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課題・解決手段

家具金具であって、運動可能に支持された家具部分(3)の運動を減衰するための少なくとも1つの家具ダンパ(16)を備えており、この家具ダンパ(16)が、ハウジング(19)と、このハウジング(19)内に形成されていて、高圧側(HP)と低圧側(LP)とを有する少なくとも1つの流体室(19a)と、この流体室(19a)内に配置された減衰流体と、減衰行程を実施するために移動可能に流体室(19a)内に配置されていて、この流体室(19a)の高圧側(HP)と低圧側(LP)とを互いに分離する、少なくとも1つの過負荷開口(30)を有する少なくとも1つのピストン(20)と、このピストン(20)内に配置されていて、蓄力器(20a)により押圧された閉鎖要素(20b)を備えた過負荷防止手段(25)であって、ピストン(20)に作用する圧力が設定閾値を下回っているときには、閉鎖要素(20b)が、ピストン(20)の少なくとも1つの過負荷開口(30)を閉鎖し、ピストン(20)に作用する圧力が設定閾値を上回っているときには、閉鎖要素(20b)が、蓄力器(20a)の力に抗してピストン(20)の少なくとも1つの過負荷開口(30)を開放し、この過負荷開口(30)の開放によって、流体室(19a)の高圧側(HP)と低圧側(LP)との間に流体案内接続路(31)が開放される、過負荷防止手段(25)とを有しており、閉鎖要素(20b)が、少なくとも減衰行程の実施時に減衰流体を高圧側(HP)から低圧側(LP)に通過させるための少なくとも1つの絞り開口(32)を有している、家具金具。

概要

背景

概要

家具金具であって、運動可能に支持された家具部分(3)の運動を減衰するための少なくとも1つの家具ダンパ(16)を備えており、この家具ダンパ(16)が、ハウジング(19)と、このハウジング(19)内に形成されていて、高圧側(HP)と低圧側(LP)とを有する少なくとも1つの流体室(19a)と、この流体室(19a)内に配置された減衰流体と、減衰行程を実施するために移動可能に流体室(19a)内に配置されていて、この流体室(19a)の高圧側(HP)と低圧側(LP)とを互いに分離する、少なくとも1つの過負荷開口(30)を有する少なくとも1つのピストン(20)と、このピストン(20)内に配置されていて、蓄力器(20a)により押圧された閉鎖要素(20b)を備えた過負荷防止手段(25)であって、ピストン(20)に作用する圧力が設定閾値を下回っているときには、閉鎖要素(20b)が、ピストン(20)の少なくとも1つの過負荷開口(30)を閉鎖し、ピストン(20)に作用する圧力が設定閾値を上回っているときには、閉鎖要素(20b)が、蓄力器(20a)の力に抗してピストン(20)の少なくとも1つの過負荷開口(30)を開放し、この過負荷開口(30)の開放によって、流体室(19a)の高圧側(HP)と低圧側(LP)との間に流体案内接続路(31)が開放される、過負荷防止手段(25)とを有しており、閉鎖要素(20b)が、少なくとも減衰行程の実施時に減衰流体を高圧側(HP)から低圧側(LP)に通過させるための少なくとも1つの絞り開口(32)を有している、家具金具。

目的

本発明の課題は、冒頭で述べたカテゴリーの家具金具を改良して、上述した欠点が回避されており、コンパクトな構造に加えて、家具ダンパの、負荷に対して安全な動作も可能となるようにすることである

効果

実績

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請求項1

家具金具であって、運動可能に支持された家具部分(3)の運動を減衰するための少なくとも1つの家具ダンパ(16)を備えており、該家具ダンパ(16)が、ハウジング(19)と、前記ハウジング(19)内に形成されていて、高圧側(HP)と低圧側(LP)とを有する少なくとも1つの流体室(19a)と、前記流体室(19a)内に配置された減衰流体と、減衰行程を実施するために移動可能に前記流体室(19a)内に配置されていて、該流体室(19a)の前記高圧側(HP)と前記低圧側(LP)とを互いに分離する、少なくとも1つの過負荷開口(30)を有する少なくとも1つのピストン(20)と、前記ピストン(20)内に配置されていて、蓄力器(20a)により押圧された閉鎖要素(20b)を備えた過負荷防止手段(25)であって、前記ピストン(20)に作用する圧力が設定閾値を下回っているときには、前記閉鎖要素(20b)が、前記ピストン(20)の前記少なくとも1つの過負荷開口(30)を閉鎖し、前記ピストン(20)に作用する前記圧力が前記設定閾値を上回っているときには、前記閉鎖要素(20b)が、前記蓄力器(20a)の力に抗して前記ピストン(20)の前記少なくとも1つの過負荷開口(30)を開放し、該過負荷開口(30)の開放によって、前記流体室(19a)の前記高圧側(HP)と前記低圧側(LP)との間に流体案内接続路(31)が開放される、過負荷防止手段(25)とを有している、家具金具において、前記閉鎖要素(20b)が、少なくとも前記減衰行程の実施時に前記減衰流体を前記高圧側(HP)から前記低圧側(LP)に通過させるための少なくとも1つの絞り開口(32)を有していることを特徴とする、家具金具。

請求項2

前記絞り開口(32)が、前記家具ダンパ(16)のあらゆる動作位置で開放されていることを特徴とする、請求項1記載の家具金具。

請求項3

前記閉鎖要素(20b)が、円筒形のかつ/または円錐形の周面(33a,33b)を有しており、前記ピストン(20)に作用する前記圧力が前記設定閾値を上回ると、前記減衰流体が、前記過負荷開口(30)の下流側で前記閉鎖要素(20b)の前記円筒形のかつ/または円錐形の周面(33a,33b)に沿って軸線方向に前記流体案内接続路(31)を通って案内されるかまたは前記閉鎖要素(20b)の前記円筒形のかつ/または円錐形の周面(33a,33b)から半径方向に離れる方向へと案内されることを特徴とする、請求項1または2記載の家具金具。

請求項4

前記閉鎖要素(20b)が、前記ピストン(20)の長手方向(L)で前記ピストン(20)に対して相対的に制限されて運動可能に支持されていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の家具金具。

請求項5

前記閉鎖要素(20b)が、前記蓄力器(20a)を少なくとも部分的に収容した中空室(39)を有していることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の家具金具。

請求項6

前記絞り開口が、前記過負荷開口(30)に対して同軸的に配置されていることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の家具金具。

請求項7

前記流体案内接続路(31)が、前記ピストン(20)内に配置された少なくとも1つの孔を有しているかまたは長手方向に延在する少なくとも1つの導出通路(36)を有しており、該導出通路(36)の前記長手方向が、前記ピストン(20)の長手方向(L)に対して平行に延びているかまたは横方向に、好ましくは直交して延びていることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の家具金具。

請求項8

前記ピストン(20)が、第1のピストン部材(20d)と、該第1のピストン部材(20d)に結合された少なくとも1つの第2のピストン部材(20c)とを有していることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の家具金具。

請求項9

前記第1のピストン部材(20d)が、前記閉鎖要素(20b)を少なくとも部分的に収容した第1の切欠き(37a)を有していることを特徴とする、請求項8記載の家具金具。

請求項10

前記第2のピストン部材(20c)が、前記蓄力器(20a)を少なくとも部分的に収容した第2の切欠き(37b)を有していることを特徴とする、請求項8または9記載の家具金具。

請求項11

前記第1のピストン部材(20d)の前記第1の切欠き(37a)の長手方向と、前記第2のピストン部材(20c)の前記第2の切欠き(37b)の長手方向とが、互いに同軸的に延びていることを特徴とする、請求項10記載の家具金具。

請求項12

前記第2のピストン部材(20c)がピストンロッド(21)に結合されていることを特徴とする、請求項8から11までのいずれか1項記載の家具金具。

請求項13

前記ピストンロッド(21)が、前記家具ダンパ(16)の前記ハウジング(19)から導出されていることを特徴とする、請求項12記載の家具金具。

請求項14

前記減衰行程を実施するために、前記ピストンロッド(21)が、第1の終端位置と第2の終端位置との間で移動可能であり、前記流体室(19a)内で、前記第1の終端位置と前記第2の終端位置との間に配置された領域内に、前記ピストンロッド(21)を移動可能に収容するための開口(24a)を有する少なくとも1つの安定化要素(24)が配置されており、これによって、前記減衰行程の実施時に前記ピストンロッド(21)を、前記ピストンロッド(21)の前記長手方向(L)に対して横方向に延びる方向で安定させることができることを特徴とする、請求項12または13記載の家具金具。

請求項15

前記蓄力器(20a)が、少なくとも1つのコイルばね、好ましくは圧縮ばねを有していることを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項記載の家具金具。

請求項16

前記家具金具が、引き出し用ガイド(4)、前記家具ダンパ(16)を支持するための保持プレート家具ヒンジまたは運動可能に支持された家具部分(3)を運動させるための家具駆動要素として構成されていることを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1項記載の家具金具。

技術分野

0001

本発明は、家具金具であって、運動可能に支持された家具部分の運動を減衰するための少なくとも1つの家具ダンパを備えており、この家具ダンパが、
ハウジングと、
このハウジング内に形成されていて、高圧側と低圧側とを有する少なくとも1つの流体室と、
この流体室内に配置された減衰流体と、
減衰行程を実施するために移動可能に流体室内に配置されていて、この流体室の高圧側と低圧側とを互いに分離する、少なくとも1つの過負荷開口を有する少なくとも1つのピストンと、
このピストン内に配置されていて、蓄力器により押圧された閉鎖要素を備えた過負荷防止手段であって、ピストンに作用する圧力が設定閾値を下回っているときには、閉鎖要素が、ピストンの少なくとも1つの過負荷開口を閉鎖し、ピストンに作用する圧力が設定閾値を上回っているときには、閉鎖要素が、蓄力器の力に抗してピストンの少なくとも1つの過負荷開口を開放し、この過負荷開口の開放によって、流体室の高圧側と低圧側との間に流体案内接続路が開放される、過負荷防止手段と
を有している、家具金具に関する。

0002

実公昭48−38428号公報(1973年5月12日)には、上述したカテゴリーと異なる車両用ショックアブソーバの形態の先行技術が示されている。ショックアブソーバは、ばねにより押圧された弁体を備えた過負荷防止手段を有している。弁体は通過開口を有しており、これによって、減衰流体が高圧側から低圧側に流れることができる。

0003

国際公開第2017/029102号および実公昭56−32137(1981年3月28日)には、ピストンロッドに配置されていて、このピストンロッドの側方への座屈を阻止する安定化要素を備えた減衰装置が示されている。

0004

運動可能に支持された家具部分を減衰するための一般的な家具ダンパは、国際公開第03/081077号、国際公開第2006/029421号、独国実用新案第20107426号明細書、オーストリア国実用新案第12633号明細書および独国実用新案第202008002407号明細書に記載されている。

0005

家具ダンパを備えた家具金具は、例えば、運動可能な家具部分(引出し、ドアまたはフラップ)または運動可能に支持された家具金具部材の閉鎖運動を減衰するために使用され、これによって、家具部分の激しい音を出す閉鎖および損傷が阻止されている。家具ダンパの減衰作用は、ハウジング内に存在する減衰流体の流れ抵抗によって発生させられる。圧力が作用すると、ピストンが流体室の内部で移動させられる。このとき、減衰流体がピストン開口を通ってかつ/またはピストンと流体室の内壁との間に形成された間隙を通って高圧側から低圧側に流れる。ピストンに作用する圧力が過度に高い場合、例えば乱暴な使用時には、いわゆるダンパリバウンドが生じてしまう。このような過負荷の際には、減衰流体がもはや十分な量でピストンを通流または流過することができなくなってしまう。この場合には、増加させられた圧力をダンパによってもはや減少させることができず、これによって、ピストンもしくはピストンに固定されたピストンロッドが急激に停止してしまうかまたはばね弾性的に跳ね返されてしまう。

0006

家具ダンパ用の過負荷防止手段は、多種多様な形態で、例えば本出願人のオーストリア国実用新案第12633号明細書に基づき公知である。この公知の過負荷防止手段は、通常、ばねにより押圧されたボールを有している。このボールは、正常動作中(つまり、予め設定された圧力を下回る圧力がピストンに作用しているとき)には、ピストンの過負荷開口を閉鎖しており、過負荷の際には(つまり、予め設定された圧力を上回る圧力がピストンに作用すると)、蓄力器の力に抗してピストンの過負荷開口を開放する。これによって、高圧側と低圧側との間に流体案内接続路が開放される。この流体案内接続路の開放によって、より大きな量の減衰流体を高圧側から低圧側に搬送することができ、これによって、家具ダンパ内の圧力が迅速に減少させられ、家具ダンパのハウジングの破裂が阻止される。

0007

シリンダの内壁に配置された流路によって、減衰力ストロークに応じて制御することができる。流路は、有効な流れ横断面が減衰行程に沿って縮小されるように形成することができる(独国実用新案第202008002407号明細書、図7)。こうして、ピストンがシリンダ内に押し込まれていれば押し込まれているほど、減衰流体の流れ抵抗ひいては減衰力がますます高くなる。これについては、このような流路の製作が比較的手間を要し、家具ダンパの構成スペースがかなり増加させられることが不利である。

0008

本発明の課題は、冒頭で述べたカテゴリーの家具金具を改良して、上述した欠点が回避されており、コンパクトな構造に加えて、家具ダンパの、負荷に対して安全な動作も可能となるようにすることである。

0009

このことは、本発明によれば、請求項1の特徴によって解決される。本発明の別の実施例は従属請求項に記載してある。

0010

つまり、本発明によれば、閉鎖要素が、少なくとも減衰行程の実施時に減衰流体を高圧側から低圧側に通過させるための少なくとも1つの絞り開口を有していることが提案されている。

0011

言い換えると、ピストン内に配置された過負荷開口を閉鎖するための閉鎖要素が、少なくとも1つの絞り開口を有しており、正常動作中(つまり、予め設定された圧力を下回る圧力がピストンに作用しているとき)に実施される減衰行程時にも、減衰流体が絞り開口を通流することができる。このような絞り開口を配置することによって、制動力の少なくとも一部を発生させることができる。なお、このとき、ピストン内にかつ/または流体室の内壁に付加的な流路を配置することは必ずしも必要ではない。しかし、当然ながら、閉鎖要素の絞り開口に対して付加的に流路が設けられてもよい。

0012

1つの実施例によれば、絞り開口が、家具ダンパのあらゆる動作位置で開放されていることを提案することができる。これによって、減衰流体が、減衰行程の実施時にも、戻し行程の実施時にも、閉鎖要素の絞り開口を通流することができる。減衰流体はガス状にまたは液圧的に形成されていてよい。

0013

1つの実施例によれば、閉鎖要素が、円筒形のかつ/または円錐形の周面を有しており、ピストンに作用する圧力が設定閾値を上回ると、減衰流体が、過負荷開口の下流側で閉鎖要素の円筒形のかつ/または円錐形の周面に沿って軸線方向に流体案内接続路を通って案内されるかまたは閉鎖要素の円筒形のかつ/または円錐形の周面から半径方向に離れる方向へと案内されることを提案することができる。

0014

過負荷の際には、閉鎖要素の円筒形のかつ/または円錐形の周面によって、減衰流体が逸らされ、こうして、閉鎖要素の後方(つまり下流側)に存在する領域における背圧が阻止されるかまたは閉鎖要素の後方の背圧が、閉鎖要素の前方に生じる流体圧よりも低くなるように少なくとも減少させられる。この手段によって、閉鎖要素が、規定された切換特性を有しており、これによって、ピストンの長手方向での閉鎖要素の振動と、これに結び付けられた、過負荷の際のピストンロッドのリバウンドとが阻止されている。

0015

1つの実施例によれば、閉鎖要素が、ピストンの長手方向でピストンに対して相対的に制限されて運動可能に支持されていることを提案することができる。

0016

閉鎖要素は、例えば中実体として形成することができる。代替的な実施の形態によれば、閉鎖要素を中空体、例えばスリーブとして形成することもできる。つまり、閉鎖要素の中空室を、蓄力器を少なくとも部分的に収容するために形成することができる。これによって、極めてコンパクトな構造形態が得られる。

0017

本発明の更なる詳細および利点は、以下の図面の説明に基づき明らかである。

図面の簡単な説明

0018

家具本体と、この家具本体に対して相対的に走行可能に支持された引出しとを備えた家具の斜視図である。
引出し側壁に結合することができる引出しレールを備えた引き出し用ガイドを示す図である。
家具ダンパの分解図である。
図3aに対する拡大詳細図である。
図3aに対する拡大詳細図である。
家具ダンパの斜視的な横断面図である。
図4aに対する拡大詳細図である。
家具ダンパの斜視的な断面図である。
正常動作中の第1の詳細図である。
過負荷の際の第2の詳細図である。
ピストンロッドを備えたピストンの斜視図である。
図6aに対する拡大詳細図である。
閉鎖要素の第1の実施例の概略図である。
閉鎖要素の第2の実施例の概略図である。
閉鎖要素の第3の実施例の概略図である。

0019

図1には、状の家具本体2を備えた家具1が示してある。この家具1では、引出しの形態の運動可能な家具部分3が、引き出し用ガイド4を介して家具本体2に対して相対的に走行可能に支持されている。引出しはそれぞれ、1つの前板5と、1つの引出し底板6と、複数の引出し側壁7と、1つの背壁8とを有している。引き出し用ガイド4はそれぞれ、固定区分12a,12bを介して家具本体2に固定することができる本体レール9と、この本体レール9に対して相対的に移動可能に支持されていて、引出し側壁7に結合されているかまたは結合することができる引出しレール10と、オプションとして、引出しの完全な引き出しを実現するために本体レール9と引出しレール10との間に走行可能に支持された中間レール11とを有している。

0020

図2には、引き出し用ガイド4と、引出しレール10に結合すべき引出し側壁7とが斜視図で示してある。引出しレール10と本体レール9との間には、走行可能な中間レール11が配置されている。引出しレール10には、連結要素13が配置されている。この連結要素13は、引込み装置15の、ばね荷重が加えられた連行体14に解離可能に連結可能であり、これによって、閉鎖運動が終了する時点で、引出しレール10が連行体14によって捕らえられ、引込み装置15の蓄力器によって、閉鎖された終端位置に引込み可能となる。さらに記載すべき、好ましくは液圧式ピストンシリンダユニットを備えた家具ダンパ16によって、閉鎖された終端位置までの引出しレール10の、ばねアシストされた引込み運動制動可能となる。

0021

引出し側壁7は、内側の形材壁7aと外側の形材壁7bとを備えた中空室形材として形成されている。引出し側壁7は、この引出し側壁7の長手方向に延びて下向きに開放した、引出しレール10を収容するための通路17を有している。さらに、引出し側壁7は、背壁8に結合するための第1の固定装置38aと、前板5に結合するための第2の固定装置38bと、引出し底板6を支持するための載置体18とを有している。

0022

図3aには、家具ダンパ16が分解図で示してある。この家具ダンパ16は、例えば円筒形のハウジング19を有している。このハウジング19内には、ピストン20を移動可能に支持するための流体室19aが形成されている。ピストン20は、ハウジング19から導出されたピストンロッド21に結合されている。ピストン20は、ピストンロッド21の長手方向(L)において第1の終端位置と第2の終端位置との間で移動可能に流体室19aの内部に支持されている。減衰行程の実施時には、ピストン20が、ハウジング19内に位置する、好ましくは液圧的な減衰流体の抵抗に抗して制動可能となる。ピストン20は一体形に形成されていてもよいし、複数の部材から形成されていてもよい。第1の終端位置と第2の終端位置との間でのピストンロッド21の運動によって、流体室19aの容積可変となる。この流体室19aの容積を補償するために、変形可能なまたは運動可能な補償装置23が設けられている。流体室19a内では、第1の終端位置と第2の終端位置との間に配置された領域に、ピストンロッド21を移動可能に収容するための開口24aを有する少なくとも1つの安定化要素24が配置されており、これによって、減衰行程の実施時にピストンロッド21を、このピストンロッド21の長手方向(L)に対して横方向に延びる方向で安定させることができる。こうして、ピストンロッド21が長手方向(L)で正確にガイドされている。この長手方向(L)への運動時のピストンロッド21の撓みまたは座屈は阻止される。流体室19aを流体密に閉鎖するために、閉鎖部材22が設けられている。

0023

図3bには、図3aにおいて円で囲んだ領域(A)が拡大図で示してある。補償装置23は、圧縮可能に形成された材料片(例えばフォームラバー)または代替的には、図面に示したように、ピストンロッド21に沿って移動可能に流体室19aの内部に支持され、圧縮ばね23aにより押圧可能なシール要素23cを有することができる。このシール要素23cは、圧縮ばね23aに対向して支持部材23bに支持可能である。好ましくはディスク状の安定化要素24の開口24aのサイズは、ピストンロッド21の直径にほぼ相当している。安定化要素24は、流体室19aの内壁に少なくとも部分的に接触していて、流体室19a内に配置された減衰流体を通過させるための、好ましくは周面側に少なくとも1つの切欠き26aを有している。図示の実施例では、安定化要素24が、減衰流体を通過させるための2つまたはそれ以上の切欠き26a,26b,26cを有している。安定化要素24は、流体室19aの内部で、ピストン20の両終端位置の間に間隔を置いて配置された領域に、位置不変に支持されていてもよいし、長手方向(L)で制限されて運動可能に支持されていてもよい。

0024

図3cには、図3aにおいて円で囲んだ領域(B)が拡大図で示してある。ピストン20は、互いに結合される2つのピストン部材20c,20dと、閉鎖要素20bを備えた過負荷防止手段25とを有している。閉鎖要素20bは、圧縮ばねの形態の蓄力器20aによって押圧されている。閉鎖要素20bは、円筒形の周面33aおよび/または円錐形の周面33bを有することができる。閉鎖要素20bの少なくとも1つの絞り開口32によって、減衰流体が閉鎖要素20bを通流することができる。ピストン20は少なくとも1つの過負荷開口30(図4b)を有している。この過負荷開口30は、予め設定された圧力を下回る圧力がピストン20に作用しているときには、閉鎖要素20bによって閉鎖されている。予め設定された圧力を上回る圧力がピストン20に作用すると、閉鎖要素20bが蓄力器20aの力に抗して運動させられ、これによって、過負荷の際に減衰流体を通過させるために、ピストン20の過負荷開口30が開放される。こうして、流体室19a内の迅速な減圧が行われる。なお、このとき、ハウジング19、ピストン20または家具ダンパ16の別の構成部材に損傷が与えられることはない。減衰行程の実施時には、ピストン部材20c,20dに対して相対的に運動可能な切換リング20eによって、少なくとも1つのピストン開口34(図5b)が閉鎖されており、これによって、ピストン20が、減衰行程の方向29(図4a)への運動時に減衰流体に著しく抵抗する。これに対して、減衰行程の方向29と逆方向への運動時には、切換リング20eが、ピストン開口34を開放する位置に運動させられ、これによって、ピストン20が減衰流体に僅かしか抵抗せず、ピストンロッド21を再びハウジング19から迅速に引き出すことができる。

0025

図4aには、家具ダンパ16が斜視的な横断面図で示してある。ハウジング19内には、ピストン20を移動可能に支持するための流体室19aが形成されている。ハウジング19の内壁に配置された、好ましくは溝の形態の流路27a,27bによって、減衰力をストロークに応じて制御することができる。流路27a,27bは、有効な流れ横断面が減衰行程の方向29で縮小されるように形成することができる。こうして、ピストン20がハウジング19内に押し込まれていれば押し込まれているほど、減衰流体の流れ抵抗ひいては減衰力がますます高くなる。ピストンロッド21は、閉鎖部材22と、補償装置23の圧縮ばね23a、支持部材23bおよびシール要素23cと、安定化要素24とを貫いてガイドされていて、ピストン20に結合されている。

0026

図4bには、図4aにおいて枠で囲んだ領域が拡大図で示してある。減衰行程の方向29へのピストン20の運動時には、ピストンロッド21が流体室19a内に押し込まれる。この際に、ピストンロッド21の付加的な容積が補償装置23によって補償可能となる。これは、流体室19a内へのピストンロッド21の押込み時に、シール要素23cが圧縮ばね23aの力に抗して運動させられることにより達成される。これによって、流体室19aの容積が増加させられ、ひいては、ピストンロッド21の付加的な容積が補償される。図示の実施例では、安定化要素24が、流体室19aの内部で第1の部分ストロークS1にわたってのみ制限されて運動可能である。この場合、安定化要素24の運動を制限するために、ハウジング19が当接面28を有している。図示の実施例では、この当接面28は、流体室19aのテーパによって形成される。このテーパは環状の斜面を形成している。こうして、安定化要素24が第1の部分ストロークS1に沿ってのみ移動可能に支持されている。流路27a,27bは第2の部分ストロークS2に沿って配置されている。当接面28によって、流入ひいては流路27a,27bによるシール要素23cの引っ掛かりの可能性が阻止される。

0027

流体室19aは、ピストン20により互いに分離された高圧側(HP)と低圧側(LP)とを有している。方向29での減衰行程の実施時には、ピストン20が流体室19aの高圧側(HP)に押し込まれる。ピストン20に作用する圧力が設定閾値を上回ると、過負荷防止手段25が有効となる。このために、ピストン20は少なくとも1つの過負荷開口30を有している。この過負荷開口30は、正常動作中(つまり、予め設定された圧力を下回る圧力がピストン20に作用している場合)には閉鎖要素20bによって閉鎖されている。予め設定された圧力を上回る圧力がピストン20に作用すると、閉鎖要素20bが蓄力器20aの力に抗して運動させられ、これによって、ピストン20の過負荷開口30が開放される。この過負荷開口30の開放によって、高圧側(HP)と低圧側(LP)との間で流体案内接続路31が開放され、これによって、減衰流体のための有効な流れ横断面が増加させられ、減衰流体が、高圧側(HP)から出発して、過負荷開口30と流体案内接続路31の導出通路36とを通って低圧側(LP)に流れる。こうして、流体室19a内の迅速な減圧が行われる。

0028

図5aには、家具ダンパ16が斜視的な断面図で示してある。流体室19aの高圧側(HP)と低圧側(LP)とは、ピストン20によって互いに分離されている。このピストン20は、方向29での減衰行程の実施時にハウジング19内に押込み可能である。

0029

図5bには、図5aにおいて枠で囲んだ領域が拡大図で示してある。減衰行程の実施時にピストン20に作用する圧力が設定閾値を下回っているとき、ピストン20は方向29に運動させられる(正常動作)。この場合には、ピストン20の過負荷開口30が、蓄力器20aの力により閉鎖要素20bによって閉鎖される。減衰流体は、高圧側(HP)から出発してピストン部材20dを通流し、少なくとも1つのピストン開口34を通って低圧側(LP)に到達し、これによって、ピストン20の運動が制動される。このピストン20は、図示の実施例では、第1のピストン部材20dと、この第1のピストン部材20dに結合された少なくとも1つの第2のピストン部材20cとを有している。第1のピストン部材20dは第1の切欠き37aを有している。この切欠き37a内には、閉鎖要素20bが少なくとも部分的に収容されている。第2のピストン部材20cは第2の切欠き37bを有している。この第2の切欠き37b内には、蓄力器20aが少なくとも部分的に収容されている。この場合、第1のピストン部材20dの第1の切欠き37aの長手方向と、第2のピストン部材20cの第2の切欠き37bの長手方向とが、互いに同軸的に延びていることを提案することができる。第2のピストン部材20cは、家具ダンパ16のハウジング19から導出されたピストンロッド21に結合されている。閉鎖要素20bは中空体、例えばスリーブとして形成することができる。圧縮ばねとして形成された蓄力器20aは、閉鎖要素20bの中空室39内に少なくとも部分的に収容されている。

0030

これに対して、図5cには、図5aにおいて枠で囲んだ領域が拡大図で示してある。減衰行程の実施時にピストン20に作用する圧力が設定閾値を上回っているとき、ピストン20は方向29に運動させられる。この過負荷の際には、閉鎖要素20bが、発生した流体圧によって蓄力器20aの力に抗して押圧され、これによって、ピストン20の過負荷開口30が開放される。つまり、過負荷の際には、高圧側(HP)に存在する減衰流体が、ピストン20の過負荷開口30を通流する。この場合、減衰流体は、過負荷開口30の下流側で閉鎖要素20bの円筒形のかつ/または円錐形の周面33a,33bに沿って軸線方向に流体案内接続路31を通って、記入した矢印35の方向へと案内されるかまたは閉鎖要素20bの円筒形のかつ/または円錐形の周面33a,33bから半径方向に離れる方向へと案内される。流体案内接続路31は、例えば、ピストン20内に配置された少なくとも1つの孔を有することができるかまたは長手方向を有する少なくとも1つの導出通路36を有することができる。この導出通路36の長手方向は、ピストン20の長手方向(L)に対して平行に延びているかまたは横方向に、例えば直交して延びている。過負荷の際には、閉鎖要素20bの円筒形のかつ/または円錐形の周面33a,33bによって、減衰流体を過負荷開口30の下流側で逸らすことができ、こうして、閉鎖要素20bの後方に生じる背圧と、長手方向(L)での閉鎖要素20bの望ましくない振動とが回避されている。好ましくは、閉鎖要素20bの長さが、閉鎖要素20bの直径の少なくとも二倍に相当していることが提案されている。

0031

閉鎖要素20bは、好ましくは過負荷開口30に対して同軸的に配置された、減衰流体を通過させるための少なくとも1つの絞り開口32を有している。この絞り開口32は、ピストン20を、特に押し込まれて終端位置に到達する直前に安定させるために役立つ。つまり、ピストン20の減衰作用は、図4aに示して説明したように、多段式に形成することができる。第1の流路27bによって、第1の部材区間にわたるピストン20の運動が減衰可能となり、第2の流路27aによって、第2の部材区間にわたるピストン20の運動が減衰可能となり、絞り開口32によって、終端位置に押し込まれるまでの第3の部材区間にわたるピストン20の運動が減衰可能となる。減衰流体は、絞り開口32を介してピストン20の切欠き37a,37b内に流れ込み、その後、第2のピストン部材20cの切欠き37bから出発して流体室19aの低圧側(LP)に到達する。

0032

図6aには、ピストンロッド21が結合されたピストン20が第1の斜視図で示してある。図6bには、図6aにおいて円で囲んだ領域が拡大図で示してある。第1のピストン部材20dと第2のピストン部材20cとを認めることができる。両ピストン部材20c,20dの間には、切換リング20eと閉鎖要素20bとが制限されて移動可能に支持されている。第2のピストン部材20cは、過負荷の際に減衰流体を流出させることができる少なくとも1つの導出通路36を有している。

0033

図6cには、閉鎖要素20bの1つの可能な実施例が示してある。この閉鎖要素20bは、円筒形の周面33aおよび/または円錐形の周面33bを有している。絞り開口32によって、減衰流体が閉鎖要素20bを通流することができる。

0034

図6dには、ほぼ球形の表面33cを有する閉鎖要素20bが示してある。減衰流体は、絞り開口32を通って閉鎖要素20b内に流入することができ、通路32aを通って低圧側(LP)に搬送される。閉鎖要素20bの位置を固定するために、ガイド(図示せず)を設けることができ、これによって、閉鎖要素20bが固有の軸線を中心として回転させられないようになっている。

0035

図6eには、球形の表面33cを有する閉鎖要素20bが示してある。減衰流体を通過させるための2つまたはそれ以上の絞り開口32と、減衰流体を搬出するための2つまたはそれ以上の通路32aとが設けられている。図6eでは、閉鎖要素20bの位置を固定するためのガイドは必ずしも必要ではない。なぜならば、固有の軸線を中心とした閉鎖要素20bの回転時でも、減衰流体が、それぞれ異なる方向に向けられた絞り開口32内に流入することができるからである。

0036

家具ダンパ16を図2に基づき引き出し用ガイド4の形態の家具金具と組み合わせて示したとしても、家具ダンパ16が、この家具ダンパ16を支持するための保持プレート家具ヒンジまたは運動可能に支持された家具部分3を運動させるための家具駆動要素と組み合わせて使用されてもよいことは直接理解することができる。

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