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技術 遊技機

出願人 株式会社大一商会
発明者 市原高明三浦吉貴坂根渉
出願日 2019年8月8日 (1年11ヶ月経過) 出願番号 2019-146391
公開日 2021年2月22日 (4ヶ月経過) 公開番号 2021-023711
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 端縁壁 開角度α 突出範囲 接近段階 本実施形態品 クローバ形 調整駆動モータ スペード形
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

振動による不正行為の達成を阻止することが可能な遊技機を提供する。

解決手段

パチンコ機1に、遊技盤5のセンター役物2500における上ワープ通路2513に進入した遊技球が供給され、センター分ユニット2800のクルーン2530において遊技球が転動する転動面部2531と、転動面部2531の中央において遊技球が通過可能な大きさで上下に貫通している非円形状である正方形状の通過口2532と、を具備させる。

概要

背景

パチンコ機のような遊技機として、遊技球からなる遊技媒体旋回しながら転動可能な皿状のクルーンと、クルーンを貫通して設けられている複数の貫通孔と、を有し、特定の貫通孔に遊技媒体が進入すると、複数の遊技媒体が払出される入賞装置を有したものが提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1の技術によれば、入賞装置のクルーンに供給された遊技媒体が、特定の貫通孔に進入するか否かによって遊技者を楽しませることができる。

ところで、上記のようなクルーンを有する入賞装置では、クルーン上を転動している遊技媒体が特定の貫通孔に接近するタイミングで、遊技機を叩いたり揺すったりすることで、遊技媒体の転動方向を相対的に特定の貫通孔の方向へ向けさせて、不正に特定の貫通孔へ侵入させるような不正行為が行われる恐れがある。これに対して、特許文献1の技術では、遊技機に作用する振動を検知する振動センサを設け、振動センサによる異常振動の検知によって警報を発するようにすることで、不正行為の実行を抑止するようにしている。

しかしながら、特許文献1のような従来の技術では、振動センサにより遊技機の異常振動を検知することで、不正行為が行われたと推定するのみであって、仮に異常振動の直後に特定の貫通孔へ遊技媒体が進入したとしても、その進入と異常振動との因果関係立証することは困難であり、不正行為による被害を未然に防ぐことはできなかった。

概要

振動による不正行為の達成を阻止することが可能な遊技機を提供する。パチンコ機1に、遊技盤5のセンター役物2500における上ワープ通路2513に進入した遊技球が供給され、センター分ユニット2800のクルーン2530において遊技球が転動する転動面部2531と、転動面部2531の中央において遊技球が通過可能な大きさで上下に貫通している非円形状である正方形状の通過口2532と、を具備させる。

目的

本発明は、上記の実情に鑑み、振動による不正行為の達成を阻止することが可能な遊技機の提供を課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

遊技媒体転動する転動面部と、該転動面部を遊技媒体が通過可能な大きさで貫通している非円形状の通過口とを具備していることを特徴とする遊技機

技術分野

0001

本発明は、ぱちん遊技機(一般的に「パチンコ機」とも称する)のような遊技機に関するものである。

背景技術

0002

パチンコ機のような遊技機として、遊技球からなる遊技媒体旋回しながら転動可能な皿状のクルーンと、クルーンを貫通して設けられている複数の貫通孔と、を有し、特定の貫通孔に遊技媒体が進入すると、複数の遊技媒体が払出される入賞装置を有したものが提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1の技術によれば、入賞装置のクルーンに供給された遊技媒体が、特定の貫通孔に進入するか否かによって遊技者を楽しませることができる。

0003

ところで、上記のようなクルーンを有する入賞装置では、クルーン上を転動している遊技媒体が特定の貫通孔に接近するタイミングで、遊技機を叩いたり揺すったりすることで、遊技媒体の転動方向を相対的に特定の貫通孔の方向へ向けさせて、不正に特定の貫通孔へ侵入させるような不正行為が行われる恐れがある。これに対して、特許文献1の技術では、遊技機に作用する振動を検知する振動センサを設け、振動センサによる異常振動の検知によって警報を発するようにすることで、不正行為の実行を抑止するようにしている。

0004

しかしながら、特許文献1のような従来の技術では、振動センサにより遊技機の異常振動を検知することで、不正行為が行われたと推定するのみであって、仮に異常振動の直後に特定の貫通孔へ遊技媒体が進入したとしても、その進入と異常振動との因果関係立証することは困難であり、不正行為による被害を未然に防ぐことはできなかった。

先行技術

0005

特開2018−492号公報

発明が解決しようとする課題

0006

そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、振動による不正行為の達成を阻止することが可能な遊技機の提供を課題とするものである。

課題を解決するための手段

0007

手段1:遊技機において、
「遊技媒体が転動する転動面部と、
該転動面部を遊技媒体が通過可能な大きさで貫通している非円形状の通過口と
具備している」ものであることを特徴とする。

0008

ここで、「転動面部」としては、「遊技媒体がその旋回半径を徐々に小さくさせながら転動するように、外周が円形状で中心へ向かって低くなるように皿状に形成されているもの(所謂、クルーン、回転ステージ、回転テーブル、等)」、「遊技媒体が所定方向へ複数回往復転動するように、両端よりも中央部分が低くなるように湾曲状に形成されているもの(例えば、ステージ)」、「平板状で所定方向へ低くなるように傾斜しているもの」、等が挙げられる。

0009

また、「転動面部」としては、「遊技媒体による遊技が行われる遊技領域内において、遊技媒体が進入可能に常時開口している入口(例えば、ワープ入口入賞口、等)を通った遊技媒体が供給されるもの」、「遊技媒体による遊技が行われる遊技領域内において、遊技媒体が特定領域(例えば、ゲート)を通過することで抽選される普通図柄の抽選結果に応じて、開閉する可変入賞口受入れられた遊技媒体が供給されるもの」、「遊技媒体による遊技が行われる遊技領域内において、遊技媒体が特定の受入口(例えば、普通入賞口)に受入れられることで抽選される普通図柄の抽選結果に応じて、開閉する可変入賞口に受入れられた遊技媒体が供給されるもの」、「遊技媒体による遊技が行われる遊技領域内において、遊技媒体が特定の受入口(例えば、始動口)に受入れられることで抽選される特別図柄の抽選結果に応じて、開閉する可変入賞口(例えば、役物入賞口、大入賞口、等)に受入れられた遊技媒体が供給されるもの」、等が挙げられる。

0010

また、通過口における「非円形状」としては、「三角形状」、「四角形状」、「五角形状」、「六角形状」、「多角形状」、「楕円形状」、「ダイヤ形状」、「ハート形状」、「クローバ形状」、「スペード形状」、「星形状」、「不定形状」、等が挙げられる。

0011

更に、「通過口」としては、転動面部に一つのみ設けられていても良いし、転動面部に複数設けられていても良い。また、「通過口」としては、遊技媒体の流通通路の入口又は振分口としても良いし、所定の特典を付与するための入賞口としても良い。

0012

また、転動面部及び通過口としては、遊技媒体を振分けるものであっても良いし、遊技媒体の流通時間を調整するものであっても良い。

0013

ところで、転動面部に設けられている通過口の内形状が円形状の場合、通過口に対する遊技媒体の転動方向と転動速度とによっては、遊技媒体が通過口の縁に沿ってクルクルと必要以上に何回も旋回したり、通過口に蹴られて(ゴルフ用語におけるリップアウト)通過口から遠ざかる方向へ転動してしまったり、することがある。そして、遊技媒体が通過口の縁でクルクルと旋回する場合、例えば、遊技媒体が通過口に進入する際に、遊技機を叩いたり揺すったりして振動を加えることで、通過口への侵入を遅らせたり早めたりして転動面部から落下するタイミングをコントロールすることが可能となるため、特典が付与されるタイミングで遊技媒体を通過口へ侵入させて、不正行為が達成されてしまう恐れがある。一方、遊技媒体が通過口に蹴られて通過口から遠ざかる方向へ転動する場合、例えば、通過口に蹴られた遊技媒体が別の通過口に進入してしまい、各通過口における遊技媒体の進入確率受入確率)が不安定になり、同じ性能の遊技機を提供することが困難となる恐れがある。

0014

手段1の構成によると、遊技機に、遊技媒体が転動する転動面部と、転動面部を遊技媒体が(一つのみ)通過可能な大きさで貫通している非円形状の通過口と、を備えるようにしたものである。([発明を実施するための形態]では、[5−9d−1a.センター分ユニット]の章、及び図149乃至図151等の記載を参照)

0015

これにより、転動面部に設けられている通過口の形状を非円形状としているため、遊技媒体が通過口の縁でクルクルと旋回することを防止したり、遊技媒体が通過口に蹴られたりすることを抑制したり、することができ、遊技媒体を速やかに通過口へ進入させることができる。従って、遊技媒体が所望のタイミングで通過口に侵入するように、遊技機を叩いたり揺すったりして、遊技媒体が通過口に侵入するタイミングをコントロールしようとしても、そのタイミングを計っている間に遊技媒体が通過口に進入することとなるため、不正行為の達成を阻止することができ、不正行為による遊技ホール側の負担を軽減させることができる。

0016

また、通過口を非円形状としていることから、遊技媒体が通過口に蹴られて別の通過口に進入してしまうことを抑制(又は防止)することができるため、通過口に対する遊技媒体の進入確率(受入確率)を安定させることができ、通過口への受入確率が同じ性能の遊技機を確実に提供することができる。

0017

具体的には、例えば、転動面部を中心が低い皿状とすると共に、転動面部の中心に一つの通過口を設ける場合、転動面部に供給された遊技媒体が、転動面部の外周付近からその旋回半径を徐々に小さくさせながら円形に転動し、中心の通過口に進入することとなる。この際に、遊技媒体が円形状に転動しているのに対して、通過口が非円形状としているため、遊技媒体の旋回半径が徐々に小さくなると、やがて通過口における内接円よりも外側の部位に接触し、速やかに遊技媒体が通過口へ向かって進入(転落)することとなり、遊技媒体が通過口の縁でクルクルと旋回することはない。従って、技媒体が所望のタイミングで通過口に侵入するように、遊技機を叩いたり揺すったりして、遊技媒体が通過口に侵入するタイミングをコントロールしようとしても、そのタイミングを計っている間に遊技媒体が通過口に進入することとなるため、不正行為の達成を阻止することができ、不正行為による遊技ホール側の負担を軽減させることができる。

0018

また、例えば、転動面部を中心が低い皿状とすると共に、転動面部の中心付近に所定の特典が付与される特定通過口を含む複数の通過口を設ける場合、転動面部に供給された遊技媒体が、転動面部の外周付近からその旋回半径を徐々に小さくさせながら円形に転動し、中心付近に設けられている複数の通過口の何れか一つに進入することとなり、特定通過口に遊技媒体が進入すると所定の特典が付与されることとなる。この際に、複数の通過口を同一の円周上に配置しても、各通過口が非円形状であるため、円形状に旋回転動している遊技媒体の旋回半径が徐々に小さくなると、やがて、複数の通過口の夫々の内接円に接する外接円よりも外側に位置している夫々の通過口の部位の何れかに接触し、速やかに遊技媒体が接触した通過口へ向かって進入(転落)することとなり、遊技媒体が通過口の縁でクルクルと旋回したり、遊技媒体が通過口に蹴られて別の通過口に進入してしまったり、することはない。従って、遊技機を叩いたり揺すったりして所望の通過口(特定通過口)へ侵入させようとしても、所望の通過口に接近する前に別の通過口に遊技媒体が接触すると、その通過口に進入してしまうため、不正行為の達成を阻止することができる。また、遊技媒体が通過口に接触すると、その通過口に進入し、遊技媒体が通過口により蹴られることはないため、通過口に対する遊技媒体の進入確率(受入確率)を安定させることができ、通過口への受入確率が同じ性能の遊技機を確実に提供することができる。また、上述したように、遊技媒体が特定通過口で蹴られることはなく、特定通過口に接触した遊技媒体を当該特定通過口に進入させることができるため、遊技者を残念な気分にさせてしまうことを回避させることができ、遊技者を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0019

更に、例えば、転動面部を所定方向へ低くなるように傾斜している平板状とすると共に、転動面部の下流端付近に少なくとも一つの通過口を設ける場合、転動面部を上流側から下流側へ向かって転動する遊技媒体が、通過口に進入する可能性がある。この際に、通過口を非円形状としているため、通過口の縁に遊技媒体が接触すると、速やかに遊技媒体が接触した通過口へ向かって進入(転落)することとなり、遊技媒体が通過口の縁でクルクルと旋回したり、遊技媒体が通過口に蹴られて別の通過口に進入してしまったり、することはない。従って、遊技機を叩いたり揺すったりして、所望のタイミングで遊技媒体を通過口へ侵入させようとしたり、所望の通過口へ遊技媒体を侵入させようとしたり、しても、通過口に遊技媒体が接触すると、その通過口に進入してしまうため、不正行為の達成を阻止することができる。また、遊技媒体が通過口に接触すると、その通過口に進入し、遊技媒体が通過口により蹴られることはないため、通過口に対する遊技媒体の進入確率(受入確率)を安定させることができ、通過口への受入確率が同じ性能の遊技機を確実に提供することができる。また、所定の特典が付与される特定通過口を含む複数の通過口を設けるようにすると、上述したように、遊技媒体が特定通過口で蹴られることはなく、特定通過口に接触した遊技媒体を当該特定通過口に進入させることができるため、遊技者を残念な気分にさせてしまうことを回避させることができ、遊技者を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0020

また、本構成によれば、上述したように、不正行為の達成を阻止することができるため、不正行為を実行しても無駄であると認識させることができ、不正行為に対する抑止力の高い遊技機を提供することができる。この際に、遊技機に振動センサを設けて、異常振動の検知により警報を発するようにしても良く、これにより、不正行為に対する抑止力をより高めることができる。

0021

また、上述したように、通過口の形状によって、遊技機を叩いたり揺すったりするような異常振動による不正行為の達成を阻止することができるため、異常振動を検知するための振動センサを省くことが可能となり、遊技機の制御にかかる負荷を軽減させることができる。

0022

ところで、特許文献1に記載されているように従来の遊技機では、転動面部としてのクルーンの貫通孔が円形状であるため、多くの遊技者が貫通孔(通過口)は円形状であると認識している。そして、本構成では、転動面部の通過口を非円形状としているため、従来の遊技機における貫通孔の形状に見慣れた遊技者に対して、これまでの遊技機では見たこともない形状の通過口により強いインパクトを与えることができ、遊技者の関心を転動面部の通過口へ強く引付けさせることができる。従って、遊技者に対して、通過口に遊技媒体が進入すると何か良いことがあるのではないかと強く思わせることができるため、転動面部に遊技媒体が供給されると、当該遊技媒体が所望の通過口に進入するか否かによって遊技者をハラハラ・ドキドキさせることができ、遊技者を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0023

なお、非円形状の通過口として、四角形(正方形)のような縁に直線部分や角部分を有するような形状とすることが望ましい。これにより、遊技媒体が通過口の縁に沿って周回しようとしても、角部分により確実に周回を阻止することができるため、遊技媒体を直ちに通過口へ進入させることができ、上述したような作用効果を確実に奏することが可能な遊技機を提供することができる。この場合、通過口の角部分の数が少ないほど、角部分が鋭角になるため、遊技媒体の周回を阻止し易くなる。一方、通過口の角部分の数が多いほど、通過口が円形状に近付くため、遊技媒体を通過させるための通過口の面積無用に大きくなることを抑制させることができる。このようなことから、通過口は、四角形状〜六角形状の範囲、更には、四角形状が望ましい。

0024

また、通過口を、その中心を通り互いに対向している二つの部位を結んだ最も長い対向線が、前後方向へ向くように設けるようにすることが望ましい。これにより、通過口における最も長い対向線の延出方向が、前後方向を向くように通過口を設けているため、通過口の周縁における左右方向へ直線状又は曲率の小さい曲線状に延出している部分を、無くしたり少なくしたりすることができる。つまり、通過口の周縁を構成している各辺の部分が、左右方向に対して交差する方向(斜め方向)へ延出するようにしている。このようなことから、通過口の縁(構成している辺)を斜め方向へ延出するようにしているため、通過口の縁(辺)が左右方向へ延出している場合と比較して、前後方向の異常振動による遊技媒体と通過口の縁(辺)との間の相対的な移動距離を短くすることができ、異常振動による影響を低減させることができる。従って、遊技媒体が通過口に進入する際に、遊技機を叩いたり揺すったりして異常振動を作用させても、当該異常振動による影響を低減させることができるため、遊技媒体を直ちに通過口へ進入させることができ、不正行為の達成を確実に阻止することができる。

0025

また、上記のように、通過口における最も長い対向線の延出方向を前後方向へ向けるようにすると、遊技機の前方に着座している遊技者から見た時に、通過口の形状をより判り易く見せることができる。従って、これまでの遊技機では見たこともない非円形状の通過口を有した転動面部を遊技者に見せることができるため、遊技者に強いインパクトを与えることができ、遊技者に対する訴求力の高い遊技機を提供することができると共に、遊技する遊技機として本遊技機を選択させ易くすることができ、本遊技機での遊技を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0026

更に、遊技機に、転動面部における外周縁から外方への遊技媒体の移動を抑制可能な移動抑制部を、更に備えるようにしても良い。これにより、移動抑制部によって遊技媒体の転動面部から外方への移動を抑制するようにしていることから、遊技媒体が移動抑制部を越えて転動面部の外周縁から外方へ移動することもある。つまり、移動抑制部を遊技媒体が乗越え可能な低い高さとしているため、遊技媒体が移動抑制部に接触している状態で、遊技機を叩いたり揺すったりして異常振動を作用させることで、移動抑制部によって遊技媒体の転動方向を通過口の方向へ変更させようとしても、移動抑制部が遊技媒体の下方へ潜り込むように相対移動することとなり、遊技媒体に対して通過口の方向へ力が作用することを可及的に低減させることができる。従って、不正な異常振動により遊技媒体の転動方向が通過口の方向へ向けられてしまうことを回避させることができ、通過口に遊技媒体が不正に侵入させられてしまう不正行為を防止することができる。

0027

また、上記のような移動抑制部を設ける場合、上述したように、遊技媒体が移動抑制部を越えて転動面部の外周縁から外方へ移動することもあることから、転動面部に供給された遊技媒体が、転動面部の外周縁から外方へ移動して脱落してしまうと通過口への進入の機会が得られなくなってしまうため、供給された遊技媒体が転動面部から脱落するか否かによって遊技者をハラハラ・ドキドキさせることができ、転動面部及び通過口による遊技媒体の動きをより楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0028

また、遊技機に、転動面部の外周縁から遊技媒体の半径よりも高く上方へ延出している周壁部を、更に備えるようにしても良い。これにより、転動面部の外周縁から上方へ延出している周壁部によって、転動面部から遊技媒体が外方へ脱落することを防止することができ、転動面部及び通過口による遊技媒体の動きを楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0029

また、上記のように、転動面部の外周縁に周壁部を設けると、外部から転動面部及び通過口へピアノ線のような不正工具を侵入させて不正行為を行おうとしても、周壁部により不正工具の侵入を阻止することができ、不正行為に対する抑止力をより高めることができる。

0030

更に、上記のように、移動抑制部を設けると共に、転動面部の外周縁に周壁部を設けるようにする場合、移動抑制部により、周壁部への遊技媒体の接触を抑制可能とすることが望ましい。これにより、転動面部の外周縁に周壁部を設けていても、移動抑制部により遊技媒体が周壁部に接触することを抑制することができるため、遊技機を叩いたり揺すったりした異常振動が周壁部を介して遊技媒体に作用することを回避させることができ、異常振動により遊技媒体の転動方向が通過口の方向へ向けられて、通過口へ不正に侵入させられてしまう不正行為を防止することができる。

0031

また、転動面部の外周付近に遊技媒体が供給されるようにすることが望ましい。これにより、遊技媒体が転動面部に供給されてから通過口に進入するまでの転動距離を、長くし易くすることが可能となるため、転動面部を転動する遊技媒体の動きを、より長い時間、遊技者に楽しませることができ、遊技者の遊技に対する興趣の低下を抑制させることができる。

0032

また、上記のように、転動面部の外周付近に遊技媒体を供給すると、上述したように、転動面部における遊技媒体の転動時間を長くすることが可能となるため、例えば、転動面部での転動時間により通過口よりも下流側での遊技媒体の流通タイミングを、可動装飾体演出表示装置等の演出装置による所定の演出を実行する実行タイミングと、合せ易くすることができる。従って、遊技媒体の流通と演出装置とによる合同演出の演出効果を充分に発揮させることができ、遊技者を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0033

手段2:手段1の構成において、
「前記通過口は、
中心を通り互いに対向している二つの部位を結んだ最も長い対向線を、前後方向へ向けて設けられている」ものであることを特徴とする。

0034

ここで、通過口の中心を通り互いに対向している二つの部位を結んだ最も長い「対向線」としては、「通過口が楕円形状の場合は、長軸線」、「通過口が奇数頂点を有する多角形状の場合は、一つの辺の垂直二等分線」、「通過口が偶数の頂点を有する多角形状の場合は、対角線」、「通過口がハート形状、クローバ形状、スペード形状のような場合は、線対称となる対称軸線」、等が挙げられる。

0035

ところで、遊技ホールの島設備に遊技機を設置している状態では、島設備から遊技機の前面が露出している状態となっているため、遊技機の前方の遊技者側からは、遊技機に対して左右方向や上下方向よりも後方(前後方向)へ力を作用させ易くなっている。従って、遊技機を叩いたり揺すったりする不正な異常振動は、主に前後方向に作用する振動である。そして、例えば、転動面部の通過口を四角形状のような縁に直線部分を有し、その直線部分が左右方向へ延びるように設ける場合、遊技媒体が通過口の左右方向へ延びている直線部分から進入しようとする時に、遊技者側(前方)から振動を作用させると、通過口への侵入を遅らせたり早めたりすることが可能となる恐れがある。

0036

手段2の構成によると、通過口を、その中心を通り互いに対向している二つの部位を結んだ最も長い対向線が、前後方向へ向くように設けるようにしたものである。([発明を実施するための形態]では、クルーン2530の通過口2532に関する記載を参照)

0037

これにより、通過口における最も長い対向線の延出方向が、前後方向を向くように通過口を設けているため、通過口の周縁における左右方向へ直線状又は曲率の小さい曲線状に延出している部分を、無くしたり少なくしたりすることができる。つまり、通過口の周縁を構成している各辺の部分が、左右方向に対して交差する方向(斜め方向)へ延出するようにしている。このようなことから、通過口の縁(構成している辺)を斜め方向へ延出するようにしているため、通過口の縁(辺)が左右方向へ延出している場合と比較して、前後方向の異常振動による遊技媒体と通過口の縁(辺)との間の相対的な移動距離を短くすることができ、異常振動による影響を低減させることができる。従って、遊技媒体が通過口に進入する際に、遊技機を叩いたり揺すったりして異常振動を作用させても、当該異常振動による影響を低減させることができるため、遊技媒体を直ちに通過口へ進入させることができ、不正行為の達成を確実に阻止することができる。

0038

また、通過口における最も長い対向線の延出方向を前後方向へ向けているため、遊技機の前方に着座している遊技者から見た時に、通過口の形状をより判り易く見せることができる。従って、これまでの遊技機では見たこともない非円形状の通過口を有した転動面部を遊技者に見せることができるため、遊技者に強いインパクトを与えることができ、遊技者に対する訴求力の高い遊技機を提供することができると共に、遊技する遊技機として本遊技機を選択させ易くすることができ、本遊技機での遊技を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0039

手段3:手段1又は手段2の構成において、
「前記転動面部における外周縁から外方への遊技媒体の移動を抑制可能な移動抑制部を、
更に具備している」ものであることを特徴とする。

0040

ここで、「移動抑制部」としては、「転動面部の一般面に対して、外周縁へ向かうほど高くなるように傾斜角度を異ならせた部位(外周傾斜部)」、「転動面部から遊技媒体が乗越え可能な高さで突出している突条部」、「転動面部において外周側が高くなるように段状に形成されている段部」、「転動面部において外周側が高くなるように凹んでいる溝部」、等が挙げられる。

0041

手段3の構成によると、遊技機に、転動面部における外周縁から外方への遊技媒体の移動を抑制可能な移動抑制部を、更に備えるようにしたものである。([発明を実施するための形態]では、クルーン2530の転動面部2531に関する記載を参照)

0042

これにより、移動抑制部によって遊技媒体の転動面部から外方への移動を抑制するようにしていることから、遊技媒体が移動抑制部を越えて転動面部の外周縁から外方へ移動することもある。つまり、移動抑制部を遊技媒体が乗越え可能な低い高さとしているため、遊技媒体が移動抑制部に接触している状態で、遊技機を叩いたり揺すったりして異常振動を作用させることで、移動抑制部によって遊技媒体の転動方向を通過口の方向へ変更させようとしても、移動抑制部が遊技媒体の下方へ潜り込むように相対移動することとなり、遊技媒体に対して通過口の方向へ力が作用することを可及的に低減させることができる。従って、不正な異常振動により遊技媒体の転動方向が通過口の方向へ向けられてしまうことを回避させることができ、通過口に遊技媒体が不正に侵入させられてしまう不正行為を防止することができる。

0043

また、上述したように、遊技媒体が移動抑制部を越えて転動面部の外周縁から外方へ移動することもあることから、転動面部に供給された遊技媒体が、転動面部の外周縁から外方へ移動して脱落してしまうと通過口への進入の機会が得られなくなってしまうため、供給された遊技媒体が転動面部から脱落するか否かによって遊技者をハラハラ・ドキドキさせることができ、転動面部及び通過口による遊技媒体の動きをより楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0044

なお、転動面部から脱落した遊技媒体を、再び転動面部へ戻せるようにしても良い。これにより、転動面部から遊技媒体が脱落しても再び通過口への進入の機会が得られることとなるため、遊技者をガッカリさせることなく楽しませることができ、て遊技者の遊技に対する興趣の低下を抑制させることができる。

0045

手段4:手段1から手段3までの何れか一つの構成において、
「前記転動面部の外周縁から遊技媒体の半径よりも高く上方へ延出している周壁部を、
更に具備している」ものであることを特徴とする。

0046

手段4の構成によると、遊技機に、転動面部の外周縁から遊技媒体の半径よりも高く上方へ延出している周壁部を、更に備えるようにしたものである。([発明を実施するための形態]では、周壁部2533に関する記載を参照)

0047

これにより、転動面部の外周縁から上方へ延出している周壁部によって、転動面部から遊技媒体が外方へ脱落することを防止することができ、転動面部及び通過口による遊技媒体の動きを楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0048

また、転動面部の外周縁に周壁部を設けているため、外部から転動面部及び通過口へピアノ線のような不正工具を侵入させて不正行為を行おうとしても、周壁部により不正工具の侵入を阻止することができ、不正行為に対する抑止力をより高めることができる。

0049

手段5:手段4の構成において、
「前記移動抑制部は、
前記周壁部への遊技媒体の接触を抑制可能としている」ものであることを特徴とする。

0050

ところで、転動面部の外周縁に遊技媒体の半径よりも高い周壁部を設ける場合、遊技媒体が周壁部に接触している時に、遊技機を叩いたり揺すったりして異常振動を作用させると、当該異常振動により周壁部も異常振動するため、周壁部を介して遊技媒体に、異常振動の振動方向へ力が作用することとなり、遊技媒体の転動方向が通過口の方向へ向けられて、遊技媒体が通過口へ不正に侵入させられてしまう恐れがある。

0051

手段5の構成によると、移動抑制部により、周壁部への遊技媒体の接触を抑制可能とするようにしたものである。([発明を実施するための形態]では、転動面部2531における周縁面部2531bに関する記載を参照)

0052

これにより、転動面部の外周縁に周壁部を設けていても、移動抑制部により遊技媒体が周壁部に接触することを抑制することができるため、遊技機を叩いたり揺すったりした異常振動が周壁部を介して遊技媒体に作用することを回避させることができ、異常振動により遊技媒体の転動方向が通過口の方向へ向けられて、通過口へ不正に侵入させられてしまう不正行為を防止することができる。

0053

手段6:手段1から手段5までの何れか一つの構成において、
「前記転動面部は、
外周付近に遊技媒体が供給される」ものであることを特徴とする。

0054

手段6の構成によると、転動面部の外周付近に遊技媒体が供給されるようにしたものである。([発明を実施するための形態]では、クルーン2530に関する記載を参照)

0055

これにより、遊技媒体が転動面部に供給されてから通過口に進入するまでの転動距離を、長くし易くすることが可能となるため、転動面部を転動する遊技媒体の動きを、より長い時間、遊技者に楽しませることができ、遊技者の遊技に対する興趣の低下を抑制させることができる。

0056

また、上述したように、転動面部における遊技媒体の転動時間を長くすることが可能となるため、例えば、転動面部での転動時間により通過口よりも下流側での遊技媒体の流通タイミングを、可動装飾体や演出表示装置等の演出装置による所定の演出を実行する実行タイミングと、合せ易くすることができる。従って、遊技媒体の流通と演出装置とによる合同演出の演出効果を充分に発揮させることができ、遊技者を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0057

手段7:遊技機において、
「遊技媒体が転動し、外周付近に遊技媒体が供給される転動面部と、
該転動面部の外周縁から遊技媒体の半径よりも高く上方へ延出している周壁部と、
該周壁部への遊技媒体の接触を抑制可能としており前記転動面部に設けられている移動抑制部と、
前記転動面部を遊技媒体が通過可能な大きさで非円形状に貫通しており、中心を通り互いに対向している二つの部位を結んだ最も長い対向線を前後方向へ向けて設けられている通過口と
を具備している」ものであることを特徴とする。

0058

手段7の構成によると、遊技機に、遊技媒体が転動し外周付近に遊技媒体が供給される転動面部と、転動面部の外周縁から遊技媒体の半径よりも高く上方へ延出している周壁部と、周壁部への遊技媒体の接触を抑制可能としており転動面部に設けられている移動抑制部と、転動面部を遊技媒体が通過可能な大きさで非円形状に貫通しており、中心を通り互いに対向している二つの部位を結んだ最も長い対向線を前後方向へ向けて設けられている通過口と、を備えるようにしたものである。

0059

これにより、外周縁に遊技媒体の半径よりも高い周壁部が設けられている転動面部の外周付近に供給された遊技媒体は、移動抑制部により周壁部への接触を抑制されつつ転動面部上を転動して通過口に進入することとなる。この際に、転動面部に設けられている通過口の形状を、中心を通り互いに対向している二つの部位を結んだ最も長い対向線が前後方向へ延出するように向けた非円形状としているため、遊技媒体が通過口の縁でクルクルと旋回することを防止したり、遊技媒体が通過口に蹴られたりすることを抑制したり、することができ、遊技媒体を速やかに通過口へ進入させることができる。従って、遊技媒体が所望のタイミングで通過口に侵入するように、遊技機を叩いたり揺すったりして、遊技媒体が通過口に侵入するタイミングをコントロールしようとしても、そのタイミングを計っている間に遊技媒体が通過口に進入することとなるため、不正行為の達成を阻止することができ、不正行為による遊技ホール側の負担を軽減させることができる。

0060

また、通過口を非円形状としていることから、遊技媒体が通過口に蹴られて別の通過口に進入してしまうことを抑制(又は防止)することができるため、通過口に対する遊技媒体の進入確率(受入確率)を安定させることができ、通過口への受入確率が同じ性能の遊技機を確実に提供することができる。

0061

具体的には、例えば、転動面部を中心が低い皿状とすると共に、転動面部の中心に一つの通過口を設ける場合、転動面部の外周付近に供給された遊技媒体が、移動抑制部により周壁部への接触を抑制されつつ転動面部の外周付近からその旋回半径を徐々に小さくさせながら円形に転動し、中心の通過口に進入することとなる。この際に、遊技媒体が旋回を開始すると移動抑制部により周壁部と接触しないように転動することとなるため、遊技機を叩いたり揺すったりした異常振動が周壁部を介して遊技媒体に作用することを回避させることができ、異常振動により遊技媒体の転動方向が通過口の方向へ向けられて、通過口へ不正に侵入させられてしまう不正行為を防止することができる。また、遊技媒体が円形状に転動しているのに対して、通過口が非円形状としているため、遊技媒体の旋回半径が徐々に小さくなると、やがて通過口における内接円よりも外側の部位に接触し、速やかに遊技媒体が通過口へ向かって進入(転落)することとなり、遊技媒体が通過口の縁でクルクルと旋回することはない。従って、遊技媒体が所望のタイミングで通過口に侵入するように、遊技機を叩いたり揺すったりして、遊技媒体が通過口に侵入するタイミングをコントロールしようとしても、そのタイミングを計っている間に遊技媒体が通過口に進入することとなるため、不正行為の達成を阻止することができ、不正行為による遊技ホール側の負担を軽減させることができる。

0062

また、例えば、転動面部を中心が低い皿状とすると共に、転動面部の中心付近に所定の特典が付与される特定通過口を含む複数の通過口を設ける場合、転動面部の外周付近に供給された遊技媒体が、移動抑制部により周壁部への接触を抑制されつつ転動面部の外周付近からその旋回半径を徐々に小さくさせながら円形に転動し、中心付近に設けられている複数の通過口の何れか一つに進入することとなり、特定通過口に遊技媒体が進入すると所定の特典が付与されることとなる。この際に、遊技媒体が旋回を開始すると移動抑制部により周壁部と接触しないように転動することとなるため、遊技機を叩いたり揺すったりした異常振動が周壁部を介して遊技媒体に作用することを回避させることができ、異常振動により遊技媒体の転動方向が通過口の方向へ向けられて、通過口へ不正に侵入させられてしまう不正行為を防止することができる。また、複数の通過口を同一の円周上に配置しても、各通過口が非円形状であるため、円形状に旋回転動している遊技媒体の旋回半径が徐々に小さくなると、やがて、複数の通過口の夫々の内接円に接する外接円よりも外側に位置している夫々の通過口の部位の何れかに接触し、速やかに遊技媒体が接触した通過口へ向かって進入(転落)することとなり、遊技媒体が通過口の縁でクルクルと旋回したり、遊技媒体が通過口に蹴られて別の通過口に進入してしまったり、することはない。従って、遊技機を叩いたり揺すったりして所望の通過口(特定通過口)へ侵入させようとしても、所望の通過口に接近する前に別の通過口に遊技媒体が接触すると、その通過口に進入してしまうため、不正行為の達成を阻止することができる。また、遊技媒体が通過口に接触すると、その通過口に進入し、遊技媒体が通過口により蹴られることはないため、通過口に対する遊技媒体の進入確率(受入確率)を安定させることができ、通過口への受入確率が同じ性能の遊技機を確実に提供することができる。また、上述したように、遊技媒体が特定通過口で蹴られることはなく、特定通過口に接触した遊技媒体を当該特定通過口に進入させることができるため、遊技者を残念な気分にさせてしまうことを回避させることができ、遊技者を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0063

更に、例えば、転動面部を所定方向へ低くなるように傾斜している平板状とすると共に、転動面部の下流端付近に少なくとも一つの通過口を設ける場合、移動抑制部により周壁部への接触を抑制されつつ、転動面部を上流側から下流側へ向かって転動する遊技媒体が、通過口に進入する可能性がある。この移動抑制部は、遊技媒体の周壁部への接触を抑制していることから、遊技媒体が移動抑制部を越えて周壁部に接触することがあるようにしており、移動抑制部を遊技媒体が乗越え可能な低い高さとしている。これにより、遊技媒体が移動抑制部に接触している状態で、遊技機を叩いたり揺すったりして異常振動を作用させることで、移動抑制部によって遊技媒体の転動方向を通過口の方向へ変更させようとしても、移動抑制部が遊技媒体の下方へ潜り込むように相対移動することとなり、遊技媒体に対して通過口の方向へ力が作用することを可及的に低減させることができ、通過口に遊技媒体が不正に侵入させられてしまう不正行為を防止することができる。そして、遊技媒体が通過口に進入しようとする際に、通過口を非円形状としているため、通過口の縁に遊技媒体が接触すると、速やかに遊技媒体が接触した通過口へ向かって進入(転落)することとなり、遊技媒体が通過口の縁でクルクルと旋回したり、遊技媒体が通過口に蹴られて別の通過口に進入してしまったり、することはない。従って、遊技機を叩いたり揺すったりして、所望のタイミングで遊技媒体を通過口へ侵入させようとしたり、所望の通過口へ遊技媒体を侵入させようとしたり、しても、通過口に遊技媒体が接触すると、その通過口に進入してしまうため、不正行為の達成を阻止することができる。また、遊技媒体が通過口に接触すると、その通過口に進入し、遊技媒体が通過口により蹴られることはないため、通過口に対する遊技媒体の進入確率(受入確率)を安定させることができ、通過口への受入確率が同じ性能の遊技機を確実に提供することができる。また、所定の特典が付与される特定通過口を含む複数の通過口を設けるようにすると、上述したように、遊技媒体が特定通過口で蹴られることはなく、特定通過口に接触した遊技媒体を当該特定通過口に進入させることができるため、遊技者を残念な気分にさせてしまうことを回避させることができ、遊技者を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0064

また、本構成によれば、上述したように、不正行為の達成を阻止することができるため、不正行為を実行しても無駄であると認識させることができ、不正行為に対する抑止力の高い遊技機を提供することができる。この際に、遊技機に振動センサを設けて、異常振動の検知により警報を発するようにしても良く、これにより、不正行為に対する抑止力をより高めることができる。

0065

また、上述したように、通過口の形状によって、遊技機を叩いたり揺すったりするような異常振動による不正行為の達成を阻止することができるため、異常振動を検知するための振動センサを省くことが可能となり、遊技機の制御にかかる負荷を軽減させることができる。

0066

更に、転動面部の通過口を非円形状としているため、以下のような優れた作用効果を奏することができる。詳述すると、特許文献1に記載されているように従来の遊技機では、転動面部としてのクルーンの貫通孔が円形状であるため、多くの遊技者が貫通孔(通過口)は円形状であると認識している。これに対して、本構成では、転動面部の通過口を非円形状としているため、従来の遊技機における貫通孔の形状に見慣れた遊技者に対して、これまでの遊技機では見たこともない形状の通過口により強いインパクトを与えることができ、遊技者の関心を転動面部の通過口へ強く引付けさせることができる。従って、遊技者に対して、通過口に遊技媒体が進入すると何か良いことがあるのではないかと強く思わせることができるため、転動面部に遊技媒体が供給されると、当該遊技媒体が所望の通過口に進入するか否かによって遊技者をハラハラ・ドキドキさせることができ、遊技者を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0067

また、非円形状の通過口における最も長い対向線の延出方向が、前後方向を向くように通過口を設けているため、通過口の周縁における左右方向へ直線状又は曲率の小さい曲線状に延出している部分を、無くしたり少なくしたりすることができる。つまり、通過口の周縁を構成している各辺の部分が、左右方向に対して交差する方向(斜め方向)へ延出するようにしている。このようなことから、通過口の縁(構成している辺)を斜め方向へ延出するようにしているため、通過口の縁(辺)が左右方向へ延出している場合と比較して、前後方向の異常振動による遊技媒体と通過口の縁(辺)との間の相対的な移動距離を短くすることができ、異常振動による影響を低減させることができる。従って、遊技媒体が通過口に進入する際に、遊技機を叩いたり揺すったりして異常振動を作用させても、当該異常振動による影響を低減させることができるため、遊技媒体を直ちに通過口へ進入させることができ、不正行為の達成を確実に阻止することができる。

0068

また、通過口における最も長い対向線の延出方向を前後方向へ向けるようにしているため、遊技機の前方に着座している遊技者から見た時に、通過口の形状をより判り易く見せることができる。従って、これまでの遊技機では見たこともない非円形状の通過口を有した転動面部を遊技者に見せることができるため、遊技者に強いインパクトを与えることができ、遊技者に対する訴求力の高い遊技機を提供することができると共に、遊技する遊技機として本遊技機を選択させ易くすることができ、本遊技機での遊技を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0069

更に、上述したように、移動抑制部を遊技媒体が乗越え可能な低い高さとしているため、遊技媒体が移動抑制部に接触している状態で、遊技機を叩いたり揺すったりして異常振動を作用させることで、移動抑制部によって遊技媒体の転動方向を通過口の方向へ変更させようとしても、移動抑制部が遊技媒体の下方へ潜り込むように相対移動することとなり、遊技媒体に対して通過口の方向へ力が作用することを可及的に低減させることができる。従って、不正な異常振動により遊技媒体の転動方向が通過口の方向へ向けられてしまうことを回避させることができ、通過口に遊技媒体が不正に侵入させられてしまう不正行為を防止することができる。

0070

また、転動面部の外周縁から遊技媒体の半径よりも高く上方へ延出している周壁部を設けているため、周壁部によって転動面部から遊技媒体が外方へ脱落することを防止することができ、転動面部及び通過口による遊技媒体の動きを楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0071

また、転動面部の外周縁に周壁部を設けているため、外部から転動面部及び通過口へピアノ線のような不正工具を侵入させて不正行為を行おうとしても、周壁部により不正工具の侵入を阻止することができ、不正行為に対する抑止力をより高めることができる。

0072

更に、転動面部の外周縁に周壁部を設けていても、移動抑制部により遊技媒体が周壁部に接触することを抑制することができるため、遊技機を叩いたり揺すったりした異常振動が周壁部を介して遊技媒体に作用することを回避させることができ、異常振動により遊技媒体の転動方向が通過口の方向へ向けられて、通過口へ不正に侵入させられてしまう不正行為を防止することができる。

0073

また、転動面部の外周付近に遊技媒体が供給されるようにしていることから、遊技媒体が転動面部に供給されてから通過口に進入するまでの転動距離を、長くし易くすることが可能となるため、転動面部を転動する遊技媒体の動きを、より長い時間、遊技者に楽しませることができ、遊技者の遊技に対する興趣の低下を抑制させることができる。

0074

また、転動面部の外周付近に遊技媒体を供給するようにしており、上述したように、転動面部における遊技媒体の転動時間を長くすることが可能となるため、例えば、転動面部での転動時間により通過口よりも下流側での遊技媒体の流通タイミングを、可動装飾体や演出表示装置等の演出装置による所定の演出を実行する実行タイミングと、合せ易くすることができる。従って、遊技媒体の流通と演出装置とによる合同演出の演出効果を充分に発揮させることができ、遊技者を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0075

更に、通過口を非円形状としていることから、通過口を四角形(正方形)のような縁に直線部分や角部分を有するような形状とすることが可能となる。これにより、遊技媒体が通過口の縁に沿って周回しようとしても、角部分により確実に周回を阻止することができるため、遊技媒体を直ちに通過口へ進入させることができ、上述したような作用効果を確実に奏することが可能な遊技機を提供することができる。なお、通過口の角部分の数が少ないほど、角部分が鋭角になるため、遊技媒体の周回を阻止し易くなる。一方、通過口の角部分の数が多いほど、通過口が円形状に近付くため、遊技媒体を通過させるための通過口の面積が無用に大きくなることを抑制させることができる。このようなことから、通過口は、四角形状〜六角形状の範囲、更には、四角形状が望ましい。

0076

手段8:手段1から手段7までの何れか一つの構成において、
前記遊技機は、
遊技媒体による遊技が行われる遊技領域と、
該遊技領域内に遊技媒体を受入可能に複数設けられており、遊技媒体の受入れに応じて払出装置から所定数の遊技媒体が払出される受入口と
を備えたパチンコ機であることを特徴とする。

0077

ここで、「受入口」としては、「遊技領域内において常時開口している一般入賞口」、「遊技領域内において常時開口しており、遊技媒体の受入れにより遊技者が有利となる有利遊技状態を発生させるか否かの特別抽選が行われる始動入賞口(始動口)」、「遊技領域内における特定の受入口(チャッカー)に遊技媒体が受入れられることで、遊技領域内において、遊技媒体の受入れが可能となる可変入賞口(可変始動口、役物入賞口、等)」、「遊技領域内における特定領域(ゲート、スルーチャッカー、等)を遊技媒体が通過することで抽選される普通図柄の抽選結果に応じて、遊技媒体の受入れが可能となる可変入賞口(可変始動口、役物入賞口、等)」、「遊技領域内における特定領域(例えば、ゲート、チャッカー、等)を遊技媒体が通過することで抽選される普通図柄の抽選結果に応じて、遊技媒体の受入れが可能となり、遊技媒体の受入れにより遊技者が有利となる有利遊技状態を発生させるか否かの特別抽選が行われる可変始動入賞口(可変始動口)」、「役物入賞口に受入れられた遊技媒体が振分手段により振分けられて受入れられると、遊技者が有利となる有利遊技状態を発生させるV入賞口」、「遊技者が有利となる有利遊技状態として、所定のパターンで開閉して遊技媒体の受入れが可能となる大入賞口や役物入賞口」、等が挙げられる。

0078

また、「パチンコ機」としては、「始動口への遊技媒体の受入れにより遊技者が有利となる有利遊技状態を発生させるための特別抽選を行う抽選手段と、抽選手段により抽選された特別図柄の抽選結果に応じて特別図柄を変動表示させた後に停止表示させて、停止表示された特別図柄の組合せにより抽選された特別図柄の抽選結果を表示する特別抽選結果表示手段と、特別抽選結果表示手段において有利遊技状態を発生させる特別図柄の抽選結果が表示されると大入賞口を所定のパターンで開閉させて有利遊技状態を発生させる有利遊技状態発生手段と、を備えたもの(所謂、デジパチ機)」、「役物入賞口に受入れられた遊技媒体を振分ける振分手段と、振分手段により振分けられた遊技媒体がV入賞口に受入れられると役物入賞口を所定のパターンで開閉させて遊技者が有利となる有利遊技状態を発生させる有利遊技状態発生手段と、を備えたもの(所謂、ハネモノ機)」、「大入賞口と役物入賞口を有し、始動口への遊技媒体の受入れにより抽選された特別図柄の抽選結果に応じて大入賞口又は役物入賞口を所定のパターンで開閉させ、役物入賞口に受入れられた遊技媒体がV入賞口に振分けられると役物入賞口又は大入賞口を所定のパターンで開閉させて遊技者が有利となる有利遊技状態を発生させる有利遊技状態発生手段を備えたもの(所謂、複合機)」、等が挙げられる。

0079

手段8の構成によると、遊技機を、遊技媒体による遊技が行われる遊技領域と、遊技領域内に遊技媒体を受入可能に複数設けられており、遊技媒体の受入れに応じて払出装置から所定数の遊技媒体が払出される受入口と、を備えたパチンコ機としたものである。これにより、パチンコ機において、上述した手段の何れかの作用効果を奏することができる。

発明の効果

0080

このように、本発明によれば、振動による不正行為の達成を阻止することが可能な遊技機を提供することができる。

図面の簡単な説明

0081

本発明の一実施形態であるパチンコ機の正面図である。
パチンコ機の右側面図である。
パチンコ機の左側面図である。
パチンコ機の背面図である。
パチンコ機を右前から見た斜視図である。
パチンコ機を左前から見た斜視図である。
パチンコ機を後ろから見た斜視図である。
演出操作ユニット押圧操作部が上昇位置の時のパチンコ機の正面図である。
演出操作ユニットの押圧操作部が上昇位置の時のパチンコ機を右前から見た斜視図である。
体枠から扉枠開放させると共に、外枠から本体枠を開放させた状態で前から見たパチンコ機の斜視図である。
パチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して前から見た分解斜視図である。
パチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して後ろから見た分解斜視図である。
パチンコ機における外枠の正面図である。
外枠の背面図である。
外枠の右側面図である。
外枠を前から見た斜視図である。
外枠を後ろから見た斜視図である。
外枠を主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
外枠の外枠左組立体及び外枠右組立体を夫々分解して前から見た分解斜視図である。
外枠の外枠下組立体を分解して前から見た分解斜視図である。
(a)は外枠の外枠上ヒンジ組立体を分解して前上から見た分解斜視図であり、(b)は(a)を前下から見た分解斜視図である。
パチンコ機における扉枠の正面図である。
扉枠の背面図である。
扉枠の左側面図である。
扉枠の右側面図である。
扉枠を右前から見た斜視図である。
扉枠を左前から見た斜視図である。
扉枠を後ろから見た斜視図である。
扉枠を主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠を主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は扉枠の扉枠ベースユニットを前から見た斜視図であり、(b)は扉枠ベースユニットを後ろから見た斜視図である。
扉枠ベースユニットを主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠ベースユニットを主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は扉枠のシリンダ錠を前から見た斜視図であり、(b)は(a)のシリンダ錠を後ろ前から見た斜視図であり、(c)は従来のパチンコ機におけるシリンダ錠を前から見た斜視図であり、(d)は(a)のシリンダ錠を後ろから見た斜視図である。
(a)は図34(a)のシリンダ錠を分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は図34(a)のシリンダ錠を分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は図34(a)のシリンダ錠の可動機構を正面から示す説明図であり、(b)は(a)の状態から反時計回りの方向へ90度回転させた状態で示すシリンダ錠の説明図であり、(c)は(a)の状態から時計回りの方向へ90度回転させた状態で示すシリンダ錠の説明図である。
(a)は扉枠ベースユニットの球送給ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は球送給ユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は球送給ユニットを分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は球送給ユニットの後ケースと不正防止部材を外して後から見た分解斜視図である。
(a)は扉枠ベースユニットのファールカバーユニットを前から見た斜視図であり、(b)はファールカバーユニットを後ろから見た斜視図である。
蓋部材を外した状態のファールカバーユニットの正面図である。
(a)は扉枠におけるハンドルユニット及びハンドルカバーユニットの部位を示す拡大正面図であり、(b)は扉枠におけるハンドルユニット及びハンドルカバーユニットの部位を示す拡大斜視図である。
ハンドルカバーユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
ハンドルカバーユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
ハンドルユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
ハンドルユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
図41(a)におけるイ−イ線で切断した断面図である。
図1におけるア−ア線で切断した断面図である。
扉枠の皿ユニットを見た斜視図である。
皿ユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は扉枠において下皿球供給口の部位で水平に切断して要部を示す断面図であり、(b)は従来の扉枠において(a)と同じ部位を切断して要部を示す断面図であり、(c)は本実施例品と従来品における下皿での遊技球の貯留数を比較した表である。
扉枠の皿ユニットにおける球貸操作ユニットの部位を拡大して示す平面図である。
(a)は演出操作ボタンを上方へ向けた状態で演出操作ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は(a)の演出操作ユニットを後ろから見た斜視図である。
演出操作ユニットを主な部材毎に分解して前上から見た分解斜視図である。
演出操作ユニットを主な部材毎に分解して前下から見た分解斜視図である。
(a)は演出操作部ユニット下降位置で昇降バネ保持部材が上方へ移動端の位置の状態の演出操作ユニットの断面図であり、(b)は(a)の状態から演出操作部ユニットが上昇位置へ移動した状態の演出操作ユニットの断面図である。
演出操作部ユニットが下降位置で昇降バネ下保持部材が下方へ移動端の位置の状態の演出操作ユニットの断面図である。
演出操作ユニットを押圧操作部の押圧方向から見た平面図において演出操作部外装飾基板、ボタン外装基板、及びボタン内装飾基板の位置関係を示す説明図である。
(a)は通常の状態で示す皿ユニットの正面図であり、(b)は演出操作部ユニットが上昇位置の時の皿ユニットの正面図である。
演出操作ユニットの演出操作部ユニットにおいて接触検知体を複数設けた例を示す演出操作部ユニットの平面図である。
(a)は一つの接触検知センサ本体に複数の接触検知体を接続した例を模式的に示す説明図であり、(b)は(a)において接触検知センサ本体と複数の接触検知体との間に切換部を設けた例を模式的に示す説明図であり、(c)は皿ユニットの皿左装飾ユニット、皿右装飾ユニット、及び演出操作ユニット等を前後方向へ進退可能とし演出操作ユニット等の前側と後側に接触検知体を設けた例を示す説明図である。
(a)は装飾性を有した接触検知体の一例を示す説明図であり、(b)は演出操作ユニットの別の実施形態を模式的に示す説明図である。
(a)は扉枠の扉枠左サイドユニットの正面図であり、(b)は扉枠左サイドユニットを前から見た斜視図であり、(c)は扉枠左サイドユニットを後ろから見た斜視図である。
扉枠左サイドユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠左サイドユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
図62(a)においてウ−ウ線で切断した断面図である。
(a)は扉枠の扉枠右サイドユニットの正面図であり、(b)は扉枠右サイドユニットの右側面図であり、(c)は扉枠右サイドユニットを前から見た斜視図であり、(d)は扉枠右サイドユニットを後ろから見た斜視図である。
扉枠右サイドユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠右サイドユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
図66(a)においてエ−エ線で切断した断面図である。
図66(a)においてオ−オ線で切断した断面図である。
(a)は扉枠において2色成形外側層を不透明にした状態で示す扉枠右サイドユニットの右側面図であり、(b)は(a)において内側層をそのままにして外側層を透明にした状態で示す扉枠右サイドユニットの右側面図である。
扉枠の各装飾基板を示す正面図である。
扉枠の演出操作ユニットの部位の装飾基板を示す平面図である。
扉枠の扉窓の周囲に設けられている各装飾基板を示す背面図である。
パチンコ機における本体枠の正面図である。
パチンコ機における本体枠の背面図である。
本体枠を右前から見た斜視図である。
本体枠を左前から見た斜視図である。
本体枠を後ろから見た斜視図である。
本体枠を主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
本体枠を主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は本体枠における正面左下隅を示す拡大斜視図であり、(b)は本体枠に対して扉枠を開いた時の本体枠の正面左下隅を示す拡大斜視図である。
本体枠に対する扉枠の開閉時における本体枠の接続ケーブル案内部材の動作を示す説明図である。
(a)は本体枠における球発射装置を前から見た斜視図であり、(b)は球発射装置を後ろから見た斜視図である。
(a)は本体枠の払出ベースユニットを前から見た斜視図であり、(b)は払出ベースユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は本体枠における払出ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は払出ユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は払出ユニットを主な構成毎に分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は払出ユニットを主な構成毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
払出ユニットの払出装置を払出羽根の前後方向中央で切断した背面断面図である。
(a)は球抜可動片開状態の時に払出装置を払出羽根の前後方向中央で切断した背面断面図であり、(b)は(a)におけるA−A線で切断した断面図である。
扉枠のファールカバーユニットと下部満タン球経路ユニットとの関係を示す説明図である。
本体枠における遊技球の流れを示す説明図である。
(a)は本体枠の基板ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は基板ユニットを後ろから見た斜視図である。
基板ユニットを後ろ下から見た斜視図である。
基板ユニットを主な構成毎に分解して前から見た分解斜視図である。
基板ユニットを主な構成毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
左右方向中央で切断したパチンコ機の下部を示す拡大側面断面図である。
(a)は本体枠の施錠ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は施錠ユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は本体枠の平面図であり、(b)は(a)におけるB−B線で切断した断面図である。
本体枠を後ろから見た斜視図において上部を拡大して示す拡大図である。
(a)は球タンクタンクレール等を組立てた状態で前上から見た斜視図であり、(b)は(a)を前下から見た斜視図である。
図100(a)を分解して前から見た分解斜視図である。
本体枠上部における球タンクから溢れた遊技球が流通する領域を示す説明図である。
本体枠上部における球タンクから溢れた遊技球の流れを示す説明図である。
本体枠上部における迂回通路への遊技球の流れを示す説明図である。
本体枠をヒンジ側の後ろから見た斜視図においてタンクレール付近を拡大して示す拡大図である。
第二の実施形態のタンクレール等を備えたパチンコ機を後ろから見てタンクレールの部位を拡大して示す斜視図である。
(a)は図106のタンクレール等を球タンクと共に組立てた状態で示す平面図であり、(b)は(a)のタンクレール等を前から見た斜視図であり、(c)は(a)のタンクレール等を後ろから見た斜視図である。
(a)は図107のタンクレール等を分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は図107のタンクレール等を分解して後ろから見た分解斜視図である。
図107(a)においてカ−カ線で切断したタンクレール等の断面図である。
図107のタンクレール内での遊技球の流れを断面で示す説明図である。
第三実施形態のタンクレール等を備えた本体枠を右後ろから見てタンクレールの部位を拡大して示す斜視図である。
第三実施形態のタンクレール等を備えた本体枠を左後ろから見てタンクレールの部位を拡大して示す斜視図である。
(a)は外部端子板の部位を拡大して示す本体枠の背面図であり、(b)は上部を拡大して示す本体枠の左側面図である。
(a)は図113(b)においてD−D線で切断した断面図であり、(b)は図113(a)においてC−C線で切断した断面図である。
図114(b)においてタンクレール付近を拡大して示す説明図である。
(a)は第三実施形態のタンクレール等を前から見た斜視図であり、(b)は(a)のタンクレール等を右上後ろから見た斜視図であり、(c)は(a)のタンクレール等を右下後ろから見た斜視図である。
図116のタンクレール等を分解して前から見た分解斜視図である。
図116のタンクレール等を分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は別の実施形態の基板ユニットの正面図であり、(b)は(a)の基板ユニットを右前から見た斜視図であり、(c)は(a)の基板ユニットを左前から見た斜視図である。
(a)は図119(a)の基板ユニットを右上後ろから見た斜視図であり、(b)は図119(a)の基板ユニットを右下後ろから見た斜視図である。
図119(a)の基板ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
図119(a)の基板ユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は図119(a)におけるキ−キ線で切断した断面図であり、(b)は(a)におけるク−ク線で切断した断面図であり、(c)は(a)におけるケ−ケ線で切断した断面図である。
図119(a)の基板ユニットを備えたパチンコ機において扉枠よりも後側の部位を示す底面図である。
アウト球通路アウト球排出口誘導片を設けた例を示す説明図である。
(a)はアウトセンサ着脱可能とした例を示す説明図であり、(b)は(a)においてアウトセンサを取外した状態を示す説明図である。
(a)は電源ユニット払出制御ユニット、及びインターフェイスユニットを省略して示す第三実施形態の基板ユニットを右前から見た斜視図であり、(b)は(a)の基板ユニットを左前から見た斜視図である。
(a)は図127の基板ユニットを右上後ろから見た斜視図であり、(b)は(a)の基板ユニットを右下後ろから見た斜視図である。
(a)は図127の基板ユニットの平面図であり、(b)は(a)におけるコ−コ線で切断した断面図であり、(c)は(a)におけるサ−サ線で切断した断面図である。
図129(a)におけるシ−シ線で切断した断面図である。
図127の基板ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
図127の基板ユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は図127の基板ユニットの球経路部材を前から見た斜視図であり、(b)は図127の基板ユニットの球経路部材を後ろから見た斜視図である。
図127の基板ユニットにおける球詰りの解消を示す説明図である。
図127の基板ユニットにおける線状の不正工具の侵入の阻止を示す説明図である。
図127の基板ユニットにおけるゴミ落としを示す説明図である。
パチンコ機においてセンター役物等を不透明にした遊技盤の正面図である。
図137の遊技盤を右前から見た斜視図である。
図137の遊技盤を左前から見た斜視図である。
図137の遊技盤を後ろから見た斜視図である。
遊技パネルの面と平行に表ユニットを切断して遊技球が流通する遊技領域内を示す遊技盤の正面図である。
遊技盤を主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
遊技盤を主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
図137におけるス−ス線で切断した断面図である。
図137におけるセ−セ線で切断した断面図である。
遊技盤の正面から後面セルセル固定片の位置を示す説明図である。
(a)は前構成部材及び遊技パネルから後面セルとセル固定片とを分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は前構成部材及び遊技パネルから後面セルとセル固定片とを分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)はセル固定片の四面図であり、(b)はセル固定片を前から見た斜視図であり、(c)はセル固定片を後ろから見た斜視図である。
(a)はセンター役物のセンター振分ユニットにおけるクルーンを前から見た斜視図であり、(b)は(a)のクルーンの平面図であり、(c)は(b)におけるソ−ソ線で切断した断面図である。
(a)は遊技盤のセンター役物におけるセンター振分ユニットの部位を部分的に斜視図で示す説明図であり、(b)は遊技盤のセンター役物におけるセンター振分ユニットの部位を部分的に平面図で示す説明図である。
(a)は図149とは異なる実施形態のクルーンを示す説明図であり、(b)は更に異なる実施形態のクルーンを示す説明図であり、(c)は更に異なる実施形態の振分ユニットを示す説明図である。
(a)はセンター役物のアタッカユニットの一部を分解して前から見た分解斜視図であり、(b)はアタッカユニットの一部を分解して後ろから見た分解斜視図である。
センター役物のアタッカユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
センター役物のアタッカユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)はアタッカユニットにおける第二始動口開閉ユニット、第一大入賞口開閉ユニット、第二大入賞口開閉ユニット、V振分ユニットを前から見た斜視図であり、(b)はアタッカユニットにおける第二始動口開閉ユニット、第一大入賞口開閉ユニット、第二大入賞口開閉ユニット、V振分ユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)はセンター役物のアタッカユニットにおける第二始動口開閉ユニットを分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は第二始動口開閉ユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は第二始動口を閉鎖している時の第二始動口開閉ユニットの斜視図であり、(b)は第二始動口を開放している時の第二始動口開閉ユニットの斜視図であり、(c)は第二始動口を閉鎖している時の第二始動口開閉ユニットの各構成の状態を示す説明図であり、(d)は第二始動口を開放している時の第二始動口開閉ユニットの各構成の状態を示す説明図である。
(a)はセンター役物のアタッカユニットにおける第一大入賞口開閉ユニットを分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は第一大入賞口開閉ユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は第一大入賞口を閉鎖している時の第一大入賞口開閉ユニットの各構成の状態を示す説明図であり、(b)は第一大入賞口を開放している時の第一大入賞口開閉ユニットの各構成の状態を示す説明図である。
(a)はセンター役物のアタッカユニットにおける第二大入賞口開閉ユニットを分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は第二大入賞口開閉ユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)はセンター役物のアタッカユニットにおけるV振分ユニットを分解して前から見た分解斜視図であり、(b)はV振分ユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)はV振分ユニット、V入賞口センサハズレ口センサ、及びセンター右下球経路の関係を示す斜視図であり、(b)は(a)を分解して示す分解斜視図である。
(a)は異なる実施形態の開閉ユニットの取付状態を示す斜視図であり、(b)は(a)を分解して示す分解斜視図である。
センター役物のアタッカユニットにおいて、アタッカ前板、第二始動口センサ、第二大入賞口センサ、V入賞口センサ、ハズレ口センサ、アタッカ台板、センター右下球通路、の関係を斜視図で示す説明図である。
(a)は異なる実施形態の扉体をセンター役物のアタッカユニットにおいて第一大入賞口開閉ユニットに適用して側面断面で示す説明図であり、(b)は(a)を平面図で示す説明図である。
(a)はセンター役物におけるアタッカユニット付近において配線を省略した状態で後方から見た斜視図であり、(b)は(a)において結束台座を分解して示す分解斜視図である。
センター役物における本体ユニットセンターベース及びアタッカユニットのアタッカ台板と結束台座との関係を示す説明図である。
結束台座の六面図である。
(a)は結束台座を上前から見た斜視図であり、(b)は結束台座を上後から見た斜視図であり、(c)は結束台座を下前から見た斜視図である。
(a)は複数の配線を結束バンドにより結束台座に束ねた状態でセンター役物の要部を拡大して示す斜視図であり、(b)は(a)において結束台座を分離させた状態で示す分解斜視図である。
(a)は図168の結束台座とは異なる実施形態の結束台座を示す斜視図であり、(b)は更に異なる実施形態の結束台座を示す斜視図である。
遊技盤の後面における配線係止部の使用状態を斜視図で示す説明図である。
遊技盤の裏ユニット演出ユニット及び取付サポータ及び裏箱に分解して前から見た分解斜視図である。
遊技盤の裏ユニットを演出ユニット及び取付サポータ及び裏箱に分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は裏ユニットにおける取付サポータの六面図であり、(b)は(a)の取付サポータを前から見た斜視図であり、(c)は(a)の取付サポータを後ろから見た斜視図である。
(a)は図175の取付サポータとは異なる実施形態の取付サポータを示す斜視図であり、(b)は(a)の取付サポータにおいて本体部の形状が異なる取付サポータの要部を斜視図で示す説明図であり、(c)は(a)の取付サポータとは異なる実施形態の取付サポータの要部を後ろから見た斜視図で示す説明図である。
(a)は図175の取付サポータとは異なる形態の取付サポータを左前から見た斜視図であり、(b)は(a)の取付サポータの正面図であり、(c)は(a)の取付サポータを右前から見た斜視図であり、(d)は(a)の取付サポータを後ろから見た斜視図である。
裏箱を透明にした状態で要部としての取付サポータの部位を拡大して示すと共に裏ユニットを後ろから見た斜視図である。
(a)は裏ユニットにおける図175の一つの取付サポータの部位を後ろから見た写真であり、(b)は裏ユニットにおける図177の取付サポータの部位を後ろから見た写真である。
遊技盤の裏ユニットを各ユニット毎に分解して前から見た分解斜視図である。
遊技盤の裏ユニットを各ユニット毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は裏ユニットにおける裏前左演出ユニットの正面図であり、(b)は裏前左演出ユニットを前から見た斜視図であり、(c)は裏前左演出ユニットを後ろから見た斜視図であり、(d)は(a)においてサ−サ線で切断した裏前左演出ユニットの断面図である。
裏ユニットにおける裏前左演出ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
裏ユニットにおける裏前左演出ユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
裏ユニットにおける裏後演出ユニットの正面図である。
(a)は裏後演出ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は裏後演出ユニットを後ろから見た斜視図である。
裏後演出ユニットにおいてユニットベース側と裏後上装飾体及び裏後下装飾体とを分解して前から示す分解斜視図である。
裏後演出ユニットにおいてユニットベース側と裏後上装飾体及び裏後下装飾体とを分解して後ろから示す分解斜視図である。
(a)は裏後演出ユニットにおける裏後上装飾体のロック機構を分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は裏後上装飾体のロック機構を分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は裏後上装飾体においてロック位置の状態のロック機構を斜視図で示す説明図であり、(b)は裏後上装飾体においてロック解除位置の状態のロック機構を斜視図で示す説明図である。
は裏後演出ユニットの裏後下装飾体を分解して前から見た分解斜視図である。
裏後演出ユニットの裏後下装飾体を分解して後ろから見た分解斜視図である。
裏後演出ユニットの裏後下装飾体の後面における配線の取回しを示す説明図である。
(a)は裏後下装飾体における第一回転装飾体を分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は裏後下装飾体における第一回転装飾体を分解して後ろから見た分解斜視図である。
裏後上装飾体を落下位置へ移動させた状態で示す裏後演出ユニットの正面図である。
裏後上装飾体及び裏後下装飾体を中央位置へ移動させた状態で示す裏後演出ユニットの正面図である。
(a)は演出表示装置の表示画面をブラックアウトさせた状態で示す遊技盤の正面図であり、(b)は演出表示装置の表示画面と裏ユニットにおける裏前左演出ユニットの裏前左裏装シートとの関係を模式的に示す説明図である。
裏ユニットにおける裏右演出ユニットの裏右上装飾体、裏右中装飾体、及び裏右下装飾体を出現位置へ移動させた状態で示す遊技盤の正面図である。
裏ユニットにおける裏後左演出ユニットの裏後左装飾体を第一出現位置へ移動させた状態で示す遊技盤の正面図である。
裏ユニットにおける裏後左演出ユニットの裏後左装飾体を第二出現位置へ移動させた状態で示す遊技盤の正面図の正面図である。
裏ユニットにおける裏後演出ユニットの裏後上装飾体を退避位置から出現位置へ落下させた状態で示す遊技盤の正面図である。
裏ユニットにおける裏後演出ユニットの裏後上装飾体と裏後下装飾体とを中央位置へ移動させた状態で示す遊技盤の正面図である。
パチンコ機の制御構成を概略で示すブロック図である。
遊技盤における振動発報処理フローチャートである。
第二実施形態の扉枠の正面図である。
第二実施形態の扉枠の背面図である。
第二実施形態の扉枠を右前から見た斜視図である。
第二実施形態の扉枠を左前から見た斜視図である。
第二実施形態の扉枠を後ろから見た斜視図である。
(a)は第二実施形態の扉枠を扉枠トップアドユニットとその他とに分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は(a)を後ろから見た分解斜視図である。
(a)は扉枠トップアドユニットを分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は扉枠トップアドユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は第二実施形態の扉枠の上部の側面断面図であり、(b)は(a)において扉枠トップアドユニットとその他とに分解して示す分解側面断面図である。
(a)は第二実施形態の扉枠において扉枠右サイドユニットから右サイドパネル及び右サイド装飾シートを分解して後ろから見た要部の分解斜視図であり、(b)は右サイドパネルを左後ろから見た斜視図である。

実施例

0082

[1.パチンコ機の全体構造
本発明の一実施形態であるパチンコ機1について、図面を参照して詳細に説明する。まず、図1乃至図12を参照して本実施形態のパチンコ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の一実施形態であるパチンコ機の正面図である。図2はパチンコ機の右側面図であり、図3はパチンコ機の左側面図であり、図4はパチンコ機の背面図である。図5はパチンコ機を右前から見た斜視図であり、図6はパチンコ機を左前から見た斜視図であり、図7はパチンコ機を後ろから見た斜視図である。図8は演出操作ユニットの押圧操作部が上昇位置の時のパチンコ機の正面図であり、図9は演出操作ユニットの押圧操作部が上昇位置の時のパチンコ機を右前から見た斜視図である。また、図10は、本体枠から扉枠を開放させると共に、外枠から本体枠を開放させた状態で前から見たパチンコ機の斜視図である。図11はパチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して前から見た分解斜視図であり、図12はパチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して後ろから見た分解斜視図である。

0083

本実施形態のパチンコ機1は、遊技ホールの島設備(図示しない)に設置される枠状の外枠2と、外枠2の前面を開閉可能に閉鎖する扉枠3と、扉枠3を開閉可能に支持していると共に外枠2に開閉可能に取付けられている本体枠4と、本体枠4に前側から着脱可能に取付けられると共に扉枠3を通して遊技者側から視認可能とされ遊技者によって遊技球B(図89を参照)が打込まれる遊技領域5aを有した遊技盤5と、を備えている。

0084

外枠2は、正面視の形状が上下に延びた四角形の枠に形成されている。外枠2は、左右に離間しており上下に延びている外枠左組立体10及び外枠右組立体20と、外枠左組立体10及び外枠右組立体20の上端同士を連結している外枠上部材30と、外枠左組立体10及び外枠右組立体20の下端同士を連結している外枠下組立体40と、外枠上部材30の上面左端に取付けられている外枠上ヒンジ組立体50と、外枠左組立体10の右側面下部と外枠下組立体40の上面左端に取付けられている外枠下ヒンジ部材60と、を備えている。

0085

外枠2は、パチンコ機1が設置される遊技ホールの島設備に取付けられ、外枠上ヒンジ組立体50と外枠下ヒンジ部材60とによって、本体枠4の本体枠上ヒンジ部材510と本体枠下ヒンジ組立体520とを同軸上で回転可能に支持して、本体枠4を正面視左側を中心にして前方へ開閉可能に取付けるためのものである。

0086

また、扉枠3は、本体枠4を閉じた時に、外枠下組立体40が、本体枠4における基板ユニット620のスピーカユニット620aと協働して、本体枠スピーカ622のエンクロージャ624の一部を形成し、本体枠スピーカ622の後方へ出力されたサウンドを、位相反転させて前方へ放射することで、より重低音のサウンドを遊技者に聴かせることができるものである。

0087

扉枠3は、遊技球Bが打込まれる遊技盤5の遊技領域5aを前側から視認可能に閉鎖し、遊技領域5a内に打込むための遊技球Bを貯留すると共に、貯留している遊技球Bを遊技領域5a内へ打込むために遊技者が操作するハンドル195を備えているものである。また、扉枠3は、パチンコ機1の前面全体を装飾するものである。

0088

また、扉枠3は、ハンドル195とは別に遊技者が操作可能な演出操作部301を備えており、遊技者参加型演出が実行された際に、遊技者が演出操作部301を操作することで遊技者が演出に参加できるようになり、遊技球Bによる遊技に加えて、演出操作部301の操作によっても遊技者を楽しませることができるようにしている。

0089

本体枠4は、後部が外枠2の枠内に挿入可能とされると共に遊技盤5の外周を支持可能とされた枠状の本体枠ベースユニット500と、本体枠4を外枠2に対して開閉可能に取付けると共に扉枠3を開閉可能に取付けるための本体枠上ヒンジ部材510及び本体枠下ヒンジ組立体520と、本体枠ベースユニット500を補強している本体枠補強フレーム530と、遊技盤5の遊技領域5a内に遊技球Bを打込むための球発射装置540と、遊技ホールの島設備から供給される遊技球Bを受取る払出ベースユニット550と、払出ベースユニット550で受取った遊技球Bを遊技者側へ払出すための払出ユニット560と、パチンコ機1の電源投入を行うことができる電源スイッチ630aを備える電源基板630のほかに払出制御基板633を有している基板ユニット620と、本体枠ベース501に取付けられた遊技盤5の後側を覆う裏カバー640と、外枠2と本体枠4、及び扉枠3と本体枠4の間を施錠する施錠ユニット650と、を備えている。

0090

本体枠4は、遊技球Bを打込むことで遊技が行われる遊技領域5aを有した遊技盤5を保持すると共に、遊技球Bを遊技者側へ払出したり、遊技に使用された遊技球Bをパチンコ機1の後方(遊技ホールの島設備側)へ排出したり、するためのものである。本体枠4は、前方が開放された箱状に形成されており、内部に前方から遊技盤5が着脱可能に収容される。また、本体枠4は、正面左辺前端の上下において、遊技ホールの島設備に取付けられる枠状の外枠2に開閉可能に取付けられると共に、開放された前面側が閉鎖されるように扉枠3が開閉可能に取付けられる。

0091

遊技盤5は、遊技者の操作によって遊技球Bが行われる遊技領域5aと、遊技領域5aの外周を区画外形正面視略四角形状とされた前構成部材1000と、前構成部材1000の後側に取付けられており遊技領域5aの後端を区画する板状の遊技パネル1100と、遊技パネル1100の後側下部に取付けられている基板ホルダ1200と、基板ホルダ1200の後面に取付けられており主制御基板1310及び設定変更基板を有している主制御ユニット1300と、主制御基板1310からの制御信号に基づいて遊技状況を表示する機能表示ユニット1400と、遊技パネル1100の後側に配置されている周辺制御ユニット1500(図12を参照)と、正面視において遊技領域5aの中央に配置されており所定の演出画像表示可能な演出表示装置1600と、遊技パネル1100の前面に取付けられる表ユニット2000と、遊技パネル1100の後面に取付けられる裏ユニット3000と、を備えている。裏ユニット3000には、遊技状態に応じて可動演出発光演出を行うことが可能な各種の演出ユニットを備えている。

0092

遊技盤5の遊技領域5a内には、遊技球Bと当接し所定のゲージ配列で植設されている複数の障害釘と、遊技球Bの受入れ又は通過により遊技者に対して所定の特典(例えば、所定数の遊技球Bの払出し)を付与する一般入賞口2001、第一下始動口2003、第一上始動口2004、第二始動口2005、第一大入賞口2006、第二大入賞口2007、V入賞口2008、ハズレ口2009と、を備えている。障害釘は、遊技パネル1100の前面に植設されている。一般入賞口2001、ゲート2002、第一下始動口2003、第一上始動口2004、第二始動口2005、第一大入賞口2006、第二大入賞口2007(V入賞口2008、ハズレ口2009)は、表ユニット2000に備えられている。

0093

遊技盤5の遊技領域5a内には、遊技者がハンドルユニット180のハンドル195を操作することで、遊技球Bを打込むことができる。これにより、遊技球Bが、遊技領域5a内の一般入賞口2001、ゲート2002、第一下始動口2003、第一上始動口2004、第二始動口2005、第一大入賞口2006、第二大入賞口2007(V入賞口2008、ハズレ口2009)等に、受入れられたり通過したりするように、遊技者に対してハンドル195の打込操作を楽しませることができる。

0094

また、遊技盤5は、遊技領域5a内に遊技球Bを打込むことで変化する遊技状態に応じて、演出表示装置1600に所定の演出画像を表示させたり、始動口表示部2110、裏前上演出ユニット3200、裏前左演出ユニット3300、裏右演出ユニット3400、裏後演出ユニット3600、等により発光演出や可動演出を行わせたりして、遊技者を楽しませることができる。

0095

[2.外枠の全体構成]
パチンコ機1の外枠2について、図13乃至図18を参照して説明する。図13はパチンコ機における外枠の正面図であり、図14は外枠の背面図であり、図15は外枠の右側面図である。また、図16は外枠を前から見た斜視図であり、図17は外枠を後ろから見た斜視図である。図18は、外枠を主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。外枠2は、遊技ホール等のパチンコ機1が設置される島設備(図示は省略)に取付けられるものである。外枠2は、正面視の形状が上下に延びた四角形の枠に形成されている。

0096

外枠2は、図示するように、左右に離間しており上下に延びている外枠左組立体10及び外枠右組立体20と、外枠左組立体10及び外枠右組立体20の上端同士を連結している外枠上部材30と、外枠左組立体10及び外枠右組立体20の下端同士を連結している外枠下組立体40と、外枠上部材30の上面左端に取付けられている外枠上ヒンジ組立体50と、外枠左組立体10の右側面下部と外枠下組立体40の上面左端に取付けられている外枠下ヒンジ部材60と、を備えている。

0097

外枠2は、本体枠4を閉じた時に、外枠下組立体40が、本体枠4における基板ユニット620のスピーカユニット620aと協働して、本体枠スピーカ622のエンクロージャ624の一部を形成していると共に、本体枠スピーカ622の後方へ出力されたサウンドを、位相反転させて前方へ放射することができるものである。

0098

外枠2は、外枠上ヒンジ組立体50が、本体枠4の本体枠上ヒンジ部材510を着脱可能に支持することができる。外枠2は、外枠上ヒンジ組立体50と外枠下ヒンジ部材60とによって、本体枠4の本体枠上ヒンジ部材510と本体枠下ヒンジ組立体520とを同軸上で回転可能に支持することができ、本体枠4を正面視左側を中心にして前方へ開閉可能に取付けることができる。

0099

[2−1.外枠左組立体及び外枠右組立体]
外枠2の外枠左組立体10及び外枠右組立体20について、主に図19を参照して詳細に説明する。図19は、外枠の外枠左組立体及び外枠右組立体を夫々分解して前から見た分解斜視図である。外枠2の外枠左組立体10及び外枠右組立体20は、夫々が上下に延びており、互いに左右に離間して配置されている。外枠左組立体10及び外枠右組立体20は、本体枠4の本体枠上ヒンジ部材510及び本体枠下ヒンジ組立体520を同軸上で回転可能に支持して、外枠2に対して本体枠4を開閉可能に取付けるためのものである。

0100

まず、外枠左組立体10は、前後方向が一定の幅(奥行)で上下に延びている外枠左部材11と、外枠左部材11の右側面上端に取付けられている左上連結部材12と、外枠左部材11の右側面下端に取付けられている左下連結部材13と、を備えている。

0101

外枠左部材11は、一定の断面形状で上下に延びており、アルミ合金押出型材によって形成されている。外枠左部材11は、左側面における前後方向を三等分したうちの後側の部位において平坦状に右方へ窪んでいる凹部11aと、右側面における凹部11aとは反対側の部位から右方へ膨出している膨出部11bと、膨出部11bを上下に貫通している空洞部11cと、を備えている。外枠左部材11は、凹部11aや膨出部11bによって、強度・剛性が高められていると共に、空洞部11cによって、重量が軽減されている。

0102

また、外枠左部材11は、左右両側面において、上下に延びた複数の溝が形成されている。左側面の複数の溝は、V字状に形成されており、右側面の複数の溝は、半円形状に形成されている。外枠左部材11は、後述する外枠右組立体20の外枠右部材21と左右対称形状に形成されている。

0103

左上連結部材12は、外枠左部材11の上端と外枠上部材30の左端とを連結するためのものである。左上連結部材12は、水平に延びた平板状の水平固定部12aと、水平固定部12aの左辺における前後方向の中間から上方へ延出している平板状の上横固定部12bと、水平固定部12aの左辺における上横固定部12bの前後両側から下方へ延出している平板状の一対の下横固定部12cと、を備えている。左上連結部材12は、平板状の金属板屈曲させて形成されている。

0104

左上連結部材12は、後側の下横固定部12cを外枠左部材11の空洞部11c内に挿入させると共に、水平固定部12aを外枠左部材11の上端に当接させ、更に、前側及び後側の下横固定部12cを外枠左部材11の右側面に当接させた状態で、外枠左部材11の左側面の外側から下横固定部12cにビスを捩じ込むことで、外枠左部材11に取付けられる。また、左上連結部材12は、水平固定部12aを外枠上部材30の左端側の下面に当接させると共に、上横固定部12bを外枠上部材30の左側面の切欠部30a内に挿入させた状態で、水平固定部12a及び上横固定部12bを通して外枠上部材30にビスを捩じ込むことで、外枠上部材30に取付けられる。

0105

左下連結部材13は、外枠左部材11の下端と外枠下組立体40(外枠下部材41)の左端とを連結するためのものである。左下連結部材13は、水平に延びた平板状の水平固定部13aと、水平固定部13aの左辺から上方へ延出していると共に水平固定部13aよりも後方へ延出している平板状の上横固定部13bと、上横固定部13bの下辺における水平固定部13aよりも後側の部位から下方へ延出している平板状の下横固定部13cと、上横固定部13bの後辺から右方へ短く延出している平板状の当接部13dと、を備えている。左下連結部材13は、平板状の金属板を屈曲させて形成されている。

0106

左下連結部材13は、当接部13dの後面を外枠左部材11の膨出部11bの前面に当接させると共に、上横固定部13bの左側面を外枠左部材11の右側面に当接させ、水平固定部13aの下面を外枠左部材11の下端と一致させた状態で、外枠左部材11の左側面の外側から上横固定部13bにビスを捩じ込むことで、外枠左部材11に取付けられる。また、左下連結部材13は、水平固定部13aを外枠下部材41の左端側の上面に当接させると共に、下横固定部13cを外枠下部材41の左側面の切欠部41aに挿入させた状態で、水平固定部13a及び下横固定部13cを通して外枠下部材41にビスを捩じ込むことで、外枠下部材41に取付けられる。

0107

次に、外枠右組立体20は、前後方向が一定の幅(奥行)で上下に延びている外枠右部材21と、外枠右部材21の左側面上端に取付けられている右上連結部材22と、外枠右部材21の左側面下端に取付けられている右下連結部材23と、外枠右部材21の左側面上部に取付けられている上掛部材24と、外枠右部材21の左側面下部に取付けられている下鉤掛部材25と、を備えている。

0108

外枠右部材21は、一定の断面形状で上下に延びており、アルミ合金の押出型材によって形成されている。外枠右部材21は、右側面における前後方向を三等分したうちの後側の部位において平坦状に左方へ窪んでいる凹部21aと、左側面における凹部21aとは反対側の部位から左方へ膨出している膨出部21bと、膨出部21bを上下に貫通している空洞部21cと、を備えている。外枠右部材21は、凹部21aや膨出部21bによって、強度・剛性が高められていると共に、空洞部21cによって、重量が軽減されている。

0109

また、外枠右部材21は、左右両側面において、上下に延びた複数の溝が形成されている。右側面の複数の溝は、V字状に形成されており、左側面の複数の溝は、半円形状に形成されている。外枠右部材21は、外枠左組立体10の外枠左部材11と左右対称形状に形成されている。

0110

右上連結部材22は、外枠右部材21の上端と外枠上部材30の右端とを連結するためのものである。右上連結部材22は、水平に延びた平板状の水平固定部22aと、水平固定部22aの右辺における前後方向の中間から上方へ延出している平板状の上横固定部22bと、水平固定部22aの右辺における上横固定部22bの前後両側から下方へ延出している平板状の一対の下横固定部22cと、を備えている。右上連結部材22は、平板状の金属板を屈曲させて形成されている。

0111

右上連結部材22は、後側の下横固定部22cを外枠右部材21の空洞部21c内に挿入させると共に、水平固定部22aを外枠右部材21の上端に当接させ、更に、前側及び後側の下横固定部22cを外枠右部材21の左側面に当接させた状態で、外枠右部材21の右側面の外側から下横固定部22cにビスを捩じ込むことで、外枠右部材21に取付けられる。また、右上連結部材22は、水平固定部22aを外枠上部材30の右端側の下面に当接させると共に、上横固定部22bを外枠上部材30の右側面の切欠部30a内に挿入させた状態で、水平固定部22a及び上横固定部22bを通して外枠上部材30にビスを捩じ込むことで、外枠上部材30に取付けられる。

0112

右下連結部材23は、外枠右部材21の下端と外枠下組立体40(外枠下部材41)の右端とを連結するためのものである。右下連結部材23は、水平に延びた平板状の水平固定部23aと、水平固定部23aの右辺から上方へ延出していると共に水平固定部23aよりも後方へ延出している平板状の上横固定部23bと、上横固定部23bの下辺における水平固定部23aよりも後側の部位から下方へ延出している平板状の下横固定部23cと、上横固定部23bの後辺から左方へ短く延出している平板状の当接部23dと、を備えている。右下連結部材23は、平板状の金属板を屈曲させて形成されている。

0113

右下連結部材23は、当接部23dの後面を外枠右部材21の膨出部21bの前面に当接させると共に、上横固定部23bの右側面を外枠右部材21の左側面に当接させ、水平固定部23aの下面を外枠右部材21の下端と一致させた状態で、外枠右部材21の右側面の外側から上横固定部23bにビスを捩じ込むことで、外枠右部材21に取付けられる。また、右下連結部材23は、水平固定部23aを外枠下部材41の右端側の上面に当接させると共に、下横固定部23cを外枠下部材41の右側面の切欠部41aに挿入させた状態で、水平固定部23a及び下横固定部23cを通して外枠下部材41にビスを捩じ込むことで、外枠下部材41に取付けられる。

0114

上鉤掛部材24及び下鉤掛部材25は、後述する本体枠4における施錠ユニット650の外枠用鉤653が掛止されるものである。上鉤掛部材24は、前後方向に一定の幅で上下に延びており外枠右部材21の左側面に取付けられる平板状の取付部24aと、取付部24aの前辺から左方へ延出しており上側の外枠用鉤653が掛止される平板状の掛止片部24bと、を備えている。

0115

下鉤掛部材25は、前後方向に一定の幅で上下に延びており外枠右部材21の左側面に取付けられる平板状の取付部25aと、取付部25aの前辺から左方へ延出しており下側の外枠用鉤653が掛止される平板状の掛止片部25bと、掛止片部25bを前後に貫通しており下側の外枠用鉤653が挿通可能な挿通口25cと、を備えている。

0116

[2−2.外枠上部材]
外枠2の外枠上部材30について、主に図18を参照して詳細に説明する。外枠上部材30は、左右に離間している外枠左組立体10及び外枠右組立体20の上端同士を連結するためのものである。外枠上部材30は、前後方向の幅が、外枠左部材11及び外枠右部材21の前後方向と略同じ幅で、上下方向の厚さが一定で、左右方向に延びており、木材によって形成されている。外枠上部材30は、左右方向の長さが、後述する外枠下組立体40の外枠下部材41の左右方向の長さと同じに形成されている。

0117

外枠上部材30は、左右両側面における前後方向の中央において、上下に貫通した状態で左右方向中央側へ夫々窪んでいる切欠部30aを備えている。これら左右両端の切欠部30aには、左上連結部材12の上横固定部12b及び右上連結部材22の上横固定部22bが夫々挿入された状態で取付けられる。

0118

また、外枠上部材30は、左側端部において、上面と前面が一般面よりも窪んだ取付段部30bを備えている。この取付段部30bには、後述する外枠上ヒンジ組立体50が取付けられる。

0119

[2−3.外枠下組立体]
外枠2の外枠下組立体40について、主に図20を参照して詳細に説明する。図20は、外枠の外枠下組立体を分解して前から見た分解斜視図である。外枠下組立体40は、左右に離間している外枠左組立体10及び外枠右組立体20の下端同士を連結すると共に、パチンコ機1において扉枠3よりも下側を閉鎖して装飾するためのものである。

0120

外枠下組立体40は、左右に離間している外枠左組立体10及び外枠右組立体20の下端同士を連結しており左右に延びている外枠下部材41と、外枠下部材41の前方に配置されており外枠下部材41に沿って左右に延びていると共に後方が開放されている箱状の幕板前部材42と、幕板前部材42の後側に取付けられていると共に外枠下部材41の上面に取付けられており前方が開放されている左右に延びた箱状の幕板後部材43と、幕板後部材43の上面における左端に形成されている球噛防止機構44と、を備えている。

0121

外枠下部材41は、前後方向の幅が、外枠左部材11及び外枠右部材21の前後方向と略同じ幅で、上下方向の厚さが一定で、左右方向に延びており、木材によって形成されている。外枠下部材41は、左右方向の長さが、外枠上部材30の左右方向の長さと同じに形成されている。

0122

外枠下部材41は、左右両側面における前後方向の中央において、上下に貫通した状態で左右方向中央側へ夫々窪んでいる切欠部41aを備えている。これら左右両端の切欠部41aには、左下連結部材13の下横固定部13c及び右下連結部材23の下横固定部23cが夫々挿入された状態で取付けられる。これにより、外枠左部材11及び外枠右部材21の下端同士を連結することができる。

0123

また、外枠下部材41は、上面から凹んでおり、幕板後部材43の下部が挿入される凹部41bを備えている。凹部41bは、左右に延びていると共に、前後方向中央の後ろ寄りの位置から前端側へ抜けている。この凹部41bにより、幕板前部材42及び幕板後部材43により形成される幕板内部空間40aの容積を可及的に広くしている。

0124

幕板前部材42は、左右方向の長さが外枠下部材41と同じ長さに延びており、高さに対して前後方向の奥行が短い横長の直方体状の箱状に形成されており、後側の全面が開放されている。幕板前部材42は、開放されている後側を、幕板後部材43によって閉鎖することで、幕板後部材43と協働して本体枠スピーカ622のエンクロージャ624の一部となる幕板内部空間40aを形成する。幕板前部材42は、右端付近の前面において、前後に貫通していると共に左右に延びている長孔状の開口部42aを備えている。

0125

幕板後部材43は、左右方向の長さが外枠下部材41よりも若干短く延びており、前方が開放された箱状に形成されている。幕板後部材43は、前面に幕板前部材42を取付けることで、幕板前部材42と協働して本体枠スピーカ622のエンクロージャ624の一部となる幕板内部空間40aを形成する。幕板後部材43は、上面における左右方向中央部において、左右に延びていると共に上方へ突出しており幕板内部空間40aと連通している筒状の接続筒部43aを有している。接続筒部43aは、上端が、幕板後部材43の一般的な上面と一致している前端側から後方へ向かうほど上方へ位置するように傾斜している。本実施形態では、接続筒部43aの上端は、45度の角度で傾斜している。

0126

この接続筒部43aは、左右方向の長さが、幕板後部材43全体の約1/3の長さに形成されていると共に、前後方向の奥行が、幕板後部材43全体の奥行よりも若干短く形成されている。接続筒部43a内には、前端側と後端側とを結ぶ複数のリブ43bが備えられている。この接続筒部43aの上端には、外枠2に対して本体枠4を閉じた時に、本体枠4における基板ユニット620のスピーカユニット620aにおけるスピーカカバー621の接続部621cが接続されて、スピーカユニット620aの内部空間と連通した状態となり、エンクロージャ624を形成する。

0127

球噛防止機構44は、幕板後部材43の上面における左端において、外枠下ヒンジ部材60の部位に遊技球Bが滞留することで、外枠2と本体枠4との間に遊技球Bが挟まれるのを防止するためのものである。

0128

球噛防止機構44は、幕板後部材43の上面における左端に形成されており、後述する外枠下ヒンジ部材60が際されるように平坦に形成された載置部44aと、載置部44aの左端において上方へ向かって開口している第一排出口44bと、載置部44aにおける第一排出口44bよりも右方で上方へ向かって開口している第二排出口44cと、載置部44aの後辺及び右辺から上方へ延出している立壁部44dと、立壁部44dの上端から前方へ突出していると共に上面が後方へ向かうに従って上方に位置するように傾斜している上端突出部44eと、を備えている。

0129

第一排出口44bは、後述する外枠下ヒンジ部材60の排出孔60dと一致する位置に形成されている。第一排出口44b及び第二排出口44cは、遊技球Bが通過可能な大きさに形成されている。第一排出口44b及び第二排出口44cは、幕板内部空間40aとは連通しておらず、幕板後部材43の後面に開口している。従って、第一排出口44b及び第二排出口44cに進入した遊技球Bを、幕板後部材43の後方へ排出することができる。

0130

この球噛防止機構44は、球噛防止機構44は、外枠下ヒンジ部材60と後述する本体枠下ヒンジ組立体520との間の隙間を通して、ピアノ線等の不正な工具が挿入された場合、載置部44aの後端から立上っている立壁部44dにより、不正な工具の侵入を阻止することができる。仮に、不正な工具の先端が立壁部44dに当接することで、上方へ曲がったとしても、立壁部44dの上端に備えられている前方へ突出した上端突出部44eに当接し、これ以上の侵入を阻止することができる。従って、外枠下ヒンジ部材60の部位を介して、不正行為が行われるのを防止することができる。

0131

ところで、載置部44aの後端に立壁部44dを備えた場合、外枠2に対して本体枠4を開けた時に、何らかの理由により載置部44a上に落下した遊技球Bが、立壁部44dによって外枠2の後方への移動が阻止されるため、載置部44a上に遊技球Bが滞留し易くなる。そして、載置部44a上に遊技球Bが滞留していると、外枠2に対して本体枠4を閉じる際に、外枠2と本体枠4との間に遊技球Bが挟み込まれてしまい、本体枠4を閉じることができなくなる問題が発生する。

0132

これに対して、本実施形態の球噛防止機構44では、外枠下ヒンジ部材60上や載置部44a上に落下した遊技球Bを、外枠下ヒンジ部材60の排出孔60dと第一排出口44bを通して、又は、第二排出口44cを通して、遊技球Bを幕板後部材43の後方(外枠2の後方)へ排出することができ、外枠2と本体枠4との間に遊技球Bが挟まれるのを防止することができる。

0133

外枠下組立体40は、幕板前部材42及び幕板後部材43の上面に左右に離間して配置されている一対の案内部材45と、幕板前部材42の開口部42aを後側から閉鎖している平板状のグリル部材46と、グリル部材46を挟んで開口部42aを閉鎖するように幕板前部材42の内部に取付けられており前後に延びた二つの円筒を有したポート部材47と、幕板後部材43の接続筒部43aの上端に配置される枠状のシール部材48と、を備えている。

0134

一対の案内部材45は、外枠2に対して本体枠4を閉じた時に、扉枠3の下端が当接するものである。案内部材45は、摩擦抵抗の低い低摩擦材料によって形成されており、本体枠4の下端を滑り易くして、開閉を容易にしている。

0135

グリル部材46は、左右方向へ延びた帯板状で、上下方向へ間隔をあけて設けられている複数の羽根部46bを有している。羽根部46bは、前端側が後端側よりも高くなるように、傾斜した状態で設けられている(図47を参照)。このグリル部材46は、羽根部46b同士の間の隙間を通して、幕板前部材42の内部(幕板内部空間40a)と外部とを通気可能に連通させている。

0136

ポート部材47は、二つの円筒により、グリル部材46における羽根部46b同士の間の隙間を介して幕板内部空間40a(エンクロージャ624)と外枠2の前方とを連通させている。ポート部材47は、二つの円筒が、所定の内径で所定の長さに形成されており、ヘルムホルツ共鳴原理により本体枠スピーカ622から後方(エンクロージャ624内)へ発せられた低音を共振増幅させて、豊かな低音を外枠2の前方(遊技者側)へ放射することができる。つまり、本実施形態では、本体枠スピーカ622のエンクロージャ624がバスレフ型とされており、遊技者に対して重低音を聞かせることができる。

0137

シール部材48は、外枠2に対して本体枠4を閉じた時に、接続筒部43aの上端と本体枠4におけるスピーカカバー621の接続部621cの下端との間に挟まれて圧縮されるものであり、接続筒部43aと接続部621cとの間から本体枠スピーカ622のエンクロージャ624内の音が漏れるのを防止するものである。

0138

本実施形態のグリル部材46によれば、本体枠スピーカ622により幕板内部空間40aから外部へ放出される空気振動を、傾斜している複数の羽根部46bにより、斜め上前方のハンドルカバーユニット290におけるハンドルカバー295の下側の切欠開口部295bを通してハンドルユニット180が収容されているハンドルカバーベース291の前筒部291a内へ向けさせることができる。これにより、遊技者が、ハンドルカバー295(ハンドルカバーベース291の前筒部291a)の内側に手指を突っ込んで、ハンドル195を回転操作(遊技球Bの打込装置)している時に、本体枠スピーカ622を振動させて前筒部291a内へ風を送ることで、遊技者を驚かせることができ、これまでにない演出を行うことができる。

0139

また、ポート部材47を前方へ向かって開口させていることから、グリル部材46の複数の羽根部46bを通ってポート部材47から放出される音圧の一部が、前方へ放出されることとなるため、本パチンコ機1の前方に着座している遊技者や、本パチンコ機1が設置されている遊技ホール内を回遊している他の遊技者に対しても、ポート部材47から放出される演出サウンドが聞えることとなり、演出サウンドによっても遊技者の関心を引付けることができ、遊技者に対する訴求力の高いパチンコ機1を提供することができる。

0140

また、本体枠4に設けられている本体枠スピーカ622のエンクロージャ624に対して、ポート部材47を外枠2の外枠下組立体40に設けていることから、エンクロージャ624の容積を大きくすることができるため、より重低音の演出サウンドを出力することができ、遊技者を楽しませて興趣の低下を抑制させることができる。

0141

[2−4.外枠上ヒンジ組立体]
外枠2の外枠上ヒンジ組立体50について、主に図21を参照して詳細に説明する。図21(a)は外枠の外枠上ヒンジ組立体を分解して前上から見た分解斜視図であり、(b)は(a)を前下から見た分解斜視図である。外枠上ヒンジ組立体50は、外枠左組立体10の上端と外枠上部材30の左端に取付けられるものであり、外枠2に対して本体枠4をヒンジ回転可能に取付けるためのものである。外枠上ヒンジ組立体50は、外枠左部材11の凹部11aの上端と外枠上部材30の取付段部30bとに取付けられる外枠上ヒンジ部材51と、外枠上ヒンジ部材51に取付けられているロック部材52と、ロック部材52を外枠上ヒンジ部材51に取付けている取付ビス53と、を備えている。

0142

外枠上ヒンジ部材51は、水平に延びた平板状で外枠上部材30の取付段部30bの上面に取付けられる上固定部51aと、上固定部51aの前辺から前方へ延出している平板状の前方延出部51bと、前方延出部51bの右辺の途中から前方へ向かうに従って前方延出部51bの左右中央へ延びており上下に貫通している軸受溝51cと、上固定部51aの左辺から下方へ延びている平板状の横固定部51dと、前方延出部51bの左辺から前辺を周って軸受溝51cが開口している部位までの端縁から下方へ延びており横固定部51dと連続している平板状の端縁壁部51eと、を備えている。外枠上ヒンジ部材51は、金属板をプレス成型により打抜き・屈曲させて形成されている。外枠上ヒンジ部材51は、軸受溝51c内において、本体枠上ヒンジ部材510の後述する本体枠上ヒンジピン512を回転可能に支持することができる。

0143

ロック部材52は、前後に延びている帯板状のロック本体52aと、ロック本体52aの後端から右方へ突出している操作片52bと、ロック本体52aの後端から左方へ延びた後に斜め左前方へ延びている弾性変形可能な棒状の弾性部52cと、ロック本体52aの後端付近で上下に貫通している取付孔52dと、を備えている。ロック部材52は、合成樹脂によって形成されている。ロック部材52は、取付ビス53によって、外枠上ヒンジ部材51における前方延出部51bの下面で、軸受溝51cよりも後側の部位に回動可能に取付けられる。

0144

ロック部材52は、外枠上ヒンジ部材51に取付けた状態で、ロック本体52aが、平面視で軸受溝51cを遮ることができると共に、前端付近の右側面が、外枠上ヒンジ部材51の端縁壁部51eにおける軸受溝51cの開口まで延びている部位と当接可能となるように前方へ延びている。また、ロック本体52aの後端から左方へ延びている弾性部52cの先端は、外枠上ヒンジ部材51における端縁壁部51eの内周面に当接している。このロック部材52は、弾性部52cの付勢力によって取付孔52dを中心に、前端が左方へ回動する方向に付勢されている。従って、通常の状態では、ロック部材52のロック本体52aの前端付近の右側面が、端縁壁部51eに当接している。この状態では、軸受溝51cにおけるロック本体52aよりも前側の部位に、本体枠上ヒンジ部材510の本体枠上ヒンジピン512を収容可能な空間が形成される。

0145

このロック部材52は、操作片52bを操作することで、弾性部52cの付勢力に抗してロック本体52aを回動させることができる。そして、操作片52bの操作によって、ロック本体52aを、その前端が左方へ移動する方向へ回動させることで、平面視において軸受溝51cからロック本体52aを後退させることができ、軸受溝51cが全通している状態とすることができる。これにより、軸受溝51c内に本体枠上ヒンジピン512を挿入したり、軸受溝51c内から本体枠上ヒンジピン512を外したりすることができる。

0146

[2−5.外枠下ヒンジ部材]
外枠2の外枠下ヒンジ部材60について、主に図18を参照して詳細に説明する。外枠下ヒンジ部材60は、水平に延びた平板状の水平部60aと、水平部60aの左辺において前後方向中央よりも後側の部位から上方へ立上っている平板状の立上部60bと、水平部60aの前端付近から上方へ突出している外枠下ヒンジピン60cと、水平部60aを上下に貫通しており遊技球Bが一つのみ通過可能な大きさの排出孔60dと、を備えている。この外枠下ヒンジ部材60は、金属板をプレス成型により打抜き・屈曲させて形成されている。

0147

外枠下ヒンジ部材60の水平部60aは、平面視において、左辺を底辺とした台形に形成されている。外枠下ヒンジピン60cは、円柱状で、上下方向中央よりも上部が、上端が窄まった円錐台状に形成されている。この外枠下ヒンジピン60cは、水平部60aの前端付近における左寄りの位置に取付けられている。排出孔60dは、水平部60aにおいて、立上部60bの前後方向中央の部位と接し、水平部60aの左辺から右方へ逆U字状に延びるように形成されている。この排出孔60dは、外枠下組立体40における球噛防止機構44の第一排出口44bと、略同じ大きさに形成されている。

0148

外枠下ヒンジ部材60は、外枠2に組立てた状態で、水平部60aの後部が、外枠下組立体40における幕板後部材43の載置部44a上に載置され、図示しないビスによって幕板後部材43に固定されている。また、立上部60bが、外枠左部材11の右側面における膨出部11bよりも前側の部位に、図示しないビスによって取付けられている。この外枠下ヒンジ部材60は、外枠下ヒンジピン60cを、本体枠4の本体枠下ヒンジ組立体520における外枠用下ヒンジ孔521aに挿通させることで、外枠上ヒンジ部材51と協働して本体枠4を開閉可能に取付けることができる。

0149

また、外枠2を組立てた状態では、排出孔60dが、外枠下組立体40における球噛防止機構44の第一排出口44bと一致している。これにより、水平部60a上の遊技球Bを、排出孔60d及び第一排出口44bを通して、外枠2の後方へ落下(排出)させることができる。詳述すると、外枠2に対して本体枠4を閉じる時に、外枠2と本体枠4との間に落下した遊技球Bが、本体枠4が閉じられるのに従って、外枠2と本体枠4との間が徐々に狭くなることから、間隔が広い後方側へ転動とすることとなり、排出孔60dから排出させることができる。この際に、排出孔60dが、パチンコ機1に組立てた状態で、外枠2に対して本体枠4を閉じた時に、本体枠4の後端と略同じとなる位置に形成されているため、外枠2と本体枠4との間に落下した遊技球Bを、排出孔60dから排出させることで本体枠4よりも後側へ転動するのを阻止し易くすることができ、外枠下ヒンジ部材60の部位に遊技球Bが留まり難くすることができる。

0150

[3.扉枠の全体構成]
パチンコ機1の扉枠3について、主に図22乃至図30を参照して詳細に説明する。図22はパチンコ機における扉枠の正面図であり、図23は扉枠の背面図であり、図24は扉枠の左側面図であり、図25は扉枠の右側面図である。図26は扉枠を右前から見た斜視図であり、図27は扉枠を左前から見た斜視図であり、図28は扉枠を後ろから見た斜視図である。図29は扉枠を主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図であり、図30は扉枠を主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。

0151

扉枠3は、外枠2の枠内と略同じ大きさで正面視において上下に延びた四角形に形成されており、本体枠4を介して外枠2の枠内を前側から開閉可能に取付けられている。扉枠3は、遊技球Bが打込まれる遊技盤5の遊技領域5aを前側から視認可能に閉鎖し、遊技領域5a内に打込むための遊技球Bを貯留すると共に、貯留している遊技球Bを遊技領域5a内へ打込むために遊技者が操作するハンドル195を備えているものである。また、扉枠3は、パチンコ機1の前面全体を装飾するものである。

0152

扉枠3は、正面視の外形が上下に延びた四角形で枠状の扉枠ベースユニット100と、扉枠ベースユニット100に着脱可能に取付けられており本体枠4に取付けられた遊技盤5の遊技領域5aを前方から視認可能に閉鎖しているガラスユニット160と、ガラスユニット160の下部を後側から覆うように扉枠ベースユニット100に取付けられている防犯カバー170と、扉枠ベースユニット100の前面右下隅に取付けられているハンドルユニット180と、ハンドルユニット180の外周を覆うハンドルカバーユニット290と、扉枠ベースユニット100の前面下部に取付けられている皿ユニット200と、皿ユニット200の上側で扉枠ベースユニット100の前面左部に取付けられている扉枠左サイドユニット420と、皿ユニットの上側で扉枠ベースユニット100の前面右部に取付けられている扉枠右サイドユニット430と、扉枠左サイドユニット420及び扉枠右サイドユニット430の上側で扉枠ベースユニット100の前面上部に取付けられている扉枠トップユニット450と、を備えている。

0153

扉枠ベースユニット100は、正面視の外形が上下に延びた四角形(長方形)に形成されており前後に貫通している扉窓101aを有した扉枠ベース101と、扉枠ベース101の後側で背面視右下隅に取付けられているスピーカダクト103と、扉枠ベース101の後側の下部における背面視右端付近に取付けられている扉枠主中継基板104と、扉枠主中継基板104の背面視左方に取付けられている扉枠副中継基板105と、扉枠副中継基板105の背面視左方に取付けられているハンドル後中継基板106と、扉枠主中継基板104と扉枠副中継基板105の一部とを後側から被覆する扉枠中継基板カバー107と、ハンドル後中継基板106を後側から被覆するハンドル後中継基板カバー108と、配線ケーブルを被覆するケーブルカバー109と、を備えている。

0154

また、扉枠ベースユニット100は、扉枠ベース101の後側に取付けられている枠状の扉枠補強ユニット110と、扉枠補強ユニット110に取付けられている扉枠上ヒンジ組立体120及び扉枠下ヒンジ部材125と、扉枠補強ユニット110に取付けられている開閉用のシリンダ錠130と、扉枠ベース101の後側でハンドル後中継基板106の上方に取付けられている球送給ユニット140と、扉枠ベース101の後側の下部における背面視右側に取付けられているファールカバーユニット150と、を備えている。

0155

扉枠補強ユニット110は、扉枠ベース101の後側に取付けられることで、扉枠ベース101を補強して剛性を付与するものである。扉枠上ヒンジ組立体120及び扉枠下ヒンジ部材125は、扉枠3を本体枠4に対して開閉可能に取付けるためのものである。シリンダ錠130は、本体枠4の施錠ユニット650と協働して、扉枠3と本体枠4との開閉、及び、外枠2と本体枠4との開閉施錠に使用されるものである。

0156

また、球送給ユニット140は、上皿201内の遊技球Bを一つずつ本体枠4の球発射装置540へ供給するためのものである。ファールカバーユニット150は、球発射装置540により発射されて遊技盤5の遊技領域5a内に到達しなかった遊技球B(ファール球)を、下皿202に誘導すると共に、払出装置580から払出された遊技球Bを、上皿201又は下皿202に誘導するためのものである。

0157

ガラスユニット160は、透明なガラス板162を有しており扉枠ベース101の扉窓101aを閉鎖している。防犯カバー170は、ガラスユニット160の下部を後方から覆うように扉枠ベース101に取付けられている。ハンドルユニット180は、遊技者が回転操作可能なハンドル195を備えており、ハンドルユニット180は、外周を覆うハンドルカバーユニット290を操作することで、上皿201内の遊技球Bを、球発射装置540によって遊技盤5の遊技領域5a内に打込む遊技を行うためのものである。

0158

[3−1.扉枠ベースユニットの全体構成]
扉枠3の扉枠ベースユニット100について、主に図31乃至図33を参照して詳細に説明する。図31(a)は扉枠の扉枠ベースユニットを前から見た斜視図であり、(b)は扉枠ベースユニットを後ろから見た斜視図である。図32は扉枠ベースユニットを主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図であり、図33は扉枠ベースユニットを主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。

0159

扉枠ベースユニット100は、正面視左辺側が本体枠4に対してヒンジ回転可能に取付けられ、本体枠4の前面を開閉可能に閉鎖していると共に、本体枠4に取付けられている遊技盤5の遊技領域5aを前方から視認可能としている。扉枠ベースユニット100は、外形が上下に延びた四角形で平板状の扉枠ベース101と、扉枠ベース101の後側で背面視右下隅に取付けられているスピーカダクト103と、を備えている。

0160

また、扉枠ベースユニット100は、扉枠ベース101の後側の下部における背面視右端付近に取付けられている扉枠主中継基板104と、扉枠ベース101の後側の下部における扉枠主中継基板104の背面視左方に取付けられている扉枠副中継基板105と、扉枠ベース101の後側の下部における扉枠副中継基板105の背面視左方に取付けられているハンドル後中継基板106と、扉枠ベース101の後側に取付けられており扉枠主中継基板104と扉枠副中継基板105の一部とを後側から被覆する扉枠中継基板カバー107と、扉枠ベース101の後側に取付けられておりハンドル後中継基板106を後側から被覆するハンドル後中継基板カバー108と、扉枠ベース101の後側に取付けられており配線ケーブルを被覆するケーブルカバー109と、を備えている。

0161

更に、扉枠ベースユニット100は、扉枠ベース101の後側に取付けられている枠状の扉枠補強ユニット110と、扉枠補強ユニット110に取付けられている扉枠上ヒンジ組立体120及び扉枠下ヒンジ部材125と、扉枠補強ユニット110に取付けられている開閉用のシリンダ錠130と、扉枠ベース101の後側でハンドル後中継基板106の上方に取付けられている球送給ユニット140と、扉枠ベース101の後側の下部における背面視右側に取付けられているファールカバーユニット150と、を備えている。

0162

この扉枠ベースユニット100には、前面下隅にハンドルユニット180及びハンドルカバーユニット290が、扉窓101aの下側前面に皿ユニット200が、扉窓101aの左外側前面に扉枠左サイドユニット420が、扉窓101aの右外側前面に扉枠右サイドユニット430が、扉窓101aの上外側前面に扉枠トップユニット450が、夫々取付けられるものである。

0163

また、扉枠ベースユニット100には、扉窓101aを後方から閉鎖するようにガラスユニット160が取付けられると共に、ガラスユニット160の下部を後方から覆うように透明な防犯カバー170が取付けられるものである。

0164

[3−1a.扉枠ベース]
扉枠3における扉枠ベースユニット100の扉枠ベース101について、主に図31乃至図33を参照して詳細に説明する。扉枠ベース101は、正面視の外形が上下に延びた四角形(長方形)に形成されている。扉枠ベース101は、前後に貫通しており、正面視における内周形状が上下に延びた略四角形に形成された扉窓101aを備えている。扉窓101aは、内周を形成している上辺及び左右両辺が、扉枠ベース101の外周辺に夫々接近しており、内周を形成している下辺が、扉枠ベース101の下端から上下方向の約1/3の高さに位置している。このように、扉枠ベース101は、前後に貫通している扉窓101aにより全体が枠状に形成されている。この扉枠ベース101は、合成樹脂により一体成形されている。

0165

扉枠ベース101は、前面における正面視右下隅に形成されており左端側が右端側よりも前方へやや突出するように傾斜しているハンドル取付座面101b(図42等を参照)と、ハンドル取付座面101bと扉窓101aとの間で前後に貫通して扉枠補強ユニット110のシリンダ取付フレーム115が挿入されるシリンダ挿通孔101dと、シリンダ挿通孔101d及びハンドル取付座面101bの正面視左側で前後に貫通しており球送給ユニット140の進入口141a及び球抜口141bを前方に臨ませるための球送給開口101eと、を備えている。

0166

また、扉枠ベース101は、左右方向中央より左寄りで且つハンドル取付座面101bと略同じ高さで前後に貫通しておりファールカバーユニット150の球放出口150dを前方に臨ませる下皿用球通過口101fと、正面視左端付近で扉窓101aの下辺に隣接するように前後に貫通しておりファールカバーユニット150の貫通球通路150aを前方に臨ませる上皿用球通過口101gと、扉窓101aの内周に沿って後面から前方へ向かって窪み、ガラスユニット160のガラス枠161が挿入されるガラスユニット取付部101hと、を備えている。

0167

また、扉枠ベース101は、正面視左下隅(上皿用球通過口101gの下方)に形成されており前後に貫通した縦長の複数のスリット101iを、備えている。複数のスリット101iの後側にスピーカダクト103が取付けられる。また、複数のスリット101iは、パチンコ機1を組立てた状態で、前方に皿ユニット200における皿ユニットベース211のスピーカ口211bが位置していると共に、後方に本体枠4のスピーカユニット620aにおける本体枠スピーカ622が位置しており、本体枠スピーカ622からの音を前方へ放射することができる。

0168

更に、扉枠ベース101は、扉窓101aの下方でハンドル取付座面101bの上方において、前後に貫通している貫通孔101jを備えている。この貫通孔101jは、扉枠ベースユニット100側と皿ユニット200側とを接続する配線ケーブル(図示は省略)が挿通されるものであり、後述する扉枠補強ユニット110における中間補強フレーム114の貫通部114bと一致するように形成されている。

0169

[3−1b.スピーカダクト]
扉枠ベースユニット100のスピーカダクト103について、主に図31乃至図33を参照して詳細に説明する。このスピーカダクト103は、筒状に形成されており、扉枠ベース101の後側において複数のスリット101iが形成されている部位に取付けられる。スピーカダクト103は、パチンコ機1を組立てた状態で、筒状の部位の後端が、本体枠4の本体枠スピーカ622の前方に位置している。これにより、本体枠4の本体枠スピーカ622から放射(出力)された音(サウンド)を、拡散させることなく前方へ誘導することができ、扉枠ベース101の複数のスリット101i及び皿ユニット200の皿ユニットベース211におけるスピーカ口211bを通して、パチンコ機1の前方(遊技者側)へ良好に誘導することができる。

0170

また、スピーカダクト103は、筒状の部位の下方の後面に、接続ケーブル503を保持するケーブルホルダ103aを備えている。ケーブルホルダ103aは、扉枠中継基板カバー107よりも正面視左方に配置されており、扉枠主中継基板104及び扉枠副中継基板105に接続されている接続ケーブル503を、扉枠3の左端側へ延びるように保持している。

0171

[3−1c.扉枠主中継基板・扉枠副中継基板・ハンドル後中継基板]
扉枠ベースユニット100の扉枠主中継基板104、扉枠副中継基板105、ハンドル後中継基板106について、主に図32及び図33等を参照して説明する。扉枠主中継基板104は、外形が上下に延びた四角形に形成されており、扉枠ベース101の後側の下部における背面視右下隅に取付けられる。扉枠主中継基板104は、ハンドル後中継基板106と本体枠4の基板ユニット620におけるインターフェイス基板635との接続を中継するためのものであり、本体枠4から延びている接続ケーブル503(図82及び図83を参照)の一部が接続される。

0172

扉枠副中継基板105は、外形が、上下に延びた四角形の上部の正面視右側に左右に延びた四角形が組み合された逆L字状に形成されており、上下に延びている部位が扉枠主中継基板104の背面視左方に隣接するように、扉枠ベース101の後側に取付けられている。扉枠副中継基板105は、ハンドルユニット180のハンドル装飾基板184、皿ユニット200の皿ユニット中継基板214、扉枠左サイドユニット420の扉枠左サイド上装飾基板422及び扉枠左サイド下装飾基板423、扉枠右サイドユニット430の扉枠右サイド上装飾基板432及び扉枠右サイド下装飾基板433、扉枠トップユニット450の扉枠トップ中継基板等と、本体枠4のインターフェイス基板635との接続を中継するためのものであり、本体枠4から延びている接続ケーブル503の残りが接続される。

0173

扉枠主中継基板104及び扉枠副中継基板105は、接続端子が後方へ向かって突出するように、扉枠ベース101に取付けられる。扉枠主中継基板104及び扉枠副中継基板105は、扉枠ベースユニット100を組立てた状態で、扉枠主中継基板104と扉枠副中継基板105の上下に延びている部位とが、扉枠中継基板カバー107によって後側が被覆された状態となり、扉枠副中継基板105の残りの部位が、ファールカバーユニット150によって後側が被覆された状態となる。

0174

ハンドル後中継基板106は、外形が左右に延びた四角形に形成されており、扉枠ベース101の後側における球送給開口101eの下方でハンドル取付座面101bの後側に取付けられる。ハンドル後中継基板106は、扉枠主中継基板104とハンドルユニット180のハンドル回転検知センサ189、ハンドルタッチセンサ192、単発ボタン操作センサ194、及び球送給ユニット140の球送給ソレノイド145との接続を中継するためのものである。ハンドル後中継基板106は、扉枠ベースユニット100を組立てた状態で、ハンドル後中継基板カバー108によって後側が被覆された状態となる。

0175

[3−1d.扉枠中継基板カバー・ハンドル後中継基板カバー・ケーブルカバー]
扉枠ベースユニット100の扉枠中継基板カバー107、ハンドル後中継基板カバー108、及びケーブルカバー109について、主に図31乃至図33を参照して説明する。扉枠中継基板カバー107は、扉枠ベース101の後側に取付けることで、扉枠主中継基板104と扉枠副中継基板105の一部(逆L字状の上下に延びている部位)の後側を被覆するものである。扉枠中継基板カバー107は、前方及び正面視左方が開放された箱状に形成されている。扉枠ベースユニット100に組立てた状態では、後側を被覆している扉枠主中継基板104及び扉枠副中継基板105の接続端子が扉枠中継基板カバー107の内部に露出しており、開放されている左側から接続ケーブル503を内部に挿入して、それら端子に接続することができる。

0176

ハンドル後中継基板カバー108は、ハンドル後中継基板106の後側を被覆するように扉枠ベース101の後側に取付けられるものである。ケーブルカバー109は、扉枠補強ユニット110における中間補強フレーム114の後側に取付けられ、扉枠主中継基板104と皿ユニット200の球貸操作ユニット220とを接続する配線ケーブル(図示は省略)を被覆するためのものである。ケーブルカバー109は、左右に延びた箱状に形成されており、前面の左端付近と下面の左右方向中央に、配線ケーブルを通すための開口が形成されている。

0177

[3−1e.扉枠補強ユニット]
扉枠ベースユニット100の扉枠補強ユニット110について、主に図31乃至図33を参照して詳細に説明する。扉枠補強ユニット110は、扉枠ベース101の後側に取付けられることで、平板状の扉枠ベース101を補強して、扉枠ベースユニット100に剛性を付与している。扉枠補強ユニット110は、左右に離間して配置されている上下に延びた左補強フレーム111及び右補強フレーム112と、左補強フレーム111及び右補強フレーム112の上端同士を連結している左右に延びた上補強フレーム113と、左補強フレーム111の下端から上寄りの位置に左端側が取付けられており右補強フレーム112付近まで右方へ延びた中間補強フレーム114と、中間補強フレーム114の右端と右補強フレーム112とを連結しているシリンダ取付フレーム115と、右補強フレーム112の後側に上下に離間して複数取付けられており本体枠4の施錠ユニット650の扉枠用鉤652が掛止される鉤掛部材116と、を備えている。

0178

左補強フレーム111及び右補強フレーム112は、左右方向が一定の幅で、扉枠ベース101の上下の高さと略同じ長さで上下に延びている。右補強フレーム112には、上下方向に離間しており、前後方向に貫通している複数の挿通孔が形成されている。これら挿通孔は、本体枠4に対して扉枠3を閉めた時に、施錠ユニット650の扉枠用鉤652の先端が挿通される。上補強フレーム113は、上下方向が一定の幅で、扉枠ベース101の左右の幅と略同じ長さで左右に延びている。

0179

中間補強フレーム114は、上下方向が上補強フレーム113の上下の幅よりも広い幅で左右に延びている。中間補強フレーム114は、左端付近において上端から下方へ四角く切欠かれた切欠部114aと、右端付近において前後に貫通している貫通部114bと、を有している。切欠部114aは、扉枠ベース101の上皿用球通過口101gと、貫通部114bは、扉枠ベース101の貫通孔101jと、夫々一致する位置に形成されている。

0180

シリンダ取付フレーム115は、左右に離間して配置されており正面視において上下に延びた四角形の平板状に形成されている一対の後片部と、一対の後片部の対面している夫々の辺から前方へ平板状に延出している一対の側片部と、一対の前方延出部の前端の辺同士を連結している平板状の前片部と、を備えている。このシリンダ取付フレーム115は、平面視の形状が前方へ突出した凸形状に形成されている。シリンダ取付フレーム115は、左側の後片部が中間補強フレーム114の右端に取付けられ、右側の後片部が右補強フレーム112に取付けられる。このシリンダ取付フレーム115は、前片部にシリンダ錠130が取付けられる。

0181

鉤掛部材116は、右補強フレーム112の後側において、前後に貫通している挿通孔の部位に取付けられている。これら鉤掛部材116は、施錠ユニット650の扉枠用鉤652が掛止される。

0182

扉枠補強ユニット110を構成している左補強フレーム111、右補強フレーム112、上補強フレーム113、中間補強フレーム114、シリンダ取付フレーム115、及び鉤掛部材116は、金属板をプレス成型によって打抜き・屈曲することで形成されている。これらは、リベットによって組立てられている。

0183

扉枠補強ユニット110は、左補強フレーム111、右補強フレーム112、及び上補強フレーム113が、扉枠ベース101の左辺、右辺、及び上辺に沿うように組立てられていると共に、中間補強フレーム114が、扉枠ベース101の扉窓101aの下方に位置するように組立てられている。

0184

扉枠補強ユニット110は、図示しない複数のビスにより扉枠ベース101の後側に取付けられる。この扉枠補強ユニット110は、扉枠ベース101に取付けた状態で、中間補強フレーム114の切欠部114a及び貫通部114bが、扉枠ベース101の上皿用球通過口101g及び貫通孔101jと一致した状態となると共に、シリンダ取付フレーム115が、扉枠ベース101のシリンダ挿通孔101dに挿入された状態となる。

0185

[3−1f.扉枠上ヒンジ組立体]
扉枠ベースユニット100の扉枠上ヒンジ組立体120について、主に図31乃至図33を参照して説明する。扉枠上ヒンジ組立体120は、扉枠補強ユニット110の正面視左上隅に取付けられる。扉枠上ヒンジ組立体120は、扉枠3を、扉枠下ヒンジ部材125と協働して本体枠4に対してヒンジ回転可能に取付けるためのものである。扉枠上ヒンジ組立体120は、扉枠補強ユニット110に取付けられるヒンジブラケット121と、ヒンジブラケット121に上下方向へ移動可能に取付けられる扉枠上ヒンジピン122と、扉枠上ヒンジピン122に取付けられる鍔部材123と、扉枠上ヒンジピン122を上方へ移動するように付勢しているロックバネ124と、を備えている。

0186

ヒンジブラケット121は、正面視四角形の平板状の取付片121aと、取付片121aの上辺及び下辺から前方へ延出している平板状の突出片121bと、を備えている。ヒンジブラケット121は、取付片121aが扉枠補強ユニット110に取付けられる。ヒンジブラケット121は、金属板を屈曲させて形成されている。

0187

扉枠上ヒンジピン122は、円柱状の金属棒をL字状に屈曲させたものである。扉枠上ヒンジピン122は、扉枠上ヒンジ組立体120に組立てた状態で、上下に延びている部位が、ヒンジブラケット121における一対の突出片121bの前端付近において下方から貫通し、上端が上側の突出片121bよりも上方へ延び出していると共に、水平に延びている部位が下側の突出片121bの下面に当接している。扉枠上ヒンジピン122は、上端が本体枠4の本体枠上ヒンジ部材510における上ヒンジ本体511の扉枠用上ヒンジ孔511aに回転可能に挿通される。

0188

鍔部材123は、Eリングとされており、扉枠上ヒンジピン122における一対の突出片121bの間となる部位に取付けられている。ロックバネ124は、コイル状に形成されており、鍔部材123とヒンジブラケット121における下側の突出片121bとの間において扉枠上ヒンジピン122の上下に延びている部位の周りに被せられている。このロックバネ124により、鍔部材123を介して扉枠上ヒンジピン122が上方へ付勢されている。

0189

扉枠上ヒンジ組立体120は、扉枠上ヒンジピン122がロックバネ124により上方へ付勢された状態となっており、扉枠上ヒンジピン122における下端の水平に延びている部位が下側の突出片121bの下面に当接することで、これ以上の上方への移動が規制されている。この状態では、扉枠上ヒンジピン122の上端が、上側の突出片121bの上面よりも所定量上方に突出している。

0190

扉枠上ヒンジ組立体120は、扉枠上ヒンジピン122における下端の水平に延びている部位を、ロックバネ124の付勢力に抗してその部位を下方へ移動させると、扉枠上ヒンジピン122を全体的に下方へ移動させることができ、扉枠上ヒンジピン122の上端を、上側の突出片121bの上面よりも下方へ没入させることができる。従って、扉枠上ヒンジ組立体120は、扉枠上ヒンジピン122の上端を、本体枠上ヒンジ部材510の扉枠用上ヒンジ孔511aに対して下方から挿入させたり、下方へ抜いたりすることができる。これにより、扉枠上ヒンジピン122の上端を、本体枠上ヒンジ部材510の扉枠用上ヒンジ孔511aに挿入させることで、扉枠3の正面視上部左端を、本体枠4に対してヒンジ回転可能に支持させることができる。

0191

また、扉枠上ヒンジ組立体120は、扉枠上ヒンジピン122における上下に延びている部位が、後述する扉枠下ヒンジ部材125の扉枠下ヒンジピン126と同軸上に位置している。これにより、扉枠上ヒンジピン122と扉枠下ヒンジピン126とによって、扉枠3を本体枠4に対して良好な状態でヒンジ回転させることができる。

0192

[3−1g.扉枠下ヒンジ部材]
扉枠ベースユニット100の扉枠下ヒンジ部材125について、主に図31乃至図33を参照して説明する。扉枠下ヒンジ部材125は、扉枠補強ユニット110の正面視左下隅に取付けられる。扉枠下ヒンジ部材125は、扉枠3を、扉枠上ヒンジ組立体120と協働して本体枠4に対してヒンジ回転可能に取付けるためのものである。

0193

扉枠下ヒンジ部材125は、扉枠補強ユニット110に取付けられ正面視四角形で平板状の取付片125aと、取付片125aの下辺から前方へ延出している平板状の突出片125bと、突出片125bの前端付近の下面から下方へ突出している扉枠下ヒンジピン126(図22等を参照)と、を備えている。

0194

扉枠下ヒンジ部材125の取付片125a及び突出片125bは、金属板を屈曲させて形成されている。扉枠下ヒンジピン126は、円柱状の金属棒で、下端部の外周にテーパ状の面取りが施されている。この扉枠下ヒンジピン126は、扉枠ベースユニット100に組立てた状態で、突出片125bにおける扉枠上ヒンジ組立体120の扉枠上ヒンジピン122の上下に延びている部位と同軸上となる部位に取付けられている。

0195

この扉枠下ヒンジ部材125は、扉枠下ヒンジピン126を本体枠下ヒンジ組立体520の扉枠用下ヒンジ孔522aに挿入することで、扉枠3を本体枠4に対してヒンジ回転可能に支持することができる。

0196

[3−1h.シリンダ錠]
扉枠3の扉枠ベースユニット100におけるシリンダ錠130について、主に図34乃至図36を参照して詳細に説明する。図34(a)は扉枠のシリンダ錠を前から見た斜視図であり、(b)は(a)のシリンダ錠を後ろ前から見た斜視図であり、(c)は従来のパチンコ機におけるシリンダ錠を前から見た斜視図であり、(d)は(a)のシリンダ錠を後ろから見た斜視図である。図35(a)は図34(a)のシリンダ錠を分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は図34(a)のシリンダ錠を分解して後ろから見た分解斜視図である。図36(a)は図34(a)のシリンダ錠の可動機構を正面から示す説明図であり、(b)は(a)の状態から反時計回りの方向へ90度回転させた状態で示すシリンダ錠の説明図であり、(c)は(a)の状態から時計回りの方向へ90度回転させた状態で示すシリンダ錠の説明図である。

0197

シリンダ錠130は、扉枠補強ユニット110のシリンダ取付フレーム115に取付けられ、本体枠4の施錠ユニット650と協働して、扉枠3と本体枠4との開閉、及び、外枠2と本体枠4との開閉施錠に使用されるものである。シリンダ錠130は、前後に延びた円柱状のシリンダ本体131と、シリンダ本体131の前端面に形成されている鍵穴132と、シリンダ本体131の後方に設けられており鍵穴132に挿入された正規の鍵を回転させると一緒に回転する回転伝達部材133と、を備えている。

0198

シリンダ錠130のシリンダ本体131は、シリンダ取付フレーム115の前片部を後方から貫通して後端が前片部に取付けられている。回転伝達部材133は、後方が開放された円筒状(詳しくは、後方へ向かうに従って直径が大きくなる円錐筒状)に形成されており、中心軸を挟んで対向した位置に後端から前方へ向かって切欠かれた一対の切欠部を有している。回転伝達部材133は、本体枠4における施錠ユニット650の伝達シリンダ654が後方から挿入されるように形成されており、伝達シリンダ654の一対の突起が一対の切欠部内に挿入されることで、回転伝達部材133(鍵穴132に挿入された鍵)の回転を、伝達シリンダ654に伝達させて回転させることができる。

0199

更に詳述すると、シリンダ錠130は、シリンダ本体131の後端側に設けられており鍵穴132に挿入された正規の鍵を回転させると一緒に回転する第一カム部材134と、シリンダ取付フレーム115におけるシリンダ本体131よりも下方の部位で前後方向の軸周りに対して回転可能に取付けられている第二カム部材135と、上端側が第一カム部材134における回転中心よりも右方の部位で回転可能に取付けられていると共に下端側が第二カム部材135における回転中心よりも右方の部位で回転可能に取付けられている帯板状の第一アーム136と、上端側が第一カム部材134における回転中心よりも下方の部位で回転可能に取付けられていると共に下端側が第二カム部材135における回転中心よりも下方の部位で回転可能に取付けられている帯板状の第二アーム137と、を備えている。

0200

また、シリンダ錠130は、第二カム部材135(回転伝達部材133)を除いてシリンダ本体131、第一カム部材134、第一アーム136、及び第二アーム137を後方から覆うようにシリンダ取付フレーム115に取付けられている後カバー138と、第一アーム136及び第二アーム137の夫々の上下両端側を、夫々第一カム部材134や第二カム部材135に対して回転可能に取付けているリベット139と、を備えている。

0201

第一カム部材134は、第一アーム136の上端側が後面側に取付けられていると共に、第二アーム137の上端側が前面側に取付けられている。第二カム部材135は、シリンダ取付フレーム115により後側から回転可能に取付けられており、シリンダ取付フレーム115の前面を挟んだ後側に、回転伝達部材133が一体回転可能に取付けられている。第二カム部材135は、第一アーム136の下端側が前面側に取付けられていると共に、第二アーム137の下端側が第一アーム136よりも前方で前面側に取付けられている。

0202

第一カム部材134及び第二カム部材135は、夫々において、第一アーム136が取付けられる部位と、第二アーム137が取付けられる部位とが、夫々の回転軸を中心に90度の角度で離隔している。また、第一カム部材134及び第二カム部材135は、夫々において、第一アーム136が取付けられる部位が、第二アーム137が取付けられる部位よりも、回転中心から遠ざかった位置に設けられている。

0203

後カバー138は、左右両側面の下端から外方へ円柱状に突出した軸部138aが、シリンダ取付フレーム115のL字状の係止スリット115bに係止された状態で、上端側が図示しないビスにより、シリンダ取付フレーム115に着脱可能に取付けられている。

0204

このシリンダ錠130は、シリンダ取付フレーム115、シリンダ本体131、回転伝達部材133、第一カム部材134、第二カム部材135、第一アーム136、及び第二アーム137が、金属により形成されている。

0205

シリンダ錠130は、扉枠3に組立てた状態で、シリンダ本体131の前端が扉枠右サイドユニット430のシリンダ挿通口440bの前端と略一致した状態となる。

0206

ここで、従来のシリンダ錠130Aについて説明する。従来のシリンダ錠130Aは、図34(c)及び(d)に示すように、シリンダ本体131が、シリンダ取付フレーム115Aの前片部を後方から貫通して後端が前片部に取付けられている。このシリンダ錠130Aは、シリンダ本体131の軸芯上に回転伝達部材133が設けられている。

0207

続いて、本実施形態のシリンダ錠130の作動について説明する。従来のシリンダ錠130は、図34(c)及び(d)に示すように、シリンダ本体131の軸芯上に回転伝達部材133が設けられているのに対して、本実施形態のシリンダ錠130は、図34(a)及び(b)等に示すように、シリンダ本体131の軸芯から下方へ離隔した位置に回転伝達部材133が設けられている。

0208

このシリンダ錠130は、通常の状態では、図36(a)に示すように、第一アーム136の上下両端側が、第一カム部材134及び第二カム部材135の夫々において、夫々の回転中心の右方の部位に取付けられていると共に、第二アーム137の上下両端側が、第一カム部材134及び第二カム部材135の夫々において、夫々の回転中心の下方の部位に取付けられている。シリンダ本体131では、正規の鍵によって、通常の状態から、時計回りの方向、及び反時計回りの方向へ、夫々90度の角度で回転することができる。

0209

この状態で、鍵穴132に挿入した鍵により、シリンダ本体131のシリンダを介して第一カム部材134を反時計回りの方向へ回転させると、第一アーム136及び第二アーム137が上方へ移動することとなる。この際に、第一アーム136では、上端側が第一カム部材134の回転中心の右方に取付けられているため、第一アーム136により第二カム部材135を反時計回りの方向へ回転させようとする力が大きく作用するのに対して、第二アーム137では、上端側が第一カム部材134の回転中心の下方に取付けられているため、第二アーム137からは第二カム部材135を反時計回りの方向へ回転させようとする力が殆ど作用しない。

0210

このようにして、第一カム部材134が、通常の状態から反時計回りの方向へ回転すると、主に第一アーム136を介して力が伝達されて、第二カム部材135が反時計回りの方向へ回転し、第二カム部材135と一緒に回転伝達部材133が回転することとなる。この第一カム部材134の反時計回りの方向への回転により上方へ作用する力は、第一アーム136及び第二アーム137が第一カム部材134に取付けられている部位と、第一カム部材134の回転中心との間の左右方向の距離に比例している。そのため、第一カム部材134が、通常の状態から反時計回りの方向へ回転するのに従って、第一アーム136では上方へ作用する力が小さくなるのに対して、第二アーム137では上方へ作用する力が大きくなる。

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