら下部錠剤収集機構16,16aからの落下錠剤を投入して分包する包装装置11とが装備されている。

0028

錠剤分包機10の上部を占める薬品庫部13における錠剤フィーダ格納庫14の内部には(図1(b)参照)、複数の特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51を前後に並べて列設しうる錠剤フィーダ列設棚18が上下6段かつ左右2列に並んだ状態で装備されるとともに、その左右2列の間を縦に貫く形で上部錠剤収集機構17が装備されている。そして、特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51から排出された錠剤は上部錠剤収集機構17によって下方の下部錠剤収集機構16へ案内されるようになっている。

0029

また(図1(b)参照)、薬品庫部13の一角を占める錠剤フィーダ格納部20,20,20の配設箇所の内部には、それら錠剤フィーダ格納部20,20,20の後述する前板25,25,25の奥に隠れた状態で、複段錠剤収集機構30も装備されている。複段錠剤収集機構30の前面に装備された把手33も前板25の奥に隠れている。
この複段錠剤収集機構30は、上部錠剤収集機構17と同様にフィーダ排出錠剤を下方の下部錠剤収集機構16へ導くものであるが、錠剤フィーダ列設棚18の特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51の排出錠剤でなく、錠剤フィーダ格納部20の多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52の排出錠剤を受け入れる。しかも、錠剤受入対象の錠剤フィーダ格納部20は一つだけでなく上下に連なる複数のもの20,20,20になっている。

0030

図示した錠剤フィーダ格納部20は(図2参照)、前面に把手21が設けられるとともに(図2(a)参照)、引出機構22にて支持されていて(図2(b)参照)、上段のものから下段のものまで個々に前方へ引き出したり後方へ押し込んだりできるようになっている(図2(a)〜(d)参照)。また、引出機構22によって支持された錠剤フィーダ列設棚23の上に四個の多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52を前後一列に並べて搭載できるようになっている。錠剤フィーダ格納部20の前端の前板25には(図2(e)参照)、把手21の他、揺動板体24と手動錠43と図示しないLED表示器なども付設されている。

0031

多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52は、特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51と同様にカセット着脱式にしても良いが、充填錠剤の変更がほとんどない特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51と異なり、既述したように簡便な調整を施すことで、具体的には例えばサンプル錠剤を付け替えるといったことで、種々の形状やサイズの錠剤に対して使い分けることができるものなので(特許文献5も参照)、錠剤補充作業時の錠剤取り違い等のミス発生を極力抑制する観点から、保守作業時は別として常態ではカセット固定式のものが採用されている(特許文献5の段落0054も参照)。

0032

また(図2(d),(e)参照)、多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52の上面の錠剤投入口には手動開閉しうる蓋52aが付設されている。そして、制御装置によって、錠剤投入先としては、多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52は一時には一つだけが選定されるようになっており、その選定された錠剤フィーダ52を搭載した錠剤フィーダ格納部20の前面のLED表示器が引出対象の明示のために点灯させられるとともに、その選定された錠剤フィーダ52に一対一で対応しているLED表示器が錠剤投入先の明示のために点灯させられるようになっている。それぞれの蓋52aに対して開閉検出用の磁気センサ等が付設されており、選定された錠剤フィーダ52の蓋と異なる蓋が開けられると、その検出に基づいて制御装置によって警告が発せられるようにもなっている。

0033

揺動板体24は、その下端部が揺動支軸を介して前板25の前面の下端部に連結されていて(図2(d),(e)参照)、手先指先で軽く揺動させることができるようになっている。そして、自由端・揺動端を上へあげると(図2(a)〜(c)参照)、縦向きの姿勢になって前板25に張り付いたかのような状態になる。これに対し、自由端・揺動端を下へさげると(図2(d),(e)参照)、横向きの姿勢になって、小さなテーブルのような状態になり、錠剤瓶調剤指示箋といった小物を載せ置くことができるようになっている。

0034

複段錠剤収集機構30は(図3参照)、三段の錠剤フィーダ格納部20,20,20の直ぐ横に配設されていてそれらから排出された錠剤を下方へ案内して落下させるものであることは上述したが、これも、薬品庫部13の内部に複段引出機構37にて支持されていて(図3(a),(b)参照)、薬品庫部13から前方へ引き出せるようになっている(図3(b)参照)。また、複段錠剤収集機構30は、前後方向の長さが錠剤フィーダ格納部20よりも短くて、何時も右側の錠剤フィーダ格納部20,20,20の前板25,25,25の左端部の後方に位置している(図1図3(a),(b)参照)。

0035

このように左端部が複段錠剤収集機構30の前方へ突き出た前板25,25,25は、何れも、錠剤フィーダ格納部20より前方へ複段錠剤収集機構30が引き出されるのを阻止する相対引出位置規制手段(解決手段2)になっており、複段錠剤収集機構30が薬品庫部13から前方へ引き出されるのを規制する部材(解決手段3)にもなっている。
また、そのような前板25を具備した錠剤フィーダ格納部20は、何れも、複段錠剤収集機構30の左右のうち右方にだけ設けられていて(図1(b)参照)、複段錠剤収集機構30の左方には前板25のような規制部材が無いので、複段錠剤収集機構30を薬品庫部13から前方へ引き出すと(図3(b)参照)、複段錠剤収集機構30の左側が解放されるようになっている。

0036

さらに、複段錠剤収集機構30は(図3(c)〜(e)参照)、浅い箱状の本体部31と、本体部31の両側面のうち錠剤フィーダ格納部20,20,20から遠い方に当たる左方の解放側面に配設されて装着時に該当側面を閉じる着脱可能な側板35とを主体としたものである。本体部31の右側板には錠剤フィーダ格納部20,20,20から排出された錠剤を受け入れる錠剤受入口32,32,32が開口形成されており、本体部31の前端には把手33が装備されており、本体部31の下端部のうち解放側面の下に位置する所には、側板35の下端部を下から受け止める側板保持部材34が装備されている。

0037

側板35の上部には例えばレバー操作式の小さな掛止部材36が装備されており、側板35の下端部を側板保持部材34に載せて受け止めさせてから側板35を立てて掛止部材36を本体部31に掛止させると、本体部31の解放側面が閉じられるようになっている(図3(c)参照)。また、掛止部材36,36を総て外すと、側板35の上部が本体部31の解放側面から離れるが(図3(d)参照)、側板保持部材34が例えば引っ掛け部材からなり側板35の下端部を少しだけ遊びを伴って受け止めるので、側板35が少し傾いた状態で保持されるようになっている。さらに、そのような側板35の例えば左右両端に手を掛けて側板35を持ち上げると、側板35が本体部31から完全に離れて、本体部31の内部が大きく露呈するようになっている(図3(e)参照)。

0038

錠剤フィーダ格納部20の前板25に手動錠43が設けられていることは上述したところであるが、この手動錠43を含む引出ロック機構40は(図4参照)、手動錠43と共に錠剤フィーダ格納部20に装備されている揺動部材44と、薬品庫部13の枠部に装備されている電磁駆動部41と、電磁駆動部41から揺動部材44に向けて前進後退しうる進退部材42とを具備している。進退部材42は、図示しないバネ等によって常に前進側(左方)へ付勢されていて薬品庫部13の枠部から錠剤フィーダ格納部20へ向けて突き出ており、その先端部が揺動部材44の手前に来ているときは(図4(a)参照)、錠剤フィーダ格納部20が薬品庫部13から引き出せないロック状態になる。

0039

しかも(図4(b)参照)、進退部材42の先端部に斜面が形成されていて、そこに揺動部材44が当接するとその分力によって進退部材42が電磁駆動部41側へ後退(図では右方移動)するため、引き出されていた錠剤フィーダ格納部20を薬品庫部13へ押し込むと揺動部材44が進退部材42を一時後退させて後方へ移動するので(図4(b)の二点鎖線と一点鎖線とを参照)、錠剤フィーダ格納部20の引き出しは通常ロックされるのに対し、錠剤フィーダ格納部20の押し込みは何時でも行えるようになっている。

0040

また(図4(c)参照)、制御装置の制御にて電磁駆動部41に励磁動作を行わせたときにも、バネ力に勝る電磁力によって進退部材42が電磁駆動部41側へ後退(図では右方移動)するので、錠剤フィーダ格納部20の状態は、押し込みだけでなく引き出しもできる状態になる。すなわち、電気解錠が可能になっている。
さらに(図4(d)参照)、手動錠43に鍵45を差し込んで解錠側へ回すと、それに随伴して揺動部材44も回転し、揺動部材44が進退部材42とは係合しない姿勢・状態になるので、手動解錠も可能になっている。

0041

この実施例1の錠剤分包機10について、その使用態様や動作を説明する。

0042

錠剤フィーダ列設棚18に搭載された特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51への錠剤補充が錠剤フィーダ格納庫14を引き出してから錠剤カセットを着脱して行われることや、上部錠剤収集機構17の錠剤落下経路の清掃がやはり錠剤フィーダ格納庫14を引き出して行われること、錠剤手撒き装置装備部12の手撒き装置への錠剤補充が引出式の備え付けユニット或いは着脱式の予備撒きユニットへの手撒きにてなされること、それらと下部錠剤収集機構16,16aと包装装置11とが制御装置の下で連携動作することで調剤対象の錠剤が分包されることは、従来通りなので(例えば特許文献2〜4参照)、以下、錠剤フィーダ格納部20と複段錠剤収集機構30とに関わる動作等について詳述する。

0043

錠剤分包機10の筐体内に錠剤フィーダ格納庫14や錠剤フィーダ格納部20などを収めて待期状態にすると(図1図2(a)参照)、錠剤分包機10では、錠剤フィーダ格納庫14がロック機構にて筐体内に止められ(例えば特許文献4図3参照)、錠剤フィーダ格納部20が該当する引出ロック機構40によって筐体内に止められ(図4(a)参照)、複段錠剤収集機構30が錠剤フィーダ格納部20の前板25によって筐体内に止められる(図1参照)。そして、タッチパネル15の操作や上位の調剤管理システムの処理によって錠剤分包機10の制御装置に調剤指示データがセットされると、制御装置によって調剤指示の内容がタッチパネル15に表示される。

0044

さらに、錠剤フィーダ格納庫14の特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51にも錠剤フィーダ格納部20の多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52にも収容されていない錠剤が調剤対象に含まれているときには、制御装置のデータ管理処理によって、先ず多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52について、空のもの即ち錠剤が未だ割り当てられていないものや全錠剤排出確認済みのものが探索される。そして、やはり制御装置によって、空の錠剤フィーダ52が見つかれば、その錠剤フィーダ52が割り当て対象に選定される。空の錠剤フィーダ52が見つからないときには、手撒き装置に対する割り当て処理が行われる。

0045

錠剤フィーダ格納部20の多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52に調剤対象錠剤が割り当てられると、制御装置の制御によって、割り当て先選出された錠剤フィーダ52に係るLED表示器が点灯させられるとともに、その錠剤フィーダを搭載した錠剤フィーダ格納部20の前面のLED表示器も点灯させられ、更にその錠剤フィーダ格納部20に係る引出ロック機構40が電動にて施錠状態から解錠状態にされる(図4(c)参照)。
そのため、作業者が点灯案内に従って錠剤フィーダ格納部20の把手21に手を掛けて手前に引けば、適切な錠剤フィーダ格納部20を薬品庫部13から引き出すことができる(図2(b)〜(d)参照)。

0046

それから(図2(d),(e)参照)、やはり作業者が、点灯案内に従って、該当する多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52を見定め、その上蓋52aを開ける。その際、誤って別の錠剤フィーダ52の蓋52aを開けると、制御装置によって警報が発せられるので、適切な錠剤フィーダ52の蓋52aを作業者が間違いなく開けることができる。
また、それと前後して適宜なときに、作業者が、引き出した錠剤フィーダ格納部20や他の錠剤フィーダ格納部20について、最前の揺動板体24を手前に揺動させて横向きにさせ、錠剤瓶や調剤指示箋などを揺動板体24に載せて置く。

0047

これで、適切な錠剤フィーダ52に錠剤を投入する準備が調うので、作業者が、適量の錠剤を投入するとともに、錠剤フィーダ52を投入錠剤に適応させる調整を行う。多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52であればサンプル錠剤を錠剤フィーダ52の適宜箇所にセットすることで迅速かつ的確に大抵の調整を済ませられるが、その他の調整作業も必要な場合はそれも行う。さらに、錠剤の細かな情報など追加情報も必要とされる場合は、作業者がタッチパネル15の操作等にて必要な情報を制御装置に与えることも行う。

0048

作業者が、錠剤フィーダ52への錠剤投入を終えたら蓋52aを閉め、それから揺動板体24の上の物を片付けて揺動板体24を立て、更に錠剤フィーダ格納部20を薬品庫部13に押し込む。
そうすると、その錠剤フィーダ格納部20が付設の引出ロック機構40によって薬品庫部13内に止められる(図4(b)参照)。
これで、一種類の錠剤に係る準備が完了するので、他の錠剤についても必要があれば作業者は同様の作業を繰り返す。

0049

そして、総ての準備が完了したら、タッチパネル15の操作等にて制御装置による自動調剤を開始させる。
そうすると、分包対象の錠剤が、特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51からも多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52からも同様に錠剤単位で自動排出され、錠剤手撒き装置(12)からは基本的に分包単位で手撒き済み錠剤が自動排出され、それらが下部錠剤収集機構16,16aで合わさってから包装装置11によって分包される。

0050

このようにして、多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52を用いた分包処理が行われ、それが何度か繰り返されると、錠剤案内経路を構成する複段錠剤収集機構30の内部を清掃することも必要になる。そうなったときには、作業者が、錠剤分包機10の動作を停止させてから、先ずは錠剤フィーダ格納部20,20,20を総て薬品庫部13から前方へ引き出すが(図3(a)参照)、その際、引き出そうとしている錠剤フィーダ格納部20の前面の手動錠43に(図2(e)参照)、鍵を差して回して(図4(d)参照)、錠剤フィーダ格納部20のロックを手動で解除することで、錠剤フィーダ格納部20を前方へ引き出すことができるようになる。

0051

錠剤フィーダ格納部20,20,20が総て引き出されると(図3(a)参照)、複段錠剤収集機構30の前方引出を阻止するものが無くなるので、複段錠剤収集機構30の前面の把手33に手を掛けて、それを前方へ引いて複段錠剤収集機構30を薬品庫部13から引き出す(図3(b)参照)。そうすると、複段錠剤収集機構30の両側面のうち錠剤フィーダ格納部20の無い方の側面が大きく露出する。その露出側面には側板35が装着されているので(図3(b),(c)参照)、その露出側から作業者が以後の作業を行う。そして、作業者が側板35の上部の掛止部材36を外すと側板35が傾くが(図3(d)参照)、側板35の下端部が側板保持部材34に緩く保持されているので、側板35は少しだけ傾いた状態を維持する。

0052

その状態の側板35は、作業者が持ち上げることで簡単に本体部31から取り外せるので、作業者は本体部31と別の所で楽に清掃することができる。
また、側板35を外した本体部31は内部が大きく露出するので(図3(e)参照)、作業者は対面状態で楽に清掃することができる。
こうして、複段錠剤収集機構30の錠剤落下経路の清掃が遣り易い状態で行われる。そして、清掃後、繰り返しとなる煩雑な説明は割愛するが、上述したのと逆順の操作等を行うことで、以後の錠剤自動分包が適切に行われることになる。

0053

[その他]
上記実施例では、錠剤手撒き装置装備部12と錠剤フィーダ格納部20の設置高さが異なっていたが、それらは同じ高さや近くに設置されていても良い(例えば特許文献3,4参照)。錠剤手撒き装置(12)に対してはそれへ直に或いはそれに着脱される予備撒きユニットへ各種の錠剤を人手散らし落とすのが前提になっているの対し、錠剤フィーダ格納庫14の特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51や錠剤フィーダ格納部20の多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52については、一種類の錠剤を投入できれば良く、瓶や計量カップを用いて投入しても良く、さらには人手で投入しても良いが散らす必要はない。

0054

また、錠剤排出制御アルゴリズム(それぞれの分包タイミングで多数の錠剤フィーダのうち何れに排出動作を行わせるのかといった制御の手順)についても、多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52は特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ51と同じで良いため、それらの錠剤フィーダ51,52には共通の排出制御プログラムが使用される。
これに対し、錠剤排出制御アルゴリズムの異なる錠剤手撒き装置(12)については別個の排出制御プログラムが使用される。

0055

上記実施例では、錠剤投入対象の多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52がタッチパネル15を用いて選定されると、それを搭載した錠剤フィーダ格納部20でLEDが点灯されるうえ、直ちに錠剤フィーダ格納部20の引出ロック機構40が解除されるようになっていたが、他の遣り方でも良い。例えば、錠剤フィーダ格納部20,20,20の前面に押しボタン等の操作部材をも付設したうえで、錠剤投入対象の錠剤フィーダ格納部20が複数の場合には、先ず該当する複数のLEDを総て点灯させておき、何れか一つの操作部材が操作されるのを待って、該当する錠剤フィーダ格納部20の引出ロック機構40を解除するとともに、該当するLEDを点滅等にて明確にさせるようにしても良い。

0056

上記実施例では、多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52の蓋52aの開閉については、開閉センサにて状態を検出して誤操作時には警報を発するようになっていたが、錠剤フィーダ52の蓋についても、例えば引出ロック機構40を小形化したような電気錠を付設して、制御装置がロックを解除した錠剤フィーダ52しか蓋を開けることができないようにしても良い。また、多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52は、サンプル錠剤を付け替えるタイプのものに限定される訳でない。さらに、多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ52に錠剤分割用カッター機構が組み込まれていても良い。

実施例

0057

上記実施例では、錠剤フィーダ格納部20の前端の揺動板体24を横にしてその上に一時的に載せて置ける物として錠剤瓶や調剤指示箋を挙げたが、それに止まらず、錠剤分包機10の筐体に装備したカメラ等の撮像装置や、撮影機能の付いた携帯端末などにて、揺動板体24の上の錠剤瓶や調剤指示箋に付されたバーコードその他の情報を読み取ると、その情報が制御装置に伝送されて調剤作業の確認や監査などに利用されるようにしても良い。

0058

本発明の適用は錠剤専用の錠剤分包機に限られる訳でなく、散薬分包機合体した錠剤分包機にも本発明は適用することができる。

0059

10…錠剤分包機、
11…包装装置、12…錠剤手撒き装置装備部、
13…薬品庫部、14…錠剤フィーダ格納庫、
15…タッチパネル、16,16a…下部錠剤収集機構、17…上部錠剤収集機構、
18…錠剤フィーダ列設棚(特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ用)、
20…錠剤フィーダ格納部(多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ用)、
21…把手、22…引出機構、23…錠剤フィーダ列設棚、24…揺動板体、
25…前板(相対引出位置規制手段,複段錠剤収集機構の前方引出を規制する部材)、
30…複段錠剤収集機構、
31…本体部、32…錠剤受入口、33…把手、
34…側板保持部材、35…側板、36…掛止部材、37…複段引出機構、
40…引出ロック機構、
41…電磁駆動部、42…進退部材(係合部材)、
43…手動錠、44…揺動部材(係合部材)、45…鍵、
51…特定錠剤専用タイプ錠剤フィーダ、
52…多種錠剤適応タイプ錠剤フィーダ、52a…蓋

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