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技術 ROR1抗体

出願人 ユーシーエルビジネスピーエルシー
発明者 ナスワニ,アミットゴヒル,サティエンデラペルタ,マルコ
出願日 2018年7月5日 (2年7ヶ月経過) 出願番号 2019-572456
公開日 2020年10月22日 (3ヶ月経過) 公開番号 2020-530272
状態 未査定
技術分野 医薬品製剤 突然変異または遺伝子工学 微生物による化合物の製造 生物学的材料の調査,分析 化合物または医薬の治療活性 動物,微生物物質含有医薬 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 蛋白脂質酵素含有:その他の医薬 微生物、その培養処理 ペプチド又は蛋白質 抗原、抗体含有医薬:生体内診断剤
主要キーワード 実験機器 りん光体 生命体内 機械的手 テール部分 オブザーバー マルチ配列 下位部分
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2020年10月22日)のものです。
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図面 (20)

課題・解決手段

受容体チロシンキナーゼオーファン受容体1(ROR1)ポリペプチドに特異的に結合するROR1抗体及びその使用を記載する。特に、単離されたモノクローナル抗体、並びにがんの検出、防止、及び処置を含む複数の応用におけるその使用を記載する。

概要

背景

受容体チロシンキナーゼオーファン受容体1(ROR1)(神経栄養性チロシンキナーゼ受容体関連タンパク質1、NTRKR1としても知られる)は、胚発生の際に発現されるが、正常な成人組織での発現は限定的である癌胎児性抗原である。しかし、これは、複数の血液系腫瘍及び固形腫瘍:慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、マントル細胞白血病ヘアリーセル白血病、膵臓がん前立腺がん結腸がん膀胱がん卵巣がん膠芽腫精巣がん子宮がん副腎がん、乳がん肺がん黒色腫神経芽腫肉腫腎臓がんにおいて発現されている。更に、ROR1は、がん幹細胞サブセットにおいて発現されている。

概要

受容体チロシンキナーゼ様オーファン受容体1(ROR1)ポリペプチドに特異的に結合するROR1抗体及びその使用を記載する。特に、単離されたモノクローナル抗体、並びにがんの検出、防止、及び処置を含む複数の応用におけるその使用を記載する。なし

目的

本開示のモノクローナル抗体は、公知のROR1抗体、特にクローンA及びF(詳細を以下に示す)に基づく抗体と比較して多数の利点を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含む単離されたモノクローナル抗体であって、軽鎖可変ドメインが、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、LCDR1が、配列番号30、配列番号24、配列番号9、配列番号37、配列番号44、配列番号50、配列番号56、配列番号67、配列番号71、配列番号2、配列番号16、又は配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号32、配列番号26、配列番号11、配列番号39、配列番号46、配列番号52、配列番号58、配列番号4、又は配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号34、配列番号28、配列番号13、配列番号41、配列番号48、配列番号54、配列番号60、配列番号65、配列番号68、配列番号74、配列番号6、又は配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、HCDR1が、配列番号121、配列番号115、配列番号96、配列番号127、配列番号134、配列番号140、配列番号146、配列番号152、配列番号158、配列番号163、配列番号89、配列番号103、又は配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号123、配列番号117、配列番号98、配列番号129、配列番号136、配列番号142、配列番号148、配列番号154、配列番号160、配列番号165、配列番号91、又は配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号248、配列番号252、配列番号100、配列番号131、配列番号138、配列番号144、配列番号150、配列番号156、配列番号162、配列番号167、配列番号93、配列番号107、又は配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列が、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体がROR1ポリペプチドに特異的に結合する、単離されたモノクローナル抗体。

請求項2

LCDR1が、配列番号30、配列番号24、配列番号9、配列番号37、配列番号44、配列番号50、配列番号56、配列番号67、又は配列番号71に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号32、配列番号26、配列番号11、配列番号39、配列番号46、配列番号52、又は配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号34、配列番号28、配列番号13、配列番号41、配列番号48、配列番号54、配列番号60、配列番号65、配列番号68、又は配列番号74に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号121、配列番号115、配列番号96、配列番号127、配列番号134、配列番号140、配列番号146、配列番号152、配列番号158、又は配列番号163に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号123、配列番号117、配列番号98、配列番号129、配列番号136、配列番号142、配列番号148、配列番号154、配列番号160、又は配列番号165に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号248、配列番号252、配列番号100、配列番号131、配列番号138、配列番号144、配列番号150、配列番号156、配列番号162、又は配列番号167に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列が、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体がROR1ポリペプチドに特異的に結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項3

(a)LCDR1が、配列番号30に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号32に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号34に記載のアミノ酸配列を含み、(b)LCDR1が、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含み、(c)LCDR1が、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号13に記載のアミノ酸配列を含み、(d)LCDR1が、配列番号37に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含み、(e)LCDR1が、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号48に記載のアミノ酸配列を含み、(f)LCDR1が、配列番号50に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号52に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号54に記載のアミノ酸配列を含み、(g)LCDR1が、配列番号56に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号60に記載のアミノ酸配列を含み、(h)LCDR1が、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号65に記載のアミノ酸配列を含み、(i)LCDR1が、配列番号67に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号68に記載のアミノ酸配列を含み、(j)LCDR1が、配列番号71に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号74に記載のアミノ酸配列を含み、(k)LCDR1が、配列番号2に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号4に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号6に記載のアミノ酸配列を含み、(l)LCDR1が、配列番号16に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、又は(m)LCDR1が、配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列が、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体がROR1ポリペプチドに特異的に結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項4

(a)HCDR1が、配列番号121に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号123に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号248に記載のアミノ酸配列を含み、(b)HCDR1が、配列番号115に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号117に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号252に記載のアミノ酸配列を含み、(c)HCDR1が、配列番号96に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号98に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号100に記載のアミノ酸配列を含み、(d)HCDR1が、配列番号127に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号129に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号131に記載のアミノ酸配列を含み、(e)HCDR1が、配列番号134に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号136に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号138に記載のアミノ酸配列を含み、(f)HCDR1が、配列番号140に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号142に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号144に記載のアミノ酸配列を含み、(g)HCDR1が、配列番号146に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号148に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号150に記載のアミノ酸配列を含み、(h)HCDR1が、配列番号152に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号154に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号156に記載のアミノ酸配列を含み、(i)HCDR1が、配列番号158に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号160に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号162に記載のアミノ酸配列を含み、(j)HCDR1が、配列番号163に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号165に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号167に記載のアミノ酸配列を含み、(k)HCDR1が、配列番号89に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号91に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含み、(l)HCDR1が、配列番号103に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号107に記載のアミノ酸配列を含み、又は(m)HCDR1が、配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列が、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体がROR1ポリペプチドに特異的に結合する、請求項1又は請求項3に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項5

軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み、(a)LCDR1が、配列番号30に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号32に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号34に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号121に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号123に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号248に記載のアミノ酸配列を含み、(b)LCDR1が、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号115に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号117に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号252に記載のアミノ酸配列を含み、(c)LCDR1が、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号13に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号96に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号98に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号100に記載のアミノ酸配列を含み、(d)LCDR1が、配列番号37に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号127に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号129に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号131に記載のアミノ酸配列を含み、(e)LCDR1が、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号48に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号134に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号136に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号138に記載のアミノ酸配列を含み、(f)LCDR1が、配列番号50に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号52に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号54に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号140に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号142に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号144に記載のアミノ酸配列を含み、(g)LCDR1が、配列番号56に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号60に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号146に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号148に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号150に記載のアミノ酸配列を含み、(h)LCDR1が、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号65に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号152に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号154に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号156に記載のアミノ酸配列を含み、(i)LCDR1が、配列番号67に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号68に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号158に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号160に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号162に記載のアミノ酸配列を含み、(j)LCDR1が、配列番号71に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号74に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号163に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号165に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号167に記載のアミノ酸配列を含み、(k)LCDR1が、配列番号2に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号4に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号6に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号89に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号91に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含み、(l)LCDR1が、配列番号16に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号103に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号107に記載のアミノ酸配列を含み、又は(m)LCDR1が、配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列が、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体がROR1ポリペプチドに特異的に結合する、請求項3又は請求項4に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項6

HCDR3が、配列番号248に記載の配列を有するアミノ酸配列を含む場合、HCDR3は、配列番号125、246、若しくは247に記載のアミノ酸配列を含み、又はHCDR3が、配列番号252に記載の配列を有するアミノ酸配列を含む場合、HCDR3は、配列番号119、249、250、若しくは251に記載のアミノ酸配列を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項7

軽鎖可変ドメインが、配列番号29、配列番号197、配列番号201、又は配列番号208のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号31、配列番号198、配列番号202、配列番号204、又は配列番号206のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号33、配列番号199、配列番号203、又は配列番号207のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号35、配列番号200、配列番号205、又は配列番号209のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含み、軽鎖フレームワーク領域が、上記のアミノ酸配列において最大10個のアミノ酸置換を含み得る、請求項3(a)項又は請求項5(a)項に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項8

重鎖可変ドメインが、配列番号120、配列番号181、配列番号188、又は配列番号190のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号122、配列番号182、又は配列番号184のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号124、配列番号183、配列番号185、配列番号187、配列番号189、又は配列番号191のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号94、配列番号108、又は配列番号186のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含み、重鎖フレームワーク領域が、上記のアミノ酸配列において最大10個のアミノ酸置換を含み得る、請求項4(a)項又は請求項5(a)項に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項9

軽鎖可変ドメインが、配列番号80、配列番号210、配列番号211、配列番号212、配列番号213、若しくは配列番号214のうちの1つに記載のアミノ酸配列、又は指定されたアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項7に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項10

重鎖可変ドメインが、配列番号173、配列番号192、配列番号193、配列番号194、配列番号195、若しくは配列番号196のうちの1つに記載のアミノ酸配列、又は指定されたアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項8に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項11

(a)軽鎖可変ドメインが、配列番号80に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号173に記載のアミノ酸配列を含み、(b)軽鎖可変ドメインが、配列番号210に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号192に記載のアミノ酸配列を含み、(c)軽鎖可変ドメインが、配列番号211に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号193に記載のアミノ酸配列を含み、(d)軽鎖可変ドメインが、配列番号212に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号194に記載のアミノ酸配列を含み、(e)軽鎖可変ドメインが、配列番号213に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号195に記載のアミノ酸配列を含み、又は(f)軽鎖可変ドメインが、配列番号214に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号196に記載のアミノ酸配列を含み、上記の各々の軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインが、上記のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し得る、請求項9又は10に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項12

軽鎖可変ドメインが、配列番号23、配列番号230、配列番号238、又は配列番号239のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号25、配列番号231、配列番号233、又は配列番号236のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号27、配列番号232、配列番号234、配列番号237、又は配列番号240のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号14、配列番号205、又は配列番号234のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含み、軽鎖フレームワーク領域が、上記のアミノ酸配列において最大10個の置換を含み得る、請求項3(b)項又は請求項5(b)項に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項13

重鎖可変ドメインが、配列番号114、配列番号215、配列番号218、又は配列番号223のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号116、配列番号216、配列番号219、又は配列番号221のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号118、配列番号217、配列番号220、配列番号222、又は配列番号224のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号94、配列番号186、又は配列番号108のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含み、重鎖フレームワーク領域が、上記のアミノ酸配列において最大10個の置換を含み得る、請求項4(b)項又は請求項5(b)項に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項14

軽鎖可変ドメインが、配列番号79、配列番号241、配列番号242、配列番号243、配列番号244、若しくは配列番号245のうちの1つに記載のアミノ酸配列、又は指定されたアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項12に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項15

重鎖可変ドメインが、配列番号172、配列番号225、配列番号226、配列番号227、配列番号228、若しくは配列番号229のうちの1つに記載のアミノ酸配列、又は指定されたアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項13に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項16

(a)軽鎖可変ドメインが、配列番号79に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号172に記載のアミノ酸配列を含み、(b)軽鎖可変ドメインが、配列番号241に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号225に記載のアミノ酸配列を含み、(c)軽鎖可変ドメインが、配列番号242に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号226に記載のアミノ酸配列を含み、(d)軽鎖可変ドメインが、配列番号243に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号227に記載のアミノ酸配列を含み、(e)軽鎖可変ドメインが、配列番号244に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号228に記載のアミノ酸配列を含み、又は(f)軽鎖可変ドメインが、配列番号245に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、配列番号229に記載のアミノ酸配列を含み、上記の各々の軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインが、上記のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し得る、請求項14又は15に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項17

軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含む単離されたモノクローナル抗体であって、軽鎖可変ドメインが、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインが、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、(a)LCDR1が、配列番号277に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号278に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号34に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号279に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号280に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号281に記載のアミノ酸配列を含み、(b)LCDR1が、配列番号272に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号273に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号274に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号275に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号276に記載のアミノ酸配列を含み、(c)LCDR1が、配列番号260に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号261に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号13に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号262に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号263に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号264に記載のアミノ酸配列を含み、(d)LCDR1が、配列番号282に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号283に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号284に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号285に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号286に記載のアミノ酸配列を含み、(e)LCDR1が、配列番号287に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号288に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号48に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号289に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号290に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号291に記載のアミノ酸配列を含み、(f)LCDR1が、配列番号292に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号293に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号54に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号294に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号295に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号296に記載のアミノ酸配列を含み、(g)LCDR1が、配列番号297に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号298に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号60に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号299に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号300に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号301に記載のアミノ酸配列を含み、(h)LCDR1が、配列番号287に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号302に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号65に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号289に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号303に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号304に記載のアミノ酸配列を含み、(i)LCDR1が、配列番号305に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号298に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号68に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号306に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号307に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号308に記載のアミノ酸配列を含み、(j)LCDR1が、配列番号309に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号310に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号74に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号311に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号312に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号313に記載のアミノ酸配列を含み、(k)LCDR1が、配列番号255に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号256に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号6に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号257に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号258に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号259に記載のアミノ酸配列を含み、(l)LCDR1が、配列番号265に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号266に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号267に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号268に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号269に記載のアミノ酸配列を含み、又は(m)LCDR1が、配列番号270に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号266に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1が、配列番号267に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号268に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号271に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列が、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体がROR1ポリペプチドに特異的に結合する、単離されたモノクローナル抗体。

請求項18

(a)項の抗体が、配列番号80、配列番号210、配列番号211、配列番号212、配列番号213、又は配列番号214のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号173、配列番号192、配列番号193、配列番号194、配列番号195、又は配列番号196のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含み、(b)項の抗体が、配列番号79、配列番号241、配列番号242、配列番号243、配列番号244、又は配列番号245のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号172、配列番号225、配列番号226、配列番号227、配列番号228、又は配列番号229のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含み、(c)項の抗体が、配列番号76に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号169に記載のアミノ酸配列を含み、(d)項の抗体が、配列番号81に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号174に記載のアミノ酸配列を含み、(e)項の抗体が、配列番号82に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号175に記載のアミノ酸配列を含み、(f)項の抗体が、配列番号83に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号176に記載のアミノ酸配列を含み、(g)項の抗体が、配列番号84に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号177に記載のアミノ酸配列を含み、(h)項の抗体が、配列番号85に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号178に記載のアミノ酸配列を含み、(i)項の抗体が、配列番号86に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号179に記載のアミノ酸配列を含み、(j)項の抗体が、配列番号87に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号180に記載のアミノ酸配列を含み、(k)項の抗体が、配列番号75に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号168に記載のアミノ酸配列を含み、(l)項の抗体が、配列番号77に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号170に記載のアミノ酸配列を含み、又は(m)項の抗体が、配列番号78に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し、重鎖可変ドメインが、配列番号171に記載のアミノ酸配列を含み、上記の各々の軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインが、上記のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し得る、請求項17に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項19

軽鎖可変ドメインを含む単離されたモノクローナル抗体であって、軽鎖可変ドメインが、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、LCDR1が、配列番号30、配列番号24、配列番号9、配列番号37、配列番号44、配列番号50、配列番号56、配列番号67、配列番号71、配列番号2、配列番号16、又は配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号32、配列番号26、配列番号11、配列番号39、配列番号46、配列番号52、配列番号58、配列番号4、又は配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号34、配列番号28、配列番号13、配列番号41、配列番号48、配列番号54、配列番号60、配列番号65、配列番号68、配列番号74、配列番号6、又は配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列が、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体がROR1ポリペプチドに特異的に結合する、単離されたモノクローナル抗体。

請求項20

重鎖可変ドメインを含む単離されたモノクローナル抗体であって、重鎖可変ドメインが、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、HCDR1が、配列番号121、配列番号115、配列番号96、配列番号127、配列番号134、配列番号140、配列番号146、配列番号152、配列番号158、配列番号163、配列番号89、配列番号103、又は配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号123、配列番号117、配列番号98、配列番号129、配列番号136、配列番号142、配列番号148、配列番号154、配列番号160、配列番号165、配列番号91、又は配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号248、配列番号252、配列番号100、配列番号131、配列番号138、配列番号144、配列番号150、配列番号156、配列番号162、配列番号167、配列番号93、配列番号107、又は配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列が、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体がROR1ポリペプチドに特異的に結合する、単離されたモノクローナル抗体。

請求項21

IgGIgM、又はIgAである、請求項1〜20のいずれか一項に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項22

ヒト化抗体である、請求項1〜21のいずれか一項に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項23

ROR1のエピトープに結合する単離されたモノクローナル抗体であって、エピトープが、アミノ酸:1)Asn-47及び/若しくはIle-48、又は2)Gln-261を含む、単離されたモノクローナル抗体。

請求項24

エピトープが、アミノ酸Asn-47及びIle-48を含む、請求項23に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項25

エピトープが、アミノ酸Gln-261を含む、請求項23に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項26

請求項1〜25のいずれか一項に記載の単離されたモノクローナル抗体の単離された抗原結合性断片

請求項27

Fab断片Fab'断片、F(ab)'2断片、一本鎖Fvタンパク質(scFv)、又はジスルフィド安定化Fvタンパク質(dsFv)である、請求項26に記載の単離された抗原結合性断片。

請求項28

Fab又はscFv断片である、請求項27に記載の単離された抗原結合性断片。

請求項29

抗体又は抗原結合性断片が標識されている、請求項1〜25のいずれか一項に記載の単離されたモノクローナル抗体、又は請求項26〜28のいずれか一項に記載の抗原結合性断片。

請求項30

標識が、蛍光酵素、又は放射活性標識である、請求項29に記載の単離されたモノクローナル抗体又は抗原結合性断片。

請求項31

請求項1〜25のいずれか一項に記載の抗体、又は請求項26〜28のいずれか一項に記載の抗原結合性断片、及び薬学的に許容される担体を含む、組成物

請求項32

請求項1〜25のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体、又は請求項26〜28のいずれか一項に記載の抗原結合性断片をコードする単離された核酸分子

請求項33

プロモーター作動可能に連結された、請求項32に記載の単離された核酸分子。

請求項34

請求項32又は請求項33に記載の単離された核酸分子を含む発現ベクター

請求項35

請求項32若しくは33に記載の核酸分子、又は請求項34に記載のベクターによって形質転換された単離された宿主細胞

請求項36

対象におけるがんを検出する方法であって、対象からの生物試料に、請求項1〜25のいずれか一項に記載の少なくとも1つの単離されたモノクローナル抗体、又はその抗原結合性断片を接触させるステップ、及び試料に結合した抗体を検出するステップを含み、試料に結合した抗体の存在が、対象ががんを有することを示している、方法。

請求項37

抗体が、ROR1ポリペプチドに特異的に結合し、試料に結合した抗体の存在が、対象が、白血病(例えば、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、マントル細胞白血病、又はヘアリーセル白血病)、膵臓がん前立腺がん結腸がん、膀胱がん卵巣がん膠芽腫精巣がん子宮がん副腎がん、乳がん肺がん黒色腫神経芽腫肉腫、又は腎臓がんを有することを示している、請求項36に記載の方法。

請求項38

単離されたモノクローナル抗体が、直接標識されている、請求項36又は37のいずれか一項に記載の方法。

請求項39

試料に、単離されたモノクローナル抗体に特異的に結合する第2の抗体を接触させるステップ、及び第2の抗体の結合を検出するステップを更に含み、試料に対する第2の抗体の結合が、対照試料に対する第2の抗体の結合と比較して増加することにより、対象におけるがんの存在を検出する、請求項36〜38のいずれか一項に記載の方法。

請求項40

対象におけるがんを防止又は処置する方法であって、請求項1〜25のいずれか一項に記載の少なくとも1つの抗体、その抗原結合性断片、該抗体をコードする核酸、及び/又は該抗原結合性断片をコードする核酸の治療有効量を対象に投与し、それによってがんを防止又は処置するステップを含む方法。

請求項41

がんが、白血病(例えば、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、マントル細胞白血病、又はヘアリーセル白血病)、膵臓がん、前立腺がん、結腸がん、膀胱がん、卵巣がん、膠芽腫、精巣がん、子宮がん、副腎がん、乳がん、肺がん、黒色腫、神経芽腫、肉腫、又は腎臓がんである、請求項40に記載の方法。

請求項42

がんの処置又は防止に使用するための、請求項1〜25のいずれか一項に記載の単離されたモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片。

請求項43

がんが、白血病(例えば、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、マントル細胞白血病、又はヘアリーセル白血病)、膵臓がん、前立腺がん、結腸がん、膀胱がん、卵巣がん、膠芽腫、精巣がん、子宮がん、副腎がん、乳がん、肺がん、黒色腫、神経芽腫、肉腫、又は腎臓がんである、請求項42に記載の単離されたモノクローナル抗体。

請求項44

請求項1〜25のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合性断片を含むキット

請求項45

抗体又は断片が直接標識されている、請求項44に記載のキット。

請求項46

イムノアッセイを更に含む、請求項44又は請求項45に記載のキット。

技術分野

0001

本発明は、受容体チロシンキナーゼオーファン受容体1(ROR1)ポリペプチドに特異的に結合するROR1抗体及びその使用に関する。

背景技術

0002

受容体チロシンキナーゼ様オーファン受容体1(ROR1)(神経栄養性チロシンキナーゼ受容体関連タンパク質1、NTRKR1としても知られる)は、胚発生の際に発現されるが、正常な成人組織での発現は限定的である癌胎児性抗原である。しかし、これは、複数の血液系腫瘍及び固形腫瘍:慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、マントル細胞白血病ヘアリーセル白血病、膵臓がん前立腺がん結腸がん膀胱がん卵巣がん膠芽腫精巣がん子宮がん副腎がん、乳がん肺がん黒色腫神経芽腫肉腫腎臓がんにおいて発現されている。更に、ROR1は、がん幹細胞サブセットにおいて発現されている。

発明が解決しようとする課題

0003

そのため、ROR1は、魅力的治療標的である。更に、上記のがんを処置及び/又は診断するために使用することができる作用剤が依然として必要である。

課題を解決するための手段

0004

本発明の第1の態様は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含む単離されたモノクローナル抗体であって、軽鎖可変ドメインが、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、LCDR1が、配列番号30、配列番号24、配列番号9、配列番号37、配列番号44、配列番号50、配列番号56、配列番号67、配列番号71、配列番号2、配列番号16、又は配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号32、配列番号26、配列番号11、配列番号39、配列番号46、配列番号52、配列番号58、配列番号4、又は配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号34、配列番号28、配列番号13、配列番号41、配列番号48、配列番号54、配列番号60、配列番号65、配列番号68、配列番号74、配列番号6、又は配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインが、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、HCDR1が、配列番号121、配列番号115、配列番号96、配列番号127、配列番号134、配列番号140、配列番号146、配列番号152、配列番号158、配列番号163、配列番号89、配列番号103、又は配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号123、配列番号117、配列番号98、配列番号129、配列番号136、配列番号142、配列番号148、配列番号154、配列番号160、配列番号165、配列番号91、又は配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号248、配列番号252、配列番号100、配列番号131、配列番号138、配列番号144、配列番号150、配列番号156、配列番号162、配列番号167、配列番号93、配列番号107、又は配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列が、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体がROR1ポリペプチドに特異的に結合する、単離されたモノクローナル抗体に関する。

0005

好ましくは、単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメインを含み、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、
(a)LCDR1は、配列番号30に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号32に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号34に記載のアミノ酸配列を含み、
(b)LCDR1は、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含み、
(c)LCDR1は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号13に記載のアミノ酸配列を含み、
(d)LCDR1は、配列番号37に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含み、
(e)LCDR1は、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号48に記載のアミノ酸配列を含み、
(f)LCDR1は、配列番号50に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号52に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号54に記載のアミノ酸配列を含み、
(g)LCDR1は、配列番号56に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号60に記載のアミノ酸配列を含み、
(h)LCDR1は、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号65に記載のアミノ酸配列を含み、
(i)LCDR1は、配列番号67に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号68に記載のアミノ酸配列を含み、
(j)LCDR1は、配列番号71に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号74に記載のアミノ酸配列を含み、
(k)LCDR1は、配列番号2に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号4に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号6に記載のアミノ酸配列を含み、
(l)LCDR1は、配列番号16に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、又は
(m)LCDR1は、配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、
各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、
モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0006

好ましくは、単離されたモノクローナル抗体は、重鎖可変ドメインを含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、
(a)HCDR1は、配列番号121に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号123に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号248に記載のアミノ酸配列を含み、
(b)HCDR1は、配列番号115に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号117に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号252に記載のアミノ酸配列を含み、
(c)HCDR1は、配列番号96に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号98に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号100に記載のアミノ酸配列を含み、
(d)HCDR1は、配列番号127に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号129に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号131に記載のアミノ酸配列を含み、
(e)HCDR1は、配列番号134に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号136に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号138に記載のアミノ酸配列を含み、
(f)HCDR1は、配列番号140に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号142に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号144に記載のアミノ酸配列を含み、
(g)HCDR1は、配列番号146に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号148に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号150に記載のアミノ酸配列を含み、
(h)HCDR1は、配列番号152に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号154に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号156に記載のアミノ酸配列を含み、
(i)HCDR1は、配列番号158に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号160に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号162に記載のアミノ酸配列を含み、
(j)HCDR1は、配列番号163に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号165に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号167に記載のアミノ酸配列を含み、
(k)HCDR1は、配列番号89に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号91に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含み、
(l)HCDR1は、配列番号103に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号107に記載のアミノ酸配列を含み、又は
(m)HCDR1は、配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、
各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、
モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0007

より好ましくは、単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、
(a)LCDR1は、配列番号30に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号32に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号34に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号121に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号123に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号248に記載のアミノ酸配列を含み、
(b)LCDR1は、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号115に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号117に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号252に記載のアミノ酸配列を含み、
(c)LCDR1は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号13に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号96に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号98に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号100に記載のアミノ酸配列を含み、
(d)LCDR1は、配列番号37に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号127に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号129に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号131に記載のアミノ酸配列を含み、
(e)LCDR1は、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号48に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号134に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号136に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号138に記載のアミノ酸配列を含み、
(f)LCDR1は、配列番号50に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号52に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号54に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号140に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号142に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号144に記載のアミノ酸配列を含み、
(g)LCDR1は、配列番号56に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号60に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号146に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号148に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号150に記載のアミノ酸配列を含み、
(h)LCDR1は、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号65に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号152に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号154に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号156に記載のアミノ酸配列を含み、
(i)LCDR1は、配列番号67に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号68に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号158に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号160に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号162に記載のアミノ酸配列を含み、
(j)LCDR1は、配列番号71に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号74に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号163に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号165に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号167に記載のアミノ酸配列を含み、
(k)LCDR1は、配列番号2に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号4に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号6に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号89に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号91に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含み、
(l)LCDR1は、配列番号16に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号103に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号107に記載のアミノ酸配列を含み、又は
(m)LCDR1は、配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、
各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、
モノクローナル抗体はROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0008

本発明の第2の態様は、軽鎖可変ドメインを含む単離されたモノクローナル抗体であって、軽鎖可変ドメインが、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、LCDR1が、配列番号30、配列番号24、配列番号9、配列番号37、配列番号44、配列番号50、配列番号56、配列番号67、配列番号71、配列番号2、配列番号16、又は配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2が、配列番号32、配列番号26、配列番号11、配列番号39、配列番号46、配列番号52、配列番号58、配列番号4、又は配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3が、配列番号34、配列番号28、配列番号13、配列番号41、配列番号48、配列番号54、配列番号60、配列番号65、配列番号68、配列番号74、配列番号6、又は配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列が、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体がROR1ポリペプチドに特異的に結合する、単離されたモノクローナル抗体に関する。

0009

本発明の第3の態様は、重鎖可変ドメインを含む単離されたモノクローナル抗体であって、重鎖可変ドメインが、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、HCDR1が、配列番号121、配列番号115、配列番号96、配列番号127、配列番号134、配列番号140、配列番号146、配列番号152、配列番号158、配列番号163、配列番号89、配列番号103、又は配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2が、配列番号123、配列番号117、配列番号98、配列番号129、配列番号136、配列番号142、配列番号148、配列番号154、配列番号160、配列番号165、配列番号91、又は配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3が、配列番号248、配列番号252、配列番号100、配列番号131、配列番号138、配列番号144、配列番号150、配列番号156、配列番号162、配列番号167、配列番号93、配列番号107、又は配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列が、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体がROR1ポリペプチドに特異的に結合する、単離されたモノクローナル抗体に関する。

0010

本発明はまた、本開示の抗体の単離された抗原結合性断片、本開示の抗体又は抗原結合性断片の有効量を薬学的に許容される担体と組み合わせて含む組成物、及び本開示のモノクローナル抗体又は抗原結合性断片をコードする単離された核酸分子にも関する。

0011

本発明は更に、対象におけるがんを検出する方法であって、対象からの生物試料に、本開示の単離されたモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片のうちの少なくとも1つを接触させるステップ、及び試料に結合した抗体を検出するステップを含み、試料に結合した抗体の存在が、対象ががんを有することを示している、方法に関する。

0012

加えて、本発明は、対象におけるがんを防止又は処置する方法であって、本開示の抗体又はその抗原結合性断片、抗体をコードする核酸、及び/又は抗原結合性断片をコードする核酸のうちの少なくとも1つの治療有効量を対象に投与し、それによってがんを防止又は処置するステップを含む方法、並びにがんの処置又は防止に使用するための本開示のモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片に関する。

0013

本開示のモノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。追加の実施形態では、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに約6×10-9M以下の平衡定数(KD)で特異的に結合する。一部の実施形態では、モノクローナル抗体は、約1.6×10-9M以下、約2×10-9M以下、約3×10-9M以下、約4×10-9M以下、又は約5×10-9M以下のKDでROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0014

本開示のモノクローナル抗体は、公知のROR1抗体、特にクローンA及びF(詳細を以下に示す)に基づく抗体と比較して多数の利点を提供する。先行技術に記載されるROR1抗体と比較して、本明細書に記載される抗体は、中でも以下の利点:ROR1に対する比較的高い結合親和性(例えば、低いKD)、ユニークROR1エピトープに結合すること、scFvフォーマットで結合することができること、ROR1を発現する細胞(例えばがん細胞、例えばCLL)に対して毒性を示すこと、内部移行され得ること、異なるサイトカイン放出を誘発すること、増強された持続性を示すこと、及び減少した免疫原性を示すこと、のうちの1つ以上を有し得る。

図面の簡単な説明

0015

ROR1結合ドメインの同定:(A)SUP-T1細胞に、ROR1の完全な細胞外部分、又は1つ若しくは2つの細胞外ドメインのいずれかを含有するレトロウイルスベクター形質導入した。非形質導入SUP-T1(SUP-T1NT)細胞は陰性対照の役目を果たした。(B)12個全てのキメラ抗体、及び(C)scFvフォーマットの10個全ての陽性クローンを、SUP-T1 NT及び新規の安定な細胞株と共に4℃で30分間インキュベートした。細胞を洗浄し、二次抗体(抗ヒトFc-Dylight 647)によって染色し、これを陰性対照として使用した。eROR1=細胞外ROR1、Ig様=免疫グロブリン様ドメイン、Fz=Frizzledドメイン、Kg=クリングルドメイン
図1−1の続きである。
ラットscFvのヒト化:クローンあたり全体で25個の構築物を、5個のVH及び5個のVLを組み合わせることによって生成した。全体で25個のscFv構築物を、ROR1+及びROR1-細胞株について試験した。二次抗体単独及び培地単独は陰性対照としての役目を果たしたが、各々のクローンの親型陽性対照として作用した。
図2−1の続きである。
表面プラズモン共鳴によるKDの決定。Biacore X100機器を使用して得たセンソグラムを示す。簡単に説明すると、ROR1抗体を、CM5チップを使用して固定し、7つの異なる濃度のヒスチジンタグROR1タンパク質(細胞外領域)を注入した。濃度は、1.5〜100nmの範囲であった。
CLL細胞に対するROR1 MAbの補体依存性細胞傷害性(n=3)。(A)キメラROR1 MAb上清を、CLL細胞及びPBMCについて0.5μg/mlで試験した。クローンAのみが、アイソタイプと比較して有意な毒性を示した(p<0.001)。リツキシマブ(Rtx)を、陽性対照として0.5μg/ml及び10μg/mlで使用し、これはCLL1及びCLL2試料において有意な細胞傷害性を達成した(p<0.001)。CLL試料に対する細胞傷害性を、PBMCのデータに対して正規化した。(B)フローサイトメトリーによるCD20及びROR1の細胞表面染色。赤色の領域は、アイソタイプ対照を表す。(A)におけるエラーバーはSDを表す。実験三重測定で実施した。
図4−1の続きである。
ROR1クローンA MAbのエピトープマッピング。(A)クローンAとROR1由来オーバーラップペプチドとの反応性ELISAによって分析した。(B)エピトープ結合領域内のアミノ酸置換を、ROR1形質導入細胞株において実施した。同様に、既に記載したクローンR12、4a5、及びD10もまた、比較のために含めた。赤色の円は抗体結合にとって必須のアミノ酸を示す。3つの実験のうちの1つを示す。実験は三重測定で実施した。エラーバーは、SDを表す。
図5−1の続きである。
図5−2の続きである。
図5−3の続きである。
図5−4の続きである。
図5−5の続きである。
図5−6の続きである。
図5−7の続きである。
ROR1クローンF MAbのエピトープマッピング。(A)クローンFとROR1由来オーバーラップペプチドとの反応性をELISAによって分析した。線形のエピトープが同定されなかったことから、(B)Fzドメイン内の非保存領域のアミノ酸置換を、ROR1-Fz形質導入細胞株において実施した。円は抗体結合にとって必須のアミノ酸を示す。3つの実験のうちの1つを示す。実験は三重測定で実施した。エラーバーは、SDを表す。
図6−1の続きである。
図6−2の続きである。
図6−3の続きである。
フローサイトメトリーによる競合アッセイマウスIgG2a, kでのクローンA(SA1)(mSA1)を、既に公表された4a5、D10、及びR12クローンを含む、ヒトIgG1, kでの他のROR1 MAbと共に、ROR1形質導入細胞の染色のために使用した。MAb染色を、(A)単剤として、又は(B)クローンA(mSA1)と組み合わせて実施した。抗ヒトIgG(450)、及び抗マウスIgG(DyLight 649)を、二次抗体として使用した。クローンF及びmSA1を使用する染色の組合せは、オーバーラップエピトープの陰性対照として作用した。
図7−1の続きである。
図7−2の続きである。
フローサイトメトリーによるSKW 6.4GFP細胞におけるROR1抗体の内部移行。SKW 6.4 GFP細胞を4℃で染色し、中で1時間維持したか(青色の線)又は37℃で1時間インキュベートした(黄色の線)。試験した全てのMAbの中で、クローンVは、MFIの顕著な低減を示した(緑色の丸)。クローンA、F、及びミュー(紫色の丸)を、更に調べるために選択した。クローンR12及び4a5(黒色)はそれぞれ、陰性対照及び陽性対照としての役目を果たした。抗ヒトFc-Dylight 647を二次抗体及び染色対照として使用した(赤色の線)。MFI=蛍光強度中央値
図8−1の続きである。
図8−2の続きである。
フローサイトメトリーによるSKW 6.4 GFP及びCLL細胞におけるROR1 MAbの内部移行。細胞を4℃で染色し、氷中で放置したか、37℃で15分間、1時間、及び2時間インキュベートした。次に、細胞を、二次抗体として抗ヒトIgGを使用して分析した。経時的なMFI低減を示す(A)ヒストグラム及び(B)経時的な傾向を表す。MFI低減の%を、材料及び方法の章に記載するように計算した。エンドサイトーシス阻害剤であるフェニルアルシンオキシド(PAO)は陰性対照として作用した(PAO-120)。
図9−1の続きである。
図9−2の続きである。

0016

用語
特に記していない限り、技術用語は、通常の使用に従って使用される。分子生物学の一般的な用語の定義は、Benjamin Lewin, Genes V, published by Oxford University Press, 1994(ISBN 0-19-854287-9)、Kendrew et al.(eds.), The Encyclopedia of Molecular Biology, published by Blackwell Science Ltd., 1994(ISBN 0-632-02182-9)、及びRobert A. Meyers(ed.), Molecular Biology and Biotechnology: a Comprehensive Desk Reference, published byVCH Publishers, Inc., 1995(ISBN 1-56081-569-8)に見出され得る。特に説明していない限り、本明細書で使用される全ての科学技術用語は、本開示が属する当業者に一般的に理解される意味と同じ意味を有する。

0017

投与:選択された経路による組成物の対象への導入。投与は、局所又は全身であり得る。例えば、選択された経路が静脈内である場合、組成物は、対象の静脈に組成物を導入することによって投与される。一部の例では、ROR1ポリペプチドに対して特異的な開示の抗体を対象に投与する。

0018

作用剤:目的又は結果を達成するために有用である任意の物質又は物質の任意の組合せ、例えばがんを防止又は処置するために有用な物質又は物質の組合せ。作用剤には、タンパク質、核酸分子、化合物、低分子有機化合物無機化合物、又は目的の他の分子が挙げられるがこれらに限定されない。作用剤は、治療剤(例えば、抗ウイルス剤)、診断剤、又は医薬品を含み得る。一部の実施形態では、作用剤は、ポリペプチド剤(例えば、中和抗体)である。当業者は、特定の作用剤が、1つより多くの結果を達成するために有用であり得ることを理解するであろう。

0019

アミノ酸置換:ペプチドにおける1つのアミノ酸の異なるアミノ酸との交換

0020

増幅:核酸分子(例えば、RNA又はDNA)のコピー数を増加させる技術。増幅の例は、プライマーと試料中の核酸鋳型とのハイブリダイゼーションを可能にする条件で、生物試料に一対のオリゴヌクレオチドプライマーを接触させるポリメラーゼ連鎖反応である。プライマーを適した条件で伸長させ、鋳型から解離させた後、再度アニールして、伸長させ、解離させて核酸のコピー数を増幅させる。増幅産物を、電気泳動制限エンドヌクレアーゼ切断パターンオリゴヌクレオチドハイブリダイゼーション若しくはライゲーション、及び/又は標準的な技術を使用する核酸シークエンシングによって特徴付けることができる。増幅の他の例には、米国特許第5,744,311号に開示される鎖置換増幅、米国特許第6,033,881号に開示される転写フリー等温増幅、PCT出願国際公開第90/01069号に開示される修復連鎖反応増幅、欧州特許出願公開第EP-A-320 308号に開示されるリガーゼ連鎖反応増幅、米国特許第5,427,930号に開示されるギャップフィリングリガーゼ連鎖反応増幅、及び米国特許第6,025,134号に開示されるNASBA(商標)RNA転写フリー増幅が挙げられる。

0021

動物:生きている多細胞脊椎生物、例えば哺乳動物及び鳥類を含むカテゴリー。用語哺乳動物は、ヒト及び非ヒト哺乳動物の両方を含む。同様に、用語「対象」は、ヒト及び獣医学対象の両方を含む。

0022

抗体:分析物(抗原)、例えばROR1ポリペプチド又はその免疫原性断片に特異的に結合して認識する、1つの免疫グロブリン遺伝子、又は複数の免疫グロブリン遺伝子、又はその抗原結合性断片によって実質的にコードされるポリペプチド。免疫グロブリン遺伝子は、カッパラムダアルファガンマデルタイプシロン及びミュー定常領域遺伝子、並びに無数免疫グロブリン可変領域遺伝子を含む。

0023

抗体は、例えばインタクト免疫グロブリンとして、及び様々なペプチダーゼによる消化によって産生される複数の良好に特徴付けられた断片として存在する。例えば、ROR1ポリペプチド又はこのポリペプチドの断片に特異的に結合するFab、Fv、scFvは、特異的結合剤である。scFvタンパク質は、免疫グロブリンの軽鎖可変領域及び免疫グロブリンの重鎖可変領域リンカーによって結合しているが、dsFvでは、鎖が、鎖の会合を安定化させるためにジスルフィド結合を導入するように変異している。用語はまた、遺伝子操作型、例えばキメラ抗体、及びヘテロコンジュゲート抗体、例えば二特異性抗体も含む。同様に、Pierce Catalog and Handbook, 1994-1995(Pierce Chemical Co., Rockford,IL)、Kuby, Immunology, 3rd Ed., W.H. Freeman & Co., New York, 1997も参照されたい。

0024

抗体断片には、以下が挙げられるがこれらに限定されない:(1)Fab、抗体全体酵素パパインによる消化によって産生され、インタクト軽鎖及び1つの重鎖の一部を生じる、抗体分子一価の抗原結合性断片を含有する断片、(2)Fab'、抗体全体のペプシンによる処置、その後の還元によってインタクト軽鎖及び重鎖の一部を生じることによって得られる抗体分子の断片、抗体1分子あたり2つのFab'断片が得られる、(3)(Fab')2、抗体全体の酵素ペプシンによる処置の後に還元を行わないことによって得られた抗体の断片、(4)F(ab')2、2つのジスルフィド結合によって結合した2つのFab'断片の二量体、(5)Fv、2つの鎖として発現される、軽鎖の可変領域及び重鎖の可変領域を含有する遺伝子操作された断片、並びに(6)一本鎖抗体(「SCA」)、遺伝子融合した一本鎖分子として、適したポリペプチドリンカーによって連結された、軽鎖の可変領域、重鎖の可変領域を含有する遺伝子操作された分子。

0025

抗体の抗原結合性断片は、抗体全体の修飾によって、又は組換えDNA方法論を使用してde novoでの合成によって産生することができる。一部の例では、用語抗体は、足場構造移植された抗体からの1つ以上のCDRのアミノ酸配列を含む。

0026

典型的に、天然に存在する免疫グロブリンは、ジスルフィド結合によって相互接続された重(H)鎖及び軽(L)鎖を有する。軽鎖には2つのタイプ、すなわちラムダ(λ)及びカッパ(κ)が存在する。抗体分子の機能的活性を決定する5つの主要な重鎖クラス(又はアイソタイプ):IgMIgD、IgG、IgA、及びIgEが存在する。本開示の抗体は、クラススイッチすることができる。

0027

各々の重鎖及び軽鎖は、定常領域及び可変領域(領域はまた、「ドメイン」としても知られる)を含有する。幾つかの実施形態では、重鎖及び軽鎖可変ドメインが組み合わさって、抗原に特異的に結合する。追加の実施形態では、重鎖可変ドメインのみが必要である。例えば、重鎖のみからなる天然に存在するラクダ抗体は機能的であり、軽鎖が存在しなくとも安定である(例えば、Hamers-Casterman et al., Nature, 363:446-448, 1993、Sheriff et al., Nat. Struct. Biol., 3:733-736, 1996を参照されたい)。軽鎖及び重鎖可変ドメインは、「相補性決定領域」又は「CDR」とも呼ばれる3つの超可変領域によって中断される「フレームワーク」領域を含有する(例えば、Kabat et al., Sequences of Proteins of Immunological Interest, U.S. Department of Health and Human Services, 1991を参照されたい)。異なる軽鎖又は重鎖のフレームワーク領域の配列は、種の中で比較的保存されている。構成要素である軽鎖及び重鎖のフレームワーク領域の組合せである抗体のフレームワーク領域は、三次元空間においてCDRを配置及び整列させる役目を果たす。

0028

CDRは、抗原結合に主に関与している。異なる軽鎖又は重鎖のフレームワーク領域の配列は種の中で比較的保存されている。構成要素である軽鎖及び重鎖のフレームワーク領域の組合せである抗体のフレームワーク領域は、三次元空間においてCDRを配置及び整列させる役目を果たす。

0029

各々の鎖のCDRは、典型的にCDR1、CDR2、及びCDR3(N末端からC末端に)と呼ばれ、同様に典型的に特定のCDRが位置する鎖によって同定される。このように、VH CDR3は、それが見出される抗体の重鎖の可変ドメインに存在し、VL CDR1は、それが見出される抗体の軽鎖の可変ドメインからのCDR1である。軽鎖CDRはまた、CDR L1、CDR L2、及びCDR L3、又はLCDR1、LCDR2、及びLCDR3と呼ぶこともできる。重鎖CDRは、CDR H1、CDR H2、及びCDR H3、又はHCDR1、HCDR2、及びHCDR3と呼ぶことができる。

0030

「VH」又は「VH」という言及は、抗体断片、例えばFv、scFv、dsFv、又はFabの可変領域を含む、免疫グロブリン重鎖の可変領域を指す。「VL」又は「VL」という言及は、Fv、scFv、dsFv、又はFabの可変領域を含む、免疫グロブリン軽鎖の可変領域を指す。

0031

「モノクローナル抗体」は、Bリンパ球の単一のクローンによって、又は単一の抗体の軽鎖及び重鎖遺伝子がトランスフェクトされている細胞によって産生される抗体である。モノクローナル抗体は、当業者に公知の方法、例えば骨髄腫細胞と免疫脾細胞との融合によってハイブリッド抗体形成細胞を作製することによって産生される。これらの融合細胞及びその子孫は、「ハイブリドーマ」と呼ばれる。一部の実施形態では、モノクローナル抗体は、ヒト化モノクローナル抗体であり得る。一部の実施形態では、モノクローナル抗体は、キメラ抗体であり得る。一部の例では、モノクローナル抗体は、対象から単離される。そのような単離されたモノクローナル抗体のアミノ酸配列を決定することができる。

0032

「ヒト化」抗体は、ヒトフレームワーク領域及び非ヒト(例えば、チンパンジー、マウス、ラット、又は合成)免疫グロブリンからの1つ以上のCDRを含む抗体である。CDRを提供する非ヒト抗体を「ドナー」と呼び、フレームワークを提供するヒト抗体を「アクセプター」と呼ぶ。一実施形態では、ヒト化抗体における全てのCDRがドナー抗体に由来する。定常領域は存在する必要がないが、存在する場合、それらはヒト抗体定常領域と実質的に同一、例えば少なくとも約85〜90%、例えば約95%以上同一でなければならない。したがって、おそらくCDRを除くヒト化抗体の全ての部分は、天然のヒト抗体配列の対応する部分と実質的に同一である。「ヒト化抗体」は、ヒト化軽鎖及びヒト化重鎖を含み得る。ヒト化抗体は、CDRを提供するドナー抗体と同じ抗原に結合する。ヒト化抗体のアクセプターフレームワークは、ドナーフレームワークから得たアミノ酸による限定数の置換を有し得る。ヒト化又は他のモノクローナル抗体は、抗原結合又は他の免疫グロブリン機能に実質的に影響を及ぼさない追加の保存的アミノ酸置換を有し得る。ヒト化免疫グロブリンは、遺伝子操作手段によって構築することができる(例えば、米国特許第5,585,089号を参照されたい)。好ましくは、本発明の抗体はヒト化されている。

0033

「キメラ」抗体は、典型的に異なる種の抗体である2つの異なる抗体からの配列を含む抗体である。例えばキメラ抗体は、第1の種に由来する重鎖及び軽鎖可変領域、並びに第2の種に由来する重鎖及び軽鎖定常領域を含み得る。軽鎖の可変及び定常領域は、第1の種に由来してもよいが、重鎖の可変領域は第1の種に由来してもよく、及び重鎖の定常領域は第2の種に由来する。

0034

中和」抗体は、例えばウイルス、細菌、又は腫瘍上の特異的抗原に結合することによって、ウイルス、細菌、又は腫瘍の効果を低減させる抗体である。一部の例では、ROR1に対して特異的な抗体は、腫瘍の効果を中和する。

0035

抗原:動物に注射又は吸収される組成物を含む、動物において抗体産生又はT細胞応答刺激することができる化合物、組成物、又は物質。抗原は、異種抗原、例えば本開示の抗原によって誘導されるものを含む、特異的な液性又は細胞性免疫の産物と反応する。「エピトープ」又は「抗原性決定因子」は、それに対してB及び/又はT細胞が応答する抗原の領域を指す。一実施形態では、エピトープがMHC分子と共に提示される場合、T細胞はエピトープに応答する。エピトープは、連続するアミノ酸、又はタンパク質の三次元フォールディングによって近接する非連続アミノ酸の両方から形成することができる。連続アミノ酸から形成されるエピトープは、典型的に変性溶媒暴露されても保持されるが、三次元フォールディングによって形成されるエピトープは、典型的に変性溶媒による処置によって失われる。エピトープは、典型的には、ユニークな空間的立体構造に少なくとも3個、より通常少なくとも5個、約9個、又は約8〜10個のアミノ酸を含む。エピトープの空間的立体構造を決定する方法には、例えばX線結晶学及び核磁気共鳴が挙げられる。

0036

抗原の例には、抗原性決定因子を含有するペプチド、脂質、多糖類、及び核酸、例えば免疫細胞によって認識されるものが挙げられるがこれらに限定されない。抗原は、目的の病原体又はがん様細胞に由来するペプチドを含み得る。例示的な病原体には、細菌、真菌、ウイルス、及び寄生虫が挙げられる。一部の実施形態では、抗原は、がん様細胞、例えば血液がん様細胞(慢性リンパ球性白血病-CLL、急性リンパ芽球性白血病、マントル細胞リンパ腫)、又は固形腫瘍(乳房膵臓、黒色腫)に由来する。一部の実施形態では、抗原はROR1ポリペプチド、又はその抗原性断片である。

0037

標的エピトープ」は、目的の抗体、例えばモノクローナル抗体に特異的に結合する抗原上の特異的エピトープである。一部の例では、標的エピトープは、目的の抗体に接触するアミノ酸残基を含み、抗体に接触することが決定されたアミノ酸残基によって標的エピトープを選択することができる。

0038

結合親和性:抗体又はその抗原結合性断片の抗原に関する親和性。一実施形態では、親和性は、Frankel et al., Mol. Immunol.、16:101-106、1979によって記載されるスキャッチャード法の変法によって計算される。別の実施形態では、結合親和性は、抗原/抗体解離速度によって測定される。なお別の実施形態では、高い結合親和性は、競合ラジオイムノアッセイによって測定される。一部の例では、高い結合親和性は、少なくとも約1×10-8Mである。他の実施形態では、高い結合親和性は、少なくとも約1.5×10-8、少なくとも約2.0×10-8、少なくとも約2.5×10-8、少なくとも約3.0×10-8、少なくとも約3.5×10-8、少なくとも約4.0×10-8、少なくとも約4.5×10-8、少なくとも約5.0×10-8M、又は少なくとも約1×10-9Mである。

0039

クローン性多様体:生殖系列と比較して同一の変異、同一のVDJ又はVJ遺伝子の使用、並びに同一のD及びJ長を有するV領域の存在下で、1つ以上のヌクレオチド又はアミノ酸が異なる任意の配列。「生殖系列」配列は、変異、例えば体細胞変異を含まない抗体/免疫グロブリン(又はその任意の断片)をコードする配列であると意図される。相同性パーセンテージは、いずれかのタイプの重鎖部分が抗原との接触後に受ける変異事象指標を表す。

0040

コンジュゲート:共に連結された、例えば共有結合によって共に連結された2つの分子の複合体。一実施形態では、抗体は、エフェクター分子に連結され、例えばROR1ポリペプチドに特異的に結合する抗体は、エフェクター分子又は毒素に共有結合により連結される。連結は化学的又は組換え手段による連結であり得る。一実施形態では、連結は化学的であり、抗体部分とエフェクター分子との間の反応によって、2つの分子の間に形成された共有結合を産生し、1つの分子を形成する。任意選択で、抗体及びエフェクター分子の間にペプチドリンカー(短いペプチド配列)を含めることができる。コンジュゲートは、個別の機能性を有する2つの分子、例えば抗体及びエフェクター分子から調製され得ることから、それらは時に、「キメラ分子」とも呼ばれる。一実施形態では、エフェクター分子に連結された抗体を、体内でのその半減期を増加させるために脂質又は他の分子、タンパク質又はペプチドに更に連結する。

0041

接触させる:直接の物理的会合に置くこと、これはin vivo又はin vitroのいずれかで起こり得る固体型及び液体型の両方を含む。接触させるとは、1つの分子と別の分子との間の接触、例えば1つのポリペプチド、例えば抗原の表面上のアミノ酸を別のポリペプチド、例えば抗体に接触させることを含む。接触させることはまた、抗体を、例えば細胞との直接物理的会合に置くことによって、細胞に接触させることを含み得る。

0042

対照:標準試料。一部の実施形態では、対照は、健康な患者から得た試料である。他の実施形態では、対照は、陽性対照としての役目を果たす、がんと診断された患者から得た組織試料である。なお他の実施形態では、対照は、過去の対照又は標準的な基準値又は値の範囲(例えば、過去に試験された対照試料、例えば公知の予後又転帰を有する感染患者の群、又はベースライン若しくは正常値を表す試料の群)である。

0043

試験試料と対照との間の差は、増加であり得るか、又は逆に減少であり得る。差は、定性的な差又は定量的な差、例えば統計学的に有意な差であり得る。一部の例では、差は、対照と比較して少なくとも約5%、例えば少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約100%、少なくとも約150%、少なくとも約200%、少なくとも約250%、少なくとも約300%、少なくとも約350%、少なくとも約400%、少なくとも約500%、又は500%より大きい増加又は減少である。

0044

検出可能マーカー:第2の分子、例えば抗体の検出を容易にするために、第2の分子に直接又は間接的にコンジュゲートされた検出可能分子(標識としても知られる)。例えば、検出可能マーカーは、ELISA、分光光度法、フローサイトメトリー、顕微鏡法、又は診断イメージング技術(例えば、CTスキャンMRI、超音波ファイバースコープ検査、及び腹腔鏡検査)による検出が可能であり得る。検出可能マーカーの非制限的な例には、フルオロフォア蛍光タンパク質化学発光剤酵素的連結、放射活性同位体、及び重金属又は化合物(例えば、MRIによる検出のための超常磁性酸化鉄ナノ結晶)が挙げられる。一例では、「標識抗体」は、抗体への別の分子の組み込みを指す。例えば、標識は、検出可能マーカー、例えば放射標識アミノ酸の組み込み、又は印をつけたアビジン(例えば、蛍光マーカー又は光学的若しくは比色測定法によって検出することができる酵素活性を含有するストレプトアビジン)によって検出することができるビオチニル部分のポリペプチドに対する結合である。ポリペプチド及び糖タンパク質を標識する様々な方法が当技術分野で公知であり、使用され得る。ポリペプチドの標識の例には、放射性同位体又は放射性核種(例えば、35S又は131I)、蛍光標識(例えば、フルオレセインイソチオシアネート(FITC)、ローダミンランタニドりん光体)、酵素標識(例えば、西ワサビペルオキシダーゼベータ-ガラクトシダーゼルシフェラーゼアルカリホスファターゼ)、化学発光マーカー、ビオチニル基、二次レポーターによって認識される既定のポリペプチドエピトープ(例えば、ロイシンジッパーペア配列、二次抗体の結合部位金属結合ドメインエピトープタグ)、又は磁性剤、例えばガドリニウムキレートが挙げられるがこれらに限定されない。一部の実施形態では、起こり得る立体妨害を低減するために、標識を様々な長さのスペーサーアームに結合させる。検出可能マーカーを使用する方法及び様々な目的にとって適切な検出可能マーカーを選択する指針は、例えば、Sambrook et al.(Molecular Cloning: A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor, New York, 1989)及びAusubel et al.(In Current Protocols in Molecular Biology, John Wiley & Sons, New York, 1998)において考察されている。本発明の特定の実施形態では、抗体又はその断片を、検出可能マーカーによって標識することができる。

0045

検出する:何かの実在、存在、又は事実を同定すること。一般的な検出方法は、当業者に公知であり(例えば、米国特許第7,635,476号を参照されたい)、本明細書に開示のプロトコール及び試薬によって補足され得る。例えば、本明細書には、対象においてROR1ポリペプチドを発現する細胞を検出する方法が含まれる。

0046

エピトープ:抗原性決定因子。これらは、抗原性である、すなわち特異的免疫応答を誘発する分子上の特定の化学基又はペプチド配列である。抗体は、ポリペプチド上の特定の抗原性エピトープに特異的に結合する。一部の例では、開示の抗体は、ROR1の表面上のエピトープに特異的に結合する。

0047

フレームワーク領域:CDRの間に介在するアミノ酸配列。用語は、可変軽鎖及び可変重鎖フレームワーク領域を含む。フレームワーク領域は、抗原結合にとって適切な方向でCDRを保持する役目を果たす。

0048

Fcポリペプチド:第1の定常領域免疫グロブリンドメインを除く抗体の定常領域を含むポリペプチド。Fc領域は、一般的にIgA、IgD、及びIgGの最後の2つの定常領域免疫グロブリン、並びにIgE及びIgMの最後の3つの定常領域免疫グロブリンドメインを指す。Fc領域はまた、これらのドメインに対してN末端で一部又は全ての可撓性のヒンジも含み得る。IgA及びIgMの場合、Fc領域は、テール部分を含んでも含まなくてもよく、J鎖に結合してもしなくてもよい。IgGの場合、Fc領域は、免疫グロブリンドメインCガンマ2及びCガンマ3(Cγ2及びCγ3)並びにCガンマ1(Cγ1)及びCγ2の間のヒンジの下位部分を含む。Fc領域の境界は異なり得るが、ヒトIgG重鎖Fc領域は通常、そのカルボキシル末端に、ナンバリングがEUインデックスに従う残基C226又はP230を含むと定義される。IgAの場合、Fc領域は、免疫グロブリンドメインCアルファ2及びCアルファ3(Cα2及びCα3)並びにCアルファ1(Cα1)及びCα2の間のヒンジの下位部分を含む。Fc領域の機能的に等価なアナログ及び多様体が、Fc領域の定義に包含される。Fc領域の機能的に等価なアナログは、野生型又は天然に存在するFc領域と比較して1つ以上のアミノ酸修飾を含む多様体Fc領域であり得る。多様体Fc領域は、天然に存在するFc領域と少なくとも50%相同性、例えば約80%、及び約90%、又は少なくとも約95%の相同性を保有する。Fc領域の機能的に等価なアナログは、タンパク質のN又はC末端に付加されている又はそこから欠失されている1つ以上のアミノ酸残基、例えば30個以下又は10個以下の付加及び/又は欠失を含み得る。Fc領域の機能的に等価なアナログは、融合パートナー作動可能に連結されたFc領域を含む。Fc領域の機能的に等価なアナログは、上記で定義されたFc領域を構成するIgドメインの全ての大部分(the majority of all)を含まなければならず、例えば本明細書に定義されるIgG及びIgA Fc領域は、CH2をコードする配列の大部分及びCH3をコードする配列の大部分を含まなければならない。このように、CH2ドメイン単独、又はCH3ドメイン単独は、Fc領域と見なされない。Fc領域は、孤立したこの領域、又はFc融合ポリペプチドの状況
でのこの領域を指し得る。

0049

宿主細胞:ベクター繁殖させてそのDNAを発現させることができる細胞、例えば開示の抗体を宿主細胞において発現させることができる。細胞は、原核細胞又は真核細胞であり得る。用語はまた、対象の宿主細胞の任意の子孫も含む。複製の間に変異が起こり得ることから、全ての子孫が親細胞と同一でないことがあり得ると理解される。しかし、用語「宿主細胞」を使用する場合、そのような子孫が含まれる。

0050

免疫複合体:可溶性抗原に抗体が結合すると、免疫複合体を形成する。免疫複合体の形成は、当業者に公知の従来の方法、例えば免疫組織化学免疫沈降、フローサイトメトリー、免疫蛍光顕微鏡、ELISA、イムノブロッティング(例えば、ウェスタンブロット)、磁気共鳴イメージング、CTスキャン、X線、及びアフィニティクロマトグラフィーを通して検出することができる。選択した抗体の免疫学的結合特性は、当技術分野で周知の方法を使用して定量され得る。

0051

免疫学的反応条件:特定のエピトープに対する抗体が、実質的に他の全てのエピトープに対する結合より検出可能に大きい程度に、及び/又はその結合を実質的に除外してそのエピトープに結合することができる条件に対する言及を含む。免疫学的反応条件は、抗体結合反応のフォーマットに依存し、典型的にイムノアッセイプロトコールで利用される条件又はin vivoでそれらが遭遇する条件である。イムノアッセイフォーマット及び条件の記載に関しては、Harlow & Lane、前記を参照されたい。本方法で使用される免疫学的反応条件は、生きている哺乳動物又は哺乳動物細胞内で典型的である条件(例えば、温度、浸透圧、pH)に対する言及を含む「生理的条件」である。一部の臓器極端な条件に供されると認識されるが、生命体内及び細胞内環境は通常、pH 7付近(例えば、pH 6.0〜pH 8.0、より典型的にはpH 6.5〜7.5)にあり、主要溶媒として水を含有し、0℃より上かつ50℃未満の温度に存在する。浸透圧は、細胞の生存及び増殖を支持する範囲内である。

0052

疾患を阻害又は処置する:例えば、がんのリスクがある対象における疾患又は状態の完全な発生を阻害する。「処置」は、それが発症し始めた後の疾患又は病的状態兆候又は症状を改善する治療介入を指す。疾患又は病的状態に関連する用語「改善する」は、処置の任意の観察可能な有益な効果を指す。有益な効果は、例えば、感受性がある対象における疾患の臨床症状の発生の遅延、疾患の一部又は全ての臨床症状の重症度の低減、疾患のより遅い進行、腫瘍/がんのサイズの低減、対象の全体的な健康若しくは幸福度の改善、又は特定の疾患に対して特異的である当技術分野で周知の他のパラメータによって証明することができる。「予防的」処置は、病態を発症するリスクを減少させる目的で、疾患の兆候を示さないか、又はごく初期の兆候を示す対象に投与される処置である。

0053

単離された:「単離された」生物学的構成要素(例えば細胞、例えばB細胞、核酸、ペプチド、タンパク質、重鎖ドメイン、又は抗体)は、構成要素が天然に存在する生物の細胞における他の生物学的構成要素、例えば他の染色体及び染色体外DNA及びRNA、並びにタンパク質から実質的に分離され、離れて産生され、又は精製されている。このように「単離」されている核酸、ペプチド、及びタンパク質は、標準的な精製法によって精製された核酸及びタンパク質を含む。用語はまた、宿主細胞における組換え発現によって調製された核酸、ペプチド、及びタンパク質並びに化学合成核酸も包含する。一部の例では、抗体、例えばROR1ポリペプチドに対して特異的な抗体は、単離することができ、例えばROR1を発現する腫瘍を有する対象から単離することができる。

0054

KD:所与の相互作用、例えばポリペプチドリガンド相互作用又は抗体抗原相互作用の解離定数。例えば、抗体(例えば、本明細書に開示の抗体のいずれか)と抗原(例えば、ROR1ポリペプチド)との2分子相互作用の場合、これは、複合体の濃度で除算した2分子相互作用の個々の構成要素の濃度である。

0055

標識:別の分子、例えば抗体又はタンパク質に直接又は間接的にコンジュゲートされ、その分子の検出を容易にする検出可能な化合物又は組成物。標識の特異的で非制限的な例には、蛍光タグ、酵素連結、及び放射活性同位体が挙げられる。一部の例では、開示の抗体は標識されている。

0056

核酸:ホスホジエステル結合によって連結されたヌクレオチド単位(リボヌクレオチドデオキシリボヌクレオチド、関連する天然に存在する構造多様体、及びその合成の天然に存在しないアナログ)、関連する天然に存在する構造多様体、及びその合成の天然に存在しないアナログで構成されるポリマー。このように、用語は、ヌクレオチド及びその間の連結が、例えばホスホロチオエートホスホロアデートメチルホスホネートキラル-メチルホスホネート、2-O-メチルリボヌクレオチド、ペプチド核酸(PNA)等などの、しかしこれらに限定されない天然に存在しない合成アナログを含む、ヌクレオチドポリマーを含む。そのようなポリヌクレオチドは、例えば自動DNAシンセサイザーを使用して合成することができる。用語「オリゴヌクレオチド」は、典型的には短いポリヌクレオチド、一般的に約50ヌクレオチド以下のポリヌクレオチドを指す。ヌクレオチド配列DNA配列(すなわち、A、T、G、C)によって表される場合、これはまた「U」を「T」の代わりに使用するRNA配列(すなわち、A、U、G、C)も含むと理解される。

0057

本明細書では、従来の表記法を使用してヌクレオチド配列を記載し、一本鎖ヌクレオチド配列の左側の末端は5'末端であり、二本鎖ヌクレオチド配列の左側の方向を5方向と呼ぶ。新生RNA転写物に対するヌクレオチドの5'から3'への付加を、転写方向と呼ぶ。mRNAと同じ配列を有するDNA鎖を「コード鎖」と呼び、そのDNAから転写されたmRNAと同じ配列を有するDNA鎖上の、RNA転写物の5'末端の5'に位置する配列を「上流の配列」と呼び、RNAと同じ配列を有するDNA鎖上の、コードするRNA転写物の3'末端に対して3'である配列を「下流の配列」と呼ぶ。

0058

cDNA」は、一本鎖又は二本鎖型のいずれかである、mRNAと相補的又は同一であるDNAを指す。

0059

「コードする」は、ヌクレオチド(すなわち、rRNAtRNA、及びmRNA)の規定の配列、又はアミノ酸の規定の配列のいずれかを有し、それに起因する生物特性を有する、生物プロセスにおける他のポリマー及び高分子の合成のための鋳型としての役目を果たすポリヌクレオチド、例えば遺伝子、cDNA、又はmRNAにおけるヌクレオチドの特定の配列の固有の特性を指す。このように、遺伝子は、その遺伝子によって産生されるmRNAの転写及び翻訳が、細胞又は他の生物系においてタンパク質を産生する場合、タンパク質をコードする。そのヌクレオチド配列がmRNA配列と同一であり、通常、配列表に提供される、遺伝子又はcDNAのコード鎖、及び転写の鋳型として使用される非コード鎖の両方を、その遺伝子又はcDNAのタンパク質又は他の産物をコードすると言及することができる。特に明記していなければ、「アミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列」は、互いの縮重型であり、同じアミノ酸配列をコードする全てのヌクレオチド配列を含む。タンパク質及びRNAをコードするヌクレオチド配列はイントロンを含み得る。

0060

組換え核酸」は、天然で互いに結合していないヌクレオチド配列を有する核酸を指す。これは、適した宿主細胞を形質転換するために使用することができる増幅又はアセンブルされた核酸を含む核酸ベクターを含む。組換え核酸を含む宿主細胞を、「組換え宿主細胞」と呼ぶ。次に、遺伝子を組換え宿主細胞において発現させて、例えば「組換えポリペプチド」を産生する。組換え核酸は、非コード機能(例えば、プロモーター複製開始点リボソーム結合部位等)の役目も同様に果たし得る。

0061

第1の配列は、その配列が第1の配列であるポリヌクレオチドが、その配列が第2の配列であるポリヌクレオチドに特異的にハイブリダイズする場合、第2の配列に関して「アンチセンス」である。

0062

2つ以上のヌクレオチド配列又はアミノ酸配列間の配列関係を記載するために用語は、「基準配列」、「から選択される」、「比較ウィンドウ」、「同一」、「配列同一性のパーセンテージ」、「実質的に同一」、「相補的」、及び「実質的に相補的」を含む。

0063

核酸配列の配列比較に関して、典型的に1つの配列は、それに対して試験配列を比較する基準配列として作用する。配列比較アルゴリズムを使用する場合、試験配列及び基準配列をコンピューターに入力し、部分配列座標を必要に応じて指定し、配列アルゴリズムプログラムパラメータを指定する。デフォルトプログラムパラメータを使用する。比較のための配列のアライメント方法は、当技術分野で周知である。比較のための配列の最適なアライメントは、例えばSmith & Waterman, Adv. Appl. Math. 2:482, 1981のローカルホモロジーアルゴリズムによって、Needleman & Wunsch, J. Mol. Biol. 48:443, 1970のホモロジーアライメントアルゴリズムによって、Pearson & Lipman, Proc. Nat'l. Acad. Sci. USA 85:2444, 1988の類似性検索方法によって、これらのアルゴリズムのコンピューター化実行(GAP、BESTFIT、FASTA、及びTFASTA、Wisconsin Genetics Software Package, Genetics Computer Group, 575 Science Dr., Madison, WI)によって、又は手作業によるアライメント及び肉眼での検分(例えば、Current Protocols in Molecular Biology(Ausubel et al., eds1995 supplement)を参照されたい)によって実行することができる。

0064

有用なアルゴリズムの一例は、PILEUPである。PILEUPは、Feng & Doolittle、J. Mol. Evol. 35:351-360, 1987のプログレッシブアライメント法の単純化を使用する。使用される方法は、Higgins & Sharp, CABIOS 5:151-153, 1989によって記載される方法と類似である。PILEUPを使用して、基準配列を他の試験配列と比較して、以下のパラメータ:デフォルトギャップ重み(3.00)、デフォルトギャップ長重み(0.10)、及び重み付け末端ギャップを使用して、パーセント配列同一性関係を決定する。PILEUPは、GCG配列解析ソフトウェアパッケージ、例えばバージョン7.0(Devereaux et al., Nuc. AcidsRes. 12:387-395, 1984)から得ることができる。

0065

パーセント配列同一性及び配列類似性を決定するために適したアルゴリズムの別の例は、BLAST及びBLAST 2.0アルゴリズムであり、これらは、Altschul et al., J. Mol. Biol. 215:403-410, 1990、及びAltschul et al., Nucleic AcidsRes. 25:3389-3402, 1977に記載されている。BLAST解析を実施するためのソフトウェアは、National Center for Biotechnology Information(ncbi.nlm.nih.gov)を通して公開されている。BLASTNプログラム(ヌクレオチド配列用)は、デフォルトとして、ワード長(W)11、アライメント(B)50、期待値(E)10、M=5、N=-4、及び両方の鎖の比較を使用する。BLASTPプログラム(アミノ酸配列用)は、デフォルトとしてワード長(W)3、及び期待値(E)10、及びBLOSUM62スコア行列を使用する(Henikoff & Henikoff, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 89:10915, 1989を参照されたい)。オリゴヌクレオチドは、長さが最長約100ヌクレオチド塩基の線形のポリヌクレオチド配列である。

0066

ClustalWは、3つ以上の配列をコンピューターにより効率的に整列させるプログラムである。複数の配列を整列させることにより、他の領域より高度に保存されている特定の特色に関連し得る類似性の領域が強調される。このように、このプログラムは、進化の間に起こる、配列間の進化的関係を誘導する置換をモデルとすることを狙いとする系統発生学解析のために配列を分類することができる。ClustalWマルチ配列アライメントのウェブ型は、インターネット上のEMBL-EBI(ebi.ac.uk/Tools/msa/clustalw2/)から入手可能であり、同様にLarkin et al., Bioinformatics 2007 23(21): 2947-2948も参照されたい。

0067

ポリヌクレオチド又は核酸配列は、長さが少なくとも10塩基のヌクレオチドのポリマー型を指す。組換えポリヌクレオチドは、それが由来する生物の天然に存在するゲノムにおいて直ちに連続する(1つが5'末端で1つが3'末端である)コード配列の両方と直ちに連続しないポリヌクレオチドを含む。したがって、用語は、例えばベクター、自律複製プラスミド若しくはウイルス、又は原核生物若しくは真核生物のゲノムDNAに組み入れられている、又は他の配列とは無関係な個別の分子(例えば、cDNA)として存在する組換えDNAを含む。ヌクレオチドは、リボヌクレオチド、デオキシリボヌクレオチド、又はいずれかのヌクレオチドの修飾型であり得る。用語は、DNAの一本鎖及び二本鎖型を含む。

0068

薬学的に許容される担体:使用される薬学的に許容される担体は、従来通りである。Remington's Pharmaceutical Sciences, by E. W. Martin, Mack Publishing Co., Easton, PA, 19th Edition, 1995は、本明細書に開示される抗体の薬学的送達にとって適した組成物及び製剤を記載している。

0069

一般的に、担体の性質は、使用される特定の投与様式に依存する。例えば、非経口製剤は通常、水、生理食塩水緩衝塩溶液デキストロース水溶液グリセロール等が挙げられるがこれらに限定されない、薬学的及び生理的に許容される流体媒体として含む注射可能な流体を含む。固体組成物(例えば、散剤丸剤錠剤、又はカプセル剤形)の場合、従来の非毒性の固体担体は、例えば薬学等級マンニトールラクトースデンプン、又はステアリン酸マグネシウムを含み得る。生物学的に中性の担体に加えて、投与される医薬組成物は、少量の非毒性の補助物質、例えば、湿潤剤又は乳化剤保存剤、及びpH緩衝剤等、例えば酢酸ナトリウム又はモノラウリン酸ソルビタンを含み得る。

0070

医薬品:対象又は細胞に適切に投与された場合に、所望の治療効果又は予防効果を誘導することが可能である化学化合物又は組成物。一部の例では、医薬品は、本開示の抗体の1つ以上を含む。

0071

ポリペプチド:長さ又は翻訳後修飾(例えば、グリコシル化又はリン酸化)によらないアミノ酸の任意の鎖。一実施形態では、ポリペプチドは、ROR1ポリペプチドである。一実施形態では、ポリペプチドは、開示の抗体又はその断片である。「残基」は、アミド結合又はアミド結合模倣体によってポリペプチドに組み込まれたアミノ酸又はアミノ酸模倣体を指す。ポリペプチドは、アミノ末端(N末端)端部及びカルボキシ末端端部を有する。機能的に類似のアミノ酸を提供する保存的アミノ酸置換表は、当業者に周知である。以下の6つの群は、互いに保存的置換であると考えられるアミノ酸の例である:
1)アラニン(A)、セリン(S)、トレオニン(T)、
2)アスパラギン酸(D)、グルタミン酸(E)、
3)アスパラギン(N)、グルタミン(Q)、
4)アルギニン(R)、リジン(K)、
5)イソロイシン(I)、ロイシン(L)、メチオニン(M)、バリン(V)、及び
6)フェニルアラニン(F)、チロシン(Y)、トリプトファン(W)

0072

精製された:用語精製されたとは、絶対的な純度を必要とするのではなく、むしろ相対的用語として意図される。このように、例えば、精製ペプチド調製物は、ペプチド又はタンパク質(例えば、抗体)が細胞内のその天然の環境内に存在する場合より、ペプチド又はタンパク質が濃縮されている調製物である。一実施形態では、調製物は、タンパク質又はペプチドが調製物の総ペプチド又はタンパク質含有量の少なくとも50%を表すように精製される。

0073

組換え体:組換え核酸は、天然に存在しない配列を有する、又は2つのそうでなければ分離されている配列のセグメントの人為的な組合せによって作製される配列を有する核酸である。この人為的な組合せはしばしば、化学合成によって、又はより一般的には単離された核酸セグメント人為的操作によって、例えば遺伝子操作技術によって達成される。

0074

配列同一性:アミノ酸配列間の類似性は、或いは配列同一性と呼ばれる、配列間の類似性に関して表記される。配列同一性は、しばしばパーセンテージ同一性(又は類似性若しくは相同性)に関して測定され、パーセンテージがより高ければ、2つの配列はより類似である。ポリペプチドのホモログ又は多様体は、標準的な方法を使用して整列させた場合に、比較的高い程度の配列同一性を保有する。

0075

比較のためにポリペプチド配列を整列させる方法は、当技術分野で周知である。様々なプログラム及びアライメントアルゴリズムが上記のように使用され得る。Altschul et al., Nature Genet. 6:119, 1994は、配列アライメント法及び相同性計算の詳細な検討を公開している。NCBIベーシックローカルアライメント検索ツール(BLAST)(Altschul et al., J. Mol. Biol. 215:403, 1990)は、National Center for Biotechnology Information(NCBI、Bethesda、MD)及びインターネット上(このプログラムを使用して配列同一性を決定する方法の説明と共に)を含む幾つかの起源から入手可能である。

0076

ポリペプチドに特異的に結合する抗体のVL又はVHのホモログ及び多様体は、典型的に目的のアミノ酸配列と全長にわたって整列させて計数した場合に、少なくとも約75%、例えば少なくとも約80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%の配列同一性を保有することによって特徴付けられる。基準配列に対して更により大きい類似性を有するタンパク質は、この方法によって評価した場合に増加するパーセンテージ同一性、例えば少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、又は少なくとも99%の配列同一性を示す。配列全体より短い配列を配列同一性に関して比較する場合、ホモログ及び多様体は、典型的に10〜20アミノ酸の短いウィンドウに対して少なくとも80%の配列同一性を保有し、基準配列に対するその類似性に応じて少なくとも85%又は少なくとも90%又は95%の配列同一性を保有し得る。当業者は、これらの配列同一性の範囲が、単なる指針として提供され、提供される範囲外で非常に有意なホモログを得ることが全く起こり得ることを認識するであろう。

0077

「選択的にハイブリダイズする」又は「選択的に結合する」核酸は、無関係なヌクレオチド配列を除外する中等度又は高度にストリンジェントな条件でハイブリダイズ又は結合する。核酸ハイブリダイゼーション反応では、特定のレベルストリンジェンシーを達成するために使用される条件は、ハイブリダイズする核酸の性質に応じて変化する。例えば、長さ、相補性の程度、ヌクレオチド配列組成(例えば、GCとAT含有量との比較)、及びハイブリダイズする核酸領域の核酸のタイプ(例えば、RNAとDNAとの比較)を、ハイブリダイゼーション条件を選択する場合に検討することができる。追加の検討は、核酸の1つを例えばフィルター上に固定するか否かである。

0078

漸増性の高ストリンジェンシー条件の特定の例は、以下の通りである:ほぼ室温で2×SSC/0.1% SDS(ハイブリダイゼーション条件)、ほぼ室温で0.2×SSC/0.1% SDS(低ストリンジェンシー条件)、約42℃で0.2×SSC/0.1% SDS(中等度のストリンジェンシー条件)、及び約68℃で0.1×SSC(高ストリンジェンシー条件)。当業者はこれらの条件を容易に決定することができる(例えば、Molecular Cloning: A Laboratory Manual, 2nd ed., vol. 1-3, ed. Sambrook et al., Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, NY, 1989)。洗浄は、これらの条件の1つのみ、例えば高ストリンジェンシー条件を使用して実行することができ、又は条件の各々を、例えば上記に記載される順で各10〜15分間、記載のステップのいずれか又は全てを繰り返すことによって使用することができる。しかし、上記のように、最適な条件は、関係する特定のハイブリダイゼーション反応に応じて変化し、経験的に決定することができる。

0079

特異的に結合する:抗体について言及する場合、タンパク質及び他の生物材料の不均一な集団の存在下で、標的タンパク質、ペプチド、又は多糖類の存在を決定する結合反応を指す。このように、指定された条件では、抗体は、特定の標的タンパク質、ペプチド、又は多糖類(例えば、腫瘍の表面に存在する抗原、例えばROR1)に優先的に結合し、試料又は対象に存在する他のタンパク質又は多糖類に有意な量で結合しない。特異的結合は、当技術分野で公知の方法によって決定することができる。抗体抗原複合体に関連して、抗原及び抗体の特異的結合は、約10-7モル濃度未満、例えば約10-7 Mモル濃度未満、10-8モル濃度、10-9、又は更に約10-10モル濃度未満のKDを有する。

0080

治療剤:一般的な意味で使用する場合、これは処置剤予防剤、及び補充剤を含む。

0081

治療有効量又は有効量:処置される対象において所望の効果を達成するために十分な特定の物質、例えば開示の抗体の量。例えば、これは腫瘍の成長を阻害するために必要な量であり得る。幾つかの実施形態では、治療有効量は、疾患の症状を低減するために必要な量である。対象に投与する場合、一般的に、所望のin vitro効果を達成することが示されている標的組織濃度を達成する投与量を使用する。

0082

ベクター:核酸分子はベクターによって宿主細胞に導入され、それによって形質転換宿主細胞を産生し得る。ベクターは、それを宿主細胞において複製させる核酸配列、例えば複製開始点を含み得る。ベクターはまた、1つ以上の選択可能マーカー遺伝子及び当技術分野で公知の他の遺伝的エレメントも含み得る。

0083

単数形「1つの(a)」「1つの(an)」、及び「その」は、本文が明らかにそれ以外であることを示していない限り、複数形を含む。同様に、用語「又は」は、本文が明らかにそれ以外であることを示していない限り、「及び」を含むと意図される。更に、核酸又はポリペプチドに関して与えられる全ての塩基のサイズ又はアミノ酸のサイズ、及び全ての分子量又は分子質量の値は、概算であり、説明のために提供されると理解される。本明細書に記載される方法及び材料と類似又は等価の方法及び材料を、本開示の実践又は試験において使用することができるが、適した方法及び材料を以下に記載する。用語「含む(comprise」」は、「含む(include)」を意味する。本明細書において言及した全ての刊行物、特許出願、特許、及び他の参考文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。矛盾する場合は、用語の説明を含む本明細書が優先する。加えて、材料、方法、及び実施例は、単に説明するためであり、限定すると意図されない。

0084

ROR1に特異的に結合するモノクローナル抗体
ROR1に特異的に結合する臨床的及び診断的に有用なラット由来モノクローナル抗体(MAb)を本明細書に開示する。

0085

一部の実施形態では、モノクローナル抗体は、約6×10-9M以下の平衡定数(KD)でROR1ポリペプチドに特異的に結合する。一部の実施形態では、モノクローナル抗体は、約1.6×10-9M以下、約2×10-9M以下、約3×10-9M以下、約4×10-9M以下、又は約5×10-9M以下のKDでROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0086

MAbは任意のアイソタイプのMAbであり得る。MAbは、例えばIgM又はIgG抗体、例えばIgG1又はIgG2である。ROR1に特異的に結合する抗体のクラスを別のクラスにスイッチすることができる。一態様では、VL又はVHをコードする核酸分子はそれぞれ、軽鎖又は重鎖の定常領域をコードする如何なる核酸配列も含まないように、当技術分野で周知の方法を使用して単離される。次に、VL又はVHをコードする核酸分子を、免疫グロブリン分子の異なるクラスからのCL又はCHをコードする核酸配列に作動可能に連結させる。これは、当技術分野で公知のようにCL又はCH鎖を含むベクター又は核酸分子を使用して達成することができる。例えば、当初IgMであったROR1に特異的に結合する抗体を、IgGにクラススイッチしてもよい。クラススイッチを使用して、1つのIgGサブクラスを別のサブクラスに、例えばIgG1からIgG2に変換することができる。

0087

本明細書に開示されるモノクローナル抗体は、ラット抗体であり得て、ラットフレームワーク領域を含み得る。一部の好ましい実施形態では、抗体はヒト化され、このため、1つ以上のヒトフレームワーク領域を含む。一部の実施形態では、本明細書に開示されるMAbは、キメラ抗体である。一部の実施形態では、MAbは、ラット及びヒト領域を含む。

0088

モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合することができる。好ましくは、モノクローナル抗体は、ヒトROR1ポリペプチドに特異的に結合することができる。抗体は、好ましくは重鎖及び軽鎖を含み、好ましくは、各々のVH及びVLは、上記のようにアミノ末端からカルボキシ末端に、以下の順序:FWR1、CDR1、FWR2、CDR2、FWR3、CDR3、FWR4で整列した3つのCDR及び4つのFWRで構成される。

0089

第1の実施形態では、単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、LCDR1は、配列番号30、配列番号24、配列番号9、配列番号37、配列番号44、配列番号50、配列番号56、配列番号67、配列番号71、配列番号2、配列番号16、又は配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号32、配列番号26、配列番号11、配列番号39、配列番号46、配列番号52、配列番号58、配列番号4、又は配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号34、配列番号28、配列番号13、配列番号41、配列番号48、配列番号54、配列番号60、配列番号65、配列番号68、配列番号74、配列番号6、又は配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、HCDR1は、配列番号121、配列番号115、配列番号96、配列番号127、配列番号134、配列番号140、配列番号146、配列番号152、配列番号158、配列番号163、配列番号89、配列番号103、又は配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号123、配列番号117、配列番号98、配列番号129、配列番号136、配列番号142、配列番号148、配列番号154、配列番号160、配列番号165、配列番号91、又は配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号248、配列番号252、配列番号100、配列番号131、配列番号138、配列番号144、配列番号150、配列番号156、配列番号162、配列番号167、配列番号93、配列番号107、又は配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0090

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、LCDR1は、配列番号30、配列番号24、配列番号9、配列番号37、配列番号44、配列番号50、配列番号56、配列番号67、又は配列番号71に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号32、配列番号26、配列番号11、配列番号39、配列番号46、配列番号52、又は配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号34、配列番号28、配列番号13、配列番号41、配列番号48、配列番号54、配列番号60、配列番号65、配列番号68、又は配列番号74に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、HCDR1は、配列番号121、配列番号115、配列番号96、配列番号127、配列番号134、配列番号140、配列番号146、配列番号152、配列番号158、又は配列番号163に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号123、配列番号117、配列番号98、配列番号129、配列番号136、配列番号142、配列番号148、配列番号154、配列番号160、又は配列番号165に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号248、配列番号252、配列番号100、配列番号131、配列番号138、配列番号144、配列番号150、配列番号156、配列番号162、又は配列番号167に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0091

好ましくは、単離されたモノクローナル抗体は軽鎖可変ドメインを含み、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、
(a)LCDR1は、配列番号30に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号32に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号34に記載のアミノ酸配列を含み、
(b)LCDR1は、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含み、
(c)LCDR1は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号13に記載のアミノ酸配列を含み、
(d)LCDR1は、配列番号37に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含み、
(e)LCDR1は、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号48に記載のアミノ酸配列を含み、
(f)LCDR1は、配列番号50に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号52に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号54に記載のアミノ酸配列を含み、
(g)LCDR1は、配列番号56に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号60に記載のアミノ酸配列を含み、
(h)LCDR1は、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号65に記載のアミノ酸配列を含み、
(i)LCDR1は、配列番号67に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号68に記載のアミノ酸配列を含み、
(j)LCDR1は、配列番号71に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号74に記載のアミノ酸配列を含み、
(k)LCDR1は、配列番号2に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号4に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号6に記載のアミノ酸配列を含み、
(l)LCDR1は、配列番号16に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、又は
(m)LCDR1は、配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、
各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、
モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0092

好ましくは、単離されたモノクローナル抗体は、重鎖可変ドメインを含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、
(a)HCDR1は、配列番号121に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号123に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号248に記載のアミノ酸配列を含み、
(b)HCDR1は、配列番号115に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号117に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号252に記載のアミノ酸配列を含み、
(c)HCDR1は、配列番号96に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号98に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号100に記載のアミノ酸配列を含み、
(d)HCDR1は、配列番号127に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号129に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号131に記載のアミノ酸配列を含み、
(e)HCDR1は、配列番号134に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号136に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号138に記載のアミノ酸配列を含み、
(f)HCDR1は、配列番号140に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号142に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号144に記載のアミノ酸配列を含み、
(g)HCDR1は、配列番号146に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号148に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号150に記載のアミノ酸配列を含み、
(h)HCDR1は、配列番号152に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号154に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号156に記載のアミノ酸配列を含み、
(i)HCDR1は、配列番号158に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号160に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号162に記載のアミノ酸配列を含み、
(j)HCDR1は、配列番号163に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号165に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号167に記載のアミノ酸配列を含み、
(k)HCDR1は、配列番号89に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号91に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含み、
(l)HCDR1は、配列番号103に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号107に記載のアミノ酸配列を含み、又は
(m)HCDR1は、配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、
各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、
モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0093

特に好ましい実施形態では、単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、
(a)LCDR1は、配列番号30に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号32に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号34に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号121に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号123に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号248に記載のアミノ酸配列を含み、
(b)LCDR1は、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号115に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号117に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号252に記載のアミノ酸配列を含み、
(c)LCDR1は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号13に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号96に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号98に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号100に記載のアミノ酸配列を含み、
(d)LCDR1は、配列番号37に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号127に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号129に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号131に記載のアミノ酸配列を含み、
(e)LCDR1は、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号48に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号134に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号136に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号138に記載のアミノ酸配列を含み、
(f)LCDR1は、配列番号50に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号52に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号54に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号140に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号142に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号144に記載のアミノ酸配列を含み、
(g)LCDR1は、配列番号56に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号60に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号146に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号148に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号150に記載のアミノ酸配列を含み、
(h)LCDR1は、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号65に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号152に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号154に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号156に記載のアミノ酸配列を含み、
(i)LCDR1は、配列番号67に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号68に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号158に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号160に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号162に記載のアミノ酸配列を含み、
(j)LCDR1は、配列番号71に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号74に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号163に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号165に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号167に記載のアミノ酸配列を含み、
(k)LCDR1は、配列番号2に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号4に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号6に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号89に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号91に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含み、
(l)LCDR1は、配列番号16に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号103に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号107に記載のアミノ酸配列を含み、又は
(m)LCDR1は、配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、
各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、
モノクローナル抗体はROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0094

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号30に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号32に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号34に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号121に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号123に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号248に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0095

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号115に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号117に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号252に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0096

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号9に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号11に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号13に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号96に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号98に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号100に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0097

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号37に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号127に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号129に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号131に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0098

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号48に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号134に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号136に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号138に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0099

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号50に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号52に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号54に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号140に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号142に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号144に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0100

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号56に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号60に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号146に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号148に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号150に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0101

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号44に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号46に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号65に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号152に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号154に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号156に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0102

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号67に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号58に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号68に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号158に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号160に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号162に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0103

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号71に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号74に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号163に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号165に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号167に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0104

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号2に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号4に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号6に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号89に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号91に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号93に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0105

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号16に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号103に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号107に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0106

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号22に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号18に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号110に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号105に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号113に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0107

単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号30に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号32に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号34に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号121に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号123に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号248に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合するか、又は単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み得て、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、LCDR1は、配列番号24に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号115に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号117に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号252に記載のアミノ酸配列を含み、各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0108

上記の様々な実施形態に示されるように、各々のCDRの配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよい。このことは、CDRが所与の配列と比較して1つ以上のアミノ酸置換を含み得ることを意味している。しかし、1つ以上のCDRがアミノ酸置換を実際に含有していても、抗体はなおもROR1に選択的に結合することができる。好ましくは、アミノ酸置換は保存的置換である。

0109

好ましくは、各々のCDRの配列は、1つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよい。このことは、CDRが所与の配列と比較して1つのアミノ酸置換を含み得ることを意味している。好ましくは、アミノ酸置換は保存的置換である。一部の実施形態では、CDRは如何なるアミノ酸置換も含有しない。

0110

上記の一部の実施形態では、重鎖相補性決定領域3(HCDR3)は、配列番号248に記載の配列を有するアミノ酸配列を含む。そのような実施形態では、HCDR3は、好ましくは配列番号125、246、又は247に記載のアミノ酸配列を含む。

0111

上記の一部の実施形態では、重鎖相補性決定領域3(HCDR3)は、配列番号252に記載の配列を有するアミノ酸配列を含む。そのような実施形態では、HCDR3は、好ましくは配列番号119、249、250、又は251に記載のアミノ酸配列を含む。

0112

好ましい及び特に好ましい実施形態(a)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号29、配列番号197、配列番号201、又は配列番号208のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号31、配列番号198、配列番号202、配列番号204、又は配列番号206のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号33、配列番号199、配列番号203、又は配列番号207のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号35、配列番号200、配列番号205、又は配列番号209のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0113

好ましい及び特に好ましい実施形態(a)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号120、配列番号181、配列番号188、又は配列番号190のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号122、配列番号182、又は配列番号184のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号124、配列番号183、配列番号185、配列番号187、配列番号189、又は配列番号191のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号94、配列番号108、又は配列番号186のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0114

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号80、配列番号210、配列番号211、配列番号212、配列番号213、又は配列番号214のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0115

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号173、配列番号192、配列番号193、配列番号194、配列番号195、又は配列番号196のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0116

より好ましくは、
(a)軽鎖可変ドメインは、配列番号80に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号173に記載のアミノ酸配列を含み、
(b)軽鎖可変ドメインは、配列番号210に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号192に記載のアミノ酸配列を含み、
(c)軽鎖可変ドメインは、配列番号211に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号193に記載のアミノ酸配列を含み、
(d)軽鎖可変ドメインは、配列番号212に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号194に記載のアミノ酸配列を含み、
(e)軽鎖可変ドメインは、配列番号213に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号195に記載のアミノ酸配列を含み、又は
(f)軽鎖可変ドメインは、配列番号214に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号196に記載のアミノ酸配列を含む。

0117

好ましい及び特に好ましい実施形態(b)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号23、配列番号230、配列番号238、又は配列番号239のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号25、配列番号231、配列番号233、又は配列番号236のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号27、配列番号232、配列番号234、配列番号237、又は配列番号240のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号14、配列番号205、又は配列番号234のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0118

好ましい及び特に好ましい実施形態(b)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号114、配列番号215、配列番号218、又は配列番号223のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号116、配列番号216、配列番号219、又は配列番号221のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号118、配列番号217、配列番号220、配列番号222、又は配列番号224のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号94、配列番号186、又は配列番号108のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0119

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号79、配列番号241、配列番号242、配列番号243、配列番号244、又は配列番号245のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0120

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号172、配列番号225、配列番号226、配列番号227、配列番号228、又は配列番号229のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0121

より好ましくは、
(a)軽鎖可変ドメインは、配列番号79に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号172に記載のアミノ酸配列を含み、
(b)軽鎖可変ドメインは、配列番号241に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号225に記載のアミノ酸配列を含み、
(c)軽鎖可変ドメインは、配列番号242に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号226に記載のアミノ酸配列を含み、
(d)軽鎖可変ドメインは、配列番号243に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号227に記載のアミノ酸配列を含み、
(e)軽鎖可変ドメインは、配列番号244に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号228に記載のアミノ酸配列を含み、又は
(f)軽鎖可変ドメインは、配列番号245に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号229に記載のアミノ酸配列を含む。

0122

好ましい及び特に好ましい実施形態(c)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号8に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号10に記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号12に記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号14に記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0123

好ましい及び特に好ましい実施形態(c)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号95に記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号97に記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号99に記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号101に記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0124

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号76に記載のアミノ酸配列を含む。

0125

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号169に記載のアミノ酸配列を含む。

0126

より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号76に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号169に記載のアミノ酸配列を含む。

0127

好ましい及び特に好ましい実施形態(d)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号38に記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号40に記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号42に記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0128

好ましい及び特に好ましい実施形態(d)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号126に記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号128に記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号130に記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号132に記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0129

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号81に記載のアミノ酸配列を含む。

0130

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号174に記載のアミノ酸配列を含む。

0131

より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号81に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号174に記載のアミノ酸配列を含む。

0132

好ましい及び特に好ましい実施形態(e)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号43に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号45に記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号47に記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号21に記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0133

好ましい及び特に好ましい実施形態(e)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号133に記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号135に記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号137に記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号108に記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0134

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号82に記載のアミノ酸配列を含む。

0135

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号175に記載のアミノ酸配列を含む。

0136

より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号82に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号175に記載のアミノ酸配列を含む。

0137

好ましい及び特に好ましい実施形態(f)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号49に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号51に記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号53に記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号21に記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0138

好ましい及び特に好ましい実施形態(f)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号139に記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号141に記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号143に記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号108に記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0139

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号83に記載のアミノ酸配列を含む。

0140

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号176に記載のアミノ酸配列を含む。

0141

より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号83に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号176に記載のアミノ酸配列を含む。

0142

好ましい及び特に好ましい実施形態(g)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号55に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号57に記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号59に記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号61に記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0143

好ましい及び特に好ましい実施形態(g)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号145に記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号147に記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号149に記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号108に記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0144

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号84に記載のアミノ酸配列を含む。

0145

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号177に記載のアミノ酸配列を含む。

0146

より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号84に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号177に記載のアミノ酸配列を含む。

0147

好ましい及び特に好ましい実施形態(h)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号62に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号63に記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号64に記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号66に記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0148

好ましい及び特に好ましい実施形態(h)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号151に記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号153に記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号155に記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号108に記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0149

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号85に記載のアミノ酸配列を含む。

0150

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号178に記載のアミノ酸配列を含む。

0151

より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号85に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号178に記載のアミノ酸配列を含む。

0152

好ましい及び特に好ましい実施形態(i)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号55に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号57に記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号59に記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号69に記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0153

好ましい及び特に好ましい実施形態(i)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号157に記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号159に記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号161に記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号108に記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0154

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号86に記載のアミノ酸配列を含む。

0155

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号179に記載のアミノ酸配列を含む。

0156

より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号86に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号179に記載のアミノ酸配列を含む。

0157

好ましい及び特に好ましい実施形態(j)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号70に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号72に記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号73に記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号21に記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0158

好ましい及び特に好ましい実施形態(j)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号114に記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号164に記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号166に記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号108に記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0159

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号87に記載のアミノ酸配列を含む。

0160

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号180に記載のアミノ酸配列を含む。

0161

より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号87に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号180に記載のアミノ酸配列を含む。

0162

好ましい及び特に好ましい実施形態(k)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号1に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号3に記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号5に記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号7に記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0163

好ましい及び特に好ましい実施形態(k)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号88に記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号90に記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号92に記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号94に記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0164

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号75に記載のアミノ酸配列を含む。

0165

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号168に記載のアミノ酸配列を含む。

0166

より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号75に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号168に記載のアミノ酸配列を含む。

0167

好ましい及び特に好ましい実施形態(l)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号19に記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号21に記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0168

好ましい及び特に好ましい実施形態(l)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号102に記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号104に記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号106に記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号108に記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0169

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号77に記載のアミノ酸配列を含む。

0170

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号170に記載のアミノ酸配列を含む。

0171

より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号77に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号170に記載のアミノ酸配列を含む。

0172

好ましい及び特に好ましい実施形態(m)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号15に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖フレームワーク領域(LCFR)1、配列番号17に記載のアミノ酸配列を含むLCFR2、配列番号19に記載のアミノ酸配列を含むLCFR3、及び配列番号21に記載のアミノ酸配列を含むLCFR4を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。

0173

好ましい及び特に好ましい実施形態(m)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号109に記載のアミノ酸配列を含む重鎖フレームワーク領域(HCFR)1、配列番号111に記載のアミノ酸配列を含むHCFR2、配列番号112に記載のアミノ酸配列を含むHCFR3、及び配列番号108に記載のアミノ酸配列を含むHCFR4を含む重鎖可変ドメインを有し得る。

0174

好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号78に記載のアミノ酸配列を含む。

0175

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号171に記載のアミノ酸配列を含む。

0176

より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号78に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号171に記載のアミノ酸配列を含む。

0177

特定の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号80、210、211、212、213、及び214のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号210、211、212、213、及び214のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0178

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号173、192、193、194、195、及び196のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。より好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号192、193、194、195、及び196のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0179

配列番号210、211、212、213、及び214は、クローンAから産生されたヒト化軽鎖可変領域である。配列番号192、193、194、195、及び196は、クローンAから産生されたヒト化重鎖可変領域である。これらの軽鎖及び重鎖領域の組合せによって、25個の異なる構築物が得られる。

0180

したがって、一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号210に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号192、193、194、195、及び196のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0181

他の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号211に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号192、193、194、195、及び196のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0182

更なる実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号212に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号192、193、194、195、及び196のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0183

代替の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号213に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号192、193、194、195、及び196のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0184

様々な実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号214に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号192、193、194、195、及び196のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0185

同様に、一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号192に記載のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、配列番号210、211、212、213、及び214のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0186

他の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号193に記載のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、配列番号210、211、212、213、及び214のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0187

更なる実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号194に記載のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、配列番号210、211、212、213、及び214のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0188

代替の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号195に記載のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、配列番号210、211、212、213、及び214のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0189

様々な実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号196に記載のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、配列番号210、211、212、213、及び214のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0190

ある特定の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号79、241、242、243、244、及び245のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。より好ましくは、軽鎖可変ドメインは、配列番号241、242、243、244、及び245のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0191

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号172、225、226、227、228、及び229のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。より好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号225、226、227、228、及び229のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0192

配列番号241、242、243、244、及び245は、クローンFから産生されるヒト化軽鎖可変領域である。配列番号225、226、227、228、及び229は、クローンFから産生されるヒト化重鎖可変領域である。これらの軽鎖及び重鎖領域の組合せによって、25個の異なる構築物が得られる。

0193

したがって、一部の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号241に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号225、226、227、228、及び229のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0194

他の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号242に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号225、226、227、228、及び229のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0195

更なる実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号243に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号225、226、227、228、及び229のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0196

代替の実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号244に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号225、226、227、228、及び229のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0197

様々な実施形態では、軽鎖可変ドメインは、配列番号245に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号225、226、227、228、及び229のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0198

同様に、一部の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号225に記載のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、配列番号241、242、243、244、及び245のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0199

他の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号226に記載のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、配列番号241、242、243、244、及び245のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0200

更なる実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号227に記載のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、配列番号241、242、243、244、及び245のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0201

代替の実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号228に記載のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、配列番号241、242、243、244、及び245のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0202

様々な実施形態では、重鎖可変ドメインは、配列番号229に記載のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインは、配列番号241、242、243、244、及び245のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む。

0203

以下に示すように、上記で言及した各々の軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインの配列は、所与の配列と異なってもよい。例えば、軽鎖/重鎖可変ドメインは、配列表に記載のアミノ酸配列と少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である配列を含み得る。或いは、軽鎖/重鎖可変ドメイン配列は、最大10個のアミノ酸位置で異なってもよいが、最大で9、8、7、6、5、4、3、2、又は1個のアミノ酸置換が存在し得るように10個未満のアミノ酸置換が存在することが好ましい。

0204

上記で言及した実施形態では、軽鎖フレームワーク領域、重鎖フレームワーク領域、軽鎖可変ドメイン、及び重鎖可変ドメインは、上記のアミノ酸配列と少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一であるアミノ酸配列を含み得る。例えば、軽鎖フレームワーク領域、重鎖フレームワーク領域、軽鎖可変ドメイン、及び重鎖可変ドメインは、上記のアミノ酸配列において多くて10、多くて9、多くて8、多くて7、多くて6、多くて5、多くて4、多くて3、多くて2、又は多くて1個のアミノ酸置換を含み得る。軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインの配列に多様性が存在する場合、好ましくは、CDRには如何なるアミノ酸置換も存在しない。特に、上記の抗体の軽鎖フレームワーク領域及び/又は重鎖フレームワーク領域は、上記のアミノ酸配列と少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一であるアミノ酸配列を含み得る。更に、軽鎖フレームワーク領域及び/又は重鎖フレームワーク領域は、上記のアミノ酸配列において、多くて10、多くて9、多くて8、多くて7、多くて6、多くて5、多くて4、多くて3、多くて2、又は多くて1個のアミノ酸置換を含み得る。好ましくは、アミノ酸置換は上記のように保存的置換である。例えば、フレームワーク領域は、配列をヒト化するためにそのような置換を含み得る。好ましくは、フレームワーク領域はヒト化されている。

0205

第2の実施形態では、単離されたモノクローナル抗体は、軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインを含み、軽鎖可変ドメインは、軽鎖相補性決定領域(LCDR)1、LCDR2、及びLCDR3を含み、重鎖可変ドメインは、重鎖相補性決定領域(HCDR)1、HCDR2、及びHCDR3を含み、
(a)LCDR1は、配列番号277に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号278に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号34に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号279に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号280に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号281に記載のアミノ酸配列を含み、
(b)LCDR1は、配列番号272に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号273に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号274に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号275に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号276に記載のアミノ酸配列を含み、
(c)LCDR1は、配列番号260に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号261に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号13に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号262に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号263に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号264に記載のアミノ酸配列を含み、
(d)LCDR1は、配列番号282に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号283に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号41に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号284に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号285に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号286に記載のアミノ酸配列を含み、
(e)LCDR1は、配列番号287に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号288に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号48に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号289に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号290に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号291に記載のアミノ酸配列を含み、
(f)LCDR1は、配列番号292に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号293に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号54に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号294に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号295に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号296に記載のアミノ酸配列を含み、
(g)LCDR1は、配列番号297に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号298に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号60に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号299に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号300に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号301に記載のアミノ酸配列を含み、
(h)LCDR1は、配列番号287に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号302に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号65に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号289に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号303に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号304に記載のアミノ酸配列を含み、
(i)LCDR1は、配列番号305に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号298に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号68に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号306に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号307に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号308に記載のアミノ酸配列を含み、
(j)LCDR1は、配列番号309に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号310に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号74に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号311に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号312に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号313に記載のアミノ酸配列を含み、
(k)LCDR1は、配列番号255に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号256に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号6に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号257に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号258に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号259に記載のアミノ酸配列を含み、
(l)LCDR1は、配列番号265に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号266に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号267に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号268に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号269に記載のアミノ酸配列を含み、又は
(m)LCDR1は、配列番号270に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR2は、配列番号266に記載のアミノ酸配列を含み、LCDR3は、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR1は、配列番号267に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR2は、配列番号268に記載のアミノ酸配列を含み、HCDR3は、配列番号271に記載のアミノ酸配列を含み、
各々の相補性決定領域の配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよく、
モノクローナル抗体は、ROR1ポリペプチドに特異的に結合する。

0206

上記の実施形態に示すように、各々のCDRの配列は、最大2つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよい。このことは、CDRが、所与の配列と比較して1つ又は2つのアミノ酸置換を含み得ることを意味する。しかし、1つ以上のCDRがある特定のアミノ酸置換を含んでも、抗体はそれでもなおROR1に選択的に結合することができる。好ましくは、アミノ酸置換は、保存的置換である。

0207

好ましくは、各々のCDRの配列は、1つのアミノ酸位置で所与の配列と異なってもよい。このことは、CDRが所与の配列と比較して1つのアミノ酸置換を含有し得ることを意味している。好ましくは、アミノ酸置換は保存的置換である。一部の実施形態では、CDRは如何なるアミノ酸置換も含有しない。

0208

第2の実施形態の(a)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号80、配列番号210、配列番号211、配列番号212、配列番号213、又は配列番号214のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号173、配列番号192、配列番号193、配列番号194、配列番号195、又は配列番号196のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含み得る。

0209

より好ましくは、
(a)軽鎖可変ドメインは、配列番号80に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号173に記載のアミノ酸配列を含み、
(b)軽鎖可変ドメインは、配列番号210に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号192に記載のアミノ酸配列を含み、
(c)軽鎖可変ドメインは、配列番号211に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号193に記載のアミノ酸配列を含み、
(d)軽鎖可変ドメインは、配列番号212に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号194に記載のアミノ酸配列を含み、
(e)軽鎖可変ドメインは、配列番号213に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号195に記載のアミノ酸配列を含み、又は
(f)軽鎖可変ドメインは、配列番号214に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号196に記載のアミノ酸配列を含む。

0210

第2の実施形態の(b)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号79、配列番号241、配列番号242、配列番号243、配列番号244、又は配列番号245のうちの1つに記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号172、配列番号225、配列番号226、配列番号227、配列番号228、又は配列番号229ののうちの1つに記載のアミノ酸配列を含み得る。

0211

より好ましくは、
(a)軽鎖可変ドメインは、配列番号79に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号172に記載のアミノ酸配列を含み、
(b)軽鎖可変ドメインは、配列番号241に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号225に記載のアミノ酸配列を含み、
(c)軽鎖可変ドメインは、配列番号242に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号226に記載のアミノ酸配列を含み、
(d)軽鎖可変ドメインは、配列番号243に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号227に記載のアミノ酸配列を含み、
(e)軽鎖可変ドメインは、配列番号244に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号228に記載のアミノ酸配列を含み、又は
(f)軽鎖可変ドメインは、配列番号245に記載のアミノ酸配列を含み、重鎖可変ドメインは、配列番号229に記載のアミノ酸配列を含む。

0212

第2の実施形態の(c)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号76に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号169に記載のアミノ酸配列を含み得る。

0213

第2の実施形態の(d)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号81に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号174に記載のアミノ酸配列を含む。

0214

第2の実施形態の(e)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号82に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号175に記載のアミノ酸配列を含み得る。

0215

第2の実施形態の(f)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号83に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号176に記載のアミノ酸配列を含み得る。

0216

第2の実施形態の(g)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号84に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号177に記載のアミノ酸配列を含み得る。

0217

第2の実施形態の(h)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号85に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号178に記載のアミノ酸配列を含み得る。

0218

第2の実施形態の(i)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号86に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号179に記載のアミノ酸配列を含み得る。

0219

第2の実施形態の(j)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号87に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号180に記載のアミノ酸配列を含み得る。

0220

第2の実施形態の(k)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号75に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号168に記載のアミノ酸配列を含み得る。

0221

第2の実施形態の(l)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号77に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号170に記載のアミノ酸配列を含み得る。

0222

第2の実施形態の(m)項に従う単離されたモノクローナル抗体は、配列番号78に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを有し得る。重鎖可変ドメインは、配列番号171に記載のアミノ酸配列を含み得る。

0223

第2の実施形態に関して上記で言及した各々の軽鎖可変ドメイン及び重鎖可変ドメインの配列は、所与の配列とは異なってもよい。例えば、軽鎖/重鎖可変ドメインは、配列表に記載のアミノ酸配列と、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である配列を含み得る。或いは、軽鎖/重鎖可変ドメイン配列は、最大10個のアミノ酸位置で異なってもよいが、最大9、8、7、6、5、4、3、2、又は1個のアミノ酸置換が存在し得るように、10個未満のアミノ酸置換が存在することが好ましい。

0224

上記の全ての実施形態を参照して、当業者は、如何なる置換も、VHとVL領域との間の正確なフォールディング及び安定化にとって必要な重要なアミノ酸残基を保持していること、並びに分子の低いpI及び低い毒性を保存するために残基の電荷特徴を保持していることを承知しているであろう。このように、当業者は、周知の分子技術を使用して、上記で示した配列を容易に再検討する、保存的置換を同定する、及び保存的多様体を産生することができる。

0225

エピトープマッピングは、上記の抗体の一部に関して実施されている。一実施形態では、ヒトROR1の残基Asn-47及びIle-48が、抗体結合にとって必須であることが見出されている。したがってROR1のエピトープに結合するモノクローナル抗体であって、エピトープが、アミノ酸Asn-47及び/又はIle-48を含むモノクローナル抗体が提供される。好ましくは、エピトープは、アミノ酸Asn-47及びIle-48を含む。一部の実施形態では、エピトープは、アミノ酸Asn-47、Ile-48、Ser-49、Ser-50、及びGlu-51(NISSE-配列番号253)を含み得る。

0226

別の実施形態では、ヒトROR1の残基Gln-261は、抗体結合にとって必須であることが見出されている。したがって、ROR1のエピトープに結合するモノクローナル抗体であって、エピトープがアミノ酸Gln-261を含むモノクローナル抗体が提供される。

0227

重鎖及び軽鎖可変領域を含み、ROR1上のエピトープ決定基に結合することが可能である抗体断片、例えばFab、F(ab')2、及びFvが、本開示に包含される。これらの抗体断片は、抗原に選択的に結合する能力を保持しており、上記の通りである。断片は二特異性抗体に含まれ得る。これらの断片を作製する方法は、当技術分野で公知である(例えば、Harlow and Lane, Antibodies: A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory, New York, 1988を参照されたい)。

0228

更なる群の実施形態では、抗体は、Fv抗体であり、これは典型的に約25kDaで、各々の重鎖及び各々の軽鎖あたり3つのCDRを有する完全な抗原結合部位を含有する。これらの抗体を産生するために、VH及びVLを、宿主細胞において2つの個々の核酸構築物から発現させることができる。VH及びVLが不連続に発現される場合、Fv抗体の鎖は、典型的には非共有結合相互作用によって結合される。しかし、これらの鎖は、希釈すると解離する傾向があり、このため、グルタルアルデヒド、分子間ジスルフィド、又はペプチドリンカーを通して鎖を架橋する方法が開発されている。このように一例では、Fvは、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域がジスルフィド結合によって化学的に連結されている、ジスルフィド安定化Fv(dsFv)であり得る。

0229

追加の例では、Fv断片は、ペプチドリンカーによって接続されたVH及びVL鎖を含む。これらの一本鎖抗原結合タンパク質(scFv)は、オリゴヌクレオチドによって接続されたVH及びVLドメインをコードするDNA配列を含む構造遺伝子を構築することによって調製される。構造遺伝子を発現ベクターに挿入し、その後宿主細胞、例えば大腸菌(E. coli)に導入する。組換え宿主細胞は、2つのVドメインを架橋するリンカーペプチドによって1つのポリペプチド鎖を合成する。scFvを産生する方法は、当技術分野で公知である(Whitlow et al., Methods: a Companion to Methods in Enzymology, Vol. 2, page 97, 1991、Bird et al., Science 242:423, 1988、米国特許第4,946,778号、Pack et al., Bio/Technology 11:1271, 1993、及びSandhu、前記を参照されたい)。一本鎖抗体の二量体(scFV2)も同様に企図される。

0230

抗体断片は、抗体のタンパク質分解加水分解、又は断片をコードするDNAを大腸菌において発現させることによって調製することができる。抗体断片は、従来法による抗体全体のペプシン又はパパイン消化によって得ることができる。例えば、抗体断片は、抗体のペプシンによる酵素的切断によって産生され、F(ab')2と呼ばれる5S断片を提供することができる。この断片を、チオール還元剤、及び任意選択でジスルフィド結合の切断に起因するスルフヒドリル基ブロッキング基を使用して更に切断し、3.5SFab'一価断片を産生することができる。或いは、ペプシンを使用する酵素的切断は、2つの一価Fab'断片及びFc断片を直接産生する(米国特許第4,036,945号、及び米国特許第4,331,647号、及びその中に含まれる参考文献、Nisonhoff et al., Arch. Biochem. Biophys. 89:230, 1960、Porter、Biochem. J. 73:119, 1959、Edelman et al., Methodsin Enzymology, Vol. 1, page 422, Academic Press, 1967、及びColigan et al. at sections 2.8.1-2.8.10, and 2.10.1-2.10.4を参照されたい)。

0231

抗体を切断する他の方法、例えば重鎖を分離して一価の軽鎖-重鎖断片を形成する方法、断片の更なる切断方法、又は他の酵素的、化学的、若しくは遺伝的技術もまた、断片が、インタクト抗体によって認識される抗原に結合する限り、使用され得る。

0232

本明細書に開示される抗体又は抗体断片は、誘導体化することができ、又は別の分子(例えば、別のペプチド又はタンパク質)に連結することができる。一般的に、抗体又はその一部は、ROR1ポリペプチドに対する結合が、誘導体化又は標識によって有害に影響を受けないように誘導体化される。例えば、抗体は、例えば化学的カップリング、遺伝子融合、1つ以上の他の分子実体、例えば別の抗体(例えば、二特異性抗体又はダイアボディ)、検出剤、医薬品、及び/又は抗体若しくは抗体部分と別の分子(例えば、ストレプトアビジンコア領域又はポリヒスチジンタグ)との会合を媒介することができるタンパク質若しくはペプチドとの非共有結合会合又はそれ以外の会合によって機能的に連結することができる。

0233

1つのタイプの誘導体化抗体は、2つ以上の抗体(同じタイプ又は異なるタイプの、例えば二特異性抗体を作製するための)を架橋させることによって産生される。適した架橋剤は、適切なスペーサーによって隔てられた2つの別個反応基を有するヘテロ二官能性(例えば、m-マレイミドベンゾイル-N-ヒドロキシスクシンイミドエステル)、又はホモ二官能性(例えば、スベリン酸ジスクシンイミジル)である架橋剤を含む。そのような架橋剤は、Pierce Chemical Company(Rockford、IL)から入手可能である。

0234

ROR1ポリペプチドに特異的に結合する抗体は、上記のような検出可能な部分又はマーカーによって標識することができる。

0235

抗体はまた、放射標識アミノ酸によっても標識することができる。放射標識の例には、以下の放射性同位体又は放射性核種:3H、14C、15N、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131Iが挙げられるがこれらに限定されない。放射標識は、診断及び治療目的の両方のために使用され得る。

0236

そのような標識を検出する手段は、当業者に周知である。このため、例えば、放射標識を、写真フィルム又はシンチレーションカウンターを使用して検出してもよく、蛍光マーカーを、放射された照度を検出するための光検出器を使用して検出してもよい。酵素標識は、典型的には、酵素に基質を提供するステップ、及び基質に及ぼす酵素の作用によって産生される反応産物を検出するステップによって検出され、比色分析標識は、着色した標識の単純な可視化によって検出される。

0237

抗体はまた、化学基、例えばポリエチレングリコール(PEG)、メチル若しくはエチル基、又は炭水化物基によっても誘導体化することができる。これらの基は、抗体の生物学的特徴を改善するために、例えば血清中半減期を増加させるために又は組織結合を増加させるために有用であり得る。

0238

ポリヌクレオチド及び発現
ROR1ポリペプチドに特異的に結合する抗体をコードするヌクレオチド配列もまた提供する。抗体は、ROR1に特異的に結合することができる。細胞(例えば、哺乳動物細胞)におけるその効率的な発現のための発現ベクターもまた提供する。

0239

抗体の組換え発現は一般的に、抗体又は抗体断片をコードするポリヌクレオチドを含有する発現ベクターの構築を必要とする。プロモーターに作動可能に連結された、抗体分子、抗体の重鎖若しくは軽鎖、抗体の重鎖若しくは軽鎖可変ドメイン又はその一部、又は重鎖若しくは軽鎖CDRをコードするヌクレオチド配列を含む複製可能なベクターが提供される。そのようなベクターは、抗体分子の定常領域をコードするヌクレオチド配列(例えば、米国特許第5,981,216号、第5,591,639号、第5,658,759号、及び第5,122,464号を参照されたい)を含んでもよく、抗体の可変ドメインを、完全な重鎖、完全な軽鎖、又は完全な重鎖及び完全な軽鎖の両方を発現させるために、そのようなベクターにクローニングしてもよい。

0240

本明細書に提供されるポリペプチド(抗体を含むがこれらに限定されない)をコードする核酸分子(ポリヌクレオチドとも呼ばれる)は、当業者によって容易に産生することができる。例えば、これらの核酸は、本明細書に提供されるアミノ酸配列(例えば、CDR配列、重鎖及び軽鎖配列)、当技術分野で利用可能な配列(例えば、フレームワーク配列)、及び遺伝子コードを使用して産生することができる。

0241

当業者は、遺伝子コードを容易に使用して、多様な機能的に等価の核酸、例えば配列が異なるが同じ抗体配列をコードする、又はVL及び/若しくはVH核酸配列を含むコンジュゲート若しくは融合タンパク質をコードする核酸を構築することができる。

0242

ROR1ポリペプチド(poypeptide)に特異的に結合する抗体をコードする核酸配列は、例えば適切な配列のクローニングを含む任意の適した方法によって、又はNarang et al., Meth. Enzymol. 68:90-99, 1979のホスホトリエステル法、Brown et al., Meth. Enzymol. 68:109-151, 1979のホスホジエステル法、Beaucage et al., Tetra. Lett. 22:1859-1862, 1981のジエチルホスホロアミダイト法、例えばNeedham-VanDevanter et al., Nucl. AcidsRes. 12:6159-6168, 1984に記載される自動シンセサイザーを例えば使用する、Beaucage & Caruthers, Tetra. Letts. 22(20):1859-1862, 1981によって記載される固相ホスホロアミダイトトリエステル法、及び米国特許第4,458,066号の固相支持体法による直接化学合成によって調製することができる。化学合成は、一本鎖オリゴヌクレオチドを産生する。これを相補的配列とのハイブリダイゼーションによって、又は鋳型として一本鎖を使用してDNAポリメラーゼによる重合化によって二本鎖DNAに変換することができる。当業者は、DNAの化学合成が一般的に約100塩基の配列に限定されるが、より短い配列のライゲーションによってより長い配列が得られ得ることを認識するであろう。

0243

例示的な核酸は、クローニング技術によって調製することができる。適切なクローニング及びシークエンシング技術、並びに多くのクローニング作業を通して当業者を指示するために十分な説明書の例は、Sambrook et al.、前記、Berger, and Kimmel(eds.)、前記、及びAusubel、前記に見出される。生物学的試薬及び実験機器製造元からの製品情報もまた、有用な情報を提供する。そのような製造元には、SIGMA Chemical Company(Saint Louis, MO)、R&D Systems(Minneapolis, MN)、Pharmacia Amersham(Piscataway, NJ)、CLONTECH Laboratories, Inc.(Palo Alto, CA)、Chem Genes Corp., Aldrich Chemical Company(Milwaukee, WI)、Glen Research, Inc.,GIBCOBRLLife Technologies, Inc.(Gaithersburg, MD)、Fluka Chemica-Biochemika Analytika(Fluka Chemie AG, Buchs, Switzerland)、Invitrogen(Carlsbad, CA)、及びApplied Biosystems(FosterCity, CA)、並びに当業者に公知の他の多くの販売元が挙げられる。

0244

核酸はまた、増幅法によっても調製することができる。増幅法には、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、リガーゼ連鎖反応(LCR)、転写に基づく増幅システム(TAS)、自立配列複製系(self-sustained sequence replication system)(3SR)が挙げられる。広く多様なクローニング法、宿主細胞、及びin vitro増幅方法論が当業者に周知である。

0245

本明細書に開示される抗体、VH及び/又はVLのいずれか(又はその断片)をコードする如何なる核酸も、組換え操作した細胞、例えば細菌、植物、酵母昆虫、及び哺乳動物細胞において発現させることができる。これらの抗体は、個々のVH及び/若しくはVL鎖として発現させることができ、又は融合タンパク質として発現させることができる。イムノアドヘシンも同様に発現させることができる。このように、一部の例では、VH及びVL並びにイムノアドヘシンをコードする核酸が提供される。核酸配列は、任意選択でリーダー配列をコードし得る。

0246

一本鎖抗体(scFv)を作製するために、VH及びVLコードDNA断片を、フレキシブルリンカーをコードする、例えばアミノ酸配列(Gly4-Ser)3をコードする別の断片に作動可能に連結させ、それによってVH及びVL配列を、VL及びVHドメインがフレキシブルリンカーによって連結された連続する一本鎖タンパク質として発現させることができる(例えば、Bird et al., Science 242:423-426, 1988、Huston et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85:5879-5883, 1988、McCafferty et al., Nature 348:552-554, 1990を参照されたい)。任意選択で、切断部位、例えばフリン切断部位をリンカーに含めることができる。

0247

VH及び/又はVLをコードする核酸は、任意選択でFcドメイン(イムノアドヘシン)をコードすることができる。Fcドメインは、IgA、IgM、又はIgGFcドメインであり得る。Fcドメインは、参照により本明細書に組み込まれている、米国特許出願公開第20100/093979号に記載されている最適化Fcドメインであり得る。一例では、イムノアドヘシンは、IgG1 Fcである。

0248

一本鎖抗体は、1つのみのVH及びVLを使用する場合は一価であり得て、2つのVH及びVLを使用する場合には二価であり得て、又は2つより多くのVH及びVLを使用する場合には、多価であり得る。ROR1ポリペプチド及び別の抗原に特異的に結合する二特異性又は多価抗体を生成してもよい。コードされるVH及びVLは、任意選択でVH及びVLドメインの間にフリン切断部位を含み得る。

0249

当業者は、大腸菌、他の細菌宿主、酵母、及び様々な高等真核細胞、例えばCOS、CHO、HeLa、及び骨髄腫細胞株を含む、タンパク質の発現にとって利用可能な多数の発現系に対する知識を有すると予想される。発現ベクターを、従来技術によって宿主細胞に移入した後、トランスフェクトした細胞を、例えば抗体を産生するために従来技術によって培養する。このように、異種プロモーターに作動可能に連結された、本発明の抗体若しくはその断片、又はその重鎖若しくは軽鎖、又はその一部、又は一本鎖抗体をコードするポリヌクレオチドを含有する宿主細胞が提供される。二本鎖抗体の発現に関するある特定の実施形態では、重鎖及び軽鎖の両方をコードするベクターを、以下に詳述するように完全な免疫グロブリン分子を発現させるために、宿主細胞において同時発現させてもよい。

0250

組換え抗体を発現させるための宿主として利用可能な哺乳動物細胞株は、当技術分野で周知であり、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞、HeLa細胞ベビーハムスター(BHK)細胞、サル腎細胞(COS)、ヒト肝細胞癌細胞(例えば、Hep G2)、ヒト上皮腎293細胞、及び複数の他の細胞株を含むがこれらに限定されない、American Type Culture Collection(ATCC)から入手可能な多くの不死化細胞株を含む。異なる宿主細胞は、タンパク質及び遺伝子産物翻訳後プロセシング及び修飾に関して特徴的で特異的な機構を有する。発現される抗体又はその一部の正確な修飾及びプロセシングを確実にするために、適切な細胞株又は宿主系を選択することができる。この目的に関して、一次転写物の適当なプロセシング、遺伝子産物のグリコシル化、及びリン酸化のための細胞機構を保有する真核宿主細胞を使用してもよい。そのような哺乳動物宿主細胞には、CHO、VERY、BHK、Hela、COS、MDCK、293、3T3、W138、BT483、Hs578T、HTB2、BT2O、及びT47D、NS0(如何なる機能的な免疫グロブリン鎖内因性に産生しないマウス骨髄腫細胞株)、SP20、CRL7O3O、及びHsS78Bst細胞が挙げられるがこれらに限定されない。一実施形態では、ヒト細胞株が有用である。一実施形態では、ヒト細胞株PER.C6.(Crucell、Netherlands)を使用することができる。組換え抗体を発現させるための宿主として使用され得る追加の細胞株には、昆虫細胞(例えば、Sf21/Sf9、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni) Bti-Tn5b1-4)、又は酵母細胞(例えば、出芽酵母(S. cerevisiae)、ピキア(Pichia)、米国特許第7,326,681号)、植物細胞(米国特許出願公開第20080066200号)、及びニワトリ細胞(PCT出願、国際公開第2008142124号)が挙げられるがこれらに限定されない。

0251

宿主細胞は、バチルス(Bacillus)、連鎖球菌(Streptococcus)、ストレプトマイセス(Streptomyces)、ブドウ球菌(Staphylococcus)、腸球菌(Enterococcus)、ラクトバチルス(Lactobacillus)、ラクトコッカス(Lactococcus)、クロストリジウム(Clostridium)、ゲオバチルス(Geobacillus)、及びオセアノバチルス(Oceanobacillus)を含むがこれらに限定されないグラム陽性菌であり得る。グラム陽性菌、例えばラクトバチルスにおいてタンパク質を発現させる方法は、当技術分野で周知であり、例えば米国特許出願公開第20100/080774号を参照されたい。ラクトバチルスの発現ベクターは、例えば米国特許第6,100,388号及び米国特許第5,728,571号に記載されている。ラクトバチルスにおける発現のためにリーダー配列を含めることができる。グラム陰性細菌には、大腸菌、シュードモナス(Pseudomonas)、サルモネラ(Salmonella)、カンピロバクター(Campylobacter)、ヘリコバクター(Helicobacter)、フラボバクテリウム(Flavobacterium)、フソバクテリウム(Fusobacterium)、イリバクター(Ilyobacter)、ナイセリア(Neisseria)、及びウレアプラズマ(Ureaplasma)が挙げられるがこれらに限定されない。

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