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技術 遊技機

出願人 株式会社三洋物産
発明者 久保和則
出願日 2020年11月30日 (6ヶ月経過) 出願番号 2020-198365
公開日 2021年2月25日 (3ヶ月経過) 公開番号 2021-028048
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 字通路 丸棒状部材 視認部材 変移機構 出入箇所 検出用通路 丸棒体 制限解除状態
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2021年2月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

入賞装置内の振分装置での揺動排出通路遊技球揺動幅拡張できる遊技機を提供することを目的とする。

解決手段

開閉球部220から入賞装置40内に入球した遊技球Bは、規制部材312が止め解除状態のときに第1振り分け部材230の第2通路232に供給されて、この第2通路232で揺動されることになるが、第2通路232の入力端段差の無く連通された連通路310まで行き来できるし、規制部材312は止め状態および止め解除状態のいずれの状態においても第2通路232からの遊技球Bの出入箇所に存しないため、規制部材312によって揺動幅が制限されることもない。その結果、入賞装置40内の第1振り分け部材230(例えば振分装置)での第2通路232の遊技球揺動幅を拡張できるパチンコ機(遊技機)を提供することができる。

概要

背景

従来、例えばパチンコ機などに代表される遊技機としては、遊技盤に備えられた始動口に遊技球が入球されることにより、当該始動口とは別位置に遊技盤に備えられた入賞装置可動部が開き、遊技球が入賞装置内に入球可能となり、この入賞装置内に入球された遊技球を、Vゾーンと呼ばれる特定領域に導くかVゾーン以外の非特定領域に導くかを振り分ける振分装置を入賞装置の内部に備えた遊技機がある。この種の遊技機では、通常遊技状態において遊技球がVゾーンに導かれたときには、遊技者にとって有利な遊技状態(例えば大当たり状態)、例えば入賞装置の可動部を所定ラウンド数にわたって開状態とする大当たり状態に移行する。この振分装置によって、Vゾーンに導かれるか否かの遊技球の挙動に面白味を持たせることができ、遊技の興趣性向上が図られている(例えば、特許文献1参照)。

概要

入賞装置内の振分装置での揺動排出通路の遊技球揺動幅拡張できる遊技機を提供することを目的とする。開閉球部220から入賞装置40内に入球した遊技球Bは、規制部材312が止め解除状態のときに第1振り分け部材230の第2通路232に供給されて、この第2通路232で揺動されることになるが、第2通路232の入力端段差の無く連通された連通路310まで行き来できるし、規制部材312は止め状態および止め解除状態のいずれの状態においても第2通路232からの遊技球Bの出入箇所に存しないため、規制部材312によって揺動幅が制限されることもない。その結果、入賞装置40内の第1振り分け部材230(例えば振分装置)での第2通路232の遊技球揺動幅を拡張できるパチンコ機(遊技機)を提供することができる。

目的

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、入賞装置内に止め部材を備えながらも当該入賞装置内の振分装置での遊技球の動きが制限され難い遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

遊技球打ち込まれる遊技領域を形成する遊技盤を備えた遊技機において、前記遊技盤は、遊技球が入球可能な入球手段と、遊技球が入球し易い状態となる入賞装置とが、前記遊技領域の所定箇所にそれぞれ配設され、前記入賞装置は、入球した遊技球の挙動遊技者視認させるための内部空間を有する本体部材と、前記本体部材の所定箇所に設けられた入球部と、前記本体部材の内部空間に設けられ、前記入球部からの遊技球を振り分けて出力する振り分け手段と、前記本体部材の内部空間に設けられ、前記振り分け手段で振り分けられた遊技球の入球が可能で、且つ、遊技球の入球することにより遊技者にとって有利な遊技状態の発生の契機となる特定入球部と、前記本体部材の内部空間に設けられ、前記特定入球部以外の入球部であって前記振り分け手段で振り分けられた遊技球が入球可能な非特定入球部と、を備え、前記振り分け手段は、前記入球部からの遊技球を通過させて前記特定入球部または前記非特定入球部に排出するための第1通路と、前記第1通路よりも前記特定入球部に入り難く排出するための第2通路と、前記第1通路の端部に連通された連通部と、前記連通部に設けられた部材であって、当該部材の所定面に遊技球を接触させることが可能であり少なくとも前記部材の前記所定面を遊技球の進行方向に対して交差する交差箇所に位置することで前記第1通路への遊技球の供給を止める止め状態となり、且つ、前記部材の前記所定面に遊技球を接触させないで通過させることが可能であり少なくとも前記部材の前記所定面を前記交差箇所から遊技球の進行方向に対して交差する方向に退避した退避箇所に位置することで前記第1通路への遊技球の供給を可能とする止め解除状態となる退避部材と、を備え、前記遊技機は、前記退避部材が止め解除状態時には前記第1通路に遊技球を案内し、前記退避部材が止め状態時には前記第2通路に遊技球を案内し、前記退避部材は、通常時には前記連通部において止め状態となっていることを特徴とする遊技機。

技術分野

0001

この発明は、パチンコ機等の遊技機に関する。

背景技術

0002

従来、例えばパチンコ機などに代表される遊技機としては、遊技盤に備えられた始動口に遊技球が入球されることにより、当該始動口とは別位置に遊技盤に備えられた入賞装置可動部が開き、遊技球が入賞装置内に入球可能となり、この入賞装置内に入球された遊技球を、Vゾーンと呼ばれる特定領域に導くかVゾーン以外の非特定領域に導くかを振り分ける振分装置を入賞装置の内部に備えた遊技機がある。この種の遊技機では、通常遊技状態において遊技球がVゾーンに導かれたときには、遊技者にとって有利な遊技状態(例えば大当たり状態)、例えば入賞装置の可動部を所定ラウンド数にわたって開状態とする大当たり状態に移行する。この振分装置によって、Vゾーンに導かれるか否かの遊技球の挙動に面白味を持たせることができ、遊技の興趣性向上が図られている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2006−34728号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。

0005

すなわち、従来のパチンコ機では、例えば、前述の振分装置は、塞き止め状態では揺動排出通路への遊技球の供給を塞き止め且つその解除状態では揺動排出通路への遊技球の供給を可能とする可動式塞き止め部材を備えたものがあるが、入賞装置内に可動式塞き止め部材を設けると遊技球の動きが制限されるという問題がある。

0006

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、入賞装置内に止め部材を備えながらも当該入賞装置内の振分装置での遊技球の動きが制限され難い遊技機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。

0008

すなわち、請求項1に記載の発明は、
遊技球が打ち込まれる遊技領域を形成する遊技盤を備えた遊技機において、
前記遊技盤は、遊技球が入球可能な入球手段と、遊技球が入球し易い状態となる入賞装置とが、前記遊技領域の所定箇所にそれぞれ配設され、
記入賞装置は、
入球した遊技球の挙動を遊技者に視認させるための内部空間を有する本体部材と、
前記本体部材の所定箇所に設けられた入球部と、
前記本体部材の内部空間に設けられ、前記入球部からの遊技球を振り分けて出力する振り分け手段と、
前記本体部材の内部空間に設けられ、前記振り分け手段で振り分けられた遊技球の入球が可能で、且つ、遊技球の入球することにより遊技者にとって有利な遊技状態の発生の契機となる特定入球部と、
前記本体部材の内部空間に設けられ、前記特定入球部以外の入球部であって前記振り分け手段で振り分けられた遊技球が入球可能な非特定入球部と、
を備え、
前記振り分け手段は、
前記入球部からの遊技球を通過させて前記特定入球部または前記非特定入球部に排出するための第1通路と、
前記第1通路よりも前記特定入球部に入り難く排出するための第2通路と、
前記第1通路の端部に連通された連通部と、
前記連通部に設けられた部材であって、当該部材の所定面に遊技球を接触させることが可能であり少なくとも前記部材の前記所定面を遊技球の進行方向に対して交差する交差箇所に位置することで前記第1通路への遊技球の供給を止める止め状態となり、且つ、前記部材の前記所定面に遊技球を接触させないで通過させることが可能であり少なくとも前記部材の前記所定面を前記交差箇所から遊技球の進行方向に対して交差する方向に退避した退避箇所に位置することで前記第1通路への遊技球の供給を可能とする止め解除状態となる退避部材と、
を備え、
前記遊技機は、前記退避部材が止め解除状態時には前記第1通路に遊技球を案内し、前記退避部材が止め状態時には前記第2通路に遊技球を案内し、前記退避部材は、通常時には前記連通部において止め状態となっている
ことを特徴とするものである。

発明の効果

0009

この発明に係る遊技機によれば、入賞装置内に止め部材を備えながらも当該入賞装置内の振分装置での遊技球の動きが制限され難い。

図面の簡単な説明

0010

本発明の実施例のパチンコ機の概略正面図である。
実施例の遊技盤の正面図である。
実施例のパチンコ機の電気的接続を例示するブロック図である。
一対の羽根閉状態の場合の遊技ユニット前方右上から見た斜視図である。
一対の羽根が開状態の場合の遊技ユニットを前方右上から見た斜視図である。
入賞装置の羽根が閉状態の場合での遊技ユニットの正面図である。
正面右上から見た入賞装置の概略分解斜視図である。
正面右上から見た入賞装置の詳細分解斜視図である。
裏面左上から見た入賞装置の詳細分解斜視図である。
開閉入球部からの遊技球が第1振り分け部材へ案内される様子を示す入賞装置の内部を正面右上から見た一部破断分解斜視図である。
開閉入球部からの遊技球が別通路を通ってステージへ案内される様子を示す入賞装置の内部を正面右上から見た一部破断斜視図である。
開閉入球部からの遊技球が導入通路部を通って第1振り分け部材へ案内される様子を示す図であって図6のA−A線断面図である。
開閉入球部からの遊技球が導入通路部を通って第1振り分け部材へ案内される様子を示す図であって図6のB−B線断面図である。
図13での第1振り分け部材を除いた図である。
(a)は第1振り分け部材の平面図、(b)は第2振り分け部材の平面図、(c)は第1振り分け部材と第2振り分け部材との位置関係を説明するための平面図である。
入賞装置のステージの平面図である。
(a)はステージの山部が一方側に位置するときの入賞装置の縦断面図であり、(b)は、(a)での遊技球の流れを説明するための図である。
(a)はステージの山部が他方側に位置するときの入賞装置の縦断面図であり、(b)は(a)での遊技球の流れを説明するための図である。
入賞装置内を平面視したときの第2振り分け部材の左右方向の揺動動作を示す図である。
(a)〜(c)は、第2振り分け部材が最大左側振り位置から中央位置までの揺動変移を示す平面図である。
(a),(b)は、図20(c)に続いて第2振り分け部材が最大右側振り位置までの揺動変移を示す平面図である。
(a)は最大左側振り位置の第2振り分け部材とその駆動機構部を示す平面図であり、(b)はそれとは逆に最大右側振り位置での図である。
(a)は第2振り分け部材が水平姿勢状態のときの入賞装置を右側から見た縦断面図であり、(b)は第2振り分け部材が上向き姿勢状態のときの縦断面図である。
第2振り分け部材の上下方向の揺動動作を示す図である。
(a)は第2振り分け部材が図19の各三状態の間の中間状態のときの図であり、(b)はその(a)での一点鎖線で示す第2振り分け部材240が上向き姿勢状態であることを示す縦断面図である。
(a),(b)は左上向き状態の第2振り分け部材の側面図および平面図であり、(c),(d)は右上向き状態の第2振り分け部材の側面図および平面図である。
(a)〜(d)は、水平姿勢状態の第2振り分け部材の正面図、C−C線縦断面、平面図およびD−D線縦断面、(e)〜(f)は、上向き姿勢状態の平面図、E−E線縦断面および右側面図、(h),(i)は、水平姿勢状態の平面図、F−F線縦断面である。
背面側部材の前方右上から見た分解斜視図である。
背面側部材の後方左上から見た分解斜視図である。
ステージの底面側部材の分解斜視図である。
(a)は止め解除状態の平面図、(b)はG−G線概略断面図、(c)は止め状態の平面図、(d)はH−H線概略断面図である。
変形例のセンターフレームおよび入賞装置の正面図である。

0011

本明細書は、次のような遊技機に係る発明も開示している。
(0)遊技球が打ち込まれる遊技領域を形成する遊技盤を備えた遊技機において、
前記遊技盤は、遊技球が入球可能な入球手段と、遊技球が入球し易い状態となる入賞装置とが、前記遊技領域の所定箇所にそれぞれ配設され、
前記入賞装置は、
入球した遊技球の挙動を遊技者に視認させるための内部空間を有する本体部材と、
前記本体部材の所定箇所に設けられた入球部と、
前記本体部材の内部空間に設けられ、前記入球部からの遊技球を振り分けて出力する振り分け手段と、
前記本体部材の内部空間に設けられ、前記振り分け手段で振り分けられた遊技球の入球が可能で、且つ、遊技球の入球することにより遊技者にとって有利な遊技状態の発生の契機となる特定入球部と、
前記本体部材の内部空間に設けられ、前記特定入球部以外の入球部であって前記振り分け手段で振り分けられた遊技球が入球可能な非特定入球部と、
を備え、
前記振り分け手段は、
前記入球部からの遊技球を通路方向に揺動させて前記特定入球部または前記非特定入球部に排出する揺動排出通路と、
前記揺動排出通路の遊技球の入力端段差無く連通された連通部と、
平面視の前記連通部での前記揺動排出通路からの遊技球の出入箇所以外の止め箇所に位置することで前記揺動排出通路への遊技球の供給を止める止め状態となり、且つ、前記出入箇所以外の箇所であって前記止め箇所から退避した退避箇所に位置することで前記揺動排出通路への遊技球の供給を可能とする止め解除状態となる止め部材と
を備えている
ことを特徴とする遊技機。
前記(0)に記載の発明によれば、遊技機は、遊技球が打ち込まれる遊技領域を形成する遊技盤を備えている。この遊技盤は、遊技球が入球可能な入球手段と、この入球手段に遊技球が入球したことに基づいて遊技球の入球が可能となる入賞装置とが、遊技領域の所定箇所にそれぞれ配設されている。入賞装置は、本体部材と入球部と振り分け手段と特定入球部と非特定入球部とを備えている。本体部材は、入球した遊技球の挙動を遊技者に視認させるための内部空間を有するものである。入球部は、本体部材での所定箇所に設けられている。振り分け手段は、本体部材の内部空間に設けられ、入球部からの遊技球を振り分けて出力する。特定入球部は、本体部材の内部空間に設けられており、振り分け手段で振り分けられた遊技球の入球が可能であり、且つ、遊技球の入球することにより遊技者にとって有利な遊技状態の発生の契機となるものである。非特定入球部は、本体部材の内部空間に設けられており、特定入球部以外の入球部であって振り分け手段で振り分けられた遊技球が入球可能なものである。振り分け手段の揺動排出通路は、入球部からの遊技球を通路方向に揺動させて、特定入球部または非特定入球部に排出する。この揺動排出通路の遊技球の入力端には、段差無く連通部が連通されている。止め部材は、平面視の連通部での揺動排出通路からの遊技球の出入箇所以外の止め箇所に位置することで揺動排出通路への遊技球の供給を止める止め状態となるし、出入箇所以外の箇所であって止め箇所から退避した退避箇所に位置することで揺動排出通路への遊技球の供給を可能とする止め解除状態となる。
したがって、入球部から入賞装置内に入球した遊技球は、止め部材が止め解除状態のときに振り分け手段の揺動排出通路に供給されて、この揺動排出通路で揺動されることになるが、揺動排出通路の入力端に段差の無く連通された連通部まで行き来できるし、止め部材は止め状態および止め解除状態のいずれの状態においても揺動排出通路からの遊技球の出入箇所に存しないため、止め部材によって揺動幅が制限されることもない。その結果、入賞装置内の振り分け手段(例えば振分装置)での揺動排出通路の遊技球揺動幅を拡張できる遊技機を提供することができる。つまり、入賞装置内に止め部材(可動式塞き止め部材)を備えながらも当該入賞装置内の振分装置での揺動スペースを拡張できる。

0012

(1)前記(0)に記載の遊技機において、
前記揺動排出通路は、前記特定入球部に入球し得るように排出する第1振分排出通路であり
前記振り分け手段は、前記第1振分排出通路よりも前記特定入球部に入り難く排出する第2振分排出通路を備え、
前記止め部材は、止め解除状態時には前記第1振分排出通路に、止め状態時には前記第2振分排出通路に遊技球を案内するものであり、
さらに、前記振り分け手段は、前記止め部材の止め状態または止め解除状態への状態変移に伴って一体駆動または連動する視認部材を備えている
ことを特徴とする遊技機。

0013

前記(1)に記載の発明によれば、振り分け手段の止め部材は、止め解除状態時には揺動排出通路である第1振分排出通路に、止め状態時には第2振分排出通路に遊技球を案内する。第1振分排出通路は、遊技球を特定入球部に入球し得るように出力する。第2振分排出通路は、遊技球を第1振分排出通路よりも特定入球部に入り難く出力する。視認部材は、止め部材の止め状態または止め解除状態への状態変移に伴って一体駆動または連動する。

0014

したがって、視認部材は、止め部材の止め状態または止め解除状態への状態変移に伴って一体駆動または連動するので、遊技者は、視認部材の状態を見ることで、第1振分排出通路に遊技球が案内され得る状態(例えば、遊技者にとって有利な振り分け状態)であることが分かる。その結果、入賞装置内の振分装置での遊技球の有利な振り分けを遊技者に分かり易くした遊技機を提供することができる。

0015

なお、揺動排出通路が正面手前側(遊技者にとって近い側)にある方がよく、揺動排出通路よりも手前側(遊技者にとって近い側)に視認部材が位置し、止め部材は揺動排出通路よりも奥側(遊技者にとって遠い側)に位置し、視認部材と止め部材とを一体駆動または連動することが好ましい。この場合には、揺動排出通路を揺動する遊技球で視認部材が隠れてしまうことがないため、視認部材が遊技球で見難くなることがない。また、止め部材が揺動排出通路よりも手前側(遊技者にとって近い側)に位置する場合では、その分だけ揺動排出通路が奥側に位置することになるため、揺動排出通路での遊技球の揺動の見易さに劣るが、揺動排出通路が止め部材はよりも手前側(遊技者にとって近い側)に位置しているため、遊技球の揺動が見易い状態で遊技者に提供できる。

0016

(2)前記(1)に記載の遊技機において、
前記止め部材は、通常時には止め状態となっており、解除条件成立時の所定期間は止め解除状態となる
ことを特徴とする遊技機。

0017

したがって、止め部材は、通常時には止め状態となっており、解除条件成立時の所定期間は止め解除状態となるので、通常時は、特定入球部に入り難く排出する第2振分排出通路が選択されており、仮に通常時に止め部材が故障しても第2振分排出通路を通って特定入球部に入り難く排出されるだけであり、止め部材の故障により遊技者に不当な利益(つまり、第2振分排出通路に比べて特定入球部に入り易い第1振分排出通路を通って遊技球が常時排出される不当な利益)が与えられることを低減できる。また、解除条件成立時の所定期間に止め部材が止め解除状態とならず、第1振分排出通路に振り分けられないことから、かかる止め部材の故障を発見できる。

0018

(3)前記(1)または(2)に記載の遊技機において、
前記止め部材は、止め状態または止め解除状態のいずれの状態においても前記連通部の上方箇所が吹き抜かれた吹き抜け部を備えている
ことを特徴とする遊技機。

0019

前記(3)に記載の発明によれば、止め部材の吹き抜け部は、止め状態または止め解除状態のいずれの状態においても連通部の上方箇所が吹き抜かれたものとしているので、連通部での揺動排出通路からの遊技球の出入箇所上に止め部材が位置することがなく、当該止め部材に遊技球が乗ったまま保持されるようなことがないし、連通部と止め部材との間に遊技球が挟まれるようなこともない。

0020

(4)前記(1)から(3)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記入賞装置は、前記入球部から入球した遊技球を前記連通部に導く導入通路部を備え、
前記振り分け手段とは別の経路であって前記入球部から入球された遊技球を前記導入通路部の途中箇所から前記特定入球部または前記非特定入球部の方に案内するまたは当該入賞装置の外部に排出する別案内通路と、
所定の別案内条件成立の場合に前記入球部からの遊技球を前記別案内通路に案内し、それ以外の場合に前記振り分け手段に案内するように切り替え案内切替手段と、
を備えている
ことを特徴とする遊技機。

0021

前記(4)に記載の発明によれば、入賞装置の導入通路部は、入球部から入球した遊技球を連通部に導く。別案内通路は、振り分け手段とは別の経路であって入球部から入球された遊技球を導入通路部の途中箇所から特定入球部または非特定入球部の方に案内するまたは入賞装置の外部に排出する。案内切替手段は、所定の別案内条件成立の場合に入球部からの遊技球を別案内通路に案内し、それ以外の場合に振り分け手段に案内するように切り替える。

0022

したがって、案内切替手段は、所定の別案内条件成立の場合、例えば、V継続タイプの遊技機での最終ラウンド期間や、ラウンド自動移行タイプの遊技機での各ラウンド期間において、入球部からの遊技球を別案内通路に案内するので、止め部材に遊技球が衝突することがなく、止め部材の耐用期間を延ばすことができる。

0023

また、案内切替手段は、所定の別案内条件成立の場合、例えば、V継続タイプの遊技機での最終ラウンド期間や、ラウンド自動移行タイプの遊技機での各ラウンド期間において、入球部からの遊技球を別案内通路に案内し、それ以外の場合、例えば、V継続タイプの遊技機での最終ラウンド以外の期間や、ラウンド自動移行タイプの遊技機での大当たり状態以外の状態である通常状態期間において、振り分け手段に案内するように切り替えるので、V継続タイプの遊技機での最終ラウンド期間やラウンド自動移行タイプの遊技機での各ラウンド期間における時間、つまり次ラウンド獲得に無関係にかかっている時間を低減でき、大当り演出間延び感を低減でき、次の遊技に素早く移行でき、得られる利益が変わらないのに不必要に待たされる問題を解消できる。

0024

また、ホール側(遊技場側)にとってみれば、次ラウンド獲得に無関係にかかっていた時間を低減でき、その低減した時間分、遊技機の実質的な稼働率を上げることができる。

0025

さらに、所定の別案内条件成立の場合、例えば、V継続タイプの遊技機での最終ラウンド期間や、ラウンド自動移行タイプの遊技機での全ラウンド期間では、遊技球は、振り分け手段とは別の経路の別案内通路を通じて、振り分け手段よりも速く特定入球部または非特定入球部の方に案内されるまたは入賞装置の外部に排出されるので、振り分け手段の動作停止に起因する遊技球の停留の問題も生じないし、残存球処理の発生を低減できる。つまり、V継続タイプの遊技機での最終ラウンド時や、ラウンド自動移行タイプの遊技機での全ラウンド時において、振り分け手段の動作を停止させるわけではないので、その停止状態振り分け装置によって遊技球が入賞装置内に予期せぬ状態で停留してしまうことに起因する不本意な残存球処理の発生という問題を解消できる。

0026

その結果、入賞装置内への遊技球の入球から排出までの時間が次ラウンド獲得に無関係にかかることを低減でき、遊技機の稼働率を向上でき、且つ、残存球処理の発生を低減できる遊技機を提供することができる。

0027

(5)前記(4)に記載の遊技機において、
前記揺動排出通路である前記第1振分排出通路は、前記第2振分排出通路よりも正面手前側に位置し、且つ、前記第2振分排出通路に比べて遊技球をゆっくり滞留させるものであり、
前記入賞装置は、前記振り分け手段で振り分けられた遊技球が移動可能で前記特定入球部または前記非特定入球部のいずれかに案内するステージ部を備え、
前記別案内通路は、前記入球部から入球された遊技球を前記振り分け手段よりも速く前記ステージ部に案内する
ことを特徴とする遊技機。

0028

前記(5)に記載の発明によれば、揺動排出通路である第1振分排出通路は、第2振分排出通路よりも正面手前側に位置し、且つ、第2振分排出通路に比べて遊技球をゆっくり滞留させる。入賞装置は、振り分け手段で振り分けられた遊技球が移動可能で特定入球部または非特定入球部のいずれかに案内するステージ部を備えている。別案内通路は、入球部から入球された遊技球を振り分け手段(特に揺動排出通路)よりも速くステージ部に案内する。したがって、揺動排出通路である第1振分排出通路での遊技球の揺動、つまり、ゆっくりされる遊技球を遊技者にとって手前側に位置させることで、その様子をより良く見せることができる。また、振り分け手段(特に揺動排出通路)を通らずに別案内通路で案内された遊技球がステージ部に案内されて特定入球部または非特定入球部のいずれかに案内されるので、遊技球が迅速に処理されるだけでなく、遊技者は、別案内通路を通った遊技球をステージ部上で視認することができ、入賞装置に入球した遊技球を確認することができる。

0029

(6)前記(5)に記載の遊技機において、
前記導入通路部は、その所定箇所での底面部分に開閉自在な開閉部を備え、
前記開閉部は、開状態となると遊技球が落下可能な大きさの開口が形成され、閉状態において遊技球がそのまま通過するものであり、
前記別案内通路は、その入力側が前記開閉部の開口に連通されるとともに、その出力側が前記ステージ部上に開口された垂下通路である
ことを特徴とする遊技機。

0030

前記(6)に記載の発明によれば、導入通路部の所定箇所での底面部分には、開閉自在な開閉部が備えられている。この開閉部は、開状態となると遊技球が落下可能な大きさの開口が形成され、閉状態において遊技球がそのまま通過するものである。別案内通路は、その入力側が開閉部の開口に連通されるとともに、その出力側がステージ部上に開口された垂下通路としているので、かかる垂下通路内に遊技球が滞ることなく迅速にステージ部に供給され、別案内通路を起因とする遊技球の停留が生じることがない。

0031

(7)前記(6)に記載の遊技機において、
前記入球部は、前記入球手段に遊技球が入球したことに基づいて遊技球が入球可能な開状態に変移する開閉入口部であり、
前記開閉入口部の開状態への変移に同期して前記止め部材が所定期間だけ止め解除状態となる
ことを特徴とする遊技機。

0032

前記(7)に記載の発明によれば、入球部としての開閉入口部は、入球手段に遊技球が入球したことに基づいて遊技球が入球可能な開状態に変移する。止め部材は、開閉入口部の開状態への変移に同期して、所定期間だけ止め解除状態となる。したがって、開状態の開閉入口部に入球した遊技球は、開閉入口部に同期して止め解除状態となる止め部材によって第1振分排出通路に案内され、この第1振分排出通路で揺動されて特定入球部に入球するように排出されることがある。一方、開状態の開閉入口部に入球した遊技球であっても、止め部材が止め状態であれば第2振分排出通路に案内されて、第1振分排出通路よりも特定入球部に入り難く排出される。よって、入賞装置内での遊技球の振り分け態様に面白味を持たせることができる。

0033

(8)前記(5)から(7)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記ステージ部は、前記振り分け手段で振り分けられた遊技球が転動可能な転動領域を備え、
前記特定入球部と前記非特定入球部とは、前記転動領域の一方側に設けられ、
前記ステージ部は、前記転動領域での一方側方向に対して直交する当該転動領域の幅方向に連なる山部を当該転動領域に発生させるとともに、当該山部を前記転動領域の下流方向に移動させる波立ち発生手段を備え、
前記入賞装置は、前記振り分け手段から供給された遊技球を前記ステージ部の転動領域の幅方向に少なくとも振り分け出力する、前記振り分け手段とは別の可動式振り分け部材を備えている
ことを特徴とする遊技機。

0034

前記(8)に記載の発明によれば、ステージ部は、振り分け手段で振り分けられた遊技球が転動可能な転動領域を備えている。特定入球部と非特定入球部とは、転動領域の一方側に設けられている。波立ち発生手段は、転動領域での一方側方向に対して直交する当該転動領域の幅方向に連なる山部をこの転動領域に発生させるとともに、その山部を転動領域の下流方向に移動させる。入賞装置内の可動式振り分け部材は、振り分け手段から供給された遊技球をステージ部の転動領域の幅方向に少なくとも振り分け出力する。

0035

したがって、可動式振り分け部材からステージ部の転動領域の幅方向に遊技球が振り分け出力されるタイミングと、波立ち発生手段による転動領域での波立ち(山部)の移動タイミングとにより、転動領域での遊技球の転動方向が決定される。つまり、転動領域の幅方向に転動する遊技球が、転動領域の奥行き方向に移動する山部の影響を受けることで、遊技球に斜め方向の合成力が生じてその遊技球が転動領域を斜め方向に転動し始めるため、遊技球が転動領域の幅方向に出力された時点で山部の影響を受ければその時点から斜め方向に転動することになるし、遊技球が転動領域の幅方向に出力されてしばらくその方向に進んだ時点で山部の影響を受ければその時点から斜め方向に転動することになるため、遊技球の転動方向に変化を持たせることができる。すなわち、可動式振り分け部材から転動領域の幅方向に遊技球を出力する位置(落とす位置)は毎回同じなのに、転動領域の移動する山部により転動領域での遊技球の流下方向に意外性を持たせることができ、転動領域を広範囲に転動させることができ、特定入球部に入るかどうかの変化を持たせることができる。

0036

また、その山部の動作を単純にしながら遊技球の色々な挙動を見せることができる。つまり、山部を転動領域の一方側方向に沿って移動させるだけであるので、山部をハードまたはソフト制御でするにしても非常にコンパクトであり、山部を逐次に動作または停止を制御する構成に比べてコンパクトにでき、山部が単純な動作なので不正動作が発見し易いため、不正対策に優れる。また、山部が単純な動作なので、遊技者にとって見ても山部が不正に制御された不正な遊技機との印象を持たない。

0037

その結果、入賞装置内の振分装置で振り分けられたステージ上での遊技球の挙動に面白味を持たせることができる遊技機を提供することができる。

0038

(9)前記(8)に記載の遊技機において、
前記ステージ部の前記転動領域は、水平または略水平な領域としていることを特徴とする遊技機。

0039

前記(9)に記載の発明によれば、ステージ部の転動領域は、水平または略水平な領域としているので、転動領域の幅方向に出力された遊技球は、その出力方向に進んでいき、転動領域の奥行き方向に移動する山部の影響を受けたときから遊技球に斜め方向の合成力が生じてその遊技球が転動領域を斜め方向に転動し始めることになり、波立ち発生手段による転動領域での波立ち(山部)を契機に転動領域の一方側に向かわせることができる。

0040

(10)前記(8)または(9)に記載の遊技機において、
前記可動式振り分け部材は、前記入球部からの遊技球を前記ステージ部を介さずに前記特定入球部に向けて前方向に出力する第1出力部と、前記入球部からの遊技球を前記ステージ部の転動領域の幅方向に出力する第2出力部とを備えている
ことを特徴とする遊技機。

0041

前記(10)に記載の発明によれば、可動式振り分け部材の第1出力部から前方向に出力される遊技球は、転動領域を介さずに特定入球部に入球することがあり、第1出力部から出力される遊技球が転動領域の移動する山部によって特定入球部への入球が阻まれることを防止でき、第1出力部から出力されて特定入球部に入球される利益を確保できる。また、第2出力部から転動領域の幅方向に出力された遊技球は、転動領域を移動する山部の影響を受けて特定入球部に入球することがあるという面白味も提供できる。

0042

(11)前記(8)から(10)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記可動式振り分け部材を、前記ステージ部の前記転動領域上で、当該可動式振り分け部材と前記転動領域との間を遊技球が通過可能な間隔を空けて支持する支持手段を備えている
ことを特徴とする遊技機。

0043

前記(11)に記載の発明によれば、支持手段は、可動式振り分け部材を、ステージ部の転動領域上で転動領域との間を遊技球が通過可能な間隔を空けて支持しているので、転動領域における可動式振り分け部材の下方領域も遊技球の転動が可能であり、ステージ部の転動領域をその幅方向にわたって最大限活用することができる。また、ステージ部の転動領域を転動する遊技球が可動式振り分け部材下を通る際に一旦隠れてから現れて、特定入球部に入球する否かの様子を遊技者が見ることがあり、遊技球の挙動にさらに面白みを持たせることができる。

0044

(12)前記(11)に記載の遊技機において、
前記可動式振り分け部材は、不透明部材としていることを特徴とする遊技機。

0045

前記(12)に記載の発明によれば、可動式振り分け部材は不透明部材としているので、ステージ部の転動領域を転動する遊技球が可動式振り分け部材下を通る際に一旦隠れてしまい、その後に可動式振り分け部材下から現れて、特定入球部に入球する否かの様子を遊技者が見ることがあり、遊技球の挙動にさらに面白みを持たせることができる。

0046

(13)前記(11)に記載の遊技機において、
前記可動式振り分け部材は、透明部材または半透明部材としていることを特徴とする遊技機。

0047

前記(13)に記載の発明によれば、可動式振り分け部材は透明部材または半透明部材としているので、ステージ部の転動領域を転動する遊技球が可動式振り分け部材下を通る際も完全に隠れてしまうことがなく、その後に可動式振り分け部材下から現れて、特定入球部に入球する否かの様子を遊技者が見ることがあり、遊技球の転動を見失わずに確認することができる。

0048

(14)前記(8)から(13)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記ステージ部は、前記転動領域の幅方向の両端箇所に、遊技球を当該転動領域内に止めるための壁部を備えている
ことを特徴とする遊技機。

0049

前記(14)に記載の発明によれば、ステージ部は、転動領域の幅方向の両端箇所に、遊技球を当該転動領域内に止めるための壁部を備えているので、可動式振り分け部材から転動領域の幅方向に出力された遊技球が当該転動領域の幅方向の両端箇所に到達したとしても、その両端箇所の壁部により反射され、この反射された遊技球に転動領域での移動する山部が作用してその転動方向を変えることができ、可動式振り分け部材での出力方向とは逆方向に遊技球を向かわせることができるだけでなく、移動する山部により遊技球の転動方向を変化させることができる。

0050

(15)前記(8)から(14)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記内部空間での奥側に位置する前記可動式振り分け部材での奥側部分基端側とし、前記内部空間での手前側に位置する前記可動式振り分け部材での手前側部分を先端側とし、前記可動式振り分け部材の前記基端側を軸として前記先端側を前記内部空間で横方向に揺動する横方向揺動手段を備えている
ことを特徴とする遊技機。

0051

前記(15)に記載の発明によれば、横方向揺動手段は、可動式振り分け部材の基端側を軸として先端側を内部空間で横方向に揺動するので、可動式振り分け部材から転動領域への出力方向に多様性を持たせることができ、転動領域での移動する山部との関係でさらに多様な遊技球の挙動を生み出すことができる。

0052

(16)前記(8)から(14)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記可動式振り分け部材の前記基端側を軸として前記先端側を前記内部空間で縦方向に揺動する縦方向揺動手段を備えている
ことを特徴とする遊技機。

0053

前記(16)に記載の発明によれば、縦方向揺動手段は、可動式振り分け部材の基端側を軸として先端側を内部空間で縦方向に揺動するので、可動式振り分け部材の先端側が上向きとした上向き姿勢と、可動式振り分け部材の先端側が下向きとした下向き姿勢とに可変することで、可動式振り分け部材での遊技球の出力方向に変化を与えることができ、可動式振り分け部材から転動領域への出力方向にさらに多様性を持たせることができ、転動領域での移動する山部との関係でさらに多様な遊技球の挙動を生み出すことができる。

0054

(17)前記(8)から(14)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記可動式振り分け部材の前記基端側を軸として前記先端側を前記内部空間で横方向に一振りする際に前記先端側を前記内部空間で縦方向に二往復させることで、正面視で前記先端側を略二山状に揺動させる二山状揺動手段を備えている
ことを特徴とする遊技機。

0055

前記(17)に記載の発明によれば、二山状揺動手段は、可動式振り分け部材の基端側を軸としてその先端側を内部空間で横方向に一振りする際に、当該可動式振り分け部材の先端側を内部空間で縦方向に二往復させることで、正面視で可動式振り分け部材の先端側を略二山状に揺動させるので、正面視で可動式振り分け部材の先端側がその二山の麓に位置した姿勢では、第1出力部から転動領域を介さずに特定入球部に向けて遊技球を出力することがあり、正面視で可動式振り分け部材の先端側がその二山の頂上に位置した姿勢では、第2出力部から転動領域の幅方向に遊技球を出力することがあり、可動式振り分け部材からの出力方向に多様性を持たせることができる。

0056

(18) 前記(0)に記載の遊技機、または、前記(1)から(17)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする遊技機。

0057

前記(18)に記載の遊技機によれば、入賞装置内の振り分け手段(例えば振分装置)での揺動排出通路の遊技球揺動幅を拡張できるパチンコ機を提供できる。なお、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて遊技用媒体としての球を所定の遊技領域に発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(または作動ゲートを通過)するものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された入賞装置(可変入賞手段や特定入賞口など)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。

0058

以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の各種の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。

0059

以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機10の概略正面図であり、図2は、パチンコ機10の遊技盤30の正面図である。図3は、本実施例のパチンコ機10の電気的接続を例示するブロック図である。

0060

図1に示すように、パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成し遊技場(ホール)の遊技島に固定される外枠11と、この外枠11の一側部(例えば正面視での左側部)を開閉軸として外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12と、この内枠12の一側部(例えば正面視での左側部)を開閉軸J1として内枠12に対して開閉自在に取り付けられる前面枠セット14とを備えている。

0061

外枠11は、木製の板材により全体として正面視で矩形状に構成され、小ネジ等の離脱可能な締結具により各板材が組み付けられている。本実施の形態では、例えば、外枠11の上下方向の外寸は809mm(内寸771mm)、左右方向の外寸は518mm(内寸480mm)となっている。なお、外枠11は樹脂アルミニウム等の軽金属などにより構成されていてもよい。

0062

内枠12は、大別すると、その外形を形成する主要部材としての樹脂ベース(図示省略)と、この樹脂ベース(図示省略)に取り付けられる遊技盤30(図2参照)とを備えている。また、内枠12は、図1に示すように、樹脂ベース(図示省略)の前面側で片開き自在な前面枠セット14を備えている。

0063

具体的には、樹脂ベース(図示省略)は、正面視で、その外形が略矩形状で、かつ、その略中央箇所開口中心とする開口部(図2を用いて後述する遊技領域30aと同等の大きさの開口)が形成された板状部材としている。

0064

前面枠セット14は、正面視左側で上下方向の開閉軸J1を軸心にして当該内枠12に対して開閉自在に取り付けられている。言い換えれば、前面枠セット14は、樹脂ベース(図示省略)に対して開閉自在となっている。

0065

図2に示すように、遊技盤30は、その遊技領域30aを樹脂ベース(図示省略)の開口部に位置させるようにして当該樹脂ベースの裏面側に着脱自在に取り付けられる。

0066

ここで、もう少し詳細に前面枠セット14について説明する。

0067

前面枠セット14は、図1に示すように、内枠12に対して開閉可能に取り付けられており、内枠12と同様、パチンコ機10の正面からみて左側に上下に延びる開閉軸を軸心にして前方側に開放できるようになっている。

0068

前面枠セット14は、図1に示すように、その前面視すると、最下部に位置する下皿ユニット13と、この下皿ユニット13の上側に位置する上皿ユニット21と、この上皿ユニット21の上側に位置するガラス枠部23と、に大別される。これらの下皿ユニット13と上皿ユニット21とガラス枠部23とは、図示省略のベース板体の前面側各箇所にそれぞれ取り付けられて前面枠セット14が構成されている。

0069

下皿ユニット13は、図1に示すように、前面枠セット14の最下部箇所に位置するように、ネジ等の締結具により固定されている。この下皿ユニット13は、その前面側に、下皿15と球抜きレバー17と遊技球発射ハンドル18とを備えている。

0070

球受皿としての下皿15は、下皿ユニット13のほぼ中央部に設けられており、排出口16より排出された遊技球が下皿15内に貯留可能になっている。球抜きレバー17は、下皿15内の遊技球を抜く(排出する)ためのものであり、この球抜きレバー17を図1で左側に移動させることにより、下皿15の底面の所定箇所が開口され、下皿15内に貯留された遊技球を下皿15の底面の開口部分を通して下方向外部に抜くことができる。

0071

遊技球発射ハンドル18は、図1に示すように、下皿15よりも右方で手前側に突出して配設されている。遊技者による遊技球発射ハンドル18の操作に応じて、遊技球発射装置38によって遊技球が図2に示す遊技盤30の遊技領域30aに打ち込まれるようになっている。遊技球発射装置38は、例えば、遊技球発射ハンドル18と発射装置229(図3参照)などで構成されている。音出力部24は、図1に示すように、前面枠セット14の正面視で上部の左右2箇所で、その前面枠セット14の内部あるいは背面箇所に設けられたスピーカ48(図3参照)からの音を出力するための出力口である。

0072

上皿ユニット21は、図1に示すように、前面枠セット14の下部箇所(前述の下皿15の真上位置)に位置するように、ネジ等の締結具により固定されており、遊技球の受皿としての上皿19を備えている。ここで、上皿19は、遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら遊技球発射装置38の方へ導出するための球受皿である。

0073

ガラス枠部23は、図1に示すように、上皿ユニット21の上側に形成された窓部101を備えている。

0074

つまり、前面枠セット14には、図1に示すように、上皿ユニット21の上側に位置するガラス枠部23の中央箇所に、遊技盤30の遊技領域30a(図2参照)のほとんどを外部から視認することができるよう略縦長楕円形状の窓部101が形成されている。詳しくは、窓部101は、略縦長楕円形状で中央が空洞となっており、その空洞部分を略縦長楕円形状等のガラス板137で覆うように、図示省略のガラスユニットが前面枠セット14の裏面側に取り付けられたものである。ガラスユニット(図示省略)は、二枚のガラス板137を前後方向に近設させて並べた二重ガラス構造としている。なお、窓部101の前記略中央部が直線状になるようにし、ガラス板137もその形状に合わせるようにしてもよい。また、ガラス板137は、ガラスに限定されず、所定の強度がある透明板であればその材質などは問わない。

0075

さらに、ガラス枠部23は、図1に示すように、窓部101の周囲に各種の電飾部(第1電飾部102、第2電飾部103および第3電飾部104)を備えている。つまり、前面枠セット14は、図1に示すように、その前面視した状態で窓部101の周囲で左箇所に、LED等を内蔵した第1電飾部102(左側電飾部)を、窓部101の周囲で右箇所に、LED等を内蔵した第2電飾部103(右側電飾部)を、窓部101の周囲で上箇所に、LED等を内蔵した第3電飾部104(上側電飾部)を備えている。これらの電飾部は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯、点滅のように発光態様変更制御され遊技中の演出効果を高める役割を果たすものである。

0076

本パチンコ機10では、第1電飾部102、第2電飾部103および第3電飾部104は、大当たりランプとして機能し、大当たり時に点灯や点滅を行うことにより、大当たり中であることを報知する。その他、本パチンコ機10の第1電飾部102および第2電飾部103には、賞球払出し中に点灯する賞球ランプ105と、所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ106とが備えられている。また、窓部101の周縁で右斜め下箇所には、内枠12表面や遊技盤30表面等の一部を視認できるよう透明樹脂からなる小窓107が設けられている。この小窓107の所定箇所を平面状としているので、遊技盤30の右下隅部に貼り付けられた証紙S1(図2参照)などを、小窓107の当該平面状箇所から機械で好適に読み取ることができる。

0077

また、窓部101の下方には貸球操作部120が配設されており、貸球操作部120には球貸しボタン121と返却ボタン122とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置された図示しないカードユニット(球貸しユニット)に紙幣カード(例えばプリペイドカード)等を投入した状態で貸球操作部120が操作されると、その操作に応じて遊技球の貸出が行われる。球貸しボタン121は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿19に供給される。返却ボタン122は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、貸球操作部120にさらに度数表示部(図示省略)を設けるようにしてもよい。この度数表示部(図示省略)は、カード等の残額情報を表示するものである。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿に遊技球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部120が不要となる。故に、貸球操作部120の設置部分に、飾りシール等が付されるようになっている。これにより、カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との貸球操作部の共通化が図れる。

0078

次に、図2を用いて遊技盤30の構成を説明する。遊技盤30は、図2に示すように、正面視で四角形状の合板でその左側の両角部が取れたような形状としており、その周縁部(後述するレール51,52の外側部分)が内枠12の樹脂ベース(図示省略)の裏側に当接した状態で取着されており、この遊技盤30の前面側の略中央部分たる遊技領域30aが樹脂ベースの略縦長楕円形状の図1に示した窓部101(ガラス板137)を通じて前面枠セット14の前方外側から視認可能な状態となっている。

0079

また、遊技盤30には、図2に示すように、遊技球発射装置38(図1参照)から発射された遊技球を遊技盤30上部へ案内するためのレール51,52が取り付けられており、遊技球発射ハンドル18の回動操作に伴い発射された遊技球は複数本のレール51,52の後述する球案内通路49を通じて所定の遊技領域30aに案内されるようになっている。複数本のレール51,52は長尺状をなすステンレス製金属帯状部材であり、内外二重に遊技盤30に取り付けられている。内レール51は上方の約1/4ほどを除いて略縦楕円環状に形成されている。外レール52は、一部(主に左側部)が内レール51に向かい合うようにして形成されている。かかる場合、内レール51と外レール52とにより誘導レールが構成され、これら各レール51,52が所定間隔を隔てて並行する部分(向かって左側の部分)により球案内通路49が形成されている。なお、球案内通路49は、遊技盤30との当接面を有した溝状、すなわち手前側を開放した溝状に形成されている。

0080

内レール51の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材53が取着されている。これにより、一旦、内レール51及び外レール52間の球案内通路49から遊技盤30の上部へと案内された遊技球が再度球案内通路49内に戻ってしまうといった事態が防止されるようになっている。また、遊技盤30が内枠12に取り付けられた状態において、外レール52における、遊技球の最大飛翔部分に対応する位置(図2の右上部:外レール52の先端部に相当する部位)には、内枠12に設けられた返しゴム54(図2二点鎖線で示す部材)が位置するようになっている。従って、所定以上の勢いで発射された遊技球は、返しゴム54に当たって跳ね返されるようになっている。外レール52は、長尺状をなすステンレス製の金属帯としているので、遊技球の飛翔をより滑らかなものとする、つまり遊技球の摩擦抵抗を少なくすることができる。なお、図2破線で示すように、外レール52の先端部から内レール51の右側先端部までは、内枠12に形成された壁部55(図2に破線で示す)が位置することにより、遊技領域30の右側が仕切られている。

0081

なお、遊技盤30の右下隅部は、証紙(例えば製造番号が記載されている)等のシール(図2のS1)やプレートを貼着するためのスペースとなっている。遊技盤30の右下隅部に、証紙等のシール(図2のS1)を貼着することで、遊技盤30と証紙との一義性を持たせることができる。

0082

次に、遊技盤30の遊技領域30aについて説明する。遊技領域30aは、図2に示すように、内レール51と外レール52との内周部(内外レール)により略縦長楕円形状に区画形成されており、特に本実施の形態では、遊技盤30の盤面上に区画される当該遊技領域30aが大きく構成されている。

0083

本実施の形態では、遊技領域30aを、パチンコ機10の正面から見て、内レール51及び外レール52によって囲まれる領域のうち、内外レール51,52の並行部分である誘導レールの領域を除いた領域としている。従って、遊技領域30aと言った場合には誘導レール部分は含まないため、遊技領域30aの向かって左側限界位置は外レール52によってではなく内レール51によって特定される。同様に、遊技領域30aの向かって右側限界位置は内レール51によって特定される。また、遊技領域30aの下側限界位置は遊技盤30の下端位置によって特定される。また、遊技領域30aの上側限界位置は外レール52によって特定される。

0084

また、遊技盤30は、図2に示すように、盤面下方の左側および右側の2箇所にそれぞれ配置された第1始動口31と、盤面下方左側の第1始動口31の下方に配置された第2始動口33とを備えている。

0085

遊技盤30は、図2に示すように、正面視で遊技領域30aの中央箇所に縦長の遊技ユニット200が配設されている。

0086

この遊技ユニット200は、図2に示すように、上から順に表示装置60と入賞装置40とを縦方向に並べて一体化したユニットである。表示装置60は、表示画面61を備え、この表示画面61に所定の演出表示(例えば、入賞装置40の状態に応じた所定の演出表示など)をするものである。入賞装置40は、第1始動口31または第2始動口33に遊技球Bが入球したことに基づいて、遊技領域30aを流下する遊技球Bの入球が可能となるものである。

0087

さらに、この遊技ユニット200は、図2に示すように、その正面視で、表示装置60の表示画面61の外周全体に配置され、且つ、表示画面61の角部を隠した状態で配置されるセンターフレーム90を備えている。なお、このセンターフレーム90は、表示画面61の周囲の少なくとも一部に配置されるものとしてもよい。例えば、センターフレーム90は、表示画面61の端部を隠した状態で配置されたものであってもよいし、表示画面61を隠さずにこの表示画面61の周囲の少なくとも一部に配置されたものとしてもよい。

0088

ここで、遊技ユニット200における表示装置60と入賞装置40とセンターフレーム90との構造について、図4図6も用いてもう少し詳細に説明する。図4は、一対の羽根41a,41bが閉状態の場合の遊技ユニット200を前方右上から見た斜視図である。図5は、一対の羽根41a,41bが開状態の場合の遊技ユニット200を前方右上から見た斜視図である。図6は、入賞装置40の羽根41a,41bが閉状態の場合での遊技ユニット200の正面図である。なお、図4図5では、案内通路部92の一部の図示を省略した図としている。

0089

遊技ユニット200は、図2に示すように、遊技盤30の遊技領域30aの中央箇所に取り付けられており、表示装置60と入賞装置40とが遊技領域30aの幅方向の中央箇所で且つその順に上から縦方向に並設された状態となっている。

0090

また、遊技ユニット200は、図4図6に示すように、センターフレーム90と入賞装置40とを一体的に形成したものである。つまり、センターフレーム90と入賞装置40の後述する本体部材210とが組み付けられることで一体物構造となっている。なお、センターフレーム90と入賞装置40の後述する本体部材210とを分離不可に例えば樹脂成型することで一体物構造としてもよい。

0091

また、遊技盤30は、図2に示すように、その遊技領域30aでの最下部箇所に、第1始動口31や第2始動口33や入賞装置40に入らなかった遊技球Bを回収するアウト口36を備えている。

0092

これらの第1始動口31,第2始動口33,遊技ユニット200(入賞装置40,センターフレーム90)等は、遊技盤30における、ルータ加工によって形成された各貫通孔247a(図示省略)にそれぞれに配設され、遊技盤30の前面側からネジ等により取り付けられている。なお、上述した第1始動口31,第2始動口33は本発明における入球手段に相当する。

0093

ここで、センターフレーム90の構造について説明する。センターフレーム90は、図2図4図6に示すように、遊技球Bが入球可能な入球口91を例えば左右両側箇所にそれぞれ備えている。また、センターフレーム90は、図2図4図6に示すように、この入球口91に入球した遊技球Bを通過案内する案内通路部92と、この案内通路部92で案内された遊技球Bを視認可能に揺動(あるいは転動、移動、一方通行などであってもよい)させる、表示装置60の下方位置に設けられた揺動ステージ93と、この揺動ステージ93で揺動された遊技球Bを表示装置60の下方位置で表示画面61のその画面幅よりも狭い排出範囲で入賞装置40の上部に排出する排出部94とを備えている。

0094

揺動ステージ93は、図4に示すように、正面視で幅方向に遊技球Bが揺動する複数段(実施例では2段)の揺動面を備えている。具体的には、この2段の揺動面は、最奥側で上段の第1揺動面93aと、それよりも手前側で且つ下段の第2揺動面93bとで構成されており、第1揺動面93aと第2揺動面93bの順に遊技球Bが流下していくようになっている。

0095

排出部94は、図4図6に示すように、揺動ステージ93からの遊技球Bを表示装置60の下方位置で表示画面61の画面幅よりも狭い排出範囲で入賞装置40の上部に排出するものである。

0096

続いて、遊技ユニット200でのセンターフレーム90の真下位置の入賞装置40について、図7図18も用いて説明する。

0097

図7は、正面右上から見た入賞装置40の概略分解斜視図である。図8は、正面右上から見た入賞装置40の詳細分解斜視図である。図9は、裏面左上から見た入賞装置40の詳細分解斜視図である。図10は、開閉入球部220からの遊技球Bが第1振り分け部材230へ案内される様子を示す入賞装置40の内部を正面右上から見た一部破断分解斜視図である。図11は、開閉入球部220からの遊技球Bが別通路265を通ってステージ250へ案内される様子を示す入賞装置40の内部を正面右上から見た一部破断斜視図である。図12は、開閉入球部220からの遊技球Bが導入通路部222を通って第1振り分け部材230へ案内される様子を示す図であって図6のA−A線断面図である。図13は、開閉入球部220からの遊技球Bが導入通路部222を通って第1振り分け部材230へ案内される様子を示す図であって図6のB−B線断面図である。図14は、図13での第1振り分け部材230を除いた図である。図15(a)は第1振り分け部材230の平面図、図15(b)は第2振り分け部材240の平面図、図15(c)は第1振り分け部材230と第2振り分け部材240との位置関係を説明するための平面図である。図16は、入賞装置40のステージ250の平面図である。図17(a)はステージ250の山部252が一方側(特定入賞部260側:下流側)に位置するときの入賞装置40の縦断面図であり、図17(b)は、図17(a)での遊技球Bの流れを説明するための図である。図18(a)はステージ250の山部252が他方側に位置するときの入賞装置40の縦断面図であり、図18(b)は、図18(a)での遊技球Bの流れを説明するための図である。

0098

入賞装置40は、図2図4図6に示すように、入球した遊技球Bの挙動を遊技者に視認させるための内部空間を有する本体部材210と、この本体部材210での排出部94の直下箇所に設けられ、第1始動口31または第2始動口33に遊技球Bが入球したことに基づいて、遊技領域30aでのセンターフレーム90の外部を流下する遊技球Bが入球可能な開状態に変移する開閉入球部220と、この開閉入球部220に入球した遊技球Bを当該入賞装置40の内部に導く導入通路部222と、本体部材210の内部空間に設けられ、導入通路部222で本体部材210の内部空間に案内された遊技球Bを滞留させて振り分ける第1振り分け部材230と、この第1振り分け部材230で振り分けられた遊技球Bを振り分ける可動式の第2振り分け部材240と、この第2振り分け部材240からの遊技球Bや後述する別通路265からの遊技球Bが移動(流下)可能なステージ250と、本体部材210の内部空間でステージ250の一方側に設けられ、第2振り分け部材240で振り分けられた遊技球Bの入球が可能で、且つ、遊技球Bが入球することにより遊技者にとって有利な遊技状態の発生の契機となる特定入賞部260(Vゾーン)と、本体部材210の内部空間でステージ250の一方側に設けられ、この特定入賞部260(Vゾーン)とは別の入賞部であって、第2振り分け部材240で振り分けられた遊技球Bが入球可能な普通入賞部262とを備えている。

0099

なお、この普通入賞部262は、図4に示すように、特定入賞部260(Vゾーン)の両側にそれぞれ設けられており、ステージ250を移動(流下)する遊技球Bはこのステージ250の一方側の特定入賞部260(Vゾーン)または普通入賞部262のいずれかに入球するようになっている。

0100

本体部材210は、図7図9に示すように、その前面側に位置し、視認用開口211aを有する前面側部材211と、その右側に位置する右側部材212と、その左側に位置する左側部材213と、その背面側に位置する背面側部材214と、その上側に位置する上部側部材215と、その底面側に位置する底面側部材216とを備え、これらの前面側部材211と右側部材212と左側部材213と背面側部材214と上部側部材215と底面側部材216とで囲まれた内部空間を形成している。

0101

開閉入球部220は、図2図4に示すように、センターフレーム90の排出部94の直下箇所である、本体部材210での上部側部材215の箇所(図7図8参照)に設けられている。この開閉入球部220は、第1状態(入球制限状態)では、センターフレーム90の排出部94からの遊技球Bが入球可能であるが、遊技領域30aでのセンターフレーム90の外部を流下する遊技球Bの入球が困難(あるいは不可としてもよい)となっている。また、開閉入球部220は、第1始動口31または第2始動口33に遊技球Bが入球したことに基づいて第1状態(入球制限状態)よりも開いた第2状態(入球制限解除状態、例えば開状態)となり、この第2状態(入球制限解除状態、例えば開状態)では、排出部94からの遊技球Bが入球可能であり、且つ、センターフレーム90の外部を流下する遊技球Bが第1状態(入球制限状態)よりも入球し易くなっている。

0102

なお、本実施例とは異なる遊技ユニット200としてもよい。つまり、センターフレーム90は図6に二点鎖線で示す通路板を設けたものとし、この通路板の両端に閉状態の一対の羽根41a,41bの先端側が当接または近接し、開状態の一対の羽根41a,41bの先端側と通路板の両端との間に開口を形成するようにすることで、センターフレーム90の排出部94からの遊技球Bがこの通路板上を左右のどちらかの方向に流下し、一対の羽根41a,41bが閉状態であればその通路板からの遊技球Bが開閉入球部220に入球せずに遊技領域30aに排出され、一対の羽根41a,41bが開状態であればその通路板からの遊技球Bが当該開口(開状態の一対の羽根41a,41bの先端側と通路板の両端との間に形成される開口のこと)を介して開閉入球部220に入球されるようにしてもよい。

0103

具体的には、開閉入球部220は、図2に示すように、遊技球Bが入球可能な開口41eと、入賞装置40の上部において開口41eの両側で左右一対となるように配置された羽根41a,41bとを備えており、この羽根41a,41bは羽根駆動装置49(図3参照)によって開閉動作が駆動される。

0104

開閉入球部220は、図5に示すように、一対の羽根41a,41bがその下端側の軸部41cを軸心として先端側が互いに離れるように回動して開くことで遊技領域30aでのセンターフレーム90の外部を流下する遊技球Bが入球可能な第2状態(入球制限解除状態、例えば開状態)と、図4に示すように、一対の羽根41a,41bが軸部41cを軸心として先端側が第2状態(入球制限解除状態、例えば開状態)よりも互いに近づくように回動した第1状態(入球制限状態)とに変移可能なものであり、且つ、一対の羽根41a,41bはその開状態においてセンターフレーム90および入賞装置40の横幅内に位置している。

0105

開閉入球部220は、羽根41a,41bの第1状態(入球制限状態:図4参照)または第2状態(入球制限解除状態、例えば開状態:図5参照)に依らずにセンターフレーム90の排出部94からの遊技球Bが入賞装置40内へ入賞可能であるが、図4に示す羽根41a,41bの第1状態(入球制限状態)では、遊技領域30aでのセンターフレーム90の外部を流下する遊技球Bが困難であり、図5に示す羽根41a,41bの第2状態(入球制限解除状態)では、遊技領域30aでのセンターフレーム90の外部を流下する遊技球Bも入賞装置40内へ入賞することが可能となる。

0106

また、一対の羽根41a,41bは、第1始動口31への入球検出から所定時間(例えば1秒)後に、所定の開放(本実施例では、例えば2秒間の1回開き)がされるようになっている。さらに、この羽根41a,41bは、第2始動口33への入球検出から所定時間(例えば1秒)後に、所定の開放(本実施例では、例えば2秒間の1回開きを連続2回行う)がされるようになっている。なお、この開放時間を2秒以外の任意の時間(例えば1.8秒などの任意の時間)に変更してもよい。

0107

導入通路部222は、図10図12に示すように、開閉入球部220の開口41eから入球した遊技球Bを当該開閉入球部220の略中央箇所で一旦奥方向に案内してから横方向に案内する一対のL字通路223を左右対象に並べた状態で備えるとともに、両L字通路223の下流側にそれぞれ連通されて遊技球Bを手前側に案内する一対の手前向き通路224を備えている。なお、この導入通路部222での一対のL字通路223は、図7図12に示すように、上部側部材215に設けられている。また、導入通路部222の右側の手前向き通路224は、図7図12に示すように、右側部材212の上部側に設けられている。導入通路部222の左側の手前向き通路224は、図11図12に示すように、左側部材213の上部側に設けられている。

0108

第1振り分け部材230は、図10図12図13および図15(a)に示すように、左側の導入通路部222の下流側(つまり、左側の手前向き通路224の下流側)と右側の導入通路部222の下流側(つまり、右側の手前向き通路224の下流側)とを橋渡すように連通した第1通路231および第2通路232からなる分岐通路233を備えている。

0109

この分岐通路233の第1通路231は、奥側に位置しており、この第1通路231の通路中間位置に、第2振り分け部材240に向けて遊技球Bを落下させるための排出孔231aを備えている。後述するように第1通路231からの遊技球Bは、第2振り分け部材240からステージ250を介してまたは直接に特定入賞部260(Vゾーン)または普通入賞部262に向けて広範囲に排出されるため、第2通路232よりも特定入賞部260(Vゾーン)に入り難くなっている。

0110

また、分岐通路233の第2通路232は、手前側に位置しており、正面視で両端側のよりも中央側の方が低くなった揺動通路となっており、この第2通路232の通路中間位置には、第2振り分け部材240に向けて遊技球Bを排出させるための排出傾斜部232aを備えている。つまり、第2通路232は、遊技球Bをその通路方向に揺動させて第2振り分け部材240に向けて排出し、この第2振り分け部材240から特定入賞部260(Vゾーン)または普通入賞部262のいずれかに直接に排出される。

0111

さらに、第1振り分け部材230は、図10および後述する図31に示すように、第2通路232の遊技球Bの入力端と段差無く連通された連通路310と、平面視の連通路310での第2通路232からの遊技球Bの出入箇所以外の止め箇所に位置することで第2通路232への遊技球Bの供給を止める止め状態となり、且つ、その出入箇所以外の箇所であって当該止め箇所から退避した退避箇所に位置することで第2通路232への遊技球Bの供給を可能とする止め解除状態となる可動式の規制部材312とを備えている。なお、図10で一点鎖線円内に拡大図示しているように、規制部材312が止め状態(斜め姿勢となっている状態)では、遊技球Bは第1通路231に案内される。

0112

つまり、規制部材312は、図31(a),(b)に示す止め解除状態時には第2通路232に遊技球Bを案内し、図31(c),(d)に示す止め状態時には第2通路232への案内が当該規制部材312で阻止されて第1通路231に遊技球Bを案内する。

0113

もう少し具体的に説明すると、規制部材312は、図31(a),(b)に示す止め解除状態では、手前向き通路224の通路面よりも一段下がった箇所に当該規制部材312が上方向に出っ張ることなく水平姿勢で収まるため、手前向き通路224からの遊技球Bが規制部材312上をそのまま通り過ぎて連通路310に到達し、第2通路232に遊技球Bを案内する。これに対して、図31(c),(d)に示す止め状態では、手前向き通路224の通路面よりも高い箇所に当該規制部材312が上方向に出っ張った傾斜姿勢となるため、第2通路232への案内が当該規制部材312で阻止されて第1通路231に遊技球Bを案内する。

0114

また、規制部材312は、通常時には止め状態となっており、解除条件成立時の所定期間(本実施例では、第1始動口31または第2始動口33への入賞後の所定期間)は止め解除状態となっている。具体的には、後述するように第1始動口31または第2始動口33への入賞に基づいて、入賞装置40の羽根41a,41bが同時に1回開放(2秒間開放)または2回開放(2秒間開放を2回行う)するが、これに同期して規制部材312が所定期間(例えば、0.2秒間)止め解除状態となる。開状態の羽根41a,41bから入球した遊技球Bが規制部材312に到達し得る期間の一部の期間において規制部材312の止め解除状態を実現するために、厳密に言えば、入賞装置40の羽根41a,41bが開いた時から例えば1秒後に規制部材312を0.2秒間の間止め解除状態としている。

0115

規制部材312は、図31に示すように、止め状態または止め解除状態のいずれの状態においても連通路310の上方箇所が吹き抜かれた切り欠き部314を備えている。つまり、本実施例では、規制部材312の切り欠き部314は、図31(a)に示すように、平面視した状態おいて、連通路310での第2通路232からの遊技球Bの出入箇所に存しないように開放した略コの字形状としている。

0116

さらに、第1振り分け部材230は、図10に示すように、規制部材312の止め状態または止め解除状態への状態変移に伴って一体駆動または連動する装飾部材316を備えている。つまり、規制部材312の前面側部分は、装飾のための装飾部材316としている。なお、規制部材312の前面側に別体の装飾部材316を取り付けたりしてもよい。

0117

ここで、右側部材212での規制部材312を止め状態または止め解除状態に変移させる変移機構部320の構成について説明する。右側部材212での変移機構部320は、図10に示すように、右側部材212の前面上部側箇所であって手前向き通路224の先端箇所に状態変移可能に設けられた規制部材312と、この規制部材312の突起部312aが先端側の取付孔322aに挿入され、且つ、右側部材212の内部に中央箇所が軸支された略くの字形状の伝達部材322と、この伝達部材322の基端側に近い箇所に形成された操作突起部322bが挿入される取付孔324aを有する接続部材324と、この接続部材324が取り付けられる可動片326aを基準位置とこの基準位置よりも突出した突出位置とに変移可能な装飾部材用ソレノイド326とを備えている。

0118

つまり、装飾部材用ソレノイド326の可動片326aが突出位置に位置している場合には、この可動片326aに取り付けられた接続部材324も突出しており、この接続部材324の突出により伝達部材322が下げ姿勢となり、この下げ姿勢の伝達部材322の先端側の取付孔322aが下側に位置し、この下側位置の取付孔322aに挿入された規制部材312の突起部312aも下側に位置することから、規制部材312が止め状態(傾斜姿勢)となり、第2通路232への案内を阻止した状態となるとともに規制部材312と一体な装飾部材316も規制部材312の止め状態を示す状態となる。

0119

これとは逆に、装飾部材用ソレノイド326の可動片326aが基準位置に位置している場合には、この可動片326aに取り付けられた接続部材324も突出しておらず、この突出していない接続部材324により伝達部材322が上げ姿勢となり、この上げ姿勢の伝達部材322の先端側の取付孔322aの位置が下げ位置よりも上がった上げ位置に位置し、この上げ位置の取付孔322aに挿入された規制部材312の突起部312aも上げ位置に位置することから、規制部材312が止め解除状態(水平姿勢)となり、第2通路232への案内が可能な状態となるとともに規制部材312と一体な装飾部材316も規制部材312の止め解除状態を示す状態となる。

0120

なお、左側部材213での変移機構部320の構成についても上記と同様であるため、その説明を省略する。

0121

なおここで、第2振り分け部材240およびその駆動機構部270の構成等について、図19図29も用いて説明する。

0122

図19は、入賞装置40内を平面視したときの第2振り分け部材240の左右方向の揺動動作を示す図である。図20(a)〜(c)は、第2振り分け部材240が最大左側振り位置から中央位置までの揺動変移を示す平面図である。図21(a),(b)は、図20(c)に続いて第2振り分け部材240が最大右側振り位置までの揺動変移を示す平面図である。図22(a)は、最大左側振り位置の第2振り分け部材240とその駆動機構部270を示す平面図であり、図22(b)は、それとは逆に最大右側振り位置での図である。図23(a)は、第2振り分け部材240が水平姿勢状態のときの入賞装置40を右側から見た縦断面図であり、図23(b)は、第2振り分け部材240が上向き姿勢状態のときの縦断面図である。図24は、第2振り分け部材240の上下方向の揺動動作を示す図である。図25(a)は、第2振り分け部材240が図19の各三状態の間の中間状態のときの図であり、図25(b)は、その(a)での一点鎖線で示す第2振り分け部材240が上向き姿勢状態であることを示す縦断面図である。図26(a),(b)は、左上向き状態の第2振り分け部材240の側面図および平面図であり、図26(c),(d)は、右上向き状態の第2振り分け部材240の側面図および平面図である。図27(a)〜(d)は、水平姿勢状態の第2振り分け部材240の正面図、C−C線縦断面、平面図およびD−D線縦断面、図27(e)〜(f)は、上向き姿勢状態の第2振り分け部材240の平面図、E−E線縦断面および右側面図、図27(h),(i)は、水平姿勢状態の第2振り分け部材240の平面図、F−F線縦断面である。図28は、背面側部材214の前方右上から見た分解斜視図である。図29は、背面側部材214の後方左上から見た分解斜視図である。

0123

第2振り分け部材240は、図7に示すように、その背面側が、背面側部材214に設けられた駆動機構部270によって正面視で左右方向および上下方向に駆動される被駆動部材271に連結されている。この被駆動部材271は、本実施例では図11に二点鎖線矢印で示すように正面視で略M字状(二山状)に往復駆動(揺動)されることから、それに連結された第2振り分け部材240は、その背面側の被駆動部材271を駆動軸心として図6に二点鎖線矢印で示すように往復駆動(揺動)される。つまり、図19に示すように、入賞装置40内を平面視すると、第2振り分け部材240は左右方向に揺動されるとともに、図19での三状態では第2振り分け部材240は図23(a)に示すように水平状態であり、図25(a)に一点鎖線で示す図19での各三状態の間の中間状態では、図25(b)に示すように第2振り分け部材240の先端側を上向きとした状態となっている。

0124

具体的には、第2振り分け部材240は、正面視で中央に位置で略水平姿勢で先端側が正面側に向いた中央水平状態(図20(c)でかつ図23(a)の状態)と、先端側が右側に最大振られて略水平姿勢の右水平状態(図21(b)でかつ図23(a)の状態)と、先端側が左側に最大振られて略水平姿勢の左水平状態(図20(a)でかつ図23(a)の状態)と、中央水平状態と右水平状態との中間位置で先端側が最大に上向きとなる右上向き状態(図21(a)でかつ図23(b)の状態)と、中央水平状態と左水平状態との中間位置で先端側が最大に上向きとなる左上向き状態(図20(b)でかつ図23(b)の状態)とに変移可能である。

0125

そして、この第2振り分け部材240は、中央水平状態(図20(c)でかつ図23(a)の状態)→右上向き状態(図21(a)でかつ図23(b)の状態)→右水平状態(図21(b)でかつ図23(a)の状態)→右上向き状態→中央水平状態→左上向き状態(図20(b)でかつ図23(b)の状態)→左水平状態(図20(a)でかつ図23(a)の状態)→左上向き状態→中央水平状態を一周期とする往復駆動が繰り返しされるようになっている。なお本実施例では、最初(パチンコ機10の電源投入時など)に右側に振ってから左側に振るようにしているが、それとは逆に、最初(パチンコ機10の電源投入時など)に左側に振ってから右側に振るような往復駆動であってもよい。

0126

なお、本実施例では、第2振り分け部材240は、常時振り分け動作(上述した往復駆動)をしているが、大当たり状態のときに振り分け動作が停止し、且つ、通常の遊技状態(大当たり状態以外の遊技状態)に振り分け動作する構成としてもよく、大当たり状態後の通常の遊技状態開始時に振り分け動作を開始するようにしてもよい。また、第2振り分け部材240は、少なくとも各ラウンド開始時に中央水平状態から往復動作するようにしてもよい。また、第2振り分け部材240は、始動入賞時(第1始動口31や第2始動口33への遊技球Bの入球)に所定時間(例えば、3秒間など)振り分け動作するようにしてもよい。

0127

第2振り分け部材240は、図13および図15(b),(c)に示すように、第1振り分け部材230の第1通路231の排出孔231aから排出された遊技球Bが供給され得る被供給部241と、この被供給部241から四方向に振り分ける第1〜第4振分通路242〜245と、第1振り分け部材230の第2通路232の排出傾斜部232aから排出された遊技球Bを受ける受け皿部247と、この受け皿部247に設けられた貫通孔247aに連通されて当該貫通孔247aを通った遊技球Bを前方向に出力する第5振分通路246とを備えている。

0128

第2振り分け部材240の第5振分通路246は、図27(a),(b)に示すように、その奥側が登り山部となっているため、受け皿部247の貫通孔247aを通った遊技球Bを前方向にのみ出力可能となっており、中央水平状態(図20(c)でかつ図23(a)の状態)では下り傾斜の通路となっている。なお、図27(g)に示すように第2振り分け部材240が上向き状態となると、第5振分通路246の下り傾斜が上り傾斜に変移するため、この状態では遊技球Bが当該第5振分通路246内で止められて排出されないあるいは排出されないことが多い。

0129

また、第2振り分け部材240の被供給部241は、図27(c),(d)に示すように、供給されてきた遊技球Bを左右に振り分けるために、その底面が山状となっており、図27(d)に示すように中央水平状態(図20(c)でかつ図23(a)の状態)では例えば、左側に振り分けられた遊技球Bは、第1振分通路242よりも低い第2振分通路243から前方向に出力されるし、右側に振り分けられた遊技球Bも同様に、第4振分通路245よりも低い第3振分通路244から前方向に出力されるようになっている。これに対して、図27(g)に示すように上向き状態となると、例えば、左側に振り分けられた遊技球Bは、第1振分通路242が第2振分通路243よりも低くなり、この第1振分通路242から左方向に出力されるし、右側に振り分けられた遊技球Bも同様に、第4振分通路245が第3振分通路244よりも低くなり、この第4振分通路245から右方向に出力される。なお、第2振分通路243および第3振分通路244は、図27(h),(i)に示すように、中央水平状態(図20(c)でかつ図23(a)の状態)では下り傾斜の通路となっている。

0130

前述したように、第2振り分け部材240は、図20(b),図21(a)に示すように、遊技球Bをステージ250の転動領域251の幅方向に振り分け出力する第1振分通路242および第4振分通路245を備えている。

0131

また、図19に示すように第2振り分け部材240の先端側が転動領域251の下流端まで存しているため、その第5振分通路246は、図20(c)に示すように、遊技球Bをステージ250を介さずに特定入賞部260に向けて前方向に出力するし、その第2振分通路243は、図21(b)に示すように、遊技球Bをステージ250を介さずに特定入賞部260に向けて前方向に出力するし、その第3振分通路244は、図20(a)に示すように、遊技球Bをステージ250を介さずに特定入賞部260に向けて前方向に出力するようになっている。

0132

また、第2振り分け部材240は、例えば、単一色あるいは複数色に着色された不透明部材としており、樹脂成型品としている。なお、透明樹脂成型品としその後に外面を塗装などで着色するようにしてもよいし、木製、金属製など樹脂成型品以外のものとしてもよい。

0133

また、背面側部材214は、図23図28に示すように、第2振り分け部材240を、ステージ250の転動領域251上で、当該第2振り分け部材240と転動領域251との間を遊技球Bが通過可能な間隔を空けて支持する支持機構300を備えている。支持機構300は、第2振り分け部材240が連結される被駆動部材271の背面側に突出した第1アーム部272に設けられた縦方向に貫通したスプライン孔272a(図26参照)に挿嵌するスプライン軸303と、このスプライン軸303をその軸周り方向に回動可能に軸支する軸受け部305とを備えている。このスプライン軸303は、被駆動部材271の第1アーム部272のスプライン孔272aに挿嵌された状態で当該第1アーム部272が落下しないように支持する支持部(図示省略)を備えている。

0134

また、駆動機構部270は、第2振り分け部材240の基端側を軸として先端側を本体部材210の内部空間で横方向に一振りする際にその先端側を本体部材210の内部空間で縦方向に二往復させることで、図6に二点鎖線矢印で示すように正面視で先端側を略二山状に揺動させるものである。

0135

図28図29に示すように、駆動機構部270は、第2振り分け部材240の先端側を本体部材210の内部空間で横方向に揺動する横方向揺動機構273と、第2振り分け部材240の基端側を縦方向に揺動する縦方向揺動機構274とを備えている。

0136

駆動部材271の第1アーム部272は、図26(a),図29に示すように、その背面下側箇所から外側へ突出した形状のものであり、当該被駆動部材271の上下方向の揺動を伝達するためのものである。また、被駆動部材271の第1アーム部272のスプライン孔272a(図26参照)に挿嵌されたスプライン軸303は、図26(a),図29に示すように、その背面側上部箇所に、駆動部材271の左右方向の揺動を伝達するための第2アーム部304を備えている。

0137

具体的には、駆動機構部270は、図29に示すように、モータ275と、このモータ275の回転軸に連結されて当該回転軸を軸心として回転される第1歯車276と、この第1歯車276の前面側に設けられたピッチ円の小さい小外歯車部276a(図28参照)と噛み合う第2歯車277と、第1歯車276での小外歯車部276aよりピッチ円の大きい大外歯車部276bと噛み合う第3歯車278と、第2歯車277の前面側の偏心位置に設けられた突起部277aが挿入される縦長孔281aを有するとともに第2アーム部304の先端側が挿入される挿入穴281bを有する左右揺動伝達部材281と、第3歯車278の前面側の偏心位置に設けられた突起部278aが挿入される横長伝達孔283aを有するとともに第1アーム部272の先端側が遊嵌される横方向に長い横長孔283bを有する上下揺動伝達部材283とを備えている。なお、第1歯車276での小外歯車部276a(図28参照)および大外歯車部276bは、当該第1歯車276の回転軸を同一軸心とするものである。また、突起部278aは、図23に示すように、第3歯車278の回転中心から距離d(例えば1.5ミリ程度)だけ偏心した位置に設けられている。第2振り分け部材240の上向き姿勢(図23(b)参照)では、第2振り分け部材240の水平姿勢(図23(a)参照)に比べて、この第2振り分け部材240の先端側が6ミリ程度持ち上げられた状態となっている。

0138

モータ275の回転軸の回転により第1歯車276が回転されることで第2歯車277が回転することになるが、例えば図22(a)に示すように第2歯車277の突起部277aが前面視で最右側に位置するときには、この突起部277aにより左右揺動伝達部材281が最右側に位置し、第2アーム部304の先端側が同様に最右側に位置しており、第2振り分け部材240の先端側が左側に振られた状態となる。続いて、この第2歯車277が半回転すると、今度は逆に、図22(b)に示すように第2歯車277の突起部277aが前面視で最左側に位置し、この突起部277aにより左右揺動伝達部材281が最左側に位置し、第2アーム部304の先端側が同様に最左側に位置しており、第2振り分け部材240の先端側が右側に振られた状態となる。

0139

モータ275の回転軸の回転により第1歯車276が回転されることで第3歯車278も回転することになるが、例えば図23(a)に示すように第3歯車278の突起部278aが側面視で最上側に位置するときには、この突起部278aにより上下揺動伝達部材283が最上側に位置し、第1アーム部272の先端側が同様に最上側に位置しており、第2振り分け部材240が水平姿勢状態となる。続いて、この第3歯車278が半回転すると、今度は逆に、図23(b)に示すように第3歯車278の突起部278aが側面視で最下側に位置し、この突起部278aにより上下揺動伝達部材283が最下側に位置し、第1アーム部272の先端側が同様に最下側に位置しており、第2振り分け部材240の先端側が上向き姿勢状態となる。

0140

モータ275の回転軸の回転により第1歯車276が回転されることで第2歯車277および第3歯車278が回転することになるが、この第1歯車276の小外歯車部276a(図28参照)と噛み合う第2歯車277が1回転すると、第1歯車276の大外歯車部276bと噛み合う第3歯車278が4回転することになることから、第2歯車277が1回転することで第2振り分け部材240の先端側が例えば最左側から最右側まで振って再び最左側に戻ってくるという一往復の間に、第3歯車278が4回転することになり、第2振り分け部材240の先端側の上下方向の揺動が4回行われることになる。つまり、第2振り分け部材240が、正面視で略M字状(二山状)に往復駆動(揺動)されることになる。

0141

さらに、この入賞装置40は、図10図11に示すように、第1振り分け部材230および第2振り分け部材240とは別の経路であって開閉入球部220から入球された遊技球Bを第1振り分け部材230および第2振り分け部材240よりも速く特定入賞部260(Vゾーン)または普通入賞部262の方に案内する別通路265(特別ルート)と、所定の別案内条件成立(例えば、V継続タイプのパチンコ機では大当たり状態の最終ラウンドの期間、ラウンド自動移行タイプのパチンコ機では大当たり状態の全ラウンドの期間など)の場合に開閉入球部220からの遊技球Bを別通路265に案内し、それ以外の場合に第1振り分け部材230に案内するように切り替える案内切替部267とを備えている。

0142

なお、本実施例のパチンコ機10は、例えば、ラウンド自動移行タイプのパチンコ機であるため、別案内条件成立として、大当たり状態での全ラウンドの期間を採用している。また、V継続タイプのパチンコ機の場合には、別案内条件成立として、V継続タイプのパチンコ機での大当たり状態での最終ラウンドの期間を採用するようにしてもよい。

0143

この別通路265と案内切替部267とは、図7図12に示すように、右側部材212と左側部材213とにそれぞれ設けられている。

0144

別通路265は、図10図11に示すように、開閉入球部220から入球された遊技球Bを第1振り分け部材230および第2振り分け部材240よりも速くステージ250に案内するものである。具体的には、導入通路部222は、図11図12に示すように、その所定箇所(本実施例では、手前向き通路224での第1振り分け部材230の近傍箇所)での底面部分に開閉自在な開閉部224aを備えている。開閉部224aは、図11に示すように、開状態となると遊技球Bが落下可能な大きさの開口が形成され、閉状態において遊技球Bがそのまま通過するものである。つまり、別通路265は、図11に示すように、その入力側が開閉部224aの開口に連通されるとともに、図11図12に示すように、その出力側がステージ250上に開口された垂下通路としている。

0145

例えば、右側部材212での案内切替部267の構成について説明する。右側部材212での案内切替部267は、図10に示すように、右側部材212の上部側箇所であって手前向き通路224での第1振り分け部材230の近傍箇所にスライド自在に設けられた板状の開閉部224aと、この開閉部224aの突起部224bが先端側の取付孔225aに挿入され、且つ、右側部材212の内部に基端側が軸支された略くの字形状の伝達部材225と、この伝達部材225の基端側に近い箇所に形成された操作突起部225bが挿入される取付孔226aを有する接続部材226と、この接続部材226が取り付けられる可動片227aを基準位置とこの基準位置よりも突出した突出位置とに変移可能な特別ルート用ソレノイド227とを備えている。

0146

つまり、特別ルート用ソレノイド227の可動片227aが突出位置に位置している場合には、この可動片227aに取り付けられた接続部材226も突出しており、この接続部材226の突出により伝達部材225が第1の姿勢P1となり、第1の姿勢P1の伝達部材225の先端側の取付孔225aの位置が前方向位置に位置し、この前方向位置の取付孔225aに挿入された開閉部224aの突起部224bも前面側位置に位置することから、開閉部224aが別通路265の上部側の開口を閉じた状態となる。

0147

これとは逆に、特別ルート用ソレノイド227の可動片227aが基準位置に位置している場合には、この可動片227aに取り付けられた接続部材226も突出しておらず、この突出していない接続部材226により伝達部材225が第2の姿勢P2となり、第2の姿勢P2の伝達部材225の先端側の取付孔225aの位置が前方向位置よりも後退した後退位置に位置し、この後退位置の取付孔225aに挿入された開閉部224aの突起部224bも後退位置に位置することから、開閉部224aが別通路265の上部側の開口を閉じていない状態(つまり、開口した状態)となる。

0148

なお、左側部材213での案内切替部267の構成についても上記と同様であるため、その説明を省略する。

0149

第2振り分け部材240は、所定の別案内条件成立(大当たり状態の全ラウンドの期間)の場合においても、その動作(前述した略M字駆動)を継続している。

0150

なお、本実施例のパチンコ機10がV継続タイプのパチンコ機である場合には、別案内条件成立として、V継続タイプのパチンコ機での大当たり状態での最終ラウンドの期間を採用し、この最終ラウンドの期間においても第2振り分け部材240の略M字駆動を継続するようにしてもよい。

0151

特定入賞部260(Vゾーン)と普通入賞部262とは、図7図9図16に示すように、前面側部材211の裏面側の下方位置で、普通入賞部262と特定入賞部260(Vゾーン)と普通入賞部262との順で横並びに設けられている。

0152

ステージ250は、図7に示すように、底面側部材216に設けられている。このステージ250は、図7図16に示すように、第2振り分け部材240からの遊技球Bや別通路265からの遊技球Bが転動可能な転動領域251を備えている。そして、この転動領域251の一方側には、図16に示すように、特定入賞部260(Vゾーン)と普通入賞部262とが設けられている。

0153

さらに、このステージ250は、図17図18に示すように、転動領域251での一方側方向(転動領域251の中央箇所から真っ直ぐに特定入賞部260に向かう方向:流下方向)に対して直交する当該転動領域251の幅方向に連なる山部252を当該転動領域251に発生させるとともに、この山部252を転動領域251の下流方向に往復移動させる波立ち発生機構部253を備えている。つまり、波立ち発生機構部253は、転動領域251の他方側(特定入賞部260とは反対側:上流側)に発生させた山部252(図18参照)を、転動領域251の下流方向に移動させていき、図17に示すような転動領域251の一方側(特定入賞部260側:下流側)に山部252が達すると、今度は逆に山部252を転動領域251の他方側(特定入賞部260とは反対側:上流側)に向けて移動させていき、図18の転動領域251の他方側に位置させること一周期としてを繰り返し行うようになっている。つまり、山部252を転動領域251の一方側方向に沿って移動させることでこの転動領域251を波立たせる。なお、本実施例では、山部252を転動領域251の一方側方向に沿って往復移動させているが、山部252を転動領域251の一方側方向または他方側方向にのみ移動させるようにしてもよい。

0154

なおここで、波立ち発生機構部253の構成等について、図30も用いて説明する。図30は、ステージ250の底面側部材216の分解斜視図である。

0155

ステージ250は、図30に示すように、転動領域251の幅方向に亘る長さの複数本の丸棒体256を、当該転動領域251の奥行き方向に遊技球Bの直径よりも小さい間隔で並設するとともに、この複数本の丸棒体256を少なくとも高さ方向に移動可能に保持する並設保持部材257を備えている。具体的には、並設保持部材257は、丸棒体256の両端部分を高さ方向に移動可能に保持する一対の有底保持溝部257aを奥行き方向に遊技球Bの直径よりも小さい間隔で並設している。

0156

波立ち発生機構部253は、図30に示すように、並設された複数本の丸棒体256のうちの一部の丸棒体256をその下方からその長手方向に亘って押し上げ押し上げローラ部材254と、この押し上げローラ部材254を転動領域251の奥行き方向に往復移動させる往復移動機構255とを備えている。

0157

押し上げローラ部材254は、図30に示すように、スライド本体部254aと、このスライド本体部254aの手前辺側に設けられた、複数本の丸棒体256のうちの一部の丸棒体256をその下方からその長手方向に亘って押し上げるローラ部254bと、スライド本体部254aの奥側辺に設けられた、転動領域251の幅方向と同一方向に長い長孔254cとを備えている。

0158

往復移動機構255は、図30に示すように、鉛直方向に回転軸を向けるように配置されたモータ255aと、このモータ255aの回転軸に連結されて回転する小歯車255bと、この小歯車255bと噛み合う大歯車255cと、この大歯車255cの上面側に突出し、スライド本体部254aの長孔254cに挿入される突出部255dとを備えている。

0159

図17(a),図18(a)に示すように、モータ255aの回転軸の回転により小歯車255bが回転されることで大歯車255cが回転することになるが、例えば図17(a)に示すように大歯車255cの突出部255dが側面視で最左前に位置するときには、この突出部255dが挿入された長孔254cを有する押し上げローラ部材254が最左側に位置し、つまり、押し上げローラ部材254による山部252が転動領域251の最手前側に位置している状態となる。続いて、この大歯車255cが半回転すると、今度は逆に、図18(a)に示すように大歯車255cの突出部255dが側面視で最右側に位置し、この突出部255dにより押し上げローラ部材254が最右側に位置し、つまり、押し上げローラ部材254による山部252が転動領域251の最奥側に位置している状態となる。

0160

図17(a),図18(a)に示すように、ステージ250の転動領域251は、山部252が存する箇所を除いて、水平な領域(あるいは略水平な領域としてもよい)としている。

0161

また、図24図30に示すように、ステージ250は、転動領域251の幅方向の両端箇所に、遊技球Bを当該転動領域251内に止めるための壁部258を備えている。例えば、転動領域251の幅方向に転動する遊技球Bが当該転動領域251の幅方向の端部の壁部258に当たって反射し、逆方向に進むことがある。

0162

本実施例では、波立ち発生機構部253による転動領域251の山部252の往復移動と、駆動機構部270による第2振り分け部材240の略二山状揺動とをそれぞれ独立して行っており、両者は非同期としている。また、第2振り分け部材240の略二山状揺動の一周期よりも山部252の往復移動の一周期の方が長くなっている。

0163

なお本実施例では、波立ち発生機構部253は、最初(パチンコ機10の電源投入時など)に、転動領域251の山部252をその転動領域251の他方側(特定入賞部260とは反対側:上流側)の位置から一方側(特定入賞部260側:下流側)に移動させ、その後は逆方向に移動させるという往復移動をするようにしているが、それとは逆に、最初(パチンコ機10の電源投入時など)に一方側から他方側に移動させ、その後は逆方向に移動させるという往復駆動をするようにしてもよい。また、本実施例では、波立ち発生機構部253は、V継続タイプのパチンコ機では大当たり状態の最終ラウンドの期間や、ラウンド自動移行タイプのパチンコ機では大当たり状態の全ラウンドの期間を除く期間において、転動領域251の山部252の往復移動をしているが、大当たり状態のときに往復移動が停止し、且つ、通常の遊技状態(大当たり状態以外の遊技状態)に往復移動する構成としてもよく、大当たり状態後の通常の遊技状態開始時に往復移動を開始するようにしてもよい。また、波立ち発生機構部253は、少なくとも各ラウンド開始時に往復移動するようにしてもよい。また、波立ち発生機構部253は、始動入賞時(第1始動口31や第2始動口33への遊技球Bの入球)に所定時間(例えば、3秒間など)往復動作するようにしてもよい。

0164

入賞装置40は、開閉入球部220を通じて本体部材210の内部への遊技球Bの入球を検出する入球検出センサ221(図3図8参照)と、本体部材210からの遊技球Bの出力を検出する出球検出センサ(後述するV検出センサ43と検出センサ44:図3図8参照)とを備えている。

0165

具体的には、入球検出センサ221は、図11に示すように、導入通路部222での開閉入球部220の近い箇所(つまり、L字通路223の入口側)に設けられており、例えば近接センサなどが挙げられる。

0166

また、出球検出センサを構成するV検出センサ43と検出センサ44とは、図8図17に示すように、本体部材210からの遊技球Bの出力を検出するものであり、例えば近接センサなどが挙げられる。特定入賞部260(Vゾーン)は底面側部材216の下方側に設けられたV検出用通路261に連通されており、V検出センサ43は、このV検出用通路261の下流側箇所に設けられている。普通入賞部262は底面側部材216の下方側に設けられた外れ用通路263に連通されており、検出センサ44は、外れ用通路263の下流側箇所に設けられている。

0167

また、図2に示すように、遊技盤30を正面視した状態でセンターフレーム90と入賞装置40との間の両側に、センターフレーム90および入賞装置40の横幅よりも小さい幅としたくびれ部201を備え、羽根41a,41bはくびれ部201に設けられている。

0168

遊技領域30aは、図2に示すように、その正面視で縦長の略縦長楕円形となっている。くびれ部201は、遊技領域30aの正面視で横幅が最も大きい部分に位置している。

0169

なお、遊技盤30には、この他、遊技ユニット200の左右所定箇所に風車37も取り付けられている。また、遊技球Bをガイドしたり弾いたりしてその遊技性を高める複数本の(図示省略)も遊技盤30に配置されている。

0170

また、本実施例のパチンコ機10は、図3に示すように、パチンコ機10全体を制御するメイン制御装置70を備えている。

0171

図2に示した第1始動口31は、図3に示すように、遊技球Bが通過したことを検出可能な第1始動口通過センサ32を備えている。この第1始動口通過センサ32は、遊技球Bの通過を検出するとその検出信号をメイン制御装置70へ出力する。メイン制御装置70は、第1始動口通過センサ32からの検出信号を受けると、入賞装置40の羽根41a,41bを同時に1回開放(2秒間開放)させるという動作を行う。また、図2に示した第2始動口33は、図3に示すように、遊技球Bが通過したことを検出可能な第2始動口通過センサ34を備えている。この第2始動口通過センサ34は、遊技球Bの通過を検出するとその検出信号をメイン制御装置70へ出力する。メイン制御装置70は、第2始動口通過センサ34からの検出信号を受けると、入賞装置40の羽根41a,41bを同時に2回開放させる(2秒間開放を2回行う)という動作を行う。

0172

ステージ250の転動領域251を転動した遊技球Bは、この転動領域251の一方側に位置する特定入賞部260(Vゾーン)または普通入賞部262のいずれかに入賞する。

0173

通常遊技状態、つまり、遊技者にとって有利な遊技状態(大当たり状態)以外の状態において、特定入賞部260(Vゾーン)に遊技球Bが入球(入賞)すると大当たり状態が発生することになるが、普通入賞部262に入球するとその入球に対しての賞球が与えられるだけで大当たり状態は発生しない。

0174

つまり、入賞装置40に入球した遊技球Bは、特定入賞部260または普通入賞部262のいずれかに入球するようになっている。特定入賞部260(Vゾーン)に入賞した遊技球BはV検出センサ43で通過検出される(図3参照)。V検出センサ43からの検出信号はメイン制御装置70に出力される。また、普通入賞部262に入球した遊技球Bは、検出センサ44で入球検出される。この検出センサ44からの検出信号はメイン制御装置70に出力される。

0175

また、表示装置60は、特別遊技のラウンド回数を表示したり、1回のラウンドにおいて入賞装置40内に入賞した遊技球Bのカウント数を表示したり、各種の遊技状態に関する情報や合図などを表示したりする機能も備えている。このパチンコ機10では、通常遊技状態で遊技球BがVゾーンを通過したときに遊技者にとって有利な遊技状態に移行して最大で8ラウンドの特別遊技が行われる。

0176

ここで、メイン制御装置70について図3を用いてもう少し詳細に説明する。メイン制御装置70は、図3に示すようにCPU72を中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPU72には電源を供給する電源回路73の他に、各種処理プログラムを記憶するROM74や一時的にデータを記憶するRAM76,時間計測を行うタイマ77,所定周波数矩形波を出力するクロック回路78,入出力処理回路80がバス79によって接続されている。メイン制御装置70には、第1始動口通過センサ32,第2始動口通過センサ34からの検出信号や、V検出センサ43からの検出信号などが入出力処理回路80を介して入力される。また、メイン制御装置70からは、1対の羽根41a,41bの開閉を駆動する羽根駆動装置49への駆動信号や、表示装置60の表示制御を司る表示制御装置45への制御信号や、賞球の払い出しを司る払出制御装置46への制御信号や、スピーカ48が接続された音声制御装置47への制御信号や、図示しない各種ランプへの点灯信号などが入出力処理回路80を介して出力されている。

0177

また、第2始動口33は、図2に示すように、遊技球Bが入球可能な通常状態よりもさらに容易に遊技球Bが入球する入球容易状態とに変移する開閉羽根を備えている。遊技盤30は、例えば、風車37の上方箇所に、遊技球Bが通過可能なスルーゲート35を備えている。スルーゲート35は、遊技球Bの通過を検出するスルーゲート通過センサ35aを備えており、この通過センサ35aからの検出信号はメイン制御装置70に出力される。

0178

メイン制御装置70は、スルーゲート通過センサ35aでの通過検出に基づいて、第2始動口33の開放抽選を行い、当選であれば第2始動口33の開放羽根33aを所定時間(例えば、2秒間)開放するし、落選であれば第2始動口33の開放を行わない。かかる抽選についての表示は、メイン制御装置70からの指示に基づいて表示制御装置45によって表示装置60の表示画面61の一部の領域に表示されるようになっている。例えば当選であることを示す図柄である「○」と、落選であることを示す図柄「×」とを交互に表示する変動表示を行い、その変動表示が図柄「○」で停止した場合に第2始動口33の開放羽根33aが開放される。

0179

また、本実施例では、メイン制御装置70は、通常遊技状態において、ステージ250の転動領域251に山部252を往復移動発生させるように波立ち発生機構部253を制御する。

0180

また、本実施例では、メイン制御装置70は、通常遊技状態および大当たり状態において、入賞装置40の可動式の第2振り分け部材240を、前述した略M字状に駆動させるように駆動機構部270を制御する。

0181

また、メイン制御装置70は、別案内条件成立(大当たり状態の全ラウンドの期間)の場合に、開閉入球部220からの遊技球Bを別通路265に案内するように案内切替部267を制御して開閉部224aを開状態にする。

0182

なお、本実施例のパチンコ機10がV継続タイプのパチンコ機である場合には、別案内条件成立として、V継続タイプのパチンコ機での大当たり状態での最終ラウンドの期間を採用し、この最終ラウンドの期間において、開閉入球部220からの遊技球Bを別通路265に案内するように案内切替部267を制御して開閉部224aを開状態にするようにしてもよい。

0183

また、メイン制御装置70は、図3に示すように保持制御部293を備えている。保持制御部293は、別案内条件成立(大当たり状態の全ラウンドの期間)の場合に、図18に示すように、波立ち発生機構部253による転動領域251での山部252を当該転動領域251での別通路265の出力側の開口が投影される部分の上流側位置で保持させるように制御する。つまり、全ラウンドの期間において、図18に示すように、垂下通路よりも上流側の転動領域251での箇所に山部252を保持させる。

0184

メイン制御装置70は、図3に示すように、入球検出センサ221での入球検出数と出球検出センサ(V検出センサ43と検出センサ44)での出球検出数とが一致しているか否かを判定する入出力球数判定部290と、この入出力球数判定部290で不一致と判定されている間は、第1始動口31または第2始動口33に遊技球Bが入球しても開閉入球部220を開状態としない開禁止制御部292とを備えている。

0185

具体的には、開禁止制御部292は、たとえば、大当たり状態の終了時点において入出力球数判定部290で不一致と判定されている場合は、それが一致するまでの間、第1始動口31または第2始動口33に遊技球Bが入球しても開閉入球部220を開状態としない。

0186

なお、上述した開閉入球部220は本発明における入球部および開閉入口部に相当し、上述した第1振り分け部材230は本発明における振り分け手段に相当し、上述した特定入賞部260(Vゾーン)は本発明における特定入球手段に相当し、上述した普通入賞部262は本発明における非特定入球手段に相当し、上述した第2通路232は本発明における揺動排出通路に相当し、上述した連通路310は本発明における連通部に相当し、上述した規制部材312は本発明における止め部材に相当し、上述した第2通路部232は本発明における第1振分排出通路に相当し、上述した第1通路部231は本発明における第2振分排出通路に相当し、上述した装飾部材316は本発明における視認部材に相当し、上述した切り欠き部314は本発明における吹き抜け部に相当し、上述したステージ250は本発明におけるステージ部に相当し、上述した波立ち発生機構部253は本発明における波立ち発生手段に相当し、上述した第2振り分け部材240は本発明における可動式振り分け部材に相当し、上述した第2振分通路243,第3振分通路244および第5振分通路246は本発明における第1出力部,前方向出力部に相当し、上述した第1振分通路242は本発明における第2出力部,左横方向出力部に相当し、上述した第4振分通路245は本発明における第2出力部,右横方向出力部に相当し、上述した支持機構300は本発明における支持手段に相当し、上述した駆動機構部270は本発明における二山状揺動手段に相当し、上述した横方向揺動機構273は本発明における横方向揺動手段に相当し、上述した縦方向揺動機構274は本発明における縦方向揺動手段に相当し、上述した丸棒体256は本発明における丸棒状部材に相当し、上述した並設保持部材257は本発明における並設保持手段に相当し、上述した押し上げローラ部材254は本発明における押し上げ部材に相当し、上述した往復移動機構255は本発明における部材移動手段に相当し、上述した表示装置60は本発明における表示手段に相当する。

0187

次に、遊技ユニット200に入球した遊技球Bの流れについて以下に説明する。

0188

遊技球Bの遊技ユニット200への入球ルートとしては、図4に示すように、遊技球Bがセンターフレーム90の入球口91に入球して入賞装置40に入球する第1入球ルートと、図5に示すように、遊技球Bがセンターフレーム90の入球口91には入球しなかったが第2状態(入球制限解除状態、例えば開状態)の開閉入球部220を介して入賞装置40に入球する第2入球ルートとがある。

0189

まず、第1入球ルートについて説明する。図4に示すように、センターフレーム90の左右のいずれかの入球口91に入球した遊技球Bは、案内通路部92内を通って揺動ステージ93の方に案内される。この揺動ステージ93に案内された遊技球Bは、第1揺動面93aで左右方向に揺動するなどして、それよりも下段の第2揺動面93bに流下し、この第2揺動面93bでも左右方向に揺動して、第2揺動面93bの排出部94から入賞装置40の開閉入球部220に排出される。

0190

センターフレーム90の排出部94から排出された遊技球Bは、図4に示すように、入賞装置40の開閉入球部220が第1状態(入球制限状態)または第2状態(入球制限解除状態、例えば開状態)のいずれであってもこの開閉入球部220に入球する。

0191

ここで、第2入球ルートについて説明する。図5に示すように、センターフレーム90の入球口91に入球しなかった遊技領域30aを流下する遊技球Bは、入賞装置40の第2状態(入球制限解除状態、例えば開状態)の開閉入球部220に入球することがある。

0192

そして、入賞装置40の開閉入球部220以降の遊技球Bの流れについては、第1入球ルートおよび第2入球ルートともに同じであるため、以下に共通して説明する。

0193

開閉入球部220に入球した遊技球Bは、図10に示すように入球検出センサ221で検出され、図12に示すようにL字通路223を通り、手前向き通路224を通り、第1振り分け部材230の分岐通路233に案内される。そして、規制部材312の状態に応じて、図13に示すように、第1振り分け部材230の第1通路231または第2通路232のいずれかに案内される。具体的には、規制部材312が図31(a),(b)に示す止め解除状態であれば、遊技球Bは第2通路232に案内されるし、規制部材312が図31(c),(d)に示す止め状態であれば、遊技球Bは第2通路232への案内が阻止されて第1通路231に案内されることになる。

0194

分岐通路233の第1通路231に案内された遊技球Bは、図13に示すように、この第1通路231の通路中間位置の排出孔231aにより、正面視で略M字状駆動する第2振り分け部材240に向けて落下される。図13に示すような位置関係のときには、排出孔231aから落下された遊技球Bが図15(b)に示す被供給部241に供給され、この被供給部241から四方向に振り分けられ、つまり、第1〜第4振分通路242〜245のいずれか一つを通ってステージ250に供給される。

0195

なお、排出孔231aから落下された遊技球Bは、可動式の第2振り分け部材240の状態によっては、被供給部241に供給されず、この被供給部241の周囲部分に衝突してステージ250の方に供給されることもある。

0196

一方、分岐通路233の第2通路232に案内された遊技球Bは、図13に示すように、この第2通路232が揺動通路となっているため当該通路方向で揺動した後に、第2通路232の通路中間位置の排出傾斜部232aにより、第2振り分け部材240の受け皿部247に向けて遊技球Bが排出される。なお、この排出傾斜部232aから排出される遊技球Bは、図15(c)に示すように、受け皿部247が第2振り分け部材240の可動範囲許容する形状としているため、第2振り分け部材240が如何なる状態にあってもこの受け皿部247に供給されるようになっている。そして、この第2振り分け部材240の受け皿部247に供給された遊技球Bは、図15(b)に示す排出孔231aから図4に示す第5振分通路246を通って前方向に出力されて、ステージ250を介さずに特定入賞部260(Vゾーン)や普通入賞部262に供給される。

0197

以下に、第5振分通路246からの遊技球Bの出力について、第2振り分け部材240の状態別に説明する。

0198

まず、図20(c)に示すように、第2振り分け部材240が中央水平状態のときは、第5振分通路246を通って前方向に出力された遊技球Bは、ステージ250を介さずに特定入賞部260(Vゾーン)に直接に入賞する。

0199

また、図20(b)および図21(a)に示すように、第2振り分け部材240が左上向き状態および右上向き状態のときは、第5振分通路246の奥部で遊技球Bが止められることがあり、その直後に図20(c)に示す中央水平状態となれば、この第5振分通路246から出力された遊技球Bがステージ250を介さずに特定入賞部260(Vゾーン)に直接に入賞することがある。

0200

また、第2振り分け部材240が、中央水平状態(図20(c)参照)以外の状態、つまり、左水平状態(図20(a)参照)、左上向き状態(図20(b)参照)、右上向き状態(図21(a)参照)および右水平状態(図21(b)参照)のときは、第5振分通路246の出力方向が特定入賞部260(Vゾーン)に向いていないためこの第5振分通路246からの遊技球Bはステージ250を介さずに普通入賞部262に入賞することになる。

0201

次に、第2振分通路243または第3振分通路244からの遊技球Bの出力について、第2振り分け部材240の状態別に説明する。

0202

具体的には、図20(a)に示すように、第2振り分け部材240が左水平状態のときは、第3振分通路244を通って前方向に出力された遊技球Bは、ステージ250を介さずに特定入賞部260(Vゾーン)に直接に入賞するが、第2振分通路243を通って前方向に出力された遊技球Bは普通入賞部262に入賞することになる。

0203

また、図21(b)に示すように、第2振り分け部材240が右水平状態のときは、第2振分通路243を通って前方向に出力された遊技球Bは、ステージ250を介さずに特定入賞部260(Vゾーン)に直接に入賞するが、第3振分通路244を通って前方向に出力された遊技球Bは普通入賞部262に入賞することになる。

0204

なお、第2振り分け部材240が中央水平状態(図20(c)参照)のときは、第2振分通路243または第3振分通路244を通った遊技球Bは、第2振分通路243および第3振分通路244の出力方向が特定入賞部260(Vゾーン)に向いていないため、ステージ250を介さずに普通入賞部262に入賞することになる。また、第2振り分け部材240が左上向き状態(図20(b)参照)および右上向き状態(図21(a)参照)のときは、その上向き姿勢のため、被供給部241に供給された遊技球Bが第2振分通路243または第3振分通路244ではなく第1振分通路242または第4振分通路245からステージ250に出力される。

0205

次に、第1振分通路242または第4振分通路245からの遊技球Bの出力について、第2振り分け部材240の状態別に説明する。

0206

第2振り分け部材240が左上向き状態(図20(b)参照)および右上向き状態(図21(a)参照)のときは、その上向き姿勢のため、被供給部241に供給された遊技球Bが第1振分通路242または第4振分通路245からステージ250に幅方向(横方向)出力される。

0207

この第1振分通路242または第4振分通路245からステージ250の幅方向に出力された遊技球Bは、当該ステージ250の転動領域251が水平であるため、波立ち発生機構部253による往復移動する山部252の影響を受けるまでは、転動領域251の幅方向(横方向)に移動するし、壁部258に当たって逆方向に反射して移動することもある。

0208

また、第2振り分け部材240は、その底面側と転動領域251との間を遊技球Bが通過可能な間隔を空けて、支持機構300により支持されているので、図23に示すように、転動領域251における第2振り分け部材240の下方領域も遊技球Bの転動が可能となっている。

0209

そして、転動領域251の幅方向に転動する遊技球Bが、例えば転動領域251を他方側(特定入賞部260とは反対側:上流側)から一方側(特定入賞部260側:下流側)に移動する山部252の影響を受けて、図16に示すように、遊技球Bに斜め方向の合成力が生じてその遊技球Bが転動領域251を斜め方向(図16の一点鎖線矢印方向)に転動し始めるため、遊技球Bが転動領域251の幅方向に出力された時点で山部252の影響を受ければその時点から斜め方向に転動することになるし、遊技球Bが転動領域251の幅方向に出力されてしばらくその方向に進んだ時点で山部252の影響を受ければその時点から斜め方向に転動することになる。また、転動領域251を一方側(特定入賞部260側)から他方側に戻ってくる山部252の影響を受けた場合には、図16に示すように、遊技球Bが奥側に戻されてから、遊技球Bが転動領域251を斜め方向(図16の二点鎖線矢印方向)に転動することもある。なお、図16では、右下り斜め方向のみを図示しているが、左下り斜め方向に転動することがあることは言うまでもない。

0210

そして、ステージ250の転動領域251を山部252の影響を受けて流下した遊技球Bは、特定入賞部260(Vゾーン)または普通入賞部262のいずれかに入賞する。

0211

通常遊技状態(大当たり状態以外の状態)において、特定入賞部260(Vゾーン)に遊技球Bが入球(入賞)すると大当たり状態(後述する「羽根モノ大当たり」状態)が発生することになるが、普通入賞部262に入球するとその入球に対しての賞球が与えられるだけで大当たり状態は発生しない。

0212

続いて、大当たり状態について説明する。なお、本実施例のパチンコ機10は、前述したようにラウンド自動移行タイプのパチンコ機である。つまり、入賞装置40が大当たり状態(つまり、入賞装置40の羽根41a,41bの開閉が所定ラウンド行われる状態)において、入賞装置40への遊技球Bの入賞(入球)個数を入球検出センサ221(図3参照)で検出しており、当該大当たり状態での遊技球Bの入賞個数が所定数(ここでは10個)に達するとそのラウンドを終了するようにしている。また、入賞装置40の羽根41a,41bの開閉が所定回数(18回)に達した場合にもそのラウンドを終了するようにしている。つまり、当該大当たり状態での1ラウンドは、入賞装置40の羽根41a,41bの開放回数(18回)、または、遊技球Bの入賞個数(10個)のうち、いずれかが所定数に達成するとそのラウンドが終了するようになっている。

0213

つまり、メイン制御装置70は、羽根駆動装置49を駆動して羽根41a,41bを18回開閉させるが、その間に、入賞装置40内に所定数(ここでは10個)の遊技球Bが入賞したときには、開閉動作が18回に満たない場合であっても羽根駆動装置49に指令を出力して羽根41a,41bを閉鎖状態としそのラウンドを終了し、それを所定の最大ラウンドまで継続する。例えば、「羽根モノ大当たり」つまり、入賞装置40の特定入賞部260(Vゾーン)への入球(入賞)することで生じる大当たり状態では、特定入賞部260(Vゾーン)への入球(入賞)に基づいて、最大ラウンド(例えば、2、7、15ラウンド)が決定されるようになっている。つまり、メイン制御装置70は、最大ラウンド決定用乱数を備え、特定入賞部260(Vゾーン)への入球(入賞)検出時の最大ラウンド決定用乱数に基づいて、2ラウンド(発生確率33%)、7ラウンド(発生確率34%)、15ラウンド(発生確率33%)のいずれかが決定される。なお、特別遊技状態が限度回数まで行われた後には、基本的には通常遊技状態に戻るが、時短状態となる場合もある。ここで言う「時短状態」とは、大当たり状態終了後の羽根41a,41bの開放回数が所定回数(例えば20回)に達するまでの間、この羽根41a,41bの開放時間を所定時間に延長した状態などが挙げられる。

0214

また、このパチンコ機10は、前述の「羽根モノ大当たり」以外に、「直撃大当たり」つまり、第1始動口31,第2始動口33への入球(入賞)に基づいて行われる抽選により生じる大当たり状態も有している。具体的には、メイン制御装置70は、大当たり抽選用乱数を備えており、第1始動口31,第2始動口33への入球(入賞)検出時の大当たり抽選用乱数に基づいて、大当たりか外れかが決定されるようになっている。なお、「直撃大当たり」の確率は、例えば1/112程度となっている。また、かかる大当たり状態としては7ラウンド(発生確率60%)と14ラウンド(発生確率40%)との二種類があり、例えば大当たり抽選用乱数の値に基づいて7ラウンド(発生確率60%)と14ラウンド(発生確率40%)のいずれかが決定されるようになっている。

0215

なお、上述した大当たり状態においては、メイン制御装置70は、別案内条件成立(大当たり状態の全ラウンドの期間)とし、図3に示すように、大当たり状態の全ラウンドの期間において、開閉入球部220からの遊技球Bを別通路265に案内するように案内切替部267を制御して開閉部224aを開状態とし、保持制御部293は、図18に示すように、全ラウンドの期間において、波立ち発生機構部253による転動領域251での山部252を当該転動領域251での別通路265の出力側の開口が投影される部分の上流側位置で保持させるように制御する。

0216

また、大当たり状態における入賞装置40の開閉入球部220以降の遊技球Bの流れについては、以下に説明する。

0217

上述した大当たり状態においては、図10図18に示すように、開閉入球部220から入球された遊技球Bが、第1振り分け部材230および第2振り分け部材240を介さずに別通路265(特別ルート)を通ってステージ250に供給される(図18での破線矢印でのルート)ことから、第1振り分け部材230および第2振り分け部材240よりも速くステージ250に供給されることになる。さらに、この大当たり状態では、図18(b)に示すように、ステージ250の山部252が転動領域251の他方側で保持された状態となっているため、別通路265(特別ルート)を通ってステージ250に供給された遊技球Bを往復移動する山部252によって転動領域251の他方側に押し戻すようなことがなく、転動領域251の一方側(特定入賞部260側)に遊技球Bが転動されることになる。

0218

また、メイン制御装置70は、この大当たり抽選用乱数が当りである場合には、表示装置60の表示画面61に識別情報の変動表示を行うように表示制御装置45を制御し、大当たりを示す表示態様識別情報表示で停止させるという変動表示演出も行うようになっている。なお、この大当たり抽選用乱数が外れであり、且つ、外れ変動表示条件成立の場合に、識別情報の変動表示を行い、外れを示す表示態様の識別情報表示で停止させるという変動表示演出を行う。なお、外れ変動表示条件成立を低確率とした場合には、外れ変動表示の実行数が低くなり、それ以外の変動表示は大当たりの変動表示であるため、識別情報の変動表示が大当たりとなる印象を遊技者に与えることができる。

0219

上述したように本実施例の遊技機によれば、入賞装置40は、入球した遊技球Bの挙動を遊技者に視認させるための内部空間を有する本体部材210と、この本体部材210の所定箇所に設けられた開閉入球部220と、本体部材210の内部空間に設けられ、開閉入球部220からの遊技球Bを振り分けて出力する第1振り分け部材230と、本体部材210の内部空間に設けられ、第1振り分け部材230で振り分け出力された遊技球Bが入球可能で、且つ、遊技球Bの入球することにより遊技者にとって有利な遊技状態の発生の契機となる特定入賞部260(Vゾーン)と、本体部材210の内部空間でその一方側に設けられ、特定入賞部260(Vゾーン)以外の入球部であって第1振り分け部材230で振り分けられた遊技球Bが入球可能な普通入賞部262とを備え、第1振り分け部材230は、開閉入球部220からの遊技球Bを通路方向に揺動させて特定入賞部260(Vゾーン)または普通入賞部262に排出する第2通路232と、この第2通路232の遊技球Bの入力端と段差無く連通された連通路310と、平面視の連通路310での第2通路232からの遊技球Bの出入箇所以外の止め箇所に位置することで第2通路232への遊技球Bの供給を止める止め状態となり、且つ、前記出入箇所以外の箇所であって止め箇所から退避した退避箇所に位置することで第2通路232への遊技球Bの供給を可能とする止め解除状態となる規制部材312とを備えている。

0220

したがって、開閉入球部220から入賞装置40内に入球した遊技球Bは、規制部材312が止め解除状態のときに第1振り分け部材230の第2通路232に供給されて、この第2通路232で揺動されることになるが、第2通路232の入力端に段差の無く連通された連通路310まで行き来できるし、規制部材312は止め状態および止め解除状態のいずれの状態においても第2通路232からの遊技球Bの出入箇所に存しないため、規制部材312によって揺動幅が制限されることもない。その結果、入賞装置40内の第1振り分け部材230(例えば振分装置)での第2通路232の遊技球揺動幅を拡張できるパチンコ機(遊技機)を提供することができる。

0221

また、第2通路232は、特定入賞部260(Vゾーン)に入球し得るように排出するものであり、第1振り分け部材230は、第2通路232よりも特定入賞部260(Vゾーン)に入り難く排出する第1通路231を備え、規制部材312は、止め解除状態時には第2通路232に、止め状態時には第1通路231に遊技球Bを案内するものであり、さらに、第1振り分け部材230は、規制部材312の止め状態または止め解除状態への状態変移に伴って一体駆動または連動する装飾部材316を備えているので、遊技者は、装飾部材316の状態を見ることで、第2通路232に遊技球が案内され得る状態(例えば、遊技者にとって有利な振り分け状態)であることが分かる。その結果、入賞装置40内の第1振り分け部材230(振分装置)での遊技球の有利な振り分けを遊技者に分かり易くしたパチンコ機を提供することができる。

0222

なお、第2通路232(揺動排出通路)が正面手前側(遊技者にとって近い側)に位置し、第2通路232よりも手前側(遊技者にとって近い側)に装飾部材316(視認部材)が位置し、規制部材312(止め部材)は第2通路232よりも奥側(遊技者にとって遠い側)に位置し、装飾部材316と規制部材312とを一体駆動(または連動)するので、第2通路232を揺動する遊技球Bで装飾部材316が隠れてしまうことがなく、装飾部材316が遊技球Bで見難くなることがない。また、規制部材312が第2通路232よりも手前側(遊技者にとって近い側)に位置する場合では、その分だけ第2通路232が奥側に位置することになるため、第2通路232での遊技球Bの揺動の見易さに劣るが、第2通路232が規制部材312はよりも手前側(遊技者にとって近い側)に位置しているため、遊技球Bの揺動が見易い状態で遊技者に提供できる。

0223

また、第2通路232(揺動排出通路)は、第1通路231よりも正面手前側に位置し、且つ、第1通路231に比べて遊技球Bをゆっくり滞留させるものであり、入賞装置40は、第1振り分け部材230で振り分けられた遊技球Bが移動可能で特定入賞部260(Vゾーン)または普通入賞部262のいずれかに案内するステージ250を備え、別通路265(特別ルート)は、開閉入球部220から入球された遊技球Bを第1振り分け部材230(特に第2通路232)よりも速くステージ250に案内するので、第2通路232(揺動排出通路)での遊技球Bの揺動、つまり、ゆっくりされる遊技球Bを遊技者にとって手前側に位置させることで、その様子をより良く見せることができる。また、第1振り分け部材230(特に第2通路232)を通らずに別通路265(特別ルート)で案内された遊技球Bがステージ250に案内されて特定入賞部260(Vゾーン)または普通入賞部262のいずれかに案内されるので、遊技球Bが迅速に処理されるだけでなく、遊技者は、別通路265(特別ルート)を通った遊技球Bをステージ250上で視認することができ、入賞装置40に入球した遊技球Bを確認することができる。

0224

また、規制部材312は、通常時には止め状態となっており、解除条件成立時の所定期間は止め解除状態となるので、通常時は、特定入賞部260(Vゾーン)に入り難く排出する第1通路231が選択されており、仮に通常時に規制部材312が故障しても第1通路231を通って特定入賞部260(Vゾーン)に入り難く排出されるだけであり、規制部材312の故障により遊技者に不当な利益(つまり、第1通路231に比べて特定入賞部260(Vゾーン)に入り易い第2通路232を通って遊技球が常時排出される不当な利益)が与えられることを低減できる。また、解除条件成立時の所定期間に規制部材312が止め解除状態とならず、第2通路232に振り分けられないことから、かかる規制部材312の故障を発見できる。

0225

また、規制部材312の切り欠き部314は、止め状態または止め解除状態のいずれの状態においても連通路310の上方箇所が吹き抜かれたものとしているので、連通路310での第2通路232からの遊技球Bの出入箇所上に規制部材312が位置することがなく、当該規制部材312に遊技球Bが乗ったまま保持されるようなことがないし、連通路310と規制部材312との間に遊技球Bが挟まれるようなこともない。

0226

また、ステージ250は、転動領域251での一方側方向に対して直交する当該転動領域251の幅方向に連なる山部252を当該転動領域251に発生させるとともに、当該山部252を転動領域251の一方側方向に沿って移動させる波立ち発生機構部253を備え、第2振り分け部材240は、開閉入球部220からの遊技球Bを、ステージ250の転動領域251の幅方向に少なくとも振り分け出力する。

0227

したがって、第2振り分け部材240からステージ250の転動領域251の幅方向に遊技球Bが振り分け出力されるタイミングと、波立ち発生機構部253による転動領域251での波立ち(山部252)の移動タイミングとにより、転動領域251での遊技球Bの転動方向が決定される。つまり、転動領域251の幅方向に転動する遊技球Bが、転動領域251の奥行き方向に移動する山部252の影響を受けることで、遊技球Bに斜め方向の合成力が生じてその遊技球Bが転動領域251を斜め方向に転動し始めるため、遊技球Bが転動領域251の幅方向に出力された時点で山部252の影響を受ければその時点から斜め方向に転動することになるし、遊技球Bが転動領域251の幅方向に出力されてしばらくその方向に進んだ時点で山部252の影響を受ければその時点から斜め方向に転動することになるため、遊技球Bの転動方向に変化を持たせることができる。すなわち、第2振り分け部材240から転動領域251の幅方向に遊技球Bを出力する位置(落とす位置)は毎回同じなのに、転動領域251の移動する山部252により転動領域251での遊技球Bの流下方向に意外性を持たせることができ、転動領域251を広範囲に転動させることができ、特定入賞部260(Vゾーン)に入るかどうかの変化を持たせることができる。

0228

また、第2振り分け部材240での一部の遊技球Bは特定入賞部260(Vゾーン)などに直接に排出され、第2振り分け部材240での残りの遊技球Bはだけを転動領域251の幅方向に出すので、転動領域251での遊技球Bの挙動に面白味を持たせることができる。また、その山部252の動作を単純にしながら遊技球の色々な挙動を見せることができる。つまり、山部252を転動領域251の一方側方向に沿って移動させるだけであるので、山部252をハードまたはソフト制御でするにしても非常にコンパクトであり、山部252を逐次に動作または停止を制御する構成に比べてコンパクトにでき、山部252が単純な動作なので不正動作が発見し易いため、不正対策に優れる。また、山部252が単純な動作なので、遊技者にとって見ても山部252が不正に制御された不正な遊技機との印象を持たない。

0229

その結果、入賞装置40内の振分装置(例えば、第2振り分け部材240)で振り分けられたステージ250上での遊技球Bの挙動に面白味を持たせることができるパチンコ機(遊技機)を提供することができる。

0230

また、ステージ250の転動領域251は、水平または略水平な領域としているので、転動領域251の幅方向に出力された遊技球Bは、その出力方向に進んでいき、転動領域251の奥行き方向に移動する山部252の影響を受けたときから遊技球Bに斜め方向の合成力が生じてその遊技球Bが転動領域251を斜め方向に転動し始めることになり、波立ち発生機構部253による転動領域251での波立ち(山部252)を契機に転動領域251の一方側(特定入賞部260側)に向かわせることができる。

0231

また、第2振り分け部材240の第1出力部(第2振分通路243、第3振分通路244、第5振分通路246)から前方向に出力される遊技球Bは、転動領域251を介さずに特定入賞部260(Vゾーン)に入球することがあり、第1出力部(第2振分通路243、第3振分通路244、第5振分通路246)から出力される遊技球Bが転動領域251の移動する山部252によって特定入賞部260(Vゾーン)への入球が阻まれることを防止でき、第1出力部(第2振分通路243、第3振分通路244、第5振分通路246)から出力されて特定入賞部260(Vゾーン)に入球される利益を確保できる。また、第2出力部(第1振分通路242、第4振分通路245)から転動領域251の幅方向に出力された遊技球Bは、転動領域251を移動する山部252の影響を受けて特定入賞部260(Vゾーン)に入球することがあるという面白味も提供できる。

0232

また、支持機構300は、第2振り分け部材240を、ステージ250の転動領域251上で転動領域251との間を遊技球Bが通過可能な間隔を空けて支持しているので、転動領域251における第2振り分け部材240の下方領域も遊技球Bの転動が可能であり、ステージ250の転動領域251をその幅方向にわたって最大限に活用することができる。また、ステージ250の転動領域251を転動する遊技球Bが第2振り分け部材240下を通る際に一旦隠れてから現れて、特定入賞部260(Vゾーン)に入球する否かの様子を遊技者が見ることがあり、遊技球Bの挙動にさらに面白みを持たせることができる。

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