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技術 車両用シート装置

出願人 テイ・エステック株式会社
発明者 望月治希三好晃
出願日 2019年7月4日 (1年10ヶ月経過) 出願番号 2019-125481
公開日 2021年2月4日 (3ヶ月経過) 公開番号 2021-011153
状態 未査定
技術分野 構造を特徴とするいす 車両用座席
主要キーワード 中間部連結 横断面形 結合板 連結ワイヤ 電動力 平坦壁 通常姿勢 ギヤ減速機構
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

シートクッションフレームを支持する回転部材ならびに回転部材を下方から回転可能に支持するベース部材を有して前記シートクッションフレームの下方に配置される回転機構と、電気機器と、電気機器の作動を制御するECUとを備える車両用シート装置において、ECUの配置によってもシートクッションの位置が高くなるのを回避する。

解決手段

回転部材30の中央部に少なくとも上方に開放する円形の収容部41が形成され、ECU70,71が、平面視で収容部41内に在るとともにECU70,71の少なくとも一部が側面視で回転部材30に重なる位置に配置される。

概要

背景

シートクッションフレームを支持する回転部材が、電動モータの作動に応じて回転することを可能としてベース部材で支持されるようにした車両用シート装置が、たとえば特許文献1等で知られている。

概要

シートクッションフレームを支持する回転部材ならびに回転部材を下方から回転可能に支持するベース部材を有して前記シートクッションフレームの下方に配置される回転機構と、電気機器と、電気機器の作動を制御するECUとを備える車両用シート装置において、ECUの配置によってもシートクッションの位置が高くなるのを回避する。回転部材30の中央部に少なくとも上方に開放する円形の収容部41が形成され、ECU70,71が、平面視で収容部41内に在るとともにECU70,71の少なくとも一部が側面視で回転部材30に重なる位置に配置される。

目的

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ECUの配置によってもシートクッションの位置が高くなるのを避け得るようにした車両用シート装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

シートクッション(11a)を支持するシートクッションフレーム(16)と、当該シートクッションフレーム(16)を支持する回転部材(30)ならびに当該回転部材(30)を下方から回転可能に支持するベース部材(29)を有して前記シートクッションフレーム(16)の下方に配置される回転機構(14)と、電気機器(53,65)と、当該電気機器(53,65)の作動を制御するECU(70,71)とを備える車両用シート装置において、前記回転部材(30)の中央部に少なくとも上方に開放する円形の収容部(41)が形成され、前記ECU(70,71)が、平面視で前記収容部(41)内に在るとともに当該ECU(70,71)の少なくとも一部が側面視で前記回転部材(30)に重なる位置に配置されることを特徴とする車両用シート装置。

請求項2

前記回転部材(30)が、上方に向かうにつれて大径となるように形成されるテーパ部(30a)と、そのテーパ部(30a)と協働して前記収容部(41)を形成するようにして当該テーパ部(30a)の上端部から上方に立ち上がる円筒状の側壁部(30b)と、その側壁部(30b)から外側方張り出す鍔部(30c)とを有するように形成され、前記ECU(70,71)が前記テーパ部(30a)に沿って傾斜した姿勢で配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。

請求項3

前記回転部材(30)に、平面視で当該回転部材(30)の外周(30d)よりも内側に配置される取付け部材(58)が取付けられ、前記ECU(70,71)が前記取付け部材(58)に取付けられることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート装置。

請求項4

前記取付け部材(58)が、前記テーパ部(30a)に沿って傾斜して前記収容部(41)内に配置される傾斜板部(58b)を有し、前記ECU(70,71)が前記傾斜板部(58b)に取付けられることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート装置。

請求項5

前記取付け部材(58)が、前記回転部材(30)の回転軸線(C)よりも前方で前記回転部材(30)の前記鍔部(30c)に結合され、前記ECU(70,71)は、前記シートクッション(11a)の上方からの荷重を受けるようにして前記シートクッションフレーム(16)に取付けられるクッション側受圧部材(19)との干渉を避ける位置で前記傾斜板部(58b)に取付けられることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート装置。

請求項6

前記ECU(70,71)が、側面視で前記クッション側受圧部材(19)の最下端(19a)の直下を避けて配置されることを特徴とする請求項5記載の車両用シート装置。

請求項7

前記ベース部材(29)および前記回転部材(30)のうち一方側に、前記回転部材(30)を回転駆動する動力を発揮する電動モータ(53)と、前記ECU(70,71)とが取付けられることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シート装置。

請求項8

前記ベース部材(29)および前記回転部材(30)のうち上下方向での長さが大きい側に、前記電動モータ(53)および前記ECU(70,71)が取付けられることを特徴とする請求項7に記載の車両用シート装置。

請求項9

平面視で前記回転部材(30)の外周(30d)よりも内側に配置されて前記ベース部材(29)および前記回転部材(30)の一方に取付けられる取付け部材(58)に、前記電動モータ(53)および前記ECU(70,71)が取付けられることを特徴とする請求項7または8に記載の車両用シート装置。

請求項10

前記回転部材(30)に前記取付け部材(58)が取付けられることを特徴とする請求項9に記載の車両用シート装置。

技術分野

0001

本発明は、シートクッションを支持するシートクッションフレームと、当該シートクッションフレームを支持する回転部材ならびに当該回転部材を下方から回転可能に支持するベース部材を有して前記シートクッションフレームの下方に配置される回転機構と、電気機器と、当該電気機器の作動を制御するECUとを備える車両用シート装置に関する。

背景技術

0002

シートクッションフレームを支持する回転部材が、電動モータの作動に応じて回転することを可能としてベース部材で支持されるようにした車両用シート装置が、たとえば特許文献1等で知られている。

先行技術

0003

特開2004−123044号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで電動モータ等の電気機器を備える車両用シート装置は、前記電気機器の作動を制御するためのECUも備えるのであるが、そのECUの配置スペースを確保するために、シートクッションが高くなるのは回避したい。

0005

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ECUの配置によってもシートクッションの位置が高くなるのを避け得るようにした車両用シート装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、本発明は、シートクッションを支持するシートクッションフレームと、当該シートクッションフレームを支持する回転部材ならびに当該回転部材を下方から回転可能に支持するベース部材を有して前記シートクッションフレームの下方に配置される回転機構と、電気機器と、当該電気機器の作動を制御するECUとを備える車両用シート装置において、前記回転部材の中央部に少なくとも上方に開放する円形の収容部が形成され、前記ECUが、平面視で前記収容部内に在るとともに当該ECUの少なくとも一部が側面視で前記回転部材に重なる位置に配置されることを第1の特徴とする。

0007

また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記回転部材が、上方に向かうにつれて大径となるように形成されるテーパ部と、そのテーパ部と協働して前記収容部を形成するようにして当該テーパ部の上端部から上方に立ち上がる円筒状の側壁部と、その側壁部から外側方張り出す鍔部とを有するように形成され、前記ECUが前記テーパ部に沿って傾斜した姿勢で配置されることを第2の特徴とする。

0008

本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記回転部材に、平面視で当該回転部材の外周よりも内側に配置される取付け部材取付けられ、前記ECUが前記取付け部材に取付けられることを第3の特徴とする。

0009

本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記取付け部材が、前記テーパ部に沿って傾斜して前記収容部内に配置される傾斜板部を有し、前記ECUが前記傾斜板部に取付けられることを第4の特徴とする。

0010

本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記取付け部材が、前記回転部材の回転軸線よりも前方で前記回転部材の前記鍔部に結合され、前記ECUは、前記シートクッションの上方からの荷重を受けるようにして前記シートクッションフレームに取付けられるクッション側受圧部材との干渉を避ける位置で前記傾斜板部に取付けられることを第5の特徴とする。

0011

本発明は、第5の特徴の構成に加えて、前記ECUが、側面視で前記クッション側受圧部材の最下端の直下を避けて配置されることを第6の特徴とする。

0012

本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記ベース部材および前記回転部材のうち一方側に、前記回転部材を回転駆動する動力を発揮する電動モータと、前記ECUとが取付けられることを第7の特徴とする。

0013

本発明は、第7の特徴の構成に加えて、前記ベース部材および前記回転部材のうち上下方向での長さが大きい側に、前記電動モータおよび前記ECUが取付けられることを第8の特徴とする。

0014

本発明は、第7または第8の特徴の構成に加えて、平面視で前記回転部材の外周よりも内側に配置されて前記ベース部材および前記回転部材の一方に取付けられる取付け部材に、前記電動モータおよび前記ECUが取付けられることを第9の特徴とする。

0015

さらに本発明は、第9の特徴の構成に加えて、前記取付け部材が前記回転部材に取付けられることを第10の特徴とする。

0016

なお実施の形態の第2のテーパ部30aが本発明のテーパ部に対応し、実施の形態の第4の側壁部30bが本発明の側壁部に対応し、実施の形態の第2の鍔部30cが本発明の鍔部に対応し、実施の形態の電動モータ53およびブロワー65が本発明の電気機器に対応する。

発明の効果

0017

本発明の第1の特徴によれば、回転部材の中央部に形成されて少なくとも上方に開放する円形の収容部内に平面視でECUが収容され、ECUの少なくとも一部が側面視で回転部材に重なる位置に在るので、回転部材からのECUの上方への突出を抑えることで、ECUの配置によってシートクッションの高さが高くなるのを回避しつつ、回転部材の回転軸線に直交する方向で車両用シート装置が大型化することも回避することができる。

0018

また本発明の第2の特徴によれば、回転部材が有するテーパ部に沿って傾斜した姿勢でECUが配置されることで、回転部材からのECUの上方への突出をより効果的に抑え、シートクッションの高さをより効果的に抑えることができる。

0019

本発明の第3の特徴によれば、平面視で回転部材の外周よりも内側に配置されて回転部材に取付けられる取付け部材にECUが取付けられるので、ECUを取付けるための取付け部材の配置によって回転部材の回転軸線に直交する方向で車両用シート装置が大型化するのを回避することができる。

0020

本発明の第4の特徴によれば、収容部内に配置されるようにして取付け部材が有する傾斜板部にECUが取付けられるので、ECUを回転部材のテーパ部に沿わせた傾斜姿勢で取付け部材に容易に取付けて、回転部材からのECUの上方への突出を抑えることができる。

0021

本発明の第5の特徴によれば、取付け部材が回転部材の回転軸線よりも前方で回転部材の鍔部に結合され、シートクッションの上方からの荷重を受けるようにしてシートクッションフレームに取付けられるクッション側受圧部材との干渉を避ける位置でECUが傾斜板部に取付けられるので、車両用シート装置が上下方向に大型化することを回避することができる。

0022

本発明の第6の特徴によれば、ECUが側面視でクッション側受圧部材の最下端の直下には配置されないことにより、ECUとクッション側受圧部材との干渉をより容易に避けることができる。

0023

本発明の第7の特徴によれば、ベース部材および回転部材のうち一方側に、電動モータおよびECUが取付けられるので、電動モータおよびECUを接続し易くすることができる。

0024

本発明の第8の特徴によれば、ベース部材および回転部材のうち上下方向での長さが大きい側に電動モータおよびECUが取付けられるので、車両用シート装置の高さが高くなるのを抑制しつつ、電動モータおよびECUを配置するスペースを容易に確保することができる。

0025

本発明の第9の特徴によれば、平面視で回転部材の外周よりも内側に配置される取付け部材に電動モータおよびECUが取付けられるので、ECUおよび電動モータを取付けるための取付け部材の配置によって回転部材の回転軸線に直交する方向で車両用シート装置が大型化するのを回避することができる。

0026

さらに本発明の第10の特徴によれば、取付け部材が回転部材に取付けられるので、回転部材の回転時に電動モータおよびECUもベース部材に対して回転することになり、電動モータと、その電動モータの作動を制御するECUとの接続配線コンパクト集約することができる。

0027

なお実施の形態の第2のテーパ部30aが本発明のテーパ部に対応し、実施の形態の第4の側壁部30bが本発明の側壁部に対応し、実施の形態の第2の鍔部30cが本発明の鍔部に対応し、実施の形態の電動モータ53およびブロワー65が本発明の電気機器に対応する。

図面の簡単な説明

0028

シート本体を省略した状態で車両用シート装置を示す斜視図である。
車両用シート装置の要部を上方から見た平面図である。
図2の3−3線断面図である。
ライドレールおよび回転機構を図2と同一方向から見た図である。
スライドレールおよび回転機構を図4と反対側から見た図である。
図4の6−6線断面図である。

実施例

0029

以下、本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら説明する。以下の説明で「前後」、「左右」および「上下」は、通常姿勢着座した着座者の正面方向を前方としつつその状態で着座者から見た方向を言うものとする。

0030

先ず図1において、車両用シート装置は、シート本体11をスライド可能とするために左右方向に間隔をあけつつ相互に平行に並んで直線状に延びる一対のスライドレール13と、前記シート本体11を回転可能に支持しつつ前記スライドレール13に沿って移動可能な回転機構14とを含む。

0031

前記シート本体11は、シートクッションフレーム16に支持されるシートクッション11aと、前記シートクッションフレーム16に連結されるシートバックフレーム17に支持されて前記シートクッション11aの上方に配置されるシートバック11bと、前記シートバックフレーム16に設けられるガイド筒18で高さ調整を可能として支持されるヘッドレスト11cとを備える。

0032

前記シートクッションフレーム16は、相互に左右方向に離間した位置に並ぶようにして前後方向に直線状に延びるように配置される一対のサイドフレーム16aと、それらのサイドフレーム16aの前端部間を連結するパンフレーム16bと、一対の前記サイドフレーム16aの後端部間を連結するリヤパイプ16cとを有する。

0033

図2および図3を併せて参照して、前記シートクッションフレーム16には、前記シートクッション11aの上方からの荷重を受けるクッション側受圧部材19が取付けられており、このクッション側受圧部材19は、金属線を左右に蛇行するようにジグザグ湾曲して成る複数(この実施の形態では4個)のシートスプリング20を有し、それらのシートスプリング20は、隣接するシートスプリング20同士が左右対称となるように配置され、インサート成形によってそれらのシートスプリング20と一体に成形される樹脂製の複数の中間部連結部材21で、隣接のシートスプリング20同士が連結される。

0034

複数の前記シートスプリング20の前端部は、前記シートクッションフレーム16における前記パンフレーム16bに設けられる係止部22にそれぞれ係合される。また相互に隣接するシートスプリング20の後端部は、前記シートクッションフレーム16の前記リヤパイプ16cに係合されるとともに、インサート成形によってシートスプリング20と一体に成形される樹脂製の後端部連結部材23で連結されており、前記後端部連結部材23が、前記リヤパイプ16cを覆うように形成される。

0035

すなわち前記クッション側受圧部材19は、前記シートクッションフレーム16の前記パンフレーム16bおよび前記リヤパイプ16c間に架け渡されており、平面視で一対の前記サイドフレーム16a間に配置される。しかも図3で示すように、前記クッション側受圧部材19の最下端19aがシートクッションフレーム16がその後端部に備える前記リヤパイプ16cの近傍に在るようにして、前記クッション側受圧部材19の大部分は後下がりに傾斜して前記パンフレーム16bおよび前記リヤパイプ16c間に架け渡される。

0036

再び図1に注目して、前記シートバックフレーム17は、相互に左右方向に離間した位置に並ぶようにして上下方向に延びる一対のシートバックサイドフレーム17aと、それらのシートバックサイドフレーム17aの上端部間を連結するアッパフレーム17bと、一対の前記シートバックサイドフレーム17aの下端部間を連結するロアフレーム17cとを有する。

0037

一対の前記シートバックサイドフレーム17a間には、樹脂等によって弾性変形可能に形成されるバック側受圧部材24が配置されており、このバック側受圧部材24は、上部連結ワイヤ25および下部連結ワイヤ26を介して左右の前記シートバックサイドフレーム17a間に架け渡される。

0038

図4図6を併せて参照して、前記シートクッションフレーム16は、前記回転機構14上に載置されており、この回転機構14は、前記スライドレール13に沿って移動可能なベース部材29と、前記シートクッションフレーム16を支持して前記ベース部材29に回転可能に支持される回転部材30と、当該回転部材30の一部を上方から覆って前記ベース部材29に固定されるカバー部材31とを備える。

0039

前記ベース部材29は、環状である第1の底壁部29aと、第1の底壁部29aの外周部から上方に立ち上がる円筒状の第1の側壁部29bと、第1の側壁部29bの上端部から外側方に張り出す第1の鍔部29cとを有し、第1の鍔部29cは矩形状に形成される。

0040

また前記カバー部材31は、前記ベース部材29の第1の底壁部29aに上方から当接される環状の第2の底壁部31aと、第2の底壁部31aの外周から上方にわずかに立ち上がる円筒状の第2の側壁部31bと、上方に向かうにつれて大径となるように形成されて第2の側壁部31bの上端部に連なる第1のテーパ部31cと、第1のテーパ部31cの上端部から側方に張り出す環状の第1の平坦壁部31dと、第1の平坦壁部31dの外周から上方に立ち上がる円筒状の第3の側壁部31eとを有し、前記第2の底壁部31aは前記ベース部材29の前記第1の底壁部29aに複数のリベット32で結合される。

0041

前記回転部材30は、前記カバー部材31の前記第1のテーパ部31cに外側方から対向する位置に配置されて上方に向かうにつれて大径となるように形成される第2のテーパ部30aと、前記カバー部材31の前記第3の側壁部31eに外側方から対向するようにして前記第2のテーパ部30aの上端部から上方に立ち上がる円筒状の第4の側壁部30bと、第4の側壁部30bから外側方に張り出す第2の鍔部30cとを有し、第2の鍔部30cは矩形状に形成される。また第2の鍔部30cに、前記スライドレール13と平行に延びる連結部材33が複数ずつの第1のボルト34および第2のナット35で締結される。この連結部材33には、前記シートクッションフレーム16の前記サイドフレーム16aが連結され、当該サイドフレーム16aは、相互に離間した位置で並ぶようにしつつ直線状に延びて前記回転部材30の前記第2の鍔部30c上に前記連結部材33を介して固定配置されることになる。

0042

前記回転部材30は、前記ベース部材29が有する環状の回転支持部36に軸受37を介して回転可能に支持されており、前記回転支持部36は、前記ベース部材29における第1の底壁部29aと、前記第1の側壁部29bとで横断面形状が略L字状となるように形成される。

0043

前記軸受37は、環状のリテーナ38の周方向複数箇所にボール39が保持されて成り、前記回転部材30における前記第1のテーパ部31cには、前記ボール39を転動させるための環状凹部40が形成される。

0044

ところで、前記回転部材30の中央部には、少なくとも上方に開放する収容部41が形成される。この実施の形態で前記収容部41は、前記回転部材30における前記第2のテーパ部30aおよび前記第4の側壁部30bによって、上方に開放するとともに下方にも開放するように構成されており、前記カバー部材31はその収容部41内に収容、配置される。

0045

ところで前記スライドレール13は、車両の前後方向に延びる固定レール45と、その固定レール45に摺動可能に嵌合される可動レール46とから成り、前記ベース部材29の前記第1の鍔部29cが、複数ずつの第2のボルト47および第2のナット48で前記可動レール46に締結される。

0046

前記回転部材30は、当該回転部材30および前記ベース部材29間に設けられる回転駆動装置49で回転駆動されるものであり、この回転駆動装置49は、アクチュエータ50と、当該アクチュエータ50が発揮する回転動力で回転する出力ギヤ51と、当該出力ギヤ51に噛合する入力ギヤ52とを備える。

0047

前記アクチュエータ50および前記出力ギヤ51は、前記回転部材30および前記ベース部材29の一方側に取付けられ、前記入ギヤ52は、前記回転部材30および前記ベース部材29の他方側に固定される。

0048

しかも前記アクチュエータ50は、前記ベース部材29および前記回転部材30のうち上下方向での長さが大きい方に取付けられるものであり、この実施の形態では、前記アクチュエータ50は前記回転部材30側に取付けられ、前記入力ギヤ52は前記ベース部材29に固定される。

0049

前記アクチュエータ50は、車幅方向に延びる回転軸線を有する電動モータ53と、当該電動モータ53のケース54に連結されるギヤボックス55と、回転軸線を前記回転部材30の回転軸線Cと平行にして前記ギヤボックス55から突出される出力軸56とを備え、前記出力ギヤ51は前記出力軸56に設けられる。前記ギヤボックス55内には、前記電動モータ53の回転動力を減速しながら回転方向を90度変換して前記出力軸56に伝達するようにしたギヤ減速機構(図示せず)が収容され、このギヤ減速機構は、出力軸56側からの回転動力が前記電動モータ53側に伝達されるのを阻止するようにしてウォームギヤを含む構成とされている。

0050

前記回転部材30は180度の範囲で回転駆動されるものであり、前記入力ギヤ52は、内周部にギヤ部52aを有して略180度にわたる円弧状に形成され、前記ベース部材29が備える第1の底壁部29aの内周部下面に前記ギヤ部52aを前記第1の底壁部29aの内周から半径方向内方に突出させるようにして固定される。これにより前記ギヤ部52aは、前記回転部材30の回転軸線C側を向いて配置されることになる。

0051

前記入力ギヤ52の前記ベース部材29への固定にあたっては、前記カバー部材31の前記第2の底壁部31aを前記ベース部材29の前記第1の底壁部29aに結合するようにした複数のリベット32の一部が、前記第1の底壁部29aを挟んで前記第2の底壁部31aおよび前記入力ギヤ52を前記第1の底壁部29aに共に結合するために用いられる。この際、前記入力ギヤ52の周方向端部が、前記第2の底壁部31aおよび前記入力ギヤ52を前記第1の底壁部29aに共に結合するため前記リベット32に対応する部位に配置される場合には、入力ギヤ52の周方向長さを無駄に長くすることを回避するために、図5で示すように、前記入力ギヤ52の周方向端部に切欠き57が形成されるようにしてもよい。

0052

ところで前記回転部材30には、平面視で前記回転部材30の外周30dよりも内側に配置される取付け部材58が取付けられ、前記電動モータ53を含む前記アクチュエータ50が前記取付け部材58に取付けられる。すなわち前記アクチュエータ50の前記ギヤボックス55が前記取付け部材58の上面に取付けられ、前記取付け部材58を貫通する前記出力軸56に前記出力ギヤ51が設けられる。

0053

前記取付け部材58は、前記回転部材30の回転軸線Cよりも前方に配置される。この取付け部材58は、前記回転部材30における前記第3鍔部30cの上面に結合される被結合板部58aを両端部に有して前記スライドレール13の長手方向と直交するように延びるものであり、一対の前記被結合板部58aと、前記回転部材30の半径方向内方に向かうにつれて下方位置となるように傾斜しつつ上端部が前記被結合板部58aに連設される左右一対の傾斜板部58bと、それらの傾斜板部58bの下端間を結ぶ平坦な支持板部58cを一体に有するように形成される。

0054

ところで前記傾斜板部58bは、前記カバー部材31における第1のテーパ部31cに内方から対向しつつ前記回転部材30の中央部の前記収容部41内に配置されるものであり、前記回転部材30の第2のテーパ部30aは前記第1のテーパ部31cに外方から対向するものであるので、前記傾斜板部58bは、前記回転部材30の前記第2のテーパ部30aに沿って傾斜して前記収容部41内に配置されることになる。

0055

前記アクチュエータ50は、前記取付け部材58における前記支持板部58cの上面に取付けられ、前記取付け板部58に取付けられた状態で前記アクチュエータ50は、前記クッション側受圧部材19との干渉を回避しつつ当該クッション側受圧部材19の下方に配置される。

0056

ところで前記カバー部材31の前記第1のテーパ部31cと、前記回転部材30の前記第2のテーパ部30aとの間には、それらのテーパ部31c,30aにそれぞれ摺接する環状のスライダー60が介装される。このスライダー60は、前記アクチュエータ50による電動力に代えて前記回転機構14に人力を作用させることで前記回転部材30を回転させるようにした車両用シート装置と、前記カバー部材31および前記回転部材30を共用化させるために用いられるものであり、人力による回転を可能とした車両用シート装置では回転部材30の回転を阻止するロック状態において前記回転部材30のがたつきを抑制するための機構の一部を構成する環状の部材が、前記スライダー60に代えて前記第1のテーパ部31cおよび前記第2のテーパ部30a間に介装される。

0057

前記シートクッションフレーム16の前部を構成するパンフレーム16bの前端縁よりも後方にはブロワー65が配置されており、このブロワー65に一端部66aが接続されるダクト66の他端部66bに吹き出し口となる開口部67が形成される。

0058

前記ブロワー65は、図3で示すように、前記パンフレーム16bの下部に支持部材68を介して取付けられており、前記開口部67は、平面視で前記環状回転部材30の径方向内側であって前記カバー部材31の径方向内側に配置される。しかも前記開口部67は、前記シートクッション11a側に向けて開口するものであり、平面視では図2で明示するように、前記クッション側受圧部材19を構成する複数のシートスプリング20のうち相互に隣接する一対のシートスプリング20相互間に配置される。

0059

また前記ダクト66の他端部66bは、前記クッション側受圧部材19よりも上方にわずかに突出するものであり、前記開口部67の上端開口縁67aが、側面視で前記環状回転部材30よりも上方に配置される。

0060

また前記ダクト66の一端部66aは、前記環状回転部材30の上端よりも上方で平面視では前記環状回転部材30と重なるようにして前記ブロワー65に接続され、当該ダクト66の中間部が、側面視で前記環状回転部材30と重なるように配置されて前記収容部41に収容される。

0061

ところで第1の電気機器である前記電動モータ53の作動は第1のECU70で制御され、第2の電気機器である前記ブロワー65の作動は第2のECU71で制御されるものであり、第1および第2のECU70,71は、平面視で前記回転部材30の中央部の収容部41内に在るとともにそれらのECU70,71の少なくとも一部(この実施の形態では全部)が側面視で前記回転部材30に重なる位置に配置される。

0062

しかも前記第1のECU70および前記第2のECU71は、前記回転部材30が有する第2のテーパ部30aに沿って傾斜した姿勢で配置されるものであり、前記電動モータ53を含む前記アクチュエータ50を取付けるために前記回転部材30に取付けられた前記取付け部材58に、前記第1のECU70および前記第2のECU71が取付けられる。すなわち前記取付け部材58は、前記第2のテーパ部30aに沿うように傾斜しつつ前記回転部材30の中央部の前記収容部41内に配置されるた一対の傾斜板部58bを有しており、前記第1のECU70および前記第2のECU71は、前記第2のテーパ部30aに沿うように傾斜して前記収容部41内に配置される一対の前記傾斜板部58bにそれぞれ取付けられる。

0063

前記第1のECU70および前記第2のECU71は、前記アクチュエータ50と同様に、前記クッション側受圧部材19との干渉を回避しつつ当該クッション側受圧部材19の下方に配置され、前記傾斜板部58bに取付けられる。しかも図3で示すように、前記アクチュエータ50と、前記第1のECU70および前記第2のECU71が取付けられる前記取付け部材58は、側面視で前記クッション側受圧部材19の最下端19aよりも前方で前記クッション側受圧部材19の下方に在り、前記第1のECU70および前記第2のECU71は、側面視で前記クッション側受圧部材19の最下端19aの直下を避けた位置に配置されることになる。

0064

次にこの実施の形態の作用について説明すると、回転機構14の一部を構成する回転部材30の中央部に少なくとも上方に開放する円形の収容部41が形成され、電動モータ53の作動を制御する第1のECU70ならびにブロワー65の作動を制御する第2のECU71が、平面視で前記収容部41内に在るとともにそれらのECU70,71の少なくとも一部が側面視で前記回転部材30に重なる位置に配置されるので、前記回転部材30からの前記第1のECU70および前記第2のECU71の上方への突出を抑えることで、前記第1および第2のECU70,71の配置によってシートクッション11aの高さが高くなるのを回避しつつ、回転部材30の回転軸線Cに直交する方向で車両用シート装置が大型化することも回避することができる。しかもこの実施の形態では、第1および第2のECU70,71の全部が側面視で前記回転部材30に重なる位置に配置されるので、前記回転部材30からの前記第1のECU70および前記第2のECU71の上方への突出を抑えてシートクッション11aの高さが高くなるのをより効果的に抑えて前記第1のECU70および前記第2のECU71を配置することができる。

0065

また前記回転部材30が、上方に向かうにつれて大径となるように形成される第2のテーパ部30aと、その第2のテーパ部30aと協働して前記収容部41を形成するようにして当該第2のテーパ部30aの上端部から上方に立ち上がる円筒状の第4の側壁部30bと、その第4の側壁部30bから外側方に張り出す第2の鍔部30cとを有するように形成され、前記第1および第2のECU70,71が前記第2のテーパ部30aに沿って傾斜した姿勢で配置されるので、前記回転部材30からの前記第1および第2のECU70,71の上方への突出をより効果的に抑え、前記シートクッション11aの高さをより効果的に抑えることができる。

0066

また前記ベース部材29および前記回転部材30のうち上下方向での長さが大きい方である前記回転部材30側に、前記電動モータ53と、前記第1および第2のECU70,71とが取付けられており、車両用シート装置の高さが高くなるのを抑制しつつ前記電動モータ53と、前記第1および第2のECU70,71とを配置するスペースを容易に確保することができる。

0067

また前記回転部材30に、平面視で当該回転部材30の外周30dよりも内側に配置される取付け部材58が取付けられ、前記第1および第2のECU70,71が前記取付け部材58に取付けられるので、前記第1および第2のECU70,71を取付けるための前記取付け部材58の配置によって回転部材30の回転軸線Cに直交する方向で車両用シート装置が大型化するのを回避することができる。

0068

しかも前記取付け部材58には、前記第1のECU70および前記第2のECU71だけでなく、前記回転部材30を回転駆動する動力を発揮する電動モータ53も取付けられているので、電動モータ53を取付けるための前記取付け部材58の配置によっても回転部材30の回転軸線Cに直交する方向で車両用シート装置が大型化するのを回避しつつ、前記電動モータ53と、その電動モータ53の作動を制御する第1のECU70とを接続し易くすることができる。

0069

しかも前記取付け部材58が前記回転部材30に取付けられることにより、前記回転部材30の回転時に、前記電動モータ53と、前記第1および第2のECU70,71とも前記ベース部材29に対して回転することになり、前記電動モータ53と、その電動モータ53の作動を制御する第1のECU70との接続配線をコンパクトに集約することができる。

0070

また前記取付け部材58が、前記回転部材30の前記第2のテーパ部30aに沿って傾斜して前記収容部41内に配置される傾斜板部58bを有し、前記第1および第2のECU70,71が前記傾斜板部58bに取付けられるので、前記第1および第2のECU70,71を前記回転部材30の前記第2のテーパ部30aに沿わせた傾斜姿勢で前記取付け部材58に容易に取付けて、前記回転部材30からの前記第1および第2のECU70,71の上方への突出を抑えることができる。

0071

また前記取付け部材58が、前記回転部材30の回転軸線Cよりも前方で前記回転部材30の前記第2の鍔部30cに結合され、前記第1および第2のECU70,71は、前記シートクッション11aの上方からの荷重を受けるようにしてシートクッションフレーム16に取付けられるクッション側受圧部材19との干渉を避ける位置で前記傾斜板部58bに取付けられるので、車両用シート装置が上下方向に大型化することを回避することができる。

0072

さらに前記電動モータ50と、前記第1および第2のECU70,71とが、側面視で前記クッション側受圧部材19の最下端19aの直下を避けて配置されるので、前記電動モータ53と、前記第1および第2のECU70,71とが、前記クッション側受圧部材19と干渉するのをより容易に避けることができる。しかも前記電動モータ50と、前記第1および第2のECU70,71とは、前記クッション側受圧部材19の最下端19aよりも前方で前記クッション側受圧部材19の下方に配置されており、クッション側受圧部材19の下方のスペースを有効利用して、前記電動モータ50と、前記第1および第2のECU70,71とを配置することができる。

0073

以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。

0074

たとえば上述の実施の形態では、電動モータ53の作動を制御する第1のECU70ならびにブロワー65の作動を制御する第2のECU71を取り上げて説明したが、本発明は、車両用シート装置が備える電気機器の作動を制御するECUに広く適用することができる。

0075

また上述の実施の形態では、回転部材30に取付けられる取付け部材58に第1および第2のECU70,71が取付けられるようにしたが、ECUが回転部材30に直接取付けられるようにしてもよい。

0076

11a・・・シートクッション
14・・・回転機構
16・・・シートクッションフレーム
19・・・クッション側受圧部材
19a・・・クッション側受圧部材の最下端
29・・・ベース部材
30・・・回転部材
30a・・・テーパ部
30b・・・側壁部
30c・・・鍔部
30d・・・回転部材の外周
41・・・収容部
53・・・電気機器である電動モータ
58・・・取付け部材
58b・・・傾斜板部
65・・・電気機器であるブロワー
70,71・・・ECU
C・・・回転軸線

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