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技術 内視鏡カニューレ挿入デバイスおよび使用の方法

出願人 HOYA株式会社
発明者 カニチェ,アザデーオストロフスキー,アイザックヴェラジック,アルミールバレンボイム,マイケル
出願日 2018年7月18日 (2年7ヶ月経過) 出願番号 2020-502481
公開日 2020年9月17日 (5ヶ月経過) 公開番号 2020-527982
状態 未査定
技術分野 媒体導出入付与装置 手術用機器
主要キーワード 自然幅 二次デバイス 幾何学的形 拡幅部分 ヒンジ留め ウェッジ状 頂部端 スカイビング
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題・解決手段

本開示の実施形態は、内視鏡処置におけるカニューレ挿入デバイスおよびカニューレ挿入デバイスを交換するための方法に関する。一実施態様では、内視鏡手術用の装置が記載される。装置は、生検ポートを介して内視鏡内部内腔を通して導入されるカニューレ挿入デバイスを含む。カニューレ挿入デバイスは、細長い本体を有する。細長い本体は、内部にガイドワイヤ受容するように構成されたガイドワイヤ内腔と、細長い本体の長さの少なくとも一部分を覆って細長い本体の遠位先端から近位位置に延びるスリットとを含む。

概要

背景

内視鏡処置は、内視鏡内部内腔を通して多数のデバイス並列にまたは直列に導入することをしばしば必要とする。例えば、内視鏡的逆行性胆道膵管造影ERCP)処置では、胆管系または膵管系の特定の問題を診断および治療するために、1つまたは複数のデバイスを十二指腸内視鏡の内腔に導入する必要がある。典型的には、最初の操作は、第1のデバイスを膨大部乳頭開口部(ファーター乳頭部)を通して、次いで第1のデバイスの遠位端が胆管内の所望の部位に近接するまで胆管に導入するように行われる。第1のデバイスは、カニューレまたはカテーテルであり得る。最初の操作は、胆管を視覚化するためにデバイスを通して造影剤注入することのような診断的、または乳頭開口部を拡大することのような治療的であり得る。

多くの場合、最初の視覚化は、結石を除去する、狭窄部を開放する、またはこれらの部位で組織サンプリングするなどのさらなる治療操作を必要とする胆管内の1つまたは複数の部位を明らかにすることができる。そのような場合、括約筋切開刀バルーンバスケット、またはステント送達カテーテルなどの追加のデバイスを、続いて所望の治療部位へと十二指腸内視鏡の内腔に導入する必要があり得る。他の場合では、1つまたは複数のデバイスを再使用し、内視鏡の内部内腔に再導入することができる。したがって、後続のデバイスを所望の治療部位に導入するのを容易にするために、第1のデバイスと共に導入されるガイドワイヤが、典型的には、内視鏡の定位置に保持されて所望の治療部位へのアクセスを維持する。第1のデバイスを取り外し、ガイドワイヤを覆って後続のデバイスを導入することは、後続のデバイスのための所望の治療部位への連続的なアクセスを可能にする。しかしながら、この交換プロセス中のガイドワイヤの変位は、所望の治療部位へのアクセスの喪失をもたらし得、そのため、ガイドワイヤを所望の治療部位に向け直すために、困難で時間がかかり煩雑な操作が必要となる。

内視鏡デバイス交換には、一般に、2つの技術が使用される。1つは、「ロングワイヤ」または「オーバーワイヤ」技術と呼ばれ、もう1つは、「ショートワイヤ」技術と呼ばれる。ロングワイヤ技術は、特別に長いガイドワイヤを使用し、その長さは、典型的には、内視鏡の内腔に加えてガイドワイヤを覆って導入されたデバイスの長さよりも長い。言い換えれば、内視鏡から延びるガイドワイヤの長さは、交換されるべきデバイスの長さと少なくとも同じ長さである必要がある。これにより、ガイドワイヤの近位端を医師または助手によって常にしっかりと制御してガイドワイヤの位置、したがって所望の治療部位へのアクセスを維持することが可能になる。第1のデバイスをガイドワイヤから取り外すには、第1のデバイスがガイドワイヤから完全に外れるまで、医師および助手が一連の厳密で調整された操作をしなければならない。次いで、医師と助手とによる同様に煩雑な調整を通して、第2のデバイスをガイドワイヤを覆って導入することができる。この交換プロセス全体を通して、医師は、ガイドワイヤの制御を欠いているかまたは制御が制限されており、これはガイドワイヤの遠位端の移動または変位、ひいては所望の治療部位へのアクセスの喪失をもたらし得る。

ロングワイヤ技術の欠点に対処するために、ショートワイヤ技術は、医師が交換中のほとんどの時間においてガイドワイヤの制御を維持することを可能にする。ショートワイヤ技術では、ガイドワイヤは、遠位先端から第1のデバイスの近位点までの短い距離の間、第1のデバイスに囲まれる。ガイドワイヤが定位置に保持されている間、典型的には、内視鏡の生検ポートに設置されたロックデバイスによって、医師は、ガイドワイヤから第1のデバイスの近位点までデバイスを分割または引き裂くことによって第1のデバイスを取り外すことができる。その後、医師は、短い距離でショートワイヤ交換を行うことができ、それはロングワイヤ交換のように医師と助手とによる一連の厳密な調整を必要としない。第2のデバイスは、その遠位端をガイドワイヤの近位端を覆って短い距離だけ供給することによって導入することができる。しかしながら、このショートワイヤ交換の間、ガイドワイヤは、ロックデバイスからロック解除され、第2のデバイスがガイドワイヤを覆って短い距離だけ導入された後に再ロックされる。ショートワイヤ交換中のガイドワイヤのロックおよびロック解除は、依然として、デバイス交換中に医師または助手がガイドワイヤを定位置に手動で保持することを必要とする。これは時間がかかり、ガイドワイヤの遠位端の移動または変位、ひいては所望の治療部位へのアクセスの喪失をもたらし得る。

概要

本開示の実施形態は、内視鏡処置におけるカニューレ挿入デバイスおよびカニューレ挿入デバイスを交換するための方法に関する。一実施態様では、内視鏡手術用の装置が記載される。装置は、生検ポートを介して内視鏡の内部内腔を通して導入されるカニューレ挿入デバイスを含む。カニューレ挿入デバイスは、細長い本体を有する。細長い本体は、内部にガイドワイヤを受容するように構成されたガイドワイヤ内腔と、細長い本体の長さの少なくとも一部分を覆って細長い本体の遠位先端から近位位置に延びるスリットとを含む。

目的

方法は、内部にガイドワイヤを受容するように構成されたガイドワイヤ内腔を備える細長い本体と、細長い本体の長さの少なくとも一部分を覆って細長い本体の遠位先端から近位位置に延びるスリットとを有するカニューレ挿入デバイスを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

内視鏡手術用の装置であって、生検ポートを介して内視鏡内部内腔を通して導入されるカニューレ挿入デバイスであって、内部にガイドワイヤ受容するように構成されたガイドワイヤ内腔を備える細長い本体と、前記細長い本体の長さの少なくとも一部分を覆って前記細長い本体の遠位先端から近位または遠位位置に延びるスリットとを有するカニューレ挿入デバイスを備える、装置。

請求項2

前記スリットの自然幅が、前記ガイドワイヤの直径よりも実質的に小さい、請求項1に記載の装置。

請求項3

前記スリットが、前記ガイドワイヤの一部分を通過させることを可能にするために一時的に拡幅されるように構成される、請求項1に記載の装置。

請求項4

前記カニューレ挿入デバイスの遠位部分の前記スリットの前記自然幅が、前記カニューレ挿入デバイスの残りの部分の幅よりも狭い、請求項2に記載の装置。

請求項5

前記カニューレ挿入デバイスの遠位端の外径が、前記カニューレ挿入デバイスの前記残りの部分の外径よりも小さい、請求項1に記載の装置。

請求項6

前記カニューレ挿入デバイスの前記外径が、前記細長い本体の前記長さに沿って実質的に均一である、請求項1に記載の装置。

請求項7

前記ガイドワイヤが前記ガイドワイヤ内腔に出入りする開口部をさらに備える、請求項1に記載の装置。

請求項8

前記開口部が、前記細長い本体の近位端により近い、請求項7に記載の装置。

請求項9

前記開口部が、前記細長い本体の遠位端により近い、請求項7に記載の装置。

請求項10

注入内腔をさらに備える、請求項1記載の装置。

請求項11

内視鏡カテーテルである、請求項1に記載の装置。

請求項12

内視鏡括約筋切開刀である、請求項1に記載の装置。

請求項13

内視鏡処置用の装置であって、カニューレ挿入デバイスであって、内部にガイドワイヤを受容するように構成されたガイドワイヤ内腔を備える細長い本体、および前記細長い本体の長さの少なくとも一部分を覆って前記細長い本体の遠位先端から近位位置に延びるスリットを備えるカニューレ挿入デバイスと、前記ガイドワイヤを前記ガイドワイヤ内腔に併合するように構成されたアダプタであって、前記細長い本体を受容するように構成されたアダプタ内腔、および前記アダプタ内腔の内面から延び、前記スリットの一部分を拡幅し、それにより前記ガイドワイヤの一部分が前記スリットの前記拡幅部分を通って前記ガイドワイヤ内腔に併合するように構成されるウェッジを備えるアダプタとを備える、装置。

請求項14

前記スリットの前記拡幅部分が、前記ガイドワイヤの前記一部分が前記ガイドワイヤ内腔内に保たれるように、前記ウェッジを通過した後に自然幅に戻る、請求項13に記載の装置。

請求項15

前記アダプタ内腔が、前記細長い本体の少なくとも一部分の外径と実質的に一致する内径を有する、請求項13に記載の装置。

請求項16

前記アダプタが、前記細長い本体の少なくとも一部分を保持するように構成されたホルダをさらに備える、請求項13に記載の装置。

請求項17

前記ホルダが、前記細長い本体を受容するためのチャネルを備え、前記チャネルの内径が、前記細長い本体の少なくとも一部分の前記外径と一致するように構成される、請求項16に記載の装置。

請求項18

前記チャネルが、前記細長い本体の少なくとも一部分を摩擦的に保持するように構成された先細の形状を有する、請求項17に記載の装置。

請求項19

前記ホルダが、前記細長い本体の少なくとも一部分を摩擦的に保持するように構成された2つの撓み可能な半分体を備える、請求項17に記載の装置。

請求項20

前記ホルダが、前記アダプタ内腔の開口部によってヒンジ留めされ、2つの位置で操作するように構成されたクランプを備え、第1の位置では、前記ホルダが、前記カニューレ挿入デバイスから取り外され、第2の位置では、前記ホルダが、前記カニューレ挿入デバイスを摩擦的に保持する、請求項16に記載の装置。

請求項21

前記アダプタが、内視鏡ブロックと固定的にまたは取り外し可能に係合し、前記ガイドワイヤが、前記内視鏡ブロックによって保たれる、請求項13に記載の装置。

請求項22

前記カニューレ挿入デバイスが、前記ガイドワイヤが前記ガイドワイヤ内腔に出入りする開口部をさらに備える、請求項13に記載の装置。

請求項23

前記ウェッジが、前記カニューレ挿入デバイスの前記開口部が前記ウェッジを通過するときに前記ウェッジが前記カニューレ挿入デバイスから滑り出るように、ランプをさらに備える、請求項22に記載の装置。

請求項24

カニューレ挿入のための方法であって、内部にガイドワイヤを受容するように構成されたガイドワイヤ内腔を備える細長い本体、および前記細長い本体の長さの少なくとも一部分を覆って前記細長い本体の遠位先端から近位位置に延びるスリットを有するカニューレ挿入デバイスを提供することと、前記ガイドワイヤを前記ガイドワイヤ内腔に併合するように構成されたアダプタを提供することであって、前記アダプタは、前記細長い本体を受容するように構成されたアダプタ内腔、および前記アダプタ内腔の内面から延びるウェッジを備える、提供することと、前記アダプタ内腔内に前記細長い本体を受容し、それにより前記ウェッジが前記スリットの一部分と係合して拡幅することと、ガイドワイヤの一部分を前記スリットの前記拡幅部分を通して前記ガイドワイヤ内腔に併合することとを含む、方法。

請求項25

前記ガイドワイヤの一部分が前記カニューレ挿入デバイスの開口部を出るまで、前記ガイドワイヤを前記ガイドワイヤ内腔に併合することをさらに含む、請求項24に記載の方法。

請求項26

前記カニューレ挿入デバイスの遠位端が所望の治療部位に達するまで、前記アダプタ内腔を通して前記細長い本体を受容することをさらに含む、請求項24に記載の方法。

請求項27

前記ガイドワイヤの前記一部分を前記ガイドワイヤ内腔に併合する前に、前記アダプタを内視鏡ブロックの開口部と係合させることをさらに含み、前記ガイドワイヤが、前記内視鏡ブロックによって保たれる、請求項24に記載の方法。

請求項28

内視鏡処置用の装置であって、カニューレ挿入デバイスであって、内部にガイドワイヤを受容するように構成されたガイドワイヤ内腔と、前記カニューレ挿入デバイスの長さの少なくとも一部分を覆って延びるスリットとを有するカニューレ挿入デバイスを受容するための手段と、前記ガイドワイヤを前記ガイドワイヤ内腔に併合するための手段とを備える、装置。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、2017年7月19日に出願された米国特許出願第15/653,731号の優先権の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

0002

本開示は、一般に、内視鏡カニューレ挿入デバイスおよび使用の方法に関する。より具体的には、限定はしないが、開示される実施形態は、内視鏡処置中にカニューレ挿入デバイスを導入または交換するための装置、システム、および方法に関する。

背景技術

0003

内視鏡処置は、内視鏡内部内腔を通して多数のデバイスを並列にまたは直列に導入することをしばしば必要とする。例えば、内視鏡的逆行性胆道膵管造影ERCP)処置では、胆管系または膵管系の特定の問題を診断および治療するために、1つまたは複数のデバイスを十二指腸内視鏡の内腔に導入する必要がある。典型的には、最初の操作は、第1のデバイスを膨大部乳頭開口部(ファーター乳頭部)を通して、次いで第1のデバイスの遠位端が胆管内の所望の部位に近接するまで胆管に導入するように行われる。第1のデバイスは、カニューレまたはカテーテルであり得る。最初の操作は、胆管を視覚化するためにデバイスを通して造影剤注入することのような診断的、または乳頭開口部を拡大することのような治療的であり得る。

0004

多くの場合、最初の視覚化は、結石を除去する、狭窄部を開放する、またはこれらの部位で組織サンプリングするなどのさらなる治療操作を必要とする胆管内の1つまたは複数の部位を明らかにすることができる。そのような場合、括約筋切開刀バルーンバスケット、またはステント送達カテーテルなどの追加のデバイスを、続いて所望の治療部位へと十二指腸内視鏡の内腔に導入する必要があり得る。他の場合では、1つまたは複数のデバイスを再使用し、内視鏡の内部内腔に再導入することができる。したがって、後続のデバイスを所望の治療部位に導入するのを容易にするために、第1のデバイスと共に導入されるガイドワイヤが、典型的には、内視鏡の定位置に保持されて所望の治療部位へのアクセスを維持する。第1のデバイスを取り外し、ガイドワイヤを覆って後続のデバイスを導入することは、後続のデバイスのための所望の治療部位への連続的なアクセスを可能にする。しかしながら、この交換プロセス中のガイドワイヤの変位は、所望の治療部位へのアクセスの喪失をもたらし得、そのため、ガイドワイヤを所望の治療部位に向け直すために、困難で時間がかかり煩雑な操作が必要となる。

0005

内視鏡デバイス交換には、一般に、2つの技術が使用される。1つは、「ロングワイヤ」または「オーバーワイヤ」技術と呼ばれ、もう1つは、「ショートワイヤ」技術と呼ばれる。ロングワイヤ技術は、特別に長いガイドワイヤを使用し、その長さは、典型的には、内視鏡の内腔に加えてガイドワイヤを覆って導入されたデバイスの長さよりも長い。言い換えれば、内視鏡から延びるガイドワイヤの長さは、交換されるべきデバイスの長さと少なくとも同じ長さである必要がある。これにより、ガイドワイヤの近位端を医師または助手によって常にしっかりと制御してガイドワイヤの位置、したがって所望の治療部位へのアクセスを維持することが可能になる。第1のデバイスをガイドワイヤから取り外すには、第1のデバイスがガイドワイヤから完全に外れるまで、医師および助手が一連の厳密で調整された操作をしなければならない。次いで、医師と助手とによる同様に煩雑な調整を通して、第2のデバイスをガイドワイヤを覆って導入することができる。この交換プロセス全体を通して、医師は、ガイドワイヤの制御を欠いているかまたは制御が制限されており、これはガイドワイヤの遠位端の移動または変位、ひいては所望の治療部位へのアクセスの喪失をもたらし得る。

0006

ロングワイヤ技術の欠点に対処するために、ショートワイヤ技術は、医師が交換中のほとんどの時間においてガイドワイヤの制御を維持することを可能にする。ショートワイヤ技術では、ガイドワイヤは、遠位先端から第1のデバイスの近位点までの短い距離の間、第1のデバイスに囲まれる。ガイドワイヤが定位置に保持されている間、典型的には、内視鏡の生検ポートに設置されたロックデバイスによって、医師は、ガイドワイヤから第1のデバイスの近位点までデバイスを分割または引き裂くことによって第1のデバイスを取り外すことができる。その後、医師は、短い距離でショートワイヤ交換を行うことができ、それはロングワイヤ交換のように医師と助手とによる一連の厳密な調整を必要としない。第2のデバイスは、その遠位端をガイドワイヤの近位端を覆って短い距離だけ供給することによって導入することができる。しかしながら、このショートワイヤ交換の間、ガイドワイヤは、ロックデバイスからロック解除され、第2のデバイスがガイドワイヤを覆って短い距離だけ導入された後に再ロックされる。ショートワイヤ交換中のガイドワイヤのロックおよびロック解除は、依然として、デバイス交換中に医師または助手がガイドワイヤを定位置に手動で保持することを必要とする。これは時間がかかり、ガイドワイヤの遠位端の移動または変位、ひいては所望の治療部位へのアクセスの喪失をもたらし得る。

発明が解決しようとする課題

0007

したがって、内視鏡処置におけるデバイス交換中にガイドワイヤを所望の位置にロックしたままにすることを可能にする、改良された装置およびデバイスが必要とされている。そのような装置およびデバイスは、デバイスの取り外しおよび/または導入中に治療部位へのアクセスを維持することが可能であり得、かつ医師が内視鏡処置を行うのにかかる時間を短縮し、処置の有効性を高めることが可能であり得る。

課題を解決するための手段

0008

本開示の実施形態は、内視鏡処置においてカニューレ挿入デバイスを導入または交換するための装置、システム、および方法を含む。有利には、例示的な実施形態は、デバイス交換中にガイドワイヤを所望の位置にロックして所望の治療部位へのアクセスを維持することを可能にし、それによって内視鏡処置の効率および有効性を改良する。

0009

本開示の例示的な実施形態によれば、内視鏡手術用の装置が記載される。装置は、生検ポートを介して内視鏡の内部内腔を通して導入されるカニューレ挿入デバイスを含む。カニューレ挿入デバイスは、細長い本体を有する。細長い本体は、内部にガイドワイヤを受容するように構成されたガイドワイヤ内腔と、細長い本体の長さの少なくとも一部分を覆って細長い本体の遠位先端から近位位置に延びるスリットとを含む。

0010

本開示のさらなる例示的な実施形態によれば、内視鏡処置用の装置が記載される。装置は、カニューレ挿入デバイスと、アダプタとを含む。カニューレ挿入デバイスは、細長い本体を有する。細長い本体は、内部にガイドワイヤを受容するように構成されたガイドワイヤ内腔と、細長い本体の長さの少なくとも一部分を覆って細長い本体の遠位先端から近位位置に延びるスリットとを含む。アダプタは、ガイドワイヤをガイドワイヤ内腔に併合するように構成される。アダプタは、細長い本体を受容するように構成されたアダプタ内腔を含む。アダプタは、アダプタ内腔の内面から延びるウェッジをさらに含む。ウェッジは、スリットの一部分を拡幅し、それによりガイドワイヤの一部分がスリットの拡幅部分を通ってガイドワイヤ内腔に併合するように構成される。

0011

本開示のなおさらなる例示的な実施形態によれば、カニューレ挿入のための方法が記載される。方法は、内部にガイドワイヤを受容するように構成されたガイドワイヤ内腔を備える細長い本体と、細長い本体の長さの少なくとも一部分を覆って細長い本体の遠位先端から近位位置に延びるスリットとを有するカニューレ挿入デバイスを提供することを含む。方法はまた、ガイドワイヤをガイドワイヤ内腔に併合するように構成されたアダプタを提供することを含む。アダプタは、細長い本体を受容するように構成されたアダプタ内腔と、アダプタ内腔の内面から延びるウェッジとを含む。方法は、アダプタ内腔内に細長い本体を受容し、それによりウェッジがスリットの一部分と係合して拡幅することと、ガイドワイヤの一部分をスリットの拡幅部分を通してガイドワイヤ内腔に併合することとをさらに含む。

0012

本開示のなおさらなる例示的な実施形態によれば、内視鏡処置用の装置が記載される。装置は、カニューレ挿入デバイスであって、内部にガイドワイヤを受容するように構成されたガイドワイヤ内腔と、カニューレ挿入デバイスの長さの少なくとも一部分を覆って延びるスリットとを有するカニューレ挿入デバイスを受容するための手段を含む。装置は、ガイドワイヤをガイドワイヤ内腔に併合するための手段をさらに含む。

0013

開示される実施形態のさらなる特徴および利点は、以下の説明に部分的に記載され、部分的にその説明から明らかになり、または開示される実施形態の実施によって習得され得る。開示される実施形態の特徴および利点は、添付の特許請求の範囲において特に指摘された要素および組合せによって実現され達成されるであろう。

0014

前述の一般的な説明と以下の詳細な説明の両方は、例および説明にすぎず、特許請求の範囲に記載の開示される実施形態を限定するものではないことを理解されたい。

0015

添付の図面は、本明細書の一部を構成する。図面は、本開示のいくつかの実施形態を示しており、その説明と共に、添付の特許請求の範囲に記載されている開示される実施形態の原理を説明するのに役立つ。

図面の簡単な説明

0016

本開示の実施形態による、内視鏡デバイスを導入または交換するための例示的なシステムの斜視図である。
本開示の実施形態による、図1の例示的なシステムの部分斜視図である。
本開示の実施形態による、図1の例示的なシステムの構成要素図である。
本開示の実施形態による、例示的なカニューレ挿入デバイスの斜視図である。
本開示の実施形態による、例示的なアダプタを装填した図4Aの例示的なカニューレ挿入デバイスの斜視図である。
本開示の実施形態による、別の例示的なカニューレ挿入デバイスの斜視図である。
本開示の実施形態による、例示的なアダプタを装填した図5Aの例示的なカニューレ挿入デバイスの斜視図である。
本開示の実施形態による、例示的なガイドワイヤおよび例示的なカニューレ挿入デバイスの部分斜視図である。
本開示の実施形態による、図6の例示的なガイドワイヤを図6の例示的なカニューレ挿入デバイスに併合するための例示的なアダプタの部分斜視図である。
本開示の実施形態による、例示的なカニューレ挿入デバイスの部分斜視図である。
本開示の実施形態による、別の例示的なカニューレ挿入デバイスの部分斜視図である。
本開示の実施形態による、別の例示的なカニューレ挿入デバイスの遠位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、別の例示的なカニューレ挿入デバイスの遠位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、例示的なアダプタの斜視図である。
本開示の実施形態による、図11Aの例示的なアダプタの断面図である。
本開示の実施形態による、図11Aの例示的なアダプタの上面図である。
本開示の実施形態による、別の例示的なアダプタの斜視図である。
本開示の実施形態による、図12Aの例示的なアダプタの断面図である。
本開示の実施形態による、図12Aの例示的なアダプタの上面図である。
本開示の実施形態による、第1の位置にある別の例示的なアダプタの斜視図である。
本開示の実施形態による、第1の位置にある図13Aの例示的なアダプタの断面図である。
本開示の実施形態による、第2の位置にある図13Aの例示的なアダプタの斜視図である。
本開示の実施形態による、第2の位置にある図13Aの例示的なアダプタの断面図である。
本開示の実施形態による、第2の位置にある図13Aの例示的なアダプタの上面図である。
本開示の実施形態による、図12A図12Cの例示的なアダプタを伴う図6の例示的なカニューレ挿入デバイスの遠位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、図12A図12Cの例示的なアダプタを伴う図9の例示的なカニューレ挿入デバイスの遠位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、図13A図13Eの例示的なアダプタを伴う図9の例示的なカニューレ挿入デバイスの遠位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、図12A図12Cの例示的なアダプタを伴う図10の例示的なカニューレ挿入デバイスの遠位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、図12A図12Cの例示的なアダプタを伴う図10の例示的なカニューレ挿入デバイスの遠位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、図13A図13Eの例示的なアダプタを伴う図10の例示的なカニューレ挿入デバイスの遠位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、図13A図13Eの例示的なアダプタを伴う図10の例示的なカニューレ挿入デバイスの遠位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、開口部を有する例示的なカニューレ挿入デバイスの遠位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、開口部を有する例示的なカニューレ挿入デバイスの近位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、別の例示的なアダプタの断面図である。
本開示の実施形態による、図17Aの例示的なアダプタを通過する図16Aまたは図16Bの例示的なカニューレ挿入デバイスの断面図である。
本開示の実施形態による、図17Aの例示的なアダプタを通過する図16Aまたは図16Bの例示的なカニューレ挿入デバイスの斜視図である。
本開示の実施形態による、例示的なガイドワイヤポートを伴う例示的なカニューレ挿入デバイスの近位部分の斜視図である。
本開示の実施形態による、図18の例示的なガイドワイヤポートの斜視図である。
本開示の実施形態による、図19Aの例示的なガイドワイヤポートの断面図である。
本開示の実施形態による、図13A図13Eの例示的なアダプタに取り付けられた図19の例示的なガイドワイヤポートの斜視図である。
本開示の実施形態による、図13A図13Eの例示的なアダプタに取り付けられた図19Aの例示的なガイドワイヤポートを伴う別の例示的なカニューレ挿入デバイスの斜視図である。
本開示の実施形態による、例示的なカニューレ挿入デバイスを受容する、図12A図12Cの例示的なアダプタの垂直断面図である。
本開示の実施形態による、例示的なカニューレ挿入デバイスを受容する、図12A図12Cの例示的なアダプタの垂直断面図である。
本開示の実施形態による、例示的なカニューレ挿入デバイスを受容する、図12A図12Cの例示的なアダプタの垂直断面図である。
本開示の実施形態による、内視鏡デバイスを導入または交換するための例示的な方法のフローチャートである。

実施例

0017

開示される実施形態は、内視鏡処置における効率的かつ効果的なデバイス交換のための装置、システム、および方法に関する。本開示の実施形態は、心血管系胃腸系呼吸器系などにおける1つまたは複数の所望の治療部位に対して適切な診断および/または治療操作を行うための内視鏡システムにおいて実装することができる。有利には、本開示の実施形態は、内視鏡処置中に少なくとも1つの所望の治療部位へのアクセスを維持しながら、内視鏡の内腔を通る内視鏡デバイスの効率的かつ効果的な導入および/または交換を可能にする。

0018

本明細書に記載されるように、内視鏡は、典型的には、近位端と、遠位端とを含み、遠位端と近位端との間に延びる内部内腔を有する。近位端は、医師または医療開業医により近い内視鏡の一部分を指すことができる。遠位端は、内視鏡処置中に患者体内の治療部位により近い内視鏡の一部分を指すことができる。デバイスは、典型的には、デバイスの遠位端が所望の治療部位に近づくか達するまで、近位端の生検ポートから内視鏡の遠位端に向かって内視鏡の内部内腔に導入される。

0019

本開示の一態様によれば、内視鏡手術用のデバイスは、内視鏡の内部内腔を通して導入される内視鏡カニューレ挿入デバイス(例えば、カニューレまたは括約筋切開刀)であり得る。カニューレ挿入デバイスは、内部にガイドワイヤを受容するように構成されたガイドワイヤ内腔を有する細長い本体を含み得る。カニューレ挿入デバイスは、細長い本体の長さの少なくとも一部分を覆って細長い本体の遠位先端から近位位置に延びるスリットをさらに含み得る。

0020

ショートワイヤ交換技術で使用されるデバイスとは異なり、スリットは、細長い本体に沿った場所から連続的に遠位先端までスリットを介してガイドワイヤから分割または分離されることによって、カニューレ挿入デバイスをガイドワイヤから取り外すことを可能にする。スリットはまた、カニューレ挿入デバイスの遠位端が所望の治療部位に達するまで連続的にその遠位先端からスリットを介してガイドワイヤと併合することによって、カニューレ挿入デバイスをガイドワイヤを覆って導入することを可能にする。有利には、デバイス交換の間、ガイドワイヤは、ロックデバイスによって所望の位置にロックされたままであり、それによって医師によってガイドワイヤを手動で保持して所望の治療部位への以前に得られたアクセスを維持する必要性を排除する。

0021

本明細書に記載されるように、カニューレ挿入デバイスの遠位先端は、カニューレ挿入デバイスに沿った最も遠位の場所を指す。カニューレ挿入デバイスの遠位端または遠位部分は、遠位先端から所定の長さにわたって延びるデバイスのセクションを指す。カニューレ挿入デバイスの近位点は、医師または医療開業医により近い細長い本体に沿った場所を指す。カニューレ挿入デバイスの近位端または近位部分は、近位点の付近の所定の長さにわたって延びるデバイスのセクションを指す。

0022

いくつかの実施形態では、カニューレ挿入デバイスのスリットの自然幅は、ガイドワイヤの直径よりも実質的に小さくあり得る。ガイドワイヤを覆ってカニューレ挿入デバイスを導入するために、スリットの一部分が開放または拡幅され、ガイドワイヤの一部分がカニューレ挿入デバイスの一部分に併合することを可能にする。スリットの開放部分は、併合後にその自然幅に戻る。いくつかの場合では、カニューレ挿入デバイスに併合した後に、ガイドワイヤは、カニューレ挿入デバイスの長手方向軸にわたって延びる部分的に囲まれたガイドワイヤ内腔によって受容される。有利には、スリットの一時的な拡幅および狭幅は、デバイス交換後の内視鏡手術中にガイドワイヤをカニューレ挿入デバイス内に保つだけでなく、ガイドワイヤを覆ってカニューレ挿入デバイスを導入することを可能にする。

0023

カニューレ挿入デバイスの遠位部分のスリットの自然幅は、カニューレ挿入デバイスの残りの部分の幅よりも小さくあり得る。遠位部分のより狭いスリットは、遠位部分が変形、例えば、括括約筋切開刀の遠位部分の屈曲を受けてもガイドワイヤをガイドワイヤ内腔内に保つことを有利に可能にする。

0024

いくつかの実施形態では、カニューレ挿入デバイスの細長い本体の外径は、その長さに沿って実質的に均一である。他の実施形態では、細長い本体の遠位端の外径は、細長い本体の残りの部分の外径よりも小さい。遠位端の長さは、スリットの自然幅がより狭いカニューレ挿入デバイスの遠位部分の長さよりも短くてもよい。そのような場合、より狭い自然幅を有するスリットの部分は、より小さい外径を有するカニューレ挿入デバイスの遠位端よりも長く延びることができる。

0025

いくつかの実施形態では、カニューレ挿入デバイスの細長い本体は、ガイドワイヤがガイドワイヤ内腔に出入りする開口部をさらに含み得る。例えば、カニューレ挿入デバイスにガイドワイヤを装填するために、ガイドワイヤを開口部を通してカニューレ挿入デバイスのガイドワイヤ内腔に導入することができる。また、カニューレ挿入デバイスの遠位先端からガイドワイヤ内腔に併合した後に、ガイドワイヤは、開口部でガイドワイヤ内腔から出ることができる。

0026

ガイドワイヤの短い部分だけがガイドワイヤ内腔に保たれるように、開口部をカニューレ挿入デバイスの遠位端の付近または近くに位置することができる。あるいは、ガイドワイヤのかなりの部分がガイドワイヤ内腔に保たれるように、開口部をカニューレ挿入デバイスの近位端の付近または近くに位置することができる。そのような場合、開口部は、カニューレ挿入デバイスの導入後に、内視鏡の内部内腔の外側に存在してもよい。カニューレ挿入デバイスは、開口部で細長い本体に取り付けられたガイドワイヤポートをさらに含み得る。ガイドワイヤポートは、医師または医療開業医によるガイドワイヤのガイドワイヤ内腔への導入を容易にし得る。

0027

本開示の一態様によれば、内視鏡処置用の装置は、ガイドワイヤを覆ってカニューレ挿入デバイスを導入することを可能にするアダプタを含み得る。アダプタは、カニューレ挿入デバイスを受容するためのアダプタ内腔を含み得る。アダプタは、アダプタ内腔の内面から延びるウェッジをさらに含み得る。カニューレ挿入デバイスがアダプタ内腔を通過すると、ウェッジは、カニューレ挿入デバイスのスリットの一部分をウェッジで開放および拡幅することができ、ガイドワイヤの一部分がスリットの拡幅部分を通してカニューレ挿入デバイスの対応する部分に併合することを可能にする。ウェッジを通過した後に、スリットの拡幅部分は、その自然幅に戻り、ガイドワイヤの併合部分をカニューレ挿入デバイス、例えば、カニューレ挿入デバイスのガイドワイヤ内腔に保つことができる。

0028

カニューレ挿入デバイスが所望の治療部位に達するまで、カニューレ挿入デバイスの遠位先端からアダプタ内腔を連続的に通過するとき、アダプタは、ガイドワイヤをカニューレ挿入デバイスに併合することができる。有利には、ガイドワイヤのカニューレ挿入デバイスへのこの連続的な併合の間、ロック解除して手動で定位置に保持するのではなく、ガイドワイヤは、所望の位置にロックされたままであることができ、それによってガイドワイヤの変位のリスク、したがって所望の治療部位へのアクセスを失うリスクを低減する。

0029

いくつかの実施形態では、アダプタは、カニューレ挿入デバイスがアダプタ内腔を通過するときに細長い本体の少なくとも一部分を保持するように構成されたホルダを含む。ホルダは、安定した状態で定位置に固定されたガイドワイヤを覆ってカニューレ挿入デバイスを導入することを可能にする任意の適切な形態を使用することができる。例えば、ホルダは、アダプタ内腔を通過することを妨げずに細長い本体の一部分を摩擦的に保持するチャネルまたはクランプ構造を含むことができる。

0030

本開示の別の態様によれば、内視鏡処置用の装置は、内視鏡の生検ポートに取り付けられる内視鏡ブロックを含み得る。内視鏡ブロックは、少なくとも1つのガイドワイヤを受容するように構成された主チャネルを含み得る。内視鏡ブロックは、主チャネルに受容されたガイドワイヤを覆ってカニューレ挿入デバイスを導入するために、アダプタと固定的にまたは取り外し可能に係合することができる。アダプタ内腔を通過するカニューレ挿入デバイスは、内視鏡ブロックの主チャネルのガイドワイヤと位置合わせして併合する。有利には、ガイドワイヤを覆ってカニューレ挿入デバイスを導入するための内視鏡ブロックおよびアダプタの使用は、ロングワイヤまたはショートワイヤ交換を行う必要性を排除し、それによって内視鏡処置中のデバイス交換の効率および精度を改良する。

0031

いくつかの実施形態では、内視鏡ブロックは、ガイドワイヤを所望の位置に固定するためのロックデバイスをさらに含み得る。所望の位置は、デバイス交換を行う前の最初の操作の後に予め決定されてもよい。例えば、ロックデバイスは、ガイドワイヤを定位置に摩擦的に保持することによってガイドワイヤを所定の所望の位置に保つジグザグロック特徴を含むことができる。ジグザグロック特徴は、ガイドワイヤを定位置で屈曲する、ねじる、挟む、締め付ける、またはロックすることができる他の機械的特徴と組み合わせて使用することができる。

0032

内視鏡ブロックは、1つまたは複数の追加のガイドワイヤをロックするための2つ以上のロックデバイスを含み得る。ロックデバイスは、同じまたは異なるロック特徴および/または機構を使用することができる。各ガイドワイヤは、ロックデバイスのロック特徴から独立してロックまたはロック解除されてもよく、異なるカニューレ挿入デバイスに併合されてもよい。2つ以上のガイドワイヤを受容してロックすることができることは、内視鏡処置中に医療操作を行うための適切な数および種類のデバイスを選択し使用する際により大きな柔軟性を医師に提供する。

0033

ここで、本開示の実施形態および態様を詳細に参照するが、それらの例は、添付の図面に示されている。可能な場合には、図面全体を通して同じまたは類似の部分を指すために同じ参照番号を使用する。

0034

図1は、内視鏡デバイスを導入または交換するための例示的なシステム10の斜視図である。図1に示すように、システム10は、生検ポート310を介して内視鏡300(部分的に図示)の内部内腔(図示せず)を通してガイドワイヤ200を覆って導入されるカニューレ挿入デバイス100を含み得る。ポート310は、使用前は生検バルブによって通常閉鎖されていてもよい。システム10は、アダプタ400と、内視鏡ブロック500とをさらに含み得る。アダプタ400は、内視鏡ブロック500と固定的にまたは取り外し可能に係合され得、カニューレ挿入デバイス100を受容するように構成される。内視鏡ブロック500は、主本体部分510と、内視鏡ブロック500を内視鏡300のポート310に固定する締結具520とを含む。

0035

図2は、システム10の部分斜視図であり、図3は、システム10の構成要素図である。図2および図3に示すように、アダプタ400は、本体410と、アダプタ内腔420と、ウェッジ430(部分的に図示)とを含む。本体410は、内視鏡ブロック500の開口部によって受容され得る。例えば、本体410は、摩擦嵌合、ねじ嵌合、スナップ嵌合などを介して内視鏡ブロック500の開口部と取り外し可能にまたは固定的に係合してもよく、それによってアダプタ400を内視鏡ブロック500に固着する。アダプタ内腔420は、カニューレ挿入デバイス100を受容するために本体410を通って延びる。カニューレ挿入デバイス100がアダプタ内腔420を通過するとき、カニューレ挿入デバイス100に沿って延びるスリット(図示せず)がウェッジ430を通過するように、ウェッジ430は、アダプタ内腔420の長手方向軸と位置合わせしてもよい。ウェッジ430は、図6および図7を参照して以下でさらに説明されるように、カニューレ挿入デバイス100のスリットが通過するときにそのスリットを拡幅することができる。

0036

図2および図3に示すように、内視鏡ブロック500は、ガイドワイヤ200を所望の位置に固定するためのロックデバイス530をさらに含む。ロックデバイス530は、ガイドワイヤ200を摩擦的に挟む、把持する、締め付ける、またはロックすることによって、ガイドワイヤ200を定位置に固定することができる。例えば、図2および図3に示すように、ロックデバイス530は、ガイドワイヤ200を定位置に摩擦的に維持することによってガイドワイヤ200を所望の位置に固定するジグザグロック特徴を含むことができる。ガイドワイヤ200を固定することにより、ガイドワイヤ200を覆って導入されるカニューレ挿入デバイス100の遠位端が、ガイドワイヤ200の遠位端によって維持された所望の治療部位に近づくか達することを可能にする。本明細書に記載されるように、内視鏡ブロック500は、2つ以上のガイドワイヤ200を定位置に保持するための2つ以上のロックデバイス530を含み得る。あるいは、1つのロックデバイス530が、2つ以上のガイドワイヤ200を定位置に保持してもよい。

0037

図4Aは、例示的なカニューレ挿入デバイス100の斜視図であり、図4Bは、例示的なアダプタ400を装填した図4Aの例示的なカニューレ挿入デバイスの斜視図である。図5Aは、別の例示的なカニューレ挿入デバイス100の斜視図であり、図5Bは、例示的なアダプタ400を装填した図5Aの例示的なカニューレ挿入デバイスの斜視図である。カニューレ挿入デバイス100は、図4Aおよび図4Bに示すように内視鏡カテーテルであり得るか、または図5Aおよび図5Bに示すように内視鏡括約筋切開刀であり得る。カニューレ挿入デバイス100が内視鏡括約筋切開刀であるとき、カニューレ挿入デバイス100は、例えば、造影剤を注入するためのサイドポート122をさらに含み得る。加えて、カニューレ挿入デバイス100は、図4Aおよび図5Aに示すように医師または医療開業医による単独での使用のために提供されてもよく、または図4Bおよび図5Bに示すようにアダプタ400を装填されてもよい。

0038

図4A図5Bに示すように、カニューレ挿入デバイス100は、細長い本体110と、ハンドル120とを含み得る。細長い本体110は、遠位端130と、近位端140とを含む。カニューレ挿入デバイス100は、ガイドワイヤ200(図4A図5Bには図示せず)がカニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔(図4A図5Bには図示せず)に出入りする開口部150をさらに含み得る。

0039

図6は、カニューレ挿入デバイス100と並置されたガイドワイヤ200の部分斜視図である。図4A図6に示すように、カニューレ挿入デバイス100は、スリット160と、スリット160に接続された部分的に囲まれたガイドワイヤ内腔170とを含む。ガイドワイヤ内腔170は、スリット160と同じ長さを有し得る。いくつかの実施形態では、内腔170およびスリット160は、カニューレ挿入デバイス100の遠位先端から近位位置まで所定の長さにわたって延びることができる。他の実施形態では、内腔170およびスリット160は、カニューレ挿入デバイス100の遠位先端から遠位位置まで所定の長さにわたって延びてもよい。本明細書に記載されるように、カニューレ挿入デバイス100の近位位置または近位点は、医師または医療開業医により近い細長い本体110に沿った場所を指す。カニューレ挿入デバイス100の遠位位置または遠位点は、カニューレ挿入デバイス100の遠位端により近い細長い本体110に沿った場所を指す。

0040

ガイドワイヤ200は、スリット160を通ってガイドワイヤ内腔170に併合することができる。加えて、スリット160によって、カニューレ挿入デバイス100を、スリット160を介してガイドワイヤ200から分割または分離することによってガイドワイヤ内腔170に併合されているガイドワイヤ200から取り外すことができる。いくつかの実施形態では、図6に示すように、カニューレ挿入デバイス100は、二次デバイス(図示せず)を受容するため、または造影剤などの流体を注入して医療操作を行うための少なくとも1つの追加の内側内腔180を含み得る。二次デバイスは、ガイドワイヤ200と併合される前または後にカニューレ挿入デバイス100に導入されてもよい。

0041

図6に示すように、ガイドワイヤ200の直径は、スリット160の自然幅よりも実質的に大きい。これにより、ガイドワイヤ内腔170に併合した後にガイドワイヤ200をカニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔170内に保ち、カニューレ挿入デバイス100を所望の治療部位に効果的にガイドすることが可能になる。しかしながら、ガイドワイヤ200をスリット160を通してカニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔170に併合するために、スリット160の幅は、ガイドワイヤ200が後述するように入るために一時的に拡大される必要がある。

0042

図7は、スリット160を通してガイドワイヤ200をカニューレ挿入デバイス100に併合するためのアダプタ400の使用を示す。図7に示すように、カニューレ挿入デバイス100がアダプタ内腔420を通過すると、カニューレ挿入デバイス100は、ウェッジ430(図示せず)を通過し、スリット160の一部分を拡幅してそこを通してガイドワイヤ200の近くの部分を受容する。スリット160のこの一時的な拡幅は、ガイドワイヤ200がカニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔170に併合されることを可能にする。

0043

本明細書に記載されるように、アダプタ400は、内視鏡ブロック500にしっかりと嵌合するため、および/またはガイドワイヤ200をカニューレ挿入デバイス100に併合するために、任意の適切な幾何学的形状および/または機械的特徴を有し得る。アダプタ400の例示的な実施形態および/または特徴は、図11A図13Eを参照して以下でさらに説明される。

0044

図8Aおよび図8Bは、カニューレ挿入デバイス100の例示的な実施形態の部分斜視図である。いくつかの実施形態では、図8Aに示すように、スリット160の自然幅は、カニューレ挿入デバイス100の上に延びるその長さにわたって実質的に同じままである。他の実施形態では、図8Bに示すように、スリット160の自然幅は、カニューレ挿入デバイス100の遠位部分の方が、カニューレ挿入デバイス100の残りの部分の幅よりも狭い。このより狭いスリット部分図8Bにスリット部分160aとして示す)はさらに、内視鏡処置中に屈曲または湾曲などの変形を受けたときにガイドワイヤ200が遠位部分のガイドワイヤ内腔170から押し出されるのを制限する。

0045

図9および図10は、カニューレ挿入デバイス100の例示的な実施形態の遠位部分の斜視図である。いくつかの実施形態では、図9に示すように、カニューレ挿入デバイス100の遠位端130の外径は、カニューレ挿入デバイス100の残りの部分の外径よりも小さい。例えば、遠位端130は、細長い本体110の角度の付いた狭幅部またはネックダウンからカニューレ挿入デバイス100の遠位先端に延びてもよい。カニューレ挿入デバイス100が内視鏡括約筋切開刀である場合、遠位端130は、内視鏡括約筋切開刀の屈曲可能な部分である。これらの場合では、図9に示すように、より狭いスリット部分160aは、遠位端130の長さにわたってまたはそれを越えて延びることができる。

0046

ガイドワイヤ200を覆ってカニューレ挿入デバイス100を導入するためのアダプタ400の例示的な実施形態および/または特徴は、図11A図13Eを参照して以下に説明される。

0047

図11Aは、例示的なアダプタ400の斜視図である。図11Bは、図11Aの例示的なアダプタ400の断面図である。図11Cは、図11Aの例示的なアダプタの上面図である。図2図3、および図11A図11Cに示すように、アダプタ400は、本体410と、アダプタ内腔420と、ウェッジ430とを含む。アダプタ内腔420は、本体410を通って延びる。ウェッジ430は、アダプタ内腔420の内面からアダプタ内腔420の長手方向軸に向かって延びる。本明細書に記載されるように、長手方向軸は、アダプタ内腔420の中心軸または中心から外れた軸であり得る。いくつかの実施形態では、図11Bに示すように、ウェッジ430は、アダプタ内腔420の長手方向軸に沿って短い距離にわたって延びる。他の実施形態では、ウェッジ430は、アダプタ内腔420(図示せず)の長さにわたって延びる。

0048

図11Bおよび図11Cに示すように、ウェッジ430は、ウェッジ部分432と、ガイド部分434とを含み得る。ウェッジ部分432は、アダプタ内腔420の内面から生じる、フィン形状プレートなどの薄いプレートであり得る。ウェッジ部分432は、アダプタ内腔420の長手方向軸まで延びることができ、そこでガイド部分434と接続される。ガイド部分434は、アダプタ内腔420の長手方向軸と位置合わせする先細の細長い形状を有してもよい。

0049

カニューレ挿入デバイス100が最初にアダプタ内腔420を通して挿入されると、カニューレ挿入デバイス100の遠位先端は、ウェッジ430を通過する。ウェッジ部分432は、カニューレ挿入デバイス100のスリット160の一部分を開放または拡幅し、それによってガイドワイヤ200がスリット160に併合することを可能にする。ウェッジ部分432はさらに、カニューレ挿入デバイス100がウェッジ430を通過するときにスリット160の開口部を維持し、それによってガイドワイヤ200のスリット160への連続的な併合を可能にする。ガイド部分434は、カニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔170に入り、ガイドワイヤ200との併合中にカニューレ挿入デバイス100の挿入の方向を維持する。スリット160の拡幅部分がウェッジ430を通過してガイドワイヤ200の一部分と併合した後に、スリット160はそれ自体の弾性からその自然幅に戻る。その後ガイドワイヤ200の併合部分は、カニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔170に保たれる。

0050

図12Aは、別の例示的なアダプタ400の斜視図である。図12Bは、図12Aの例示的なアダプタ400の断面図である。図12Cは、図12Aの例示的なアダプタの上面図である。図12A図12Cに示すように、いくつかの実施形態では、アダプタ400は、ホルダ440をさらに含む。カニューレ挿入デバイス100がアダプタ内腔420を通過すると、ホルダ440は、カニューレ挿入デバイス100の細長い本体110の少なくとも一部分を保持することができる。例えば、ホルダ440は、カニューレ挿入デバイス100を受容するためのチャネル442を含む。チャネル442は、アダプタ内腔420の延長部分であり得る。

0051

いくつかの実施形態では、チャネル442および/またはアダプタ内腔420の内径は、カニューレ挿入デバイス100の細長い本体110の少なくとも一部分の外径と一致するように構成される。例えば、チャネル442および/またはアダプタ内腔420は、その長さに沿った場所で細長い本体110の外径と実質的に同じである内径を有する円筒形円錐形、または先細の形状を有することができる。これにより、カニューレ挿入デバイス100がアダプタ内腔420を通過してガイドワイヤ200(図示せず)と併合するとき、カニューレ挿入デバイス100の一部分を(例えば、カニューレ挿入デバイス100が揺れるのを防止することによって)安定して摩擦的に保持することができる。

0052

本明細書に記載されるように、ホルダ440は、ガイドワイヤ200を覆ってカニューレ挿入デバイス100を実質的に安定した状態で導入することを可能にする任意の適切な形態を使用することができる。ホルダ440は、アダプタ400の取り外し可能な部分または一体部分として形成されてもよい。例えば、図12Aおよび図12Cに示すように、ホルダ440は、カニューレ挿入デバイス100の一部分を摩擦的に保持する2つの撓み可能な半分体を有するクランプ構造を有してもよい。クランプ構造は、内方または外方に適応的に撓み、異なる外径を有するカニューレ挿入デバイス100の部分を受容して摩擦的に締め付けることができる。ホルダ440のクランプ構造は、カニューレ挿入デバイス100がアダプタ内腔420を通過する際のカニューレ挿入デバイス100の揺れを低減または防止する。

0053

図13A図13Eは、アダプタ400のホルダ440の別の例示的な実施形態を示す。

0054

図13Aおよび図13Cは、別の例示的なアダプタ400の斜視図である。図13Bおよび図13Dは、図13Aおよび図13Cの例示的なアダプタ400の断面図である。図13Eは、図13Cおよび図13Dの例示的なアダプタ400の上面図である。図13A図13Eに示すように、ホルダ440は、アダプタ内腔420の開口部によってヒンジ留めされ、2つの位置で操作するクランプ構造である。例えば、ホルダ440は、ヒンジ444を介してアダプタ400の本体410に接続される。第1の位置では、図13Aおよび図13Bに示すように、アダプタ400のホルダ440は、カニューレ挿入デバイス100(図示せず)から取り外されるように構成される。第2の位置では、図13C図13Eに示すように、ホルダ440は、カニューレ挿入デバイス100(図示せず)の一部分を摩擦的に保持するように、アダプタ内腔420の長手方向軸と位置合わせする。ホルダ440とアダプタ400の本体410との間のヒンジ留め接続は、カニューレ挿入デバイス100をガイドワイヤ200と効果的に併合するために必要に応じて医師または医療開業医がホルダ440の位置を切り替えることを可能にする。

0055

図14A図15Dは、その遠位端130がアダプタ400によって受容されるかまたはそれを通過するカニューレ挿入デバイス100の様々な例示的な実施形態を示す。

0056

図14Aは、図12A図12Cの例示的なアダプタ400を通過する図6の例示的なカニューレ挿入デバイス100(内視鏡カテーテル)の遠位部分の斜視図である。図14Bは、例示的なアダプタ400を通過する図9の例示的なカニューレ挿入デバイス100の遠位部分の斜視図である。図14Aおよび図14Bに示すように、ホルダ440は、異なる外径を有するカニューレ挿入デバイス100の遠位端130上に適応的に締め付けられ得る。図14Cは、図13A図13Eの例示的なアダプタ400を通過する図9の例示的なカニューレ挿入デバイス100の遠位部分の斜視図である。図14Cに示すように、ホルダ440が第2の位置にあるとき、ホルダ440は、カニューレ挿入デバイス100がアダプタ400を安定した状態で通過することを可能にするために、カニューレ挿入デバイス100の遠位端130の少なくとも一部分を摩擦的に保持する。

0057

図15Aは、その遠位端130が図12A図12Cの例示的なアダプタ400を通過する図10の例示的なカニューレ挿入デバイス100(内視鏡括約筋切開刀)の遠位部分の斜視図である。図15Bは、その遠位端130が図12A図12Cの例示的なアダプタ400を通過する図10の例示的なカニューレ挿入デバイス100の遠位部分の斜視図である。図15Cは、その遠位端130が図13A図13Eの例示的なアダプタ400を通過した図10の例示的なカニューレ挿入デバイスの遠位部分の部分斜視図である。図15Dは、その遠位端130が図13A図13Eの例示的なアダプタ400を通過する図10の例示的なカニューレ挿入デバイス100の斜視図である。

0058

図15Aおよび図15Cに示すように、カニューレ挿入デバイス100が内視鏡括約筋切開刀であるとき、使用前に、カニューレ挿入デバイス100には、遠位端130またはカニューレ挿入デバイス100の細長い本体110に沿った適切な場所の上に装填されるアダプタ400が設けられる。あるいは、図15Bおよび図15Dに示すように、カニューレ挿入デバイス100には、遠位端130に装填されたアダプタ400が設けられてもよい。そのような場合、内視鏡括約筋切開刀の屈曲可能な部分は、アダプタ400を通過するときに真っ直ぐになり、アダプタ400を通過した後に屈曲した形態に戻ることができる。加えて、図15A図15Dに示すように、カニューレ挿入デバイス100の遠位端130がカニューレ挿入デバイス100の残りの部分よりも小さい外径を有するとき、ホルダ440は、その内径を適応的に調整し、遠位端130を含む異なる外径を有するカニューレ挿入デバイス100の異なる部分を摩擦的に保持することができる。

0059

図16Aは、開口部150を有する例示的なカニューレ挿入デバイス100の遠位部分の斜視図である。図16Bは、開口部150を有する別の例示的なカニューレ挿入デバイス100の近位部分の斜視図である。開口部150は、細長い本体110の一部分をスカイビングまたはペアリングすることなどによる任意の適切な方法を使用して形成されてもよい。開口部150は、細長い本体110の壁を通って延び、細長い本体110の内側のガイドワイヤ内腔170に達し得る。したがって、ガイドワイヤ内腔170に併合したガイドワイヤ200は、開口部150を通って出ることができる。開口部150は、その間の細長い本体110の任意の所望の部分に配置されてもよい。

0060

いくつかの実施形態では、図16Aに示すように、開口部150は、近位端140またはハンドル120よりも遠位端130に近い、カニューレ挿入デバイス100の遠位部分に位置してもよい。スリット160は、カニューレ挿入デバイス100の遠位先端から開口部150まで長手方向に延びてもよい。したがって、カニューレ挿入デバイス100の残りの部分は、スリット160を有さない。カニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔170に併合されたガイドワイヤ200は、開口部150でガイドワイヤ内腔170を出て、カニューレ挿入デバイス100の近位端140に達するまで細長い本体110に平行にさらに延びてもよい。そのような場合、ガイドワイヤ内腔170はまた、カニューレ挿入デバイス100の遠位先端から開口部150まで細長い本体110に沿って長手方向に延びてもよい。

0061

他の実施形態では、図16Bに示すように、開口部150は、遠位端130よりも近位端140またはハンドル120に近い、カニューレ挿入デバイス100の近位部分に位置してもよい。そのような場合、スリット160およびガイドワイヤ内腔170は、遠位先端から細長い本体110の実質的な長さを越えて開口部150まで延びることができる。カニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔170に併合されたガイドワイヤ200は、開口部150でガイドワイヤ内腔170を出ることができる。

0062

図17A図17Cは、ガイドワイヤ200(図示せず)を覆って開口部150を有する図16Aまたは図16Bの例示的なカニューレ挿入デバイス100を導入するための別の例示的なアダプタ400を示す。図17Aは、例示的なアダプタ400の断面図である。図17Bは、図17Aの例示的なアダプタ400を通過する図16Aまたは図16Bの例示的なカニューレ挿入デバイス100の断面図である。図17Cは、図17Aの例示的なアダプタ400を通過する図16Aまたは図16Bの例示的なカニューレ挿入デバイス100の斜視図である。

0063

図17Aに示すように、アダプタ400のウェッジ430は、ランプ部分436をさらに含む。ランプ部分436は、ウェッジ430の頂部端に配置されてもよく、ガイド部分434とアダプタ内腔420の内壁との間に傾斜面を提供することができる。図17Bに示すように、カニューレ挿入デバイス100がアダプタ400を通過すると、カニューレ挿入デバイス100の開口部150がランプ部分436に達するとき、カニューレ挿入デバイス100は、ランプ部分436に沿って移動し、それによりウェッジ430がカニューレ挿入デバイス100から滑り出る。したがって、ランプ部分436により、ウェッジ430がカニューレ挿入デバイス100のスリットのない部分から(例えば、開口部150からハンドル120に)外れることが可能になる。

0064

本明細書に記載されるように、カニューレ挿入デバイス100のスリットのない部分からウェッジ430を外すために他の適切な機構を使用することができる。開口部150の後に、ウェッジ430は、(図17Cに示すように)横方向に撓まされるか、またはカニューレ挿入デバイス100がアダプタ400を通過し続けるときにその元の位置に留まる。

0065

図18は、例示的なガイドワイヤポート190を伴う図16Bの例示的なカニューレ挿入デバイス100の近位部分の斜視図である。図18に示すように、開口部150がカニューレ挿入デバイス100の近位部分にあるとき、カニューレ挿入デバイス100は、開口部150の周りに配置されたガイドワイヤポート190を任意選択で含み得る。ガイドワイヤポート190は、カニューレ挿入デバイス100の細長い本体110に固定的にまたは取り外し可能に取り付けることができる。本明細書に記載されるように、ガイドワイヤポート190は、医師がガイドワイヤ200をカニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔170に導入する、またはそこからガイドワイヤ200を取り外すことを容易にするための任意の適切な構造を有し得る。例えば、内視鏡処置の間、ガイドワイヤ200を装填した第1のカニューレ挿入デバイス100をポート310を通して内視鏡300に導入し、所望の治療部位を決定することができる。ガイドワイヤポート190は、開口部150の場所およびガイドワイヤ200の開口部150およびガイドワイヤ内腔170への挿入のための案内部となり得る。

0066

図19Aは、図18の例示的なガイドワイヤポート190の斜視図である。図19Bは、図19Aの例示的なガイドワイヤポート190の断面図である。図19Aおよび図19Bに示すように、ガイドワイヤポート190は、カニューレ挿入デバイス100が通過し得るポート内腔192を含み得る。加えて、ガイドワイヤポート190は、ポート入口194を含むことができ、それを通してガイドワイヤ200が開口部150に入り、さらにカニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔170に入ることができる。

0067

ガイドワイヤポート190はまた、ポートスリット196を含み得る。ポートスリット196は、ガイドワイヤポート190の遠位開口部とポート入口194との間に延びてもよい。ポートスリット196は、カニューレ挿入デバイス100のスリット160と位置合わせされてもよい。いくつかの実施形態では、スリット196の幅は、カニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔170に導入されるガイドワイヤ200の直径よりも大きくてもよい。したがって、ガイドワイヤ200の一部分は、ガイドワイヤ200が定位置にロックされたときにポートスリット196を通過することができる。いくつかの実施形態では、スリット196の幅は、スリット160の自然幅よりも大きくてもよい。

0068

図19Bに示すように、ガイドワイヤポート190は、ポート内腔192の内面に沿って延びる操縦部分198をさらに含み得る。操縦部分198は、ポート入口194を通して挿入されたガイドワイヤ200をポート内腔192の遠位開口部に向けて操縦し、カニューレ挿入デバイス100の開口部150および/またはガイドワイヤ内腔170に入る。

0069

図20は、図13A図13Eの例示的なアダプタ400に取り付けられた図19の例示的なガイドワイヤポート190の斜視図である。図21は、図13A図13Eの例示的なアダプタ400に取り付けられた図19Aの例示的なガイドワイヤポートを伴う例示的なカニューレ挿入デバイス100の斜視図である。図20および図21に示すように、ガイドワイヤポート190は、アダプタ400と共に設けることができる。例えば、アダプタ400のホルダ440は、アダプタ内腔420およびポート内腔192がカニューレ挿入デバイス100を通して受容するように位置合わせされるように、ガイドワイヤポート190の一部分を締め付けることができる。定位置に固定されたガイドワイヤ200を覆ってカニューレ挿入デバイス100を導入する前に、アダプタ400をガイドワイヤポート190から取り外し、内視鏡ブロック500と係合させることができる。

0070

図22A図22Cは、異なる段階におけるガイドワイヤ200を覆ってカニューレ挿入デバイス100を導入するためのシステム10の垂直断面図である。上述のように、ガイドワイヤ200を覆ってカニューレ挿入デバイス100を導入する前に、ガイドワイヤ200は、所望の治療部位へのアクセスを維持するためにロックデバイス530によって所定の位置に固定することができる。

0071

図22Aに示すように、ガイドワイヤ200を覆ってカニューレ挿入デバイス100を導入するために、医師または助手は、カニューレ挿入デバイス100をアダプタ400のアダプタ内腔420に挿入してもよい。いくつかの実施形態では、カニューレ挿入デバイス100とウェッジ430および/またはガイドワイヤ200との位置合わせを容易にするために、アダプタ内腔420の内径は、カニューレ挿入デバイス100の外径と実質的に一致するように選択され得る。カニューレ挿入デバイス100がアダプタ内腔420を通過すると、カニューレ挿入デバイス100の遠位先端は、ウェッジ430に合流して通過し、次にカニューレ挿入デバイス100のスリット160の一部分をウェッジで開放する。

0072

図22Bに示すように、ウェッジ430によるスリット160の開口部は、ウェッジ430の遠位端にあるガイドワイヤ200の一部分を、スリット160の開放部分を通してカニューレ挿入デバイス100の対応する部分、例えば、ガイドワイヤ内腔170の一部分に併合させることができる。ガイドワイヤ200がカニューレ挿入デバイス100の遠位先端に併合した後に、図22Cに示すように、カニューレ挿入デバイス100の遠位端が所望の治療部位に近づくか達するまで、カニューレ挿入デバイス100がアダプタ内腔420を通過するとガイドワイヤ200はカニューレ挿入デバイス100に連続的に併合する。

0073

上述のように、ガイドワイヤ200は、ガイドワイヤ200のカニューレ挿入デバイス100への併合を通してロックデバイス530によって定位置に保持される。これは、患者の体内の所望の治療部位へのアクセスを失うリスクを有利に低減し、ガイドワイヤ200を覆ったカニューレ挿入デバイス100の導入の有効性を最短時間で増大させる。

0074

本明細書に記載されるように、スリット160を有するカニューレ挿入デバイス100は、ウェッジ状に開放することができ、それ自体で閉鎖することができるように、適切な剛性を有する任意の適切なコンプライアントポリマー材料で作製され得る。そのようなポリマー材料は、PTFE、Pebax、ナイロンポリエチレンなどから選択され得る。

0075

ガイドワイヤ200を覆って導入されたカニューレ挿入デバイス100を回収するために、医師または助手は、内視鏡ブロック500からアダプタ400を取り外し、カニューレ挿入デバイス100を内視鏡300の内側内腔および内視鏡ブロック500から引き抜くことができる。ガイドワイヤ200は、内視鏡ブロック500のロックデバイス530によってロックされたままであり得、それにより後続のカニューレ挿入デバイス100が治療部位に導入され得る。カニューレ挿入デバイス100を回収する間、カニューレ挿入デバイス100をガイドワイヤ200から取り外すために、医師または助手は、ロングワイヤまたはショートワイヤ交換を行わずにスリット160を通してカニューレ挿入デバイス100をガイドワイヤ200から連続的に分割または引き裂くことによってカニューレ挿入デバイス100をガイドワイヤ200から分離することができる。

0076

本明細書に記載のシステム10、カニューレ挿入デバイス100、および/またはアダプタ400は、内視鏡デバイスを導入するため、または内視鏡処置中にデバイス交換を行うための様々なシステムおよび方法において利用され得る。例示的な方法600は、図1図22Cを参照して上述した、カニューレ挿入デバイス100およびアダプタ400などの実施形態のシステム10の1つまたは複数の特徴を使用することができる。方法600の例示的な実施形態は、図23を参照して以下に説明される。

0077

本明細書に記載されるように、方法600のいくつかまたはすべてのステップは、システム10またはシステム10の1つまたは複数の構成要素によって行われ得る。方法600のステップの順序は、変更することができ、様々な例示的な実施形態で行うことができる。方法600には、追加のステップを加えることができる。いくつかのステップは、省略または反復することができ、かつ/または同時に行うことができる。

0078

上述のように、いくつかの実施形態では、アダプタ400は、内視鏡ブロック500と取り外し可能に係合することができる。そのような場合、方法600は、図23に示すようにステップ610〜670を含み得る。ステップ610は、システム10の内視鏡ブロック500を内視鏡300のポート310に固定することを含み得る。例えば、図1に示すような締結具520は、内視鏡ブロック500がポート310の内側内腔と位置合わせするように、内視鏡ブロック500をポート310の頂部にしっかりと取り付けるために使用され得る。

0079

ステップ620は、ガイドワイヤ200を装填した第1のカニューレ挿入デバイス100をポート310を通して内視鏡300に導入し、所望の治療部位に近づけることを含むことができる。ステップ620は、診断操作を行って所望の治療部位を決定することをさらに含み得る。

0080

ステップ630は、ガイドワイヤ200を定位置に固定して所望の治療部位へのアクセスを維持することを含むことができる。例えば、ステップ630は、内視鏡ブロック500のロックデバイス530の複数のジグザグロック特徴によってガイドワイヤ200を定位置に摩擦的に固定することを含み得る。

0081

ステップ640は、ロックデバイス530によってガイドワイヤ200を定位置に固定しながら、内視鏡300から第1のカニューレ挿入デバイス100を回収することを含むことができる。ステップ640は、第1のカニューレ挿入デバイス100がガイドワイヤ200から完全に取り外されるまで、スリット160を通してガイドワイヤ200の近位端または遠位端から第1のカニューレ挿入デバイス100を連続的に後退させて分割することをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、カニューレ挿入デバイス100がその遠位部分に開口部150を含むとき、ステップ640は、最初に開口部150まで第1のカニューレ挿入デバイス100を連続的に後退させ、次に第1のカニューレ挿入デバイス100が内視鏡300の内側内腔から取り外されるまで、第1のカニューレ挿入デバイス100をガイドワイヤ200からスリット160を通して後退させて分割することを含み得る。

0082

ステップ650は、アダプタ400を内視鏡ブロック500と取り外し可能に係合させることを含むことができる。ステップ650は、アダプタ400を内視鏡ブロック500の開口部と取り外し可能に係合させることをさらに含み得る。例えば、アダプタ400は、摩擦嵌合、ねじ嵌合、または他の適切な嵌合機構を介して内視鏡ブロック500と係合してもよい。追加的または代替的に、ステップ650は、戻り止め、締結具、および/または他の適切な構造を使用してアダプタ400を内視鏡ブロック500と係合させてアダプタ400をその上にしっかりと保持することを含み得る。

0083

ステップ660は、アダプタ400のアダプタ内腔420を通して第2のカニューレ挿入デバイス100を導入することを含むことができる。ステップ660はまた、アダプタ400のウェッジ430によって第2のカニューレ挿入デバイス100の遠位先端を通過させ、ウェッジ430によって第2のカニューレ挿入デバイス100のスリット160の一部分をウェッジ状に開放することを含むことができる。ステップ660は、第2のカニューレ挿入デバイス100がアダプタ内腔420を通過してガイドワイヤ200と安定した状態で併合することができるように、アダプタ400のホルダ440によって第2のカニューレ挿入デバイス100の少なくとも一部分を保持することをさらに含み得る。

0084

ステップ670は、スリット160の開放部分を通してガイドワイヤ200の一部分を第2のカニューレ挿入デバイス100に併合することを含むことができる。ステップ670は、ガイドワイヤ200の部分を第2のカニューレ挿入デバイス100に併合した後に、ガイドワイヤ200の部分を第2のカニューレ挿入デバイス100のガイドワイヤ内腔170に受容することをさらに含み得る。ステップ670は、第2のカニューレ挿入デバイス100の対応する部分がウェッジ430を通過した後に、ガイドワイヤ200の部分をガイドワイヤ内腔170に保つためにスリット160の開放部分を閉鎖または狭幅することをさらに含み得る。ステップ660および670は、第2のカニューレ挿入デバイス100の遠位端が所望の治療部位に達するまで、連続的に行われてもよい。

0085

前述の説明は、例示の目的で提示されている。説明は網羅的なものではなく、開示される厳密な形態または実施形態に限定されない。実施形態の修正および適合は、本明細書の考察および開示される実施形態の実施から明らかであろう。例えば、説明された実施態様は、ハードウェアおよびソフトウェアを含むが、本開示と一致するシステムおよび方法は、ハードウェア単独として実装することができる。加えて、特定の構成要素が互いに結合されるように説明されているが、そのような構成要素は、互いに統合されてもよく、または任意の適切な様式で分散されてもよい。

0086

さらに、例示的な実施形態が本明細書に記載されているが、範囲は、本開示に基づく同等の要素、修正、省略、組合せ(例えば、様々な実施形態にわたる態様の)、適合および/または変更を有するありとあらゆる実施形態を含む。特許請求の範囲における要素は、特許請求の範囲で用いられる文言に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書で説明される例にも、出願の審査中に説明される例にも限定されるものではなく、これらの例は、非排他的とみなされるべきである。さらに、開示される方法のステップは、ステップの並べ替えおよび/またはステップの挿入または削除を含む、任意の方式で修正することができる。

0087

本開示の特徴および利点は、詳細な明細書から明らかであり、したがって添付の特許請求の範囲は、本開示の真の精神および範囲内にあるすべてのシステムおよび方法を網羅することを意図している。本明細書で使用されるとき、不定詞「a」および「an」は、「1つまたは複数」を意味する。同様に、複数の用語の使用は、与えられた文脈において明確でない限り、必ずしも複数を意味するわけではない。「および」または「または」などの単語は、特に指示がない限り、「および/または」を意味する。さらに、本開示を検討することから多数の修正および変形が容易に生じるので、本開示を例示し説明した厳密な構造および操作に限定することは望ましくなく、したがって、本開示の範囲内に含まれるすべての適切な修正および同等物に頼ることができる。

0088

他の実施形態は、本明細書の考察および本明細書に開示される実施形態の実施から明らかであろう。本明細書および実施例は、例としてのみ考慮されることを意図しており、開示される実施形態の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって示される。

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