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技術 CD73に対する抗体分子及びその使用

出願人 ノバルティスアーゲーサーフィスオンコロジーインコーポレイテッド
発明者 ブロック,アンスガークレマスコ,ヴィヴィアナサバトス-ペイトン,キャサリン,アンドランオフ,グレンプリンツ,ビアンカトーマス,ジェリー,エム.チャペル,スコットレイク,アンドリューパターソン,アリソンオーコナー,レイチェル,ダブリュ.ワーレン,マイケルホランド,パメラサブラマニアン,クランダヤン,カシフジャエルスコッグ,マリー-ルイスビュシエール,ダークセンウォルドギオルギス,ミキアスシュー,ウェイヴェナブルサード,ジョン,デルマスグラッドストン,マイケルヒル,ジョナサンミラー,クリスティン
出願日 2018年6月21日 (2年8ヶ月経過) 出願番号 2019-570898
公開日 2020年10月22日 (4ヶ月経過) 公開番号 2020-530263
状態 未査定
技術分野 ペプチド又は蛋白質 化合物または医薬の治療活性 抗原、抗体含有医薬:生体内診断剤 微生物、その培養処理 蛋白脂質酵素含有:その他の医薬 生物学的材料の調査,分析 微生物による化合物の製造 突然変異または遺伝子工学
主要キーワード 加工ファイル スペクトルマッチ 閉形態 応答効率 排除データ 不活性部位 同時遮断 積分間隔
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図面 (20)

課題・解決手段

CD73に結合する抗体分子が開示される。抗CD73抗体分子は、癌を治療、予防及び/又は診断するために使用され得る。

概要

背景

エクト−5’−ヌクレオチダーゼ(エクト−5’NT)としても知られる表面抗原分類73(CD73)は、大部分の組織で見出されるグリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)−結合型細胞表面酵素であり、特に内皮細胞及び造血細胞サブセットにおいて発現される(Resta et al.,Immunol Rev161:95−109(1998)及びColgan et al.,Prinergic Signal 2:351−60(2006))。CD73は、アデノシン一リン酸AMP)のアデノシンへの変換を触媒する。アデノシンは、アデノシンA1、A2A、A2B及びA3受容体を含むいくつかの受容体を介してその生物学的作用を媒介するシグナル伝達分子である。A2A受容体は、免疫細胞におけるその広範な発現のために特別な関心が持たれてきた。アデノシンは、腫瘍微小環境において、制御性T細胞(Treg)の増殖、インターフェロン(IFN)−γにより媒介されるエフェクターT細胞(Teff)応答阻害及び骨髄由来サプレッサー細胞(MDSC)の増殖を含む多面的な作用を有する。例えば、Allard B,et al.,Curr Opin Pharmacol 29:7−16(2016)及びAllard D,et al.,Immunotherapy 8:145−163(2016)を参照されたい。

CD73は、結腸膵臓卵巣膀胱白血病神経膠腫神経膠芽腫黒色腫甲状腺食道前立腺及び乳房を含む癌細胞上でも発現される(Jin et al.,Cancer Res 70:2245−55(2010)及びStagg et al.,PNAS 107:1547−52(2010);Zhang et al.,Cancer Res 70:6407−11(2010))。高いCD73の発現は、肺癌、黒色腫、三種陰性乳癌扁平上皮頭頸部癌及び結腸直腸癌などの様々な癌の徴候にわたって芳しくない予後と関連することが報告されている。例えば、Allard B,et al.,Expert Opin Ther Targets 18:863−881(2014);Leclerc BG,et al.,Clin Cancer Res 22:158−166(2016);Ren ZH,et al.,Oncotarget 7:61690−61702(2016);Ren ZH,et al.,Oncol Lett 12:556−562(2016);及びTurcotte M,et al.,Cancer Res 75:4494−4503(2015)を参照されたい。

概要

CD73に結合する抗体分子が開示される。抗CD73抗体分子は、癌を治療、予防及び/又は診断するために使用され得る。

目的

したがって、特定の態様では、本開示は、以下の特性:
(i)例えば、抗体分子が、Octetを使用して二価の抗体分子として試験されるとき、高い親和性、例えば約100nM未満、例えば約10nM、1nM、0.1nM又は0.01nM未満の解離定数(KD)を有してCD73、例えばヒトCD73に結合すること;
(ii)可溶性ヒトCD73若しくは膜結合型ヒトCD73又は両方に結合すること;
(iii)例えば、抗体分子が、Octetを使用して二価の抗体分子として試験されるとき、約100nM未満、例えば約10nM、1nM、0.1nM又は0.01nM未満の解離定数(KD)を有して非ヒト霊長類CD73、例えばカニクイザルCD73に実質的に結合すること;
(iv)例えば、実施例1において記載されるとおり、例えばOctetを使用して決定されるとおり、マウスCD73に結合しないこと;
(v)例えば、本明細書に記載される方法によって測定されるとおり、例えば、抗体分子が、例えば実施例1において記載されるとおり、マラカイトグリーン(MG)リン酸アッセイ又は改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイにおいて二価抗体として試験されるとき、CD73(例えば、可溶性ヒトCD73又は膜結合型ヒトCD73)の酵素活性を阻害又は低減すること、例えばヒトCD73媒介性のアデノシン一リン酸(AMP)のアデノシンへの変換を阻害又は低減すること;
(vi)例えば、抗体分子が、例えば実施例1において記載されるとおり、CellTrace Violet(CTV)細胞増殖アッセイにおいて二価抗体として試験されるとき、例えば本明細書に記載される方法によって測定されるとおり、アデノシン一リン酸(AMP)の存在下で抗CD3/抗CD28刺激性T細胞、例えばCD4+ T細胞の増殖を増大させること;
(vii)細胞表面上で発現されるヒトCD73に結合される場合、ヒトCD73の細胞への内部移行を増加させること、例えばヒトCD73の細胞への内部移行を少なくとも1.2倍、1.3倍、1.4倍、1.5倍、2倍、2.5倍、3倍、3.5倍、4倍、4.5倍、5倍、6倍、7倍、8倍、9倍、10倍、15倍、20倍、30倍、40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍又は100倍だけ増加させること、
(viii)CD73上のエピトープ、例えば本明細書に記載される抗体分子、例えば本明細書に記載されるヒト抗体CD73抗体分子、例えば表1の抗体分子によって認識されるエピトープと同じ又は類似するエピトープに結合すること;
(ix)CD73に対して第2の抗体分子と同じ(若しくは実質的に同じ)又は重複している(若しくは実質的に重複している)エピトープに結合することであって、第2の抗体分子は、本明細書に記載される抗体分子、例えば表1に示される抗体分子である、結合すること;
(x)CD73に対する第2の抗体分子の結合を阻害すること、例えば競合的に阻害することであって、第2の抗体分子は、本明細書に記載される抗体分子、例えば表1に示される抗体分子である、阻害すること;
(xi)表1に記載される抗体分子、例えば表1に示される重鎖可変領域及び/又は軽鎖可変領域を含む抗体分子と同じ又は類似する結合親和性若しくは特異性又はその両方を示すこと;
(xii)ヒトCD73のN末端ドメインに結合すること;
(xiii)ヒトCD73のA−ループ及び/又はB−ループに結合すること;
(xiv)配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させることであって、その1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択される、減少させること;
(xv)配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、配列番号105の残基368〜387における立体構造変化を誘導すること;
(xvi)配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ又は4つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;
(xvii)配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;
(xviii)配列番号105又は106の残基368〜387内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;
(xix)配列番号105の残基87〜104内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;
(xx)例えば、サイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなるヒトCD73二量体に結合することであって、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合する、結合すること;
(xxi)CD73の閉構造、例えば触媒的に活性な構造よりもCD73の開構造、例えば触媒的に不活性な構造に優先的に結合すること、例えばCD73の閉構造、例えば触媒的に活性な構造に結合しないか、又は抗体分子がCD73の開構造、例えば触媒的に不活性な構造に結合するときより低い親和性、例えば50%、60%、70%、80%、90%、95%又は99%低い親和性で結合すること;
(xxii)触媒的に不活性な開構造においてヒトCD73を固定すること;
(xxiii)触媒的に不活性な開構造から触媒的に活性な閉構造へのヒトCD73の変換を妨げるか又は減少させること、例えば変換を少なくとも1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、30倍、40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍又は100倍だけ減少させること;
(xxiv)本明細書に記載される抗体分子、例えば表1に示される抗体分子の1つ以上の生物学的特性を有すること;
(xxv)本明細書に記載される抗体分子、例えば表1に示される抗体分子の1つ以上の薬物動態特性を有すること;又は
(xxvi)CD73の1つ以上の活性を調節(例えば、阻害)すること、例えばCD73の酵素活性を阻害若しくは低減すること;アデノシン一リン酸(AMP)のアデノシンへの変換を阻害若しくは低減すること;アデノシン一リン酸(AMP)の存在下で抗CD3/抗CD28刺激性T細胞、例えばCD4+ T細胞の増殖を増大させること;制御性T細胞の増殖を阻害すること;エフェクターT細胞応答を増大させることか;及び/又は骨髄系由来サプレッサー細胞の遊走浸潤若しくは増殖を阻害することの1つ以上をもたらすこと
の1つ以上(例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25又はそれを超えるもの、例えば全て)を有する抗体分子(例えば、単離又は組換え抗体分子)を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、(i)配列番号88の重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列、配列番号89のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含む重鎖可変領域(VH);並びに(ii)配列番号48の軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含む軽鎖可変領域(VL)を含む抗体分子。

請求項2

(i)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号36のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(ii)配列番号72のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(iii)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(iv)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号136のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(v)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号146のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は(vi)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号154のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVLを含む、請求項1に記載の抗体分子。

請求項3

配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号36のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVLを含む、請求項1に記載の抗体分子。

請求項4

配列番号44、77、84、142、151若しくは159のアミノ酸配列又は配列番号44、77、84、142、151若しくは159と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項5

配列番号55のアミノ酸配列又は配列番号55と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項6

配列番号46、79、86、114、116若しくは117のアミノ酸配列又は配列番号46、79、86、114、116若しくは117と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項7

配列番号57のアミノ酸配列又は配列番号57と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項8

(i)配列番号44のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;(ii)配列番号77のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;(iii)配列番号84のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;(iv)配列番号142のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;(v)配列番号151のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;又は(vi)配列番号159のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項9

配列番号44のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項10

(i)配列番号46のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;(ii)配列番号114のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;(iii)配列番号79のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;(iv)配列番号116のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;(v)配列番号86のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;又は(vi)配列番号117のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項11

配列番号46のアミノ酸配列を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項12

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、(i)配列番号90のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号91のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに(ii)配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVLを含む抗体分子。

請求項13

(i)配列番号61のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号60のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(ii)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号26のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(iii)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号2のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は(iv)配列番号163のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号162のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVLを含む、請求項12に記載の抗体分子。

請求項14

配列番号66、31、10若しくは168のアミノ酸配列又は配列番号66、31、10若しくは168と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、請求項12又は13に記載の抗体分子。

請求項15

配列番号21のアミノ酸配列又は配列番号21と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項12〜14のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項16

配列番号68、33、12、115、113若しくは112のアミノ酸配列又は配列番号68、33、12、115、113若しくは112と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖を含む、請求項12〜15のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項17

配列番号23のアミノ酸配列又は配列番号23と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、請求項12〜16のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項18

(i)配列番号66のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号21のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;(ii)配列番号31のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号21のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;(iii)配列番号10のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号21のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;又は(iv)配列番号168のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号21のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域を含む、請求項12〜17のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項19

(i)配列番号68のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;(ii)配列番号115のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;(iii)配列番号33のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;(iv)配列番号113のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;(v)配列番号12のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;又は(vi)配列番号112のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖を含む、請求項12〜18のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項20

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、(i)配列番号189のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号89のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号43のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに(ii)配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVLを含む抗体分子。

請求項21

(i)配列番号190のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号36のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号43のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(ii)配列番号191のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号43のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(iii)配列番号192のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号43のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(iv)配列番号193のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号136のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号43のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(v)配列番号194のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号146のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号43のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は(vi)配列番号195のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号154のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号43のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVLを含む、請求項20に記載の抗体分子。

請求項22

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、(i)配列番号196のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号91のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号9のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに(ii)配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVLを含む抗体分子。

請求項23

(i)配列番号197のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号60のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号9のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(ii)配列番号198のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号26のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号9のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;(iii)配列番号199のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号2のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号9のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は(iv)配列番号200のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号162のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号9のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVLを含む、請求項22に記載の抗体分子。

請求項24

ヒト抗体完全長抗体、二重特異性抗体Fab、F(ab’)2、Fv又は単鎖Fvフラグメント(scFv)である、請求項1〜23のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項25

IgG1、IgG2、IgG3及びIgG4から選択される重鎖定常領域並びにカッパ又はラムダの軽鎖定常領域から選択される軽鎖定常領域を含む、請求項1〜24のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項26

配列番号92〜103、119及び120からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖定常領域並びに/又は配列番号104のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含む、請求項1〜25のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項27

以下の特性:(i)例えば、前記抗体分子がOctetを使用して二価の抗体分子として試験されるとき、約1×10−8M未満の解離定数(KD)を有してヒトCD73に結合すること;(ii)可溶性ヒトCD73及び/又は膜結合型ヒトCD73に結合すること;(iii)例えば、Octetを使用して決定されるとおり、マウスCD73に結合しないこと;(iv)例えば、マラカイトグリーン(MG)リン酸アッセイ又は改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイによって測定されるとおり、CD73(例えば、可溶性ヒトCD73又は膜結合型ヒトCD73)の酵素活性、例えばヒトCD73媒介性のアデノシン一リン酸AMP)のアデノシンへの変換を阻害又は低減すること;(v)例えば、前記抗体分子が、改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイを用いて二価の抗体分子として試験されるとき、膜結合型ヒトCD73の酵素活性の少なくとも約60%、70%、80%又は90%を阻害すること;(vi)例えば、CellTraceViolet(CTV)細胞増殖アッセイによって測定されるとおり、アデノシン一リン酸(AMP)の存在下で抗CD3/抗CD28刺激性T細胞、例えばCD4+T細胞の増殖を増大させること;(vii)ヒトCD73のN末端ドメインに結合すること;(viii)配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば前記抗体分子が水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させることであって、前記1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択される、減少させること;(ix)配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、配列番号105の残基368〜387における立体構造変化を誘導すること;(x)配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ又は4つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;(xi)配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;(xii)配列番号105又は106の残基368〜387内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;(xiii)配列番号105の残基87〜104内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;(xiv)例えば、サイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなるヒトCD73二量体に結合することであって、前記抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、前記第1の抗原結合ドメインは、前記第1のCD73単量体に結合し、且つ前記第2の抗原結合ドメインは、前記第2のCD73単量体に結合する、結合すること;(xv)前記抗体分子がヒトCD73の触媒的に不活性な開構造に結合するときより低い親和性、例えば50%、60%、70%、80%、90%、95%又は99%低い親和性を有してヒトCD73の触媒的に活性な閉構造に結合すること;(xvi)触媒的に不活性な開構造においてヒトCD73を固定すること;又は(xvii)触媒的に不活性な開構造から触媒的に活性な閉構造へのヒトCD73の変換を妨げるか又は減少させること、例えば前記抗体分子の非存在下での前記変換と比較して前記変換を少なくとも1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、30倍、40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍又は100倍だけ減少させることの1つ以上(例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10、11、12、13、14、15、16又はそれを超えるもの、例えば全て)を有する、請求項1〜26のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項28

ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなるヒトCD73二量体に結合し、前記抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、前記第1の抗原結合ドメインは、前記第1のCD73単量体に結合し、且つ前記第2の抗原結合ドメインは、前記第2のCD73単量体に結合する、請求項1〜27のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項29

請求項1〜27のいずれか一項に記載の複数の抗体分子を含む組成物であって、前記抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む、ヒトCD73二量体に結合し、前記複数における前記抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、前記組成物中の前記抗体分子の少なくとも30%、35%又は40%は、前記CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなる、組成物。

請求項30

前記組成物中の前記抗体分子の少なくとも70%、75%又は80%は、前記CD73二量体に結合して前記複合体を形成する、請求項29に記載の組成物。

請求項31

請求項1〜27のいずれか一項に記載の複数の抗体分子を含む組成物であって、前記抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む、ヒトCD73二量体に結合し、前記複数における前記抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、前記組成物中の前記抗体分子の最大で60%、65%又は70%は、前記CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含む、組成物。

請求項32

前記組成物中の前記抗体分子の最大で20%、25%又は30%は、前記CD73二量体に結合して前記複合体を形成する、請求項31に記載の組成物。

請求項33

各CD73単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる、請求項29〜32のいずれか一項に記載の組成物。

請求項34

前記抗体分子がヒトCD73の触媒的に不活性な開構造に結合するときより低い親和性、例えば50%、60%、70%、80%、90%、95%又は99%低い親和性を有してヒトCD73の触媒的に活性な閉構造に結合する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項35

触媒的に不活性な開構造から触媒的に活性な閉構造へのヒトCD73の変換を妨げるか又は減少させ、例えば前記抗体分子の非存在下での前記変換と比較して前記変換を少なくとも1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、30倍、40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍又は100倍だけ減少させる、請求項1〜28又は34のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項36

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば前記抗体分子が水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させ、前記1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択される、請求項1〜28、34又は35のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項37

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域C(配列番号105の残基368〜387)から選択されるXC残基において、コア領域A(配列番号105の残基158〜172)から選択されるXA残基、コア領域B(配列番号105の残基206〜215)から選択されるXB残基又はコア領域D(配列番号105の残基297〜309)から選択されるXD残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ、ここで、XCは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15又は20に等しく、XAは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13又は14に等しく、XBは、1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に等しく、及びXDは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は13に等しい、請求項1〜28又は34〜36のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項38

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Cから選択される20残基において、(i)コア領域Aから選択される14残基、(ii)コア領域Bから選択される10残基、又は(iii)コア領域Dから選択される13残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項37に記載の抗体分子。

請求項39

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Cから選択される15残基において、(i)コア領域Aから選択される10残基、(ii)コア領域Bから選択される8残基、又は(iii)コア領域Dから選択される10残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項37に記載の抗体分子。

請求項40

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Cから選択される10残基において、(i)コア領域Aから選択される7残基、(ii)コア領域Bから選択される5残基、又は(iii)コア領域Dから選択される7残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項37に記載の抗体分子。

請求項41

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Aより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項37〜40のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項42

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項37〜40のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項43

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項37〜40のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項44

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A及びコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項37〜40のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項45

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項37〜40のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項46

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項37〜40のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項47

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A、コア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項37〜40のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項48

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域A(配列番号105の残基158〜172)から選択されるXA残基において、コア領域B(配列番号105の残基206〜215)から選択されるXB残基、コア領域C(配列番号105の残基368〜387)から選択されるXC残基又はコア領域D(配列番号105の残基297〜309)から選択されるXD残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ、ここで、XAは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13又は14に等しく、XBは、1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に等しく、XCは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15又は20に等しく、及びXDは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は13に等しい、請求項1〜28又は34〜36のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項49

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Aから選択される14残基において、(i)コア領域Bから選択される10残基、(ii)コア領域Cから選択される20残基、又は(iii)コア領域Dから選択される13残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項48に記載の抗体分子。

請求項50

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Aから選択される10残基において、(i)コア領域Bから選択される8残基、(ii)コア領域Cから選択される15残基、又は(iii)コア領域Dから選択される10残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項48に記載の抗体分子。

請求項51

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Aから選択される7残基において、(i)コア領域Bから選択される5残基、(ii)コア領域Cから選択される10残基、又は(iii)コア領域Dから選択される7残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項48に記載の抗体分子。

請求項52

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項48〜51のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項53

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Cより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項48〜51のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項54

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項48〜51のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項55

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B及びコア領域Cより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項48〜51のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項56

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項48〜51のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項57

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域C及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項48〜51のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項58

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B、コア領域C及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項48〜51のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項59

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させ、前記1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択され、前記1つ以上の領域のうち、平均の水素重水素交換の最も大きい減少を有する領域は、配列番号105の残基206〜215ではない、請求項1〜28又は34〜58のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項60

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、(i)例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387で1残基当たり例えば0.02、0.03、0.04、0.05又は0.06Daを超える平均の水素重水素交換の減少;又は(ii)例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基206〜215で1残基当たり例えば0.05、0.04、0.03又は0.02Da未満の平均の水素重水素交換の減少をもたらす、請求項1〜28又は34〜59のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項61

前記タンパク質は、配列番号171のアミノ酸配列からなる、請求項36〜60のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項62

配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ又は4つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する、請求項1〜28又は34〜61のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項63

配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する、請求項1〜28又は34〜62のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項64

配列番号105又は106の残基368〜387内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する、請求項1〜28又は34〜63のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項65

配列番号105の残基87〜104内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する、請求項1〜28又は34〜64のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項66

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の残基K136(配列番号105に従って番号付けされる)において、それに対して結合される場合、例えば、前記抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて、TMT同位体標識を用いて、例えば30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、タンデム質量タグ(TMT)標識を減少させ、任意選択的に前記タンパク質の残基K133、K162、K179、K206、K214、K285、K291及びK341(配列番号105に従って番号付けされる)の1つ以上、例えば前記タンパク質の残基K162、K206、K214、K285、K291及びK341(配列番号105に従って番号付けされる)の1つ以上でTMT標識をさらに減少させる、請求項1〜28又は34〜65のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項67

前記タンパク質の残基K262及びK274(配列番号105に従って番号付けされる)の1つ又は両方において、それに対して結合される場合、例えば、前記抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて、TMT同位体標識を用いて、例えば30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、TMT標識を増加させる、請求項1〜28又は34〜66のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項68

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の残基K206及びK214(配列番号105に従って番号付けされる)において、それに対して結合される場合、例えば、前記抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて、TMT同位体標識を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、タンデム質量タグ(TMT)標識を減少させ、残基K214での前記減少は、残基K206での前記減少の90、80、70、60又は50%以上であり、例えば、残基K214での前記減少は、30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いる残基K206での前記減少の90、80、70、60又は50%以上であり、例えば、残基K214での前記減少は、300秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いる残基K206での前記減少の90、80、70、60、50、40又は30%以上である、請求項1〜28又は34〜67のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項69

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の残基K162(配列番号105に従って番号付けされる)において、それに対して結合される場合、例えば、前記抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、前記抗体分子が、30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて試験されるとき、タンデム質量タグ(TMT)標識を減少させ、(i)300秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて試験されるときに残基K162でTMT標識を減少させないか、又は(ii)300秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて試験されるときに残基K162でTMT標識を減少させ、300秒の標識時間下における残基K162での前記減少は、30秒の標識時間下における残基K162での前記減少の20、30、40又は50%以下である、請求項1〜28又は34〜68のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項70

例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用及び/又は水素結合を介してCD73の1つ以上の残基に結合し、前記1つ以上の残基は、配列番号105に従って番号付けされる残基Y110、K136、L132、L157、K162、S155及びT209からなる群から選択される、請求項1〜28又は34〜69のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項71

重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、以下の特性:(i)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域のR54)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のY110(例えば、Y110の主鎖カルボニル)又はK136(例えば、K136の主鎖カルボニル)に結合すること、(ii)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域のR31)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のL132(例えば、L132の主鎖カルボニル)又はL157(例えば、L157の主鎖カルボニル)に結合すること、(iii)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域のS99(例えば、S99の主鎖カルボニル)、R31(例えば、R31の主鎖カルボニル)又はE95(例えば、E95の側鎖))は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のK162(例えば、K162の側鎖)に結合すること、(iv)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域のE98)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば水素結合を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のS155(例えば、S155の側鎖)に結合すること、及び(v)前記抗体分子(例えば、前記軽鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記軽鎖可変領域のW32(例えば、W32の側鎖))は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば水素結合を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のT209(例えば、T209の側鎖)に結合することの1つ以上(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ又は全て)を有する、請求項1〜28又は34〜70のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項72

例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば形状相補性及び/又はファンデルワールス相互作用を介して、CD73の1つ以上の領域に結合し、前記1つ以上の領域は、配列番号105に従って番号付けされる残基155〜170、136〜138及び209〜210からなる群から選択される、請求項1〜28又は34〜71のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項73

重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、以下の特性:(i)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域の残基33、50、52、56、97、98、100又は100a)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば形状相補性及び/又はファンデルワールス相互作用を介して、CD73の残基155〜170(配列番号105に従って番号付けされる)に結合すること、(ii)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域の残基30又は31)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば形状相補性及び/又はファンデルワールス相互作用を介して、CD73の残基136〜138(配列番号105に従って番号付けされる)に結合すること、及び(iii)前記抗体分子(例えば、前記軽鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記軽鎖可変領域の残基30又は32)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、CD73の残基209〜210(配列番号105に従って番号付けされる)に結合することの1つ以上(例えば、1つ、2つ又は全て)を有する、請求項1〜28又は34〜72のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項74

ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなるヒトCD73二量体に結合する抗体分子であって、前記抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、前記第1の抗原結合ドメインは、前記第1のCD73単量体に結合し、且つ前記第2の抗原結合ドメインは、前記第2のCD73単量体に結合する、抗体分子。

請求項75

複数のヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体を含む組成物であって、前記複数における前記抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、前記組成物中の前記抗体分子の少なくとも30%、35%又は40%は、前記CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなる、組成物。

請求項76

前記組成物中の前記抗体分子の少なくとも70%、75%又は80%は、前記CD73二量体に結合して前記複合体を形成する、請求項75に記載の組成物。

請求項77

ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体を含む組成物であって、前記複数における前記抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、前記組成物中の前記抗体分子の最大で60%、65%又は70%は、前記CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含む、組成物。

請求項78

前記組成物中の前記抗体分子の最大で20%、25%又は30%は、前記CD73二量体に結合して前記複合体を形成する、請求項77に記載の組成物。

請求項79

各CD73単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる、請求項75〜78のいずれか一項に記載の組成物。

請求項80

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、前記抗体分子がヒトCD73の触媒的に不活性な開構造に結合するときより低い親和性、例えば50%、60%、70%、80%、90%、95%又は99%低い親和性を有してヒトCD73の触媒的に活性な閉構造に結合する、抗体分子。

請求項81

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、触媒的に不活性な開構造から触媒的に活性な閉構造へのヒトCD73の変換を妨げるか又は減少させ、例えば前記抗体分子の非存在下での前記変換と比較して前記変換を少なくとも1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、30倍、40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍又は100倍だけ減少させる、抗体分子。

請求項82

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、前記抗体分子が、水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させ、前記1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択される、抗体分子。

請求項83

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域C(配列番号105の残基368〜387)から選択されるXC残基において、コア領域A(配列番号105の残基158〜172)から選択されるXA残基、コア領域B(配列番号105の残基206〜215)から選択されるXB残基又はコア領域D(配列番号105の残基297〜309)から選択されるXD残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ、ここで、XCは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15又は20に等しく、XAは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13又は14に等しく、XBは、1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に等しく、及びXDは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は13に等しい、抗体分子。

請求項84

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Cから選択される20残基において、(i)コア領域Aから選択される14残基、(ii)コア領域Bから選択される10残基、又は(iii)コア領域Dから選択される13残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項83に記載の抗体分子。

請求項85

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Cから選択される15残基において、(i)コア領域Aから選択される10残基、(ii)コア領域Bから選択される8残基、又は(iii)コア領域Dから選択される10残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項83に記載の抗体分子。

請求項86

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Cから選択される10残基において、(i)コア領域Aから選択される7残基、(ii)コア領域Bから選択される5残基、又は(iii)コア領域Dから選択される7残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項83に記載の抗体分子。

請求項87

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Aより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項83〜86のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項88

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項83〜86のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項89

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項83〜86のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項90

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A及びコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項83〜86のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項91

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項83〜86のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項92

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項83〜86のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項93

抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A、コア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項83〜86のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項94

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域A(配列番号105の残基158〜172)から選択されるXA残基において、コア領域B(配列番号105の残基206〜215)から選択されるXB残基、コア領域C(配列番号105の残基368〜387)から選択されるXC残基又はコア領域D(配列番号105の残基297〜309)から選択されるXD残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ、ここで、XAは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13又は14に等しく、XBは、1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に等しく、XCは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15又は20に等しく、及びXDは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は13に等しい、抗体分子。

請求項95

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Aから選択される14残基において、(i)コア領域Bから選択される10残基、(ii)コア領域Cから選択される20残基、又は(iii)コア領域Dから選択される13残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項94に記載の抗体分子。

請求項96

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Aから選択される10残基において、(i)コア領域Bから選択される8残基、(ii)コア領域Cから選択される15残基、又は(iii)コア領域Dから選択される10残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項94に記載の抗体分子。

請求項97

配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Aから選択される7残基において、(i)コア領域Bから選択される5残基、(ii)コア領域Cから選択される10残基、又は(iii)コア領域Dから選択される7残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項94に記載の抗体分子。

請求項98

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項94〜97のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項99

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Cより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項94〜97のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項100

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項94〜97のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項101

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B及びコア領域Cより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項94〜97のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項102

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項94〜97のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項103

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域C及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項94〜97のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項104

抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B、コア領域C及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる、請求項94〜97のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項105

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させ、前記1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択され、前記1つ以上の領域のうち、平均の水素重水素交換の最も大きい減少を有する領域は、配列番号105の残基206〜215ではない、抗体分子。

請求項106

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質に結合される場合、(i)例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387で1残基当たり例えば0.02、0.03、0.04、0.05又は0.06Daを超える平均の水素重水素交換の減少;又は(ii)例えば、前記抗体分子が、pH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基206〜215で1残基当たり例えば0.05、0.04、0.03又は0.02Da未満の平均の水素重水素交換の減少をもたらす、抗体分子。

請求項107

前記タンパク質は、配列番号171のアミノ酸配列からなる、請求項82〜106のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項108

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ又は4つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する、抗体分子。

請求項109

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する、抗体分子。

請求項110

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105又は106の残基368〜387内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する、抗体分子。

請求項111

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105の残基87〜104内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する、抗体分子。

請求項112

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の残基K136(配列番号105に従って番号付けされる)において、それに対して結合される場合、例えば、前記抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて、TMT同位体標識を用いて、例えば30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、タンデム質量タグ(TMT)標識を減少させ、任意選択的に前記タンパク質の残基K133、K162、K179、K206、K214、K285、K291及びK341(配列番号105に従って番号付けされる)の1つ以上、例えば前記タンパク質の残基K162、K206、K214、K285、K291及びK341(配列番号105に従って番号付けされる)の1つ以上でTMT標識をさらに減少させる、抗体分子。

請求項113

前記タンパク質の残基K262及びK274(配列番号105に従って番号付けされる)の1つ又は両方において、それに対して結合される場合、例えば、前記抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて、TMT同位体標識を用いて、例えば30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、TMT標識を増加させる、請求項112に記載の抗体分子。

請求項114

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の残基K206及びK214(配列番号105に従って番号付けされる)において、それに対して結合される場合、例えば、前記抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて、TMT同位体標識を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、タンデム質量タグ(TMT)標識を減少させ、残基K214での前記減少は、残基K206での前記減少の90、80、70、60又は50%以上であり、例えば、残基K214での前記減少は、30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いる残基K206での前記減少の90、80、70、60又は50%以上であり、例えば、残基K214での前記減少は、300秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いる残基K206での前記減少の90、80、70、60、50、40又は30%以上である、抗体分子。

請求項115

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の残基K162(配列番号105に従って番号付けされる)において、それに対して結合される場合、例えば、前記抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、前記抗体分子が、30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて試験されるとき、タンデム質量タグ(TMT)標識を減少させ、(i)300秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて試験されるときに残基K162でTMT標識を減少させないか、又は(ii)300秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて試験されるときに残基K162でTMT標識を減少させ、300秒の標識時間下における残基K162での前記減少は、30秒の標識時間下における残基K162での前記減少の20、30、40又は50%以下である、抗体分子。

請求項116

ヒトCD73に結合する抗体分子であって、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用及び/又は水素結合を介してCD73の1つ以上の残基に結合し、前記1つ以上の残基は、配列番号105に従って番号付けされる残基Y110、K136、L132、L157、K162、S155及びT209からなる群から選択される、抗体分子。

請求項117

重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、以下の特性:(i)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域のR54)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のY110(例えば、Y110の主鎖カルボニル)又はK136(例えば、K136の主鎖カルボニル)に結合すること、(ii)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域のR31)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のL132(例えば、L132の主鎖カルボニル)又はL157(例えば、L157の主鎖カルボニル)に結合すること、(iii)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域のS99(例えば、S99の主鎖カルボニル)、R31(例えば、R31の主鎖カルボニル)又はE95(例えば、E95の側鎖))は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のK162(例えば、K162の側鎖)に結合すること、(iv)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域のE98)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば水素結合を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のS155(例えば、S155の側鎖)に結合すること、及び(v)前記抗体分子(例えば、前記軽鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記軽鎖可変領域のW32(例えば、W32の側鎖))は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば水素結合を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のT209(例えば、T209の側鎖)に結合することの1つ以上(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ又は全て)を有する、請求項116に記載の抗体分子。

請求項118

例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば形状相補性及び/又はファンデルワールス相互作用を介して、CD73の1つ以上の領域に結合し、前記1つ以上の領域は、配列番号105に従って番号付けされる残基155〜170、136〜138及び209〜210からなる群から選択される、請求項116又は117に記載の抗体分子。

請求項119

重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、以下の特性:(i)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域の残基33、50、52、56、97、98、100又は100a)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば形状相補性及び/又はファンデルワールス相互作用を介して、CD73の残基155〜170(配列番号105に従って番号付けされる)に結合すること、(ii)前記抗体分子(例えば、前記重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記重鎖可変領域の残基30又は31)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば形状相補性及び/又はファンデルワールス相互作用を介して、CD73の残基136〜138(配列番号105に従って番号付けされる)に結合すること、及び(iii)前記抗体分子(例えば、前記軽鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる前記軽鎖可変領域の残基30又は32)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、CD73の残基209〜210(配列番号105に従って番号付けされる)に結合することの1つ以上(例えば、1つ、2つ又は全て)を有する、請求項116〜118のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項120

ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなるヒトCD73二量体に結合し、前記抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、前記第1の抗原結合ドメインは、前記第1のCD73単量体に結合し、且つ前記第2の抗原結合ドメインは、前記第2のCD73単量体に結合する、請求項82〜119のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項121

請求項82〜119のいずれか一項に記載の複数の抗体分子を含む組成物であって、前記抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む、ヒトCD73二量体に結合し、前記複数における前記抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、前記組成物中の前記抗体分子の少なくとも30%、35%又は40%は、前記CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなる、組成物。

請求項122

前記組成物中の前記抗体分子の少なくとも70%、75%又は80%は、前記CD73二量体に結合して前記複合体を形成する、請求項121に記載の組成物。

請求項123

請求項82〜119のいずれか一項に記載の複数の抗体分子を含む組成物であって、前記抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む、ヒトCD73二量体に結合し、前記複数における前記抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、前記組成物中の前記抗体分子の最大で60%、65%又は70%は、前記CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含む、組成物。

請求項124

前記組成物中の前記抗体分子の最大で20%、25%又は30%は、前記CD73二量体に結合して前記複合体を形成する、請求項123に記載の組成物。

請求項125

各CD73単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる、請求項121〜124のいずれか一項に記載の組成物。

請求項126

前記抗体分子がヒトCD73の触媒的に不活性な開構造に結合するときより低い親和性、例えば50%、60%、70%、80%、90%、95%又は99%低い親和性を有してヒトCD73の触媒的に活性な閉構造に結合する、請求項82〜119のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項127

触媒的に不活性な開構造から触媒的に活性な閉構造へのヒトCD73の変換を妨げるか又は減少させ、例えば前記抗体分子の非存在下での前記変換と比較して前記変換を少なくとも1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、30倍、40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍又は100倍だけ減少させる、請求項82〜119のいずれか一項に記載の抗体分子。

請求項128

請求項1〜127のいずれか一項に記載の抗体分子又は組成物とヒトCD73に対する結合に関して競合する抗体分子。

請求項129

請求項1〜128のいずれか一項に記載の抗体分子又は組成物と同じエピトープ、実質的に同じエピトープ、重複するエピトープ又は実質的に重複するエピトープに結合する抗体分子。

請求項130

請求項1〜129のいずれか一項に記載の抗体分子又は組成物及び薬学的に許容される担体賦形剤又は安定剤を含む医薬組成物

請求項131

請求項1〜28、34〜74、80〜120又は126〜129のいずれか一項に記載の抗体分子の前記抗体重鎖又は軽鎖可変領域をコードする核酸

請求項132

重鎖可変領域をコードする核酸であって、配列番号45、78、85、143、152、160、67、32、11若しくは169のヌクレオチド配列又は配列番号45、78、85、143、152、160、67、32、11若しくは169と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む核酸。

請求項133

重鎖をコードし、配列番号47、80、87、69、34若しくは13のヌクレオチド配列又は配列番号47、80、87、69、34若しくは13と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む、請求項132に記載の核酸分子

請求項134

軽鎖可変領域をコードする核酸であって、配列番号56、144、22若しくは170のヌクレオチド配列又は配列番号56、144、22若しくは170と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む核酸。

請求項135

軽鎖をコードし、配列番号58若しくは24のヌクレオチド配列、又は配列番号58若しくは24と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む、請求項134に記載の核酸。

請求項136

請求項131〜135のいずれか一項に記載の核酸を含む発現ベクター

請求項137

請求項131〜135のいずれか一項に記載の核酸又は請求項136に記載の発現ベクターを含む宿主細胞

請求項138

抗体分子を作製する方法であって、遺伝子発現に好適な条件下で請求項137に記載の宿主細胞を培養することを含む方法。

請求項139

対象において免疫応答刺激する方法であって、前記免疫応答を刺激するのに有効な量において、請求項1〜130のいずれか一項に記載の抗体分子、組成物又は医薬組成物を前記対象に投与することを含む方法。

請求項140

対象において癌を治療する方法であって、前記癌を治療するのに有効な量において、請求項1〜130のいずれか一項に記載の抗体分子、組成物又は医薬組成物を前記対象に投与することを含む方法。

請求項141

前記癌は、肺癌(例えば、非小細胞肺癌)、膵臓癌(例えば、膵管腺癌)、乳癌(例えば、三種陰性乳癌)、黒色腫頭頸部癌(例えば、扁平上皮頭頸部癌)、結腸直腸癌(例えば、マイクロサテライト定性MSS)結腸直腸癌)、卵巣癌又は腎臓癌(例えば、腎細胞癌)から選択される、請求項140に記載の方法。

請求項142

前記抗体分子は、約100mg〜1600mg、約100mg〜1400mg、約100mg〜1200mg、約100mg〜1000mg、約100mg〜800mg、約100mg〜600mg、約100mg〜400mg、約100mg〜200mg又は約100mg、約180mg若しくは約200mgの用量において2週間毎に1回(Q2W)投与され、任意選択的に、前記抗体分子は、少なくとも約180mgの用量においてQ2Wで投与される、請求項139〜141のいずれか一項に記載の方法。

請求項143

前記抗体分子は、約5mg〜100mg、約100mg〜500mg、約500mg〜1000mg、約1000mg〜1500mg、約1500mg〜2000mg、約2000mg〜2500mg、約2500mg〜3000mg、約3000mg〜3500mg又は約3500mg〜4000mgの用量、例えば約6mg、約20mg、約60mg、約200mg、約600mg、約1200mg、約2400mg、約3000mg又は約3600mgの用量において、例えば1週間毎に1回(QW)、2週間毎に1回(Q2W)又は4週間毎に1回(Q4W)、例えばQ2Wで例えば静脈内に投与される、請求項139〜141のいずれか一項に記載の方法。

請求項144

前記抗体分子は、静脈内に投与される、請求項139〜143のいずれか一項に記載の方法。

請求項145

前記抗体分子は、第2の治療剤又は処置と組み合わせて投与される、請求項139〜144のいずれか一項に記載の方法。

請求項146

前記第2の治療剤又は処置は、化学療法、標的化抗癌療法腫瘍溶解性薬剤細胞傷害性薬剤、免疫に基づく療法、サイトカイン外科的処置放射線処置共刺激分子活性化剤阻害性分子阻害剤ワクチン又は細胞療法の1つ以上から選択される、請求項145に記載の方法。

請求項147

前記第2の治療剤は、1)タンパク質キナーゼC(PKC)阻害剤;2)熱ショックタンパク質90(HSP90)阻害剤;3)ホスホイノシチド3−キナーゼ(PI3K)及び/若しくはラパマイシンの標的(mTOR)の阻害剤;4)チトクロムP450の阻害剤(例えば、CYP17阻害剤若しくは17アルファヒドロキシラーゼ/C17−20リアーゼ阻害剤);5)鉄キレート剤;6)アロマターゼ阻害剤;7)p53の阻害剤、例えばp53/Mdm2相互作用の阻害剤;8)アポトーシス誘発剤;9)血管新生阻害剤;10)アルドステロンシンターゼ阻害剤;11)スムーズンド(SMO)受容体阻害剤;12)プロラクチン受容体PRLR)阻害剤;13)Wntシグナル伝達阻害剤;14)CDK4/6阻害剤;15)線維芽細胞増殖因子受容体2(FGFR2)/線維芽細胞増殖因子受容体4(FGFR4)阻害剤;16)マクロファージコロニー刺激因子(M−CSF)の阻害剤;17)c−KIT、ヒスタミン遊離、Flt3(例えば、FLK2/STK1)若しくはPKCの1つ以上の阻害剤;18)VEGFR−2(例えば、FLK−1/KDR)、PDGFRベータ、c−KIT若しくはRafキナーゼCの1つ以上の阻害剤;19)ソマトスタチンアゴニスト及び/若しくは成長ホルモン放出阻害剤;20)未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)阻害剤;21)インスリン様増殖因子受容体(IGF−1R)阻害剤;22)P−糖タンパク質1阻害剤;23)血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)阻害剤;24)BCR−ABLキナーゼ阻害剤;25)FGFR阻害剤;26)CYP11B2の阻害剤;27)HDM2阻害剤、例えばHDM2−p53相互作用の阻害剤;28)チロシンキナーゼの阻害剤;29)c−METの阻害剤;30)JAKの阻害剤;31)DACの阻害剤;32)11β−ヒドロキシラーゼの阻害剤;33)IAPの阻害剤;34)PIMキナーゼの阻害剤;35)ポーキュパインの阻害剤;36)BRAF、例えばBRAFV600E若しくは野生型BRAFの阻害剤;37)HER3の阻害剤;38)MEKの阻害剤;又は39)脂質キナーゼの阻害剤の1つ以上から選択される、請求項145に記載の方法。

請求項148

前記抗体分子は、PD−1阻害剤と組み合わせて投与され、任意選択的に、前記PD−1阻害剤は、PDR001、ニボルマブ、ペムブロリズマブ、ピディリズマブ、MEDI0680、REGN2810、TSR−042、PF−06801591及びAMP−224からなる群から選択され、任意選択的に、前記抗PD−1阻害剤は、抗PD−1抗体分子であり、前記抗PD−1抗体分子は、約250mg〜350mg、約350mg〜450mg又は約450mg〜550mgの用量、例えば約300mg又は約400mgの用量において、例えば3週間毎に1回(Q3W)又は4週間毎に1回(Q4W)、例えば約300mgの用量においてQ3W又は約400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、任意選択的に、前記抗CD73抗体分子は、約5mg〜100mg、例えば20mgの容量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約5mg〜100mg、例えば60mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約100mg〜500mg、例えば200mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約500mg〜1000mg、例えば600mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約1000mg〜1500mg、例えば1200mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約2000mg〜2500mg、例えば2400mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約3000mg〜3500mg、例えば3000mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与されるか、又は前記抗CD73抗体分子は、約3500mg〜4000mg、例えば3600mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与される、請求項145に記載の方法。

請求項149

前記抗体分子は、アデノシンA2ARアンタゴニストと組み合わせて投与され、任意選択的に、(i)前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、PBF509、CPI444、AZD4635、ビパデナント、GBV−2034及びAB928からなる群から選択されるか;又は(ii)前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、5−ブロモ−2,6−ジ−(1H−ピラゾール−1−イルピリミジン−4−アミン;(S)−7−(5−メチルフラン−2−イル)−3−((6−(((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシメチルピリジン−2−イル)メチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;(R)−7−(5−メチルフラン−2−イル)−3−((6−(((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)メチル)ピリジン−2−イル)メチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン又はそのラセミ体;7−(5−メチルフラン−2−イル)−3−((6−(((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)メチル)ピリジン−2−イル)メチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;及び6−(2−クロロ−6−メチルピリジン−4−イル)−5−(4−フルオロフェニル)−1,2,4−トリアジン−3−アミンからなる群から選択され、任意選択的に、前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約20mg〜60mg、約60mg〜100mg、約100mg〜140mg、約140mg〜180mg、約180mg〜220mg、約220mg〜260mg、約260mg〜300mg、約300mg〜340mg、約340mg〜380mg、約380mg〜480mg、約480mg〜580mg又は約580mg〜680mgの用量、例えば約40mg、約80mg、約160mg、約320mg、約480mg又は約620mgの用量において、例えば1日1回(QD)、1日2回(BID)又は1日3回(TID)、例えばBIDで例えば経口投与され、任意選択的に、前記抗CD73抗体分子は、約5mg〜100mg、例えば20mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約20mg〜60mg、例えば40mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約5mg〜100mg、例えば60mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約20mg〜60mg、例えば40mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約100mg〜500mg、例えば200mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約60mg〜100mg、例えば80mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約100mg〜500mg、例えば200mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約140mg〜180mg、例えば160mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約500mg〜1000mg、例えば600mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約140mg〜180mg、例えば160mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約1000mg〜1500mg、例えば1200mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約140mg〜180mg、例えば160mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約2000mg〜2500mg、例えば2400mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約140mg〜180mg、例えば160mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約2000mg〜2500mg、例えば2400mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約300mg〜340mg、例えば320mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約2000mg〜2500mg、例えば2400mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約480mg〜580mg、例えば480mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約2000mg〜2500mg、例えば2400mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約580mg〜680mg、例えば620mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約3000mg〜3500mg、例えば3000mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約300mg〜340mg、例えば320mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約3000mg〜3500mg、例えば3000mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約480mg〜580mg、例えば480mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約3000mg〜3500mg、例えば3000mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約580mg〜680mg、例えば620mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約3500mg〜4000mg、例えば3600mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約300mg〜340mg、例えば320mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約3500mg〜4000mg、例えば3600mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約480mg〜580mg、例えば480mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、又は前記抗CD73抗体分子は、約3500mg〜4000mg、例えば3600mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約580mg〜680mg、例えば620mgの用量においてBIDで例えば経口投与される、請求項145に記載の方法。

請求項150

前記抗体分子は、PD−1阻害剤及びアデノシンA2ARアンタゴニストと組み合わせて投与され、任意選択的に、前記抗PD−1阻害剤は、抗PD−1抗体分子であり、前記抗PD−1抗体分子は、約250mg〜350mg、約350mg〜450mg又は約450mg〜550mgの用量、例えば約300mg又は約400mgの用量において、例えば3週間毎に1回(Q3W)又は4週間毎に1回(Q4W)、例えば約300mgの用量においてQ3W又は約400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、任意選択的に、前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約20mg〜60mg、約60mg〜100mg、約100mg〜140mg、約140mg〜180mg、約180mg〜220mg、約220mg〜260mg、約260mg〜300mg、約300mg〜340mg又は約340mg〜380mgの用量、例えば約40mg、約80mg、約160mg又は約320mgの用量において、例えば1日1回(QD)、1日2回(BID)又は1日3回(TID)、例えばBIDで例えば経口投与され、任意選択的に、前記抗CD73抗体分子は、約5mg〜100mg、例えば20mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約20mg〜60mg、例えば40mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約5mg〜100mg、例えば60mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約20mg〜60mg、例えば40mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約100mg〜500mg、例えば200mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約60mg〜100mg、例えば80mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約100mg〜500mg、例えば200mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約140mg〜180mg、例えば160mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約500mg〜1000mg、例えば600mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約140mg〜180mg、例えば160mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約1000mg〜1500mg、例えば1200mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約140mg〜180mg、例えば160mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約2000mg〜2500mg、例えば2400mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約140mg〜180mg、例えば160mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約2000mg〜2500mg、例えば2400mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約300mg〜340mg、例えば320mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約2000mg〜2500mg、例えば2400mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約480mg〜580mg、例えば480mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約2000mg〜2500mg、例えば2400mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約580mg〜680mg、例えば620mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約3000mg〜3500mg、例えば3000mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約300mg〜340mg、例えば320mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約3000mg〜3500mg、例えば3000mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約480mg〜580mg、例えば480mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約3000mg〜3500mg、例えば3000mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約580mg〜680mg、例えば620mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約3500mg〜4000mg、例えば3600mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約300mg〜340mg、例えば320mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、前記抗CD73抗体分子は、約3500mg〜4000mg、例えば3600mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約480mg〜580mg、例えば480mgの用量においてBIDで例えば経口投与されるか、又は前記抗CD73抗体分子は、約3500mg〜4000mg、例えば3600mgの用量においてQ2Wで例えば静脈内に投与され、前記抗PD−1抗体分子は、約350mg〜450mg、例えば400mgの用量においてQ4Wで例えば静脈内に投与され、且つ前記アデノシンA2ARアンタゴニストは、約580mg〜680mg、例えば620mgの用量においてBIDで例えば経口投与される、請求項145に記載の方法。

請求項151

前記抗体分子は、PD−L1阻害剤と組み合わせて投与され、任意選択的に、前記PD−L1阻害剤は、FAZ053、アテゾリズマブ、アベルマブ、デュバルマブ及びBMS−936559からなる群から選択される、請求項145に記載の方法。

請求項152

前記抗体分子は、PD−L1阻害剤及びアデノシンA2ARアンタゴニストと組み合わせて投与される、請求項145に記載の方法。

請求項153

前記抗体分子は、(i)CTLA−4阻害剤であって、任意選択的にイピリムマブ又はトレリムマブである、CTLA−4阻害剤;(ii)TIM−3阻害剤であって、任意選択的に、MGB453、TSR−022及びLY3321367からなる群から選択される、TIM−3阻害剤;(iii)LAG−3阻害剤であって、任意選択的に、LAG525、BMS−986016、TSR−033、MK−4280及びREGN3767からなる群から選択される、LAG−3阻害剤;(iv)GIRアゴニストであって、任意選択的に、GWN323、BMS−986156、MK−4166、MK−1248、TRX518、INCAGN1876、AMG228及びINBRX−110からなる群から選択される、GITRアゴニスト;(v)抗CD3多重特異性抗体分子であって、任意選択的に、抗CD3×抗CD123二重特異性抗体分子(例えば、XENP14045)又は抗CD3×抗CD20二重特異性抗体分子(例えば、XENP13676)である、抗CD3多重特異性抗体分子;(vi)サイトカイン分子であって、任意選択的に、IL−15受容体アルファ(IL−15Ra)の可溶性形態と複合体を形成したIL−15である、サイトカイン分子;(vii)STINGアゴニスト;(viii)マクロファージコロニー刺激因子(M−CSF)阻害剤であって、任意選択的に、MCS110である、マクロファージコロニー刺激因子(M−CSF)阻害剤;(ix)CSF−1R阻害剤であって、任意選択的に、BLZ945である、CSF−1R阻害剤;(x)インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ(IDO)及び/又はトリプトファン2,3−ジオキシゲナーゼ(TDO)の阻害剤;(xi)TGF−β阻害剤;(xii)腫瘍溶解性ワクチン;(xiii)キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法であって、任意選択的に、CTL019である、キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法;又は(xiv)表18に開示される化合物と組み合わせて投与される、請求項145に記載の方法。

請求項154

生体試料又は対象においてCD73を検出する方法であって、(i)前記試料又は前記対象(及び任意選択的に参照試料又は対象)を、請求項1〜94のいずれか一項に記載の抗体分子又は組成物と、前記抗体分子又は組成物とCD73との相互作用が発生することを可能にする条件下で接触させること、及び(ii)前記抗体分子又は組成物と前記試料又は前記対象(及び任意選択的に前記参照試料又は対象)との間の複合体の形成を検出することを含む方法。

技術分野

0001

関連出願
本出願は、2017年6月22日に出願された米国仮特許出願第62/523,481号明細書及び2018年2月28日に出願された米国仮特許出願第62/636,510号明細書に対する優先権を主張するものであり、各々の内容が全体として参照により本明細書に組み込まれる。

0002

配列表
本出願は、ASCII形式電子的手段により提出された配列表を含み、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。2018年6月15日に作成された前記ASCIIの複製は、N2067−7123WO_SL.txtと命名され、サイズが497,959バイトである。

背景技術

0003

エクト−5’−ヌクレオチダーゼ(エクト−5’NT)としても知られる表面抗原分類73(CD73)は、大部分の組織で見出されるグリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)−結合型細胞表面酵素であり、特に内皮細胞及び造血細胞サブセットにおいて発現される(Resta et al.,Immunol Rev161:95−109(1998)及びColgan et al.,Prinergic Signal 2:351−60(2006))。CD73は、アデノシン一リン酸AMP)のアデノシンへの変換を触媒する。アデノシンは、アデノシンA1、A2A、A2B及びA3受容体を含むいくつかの受容体を介してその生物学的作用を媒介するシグナル伝達分子である。A2A受容体は、免疫細胞におけるその広範な発現のために特別な関心が持たれてきた。アデノシンは、腫瘍微小環境において、制御性T細胞(Treg)の増殖、インターフェロン(IFN)−γにより媒介されるエフェクターT細胞(Teff)応答阻害及び骨髄由来サプレッサー細胞(MDSC)の増殖を含む多面的な作用を有する。例えば、Allard B,et al.,Curr Opin Pharmacol 29:7−16(2016)及びAllard D,et al.,Immunotherapy 8:145−163(2016)を参照されたい。

0004

CD73は、結腸膵臓卵巣膀胱白血病神経膠腫神経膠芽腫黒色腫甲状腺食道前立腺及び乳房を含む癌細胞上でも発現される(Jin et al.,Cancer Res 70:2245−55(2010)及びStagg et al.,PNAS 107:1547−52(2010);Zhang et al.,Cancer Res 70:6407−11(2010))。高いCD73の発現は、肺癌、黒色腫、三種陰性乳癌扁平上皮頭頸部癌及び結腸直腸癌などの様々な癌の徴候にわたって芳しくない予後と関連することが報告されている。例えば、Allard B,et al.,Expert Opin Ther Targets 18:863−881(2014);Leclerc BG,et al.,Clin Cancer Res 22:158−166(2016);Ren ZH,et al.,Oncotarget 7:61690−61702(2016);Ren ZH,et al.,Oncol Lett 12:556−562(2016);及びTurcotte M,et al.,Cancer Res 75:4494−4503(2015)を参照されたい。

発明が解決しようとする課題

0005

癌などの疾患を標的化するための戦略の改善に関して継続した必要性がある場合、CD73の活性を調節するための新規組成物及び方法並びに関連する治療剤が非常に望まれている。

課題を解決するための手段

0006

本明細書では、高い親和性及び特異性を有してCD73(表面抗原分類73)に結合する抗体分子が開示される。抗体分子を作製するための抗体分子をコードする核酸分子発現ベクター宿主細胞及び方法も提供される。免疫複合体多重又は二重特異性抗体分子及び抗体分子を含む医薬組成物も提供される。本明細書で開示される抗CD73抗体分子を使用して(単独で又は他の薬剤若しくは治療モダリティと組み合わせて)、免疫不全及び癌を含む障害を治療、予防及び/又は診断することができる。したがって、抗CD73抗体分子を使用して、癌及び免疫不全を含む様々な障害を治療及び/又は診断するための組成物並びに方法が本明細書で開示される。

0007

したがって、特定の態様では、本開示は、以下の特性:
(i)例えば、抗体分子が、Octetを使用して二価の抗体分子として試験されるとき、高い親和性、例えば約100nM未満、例えば約10nM、1nM、0.1nM又は0.01nM未満の解離定数(KD)を有してCD73、例えばヒトCD73に結合すること;
(ii)可溶性ヒトCD73若しくは膜結合型ヒトCD73又は両方に結合すること;
(iii)例えば、抗体分子が、Octetを使用して二価の抗体分子として試験されるとき、約100nM未満、例えば約10nM、1nM、0.1nM又は0.01nM未満の解離定数(KD)を有して非ヒト霊長類CD73、例えばカニクイザルCD73に実質的に結合すること;
(iv)例えば、実施例1において記載されるとおり、例えばOctetを使用して決定されるとおり、マウスCD73に結合しないこと;
(v)例えば、本明細書に記載される方法によって測定されるとおり、例えば、抗体分子が、例えば実施例1において記載されるとおり、マラカイトグリーン(MG)リン酸アッセイ又は改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイにおいて二価抗体として試験されるとき、CD73(例えば、可溶性ヒトCD73又は膜結合型ヒトCD73)の酵素活性を阻害又は低減すること、例えばヒトCD73媒介性のアデノシン一リン酸(AMP)のアデノシンへの変換を阻害又は低減すること;
(vi)例えば、抗体分子が、例えば実施例1において記載されるとおり、CellTrace Violet(CTV)細胞増殖アッセイにおいて二価抗体として試験されるとき、例えば本明細書に記載される方法によって測定されるとおり、アデノシン一リン酸(AMP)の存在下で抗CD3/抗CD28刺激性T細胞、例えばCD4+ T細胞の増殖を増大させること;
(vii)細胞表面上で発現されるヒトCD73に結合される場合、ヒトCD73の細胞への内部移行を増加させること、例えばヒトCD73の細胞への内部移行を少なくとも1.2倍、1.3倍、1.4倍、1.5倍、2倍、2.5倍、3倍、3.5倍、4倍、4.5倍、5倍、6倍、7倍、8倍、9倍、10倍、15倍、20倍、30倍、40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍又は100倍だけ増加させること、
(viii)CD73上のエピトープ、例えば本明細書に記載される抗体分子、例えば本明細書に記載されるヒト抗体CD73抗体分子、例えば表1の抗体分子によって認識されるエピトープと同じ又は類似するエピトープに結合すること;
(ix)CD73に対して第2の抗体分子と同じ(若しくは実質的に同じ)又は重複している(若しくは実質的に重複している)エピトープに結合することであって、第2の抗体分子は、本明細書に記載される抗体分子、例えば表1に示される抗体分子である、結合すること;
(x)CD73に対する第2の抗体分子の結合を阻害すること、例えば競合的に阻害することであって、第2の抗体分子は、本明細書に記載される抗体分子、例えば表1に示される抗体分子である、阻害すること;
(xi)表1に記載される抗体分子、例えば表1に示される重鎖可変領域及び/又は軽鎖可変領域を含む抗体分子と同じ又は類似する結合親和性若しくは特異性又はその両方を示すこと;
(xii)ヒトCD73のN末端ドメインに結合すること;
(xiii)ヒトCD73のA−ループ及び/又はB−ループに結合すること;
(xiv)配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させることであって、その1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択される、減少させること;
(xv)配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、配列番号105の残基368〜387における立体構造変化を誘導すること;
(xvi)配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ又は4つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;
(xvii)配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;
(xviii)配列番号105又は106の残基368〜387内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;
(xix)配列番号105の残基87〜104内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触すること;
(xx)例えば、サイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなるヒトCD73二量体に結合することであって、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合する、結合すること;
(xxi)CD73の閉構造、例えば触媒的に活性な構造よりもCD73の開構造、例えば触媒的に不活性な構造に優先的に結合すること、例えばCD73の閉構造、例えば触媒的に活性な構造に結合しないか、又は抗体分子がCD73の開構造、例えば触媒的に不活性な構造に結合するときより低い親和性、例えば50%、60%、70%、80%、90%、95%又は99%低い親和性で結合すること;
(xxii)触媒的に不活性な開構造においてヒトCD73を固定すること;
(xxiii)触媒的に不活性な開構造から触媒的に活性な閉構造へのヒトCD73の変換を妨げるか又は減少させること、例えば変換を少なくとも1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、30倍、40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍又は100倍だけ減少させること;
(xxiv)本明細書に記載される抗体分子、例えば表1に示される抗体分子の1つ以上の生物学的特性を有すること;
(xxv)本明細書に記載される抗体分子、例えば表1に示される抗体分子の1つ以上の薬物動態特性を有すること;又は
(xxvi)CD73の1つ以上の活性を調節(例えば、阻害)すること、例えばCD73の酵素活性を阻害若しくは低減すること;アデノシン一リン酸(AMP)のアデノシンへの変換を阻害若しくは低減すること;アデノシン一リン酸(AMP)の存在下で抗CD3/抗CD28刺激性T細胞、例えばCD4+ T細胞の増殖を増大させること;制御性T細胞の増殖を阻害すること;エフェクターT細胞応答を増大させることか;及び/又は骨髄系由来サプレッサー細胞の遊走浸潤若しくは増殖を阻害することの1つ以上をもたらすこと
の1つ以上(例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25又はそれを超えるもの、例えば全て)を有する抗体分子(例えば、単離又は組換え抗体分子)を提供する。

0008

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなるヒトCD73二量体に結合する抗体分子が開示され、例えば、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、サイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合する。一実施形態では、第1又は第2のCD73単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む。一実施形態では、第1又は第2のCD73単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる。

0009

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%又は40%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなる。一実施形態において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば、以下の工程:
(i)等モル量の二価の抗体分子及びCD73単量体を含有する試料を4℃で一晩インキュベートする工程;
(ii)試料を体積で90%の2×PBS及び10%のイソプロパノールを含有する緩衝液中において室温でSECカラム(例えば、Shodex Protein KW−803カラム(8×300mm ID))に通して流す工程;及び
(iii)SECピーク分析して、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することにより(未結合の抗体分子は除外される)、識別可能な抗体CD73種の相対的な割合の値を得る工程
を含むサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)アッセイを使用して測定されるとき、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%又は40%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなる。

0010

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなる。一実施形態において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば、以下の工程:
(i)等モル量の二価の抗体分子及びCD73単量体を含有する試料を4℃で一晩インキュベートする工程;
(ii)試料を体積で90%の2×PBS及び10%のイソプロパノールを含有する緩衝液中において室温でSECカラム(例えば、Shodex Protein KW−803カラム(8×300mm ID))に通して流す工程;及び
(iii)SECピークを分析して、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することにより(未結合の抗体分子は除外される)、識別可能な抗体CD73種の相対的な割合の値を得る工程
を含むサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)アッセイを使用して測定されるとき、前記組成物中の抗体分子の少なくとも70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなる。

0011

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子が開示され、複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含む。一実施形態において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子が開示され、複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば、以下の工程:
(i)等モル量の二価の抗体分子及びCD73単量体を含有する試料を4℃で一晩インキュベートする工程;
(ii)試料を体積で90%の2×PBS及び10%のイソプロパノールを含有する緩衝液中において室温でSECカラム(例えば、Shodex Protein KW−803カラム(8×300mm ID))に通して流す工程;及び
(iii)SECピークを分析して、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することにより(未結合の抗体分子は除外される)、識別可能な抗体CD73種の相対的な割合の値を得る工程
を含むサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)アッセイを使用して測定されるとき、前記組成物中の抗体分子の最大で60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含む。

0012

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子が開示され、複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%又は30%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含む。一実施形態において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子が開示され、複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば、以下の工程:
(i)等モル量の二価の抗体分子及びCD73単量体を含有する試料を4℃で一晩インキュベートする工程;
(ii)試料を体積で90%の2×PBS及び10%のイソプロパノールを含有する緩衝液中において室温でSECカラム(例えば、Shodex Protein KW−803カラム(8×300mm ID))に通して流す工程;及び
(iii)SECピークを分析して、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することにより(未結合の抗体分子は除外される)、識別可能な抗体CD73種の相対的な割合の値を得る工程
を含むサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)アッセイを使用して測定されるとき、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%又は30%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含む。

0013

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、CD73の閉構造、例えば触媒的に活性な構造よりもCD73の開構造、例えば触媒的に不活性な構造に優先的に結合し、例えばCD73の閉構造、例えば触媒的に活性な構造に結合しないか、又は抗体分子がCD73の開構造、例えば触媒的に不活性な構造に結合するときより低い親和性、例えば50%、60%、70%、80%、90%、95%又は99%低い親和性で結合する。

0014

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、触媒的に不活性な開構造から触媒的に活性な閉構造へのヒトCD73の変換を妨げるか又は減少させ、例えば抗体分子の非存在下での変換と比較して変換を少なくとも1.5倍、2倍、5倍、10倍、20倍、30倍、40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍又は100倍だけ減少させる。

0015

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素変換を減少させ、その1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択される。

0016

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域C(配列番号105の残基368〜387)から選択されるXC残基において、コア領域A(配列番号105の残基158〜172)から選択されるXA残基、コア領域B(配列番号105の残基206〜215)から選択されるXB残基又はコア領域D(配列番号105の残基297〜309)から選択されるXD残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ、ここで、
XCは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15又は20に等しく、
XAは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13又は14に等しく、
XBは、1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に等しく、及び
XDは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は13に等しい。

0017

一実施形態では、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Cから選択される20残基において、
(i)コア領域Aから選択される14残基、
(ii)コア領域Bから選択される10残基、又は
(iii)コア領域Dから選択される13残基
より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Aより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A及びコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A、コア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0018

一実施形態では、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Cから選択される15残基において、
(i)コア領域Aから選択される10残基、
(ii)コア領域Bから選択される8残基、又は
(iii)コア領域Dから選択される10残基
より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Aより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A及びコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A、コア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0019

一実施形態では、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Cから選択される10残基において、
(i)コア領域Aから選択される7残基、
(ii)コア領域Bから選択される5残基、又は
(iii)コア領域Dから選択される7残基
より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Aより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A及びコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Cにおいてコア領域A、コア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0020

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、残基206〜215又は残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387においてで配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0021

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域A(配列番号105の残基158〜172)から選択されるXA残基において、コア領域B(配列番号105の残基206〜215)から選択されるXB残基、コア領域C(配列番号105の残基368〜387)から選択されるXC残基又はコア領域D(配列番号105の残基297〜309)から選択されるXD残基より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ、ここで、
XAは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13又は14に等しく、
XBは、1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に等しく、
XCは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15又は20に等しく、及び
XDは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は13に等しい。

0022

一実施形態では、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Aから選択される14残基において、
(i)コア領域Bから選択される10残基、
(ii)コア領域Cから選択される20残基、又は
(iii)コア領域Dから選択される13残基
より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Cより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B及びコア領域Cより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域C及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B、コア領域C及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0023

一実施形態では、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Aから選択される10残基において、
(i)コア領域Bから選択される8残基、
(ii)コア領域Cから選択される15残基、又は
(iii)コア領域Dから選択される10残基
より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Cより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B及びコア領域Cより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域C及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B、コア領域C及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0024

一実施形態では、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、コア領域Aから選択される7残基において、
(i)コア領域Bから選択される5残基、
(ii)コア領域Cから選択される10残基、又は
(iii)コア領域Dから選択される7残基
より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Bより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Cより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B及びコア領域Cより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域C及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、コア領域Aにおいてコア領域B、コア領域C及びコア領域Dより大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0025

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387又は配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0026

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させ、その1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択され、その1つ以上の領域のうち、平均の水素重水素交換の最も大きい減少を有する領域は、配列番号105の残基206〜215ではない。

0027

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387で1残基当たり例えば0.02、0.03、0.04、0.05又は0.06Daを超える平均の水素重水素交換の減少をもたらす。

0028

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基206〜215で1残基当たり例えば0.05、0.04、0.03又は0.02Da未満の平均の水素重水素交換の減少をもたらす。

0029

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ又は4つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する。一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する。一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105又は106の残基368〜387内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する。一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、配列番号105の残基87〜104内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に例えば直接的又は間接的に接触する。

0030

一実施形態では、抗体分子は、配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ又は4つの残基に結合する。一実施形態では、抗体分子は、配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つの残基に結合する。

0031

代わりに又は本明細書に記載される実施形態を組み合わせて、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の残基K136(配列番号105に従って番号付けされる)において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて、TMT同位体標識を用いて、例えば30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、タンデム質量タグ(TMT)標識を減少させ、任意選択的に、抗体分子は、そのタンパク質の残基K133、K162、K179、K206、K214、K285、K291及びK341(配列番号105に従って番号付けされる)の1つ以上、例えばそのタンパク質の残基K162、K206、K214、K285、K291及びK341(配列番号105に従って番号付けされる)の1つ以上でTMT標識をさらに減少させる。一実施形態では、抗体分子は、そのタンパク質の残基K262及びK274(配列番号105に従って番号付けされる)の1つ又は両方において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて、TMT同位体標識を用いて、例えば30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、TMT標識を増加させる。一実施形態では、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の残基K206及びK214(配列番号105に従って番号付けされる)において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて、TMT同位体標識を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、タンデム質量タグ(TMT)標識を減少させ、残基K214での減少は、残基K206での減少の90、80、70、60又は50%以上であり、例えば、残基K214での減少は、30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いる残基K206での減少の90、80、70、60又は50%以上であり、例えば、残基K214での減少は、300秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いる残基K206での減少の90、80、70、60、50、40又は30%以上である。一実施形態では、抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質の残基K162(配列番号105に従って番号付けされる)において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例9において記載される方法を用いて二価の抗体分子として試験されるとき、抗体分子が、30秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて試験されるとき、タンデム質量タグ(TMT)標識を減少させ、
(i)抗体分子は、300秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて試験されるときに残基K162でTMT標識を減少させないか、又は
(ii)抗体分子は、300秒間の標識時間にわたって行われるTMT同位体標識を用いて試験されるときに残基K162でTMT標識を減少させ、300秒の標識時間下における残基K162での減少は、30秒の標識時間下における残基K162での減少の20、30、40又は50%以下である。

0032

代わりに又は本明細書に記載される実施形態を組み合わせて、抗体分子は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用及び/又は水素結合を介してCD73の1つ以上の残基に結合し、1つ以上の残基は、配列番号105に従って番号付けされる残基Y110、K136、L132、L157、K162、S155及びT209からなる群から選択される。一実施形態では、抗体分子は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、抗体分子は、以下の特性:
(i)抗体分子(例えば、重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる重鎖可変領域のR54)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のY110(例えば、Y110の主鎖カルボニル)又はK136(例えば、K136の主鎖カルボニル)に結合すること、
(ii)抗体分子(例えば、重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる重鎖可変領域のR31)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のL132(例えば、L132の主鎖カルボニル)又はL157(例えば、L157の主鎖カルボニル)に結合すること、
(iii)抗体分子(例えば、重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる重鎖可変領域のS99(例えば、S99の主鎖カルボニル)、R31(例えば、R31の主鎖カルボニル)又はE95(例えば、E95の側鎖))は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば静電相互作用を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のK162(例えば、K162の側鎖)に結合すること、
(iv)抗体分子(例えば、重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる重鎖可変領域のE98)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば水素結合を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のS155(例えば、S155の側鎖)に結合すること、及び
(v)抗体分子(例えば、軽鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる軽鎖可変領域のW32(例えば、W32の側鎖))は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば水素結合を介して、CD73(配列番号105に従って番号付けされる)のT209(例えば、T209の側鎖)に結合すること
の1つ以上(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ又は全て)を有する。

0033

一実施形態では、抗体分子は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば形状相補性及び/又はファンデルワールス相互作用を介して、CD73の1つ以上の領域に結合し、1つ以上の領域は、配列番号105に従って番号付けされる残基155〜170、136〜138及び209〜210からなる群から選択される。一実施形態では、抗体分子は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、抗体分子は、以下の特性:
(i)抗体分子(例えば、重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる重鎖可変領域の残基33、50、52、56、97、98、100又は100a)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば形状相補性及び/又はファンデルワールス相互作用を介して、CD73の残基155〜170(配列番号105に従って番号付けされる)に結合すること、
(ii)抗体分子(例えば、重鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる重鎖可変領域の残基30又は31)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、例えば形状相補性及び/又はファンデルワールス相互作用を介して、CD73の残基136〜138(配列番号105に従って番号付けされる)に結合すること、及び
(iii)抗体分子(例えば、軽鎖可変領域、例えばKabatナンバリングに従って番号付けされる軽鎖可変領域の残基30又は32)は、例えば、実施例8において記載される方法を用いて、例えば結晶構造解析を用いて測定されるとおり、CD73の残基209〜210(配列番号105に従って番号付けされる)に結合すること
の1つ以上(例えば、1つ、2つ又は全て)を有する。

0034

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、抗体分子は、表1に示される(例えば、表1に開示される抗体の重鎖及び軽鎖可変領域配列、例えば抗体918、350、356、358、930、373、374、376、377、379、363、366、407、893、939、430又は398に由来する)か、又は表1に示されるヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域及び/又は軽鎖可変領域に由来する少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ、5つ又は6つの相補性決定領域(CDR)(又は一括して全てのCDR)を含む。いくつかの実施形態では、CDRは、Kabat定義に従う(例えば、表1に記載されるとおり)。いくつかの実施形態では、CDRは、Chothia定義に従う(例えば、表1に記載されるとおり)。いくつかの実施形態では、CDRは、Kabat定義及びChothia定義に基づいて組み合わされた定義に従う(例えば、表1に記載されるとおり)。いくつかの実施形態では、CDRは、IMGT定義に従う(例えば、表1に記載されるとおり)。一実施形態では、CDRの1つ以上(又は一括して全てのCDR)は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ又はそれを超える変化、例えば表1に示されるか、又は表1に示されるヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列に対するアミノ酸置換(例えば、保存的アミノ酸置換)又は欠失を有する。

0035

一態様において、本明細書では、GGLYGSGSYLSDFDLの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH)を含む、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示される。

0036

一態様において、本明細書では、
(i)X1X2AMSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号88)であって、X1は、R、Y又はSであり、且つX2は、Y又はNである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;X1IX2GX3GX4X5TYYADSVKGのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号89)であって、X1は、A又はSであり、X2は、S又はTであり、X3は、S又はTであり、X4は、M、G又はSであり、且つX5は、N、S、L又はYである、VHCDR2アミノ酸配列;及びGGLYGSGSYLSDFDLのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号37)の1つ、2つ又は3つを含む重鎖可変領域(VH);並びに/又は
(ii)RASQSVGSNLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号48);GASTRATのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号49);及びQQHNAFPYTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号50)の1つ、2つ又は3つを含む軽鎖可変領域(VL)
を含む、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示される。

0037

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、
(i)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号36のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVL;
(ii)配列番号72のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVL;
(iii)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVL;
(iv)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号136のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVL;
(v)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号146のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVL;又は
(vi)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号154のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVL
を含む。

0038

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、配列番号44、77、84、142、151若しくは159のアミノ酸配列又は配列番号44、77、84、142、151若しくは159と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む。

0039

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、配列番号55のアミノ酸配列又は配列番号55と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む。

0040

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、配列番号46、79、86、114、116若しくは117のアミノ酸配列又は配列番号46、79、86、114、116若しくは117と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖を含む。

0041

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、配列番号57のアミノ酸配列又は配列番号57と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。

0042

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、
(i)配列番号44のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;
(ii)配列番号77のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;
(iii)配列番号84のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;
(iv)配列番号142のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;
(v)配列番号151のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;又は
(vi)配列番号159のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号55のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域
を含む。

0043

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、
(i)配列番号46のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;
(ii)配列番号114のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;
(iii)配列番号79のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;
(iv)配列番号116のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;
(v)配列番号86のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;又は
(vi)配列番号117のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号57のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖
を含む。

0044

一態様において、本明細書では、ESQESPYNNFDPのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号3)を含む重鎖可変領域(VH)を含む、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示される。

0045

一態様において、本明細書では、
(i)X1X2YWSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号90)であって、X1は、R、G又はSであり、且つX2は、Y又はRである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;YIYX1X2GSTX3YNPSLKSのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号91)であって、X1は、G又はSであり、X2は、R、S又はTであり、且つX3は、N又はKである、VHCDR2アミノ酸配列;及びESQESPYNNWFDPのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号3)を含む重鎖可変領域(VH);並びに/又は
(ii)RASQGISSWLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号14)AASSLQSのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号15);及びQQGNSFRTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号16)を含む軽鎖可変領域(VL)
を含む、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示される。

0046

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、
(i)配列番号61のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号60のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVL;
(ii)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号26のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVL;
(iii)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号2のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVL;又は
(iv)配列番号163のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号162のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%又は99%の配列同一性を有し、且つ/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)の1つ、2つ又は3つを含むVL
を含む。

0047

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、配列番号66、31、10若しくは168のアミノ酸配列又は配列番号66、31、10若しくは168と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む。

0048

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、配列番号21のアミノ酸配列又は配列番号21と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む。

0049

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、配列番号68、33、12、115、113若しくは112のアミノ酸配列又は配列番号68、33、12、115、113若しくは112と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖を含む。

0050

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、配列番号23のアミノ酸配列又は配列番号23と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。

0051

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、
(i)配列番号66のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号21のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;
(ii)配列番号31のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号21のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;
(iii)配列番号10のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号21のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域;又は
(iv)配列番号168のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖可変領域及び配列番号21のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖可変領域
を含む。

0052

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、
(i)配列番号68のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;
(ii)配列番号115のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;
(iii)配列番号33のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;
(iv)配列番号113のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;
(v)配列番号12のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖;又は
(vi)配列番号112のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む重鎖及び配列番号23のアミノ酸配列(又はそれに対して少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列)を含む軽鎖
を含む。

0053

特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH3−23生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVK3−15生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH3−23生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域及びヒトVK3−15生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。

0054

特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH4−59生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVK1−12生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH4−59生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域及びヒトVK1−12生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。

0055

特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH3−23生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVK1−05生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH3−23生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域及びヒトVK1−05生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。

0056

特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH1−02生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVK1−12生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH1−02生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域及びヒトVK1−12生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。

0057

特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH3−07生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVK4−01生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH3−07生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域及びヒトVK4−01生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。

0058

特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH1−69生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVK3−15生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH1−69生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域及びヒトVK3−15生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。

0059

特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH4−34生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVK1−12生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、ヒトVH4−34生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する重鎖可変領域及びヒトVK1−12生殖系列配列に由来するアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域を含む。

0060

特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、単一の特異性を有するモノクローナル抗体又は抗体である。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、二重特異性又は多重特異性抗体である。抗CD73抗体分子の重鎖及び軽鎖は、完全長であり得る(例えば、抗体は、少なくとも1つ又は少なくとも2つの完全な重鎖及び少なくとも1つ又は少なくとも2つの完全な軽鎖を含み得る)か、又は抗原結合フラグメント(例えば、Fab、F(ab’)2、Fv、単鎖Fvフラグメント単一ドメイン抗体ダイアボディ(dAb)、二価若しくは二重特異性抗体又はそのフラグメント、その単一ドメインバリアント或いはラクダ科抗体)を含み得る。

0061

特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgMIgA1、IgA2、IgD及びIgE重鎖定常領域から選択される、特にIgG1、IgG2、IgG3及びIgG4の重鎖定常領域、より特定するとIgG4の重鎖定常領域から選択される重鎖定常領域(Fc)を有する。いくつかの実施形態では、重鎖定常領域は、ヒトIgG4である。いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、例えば、カッパ又はラムダの軽鎖定常領域から選択される軽鎖定常領域を有する。いくつかの実施形態では、軽鎖定常領域は、カッパ(例えば、ヒトカッパ)である。いくつかの実施形態では、定常領域が改変、例えば変異されて、抗CD73抗体分子の特性を修飾する(例えば、Fc受容体結合、抗体グリコシル化システイン残基の数、エフェクター細胞機能又は補体機能の1つ以上を増大又は低減する)。いくつかの実施形態では、IgG4、例えばヒトIgG4の重鎖定常領域は、例えば、表3に示されるとおり、Euナンバリングに従って228位で(例えば、SからPに)変異される。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、例えば、表3に示されるとおり、Euナンバリングに従って228位で(例えば、SからPに)変異されたヒトIgG4及び例えば表3に示されるとおりのカッパ軽鎖定常領域を含む。いくつかの実施形態では、IgG4、例えばヒトIgG4の重鎖定常領域は、例えば、表3に示されるとおり、Euナンバリングに従って228位(例えば、SからP)及び235位(例えば、LからE)で変異される。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、例えば、表3に示されるとおり、Euナンバリングに従って228位(例えば、SからP)及び235位(例えば、LからE)で変異されたヒトIgG4及び例えば表3に示されるとおりのカッパ軽鎖定常領域を含む。さらに別の実施形態では、IgG1、例えばヒトIgG1の重鎖定常領域は、例えば、表3に示されるとおり、全てEuナンバリングに従って297位(例えば、NからA)、265位(例えば、DからA)、329位(例えば、PからA)、234位(例えば、LからA)又は235位(例えば、LからA)の1つ以上で変異される。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子は、例えば、表3に示されるとおり、上記の位置の1つ以上で変異されたヒトIgG1及び例えば表3に示されるとおりのカッパ軽鎖定常領域を含む。

0062

いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、IgG1、IgG2、IgG3及びIgG4から選択される重鎖定常領域並びにカッパ又はラムダの軽鎖定常領域から選択される軽鎖定常領域を含む。いくつかの実施形態では、抗CD73抗体分子は、配列番号92〜103、119及び120からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖定常領域並びに配列番号104のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を含む。

0063

一態様では、本発明は、モノクローナル抗体、例えば本明細書に記載される抗体分子とヒトCD73に対する結合に関して競合する抗体分子を特徴付ける。本発明は、ヒトCD73に対するモノクローナル抗体、例えば本明細書に記載される抗体分子と同じ(又は実質的に同じ)又は重複する(又は実質的に重複する)エピトープに結合する抗体分子も特徴付ける。

0064

一実施形態では、モノクローナル抗体は、GGLYGSGSYLSDFDL(配列番号37)の重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0065

特定の実施形態では、モノクローナル抗体は、
(i)X1X2AMSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号88)であって、X1は、R、Y又はSであり、且つX2は、Y又はNである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;X1IX2GX3GX4X5TYYADSVKGのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号89)であって、X1は、A又はSであり、X2は、S又はTであり、X3は、S又はTであり、X4は、M、G又はSであり、且つX5は、N、S、L又はYである、VHCDR2アミノ酸配列;及びGGLYGSGSYLSDFDLのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH);並びに/又は
(ii)RASQSVGSNLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号48);GASTRATのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号49);及びQQHNAFPYTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号50)を含む軽鎖可変領域(VL)
を含む。

0066

特定の実施形態では、モノクローナル抗体は、
(i)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号36のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(ii)配列番号72のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(iii)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(iv)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号136のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(v)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号146のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は
(vi)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号154のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL
を含む。

0067

一実施形態では、モノクローナル抗体は、ESQESPYNNWFDP(配列番号3)の重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0068

特定の実施形態では、モノクローナル抗体は、
(i)X1X2YWSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号90)であって、X1は、R、G又はSであり、且つX2は、Y又はRである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;YIYX1X2GSTX3YNPSLKSのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号91)であって、X1は、G又はSであり、X2は、R、S又はTであり、且つX3は、N又はKである、VHCDR2アミノ酸配列;及びESQESPYNNWFDPのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号3)を含む重鎖可変領域(VH);並びに/又は
(ii)RASQGISSWLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号14)AASSLQSのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号15);及びQQGNSFPRTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号16)を含む軽鎖可変領域(VL)
を含む。

0069

特定の実施形態では、モノクローナル抗体は、
(i)配列番号61のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号60のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(ii)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号26のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(iii)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号2のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は
(iv)配列番号163のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号162のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL
を含む。

0070

一態様では、本発明は、本明細書に記載されるとおりの抗CD73抗体分子の重鎖及び軽鎖可変領域、CDR、超可変ループフレームワーク領域をコードする1つ又は両方のヌクレオチド配列を含む核酸分子を特徴付ける。特定の実施形態では、抗CD73抗体分子をコードするヌクレオチド配列は、最適化されたコドンである。例えば、本発明は、表1に要約されるとおりの、例えば918、350、356、358、930、373、374、376、377、379、363、366、407、893、939、430又は398のいずれかから選択される抗CD73抗体分子の、それぞれ重鎖及び軽鎖可変領域をコードする第1及び第2の核酸又はそれと実質的に同一の配列を特徴付ける。例えば、核酸は、表1に記載されるとおりのヌクレオチド配列又はそれと実質的に同一の配列(例えば、それと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列又は表1に示される配列と3、6、15、3若しくは45個以下のヌクレオチドが異なる配列)を含み得る。

0071

一態様では、本明細書に記載されるとおりの抗CD73抗体分子の重鎖及び軽鎖可変領域並びにCDRをコードするヌクレオチド配列を含む核酸が開示される。例えば、本開示は、表1に従う抗CD73抗体分子の、それぞれ重鎖及び軽鎖可変領域をコードする第1及び第2の核酸又はそれと実質的に同一の配列を提供する。例えば、核酸は、表1に従う抗CD73抗体分子をコードする核酸配列又はそのヌクレオチド配列と実質的に同一の配列(例えば、それと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列又は上記ヌクレオチド配列と3、6、15、30若しくは45個以下のヌクレオチドが異なる配列)を含み得る。

0072

特定の実施形態では、核酸は、表1に記載されるとおりのアミノ酸配列を有する重鎖可変領域に由来する少なくとも1つ、2つ若しくは3つのCDR又は超可変ループをコードするヌクレオチド配列又はそれと実質的に相同な配列(例えば、それと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列及び/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)を含み得る。

0073

特定の実施形態では、核酸は、表1に記載されるとおりのアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域に由来する少なくとも1つ、2つ若しくは3つのCDR又は超可変ループをコードするヌクレオチド配列又はそれと実質的に相同な配列(例えば、それと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列及び/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)を含み得る。

0074

特定の実施形態では、核酸は、表1に記載されるとおりのアミノ酸配列を有する重鎖及び軽鎖可変領域に由来する少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ、5つ若しくは6つのCDR又は超可変ループをコードするヌクレオチド配列又はそれと実質的に相同な配列(例えば、それと少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有する配列及び/又は1つ、2つ、3つ以上の置換、挿入若しくは欠失、例えば保存される置換を有する配列)を含み得る。

0075

特定の実施形態では、核酸は、重鎖可変領域をコードし、核酸は、配列番号45、78、85、143、152、160、67、32、11若しくは169のヌクレオチド配列又は配列番号45、78、85、143、152、160、67、32、11若しくは169と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む。

0076

特定の実施形態では、核酸は、重鎖をコードし、核酸は、配列番号47、80、87、69、34若しくは13のヌクレオチド配列又は配列番号47、80、87、69、34若しくは13と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む。

0077

特定の実施形態では、核酸は、軽鎖可変領域をコードし、核酸は、配列番号56、144、22若しくは170のヌクレオチド配列又は配列番号56、144、22若しくは170と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む。

0078

特定の実施形態では、核酸は、軽鎖をコードし、核酸は、配列番号58若しくは24のヌクレオチド配列又は配列番号58若しくは24と少なくとも約85%、90%、95%若しくは99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む。

0079

一態様では、本開示は、本明細書に記載される核酸を含有する宿主細胞及びベクターを特徴付ける。核酸は、同じ宿主細胞又は別々の宿主細胞に存在する単一のベクター又は別々のベクター中に存在し得る。また、本明細書では、抗CD73抗体分子を作製する方法が提供され、その方法は、遺伝子発現に好適な条件下で本明細書に開示される宿主細胞を培養することを含む。

0080

一態様では、本開示は、本明細書に記載される抗体分子をもたらす方法を提供する。方法は、CD73抗原(例えば、CD73エピトープの少なくとも一部分、例えばCD73抗原のN末端ドメインを含む抗原)を提供すること;CD73抗原に結合する抗体分子を得ること;及び抗体分子がCD73抗原に結合する場合に評価するか、又はCD73の活性を調節、例えば刺激又は阻害する際の抗体分子の有効性を評価することを含み得る。方法は、対象、例えばヒト又は非ヒト動物に抗体分子を投与することをさらに含み得る。

0081

一態様では、本開示は、組成物、例えば薬学的に許容される担体賦形剤又は安定剤及び本明細書に記載される抗CD73抗体分子の少なくとも1つを含む医薬組成物を提供する。一実施形態では、組成物、例えば医薬組成物は、本明細書に記載されるとおりの抗体分子及び1つ以上の薬剤、例えば治療剤又は他の抗体分子の組合せを含む。いくつかの実施形態では、抗体分子は、標識又は治療剤にコンジュケートされる。いくつかの実施形態では、組成物、例えば医薬組成物は、本明細書にさらに記載されるとおりの抗体分子及び第2の薬剤、例えば治療剤又は上記抗体分子の2つ以上の組み合わせを含む。

0082

本明細書で開示される抗CD73抗体分子は、CD73の1つ以上の活性を阻害、低減又は中和する、例えばCD73の酵素活性を阻害若しくは低減し;アデノシン一リン酸(AMP)のアデノシンへの変換を阻害若しくは低減し;アデノシン一リン酸(AMP)の存在下で抗CD3/抗CD28刺激性T細胞、例えばCD4+ T細胞の増殖を増大させ;制御性T細胞の増殖を阻害し;エフェクターT細胞応答を増大させ;且つ/又は骨髄系由来サプレッサー細胞の遊走、浸潤若しくは増殖を阻害する。したがって、このような抗体分子は、障害を治療又は予防するために使用することができ、対象における免疫応答を増強することが求められる。

0083

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387において、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215又は残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0084

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0085

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387又は配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0086

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0087

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させ、その1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択され、その1つ以上の領域のうち、平均の水素重水素交換の最も大きい減少を有する領域は、配列番号105の残基206〜215ではない。

0088

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387で1残基当たり例えば0.02、0.03、0.04、0.05又は0.06Daを超える平均の水素重水素交換の減少をもたらす。

0089

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基206〜215で1残基当たり例えば0.05、0.04、0.03又は0.02Da未満の平均の水素重水素交換の減少をもたらす。

0090

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ若しくは4つの残基及び/又は配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ若しくは5つの残基に結合する。

0091

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、例えば、抗体分子が、例えば実施例1に記載されるとおりに改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイを用いて二価の抗体分子として試験されるとき、膜結合型ヒトCD73の酵素活性の少なくとも約60%、70%、80%又は90%を阻害する。

0092

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、GGLYGSGSYLSDFDLの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0093

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、
(a)X1X2AMSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号88)であって、X1は、R、Y又はSであり、且つX2は、Y又はNである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;X1IX2GX3GX4X5TYYADSVKGのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号89)であって、X1は、A又はSであり、X2は、S又はTであり、X3は、S又はTであり、X4は、M、G又はSであり、且つX5は、N、S、L又はYである、VHCDR2アミノ酸配列;及びGGLYGSGSYLSDFDLのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH);並びに
(b)RASQSVGSNLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号48);GASTRATのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号49);及びQQHNAFPYTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号50)を含む軽鎖可変領域(VL)
を含む。

0094

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、
(a)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号36のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(b)配列番号72のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(c)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(d)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号136のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(e)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号146のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は
(f)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号154のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL
を含む。

0095

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、ESQESPYNNWFDPの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号3)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0096

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、
(a)X1X2YWSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号90)であって、X1は、R、G又はSであり、且つX2は、Y又はRである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;YIYX1X2GSTX3YNPSLKSのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号91)であって、X1は、G又はSであり、X2は、R、S又はTであり、且つX3は、N又はKである、VHCDR2アミノ酸配列;及びESQESPYNNWFDPのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号3)を含む重鎖可変領域(VH);並びに
(b)RASQGISSWLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号14);AASSLQSのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号15);及びQQGNSFPRTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号16)を含む軽鎖可変領域(VL)
を含む。

0097

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体(例えば、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含み、例えば、各単量体は、配列番号171のアミノ酸配列からなる)からなるヒトCD73二量体に結合し、抗体分子が第1の抗原結合ドメイン及び第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して試験されるとき、第1の抗原結合ドメインは、第1のCD73単量体に結合し、且つ第2の抗原結合ドメインは、第2のCD73単量体に結合し;及び
(ii)抗体分子は、
(a)配列番号61のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号60のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(b)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号26のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(c)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号2のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は
(d)配列番号163のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号162のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL
を含む。

0098

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、残基206〜215又は残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0099

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0100

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387又は配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0101

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0102

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させ、その1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択され、その1つ以上の領域のうち、平均の水素重水素交換の最も大きい減少を有する領域は、配列番号105の残基206〜215ではない。

0103

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387で1残基当たり例えば0.02、0.03、0.04、0.05又は0.06Daを超える平均の水素重水素交換の減少をもたらす。

0104

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基206〜215で1残基当たり例えば0.05、0.04、0.03又は0.02Da未満の平均の水素重水素交換の減少をもたらす。

0105

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ若しくは4つの残基及び/又は配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ若しくは5つの残基に結合する。

0106

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、例えば、抗体分子が、例えば実施例1に記載されるとおりに改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイを用いて二価の抗体分子として試験されるとき、膜結合型ヒトCD73の酵素活性の少なくとも約60%、70%、80%又は90%を阻害する。

0107

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、GGLYGSGSYLSDFDLの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0108

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)例えば、実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、複数における抗体分子は、それぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含み、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、
(a)X1X2AMSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号88)であって、X1は、R、Y又はSであり、且つX2は、Y又はNである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;X1IX2GX3GX4X5TYYADSVKGのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号89)であって、X1は、A又はSであり、X2は、S又はTであり、X3は、S又はTであり、X4は、M、G又はSであり、且つX5は、N、S、L又はYである、VHCDR2アミノ酸配列;及びGGLYGSGSYLSDFDLのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH);並びに
(b)RASQSVGSNLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号48);GASTRATのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号49);及びQQHNAFPYTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号50)を含む軽鎖可変領域(VL)
を含む。

0109

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、
(a)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号36のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(b)配列番号72のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(c)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(d)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号136のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(e)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号146のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は
(f)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号154のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL
を含む。

0110

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、ESQESPYNNWFDPの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号3)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0111

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、
(a)X1X2YWSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号90)であって、X1は、R、G又はSであり、且つX2は、Y又はRである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;YIYX1X2GSTX3YNPSLKSのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号91)であって、X1は、G又はSであり、X2は、R、S又はTであり、且つX3は、N又はKである、VHCDR2アミノ酸配列;及びESQESPYNNWFDPのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号3)を含む重鎖可変領域(VH);並びに
(b)RASQGISSWLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号14);AASSLQSのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号15);及びQQGNSFPRTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号16)を含む軽鎖可変領域(VL)
を含む。

0112

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の少なくとも30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、1つの抗体分子及び1つのCD73二量体からなり;及び
(ii)抗体分子は、
(a)配列番号61のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号60のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(b)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号26のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(c)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号2のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は
(d)配列番号163のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号162のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL
を含む。

0113

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、残基206〜215又は残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0114

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0115

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387又は配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0116

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0117

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させ、その1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択され、その1つ以上の領域のうち、平均の水素重水素交換の最も大きい減少を有する領域は、配列番号105の残基206〜215ではない。

0118

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387で1残基当たり例えば0.02、0.03、0.04、0.05又は0.06Daを超える平均の水素重水素交換の減少をもたらす。

0119

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基206〜215で1残基当たり例えば0.05、0.04、0.03又は0.02Da未満の平均の水素重水素交換の減少をもたらす。

0120

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ若しくは4つの残基及び/又は配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ若しくは5つの残基に結合する。

0121

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、例えば、抗体分子が、例えば実施例1に記載されるとおりに改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイを用いて二価の抗体分子として試験されるとき、膜結合型ヒトCD73の酵素活性の少なくとも約60%、70%、80%又は90%を阻害する。

0122

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、GGLYGSGSYLSDFDLの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0123

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、
(a)X1X2AMSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号88)であって、X1は、R、Y又はSであり、且つX2は、Y又はNである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;X1IX2GX3GX4X5TYYADSVKGのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号89)であって、X1は、A又はSであり、X2は、S又はTであり、X3は、S又はTであり、X4は、M、G又はSであり、且つX5は、N、S、L又はYである、VHCDR2アミノ酸配列;及びGGLYGSGSYLSDFDLのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH);並びに
(b)RASQSVGSNLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号48);GASTRATのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号49);及びQQHNAFPYTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号50)を含む軽鎖可変領域(VL)
を含む。

0124

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、
(a)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号36のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(b)配列番号72のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(c)配列番号38のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号71のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(d)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号136のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(e)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号146のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は
(f)配列番号137のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号154のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号37のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号48のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号49のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号50のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL
を含む。

0125

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、ESQESPYNNWFDPの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号3)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0126

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、
(a)X1X2YWSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号90)であって、X1は、R、G又はSであり、且つX2は、Y又はRである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;YIYX1X2GSTX3YNPSLKSのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号91)であって、X1は、G又はSであり、X2は、R、S又はTであり、且つX3は、N又はKである、VHCDR2アミノ酸配列;及びESQESPYNNWFDPのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号3)を含む重鎖可変領域(VH);並びに
(b)RASQGISSWLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号14);AASSLQSのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号15);及びQQGNSFPRTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号16)を含む軽鎖可変領域(VL)
を含む。

0127

一態様において、本明細書では、ヒトCD73二量体であって、第1のCD73単量体及び第2のCD73単量体からなり、各単量体は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含む(例えば、各単量体は、配列番号番号171のアミノ酸配列からなる)、ヒトCD73二量体に結合する複数の抗体分子を含む組成物が開示され、
(i)複数における抗体分子がそれぞれ同じ第1の抗原結合ドメイン及び同じ第2の抗原結合ドメインを含む場合、例えば実施例2において記載されるとおり、例えばサイズ排除クロマトグラフィーを使用して測定され、且つ割合の値が、CD73に結合している抗体分子の総量に対する複合体中の抗体分子の量を決定することによって得られるとき(未結合の抗体分子は除外される)、前記組成物中の抗体分子の最大で20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%は、CD73二量体に結合して複合体を形成し、前記複合体の各々は、2つ以上の抗体分子及び2つ以上のCD73二量体を含み;及び
(ii)抗体分子は、
(a)配列番号61のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号60のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(b)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号26のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;
(c)配列番号4のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号2のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL;又は
(d)配列番号163のVHCDR1アミノ酸配列、配列番号162のVHCDR2アミノ酸配列及び配列番号3のVHCDR3アミノ酸配列を含むVH;並びに配列番号14のVLCDR1アミノ酸配列、配列番号15のVLCDR2アミノ酸配列及び配列番号16のVLCDR3アミノ酸配列を含むVL
を含む。

0128

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、残基206〜215又は残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ;及び
(ii)抗体分子は、例えば、抗体分子が、例えば実施例1に記載されるとおりに改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイを用いて二価の抗体分子として試験されるとき、膜結合型ヒトCD73の酵素活性の少なくとも約60%、70%、80%又は90%を阻害する。

0129

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0130

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387又は配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ;及び
(ii)抗体分子は、例えば、抗体分子が、例えば実施例1に記載されるとおりに改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイを用いて二価の抗体分子として試験されるとき、膜結合型ヒトCD73の酵素活性の少なくとも約60%、70%、80%又は90%を阻害する。

0131

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0132

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させ、その1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択され、その1つ以上の領域のうち、平均の水素重水素交換の最も大きい減少を有する領域は、配列番号105の残基206〜215ではなく;及び
(ii)抗体分子は、例えば、抗体分子が、例えば実施例1に記載されるとおりに改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイを用いて二価の抗体分子として試験されるとき、膜結合型ヒトCD73の酵素活性の少なくとも約60%、70%、80%又は90%を阻害する。

0133

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387で1残基当たり例えば0.02、0.03、0.04、0.05又は0.06Daを超える平均の水素重水素交換の減少をもたらし;及び
(ii)抗体分子は、例えば、抗体分子が、例えば実施例1に記載されるとおりに改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイを用いて二価の抗体分子として試験されるとき、膜結合型ヒトCD73の酵素活性の少なくとも約60%、70%、80%又は90%を阻害する。

0134

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基206〜215で1残基当たり例えば0.05、0.04、0.03又は0.02Da未満の平均の水素重水素交換の減少をもたらし;及び
(ii)抗体分子は、例えば、抗体分子が、例えば実施例1に記載されるとおりに改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイを用いて二価の抗体分子として試験されるとき、膜結合型ヒトCD73の酵素活性の少なくとも約60%、70%、80%又は90%を阻害する。

0135

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ若しくは4つの残基及び/又は配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ若しくは5つの残基に結合し;及び
(ii)抗体分子は、例えば、抗体分子が、例えば実施例1に記載されるとおりに改変された細胞力価Glo(CTG)アッセイを用いて二価の抗体分子として試験されるとき、膜結合型ヒトCD73の酵素活性の少なくとも約60%、70%、80%又は90%を阻害する。

0136

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、残基206〜215又は残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ;及び
(ii)抗体分子は、GGLYGSGSYLSDFDLの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0137

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0138

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387又は配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ;及び
(ii)抗体分子は、GGLYGSGSYLSDFDLの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0139

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0140

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)の1つ以上の領域において、それに対して結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、水素重水素交換を減少させ、その1つ以上の領域は、配列番号105の残基158〜172、残基206〜215、残基368〜387及び残基87〜104からなる群から選択され、その1つ以上の領域のうち、平均の水素重水素交換の最も大きい減少を有する領域は、配列番号105の残基206〜215ではなく;及び
(ii)抗体分子は、GGLYGSGSYLSDFDLの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0141

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387で1残基当たり例えば0.02、0.03、0.04、0.05又は0.06Daを超える平均の水素重水素交換の減少をもたらし;及び
(ii)抗体分子は、GGLYGSGSYLSDFDLの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0142

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基206〜215で1残基当たり例えば0.05、0.04、0.03又は0.02Da未満の平均の水素重水素交換の減少をもたらし;及び
(ii)抗体分子は、GGLYGSGSYLSDFDLの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0143

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基158〜172内の少なくとも1つ、2つ、3つ若しくは4つの残基及び/又は配列番号105の残基206〜215内の少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ若しくは5つの残基に結合し;及び
(ii)抗体分子は、GGLYGSGSYLSDFDLの重鎖相補性決定領域3(VHCDR3)アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH)を含む。

0144

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、残基206〜215又は残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ;及び
(ii)抗体分子は、
(a)X1X2AMSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号88)であって、X1は、R、Y又はSであり、且つX2は、Y又はNである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;X1IX2GX3GX4X5TYYADSVKGのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号89)であって、X1は、A又はSであり、X2は、S又はTであり、X3は、S又はTであり、X4は、M、G又はSであり、且つX5は、N、S、L又はYである、VHCDR2アミノ酸配列;及びGGLYGSGSYLSDFDLのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH);並びに
(b)RASQSVGSNLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号48);GASTRATのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号49);及びQQHNAFPYTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号50)を含む軽鎖可変領域(VL)
を含む。

0145

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基368〜387において配列番号105の残基158〜172、配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

0146

一態様において、本明細書では、ヒトCD73に結合する抗体分子が開示され、
(i)抗体分子は、配列番号105の残基27〜547のアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、配列番号171のアミノ酸配列からなるタンパク質)に結合される場合、例えば、抗体分子が、例えば実施例2において記載されるとおり、水素重水素交換質量分析、例えばpH7〜8(例えば、pH7.5)及び室温で1分間の交換について行われる水素重水素交換質量分析を使用して二価の抗体分子として試験されるとき、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387又は配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させ;及び
(ii)抗体分子は、
(a)X1X2AMSの重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列(配列番号88)であって、X1は、R、Y又はSであり、且つX2は、Y又はNである、重鎖相補性決定領域1(VHCDR1)アミノ酸配列;X1IX2GX3GX4X5TYYADSVKGのVHCDR2アミノ酸配列(配列番号89)であって、X1は、A又はSであり、X2は、S又はTであり、X3は、S又はTであり、X4は、M、G又はSであり、且つX5は、N、S、L又はYである、VHCDR2アミノ酸配列;及びGGLYGSGSYLSDFDLのVHCDR3アミノ酸配列(配列番号37)を含む重鎖可変領域(VH);並びに
(b)RASQSVGSNLAの軽鎖相補性決定領域1(VLCDR1)アミノ酸配列(配列番号48);GASTRATのVLCDR2アミノ酸配列(配列番号49);及びQQHNAFPYTのVLCDR3アミノ酸配列(配列番号50)を含む軽鎖可変領域(VL)
を含む。

0147

一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基368〜387より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。一実施形態では、抗体結合は、配列番号105の残基158〜172において配列番号105の残基206〜215、配列番号105の残基368〜387及び配列番号105の残基297〜309より大きい程度まで平均の水素重水素交換を減少させる。

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