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技術 自穿孔式の全縫合糸アンカーインサータ

出願人 コンメッドコーポレーション
発明者 ブレスリックグレイディバーバージェームスボスワースエイドリアングラディッシュベニーウェインジュニアミラーピーターシージョンケー.
出願日 2018年7月24日 (2年6ヶ月経過) 出願番号 2020-503792
公開日 2020年10月29日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-530784
状態 未査定
技術分野 手術用機器
主要キーワード スペード形 滑り止め部分 追加的材料 発明機 構造的態様 固体片 内側チャネル 追加部材
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題・解決手段

近位端と遠位端とを有する長手方向軸に沿って延在するシャフトを含む自穿孔式縫合インサータであって、管状部分に接続されている。インサータはまた、シャフトに取り付けられ、シャフトから遠位に延在するインサータ先端を含む。インサータ先端は、それを通って延在する縫合糸アンカー保持スロットを備える。インサータ先端はまた、ドリル点を有する遠位端を備える。管状部分はまた、第一内部容積を有する外側管と、第二内部容積を有する縫合糸管とを含みうる。縫合糸管は、外側管の第一内部容積内を延在する。

概要

背景

関連技術の説明
多くの整形外科手術および医療手術は、一つの身体を別の身体へ固定することを必要とする。このような身体は、骨、軟組織、および義肢を含み得る。一つの身体は、ネジおよび縫合糸アンカー(例えば、カニューレ式結び目無し縫合糸アンカー、および軟質全縫合糸アンカー)など、コネクター装置を使用して別の身体に対する位置に固定することができる。例えば、さまざまな整形外科手術には、縫合糸アンカーの骨内への挿入およびそれとの固定が必要である。

縫合糸アンカーの一例は、Y−Knot(登録商標)装置などの軟質縫合糸アンカーである。例えば、米国特許第9826971号を参照のこと。軟質アンカーは通常、完全に縫合材料で作られているため、それらは「全縫合」アンカーと呼ばれることもあり、一般に繊維状構築物のアンカー本体部分(または、米国特許第9173652号に記載されているように、可撓性のウェブなどの繊維状、編組または織布タイプの構造)および、縫合糸またはフィラメント部分を含む。従来のY−Knot(登録商標)装置では、縫合糸がブレイド材料を完全に通って何度も突刺されるため、縫合糸は「表」面および「裏」面を通過する。従来の方法でY−Knot(登録商標)アンカーが構築されている場合、ブレイドの裏面の縫合糸セグメントが骨と接触し、摩擦により骨ですり減る場合がある。

骨内に縫合糸アンカーを挿入するためには、少なくとも二つの、従来の一般的な方法がある。一つの方法では、ドリルビットを使用して骨穴作出し、調製する。通常、ドリルガイドを通してドリルビットを前進させて骨穴を作出し、次に、縫合糸アンカーが配置のために、ドリルガイドを通って、または通り過ぎて、骨内に入る。骨穴の作出と縫合糸アンカーの前進との間でドリルガイドが動かされた場合、ドリルガイドが骨穴とのアライメントからずれてしまう可能性がある。ドリルガイドが骨穴と整列していないと、縫合糸アンカーを挿入し、配置することができないことが多い。そのため、ドリルガイドが第一骨穴のアライメントからずれる場合、第二骨穴の作出が必要となることが多い。

二方法では、前述の、アライメントしていない問題を回避するため、ドリル加工のステップを削除する。Y−Knot(登録商標) RC縫合糸アンカーなどの、自己パンチング縫合糸アンカーは、例えば、インサータのアンカーを骨上の所望の位置に直接位置付けることを可能にするインサータを有して設計されている。インサータのアンカーが所望の位置に位置付けられると、インサータが打ち込まれ、アンカーを直接骨に押し込むことができる。しかし、アンカーを骨の中に打ち込むことにより、骨に対して衝撃力がかかり、手術部位の位置によってはその衝撃力が望ましくない場合がある。例えば、四肢などの関節窩骨または小さな骨では、衝撃力が特に望ましくない場合がある。さらに、自己パンチングアンカーは一般的に、より大きなサイズが必要とされる。よって、そのようなアンカーは、より小さい骨においては望ましくないだけでなく、使用できない場合がある。

そのため、骨穴をドリル加工する必要も、骨に衝撃力を与える必要もなく、小さな縫合糸アンカーを骨に挿入できる縫合糸アンカーインサータが必要とされている。

関連技術セクション免責条項の説明:特定の特許/刊行物/用途/製品がこの関連技術セクションの説明またはこの開示の他の場所で議論されている限り、これらの議論は議論された特許/刊行物/製品は特許法の目的のための先行技術であるという許可として受け取るべきではない。例えば、考察された特許/刊行物/製品の一部または全ては、時間的に十分早期でなくてもよく、時間的に十分初期発展した主題を反映しなくてもよく、および/または特許法の目的のために先行技術なるように、十分に有効化されなくてもよい。特定の特許/刊行物/用途/製品が、この関連技術セクションの説明および/または出願全体を通して上記で議論されている限り、その説明/開示は参照により全て本明細書に組み込まれる。

概要

近位端と遠位端とを有する長手方向軸に沿って延在するシャフトを含む自穿孔式縫合インサータであって、管状部分に接続されている。インサータはまた、シャフトに取り付けられ、シャフトから遠位に延在するインサータ先端を含む。インサータ先端は、それを通って延在する縫合糸アンカー保持スロットを備える。インサータ先端はまた、ドリル点を有する遠位端を備える。管状部分はまた、第一内部容積を有する外側管と、第二内部容積を有する縫合糸管とを含みうる。縫合糸管は、外側管の第一内部容積内を延在する。

目的

さらに別の態様によると、骨穴をドリル加工し、骨穴に縫合糸アンカーを挿入する方法は、(i)近位端と遠位端とを有する長手方向軸に沿って延在するシャフトであって、遠位端が管状部分に接続されたシャフトと、シャフトに取り付けられ、シャフトから遠位に延在するインサータ先端と、インサータ先端を通って延在する縫合糸アンカー保持スロットと、インサータ先端の遠位端にあるドリル点と、第一内部容積を有する管状部分の外側管と、第二内部容積を有する管状部分の縫合糸管であって、縫合糸管が外側管の第一内部容積内に延在する縫合糸管と、を備えるインサータを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

アンカーインサータであって、近位端と遠位端とを有する長手方向軸に沿って延在するシャフトと、前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトから遠位に延在するインサータ先端と、前記インサータ先端を通って延在する縫合糸アンカー保持スロットと、前記インサータ先端の前記遠位端においてドリル点と、を備えるアンカーインサータ。

請求項2

前記縫合糸アンカー保持スロットから前記インサータ先端の外部遠位表面へ延在するアンカー配置通路をさらに備える、請求項1に記載のアンカーインサータ。

請求項3

前記縫合糸アンカー保持スロットの対向する一対の内壁と、前記アンカー配置通路の対向する一対のドリル面と、をさらに備え、前記内壁が前記ドリル面からオフセットされた角度にある、請求項1に記載のアンカーインサータ。

請求項4

前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトから近位に延在するクイックチェンジコネクタをさらに備える、請求項1に記載のアンカーインサータ。

請求項5

前記クイックチェンジコネクタが、遠位アダプタと、それから近位に延在するロッドとを備える、請求項4に記載のアンカーインサータ。

請求項6

前記ロッドが少なくとも一つの平面を備える、請求項5に記載のアンカーインサータ。

請求項7

請求項1に記載のアンカーインサータであって、前記シャフトの前記遠位端に接続された管状部分と、第一内部容積を有する前記管状部分の外側管と、第二内部容積を有する前記管状部分の縫合糸管であって、前記縫合糸管が前記外側管の前記第一内部容積内に延在する、縫合糸管と、をさらに備える、請求項1に記載のアンカーインサータ。

請求項8

前記シャフトが、前記外側管の少なくとも遠位部分および前記縫合糸管の少なくとも遠位部分に延在し、前記外側管の少なくとも近位部分が前記クイックチェンジコネクタ内に延在する、請求項7に記載のアンカーインサータ。

請求項9

自穿孔式アンカーインサータシステムであって、近位端および遠位端を有する長手方向軸に沿って延在するシャフトであって、前記遠位端が管状部分に接続されたシャフトと、前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトから遠位に延在するインサータ先端と、前記インサータ先端を通って延在する縫合糸アンカー保持スロットと、前記インサータ先端の前記遠位端のドリル点と、そこを通って位置付けられる縫合糸の長さを有するアンカーであって、前記縫合糸アンカー保持スロットを通って延在するため、縫合糸の前記長さの第一端が前記シャフトの第一面に沿って延在し、縫合糸の前記長さの第二端が前記シャフトの第二面に沿って延在するアンカーと、を備える自穿孔式アンカーインサータシステム。

請求項10

前記アンカーが、前記アンカーブレイドの一面を通って位置付けられた縫合糸の前記長さを有するアンカーブレイドである、請求項9に記載の自穿孔式アンカーインサータシステム。

請求項11

前記装填された、配置前構成にある、前記アンカーが前記シャフトの少なくとも一部分の周りねじれている、請求項9に記載の自穿孔式アンカーインサータシステム。

請求項12

前記縫合糸アンカー保持スロットが、丸みのある近位縁と、鋭利な遠位縁とを備える、請求項9に記載の自穿孔式アンカーインサータシステム。

請求項13

前記アンカーに沿って複数の通過位置をさらに備え、縫合糸の前記長さが、前記複数の通過位置で前記アンカーを通って織られる、請求項9に記載の自穿孔式アンカーインサータシステム。

請求項14

請求項9に記載の自穿孔式アンカーインサータシステムであって、第一内部容積を有する前記管状部分の外側管と、第二内部容積を有する管状部分の縫合糸管であって、前記縫合糸管が前記外側管の前記第一内部容積内に延在する、縫合糸管と、をさらに備える、自穿孔式アンカーインサータシステム。

請求項15

前記装填された、配置前構成にある、縫合糸の前記長さの前記第一端が、前記シャフトの前記第一側面と前記縫合糸管との間にあり、縫合糸の前記長さの前記第二端が、前記シャフトの前記第二側面と前記縫合糸管との間にある、請求項14に記載の自穿孔式アンカーインサータシステム。

請求項16

前記縫合糸アンカー保持スロットから前記インサータ先端の外部遠位表面へ延在するアンカー配置通路をさらに備える、請求項9に記載の自穿孔式アンカーインサータシステム。

請求項17

前記インサータ先端が一対のプロングを備え、各プロングが、前記縫合糸アンカー保持スロットとアンカー配置通路の側面に沿って延在する、請求項16に記載の自穿孔式アンカーインサータシステム。

請求項18

前記プロングが、z−z軸に沿った反対方向には移動することができず、前記z−z軸が前記長手方向軸に垂直である、請求項16に記載の自穿孔式アンカーインサータシステム。

請求項19

前記管状部分に取り付けられ、前記管状部分から近位に延在する、AO互換性のあるクイックチェンジコネクタをさらに備える、請求項9に記載の自穿孔式アンカーインサータシステム。

請求項20

骨穴ドリル加工し、縫合糸アンカーを挿入する方法であって、近位端と遠位端とを有する長手方向軸に沿って延在するシャフトであって、前記遠位端が管状部分に接続されたシャフトと、前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトから遠位に延在するインサータ先端と、前記インサータ先端を通って延在する縫合糸アンカー保持スロットと、前記インサータ先端の前記遠位端におけるドリル点と、を備えるインサータを提供するステップと、前記縫合糸アンカー保持スロットを通って位置付けられた縫合糸の長さを有する縫合糸アンカーを挿入するステップと、前記シャフトの第一側面にある縫合糸の前記長さの第一端と、前記シャフトの第二側面にある縫合糸の前記長さの第二端とを張るステップと、骨に対してガイドチューブの遠位端を位置付けるステップと、前記ドリル点が所望の骨穴位置で骨の表面にあるように、前記ガイドチューブを通って前記インサータを延在するステップと、前記インサータの前記ドリル点で前記骨に骨穴をドリル加工するステップと、を含む方法。

請求項21

前記インサータの前記ドリル点で前記骨に骨穴をドリル加工するステップが、前記骨の前記表面に対して前記ドリル点を回転させるステップを含む、請求項18に記載の方法。

請求項22

前記縫合糸アンカーを前記骨穴に埋め込むステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、2017年10月13日出願の米国仮特許出願第62/572369号、2018年1月18日出願の米国仮特許出願第62/618851号、2018年2月15日出願の米国仮特許出願第62/631034号、2017年8月10日出願の米国仮特許出願第62/543,516号、および2017年7月24日出願の米国仮特許出願第62/536208号の優先権および利益を主張するものである。

0002

発明の技術分野
本発明は、外科修復部位骨穴ドリル加工し、縫合糸アンカーを骨穴に挿入するためのドリルアンカードライバ、およびドリルガイドに関し、さらに特には、自穿孔式全縫合糸アンカーおよびインサータに関する。

背景技術

0003

関連技術の説明
多くの整形外科手術および医療手術は、一つの身体を別の身体へ固定することを必要とする。このような身体は、骨、軟組織、および義肢を含み得る。一つの身体は、ネジおよび縫合糸アンカー(例えば、カニューレ式結び目無し縫合糸アンカー、および軟質全縫合糸アンカー)など、コネクター装置を使用して別の身体に対する位置に固定することができる。例えば、さまざまな整形外科手術には、縫合糸アンカーの骨内への挿入およびそれとの固定が必要である。

0004

縫合糸アンカーの一例は、Y−Knot(登録商標)装置などの軟質縫合糸アンカーである。例えば、米国特許第9826971号を参照のこと。軟質アンカーは通常、完全に縫合材料で作られているため、それらは「全縫合」アンカーと呼ばれることもあり、一般に繊維状構築物のアンカー本体部分(または、米国特許第9173652号に記載されているように、可撓性のウェブなどの繊維状、編組または織布タイプの構造)および、縫合糸またはフィラメント部分を含む。従来のY−Knot(登録商標)装置では、縫合糸がブレイド材料を完全に通って何度も突刺されるため、縫合糸は「表」面および「裏」面を通過する。従来の方法でY−Knot(登録商標)アンカーが構築されている場合、ブレイドの裏面の縫合糸セグメントが骨と接触し、摩擦により骨ですり減る場合がある。

0005

骨内に縫合糸アンカーを挿入するためには、少なくとも二つの、従来の一般的な方法がある。一つの方法では、ドリルビットを使用して骨穴を作出し、調製する。通常、ドリルガイドを通してドリルビットを前進させて骨穴を作出し、次に、縫合糸アンカーが配置のために、ドリルガイドを通って、または通り過ぎて、骨内に入る。骨穴の作出と縫合糸アンカーの前進との間でドリルガイドが動かされた場合、ドリルガイドが骨穴とのアライメントからずれてしまう可能性がある。ドリルガイドが骨穴と整列していないと、縫合糸アンカーを挿入し、配置することができないことが多い。そのため、ドリルガイドが第一骨穴のアライメントからずれる場合、第二骨穴の作出が必要となることが多い。

0006

二方法では、前述の、アライメントしていない問題を回避するため、ドリル加工のステップを削除する。Y−Knot(登録商標) RC縫合糸アンカーなどの、自己パンチング縫合糸アンカーは、例えば、インサータのアンカーを骨上の所望の位置に直接位置付けることを可能にするインサータを有して設計されている。インサータのアンカーが所望の位置に位置付けられると、インサータが打ち込まれ、アンカーを直接骨に押し込むことができる。しかし、アンカーを骨の中に打ち込むことにより、骨に対して衝撃力がかかり、手術部位の位置によってはその衝撃力が望ましくない場合がある。例えば、四肢などの関節窩骨または小さな骨では、衝撃力が特に望ましくない場合がある。さらに、自己パンチングアンカーは一般的に、より大きなサイズが必要とされる。よって、そのようなアンカーは、より小さい骨においては望ましくないだけでなく、使用できない場合がある。

0007

そのため、骨穴をドリル加工する必要も、骨に衝撃力を与える必要もなく、小さな縫合糸アンカーを骨に挿入できる縫合糸アンカーインサータが必要とされている。

0008

関連技術セクション免責条項の説明:特定の特許/刊行物/用途/製品がこの関連技術セクションの説明またはこの開示の他の場所で議論されている限り、これらの議論は議論された特許/刊行物/製品は特許法の目的のための先行技術であるという許可として受け取るべきではない。例えば、考察された特許/刊行物/製品の一部または全ては、時間的に十分早期でなくてもよく、時間的に十分初期発展した主題を反映しなくてもよく、および/または特許法の目的のために先行技術なるように、十分に有効化されなくてもよい。特定の特許/刊行物/用途/製品が、この関連技術セクションの説明および/または出願全体を通して上記で議論されている限り、その説明/開示は参照により全て本明細書に組み込まれる。

0009

本発明の実施形態は、(本明細書では上記で論じた)骨穴をドリル加工し、縫合糸アンカーを挿入するための従来の方法での潜在的な問題および/または欠点があることを認識する。例えば、ドリルガイドからドリルビットを取り外して、縫合糸アンカーを挿入するためにそれをドライバーと置き換えることは、骨穴とドリルガイドの不整列のリスクを増加させ、これは追加の外科手術時間を要し、および周囲の組織および骨に対する外傷リスクとなる。別の実施例では、アンカーを骨の中に打ち込むことにより、骨に対して衝撃力がかかり、手術部位の位置によってはそれが望ましくない場合がある。したがって、骨穴をドリル加工する必要も、骨に衝撃力を与える必要もなく、縫合糸アンカーを骨に挿入できる、使いやすい縫合糸アンカーインサータが必要とされている。本発明のさまざまな実施形態は、本明細書に記載される潜在的な問題および/または欠点のうちの一つまたは複数を解決または減少させ得るという点で有利であり得る。

0010

本開示は、縫合糸アンカーを骨内に挿入するよう構成された自穿孔式アンカーインサータの発明の構成、構造、および結果的な機能を対象とする。一態様によれば、本発明は縫合糸アンカーインサータである。縫合糸アンカーインサータは、管状部分に接続された、近位端と遠位端とを有する長手方向軸に沿って延在するシャフトを含む。インサータはまた、シャフトに取り付けられ、シャフトから遠位に延在するインサータ先端を含む。インサータ先端は、それを通って延在する縫合糸アンカー保持スロットを備える。インサータ先端はまた、ドリル点を有する遠位端を備える。管状部分はまた、第一内部容積を有する外側管と、第二内部容積を有する縫合糸管を含むが、これらに限定されない。縫合糸管は、外側管の第一内部容積内を延在する。

0011

別の態様によれば、本発明は、そこを通って位置付けられる(または織られうる)縫合糸の長さを有するアンカーをさらに含む、自穿孔式アンカーインサータシステムである。アンカーは、縫合糸の長さの第一端がシャフトの第一側に沿って延在し、縫合糸の長さの第二端がシャフトの第二側に沿って延在するように、縫合糸アンカー保持スロットを通って延在する。

0012

さらに別の態様によると、骨穴をドリル加工し、骨穴に縫合糸アンカーを挿入する方法は、(i)近位端と遠位端とを有する長手方向軸に沿って延在するシャフトであって、遠位端が管状部分に接続されたシャフトと、シャフトに取り付けられ、シャフトから遠位に延在するインサータ先端と、インサータ先端を通って延在する縫合糸アンカー保持スロットと、インサータ先端の遠位端にあるドリル点と、第一内部容積を有する管状部分の外側管と、第二内部容積を有する管状部分の縫合糸管であって、縫合糸管が外側管の第一内部容積内に延在する縫合糸管と、を備えるインサータを提供することと、(ii)そこを通って位置付けられる(または織られうる)縫合糸の長さを有する縫合糸アンカーを、縫合糸アンカー保持スロットを通して挿入することと、(iii)シャフトの第一側で縫合糸の長さの第一端と、シャフトの第二側で縫合糸の長さの第二端とを張ることと、(iv)ガイドチューブの遠位端を骨に対して位置付けることと、(v)ドリル点が所望の骨穴位置において骨の表面上にあるように、ガイドチューブを通してインサータを延在することと、(vi)インサータのドリル点で骨穴を骨内にドリル加工することと、ステップを含むが、これらに限らない。

0013

縫合材料または縫合糸は、その用語が使用され、本明細書に記載されるとき、単一フィラメントまたは多フィラメント縫合糸ならびに縫合糸の機能を実施するのに適した、その他任意の金属製または非金属フィラメント材料またはワイヤ状材料を含む。この材料は、生体吸収性材料および非吸収性材料の両方を含み得る。

0014

縫合糸アンカーが、本明細書で使用される場合、軟質縫合糸アンカーおよび硬質縫合糸アンカーを含むことができる。軟質縫合糸アンカーは、直径が骨穴のサイズよりも大きくなるように変形することにより、事前に形成された骨穴内に保持される縫合材料のフィラメントから形成され、それにより、海綿状骨内および骨皮質下に存在する。一つのこうした縫合糸アンカーは、米国特許第9826971号に開示され、本出願の譲受人に譲渡され、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。軟質アンカーは通常、完全に縫合材料で作られているため、それらは「全縫合」アンカーと呼ばれることもあり、一般に繊維状構築物のアンカー本体部分(または、米国特許第9173652号に記載されているように、可撓性のウェブなどの繊維状、編組または織布タイプの構造)および、縫合糸またはフィラメント部分を含む。このような全縫合糸アンカーを挿入/配置するための方法および装置は公知であり、その例は、米国特許第9173652号に開示される。米国特許第8409252号に記述されるように、例えば、「非軟質」、「硬い」または「硬質」縫合糸アンカーは、一般に「硬い」アンカー本体部分(内側部材および外部部材を含んでもよいし、含まなくてもよい)および縫合糸/フィラメント部分を含む。

0015

こうした縫合糸アンカーのアンカー本体は、生体適合性および/または生体吸収性材料で形成され得る。これらの材料は、例えば、骨の治癒過程の間、身体によって再吸収されるこうした組成物のものであり得る。内側および外側部材での使用に適した例示的な材料には、ポリエーテルエーテルケトン(「PEEK」)、ポリ乳酸/β−リン酸三カルシウム(「PLA/ベータ−TCP」)複合材料超高分子重量ポリエチレン(「UHMWPE」)、およびその他の金属、非金属、高分子材料が含まれるが、これらに限定されない。

図面の簡単な説明

0016

本発明は、添付図面と併せて以下の詳細な説明を読むことにより、より完全に理解され、評価される。添付の図面は、開示された主題の典型的な実施形態のみを示しており、従って、開示された主題は他の同等に有効な実施形態を認め得るため、その範囲を限定するものと見なされるべきではない。ここで添付図面を簡単に参照する。

0017

図1は、装填されていない、配置前構成にあるインサータの斜視図の略図である。
図2は、装填されていない、配置前構成にあるインサータの上面図の略図である。
図3は、図2のインサータの横断面図の略図である。
図4は、一実施形態による、インサータの遠位端の拡大上面図の略図である。
図5は、一実施形態による、インサータの遠位端の拡大上面斜視図の略図である。
図6Aは、一実施形態による、インサータ先端の上面図の略図である。
図6Bは、図6Aのインサータ先端の横断面図の略図である。
図7Aは、代替的実施形態による、インサータ先端の上面図の略図である。
図7Bは、図7Aのインサータ先端の横断面図の略図である。
図8Aは、一実施形態による、クイックチェンジコネクタの側面図の略図である。
図8Bは、図8Aのクイックチェンジコネクタの斜視図の略図である。
図8Cは、図8Aのクイックチェンジコネクタの正面図の略図である。
図9Aは、代替的実施形態による、クイックチェンジコネクタの上面斜視図の略図である。
図9Bは、図9Aのクイックチェンジコネクタの側面図の略図である。
図9Cは、図9Aのクイックチェンジコネクタの斜視図の略図である。
図9Dは、図9Aのクイックチェンジコネクタの正面図の略図である。
図10は、一実施形態による、インサータ上の近位ハードストップ機能の詳細図の略図である。
図11Aは、一実施形態による、全縫合糸アンカーの背面図の略図である。
図11Bは、図11Aの全縫合糸アンカーの上面図の略図である。
図12Aは、一実施形態による、全縫合糸アンカーの背面図の略図である。
図12Bは、図12Aの全縫合糸アンカーの上面図の略図である。
図13Aは、一実施形態による、インサータ先端上に装填された全縫合糸アンカーの上面図の略図である。
図13Bは、図13Aのインサータ先端に装填された全縫合糸アンカーの側面図の略図である。
図14Aは、代替的実施形態による、インサータ先端上に装填された全縫合糸アンカーの上面図の略図である。
図14Bは、図14Aのインサータ先端に装填された全縫合糸アンカーの側面図の略図である。
図15は、一実施形態による、アンカー配置通路が閉位置にある、インサータ先端上に装填された全縫合糸アンカーの側面図の略図である。
図16は、一実施形態による、インサータ上で装填された、配置前構成にある全縫合糸アンカーの側面図である。
図17Aは、一実施形態による、折りたたまれ、ステッチされたアンカーブレイドの上面図の略図である。
図17Bは、追加材料被覆を有する、図17Aのアンカーブレイドの上面図の略図である。
図18は、一実施形態による、装填された、配置前構成にあるインサータの斜視図の略図である。
図19は、一実施形態による、構成要素が取り除かれた、装填された、配置前構成にあるインサータの側面図の略図である。
図20は、一実施形態による、構成要素が取り除かれた、装填された、配置前構成にあるインサータの上面図の略図である。
図21は、図20のインサータの横断面図の略図である。
図22は、一実施形態による、装填された、配置前構成にあるインサータの上面図の略図である。
図23は、図22のインサータの横断面図の略図である。
図24は、一実施形態による、装填された、配置前構成にあるインサータの上面図の略図である。
図25は、代替的実施形態による、装填された、配置前構成にあるインサータの上面図および側面図の略図である。
図26は、代替的実施形態による、装填された、配置前構成にあるインサータの斜視図の略図である。
図27は、一実施形態による、骨穴位置において、装填された、配置前構成にあるインサータの側面図の略図である。
図28は、一実施形態による、骨穴内に、装填された、配置前構成にあるインサータの側面図の略図である。
図29は、一実施形態による、装填されていない、配置後構成にあるインサータの側面図の略図である。
図30Aは、一実施形態による、配置されていない状態の縫合糸アンカーの一実施形態の側面図の略図である。
図30Bは、一実施形態による、配置された状態における、短縮され、拡張された図30Aの縫合糸アンカーの側面図の略図である。
図31は、一実施形態による、クイックチェンジコネクタを有さない、装填されていない、配置前構成にあるインサータの上面図の略図である。
図32は、一実施形態による、装填されていない、配置前構成にあるインサータの別の上面図の略図である。
図33は、代替的実施形態による、装填されていない、配置前構成にあるインサータの上面図の略図である。
図34は、さらなる代替的実施形態による、装填されていない、配置前構成にあるインサータの上面図の略図である。
図35は、一実施形態による、インサータの遠位端の拡大斜視図の略図である。
図36Aは、一実施形態による、全縫合糸アンカーの上面図の略図である。
図36Bは、図36Aの全縫合糸アンカーの側面図の略図である。
図37Aは、一実施形態による、アンカーブレイドを通った糸通し器の上面図の略図である。
図37Bは、第一端が糸通し器に装填された図37Aのアンカーブレイドの上面図の略図である。
図37Cは、中央アイレットを有する図37Aのアンカーブレイドの上面図の略図である。
図38は、縫合糸の長さが中央アイレットを通過している、図37Cのアンカーブレイドの上面図の略図である。
図39Aは、一実施形態による、縫合糸の二つの長さが装填されたアンカーブレイドの上面図の略図である。
図39Bは、代替的実施形態による、縫合糸の二つの長さが装填されたアンカーブレイドの上面図の略図である。
図40Aは、一実施形態による、滑り止め構成要素の側面図の略図である。
図40Bは、一実施形態による、縫合スロットを有する滑り止め構成要素の側面図の略図である。
図41は、一実施形態による、装填された、配置前構成にあるインサータの上面図の略図である。
図42は、一実施形態による、スリーブを有する、装填された、配置前構成にあるインサータの上面図の略図である。
図43は、一実施形態による、使い捨てハンドピースの側面図の略図である。
図44は、一実施形態による、装填されていない(取付装置またはインサータに装填されていない)、配置前構成の軟質全縫合糸アンカーの斜視図のデジタル写真である。
図45Aは、一実施形態による、配置前構成にある取付装置またはインサータに接続された、図44の全縫合糸アンカーの実施形態の側面図の略図である。
図45Bは、一実施形態による、骨穴に位置づけられた配置後構成にある、図44の全縫合糸アンカーの一実施形態の側面図の略図である。
図45Cは、一実施形態による、骨穴に位置づけられた配置後構成にある、図1の全縫合糸アンカーの実施形態の側面図のデジタル写真である。
図46は、一実施形態による、装填されていない(取付装置またはインサータに装填されていない)、配置前構成の軟質全縫合糸アンカーの斜視図のデジタル写真である。
図47Aは、一実施形態による、配置前構成にある取付装置またはインサータに接続された、図46の全縫合糸アンカーの実施形態の側面図の略図である。図47Bは、一実施形態による、骨穴に位置づけられた配置後構成にある、図46の全縫合糸アンカーの一実施形態の側面図の略図である。
図47Cは、一実施形態による、全縫合糸アンカーの代替的実施形態の一部分の側面図の略図である。
図48は、一実施形態による、アクティベータが追加された後の、配置後構成にある、図46の全縫合糸アンカーの実施形態の側面図のデジタル写真である。
図49は、代替的な実施形態による、全縫合糸アンカーの挿入装置の側面図の略図である。
図50は、代替的実施形態による、配置前構成および位置にある全縫合糸アンカー挿入装置の斜視図の略図である。
図51は、代替的実施形態による、配置前構成および位置にある全縫合糸アンカー挿入装置の斜視図の略図である。

実施例

0018

本発明の実施形態の自穿孔式全縫合糸アンカーとインサータの構造および機能性と、それらに関連づけられた方法に関する例示的な記述が以下に記載される。本発明の利点は、本明細書に記載の例示的な説明によって示されている。しかしながら、特定の条件および詳細は、当技術分野において広く適用されるよう解釈されるべきであり、本発明の実施形態を不正に制限または制限すると解釈されるべきではない。

0019

ここで図面を参照すると、全体を通して同一の参照番号が同一の部品を指しており、図1は、実施形態による、装填されていない、配置前構成にあるインサータ10の斜視図の略図を示す。インサータ10は、一般に、ステンレス鋼またはニチノールなどの金属から構成されているが、アンカーをドリル加工し、挿入するために必要な力を取り扱うのに十分な強度を有するその他の好適な材料が使用されてもよい。(本開示のレビューと併せて、当業者に理解されるべきである)。さらに、インサータ10の様々な特徴が、様々な材料で構成され得る。例えば、直径が十分小さいニチノールをインサータ10の長さ12に使用して、インサータ10が、湾曲したガイドチューブ内を通過し、所望の挿入位置に達するように動作するために必要な柔軟性を持たせることを可能にする。別の例では、直径が十分大きいステンレス鋼をインサータ10の長さ12に使用して、インサータ10が所望の挿入位置に配置され、ガイドチューブを使用することなく自身の支援下で動作するのに必要な剛性を有することができる。

0020

図1に示すように、インサータ10は、シャフト18に接続されたインサータ先端16を有する遠位端14を備え、シャフト18が、中央長手方向y−y軸に沿って近位に延在して、管状部分22に接続する。管状部分22は、シャフト18と近位端20との間を延在する。しかしながら、一実施形態では、図32図35に示すように、シャフト18は管状部分22なしでインサータ10の長さを延在する。図31に示す別の実施形態では、インサータ10の近位端20は、管状部分22の近位端24にある。こうした実施形態では、ドリル加工(下記に説明する通り)は、管状部分22をハンドピースチャック把持し、回転させることによって実施される。管状部分22は、図9Aおよび図10に示すような平面(例えば、平面72)、または、チャックとの接続を容易にするその他の特徴を含みうる。シャフト18がインサータ10の長さを延在する実施形態では、シャフト18はまた、同様にドリル加工を容易にするための、インサータ10の近位端20(すなわち、シャフト18)の平面(例えば、図9Aおよび図10の平面72)を含んでもよい。しかしながら、図1に示され、本明細書に記載されるように、管状部分22は、インサータ10の近位端20において、クイックチェンジコネクタ26などの電力ハンドピースインターフェースまで延在し得る。クイックチェンジコネクタ26は、一般に、ドリル加工のための電力取付け部の使用を容易にする特徴を指す。クイックチェンジコネクタ26の実施形態については、下記に詳細に説明する。

0021

ここで図2および図3を参照すると、実施形態による、装填されていない、配置前構成にあるインサータ10の上面図の略図および横断面の略図が示されている。図2および図3に示すように、インサータ先端16は、シャフト18、管状部分22、およびクイックチェンジコネクタ26と比較すると比較的薄いプロファイルを有する。図3に示す実施形態では、管状部分22はまた、外側管28および内側縫合糸管30を含むことができるが、これらに限定されない。示すように、縫合糸管30は、外側管28内に位置付けられるか、あるいは外側管28内に配置される。よって、外側管28の直径d3’は、縫合糸管30の直径d3’’よりも大きい。そのため、縫合糸管30は、外側管28の第一内側チャネル32内に延在する。さらに、縫合糸管30は、外側管28の第一内側チャネル32および縫合糸管30の第二内側チャネル34が連通するよう、それを通って延在する第二内側チャネル34を備える。縫合糸管30は、インサータ10のインサータ先端16またはシャフト18に取り付けられるか、あるいはそれに直接接続される必要がないことに注意することが重要である。

0022

代替的実施形態では、インサータ10は、縫合糸の長さの分離を維持するための、二つ以上の縫合糸管30を備える。こうした複数の縫合糸管30は、外側管28内で相互に対して、隣接していても、同心であっても、またはその他の任意の構成であってもよい。さらに別の実施形態では、複数の縫合糸管30の代わりに、単一の縫合糸管30が単一の多腔型突出部を備え、各内腔が、縫合糸の長さの分離を維持するための縫合糸の長さを含む。

0023

図3にも示すように、外側管28の少なくとも近位部分36は、クイックチェンジコネクタ26の遠位端38内に延在する。さらに、図示された実施形態では、シャフト18の少なくとも近位端40は、管状部分22内に延在する。具体的には、図示された実施形態では、シャフト18の近位端40は、外側管28の遠位部分42および縫合糸管30の遠位部分44の両方へと延在する。図2に示す実施形態では、シャフト18は、テーパ部分46を備える。テーパ部分46は、図2に示すように、管状部分22の遠位端48から、インサータ先端16の近位端50の近位の位置へと延在する。テーパ部分46は、シャフト18を外側管28に強固に接続する雄ねじ山(図示せず)を含みうる。ただし、締まり嵌めまたは溶接といった、その他の接続方法が使用されてもよい。

0024

図32を簡単に参照すると、実施形態による、装填されていない、配置前構成にあるインサータ10の上面図の略図が示されている。図32では、インサータ10は、近位端20にねじ山付きセクション45を備える。図示した実施形態では、テーパ部分46は、外側管28の接触面47まで遠位に延在する。よって、外側管28(図示せず)は、ねじ山付きセクション45の雄ねじ山(図示せず)を介してインサータ10に接続されうる。図32に示す実施形態では、縫合糸管30は、インサータ10の近位端20の上およびその周りに嵌合するように構成される。

0025

さらに図2を参照すると、インサータ先端16は、縫合糸アンカー保持スロット52を備える。縫合糸アンカー保持スロット52は、アンカーブレイドおよび全縫合糸アンカーの縫合糸の長さを保持するようにサイズ決めされるか、あるいは構成され、全縫合糸アンカーがインサータ10の遠位端14(およびインサータ先端16)において、ドリル点54Aおよび54B(図4に示す)によって生成される骨穴に押し込まれるのを可能にする。

0026

ここで図4および図5を参照すると、一実施形態による、インサータ10の遠位端14の拡大上面図および上面斜視図の略図が示されている。図4および図5に示すように、インサータ10の遠位端14(およびインサータ先端16)は、遠位アンカー配置通路56を通って、ドリル点54A、54Bへ延在する縫合糸アンカー保持スロット52を備える。アンカー配置通路56により、アンカーをインサータ10から取り外すことを可能にする。アンカー配置通路56は、縫合糸アンカー保持スロット52と等しいか、狭いか、または幅広いサイズであってもよい。さらに、縫合糸アンカー保持スロット52は、有用寿命中にサイズを変更してもよい。別の実施形態では、ドリル点54A、54Bおよびアンカー配置通路56は、アンカー配置通路56を閉じるかまたは開く方法でドリル点54A、54Bに加えられる回転力または圧縮力応答して、インサータ10の材料が屈曲するように構成されてもよい。

0027

図4および図5に示す実施形態では、縫合糸アンカー保持スロット52は細長く、一対のプロング58A、58Bを作出する。各プロング58A、58Bは、縫合糸アンカー保持スロット52の周りでドリル加工端60A、60Bに延在し、それぞれが各ドリル点54A、54Bを有する。よって、図示される実施形態では、一対のドリル点54A、54Bがあり、それぞれ一対のプロング58A、58Bのうちの一方から延在する。ドリル点54A、54Bは、回転するにつれて骨を切るように構成される。回転は、インサータ10が複数回にわたって単一方向に回転してもよく、または、回転は、時計回りおよび反時計回りに、インサータ10が完全に、または部分的に回転して振動してもよい。ドリル点54A、54Bの有効直径は、インサータ10の他の材料よりも大きい直径、または、小さい直径を有してもよい。図5に示すように、中央長手方向y−y軸は、縫合糸アンカー保持スロット52およびアンカー配置通路56の、少なくともおよそ中心を通って延在する。図示した実施形態では、z−z軸は、中央長手方向y−y軸に垂直に延在する。

0028

さらに図5を参照すると、一対のプロング58A、58Bはそれぞれ、縫合糸アンカー保持スロット52を画定する内壁62A、62Bを備える。内壁62A、62Bはそれぞれ、z−z軸に平行な軸に沿って延在する。同様に、プロング58A、58Bのドリル端60A、60Bはそれぞれ、ドリル面64A、64Bを有する。ドリル面64A、64Bは互いに対向し、各ドリル面64A、64Bはz−z軸に平行でない軸に沿って延在する。つまり、ドリル面64A、64Bは、z−z軸に対して傾斜しているため、内壁62A、62Bに対して傾斜している。プロング58A、58Bのドリル面64A、64Bは、縫合糸アンカー保持スロット52がYZ平面で開くのを制限し、それによって、インサータ先端16を骨へ挿入する間はアンカー配置通路56をロックする。さらに、ドリル面64A、64Bの内壁62A、62Bに対する角度関係は、プロング58A、58Bのうちの一方がz−z軸に平行な軸に沿って第一方向に移動するのを防止し、一方、プロング58A、58Bのうちの他方は、プロング58A、58Bを閉じる力が加わると、z−z軸に平行な軸に沿って、第一方向とは反対の第二方向に移動する。よって、プロング58A、58Bは、プロング58A、58Bを閉じる力が横方向のx−x軸に沿って加わると、z−z軸に平行な軸に沿った反対の方向に移動することができない。図5に示すように、横方向のx−x軸は、中央長手方向y−y軸に垂直である。

0029

ここで図35を簡単に参照すると、一実施形態による、インサータ10の遠位端14の拡大斜視図の略図が示されている。図35に示すように、インサータ先端16は、長さL1を有する第一面57と、長さL2を有する第二面59とを有する。具体的には、L2は、シャフト18の直径d2よりも大きな有効ドリル直径d1を作出するため、L1よりも大きい。直径d1、d2が異なることにより、骨穴におけるアンカー、縫合糸、およびシャフト18の隙間ができる。

0030

ここで図33図34を参照すると、代替的実施形態による、装填されていない、配置前構成におけるインサータ10の上面図の略図が示されている。図33に示す実施形態では、インサータ先端16はスペード形状である。スペード形状のインサータ先端16により、ドリル点54A、54Bは、図4および図5のインサータ先端16と比較して、より大きい穴をドリル加工することができ、ドリル点54A、54Bの後ろにアンカーブレイドのための空間を与える。図34は、オフセットアンカー配置通路56(中央長手方向y−y軸に対してオフセットされた)インサータ先端16の実施形態を示す。オフセットアンカー配置通路56は、第一ドリル点54Aにおける真のドリル点55を可能にする。

0031

ここで図6Aおよび図6Bを参照すると、実施形態による、インサータ先端16の上面図の略図および横断面図の略図が示されている。図6Aおよび図6Bに示すように、縫合糸アンカー保持スロット52は、丸みのある近位縁66と、鋭利な遠位縁68とを備える。鋭利な遠位縁68は、インサータ10を骨から容易に引き出し、全縫合糸アンカーを確実に解除することを可能にする。特に、鋭利な遠位縁68は、全縫合糸アンカーを緩めることなく、または引き出すことなく、インサータ10を取り外すことができるように、アンカーブレイド(縫合糸の長さではない)を切断するのに使用される。一方、丸みのある近位縁66は、挿入中にアンカーブレイドを保護する。図6Aおよび図6Bに示されるインサータ先端16は、アンカー配置通路56を備えるが、図7Aおよび図7Bのインサータ先端16は備えない。図7Aおよび図7Bに示すインサータ先端16の代替的実施形態では、全縫合糸アンカーがアンカー保持スロット52に装填され、丸みのある近位縁66の力によって骨へと前進する。次いで、全縫合糸アンカーは、インサータ10が後退し、取り外されると、鋭利な遠位縁68によって二つの片に切断される。

0032

図2図3を簡単に参照すると、クイックチェンジコネクタ26は、その遠位端38にアダプタ70を備え、ロッド74がそれから近位端76へと延在する。ここで図8A図8Cを参照すると、実施形態によるクイックチェンジコネクタ26の様々な略図を示す。図8A図8Cに示すように、アダプタ70は、従来のAO接続互換性がある(本開示の考察と併せて、当業者によって理解されるべきである)。ただし、TrinkleまたはHudson接続といったその他の接続を使用してもよい。ロッド74は、図8Aおよび図8Bに示すように、中央長手方向y−y軸に平行な軸に沿って延在する平面72を備える。図示の実施形態では、ロッド74は溝78を備える。溝78は、平面72の第一縁80Aから平面72の第二縁80Bまでロッド74内を延在する。

0033

ここで図9A図9Dを参照すると、代替的な実施形態による、クイックチェンジコネクタ26の様々な略図が示されている。図9Aに示すように、ロッド74は、三角形の断面(図9Dに示す)を有する三つの平面72を備える。ロッド74はまた、図9Aおよび図9Cに示すように、三つの平面72のうちの二つが合流またはその他の方法で収束する位置で、ロッド74内に延在する三つの溝78を備える。また、図9Bおよび図9Cに示すように、アダプタ70は、従来のAO接続と互換性がある(他の接続を使用してもよい)。しかしながら、三つの平面72は、インサータ10の中央長手方向y−y軸が、グラスピングチャック(図示せず)を通って延在する中央長手方向y−y軸と共線となることを可能にする。クイックチェンジコネクタ26は、金属(図9B図9C図9D)の固体片から形成されてもよく、または、管の端部に形成されてもよい(図9A)。クイックチェンジコネクタ26を管に形成することにより、インサータ10との併用に多くの利点を提供する。例えば、近位端76を開放して、管内に収容される縫合材料の滅菌のためのエチレン酸化物をより良好に流すことができ、インサータ10の組み立てに必要な構成要素の数を減らすことができる。

0034

ここで図10を参照すると、実施形態による、インサータ10上の近位ハードストップ機構82の詳細な略図が示されている。図示した実施形態に示すように、ハードストップ機構82は、インサータ10の近位端20に沿って位置付けられるか、あるいは、配置される。ハードストップ機構82によって、クイックチェンジコネクタ26がガイドを通して入ったり、前進したりするのを防止するように、ハードストップ機構82はクイックチェンジコネクタ26から遠位にある。図示の実施形態では、ハードストップ機構82は、インサータ10の外面84の周りに巻かれたリングである。しかし、ガイドの直径より十分大きくサイズ決めされている場合、ハードストップ機構82のための任意のその他の形状または構成を使用してもよい。

0035

図11A図12Bを簡単に参照すると、実施形態による、全縫合糸アンカー100の正面図および背面図の略図が示されている。図11Aは、全縫合糸アンカー100の背面図を示し、図11Bは正面図を示す。図示されるように、アンカーブレイド/繊維状構築物104の中に、およびそれから外に通過する縫合糸102の長さは、アンカーブレイド104のうちの一つの(例えば、「表」)面106のみを通過する(図11B)。同様に、図12Aおよび図12Bは、縫合糸102が、アンカーブレイド104(図12B)のうちの一つの(例えば、「表」)面106のみを通過している、背面図(図12B)および正面図(図12A)を示す。全縫合糸アンカー100が一つの(例えば、「表」)面106のみを通過する縫合糸102を有する場合、アンカーブレイド104が、インサータ上に装填されたときに対向する(例えば、「裏」)面108(図11Aおよび図12A)での摩耗から縫合糸102を保護する(例えば、本開示の考察と併用して、当業者によって理解されるべきである)。図11A図12Bでは、縫合糸102は、数多くの通過位置でアンカーブレイド104を通過する。図13Bおよび図14Bの通過位置の数は、八つの通過位置110であり、一部の代替的な全縫合糸アンカー100の通過位置の数は、六つの通過位置110である。通過位置110の数は、縫合糸102および/またはアンカーブレイド104の組成およびサイズに応じて変化しうる。通過位置110の数は、アンカーブレイド長さ、アンカーブレイド幅、アンカーブレイドピック密度、縫合糸径、等の入力パラメータ均衡させることによって最適化し、製造可能性、荷重下のアンカークリープ、および引っ張り強度、等の出力パラメータを得ることができる。

0036

図36Aおよび図36Bを簡単に参照すると、代替的実施形態による全縫合糸アンカー100の上面図および側面図の略図が示されている。図36Aおよび図36Bに示すように、縫合糸102の長さは、アンカーブレイド104のおよそ中心105を通過する。図示された実施形態では、縫合糸102の長さは、一つの(例えば、「表」)面106を通ってアンカーブレイド104に入り、アンカーブレイド104の対向する(例えば、「裏」)面108を通って出る。図41に示すように、縫合糸102の長さがアンカーブレイド104の両側に位置付けられた状態で、アンカーブレイド104が骨に対して位置付けられうる一方で、縫合糸102の長さがインサータ10に沿うように、アンカーブレイド104はインサータ10上に装填されうる。

0037

別の代替的実施形態では、図39Aおよび図39Bに示すように、アンカーブレイド104は、縫合糸102A、102Bの複数の長さで装填されうる。図示した実施形態では、アンカーブレイド104は、縫合糸102A、102Bの二つの長さで装填される。縫合糸102の長さは、その対向する縁107A、107B(図39B)に沿って、二つのオフセンター位置109A、109B(図39A)を通って、または、その任意の考えられる組み合わせで、アンカーブレイド104を通って延在しうる(アンカーブレイド104のおよそ中心105を通った縫合糸102A、102Bの長さの延長部を含む)。さらに、縫合糸102A、102Bの長さは、同一面(図11A図12B)上、または、対向する面(図36A図36B)上で、アンカーブレイド104に入る/出ることができる。

0038

ここで図37A図38を参照すると、追加的な代替的実施形態による、全縫合糸アンカー100の上面略図が示されている。図37A図37Cは、逆アンカーブレイド104を作成するためのプロセスを示す。図37Aに示すように、糸通しループ130を有する糸通し器128は、最初にアンカーブレイド104を通過する。次に、図37Bにおいて、アンカーブレイド104の端114Bは、糸通しループ130を通して引き出される。最後に、糸通しループ130は、図37Cに示す通り、アンカーブレイド104を通して引き戻され、中央アイレット132を創出する。縫合糸102の長さは、図11A図12B図36A図36B、および図39A図39Bに示される実施形態のいずれかに関連して説明した通り、アンカーブレイド104を通って縫合糸102の長さを通過させることによって、および、図38に示すように、中央合レット132を通過させることによって、逆アンカーブレイド104上に装填されうる。

0039

図11A図12Bを再度参照すると、装填されていない、配置前構成から、全縫合糸アンカー100は、図13Aおよび図13Bに示すように、インサータ先端16上に装填される。インサータ先端16を装填するため、縫合糸102の一対の端112A、112B、および、アンカーブレイド104の一対の端114A、114Bが、縫合糸アンカー保持スロット52(およびインサータ10)の反対側となるように、アンカーブレイド104が縫合固定用保持スロット52を通して供給される。さらに、一実施形態では、通過位置110のうち四つが、縫合糸アンカー保持スロット52(およびインサータ10)の反対側となるように、全縫合糸アンカー100が縫合糸アンカー保持スロット50を通して供給される。次いで、縫合糸102をシャフト18に沿って引いて張り、それによって、縫合糸102の一対の端112A、112Bおよびアンカーブレイド104の一対の端114A、114Bを、インサータ10に沿って(すなわち、それぞれが中央長手方向y−y軸にほぼ平行な軸に沿って)延在させる。

0040

ここで図14Aおよび図14Bを参照すると、装填されていない、配置前構成、および、装填された、配置前構成における、代替的な実施形態による、全縫合糸アンカーの上面図の略図が示されている。図14Aおよび図14Bに示す全縫合糸アンカー10は、Y−Knot(登録商標)縫合糸アンカーである。本発明の実施形態の特定の構造的および機能的態様は、米国特許出願公開第9826971号に記述および図示された軟質縫合糸アンカーの実施形態と類似している。これらの類似点は、公開された出願と共に、本開示および付属の図面の考察と併せて、当業者によって理解されるべきであり、また本明細書に詳細に記載されていないものである。本発明の実施形態の様々な発明機能を含む、特定の差異は、添付図面を参照しながら、本明細書においてさらに簡単に記述される。しかしながら、全縫合糸アンカー100がY−Knot(登録商標)縫合糸アンカーである実施形態では、アンカーブレイド104のみがインサータ先端16に装填される。図14Bに示すように、アンカーブレイド104が縫合糸アンカー保持スロット52に装填されると、縫合糸102の中央部分116がインサータ先端16から(すなわち、遠位にある方向に)引き離される。これにより、縫合糸102が縫合糸アンカー保持スロット52内に落下するのを防止する。縫合糸102を縫合糸アンカー保持スロット52の外に保持することにより、それが骨内にドリル加工されるにつれて、プロング58A、58B(図4図5)内に発生する熱による縫合糸102への潜在的な損傷、または、インサータ10の除去時に縫合糸102が切断されることを回避する。一実施形態では、図13A図14Bの実施形態のいずれかに示されるように、全縫合糸アンカー100がインサータ先端16上に装填されると、アンカー配置通路56は、図15に示すように、閉位置に動かされて、閉鎖された縫合糸アンカー保持スロット52を作出することができる。一実施形態では、アンカー配置通路56は、アンカー配置通路56を完全に閉じる方法でプロング58A、58Bを曲げることによって閉位置に移動される。

0041

ここで図16を参照すると、実施形態による、インサータ10上において、ロードされた、配置前構成の全縫合糸アンカー100の側面図が示されている。図16に示すように、全縫合糸アンカー100がインサータ先端16上に装填されると、アンカーブレイド104はインサータ先端16に沿ってねじられる。アンカーブレイド104が、きついねじれ部118でインサータ先端16上に装填されると、ねじれ部118の方向に全縫合糸アンカー100を回転させることによってアンカーブレイド104を骨に挿入するとき、アンカーブレイド104のさらなるねじれを発生させない。つまり、インサータ先端16に装填されるときのアンカーブレイド104のねじれ部118によって、骨内挿入されるにつれてアンカーブレイド104がそれ自体の上でねじれるのを防止し、且つ、縫合糸102の長さが、アンカーブレイド104がねじれた結果、それ自体の上でねじれるのを防止する。そのため、縫合糸102は、ねじれ部なしで骨穴を出ることができる。図示した実施形態では、アンカーブレイド104は、1.5回転のねじれ部18を有し、これによって事実上、縫合糸102の長さがインサータ先端16で露出されない。

0042

ここで図17Aおよび図17Bを参照すると、実施形態による、追加的材料120を有するアンカーブレイド104の上面図の略図が示されている。当業者であれば、単一フィラメントポリマーといった、強度を上げるための追加材料を用いたY−Knot(登録商標)アンカーの潜在的な実施形態を認識および理解すべきである。追加材料を全縫合糸アンカー104に適用することができる。図17Aに示すように、アンカーブレイド104は半分に折り畳まれる。単一フィラメント120は、図17Bに示すように、アンカーブレイド104のそれぞれの(つまり二つの)側縁122A、122Bを共にステッチして、縫合糸102の長さを内側にして閉鎖された領域124を作成するために使用される。強度の改善に加えて、これは、挿入中にアンカーブレイド104がそれ自体の上で転がり、縫合糸102が骨に曝されることによって摩耗を引き起こすのを防ぐことになる。さらに、アンカーブレイド104の軸内を走る、より高密度の材料と組み合わせて、記載したようにアンカーブレイド104をねじれさせることにより、ねじ山付き全縫合糸アンカー100をもたらしうる。

0043

図18を簡単に参照すると、実施形態による、装填された、配置前構成のインサータ10の斜視図の略図が示されている。図示された実施形態では、アンカーブレイド104は、上述のようにインサータ先端16上に装填される。図19は、実施形態による、装填された、配置前構成にあるインサータ10の側面図の略図を示す。図19では、明確にするため、外側管28およびクイックチェンジコネクタ26が取り外されている。示すように、アンカーブレイド104は、縫合糸アンカー保持スロット52を通って延在し、インサータ先端16の周りにねじれ部118を有する。縫合糸の第一端112Aおよび第二端112Bは、縫合糸管30内のシャフト18の反対側に延在する。図示した実施形態では、端112A、112Bは、縫合糸管30内で後退するか、または遠位に引き出される。図20図21は同様に、縫合糸管30の内部容積34内の端112A、112Bを示す。図22図24は、実施形態による、装填された、配置前構成にあるインサータ10の様々な上面図および横断面図の略図を示す。縫合糸管30および縫合糸102の端112A、112Bといった構成要素は挿入中に、回転し、ねじれうるか、あるいは、アンカーブレイド104と共に回転しうるよう、外側管28がこれらを収容する。

0044

図19図21、および図23に示すように、縫合糸102の第一端112Aおよび第二端112Bは、シャフト18に沿って、アンカーブレイド104から縫合糸管30に内に延在する。縫合糸管30内に入ると、縫合糸102の第一端112Aおよび第二端112Bは、図示するように、インサータ先端16に向かって後退する。第一端112Aおよび第二端112Bがシャフト18の反対側にあり、且つ、縫合糸管30内にある状態で、シャフト18は縫合糸管30に対してリム112A、112Bを押してロックし、それによって、縫合糸102の長さを引っ張り、アンカーブレイド104の位置および構成を維持する。図41はまた、縫合糸102およびシャフト18の長さ周りに延在する縫合糸管30を示す。縫合糸管30は、シャフト18に対して縫合糸102の長さを圧縮した。図41には示されていないが、縫合糸管30は縫合糸102の長さを延在する。

0045

ここで図25図26を参照すると、代替的実施形態による、装填された、配置前構成にあるインサータ10の様々な図の略図が示されている。図25に示すように、シャフト18は曲げ領域126を備える。図26に示す実施形態では、曲げ領域126は、インサータ10の管状部分22内で延在する。よって、曲げ領域126は、インサータ10の長さ12(図1)の任意の部分に沿って延在することができる。曲げ領域126は、例えば、図26に示すように、一連の小さな切れ目レーザー切断、またはエッチングによって作出されうる。曲げ領域126は、インサータ10が湾曲したガイドを通って延在することができるように、インサータ10の柔軟性を増加させる(本開示の考察と共に当業者に理解されるべきである)。

0046

図40Aおよび図40Bを簡単に参照すると、インサータ10の代替的実施形態による、滑り止め構成要素134の側面図の略図が示されている。図40Aでは、インサータ10は、摺動可能な滑り止め構成要素134を備える。シャフト18は、滑り止め構成要素134を通過するが、取り付けられてはいない。滑り止め構成要素134は、近位端136および遠位端138を備える。使用時に、縫合糸102の長さが近位端136および遠位端138周りで覆われて、縫合糸102の長さを所定位置に固定する。滑り止め構成要素134は、シャフト18に沿って滑り止め構成要素134を摺動させることによって、インサータ10に沿って近位に(限界を有する)または遠位に動かすことができる。別の実施形態では、図40Bに示すように、滑り止め構成要素134は、縫合糸102の長さを保持するスロット140を備える。よって、縫合糸102の長さが、滑り止め構成要素134の近位端136および遠位端138周りで覆われ、スロット140内に固定される。使用時に、インサータ10が骨穴をドリル加工した後、ユーザは、縫合糸102の長さをスロット140から取り除き、近位端136および遠位端138から縫合糸102の長さを解き、インサータ10を除去することができる。

0047

別の実施形態では、図42に示すように、ゴムスリーブといったスリーブ142は、シャフト18、滑り止め構成要素134、および縫合糸102の長さの上に位置決めされて、縫合糸102の長さを所定位置に保持する。簡単に上述したように、滑り止め構成要素134(縫合糸102の長さおよびスリーブ142)は、シャフト18に沿って遠位に摺動することができる。しかし、シャフト18に沿った滑り止め構成要素134の近位方向への移動は、縫合糸102の長さにおける張力によって制限される。限定的な近位移動によって、スリーブ142の遠位面144はまた、インサータ10のハードストップにも役立つ。よって、使用時に、インサータ10は、ハードストップ(例えば、スリーブ142の遠位面144)がガイドおよびシャフト18に接触するまで、骨へとドリル加工される。シャフト18が骨から取り除かれると、アンカーブレイド104および縫合糸102の長さが骨内に残り、一方で、滑り止め構成要素134およびスリーブ142が縫合糸102の長さに取り付けられる。シャフト18がもはや滑り止め構成要素134を通して位置付けられていないため、縫合糸102の長さは、滑り止め構成要素134およびスリーブ142から解除されうる。

0048

ここで図27を参照すると、実施形態による、骨穴位置86において、装填された、配置前構成にあるインサータ10の側面図の略図が示されている。示すように、インサータ10は、ガイド88の遠位端90が骨94の表面92に位置付けられるように、選択した骨穴位置86でガイド88を通って延在され、一方、クイックチェンジコネクタ26がガイド88の近位端96を通って延在し、通過する。図示した実施形態では、ガイド88の遠位端90でアンカーブレイド104と共に装填されたインサータ先端16は、骨94の表面92に位置付けられる。一旦位置付けられ、ガイド88が骨94に対して静止して保持されている間に、ユーザはハンドピースを使用してクイックチェンジコネクタ26を介してインサータを回転させ、それによって、ドリル端60A、60Bおよびそれぞれのドリル点54A、54Bを回転させ、アンカーブレイド104が完全に骨94内に挿入されるまで、インサータ10を骨94内に押す。ハードストップ機能82(図10)などの機能は、インサータ10がガイド88をさらに貫通させないことによって、挿入深さを制限する。

0049

ここで図28を参照すると、実施形態による、骨穴98において、装填された、配置前構成にあるインサータ10の側面図の略図が示されている。示すように、ドリル端60A、60Bおよびそれぞれのドリル点54A、54Bは、インサータ10がガイド88内を前進するにつれ、骨94内に穴98を形成する。アンカーブレイド104が骨穴98に挿入されると、アンカーブレイド104はアンカー配置通路56を開かせ、インサータ10は、骨穴の後ろにアンカーを残して取り除かれる。別の実施形態では、アンカー配置通路56は、インサータ10が独立して取り除かれるかまたは作動されるとき、アンカー配置通路56を開く縫合糸のフィラメント、ワイヤ、またはロッドなどの追加物体によって強制的に開かれうる。別の実施形態では、アンカー配置通路56は、完全に閉鎖された縫合糸アンカー保持スロット52を作出するために、フィラメント、ワイヤ、ロッド、アンカーの一部分、またはその他の材料などの追加部材によって、挿入中にブロックされてもよい。ブロック材料は、インサータ10が引き出されるか、または独立した作動によってアンカー配置通路56から出る。最終的に、アンカー配置通路56が開いている場合、インサータ先端16が骨94から取り除かれ、インサータ10が引き抜かれるときに、アンカーブレイド104が骨穴98に残り、アンカー配置通路56を通過しているよう、インサータ10はガイド88を通って後退されうる。アンカーブレイド104を骨穴98に保持する力は、骨94とアンカーブレイド104との間の相互作用によって、または、全縫合糸アンカー100が配置される前の、アンカーブレイド104と、アンカーブレイド104を所定位置に保持するために導入されたアンカー部材との間の相互作用によって、提供されうる。

0050

ここで図29を参照すると、一実施形態による、装填されていない、配置後構成にあるインサータ10の側面図の略図が示されている。アンカーブレイド104が完全に挿入され、インサータ10が取り除かれると、インサータ10の除去、ユーザが縫合糸102(端112A、112B)を直接引っ張ること、または、その両方の手段を組み合わせることによって、張力が縫合糸102(端112A、112B)にかかる。張力により、アンカーブレイド104を配置後構成に配置し、固定する。

0051

ここで図30Aおよび図30Bを参照すると、配置前および配置後構成にある全縫合糸アンカー100の実施形態の側面図の略図が示されている。図示した実施形態では、全縫合糸アンカー100は、Y−Knot(登録商標)アンカー200などの軟質縫合糸アンカーである。一つのこうした縫合糸アンカーは、米国特許第9826971号に開示され、本出願の譲受人に譲渡され、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

0052

Y−Knot(登録商標)アンカー(または軟質アンカーまたは「全縫合」アンカー)200の実施形態は、図30A図30Bに詳細に図示されている。図30A図30Bに示されるように、Y−Knot(登録商標)アンカー200は、固定される縫合糸である少なくとも一つの縫合糸202と、配置の一部として幅、厚さ、および/または直径が増加し、長さが収縮しうる、アンカー200の一部分を形成するアンカー本体204と、の少なくとも二つのセクションを含む。図30Aを見ると、配置前構成にあるアンカー本体204を示し、図30Bを見ると、配置後構成で「短縮され」、「拡張された」アンカー本体204を示し、これは、プリーツによる増加への追加である。この軟質アンカーの実施形態は、以下の原因と結果の関係を捕らえるポアソン比も利用している。つまり、材料を第一の方向に圧縮すると、材料は第一の方向に垂直な方向に膨張し、(つまり、x方向に圧縮された場合、材料はy方向および/またはz方向に膨張する)、材料を第一の方向に引き伸ばす/伸ばすことにより、材料は第一の方向に垂直な方向に収縮する。配置時に幅、厚さ、および/または直径が増加するのはアンカー本体204であるが、縫合糸202はアンカー本体204に関して、(一部の実施形態では)自由にスライドし、他の実施形態ではスライドできない(少なくとも特定の位置または点で)にもかかわらず、縫合糸202もアンカー200の配置に役割を果たすことを理解されたい。縫合糸202は、アンカー200の配置後に縫合糸202がアンカー本体204から除去される場合、アンカー本体204は自由にあふれ(すなわち、解放する)、アンカー本体204がサイズにおいてつぶれおよび収縮し、容易な(および潜在的に望ましくない)除去が可能になるように、アンカー本体204の位置決め、整列および支持を助ける。

0053

つまり、アンカー本体204は二つの主要な機能を有する。第一に、それは、中で摺動する縫合糸202の基部となる。第二に、配置中に圧縮および/またはひだをひだ付けされると、アンカー本体204は、一方向に、よりコンパクトになり、それによって外側に広がり、全体の幅、厚さまたは直径が増大し、保持能力が生じる。その全体幅、厚さまたは直径を増加させるために、アンカー本体204を形状において変化させるこの作用は、穴98に、または骨または軟組織94に対してアンカー200を確保するために、有利に使用され得る有用な特徴である。本発明の実施形態を、骨94への軟組織の再付着、または修復を確保するために、摺動する結び目を通すことが望ましい軟組織への軟組織の再付着に対し理想的にするのは、アンカー本体204に関して、スライド可能な(一部の実施形態では、および少なくとも使用中の特定の位置または点で、他の実施形態ではスライド不可能)ままである縫合糸202と結合する、拡張するアンカー本体204の組み合わせである。

0054

下記の考察は、使い捨てハンドピースの代替的実施形態、本明細書に記載のアンカーインサータの実施形態と併用した、またはそれによって配置されて使用されうる全縫合糸アンカーの代替的実施形態、および、アンカー挿入装置/インサータおよびドリルの代替的実施形態に関する。

0055

図43を参照すると、代替的な実施形態による、使い捨てハンドピース300の側面図の略図である。使い捨てハンドピースは、モータ301と、チャック302と、モータに電力を供給するように構成された使い捨て電池303と、ユーザがドリルビット302をオンにし、および/またはドリルビット302の所望の速度を設定することにより、作動するように(回転的、直線的、デバイスの長手方向軸に垂直に(「プッシュされ」)構成された少なくとも一つのスイッチ304とを含むことができるが、これらに限定されない。あるいは、モータは、骨に対してインサータに、ハンドピース300を介してユーザによって与えられる所定の力(特定の骨の穴をドリル加工し始めるには十分な力であり、それは骨の硬さや種類によって変わりうる)によって起動されうる。使い捨てハンドピース300は、装置を軽量、より安価で使い捨て可能にするための使い捨てプラスチックハウジング305も含み得る。使い捨てプラスチックハウジング305は、任意のプラスチックまたはプラスチックの組み合わせから作製され得る。インサータは使い捨てであるように作製されてもよく、キットとしてハンドピース300に予め取り付けられて提供されてもよい。本明細書に記載のアンカーインサータの近位端は、使い捨てハンドピース300のチャック302に取り付けられうる。使い捨てハンドピースを使用して、ドリル端60A、60Bおよびそれぞれのドリル点54A、54Bを回転させ、アンカーブレイド104が骨94に完全に挿入されるまで(図27に関連して説明したように)、インサータ10を骨94に押し込むことができる。

0056

概して、以下に記述および図示された代替的な全縫合糸アンカー設計は、上述し、本明細書で図示した他の全縫合糸アンカーと同じ方法で本明細書に記載されたアンカーインサータと共に作動するように、およびそれによって配置されるように構成される。他の全縫合糸アンカーと同様に、全縫合糸アンカーの代替的実施形態は、繊維状構築物のアンカー本体部分(または可撓性のウェブなどの繊維状、編組または織布タイプの構造)と、第一端と第二端とを有する縫合糸またはフィラメント部分とを含みうる。縫合糸は数多くの方法で(本開示のレビューと併せて当業者によって理解されるべきであるように、織られる、支柱を通過する、上部と底部を貫通する、等)フィラメントを通過することができる。繊維状構築物は、折り畳まれていない、配置前状態にあるときは繊維状構築物が圧縮されていない、フィラメントの長手方向軸に沿って延在する第一状態と、平らな繊維構築物が配置された状態でフィラメントの長手方向軸に垂直な方向に圧縮されて、拡張される第二状態とを含みうる。

0057

一実施形態によれば、繊維状構築物は、第一端から第二端まで延在する開かれた細長い支柱/内腔を有し、フィラメントは、開いた支柱を少なくとも部分的に通過し、それに位置づけられる。一実施形態では、フィラメントを繊維状構築物の第一端と繊維状構築物の第二端から、開いた支柱から取り除くことができるように、フィラメントは開いた支柱を通って自在に摺動する。繊維状構築物の実施形態はまた、開いた細長い支柱/内腔を有することに加えて、管状でありうる。平坦テープ/繊維状構築物は、フィラメント(例えば、丸みのあるセクション縫合糸ブレイド)上に直接その場で織られるか、または、丸みのあるセクション縫合糸ブレイドが後で挿入されうる開いた支柱を有して織られてもよい。特に、図44に示すように、実施形態による、装填されていない(挿入装置またはインサータに装填されていない)、配置前構成にある全縫合糸アンカー400の斜視図の略図である。全縫合糸アンカー400は、第一端4Aと第二端4Bとを有する平坦な繊維構造物4と、第一端6Aおよび第二端6Bを有する開いた細長い支柱/内腔6とを有するが、これらに限らない(開いた細長い支柱/内腔6の第一端6Aおよび第二端6Bはそれぞれ、平坦な繊維状構築物の第一端4Aおよび第二端4B端の間、またはそれらの後ろを延在しうる)。開いた細長い支柱/内腔6は、平坦な繊維状構築物4の中心軸に平行な軸に沿って、またはそれに沿って織られるか、または、中心軸に平行でない経路に沿って織られてもよい。図44に示すように、開いた細長い支柱/内腔は、中心軸に沿って織られる。

0058

図44をさらに参照すると、フィラメント2は、第一端2Aと第二端2Bを有し、開いた支柱6を通過し、少なくとも部分的に位置付けられて示されている。一実施形態では、フィラメント2は、フィラメント2が繊維状構築物2の第一端2Aおよび/または繊維状構築物2の第二端2Bから、開いた支柱6から取り除かれるように、開いた支柱6を通して自在に摺動する。代替的実施形態によれば、フィラメントはロックされ、開いた支柱6を通して摺動可能ではない。

0059

ここで図45Aおよび図45Bを参照すると、配置前および配置後構成にある全縫合糸アンカー400の実施形態の側面図の略図が示されている。上述の通り、全縫合糸アンカー400は、第一端2Aおよび第二端2Bを有する少なくとも一つの縫合糸2と、第一端4Aと第二端4Bを有するアンカー本体/繊維構築物4との、少なくとも二つのセクションを含み、開いた細長い支柱/内腔6が第一端6Aおよび第二の端6Bまで延在し、それは、幅、厚さ、および/または直径を増加することができ、配置の一部として長さを縮めることができるアンカー400の一部分を形成する。

0060

図45Aに示すように、配置前構成にある取付装置(または本明細書に記載したインサータ)が提供される。全縫合糸アンカー400は、取付装置800の遠位配置端804に接続されて示されており、(これは本明細書に記載の実施形態のインサータであってもよい)、ハンドル802も含む。遠位配置端804および全縫合糸アンカー100は、骨皮質902の下で海綿状骨904の骨穴900内に位置付けられて示されている。全縫合糸アンカー400を配置するために(本開示の考察と併せて、当業者によって理解されるべきである、骨へ並置にもたらされる必要があるその他の組織に接続することができる)、第一端2Aおよび/または第二端2Bは、骨穴400から離れる方向に引っ張られて張力を受ける。第一端2Aおよび第二端2Bは、骨穴900内の所定位置に挿入装置800と共に、または挿入装置800なしで、骨穴900から離れる方向に引っ張られ、引かれうる(挿入装置800が骨穴900の中の所定位置にある場合、穴900からの引張力対する反作用力として作用して、全縫合糸アンカー400の配置を支援する)。

0061

図45Bに示すように、アンカー本体/繊維構築物4は、配置後の構成で「短縮」および「膨張」し、骨穴900でロックされて示されており、繊維状構築物4(繊維状構築物4の一部であってもよい)によって形成されるプリーツによる増加への追加となり得る。図45Cも参照すること。全縫合糸アンカー400、特に、繊維状構築物4は、以下の原因と結果の関係を捕らえるポアソン比も利用している(その他アンカーについて上述したように)。つまり、材料を第一の方向に圧縮すると、材料は第一の方向に垂直な方向に膨張し、(つまり、x方向に圧縮された場合、材料はy方向および/またはz方向に膨張する)、材料を第一の方向に引き伸ばす/伸ばすことにより、材料は第一の方向に垂直な方向に収縮する。配置時に幅、厚さ、および/または直径が増加するのはアンカー本体/繊維状構築物4であるが、縫合糸2はアンカー本体4に関して、(一部の実施形態では)自由にスライドし、他の実施形態ではスライドできない(少なくとも特定の位置または点で)にもかかわらず、縫合糸2もアンカー400の配置に役割を果たすことを理解されたい。縫合糸2は、アンカー本体4を位置付け、整列し、支持する一助となる(本開示の考察と併せて当業者によって理解されるべきである)。

0062

つまり、アンカー本体/繊維状構築物4は二つの主要な機能を有する。第一に、それは、中(支柱/内腔6内)で摺動する縫合糸2の基部となる。第二に、配置中に圧縮および/またはひだをひだ付けされると、アンカー本体4は、一方向に、よりコンパクトになり、それによって外側に広がり、全体の幅、厚さまたは直径が増大し、保持能力が生じる。アンカー本体4の形状を変化させて、その全体幅、厚さ、または直径を増加させるこの作用は、穴900内に、または、骨または軟組織に対してアンカー400を固定するのに有利に使用されうる、有用な特徴である。修復を確保するために、摺動する結び目を通すことが望ましい場合、本発明の実施形態を、軟組織の骨への再付着、または軟組織の軟組織への再付着に対し理想的にするのは、アンカー本体4に対して、摺動可能なままである(一部の実施形態では、および少なくとも使用中の特定の位置または点で、他の実施形態では摺動不可能)縫合糸2と結合する、拡張するアンカー本体4のこの組み合わせである。

0063

一実施形態では、軟質の移植可能な材料のハイブリッドな組み合わせを利用する軟質の全縫合糸アンカーの、発明の構成、構造、および結果をして生じる機能が提供される。一実施形態のハイブリッドな軟質全縫合糸アンカーは、従来の軟質全縫合糸アンカーと比較して、優れた引き抜き強度特性を含む。本発明の実施形態は、一部、ハイブリッド型拡張構成要素部分のために、硬骨で使用するように、より良い軟質の全縫合糸アンカーを提供する。これらの実施形態はまた、非常に薄いまたは弱い皮質層がある軟質の海綿状骨に使用するのに好適である。ハイブリッド型全縫合糸アンカーは、アクティベータが適用されると、第一配置前状態から第二配置状態にサイズを増加させるよう構成された拡張部材/部分と、第一フィラメントと第二フィラメントとを有するフィラメントとを含みうるが、これらに限らず、第二の配置状態にある拡張可能部材に接触して位置づけられる。アンカーはまた、第一端と第二端とを有する平坦な繊維状構築物を含むことができ、フィラメントは繊維状構築物を通過する。平坦な繊維状構築物は、平坦な繊維状構築物が、折り畳まれていない、配置前状態にあるとき、圧縮されておらず、フィラメントの長手方向軸に沿って延在する第一状態と、平らな繊維状構築物が配置された状態でフィラメントの長手方向軸に垂直な方向に圧縮されて、拡張される第二状態とを含む。拡張可能部材、および繊維状構築物の構造、構成、および機能性(実施形態の一部として)は、配置後状態で骨穴にアンカーを設定し、保持するのに役立つ。拡張可能部分/部材は、任意のフィラメント部分(本明細書で説明した通り)のみと使用されるハイブリッド型の全縫合糸アンカーの一部とすることができる。拡張可能部分/部材はまた、任意のフィラメント部分および任意の繊維状構築物部分(本明細書で説明した通り)と使用されるハイブリッド型の全縫合糸アンカーの一部とすることができる。

0064

例えば、図46を参照すると、実施形態による、配置前構成におけるハイブリッド型軟質全縫合糸アンカー500の斜視図が示されている。ハイブリッド型全縫合糸アンカー500は、第一端4Aと第二端4Bとを有する平坦な繊維状構築物4を含みうるが、これに限定されない。フィラメント2は、第一端2Aと第二端2Bとを有し、織られ、糸を通され、またはその他の方法で繊維状構築物4を通過位置25、27および25、28で通過して示されている。本発明の本実施例の一部である(本開示の考察と併せて、当業者によって理解されるべきである)、フィラメントおよび繊維状構築物の構造的態様のさらなる説明については、米国特許第9826971号を参照のこと。

0065

一実施形態では、フィラメント2が繊維状構築物4の第一端4Aおよび/または繊維状構築物4の第二端4Bから、繊維状構築物4から取り除かれうるように、フィラメント2は、繊維状構築物4(およびそれに取り付けられたときに、拡張可能部分3)を通って自在に摺動する。代替的実施形態によれば、フィラメントはロックされ、繊維状構築物4および/または拡張可能部分3(拡張可能部分3に取り付けられたとき)を通って摺動可能ではない。

0066

ここで図47Aおよび図47Bを参照すると、配置前および配置後構成にある全縫合糸アンカー500の実施形態の側面図の略図が示されている。上述の通り、全縫合糸アンカー500は、第一端2Aおよび第二端2Bを有する少なくとも一つの縫合糸2と、第一端4Aと第二端4Bを有するアンカー本体/繊維状構築物4との、少なくとも二つのセクションを含み、幅、厚さ、および/または直径を増やすことができ、配置の一部として長さを縮めることができるアンカー500の一部分を形成するよう構成されている。全縫合糸アンカー500はまた、アクティベータに反応して、配置後構成におけるサイズを増加させ得るアンカー500の一部分を形成するよう構成された拡張可能部分3を含む(本開示の考察と併せて、当業者によって理解されるべきである)。

0067

図47Aに示すように、配置前構成にある取付装置(または本明細書に記載したインサータ)が提供される。全縫合糸アンカー500は、取付装置800の遠位配置端804に接続されて示されており、(これは本明細書に上述したように、インサータであってもよい)、ハンドル802も含む。遠位配置端804および全縫合糸アンカー500は、骨皮質902の下で海綿状骨904の骨穴900内に位置付けられて示されている。全縫合糸アンカー500を配置するために(本開示の考察と併せて、当業者によって理解されるべきである、骨へ並置にもたらされる必要があるその他の組織に接続することができる)、第一端2Aおよび/または第二端2Bは、骨穴400から離れる方向に引っ張られて張力を受ける。第一端2Aおよび第二端2Bは、骨穴900内の所定位置に挿入装置800と共に、または挿入装置800なしで、骨穴900から離れる方向に引っ張られ、引かれうる(挿入装置800が骨穴900の中の所定位置にある場合、穴900からの引張力対する反作用力として作用して、全縫合糸アンカー500の配置を支援する)。さらに、アクティベータをアンカーに追加して、拡張可能部分を、第一配置前サイズより大きい第二サイズに拡張させることができる。一実施形態では、アクティベータは水である。

0068

図47Bに示すように、アンカー本体/繊維構築物4は、配置後の構成で「短縮」および「膨張」し、骨穴900でロックされて示されており、繊維状構築物4(繊維状構築物4の一部であってもよい)によって形成されるプリーツによる増加への追加となり得る。全縫合糸アンカー500、特に、繊維状構築物4は、以下の原因と結果の関係を捕らえるポアソン比も利用している(同様に、上述したように)。つまり、材料を第一の方向に圧縮すると、材料は第一の方向に垂直な方向に膨張し、(つまり、x方向に圧縮された場合、材料はy方向および/またはz方向に膨張する)、材料を第一の方向に引き伸ばす/伸ばすことにより、材料は第一の方向に垂直な方向に収縮する。配置時に幅、厚さ、および/または直径が増加するのはアンカー本体/繊維状構築物4であるが、縫合糸2はアンカー本体4に関して、(一部の実施形態では)自由にスライドし、他の実施形態ではスライドできない(少なくとも特定の位置または点で)にもかかわらず、縫合糸2もアンカー500の配置に役割を果たすことを理解されたい。縫合糸2は、アンカー本体4を位置付け、整列し、支持する一助となる(本開示の考察と併せて当業者によって理解されるべきである)。

0069

つまり、アンカー本体/繊維状構築物4は二つの主要な機能を有する。第一に、それは、中(支柱/内腔6内)で摺動する縫合糸2の基部となる。第二に、配置中に圧縮および/またはひだをひだ付けされると、アンカー本体4は、一方向に、よりコンパクトになり、それによって外側に広がり、全体の幅、厚さまたは直径が増大し、保持能力が生じる。アンカー本体4の形状を変化させて、その全体幅、厚さまたは直径を増加させるこの作用は、穴900内に、または、骨または軟組織に対してアンカー500を固定するのに有利に使用されうる、有用な特徴である。修復を確保するために、摺動する結び目を通すことが望ましい場合、本発明の実施形態を、軟組織の骨への再付着、または軟組織の軟組織への再付着に対し理想的にするのは、アンカー本体804に対して、摺動可能なままである(一部の実施形態では、および少なくとも使用中の特定の位置または点で、他の実施形態では摺動不可能)縫合糸2と結合する、拡張するアンカー本体4のこの組み合わせである。

0070

さらに図47Bを参照すると、拡張可能部分3は、アクティベータに曝された後、第一のより小さい配置前サイズよいも大きい、拡張された第二サイズで示されている。拡張可能部分は、アクティベータに曝されると容量が大きく膨張し、骨穴900でくさび留めされ、アンカー500を所定位置にロックする。実施形態によれば、フィラメント2を張って、軟組織(図示せず)を再取り付けするために、フィラメント2は、繊維状構築物4と拡張可能部分3を通って前後に自在に摺動しうる(拡張可能部分3に接続されているときは必要とされうる)。繊維構築物4が存在しない特定の状況では、摺動自在フィラメント2は、拡張可能部分3を通して切断される可能性があり、それにより、全縫合糸アンカー500の配置の最適度が低くなる。そのため、繊維状構築物4を有する、または有さない全縫合糸アンカー500の一部の実施形態では、縫合糸2−1の短い第二長さは、フィラメント2の周りで包まれるか、またはループし(図47Cを参照)、拡張可能部分3と接触するときに、フィラメント2によって拡張可能部分3を通って縫う/切断するのを防止する。

0071

図48を参照すると、実施形態による、アクティベータの追加後の配置後構成にある、図46の全縫合糸アンカーの実施形態のデジタル写真の側面図が示されている。示すように、拡張可能部分3は、第二配置構成状態までサイズが増大し(骨穴は拡張可能部分3の膨張程度を図示して示されていない)、フィラメント2は、拡張可能部分3を通して、および/または、そうでなければ接触して位置付けられる。

0072

上述のフィラメント2および繊維状構築物4および図47A〜図47Cに示す実施形態に関しても同様に、拡張可能部分3は、本明細書に記載した任意の全縫合糸アンカーの一部であってもよく、あるいは、米国特許出願第16/033616号に示され、記載される全縫合糸アンカーを含んでもよい。上述し、図47A〜図47Cに示される拡張可能部分3の同一の構造および機能は、(繊維状構築物を有する、または有さない)全縫合糸アンカーのこれらの実施形態に適用できる。

0073

本発明の代替的実施形態によれば、図49図51に示すように、全縫合糸アンカー挿入装置600が提供される。全縫合糸アンカー挿入装置600は、所望のアンカー配置位置に骨穴をドリル加工し、一つの装置で一つの動作で骨穴に全縫合糸アンカー(本明細書にて考察、参照、記載、および/または図示した任意の全縫合糸アンカーを含んでもよい)を配置するよう構成される。四股の軟組織への固定を含む多くの手技では、外科医が、ドリルとガイドを取り除いた後、アンカー配置のために骨にドリル加工する穴の位置を失うことが共通の問題である。さらに、通常のアンカー挿入中、ドリルガイドは、片手で保持されなければならず、もう片方の手は、パイロット穴をドリル加工し、アンカーを挿入するのに使用される。全縫合糸アンカー挿入装置600は、アンカーにガイドを組み込むことで、手技を片手で行うことが可能になる。全縫合糸アンカー挿入装置600はまた、ドリル加工のステップとアンカー挿入のステップを一つに組み合わせることによって、アンカーを取り付けるのに必要な時間を短縮する。全縫合糸アンカー挿入装置600の一意性は、部分的に、ドリル上でアンカードライバロッド601を振動させることによって骨トンネルをドリル加工するためのアンカードライバロッド601の使用に関する。ドリルの振動運動は、アンカードライバロッド601を前後に回転させる。ドライバロッド601が振動するにつれ、装置の遠位端における分岐部603−1の先端は、外科医のユーザが骨にそれを押し込むにつれて穴を作出するドリルビットとして作用する。ロッドおよびアンカー(装置の遠位端に位置付けられ、図示せず)が挿入されたら、振動は停止され、ドライバロッド601が引き出される。次に、全縫合糸アンカーは、アンカーの縫合糸テールを引っ張り、および/または、アクティベータを追加すること(本明細書にて考察されるように)によって、設定される。

0074

簡潔に述べると、図49図51に示すように、全縫合糸アンカー挿入装置600は、アンカードライバロッド601と、ハンドルおよび縫合滑り止め部分を有するガイド602と、摺動ガイド先端603と、金属ガイドチューブ604と、単一装填された全縫合糸アンカー(図示せず、分岐部603−1付近の遠位端上に位置付けられることが好ましい)とを含むが、これらに限らない。摺動ガイド先端603は、装置を振動させ始める前に全縫合糸アンカーを位置付け、アンカーが振動し、挿入される間に周囲の組織を保護するのに使用されうる。

0075

全縫合糸アンカー挿入装置600の好ましい機能は、その使用方法において、外科医から最小限のステップでアンカー挿入を可能にすることである。簡潔に述べると、外科医は、等しい振動モードを有する電動ハンドピース(図示せず、例えば、上述のような、あるいは、本開示の考察を併せて当業者に理解される)を、インサータロッド601の後端に接続することができる。次に、ガイドハンドル602および電力ハンドピースを保持して、外科医は摺動ガイド先端603を、アンカーを取り付けたい骨の位置および角度に位置付けることができる。さらに、外科医は、ハンドピースの振動モードをオンにし、インサータロッド601を骨に押し込むことができる(図示せず)。金属ガイドチューブ604が骨表面と同一平面になるとき(および摺動ガイド先端603の遠位端が金属ガイドチューブの遠位端と同一平面になるとき)、縫合糸(図示せず)は滑り止め部から取り除かれ、装置が取り除かれる。次に、縫合糸テールを引くことによってアンカーを設定することができ、および/または、アクチュエータが追加される(本明細書に記載、および上述したように)。

0076

縫合材料、縫合糸またはフィラメントは、その用語が使用され、本明細書に記載されるとき、単一フィラメントまたは多フィラメント縫合糸ならびに縫合糸の機能を実施するのに適した、その他任意の金属製または非金属のフィラメント材料またはワイヤ状材料を含む。この材料は、生体吸収性材料および非吸収性材料の両方を含んでもよく、且つ、丸みがあるか、平坦か、または編まれていてもよい。

0077

本発明の実施形態は、特定の例示的な実施形態を参照して特に示され、説明されたが、記載された説明および図面によって支持され得る請求項によって定義される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、細部におけるさまざまな変更がもたらされ得ることを、当業者には理解されるであろう。さらに、例示的実施形態が特定の数の要素を参照して説明される場合、例示的実施形態は、特定の数の要素以下のいずれかを利用して実施され得ることが理解されよう。

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