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技術 吐出容器

出願人 株式会社吉野工業所
発明者 早川茂
出願日 2019年6月28日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2019-122118
公開日 2021年1月28日 (7ヶ月経過) 公開番号 2021-008285
状態 未査定
技術分野 内容物取出用特殊手段をもつ容器・包装体
主要キーワード 合用筒 指当て面 空気溜め パーツ数 延長壁 ドーム部分 弾性ドーム 蓋周壁
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2021年1月28日)のものです。
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図面 (6)

課題

簡単に製造できる吐出容器を提供する。

解決手段

有底筒状であり、底壁4に下方開口部A1が形成されるとともに筒周壁6の上端に上方開口部A2を有する主容器体2と、 前記筒周壁6の上部に嵌合され、かつ前記上方開口部A2の内部に連通する吐出口42を有するキャップ30と、前記主容器体2の内側に、前記下方開口部A1から遮断されかつ前記吐出口42と連通する内容物収納室Bが形成されるように、前記主容器体2内に配備された仕切り部材10と、前記主容器体2の下部の外側に装着され、かつ上方への押込み操作により、前記下方開口部A1を介して前記主容器体2内へ空気を送り込むことが可能に形成された操作部材60とを具備する。前記操作部材60による空気の圧送により前記内容物収納室Bが減容して、前記吐出口42から内容物が吐出されるように構成した。

概要

背景

この種の容器として、有頂筒状であって頂壁流出孔を開口した容器体と、前記容器体内に上昇可能に嵌合された中皿と、前記頂壁の上面外周部に載置された弾性ドーム上端から嵌合筒起立した弾性部材と、前記容器体の上部外面から弾性ドームの上面に亘って装着され、弾性部材及び容器体を連係させる装着筒部材と、前記嵌合筒に固定されたノズル部材とを具備するものが知られている(特許文献1)。
前記ノズル部材の嵌合筒への嵌合箇所には、上側逆止弁が形成されている。
また前記弾性ドームの下端部からはバネ板内方突出されており、このバネ板を前記流出孔の上に載置することで下側逆止弁が形成されている。
そして弾性ドームの内部は、ポンプ室の機能を有し、前記ノズル部材の押下げにより、弾性ドームが弾性圧搾され、ポンプ室内液体が上側逆止弁を通ってノズル部材から吐出されるとともに、前記押下げの解放により、弾性ドームが弾性復元し、ポンプ室内が負圧化して、容器体内の液体が下側逆止弁を介して吸上げられるように構成されている。

概要

簡単に製造できる吐出容器を提供する。有底筒状であり、底壁4に下方開口部A1が形成されるとともに筒周壁6の上端に上方開口部A2を有する主容器体2と、 前記筒周壁6の上部に嵌合され、かつ前記上方開口部A2の内部に連通する吐出口42を有するキャップ30と、前記主容器体2の内側に、前記下方開口部A1から遮断されかつ前記吐出口42と連通する内容物収納室Bが形成されるように、前記主容器体2内に配備された仕切り部材10と、前記主容器体2の下部の外側に装着され、かつ上方への押込み操作により、前記下方開口部A1を介して前記主容器体2内へ空気を送り込むことが可能に形成された操作部材60とを具備する。前記操作部材60による空気の圧送により前記内容物収納室Bが減容して、前記吐出口42から内容物が吐出されるように構成した。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

有底筒状であり、底壁(4)に下方開口部(A1)が形成されるとともに筒周壁(6)の上端に上方開口部(A2)を有する主容器体(2)と、前記筒周壁(6)の上部に嵌合され、かつ前記上方開口部(A2)の内部に連通する吐出口(42)を有するキャップ(30)と、前記主容器体(2)の内側に、前記下方開口部(A1)から遮断されかつ前記吐出口(42)と連通する内容物収納室(B)が形成されるように、前記主容器体(2)内に配備された仕切り部材(10)と、前記主容器体(2)の下部の外側に装着され、かつ上方への押込み操作により、前記下方開口部(A1)を介して前記主容器体(2)内へ空気を送り込むことが可能に形成された操作部材(60)と、を具備し、前記操作部材(60)による空気の圧送により前記内容物収納室(B)が減容して、前記吐出口(42)から内容物が吐出されるように構成したことを特徴とする、吐出容器

請求項2

前記操作部材(60)は、前記主容器体(2)の下部外面に嵌合されるリング状嵌合部(62)と、前記底壁(4)を覆う弾性変形部(64)とを具備し、この弾性変形部(64)の一部に外気導入孔(68)を開口するとともに、この外気導入孔(68)の周囲に、上方押込み操作を行うための指当て面部(66)を形成したことを特徴とする、請求項1に記載の吐出容器。

請求項3

前記吐出口(42)に、内容物を吐出していない状態で外気の流入を阻止するシール弁(V)を設けたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の吐出容器。

請求項4

前記吐出口(42)は、前記筒周壁(6)の上方開口部(A2)を閉塞するキャップ頂壁(36)を貫通する吐出筒(44)の内側に形成され、この吐出筒(44)の下部内に、弁孔(27)を有する中栓(26)が液密に嵌合され、前記シール弁(V)は、前記吐出筒(44)の上部内面弾性支承された弁体(48)を、前記弁孔(27)に圧接することにより形成されたことを特徴とする、請求項3に記載の吐出容器。

請求項5

前記仕切り部材(10)は、前記筒周壁(6)の内面に上方への摺動可能に嵌合された中皿(10A)であることを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の吐出容器。

請求項6

前記仕切り部材(10)は、その上端である固定端部を前記筒周壁(6)の上部へ固定させて、前記筒周壁(6)及び底壁(4)の内面に剥離可能に積層され、前記下方開口部(A1)からの空気の流入により圧潰可能に形成した内容器体(10B)であることを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の吐出容器。

技術分野

0001

本発明は、吐出容器、特に簡易吐出機構を有する容器に関する。

背景技術

0002

この種の容器として、有頂筒状であって頂壁流出孔を開口した容器体と、前記容器体内に上昇可能に嵌合された中皿と、前記頂壁の上面外周部に載置された弾性ドーム上端から嵌合筒起立した弾性部材と、前記容器体の上部外面から弾性ドームの上面に亘って装着され、弾性部材及び容器体を連係させる装着筒部材と、前記嵌合筒に固定されたノズル部材とを具備するものが知られている(特許文献1)。
前記ノズル部材の嵌合筒への嵌合箇所には、上側逆止弁が形成されている。
また前記弾性ドームの下端部からはバネ板内方突出されており、このバネ板を前記流出孔の上に載置することで下側逆止弁が形成されている。
そして弾性ドームの内部は、ポンプ室の機能を有し、前記ノズル部材の押下げにより、弾性ドームが弾性圧搾され、ポンプ室内液体が上側逆止弁を通ってノズル部材から吐出されるとともに、前記押下げの解放により、弾性ドームが弾性復元し、ポンプ室内が負圧化して、容器体内の液体が下側逆止弁を介して吸上げられるように構成されている。

先行技術

0003

実開平3−123857

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1の吐出容器は、容器体の頂壁に載置された弾性ドームの弾性復元力で容器体から弾性ドーム内へ内容物を吸い上げるものである。
従って、内容物の粘性や流出孔の径などさまざま要素を案して、所要の弾性復元力が得られるように弾性ドームの仕様を決定する必要があった。
このため、より簡易に設計し、製造できる吐出機構を有する吐出容器が要望されていた。

0005

本発明の目的は、簡単に製造できる吐出容器を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

第1の手段は、有底筒状であり、底壁4に下方開口部A1が形成されるとともに筒周壁6の上端に上方開口部A2を有する主容器体2と、
前記筒周壁6の上部に嵌合され、かつ前記上方開口部A2の内部に連通する吐出口42を有するキャップ30と、
前記主容器体2の内側に、前記下方開口部A1から遮断されかつ前記吐出口42と連通する内容物収納室Bが形成されるように、前記主容器体2内に配備された仕切り部材10と、
前記主容器体2の下部の外側に装着され、かつ上方への押込み操作により、前記下方開口部A1を介して前記主容器体2内へ空気を送り込むことが可能に形成された操作部材60と、
を具備し、
前記操作部材60による空気の圧送により前記内容物収納室Bが減容して、前記吐出口42から内容物が吐出されるように構成した。

0007

本手段は、図1に示すように、主容器体2の下部の外側に操作部材60を装着し、この操作部材60の押込み操作により、主容器体2内へ下方開口部A1を介して空気を送り込むことで内容物収納室Bの容積が減少(「減容」という。)して、内容物が前記吐出口42から吐出されるように設けることを提案する。
この構造によれば、操作部材を押し込む利用者手指の力で内容物収納室内の内容物を吐出口から押し出すのであり、前記特許文献1のように、ノズル部材の上下動により容器体内の液体をポンプ室(弾性ドームの内部)内に吸上げ、ポンプ室からノズル側へ押し出すものに比べ、吐出機構の構造が格段に簡易であり、設計も容易である。

0008

第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記操作部材60は、前記主容器体2の下部外面に嵌合されるリング状嵌合部62と、前記底壁4を覆う弾性変形部64とを具備し、この弾性変形部64の一部に外気導入孔68を開口するとともに、この外気導入孔68の周囲に、上方押込み操作を行うための指当て面部66を形成した。

0009

本手段では、図1に示すように、操作部材60の弾性変形部64の一部に外気導入孔68を開口するとともに、この外気導入孔68の周囲に、上方押込み操作を行うための指当て面部66を形成している。
この構造によれば、図3に示すように、弾性変形部64を押し下げるために指当て面部66に指を当てると、必然的に外気導入孔68を指で塞ぐことができる。すなわち、利用者の指が逆止弁の代わりとなるので、外気導入孔に逆止弁(外気導入弁)を設ける必要がない。従って、吐出機構の構造をより簡易にすることができる。

0010

第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ前記吐出口42に、内容物を吐出していない状態で外気の流入を阻止するシール弁Vを設けた。

0011

本手段では、図1に示すように、前記吐出口42に、内容物を吐出していない状態で外気の流入を阻止するシール弁Vを設けている。
この構造によれば、内容物が空気に触れて例えば吐出口の下側で固化することを防止することができる。

0012

第4の手段は、第3の手段を有し、かつ前記吐出口42は、前記筒周壁6の上方開口部A2を閉塞するキャップ頂壁36を貫通する吐出筒44の内側に形成され、
この吐出筒44の下部内に、弁孔27を有する中栓26が液密に嵌合され、
前記シール弁Vは、前記吐出筒44の上部内面弾性支承された弁体48を、前記弁孔27に圧接することにより、形成された。

0013

本手段では、図1に示す如く、シール弁Vは、キャップ頂壁36を貫通する吐出筒44の上部内面に弾性支承された弁体48を、吐出筒44の下部に嵌合させた中栓26の弁孔27に圧接することにより形成している。
この構造によれば、簡易な構造でシール弁機能を確実に実現することができる。

0014

第5の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ前記仕切り部材10は、前記筒周壁6の内面に上方への摺動可能に嵌合された中皿10Aである。

0015

本手段では、図1に示す如く、仕切り部材10を筒周壁6に嵌合させた中皿10Aとしている。
この構造によれば、既存の仕切り手段を用いて前述の吐出容器を簡易に構築することができる。

0016

第6の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ前記仕切り部材10は、その上端である固定端部を前記筒周壁6の上部へ固定させて、前記筒周壁6及び底壁4の内面に剥離可能に積層され、前記下方開口部A1からの空気の流入により圧潰可能に形成した内容器体10Bである。

0017

本手段では、図4に示す如く、仕切り部材10を、主容器体2の筒周壁6及び底壁4の内面に剥離可能に積層させた内容器体10Bとしている。
この構造によれば、パーツ数が増えることが無く、そして組付け作業に手間を要することもないので、前述の吐出容器を簡易に構築することができる。

発明の効果

0018

第1の手段に係る発明によれば、主容器体2の下部の外側に操作部材60を装着し、この操作部材60の押込み操作により、主容器体2内へ下方開口部A1を介して空気を送り込むことで内容物収納室Bが減容して内容物が前記吐出口42から吐出されるように設けたから、簡単な構成で吐出容器を実現できる。
第2の手段に係る発明によれば、操作部材60の弾性変形部64の一部に外気導入孔68を開口するとともに、この外気導入孔68の周囲に、上方押込み操作を行うための指当て面部66を形成したから、弾性変形部64を押し下げるために指当て面部66に指を当てると、外気導入孔68を指で塞ぐことができ、逆止弁構造を設ける必要がないので、構造をより簡易にすることができる。
第3の手段に係る発明によれば、前記吐出口42に、内容物を吐出していない状態で外気の流入を阻止するシール弁Vを設けたから、内容物が空気に触れることを防止することができる。
第4の手段に係る発明によれば、シール弁Vは、キャップ頂壁36を貫通する吐出筒44の上部内面に弾性支承された弁体48を、吐出筒44の下部に嵌合させた中栓26の弁孔27に圧接することにより形成したから、簡易な構造でシール弁機能を担保することができる。
第5の手段に係る発明によれば、仕切り部材10を筒周壁6に嵌合させた中皿としたから、既存の仕切り手段を用いて前述の吐出容器を簡易に構築することができる。
第6の手段に係る発明によれば、仕切り部材10を、主容器体2の筒周壁6及び底壁4の内面に剥離可能に積層させた内容器体としたから、組付け作業に手間を要することもないので、前述の吐出容器を簡易に構築することができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明の第1実施形態に係る吐出容器の縦断面図である。
図1の吐出容器の使用状態の第1段階の説明図である。
図1の吐出容器の使用状態の第2段階の説明図である。
本発明の第2実施形態に係る吐出容器の縦断面図である。
図4の吐出容器の使用状態の説明図である。

発明を実施するための最良の形態

0020

図1から図3は、本発明の第1実施形態に係る吐出容器を示している。この吐出容器は、主容器体2と、仕切り部材10と、中栓部材20と、キャップ30と、操作部材60とで構成されている。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
これら各部材は、例えば合成樹脂材で形成することができる。

0021

主容器体2は、有底筒状の部材であり、直筒状の筒周壁6の下面を底壁4で閉塞させている。前記筒周壁6の上端には、上方開口部A2が形成されており、前記底壁4の適所(図示例では2箇所)には、下方開口部A1が形成されている。
前記下方開口部A1は、通気孔であり、後述の弾性変形部64を押圧した際に生ずる空気圧を後述の中皿10Aに伝達する役割を有する。前記下方開口部A1の形状・寸法及び個数は、通気孔の役目を果たす限り、任意に設計することができる。
図示例では、縦長の筒周壁6の下端に前記の底壁4の周端部を連結するとともに、この周端部から、前記筒周壁6と同径の筒状の延長壁部8を下方へ延設している。
図示例では、前記延長壁部8の外面に、後述の外筒部62aの抜け出しを防止するための第1抜止め凸部q1が、また前記筒周壁6の上部外面に、後述の外周壁34の抜け出しを防止するための第2抜止め凸部q2がそれぞれ形成されている。またこの第2抜止め凸部q2の下側にリブ7が周設されている。

0022

仕切り部材10は、前記主容器体2内に配備されている。この仕切り部材10の役割は、前記主容器体2内の空間の少なくとも一部を、前記下方開口部A1から遮断された内容物収納室Bとして仕切ることである。
本実施形態の仕切り部材10は、前記筒周壁6の下部の内面に、図1想像線で示す如く、上昇可能に嵌合された中皿10Aとして形成されている。この中皿10Aは、前記主容器体2の内部を下側のエアチャンバーCと上側の内容物収納室Bとに区分している。
前記エアチャンバーCは、内部に高圧空気をため込むための空気溜めであり、後述の押圧手段Pからの空気の圧送により拡張して前記内容物収納室Bを減容させる役割を有する。前記エアチャンバーCは、前記下方開口部A1を介して前記操作部材60の内部とのみ連通している。
前記内容物収納室Bは、前記上方開口部A2の内部と連通しており、かつ、この上方開口部Aの内部を介して後述の吐出口42と連通している。
前記中皿10Aは、水平壁部12の周端部に摺動部材14を付設しており、この摺動部材14を前記筒周壁6の内面に摺接させている。また図示の水平壁部12の中心部には、嵌合凸部12aが形成されている。この嵌合凸部12aは、図1に想像線で示すように中皿10Aが上限位置まで上昇したときに、後述の栓筒部26a内に収納するように形成されている。これにより、内容物の使い残しを少なくすることができる。

0023

中栓部材20は、本実施形態において、嵌合筒部22と、フランジ状壁部24と、中栓26とで形成されている。
前記嵌合筒部22は、前記筒周壁6の上端部内に嵌着されている。前記嵌合筒部22の上端には鍔部22aが付設されており、この鍔部22aを前記筒周壁6の上端面に係止されている。
前記フランジ状壁部24は、前記嵌合筒部22の下端部から内側へ突設されている。
前記中栓26は、前記フランジ状壁部24の内周端から隆起されており、後述の吐出筒44の内側へ液密に嵌挿可能に形成されている。
前記中栓26の上面には、後述の弁体48で閉塞可能な弁孔27が開口されている。
図示例の中栓26は、前記フランジ状壁部24から起立する栓筒部26aを有し、この栓筒部26aの上端から内向きフランジ26bを介して弁筒部26cを上方突出している。弁筒部26cの内周面は、上端大径のテーパ面に形成されている。この弁筒部26cの筒孔を前述の弁孔27としている。

0024

キャップ30は、本実施形態では、キャップ本体32と蓋体52とで形成している。もっともこの構造は適宜変更することができる。
前記キャップ本体32は、本実施形態において、前記筒周壁6の上部外面に嵌合された外周壁34を有し、この外周壁34の上端内に、キャップ頂壁36を付設している。
このキャップ頂壁36の裏面からは、前記嵌合筒部22の内面に嵌合された内周壁38が垂下されている。
前記キャップ頂壁36の外縁部上面からは、係合部40が隆起されている。この係合部40は、後述の蓋周壁54の内面下端部に嵌着させている。
またキャップ頂壁36の一部(図示例では中心部)には吐出口42が形成されている。好適な図示例では、前記キャップ頂壁36を貫通する吐出筒44が形成されており、この吐出筒44の内側に前記吐出口42を開口させている。
図示例の吐出筒44は、前記キャップ頂壁36から起立する上半筒部44aと、前記キャップ頂壁36から垂下する下半筒部44bとを有する。この下半筒部44bの下部は前記栓筒部26aの外面に嵌着されている。
また図示例では、前記下半筒部44bを前記上半筒部44aより大内径に形成している。そしてこの上半筒部44aの下端から前記下半筒部44b内へ複数の弾性支承片46を垂設し、この弾性支承片46の下端に台座状の弁体48を付設させている。この弁体48を前記弁孔27内へ嵌合されている。
前記弾性支承片46は、バネ部としての役割を有し、十分な圧接力で前記弁体48を前記弁孔27内へ圧接させている。
これら弁体48と弁孔27とでシール弁Vが形成されている。
前記蓋体52は、ヒンジ50を介して前記キャップ本体32に一体的に連結されており、前記キャップ頂壁36の上面を開閉可能に形成されている。
図示例の蓋体52は、前記外周壁34とほぼ同径の蓋周壁54を有し、この蓋周壁54を前記外周壁34の上端部にヒンジ連結するとともに、前記蓋周壁54の上端に天板56を連結している。この天板56の裏面からは栓状突部57が垂設されている。この栓状突部57は、前記吐出筒44の上端部内へ嵌挿させている。
前記蓋周壁54の下端には、前記ヒンジ50と反対側に位置させて指掛け部58が付設されている。

0025

操作部材60は、前記延長壁部8に嵌着させたリング状嵌合部62と、このリング状嵌合部62の下端から下方へ膨出する弾性変形部64とを有する。この操作部材60と、前記下方開口部A1を底壁4に形成した主容器体2の下部とで、押圧手段Pを形成している。

0026

前記リング状嵌合部62は、図示例において、下端側で連結された外筒部62a及び内筒部62bに形成されており、これら両筒部の間に前記延長壁部8を挟み付けるように形成している。延長壁部8の下端面は、前記外筒部62a及び内筒部62bの分岐箇所に突き当てられている。
もっともこの構造は適宜変更することができる。例えば内筒部及び外筒部の一方を省略して、延長壁部の内面又は外面に嵌着させた単一の筒部に形成しても構わない。

0027

前記弾性変形部64は、前記リング状嵌合部62より下方へ膨出しており、その一部に形成する指当て面部66を指で上方へ押し込むことで弾性圧縮されるように形成している。
図示例の弾性変形部64は、椀状の弾性ドームに形成しているが、この構造は適宜変形することができる。例えば円錐形の弾性ドーム、或いは蛇腹付きの筒体に形成しても良い。
前記弾性変形部64の適所(図示例では下側から見た形状の中央部)には、外気導入孔68が穿設されており、この外気導入孔68の周囲に前記指当て面部66を形成している。なお、前記外気導入孔68のサイズは、利用者が一本の指の指先で閉塞できる程度に定めるとよい。
この構造によれば、図2に想像線で示すように、前記指当て面部66に利用者が指を当てると必然的に外気導入孔68を塞ぐことになる。従って外気導入孔に外気導入弁(逆止弁)を設けなくても、指当て面部66を押し込むことで弾性変形部64の内部を高圧化させることができる。
もっともこの構成は本発明の好適な実施例に過ぎず、例えば前記指当て面部とは別の場所に外気導入孔を開口し、この外気導入孔に逆止弁を設けた構造も本発明の技術的範囲に入る。
図示例では、前記指当て面部66を、その外側のドーム部分に比べて下方へ突出した環状の突起部に形成している。こうすることにより、指当て箇所が外観上明確となり、利用者が外気導入孔68の穿設箇所からずれた場所に指を当てて押し込みを行ったために、押圧手段Pが機能しないという不都合を回避することができる。
もっともこの構造は適宜変更することができ、例えば指当て面部66を、その外側のドーム部分と滑らかに連続する形状としても良い。この場合に、例えば文字色彩により、指当て面部66の位置を示すマークを形成しても良い。

0028

図1の状態から指掛け部58に指を掛けて蓋体52を開方向へ反転させ、次に吐出容器全体を、図2に示すように上下方向に反転させる。
そして、前記指当て面部66に指を当てて下方へ押し込むと、図3に示すように、前記弾性変形部64が弾性圧搾され、その内部が高圧化することにより、弾性変形部64内の空気が前記下方開口部A1を介して前記エアチャンバーC内へ入る。
そうすると、エアチャンバーCの内部が高圧化するため、前記中皿10Aが筒周壁6内を摺動してキャップ30側へ押し込められ、前記エアチャンバーCが拡張することで前記内容物収納室Bが減容する。これにより、内容物収納室Bの内部が高圧化するので、前記シール弁Vが開き、内容物がシール弁Vを介して前記吐出口42から吐出される。
前記指当て面部66の押込みを解放すると、前記内容物収納室B内の負圧が解消されて、前記シール弁Vが閉じる。これにより、内容物の吐出後に前記吐出口42のシールを可能とし、外部の空気が容易に空気収納室B内に入り込むことができない。
また前記弾性変形部64は弾性復元するために、弾性変形部64の内部が負圧化され、前記外気導入孔68を介して外気が弾性変形部64内へ吸入される。
この状態から吐出容器を正立状態に戻し、前記蓋体52を閉塞すると、図1の状態に戻る。

0029

内容物の吐出後に吐出口42をシールして空気を遮断することにより、吐出作業を繰り返すと、前記中皿10Aが主容器体内をキャップ側前進し、内容物を残すことなく使用することができる。そして内容物が空気に触れないので、新鮮な状態のままで使用することができる。

0030

以下、本発明の他の実施形態に係る吐出容器を説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構成に関しては解説を省略する。

0031

図4及び図5は、本発明の第2実施形態に係る吐出容器を示している。この実施形態では、前記仕切り部材10を、前記主容器体2の底壁4及び筒周壁6の内面に剥離可能に積層され、内部の負圧化により圧潰可能に形成した内容器体10Bとしている。
また前記主容器体2を、剛性を有する外容器体としている。すなわち、本実施形態では、これら外容器体と内容器体とを剥離可能に積層したいわゆるデラミネーション容器の構造を採用している。
こうすることにより、吐出容器の組み立て作業を容易とすることができる。
前記内容器体10Bの上端部は、固定端部として、前記筒周壁6の上端部と前記嵌合筒部22との間に挟持させている。
本実施形態では、前記内容器体10Bの下端部は、主容器体の底壁のピンチオフ部に挟持させて固定させている。もっとも、この構造は適宜変更することができる。
好適な図示例では、第1実施形態の主容器体2の構造のうちで延長壁部8を省略するとともに、前記筒周壁6の下部を小外径部6aに形成している。
また前記操作部材60のリング状嵌合部62を単一の嵌合用筒部に形成し、この嵌合用筒部を前記小外径部6aに嵌合させている。
前記底壁4には、前記内容器体10Bの積層に支障を生じない程度のサイズの下方開口部A1を設ける。
これらの下方開口部A1は、主容器体の底壁4のピンチオフ部に設けることができる。
ピンチオフ部は、内容器体と外容器体とが完全に接着せず、シール部の底割れ層間剥離によって下方開口部A1(スリット)が形成される。
前記ピンチオフ部は、前記底壁4のパーティングライン上に下方へ突出設されたリブであり、前記リブに形成された前記下方開口部A1(スリット)から外容器体と内容器体との間に空気が導入される構造となっている。

0032

また本実施形態では、前記中栓26の栓筒部26aを下方へ延長した垂下筒部28が形成されている。図示例では、前記垂下筒部28に、その筒壁下端から上方へ延びるスリット28aを穿設している。これにより、内容器体10B内の内容物の吸い残しを少なくすることができる。

0033

前記構成において、図4の状態から、蓋体52を開蓋し、次に図5に示すように指当て面部66に指を当てて矢示のように押し込むと、前記弾性変形部64が圧搾される。
故に、弾性変形部64内の空気が前記下方開口部A1を介して前記主容器体2内へ圧送されるので、前記内容器体10Bが前記底壁の外周側から剥離する。
これにより、内容器体10Bと主容器体2との間に空気溜り(エアチャンバー)Cができ、この空気溜りを通り路として、内容器体10Bが筒周壁6のほぼ全体から剥離する。
これにより内容器体10Bが減容するので、前記シール弁Vが開き、吐出口42から内容物が吐出される。

0034

2…主容器体(外容器体) 4…底壁4a…隆起部6…筒周壁6a…小外径部
7…リブ8…延長壁部
10…仕切り部材10A…中皿10B…内容器体
12…水平壁部 12a…嵌合凸部 14…摺動部材16…固定端部
20…中栓部材22…嵌合筒部 22a…鍔部 24…フランジ状壁部
26…中栓26a…栓筒部 26b…内向きフランジ26c…弁筒部
27…弁孔
28…垂下筒部 28a…縦スリット
30…キャップ32…キャップ本体 34…外周壁
36…キャップ頂壁38…内周壁40…係合部
42…吐出口 44…吐出筒44a…上半筒部 44b…下半筒部
46…弾性支承片(バネ部) 48…弁体(台座) 50…ヒンジ
52…蓋体54…蓋周壁56…天板57…栓状突部 58…指掛け部
60…操作部材62…リング状嵌合部 62a…外筒部 62b…内筒部
64…弾性変形部(弾性ドーム部) 66…指当て面部 68…外気導入孔
A1…下方開口部(通気孔) A2…上方開口部
B…内容物収納室C…エアチャンバーV…シール弁P…押圧手段
q1…第1抜止め凸部 q2…第2抜止め凸部 r…抜止め用凹部

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