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図面 (20)

課題・解決手段

本開示は、概して、表面に付着又は接着することができ、かつ表面に損傷を生じさせることなく表面から取り外すことができる接着性取付アセンブリに関する。いくつかの実施形態では、取付アセンブリは表面から剥がされる。本開示は、概して、取付デバイスを含む接着物品に関する。接着物品は、接着性を示す1つ以上の接着領域(1つの連続的な接着剤層の一部であり得る)と、顕著な接着性を欠いている1つ以上の非接着領域とを有する。非接着領域の少なくとも1つは、対応する接着領域に対して配置される、並びに/又は接着物品の剥離力が、接着物品が剥離される表面に損傷を生じさせる閾値を超えないように、接着物品の平均剥離力若しくは/又はピーク剥離力のうちの少なくとも1つを低下させる及び/若しくは制御する幾何学的形状を有する。

概要

背景

革新的なCommand(登録商標)Adhesive Strip製品は、様々な表面(塗料、木材、及びタイルを含む)に強力に保持され、穴、跡、又は粘着性残留物なしにきれいに取り外せる、伸長剥離可能な接着ストリップ商品群である。一般に、これらの製品は、テープ又は他のバッキング上に配された伸長剥離感圧性接着剤組成物を含む。これらの製品は概して、多数の用途のために様々な表面又は基材に結合させるのに有用である。伸長剥離製品は、(絵画若しくは衣類品を保持するための)フック又は他の装飾的若しくは実用的要素などの物品を表面(被着体)にしっかりと接着させながらも、構造物の表面から小さな角度で引き剥がされるときれいに取り外せるように設計されている。きれいな取り外しの態様とは、引き伸ばし除去接着剤を取り外した後に粘着性かつ/又は見苦しい残留物が表面上に残らないようなものである。伸長剥離取り外しプロセスの間、接着剤層は好ましくは、バッキングが引き伸ばされている際にテープバッキングに接着したままであるが、表面(被着体)からは剥離される。

剥離可能接着剤の技術は、取付のための製品に最近導入された。いくつかの例示的な市販の剥離可能取付製品(例えば、Jimmy Hook(商標)製品、GeckoTech(商標)製品、Elmer’s Freestyle(商標)製品、及びHook Um(商標)製品)は、取付デバイス保持力を生み出すために、吸引技術及び摩擦若しくは乾式接着剤の両方に依存している。これらの取付デバイスは、半剛性プラスチックバッキング及び剛性フックを含み、これらは両方とも一体成形物品支持体として統合されている。剛性フックは、半剛性可塑性バッキングの第1の主平面に恒久的に付着している。バッキングの第2主平面は、壁表面に接着することができる。第2主平面は、吸引技術(例えば、多数のマイクロ吸引若しくはナノ吸引要素)及び/又は摩擦接着剤(基材とバッキングとの間の摩擦を増加させるためにバッキングにゴムベースの接着剤を浸透させたもの)若しくは乾式接着剤(ファンデルワールス力に依存するもの)のうちの1つ以上を含む。その後、構成物全体が剥離によって取り外され得る。

概要

本開示は、概して、表面に付着又は接着することができ、かつ表面に損傷を生じさせることなく表面から取り外すことができる接着性取付アセンブリに関する。いくつかの実施形態では、取付アセンブリは表面から剥がされる。本開示は、概して、取付デバイスを含む接着物品に関する。接着物品は、接着性を示す1つ以上の接着領域(1つの連続的な接着剤層の一部であり得る)と、顕著な接着性を欠いている1つ以上の非接着領域とを有する。非接着領域の少なくとも1つは、対応する接着領域に対して配置される、並びに/又は接着物品の剥離力が、接着物品が剥離される表面に損傷を生じさせる閾値を超えないように、接着物品の平均剥離力若しくは/又はピーク剥離力のうちの少なくとも1つを低下させる及び/若しくは制御する幾何学的形状を有する。

目的

本発明者は、剥離分離を維持するための1つの手法は、取付デバイスの少なくとも一部分の下又はこれに隣接するエリアの少なくとも一部分に活性接着剤を欠く取付物品/取付アセンブリを形成することである

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

厚さにより分離された互いに反対側を向いている第1主平面及び第2主平面を含むバッキングと、前記バッキングの前記第1主平面上の第1接着領域であって、接着性を示す、第1接着領域と、前記バッキングの前記第2主平面上の第1非接着領域であって、顕著な接着性を欠いており、かつ第1接着領域に対して直接反対側を向いている、第1非接着領域と、前記バッキングの前記バッキング第2主面に隣接する取付デバイスと、を備える、接着性取付アセンブリ

請求項2

前記第1主面上に第2非接着領域を更に備える、請求項1に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項3

前記第2主面上に第2接着領域を更に備え、前記第2接着領域は、前記第1主面上の前記第2非接着領域に対して直接反対側を向いている、請求項2に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項4

前記第1接着領域は、接着要素配列パターンを含む、請求項1に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項5

前記非接着領域は、非接着要素の配列パターンを含み、前記非接着要素は、前記第1主面上の接着要素に対して直接反対側を向いている、請求項1又は2に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項6

前記接着要素は、第1の形状を有する個別の接着アイランドを含む、請求項4に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項7

前記非接着領域は、非接着要素の配列パターンを含み、前記非接着要素は、第2の形状を有する非接着要素を含み、前記第1主面上の接着アイランドに対して直接反対側を向いている、請求項6に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項8

前記第1の形状は、第1の寸法を含み、前記第2の形状は、第2の寸法を含み、前記第2の寸法は、前記第1の寸法よりも大きい、請求項7に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項9

前記非接着領域は、1つ以上の非接着要素を接続するブリッジを更に含み、前記ブリッジもまた接着機能性を欠いている、請求項7に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項10

前記バッキングは、長手方向軸を含み、前記第1接着領域と前記第2接着領域とは、前記バッキングの厚さにわたって前記長手方向軸に垂直に延びるいずれの平面においても面一ではない、請求項7に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項11

前記第1非接着領域と前記第2非接着領域とは、前記厚さにわたって前記長手方向軸に垂直に延びるいずれの平面においても面一ではない、請求項10に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項12

前記第1主面は、前記第1接着領域及び前記第2非接着領域を含む第1の接着剤分布を含み、前記第2主面は、前記第2接着領域及び前記第1非接着領域を含む第2の接着剤分布を含み、前記第1の接着剤分布は、複数の接着要素の配列パターンを含み、隣接する接着要素間の隙間空間部は、接着機能性を欠いており、かつ前記第2非接着領域を画定している、請求項1に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項13

前記第2の接着剤分布は、複数の非接着要素の配列パターンを含み、隣接する非接着要素間の隙間空間部は、接着剤であり、かつ前記第2接着領域を画定している、請求項12に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項14

前記非接着領域は、前記接着剤の接着性を実質的に減少させる弱化層を含み、前記弱化層は、前記接着剤に隣接して配置されている、請求項1〜4に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項15

前記弱化層は、コーティングフィルムインクラッカー、及び/又は放射線により開始される化学反応のうちの少なくとも1つを含む、請求項14に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項16

前記非接着領域は、(1)感圧性接着剤を欠いている、(2)前記非接着領域における前記感圧性接着剤の接着力を最小限に抑える又は排除する弱化層を含む、及び(3)接着剤劣化プロセスを経ている、のうちの少なくとも1つである、請求項1〜15のいずれか一項に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項17

前記アセンブリは、被着体から損傷なしに取り外され、前記被着体は、塗装された壁板であり、前記塗料は、なし又はマットから艶ありまでの範囲の光沢を有する、請求項1に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項18

前記接着領域は、接着要素の配列パターンを含み、前記要素は、横断方向軸と長手方向軸とを有する配列に配置され、前記配列内の任意の2つの隣接する要素の前記境界領域は、重なり合わない、請求項1に記載の接着性取付アセンブリ。

請求項19

接着性取付アセンブリを形成する方法であって、厚さにより分離された互いに反対側を向いている第1平面と第2平面とを含むバッキングを用意することと、前記バッキングの前記第1主平面上に第1接着領域及び第1非接着領域を形成することであって、前記第1接着領域は、剥離可能接着剤を含む、ことと、前記第2主面上に第2接着領域及び第2非接着領域を形成することと、前記バッキングの前記第2主平面に隣接する取付デバイスを用意することと、を含み、所与の主平坦上の非接着領域は、対応する接着領域に対して直接反対側を向いている、方法。

請求項20

前記第1非接着領域接着領域及び前記第2非接着領域接着領域のうちの少なくとも1つを形成することは、前記接着剤の接着力を最小限に抑える又は排除する弱化層を含むことを含む、請求項19に記載の方法。

請求項21

前記第1接着領域及び前記第2接着領域を形成することは、前記非接着領域内の前記剥離可能接着剤を劣化させることを含み、前記接着剤を劣化させることは、放射線曝露化学的劣化、及び機械的劣化のうちの少なくとも1つを含む、請求項19に記載の方法。

請求項22

接着性取付アセンブリを形成する方法であって、厚さにより分離された互いに反対側を向いている第1平面と第2平面とを含むバッキングを用意することと、前記バッキングの前記第1主平面上に第1接着領域及び第1非接着領域を形成することであって、前記第1接着領域は、剥離可能接着剤を含む、第1接着領域及び第1非接着領域を形成することと、前記バッキングの前記第2主面上に第2接着領域及び第2非接着領域を形成し、マスターシートを作成することと、第1の形状を有する主面を有する取付デバイスを用意することと、前記第1の形状に対応する前記マスターシートの一部分を除去して個別のバッキングを作成することと、前記バッキングを前記取付デバイスの前記主面に隣接させて配置することと、を含む、方法。

請求項23

前記第1接着領域及び前記第1非接着領域を形成することは、接着要素の配列パターンを特徴とした第1の接着剤分布を作成することを含み、前記第2接着領域及び前記第2非接着領域を形成することは、前記第1の分布の前記接着要素に対応する形状の非接着要素の配列パターンを特徴とした第2の接着剤分布を作成することを含む、請求項22に記載の方法。

技術分野

0001

本開示は、概して、表面に付着又は接着することができ、かつ表面に損傷を生じさせることなく表面から剥がすことができる接着性取付デバイスに関する。本開示は概して、そのような接着性取付デバイスの製造方法及び使用方法にも関する。

背景技術

0002

革新的なCommand(登録商標)Adhesive Strip製品は、様々な表面(塗料、木材、及びタイルを含む)に強力に保持され、穴、跡、又は粘着性残留物なしにきれいに取り外せる、伸長剥離可能な接着ストリップ商品群である。一般に、これらの製品は、テープ又は他のバッキング上に配された伸長剥離感圧性接着剤組成物を含む。これらの製品は概して、多数の用途のために様々な表面又は基材に結合させるのに有用である。伸長剥離製品は、(絵画若しくは衣類品を保持するための)フック又は他の装飾的若しくは実用的要素などの物品を表面(被着体)にしっかりと接着させながらも、構造物の表面から小さな角度で引き剥がされるときれいに取り外せるように設計されている。きれいな取り外しの態様とは、引き伸ばし除去接着剤を取り外した後に粘着性かつ/又は見苦しい残留物が表面上に残らないようなものである。伸長剥離取り外しプロセスの間、接着剤層は好ましくは、バッキングが引き伸ばされている際にテープバッキングに接着したままであるが、表面(被着体)からは剥離される。

0003

剥離可能接着剤の技術は、取付のための製品に最近導入された。いくつかの例示的な市販の剥離可能取付製品(例えば、Jimmy Hook(商標)製品、GeckoTech(商標)製品、Elmer’s Freestyle(商標)製品、及びHook Um(商標)製品)は、取付デバイスの保持力を生み出すために、吸引技術及び摩擦若しくは乾式接着剤の両方に依存している。これらの取付デバイスは、半剛性プラスチックバッキング及び剛性フックを含み、これらは両方とも一体成形物品支持体として統合されている。剛性フックは、半剛性可塑性バッキングの第1の主平面に恒久的に付着している。バッキングの第2主平面は、壁表面に接着することができる。第2主平面は、吸引技術(例えば、多数のマイクロ吸引若しくはナノ吸引要素)及び/又は摩擦接着剤(基材とバッキングとの間の摩擦を増加させるためにバッキングにゴムベースの接着剤を浸透させたもの)若しくは乾式接着剤(ファンデルワールス力に依存するもの)のうちの1つ以上を含む。その後、構成物全体が剥離によって取り外され得る。

0004

本開示の発明者は、既存の剥離可能な取付製品には様々な不利点があることを認識した。接着力が低いため、既存の剥離可能な取付製品は機能性に一貫性がなかった。更に、既存の剥離可能な取付製品は塗装面又は粗面(例えば、ドライウォール)上で良好に機能しなかった。加えて、既存の剥離可能な取付製品は低い剪断強度を有するため、わずかな重量を保持することしかできない。

0005

本開示の発明者は、適用される表面を一切損傷することなく、より高い剪断強度、塗装面若しくは粗面上での良好な機能性、より高い重量を一貫して保持する能力、及び/又は最小限の又は少量の残留物を残すことのうちの少なくとも1つを備えた、剥離可能な取付製品及び/又は接着物品製作を追求した。

0006

本開示の発明者はまた、剥離可能接着物品を取付デバイス(例えば、フック又はクリップ)に付着又は接着することができることを認識した。このような実装形態では、取付デバイスは、バッキングの上面に典型的には結合され、バッキングの下面は、バッキングを表面に接着することができる接着剤を典型的には含む。取付物品取付アセンブリを表面からきれいに剥がすためには、剥離分離アセンブリ全体にわたって維持される必要がある。本発明者は、剥離分離を維持するための1つの手法は、取付デバイスの少なくとも一部分の下又はこれに隣接するエリアの少なくとも一部分に活性接着剤を欠く取付物品/取付アセンブリを形成することであると認識した。いくつかの実施形態では、取付物品/取付アセンブリは、このエリアの接着剤を欠くことができる、又はこのエリアの接着剤を弱化させることができる、のいずれかである。いくつかの実施形態では、取付アセンブリは、活性接着剤に隣接する剛性又は弾性率が低い部分と、活性接着剤を欠くエリアに隣接する剛性又は弾性率が高い部分とを有する。

0007

本開示は、概して、取付デバイスを含む剥離可能接着物品及び/又はアセンブリの様々な実施形態に関する。構造全体は、表面を損傷することなく表面から剥がすことができる。本明細書中に記載される剥離可能接着物品又はアセンブリは、概して、感圧性接着剤を含む接着エリアと、顕著な接着性を欠く非接着エリアとを有する。非接着エリアは、接着物品の剥離力が、接着物品が剥離される基材に損傷を生じさせる閾値を超えないように、接着物品の平均剥離力及び/又は若しくはピーク剥離力のうちの少なくとも1つを低下させる及び/若しくは制御するエリアにある、及び/又はサイズ、形状、及び/若しくは幾何学的形状を有する。いくつかの実施形態では、非接着エリアは、バッキングの互いに反対側を向いた表面上の接着エリアの少なくとも一部分に隣接している、又はこれと位置合わせされている。いくつかの実施形態は、厚さにより分離された互いに反対側を向いている第1主平面及び第2主平面を含むバッキングと、バッキングの第1主平面上の第1接着領域であって、接着性を示す、第1接着領域と、バッキングの第2主平面上の第1非接着領域であって、顕著な接着性を欠いており、かつ第1の接着領域に対して直接反対側を向いている、第1非接着領域と、バッキングのバッキング第2主面に隣接する取付デバイスと、を備える、接着性取付アセンブリに関する。

0008

いくつかの実施形態は、接着性取付アセンブリを形成する方法であって、厚さにより分離された互いに反対側を向いている第1平面と第2平面とを含むバッキングを用意することと、バッキングの第1主平面上に第1接着領域及び第1非接着領域を形成することであって、第1接着領域は、剥離可能接着剤を含む、第1接着領域及び第1非接着領域を形成することと、バッキングの第2主面上に第2接着領域及び第2非接着領域を形成し、マスターシートを作成することと、第1の形状を有する主面を有する取付デバイスを用意することと、第1の形状に対応するマスターシートの一部分を除去して個別のバッキングを作成することと、バッキングを取付デバイスの主面に隣接させて配置することと、を含む、方法に関する。

0009

いくつかの実施形態は、接着性取付デバイスを使用する方法であって、本明細書中に記載される接着性取付アセンブリのいずれかを表面に接着させることと、表面から接着物品を取り外すことと、を含む、接着性取付デバイスを使用する方法に関する。いくつかの実施形態では、接着性取付アセンブリを表面に接着させる前に接着性取付アセンブリから剥離ライナーを取り外す。いくつかの実施形態では、この方法は、接着性取付アセンブリのタブ部分把持することと、タブ部分を持ち上げ、表面から接着性取付アセンブリを取り外すプロセスを開始する又は進めることと、を含む。いくつかの実施形態では、表面から接着物品を取り外すことは、接着物品を表面から剥離することを含む。

0010

いくつかの実施形態では、取付デバイスは、フック、クリップ、磁石スナップループ、又は取り外し可能なメカニカルファスナーのうちの少なくとも1つである。いくつかの実施形態では、接着領域は、天然ゴムSBS、SIS、SEBSアクリレートポリウレタンシリコーンシリコーンブロックコポリマーなどの合成ゴム、及びこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含む接着剤を含む。いくつかの実施形態では、接着領域は、テルペンフェノールポリテルペンロジンエステルロジン酸、C5粘着付与剤、及び/又はC9粘着付与剤から本質的になるリストから選択される粘着付与剤を含む接着剤を含む。

0011

いくつかの実施形態では、バッキングは、単層フィルム又は多層フィルムのうちの少なくとも1つである。いくつかの実施形態では、バッキングは、10%のひずみにおいて1〜99%の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態では、バッキングは、20%のひずみにおいて1〜99%の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態では、バッキングは、約0.1mil〜約100milの厚さを有する。

0012

いくつかの実施形態では、非接着領域は、接着剤の接着性を実質的に減少させる弱化層を含み、弱化層は接着剤に隣接して配置されている。いくつかの実施形態では、弱化層は約0.1mil〜約10milの厚さを有する。いくつかの実施形態では、弱化層は、コーティングフィルムインクラッカー、及び/又は放射線により開始される化学反応のうちの少なくとも1つを含む。

0013

いくつかの実施形態では、接着剤は剥離可能である。いくつかの実施形態では、非接着領域は、接着物品総面積の約10%〜約90%パーセントを含む。いくつかの実施形態では、非接着領域は、接着物品総面積の約15%〜約45%パーセントを含む。いくつかの実施形態では、接着領域は、接着物品総面積の約10%〜約90%面積パーセントを含む。いくつかの実施形態では、接着領域は、接着物品総面積の約20%〜約80%パーセントを含む。いくつかの実施形態では、接着領域は、バッキングの、互いに反対側を向いた第1の側端部と第2側端部との間に延びる幅を有し、接着領域の幅は、接着領域がバッキングのタブ及び/又は第1の末端に近づくにつれて減少する。

0014

いくつかの実施形態では、取付デバイスは、少なくとも0.3ポンドを保持することができる。いくつかの実施形態では、アセンブリは、1平方インチあたり少なくとも1lb.のシア耐力を有する。

0015

いくつかの実施形態では、非接着領域は、(1)感圧性接着剤を欠く、(2)非接着領域における感圧性接着剤の接着力を最小限に抑える若しくは排除する弱化層を含む、及び/又は(3)接着剤劣化プロセスを経ている、のうちの少なくとも1つである。いくつかの実施形態では、接着剤劣化プロセスは、放射線曝露、UV、電子ビーム、又は他の化学的変換のうちの1つである。

0016

本明細書で使用するとき、「幾何学的形状」は、要素又は特徴のサイズ及び形状を指す。

0017

本明細書で使用するとき、「層」は、表面上で連続的又は不連続的であり得る単一の層を意味する。

0018

本明細書で使用するとき、用語「上部」及び「底部」は、単なる例示のためであり、本明細書に記載される接着物品の様々な層の間の向き又は関係を必ずしも定義するものではない。したがって、用語「上部」及び「底部」は、互換性があるとみなされるべきである。

0019

本明細書で使用するとき、用語「ピッチ」は、隣接する接着又は非接着特徴又は領域の重心間の距離を示す。ピッチは、特徴又は領域の重心(すなわち、幾何学的中心)から、同様の接着(又は非接着)特性を持つ隣接する特徴又は領域の重心までである。

0020

用語「含む(comprises)」及びその変化形は、これらの用語が本明細書及び特許請求の範囲に現れる場合、限定的な意味を有するものではない。

0021

「好ましい」及び「好ましくは」という語は、ある特定の状況下である特定の利益をもたらし得る本発明の実施形態を指す。しかしながら、他の実施形態もまた、同じ又は他の状況において好ましい場合がある。更にまた、1つ以上の好ましい実施形態の記載は、他の実施形態が有用でないことを含意するものではなく、他の実施形態を本発明の範囲から排除することを意図するものでもない。

0022

本明細書で記載される全ての数は、用語「約」によって修飾されるものとみなすこととする。

0023

本明細書で用いる場合、「a」、「an」、「the」、「少なくとも1つの(at least one)」、及び「1つ以上の(one or more)」は、互換的に用いられる。したがって、例えば、凹部の「a」パターンを備えるコアは、「1つ以上の(one or more)」パターンを含むコアとして解釈され得る。

0024

また、本明細書においては、端点による数値範囲の記載は、その範囲内に包含される全ての数を含む(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、5などを含む)。

0025

特性又は属性に対する修飾語として本明細書で使用する場合、用語「概して(generally)」とは、特に定めのない限り、その特性又は属性が、当業者によって容易に認識されるものであるが、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではないこと(例えば、定量化可能な特性に関しては、+/−20%の範囲内)を意味する。用語「実質的に」とは、特に定めのない限り、高い近似度(例えば、定量化可能な特性に関しては、+/−10%の範囲内)を意味するが、この場合もまた、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではない。同一の、等しい、均一な、一定の、厳密に、などの用語は、絶対的な精度又は完全な一致を必要とするものではなく、特定の状況に適用可能な、通常の許容誤差又は計測誤差の範囲内にあるものと理解される。

0026

本開示の上記の概要は、本発明の各開示された実施形態又は全ての実施の記載を意図するものではない。以下の説明は、例示的な実施形態をより具体的に例示する。本出願を通していくつかの箇所において、例を列挙することによって指針が示されるが、それらの例は様々な組み合わせで使用することができる。いずれの場合でも、記載した列挙は、代表的な群としての役割を果たすのみであり、全てを網羅する列挙として解釈してはならない。

図面の簡単な説明

0027

接着性取付アセンブリの、それぞれ、斜視図、側面図、及び背面図である。
接着性取付アセンブリの、それぞれ、斜視図、側面図、及び背面図である。
接着性取付アセンブリの、それぞれ、斜視図、側面図、及び背面図である。

0028

本開示による、接着性取付アセンブリの斜視図である。

0029

図2の接着性取付アセンブリの断面図である。

0030

本開示の別の実施形態による接着性取付アセンブリの斜視図である。

0031

図4の分解された接着性取付アセンブリの分解斜視図である。

0032

図4及び図5の接着性取付アセンブリの断面図である。

0033

図4図6の接着性取付アセンブリで使用される接着剤分布の反転対の正面図である。

0034

表面から取り外されている図4図6の取付アセンブリの側面図である。
表面から取り外されている図4図6の取付アセンブリの側面図である。

0035

本開示の別の実施形態による接着剤分布の反転対の正面図である。

0036

本開示の別の実施形態による接着剤分布の反転対の正面図である。

0037

本開示の別の実施形態による接着剤分布の反転対の正面図である。

0038

本開示の一実施形態による分解された接着性取付アセンブリの分解斜視図である。

0039

図12の接着性取付アセンブリの断面図である。

0040

本開示の接着性取付アセンブリの例示的な製造方法を示すフローチャートである。

0041

複数の接着剤コーティング済みバッキングを作成するのに適したマスターシートの平面図である。

0042

取付デバイスと位置合わせするための個々のバッキングの作成の平面図である。

0043

取付デバイスと位置合わせするための個々のバッキングの作成の平面図である。

0044

例示取付アセンブリ構造及び比較取付アセンブリ構造の最大剥離力及び損傷評価を示すグラフである。

0045

特定の図示された実施形態における層は、単なる例示のためであり、任意の構成要素の厚さ、相対的、さもなければ、絶対的位置を絶対的に定義することを意図するものではない。上記で特定された図は、本開示のいくつかの実施形態を説明するものであるが、本明細書で言及されるとおり、他の実施形態もまた企図される。全ての場合において、本開示は、限定ではなく代表例によって提示される。多くの他の変更形態及び実施形態を当業者であれば考案することができ、それらは本開示の原理の趣旨及び範囲に入ることは理解されるべきである。

0046

様々な実施形態及び実装形態を詳細に説明する。これらの実施形態は、いかようにも本出願の範囲を限定するものとして解釈されるべきではなく、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、変更及び改変を行うことができる。更に、いくつかの最終用途のみを本明細書で詳解しているが、本明細書に明確に記載されていない最終用途も本出願の範囲内に含まれる。したがって、本出願の範囲は、特許請求の範囲によって決定されるべきである。

0047

本開示は、概して、基材から損傷なく剥離され得る接着剤物品に関する。本明細書で使用するとき、用語「剥離可能な(peelable)」は、接着物品を、約1°〜約180°の角度で剥離することにより基材又は表面から除去することができることを意味する。いくつかの実施形態では、接着物品は、30°〜120°の角度で剥離することにより基材又は表面から除去することができる。いくつかの実施形態では、接着物品は、少なくとも約35°の角度で剥離することにより基材又は表面から除去することができる。剥離可能接着物品は、例えば、国際公開第2015/034104号に記載されている。

0048

本明細書で使用されるとき、「損傷なく(without damage)」及び「損傷のない(damage−free)」などの用語は、接着物品が、塗料、コーティング、樹脂被覆物、又は下に存在する基材に、視認可能な損傷を与えることなく、及び/又は残留物を残存させることなく、基材から分離され得ることを意味する。基材への視認可能な損傷は、例えば、基材のいずれかの層の引っ掻き、ちぎれ、層間剥離破断崩れ、ひずみなどの形態であり得る。視認可能な損傷は、変色、脆弱化、光沢の変化、ヘイズの変化、又は基材の外観における他の変化でもあり得る。

0049

接着物品は、少なくとも剥離可能接着剤を含む接着領域と、顕著な又はあらゆる接着性を欠く非接着領域とを有する。本明細書で使用するとき、用語「非接着領域(non−adhesive region)」は、ASTMD3330/3330M−04(剥離接着力)及び/又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて約90%〜約100%の範囲の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する接着物品の1つ以上の領域を意味する。現時点で好ましい実装形態では、非接着領域物品は接着領域に比べて約95%〜約100%の範囲の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有し、他の実装形態、特に繊細な表面及びテクスチャ加工された表面のうちの少なくとも1つとともに使用するのに適した実装形態では、非接着領域は接着領域に比べて少なくとも約99%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。

0050

本開示の取付アセンブリは、バッキングを含んでもよい、又はバッキングを含まなくてもよい。バッキングを含まない接着剤構造については、例えば、米国特許出願公開第2016/0068722号(Schmitz−Stapelaら)に記載されており、このような実施形態は、接着剤コアのいずれかの側に、本明細書中に記載される種類の接着領域及び非接着領域を含み得る。

0051

非接着領域及び接着領域を特徴とした接着物品を図1A及び図1Bに示す。接着性取付デバイス100は、互いに反対側を向いた第1主面112及び第2主面114を含むバッキング110を含む。取付デバイス130は、バッキング110の第2主面114に隣接して配置されている。第1主面112の接着領域120は接着剤でコーティングされている。図示した接着領域120の実施形態は略卵形を含むが、接着領域120はあらゆる形状の形態をとることができる。

0052

バッキング110の第1(又は裏)主面112の非接着領域122は、接着機能性を欠く、及び/又は顕著な接着性はない。接着領域120は非接着領域122を包囲し、隣接する領域120と領域122との間に境界部124を画定する。図示のように、接着領域120は、境界部124からバッキング110の外周部116まで延びる。取付デバイス130は、バッキングの第2主面114に結合されている。

0053

非接着エリアは、接着物品の剥離力が、接着物品が剥離される基材に損傷を生じさせる閾値を超えないように、接着物品の平均剥離力及び/又は若しくはピーク剥離力のうちの少なくとも1つを低下させる及び/若しくは制御する位置を有する、及び/又はサイズ、形状、及び/若しくは幾何学的形状を有する。いくつかの実施形態では、平均剥離力及び/又はピーク剥離力は30oz以下である。いくつかの実施形態では、平均剥離力及び/又はピーク剥離力は35oz以下である。いくつかの実施形態では、平均剥離力及び/又はピーク剥離力は40oz以下である。いくつかの実施形態では、平均剥離力及び/又はピーク剥離力は45oz以下である。いくつかの実施形態では、平均剥離力及び/又はピーク剥離力は50oz以下である。

0054

本開示の発明者は、剥離可能接着物品の剥離除去が2つの異なる段階、すなわち、(1)運動剥離力(kinetic peel force)及び/又はピーク剥離力に相当する剥離前線の開始、及び(2)平均剥離力に相当する、接着剤バッキングに沿った剥離前線の伝搬を有することを認識した。平均剥離力は、通常、ピーク剥離力よりも低く、時には大幅に低い。接着物品が損傷しやすい表面から剥離される場合、ピーク剥離力に曝されるエリアは、損傷が頻繁に認められる場所である。多くの場合、このピーク剥離力は、損傷を生じさせる閾値を超える又はこの閾値よりも大きい。剥離力が損傷を生じさせる閾値を超えると、望ましくない基材又は表面の損傷が生じる。

0055

本願の発明者は更に、接着剤アセンブリ上における非接着領域及び/又は接着領域の幾何学的形状及び相対位置を調整することにより、剥離力に影響を及ぼすことができることを見出した。より具体的には、剥離力は、接着剤アセンブリが使用される又は接着される基材の損傷閾値を超えないように調整又は変更することができる。

0056

その後、本開示の発明者は、バッキングの接着領域から直接反対側を向いている非接着領域を含むと、例えば、ドライウォール、塗料、ガラス等を含む基材の損傷閾値を超えないピーク剥離力を有する接着物品がもたらされることを見出した。したがって、本開示の発明者は、損傷を生じさせることなく繊細な表面を含む様々な基材に接着させることができ、かつこのような基材から剥離させることができる接着性取付アセンブリを見出した。これらの接着性取付アセンブリは、様々な重量の物品を吊す又は取り付けることができる。

0057

本明細書中に記載される種類の接着性取付アセンブリの一例示的実施形態を図2及び図3に示す。接着性取付アセンブリ200は、互いに反対側を向いた第1主面212及び第2主面214を含むバッキング210を含む。バッキング210は典型的には少なくとも実質的に平坦であり、各主面212、214は実質的に平行な平面内にある。取付デバイス230は、バッキング210の第2主面214に隣接して配置されている。取付デバイス230は、フック284を有するフック部分280とフランジ部分290とを含む。図2図3の実施形態では、フランジ部分290の裏面及びフック部分280は、バッキング210の相補的部分に取り付けられている又はこれと嵌合している。フランジ部分290は、バッキング210の第2主面214と少なくとも実質的に同一の広がりを持つ。他の実施形態では、フランジ部分290及び/又はフック部分280の少なくとも一部分はバッキング210の縁部を越えて延びることができ、逆もまた同様である。

0058

第1主面212の接着領域220は接着剤でコーティングされている。図示した接着領域220の実施形態は略卵形を含むが、本開示による接着領域220はあらゆる形状の形態をとることができる。接着領域に好適な他の形状の非限定的な例としては、円形三角形正方形矩形、及び他の多角形規則的及び不規則の両方)が挙げられる。

0059

バッキング210の第1(又は裏)主面212の非接着領域222は、接着機能性を欠く、及び/又は顕著な接着性はない。非接着領域222は接着領域220を部分的に囲み、隣接する領域220と領域222との間に境界部224を画定する。図示のように、非接着領域222は、境界部224からバッキング210の外周部216まで延びる。

0060

取付デバイス230は、少なくとも、接着剤でコーティングされた接着領域250によってバッキングの第2主面214に結合されている。第2(前)面214上の接着領域250は、少なくとも、第1主面212上の非接着領域222と同一の広がりを持ち、かつこの非接着領域222に幾何学的形状が一致する。同様に、前面214上の非接着領域252は、少なくとも、バッキング210の裏面212上の接着領域220と同一の広がりを持ち、かつこの接着領域220に対応する。すなわち、主面上の所与の領域の接着/非接着特性は、バッキングわたって互いに反対側を向いた主面上において向かい配置されたものと反対のものを有する。したがって、裏主面212上の接着/非接着領域の配置は、前主面214上の接着/非接着領域の配置と本質的に逆である。この構成により、バッキングの厚さにわたって、主面平面に垂直に延びる軸「L」に沿って接着領域が互いに重なり合わないようにする(図3を参照)。理論に束縛されるものではないが、接着物品の厚さにわたる直接接着接続が壁表面(すなわち、接着された)と取付デバイスとの間で行われ得る場合、多くの場合、取り外し中又は取り外し後に目に見える損傷が生じる可能性がある。本願発明者は、重なり合っていない(少なくとも平行平面内で)接着領域にわたるその結合を破壊することにより、様々な壁表面に対する損傷を低減又は排除することができることを見出した。

0061

接着領域又は要素は、バッキングの互いに反対を向いた側に逆の関係で分布するとき、第1主面及び第2主面を通り、バッキングの長手方向軸「L」に実質的に垂直に延びる平面「P」内において別の接着領域と面一ではない。同様に、非接着領域又は要素は、第1主面及び第2主面を通り、バッキングの長手方向軸「L」に実質的に垂直に延びる平面「P」内において別の非接着領域と面一ではない。

0062

本開示の現時点で好ましい実装形態では、第2主面214上の非接着領域252は、裏面212上の対応する接着領域220よりも大きな表面積を持つ類似の幾何学的形状を含む。幾何学的オフセットにより、重なり合う境界部260(図2に見える)を作成する。重なり合う境界部260の使用により、必要な領域を作成するのに使用される設備製造公差許容することができ、したがって、取付デバイス230から壁表面又は他の被着体までの直接経路を有する接着剤がないようにするのに役立つことができる。

0063

図2及び図3に示される特定の実施形態に多くの変更を施してもよい。例えば、取付デバイスは任意の所望の取付デバイスであり得る。複数の取付デバイスが存在し得る。取付デバイス及び/又はバッキングの形状及びサイズは任意の所望の形状又はサイズであり得る。

0064

本開示の別の実施形態による接着物品を図4図7に示す。接着性取付デバイス300は、互いに反対側を向いた第1主面312及び第2主面314を含むバッキング310を含む。バッキング310は少なくとも実質的に平坦であり、各主面312、314は実質的に平行な平面内にある。取付デバイス330は、バッキング310の第2主面314に隣接して配置されている。取付デバイス330は、フック部分380及びフランジ部分390を含む。図4図7の実施形態では、フランジ部分390の裏面は、バッキング310の相補的部分に取り付けられている又はこれと嵌合している。フランジ部分390は、バッキング310の第2主面314と少なくとも実質的に同一の広がりを持つ。他の実施形態では、フランジ390及び/又はフック380の少なくとも一部分は、バッキング310の縁部を越えて延びることができ、逆もまた同様である。

0065

バッキング310の第1主面312は、複数の接着要素324によって画定される接着領域320を含む。図示される接着領域320は、個別の接着要素又はアイランド324の配列パターンを含む。「配列パターン(arranged pattern)」又は「配列分布(arranged distribution)」は、所定の位置に配置された、ある程度の規則性を伴って配置された、又は任意の所望の様式で配置された複数の要素である。接着要素324は六角形の配列で配置されているが、非構造化配列を含む他のパターン及び配置は可能である。いくつかの実施形態では、パターンは、モザイクに類似する又はモザイクである。いくつかの実施形態では、接着要素324は表面にわたって周期的配列(例えば、一次元配列又は二次元配列、例えば、正方形配列、六角形又は他の規則的な配列)として分布される。例えば、の配列パターンは、配列行パターン、配列正方形格子パターンなどの配列格子パターン、配列ジグザグパターン、配列放射状パターン、及びこれらの組み合わせを含み得る。配列パターンは表面全体に均一に形成される必要はなく、バッキング表面の一部分にのみ形成されてもよい。接着要素のパターンは物品の任意の部分にわたって変化してもよい又は同じままであってもよい。例えば、同様の又は異なるパターンを所与の主面にわたって使用することができる。パターン内の特徴は同様の幾何学的形状のものであり得る、又は異なる幾何学的形状を有し得る。

0066

アイランド324はあらゆる形状の形態をとることができる。図示した第1主面312の実施形態は複数の円形アイランド324を備える。接着アイランド324に好適な形状の他の非限定的な例としては、平行四辺形、丸みのある角を持つ平行四辺形、矩形、正方形、円形、半円形楕円形半楕円形、三角形、台形星形長円形涙形、他の多角形(例えば、六角形)等、及びこれらの組み合わせが挙げられる。各要素は最大断面寸法を含む。最大断面寸法のサイズは特に限定されないが、典型的には少なくとも75マイクロメートルである。

0067

更なる好適な要素形状としては、非ユークリッド幾何学によって説明することができる不規則な幾何学的形状が挙げられる。非ユークリッド幾何学は、一般に、質量が、間隔を開けて配置された特徴の特徴的寸法分数乗(例えば、1.34、2.75、3.53等などの分数乗)に正比例する特徴を説明するために使用される。非ユークリッド幾何学によって説明することができる幾何学的形状の例としては、フラクタル及び他の不規則形状の要素が挙げられる。不規則形状の特徴(例えば、平行四辺形、正多角形、又は円形でない特徴)に関しては、最大断面寸法は等価面積を持つ円の直径であると理解される。

0068

図5及び図6に、参照の目的でデカルトx−y−z座標系が含まれる。バッキング310の第1主面312及び第2主面314はx−y平面に略平行に延び、バッキング310の厚さはz軸に対応する。接着アイランド324の配列は、x軸に概ね沿った横断方向と、y軸に概ね沿った長手方向とを含む。配列パターンは、最も近くに隣接する接着アイランド324間の画定された間隔又はピッチを含む。配列又はパターン内の隣接するアイランド324間のピッチは、横断方向と長手方向の両方において同じであってもよい。他の実施形態では、横断方向に沿ったピッチは長手方向に沿ったピッチよりも小さく、逆もまた同様である。

0069

図7に例示されるように、任意の所与の領域内の接着アイランド324の構成は、ピッチ328(すなわち、接着又は非接着特性等を有する最も近くに隣接する要素間の平均重心間距離)が少なくとも5ミリメートル、他の実施形態では少なくとも10ミリメートル、他の実施形態では少なくとも20ミリメートル、他の実施形態では少なくとも25ミリメートル、及び更に他の実施形態では少なくとも30ミリメートルであるように選択することができる。特定の実施形態では、ピッチは、70ミリメートル以下、いくつかの実施形態では60ミリメートル以下、いくつかの実施形態では50ミリメートル以下、及び特定の実施形態では45ミリメートル以下である。

0070

図示のように、アイランド324は、バッキング310の横断方向と長手方向の両方に沿って分かれている。他の実施形態では、接着要素324は、要素がコア内のチャネルに類似するように、又はバッキング310の主面312を横切って(例えば、図7に示される向きに対して)斜めに延び得るように、1つの方向に沿って分かれることができる。そのようなチャネルは任意の所望の経路に従うことができ、バッキングの表面にわたって任意の所与の方向に連続的又は不連続的であり得る。

0071

接着領域320は、それぞれが実質的に同じ形状を有する複数のアイランド324を含む。他の実施形態では、アイランド324のサイズ又は形状は、横断方向、長手方向、又はこれらの組み合わせにわたって変化してもよい。更に他の実施形態では、接着領域320は、繰り返し単位セル内に配置された異なる幾何学的形状を持つ2つ以上の要素又はアイランド324を含み得る。単位セルは、裏面312上に単位セルの配列パターンで繰り返され得る。矩形、円形、半円形、楕円形、半楕円形、三角形、台形、及び他の多角形(例えば、五角形、六角形、八角形)等、及びこれらの組み合わせを含む様々な形状を用いて、単位セルを画定してもよい。このような実施形態では、複数の単位セルが例えば格子又はモザイクに類似するように、各単位セル境界部は隣り合う単位セルの境界部に直接隣接する。

0072

上述され、例えば、図5に見られるように、接着アイランド324は分かれており、任意の2つの隣接するアイランド324の間に隙間空間部326がもたらされる。隙間空間部326は接着機能性を欠く、及び/又は顕著な接着性はない。したがって、隙間空間部326の合計面積が裏面312上の非接着領域322を画定する。現時点で好ましい実装形態では、任意の個々のアイランド324の境界部が任意の隣接するアイランド324の境界部に直接隣接しない、一致しない、又は重なり合わないように、アイランド324は密に詰まっていない。これにより、損傷の低減及び以下で示す他の利点を実現するのに十分な隙間空間部を提供する。

0073

本明細書中に記載される、バッキングの裏面で使用する配列分布のいずれにおいても、複数の接着要素又はアイランド324内に含まれる面積は、通常、隙間空間部326内に境界される面積よりも大きい。いくつかの実施形態では、裏面の面積の少なくとも51%が接着要素内に含まれ、いくつかの実施形態では面積の少なくとも60%、いくつかの実施形態では少なくとも75%、いくつかの実施形態では少なくとも80%、いくつかの実施形態では少なくとも85%、いくつかの実施形態では少なくとも90%、及び更なる別の実施形態では面積の少なくとも95%が接着要素324内に含まれる。

0074

取付デバイス330は、少なくとも、接着剤でコーティングされた接着領域によってバッキングの第2(前)主面314に結合されている。接着物品200の構成と同様に、バッキング310の裏主面312上の接着/非接着領域の配置は、前主面314上の接着/非接着領域の配置と本質的に逆である。したがって、前主面314上の非接着領域352は、裏面上の接着アイランド324と同じパターンで配置された複数の個別の非接着要素又はアイランド354によって画定される。すなわち、主面上の所与の領域の接着/非接着特性は、バッキングの反対側を向いた主面上の、直接反対側に配置されたものと反対のものを有する。各非接着アイランド354は、その対向する接着アイランド324と同様の形状を有するが、重なり合う境界部360を作成するためにより大きな面積を有する。

0075

隙間空間部356は接着剤でコーティングされており、隙間空間部356の合計面積は前面314上の接着領域を画定する。各主面312、314の接着/非接着配列パターンを図7に示す。

0076

本明細書中に記載される、バッキングの前面で使用する配列分布のいずれにおいても、複数の非接着要素354内に含まれる面積は、通常、隙間空間部356内に境界される面積よりも大きい。いくつかの実施形態では、裏面の面積の少なくとも51%が接着要素内に含まれ、いくつかの実施形態では面積の少なくとも60%、いくつかの実施形態では少なくとも75%、いくつかの実施形態では少なくとも80%、いくつかの実施形態では少なくとも85%、いくつかの実施形態では少なくとも90%、及び更なる別の実施形態では面積の少なくとも95%が接着要素354内に含まれる。

0077

接着領域内の相対的に小さな接着要素の構成により、本開示の接着物品にいくつかの利点を提供することができる。第1に、各接着要素の周りに外周部を作成すると、物品が垂直面に取り付けられているときに望ましくない伸長に対する抵抗が増大する。この抵抗は、接着物品が漸進的に重い物体を吊す能力を高める。理論に束縛されるものではないが、主面の同一又は同様の面積内により長い有効接着剤外部長さを有することは、フィルムの荷重を支持する能力の増加に相関する。第2に、個別の接着要素の分布により、取り外し時のバッキングの伸長量を更に低減することができ、接着物品を再配置可能及び/又は再利用可能にする。モノリシック構造の接着エリアを特徴とした本開示の接着物品の特定の他の構成では、バッキングは取り外し時に伸長し、弛む傾向にあり、ユーザが接着物品を再付着させる能力、又は所定の重量要求(weight claim)に頼る能力の継続性に対する信頼を損なうおそれがある。

0078

第3に、及び以下に示すように、特定の状況において、個別の接着要素の分布により、取り外し時における特に繊細な表面(例えば、塗装済みドライウォール、壁紙等)への目に見える損傷を大幅に低減又は排除することができる。理論に束縛されるものではないが、分布された接着要素は、剥離力の適用時に被着体から、一斉ではなく順次剥離される傾向がある。これは、取り外し中に発生する最大剥離力が同じ又はそれを超えるにもかかわらず、接着要素との任意の所与の接触面積あたりの被着体にかかる応力を低減する傾向があり得る。この応力の低減は、更には、目に見える損傷の減少をもたらし得る。

0079

表面からの取り外し時における接着要素の逐次的な剥離の1つの形態を図8A及び図8Bに示す。垂直面10に付着させた取付物品300を図8Aに示す。バッキング310の第1主面上の各接着アイランド324は表面10と接着接触している。剥離除去が図8Bのフック334の近辺のアセンブリ300の末端302において開始されると、接着アイランド324は表面10に垂直な方向に伸長し、剥離することができる。接着アイランド324の剥離は、互反対側の末端304に達するまでバッキング310の長手方向軸「L」に沿って上方に伝播する。

0080

バッキングの反対側を向いた主面上で使用するための別の例示的な接着領域及び非接着領域の配列分布の反転対を図9に示す。分布は、本明細書中に記載されるバッキング及び取付デバイス並びに反対のパターンで配置される接着剤/非接着要素の特徴のいずれにおいても使用することができる。バッキングの裏主面(すなわち、取付デバイスに対向する表面)上で使用するための第1の分布400は、複数の接着要素424を含む。図示される第1の接着剤分布400は、個別の、円形の接着アイランド424の配列パターンを含む。接着アイランド424はモザイクとして配置されているが、他の形状、パターン、及び構成も可能である。

0081

隙間空間部426は接着機能性を欠く、及び/又は顕著な接着性はない。したがって、隙間空間部426の合計面積は接着剤分布400の非接着領域を画定し、接着アイランドの合計面積は接着領域を画定する。

0082

第2の分布410は、取付デバイスをバッキングの前主面に結合するために使用することができる。非接着領域は、第1の接着剤分布の接着アイランド424と同じパターンで配置された複数の主要非接着要素454を含む。各主要非接着要素454はその対向する接着アイランド424と同様の形状を有するが、第1の分布400に対向するバッキング上に配置されたときに重なり合う境界部460を作成するために、より大きな面積を有する(中央の対向するパターン405の重なり図で見られる)。

0083

各主要非接着要素454は連結ブリッジ458によって各隣接する要素454に接続される。各ブリッジ458もまた、接着機能性を欠く、及び/又は顕著な接着性はない。ブリッジ458は、接着剤分布410の外部から内側に、中央の非接着要素454に空気を通すように動作する。通気は、特定の条件下で、接着剤とバッキングとの間における真空の形成を防止することができる。理論に束縛されるものではないが、真空の形成により、バッキングからの非接着領域の分離が阻止される場合があり、取り外しを試みる際に更なる目に見える損傷をもたらす可能性がある。

0084

他の実施形態では、ブリッジ458は各主要非接着要素をそれぞれの隣接する主要非接着要素に接続しない。例えば、主要非接着要素はブリッジにより、横断方向、長手方向に沿って、又はバッキングの必要な前面にわたって斜めにのみ接続されてもよい。あるいは、分布の1つの部分は、非接着要素と流体連通するブリッジを含んでもよく、別の部分は、個別の非接着アイランドのみを含んでもよい。

0085

ブリッジ458は、隣接する主要非接着要素454間のピッチに関連する長さ寸法を有する。各ブリッジ458は、所与のブリッジ458によって接続された主要非接着要素454のピッチ及び/又は最大断面寸法よりも小さい幅を典型的には有する。いくつかの実施形態では、各チャネルは、接続された主要接着要素のピッチ及び/又は最大断面寸法の95%以下、いくつかの実施形態では75%以下、いくつかの実施形態では55%以下、いくつかの実施形態では35%以下、いくつかの実施形態では15%以下、いくつかの実施形態では10%以下、いくつかの実施形態では接続された主要非接着要素のピッチ及び/又は最大断面寸法の5%以下の幅を有する。

0086

ブリッジ458は、要するに、非接着領域の総表面積のうち、主要非接着要素454よりも小さな割合を典型的には含む。いくつかの実施形態では、ブリッジが寄与する合計表面積は、バッキングの前面上の非接着領域の総表面積の75%以下、いくつかの実施形態では55%以下、いくつかの実施形態では35%以下、いくつかの実施形態では15%以下、いくつかの実施形態では10%以下、いくつかの実施形態では5%以下である。

0087

隙間空間部456は接着剤でコーティングされており、隙間空間部456の合計面積は第2の接着剤分布410内の接着領域を画定し、非接着要素454とブリッジ458の合計面積は非接着領域を画定する。

0088

バッキングの互いに反対側を向いた主面上で使用するための別の例示的な接着領域及び非接着領域の配列分布の反転対を図10に示す。分布は、本明細書中に記載されるバッキング及び取付デバイス並びに反対のパターンで配置される接着剤/非接着要素の特徴のいずれにおいても使用することができる。バッキングの裏主面(すなわち、取付デバイスに対向する表面)上で使用するための第1の接着剤分布500は、複数の主要接着要素524を含む。第2の接着剤分布510は複数の主要非接着要素554を含む。接着要素524及び非接着要素554は円形であり、モザイクとして配置されているが、他の形状、パターン、及び構成も可能である。

0089

第2の接着剤分布510は、取付デバイスをバッキングの(前)主面に結合するために使用することができる。非接着領域は、第1の接着剤分布の接着アイランド524と同じパターンで配置された複数の主要非接着要素554を含む。各主要非接着要素554はその対向する接着アイランド524と同様の形状を有するが、重なり合う境界部560を作成するためにより大きな面積を有する(中央の対向するパターン505の重なり図で見られる)。

0090

各主要非接着要素554はブリッジ658によって各隣接する要素554に接続される。各ブリッジ558もまた、接着機能性を欠く、及び/又は顕著な接着性はない。ブリッジ558は、接着剤分布510の外部から内側に、中央の非接着要素554に空気を通すように動作する。非接着要素554とブリッジ558とは共に、第2分布510の非接着領域を画定する。

0091

各主要接着要素524はチャネル528によって各隣接する要素524に接続される。各チャネル528もまた接着剤である。チャネル528は、ブリッジ558を各ブリッジ558の軸559に垂直な方向に「引く」ことにより、接着剤分布510の、中央の非接着要素554に対する内側への通気を補助するように動作する。チャネル528は連結ブリッジ558よりも典型的には狭いが、他の実装形態では、チャネル528は同一の広がりを有することができる。チャネル528は、ブリッジ558の長さ寸法に等しい長さ寸法とより小さな幅とを有する。チャネルは、チャネル528及び/又はピッチによって接続された主要接着要素524のピッチ及び/又は最大断面寸法よりも小さい幅を典型的には有する。いくつかの実施形態では、各チャネルは、接続された主要接着要素及び/又はピッチのピッチ及び/又は最大断面寸法の95%以下、いくつかの実施形態では75%以下、いくつかの実施形態では55%以下、いくつかの実施形態では35%以下、いくつかの実施形態では15%以下、いくつかの実施形態では10%以下、いくつかの実施形態では接続された主要接着要素524のピッチ及び/又は最大断面寸法の5%以下の幅を有する。

0092

いくつかの実施形態では、各チャネルは、対応するブリッジ558の95%以下、いくつかの実施形態では75%以下、いくつかの実施形態では55%以下、いくつかの実施形態では35%以下、いくつかの実施形態では15%以下、いくつかの実施形態では10%以下、いくつかの実施形態では対応するブリッジ558の5%以下の幅を有する。

0093

チャネルは、接着領域の総表面積のうち、主要接着要素524よりも小さな割合を典型的には含む。いくつかの実施形態では、チャネルが寄与する合計表面積は、裏面512上の接着領域の総表面積の75%以下、いくつかの実施形態では55%以下、いくつかの実施形態では35%以下、いくつかの実施形態では15%以下、いくつかの実施形態では10%以下、いくつかの実施形態では5%以下である。

0094

隙間空間部556は接着剤でコーティングされており、隙間空間部556の合計面積は第2の接着剤分布510内の接着領域を画定する。逆に、第1の分布500内の隙間空間部526は接着機能性を欠く及び/又は顕著な接着性はない。したがって、隙間空間部526の合計面積が第1の接着剤分布500の非接着領域を画定する。

0095

バッキングの互いに反対側を向いた主面上で使用するための別の例示的な接着領域及び非接着領域の配列分布の反転対を図11に示す。分布は、本明細書中に記載されるバッキング及び取付デバイス並びに反対のパターンで配置される接着剤/非接着要素の特徴のいずれにおいても使用することができる。バッキングの裏主面(すなわち、取付デバイスに対向する表面)上で使用するための第1の接着剤分布600は、複数の主要接着要素624を含む。第2の接着剤分布610は複数の主要非接着要素654を含む。接着要素624及び非接着要素654は円形であり、モザイクとして配置されているが、他の形状、パターン、及び構成も可能である。

0096

第2の接着剤分布610は、取付デバイスをバッキングの(前)主面に結合するために使用することができる。非接着領域は、第1の接着剤分布の接着アイランド624と同じパターンで配置された複数の主要非接着要素654を含む。各主要非接着要素654はその対向する接着アイランド624と同様の形状を有するが、重なり合う境界部660を作成するためにより大きな面積を有する(中央の対向するパターン605の重なり図で見られる)。

0097

各主要非接着要素654は、接着機能性を欠く及び/又は顕著な接着性のないブリッジ658によって各隣接する要素654に接続される。非接着要素654とブリッジ658とは共に、第2の分布610の非接着領域を画定する。

0098

第1の分布600の各主要接着要素624はチャネル628によって各隣接する要素624に接続され、各チャネル628もまた接着剤である。非接着アイランド630は、各主要接着要素624のほぼ中央に配置されている。図示のように、非接着アイランド630は主要接着要素624と同じ形状を有する。考えられる他の幾何学的形状は可能であり、本明細書で企図される。他の実装形態では、主要接着要素624は、その境界部内に複数の非接着アイランド630を含んでもよい。非接着アイランドは、例えば、接着剤コーティングを欠くこと、以下に記載されるような弱化層若しくは材料、又はバッキング及び関連するパターン化された要素を貫通するミシン目によって作成されてもよい。理論に束縛されるものではないが、非接着アイランドは、荷重が所与の接着エリアの中心に到達する前に剥離(peel release)を強制的に引き起こすことによって被着体への荷重の集中を制限する役割を果たす。

0099

いくつかの実施形態では、アイランド630は、所与の主要接着要素内に画定される総面積の約0.01%〜約20%を含む。いくつかの実施形態では、アイランド630は、接着要素総面積の約1%〜約5%を含む。

0100

第1の分布600内の隙間空間部626は接着機能性を欠く、及び/又は顕著な接着性はない。したがって、隙間空間部626とアイランド630との合計面積は、第1の接着剤分布600の非接着領域を画定する。逆に、第2の分布610の隙間空間部656は接着剤でコーティングされており、隙間空間部656の合計面積は第2の接着剤分布610内の接着領域を画定する。

0101

図2図11に示し、上で説明した特定の実施形態に多くの変更を施してもよい。例えば、各実施形態は、異なる形状、サイズ、又は厚さを有することができる。別の例として、非接着アイランドは、ブリッジ及び連結チャネルのうちの1つ以上がない分布内で使用されてもよい。

0102

図示される又は上若しくは本明細書で記載する実施形態のいずれも、以下に記載するバッキング、接着剤、接着領域、非接着領域、及び/又は取付デバイスの任意の組み合わせを有することができる。例えば、取付デバイスは、多数の(multiple)又は複数の非接着領域に重なり合うことができる又は隣接することができる。

0103

バッキング

0104

バッキングは、任意の望ましい材料で作製され得る。バッキングに好適な材料の代表的な例としては、例えば、ポリオレフィン、例えば高密度ポリエチレン低密度ポリエチレン直鎖状低密度ポリエチレン、及び直鎖状超低密度ポリエチレンを含むポリエチレンポリプロピレン、並びにポリブチレンビニルコポリマー、例えば、可塑化された及び可塑化されていないポリ塩化ビニル、並びにポリ酢酸ビニルオレフィンコポリマー、例えばエチレンメタクリレートコポリマー、エチレン/酢酸ビニルコポリマーアクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー、及びエチレン/プロピレンコポリマーアクリル系ポリマー及びコポリマー;ポリウレタン;並びに前述の組み合わせが挙げられ得る。ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリウレタン/ポリオレフィン、ポリウレタン/ポリカーボネート、ポリウレタン/ポリエステルなどの、任意のプラスチック、又はプラスチックとエラストマーの材料との混合物又はブレンドを使用することもできる。

0105

いくつかの実施形態では、バッキングは、対応する主面上の接着領域を作成するために使用されるタイプの接着剤の1つ以上の層からなってもよく、このような構造は、バッキング又は支持材料を含まないとみなすことができる。支持材料を含まない接着剤構造については、例えば、米国特許出願公開第2016/0068722号(Schmitz−Stapelaら)に記載されており、このような実施形態は、接着剤コアのいずれかの表面に、本明細書中に記載される種類の接着領域及び非接着領域を含み得る。

0106

いくつかの実施形態では、バッキングは、可撓性高分子発泡体層と、発泡体層の第1主面に積層された第1フィルムと、第2の、発泡体層の反対側の主面に積層された第2フィルムとを含む複合発泡体である、又はこのような複合発泡体を含む。接着剤をフィルムに付着させて、接着剤−フィルム−発泡体−フィルム−接着剤の構造を形成することができる。可撓性高分子発泡体層は、表面不規則性を有する表面に取付アセンブリが付着されるときに有用な適合性及び弾力性を最適化するように選択することができる。そのようなものは、典型的な壁表面の場合に当てはまる。例示的な可撓性高分子発泡体層は、ミネソタセントポール所在のMinnesota Mining and Manufacturing Company(「3M」)から商品名「Command」で市販されている。いくつかの実施形態では、可撓性バッキング層の可撓性高分子発泡体層は、マサチューセッツ州ローレンスに所在のVoltek、Division of Sekisui America Corporationから商品名「Volextra」及び「Volara」で入手可能なポリオレフィン発泡体を含むことができる。いくつかの実施形態では、バッキングは金属又は金属様のものである。いくつかの実施形態では、バッキングは木材又は木材様のものである。

0107

バッキングは、全てが完全に本明細書に組み込まれる以下の特許出願、すなわち、両方ともが本譲受人に譲渡された米国特許出願公開第62/289,621号及び国際公開第2015/195344号のいずれかに記載されている材料若しくはバッキングのうちのいずれかであり得る、又はこのいずれかを含むことができる。特定の実施形態では、バッキングは、国際出願PCT/US2017/016039号(Rungeら)に記載されているようなコア及び1つ以上のスキン層を特徴とした多層フィルムを含むことができる。

0108

バッキング層は、単層又は多層構造であり得る。いくつかの実施形態では、バッキングを形成するために2つ以上の副層を共押出しすることができる。いくつかの実施形態では、バッキングは可撓性である。

0109

いくつかの実施形態は、バッキング層に染料又は顔料を含む。いくつかの実施形態は、バッキングの少なくとも1つの層に少なくとも1種の粘着付与剤を含む。いくつかの実施形態は、バッキングの1つ以上の層に可塑化油を含む。

0110

バッキングは、例えば、正方形、矩形、三角形、多角形、円形、四辺形、台形、円筒形、半円形、星形、半月形四面体、これらの組み合わせ等を含む任意の所望の形状であり得る。いくつかの実施形態では、バッキングは、約70mm2〜約10,000,000mm2のサイズを有する。いくつかの実施形態では、バッキングは、約100mm2〜約5,000mm2のサイズを有する。

0111

いくつかの実施形態では、バッキングは、約100psi〜約100,000psiのヤング率を有する。いくつかの実施形態では、バッキングは、ASTMD5459−95によって測定した場合に10%のひずみにおいて1〜100%の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態では、バッキングは、20%のひずみにおいて1〜100%の弾性回復率を呈する。

0112

いくつかの実施形態では、バッキングは、ASTMD638−14及びASTM D412−06aのうちの少なくとも1つによって測定されたとき、約100psi〜約15,000psiの弾性率及び/又はセカント係数を有する。いくつかの実施形態では、バッキングは、100psi〜15000psiの範囲の弾性率を有する。いくつかの実施形態では、弾性率は、100psi超、500psi超、1000psi超である。いくつかの実施形態では、バッキングの弾性率は、15000psi未満、10000psi未満、8,000psi未満、5,000psi未満、3,500psi未満、2000psi未満、及び1500psi未満である。

0113

いくつかの実施形態において、バッキングは、接着剤の取り外しを補助するバッキングの伸長によって剥離力を低下させることにより、基材の損傷を防止するか、又は最小限に抑えることができる。いくつかの実施形態では、これは0〜180度の範囲の剥離角度で起こり得る。いくつかの実施形態において、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離されるとき、バッキングは、剥離中に1%未満伸長する。いくつかの実施形態では、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離されるとき、バッキングは、剥離中に5%未満伸長する。いくつかの実施形態では、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離されるとき、バッキングは、剥離中に10%未満伸長する。いくつかの実施形態では、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離するとき、バッキングはひずみ10%超で伸長し、その変形の80%超を弾性回復する。いくつかの実施形態において、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離されるとき、バッキングは、ひずみ10%超で伸長し、その変形の90%超を弾性回復する。いくつかの実施形態において、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離するとき、バッキングは、ひずみ10%超で伸長し、その変形の95%超を弾性回復する。いくつかの実施形態において、最終的なテープ構成物が被着体から90〜180度で剥離するとき、バッキングは、ひずみ10%超で伸長し、その変形の99%超を弾性回復する。

0114

いくつかの実施形態において、バッキング及び/又はバッキング層のうちの少なくともいくつかは、実質的に光学的に透明である。本明細書で使用されるとき、「光学的に透明な」という用語は、少なくとも約50%の光透過率、及び/又は40%以下のヘイズを有することを意味する。いくつかの実施形態は、少なくとも約75%の光透過率を有する。いくつかの実施形態は、20%以下のヘイズを有する。バッキングの光透過率及びヘイズは共に、例えば、ASTMD1003−95を使用して決定することができる。

0115

いくつかの実施形態では、バッキングは、約0.1mil〜約100milの厚さを有する。いくつかの実施形態では、バッキングは、1mil超、5mil超、8mil超、10mil超、12mil超、15mil超、20mil超、22mil超、又は24mil超の厚さを有する。いくつかの実施形態では、バッキングは、100mil未満、90mil未満、80mil未満、75mil未満、70mil未満、65mil未満、60mil未満、55mil未満、50mil未満、45mil未満、40mil未満、38mil未満、35mil未満、32mil未満、30mil未満、28mil未満、又は25mil未満の厚さを有する。

0116

バッキングは、非粘着性タブを含んでいてもよく、この非粘着性タブを使用者が取り外しプロセス中に掴んで引っ張ることで、テープを引き伸ばしかつ/又は剥離させて、テープが貼付されている物体又は基材からテープを取り外すことができる。非粘着性タブは、バッキング材料延長部であっても、接着剤の非粘着化(detackified)部分であってもよい。非粘着性タブは、例えば、弱化(deadening)材料の適用、又は接着剤を非粘着性にするプロセスを含む、非粘着性エリアを作る任意の公知の方法を使用することで、粘着性接着剤の基材から形成することができる。タブが存在する場合、あらゆる形状又はサイズのものとすることができる。タブは、バッキングと同じ材料又は異なる材料で作製することができる。いくつかの実施形態では、タブは、接着性取付アセンブリの総面積の約5%〜約25%の面積を有する。いくつかの実施形態では、明らかなタブはなく、取付デバイス又はフックがタブとして機能する。

0117

いくつかの実施形態では、接着性取付アセンブリは、任意の露出した接着領域に隣接する剥離ライナーを更に含む。剥離ライナーは、製造中、輸送中、及び使用前に接着剤を保護する。ユーザは、接着アセンブリを使用したいとき、剥離ライナーを剥ぎ取り、又は取り除いて接着剤を露出させることができる。好適なライナーの例としては、紙、例えばクラフト紙、又はポリマーフィルム、例えばポリエチレン、ポリプロピレン若しくはポリエステルが挙げられる。ライナーの少なくとも一方の表面を、シリコーン、フルオロケミカル、又は他の低表面エネルギー剥離材料などの剥離剤で処理して、剥離ライナーを設けることができる。好適な剥離ライナー、及びライナーを処理する方法は、例えば、米国特許第4,472,480号、同第4,980,443号、及び同第4,736,048号に記載されており、これらは本明細書に組み込まれる。好ましい剥離ライナーは、フルオロアルキルシリコーン又はシリコーンポリコーティング紙である。剥離ライナーには、線、ブランド証印、又は他の情報がプリントされていてもよい。

0118

接着剤

0119

接着剤は、所望の特性を有する任意の接着剤を含み得る。接着剤は、剥離可能(peelable)又は伸長剥離可能(stretch releasable)、及び剥離可能(peelable)であり得る。

0120

いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤は感圧性接着剤である。有用な感圧性接着剤の一般的な説明は、Encyclopedia of Polymer Science and Engineering,Vol.13,Wiley−Interscience Publishers(New York,1988)に見出すことができる。有用な感圧接着剤の更なる説明は、Encyclopedia of Polymer Science and Technology,Vol.1,Interscience Publishers(New York,1964)に見出され得る。任意の好適な組成物、材料、又は成分を感圧接着剤に使用することができる。例示的な感圧性接着剤は、1種以上の熱可塑性エラストマーを、例えば、1種以上の粘着付与樹脂と組み合わせて用いる。いくつかの実施形態では、接着剤は感圧性接着剤ではない。

0121

いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤層は、ゴム、シリコーン、又はアクリル系接着剤のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤層は、感圧性接着剤(PSA)を含むことができる。いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤は、天然ゴム;オレフィン;シリコーンポリウレア又はシリコーンブロックコポリマーなどのシリコーンなどの粘着付与ゴム接着剤ポリイソプレンポリブタジエン、及びスチレンイソプレンスチレンコポリマー、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンコポリマー及びスチレン−ブタジエンスチレンブロックコポリマー、及び他の合成エラストマーなどの合成ゴム接着剤;及び放射法溶液法懸濁法、又はエマルション法によって重合することのできるイソオクチルアクリレートアクリル酸とのコポリマー;ポリウレタンブロックコポリマー;シリコーンブロックコポリマーなどの粘着付与のアクリル系接着剤又は非粘着付与のアクリル系接着剤、並びに上記のものの組み合わせを含み得る。この接着剤は、例えば、全て参照により本明細書に組み込まれる次の特許出願:PCT特許出願第2015/035556号、同第2015/035960号、及び米国特許出願第2015/034104号、又は米国仮特許出願(本譲受人に譲渡されている)第62/439576号、同第62/289673号、及び同第62/289660号のいずれかに記載の接着剤のいずれとすることもできる。一般に、接着剤の調合に有用な任意の既知添加剤も含めてよい。添加剤としては、可塑剤老化防止剤紫外線安定剤着色剤熱安定剤抗感染剤充填剤架橋剤、並びにこれらの混合物及び組み合わせが挙げられる。特定の実施形態では、接着剤は、無機繊維及び/又は有機繊維を含み得る繊維又は繊維スクリム強化することができる。好適な繊維スクリムとしては、織、不織、若しくは編ウェブ又はスクリムが挙げられ得る。例えば、スクリム内の繊維としては、ワイヤセラミック繊維ガラス繊維(例えば、ファイバーグラス)、及び有機繊維(例えば、天然及び/又は合成有機繊維)を挙げることができる。

0122

いくつかの実施形態において、接着剤は粘着付与剤を含む。いくつかの例示的な粘着付与剤は、ポリテルペン、テルペンフェノール、ロジンエステル、及び/又はロジン酸のうちの少なくとも1つを含む。

0123

いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤は、バッキング上にコーティングすることのできる流動性接着剤である。いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤は、例えば、ドイツ特許第33,31,016号に概して記載されているように、より固形の接着剤である。

0124

いくつかの実施形態では、接着剤の接着性は、0.1N/dm〜25N/dmの範囲であり得る。いくつかの実施形態では、接着剤の接着性は、0.5N/dm〜10N/dmの範囲であり得る。いくつかの実施形態では、接着剤の接着性は、1N/dm〜5N/dmの範囲であり得る。

0125

いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤は、例えば、ASTM試験法D3654M−06によって測定されたとき、1平方インチあたり1〜20ポンドのシア強度(sheer strength)をもたらすことができる。

0126

いくつかの実施形態では、接着物品は、第2末端、第1の側、又は第2の側のうちの少なくとも1つから剥離することができる。いくつかの実施形態において、本接着剤物品は、第2の末端、第1の側、又は第2の側のうちの少なくとも2つから剥離することができる。

0127

いくつかの実施形態において、剥ぎ取り可能接着剤は、損傷が全く又はほとんどない剥ぎ取りを達成するように調整される。これを行うための例示的な方法及び物品は、例えば、米国特許第6,835,452号、並びに次の出願番号:第62/289585号、第62/289660号、及び第62/379812号で本譲受人によって出願された仮特許出願に記載されており、これらは、その全体が本明細書に組み込まれる。

0128

いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤は、摂氏約−125度〜摂氏約20度のTgを有する。いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤は、摂氏約−70度〜摂氏約0度のTgを有する。いくつかの実施形態では、剥離可能接着剤は、摂氏約−60度〜摂氏約−20度のTgを有する。いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤が、摂氏−80度超、摂氏−70度超、摂氏−60度超、摂氏−50度超、摂氏−40度超、又は摂氏−30度超のTgを有する。いくつかの実施形態において、剥離可能接着剤が、摂氏20度、摂氏10度、摂氏0度、摂氏−10度、摂氏−20度、又は摂氏−30度未満のTgを有する。

0129

本開示の接着物品に使用できるいくつかの剥離可能接着剤は、動的機械分析によって測定したときに、25℃で約300,000Pa以上、約400,000Pa以上、約500,000Pa以上、約750,000Pa以上の貯蔵弾性率を有する。他の実施形態では、接着剤は、動的機械分析によって測定したときに、25℃で500,000Pa以下、400,000Pa以下、300,000Pa以下、又は250,000Pa以下の貯蔵弾性率を有する。

0130

接着領域又は要素

0131

接着領域は、任意の所望のサイズを有することができる。いくつかの実施形態では、接着領域は、約60mm2〜約500,000mm2のサイズを有する。いくつかの実施形態では、接着領域は、60mm2超、又は85mm2超、又は100mm2超、又は150mm2超、又は200mm2超、又は300mm2超、又は400mm2超、又は500mm2超、又は600mm2超、又は750mm2超、又は1000mm2超、又は1500mm2超、又は2000mm2超、又は2500mm2超、又は3000mm2超、又は3500mm2超、又は4000mm2超、又は4500mm2超、又は5000mm2超、又は5500mm2超、又は6000mm2超、又は10,000mm2超、又は50,000mm2超、又は100,000mm2超、又は200,000mm2超、又は300,000mm2超、又は400,000mm2超のサイズを有する。いくつかの実施形態では、接着領域は、100mm2未満、又は200mm2未満、又は300mm2未満、又は400mm2未満、又は500mm2未満、又は600mm2未満、又は750mm2未満、又は1000mm2未満、又は1500mm2未満、又は2000mm2未満、又は2500mm2未満、又は3000mm2未満、又は3500mm2未満、又は4000mm2未満、又は4500mm2未満、又は5000mm2未満、又は5500mm2未満、又は6000mm2未満、又は10,000mm2未満、又は50,000mm2未満、又は100,000mm2未満、又は200,000mm2未満、又は300,000mm2未満、又は400,000mm2未満のサイズを有する。

0132

接着領域は、所望の特性及び/又は性能をもたらす任意の所望の形状を有することができる。いくつかの実施形態では、接着領域は、成形部分及び非成形部分を含む。いくつかの実施形態では、成形部分は、矩形、五角形、六角形、三角形、四辺形、湾曲形状、星形、円錐形、台形、多角形、涙形、及び矢印形のうちの少なくとも1つから選択される形状を有する。他の実施形態では、上述のように、接着領域は1つ以上の形状及びサイズを有する接着要素の配列パターンを含む。

0133

いくつかの実施形態では、接着領域は、バッキングエリアの全主面の約0.01%〜約99%を含む。いくつかの実施形態では、接着領域は、所与の主面上の総表面積の約10%〜約90%を含む。いくつかの実施形態では、接着領域は、裏主面(すなわち、バッキングと被着体との間)上の総面積の約50%〜約90%を含む。いくつかの実施形態では、接着領域は、裏主面上の総面積の約35%〜約75%を含む。

0134

特定の実施形態では、バッキングの前面(すなわち、取付デバイスとバッキングとの間)上の接着領域は、上述のバッキング材料のいずれか(例えば、両面テープ)及び/又は繊維若しくは繊維スクリムで強化された接着剤によって設けられ得る。

0135

非接着領域又は要素

0136

前述のように、本明細書で使用するとき、用語「非接着領域(non−adhesive region)」は、ASTMD3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて約90%〜約100%の範囲の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する接着物品の1つ以上の領域を意味する。

0137

いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTMD3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約5%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約10%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約15%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約20%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約30%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約40%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約50%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約60%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約70%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約80%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約90%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の非接着領域は、ASTM D3330/3330M−04(剥離接着力)又はASTM D2979−01(2009)(プローブ粘着性)により測定されたとき、接着領域に比べて少なくとも約95%の接着性(剥離接着力又は粘着性)の減少を有する。

0138

いくつかの実施形態では、非接着エリアは、接着物品の剥離力が、接着物品が剥離される基材に損傷を生じさせる閾値を超えないように、接着物品の平均剥離力及び/又はピーク剥離力のうちの少なくとも1つを低下させる及び/又は制御する位置を有する、及び/又はサイズ、形状、及び/若しくは幾何学的形状を有する。

0139

非接着領域は、任意の所望のサイズを有することができる。いくつかの実施形態では、非接着領域は、約60mm2〜約500,000mm2のサイズを有する。いくつかの実施形態では、非接着領域は、60mm2超、又は85mm2超、又は100mm2超、又は150mm2超、又は200mm2超、又は300mm2超、又は400mm2超、又は500mm2超、又は600mm2超、又は750mm2超、又は1000mm2超、又は1500mm2超、又は2000mm2超、又は2500mm2超、又は3000mm2超、又は3500mm2超、又は4000mm2超、又は4500mm2超、又は5000mm2超、又は5500mm2超、又は10,000mm2超、又は50,000mm2超、又は100,000mm2超、又は200,000mm2超、又は300,000mm2超、又は400,000mm2超のサイズを有する。いくつかの実施形態では、非接着領域は、100mm2未満、又は200mm2未満、又は300mm2未満、又は400mm2未満、又は500mm2未満、又は600mm2未満、又は750mm2未満、又は1000mm2未満、又は1500mm2未満、又は2000mm2未満、又は2500mm2未満、又は3000mm2未満、又は3500mm2未満、又は4000mm2未満、又は4500mm2未満、又は5000mm2未満、又は5500mm2未満、又は6000mm2未満、又は10,000mm2未満、又は50,000mm2未満、又は100,000mm2未満、又は200,000mm2未満、又は300,000mm2未満、又は400,000mm2未満のサイズを有する。

0140

非接着領域は、所望の特性及び/又は性能をもたらす任意の所望の形状を有することができる。いくつかの実施形態では、非接着領域は、矩形、五角形、六角形、三角形、四辺形、湾曲形状、星形、円錐形、台形、多角形、涙形、及び矢印形のうちの少なくとも1つから選択される形状を有する。他の実施形態では、上述のように、非接着領域は1つ以上の形状及びサイズを有する非接着要素の配列パターンを含む。

0141

いくつかの実施形態では、非接着領域は、バッキングの主面の総面積の約0.01%〜約99%を含む。いくつかの実施形態では、非接着領域は、前主面(すなわち、取付デバイスとバッキングとの間)上の総面積の約10%〜約90%を含む。いくつかの実施形態では、非接着領域は、前主面上の総面積の約50%〜約90%を含む。

0142

非接着領域は、任意の所望の手法で形成することができる。例えば、いくつかの実施形態では、非接着領域は接着剤を含まない。このような実施形態は、接着剤が適用されていないため、又は接着剤が除去されているため、接着剤がない場合がある。例えば、接着剤を主面上にコーティングしてもよく、その後、接着剤又は主面の一部分を切り取ってもよい又は別の手法で除去してもよい。あるいは、接着剤はパターンコーティングされ得る。

0143

他の実施形態では、弱化層を接着領域の一部分にわたり適用し、非接着領域を形成する。弱化層は、接着領域内の接着剤の接着力を減少させる又は排除する弱化材料を含む。例示的な弱化材料としては、例えば、グラスバブルズ、フィルム、透明インク、液、及び/又は接着性が低い接着剤が挙げられる。いくつかの実施形態では、弱化層は、約1nm〜約1000マイクロメートルの厚さを有する。いくつかの実施形態では、弱化層は、約1nm〜約100マイクロメートルの厚さを有する。いくつかの実施形態では、弱化層は、約100nm〜約50マイクロメートルの厚さを有する。いくつかの実施形態では、非接着エリア内の接着剤は、その接着力を減少させる又は排除する手法で処理される。いくつかの例示的な処理としては、例えば、放射線、UV曝露、電子ビーム、又は接着剤を架橋若しくは非粘着化する他の手段が挙げられる。いくつかの実施形態では、より低い接着力を有する第2接着剤が非接着エリア内に存在する。

0144

弱化層は、主面のいずれか1つ又は両方に隣接して配置され得る。裏面に隣接して配置される場合、弱化層は、接着剤とバッキングとの間に、又はバッキングに対向する接着剤の表面上に配置され得る。前面に隣接して配置される場合、弱化層は、接着剤とバッキングとの間に、又は接着剤と取付デバイスとの間に配置され得る。

0145

図12及び図13は、バッキングの両側に反対のパターンで適用される弱化材料を特徴とした接着剤アセンブリ700を示す。接着性取付アセンブリ700は、互いに反対側を向いた第1主面712及び第2主面714を含むバッキング710を含む。バッキング710は少なくとも実質的に平坦であり、各主面712、714は実質的に平行な平面内にある。接着剤720の層が第1主面712に適用され、接着剤750の層が第2主面に適用される。図示のように、接着剤720、750の各層はバッキング710と連続しておりかつ同一の広がりを持つが、他の構造(例えば、バッキングと同一の広がりを持たない接着剤層)は可能である。弱化材料の第1の配列パターンを特徴とした第1の弱化層760は、接着剤層720の主面729上に配置される。第1の配列パターンの逆の第2配列パターンを特徴とした第2弱化層770は、取付デバイス730と接着剤層750の主面759との間に配置される。

0146

第1の弱化層760は、接着剤層720上に個別の接着要素を作成するように配置される。弱化層760は、あらゆる弱化材料のない間隙762と、弱化材料で満たされた、間隙762を包囲する隙間空間部764とを含む。これらの間隙762は、接着剤層上に配置されると、上述のような接着要素を作成する。したがって、間隙762の幾何学的形状及び配置は、バッキングの第1主面710上で使用する接着要素の所望の配列パターン(例えば、図4の接着アイランド324)に対応するように選択される。したがって、作成される非接着領域は、接着剤及び弱化材料の両方を含む。したがって、本開示のアセンブリに弱化材料が使用される場合、非接着要素は、バッキングと弱化材料との間に配置された接着剤を含むことができる。

0147

第2の弱化層770における弱化材料の幾何学的形状及び配置は、非接着要素754及びブリッジ758の所望の配列パターンに直接対応する。隙間空間部756には弱化材料がないため、バッキング710の前主面714上の接着領域を画定するのを補助する。

0148

現時点で好ましい実装形態では、弱化層760は、バッキング710の裏面712の反対側を向いている接着剤層720の表面上に配置される。特定の状況及び構成下では、弱化層又はバッキングに直接適用される材料により、バッキング及び/又は接着剤層は、被着体への損傷を回避するのに十分な状態で伸長できない。

0149

取付デバイス

0150

取付デバイスは、任意の所望の材料、サイズ、又は形状で作製され得る。いくつかの例示的な材料としては、プラスチック、金属、ゴム、ガラス、木材、セラミック布地等が挙げられる。例示的な取付デバイスとしては、フック、クリップ、磁石、取り外し可能なメカニカルファスナー、スナップ、及びループが挙げられる。

0151

例えば、本明細書に記載されるもののいずれかを含む任意の周知の取付デバイスを使用することができる。いくつかの実施形態では、取付デバイスはに類似する。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、吊り下げ面として機能するための単一の外向き突出部を有する。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、吊り下げ面として機能するための複数の外向き突出部を有する。いくつかの実施形態において、取付デバイスは、1つ以上の物品を、非限定的に箱又は小箱などの内部に保持できる形状に成形される。いくつかの実施形態において、取付デバイスは棚板棚状突起、又は架台である。いくつかの実施形態において、取付デバイスはバーであり、バーは、真っ直ぐ若しくは湾曲してもよく、又は実質的にリングでもよく、バーは、基材表面に対して平行又は垂直に取り付けることができる。いくつかの実施形態において、取付デバイスは、物品を取り付ける又は吊り下げるための複数の方法を使用する。以下の取付デバイスのいずれも、本開示の接着物品と共に使用するのに好適であり得る:出願番号第62/289,474号(本譲受人に譲渡されている)、米国特許第5,409,189号(Luhmann)、米国特許第5,989,708号(Kreckel)、同第8,708,305号(McGreevy)、米国特許第5,507,464号(Hamerskiら)、米国特許第5,967,474号(doCantoら)、米国特許第6,082,686号(Schumann)、米国特許第6,131,864号(Schumann)、米国特許第6,811,126号(Johanssonら)、米国特許第D665,653号、及び米国特許第7,028,958号(Pitzenら)。取付デバイスは、基材に取り付けられる任意の物体であってもよい。

0152

いくつかの実施形態では、取付デバイスは、熱可塑性ポリマーから作製される。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、熱硬化性ポリマーから作製される。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、ポリオレフィン材料を使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、ポリカーボネート材料を使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、耐衝撃性ポリスチレンを使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)ターポリマーを使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、2種以上の高分子材料を使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、金属から作製される。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、ステンレス鋼から作製される。いくつかの実施形態において、金属は、その外観を改変するために、塗装、艶出し、染色、ブラッシング、又はコーティングされる。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、セラミックから作製される。いくつかの実施形態にでは、取付デバイスは、艶出しセラミックから作製される。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、非艶出しセラミックから作製される。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、木材、竹材パーティクルボード、布、キャンバスなどの天然系材料、又は生物由来材料などで構成される。いくつかの実施形態において、天然系材料は、それらの外観を変更するために、塗装、艶出し、染色、又はコーティングされてもよい。いくつかの実施形態において、取付デバイスは、上記のリストから2つ以上の材料を使用して作製される。いくつかの実施形態では、取付デバイスは、可逆的又は不可逆的に取り付けられる、接合される、又は溶接される2つの部品から作製される。

0153

接着剤アセンブリ

0154

本開示のいくつかの接着剤アセンブリは、優れた剪断強度を有する。本開示のいくつかの実施形態は、ASTMD3654−82に従って測定されたときに、1600分を超える剪断強度を有する。本開示のいくつかの実施形態は、ASTM D3654−82に従って測定されたときに、10,000分を超える剪断強度を有する。本開示の他のいくつかの実施形態は、ASTM D3654−82に従って測定されたときに、100,000分を超える剪断強度を有する。

0155

いくつかの実施形態では、接着剤アセンブリは、約0.1mil〜約250milの厚さを有する。いくつかの実施形態では、厚さは、0.1mil超、1mil超、5mil超、10mil超、15mil超、20mil超、25mil超、50mil超、75mil超、100mil超、150mil超、200mil超である。いくつかの実施形態では、厚さは、250mil未満、225mil未満、200mil未満、175mil未満、150mil未満、100mil未満、75mil未満、50mil未満、25mil未満、20mil未満、15mil未満、又は10mil未満である。

0156

いくつかの実施形態では、接着物品は、接着剤アセンブリの平均剥離力の約0.1%〜300%の剥離開始力を有する。いくつかの実施形態において、剥離力は、接着剤アセンブリに沿った全ての点で30オンスインチ未満である。

0157

いくつかの実施形態では、本開示の接着剤アセンブリは、先行技術の接着性取付物品よりも向上した、基材又は表面に対する形状適合性を呈する。いくつかの実施形態では、本開示の接着剤アセンブリは、基材又は表面に接着したり取り付けられたりしたときに、先行技術の接着性取付物品よりも大きな重量を保持する。いくつかの実施形態では、本開示の接着剤アセンブリは、基材又は表面に接着したり取り付けられたりしたときに、先行技術の接着性取付物品よりも長い時間にわたってより大きな重量(荷重/面積)を保持する。いくつかの実施形態では、本開示の接着剤アセンブリは、先行技術の接着性取付物品よりも長い時間にわたって、テクスチャ加工された、粗い、又は不規則な表面に接着されたままである。いくつかの実施形態では、本開示の接着剤アセンブリは、テクスチャ加工された、粗い、又は不規則な表面に接着されたときに、先行技術の接着性取付物品よりも大きな重量を保持する。

0158

いくつかの実施形態では、接着剤アセンブリは実質的に光学的に透明である。いくつかの実施形態は、ASTMD1003−13に記載の方法を使用して測定したとき、少なくとも約50%の光透過率を有する。いくつかの実施形態は、ASTM D1003−13に記載の方法を使用して測定したとき、少なくとも約75%の光透過率を有する。いくつかの実施形態は、40%以下のヘイズを有する。いくつかの実施形態は、ASTM D1003−13に記載の方法を使用して測定したとき、20%以下のヘイズを有する。

0159

いくつかの実施形態では、接着剤アセンブリは実質的に不透明である。

0160

いくつかの実施形態では、接着剤アセンブリは、約2mil〜約250milの厚さを有する。いくつかの実施形態では、厚さは、3mil超、4mil超、5mil超、8mil超、10mil超、12mil超、15mil超、又は20mil超である。いくつかの実施形態では、この厚さは、40mil未満、38mil未満、35mil未満、33mil未満、30mil未満、28mil未満、25mil未満、22mil未満、又は20mil未満である。

0161

いくつかの実施形態において、剥離力は、接着剤アセンブリに沿った全ての点で30オンス/インチ未満である。本開示のいくつかの接着剤アセンブリは、接着剤アセンブリの取り外しをより容易にするために、より低い剥離力(例えば、約25oz/インチ〜約50oz/インチの力)を有する。本開示のいくつかの接着剤アセンブリは、偶発的な分離を伴わずにユーザが接着物品を取り扱えるように、より大きな剥離力(例えば、約50オンス/インチ〜約100オンス/インチの力)を有することができる。本開示のいくつかの実施形態は、約20オンス/インチ〜約90オンス/インチの剥離力を有する。本開示のいくつかの実施形態は、約30オンス/インチ〜約70オンス/インチの剥離力を有する。本開示のいくつかの接着物品は、少なくとも1つの方向において50%超の破断伸びを有する。本開示のいくつかの接着剤アセンブリは、少なくとも1つの方向において約50%〜約1200%の破断伸度を有する。

0162

いくつかの実施形態において、ASTMD638−14及び/又はASTM D412−06aに従って測定したときに10%の引張伸びひずみを接着剤アセンブリに与えるには、幅1インチ当たり約1N〜約50Nの力が必要である。いくつかの実施形態において、ASTM D638−14及び/又はASTM D412−06aに従って測定したときに10%の引張伸びひずみを接着剤アセンブリに与えるには、幅1インチ当たり約2N〜約30Nの力が必要である。いくつかの実施形態において、ASTM D638−14及び/又はASTM D412−06aに従って測定したときに10%の引張伸びひずみを接着剤アセンブリに与えるには、幅1インチ当たり約3N〜約15Nの力が必要である。

0163

いくつかの実施形態において、接着剤アセンブリは、10%のひずみにおいて、70%超、又は80%超、又は95%超の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態において、接着物品は、25%のひずみにおいて、70%超、又は80%超、又は90%超の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態において、接着剤アセンブリは、50%のひずみにおいて、70%超、又は80%超、又は90%超、又は95%超の弾性回復率を呈する。いくつかの実施形態において、接着物品は、100%のひずみにおいて、50%超、又は70%超、又は95%超の弾性回復率を呈する。

0164

いくつかの実施形態において、接着剤アセンブリは、少なくとも400%の破断伸度を有する。

0165

いくつかの実施形態において、接着剤アセンブリは、分離可能コネクタを更に含むことができる。いくつかの例示的な分離可能コネクタは、例えば、米国特許第6,572,945号、同第7,781,056号、同第6,403,206号、及び同第6,972,141号に記載されており、これらの全てはその全体が参照により本明細書に組み込まれる。

0166

製造方法

0167

本明細書に記載される接着性取付アセンブリは、様々な手法で製造することができる。いくつかの実施形態において、接着剤は、バッキングの主面上に直接コーティングすることができる。他の実施形態では、接着剤は、別個の層として形成し(例えば、剥離ライナー上にコーティングし)、次にバッキングに積層することができる。

0168

接着性取付アセンブリは、単一部品構造として形成することができ、これにより、例えば、接着性取付アセンブリは単一の材料又は複数の材料を使用して鋳造又は成形される。あるいは、接着性取付アセンブリは、2部品構造として形成することができ、これにより、例えば、製造中又は消費者の使用中に、別々に形成された取付デバイスが別々に形成されたバッキングに接着される又は取り付けられる。

0169

接着剤は、接着剤を調製するための様々な一般的方法を使用して調製することができる。例えば、接着剤組成物は、剥離ライナー上にコーティングする、バッキング上に直接コーティングする、又は別個の層として形成し(例えば、剥離ライナー上にコーティングし)、次にバッキングに積層することができる。いくつかの実施形態では、接着剤はバッキングと同時に形成することができる。例えば、少なくとも2つの層(このうちの少なくとも1つは接着剤である)からなる多層フィルムを共押出することができる。いくつかの実施形態では、この構造は、鋳造又はブローフィルム構造で形成することができる。

0170

バッキングに対する接着剤組成物の接着を改善するために、バッキングへの接着剤組成物の適用、例えば、コーティング又は積層の前に、バッキングを前処理してもよい。好適な処理の例としては、コロナ放電プラズマ放電火炎処理電子ビーム照射紫外線(UV)照射、酸エッチング化学プライミング、及びこれらの組合せが挙げられる。処理は、任意に、例えば、ヒドロキシエチルアクリレート、又はヒドロキシエチルメタクリレート、又は低分子量の別の反応種を含めた反応性化学接着促進剤を用いて行ってもよい。

0171

図14は、反転した接着/非接着領域を特徴とした取付デバイスの1つの例示的な製造方法1000を説明する。工程1010において、前主面及び裏主面を有するバッキング材料が用意される。バッキング材料は実質的に平坦なシートとして、又は例えばロールの形態で用意することができる。次に、工程1020において、バッキング材料の主面のうちの1つの一部分上に接着領域及び非接着領域を特徴とした第1の接着剤分布を作成する。分布は、接着剤及び非接着要素の配列パターンを含んでもよい(例えば、図4図13と同様に)、又は異なる接着特性を持つより大きな領域を含んでもよい(例えば、図2)。いくつかの実施形態では、接着剤は、例えば、スロットコーティング、カーテンコーティングノッチバーコーティング、メイヤーロッドコーティング、フレキソ印刷等などのいくつかの便利なコーティング技術のいずれかによって接着剤流体として適用されてもよい。流体は、例えば、熱、UV、若しくは電子ビーム放射硬化させることができる、及び/又は能動的若しくは受動的乾燥による溶媒蒸発によって乾燥させることができる。他の実施形態では、接着剤のパターンは、固体層の形態でバッキング上に適用されてもよい。接着剤のパターンは、まず、基材の表面上に形成され、次いで、バッキングの主面上に積層され得る。

0172

いくつかの実施形態では、接着剤の適用により、所望の非接着エリアが主面上に存在することになる(例えば、特定のエリアに接着剤が単にないように、接着剤は所望の分布でパターンコーティングされる)。他の実施形態では、工程1020は、必要な非接着要素又は領域を作成するために、弱化材料を接着剤に適用することを含む。弱化材料は、接着剤をバッキングにコーティングする又は別の手法で付着させる前に、弱化材料がバッキングと接着剤との間に存在するように、バッキングに適用されてもよい。他の実施形態では、弱化材料は、バッキングに対向する接着剤の表面に適用される。

0173

特定の実施形態では、弱化材料(例えば、インクパターン印刷)を剥離ライナー上に堆積させ、接着剤層に転写することができる。特定の実施形態では、剥離ライナーは接着剤の外部表面を覆い、保護するために提供され、弱化材料は、剥離ライナーが接着剤から剥がされたときに弱化材料が接着剤と共に残るように、少なくとも部分的に剥離ライナー中に埋め込まれている。剥離ライナーを接着剤層から剥がすことで、修正済みの接着機能性を有する選択エリアを同時に作成することができる。弱化材料を転写する方法は、Methodsof Passivating Adhesivesという名称の仮特許出願(本譲受人に譲渡されている)第62/431124号に記載されている。工程1030では、第1の接着剤分布がバッキングの主面に沿って繰り返し形成される。図2に示されるような個別分布の場合、分布はバッキングの全面に広がらない。接着剤及び非接着要素の配列パターンを特徴とした実装形態では、第1の分布は、図15に見られるように、バッキングの全長及び全幅に広がってもよい。

0174

工程1030の完了後、又は工程1030と同時に、工程1040において、接着領域及び非接着領域を特徴とした第2の接着剤分布がバッキング材料の反対側を向いた主面の一部分上に作成される。第2の接着剤分布は、第2の分布内の所与の要素又は領域の接着/非接着特性が第1の分布内のバッキングの要素又は領域の接着/非接着特性と反対であるように構成される。この構成により、バッキングの厚さにわたって延びる軸に沿って接着領域が互いに重なり合わないようにする。第2の接着剤分布は、第1の接着剤分布と同様に又は異なるように作成されてもよい。

0175

工程1050では、第2の接着剤分布がバッキングの反対側を向いた主面に沿って繰り返し形成される。図2に示されるような個別分布の場合、分布はバッキングの全面に広がらない。接着剤及び非接着要素の配列パターンを特徴とした実装形態では、第1の分布は、バッキングの全長及び全幅に広がってもよい。いずれの場合も、バッキングの反対を向いた側の接着領域が互いに重なり合わないようにするために、第2の分布は、例えば、基準マーキングにより位置合わせされるべきである。位置合わせ及び作成が完了すると、バッキングは、図15図17に見られるような接着剤コーティング済みバッキングフィルムのマスターシートを示す。図15の平面図に示すマスターシート2000は、バッキングフィルム2010の前主面2014にわたる非接着アイランド2054及び接着隙間空間部2056の配列パターンを含む。

0176

次に、工程1060では、個々のバッキングフィルムが、所与の取付デバイスの形状又は所望のバッキング被覆面積に従いマスターシートから切り抜かれる。取付デバイスと位置合わせさせるための個々のバッキングフィルムは、打抜き、レーザー切断スタンピング等などの、フィルムから材料を除去するための任意の既知の方法によって作成されてもよい。個々のバッキング作成の工程は、図16の互いに反対側を向いたより大きな接着/非接着領域を含むバッキング、及び図17の配列パターンを含むバッキングについて説明する。それぞれ、個々のフィルム2100がマスターシート2000から取り外され、取付デバイス2030の第2主面に位置合わせされる。

0177

最後に、工程1070では、個々のフィルムが取付デバイスに位置合わせされ、貼り付けられる。いくつかの実施形態では、フィルムはエンドユーザにより取付デバイスに手で貼り付けられてもよい。他の実施形態では、フィルムは製造業者販売業者、又は小売業者により取付デバイスに貼り付けられる。

0178

方法1000において配列パターンの反転対を用いると、個々のバッキングフィルムをマスターシートのあらゆる部分から切断することができるため特に有利である。図17に見られるように、取付デバイスの形状は、取り付けのための接着剤分布の許容可能なペアリングを有するためにマスターシートの画定されたエリアに位置合わせされる必要はない。これに対し、図16のマスターシートは、取付デバイスと位置合わせされ得る前に、正確な部分を除去する必要がある。更に、各側の接着剤分布内の個々の要素の位置合わせ及び対応が繰り返しパターンによってより容易に確実となり得る。

0179

使用方法

0180

本開示の接着性取付物品は、様々な手法で使用することができる。いくつかの実施形態において、バッキングが被着体に適用、付着又は押し付けられる。この方法によって、バッキングが被着体に接触する。剥離ライナーが存在する場合、剥離ライナーは、バッキングが被着体に適用、付着又は押し付けられる前に取り外される。いくつかの実施形態において、被着体の少なくとも一部分は、バッキングが被着体に適用、付着又は押し付けられる前に、アルコールで拭き取られる。

0181

いくつかの実施形態では、バッキングを被着体から取り外すために、図8A及び図8Bに示されるように、バッキングの少なくとも一部分が被着体から剥がされる。フックが存在する実施形態では、ユーザがフックを掴み、それを使用してバッキングを被着体から剥がすことができる。

0182

いくつかの実施形態では、被着体からの接着物品の取り外しは、ある剥離角度でテープを剥がすことにより行うことができる。いくつかの実施形態では、剥離角度は、例えば、90°以上である。いくつかの実施形態では、剥離角度は、90°未満であり得る。適切な剥離角度で取り外すことで、実質的又は認識可能な接着剤残留物が残らないようにし、かつ基材表面の損傷を防ぐことができる。

0183

いくつかの実施形態では、バッキングを被着体から取り外すために、バッキングの少なくとも一部分が被着体から剥がされる。タブが存在する実施形態において、使用者は、タブを掴み、バッキングを被着体から剥離するためにそれを使用することができる。いくつかの実施形態では、バッキングを被着体から取り外すために、バッキングの少なくとも一部分が被着体から剥がされ、伸長剥離される。

0184

いくつかの実施形態では、被着体が接着される表面は、ドライウォール、ガラス、タイル、塗料、ベニア、木材、又は他の一般的な家庭用表面のうちの少なくとも1つである。いくつかの実施形態では、表面は塗装される。いくつかの実施形態では、表面は、低又は無VOC塗料で塗装される。

0185

本開示の利点は、以下の実施例によって更に例示されるが、これらの実施例に記載された特定の材料及びその量、並びに他の条件及び詳細は、本発明を不当に制限するものと解釈されるべきではない。特に指示がない限り、全ての部及び百分率は重量による。

0186

0187

試験被着体

0188

ドライウォールパネル(Materials Company,Metzger Building(ミネソタ州セントポール)から入手)に、Sherwin−Williams Company(オハイオ州クリーブランド)から入手したSherwin WilliamsのDuration Matte塗料を塗装した。塗料の第1のコートを塗装ローラによってパネルに適用した後、周囲条件にて少なくとも30分間空気乾燥させた。塗料の第2のコートを適用し、周囲条件にて少なくとも30分間乾燥させた。次いで、このパネルをその後周囲条件にて少なくとも7日間保管した。

0189

試験試料調製

0190

接着性取付アセンブリを塗装済みドライウォールパネルに、フック式取付デバイスの主頂面全体にわたって、15秒の時間内に15回連続的に親指をしっかりと圧接させることによって取り付けた。試験試料を塗装済みドライウォールパネル上に24時間放置した。

0191

90°角剥離接着力試験

0192

塗装済みドライウォールパネルを90°の剥離角度にてINSTRON万能試験機の剥離固定具に取り付けた(可変角度剥離試験機(2820−036)、1kN空気圧式サイドアクショングリップ(2712−041)、及び1kN静的ロードセル(2530−1kN)を備える型式5944)。クロスヘッド位置を塗装済みドライウォールパネルの頂面から約12インチずらしてゼロ合わせした。又はケーブルを、ループ状の端部が塗装済みドライウォールパネルの頂面の約0.5インチ上方にあるように、空気圧式グリップに固定した。紐を接着性取付アセンブリ試料のフック部の周りでループ状にし、毎分90インチのクロスヘッド変位速度で引っ張った。比較例CE4では、フックは、フックが曲がり、紐が落下することなく全剥離力に耐えるほど十分に頑ではないため、空気圧式グリップはフック上に直接固定されたことに留意されたい。

0193

最大剥離力及びクロスヘッド変位データ収集し、塗装済みドライウォールパネルの損傷を目視で観察した。塗装済みドライウォールパネルの損傷を表1に定義されるように0〜5で評価した。

0194

実施例E1

0195

接着性取付アセンブリを図12及び図13に記載及び図示されたものと同様に調製した。薄いプライマーコーティング(Adhesion Promoter4298UV、3M Company(ミネソタ州セントポール))をリントフリーペーパータオルを用いてバッキングフィルム片の片面に適用した。使用したバッキング材料は、国際出願PCT/US2017/016039号(Rungeら)に記載されているような、コア及び実施例11のものと同様の1つ以上のスキン層とを特徴とした多層フィルムであった。感圧性接着剤組成物を、シリコーン剥離面を有する紙ライナーウェブ(Loparex、Cary、NC)上にナイフコーティングした。使用した感圧性接着剤は、国際公開第2015/195620号の実施例B1−42のものと同様であった。接着剤のコーティング厚さは2milであった。ライナーを有するこの接着剤を、圧力設定40psi、供給速度設定20、及びローラ温度を室温に維持したHL−100Hot Roll Laminator(Cheminstruments Fairfield、OH)に2回供給することによって、バッキングフィルムのプライマーを施した側に積層させた。このバッキングフィルムの接着剤がコーティングされた側は更に、壁側接着剤と呼ばれる。次いで、3M4298UVプライマーの薄いコーティングをバッキングフィルムの露出側(すなわち、壁側接着剤の反対側)にリントフリーペーパータオルを用いて適用した。剥離ライナーを有する93010LELaminating Adhesive片(3M Company、St.Paul、MN)を、ライナー側を下向きにし、露出した接着剤側を上向きにしてインクジェットプリンタ(1024 UV HS Inkjet Printer、Direct Color Systems、Rocky Hills、CTのベッド)に貼り付けた。この接着剤は更に、フック側接着剤と呼ばれる。フック側パターン(表2)を露出したフック側接着剤に、標準設定を使用してMagenta、UV−LED IR2 Ink#1−7115−200(Direct Color Systems、Rocky Hills、CT)で印刷し、均一にコーティングされた非接着領域を得た。次いで、前工程のフック側接着剤片プリンタベッドから取り外さずに、フック側接着剤を、露出したバッキングフィルムのプライマーを施した側に気泡を導入することなく貼り付けた。次いで、スキージを用いて、接着剤アセンブリのライナー側の全面をしっかりと拭いた。

0196

接着剤アセンブリがなおプリンタベッド上のその本来の位置にある状態で、壁側接着剤ライナーを、バッキングフィルム/壁側接着剤積層体に伸長を導入しないように非常にゆっくりと、慎重に取り外した。これは、シーケンスの間にライナーの4分の1部分を一度に逐次的に引っ張り、ライナー表面にスキージで力を再び加え、バッキングフィルム/壁側接着剤積層体を壁側接着剤ライナー及びプリンタベッドに固定したままにすることによって行った。次いで、壁側パターン(表2)を露出した壁側接着剤に、標準設定を使用してMagenta、UV−LED IR2 Ink#1−7115−200(Direct Color Systems、Rocky Hills、CT)で印刷し、均一にコーティングされた非接着領域を得た。次いで、新たなライナー片を露出した壁側接着剤にスキージを用いて固定した。次いで、接着剤アセンブリ全体をプリンタベッドから取り外し、圧力設定40psi、供給速度設定20、及びローラが室温のHL−100Hot Roll Laminatorに2回通した。ダイカティングプレス(25Ton USMSamco Sb 25 Swing Arm Clicker Press)を使用して、接着剤アセンブリを約1.14インチ×1.36インチの楕円形に打ち抜いた。次いで、フック側ライナーを楕円形のダイカットアセンブリから取り外し、フック側接着剤を露出させ、接着剤アセンブリを射出成形したフック式取付デバイス(Injection−Molded ABS、Oval、延長部を有する、1.19インチ×1.67インチ×0.03インチ、フックの根元は底部から0.20インチ)の下面に、壁側ライナーの全面にわたる親指から他の指までの均一なピンチ圧を用いてしっかりと固定した。

0197

実施例E2

0198

接着性取付アセンブリを図2に記載図示されたものと同様に調製した。接着性取付アセンブリを、例えばE1に関して記載したものと同じ材料及び同様の手法を用いて調製した。フィルムバッキングの壁側及びフック側両方の接着領域は、単一の略卵形を含む。フィルムバッキングの壁側の非接着領域(すなわち、インクで印刷された)は中心接着領域を部分的に包囲し、接着領域と非接着領域との間に境界部を画定する。フィルムバッキングの境界部と外周部との間の非接着領域の幅は、約0.31インチである。フィルムバッキングのフック側は、約0.93インチ×1.15インチの非接着領域(すなわち、インクで印刷された)を含み、この非接着領域は、同様の形状(略楕円形)であるが、フィルムバッキングの壁側上の対応する中心接着領域よりも大きな表面積を有する。このオフセット形状により、幅約0.16インチの重なり合う境界領域を作成した。

0199

比較例CE1−CE4

0200

比較のために、接着性取付アセンブリ(比較例CE1)を、壁側接着剤又はフック側接着剤のいずれかに接着剤不動態化がない(インク印刷なし)(すなわち、非接着領域がない)こと以外は、実施例E1に関して記載したものと同様に調製した。比較のために市販品も試験した:比較例CE2=Magic Hook、耐力5lb.、UPC RMK2214HK、RoomMatesから入手可能、York Wall Coverings(York、PA)の一部門;比較例CE3=FREESTYLEStationary Clips、UPC U20I1246、Elmer’s Products,Inc.(Westerville、OH)から入手可能;比較例CE4=Party Stick Ceiling Hooks、耐力0.012lb.、Beistle Co.(Shippensburg、PA)から入手可能。

0201

実施例E1、E2、比較例CE1、及び市販品比較例CE2−CE4の接着性取付アセンブリを90°角剥離接着力について試験し、上記の試験後にドライウォール損傷を目視で調べた。

0202

最大剥離力及びドライウォール損傷評価値を表3に報告し、図18にグラフで示す。例えば、E1、E2及び比較例CE1の最大剥離力におけるクロスヘッド変位も表3に報告する。示される値は、試験した試料の数がそれぞれ、1つ、3つ、及び3つである比較例CE2、CE3及びCE4以外は6つの複製の平均値である。

0203

実施例E1及び実施例E2は、相対的に高い剥離力を示すが、ドライウォール損傷はない。比較例CE1は、はるかに高い剥離力及び高いドライウォール損傷を示す。比較例CE2〜CE4試料は、非常に低い剥離力と損傷なし、又は高い剥離力とドライウォール損傷のいずれかを示す。実施例E1の接着性取付アセンブリは、最大力における低い変位という更なる利益を提供し、フックに重り掛けられる際、重りにより生じる弛みがより小さいことを意味する。

0204

実施形態

0205

A.厚さにより分離された互いに反対側を向いている第1主平面及び第2主平面を含むバッキングと、
バッキングの第1主平面上の第1接着領域であって、接着性を示す、第1接着領域と、バッキングの第2主平面上の第1非接着領域であって、顕著な接着性を欠いており、かつ第1接着領域に対して直接反対側を向いている、第1非接着領域と、
バッキングのバッキング第2主面に隣接する取付デバイスと、
を備える、接着性取付アセンブリ。

0206

B.第1主面上に第2非接着領域を更に備える、実施形態Aに記載の接着性取付アセンブリ。

0207

C.第2主面上に第2接着領域を更に備え、第2接着領域は、第1主面上の第2非接着領域に対して直接反対側を向いている、実施形態Bに記載の接着性取付アセンブリ。

0208

D.第1接着領域は、接着要素の配列パターンを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0209

E.非接着領域は、非接着要素の配列パターンを含み、非接着要素は、第1主面上の接着要素に対して直接反対側を向いている、実施形態A又はBに記載の接着性取付アセンブリ。

0210

F.接着要素は、第1の形状を有する個別の接着アイランドを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0211

G.非接着領域は、非接着要素の配列パターンを含み、非接着要素は、第2幾何学的形状を有する非接着要素を含み、第1主面上の接着アイランドに対して直接反対側を向いている、実施形態Fに記載の接着性取付アセンブリ。

0212

H.第2の形状は、第1の形状と同じである、実施形態Gに記載の接着性取付アセンブリ。

0213

I.第1の形状は、第1の寸法を含み、第2の形状は、第2の寸法を含み、第2の寸法は、第1の寸法よりも大きい、実施形態Gに記載の接着性取付アセンブリ。

0214

J.非接着領域は、1つ以上の非接着要素を接続するブリッジを更に含み、ブリッジもまた接着機能性を欠いている、実施形態G〜Iに記載の接着性取付アセンブリ。

0215

K.バッキングは、長手方向軸を含み、第1接着領域と第2接着領域とは、バッキングの厚さにわたって長手方向軸に垂直に延びるいずれの平面においても面一ではない、実施形態G〜Iに記載の接着性取付アセンブリ。

0216

L.第1非接着領域と第2非接着領域とは、厚さにわたって長手方向軸に垂直に延びるいずれの平面においても面一ではない、実施形態Kに記載の接着性取付アセンブリ。

0217

M.第1主面は、第1接着領域及び第2非接着領域を含む第1の接着剤分布を含み、第2主面は、第2接着領域及び第1非接着領域を含む第2の接着剤分布を含む、実施形態Aに記載の接着性取付アセンブリ。

0218

N.第1の接着剤分布は、複数の接着要素の配列パターンを含み、隣接する接着要素間の隙間空間部は、接着機能性を欠いており、かつ第2非接着領域を画定している、実施形態Mに記載の接着性取付アセンブリ。

0219

O.第2の接着剤分布は、複数の非接着要素の配列パターンを含み、隣接する非接着要素間の隙間空間部は、接着剤であり、かつ第2接着領域を画定している、実施形態M又はNに記載の接着性取付アセンブリ。

0220

P.接着要素はそれぞれ、円形、平行四辺形、丸みのある角を持つ平行四辺形、矩形、正方形、半円形、楕円形、半楕円形、三角形、台形、星形、長円形、涙形、他の多角形、及びこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つから選択される形状を有する、実施形態Oに記載の接着性取付アセンブリ。

0221

Q.取付デバイスは、フック、クリップ、磁石、取り外し可能なメカニカルファスナー、スナップ、ループ、又は取り外し可能なメカニカルファスナーのうちの少なくとも1つである、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0222

R.少なくとも1つの接着領域は、天然ゴム、SBS、SIS、SEBS、アクリレート、ポリウレタン、シリコーン、シリコーンブロックコポリマーなどの合成ゴム、及びこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含む接着剤を含む、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0223

S.少なくとも1つの接着領域は、テルペンフェノール、ポリテルペン、ロジンエステル、ロジン酸、C5粘着付与剤、及び/又はC9粘着付与剤から本質的になるリストから選択される粘着付与剤を含む接着剤を含む、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0224

T.バッキングは、エラストマー材料エラストマーポリマー、SEBS、SEPS、SIS、SBS、ポリウレタン、エチル酢酸ビニルEVA)、エチルメチルアクリレートEMA)、直鎖状超低密度ポリエチレン(ULLDPE)、水素化ポリプロピレン、及びこれらの組み合わせ又はブレンドのうちの少なくとも1つを含むコア層と、ポリプロピレン、ポリエチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリウレタン、EVA、EMA、接着剤、及びこれらの組み合わせ又はブレンドのうちの少なくとも1つを含む1つ以上のスキン層とを含み、
バッキングは、約2:1〜約100:1のコア対スキン比を有し、バッキングは、ASTMD638−14及びASTM D412−06aのうちの少なくとも1つによって測定されたとき、約100psi〜約18,000psiの弾性率及び/又はセカント係数を有する、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0225

U.第2主面上に第2接着領域を更に備え、第2接着領域は強化接着剤を含む、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0226

V.非接着領域は、接着剤の接着性を実質的に減少させる弱化層を含み、弱化層は、接着剤に隣接して配置されている、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0227

W.弱化層は約0.1mil〜約10milの厚さを有する、実施形態Vに記載の接着性取付アセンブリ。

0228

X.弱化層は、コーティング、フィルム、インク、ラッカー、及び/又は放射線により開始される化学反応のうちの少なくとも1つを含む、実施形態V又はWに記載の接着性取付アセンブリ。

0229

Y.接着剤は剥離可能である、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0230

Z.第1非接着領域は、第2主面の総面積の約10%〜約90%パーセントを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0231

AA.第1非接着領域は、総面積の約50%〜約90%パーセントを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0232

BB.第1接着領域は、第1主面の総面積の約10%〜約90%パーセントを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0233

CC.第1接着領域は、総面積の約50%〜約90%パーセントを含む、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0234

DD.取付デバイスは、少なくとも0.3ポンドを保持することができる、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0235

EE.非接着領域は、(1)感圧性接着剤を欠いている、(2)非接着領域における感圧性接着剤の接着力を最小限に抑える又は排除する弱化層を含む、及び/又は(3)接着剤劣化プロセスを経ている、のうちの少なくとも1つである、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0236

FF.接着剤劣化プロセスは、放射線曝露、UV、電子ビーム、又は他の化学的変換のうちの1つである、実施形態EEに記載の接着性取付アセンブリ。

0237

GG.アセンブリは、1平方インチあたり少なくとも1lb.のシア耐力を有する、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0238

HH.接着剤は剥離可能である、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0239

II.アセンブリは損傷なしに被着体から取り外される、先行する実施形態のいずれかに記載の接着性取付アセンブリ。

0240

JJ.被着体は塗装された壁板であり、塗料は、なし又はマットから艶ありまでの範囲の光沢を有する、実施形態IIに記載の接着性取付アセンブリ。

0241

KK.接着領域は、接着要素の配列パターンを含み、要素は、横断方向軸と長手方向軸とを有する配列に配置されている、実施形態Aに記載の接着性取付アセンブリ。

0242

LL.配列内の任意の2つの隣接する要素の境界領域は、重なり合わない、実施形態KKに記載の接着性取付アセンブリ。

0243

MM.主面は、配列内の任意の2つの要素間に隙間空間部を含む、実施形態KK〜LLに記載の接着性取付アセンブリ。

0244

NN.非接着領域は非接着要素の配列パターンを含み、要素は、横断方向軸と長手方向軸とを有する配列に配置され、第2主面は、配列内の任意の2つの非接着要素間に隙間空間部を含む、実施形態Aに記載の接着性取付アセンブリ。

0245

OO.接着性取付アセンブリを形成する方法であって、
厚さにより分離された反対側を向いた第1平面と第2平面とを含むバッキングを用意することと、
バッキングの第1主平面上に第1接着領域及び第1非接着領域を形成することであって、第1接着領域は、剥離可能接着剤を含む、ことと、
第2主面上に第2接着領域及び第2非接着領域を形成することと、
バッキングの第2主平面に隣接する取付デバイスを用意することと、
を含み、
所与の主平面上の非接着領域は、対応する接着領域に対して直接反対側を向いている、
方法。

0246

PP.第1接着領域を形成することは、バッキングの第1主平面上に剥離可能接着剤を適用することを含む、実施形態OOに記載の方法。

0247

QQ.第1非接着領域接着領域及び第2非接着領域接着領域のうちの少なくとも1つを形成することは、接着剤の接着力を最小限に抑える又は排除する弱化層を含むことを含む、実施形態OO〜PPのいずれかに記載の方法。

0248

RR.第1接着領域及び第2接着領域を形成することは、非接着領域内の剥離可能接着剤を劣化させることを含む、実施形態OO〜QQのいずれかに記載の方法。

0249

SS.接着剤を劣化させることは、放射線曝露、化学的劣化、及び機械的劣化のうちの少なくとも1つを含む、実施形態OO〜RRのいずれかに記載の方法。

0250

TT.接着性取付デバイスを使用する方法であって、

0251

実施形態A〜NNのいずれかに記載の接着性取付アセンブリを表面に接着させることと、表面から接着物品を取り外すことと、を含む、接着性取付デバイスを使用する方法。

0252

UU.接着性取付アセンブリを表面に接着させる前に、接着性取付アセンブリから剥離ライナーを取り外すことを更に含む、実施形態TTに記載の方法。

0253

VV.接着剤アセンブリを表面から取り外すことは、接着物品を表面から剥離することを含む、実施形態TT〜UUのいずれかに記載の方法。

0254

XX.表面は、ドライウォール、ガラス、タイル、塗料、ベニア、木材等のうちの少なくとも1つである、実施形態TT〜VVのいずれかに記載の方法。

0255

YY.接着性取付アセンブリを形成する方法であって、
厚さにより分離された互いに反対側を向いた第1平面と第2平面とを含むバッキングを用意することと、
バッキングの第1主平面上に第1接着領域及び第1非接着領域を形成することであって、第1接着領域は、剥離可能接着剤を含む、第1接着領域及び第1非接着領域を形成することと、
バッキングの第2主面上に第2接着領域及び第2非接着領域を形成し、マスターシートを作成することと、
第1の形状を有する主面を有する取付デバイスを用意することと、第1の形状に対応するマスターシートの一部分を除去して個別のバッキングを作成することと、
バッキングを取付デバイスの主面に隣接させて配置することと、
を含む、方法。

0256

ZZ.一部分を除去することは、打抜き、レーザー切断、及びスタンピングのうちの少なくとも1つを含む、実施形態YYに記載の方法。

0257

A*.第1接着領域及び第1非接着領域を形成することは、接着要素の配列パターンを特徴とした第1の接着剤分布を作成することを含み、第2接着領域及び第2非接着領域を形成することは、第1の分布の接着要素に対応する幾何学的形状の非接着要素の配列パターンを特徴とした第2の接着剤分布を作成することを含む、実施形態YYに記載の方法。

0258

B*.マスターシートの一部分を除去することは、マスターシートの任意のエリアから除去されるべき部分を選択することを更に含む、実施形態A*に記載の方法。

0259

詳細な説明及び特許請求の範囲における、第1、第2、第3などの用語は、類似の要素同士を区別するために使用されるものであり、必ずしも順序又は時系列を説明するものとは限らない。そのように使用される用語は適切な状況下では互換的であること、及び本明細書に記載の本発明の実施形態は本明細書に記載又は例示したもの以外の順序で機能できるということを理解されたい。

0260

本明細書で言及される参考文献は全て、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

実施例

0261

当業者であれば、上述の実施形態及び実施態様の詳細には、それらの基礎をなす原理を逸脱することなく多くの変更が行われ得ることを理解するであろう。更に、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、本発明の様々な改変形態及び変化形態が当業者には明らかとなるであろう。したがって、本出願の範囲は、続く特許請求の範囲及びその均等物によってのみ決定されるべきである。

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