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課題・解決手段

本発明は、例えば、消費者製品中の脂肪を部分的または完全に置き換えるための脂肪代替物として使用可能な潤滑剤の分野に関する。より具体的には、本発明は、アラビアガムキトサンとを含む複合コアセルベート系の、潤滑剤としての使用に関する。そのようなコアセルベート系を含む消費者製品も本発明の対象である。

概要

背景

潤滑剤は、2つの表面の間の摩擦を低減するために導入される物質であると知られている。潤滑剤は、多くの様々な用途で使用されている。なかでも、例えば食品用途を挙げることができる。

実際に、過剰な食事性脂肪摂取の悪影響に対する意識に直面して、食習慣が変わってきており、より少ない脂肪が食べられるようになってきている。

その結果、この需要を満たすために、脂肪代替物役割を果たす多くの潤滑剤が、数年にわたり開発されてきた。

脂肪代替物は、従来技術において広く開示されてきた。例えば米国特許第5952007号明細書を引用することができ、ここでは、食品および化粧品用途での脂肪代替物としての、2種以上のバイオポリマー材料複合コアセルベートの使用が開示されている。しかしながら、この文書に開示されている方法には加熱工程が必要であり、ここで、バイオポリマーを30〜100℃の間の温度の水に溶解させる必要がある。さらに、幾つかのパラメーター、例えば圧力またはせん断速度は、この方法の間、基準を満たす必要があり、それにより方法が複雑になる。

よって、例えば製造が容易かつ感触の観点で良好な性能をもたらす脂肪代替物として使用可能な潤滑剤を提供する必要がある。

本発明は、特定の組み合わせの2種の異なるバイオポリマーから生成される複合コアセルベート系を提供することにより、このニーズを満たす。

発明の概要
現在では、アラビアガムキトサンコアセルベート系が、高い潤滑特性を示し、様々な用途において潤滑剤として使用可能であることが分かった。実際に、例えば香味付けされた製品に導入される場合、本発明のコアセルベート系を脂肪代替物として使用して、油性の感触をもたらすことができる。

よって、本発明の第一の対象は、消費者製品中での潤滑剤としての複合コアセルベート系であって、第一のバイオポリマーおよび第二のバイオポリマーを含み、ここで、第一のバイオポリマーがアラビアガムであり、第二のバイオポリマーがキトサンである複合コアセルベート系の使用である。

本発明のその他の対象は、先に定義されているコアセルベート系を含む消費者製品である。

概要

本発明は、例えば、消費者製品中の脂肪を部分的または完全に置き換えるための脂肪代替物として使用可能な潤滑剤の分野に関する。より具体的には、本発明は、アラビアガムとキトサンとを含む複合コアセルベート系の、潤滑剤としての使用に関する。そのようなコアセルベート系を含む消費者製品も本発明の対象である。

目的

よって、例えば製造が容易かつ感触の観点で良好な性能をもたらす脂肪代替物として使用可能な潤滑剤を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

消費者製品中での潤滑剤としての複合コアセルベート系であって、第一のバイオポリマーおよび第二のバイオポリマーを含み、ここで、前記第一のバイオポリマーがアラビアガムであり、前記第二のバイオポリマーがキトサンである前記複合コアセルベート系の使用。

請求項2

前記複合コアセルベート系が、前記第一のバイオポリマーおよび前記第二のバイオポリマー製の少なくとも1種の複合コアセルベート液滴を含むコアセルベート液滴スラリーである、請求項1記載の使用。

請求項3

前記複合コアセルベート系が、疎水性活性成分、好ましくは香味物質または芳香物質を含む油系コアと、前記第一のバイオポリマーおよび前記第二のバイオポリマー製のコアセルベートシェルとを有する少なくとも1種のマイクロカプセルを含む複合コアセルベートマイクロカプセルスラリーである、請求項1記載の使用。

請求項4

前記複合コアセルベート液滴スラリーが、第一のバイオポリマーおよび第二のバイオポリマーを、水性ビヒクル中にて複合コアセルベート液滴の懸濁液を形成するのに十分な条件で混合する工程であって、酸性条件下で実施される工程を含む方法により得られる、請求項2記載の使用。

請求項5

前記複合コアセルベートマイクロカプセルスラリーが、(i)第一のバイオポリマーおよび第二のバイオポリマーを、水性ビヒクル中にて複合コアセルベート液滴の懸濁液を形成するのに十分な条件で混合する工程であって、酸性条件下で実施される工程、および(ii)疎水性コア材料、好ましくは香味物質または芳香物質を前記複合コアセルベート液滴に添加し、キトサンおよびアラビアガム製のコアセルベートシェルによりカプセル化されたコア材料をそれぞれ含むコア/シェル型カプセルを形成する工程を含む方法により得られる、請求項3記載の使用。

請求項6

アラビアガムとキトサンとの重量比が、3〜8の間に含まれる、請求項1から5までのいずれか1項記載の使用。

請求項7

第一のバイオポリマーおよび第二のバイオポリマーを混合する工程が、2.5〜5の間に含まれるpHで実施される、請求項4から6までのいずれか1項記載の使用。

請求項8

前記潤滑剤が脂肪代替物である、請求項1から7までのいずれか1項記載の使用。

請求項9

前記消費者製品が、香味付けされた製品または香気付けされた製品である、請求項1から8までのいずれか1項記載の使用。

請求項10

前記香味付けされた製品が、ヨーグルトおよびその他の発酵乳製品乳飲料、ならびにチーズ製品ソースドレッシングから成る群から選択される、請求項9記載の使用。

請求項11

請求項1から8までのいずれか1項に定義されている前記複合コアセルベート系を含む消費者製品。

請求項12

請求項4から7までのいずれか1項に定義されている方法により得られる複合コアセルベート系を含む、香味付けされた製品または香気付けされた製品。

請求項13

好ましくはヨーグルト、乳飲料およびチーズ製品、ソース、ドレッシングの形態にあり、ここで、前記製品の総重量を基準として、0.1〜20重量%の複合コアセルベート系を含む、請求項12記載の香味付けされた製品。

技術分野

0001

本発明は、例えば、消費者製品中の脂肪を部分的または完全に置き換えるための脂肪代替物として使用可能な潤滑剤の分野に関する。より具体的には、本発明は、アラビアガムキトサンとを含む複合コアセルベート系の、潤滑剤としての使用に関する。

0002

そのようなコアセルベート系を含む消費者製品も本発明の対象である。

背景技術

0003

潤滑剤は、2つの表面の間の摩擦を低減するために導入される物質であると知られている。潤滑剤は、多くの様々な用途で使用されている。なかでも、例えば食品用途を挙げることができる。

0004

実際に、過剰な食事性脂肪摂取の悪影響に対する意識に直面して、食習慣が変わってきており、より少ない脂肪が食べられるようになってきている。

0005

その結果、この需要を満たすために、脂肪代替物の役割を果たす多くの潤滑剤が、数年にわたり開発されてきた。

0006

脂肪代替物は、従来技術において広く開示されてきた。例えば米国特許第5952007号明細書を引用することができ、ここでは、食品および化粧品用途での脂肪代替物としての、2種以上のバイオポリマー材料の複合コアセルベートの使用が開示されている。しかしながら、この文書に開示されている方法には加熱工程が必要であり、ここで、バイオポリマーを30〜100℃の間の温度の水に溶解させる必要がある。さらに、幾つかのパラメーター、例えば圧力またはせん断速度は、この方法の間、基準を満たす必要があり、それにより方法が複雑になる。

0007

よって、例えば製造が容易かつ感触の観点で良好な性能をもたらす脂肪代替物として使用可能な潤滑剤を提供する必要がある。

0008

本発明は、特定の組み合わせの2種の異なるバイオポリマーから生成される複合コアセルベート系を提供することにより、このニーズを満たす。

0009

発明の概要
現在では、アラビアガム/キトサンコアセルベート系が、高い潤滑特性を示し、様々な用途において潤滑剤として使用可能であることが分かった。実際に、例えば香味付けされた製品に導入される場合、本発明のコアセルベート系を脂肪代替物として使用して、油性の感触をもたらすことができる。

0010

よって、本発明の第一の対象は、消費者製品中での潤滑剤としての複合コアセルベート系であって、第一のバイオポリマーおよび第二のバイオポリマーを含み、ここで、第一のバイオポリマーがアラビアガムであり、第二のバイオポリマーがキトサンである複合コアセルベート系の使用である。

0011

本発明のその他の対象は、先に定義されているコアセルベート系を含む消費者製品である。

図面の簡単な説明

0012

単離されたバイオポリマー(アラビアガムおよびキトサン)について、および本発明の複合コアセルベート液滴スラリーについて、滑り速度(mm/s)に応じた摩擦係数を示す。
無脂肪ヨーグルトに組み込んだ場合の本発明のコアセルベート液滴スラリーについて、滑り速度(mm/s)に応じた摩擦係数を示す。
本発明のコアセルベートマイクロカプセルスラリーについて、およびエマルションについて、滑り速度(mm/s)に応じた摩擦係数を示す。
本発明のコアセルベート液滴スラリーについて、滑り速度(mm/s)に応じた摩擦係数を、ゼラチン/アラビアガムコアセルベートと比較して示す。

0013

本発明の詳細な説明
特に記載のない限り、パーセンテージ(%)は、組成物の重量に対するパーセンテージを示すことを意味する。

0014

本発明で使用されている「複合コアセルベート系」という用語は、2種の異なる系、すなわち複合コアセルベート液滴スラリーおよび/または複合コアセルベートマイクロカプセルスラリーを包含する。これらの2種の系は、コアセルベート系を形成する2種のバイオポリマーの性質である一般的な特徴により関連付けられている。

0015

「複合コアセルベート液滴」とは、液滴が、アラビアガムおよびキトサンを含む、好ましくはアラビアガムおよびキトサンから成るバイオポリマーのみから生成されていることを意味する。

0016

「複合コアセルベートマイクロカプセル」とは、複合コアセルベートマイクロカプセルが、疎水性活性成分を含む油系コアと、アラビアガムおよびキトサンを含む、好ましくはアラビアガムおよびキトサンから成るバイオポリマー製の複合コアセルベートシェルとから生成されていることを意味する。

0017

本発明に定義されている複合コアセルベート系は、様々な用途、例えば、食品用途、化粧品用途またはバイオメディカル用途における潤滑剤として使用可能である。

0018

特定の実施形態によると、潤滑剤は、香味付けされた製品(食料品)における脂肪代替物である。

0019

先に説明したように、潤滑剤は、2つの表面(パーソナルケア製品の場合は皮膚と皮膚の接触、または香味付けされた製品の場合は口蓋)の間の摩擦係数を減少させることができる材料である。

0020

一実施形態によると、2つの表面の間での本発明に定義されている複合コアセルベート材料の摩擦係数は、同じ2つの表面の間で測定された純水の摩擦係数と比べて最大で85%低下し、ここで2つの表面は、アクリロニトリルブタジエンゴムまたは生物組織を含む。

0021

複合コアセルベート液滴スラリー
一実施形態によると、複合コアセルベート系は、第一のバイオポリマーおよび第二のバイオポリマー、すなわちアラビアガムおよびキトサンを含む少なくとも1種の複合コアセルベートを含有する複合コアセルベート液滴スラリーである。

0022

複合コアセルベートを製造する方法は、当業者によく知られている。

0023

一実施形態によると、複合コアセルベート液滴スラリーは、第一のバイオポリマーおよび第二のバイオポリマーを、水性ビヒクル中にて複合コアセルベート液滴の懸濁液を形成するのに十分な条件で混合する工程であって、酸性条件下で実施される工程を含む方法により得られる。

0024

複合コアセルベート液滴スラリーを形成するために、アラビアガムおよびキトサンを、ポリマー相の分離を誘発するための特定の温度、pHおよび濃度条件で混合し、複合コアセルベート液滴の懸濁液を調製する。当業者であれば、望ましい複合コアセルベート形成をもたらす高分子電解質の性質に応じて、最適な条件(pH、イオン強度および温度)を選択することができるだろう。

0025

本発明によると、混合工程は酸性条件下で実施される。というのも、キトサンを、酸、例えば酢酸乳酸中に溶解させる必要があるからである。アラビアガムは、室温で水中に溶解させることが一般的である。

0026

pHが、2.5〜5、好ましくは3〜4の間に含まれる方法により複合コアセルベート液滴スラリーが得られる場合に、潤滑特性が最適になることが分かった。

0027

さらに、この実施形態によると、アラビアガムとキトサンとの重量比は、3〜8の間に含まれることが好ましく、4に等しいことがより好ましい。

0028

一実施形態によると、バイオポリマーの合計量は、スラリーの総重量を基準として、1重量%〜10重量%、好ましくは2重量%〜8重量%の間に含まれる。

0029

複合コアセルベート液滴スラリーを、乾燥、例えば凍結乾燥または噴霧乾燥にかけて、そのようなものとして、すなわち粉末形態でコアセルベート液滴を提供することができる。そのような乾燥を実施するための当業者に公知の標準的な方法が適用可能であると理解される。特に、スラリーを、好ましくは、ポリマー担体材料、例えば、ポリ酢酸ビニルポリビニルアルコールデキストリンマルトデキストリン天然または加工デンプン砂糖植物ガム、例えばアカシアゴムペクチンキサンタンアルギン酸塩カラギーナンまたはセルロース誘導体の存在下で噴霧乾燥して、マイクロカプセルを粉末形態で提供することができる。担体は、アカシアゴムであることが好ましい。特定の実施形態によると、担体材料は、遊離香油または遊離香味油を含む。

0030

複合コアセルベートマイクロカプセルスラリー
別の好ましい実施形態によると、複合コアセルベート系は、疎水性活性成分、好ましくは香味物質または芳香物質を含む油系コアと、第一のバイオポリマーおよび第二のバイオポリマー、すなわちアラビアガムおよびキトサン製のコアセルベートシェルとを有する少なくとも1種のマイクロカプセルを含む複合コアセルベートマイクロカプセルスラリーである。

0031

一実施形態によると、複合コアセルベートマイクロカプセルスラリーは、
(i)キトサンおよびアラビアガムを、水性ビヒクル中にて複合コアセルベート液滴の懸濁液を形成するのに十分な条件で混合する工程であって、酸性条件下で実施される工程、および
(ii)疎水性コア材料、好ましくは香味物質または芳香物質を複合コアセルベートに添加し、キトサンおよびアラビアガム製のコアセルベートシェルによりカプセル化されたコア材料をそれぞれ含むコア/シェル型カプセルを形成する工程
を含む方法により得られる。

0032

工程(i):アラビアガムおよびキトサンを水性ビヒクル中で混合
第一の工程において、アラビアガムおよびキトサンを、ポリマー相の分離を誘発するための特定の温度、pHおよび濃度条件で混合し、複合コアセルベート液滴の懸濁液を調製する。当業者であれば、望ましい複合コアセルベート形成をもたらす高分子電解質の性質に応じて、最適な条件(pH、イオン強度および温度)を選択することができるだろう。

0033

本発明によると、混合工程は酸性条件下で実施される。というのも、キトサンを、酸、例えば酢酸、乳酸中に溶解させる必要があるからである。アラビアガムは、室温で水中に溶解させることが一般的である。

0034

pHが、2.5〜5、好ましくは3〜4の間に含まれる方法により複合コアセルベートマイクロカプセルスラリーが得られる場合に、潤滑特性が最適になることが分かった。

0035

実施形態によると、アラビアガムとキトサンとの重量比は、5〜8の間に含まれることが好ましく、6に等しいことがさらにより好ましい。

0036

一実施形態によると、バイオポリマーの合計量は、スラリーの総重量を基準として、1重量%〜10重量%、好ましくは2重量%〜8重量%の間に含まれる。

0037

工程(ii):疎水性コア材料を複合コアセルベート液滴に添加
工程(ii)において、疎水性コア材料、好ましくは香味物質または芳香物質は、複合コアセルベート液滴に添加され、ここで複合コアセルベート液滴は、コア材料の活性溶液界面のまわりの被覆層として堆積し、キトサンおよびアラビアガム製のコアセルベートシェルによりカプセル化されたコア材料をそれぞれ含むコア/シェル型カプセルを形成する。この実施形態によると、コアセルベートシェルは、工程(i)で形成された複合コアセルベート液滴から生成される。

0038

疎水性コア材料を2つの異なる手法に従って添加することができる。

0039

実際に、潤滑特性に加えて、コアセルベート相は、油液滴の安定化を可能にする効率的な界面活性を示すことが分かった。

0040

したがって、一実施形態によると、疎水性コア材料を含む油相は、撹拌しながら複合コアセルベート液滴に添加され、ここで複合コアセルベート液滴は、コア材料の活性/溶液界面のまわりの被覆層として堆積し、キトサンおよびアラビアガム製のコアセルベートシェルによりカプセル化されたコア材料をそれぞれ含むコア/シェル型カプセルを形成する。

0041

別の実施形態によると、疎水性コア材料を含む水中油型エマルションが、複合コアセルベート液滴に添加され、ここで複合コアセルベート液滴は、コア材料の活性/溶液界面を含むエマルションのまわりの被覆層として堆積し、キトサンおよびアラビアガム製のコアセルベートシェルによりカプセル化されたコア材料をそれぞれ含むコア/シェル型カプセルを形成する。

0042

この実施形態によると、エマルションは、安定剤、例えばタンパク質を含むことが好ましい。

0043

また、コアセルベートは、コアセルベートをコア材料上に堆積させてカプセルシェルを形成することができる適切な粘度を有する。ハイブリッドコアセルベートの粘度は、20℃かつ1/s〜100/sであり得るせん断速度の場合、100mPa・s〜4000mPa・sであり得る。

0044

一実施形態によると、活性成分は、芳香物質または香味物質から成る。カプセル化されることで有利になり得る代替的な疎水性成分を、芳香物質もしくは香味物質の代わりに使用するか、または芳香物質もしくは香味物質と組み合わせて使用することができる。そのような成分の非限定的な例としては、化粧用スキンケア用、悪臭防止用、殺菌用、殺真菌用、医薬用または農薬用の成分、消毒剤昆虫忌避剤または誘引剤が挙げられる。

0045

ここで「香油」(または「芳香物質」とも)または「香味物質」が意味するのは、約20℃で液体である成分または組成物である。上記の芳香物質または香味油は、単独の賦香または香味成分であっても、または賦香もしくは香味組成物の形態にある成分の混合物であってもよい。ここで「賦香成分」とは、主な目的として快楽効果を付与する賦香調製物または組成物中で使用される化合物を意味する。言い換えれば、賦香するものと考えられるそのような成分は、単に香りを有するものではなく、少なくとも有利または快適な形で組成物の香りを付与または変性することができると当業者により認識される必要がある。ここで、油相中に存在する賦香成分の性質および種類について、より詳細な説明は保証されておらず、これはいかなる場合でも網羅的ではなく、当業者であれば、その一般的な知見に基づき、かつ意図される使用または用途および望ましい官能効果に応じて、これらを選択することができる。一般的に、これらの賦香成分は、アルコールアルデヒドケトンエステルエーテル酢酸塩ニトリルテルペノイド窒素含有または硫黄含有複素環式化合物および精油という様々な化学分類に属し、上記の賦香補助成分は、天然または合成由来のものであってもよい。これらの補助成分の多くは、参照文書に、例えばS.Arctanderの書籍であるPerfume and Flavor Chemicals、1969、Montclair、New Jersey、米国に、もしくはそのより最近の版に、または類似した内容のその他の著作物に、また香料製造の分野の膨大な特許文献に一覧にされている。また、上記の成分は、制御された形で様々な種類の賦香化合物を放出することで知られている化合物であってもよいと理解される。

0046

賦香成分を、香料産業で現在使用されている溶媒に溶解させてもよい。溶媒は、アルコールではないことが好ましい。そのような溶媒の例は、フタル酸ジエチルミリスチン酸イソプロピル、Abalyn(登録商標)(ロジン系樹脂、Eastmanから入手可能)、安息香酸ベンジルクエン酸エチルリモネンもしくはその他のテルペン、またはイソパラフィンである。溶媒は、疎水性が非常に強く、立体障害性が高いことが好ましく、例えばAbalyn(登録商標)または安息香酸ベンジルである。香料は、溶媒を30%未満含むことが好ましい。香料は、溶媒を20%未満含むことがより好ましく、10%未満含むことがさらにより好ましく、これらのパーセンテージはすべて、香料の総重量に対する重量により定義される。芳香物質は、実質的に溶媒不含であることが最も好ましい。

0047

ここで「香味成分または組成物」とは、香味調製物を製造するために現在使用されている、香味成分を意味するか、または香味成分、溶媒もしくはアジュバントの混合物、すなわち、その官能特性、特にその香味および/または味を付与、改善または変性すべく可食組成物または咀嚼用製品に添加されることが意図される特定の成分混合物を意味する。味覚調整剤も上記の定義に包含されている。香味成分は、当業者によく知られており、それらの性質について、ここでは詳細な説明は保証されておらず、これはいかなる場合でも網羅的ではなく、訓練されたフレーバリストであれば、その一般的な知見に基づき、かつ意図される使用または用途および達成が望ましい官能効果に応じて、これらを選択することができる。これらの香味成分の多くは、参照文書に、例えばS.Arctanderの書籍であるPerfume and Flavor Chemicals、1969、Montclair、N.J.、米国に、もしくはそのより最近の版に、または類似した内容のその他の著作物に、例えばFenaroli’s Handbook of Flavor Ingredients、1975、CRCPress、またはM.B.JacobsのSynthetic Food Adjuncts、1947、can Nostrand Co.,Inc.に一覧にされている。香味調製物を製造するための溶媒およびアジュバントまたは現在の使用も、当技術分野においてよく知られている。

0048

特定の実施形態において、香味物質は、シトラスおよびハッカ油を含むテルペン系香味物質、ならびに硫黄系の香味物質から成る群から選択される。

0049

本発明の実施形態のいずれか1つによると、油は、工程(ii)の分散体の総重量を基準として、重量で約10%〜60%w/w、または20%〜50%w/wでさえある。

0050

任意の工程
コアセルベートシェルの形成の後に、架橋剤を使用してシェルを硬化させてもよい。架橋に適した薬剤としては、ポリホスフェートゲニピンホルムアルデヒドアセトアルデヒドグルタルアルデヒドグリオキサルクロムミョウバンおよびトランスグルタミナーゼが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0051

複合コアセルベートマイクロカプセルスラリーを、乾燥、例えば凍結乾燥または噴霧乾燥にかけて、そのようなものとして、すなわち粉末形態でマイクロカプセルを提供することができる。そのような乾燥を実施するための当業者に公知の標準的な方法が適用可能であると理解される。特に、スラリーを、好ましくは、ポリマー担体材料、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、マルトデキストリン、天然または加工デンプン、砂糖、植物ガム、例えばアカシアゴム、ペクチン、キサンタン、アルギン酸塩、カラギーナンまたはセルロース誘導体の存在下で噴霧乾燥して、マイクロカプセルを粉末形態で提供することができる。担体は、マルトデキストリンであることが好ましい。特定の実施形態によると、担体材料は、マイクロカプセルのコアからの芳香物質または香味物質と同じであり得るまたは異なり得る遊離香油または遊離香味油を含む。

0052

本発明に定義されているコアセルベート系は、消費者製品、好ましくは香味付けされた製品または賦香された製品において使用される。

0053

特定の実施形態によると、本発明に定義されているコアセルベート系は、香味付けされた製品において使用される。香味付けされた製品としては、例えば酪農製品、例えばヨーグルトおよびその他の発酵乳製品乳飲料、ならびにチーズ製品ソースドレッシングを挙げることができる。

0054

特定の実施形態によると、本発明に定義されているコアセルベート系は、香気付けされた製品において使用される。香気付けされた製品としては、例えば、リップスティッククリーム日焼け止めローションのようなローションを挙げることができる。

0055

消費者製品における本発明に定義されているコアセルベート系の水準は、組成物の0.1〜20重量%、より好ましくは0.2〜10重量%、最も好ましくは0.5〜5重量%であることが好ましい。

0056

消費者製品
本発明の別の対象は、本発明に定義されているコアセルベート系を含む消費者製品である。実際に、コアセルベート系は、様々な用途で使用可能である。

0057

香味付けされた製品
例えば、コアセルベーションにより生成されたカプセルが使用されることが一般的なコアセルベート系は、食品および飲料、好ましくは脂肪を含まない、または限られた量でしか含まない食品および飲料において使用可能であり、この香味付けされた製品としては、酪農製品、例えば、ヨーグルトおよびその他の発酵乳製品、乳飲料、ならびにチーズ製品、ソース、ドレッシングが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0058

消費者製品における本発明に定義されているコアセルベート系の水準は、組成物の0.1〜20重量%、より好ましくは0.2〜10重量%、最も好ましくは0.5〜5重量%であることが好ましい。

0059

香気付けされた製品
本発明のコアセルベート系は、コアセルベーションにより生成されたカプセルが使用可能な香料製造用途でも使用可能であり、この香気付けされた製品としては、リップスティック、クリーム、日焼け止めローションのようなローションが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0060

実施例
以下の実施例は、本発明の好ましい実施形態を説明する目的で記載されるのであって、本発明の範囲を限定することを意図してはいない。

0061

トライボロジー:摩擦係数を、3ピンオンディスク構造体(3−pin on disc geometry)(半径r=25mm)を備えるレオメーターPhysica(Anton Paar)を使用して、コアセルベート相におけるトライボロジーにより測定した。これらの測定において、相対運動にあり、かつ試料により分離された2つの固体表面の間の摩擦係数を測定する。3ピントッププレート静止円板上で回転し、その間に、5Nの一定の法線力ディスクにかける。装置のどちらの部分も、モデル軟質材料としてのニトリルゴム被覆した。

0062

試料を装置のより低い部分(静止部)に移した後に、3ピン構造体下げて、3Nの法線力で試料と接触させた。試料を圧力下で3〜5分にわたり緩和(3Nから約2.5Nの法線力における僅かな減少を確認できた)させ、その後、測定を実行した:まず法線力を増加させ、5Nに設定し、それから、速度を上昇させながら構造体を回転させた。回転の間にかけたトルクを測定し、その後、以下の式:
μ=Mr/Nf
[式中、M(Nmで表される)は、摩擦を耐えるために装置のエンジンによりかけられるトルクであり、r(m)は、3ピン構造体の半径であり、Nf(N)は、試料にかけられる法線力である]
により摩擦係数μを計算することができた。

0063

得られたすべての結果は、三重測定の平均である。

0064

低い摩擦係数を可能にする試料は、潤滑材料である。

0065

例1
本発明に定義されている複合コアセルベート液滴スラリーの調製
アラビアガム(GA)20重量%およびキトサン(CTS)2重量%の原液を、磁気撹拌により、それぞれ脱イオン水および酢酸1%中で調製した。

0066

溶液を非常に粘稠にするCTSの溶解を、60℃で穏やかに加熱することにより補助した。

0067

どちらの溶液も、バイオポリマーの完全な水和に使用する前に、一晩にわたり冷蔵庫内貯蔵した。

0068

所望のGA/CTS重量比に達するために必要な量のCTSおよびGA溶液を、マグネチックスターラーにより20mlバイアル内で混合した(表1参照)。

0069

バイオポリマーを混合した後に、希酢酸およびNaOH溶液を添加することにより、pHを調整した。懸濁液を、5分にわたり1790gで遠心分離(Jouanからの遠心分離機BR4iを使用して4000rpm)し、コアセルベート相を平衡溶液から分離した。
R=GA/CTS
T=%GA+%CTS。

0070

表1:アラビアガム/キトサン液滴スラリーの様々な試料の組成

0071

例2
GA/CTSコアセルベート液滴スラリーの潤滑性能
表1の様々なコアセルベート組成物の摩擦係数をトライボロジーにより測定した。

0072

図1は、2種のバイオポリマー(アラビアガムおよびキトサン)を組み合わせることにより、個別のバイオポリマーに比べて、摩擦係数を著しく減少させることができることを示す。

0073

例3
市販の無脂肪ヨーグルトにおける性能
この例には、Danoneからの市販の無脂肪ヨーグルトTaillefine(登録商標)0%(脱脂牛乳脱脂粉乳乳たんぱく質乳酸菌、Dビタミン)を使用した。

0074

トライボロジーの結果
様々な量のコアセルベート相R5T8(表1の組成参照)をヨーグルトに添加し、トライボロジーにより効果を測定した。

0075

図2から、15〜20%のコアセルベート相を無脂肪ヨーグルトに添加することにより、摩擦係数を33%減少させることができると分かる(15重量%の水和されたコアセルベート相は、77重量%の水を含有しているため、3.4重量%の乾燥したGA/CTSコアセルベートに相応する)。

0076

感覚検査
8人の検査員グループに、コアセルベート含有無脂肪ヨーグルトの様々な感覚特性を、変性されていない市販のヨーグルトと比較して評価するよう依頼した。

0077

濃縮したコアセルベート相GA/CTSR5T8を形成した後に、これを20重量%、無脂肪ヨーグルトTaillefine(登録商標)0%に混合した(すなわち、熱重量分析により特定したところ77%の水を含有する40gのコアセルベート相+160gのTaillefine0%)。

0078

検査員は、コアセルベート含有無脂肪ヨーグルトが、満足のゆくクリーミーさおよび濃厚さを有すると感じた。さらに、大半の検査員は、コアセルベート含有無脂肪ヨーグルトが、コアセルベート系なしの市販品よりも滑らかさが高いと感じた。

0079

例4
本発明に定義されている複合コアセルベートマイクロカプセルの調製
ultra−turraxを使用して、O/Wエマルションをホエイタンパク分離物WPI、Davisco製)により安定化させ、それから、コアセルベート液滴で被覆した。中鎖トリグリセリド(Neobee M5)を疎水性コア材料として使用した。

0080

2重量%のWPI溶液53gを、1重量%の氷酢酸中で調製し、それから、8gのNeobee(中鎖トリグリセリド)を添加し、ultra−turraxで1分にわたり24000rpmで乳化させた(貯蔵エマルション)。

0081

GA/CTSコアセルベートを、以下の組成により個別に調製した。

0082

0083

被覆工程を、5.5gの上記の貯蔵エマルションを10mlのコアセルベートスラリーに添加し、磁気により1時間にわたり撹拌することにより実施した。

0084

比較として、コアセルベートで被覆されていない、WPIで安定化させたエマルションの潤滑性も測定した。

0085

コアセルベート相で被覆されていない参照用エマルションは、摩擦の低減において有利なコアセルベートの効果を示す被覆されたエマルションよりも、潤滑性が低い。

0086

R=5およびR=6の比でのGA/CTS複合体により被覆されたエマルションは、最も高い潤滑特性を有する。

0087

例5
本発明に定義されている複合コアセルベートを含む組成物の調製
以下の組成物において、「水和されたコアセルベート相」とは、試料R5T8を意味し、「乾燥したコアセルベート」とは、噴霧乾燥された試料R5T8を意味する。

0088

以下の組成物を調製する:
組成物A
無脂肪アイスクリーム組成物を以下のように調製する:
1gの乾燥したコアセルベート
1.6gの無脂肪粉乳
0.1gのペクチン
0.2gの増粘剤(例えば、ガーガム、カラギーナン、デンプンまたはインドガム)
20mlの脱脂乳

0089

脱脂乳を僅かに沸騰するまで加熱し、その後、乾燥したコアセルベートを添加し、僅かに粘稠になるまで撹拌し、続いて、無脂肪粉乳およびペクチンを添加する。その後、調製物を冷却し、撹拌しながら増粘剤を添加する。また、香味剤、例えば、バニラチョコレートまたは果実香味物質を添加してもよい。さらに、1種以上の甘味剤、例えばフルクトースを添加してもよい。最終的に、このように得られた混合物を、アイスクリーム用冷凍機内でせん断しながら冷凍する。

0090

組成物B
バターのような感触を有するソフトスプレッド調製物を以下のように調製する:
・ 0.6gの乾燥したコアセルベート
・ 0.8gの無脂肪粉乳
・ 10mlの脱脂乳
・ 2.0gの香味物質。

0091

脱脂乳を沸騰の直前まで加熱し、この時点で、乾燥したコアセルベートを添加する。その後、この混合物を粘稠になるまで撹拌する。その後、無脂肪粉乳を添加し、続いて、香味物質(例えば、バターの香味物質、またはバターの香味物質と旨味の香味物質もしくは香辛料との組み合わせ)を添加する。

0092

組成物C
無脂肪サラダドレッシングを以下のように調製する:
・ 1gの乾燥したコアセルベート
・ 2.0gの粉末脱脂乳
・ 0.06gのカラギーナン
・ 20mlの水道水

0093

これらの成分をブレンドし、その後、混合物が粘稠になるまで加熱して、沸騰の直前にする。その後、このように得られた混合物を室温に冷却する。さらに、脂肪またはクリームの香味物質および香辛料を含む香味剤を添加して、所望の香味プロファイルを有するサラダドレッシング製品を得ることができる。

0094

組成物D
無脂肪チョコレート調製物を以下のように調製する:
1.2gの乾燥したコアセルベート
3.0gの粉末脱脂乳
0.1gのカラギーナン
1.0mlのグリセロール
20.0mlの水道水
0.3gのココア粉末
2.0gの粉砂糖。

0095

これらの成分を混合し、その後、粘稠になるまで加熱して沸騰させる。その後、混合物を室温に冷却し、そのまま使用可能な、またはコーティングもしくはフィリングとして使用可能なスプナブルなチョコレート調製物を得る。

0096

組成物E
繊維強化された果実調製物を、砂糖と、新鮮果実と、繊維源と、任意の成分とを混合する工程を含む方法により調製する。混合物を、85℃の温度で最短30分にわたり加熱および調理する。

0097

一般的な配合表は以下の通りであり、組成はすべて、重量%で記載される。

0098

イス果実製品
・ 40〜55%のイチゴまたはラズベリー
・ 30〜40%の砂糖
・ 7〜12%の繊維源
・ 1〜3%の加工食品デンプン
・ 3〜5%の乾燥したコアセルベート
・ 残りの%は水。

0099

サンデー風果実製品
イチゴ
・ 35〜45%のイチゴ
・ 15〜25%の砂糖
・ 15〜20%のコーンシロップ(63DE)
・ 5〜10%のダイズ繊維
・ 2〜4%の加工デンプン
・ 3〜5%の乾燥したコアセルベート
・ 残りの%は水。

0100

ラズベリー
・ 35〜45%のラズベリー
・ 10〜20%の砂糖
・ 6〜12%のコーンシロップ(63DE)
・ 5〜10%のダイズ繊維
・ 1〜3%の加工デンプン
・ 3〜5%の乾燥したコアセルベート
・ 残りの%は水。

0101

組成物F
以下の組成を有する軟化クレンジングミルクを調製する(成分はすべて、重量%で記載される):
ステアリン酸ポリオキシエチレン3%
モノステアリン酸グリセリン(Arlacel165) 3%
ワセリン油36.2%
自己乳化性PurCellin油 2%
ラノリンワックス2%
カルボキシビニルポリマー(Carbopol941) 0.1%
トリエタノールアミン0.13%
水和されたコアセルベート相15〜20%
保存剤ヒドロキシ安息香酸メチル) 0.3%
芳香物質0.2%
脱塩水で混合物を100%に仕上げる。

0102

まず、脂肪成分(ステアリン酸ポリオキシエチレン、モノステアリン酸グリセリン、ワセリン油、Pur Cellin油およびラノリン)をブレンドし、溶かす。その後、まずCarbopolを一部の水に溶解させ、その後トリエタノールアミンで中和することにより得られるCarbopol941溶液に、このブレンドを添加する。その後、強く撹拌しながら脂肪成分のブレンドを中和されたCarbopol溶液に混合することにより、上記の成分のエマルションを形成し、保存剤を添加する。コアセルベート相を残りの水に慎重に分散させ、エマルションに添加し、保存剤を添加する。

0103

組成物G
水和および保護クレンジングベースを、組成物Fと同じ方法により調製し、上記のベースは、以下の組成を重量パーセントで有する:
ステアリン酸2.0%
2,6,10,15,19,23−ヘキサメチルテトラコサンペルヒドロスクアレン)C30H62 3.5%
モノステアリン酸グリセリン(Arlacel165) 2.0%
トリエタノールアミンl.Oパラヒドロキシ安息香酸メチル0.3%
カルボキシビニルポリマー(Carbopol941) 0.3%
トリエタノールアミン 0.3%
水和されたコアセルベート相15%
芳香物質0.3%
脱塩水で混合物を100%に仕上げる。

0104

組成物H
軟化クリームを、組成物Fと同じ方法により調製し、上記のベースは、以下の組成を重量パーセントで有する:
脂肪酸エステル(Put Cellin油) 2.0%
ワセリン油7.0%
ミリスチン酸イソプロピル1.5%
2,6,10,15,19,23−ヘキサメチルテトラコサン(ペルヒドロスクアレン)C30H62 3.5%
ラノリンアルコール(Amerchol L101) 0.3%
ステアリン酸1.4%
モノステアリン酸グリセリン2.0%
ヘキサデシルアルコール1.0%
純粋なセチルアルコール0.2%
保存剤(p−ヒドロキシ安息香酸メチル) 0.3%
カルボキシビニルポリマー(Carbopol941) 0.25%
トリエタノールアミン0.25%
芳香物質0.2%
トリエタノールアミン 0.7%
水和されたコアセルベート相15%
脱塩水で混合物を100%に仕上げる。

0105

組成物I
デイクリームを以下の組成により調製する。

0106

0107

1)ARLATONE985
2) TEFOSE2561
3) COSBIOL
4) GLYDANTPLUS。

0108

相AおよびBを個別に65℃に加熱する。激しく撹拌しながら、相AをゆっくりとBに注ぐ。その後、CおよびDを添加する。

0109

必要に応じて、このベースを熱間加工および冷間加工により製造してもよく、この場合、相Aを均質になるまで加熱し、相AおよびBを個別に65℃に加熱する。

0110

65℃で、相AをBに添加し、真空を適用し、温度を55℃超にしつつ約15分にわたりコロイドミルを使用してさらに強く混合しながら混合物を冷却する。

0111

50℃で、相Cを添加し、5分にわたり混合し、続いて、Dを添加し、室温に冷却しながら、クリームが均質になり塊がなくなるまで混合する。必要であれば、pHを7に調整する。

0112

例6:
本発明のコアセルベート系対ゼラチン/アラビアガムコアセルベートの潤滑特性の比較
ゼラチン/アラビアガムコアセルベート粒子を以下のように調製した。

0113

ポークゼラチンA型(275Bloom)およびアラビアガム(Efficacia(登録商標)、CNI製)を親水コロイドとして使用し、コアセルベートマイクロビーズを作製した。

0114

ゼラチンの原液(溶液A)を、180gの温かい脱イオン水と20gのゼラチンとを完全に溶解するまで容器内で混合することにより調製し、その後、溶液を50℃に維持した。

0115

アラビアガムの原液(溶液B)を、180gの冷たい脱イオン水と20gのアラビアガムとを完全に溶解するまで容器内で混合することにより調製し、その後、溶液を温め、50℃に維持した。

0116

24.2gの溶液Aと24.2gの溶液Bとを穏やかに撹拌しながら容器内で混合した(ゼラチン/アラビアガム比は1:1である)。50%w/wの乳酸水溶液により、pHを4.5に調整した。その後、112.6gの温かい脱イオン水を添加することにより系を希釈し、これにより、合計親水コロイド濃度を3%w/wにした。最終的に、混合物を0.5℃.分−1の速度で15℃に冷却した。できあがる最終的に得られる生成物は、15μmの平均直径を有するゼラチン/アラビアガムコアセルベートのマイクロビーズの懸濁液である。

0117

CTS/GAコアセルベート(R=4、T=5%)を、例1および表1に記載の本発明により調製した。

0118

各潤滑特性を比較するために、遠心分離後に、濃縮したコアセルベート相についてトライボロジー測定を実施した。

0119

図4に示されるように、トライボロジー測定により、本発明により生成されたコアセルベートは、ゼラチンおよびアラビアガム製のコアセルベート粒子よりも潤滑性が6倍まで高いことが示される。

0120

例7
デイクリームにおける本発明のコアセルベート粒子の性能
コアセルベート相の生成:
組成物R5T8のコアセルベートを以下のように調製した:脱イオン水中で調製した20重量%のGA溶液50gを、1%の乳酸溶液中で調製したCTSの2重量%溶液100gに混合した。混合物を、30分にわたり室温で撹拌し、それから、堆積させた。スラリーのpHは4.2である。

0121

その後、撹拌して懸濁液中の液滴を保持しながら、コアセルベート懸濁液をMini−Buchi噴霧器で噴霧乾燥した。微細白色粉末回収し、さらなる試験に使用した(「乾燥したコアセルベート」R5T8)。

0122

デイクリーム用途における試験:
3.5重量%の乾燥したコアセルベートR5T8を、例5の組成物Iのデイクリームに添加した。

0123

へらを用いて粉末をクリームベースに分散させ、試料を一晩にわたり室温で平衡させた。

0124

翌日、6人の訓練を受けていない検査員に、コアセルベート含有クリームおよび標準的なクリームベース(コアセルベートの導入なし)を、各手の裏側に円を描くように塗るよう依頼した。彼らのコメントを以下の表に集めた。

0125

0126

本発明のGA/CTSコアセルベートを含有するデイクリームは、参照に比べて好ましかった。さらに、香りにおける差は観察されなかった。

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