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課題・解決手段

飲料又は食品調製マシン用の容器であって、飲料又は食品材料を収容する容器は、調製情報を符号化したコードを備え、コードは、基準部分及びデータ部分を備える。基準部分は、仮想基準線を規定する基準形状を備える。データ部分は、仮想交点において仮想基準線と交差する仮想符号化線と、調製情報の動作シーケンスを符号化するために、仮想符号化線に沿って互いにある距離で整列されたデータユニットを備えるデータユニットシーケンスとを含む。データユニットシーケンスの各データユニットは動作シーケンスの動作を符号化し、データユニットシーケンス内の各データユニットの相対位置が、符号化された動作の特質を符号化し、データユニットと仮想交点との間の距離、及び/又はデータユニットと、データユニットシーケンス若しくは別のデータユニットシーケンスの別のデータユニットとの間の距離は、符号化された動作の実行のための条件値を符号化する。

概要

背景

以前にも増して、飲料又は食品の調製のためのシステムは、例えば、コーヒーアイスクリームヨーグルトなどの1杯分飲料材料又は食品材料を含む容器を使用して動作するように構成されるようになってきている。このようなシステムのマシンは、容器内の材料に、例えば、ミルクや水などの流体を添加し混合する処理を行うことによって調製するように構成されることができる。そのようなマシンは、国際公開第2014/067987号に開示されている。あるいは、マシンは、例えば、材料の成分を溶解又は淹出によって容器から少なくとも部分的に抽出して調製するように構成することができる。このようなマシンの例が、欧州特許第2393404(A1)号、欧州特許第2470053(A1)号、国際公開第2009/113035号に提示されている。

これらのマシンの人気の高まりは、部分的には、従来の調製マシンと比較して、例えば、手動操作式の直火エスプレッソメーカ又はカフェティエ(フレンチプレス)と比較して、ユーザの利便性が向上していることに起因し得る。

このことはまた、改良された調製プロセスに部分的に起因し得、調製プロセスでは容器及び/又はその中の材料に固有の調製情報が、容器上のコードに符号化されており、マシンによって読み取られ、復号され、調製プロセスを最適化するためにマシンによって使用される。特に、調製情報は、限定するものではないが、例えば、流体温度、調製時間、混合条件流体体積、及び流体圧力などのマシンの動作パラメータを含むことができる。

したがって、容器上に調製情報を符号化する要求がある。様々なコードが開発されてきた。一実施例が、欧州特許第2594171(A1)号で提示されており、その実施例では、カプセルフランジ周辺部が、その上に配置されているコードを備える。コードは、製造中にカプセルに印刷することができる符号の列を含む。このようなコードの欠点は、その符号化密度が限られていることであり、すなわち、コードが符号化できる調製情報の量が限られていることである。更なる欠点は、コードが非常に目立ち、審美的に不快と考えられ得ることである。欧州特許第2525691(A1)号には、限られてはいるがより高い符号化密度を有する二次元バーコードを備える容器が開示されている。

このように、このシステムの開発には既に多大な努力が払われているにもかかわらず、更なる改善が所望されている。

したがって、本発明の目的は、より高密度の調製情報を可能にするコードを備えるシステム及び容器を提供することである。

本発明の別の目的は、容器の外観に最小限の視覚的影響を有するコードを備えるシステム及び容器を提供することである。

本発明の更に別の目的は、効率的な方法で調製情報の動作の1つ以上のシーケンスを符号化することを可能にするコードを備えるシステム及び容器を提供することである。

概要

飲料又は食品調製マシン用の容器であって、飲料又は食品材料を収容する容器は、調製情報を符号化したコードを備え、コードは、基準部分及びデータ部分を備える。基準部分は、仮想基準線を規定する基準形状を備える。データ部分は、仮想交点において仮想基準線と交差する仮想符号化線と、調製情報の動作シーケンスを符号化するために、仮想符号化線に沿って互いにある距離で整列されたデータユニットを備えるデータユニットシーケンスとを含む。データユニットシーケンスの各データユニットは動作シーケンスの動作を符号化し、データユニットシーケンス内の各データユニットの相対位置が、符号化された動作の特質を符号化し、データユニットと仮想交点との間の距離、及び/又はデータユニットと、データユニットシーケンス若しくは別のデータユニットシーケンスの別のデータユニットとの間の距離は、符号化された動作の実行のための条件値を符号化する。

目的

本発明の目的は、より高密度の調製情報を可能にするコードを備えるシステム及び容器を提供する

効果

実績

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請求項1

飲料調製マシン(4)又は食品調製マシン用の容器(6)であって、飲料材料又は食品材料を収容するための前記容器(6)は、調製情報、特に、飲料調製マシン(4)又は食品調製マシンが前記容器(6)に収容された飲料材料又は食品材料で飲料又は食品を調製するための調製情報を符号化したコード(74)を備え、前記コード(74)は、基準部分(80)とデータ部分(78)とを備え、前記基準部分(80)は、仮想基準線(81)を規定する少なくとも1つの基準形状(88)を備え、前記データ部分(78)は、仮想交点(914)において前記仮想基準線(81)と交差する仮想符号化線(904)と、前記調製情報の動作シーケンスを符号化するために、前記仮想符号化線(904)に沿って互いにある距離で整列された少なくとも2つのデータユニット(821、822、823、824)を備えるデータユニットシーケンス(84)であって、前記データユニットシーケンス(84)の各データユニット(821、822、823、824)が前記動作シーケンスの動作を符号化している、データユニットシーケンス(84)とを備え、前記データユニットシーケンス(84)内の前記各データユニット(821、822、823、824)の相対位置が、前記動作の特質を符号化しており、前記各データユニット(821、822、823、824)と前記仮想交点(914)との間の距離、及び/又は前記各データユニット(821、822、823、824)と、前記データユニットシーケンス(84)若しくは別のデータユニットシーケンス(85)の別のデータユニットとの間の距離が、前記動作の実行のための条件値を符号化している、容器(6)。

請求項2

前記仮想符号化線(904)が、好ましくは例えば円形などの楕円形である、閉じた線又はその一部であり、前記各データユニット(821、822、823、824)と前記仮想交点(914)との間の前記距離、及び/又は前記各データユニット(821、822、823、824)と、前記データユニットシーケンス(84)若しくは別のデータユニットシーケンス(85)の別のデータユニットとの間の前記距離が、前記仮想符号化線(904)の中心点(102)、例えば幾何学的中心点から測定される角距離(β、γ、δ)である、請求項1に記載の容器(6)。

請求項3

前記動作が、前記容器内に液体注入することを開始することと、前記容器内に液体を注入することを停止することと、前記容器の注ぎ口又は前記容器と流体接続する注ぎ口を開くことと、前記容器の注ぎ口又は前記容器と流体接続する注ぎ口を閉じることと、前記容器内に収容された飲料材料又は食品材料を混合することを開始することと、前記容器内に収容された飲料材料又は食品材料を混合することを停止することと、を含む動作群の内の1つである、請求項1又は2に記載の容器(6)。

請求項4

前記動作の実行のための前記条件が、時間長、体積、温度、電流強度電圧の内の1つである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器(6)。

請求項5

前記コードの前記データ部分(78)が、前記調製情報の更なる動作シーケンスを符号化するための更なるデータユニットシーケンス(85)を備える更なる仮想符号化線(903)を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の容器(6)。

請求項6

前記動作シーケンス(84)と前記更なる動作シーケンス(85)が同時に実行されるようになっている、請求項5に記載の容器(6)。

請求項7

前記更なる仮想符号化線(903)が、更なる仮想交点(913)において前記仮想基準線(81)と交差しており、前記更なるデータユニットシーケンス(85)が、前記調製情報の前記更なる動作シーケンスを符号化するために、前記更なる仮想符号化線(903)に沿って互いにある距離で整列された少なくとも2つのデータユニット(825、826、827、828)を含み、前記更なるデータユニットシーケンス(85)の各データユニット(825、826、827、828)が、前記更なる動作シーケンスの動作を符号化しており、前記データユニットシーケンス(84)内又は前記更なるデータユニットシーケンス(85)内の各データユニット(821、822、823、824、825、826、827、828)の相対位置が、対応した符号化された動作の特質を符号化しており、前記各データユニット(821、822、823、824、825、826、827、828)と前記仮想交点(914)又は前記更なる仮想交点(913)との間の距離、及び/又は前記各データユニット(821、822、823、824、825、826、827、828)と、同一のデータユニットシーケンス若しくは他方のデータユニットシーケンスの別のデータユニットとの間の距離が、前記対応した符号化された動作の実行のための条件値を符号化している、請求項6に記載の容器(6)。

請求項8

前記コード(74)の前記データ部分(78)が、前記調製情報の追加のパラメータを符号化するためのデータユニット(820、829、830)を有する1つ以上の追加の仮想符号化線(902、901)を備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の容器(6)。

請求項9

前記コード(74)の前記データ部分(78)が、前記調製情報の1つ以上の更なるパラメータの少なくとも一部を符号化するためのバイナリユニットとしての更なるデータユニット(831、832)をそれぞれに含んでいても含んでいなくてもよい、離散的部位(77、79)を更に備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の容器(6)。

請求項10

前記離散的部位(77、79)の少なくとも一部が、前記データユニットシーケンス(84)を復号するためのパラメータを符号化している、請求項9に記載の容器(6)。

請求項11

前記基準形状(88)が、例えば仮想直角三角形である仮想三角形頂点に配置された3つの基準ユニット(86)を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の容器(6)。

請求項12

前記コード(74)が、600μm〜1600μmの周長を有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の容器(6)。

請求項13

前記コード(74)が、前記容器(6)の表面上、又は前記容器(6)に取り付けられた付属品上に形成されている、請求項1〜12のいずれか一項に記載の容器(6)。

請求項14

前記容器(6)が、モザイク状に配置された複数の前記コード(74)を備える、請求項1〜13のいずれか一項に記載の容器(6)。

請求項15

飲料調製マシン(4)又は食品調製マシン用の容器(6)に取り付けるように構成された付属品(100)であって、前記容器(6)は飲料材料又は食品材料を収容するためのものであり、前記付属品(100)は、前記容器(6)に取り付けるための取り付け部材(98)と、調製情報、特に、飲料調製マシン(4)又は食品調製マシンが前記容器(6)内に収容された飲料材料又は食品材料で飲料又は食品を調製するための調製情報を符号化したコード(74)を保持する保持部(96)とを備え、前記コード(74)は、基準部分(80)とデータ部分(78)とを備え、前記基準部分(80)は、仮想基準線(81)を規定する少なくとも1つの基準形状(88)を備え、前記データ部分(78)は、仮想交点(914)において前記仮想基準線(81)と交差する仮想符号化線(904)と、前記調製情報の動作シーケンスを符号化するために、前記仮想符号化線(904)に沿って互いにある距離で整列された少なくとも2つのデータユニット(821、822、823、824)を備えるデータユニットシーケンス(84)であって、前記データユニットシーケンス(84)の各データユニット(821、822、823、824)が前記動作シーケンスの動作を符号化する、データユニットシーケンス(84)とを備え、前記データユニットシーケンス(84)内の前記各データユニット(821、822、823、824)の相対位置が、前記動作の特質を符号化しており、前記各データユニット(821、822、823、824)と前記仮想交点(914)との間の距離、及び/又は前記各データユニット(821、822、823、824)と、前記データユニットシーケンス(84)若しくは別のデータユニットシーケンス(85)の、例えば隣接する、別のデータユニットとの間の距離が、前記動作の実行のための条件値を符号化している、付属品(100)。

請求項16

請求項1〜14のいずれか一項に記載の容器(6)と、飲料調製マシン(4)又は食品調製マシンとを備える飲料調製システム(2)又は食品調製システムであって、前記調製マシン(4)は、前記容器(6)を受け入れ、前記容器から飲料又は食品を調製する容器処理サブシステム(14)と、前記容器(6)の前記コード(74)のデジタル画像を取得し、前記デジタル画像を処理して、前記符号化された調製情報を復号するように動作可能なコード処理サブシステム(18)と、前記復号された調製情報を使用して前記容器処理サブシステム(14)を制御するように動作可能な制御サブシステム(16)とを備え、前記コード処理サブシステム(18)が、好ましくは、前記基準形状(88)を識別し、前記基準形状から前記仮想基準線(81)を決定することと、前記仮想基準線(81)から前記仮想符号化線(904)を決定し、前記データユニットシーケンス(84)の各データユニット(821、822、823、824)と前記仮想交点(914)との間、及び/又は前記データユニットシーケンス(84)の各データユニット(821、822、823、824)と、前記データユニットシーケンス(84)若しくは別のデータユニットシーケンス(85)の、例えば隣接する、別のデータユニットとの間の距離を測定することと、前記距離から前記調製情報の動作シーケンスを復号することとによって、前記符号化された調製情報を復号するように構成されている、飲料調製システム(2)又は食品調製システム。

請求項17

飲料調製マシン(4)又は食品調製マシンに取り付けるように構成された付属品(94)であって、前記調製マシン(4)は、飲料材料又は食品材料を収容する容器(6)を受け入れ、前記容器から飲料又は食品を調製するための容器処理サブシステム(14)と、コード(74)のデジタル画像を取得し、前記デジタル画像を処理して、前記コード(74)内に符号化された調製情報を復号するように動作可能なコード処理サブシステム(18)と、前記復号された調製情報を使用して前記容器処理サブシステム(14)を制御するように動作可能な制御サブシステム(16)とを備え、前記付属品(94)は、前記調製マシン(4)に取り付けるための取り付け部材(98)と、調製情報を符号化するコード(74)を保持する保持部(96)とを備え、前記コード(74)は、基準部分(80)及びデータ部分(78)を含み、前記基準部分(80)は、仮想基準線(81)を規定する少なくとも1つの基準形状(88)を備え、前記データ部分(78)は、仮想交点(914)において前記仮想基準線(81)と交差する仮想符号化線(904)と、前記調製情報の動作シーケンスを符号化するために、前記仮想符号化線(904)に沿って互いにある距離で整列された少なくとも2つのデータユニット(821、822、823、824)を備えるデータユニットシーケンス(84)であって、前記データユニットシーケンス(84)の各データユニット(821、822、823、824)が前記動作シーケンスの動作を符号化する、データユニットシーケンス(84)とを備え、前記データユニットシーケンス(84)内の前記各データユニット(821、822、823、824)の相対位置が、前記動作の特質を符号化しており、前記各データユニット(821、822、823、824)と前記仮想交点(914)との間の距離、及び/又は前記各データユニット(821、822、823、824)と、前記データユニットシーケンス(84)若しくは別のデータユニットシーケンス(85)の、例えば隣接する、別のデータユニットとの間の距離が、前記動作の実行のための条件値を符号化している、付属品(94)。

請求項18

請求項16に記載の調製システム(2)を使用して、飲料又は食品を調製するための方法であって、前記方法は、前記容器(6)を前記容器処理サブシステム(14)内に配置することと、前記容器(6)の前記コード(74)のデジタル画像を取得し、前記デジタル画像を処理して、前記符号化された調製情報を前記コード処理サブシステム(18)で復号することと、前記復号された調製情報の動作シーケンスを使用して、前記制御サブシステム(16)を用いて前記容器処理サブシステム(14)を制御することとを含み、前記符号化された調製情報の前記復号が、前記基準形状(88)を識別し、前記基準形状から前記仮想基準線(81)を決定することと、前記仮想基準線(81)から前記仮想符号化線(904)を決定し、前記データユニットシーケンス(84)の各データユニット(821、822、823、824)と前記仮想交点(914)との間、及び/又は前記データユニットシーケンス(84)の前記各データユニット(821、822、823、824)と、前記データユニットシーケンス(84)若しくは別のデータユニットシーケンス(85)の、例えば隣接する、別のデータユニットとの間の距離を測定することと、前記調製情報の前記動作シーケンスを前記距離から復号することとを含む、方法。

請求項19

調製情報を符号化する方法であって、前記方法は、飲料調製マシン(4)若しくは食品調製マシン用の容器(6)であって、飲料材料又は食品材料を収容するための容器(6)の上、又は前記容器(6)又は飲料調製マシン(4)若しくは食品調製マシンに取り付けるための付属品(100、94)の上にコード(74)を形成することを含み、前記方法は、前記コード(74)の仮想基準線(81)を規定する少なくとも1つの基準形状(88)を形成することと、仮想交点(914)において前記仮想基準線(81)と交差する仮想符号化線(904)を規定することと、前記調製情報の動作シーケンスを符号化するために、前記仮想符号化線(904)に沿って互いにある距離で整列された少なくとも2つのデータユニット(821、822、823、824)を含むデータユニットシーケンス(84)を形成することであって、前記データユニットシーケンス(84)の各データユニット(821、822、823、824)が前記動作シーケンスの動作を符号化している、こととを含み、前記データユニットシーケンス(84)内の前記各データユニット(821、822、823、824)の相対位置が、前記動作の特質を符号化しており、前記各データユニット(821、822、823、824)と前記仮想交点(914)との間の距離、及び/又は前記各データユニット(821、822、823、824)と、前記データユニットシーケンス(84)若しくは別のデータユニットシーケンス(85)の、例えば隣接する、別のデータユニットとの間の距離が、前記動作の実行のための条件値を符号化している、方法。

請求項20

請求項18に記載の調製方法を使用して、請求項16に記載の調製システム(2)で飲料又は食品を調製するためのコード(74)の使用。

請求項21

飲料調製マシン(4)又は食品調製マシンのコード処理サブシステム(18)の1つ以上のプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、符号化された調製情報を復号するために、請求項1〜14のいずれか一項に記載の容器(6)のコード(74)のデジタル画像を処理するように実行可能であり、前記復号が、好ましくは、前記基準形状(88)を識別し、前記基準形状から前記仮想基準線(81)を決定することと、前記仮想基準線(81)から前記仮想符号化線(904)を決定し、前記データユニットシーケンス(84)の各データユニット(821、822、823、824)と前記仮想交点(914)との間、及び/又は前記データユニットシーケンス(84)の前記各データユニット(821、822、823、824)と、前記データユニットシーケンス(84)若しくは別のデータユニットシーケンス(85)の、例えば隣接する、別のデータユニットとの間の距離を測定することと、前記調製情報の前記動作シーケンスを前記距離から復号することとを含む、コンピュータプログラム。

請求項22

請求項21に記載のコンピュータプログラムを含む、非一時的コンピュータ可読媒体

技術分野

0001

本発明は、コーヒーカプセルなどの容器から飲料又は食品を調製するための飲料又は食品調製システムに関する。本発明は、特に、システムマシンによって読み取られる調製情報を符号化している、容器上に配置されたコードに関する。

背景技術

0002

以前にも増して、飲料又は食品の調製のためのシステムは、例えば、コーヒーアイスクリームヨーグルトなどの1杯分飲料材料又は食品材料を含む容器を使用して動作するように構成されるようになってきている。このようなシステムのマシンは、容器内の材料に、例えば、ミルクや水などの流体を添加し混合する処理を行うことによって調製するように構成されることができる。そのようなマシンは、国際公開第2014/067987号に開示されている。あるいは、マシンは、例えば、材料の成分を溶解又は淹出によって容器から少なくとも部分的に抽出して調製するように構成することができる。このようなマシンの例が、欧州特許第2393404(A1)号、欧州特許第2470053(A1)号、国際公開第2009/113035号に提示されている。

0003

これらのマシンの人気の高まりは、部分的には、従来の調製マシンと比較して、例えば、手動操作式の直火エスプレッソメーカ又はカフェティエ(フレンチプレス)と比較して、ユーザの利便性が向上していることに起因し得る。

0004

このことはまた、改良された調製プロセスに部分的に起因し得、調製プロセスでは容器及び/又はその中の材料に固有の調製情報が、容器上のコードに符号化されており、マシンによって読み取られ、復号され、調製プロセスを最適化するためにマシンによって使用される。特に、調製情報は、限定するものではないが、例えば、流体温度、調製時間、混合条件流体体積、及び流体圧力などのマシンの動作パラメータを含むことができる。

0005

したがって、容器上に調製情報を符号化する要求がある。様々なコードが開発されてきた。一実施例が、欧州特許第2594171(A1)号で提示されており、その実施例では、カプセルフランジ周辺部が、その上に配置されているコードを備える。コードは、製造中にカプセルに印刷することができる符号の列を含む。このようなコードの欠点は、その符号化密度が限られていることであり、すなわち、コードが符号化できる調製情報の量が限られていることである。更なる欠点は、コードが非常に目立ち、審美的に不快と考えられ得ることである。欧州特許第2525691(A1)号には、限られてはいるがより高い符号化密度を有する二次元バーコードを備える容器が開示されている。

0006

このように、このシステムの開発には既に多大な努力が払われているにもかかわらず、更なる改善が所望されている。

0007

したがって、本発明の目的は、より高密度の調製情報を可能にするコードを備えるシステム及び容器を提供することである。

0008

本発明の別の目的は、容器の外観に最小限の視覚的影響を有するコードを備えるシステム及び容器を提供することである。

0009

本発明の更に別の目的は、効率的な方法で調製情報の動作の1つ以上のシーケンスを符号化することを可能にするコードを備えるシステム及び容器を提供することである。

0010

これらの目的及び他の利点は、飲料調製マシン又は食品調製マシン用の容器であって、飲料材料又は食品材料を収容するための容器は、調製情報、特に、飲料調製マシン又は食品調製マシンが容器に収容された飲料材料又は食品材料で飲料又は食品を調製するための調製情報を符号化したコードを備え、
コードは、基準部分データ部分とを含み、基準部分は、仮想基準線を規定する少なくとも1つの基準形状を含み、データ部分は、仮想交点において仮想基準線と交差する仮想符号化線と、調製情報の動作シーケンスを符号化するために、仮想符号化線に沿って互いにある距離で整列された少なくとも2つのデータユニットを含むデータユニットシーケンスであって、データユニットシーケンスの各データユニットは動作シーケンスの動作を符号化している、データユニットシーケンスとを備え、データユニットシーケンス内の各データユニットの相対位置が、対応する動作の特質を符号化しており、各データユニットと仮想交点との間の距離、及び/又は各データユニットと、データユニットシーケンス若しくは別のデータユニットシーケンスの、例えば、隣接する、別のデータユニットとの間の距離が、対応する動作の実行のための条件値を符号化している容器により、達成される。

0011

実施形態では、仮想符号化線は、好ましくは例えば円形などの楕円である、閉じた線であり、各データユニットと仮想交点との間の距離、及び/又は各データユニットと、データユニットシーケンスの隣接するデータユニットとの間の距離は、符号化線の中心点、例えば幾何学的中心点から測定される角距離である。

0012

動作は、例えば、限定するものではないが、容器内に液体注入することを開始することと、容器内に液体を注入することを停止することと、容器の注ぎ口又は容器と流体接続する注ぎ口を開くことと、容器の注ぎ口又は容器と流体接続する注ぎ口を閉じることと、容器内に収容された飲料材料又は食品材料を混合することを開始することと、容器内に収容された飲料材料又は食品材料の混合を停止することと、の内の1つである。

0013

動作の実行の条件は、限定するものではないが、例えば、時間長、体積、温度の内の1つである。

0014

実施形態では、コードのデータ部分は、調製情報の更なる動作シーケンスを符号化するための更なるデータユニットシーケンスを含む更なる仮想符号化線を含む。すなわち、コードのデータ部分は、2つの仮想符号化線を含み、この2つの仮想符号化線のそれぞれの仮想符号化線は、上記調製情報の2つの動作シーケンスを符号化するためのデータユニットシーケンスを含む。2つの動作シーケンス、すなわち、動作のシーケンスと更なる動作シーケンスは、例えば、同時に実行されるようになっている。

0015

コードのデータ部分は、調製情報の追加のパラメータ値を符号化するための、例えば、調製温度値、調製マシンのポンプのためのポンプ構成パラメータ値、等を符号化するためのデータユニットを有する1つ以上の追加の仮想符号化ラインを含み得る。

0016

実施形態では、コードのデータ部分は、上記調製情報の1つ以上の更なるパラメータの少なくとも一部を符号化するためのバイナリユニットとしての更なるデータユニットをそれぞれに含んでいても含んでいなくてもよい、離散的部位を更に備える。離散的部位の少なくとも一部は、例えば、上記データユニットの上記シーケンスを復号するためのパラメータ、例えば、可能性があるいくつかの符号化スキームの内、特定のコードにおいて調製情報を符号化するために使用された符号化スキームを示すパラメータを符号化している。

0017

実施形態では、例えば、基準形状は、例えば仮想直角三角形である仮想三角形頂点に配置された3つの基準ユニットを含む。

0018

容器の外観上のコードの視覚的影響を最小限に抑えるために、コードは、好ましくは非常に小さく、例えば、600μm〜1600μmの外周長を有する。

0019

コードは、例えば、容器の表面上、又は容器の表面に取り付けられた付属品上に形成されている。

0020

実施形態では、容器は、モザイク状に配置された複数のそのようなコードを備える。

0021

これらの目的及び他の利点は、飲料調製マシン又は食品調製マシン用の容器に取り付けるように構成された付属品であって、容器は飲料材料又は食品材料を収容するためのものであり、付属品は、容器に取り付けるための取り付け部材と、調製情報、特に、飲料調製マシン又は食品調製マシンが容器内に収容された飲料材料又は食品材料で飲料又は食品を調製するための調製情報を符号化したコードを保持する保持部とを備える、付属品によっても達成される。コードは、基準部分及びデータ部分を含み、基準部分は、仮想基準線を規定する少なくとも1つの基準形状を含み、データ部分は、仮想交点において仮想基準線と交差する仮想符号化線と、調製情報の動作シーケンスを符号化するために、仮想符号化線に沿って互いにある距離で整列された少なくとも2つのデータユニットを含むデータユニットシーケンスであって、データユニットシーケンスの各データユニットが動作シーケンスの動作を符号化する、データユニットシーケンスとを備え、データユニットシーケンス内の各データユニットの相対位置が、対応する動作の特質を符号化しており、各データユニットと仮想交点との間の距離、及び/又は各データユニットと、データユニットシーケンス若しくは別のデータユニットシーケンスの、例えば隣接する、別のデータユニットとの間の距離が、対応する動作の実行のための条件値を符号化している。

0022

これらの目的及び他の利点は、上述のような容器と飲料調製マシン又は食品調製マシンとを備える飲料調製システム又は食品調製システムであって、調製マシンは、容器を受け入れ、その容器から飲料又は食品を調製する容器処理サブシステムと、容器のコードのデジタル画像を取得し、デジタル画像を処理して、符号化された調製情報を復号するように動作可能なコード処理サブシステムと、復号された調製情報を使用して容器処理サブシステムを制御するように動作可能な制御サブシステムとを備え、コード処理サブシステムが、好ましくは、基準形状を識別し、その基準形状から仮想基準線を決定することと、仮想基準線から仮想符号化線を決定し、データユニットシーケンスの各データユニットと仮想交点との間、及び/又は、データユニットシーケンスの各データユニットと、データユニットシーケンス若しくは別のデータユニットシーケンスの、別の、例えば隣接する、データユニットとの間の距離を測定することと、これらの距離から調製情報の動作シーケンスを復号することとによって、符号化された調製情報を復号するように構成されている、飲料調製システム又は食品調製システムによっても達成される。

0023

これらの目的及び他の利点は、飲料調製マシン又は食品調製マシンに取り付けるように構成された付属品であって、調製マシンは、飲料材料又は食品材料を収容する容器を受け入れ、その容器から飲料又は食品を調製する容器処理サブシステムと、コードのデジタル画像を取得し、デジタル画像を処理して、コード内に符号化された調製情報を復号するように動作可能なコード処理サブシステムと、復号された調製情報を使用して容器処理サブシステムを制御するように動作可能な制御サブシステムとを備え、付属品は、飲料又は食品調製マシンに取り付けるための取り付け部材と、調製情報を符号化するコードを保持する保持部とを備え、コードは、基準部分及びデータ部分を含み、基準部分は、仮想基準線を規定する少なくとも1つの基準形状を含み、データ部分は、仮想交点において仮想基準線と交差する仮想符号化線と、調製情報の動作シーケンスを符号化するために、仮想符号化線に沿って互いにある距離を置いて整列された少なくとも2つのデータユニットを含むデータユニットシーケンスであって、データユニットシーケンスの各データユニット、動作シーケンスの動作を符号化する、データユニットシーケンスとを含み、データユニットシーケンス内のデータユニットの相対位置は、動作の特質を符号化しており、データユニットと仮想交点との間の距離、及び/又は、データユニットと、データユニットシーケンス若しくは別のデータユニットシーケンスの、例えば隣接する、別のデータユニットとの間の距離が、動作実行のための条件値を符号化している、飲料調製マシン又は食品調製マシンに取り付けるように構成された付属品によっても達成される。

0024

これらの目的及び他の利点は、上述の調製システムを使用して、飲料又は食品を調製するための方法であって、方法は、容器を容器処理システム内に配置することと、容器のコードのデジタル画像を取得し、デジタル画像を処理して、符号化された調製情報をコード処理サブシステムで復号することと、復号された調製情報の動作シーケンスを使用して、制御サブシステムを用いて容器処理サブシステムを制御することとを含み、符号化された調製情報の復号が、基準形状を識別し、その基準形状から仮想基準線を決定することと、仮想基準線から仮想符号化線を決定し、データユニットシーケンスの各データユニットと仮想交点との間、及び/又はデータユニットシーケンスの各データユニットと、データユニットシーケンス若しくは別のデータユニットシーケンスの、例えば隣接する、別のデータユニットとの間の距離を測定することと、調製情報の動作シーケンスを距離から復号することとを含む、方法によっても更に達成される。

0025

実施形態では、本発明はまた、上述の方法に従って飲料又は食品を調製するためのコードの使用、及び前述のように調製システムを使用することに関する。

0026

本発明のこれらの目的及び他の利点は、調製情報を符号化する方法であって、方法は、飲料調製マシン若しくは食品調製マシン用の容器であって、飲料材料又は食品材料を収容するための容器の上、又はそのような容器又は飲料調製マシン若しくは食品調製マシンに取り付けるための付属品の上にコードを形成することを含み、方法は、コードの仮想基準線を規定する少なくとも1つの基準形状を形成することと、仮想交点において仮想基準線と交差する仮想符号化線を規定することと、調製情報の動作シーケンスを符号化するために、仮想符号化線に沿って互いにある距離で整列された少なくとも2つのデータユニットを含むデータユニットシーケンスを形成することであって、データユニットシーケンスの各データユニットが動作シーケンスの動作を符号化している、こととを含み、データユニットシーケンス内のデータユニットの相対位置が、動作の特質を符号化しており、データユニットと交点との間の距離、及び/又はデータユニットと、データユニットシーケンス若しくは別のデータユニットシーケンスの、例えば隣接する別のデータユニットとの間の距離が、動作の実行のための条件値を符号化している、方法によっても達成される。

0027

これらの目的及び他の利点は更に、飲料調製マシン又は食品調製マシンのコード処理サブシステムの1つ以上のプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムであって、コンピュータプログラムは、符号化された調製情報を復号するために、本発明による容器のコードのデジタル画像を処理するように実行可能であり、復号が、好ましくは、基準形状を識別し、その基準形状から仮想基準線を決定することと、仮想基準線から仮想符号化線を決定し、データユニットシーケンスの各データユニットと交点との間、及び/又はデータユニットシーケンスの各データユニットと、データユニットシーケンス若しくは別のデータユニットシーケンスの、例えば隣接する、別のデータユニットとの間の距離を測定することと、調製情報の動作シーケンスをこれらの距離から復号することとを含む、コンピュータプログラム、及び/又は、そのようなコンピュータプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読媒体によっても達成される。

0028

本発明は、添付図面を参照して、いくつかの実施形態の以下の詳細な説明により、よりよく理解されるであろう。

図面の簡単な説明

0029

本発明による飲料又は食品調製システムの例を示す。
本発明による飲料又は食品調製システムの別の例を示す。
本発明の飲料又は食品調製マシンの制御サブシステムのブロック図である。
本発明の飲料又は食品調製マシンのコード処理サブシステムのブロック図である。
本発明による例示的容器の断面図である。
本発明による容器の別の例を示す。
本発明による容器のコードの一例を示す。
図4Aのコードをコードの仮想要素と共に示す。
本発明の好ましい実施形態による、容器上に適用されたときに見られるような図4A及び図4Bのコードを示す。
図4Aのコードを用いた動作シーケンスの符号化を示す。
図4Aのコードを用いた2つの動作シーケンスの符号化を示す。
図6Aのシーケンスの線形表現である。
図4Aのコードを用いた更なる調製情報の符号化を示す。
モザイク状に適用された図4Aのコードを示す。
調製情報の複数のセットを符号化するためのモザイク状コードの使用を示す。
本開示の実施形態による図1のシステム用付属品を示す概略図である。
本開示の実施形態による図1のシステム用付属品を示す概略図である。

実施例

0030

飲料又は食品調製システム
飲料又は食品調製システム2は、その実施形態が図1A及び1Bに示され、飲料又は食品調製マシン4と、容器6とを備え、それらは以下で更に説明される。

0031

調製マシン
飲料又は食品調製マシン4は、容器6内に配置されている飲料材料又は食品材料(ここでは、材料)を、飲むこと及び/又は食べることによって摂取するための飲料又は食品に処理するように、動作可能である。処理は、水又はミルクなどの流体を上記材料に添加することを含み得る。本明細書で定義される食品材料は、一般に、食用の、冷たくても熱くてもよい栄養物に処理することが可能な物質を含むことができる。食品は、例えば、液体又はゲルであり、それらの非包括的な例は、ヨーグルト、ムースパフェ、スープ、アイスクリーム、シャーベットカスタードスムージーである。食品はまた、調理された、焼成された、及び/又は押出食材であってもよく、その非包括的な例は、ペーストリーパンピザパスタ調理済み料理である。本明細書において定義される飲料材料は、飲用物へと処理することが可能な冷した又は温かい物質を含んでもよく、その非包括的な例は、紅茶、挽いたコーヒーを含むコーヒー、ホットチョコレート、ミルク、果汁飲料(cordial)である。両方の定義間には、ある程度の重複が存在すること、すなわち、実施形態では、マシン4は、食品及び飲料の両方を調製することができることが理解されるであろう。

0032

マシン4は、一般に、調理台、及び/又は据付キッチン機器の上で使用するための寸法となっており、すなわち、長さ、幅、及び高さが好ましくは80cm未満である。

0033

マシン4は、ハウジング10、容器処理サブシステム14、制御サブシステム16、及びコード処理サブシステム18を備える。

0034

ハウジング
ハウジング10は、前述のマシン構成部品を収容及び支持し、好ましくは、水平に配置された支持面に当接するための基部と、それら構成部品が取り付けられる本体とを備える。実施形態では、ハウジングは、マシンを据付式キッチン機器として厨房用家具に取り付け、固定するための要素を追加的に又は代替的に備える。

0035

容器処理サブシステム
特定の実施形態に応じて、容器処理サブシステム14(調製ユニットともみなされ得る)は、パケット及び/又はカプセルである1つ以上の1杯分の1回利用用容器6と、最終消費者がそこから消費するための受容器である容器6に配置された材料とを処理することによって飲料又は食品を調製するように構成することができる。具体的には、材料は、例えば、その成分の溶解、抽出、混合、押出、焼成、及び/又は調理によって、その組成の変化をもたらすように処理される。いくつかの構成の実施形態について説明する。

0036

2つ以上のこのような構成は、例えば、異なる処理を必要とする2つ以上の容器に収容された材料から飲料又は食品を調製するために、単一の容器処理サブシステム内で組み合わされてもよい。実施形態では、容器処理サブシステムは、例えばカプチーノカフェラテ、又はラッテマキアートなどのミルクとコーヒーの飲料を調製するために、例えば、加圧抽出ユニット内で、挽いたコーヒーを収容したカプセルからコーヒーを抽出し、溶解ユニット内で、パケット内に収容された粉末ミルク希釈することを同時、又は連続的に行うように構成され得る。他の実施形態では、容器処理サブシステムは、例えば、最終消費者による消費用の容器内飲料又は食品の少なくとも一部を混合ユニット内で調製し、容器に注出する前に、一人分のトッピング付きアイスクリーム又はフレーバー付きミルクシェイクを準備するために、容器内に収容された材料を任意選択で希釈することを同時、又は連続的に行うように構成され得る。単一の容器処理サブシステム内での特徴の他の組み合わせが、他の複雑なレシピに従って飲料又は食品の調製を可能にするために、本発明の枠組み内で可能である。

0037

実施形態では、そして図1A及び1Bを参照すると、容器処理サブシステム14は、流体を容器6に供給するように動作可能な流体供給部12を備える。流体は、例えば、水又はミルクである。流体は、調整されてもよい(つまり、加熱又は冷却されてもよい)。流体供給部12は、典型的には、流体、例えば1〜5リットルの流体を収容するためのリザーバ20と、(実施形態では、ポンプは、外部流体供給部、例えば、水道本管との接続で置き換えられることができるが)電気モータ又は誘導コイルによって駆動され得る往復式ポンプ又は回転ポンプなどの流体ポンプ22と、例えば、インライン熱ブロックヒータを備える任意選択の流体熱交換器24(典型的にはヒータ又は冷却器)と、流体を供給する出口と、を備える。リザーバ20、流体ポンプ22、流体熱交換器24、及び出口は、流体供給回路を形成するために任意の好適な順序で互いに流体連通している。流体供給源12は、流体の流量及び/又は供給される流体の量を測定するためのセンサを任意選択で備えることができる。このようなセンサの例は、ロータの回転を測定するためのホールセンサ又は他の好適なセンサを備えることができる流量計であり、センサからの信号が、以後説明されるように制御サブシステム16に提供される。

0038

容器から飲料又は食品を抽出するための容器処理サブシステム
実施形態によれば、容器処理サブシステム14は、材料を収容した容器6を受け入れ、容器6を処理して、そこから飲料又は食品の1つ以上の原材料を抽出し、最終消費者が消費するために上記原材料を代替の受容器に注出するように動作可能である。容器は、一般に、カプセル、ポッド、又はパケットなどの1回利用用の一人分の容器である。

0039

このようなカプセル又はポッドと共に使用するための容器処理サブシステム14を最初に説明し、その例を図1Aに示す。容器処理サブシステム14は、カプセル受け入れ位置とカプセル抽出位置との間で移動するように動作可能な抽出ユニット26を備える。カプセル抽出位置からカプセル受け入れ位置に移動するとき、抽出ユニット26は、使用済みカプセルを排出することができるカプセル排出位置を通って、又はカプセル排出位置まで移動することができる。抽出ユニット26は、流体供給源12から流体を受け取る。抽出ユニット26は、典型的には、注入ヘッド28と、カプセルホルダ30と、カプセルホルダ装填システム32と、カプセル挿入チャネル34Aと、順に説明されるカプセル排出チャネル又はポート34Bを備える。

0040

注入ヘッド28は、カプセル6がカプセルホルダ30に保持されたときにカプセル6の空洞内に流体を注入するように構成され、このために、注入ヘッド28には流体供給源12の出口と流体連通するノズルを有するインジェクタが取り付けられている。

0041

カプセルホルダ30は、抽出中にカプセル6を保持するように構成され、このために、カプセルホルダ30は、注入ヘッド28に動作可能に連結される。カプセルホルダ30は、上記カプセル受け入れ位置及びカプセル抽出位置を実現するために移動するように動作可能である。カプセルホルダがカプセル受け入れ位置にあるとき、カプセル6をカプセル挿入チャネル34Aからカプセルホルダ30へと供給することができる。カプセルホルダ30がカプセル抽出位置にあるとき、供給されたカプセル6がホルダ30によって保持され、注入ヘッド28は保持されたカプセルの空洞部内に流体を注入することができ、そこから1つ以上の原材料を抽出することができる。カプセルホルダ30をカプセル抽出位置からカプセル受け入れ位置に移動させるとき、カプセルホルダ30は、カプセル排出位置を通って又はカプセル排出位置まで移動することができ、使用済みカプセル6は、カプセル排出チャネル又はポート34Bを経由してカプセルホルダ30から排出されることができる。

0042

カプセルホルダ装填システム32は、カプセルホルダ30をカプセル受け入れ位置とカプセル抽出位置との間で駆動するように動作可能である。

0043

上述の抽出ユニット26は、一般に、加圧注出ユニットであり、例えば、容器は、液圧封止されており、淹出の間に5〜20バールの圧力を受ける。一般に、ポンプは誘導ポンプである。抽出ユニットは、代替的に、参照により本明細書に組み込まれる欧州特許第2594171(A1)号に開示されているような遠心分離によって動作することができる。

0044

容器処理サブシステム14は、代替的に又は追加的に、参照により本明細書に組み込まれる欧州特許出願公開第1472156号及び欧州特許出願公開1784344号に開示されているように構成された溶解ユニットを備えることができる。

0045

パケットを備える容器の実施形態では、容器処理サブシステムは、パケットを受け入れ、その入口において、流体供給部からの流体を注入するように動作可能な抽出及び/又は溶解ユニットを備える。注入された流体は、パケット内の材料と混合して、飲料を少なくとも部分的に調製し、調製された飲料は、パケットの出口を経由して出る。容器処理サブシステムは、未使用パケットを受け入れ、使用済みパケットを排出するための支持機構と、流体供給部の出口から、パケットに流体を供給するように構成された注入器とを備える。実施形態では、容器処理サブシステムは更に、調製された飲料又は食品の注出を制御するために、容器出口開閉するように構成されている。更なる詳細は、欧州特許第2956386,欧州特許第3114047号及び/又は国際出願PCT/EP2017/052095に提供され、これらは参照により本明細書に組み込まれる。

0046

最終消費者の消費のために容器内の飲料又は食品を調製するための容器処理サブシステム
他の、その例が図1Bに示されている実施形態によれば、容器処理サブシステム14は、一般に、カップポット、又は例えば、約150mL〜350mLの調製された製品を保持するように構成された他の好適な受容器などの容器6内に保管された材料を調製するように動作可能である。本明細書では、容器処理サブシステム14は、混合ユニットを備え、混合ユニットは、攪拌ユニット40と、任意選択の補助製品ユニット42と、熱交換器44と、受容器支持部46と、を備え、これらは順次説明される。

0047

攪拌ユニット40は、材料を少なくとも部分的に調製するために容器内の材料を攪拌するように動作可能である。撹拌ユニット40は、例えば、プラネタリミキサ螺旋ミキサ垂直切断型ミキサなどの、任意の好適な混合装置を備えてもよい。典型的には、攪拌ユニット40は、材料との接触のための混合ヘッドを有する混合器具と、この混合器具を駆動するための電気モータ又はソレノイドなどの駆動ユニットとを備える。プラネタリミキサの好ましい例では、混合ヘッドは、旋回角速度W2で回転するオフセットシャフト上の半径方向角速度W1で回転する攪拌器を備え、そのような装置は、例えば、欧州特許第2956386号に開示されており、参照により本明細書に組み込まれている。

0048

補助製品ユニット42は、トッピングなどの補助製品を容器6に供給するように動作可能である。補助製品ユニット42は、例えば、上記製品を貯蔵するリザーバと、上記製品をリザーバから注出させるための、電気的に動作する注出システムと、を備える。代替的に又は追加的に、補助製品ユニットは、パケット又はカプセルなどの容器6から上記補助製品の注出を行うために、上記のような希釈及び/又は抽出ユニットを備える。

0049

熱交換器44は、容器6からの熱エネルギーの伝達及び/又は取り出しを行うように動作可能である。熱エネルギーの伝達の例では、熱交換器44は、サーモブロックなどのヒータを備えることができる熱エネルギーの取り出しの例では、熱交換器44は、冷凍サイクルヒートポンプなどのヒートポンプを備えることができる。

0050

受容器支持部46は、攪拌ユニット40による内部の材料の攪拌中に容器が静止したままであるように、調製プロセス中に容器6を支持するように動作可能である。受容器支持部46は、支持された受容器との熱エネルギーの伝達が生じ得るように、好ましくは熱交換器44と熱的に関連付けられている。

0051

上記の変形例では、容器処理サブシステムは、パケット又はカプセルなどの容器を受け入れ、関連付けられた材料をそれらが調製される受容器内分配するための注出機構を更に備える。このような例は、参照により本明細書に組み込まれる欧州特許出願公開第14167344(A)号に開示されている。この構成を備える特定の実施形態では、容器は部分的に圧潰可能な容器であってもよく、容器は内部に貯蔵された材料を注出するように圧潰可能である。このような例は、参照により本明細書に組み込まれる欧州特許出願公開第15195547(A)号に開示されている。具体的には、容器の圧潰可能な部分は、弱化幾何学的構成及び/又は部分を備え、この弱化部分が、保持部分より優先的に、両部分を通じた軸方向負荷の適用時に崩壊する。そのような実施形態では、容器処理サブシステムは、その容器を圧潰するために軸方向負荷を加えるように構成された機械式作動装置を備え、その例は、参照用途に提供される。

0052

他の容器処理サブシステム
更に別の実施形態では、容器処理サブシステムは、例えば、1つ以上の容器に収容された1つ以上の材料を押し出し、場合によっては混合するための押出ヘッドを備える。更に他の実施形態では、容器処理サブシステムは、例えば、容器内に収容された材料を加熱し、その食品を調製するためのオーブン及び/又はストーブを備える。

0053

制御サブシステム
その実施形態が図2Aに示されている制御サブシステム16は、飲料又は食品を調製するために容器処理サブシステム14を制御するように動作可能である。制御サブシステム16は、ユーザインターフェース48と、処理サブシステム50と、任意選択のセンサ52と、電源54と、任意選択の通信インターフェース56とを典型的に含み、これらは順次説明される。

0054

ユーザインターフェース48は、最終消費者が処理サブシステム50とインターフェースし、それによって処理サブシステム50に動作可能に接続されることを可能にするためのハードウェアを備える。より具体的には、ユーザインターフェース48は、ユーザからのコマンドを受信し、ユーザインターフェース信号は、入力としてこのコマンドを処理サブシステム50に転送する。コマンドは、例えば、調製プロセスを実行する命令とすることができるユーザインターフェース48のハードウェアは、任意の好適な装置(複数可)を備えることができ、例えば、このハードウェアは、ジョイスティックボタン又は押しボタンなどのボタン、ジョイスティックLED、グラフィック又は文字液晶ディスプレイタッチ感知ボタン及び/又はスクリーンエッジボタンを備えるグラフィカルスクリーンの内の1つ以上を備えている。

0055

任意選択のセンサ52は、処理サブシステム50に動作可能に接続され、上記プロセスを監視するための入力を提供する。センサ52は、典型的には、流体温度センサ液面センサ、例えば抽出ユニット26の位置を検知するための位置センサ、流量及び/又は容積センサ、の内の1つ以上を備える。

0056

処理サブシステム50(プロセッサと称されてもよい)は、概して、入力、すなわち、ユーザインターフェース48から、及び/又はセンサ52からのコマンド、及び/又は、以下で更に説明されるようにコード処理サブシステム18によって復号された調製情報を受信し、メモリサブシステム112(又はプログラムされた論理)に記憶されたプログラムコードに従って、入力を処理し、一般に上記調製プロセス116である出力を提供するように動作可能である。このプロセスは、開ループ制御、又はより好ましくはセンサ52からの入力信号フィードバックとして使用する閉ループ制御で実行することができる。処理サブシステム50は、一般に、集積回路として、典型的にはマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラとして配置された、メモリ入出力システム構成要素を備える。処理サブシステム50は、例えば、ASICFPGAなどのプログラム可能論理装置コントローラなどのアナログ集積回路などの、他の好適な集積回路を備えることができる。処理サブシステム50はまた、1つ以上の前述の集積回路、すなわち複数のプロセッサを備えることもできる。

0057

処理サブシステム50は、一般に、プログラムコード及び任意選択のデータを記憶するためのメモリサブシステム112(メモリユニットと呼ぶこともある)を備えるか、又はそれと通信する。メモリサブシステム112は、典型的に、プログラムコード及び動作パラメータ記憶用の例えばEPROM、EEPROM、又はFlashなどの不揮発性メモリと、データ記憶用揮発性メモリ(RAM)とを備えている。プログラムコードは、典型的には、調製プロセス116を実行するように実行可能な調製プログラムを含む。メモリサブシステムは、分離した及び/又は(例えば、プロセッサのダイ上に)一体化したメモリを備えることができる。

0058

電源54は、後述するように、処理サブシステム50、容器処理サブシステム14、及び流体供給源12に電気エネルギーを供給するように動作可能である。電源54は、バッテリー又は商用電源受電し調節するためのユニットなど、様々な手段を含むことができる。

0059

通信インターフェース56は、調製マシン4と典型的にはサーバシステムである別の装置/システムとの間のデータ通信のためのものである。通信インターフェース56を使用して、容器消費情報及び/又は調製プロセス情報など、調製プロセスに関する情報を、送信及び/又は受信することができる。通信インターフェース56は、有線媒体無線媒体、又はこれらの組み合わせ、例えば、RS−232、USB、I2C、IEEE 802.3により規定されるイーサネット登録商標)などの有線接続用、及び無線LAN(例えば、IEEE 802.11)、近距離通信(NFC)、又はGPRS若しくはGSM(登録商標)などのセルラシステムなどの無線接続用に構成することができる。通信インターフェース56は、処理サブシステム50に動作可能に接続される。一般に、通信インターフェースは、主処理サブシステム50とインターフェースするための通信ハードウェア(例えば、アンテナ)を制御するための別個処理ユニット(その例を上記に提示する)を備える。しかし、例えば、処理サブシステム50との直接シリアル通信のための単純な有線接続などのより単純な構成を使用することができる。

0060

コード処理サブシステム
コード処理サブシステム18は、容器6上の、又は容器6若しくはマシンへの付属品上のコードの画像を取得し、その画像を処理して、例えば、調製情報を含む符号化された情報を復号するように動作可能である。コード処理サブシステム18は、画像取込装置106と、画像処理装置92と、出力装置114とを備えており、これらは順次説明される。

0061

画像取込装置106は、コードのデジタル画像を取り込み、画像をデジタルデータとして画像処理装置92に転送するように動作可能である。画像取込装置106は、例えば赤外線画像取込装置であり、取り込まれたデジタル画像は、通常、赤外波長域コントラストを表す白黒画像である。例えば、コードの要素は、赤外光を吸収するカーボンブラック顔料を含むインクで容器上に印刷される一方、それらの周囲の背景面は赤外光を反射する。したがって、取り込まれた白黒デジタル画像は、コードの要素を、例えば白色又は明るい灰色である、より明るい背景の上の黒色又は暗灰色要素として示す。デジタル画像の縮尺が判定されることを可能にするために、画像取込装置106は、デジタル画像を取得するときに、コードから所定の距離だけ離れて配置されてもよく、画像取込装置106がレンズを備える実施例においては、レンズの倍率は、好ましくは、画像処理装置92のメモリ内に記憶されている。画像取込装置106は、後述するマイクロユニットコード構成からなる、デジタル画像を取り込むための任意の適した光学装置を備える。コードはマイクロユニット構成を形成し、画像取込装置は、例えば、数ミリメートル以下の大きさ、例えば、長さ、幅、及び厚さが2mm未満の大きさである、非常に小さい寸法を有してもよく、それによって、例えば、容器処理サブシステム14内など、飲料又は食品調製マシン4内での組み込みを容易にする。そのような画像取込装置は、更にまた、マシンの全体的な機能的信頼性を損なうことのない機械的に単純かつ信頼できる装置である。好適な信頼性のある光学デバイスの例は、SonixSN9S102、Snap Sensor S2撮像装置オーバーサンプル2値画像センサである。

0062

画像処理装置92は、画像取込装置106に動作可能に接続され、情報、特にデータ中の符号化された調製情報を復号するように上記デジタルデータを処理するように動作可能である。デジタルデータの処理を以下に説明する。画像処理装置92は、マイクロコントローラ又はASICなどのプロセッサを備えることができる。あるいは、画像処理装置92は前述の処理サブシステム50を備えることができ、このような実施形態では、出力装置は処理サブシステム50に一体化されることが理解されるであろう。この処理のために、画像処理装置92は、典型的には、コード処理プログラムを含む。適した画像処理装置の例としては、Texas InstrumentsTMS320C5517がある。

0063

出力装置114は、画像処理装置92に動作可能に接続されており、復号された調製情報を含むデジタルデータを、例えばシリアルインターフェースによって、処理サブシステム50に出力するように動作可能である。

0064

容器
容器6は、容器処理サブシステムの実施形態に応じて、そこからの調製及び最終消費者の消費のための材料を含む受容器と、そこからの調製のための材料を含むカプセル、ポッド、又はパケットとを備えることができる。容器6は、例えば、金属、プラスチック、紙、又はこれらの組み合わせなどの様々な材料で形成され得る。一般的に、材料は、食品安全性を有し、調製プロセスの圧力及び/又は温度に耐えることができるように選択される。容器の好適な例を以下に提示する。

0065

パケット形態ではない場合、容器6は、一般に、一定分量の材料を貯蔵するための空洞を画定する本体部分58と、空洞を閉鎖するための蓋部分60と、本体部分とフランジ部分62を接続するためのフランジ部分62であって、一般的に空洞の基部と離れて配置されているフランジ部分とを備える。本体部は、円板状、円錐台状、又は矩形状の断面など、様々な形状を含むことができる。したがって、カプセル6は様々な形態を取ることができ、その例が図3Aに提示され、この例は、本明細書で定義される受容器又はカプセルに概して及び得ることが理解されよう。容器6は、例えば、150〜350mLの内部容積、好ましくは6〜10cmの直径、及び4〜8cmの軸方向長さで構成されたときに、最終消費者がそこから消費するための受容器として区別されることができる。同様に、抽出用のカプセルは、例えば、100又は50mL未満の内部容積、好ましくは2〜5cmの直径、及び2〜4cmの軸長で構成されたときに区別されることができる。圧潰可能な構成の容器6は、5mL〜250mLの内部容積を含むことができる。いくつかの実施形態では、容器のキャビティは、複数の区画、例えば、2つ、3つ又はそれ以上の区画に分割されてもよく、各区画は他の区画に収容される材料とは異なる可能性のある材料を収容する。様々な区画の別々の材料は、例えば、容器処理サブシステム14によって同時に又は連続的に処理されることができる。このような容器及び適切な容器処理サブシステムによるそれらの処理の例は、例えば、いずれも参照により本明細書にすべて組み込まれる、国際公開第2007/054479(A1)号、国際公開第2014/057094(A1)号、及び未公開欧州特許出願第17151656.0号に記載されている。

0066

容器6は、パケット形態の場合、図3Bに提示されているその一例は、例えば、一定分量の材料を貯蔵するための内部容積66を画定するシート材料64(その周辺部で接合された1つ以上のシートなど)の配置と、内部容積66に流体が流入するための入口68と、内部容積から流体及び材料が流出するための出口70とを備える。実施形態では、入口及び/又は出口は閉じられてもよく、入口68及び出口70は、例えば、シート材料に取り付けられた付属品(図示せず)の本体上に配置されている。シート材料は、限定するものではないが、例えば、金属箔、プラスチック、紙、又はこれらの組み合わせなどの様々な材料から形成されてもよい。内部容積66は、例えば、用途に応じて、150〜350mL又は200〜300mL又は50〜150mLであってもよい。いくつかの実施形態では、容器の内部容積は、複数の区画、例えば、2つ又は3つの区画に分割されてもよく、各区画は他の区画に収容される材料とは異なる可能性のある材料を収容する。様々な区画の異なる材料は、例えば、適切な容器処理サブシステムによって、同時に又は順次処理されることができる。

0067

しかし、他の種類の容器が本発明の枠組み内で利用可能であり、容器の容積、形状、材料及び/又は構成は、容器処理サブシステムの特質及び構成に適合されている。

0068

コードによって符号化された情報
容器6のコード74は調製情報を符号化しており、この調製情報は、一般に、関連する調製プロセスに関する情報を含む。容器処理サブシステムの実施形態に応じて、調製情報は、1つ以上の調製パラメータの値を含んでもよく、それらは、流体圧力;流体温度(容器の入口、及び/又は受容器への出口での);流体の質量流量/体積流量;流体容積オーブン温度;ストーブ温度;押出パラメータ;混合速度;調製プロセスが一連の段階に分割されるときの段階識別子であって、各段階が、前述のパラメータの1つ以上のセットを含む(例えば、2〜10の段階が存在し得る)段階識別子;段階時間長(例えば、段階のパラメータ値を適用する時間長);レシピが2つ以上の容器及び/又は容器区画内に収容された加工材料を必要とするときのための、レシピ及び/又は容器及び/又は区画識別子;形状/体積/原材料区画の数などの容器の幾何学的パラメータ;例えば、容器の再発注のため容器消費を監視するために使用され得る容器識別子消費期限、容器と共に使用するため飲料マシンのメモリに記憶されたレシピを検索するために使用され得るレシピ識別子などの他の容器パラメータ;の内1つ以上を含むことができる。

0069

具体的には、図1Aに示されるものなどの調製マシン4に関して、値が符号化されている上記パラメータは、以下の内のいずれか1つ以上を含むことができ、それらは以下の通りである。
流体圧力;流体温度;流体体積;流体の流量;上記の1つ以上のパラメータ値が適用される特定の調製段階の時間;例えば、上記1つ以上のパラメータ値が関連する複数の段階の内のいずれかを識別するための、英数字識別子などの段階識別子;レシピ識別子;初期の調製段階の間、その容器の材料を浸透させることが可能な時間量である、予備湿潤時間;上記の段階の間に適用される流体容積の量である、予備湿潤容積

0070

具体的には、図1Bに示されるものなどの調製マシン4に関しては、その値が符号化されている上記パラメータは、以下の内1つ以上を含むことができ、それらは、印加する冷却又は加熱電力パーセンテージ(例えば、熱交換器44によって印加される電力);撹拌ユニット40により適用されるトルク;1つ以上の角速度(例えば、旋回角速度及び半径方向角速度);容器温度(例えば、熱交換器44によって設定される温度);上記の1つ以上のパラメータ値が適用される特定の調製段階の時間;例えば、1つ以上のパラメータ値が関連する複数の段階の内のいずれかを識別するための、英数字識別子などの段階識別子;である。

0071

本発明によれば、符号化された調製情報は、容器6に収容された材料で所望の結果を達成するために、飲料又は食品調製マシンの容器処理サブシステムによって実行される動作シーケンスを含み、動作シーケンスの特質、及びその実行条件は以下に更に説明されるように符号化されている。

0072

コードの配列
コード74は、コード処理サブシステム18によって処理することが可能となるように、任意の好適な位置で、容器6の外部表面上に配置されている。図3Aに示されるような、前述の受容器/カプセル6の実施例では、コードは、それらの任意の外部表面上に、例えば、蓋、本体、及び/又はフランジ部分の上に配置されることができる。前述したパケット6の例では、図3Bに示すように、コードをその任意の外部表面、例えば、リムを含むパケットの片側又は両側に配置することができる。

0073

複数のコード74が、例えば、読み取りエラーチェックのために、及び/又は調製プロセスの別個の段階に関連するパラメータ値を符号化するために、容器6の上に形成されることができ、各段階のパラメータ値は、各コード又は一連のコードによって符号化されている。具体的には、(以後説明されるように)コードの平面図形は、例えば六角形などの多角形、又は例えば正方形などの矩形などの少なくとも部分的にモザイク状になった形状を含んでよく、それによってコードは、容器上で少なくとも部分的にモザイク状(例えば、隣接する列と整列されたグリッド、又は隣接する列とオフセットしたグリッド)に形成される。

0074

コードの構成
その一例が図4Aに示されているコード74は、本発明の飲料又は食品調製マシンのコード処理サブシステムの画像取込装置によって取り込む方法で調製情報を符号化するように構成されている。より具体的には、コード74は、複数のユニット76、好ましくはマイクロユニットで、周囲を異なる色として形成される。典型的には、ユニット76は暗色(例えば、黒、濃い青、紫色、暗緑色の内の1つ)で構成され、周囲は明色(例えば、白色、淡青色、黄色、淡緑色の内の1つ)で構成されるか、又はその逆とし、画像処理装置がそれらの間を区別するのに十分なコントラストが存在するようにされる。図示された実施形態では、ユニット76は、例えば、典型的には白である明色を背景とする、典型的には黒である暗色の円形ドットである。実施形態では、ユニット76は、例えばカーボンブラック顔料を含むインクである赤外光吸収インクで印刷され、他方、周囲は好ましくは赤外光を反射する。あるいは、又は上記と組み合わせて、ユニット76は、容器の表面材料の少なくとも一部にエンボス加工されるか、又は打ち抜かれてもよい。実施形態では、ユニット76は、円形;三角形;特に正方形又は平行四辺形などの四辺形である多角形;他の既知の好適な形状;の1つ、又はそれらの組み合わせを有し得る。形成時のエラー、例えば、印刷エラーのために、上記形状は、実際の形状の近似になる場合があることが認識されるであろう。ユニット76は、好ましくは、50〜200μmの、例えば60、80、100、120、150μmのユニット長を有する。ユニット長さは、ユニットの適切に定められた距離であり、例えば、円の形状では、直径、正方形では、辺長さ、多角形では、直径、又は向かい合う頂点の距離、三角形では、斜辺である。ユニット76は、好ましくは、数マイクロメートルの精度で配置されている。しかしながら、完成した容器上の、又は完成した付属品上のユニットの位置の実際の精度は変化する場合があり、典型的には、コードを形成するために使用される技術の様々な要因に依存する。これらの要因としては、限定するものではないが、例えば、プリンタ品質、エンボス加工の精度、容器材料のインク拡散特性コード形成後の容器表面の変形などが挙げられる。

0075

コード74は複数のユニット76を備えると称されるが、ユニット76は、代替的に、要素76又はマーカ76とも称され得ることが理解されるであろう。

0076

通常、ユニット76は、例えばインクプリンタによる印刷;エンボス加工;刻印;他の既知の手段;によって形成されている。印刷の例として、インクは、従来的なプリンタインクであってもよく、基材は、ポリエチレンテレフタレート(PET);例えばNespresso(商標)Classic(商標)カプセル上で見られるようなラッカーコーティングされたアルミニウム;紙、又は他の任意の好適な基材;であってよい。エンボス加工の例として、形状は、例えば上記のラッカーコーティングされた上記のアルミニウムなどの可塑的に変形可能な基材に、スタンプによってプレスされてもよい。容器上にコードを形成するコストは、このように従来からあり、安価な技術、例えば、インクジェット印刷オフセット印刷、又はレーザー印刷を使用することによって低く保たれることができ、コードを形成するコストは、容器の製造コストに著しく影響を与えない。

0077

図4Bを参照すると、コードは、ユニット76が内部に配置された平面図形104で構成される。平面図形104は、好ましくは仮想的であり、すなわち、好ましくは、例えばコードが記載された容器上又は付属品上に印刷や形成がされないことが好ましい。平面図形104は、楕円形、円形、多角形、又は矩形などの任意の適切な形状であってもよい。平面図形は、例えば、図4Bに示されるように正方形であってもよい。典型的には、平面図形104は、600〜1600μm、又は約1100μmの長さ(例えば、円形又は多角形である平面図形の直径、及び正方形である平面図形の辺長)を有し、これは符号化される調製情報の量に依存するであろう。

0078

ユニット76は、調製情報を符号化するためのデータ部分78のデータユニット82と、データ部分78に基準を提供するための基準部分80の基準ユニット86とに編成され、それら両方が、以下により詳細に説明されている。

0079

基準部分80は、基準線81を規定する基準形状88又は基準画像88を備える。基準線81は、好ましくは仮想的であり、データ部分78による角度参照のための基準方向を提供する。図示した実施形態では、基準形状88は、例えば、仮想直角二等辺三角形の頂点に配置された3つの基準ユニット86を含み、三角形の斜辺の中央は、好ましくは仮想基準線81がそこから延びる仮想基準点102を規定する。基準線81は、基準形状88により定められた方向に延び、例えば、基準ユニット86によって形成された「L」の脚部に平行、例えば、図4Bに示されるように、この「L」の直立脚部と平行である。

0080

データ部分78は、調製情報を符号化する複数のデータユニット82を含む。データユニット82の少なくとも一部は、各々がそれぞれの交点91で基準線81と交差する符号化線90に沿って配置されている。符号化線90及び交点91は、好ましくは、コード74の仮想要素であり、すなわち、それらは好ましくは、コード74が記載された容器、又は付属品上に形成(例えば印刷)されない。符号化線は、例えば、閉じた線又はその部分、例えば、楕円形、円形、正方形、矩形、多角形の線、又はそれらの部分である。例示される実施形態では、符号化線90は、例えば、異なる半径の同心円状の符号化線90であり、その中心が基準部分80の基準点102と重なるように配置され、各符号化線90が異なる交点91において基準線81と交差している。

0081

任意選択的に、更なるデータユニット82は平面図形104内で、後述するように、基準形状88に対して規定され、符号化線90から離れた位置に配置される。

0082

基準点102、基準線81、符号化線90、交点91、及び平面図形104の輪郭は、好ましくは、コード74の仮想構成要素であり、すなわち、それらは、コード74が記載された容器又は付属品の上には形成されない。好ましくは、ユニット76のみが、例えば、それぞれの容器又は付属品上に形成(例えば印刷)される。例えば、図4Cは、例として図4A及び図4Bのコードを示しており、このコードが好ましくは、本発明による容器又は付属品の表面上に見える。

0083

コードの詳細な説明
本発明によれば、図5を参照すると、コード74のデータ部分78は、調製情報の動作シーケンスを符号化するために、データ部分78の符号化線90に沿って互いにある距離で整列された少なくとも2つのデータユニット82を含むデータユニットシーケンス84を含む。例示される実施形態では、データユニットシーケンス84は、例えば、調製情報の4つの動作シーケンスを符号化するために、例えば、第4の、かつ最も外側の円形の符号化線904に沿って整列された4つのデータユニット821、822、823、824を含む。符号化されたシーケンスの動作は、典型的には、所望の飲料又は食品を得るために、コード74が記載された又はコード74が記載された付属品が取り付けられた容器に収容された材料を処理するときに、本発明の飲料又は食品調製マシンによって特定の順序で実行される動作である。動作は、例えば、容器処理サブシステムの機能性、容器の種類及び/又はその中に収容された材料、得られる所望の飲料又は食品、等に応じて、例えば、容器の、及び/又はそれと流体接続する出口又は入口を開く及び/又は閉じること、容器内の液体、例えば水又はミルクの注入を開始及び/又は停止すること、容器処理サブシステムの混合装置を開始及び/又は停止すること、焼成段階を開始及び/又は停止することなど、又はこれらの任意の組み合わせを開始及び/又は停止することを含むことができる。符号化されたシーケンスの一連の動作は、例えば、ポンプの連続的な開始及び停止、容器の出口又は容器と流体接続する出口の連続的な開閉、混合装置の連続的な開始及び停止、オーブン、等の連続的な開始及び停止など、又は特定の順序で実行される異なる種類の、任意の所定の一連の動作で構成される。

0084

本発明によれば、データユニットシーケンス84の各データユニット82は、符号化された複数動作シーケンスの1つの動作を符号化しており、すなわち、データユニットシーケンス84の各データユニット82は、対応する動作シーケンスの1つの動作に対応している。符号化された動作のシーケンスの一連の動作は、好ましくは、予め定められており、典型的には、飲料又は食品調製マシンの制御サブシステム及び/又はコード処理サブシステムに既知のものである。一連の動作は、例えば、シーケンスがそれに沿って符号化される符号化線に依存する。

0085

実施形態では、特定の符号化線90上のデータユニットシーケンス84によって符号化された一連の動作は、飲料調製マシンに既知の複数の所定の一連の動作の内の1つであってもよく、実際に符号化された一連の動作は、例えば、符号化された調製情報の更なる対応するパラメータの値によって、例えば、後述するように、コードの1つ以上の離散位置に符号化されたパラメータによって決定される。上記のパラメータの値に応じて、符号の特定の符号化線に沿ったデータユニットシーケンスは、したがって、例えば、容器の出口、又は容器と流体接続する出口の一連の開閉動作、又は容器内に液体を注入するためのポンプの一連の開始及び停止動作のいずれかを符号化する。

0086

データユニットシーケンス84の特定のデータユニット821、822、823又は824によって符号化された動作の特質は、データユニットシーケンス84内のこの特定のデータユニットの相対位置によって符号化される。典型的には、データユニットシーケンス84の第1のデータユニット82は、符号化された動作シーケンスの一連の動作の第1の動作を符号化し、データユニットシーケンス84の第2のデータユニット82は、符号化された動作シーケンスの一連の動作の第2の動作を符号化するなどして、データユニットシーケンス84の最後のデータユニット82に至る。しかしながら、データユニットシーケンス84のデータユニット82の動作と相対位置との間の他の対応が、本発明の枠組み内で規定されてもよい。図示した実施形態では、第4の符号化線904に沿ったデータユニットシーケンス84は、容器の処理中に飲料調製マシンの処理サブシステムによって、それぞれの容器の出口の一連の連続的な開閉を符号化するように規定されている。4つのデータユニット82を含むデータユニットシーケンス84は、4つの動作シーケンス、つまり、出口を開く2つの動作と出口を閉じる2つの動作のシーケンスを符号化する。第4の符号化線904に沿った第1データユニット821は、例えば、対応する交点914から時計回りの方向で、出口を開く動作を符号化し、一方、第2データユニット822は、出口を閉じる動作などを符号化する。

0087

本発明によれば、データユニットシーケンス84の特定のデータユニット82と、対応する交点91との間の距離、及び/又はこの特定のデータユニット82と隣接するデータユニット82との間の距離は、この特定のデータユニット82によって符号化された動作の実行のための条件の値を符号化する。2つのデータユニット82間の距離、又はデータユニット82と交点91との間の距離は、線形距離、すなわち対応する符号化線90に沿った距離、例えば円弧長、又は、所与の点から測定される、例えば、符号化線90の中心点から、及び/又はコード74の仮想基準点102から測定される角距離として表現されてもよい。測定された距離と符号化値との間の対応は、コード処理サブシステム及び/又は調製マシンの制御サブシステムに既知の対応関数によって定義される。関数は、線形関数指数関数、又は任意の適切な対応関数であってもよい。指数関数は、例えば、大きな値を符号化するときよりも小さな値を符号化するときにより高い精度を可能にするために有利である。

0088

例えば、データユニットシーケンス84の第1データユニット821と対応する交点91との間の距離は、符号化された動作シーケンスの第1の動作を実行する条件値を符号化する。第2データユニット822と第1データユニット821との間の距離は、第2の動作の実行条件の値を符号化する。第3データユニット823と第2データユニット822との間の距離は、第3の動作の実行条件の値を符号化する。第4データユニット824と第3データユニット823との間の距離は、第4の動作の実行条件の値を符号化する。このようにして符号化された動作シーケンスの最後の動作まで続く。

0089

特定の動作の実行条件の特性は、例えば、動作の特質に依存し、好ましくは、予め規定され、例えば、容器処理サブシステム及び/又は飲料又は食品調製マシンの制御ユニットに既知であることが好ましい。条件の特性は、例えば、時間長、注入される液体の容積、注出されるべき飲料又は食品の容積、調製によって達成される稠度又は温度の内の1つであってもよい。したがって、測定された距離は、例えば、秒又は分の数値ミリリットルの数値、混合装置を駆動するための電流強度の値、摂氏温度などを符号化することができる。

0090

データユニットシーケンス84が、容器の出口、又は容器と流体接続する出口を開閉する一連の連続的な動作を符号化する、例示された実施例では、
− 第1データユニット821とそれぞれの交点914との間の距離は、例えば、調製マシンが容器の処理開始から出口を開くまでに待機しなければならない時間長の秒での値を符号化し、
− 第2データユニット822と第1データユニット821との間の距離は、調製マシンが第1の開口動作後に出口を閉じるまで経過可能としなければならない時間長の秒数を符号化し、
− 第3データユニット823と第2データユニット822との間の距離は、調製マシンが出口を閉じる第1の動作の後、出口が再び開かれるまで待機しなければならない時間長の秒数を符号化し、
− 第4で最後のデータユニット824と第3データユニット823との間の距離は、出口を開く第2の動作から出口が再び閉鎖されるまでの時間長の秒数を符号化する。

0091

コード74の確実な復号を可能にするために、そして図4Bを参照すると、コード処理サブシステムは、基準部分80をコード74のデータ部分78から確実に識別することができる必要がある。基準形状88は、このようにコード74内で一意でなければならない。基準形状88が、データユニット82と類似した、又はそれと同一の基準ユニット86から作製される、図示されているような実施形態では、データユニット82は、調製情報を符号化するときに、基準形状88と同一又はそれと近い構成を形成することから防止される必要がある。具体的には、2つの隣接するデータユニット82間の距離は、基準部分80の2つの基準ユニット86間の特有な距離と等しくてはならない。図示した例では、2つの隣接するデータユニット82間の距離は、したがって基準ユニット86によって形成された直角三角形の辺の長さに等しくなるべきでない。好ましくは、容器上又は付属品上にコード74を形成するときに、2つの隣接するデータユニット82の間に保持されなければならない最小距離がこのように選択され、最小距離は、基準形状88の特有な距離よりも、調製マシンのコード処理サブシステムに対して顕著に大きい。最小距離と基準形状88の特有な距離との間の差は、例えば、コード処理サブシステム及びその要素の特性に、例えば、画像処理装置の最大解像度印刷精度などに依存し得る。2つの隣接するユニット76間の距離がこの最小距離よりも小さい場合、コード処理サブシステムが基準形状88を区別せず、それによって復号エラーにつながるリスクがある。したがって、2つの隣接するデータユニット82間の最小距離は、本発明によるデータユニットシーケンス84内の値を符号化するために使用されないことが好ましい。したがって、該当する場合、測定された距離を符号化値に変換するために対応関数を適用する前に、測定された距離から最小距離が減算される。

0092

実施例1
この例示的ではあるが、決して限定的ではない実施例において、そして図5を参照すると、コード74は、仮想符号化線90に沿って、例えば、コード74の4本の同心円状の仮想符号化線の第4の、かつ最も外側の仮想符号化線904に沿って、互いにある距離で整列された4つのデータユニット821、822、823、824のシーケンス84を含む。第4の符号化線904の中心は、基準線がそこから延びる仮想基準点102と一致する。第4の符号化線は、仮想交点914において仮想基準線81と交差する。データユニットシーケンス84は、例えば、コード74が形成される容器の出口、又は容器と流体接続する出口の一連の連続的な開閉で構成される一連の動作を符号化する。データユニットシーケンス84は、したがって、出口を開放する最初の動作を符号化し、続けて、出口の閉鎖、そして、出口の第2の解放、及び最終的に出口の第2で最後の閉鎖を符号化する。これらの動作の実行条件は、処理の開始から、又は適用可能な場合、前の動作からの時間長である。時間長の値は、さらに以下により詳細に説明するように、第1データユニット821と第1の動作のための交点91との間の距離、及び第2、第3、及び第4の動作のためのデータユニットとシーケンス84の以前のデータユニットとの間の距離によって符号化される。

0093

コード74のユニットは、形成されると、例えば印刷されると、直径60μmの円形ドットである。コード74のデータ部分と基準部分との間の混乱を回避するために、2つのデータユニット82間の最小直線距離は、例えば250μmである。第4の符号化線904は半径615μmを有しており、250μmの最小直線距離は、下式の最小角距離に対応する。




式中、αminは最小角距離であり、dminは最小直線距離であり、rは符号化線の半径である。簡略化のために、第4の符号化線904に沿ったデータユニットシーケンス84の2つのデータユニット82間の最小角距離は、30°に設定した。

0094

本発明の容器の出口、又は容器と流体接続する出口の第1の開放を符号化するデータユニットシーケンス84の第1データユニット821は、対応する交点914から0°の第1の距離に配置される。したがって、符号化された値はゼロ秒であり、そのことは、容器の処理、又はその中の材料の処理を開始すると、出口が容器処理サブシステムによって開かれることを意味する。

0095

出口の閉鎖である、シーケンスの第2の動作を符号化する第2データユニット822は、第1データユニット821から33°の第2の距離βに配置される。第1の動作の実行から、第2の動作、すなわち出口を閉じる動作、を実行するまでの時間長の値を符号化する距離は、したがって33°−30°=3°である。対応関数は、例えば、x度=x秒である。したがって、符号化された値は、3秒である。

0096

第3データユニット823と第2データユニット822との間の第3の距離γは、例えば34°である。第2の動作の実行から、第3の動作、すなわち出口を再度開く動作の実行までの時間長の値を符号化する距離は、したがって、34°−30°=4°であり、したがって、4秒の符号化値に対応する。

0097

第4データユニット824と第3データユニット823との間の第4の距離δは、例えば210°である。第3の動作の実行から、第4の動作、すなわち出口を閉じる動作、を実行するまでの時間長の値を符号化する距離は、したがって210°−30°=180°であり、したがって、180秒の符号化値に対応する。

0098

この実施例によれば、第4の符号化線上のデータユニットシーケンス84は、次の動作シーケンス、すなわち、容器及びその中に含まれる材料の処理が開始され次第、出口がすぐに開かれる動作の動作シーケンスを符号化する。出口は3秒後に閉じられ、閉じた後4秒後に再び開かれる。最後に、出口は、最後に開いてから180秒後に閉じられ、処理の終了まで閉じた状態を維持する。例えば、キャリア液体の温度、注入されたキャリア液体の体積、抽出された又は注出された飲料又は食品の体積、注入されたキャリア液体の圧力を決定するポンプパラメータなどのような調製情報の他のパラメータは、例えば、好ましくは他の符号化線上に位置するコード74の残りのデータユニットの少なくとも一部によって符号化される。

0099

実施形態では、そして例示的ではあるが、決して限定的ではない実施例を示す図6Aを参照すると、コードは、データユニット84、85の2つ以上のシーケンスを含むことができ、データユニット84、85の各シーケンスは、上述のような調製情報のそれぞれの動作シーケンスを符号化することができる。データユニット84、85の各シーケンスは、例えば、コード74の別の符号化線904、903に沿って形成される。実施形態では、符号化された動作シーケンスは、順次実行されなければならない動作シーケンスであり、すなわち、1つが実行された後に他が実行され、その場合、実行される第2の動作シーケンスがそれに沿って符号化されている符号化線の交点は、例えば、第1の動作シーケンスの終了に対応することができる。実施形態では、符号化された動作シーケンスは、同時に実行される必要がある。2つ以上のシーケンスは、例えば、互いに独立して実行され、すなわち、対応する符号化された動作シーケンスは同時に実行されるが、一連の動作の次の動作の実行は、同じシーケンスの前の動作の実行にのみ依存する。このような場合、例えば、上の実施例1に関連してデータユニットの単一のシーケンスについて説明したように、符号化された動作の実行のための条件値を符号化する距離は、典型的には、データユニット間の距離、及び/又はデータユニットと同じシーケンスの交点との間の距離である。あるいは、又はこれらの組み合わせでは、2つ以上のシーケンスが互いに依存して実行される必要があることがあり、すなわち、第1の動作シーケンスの少なくとも1つの動作の実行は、第2の動作シーケンスの動作の実行に依存する。このような場合、第1の動作シーケンスのこの少なくとも1つの動作の実行のための条件値を符号化する距離は、典型的には、この少なくとも1つの動作を符号化する第1のデータユニットシーケンスのデータユニットと、第2のデータユニットシーケンスのデータユニットとの間の距離であり、このデータユニットは典型的には、第2の動作シーケンスの対応する動作を符号化するデータユニットである。これについては、以下の実施例2でより詳細に説明する。

0100

実施例2
図6Aを参照すると、コード74は、例えば、第4の、最も外側の仮想符号化線904に沿った第1のデータユニットシーケンス84、及び第3の仮想符号化線903に沿った第2のデータユニットシーケンス85を含む。第3の符号化線903及び第4の符号化線904は、それぞれの交点913、914で仮想基準線81とそれぞれ交差する。図示した実施例では、第1のデータユニットシーケンス84、及び第2のデータユニットシーケンス85のそれぞれは、4つの動作を符号化するための4つのデータユニット82を含む。第1のデータユニットシーケンス84によって符号化された第1の動作シーケンスは、例えば、コード74が記載された本発明の容器の出口、又は容器と流体接続する出口を開閉する一連の動作であり、一方で、第2のデータユニットシーケンス85によって符号化された第2の動作シーケンスは、例えば水又はミルクなどの容器内の液体の注入を開始及び停止するために容器を処理する調製マシンのポンプを開始及び停止する一連の動作である。第1の動作シーケンス及び第2の動作シーケンスは、例えば、所望の結果を達成するために同時に実行されるようになっており、すなわち、液体は、いくらかの定められた間隔で、かつ、いくらかの定められた容積で容器内に注入され、一方、出口は、例えば、容器内に収容された材料の希釈、及び/又は容器内部の圧力による出口での混合物の調整を最適化するために、注入された容積、及び/又は容器から抽出された飲料又は食品の容積に応じて定められた順序で開閉される。したがって、第1の動作シーケンス及び第2の動作シーケンスの動作は、特定の順序及び特定の条件で実行されなければならず、これは他のシーケンスの動作の実行に依存し得る。

0101

同時動作シーケンスの動作は、それぞれの符号化データユニット82の交点914、913のそれぞれに対する相対的な角距離によって決定された順序で実行される。図示した実施例では、第1のデータユニットシーケンス84の第1のデータユニット821及び第2のデータユニットシーケンス85の第1のデータユニット825によってそれぞれ符号化された、第1の動作シーケンスの第1の動作、及び第2の動作シーケンスの第1のシーケンスは、容器処理の開始時に同時に実行されることになり、各データユニットシーケンス84、85の第1のデータユニット821、825の角距離は、それぞれの交点914、913から0°の角距離であり、例えば0秒の時間長の値を符号化する。第1のデータユニットシーケンス84、及び第2のデータユニットシーケンス85は、したがって、容器内へ液体を注入すること、及び出口を開くことを開始する同時動作を符号化する。

0102

第1の動作シーケンス84、及び第2の動作シーケンス85を、例えば、時計回り方向に読み取ると、実行される次の動作は、第1の動作シーケンスの第2の動作であり、第1のデータユニットシーケンス84の第2のデータユニット822によって符号化されており、それぞれの交点914から、及び/又は前のデータユニット821、825から33°の角距離に位置している。

0103

上述したように、基準形状の基準ユニットとの混乱を回避するために、同一符号化線上の2つの隣接するデータユニット82間には最小距離を保つ必要がある。2つのデータユニット82間の最小直線距離は、例えば250μmであり、第3の符号化線の半径は、例えば495μmであり、第3の符号化線上の2つのデータユニット間の最小角距離は、上記式(1)で、αmin=29.25°と計算されることができる。本実施例では、簡略化のために、最小角距離は、第4の符号化線904及び第3の符号化線903に対して30°に設定した。

0104

第1のデータユニットシーケンス84の第2のデータユニット822と第1のデータユニット821との間の符号化距離は、したがって33°−30°=3°である。実施例1の対応式を使用して、この距離は、各動作シーケンスの第1の動作の同時実行と、第1の動作シーケンスの第2の動作の実行との間の時間長の値である3秒、つまり、容器内への液体注入が継続する、動作シーケンスの開始から出口が再び閉じられるまでの3秒の時間長を符号化する。

0105

本発明の調製マシンの容器処理サブシステムによって実行される次の動作は、第1のデータユニットシーケンス84の第3のデータユニット823によって符号化された第1の動作シーケンスの第3の動作であり、このデータユニットは、第1のデータユニットシーケンス84及び第2のデータユニットシーケンス85の前のデータユニット82から、つまり、第1のデータユニットシーケンス84の第2のデータユニット822から、34°の角距離に位置し、又はそれぞれの交点914から67°の距離に位置している。第1のデータユニットシーケンス84の第3のデータユニット823と第2のデータユニット822との間の符号化距離は、したがって、34°−30°=67°−33°−30°=4°である。上記と同じ対応式を使用して、この距離は、第1の動作シーケンスの第3の動作の実行前の第1の動作シーケンスの第2の動作の実行から4秒の時間長の値、つまり、出口を再び開く前の出口を閉じる動作から4秒の時間長を符号化する。その間、容器内への液体の注入が継続する。

0106

実行される次の動作は、第2のデータユニットシーケンス85の第2のデータユニット826によって符号化された第2の動作シーケンスの第2の動作であり、このデータユニットは、第2のデータユニットシーケンス85の第1のデータユニット825から182°の角距離に、又は前に実行された動作を符号化するデータユニット82から、つまり、第1のデータユニットシーケンス84の第3のデータユニット823から182°−67°=115°の距離に位置する。本実施例では、第2の動作シーケンスの第2の動作の実行条件、すなわち、飲料調製装置のポンプを停止させる動作は、例えば、出口の最後の開口以降、出口を通って抽出される飲料又は食品の容積として定義される。所望の容積が注出されるか、又は抽出されると、ポンプは停止され、それによって容器内へのキャリア液体の注入が停止される。ポンプを停止するこの動作の実行条件は、容器の出口を開く、以前の動作に依存するため、符号化距離は、例えば、第2のデータユニットシーケンス85の第2のデータユニット826と、第1のデータユニットシーケンス84の第3のデータユニット823との間の距離であると定義される。距離は、同じ符号化線90上にないデータユニット82間で測定されるため、それらの間の最小の角距離を維持することは必須ではない。符号化距離は、このため、それらの間で測定された角距離、すなわち、115°であってもよい。例えば、対応関数x度=xミリリットルを使用して、符号化された値は115mLである。したがって、本発明の調製マシンのポンプは、本実施例によれば、115mLの飲料又は食品が、その第2の開口の後に容器から抽出された後に停止される。

0107

本発明の調製マシンによって実行される次の動作は、データユニットシーケンス85の第3のデータユニット827と第4のデータユニット828によってそれぞれ符号化された第2の動作シーケンスの第3及び第4の動作であり、それらはそれぞれの交点913からそれぞれ216°と271°の角距離に位置している。第2のデータユニットシーケンス85の第3のデータユニット827と第2のデータユニット826との間の符号化距離は、したがって、216°−182°−30°=34°−30°=4°であり、例えば、第2の動作シーケンスの第2の動作の実行から、第2の動作シーケンスの第3の動作の実行に対して4秒の時間長の値を符号化することとなり、すなわち、調製マシンのポンプを初めて停止させる動作から、例えば、容器内に残っている混合物を積極的に抽出するために、出口が依然として開いている間に再度始動するまでの4秒の時間長である。第2のデータユニットシーケンス85の第4のデータユニット828と第3のデータユニット827との間の符号化距離は、271°−216°−30°=55°−30°=25°であり、例えば、第2の動作シーケンスの第3の動作の実行から、第2の動作シーケンスの第4の、かつ、最後の動作の実行までの25mLの抽出容積を符号化することとなり、すなわち、調製マシンのポンプを第2度目に始動し、出口が依然として開いている間に再び停止する動作からの25mLの抽出容積である。

0108

最後に、本実施例に従って実行される最終的動作は、第1のデータユニットシーケンス84の第4のデータユニット824によって符号化された第1のデータユニットシーケンス84の第4の動作であり、このデータユニットはそれぞれの交点914から281°の角距離に位置する。本実施例では、第1の動作シーケンスの第4、かつ、最後の動作、すなわち、望ましくない液だれを回避するために、処理の最後に出口を閉じる動作の実行条件は、例えば、出口が閉じる前に容器内の内容物をできるだけ抽出することを可能にするために、ポンプが2度目に停止された後、出口が開口を維持する時間長として定義される。2度目に出口を閉じる最後の動作の実行条件は、ポンプを停止させる前の動作の実行に依存するため、符号化距離は、例えば、第1のデータユニットシーケンス84の第4のデータユニット824と、最後に実行された動作を符号化するデータユニット82、すなわち、第2のデータユニットシーケンス85の第4のデータユニット828との間の角距離であると定義される。距離は、同じ符号化線90上にないデータユニット82間で測定されるため、それらの間の最小の角距離を維持することは必須ではない。したがって、符号化距離は、それらの間の測定された角距離、すなわち、281°−271°=10°であってもよく、これは例えば10秒の時間長の値を符号化する。したがって、容器の出口は、容器内に収容された混合物ができるだけ多く抽出されることを可能にするために、調製マシンのポンプが停止された後に10秒間開口を維持する。

0109

例えば、キャリア液体の温度、注入されたキャリア液体の圧力を決定するポンプパラメータなどの調製情報の他のパラメータは、例えば、好ましくは他の符号化線上に位置するコード74の残りのデータユニットの少なくとも一部によって符号化される。

0110

図6Bは、それぞれの交点までの角距離を表す線形スケール上での、上述の実施例2の第1及び第2の動作シーケンスの符号化を示す。

0111

符号化された同時動作シーケンスは、以下のように要約することができる。
− t=0sで、出口が開かれる。
− t=0sで、ポンピングが開始される。
− 3秒後、出口が閉じる。
− 7秒後、出口が開かれる。
− 115mLの抽出後、ポンピングが停止する。
− 4秒の待機時間後、ポンピングが開始される。
− 25mLの更なる抽出後(合計140mL)、ポンピングが停止される。
− 10秒の待機時間後、出口は閉じられる。

0112

上記の実施例では、対応関数は線形関数であり、符号化された値は、符号化距離に比例している。

0113

しかしながら、指数関数、対数関数ステップ関数などの他の対応関数が本発明の枠組み内で可能である。指数関数式は、例えば、低い値でより高い精度を得るために適切であり、精度の重要性がしばしばより低い高い値よりも、低い値において通常、精度はより重要である。

0114

実施形態では、時間及び体積は、例えば、以下の指数相関関数を使用して復号される。




式中、xは、限定されるものではないが、例えば、時間長、容積、電圧、電流強度、粘度、温度などを表す符号化された値であり、xmin及びxmaxは、それぞれ、値xの符号化範囲のより低い値及びより高い値であり、αは、例えば、符号化角距離などの符号化距離であり、αmaxは、値xの可能な最大符号化距離、例えば、可能な最大の符号化角距離である。

0115

調製情報を符号化するとき、逆関数が、典型的には、符号化距離、したがって、符号化線上の対応するデータユニットの位置を決定するために使用される。

0116

実施形態では、図7を参照すると、本発明のコード74は、動作シーケンス以外の調製情報の更なるパラメータを符号化するための更なるデータユニットを含み、例えば、これらに限定されないが、温度、ポンプ設定パラメータなどが挙げられる。

0117

コード74は、例えば、仮想符号化線91に沿って位置するデータユニット829を含み、限定するものではないが、例えば、温度値、ポンプカットオフ圧力値、又は調製情報の他の任意の適切なパラメータの値などを符号化するための、例えば、最も内側の符号化線901を含む。データユニット829は、対応する符号化線901の交点911及び基準線81から任意の距離に位置付けられてもよく、例えば、角距離として測定される距離は、既定の対応関数に従って、対応するパラメータ値を符号化する。

0118

実施形態では、2つ以上のデータユニットは、同じ符号化線90に沿って位置付けられることができ、それぞれが別のパラメータ値を符号化する。例示される実施形態では、2つのデータユニット829、830は、例えば、最も内側の符号化線901に沿って位置付けられて、それぞれ別のパラメータ値を符号化する。第1データユニット829は、例えば、第1のパラメータ値を、対応する交点911から時計回りの方向で0°〜180°の範囲内で距離、例えば角距離で符号化し、一方で、第2のデータユニット830は、第2のパラメータ値を180°〜360°の距離範囲内で符号化する。この範囲は、符号化範囲全体にわたって第1データユニット829と第2データユニット830との間の最小距離を確保するために更に限定されてもよい。

0119

実施形態では、一対のデータユニットは、パラメータ値を符号化するために、符号化線に沿って位置付けられてもよい。図示された実施例では、一対のデータユニット820は、対応する交点912からの任意の距離で、第2の符号化線902に沿って位置付けられ、例えば、角距離として測定された距離は、所定の対応関数に従って上記のパラメータ値を符号化する。交点912から一対のデータユニット820までの距離は、例えば、一対のデータユニット820の各データユニットに対する平均距離として計算されてもよく、したがって、一対のデータユニット820の2つのデータユニット間の中間点までの距離に対応する。

0120

一対のデータユニット820のデータユニットは、好ましくは、所定の設定距離だけ互いに分離され、例えば、本発明の調製マシンのコード処理サブシステムが、同一の及び/又は他方の符号化線上の他のデータユニットから一対のデータユニット820を形成するデータユニットを正確に区別することを可能にする。

0121

実施形態では、コード74は、離散的部位77、79を更に備え、それらはバイナリ方式で更なる調製情報を符号化するデータユニット831、832を含んでも含んでいなくてもよく、各離散的部位77、79は、例えば、情報のビットに対応し、データユニット831、832の存在は、例えば、「1」と解釈されており、データユニットの不在は「0」として解釈される。

0122

離散的部位は、例えば、符号化線90に沿って利用可能な空間上に配置され、データユニット831の存在は、復号エラーにつながることはない。例示される実施形態では、離散的部位77は、例えば、第2の仮想符号化線902に沿い、符号化線902の一対のデータユニット820によって使用されていないセグメントに沿って位置付けられる。5つの離散的部位77は、例えば、一対のデータユニット820の後に時計回り方向で位置付けられ、一対のデータユニット820の2つのデータユニットと2つの離散的部位77との間のあらゆる可能な混乱を回避するために、互いに、かつ、一対のデータユニット820の最も近いデータユニットから一対のデータユニット820の2つのデータユニットを分離する距離とは異なる距離で分離される。したがって、離散的部位77の場所は、一対のデータユニットの場所が決定された後に符号化されるパラメータ値に基づいて決定される。

0123

他の離散的位置79は、コード74の平面図形内に配置されてもよいが、例示される実施形態のように、コードの正方形の平面図形の角部に近いように、仮想符号化線90から離れて配置される。

0124

離散的部位77、79は、好ましくは、別個の値のみをとり得る1つ以上のパラメータの値を符号化するために使用される。少なくともいくつかの離散的部位は、例えば、限定された離散符号化スキームの中で、どの符号化スキームが選択されて特定のコード74内のデータを符号化したかを符号化するために使用される。これらの離散的部位は、したがって、コード74に符号化された他の値をどのように復号するかに関する情報をコード処理サブシステムに提供する。他の離散的部位は、例えば、飲料又は食品が低温であるか温かいかを符号化してもよく、それにより、例えば、温度値を符号化したデータユニットの値の範囲などを決定することができる。

0125

例示された実施形態では、符号化線90は、円形の符号化線である。しかし、他の種類の符号化線も本発明の枠組み内で可能であり、例えば、限定するものでないが、直線状の符号化線、円弧形状の符号化線、多角形の符号化線、矩形の符号化線、楕円符号化線などが挙げられる。

0126

図8Aは、本発明による容器又は付属品上にモザイク状にコードがどのように形成、例えば印刷され得るかを示す。コードは、例えば、縦列及び行において、好ましくは規則的な間隔で繰り返される。容器又は付属品が調製マシンの容器処理サブシステム内で完全に整列されていない場合であっても、容器又は付属品の表面の少なくとも一部の上でコードを繰り返すことにより、コード処理サブシステムによるコードの読み取りを可能にする。そのことはまた、例えば、コード処理サブシステムが、可能性のある印刷及び/又は読み取りエラーに対する何らかのロバスト性をシステムに提供するために、2つ以上のコードを読み取ることを可能にする。

0127

実施形態では、図8Bを参照すると、異なる調製情報を符号化する2つのコードは、容器又は付属品の表面の少なくとも一部に交互に並ぶモザイク状に形成される。列は、例えば、調製情報の第1のセットを符号化するコードを含み、一方で、次の列は、調製情報の第2のセットを符号化する第2のコードを含む。次に、本発明の調製マシンは、調製の必要性に応じて、1つ又は他のコード、又は両方のコードを読み取り、復号する。調製情報の第1及び第2のセットは、例えば、容器処理の第1及び第2の段階の調製情報、容器の内容物を処理するための代替的なレシピ、例えば、冷たいレシピ及び温かいレシピなどに対応する。

0128

コード処理方法
コード処理サブシステム18は、コードのデジタル画像を画像取り込み装置106によって取得することと、調製情報を復号するために、画像処理装置92によって、デジタル画像のデジタルデータを処理することと、復号された調製情報を出力装置114によって出力することとによって、コード74を処理して調製情報を判定する。

0129

デジタルデータの処理は、ユニット76をコード内で探し出すことと、例えば基準ユニット86である基準形状88を識別し、そこから基準点102及び/又は基準線81を決定することと、基準線からそれらに沿ってデータユニットシーケンス84、85が整列されている符号化線904、903を決定し、これらデータユニットシーケンス84、85のデータユニット821、822、823、824、825、826、827、828と、それぞれの交点914、913との間、及び/又はデータユニットシーケンス84、85のデータユニット821、822、823、824、825、826、827、828と、同一若しくは別のデータユニットシーケンス84、85の、例えば隣接する、他のデータユニットとの間の距離を測定することと、これらの距離から調製情報の動作シーケンスを復号することとを含む。

0130

コード74内におけるユニット76の場所を見つけることは、一般に、デジタルデータに表される画素を1ビットの2階調白黒画像、すなわち2値画像に変換することによって達成され、それにより、関連する変換パラメータは、ユニットをそれらの周囲の基準面と区別するように設定される。あるいは、オーバーサンプリングされた2値画像センサを画像取込装置106として用いて、2値画像を提供することができる。ユニットの中心の位置は、円のハフ変換などの特徴抽出技術によって定められてもよい。異なる大きさのユニットは、画素積算によって特定してもよい。

0131

実施形態では、例えば基準ユニット86などの基準形状88を識別すること、並びに、そこから基準点102及び/又は基準線81を決定することは、例えば、ユニット76の構成88を識別することを含む。ユニットの構成を識別することは、上述の特定の固有の構成を有するユニットの場所を見つけることを含んでもよい。具体的には、その構成を含む基準ユニットの中心点の幾何学に関する、記憶されている情報を使用して、それら位置特定されたユニット内に、この配置を探し求めることができる。

0132

基準形状88から基準線81を定めることは、基準線81がそこから延びる基準点102の構成から決定することを含み得る。具体的には、構成に対する基準点102の位置は、前述の記憶された情報の一部であってもよい。基準形状88から基準線81を定めることは、基準形状の1つ以上の基準ユニットを通って、又はそれに平行に延びる基準線を定めることを更に含んでもよい。

0133

図8Aに示されるような、複数のそのようなコード74を含む実施形態では、第1のコードの基準線81を定めることは、第1のコードの基準形状の基準点から延び、少なくとも1つの他のコードの構成によって規定される基準点を通って、又はその基準点に対して基準線を定めることを含み得る。それら更なるコードの基準点に対する、その基準線の配置は、記憶されている関係性であることが理解されるであろう。コードの基準線81を決定することは、例えば、2つの部分又は段階を含み、第1の段階は、コード自体の基準形状を使用して基準線81を近似的に決定することを含み、第2の段階は、少なくとも1つの他のコード、好ましくは隣接するコードの基準形状を使用して、以前に決定された基準線81を正確に決定するか、又は補正することを含む。第1の段階は、例えば、基準形状から、基準線81がそこから延びるコードの基準点を決定することと、基準形状から基準線81の方向を近似的に、例えば、コードの1つ以上の基準ユニットを通って、又はそれに平行に延びるように決定することとを含む。第2の段階は、例えば、別のコード、好ましくは隣接するコードの同様の構成を識別することと、上記の別のコードの基準点を決定することと、隣接するコードの基準点を通って延びるように、又は隣接するコードの基準点に対する既知の位置で基準線81を補正することとを含む。

0134

コードを処理するときに基準点及び基準線81を決定することにより、情報を復号する前に、取り込まれた画像内のコードの向きを決定することが可能になる。したがって、復号精度に影響を与えることなく、コードの画像を任意の方向において取り込むことができる。したがって、コードが記載された容器は、画像取込装置に対して特定の向きに位置合わせされる必要はなく、それによってマシンの構造及びマシン内の容器の処理を簡易化することができる。その意味で、消費者は飲料又は食品調製装置に容器を挿入する前に容器を方向付ける必要はない。したがって、本発明によるコードが記載された容器の使用は、使い勝手が良い。

0135

データユニットに対して関連する交点からの符号化距離を決定することは、他のユニットから離れた所定の距離、及び/若しくは最大距離離れた単一のデータユニットを識別することよって、又は所定の距離だけ離れているデータユニットの対を識別することによって達成されてもよい。交点とデータユニットの中心、又は、例えば一対のデータユニットの中点など、決定された点との間の基準点から測定された、周方向距離、線形距離、又は角距離を決定すること。周方向距離を決定することは、基準線81と、データユニット82への半径方向線又はデータユニット820の対の決定された点への半径方向線との間の基準点102におけるラジアンでの角度と、符号化線90の全周(関連する交点91によって定められる)との積によって都合よく達成される。距離を決定することは、角距離を決定することを含んでもよく、すなわち、基準線81とデータユニット82(典型的にはその中心)に対する半径方向線との間のラジアン又は度数での角度によって決定することを含んでよく、それにより、半径距離を使用して基準位置に対してデータユニットを識別することができる。必要とされる処理工程が少なく、更に、正確な半径距離は異なる符号化線上のデータユニット間で混乱のリスクがない限り必要とされないことから、後者が好ましい。

0136

決定された距離は、画像取り込み装置106の倍率及び/又は画像が取り込まれたときのコード74からの距離を使用して補正されることができる。

0137

決定された符号化距離をパラメータの実際の値に変換することは、例えば、上述のような対応関数であるパラメータと距離との間の関係を定める格納された情報(例えば、メモリサブシステム112上に格納された情報)を使用することを含み得る。この工程は、画像処理装置92又は処理サブシステム50において実行されてもよい。関係は、例えばVp∝dのように線形であってもよく、あるいは非線形であってもよい。非線形関係は、対数関係、例えばVp∝log(d)又は指数関数(例えばVp∝ed)を含んでもよい。そのような関係は、低い値においてパラメータの精度が重要であり、高い値ではそれほど重要でない場合に特に有利であり、又、その逆も然りである。例えば、容器処理サブシステム14の第2の実施形態では、混合ユニットの角速度W1、W2の精度は、高い角速度よりも低い角速度においてより重要であり、したがって指数関係が好ましい。

0138

符号化線90の円周が、符号化領域78の中心に近接して減少するにつれ(すなわち、図示された実施例における基準形状88の位置)決定された距離の精度は低くなる。有利にも、より高レベルの精度を必要とするパラメータ、又はいくつかの符号化データユニットを必要とする動作シーケンスは、中心から遠位に配置されることができ、高レベルの精度を必要としないパラメータがこの中心の近位に配置されることができる。一例として、容器処理サブシステム14の第2の実施形態について、混合ユニットの角速度W1、W2の精度はより重要であるために、この中心の遠位に配置され、冷却能力パーセンテージの精度はあまり重要ではないためこの中心の近位に配置されている。

0139

離散的部位77、79を含む実施形態では、デジタルデータの処理は、離散的部位の位置を決定することと、それらがデータユニットを含むかどうかを判定することと、データユニットにより符号化線90に沿って符号化され得るパラメータ又はパラメータの特性をそこから導出することとを更に含んでもよい。

0140

離散的部位の位置を決定することは、基準線の識別された位置を使用することを含み得る。離散的部位の位置を決定することは、格納された情報(すなわち、メモリサブシステム112上に格納された情報)を使用することを更に含んでもよく、例えば、基準線の位置に対する、及び/又は離散的部位の数、及び/又は配置を符号化し得る符号化線(例えば、データユニット又は一対のデータユニットの特定位置が離散的部位の特定の構成を符号化する)に沿ったデータユニット又は一対のデータユニットの配置に対する、既知の位置に配置された既知の数の離散的部位が存在する。離散的部位がデータユニットを含むかどうかを判定することは、特徴抽出又は他の既知の技術を含み得る。離散的部位におけるデータユニットの存在から派生して、パラメータは、符号化されたパラメータ(複数可)を復号するために格納された情報(例えば、メモリサブシステム112上に格納されたルックアップテーブル)を使用することを含んでもよい。

0141

マシン及び容器の付属品
付属品94は、前述のコード74をその表面に配置して含むことができ、前述の飲料又は食品調製マシン4に取り付けられるように構成されている。図9にその一例が例示されている付属品は、コード74を保持するための保持部96と、上記マシン4の画像取り込み装置106と、上記マシン4によって受け入れられる容器6との間で、かつ上記容器の付近で、保持部96をマシン4に取り付けるための取り付け部材98とを備える。この方式で、コード74の画像を、あたかもそのコードが容器6に取り付けられているかのごとく、画像取り込み装置106によって取り込むことができる。好適な取り付け部材の例としては、(図示されているような)接着剤ストリップを備える上記保持部に取り付けられた延長部や、クリップボルト、又はブラケットなどの機械的締結具、が挙げられる。このような付属品94の使用は、1種類の容器6のみがマシン4上で使用される場合、清浄又は他のメンテナンス関連動作が必要とされる場合、特に有用である。

0142

代替的な付属品100は、前述のコード74をその表面に配置して含むことができ、前述の容器6の内のいずれかに取り付けられるように構成されている。図10にその一例が例示されている付属品100は、コード74を保持するための保持部96と、保持部96を容器6に取り付けるための取り付け部材98とを備える。この方式で、コード74の画像を、あたかもそのコードが容器6上に一体的に形成されているかのごとく、画像取り込み装置106によって取り込むことができる。好適な取り付け部材の例は、(図示されるような)接着ストリップと、クリップ、ボルト、又はブラケットなどの機械的締結具、が挙げられる。このような付属品94の使用は、最終消費者が規定したレシピが容器6に適用される場合、清浄又は他のメンテナンス関連の操作が必要とされる場合、特に有用である。容器6とは別個の基材上にコード74を形成して、その基材を容器に取り付けることは、よりコスト効率が高い。

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