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技術 陰圧治療での肉芽形成を促進し浸軟を低減させる複合ドレッシング

出願人 ケーシーアイライセンシングインコーポレイテッド
発明者 ロック,クリストファー,ブライアンロビンソン,ティモシー,マーク
出願日 2018年6月5日 (2年8ヶ月経過) 出願番号 2019-567266
公開日 2020年8月6日 (6ヶ月経過) 公開番号 2020-523082
状態 未査定
技術分野 包帯、被覆用品 媒体導出入付与装置
主要キーワード 交差スリット 封止結合 最低測定 取付デバイス 円筒状構造体 アラームインジケータ 周縁ゾーン エルボコネクタ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (17)

課題・解決手段

陰圧を用いて組織部位治療するためのドレッシングは、第1側と、第2側と、第1側から延在する隆起した縁を有する開窓とを含む第1層を含むことができる。隆起した縁は、第1層にわたる圧力勾配応答して拡張するように構成される。ドレッシングはまた、第1側に隣接する第2層も含む。第2層はマニホールドを含む。ドレッシングはまた、第1層とは反対側で第2層に結合されたカバーも含む。カバーはポリマードレープを含む。

概要

背景

臨床試験及び診療により、組織部位近接して減圧することにより、組織部位における新たな組織の増殖を高め加速させることができることが示された。この現象の適用は多数あるが、この現象は創傷処置に特に有利であることが分かった。外傷であるか、手術であるか、又は別の原因であるか、創傷の病因に関わらず、創傷の適切なケアは、転帰に対して重要である。創傷又は他の組織の減圧による治療は、一般に、「陰圧療法」と呼ぶことができるが、たとえば、「陰圧創傷療法」、「減圧療法」、「真空療法」、「真空補助閉鎖」及び「局所陰圧」を含む他の名称によっても知られている。陰圧療法は、上皮組織及び皮下組織の移動、血流の改善、並びに創傷部位における組織の微小変形を含む、多くの利点を提供することができる。これらの利点により、合わせて、肉芽組織の発生を増大させ、治癒時間を短縮することができる。

組織部位を洗浄することは、新たな組織の増殖のために非常に有益であり得るということも広く許容されている。たとえば、創傷を液体溶液の流れで洗うことができ、又は、治療目的で液体溶液を使用して腔を洗うことができる。これらの行為は、一般にそれぞれ「灌注」及び「洗浄(lavage)」と呼ばれる。「滴下」は、一般に、組織部位に徐々に流体を導入し、流体を除去する前に所定期間、流体を放置するプロセスを指す、別の行為である。たとえば、創傷床の上への局所治療溶液の滴下を陰圧療法と組み合わせて、創傷床内の可溶性汚染物質を緩めて感染性物質を除去することにより、創傷治癒をさらに促進することができる。その結果、可溶性細菌負荷を低減させ、汚染物質を除去し、創傷を洗浄することができる。

陰圧療法及び/又は滴下療法の臨床的利益は広く知られているが、治療システム、構成要素及びプロセスの改善は、医療提供者及び患者に利益をもたらすことができる。

概要

陰圧を用いて組織部位を治療するためのドレッシングは、第1側と、第2側と、第1側から延在する隆起した縁を有する開窓とを含む第1層を含むことができる。隆起した縁は、第1層にわたる圧力勾配応答して拡張するように構成される。ドレッシングはまた、第1側に隣接する第2層も含む。第2層はマニホールドを含む。ドレッシングはまた、第1層とは反対側で第2層に結合されたカバーも含む。カバーはポリマードレープを含む。

目的

陰圧療法は、上皮組織及び皮下組織の移動、血流の改善、並びに創傷部位における組織の微小変形を含む、多くの利点を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

陰圧を用いて組織部位治療するためのドレッシングにおいて、第1側と、第2側と、前記第1側から延在する隆起した縁を有する開窓とを有する第1層であって、前記隆起した縁が、前記第1層にわたる圧力勾配応答して拡張するように構成されている、第1層と、前記第1側に隣接する第2層であって、マニホールドを備える第2層と、前記第1層とは反対側で前記第2層に結合されたカバーであって、ポリマードレープを備えるカバーと、を備えることを特徴とするドレッシング。

請求項2

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が疎水性であることを特徴とするドレッシング。

請求項3

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が疎水性であり、前記マニホールドが疎水性であり、前記第1層が前記マニホールドより高疎水性であることを特徴とするドレッシング。

請求項4

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が、90度を超える水接触角を有するポリマーフィルムを含むことを特徴とするドレッシング。

請求項5

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記開窓が、前記第1層にわたる前記第1側から前記第2側への液体移動を制限するように構成されていることを特徴とするドレッシング。

請求項6

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が、前記マニホールドと前記組織部位との間に挿入され、少なくとも部分的に前記組織部位に露出されるように構成されていることを特徴とするドレッシング。

請求項7

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記開窓が前記第1層と同一の広がりを有することを特徴とするドレッシング。

請求項8

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記開窓が前記マニホールドと同一の広がりを有することを特徴とするドレッシング。

請求項9

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記開窓が均一パターンで前記第1層にわたって分散されていることを特徴とするドレッシング。

請求項10

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記開窓が、平行な行及び列の格子で前記第1層にわたって分散されていることを特徴とするドレッシング。

請求項11

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記開窓が、平行な行及び列で前記第1層にわたって分散され、前記平行な行が、中心において約3ミリメートル間隔を空けて配置され、前記平行な行の各々における前記開窓が、中心において約3ミリメートル間隔を空けて配置されていることを特徴とするドレッシング。

請求項12

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が実質的に平坦な面を有することを特徴とするドレッシング。

請求項13

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記開窓が非対称であることを特徴とするドレッシング。

請求項14

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が前記第2層に溶接されていることを特徴とするドレッシング。

請求項15

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が疎水性であり、前記第1層が前記マニホールドに溶接されていることを特徴とするドレッシング。

請求項16

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が、ポリエチレンフィルム又はエチルメチルアクリレートフィルムを備えるか又はそれから構成されていることを特徴とするドレッシング。

請求項17

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が、30グラム平方メートル未満の面密度を有するポリエチレンフィルムを備えるか又はそれから本質的に構成されていることを特徴とするドレッシング。

請求項18

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が、ポリエチレンフィルム又はエチルメチルアクリレートフィルムを備えるか又はそれから本質的に構成され、前記第1層が前記マニホールドに溶接されていることを特徴とするドレッシング。

請求項19

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が、ポリエチレンフィルム又はエチルメチルアクリレートフィルムを備えるか又はそれから本質的に構成され、前記マニホールドがポリウレタンフォームを備え、前記第1層が前記マニホールドに溶接されていることを特徴とするドレッシング。

請求項20

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層がポリエチレンフィルムを備えるか又はそれから本質的に構成され、前記マニホールドがポリウレタンフォームを備え、前記ポリウレタンフィルムが、極性インタフェースにより前記マニホールドに溶接されていることを特徴とするドレッシング。

請求項21

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が、エチルメチルアクリレートフィルムに貼り合わされたポリエチレンフィルムを備えるか又はそれから本質的に構成され、前記マニホールドがポリウレタンフォームを備え、前記エチルメチルアクリレートフィルムが前記マニホールドに溶接されていることを特徴とするドレッシング。

請求項22

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層が、ポリアミドコポリエステルイオノマー及びアクリル樹脂のフィルムのうちの少なくとも1つに貼り合わされたポリエチレンフィルムを備えるか又はそれから本質的に構成され、前記第1層が前記マニホールドに溶接されていることを特徴とするドレッシング。

請求項23

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層と前記第2層との間に結合層をさらに備えることを特徴とするドレッシング。

請求項24

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層がシリコーンコーティングを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項25

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第1層がフルオロカーボンのコーティングを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項26

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第2層とは反対側で前記第1層に結合された第4層をさらに備え、前記第4層が、複数のアパーチャを有する疎水性ゲルを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項27

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第2層とは反対側で前記第1層に結合された第4層をさらに備え、前記第4層が、前記第1層の前記開窓のうちの少なくともいくつかと位置合わせされるアパーチャを有する疎水性ゲルを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項28

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第2層とは反対側で前記第1層に結合された第4層をさらに備え、前記第4層が、前記開窓のうちの1つの少なくとも一部を露出させるように構成された複数のアパーチャを有する疎水性ゲルを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項29

請求項1に記載のドレッシングにおいて、前記第2層とは反対側で前記第1層に結合された第4層をさらに備え、前記第4層が複数のアパーチャを有する疎水性ゲルを備え、前記アパーチャが前記開窓の有効サイズを制限することを特徴とするドレッシング。

請求項30

陰圧を用いて組織部位を治療するためのドレッシングにおいて、フィルムを備え、前記フィルムが、前記フィルムを通して、前記フィルムにわたる圧力勾配に応答して拡張するように構成されている穿孔及び開窓を有する、第1層と、前記第1側に隣接する第2層であって、マニホールドを備える第2層と、前記第1層とは反対側で前記第2層に隣接するカバーと、を備えることを特徴とするドレッシング。

請求項31

請求項30に記載のドレッシングにおいて、前記フィルムが中心ゾーン及び周縁ゾーンを有し、前記マニホールドが、少なくとも部分的に前記中心ゾーンに隣接して配置され、前記穿孔が前記中心ゾーンに配置され、前記開窓が前記周縁ゾーンに配置されていることを特徴とするドレッシング。

請求項32

請求項30に記載のドレッシングにおいて、前記フィルムが中心ゾーンを有し、前記穿孔及び前記開窓のうちの少なくともいくつかが、前記中心ゾーンに配置され、前記中心ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が1:1より大きいことを特徴とするドレッシング。

請求項33

請求項30に記載のドレッシングにおいて、前記フィルムが中心ゾーンを有し、前記穿孔及び前記開窓のうちの少なくともいくつかが、前記中心ゾーンに配置され、前記中心ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が約8:2であることを特徴とするドレッシング。

請求項34

請求項30に記載のドレッシングにおいて、前記フィルムが周縁ゾーンを有し、前記穿孔及び前記開窓のうちの少なくともいくつかが、前記周縁ゾーンに配置され、前記周縁ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が1:1未満であるであることを特徴とするドレッシング。

請求項35

請求項30に記載のドレッシングにおいて、前記フィルムが周縁ゾーンを有し、前記穿孔及び前記開窓のうちの少なくともいくつかが、前記周縁ゾーンに配置され、前記周縁ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が2:8以下であるであることを特徴とするドレッシング。

請求項36

請求項30に記載のドレッシングにおいて、前記フィルムが第1ゾーン及び第2ゾーンを有し、前記第1ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が1:1を超え、前記第2ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が1:1未満であることを特徴とするドレッシング。

請求項37

請求項30に記載のドレッシングにおいて、前記フィルムが第1ゾーン及び第2ゾーンを有し、前記第1ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が約8:2であり、前記第2ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が約2:8であことを特徴とするドレッシング。

請求項38

請求項30に記載のドレッシングにおいて、前記フィルムが、中心ゾーン及び周縁ゾーンを備えるマニホールド化領域を有し、前記中心ゾーンが、前記マニホールド化領域の約50%と同一の広がりを有し、前記周縁ゾーンが、前記マニホールド化領域の約50%と同一の広がりを有し、前記中心ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が1:1を超え、前記周縁ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が1:1未満であることを特徴とするドレッシング。

請求項39

請求項30に記載のドレッシングにおいて、前記フィルムが、中心ゾーン及び周縁ゾーンを備えるマニホールド化領域を有し、前記中心ゾーンが、前記マニホールド化領域の約50%と同一の広がりを有し、前記周縁ゾーンが、前記マニホールド化領域の約50%と同一の広がりを有し、前記中心ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が約8:2であり、前記周縁ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が約2:8であることを特徴とするドレッシング。

請求項40

請求項30に記載のドレッシングにおいて、前記フィルムが、中心ゾーン及び周縁ゾーンを備えるマニホールド化領域を有し、前記中心ゾーンが、前記マニホールド化領域の約50%と同一の広がりを有し、前記周縁ゾーンが、前記マニホールド化領域の約50%と同一の広がりを有し、前記マニホールドが、少なくとも部分的に前記中心ゾーンに隣接して配置され、前記中心ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が約8:2であり、前記周縁ゾーンにおける前記穿孔対前記開窓の比が約2:8であることを特徴とするドレッシング。

請求項41

陰圧を用いて組織部位を治療するためのドレッシングにおいて、流体制限部を備える流体制御層であって、前記流体制限部が、エラストマーであり、且つ前記流体制御層にわたる圧力勾配に応答するように構成されている、流体制御層と、前記流体制御層に隣接するマニホールド層と、前記流体制御層とは反対側で前記マニホールド層に隣接するカバーと、前記マニホールド層とは反対側で前記流体制御層に隣接する封止層であって、前記流体制限部と整列したアパーチャを備える封止層と、を備え、前記流体制御層及び前記封止層が、各々、少なくとも70度の水接触角を有し、前記流体制御層及び前記封止層が、各々、100ミクロン未満の厚さであり、前記流体制御層及び前記封止層が、20ショアA〜90ショアAの範囲の硬度を有することを特徴とするドレッシング。

請求項42

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記流体制御層が、ポリ乳酸カルボキシメチルセルロース又はポリカプロラクトンのポリマーフィルムを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項43

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記流体制御層が、コラーゲン酸化再生セルロース及びアルギン酸塩のうちの少なくとも1つが混合されたキサンタンガムのフィルムを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項44

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記流体制御層が、コラーゲン、酸化再生セルロース及びアルギン酸塩のうちの少なくとも1つが混合されたキサンタンガム及びクエン酸のフィルムを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項45

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記流体制御層が、ジアルキルカルバモイルクロリドで共重合されたフィルムを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項46

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記流体制御層が、ワセリンゲルでコーティングされたフィルムを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項47

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記流体制御層が、少なくとも10000ミリパスカル秒の粘度を有するワセリンゲルでコーティングされたフィルムを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項48

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記流体制御層が、少なくとも10000ミリパスカル秒の粘度と抗菌性化合物とを有するワセリンゲルでコーティングされたフィルムを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項49

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記流体制御層が、ワセリンゲルでコーティングされたフィルムを備え、前記フィルムが、ポリエチレンポリウレタン及びエチルメチルアクリレートのうちの少なくとも1つから形成されていることを特徴とするドレッシング。

請求項50

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記流体制御層が、少なくとも10000ミリパスカル秒の粘度と抗菌性化合物とを有するワセリンゲルでコーティングされたフィルムを備え、前記フィルムが、ポリエチレン、ポリウレタン及びエチルメチルアクリレートのうちの少なくとも1つから形成されていることを特徴とするドレッシング。

請求項51

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層が、連続気泡を有するフェルトポリウレタンフォームを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項52

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層が、連続気泡と2ミリメートル〜5ミリメートルの範囲の厚さとを有するフェルトポリウレタンフォームを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項53

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層が、フェルトポリウレタンから形成された、連続気泡を有するフォームと、前記フォームを貫通する穿孔と、を備えることを特徴とするドレッシング。

請求項54

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層が、3Dテキスタイルを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項55

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層が、編込ポリマーストランドを含む編布テキスタイルの少なくとも2つの層を備えることを特徴とするドレッシング。

請求項56

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層がウィッキング層を備えることを特徴とするドレッシング。

請求項57

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層が吸収材を備えることを特徴とするドレッシング。

請求項58

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層が、第1ウィッキング層と、第2ウィッキング層と、前記第1ウィッキング層と前記第2ウィッキング層との間に配置された吸収材と、を備えることを特徴とするドレッシング。

請求項59

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層が、カルボキシメチルセルロースナトリウムから形成された少なくとも2つのシートを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項60

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層がポリマーメッシュを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項61

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層が少なくとも70%の開放領域を有するポリマーメッシュを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項62

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層がポリマービーズを備え、前記流体制限部の少なくともいくつかが、前記ポリマービーズの間の空間に流体的に結合されていることを特徴とするドレッシング。

請求項63

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層がポリマー突出部を備え、前記流体制限部の少なくともいくつかが、前記ポリマー突出部の間の空間に流体的に結合されていることを特徴とするドレッシング。

請求項64

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層がエンボス加工ポリマーフィルムを備えることを特徴とするドレッシング。

請求項65

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層がセルロースを含むことを特徴とするドレッシング。

請求項66

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層が不織布材料の層を備えることを特徴とするドレッシング。

請求項67

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層がフォームを備え、前記フォームが、独立気泡と前記フォームを貫通する穿孔とを有することを特徴とするドレッシング。

請求項68

請求項41に記載のドレッシングにおいて、前記マニホールド層がフィルム基材と、前記フィルム基材から延在する複数の繊維と、前記フィルム基材における穿孔又は開窓と、を備えることを特徴とするドレッシング。

請求項69

実質的に本明細書に記載するシステム、装置及び方法。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、米国特許法第119条(e)の下で、2017年9月29日に出願された、「COMPOSITEDRESSINGS FORIMPROVED GRANULATION AND REDUCED MACERATION WITH NEGATIVE−PRESSURE TREATMNT」と題する米国仮特許出願第62/565,754号明細書、2017年6月7日に出願された、「TISSUE CONTACT INTERFACE」と題する米国仮特許出願第62/516,540号明細書、2017年6月7日に出願された、「COMPOSITE DRESSINGS FOR IMPROVED GRANULATION AND REDUCED MACERATION WITH NEGATIVE−PRESSURE TREATMENT」と題する米国仮特許出願第62/516,550号明細書、及び2017年6月7日に出願された、「COMPOSITE DRESSINGS FOR IMPROVED GRANULATION AND REDUCED MACERATION WITH NEGATIVE−PRESSURE TREATMENT」と題する米国仮特許出願第62/516,566号明細書の出願の利益を主張し、これらの出願の各々は、すべての目的に対して参照により本明細書に援用される。

0002

添付の特許請求の範囲に示す本発明は、概して組織治療システムに関し、より詳細には、ただし限定なしに、組織治療用のドレッシングと組織治療のためにドレッシングを使用する方法とに関する。

背景技術

0003

臨床試験及び診療により、組織部位近接して減圧することにより、組織部位における新たな組織の増殖を高め加速させることができることが示された。この現象の適用は多数あるが、この現象は創傷処置に特に有利であることが分かった。外傷であるか、手術であるか、又は別の原因であるか、創傷の病因に関わらず、創傷の適切なケアは、転帰に対して重要である。創傷又は他の組織の減圧による治療は、一般に、「陰圧療法」と呼ぶことができるが、たとえば、「陰圧創傷療法」、「減圧療法」、「真空療法」、「真空補助閉鎖」及び「局所陰圧」を含む他の名称によっても知られている。陰圧療法は、上皮組織及び皮下組織の移動、血流の改善、並びに創傷部位における組織の微小変形を含む、多くの利点を提供することができる。これらの利点により、合わせて、肉芽組織の発生を増大させ、治癒時間を短縮することができる。

0004

組織部位を洗浄することは、新たな組織の増殖のために非常に有益であり得るということも広く許容されている。たとえば、創傷を液体溶液の流れで洗うことができ、又は、治療目的で液体溶液を使用して腔を洗うことができる。これらの行為は、一般にそれぞれ「灌注」及び「洗浄(lavage)」と呼ばれる。「滴下」は、一般に、組織部位に徐々に流体を導入し、流体を除去する前に所定期間、流体を放置するプロセスを指す、別の行為である。たとえば、創傷床の上への局所治療溶液の滴下を陰圧療法と組み合わせて、創傷床内の可溶性汚染物質を緩めて感染性物質を除去することにより、創傷治癒をさらに促進することができる。その結果、可溶性細菌負荷を低減させ、汚染物質を除去し、創傷を洗浄することができる。

0005

陰圧療法及び/又は滴下療法の臨床的利益は広く知られているが、治療システム、構成要素及びプロセスの改善は、医療提供者及び患者に利益をもたらすことができる。

0006

添付の特許請求の範囲において、陰圧療法環境において組織を治療する新たな且つ有用なシステム、装置及び方法を示す。当業者が請求項に係る主題を作成し使用することができるように、例示的な実施形態も提供する。

0007

たとえば、いくつかの実施形態では、組織を治療するためのドレッシングは、剥離フィルム穿孔ポリマーフィルム連続気泡フォーム及び接着ドレープを含む、ドレッシング層の複合物であり得る。いくつかのドレッシングはまた、穿孔を有する接着されたシリコーンも含むことができる。ポリマーフィルムの穿孔パターンは、シリコーンの少なくとも中心領域の穿孔パターンと整列させることができる。いくつかの実施形態では、穿孔は、スリット又はスロットであり得る。いくつかの実施形態では、穿孔は、ポリマーフィルムの第1側から延在する隆起した縁を有する開窓を含むことができる。ポリマーフィルムは、疎水性とすることができ、90度を超える水接触角を有することができる。ポリマーフィルムは、ポリエチレンフィルム又はエチルメチルアクリレートフィルムを含むか又はそれから構成され得る。ポリマーフィルムは、30グラム平方メートル未満の面密度を有することができる。連続気泡フォームは、いくつかの例では網状フォームとすることができ、ドレッシングの流体保持容量を低減させるように比較的薄く且つ疎水性であり得る。フォームはまた、ドレッシングの厚さを低減させ且つ可撓性を増大させるために、薄くすることも可能であり、それにより、陰圧下でドレッシングが創傷床及び他の組織部位に沿うのを可能にすることができる。いくつかの実施形態では、ポリマーフィルムは、熱、高周波溶接、又は超音波等、熱を発生させる方法を使用して、フォームに溶接される。

0008

いくつかの実施形態では、陰圧を用いて組織部位を治療するためのドレッシングは、第1側と、第2側と、前記第1側から延在する隆起した縁を有する開窓とを有する第1層であって、隆起した縁が、第1層にわたる圧力勾配応答して拡張するように構成されている、第1層と、第1側に隣接する第2層であって、マニホールドを備える第2層と、第1層とは反対側で第2層に結合されたカバーであって、ポリマードレープを備えるカバーとを含むことができる。

0009

いくつかの実施形態では、陰圧を用いて組織部位を治療するためのドレッシングは、フィルムを備え、フィルムが、フィルムを通して、フィルムにわたる圧力勾配に応答して拡張するように構成されている穿孔及び開窓を有する、第1層と、第1側に隣接する第2層であって、マニホールドを備える第2層と、第1層とは反対側で第2層に隣接するカバーとを含むことができる。

0010

いくつかの実施形態では、陰圧を用いて組織部位を治療するためのドレッシングは、流体制限部を備える流体制御層であって、流体制限部が、エラストマーであり、且つ流体制御層にわたる圧力勾配に応答するように構成されている、流体制御層と、流体制御層に隣接するマニホールド層と、流体制御層とは反対側でマニホールド層に隣接するカバーと、マニホールド層とは反対側で流体制御層に隣接する封止層とを含むことができる。封止層は、流体制限部と整列したアパーチャを含むことができる。流体制御層及び封止層は、各々、少なくとも70度の水接触角を有することができる。流体制御層及び封止層は、各々、100ミクロン未満の厚さであり得る。流体制御層及び封止層は、20ショアA〜90ショアAの範囲の硬度を有することができる。

0011

請求項に係る主題を作成し使用する目的、利点及び好ましい形態は、例示的な実施形態の以下の詳細な説明と併せて添付図面を参照することにより最もよく理解することができる。

図面の簡単な説明

0012

図1は、本明細書による、組織治療を提供することができる治療システムの実施形態例の機能ブロック図である。
図2は、図1の治療システムのいくつかの実施形態に関連付けることができるさらなる詳細を示す、ドレッシングの例の組立図である。
図3は、図2のドレッシングのいくつかの実施形態に関連付けることができる、1つの層における流体制限部の構成例の概略図である。
図4は、図2のドレッシングのいくつかの実施形態に関連付けることができるさらなる詳細を示す、閉鎖状態及び開放状態にある流体制限部例の詳細図である。
図5は、図2のドレッシングのいくつかの実施形態に関連付けることができる他の流体制限部例の詳細図である。
図6は、図2のドレッシングのいくつかの実施形態に関連付けることができる他の流体制限部例の詳細図である。
図7は、図1の治療システムのいくつかの実施形態例に関連付けることができるさらなる詳細を示す、ドレッシングの別の例の組立図である。
図8は、図7のドレッシングのいくつかの実施形態に関連付けることができる、1つの層におけるアパーチャの構成例の概略図である。
図9は、図3の層例の上に重ね合わされた図8の層例の概略図である。
図10は、図1の治療システムにおけるドレッシングのいくつかの実施形態に関連付けることができる、流体制限部の別の構成例の概略図である。
図11は、図2又は図4のドレッシングのいくつかの実施形態に関連付けることができる流体制限部の他の構成例を示す。
図12は、図2又は図4のドレッシングのいくつかの実施形態に関連付けることができる流体制限部の他の構成例を示す。
図13は、図1の治療システムのいくつかの実施形態に関連付けることができる組織インタフェースの例を示す組立図である。
図14は、図1のドレッシングのいくつかの実施形態に関連付けることができるマニホールド例の概略断面図である。
図15は、図1のドレッシングのいくつかの実施形態に関連付けることができるマニホールド例の斜視図である。
図16は、図1のドレッシングのいくつかの実施形態に関連付けることができる別のマニホールド例を示す。

実施例

0013

実施形態例の以下の説明は、当業者が、添付の特許請求の範囲に示す主題を作成し使用することを可能にする情報を提供するが、当技術分野においてすでに周知のいくつかの詳細は省略している場合がある。したがって、以下の詳細な説明は、限定的ではなく例示的なものとして解釈されるべきである。

0014

本明細書では、添付図面に示すさまざまな要素間の空間的な関係又はさまざまな要素の空間的な向きに関連して、実施形態例を記載している場合もある。概して、こうした関係又は向きは、処置を受けるために適所にある患者に一致するか又はそうした患者に対する基準系を想定する。しかしながら、当業者であれば認識されるはずであるように、この基準系は、厳密な規定ではなく、単に説明上の好都合な手段である。

0015

図1は、本明細書による、組織部位に対し局所処置溶液の滴下とともに陰圧療法を提供することができる治療システム100の実施形態例の簡易機能ブロック図である。

0016

この文脈において「組織部位」という用語は、限定されないが、表面創傷骨組織脂肪組織筋組織神経組織皮膚組織血管組織結合組織軟骨又は靭帯を含む、組織上に又は組織内に位置する創傷、欠損又は他の処置標的を広く指す。「組織部位」という用語はまた、必ずしも創傷及び欠損していないが、代わりに、さらなる組織を追加するか又はその増殖を促進することが望ましい可能性がある領域である、任意の組織の領域を指す場合もある。たとえば、採取移植することができるさらなる組織を増殖させるために、組織部位に陰圧を印加することができる。本明細書で用いる表面創傷は、表皮真皮及び/又は皮下層に対する負傷又は損傷等、身体の外面に露出している身体の表面上の創傷である。表面創傷としては、たとえば、潰瘍又は閉鎖切開部を挙げることができる。本明細書で用いる表面創傷は、腹腔内の創傷は含まない。創傷としては、たとえば、慢性急性外傷性亜急性及び離開した創傷、中間層熱傷、潰瘍(糖尿病潰瘍、圧迫潰瘍又は静脈不全潰瘍等)、弁及びグラフトを挙げることができる。

0017

治療システム100は、たとえば、陰圧源102等の陰圧の供給源又は供給部、ドレッシング104、容器106等の流体容器、及びコントローラ108等の調節器又はコントローラを含むことができる。さらに、治療システム100はセンサを含むことができ、センサは、動作パラメータを測定し、動作パラメータを示すフィードバック信号をコントローラ108に提供する。たとえば、図1に示すように、治療システム100は、コントローラ108に結合された第1センサ110及び第2センサ112を含むことができる。図1の例に示すように、ドレッシング104は、いくつかの実施形態では組織インタフェース114、カバー116(若しくはドレープ)又は両方等、1つ又は複数のドレッシング層を備えるか又はそうしたドレッシング層から本質的に構成され得る。

0018

治療システム100はまた、たとえば生理食塩水等の滴下溶液の供給源も含むことができる。たとえば、溶液源118は、図1の実施形態例に示すように、ドレッシング104に流体的に結合することができる。溶液源118は、いくつかの実施形態では、陽圧源120等の陽圧源、陰圧源102等の陰圧源又は両方に、流体的に結合することができる。組織部位への滴下溶液の適切な投与量を確実にするために、滴下調節器122等の調節器もまた、溶液源118及びドレッシング104に流体的に結合することができる。たとえば、滴下調節器122はピストンを備えることができ、ピストンは、陰圧間隔中に溶液源から滴下溶液を引き出し、排出間隔中に溶液をドレッシングに滴下するように、陰圧源102によって空気圧式に作動させることができる。さらに又は別法として、コントローラ108は、組織部位への滴下溶液の投与量を制御するために、陰圧源102、陽圧源120又は両方に結合することができる。いくつかの実施形態では、滴下調節器122はまた、図1の例に示すように、ドレッシング104を通して陰圧源102に流体的に結合することも可能である。

0019

治療システム100のいくつかの構成要素は、センサ、処理装置アラームインジケータメモリデータベースソフトウェア表示装置、又は治療をさらに容易にするユーザインタフェース等、他の構成要素内に収容し、又は他の構成要素とともに使用することができる。たとえば、いくつかの実施形態では、陰圧源102は、溶液源118、コントローラ108及び他の構成要素と結合して治療ユニットにすることができる。

0020

概して、治療システム100の構成要素は、直接結合される場合もあれば間接的に結合される場合もある。たとえば、陰圧源102は、容器106に直接結合することができ、容器106を通してドレッシング104に間接的に結合することができる。結合としては、文脈により、流体結合機械的結合熱的結合電気的結合若しくは化学的結合(化学結合等)、又は結合の何らかの組合せも挙げることができる。たとえば、陰圧源102は、コントローラ108に電気的に結合することができる。陰圧源は、組織部位に流体路を提供する1つ又は複数の分配構成要素に、流体的に結合することができる。いくつかの実施形態では、構成要素はまた、物理的に近接し、単一構造体一体化されており、又は同じ材料片から形成されることによって、結合することも可能である。たとえば、組織インタフェース114及びカバー116は、互いに隣接して配置される別個の層とすることができ、いくつかの実施形態では互いに接合することができる。

0021

分配構成要素は、好ましくは着脱可能であり、使い捨て、再使用可能又はリサイクル可能であり得る。ドレッシング104及び容器106が、分配構成要素の実例である。流体伝導体が、分配構成要素の別の例示的な例である。この文脈における「流体伝導体」は、チューブパイプホース導管、又は、2つの端部の間で流体を搬送するように適合された1つ又は複数の内腔若しくは開放経路を備えた他の構造体を含む。通常、チューブは、幾分かの可撓性がある長尺状の円筒状構造体であるが、幾何学的形状及び剛性は変更することができる。さらに、いくつかの流体伝導体を他の構成要素内にはめ込むか又は他の構成要素と他の方法で一体的に結合することができる。分配構成要素はまた、センサ及びデータ通信デバイスを含む他の構成要素の結合及び分離を容易にするインタフェース又は流体ポートも含むか又は備えることができる。いくつかの実施形態では、たとえば、ドレッシングインタフェースは、ドレッシング104への流体伝導体の結合を容易にすることができる。たとえば、こうしたドレッシングインタフェースは、San Antonio、TexasのKCIから入手可能なSENSAT.R.A.C.(商標パッドであり得る。

0022

陰圧源102等の陰圧供給部は、陰圧での空気の貯蔵部であり得るか、又は、たとえば、真空ポンプ吸引ポンプ、多くの医療施設利用可能な壁面吸込ポート、又はマイクロポンプ等、手動又は電動式の装置であり得る。「陰圧」は、一般に、密閉された治療環境の外部の局所環境における周囲圧力等、局所的な周囲圧力を下回る圧力を指す。多くの場合、局所的な周囲圧力はまた、組織部位が位置する場所の大気圧でもあり得る。別法として、圧力は、組織部位における組織に関連する静水圧未満であり得る。別段の指示がない限り、本明細書で述べる圧力の値はゲージ圧である。陰圧の上昇と言及する場合、それは、一般に絶対圧の低下を指し、一方、陰圧の低下は、一般に絶対圧の上昇を指す。組織部位に印加される陰圧の量及び性質は、治療要件に従って変更することができるが、圧力は、概して、−5mmHg(−667Pa)〜−500mmHg(−66.7kPa)の一般に低真空(rough vacuum)とも呼ばれる低真空(low vacuum)である。一般的な治療範囲は、−50mmHg(−6.7kPa)〜−300mmHg(−39.9kPa)である。

0023

容器106は、組織部位から引き出される滲出物及び他の流体を管理するために使用することができる、容器、キャニスタパウチ又は他の貯蔵構成要素を表す。多くの環境では、流体の収集、貯蔵及び廃棄のために、剛性容器が好ましいか又は望まれる可能性がある。他の環境では、剛性容器貯蔵なしに流体を適切に廃棄することができ、再使用可能な容器が、陰圧療法に関連する廃棄物を低減させコストを削減ことができる。さらに又は別法として、組織部位から引き出される流体を管理するために、ドレッシング104に吸収材を組み込むことができる。

0024

コントローラ108等のコントローラは、陰圧源102等、治療システム100の1つ又は複数の構成要素を動作させるようにプログラムされたマイクロプロセッサ又はコンピュータであり得る。いくつかの実施形態では、たとえば、コントローラ108はマイクロコントローラとすることができ、マイクロコントローラは、一般に、治療システム100の1つ又は複数の動作パラメータを直接又は間接的に制御するようにプログラムされた、プロセッサコア及びメモリを含む集積回路を備える。動作パラメータは、たとえば、陰圧源102に印加される電力、陰圧源102によって生成される圧力、又は組織インタフェース114に分配される圧力を含むことができる。コントローラ108はまた、好ましくは、フィードバック信号等の1つ又は複数の入力信号を受け取るように構成され、入力信号に基づいて1つ又は複数の動作パラメータを変更するようにプログラムされる。

0025

第1センサ110及び第2センサ112等のセンサは、一般に、当技術分野において、物理現象又は特性を検出又は測定し、概して、検出又は測定される現象又は特性を示す信号を提供するように動作可能な、任意の装置として知られている。たとえば、第1センサ110及び第2センサ112は、治療システム100の1つ又は複数の動作パラメータを測定するように構成することができる。いくつかの実施形態では、第1センサ110は、空気圧経路における圧力を測定し、測定値を、測定された圧力を示す信号に変換するように構成された、トランスデューサであり得る。いくつかの実施形態では、たとえば、第1センサ110は、ピエゾ抵抗ひずみゲージであり得る。第2センサ112は、任意選択的に、いくつかの実施形態では、電圧又は電流等、陰圧源102の動作パラメータを測定することができる。好ましくは、第1センサ110及び第2センサ112からの信号は、コントローラ108への入力信号として好適であるが、いくつかの実施形態ではいくつかの信号調節が適切であり得る。たとえば、信号は、コントローラ108によって処理することが出来る前に、フィルタリングするか又は増幅させる必要がある場合がある。典型的には、信号は電気信号であるが、光信号等、他の形態で表すことができる。

0026

組織インタフェース114は、概して、組織部位と接触するように適合させることができる。組織インタフェース114は、組織部位と部分的に又は完全に接触することができる。たとえば、組織部位が創傷である場合、組織インタフェース114は、創傷を部分的に又は完全に充填することができ、又は創傷の上に配置することができる。組織インタフェース114は、多くの形態をとり、いくつかの実施形態では2つ以上の層を有することができる。組織インタフェース114はまた、実施されている治療のタイプ又は組織部位性質及びサイズ等、種々の要素に応じて、多くのサイズ、形状又は厚さも有することができる。たとえば、組織インタフェース114のサイズ及び形状は、深く且つ不規則な形状の組織部位の輪郭に適合させることができる。

0027

いくつかの実施形態では、カバー116は、細菌バリア及び身体的外傷からの保護を提供することができる。カバー116はまた、蒸発損失を低減させ、2つの構成要素、又は治療環境と局所外部環境との間等、2つの環境の間に流体シールを提供することができる材料から、構成することも可能である。カバー116は、たとえば、所与の陰圧源に対して組織部位において陰圧を維持するのに適切なシールを提供することができる、エラストマーフィルム又は膜であり得る。カバー116は、いくつかの応用では、高水蒸気透過率(MVTR)を有することができる。たとえば、MVTRは、いくつかの実施形態では、24時間あたり少なくとも300g/m2であり得る。いくつかの実施形態例では、カバー116は、水蒸気には透過性であるが液体には不透過性である、ポリウレタンフィルム等のポリマードレープであり得る。こうしたドレープは、通常、25〜50ミクロンの範囲の厚さを有する。透過性材料の場合、透過率は、概して、所望の陰圧を維持することができるのに十分低くなければならない。カバー116は、たとえば、以下の材料のうちの1つ又は複数を含むことができる。すなわち、親水性ポリウレタンセルロース誘導体親水性ポリアミドポリビニルアルコールポリビニルピロリドン親水性アクリル樹脂親水性シリコーンエラストマー、たとえば、14400g/m2/24時間のMVTR(逆カップ技法)と約30ミクロンの厚さとを有する、Wrexham、United KingdomのCoveris Advanced CoatingsのINSPIRE2301材料、薄いコーティングされていないポリマードレープ、天然ゴムポリイソプレンスチレンブタジエンゴムクロロプレンゴムポリブタジエンニトリルゴムブチルゴムエチレンプロピレンゴムエチレンプロピレンジエンモノマークロロスルホン化ポリエチレン多硫化ゴムポリウレタン(PU)、EVAフィルムコポリエステル、シリコーン、シリコーンドレープ、3M Tegaderm(登録商標)ドレープ、Glendale、CaliforniaのAvery Dennison Corporationから入手可能なもの等のポリウレタン(PU)ドレープ、たとえばFranceのArkemaのポリエーテルブロックポリアミドコポリマー(PEBAX)、INSPIRE2327、又は他の適切な材料である。

0028

取付デバイスを使用して、無傷の表皮、ガスケット又は別のカバー等の取付面に、カバー116を取り付けることができる。取付デバイスは、多くの形態をとることができる。たとえば、取付デバイスは、表面創傷等、組織部位の周囲の表皮にカバー116を接着するように構成された、医学的に許容可能な感圧接着剤であり得る。いくつかの実施形態では、たとえば、カバー116の一部又はすべてを、25〜65グラム/平方メートル(g.s.m.)の付着量を有することができるアクリル接着剤等の接着剤でコーティングすることができる。いくつかの実施形態では、密閉性を向上させ漏れを低減させるように、より厚い接着剤、又は接着剤の組合せを付与することができる。取付デバイスの他の実施形態例としては、両面テープ親水コロイドヒドロゲルシリコーンゲル又はオルガノゲルを挙げることができる。

0029

溶液源118はまた、滴下療法のための溶液を提供することができる、容器、キャニスタ、パウチ、バッグ又は他の貯蔵構成要素も表すことができる。溶液の組成は、指示される療法に従って変更することができるが、いくつかの指示に対して好適であり得る溶液の例としては、次亜塩素酸塩系溶液硝酸銀(0.5%)、硫黄系溶液、ビグアニド陽イオン溶液及び等張液が挙げられる。

0030

密閉された治療環境内等、別の構成要素又は場所において減圧するために陰圧源を使用する流体力学は、数学的に複雑である可能性がある。しかしながら、陰圧療法及び滴下に適用可能な流体力学の基本原理は、一般に、当業者には周知であり、本明細書では、減圧するプロセスは、たとえば、陰圧を「送達する」、「分配する」又は「発生させる」として例示的に記載するものとする。

0031

概して、滲出物及び他の流体は、流体路に沿って圧力の低い方に向かって流れる。したがって、「下流」という用語は、通常、流体路において、相対的に陰圧源により近いか又は陽圧源からより離れることを意味する。逆に、「上流」という用語は、相対的に陰圧源からより離れるか又は陽圧源により近いことを意味する。同様に、こうした基準系における流体「入口」又は「出口」に関していくつかの特徴を記載することが好都合である場合がある。この向きは、概して、本明細書におけるさまざまな特徴及び構成要素を説明する目的で想定されている。しかしながら、流体路は、いくつかの応用では(陰圧源の代わりに陽圧源を用いること等により)反転させることも可能であり、この説明的な慣例は限定的な慣例として解釈されるべきではない。

0032

図2は、図1のドレッシング104の例の組立図であり、組織インタフェース114が2つ以上の層を備えるいくつかの実施形態に関連付けることができるさらなる詳細を示す。図2の例では、組織インタフェース114は、第1層205及び第2層210を備える。いくつかの実施形態では、第1層205は、第1側及び第2側を有する。第2層210は、第1層205の第1側に隣接することができる。たとえば、第1層205及び第2層210は、第1層205が第2層210と接触するように積み重ねることができる。いくつかの実施形態では、第2層210に、第1層205を接合又は溶接することも可能である。

0033

第1層205は、流体流を制御又は管理する手段を備えるか又はそうした手段から本質的に構成され得る。いくつかの実施形態では、第1層205は、液体に不透過性であるエラストマー材料を含むか又はそうした材料から本質的に構成され得る。たとえば、第1層205は、ポリマーフィルムを含むか又はポリマーフィルムから本質的に構成され得る。いくつかの実施形態では、第1層205はまた、平滑又は艶消し表面性状も有することができる。いくつかの応用に対して、SPI(米国プラスチック産業協会)標準規格による等級B3より優れた又はそれに等しい艶出し又は光沢仕上げが特に有利であり得る。いくつかの実施形態では、表面高さのばらつきを制限することができる。たとえば、第1層205の表面は、実質的に平坦な面を有することができ、高さのばらつきが1センチメートルに対して0.2ミリメートルに制限される。

0034

いくつかの実施形態では、第1層205は疎水性とすることができ、第2層210より疎水性が高いものとすることができる。第1層205の疎水性は、変更することができ、いくつかの実施形態では少なくとも90度の水接触角を有することができる。いくつかの実施形態では、第1層205は、150度以下の水接触角を有することができる。たとえば、いくつかの実施形態では、第1層205の接触角は、少なくとも70度〜約120度の範囲、又は、少なくとも120度〜150度の範囲であり得る。水接触角は、任意の標準装置を使用して測定することができる。接触角を視覚的に近似するために手動のゴニオメータを使用することができるが、接触角測定器具は、多くの場合、特に、水平ステージシリンジ等の液体滴下器カメラ、及び接触角をより正確に且つ精密に計算するように設計されたソフトウェアを必要とする一体化システムを含む可能性がある。こうした一体化システムの非限定的な例としては、すべてPortsmouth、VAのFirst Ten Angstroms、Inc.,から市販されているFTÅ125、FTÅ200、FTÅ2000及びFTÅ4000システムと、すべてHamburg、GermanyのKruss GmbHから市販されているDTA25、DTA30及びDTA100システムとを挙げることができる。別段の指定がない限り、本明細書における水接触角は、20〜25℃及び20〜50%の相対湿度の空気中で5cm以下の高さから追加された静滴に対して、水平サンプル面上の脱イオン蒸留水を使用して測定される。本明細書で報告する接触角は、最高測定値及び最低測定値をともに捨てた、5〜9の測定値の平均を表す。第1層205の疎水性は、液体からコーティングされるか又はプラズマコーティングされるものとして、シリコーン及びフルオロカーボン等の他の材料の疎水性コーティングによってさらに強化することができる。

0035

第1層205の面密度は、指示される療法又は応用に従って変更することができる。いくつかの実施形態では、40グラム/平方メートル未満の面密度が好適である可能性があり、いくつかの応用に対して、約20〜30グラム/平方メートルの面密度が特に有利であり得る。

0036

いくつかの実施形態では、たとえば、第1層205は、ポリエチレンフィルム又はエチルメチルアクリレート(EMA)等の疎水性ポリマーを含むか又はそうした疎水性ポリマーから構成され得る。ポリエチレンの単純且つ不活性構造は、生体組織及び流体とあるとしてもごくわずかに相互作用する面を提供し、液体の自由な流れと低い付着力とを促進することができる表面を提供することができ、これは、多くの応用に対して特に有利であり得る。他の好適なポリマーフィルムとしては、ポリウレタン、アクリル樹脂ポリオレフィン環状オレフィンコポリマー等)、ポリアセテートポリアミドポリエステル、コポリエステル、PEBAXブロックコポリマー熱可塑性エラストマー熱可塑性加硫物ポリエーテル、ポリビニルアルコール、ポリプロピレンポリメチルペンテンポリカーボネートスチレン系、シリコーン、フルオロポリマー及びアセテートが挙げられる。多くの応用に対して、20ミクロン〜100ミクロンの厚さが好適であり得る。フィルムは、透明であるか、着色されているか、又は印刷されている場合がある。フィルムは、20ショアA〜90ショアAの可撓性を有することができる。

0037

第1層205はまた、第2層210を含む他の層に溶接するのにも好適であり得る。たとえば、第1層205は、熱、高周波(RF)溶接、又は超音波溶接等、熱を発生させる他の方法を使用して、ポリウレタンフォームに溶接されるように適合させることができる。ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル及びアクリル酸塩等、より極性の高い材料に対して、RF溶接は特に好適であり得る。ポリエチレン等のより極性の低いフィルム材料のRF溶接を容易にするために、犠牲極性インタフェースを使用することができる。ポリエチレンフィルムに貼り合わせるために好適なより極性の高いフィルムとしては、ポリアミド、コポリエステル、イオノマー及びアクリル樹脂が挙げられる。ポリエチレンと極性フィルムとの間の接合に役立つために、エチレンビニルアセテート又は変性ポリウレタン等の結合層を使用することができる。エチルメチルアクリレート(EMA)フィルムもまた、いくつかの構成に対して好適な疎水性及び溶接特性を有することができる。

0038

いくつかの実施形態において、第1層205は、ポリ乳酸カルボキシメチルセルロース又はポリカプロラクトンのポリマーフィルムを含むことができる。他の実施形態では、第1層205は、コラーゲン酸化再生セルロース及びアルギン酸塩のうちの少なくとも1つと混合されたキサンタンガムのフィルムを含むことができる。いくつかの実施形態では、第1層205は、コラーゲン、酸化再生セルロース及びアルギン酸塩のうちの少なくとも1つと混合されたキサンタンガム及びクエン酸のフィルムを含む。第1層205は、いくつかの実施形態では、ジアルキルカルバモイルクロリドと共重合されたフィルムを含むことができる。

0039

いくつかの実施形態では、第1層205は、ワセリンゲルでコーティングされたフィルムであり得る。ワセリンゲルは、少なくとも10000ミリパスカル秒の粘度を有することができる。いくつかの実施形態では、ワセリンゲルは抗菌性化合物を有する。

0040

いくつかの実施形態では、シリコーン及びポリエチレンフィルムの代わりに、第1層205は、ポリ乳酸、カルボキシメチルセルロース、ポリカプロラクトン、又は架橋することができる他のポリマーから形成された、滞留時間の長い生体吸収性ポリマーフィルムを含むことができ、その結果、機能は、約7日間を超えて保持され、12日間を超えて再吸収が発生する。他の実施形態では、第1層は、コラーゲン又はアルギン酸塩等の高架橋バイオポリマーを含むことができ、それは、キサンタンガムと20%のガム対生物製剤の比で混合され、所望の範囲で疎水性を達成するようにプラズマ処理される。フィルムはまた、バイオフィルム低減に役立ち且つ細菌蓄積の問題を制限するために、クエン酸も含むことができる。いくつかの実施形態では、フィルムは、ドレッシングにおけるバイオフィルムの形成の低減に役立つ「Sharklet」等のテクスチャを組み込んだ、ポリエチレン、ポリウレタン、EMA又はバイオポリマーから形成される。他の実施形態では、フィルムは、高疎水性であるジアルキルカルバモイルクロリドと共重合され、バイオフィルム及び細菌付着を防止するのに役立つことができる。

0041

図2の例に示すように、第1層205は、1つ又は複数の流体制限部220を有することができ、流体制限部220は、第1層205にわたって均一に又はランダムに分散させることができ、第1層にわたる又は第1層を通る流体移動を制限することができる。流体制限部220は、双方向であり且つ圧力応答型であり得る。たとえば、流体制限部220の各々は、概して、液体流を実質的に低減させるように通常は歪んでいない弾性通路を、備えるか又はそうした弾性通路から本質的に構成することができ、圧力勾配に応答して拡張又は開放することができる。いくつかの実施形態では、流体制限部220は、第1層205に穿孔を備え又は穿孔から本質的に構成され得る。穿孔は、第1層205から材料を除去することによって形成することができる。たとえば、穿孔は、第1層205を切り込むことによって形成することができ、そうした切込みにより、いくつかの実施形態では、穿孔の縁も変形させることができる。穿孔は、いくつかの実施形態では、可能な3mm長であり約0.8mm幅であり得る。穿孔にわたって圧力勾配がない場合、通路は、シール又は流体制限を形成するのに十分小さくすることができ、それにより、液体流を実質的に低減させるか又は防止することができる。さらに又は別法として、流体制限部220のうちの1つ又は複数はエラストマー弁とすることができ、それは、歪んでいないときは液体流を実質的に防止するために通常閉鎖されており、圧力勾配に応じて開放することができる。いくつかの応用に対して、第1層205における開窓が、好適な弁であり得る。開窓もまた、第1層205から材料を除去することによって形成することができるが、除去される材料の量と開窓の結果としての寸法とは、最大でも穿孔より桁が小さいものとすることができ、縁を変形させる可能性はない。

0042

たとえば、流体制限部220のいくつかの実施形態は、第1層205に1つ又は複数の開窓、穿孔、又は開窓及び穿孔の組合せを備え、又はそうしたものから本質的に構成され得る。いくつかの例では、流体制限部220は、4ミリメートル未満の長さと1ミリメートル未満の幅とを有する直線状スロットを備え又はそうした直線状スロットから構成され得る。いくつかの実施形態では、長さは、少なくとも2ミリメートルとすることができ、幅は、少なくとも0.4ミリメートルとすることができる。約3ミリメートルの長さ及び約0.8ミリメートルの幅は、多くの応用に対して特に好適である可能性があり、約0.1ミリメートルの許容差も許容可能であり得る。こうした寸法及び許容差は、たとえば、レーザカッタを用いて達成することができる。こうした構成のスロットは、通常は閉鎖した又は休止状態で液体流を実質的に低減させる不完全弁として機能することができる。たとえば、こうしたスロットは、完全に閉鎖又は封止されることなく流体制限部を形成することができる。スロットは、圧力勾配に応答してより広く拡張又は開放して、液体流の増大を可能にすることができる。

0043

第2層210は、概して、圧力下で組織インタフェース114にわたって流体を収集し又は分配する手段を提供する、マニホールド又はマニホールド層を備え、又はマニホールド又はマニホールド層から本質的に構成される。たとえば、第2層210は、陰圧源から陰圧を受け取り、組織インタフェース114にわたって複数のアパーチャを通して陰圧を分配するように適合させることができ、それには、組織部位から流体を収集し、陰圧源に向かって流体を引き込むという効果があり得る。いくつかの実施形態では、組織インタフェース114にわたる滴下流体源等からの流体の送達を容易にするために、流体路を反転させることができ、又は第2流体路を設けることができる。

0044

いくつかの例示的な実施形態では、流体の分配又は収集を促進するために、第2層210の経路を相互接続することができる。いくつかの例示的な実施形態では、第2層210は、相互接続された流体経路を有する多孔質材料を含むか又はそうした多孔質材料から本質的に構成され得る。たとえば、連続気泡フォーム、多孔質組織集合体、及びガーゼ若しくはフェルトフォーム等の他の多孔質材料は、概して、相互接続された流体流路を形成するように適合された、細孔、縁及び/又は壁を含む。他の好適な材料としては、たとえば、3Dテキスタイル(Baltex、Muller、Heathcoates)、不織布(Libeltex、Freudenberg)、3Dポリマー構造体成形ポリマー、エンボス加工され形成されたフィルム、及び融着フィルム[Supracore])及びメッシュを挙げ得ることができる。液体、ゲル及び他のフォームもまた、アパーチャ及び流体経路を含むか又は含むように硬化させることができる。いくつかの実施形態では、第2層210は、さらに又は別法として、相互接続された流体経路を形成する突出部を備えることができる。たとえば、第2層210は、相互接続された流体経路を画定する表面突出部を提供するように成形することができる。第2層210の表面のうちの任意のもの又はすべてが、不均一な、粗い又はぎざぎざした輪郭を有することができる。

0045

いくつかの実施形態では、第2層210は、指示される療法の必要に従って変更することができる細孔径及び自由体積を有する網状フォームを含むか又はそうした網状フォームから本質的に構成され得る。たとえば、少なくとも90%の自由体積を有する網状フォームは、多くの治療の応用に対して好適である可能性があり、400〜600ミクロンの範囲の平均細孔径を有するフォームが、いくつかのタイプの療法に対して特に好適である可能性がある。第2層210の引張強度もまた、指示される療法の必要に従って変更することができる。たとえば、フォームの引張強度は、局所治療溶液の滴下のために増大させることができる。第2層210の25%圧縮荷重たわみは、少なくとも0.35ポンド平方インチとすることができ、65%圧縮荷重たわみは、少なくとも0.43ポンド/平方インチとすることができる。いくつかの実施形態では、第2層210の引張強度は、少なくとも10ポンド/平方インチであり得る。第2層210は、少なくとも2.5ポンド/インチ引裂強度を有することができる。いくつかの実施形態では、第2層210は、ポリエステル又はポリエーテル等のポリオールトルエンジイソシアネート等のイソシアネート、並びにアミン及び錫化合物等の重合調整剤から構成されたフォームであり得る。1つの非限定的な例では、第2層210は、ともにSan Antonio、TexasのKCIから入手可能なGRANUFOAM(商標)ドレッシング又はV.A.C.VERAFLO(商標)ドレッシング等の網状ポリウレタンフォームであり得る。

0046

いくつかの実施形態では、第2層210は、ドレッシング104における液体の保持又は貯蔵を最小限にするために疎水性であり得る。他の実施形態では、第2層210は親水性であり得る。第2層210が親水性であり得る例では、第2層210はまた、組織部位に陰圧を分配し続けている間、組織部位から流体を吸い取ることも可能である。第2層210のウィッキング特性は、たとえば、毛細管流又は他のウィッキング機構により、組織部位から流体を引き離すことができる。親水性の第2層210の例は、San Antonio、TexasのKCIから入手可能なV.A.C.WHITEFOAM(商標)ドレッシング等のポリビニルアルコール、連続気泡フォームである。他の親水性フォームとしては、ポリエーテルから作製されたものを挙げることができる。親水性の特徴を示すことができる他のフォームとしては、親水性を提供するように処理され又はコーティングされた疎水性フォームが挙げられる。

0047

いくつかの実施形態では、第2層210は、さらに又は別法として、ポリマーメッシュを備え又はポリマーメッシュから本質的に構成され得る。ポリマーメッシュは、少なくとも70%の開放領域を有することができる。いくつかの実施形態では、迂遠経路が形成されるように、ポリマーメッシュの複数の層を含めることができる。さらに又は別法として、第2層210は、繊維でフロック加工されたフィルム又は他の好適な基材等、フロック加工層を備え又はそうしたフロック加工層から本質的に構成され得る。繊維のいくつかの実施形態に対して、約0.5mm〜約6.0mmの長さが好適であり得る。いくつかの実施形態では、第2層210は、さらに又は別法として、穿孔セルロースマット又は穿孔マットの層の構造を備え又はそうしたものから本質的に構成され得る。穿孔は、構造体を通して連続的である場合もあれば不連続である場合もあり、2つ以上の層が含まれる場合、層は、流れ方向を制御するためのフィルムを組み込むことができる。たとえば、セルロースは、材料を疎水性にするように処理することができ、組織インタフェースは、マットに付着させた後に穿孔することができる。さらに又は別法として、第2層210は、マットを形成するように縫合することができる、ハイドロファイバ材料のシート層状構造体を含むか又はそうした層状構造体から本質的に構成される。縫合は、圧力及び流体の連通に役立つことができる。縫合構造体の間に空間を設けるか、又は、縫合構造体の代わりに、凍結乾燥発泡剤の追加等の手段により、又は製造中の高圧下でのガス注入により形成される、この材料の発泡バージョンを用いることができる。

0048

他の実施形態では、第2層210は、所望のレベルの疎水性をもたらすようにプラズマ処理することができる、接合された不織布材料の層を含むことができる。いくつかの実施形態では、第2層210は、流体及び圧力のマニホールド化を可能にするように穿孔することができる、独立気泡フォームの1つ又は複数の層を含むことができる。1つ又は複数の層は、マニホールド化が発生するように、整列した又は整列していない垂直穿孔及び水平穿孔を備えたフォームを含むことができる。いくつかの実施形態では、マニホールド層は、フロック加工体から形成される。たとえば、約0.5mm〜約6.0mmの長さを有するフロック加工繊維でフィルムをコーティングすることができる。フィルム基材は、穿孔するか又は細長く切断することができ、フロック加工繊維は、マニホールドとして機能し、第1層205から離れる方向に面することができる。別法として、フロック加工繊維は、第1層205の方に面することができる。いくつかの実施形態では、第2層210は、連続気泡と約2mm〜約5mmの範囲の厚さとを有するフェルトポリウレタンフォームを含むことができる。フェルトポリウレタンフォームは、いくつかの実施形態では、貫通する穿孔を有することができる。

0049

第2層210は、概して、第1平面と第1平面とは反対側の第2平面とを有する。第1平面と第2平面との間の第2層210の厚さもまた、指示される療法の必要に従って変更することができる。たとえば、他の層に対する応力緩和するように、且つ周囲組織への張力を低減させるように、第2層210の厚さを低減させることができる。第2層210の厚さはまた、第2層210の快適さにも影響を与える可能性がある。いくつかの実施形態では、約5ミリメートル〜10ミリメートルの範囲の厚さが好適であり得る。

0050

図2の例では、ドレッシング104は、接着剤240等の取付デバイスをさらに含むことができる。接着剤240は、たとえば、カバー116の周縁部、一部又はカバー116全体に延在する医学的に許容可能な感圧接着剤であり得る。いくつかの実施形態では、たとえば、接着剤240は、25〜65グラム/平方メートル(g.s.m.)の付着量を有するアクリル接着剤であり得る。いくつかの実施形態では、密閉性を向上させ漏れを低減させるように、より厚い接着剤、又は接着剤の組合せを付与することができる。いくつかの実施形態では、接着剤240のこうした層は、連続的である場合もあれば不連続である場合もある。接着剤240における不連続性は、接着剤240におけるアパーチャ又は孔(図示せず)によって提供することができる。接着剤240におけるアパーチャ又は孔は、接着剤240の付与の後に、又は、たとえばカバー116の一方の側等、キャリア層の上にいくつかのパターンで接着剤240をコーティングすることにより、形成することができる。接着剤240におけるアパーチャ又は孔は、いくつかの実施形態例では、ドレッシング104のMVTRを向上させるようなサイズとすることも可能である。

0051

図2の例に示すように、いくつかの実施形態では、ドレッシング104は、使用の前に接着剤240を保護するためにリリースライナ245を含むことができる。リリースライナ245はまた、たとえば、ドレッシング104の展開に役立つスチフネスも提供することができる。リリースライナ245は、たとえば、工程紙、フィルム又はポリエチレンであり得る。さらに、いくつかの実施形態では、リリースライナ245は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル材料、又は同様の極性半結晶性ポリマーであり得る。リリースライナ245に対する極性半結晶ポリマーの使用により、ドレッシング104のしわ又は他の変形を実質的に排除することができる。たとえば、極性半結晶ポリマーは、高配向性であり、ドレッシング104の構成要素と接触したとき、又は温度若しくは環境の変動又は滅菌を受けたときに発生する可能性がある軟化膨張又は他の変形に耐性があり得る。さらに、リリースライナ245の、第1層205と接触するように構成される側に、剥離剤を配置することができる。たとえば、剥離剤は、シリコーンコーティングとすることができ、手で、ドレッシング104に損傷を与えることもドレッシング104を変形させることもなく、リリースライナ245の除去を容易にするのに好適な剥離因子を有することができる。いくつかの実施形態では、剥離剤は、たとえば、フルオロカーボン又はフルオロシリコーンであり得る。他の実施形態では、リリースライナ245は、コーティングされず、又は他の方法で剥離剤なしに使用することができる。

0052

図2はまた、流体伝導体250及びドレッシングインタフェース255の一例も示す。図2の例に示すように、流体伝導体250は、一端においてドレッシングインタフェース255に流体的に結合することができる可撓性チューブであり得る。ドレッシングインタフェース255は、図2の例に示すように、流体伝導体250と組織インタフェース114との間に流体路を提供するようにカバー116のアパーチャ260の上に配置することができる、エルボコネクタであり得る。

0053

いくつかの実施形態では、ドレッシング104の構成要素のうちの1つ又は複数に対して、抗菌剤を用いてさらに処理することができる。たとえば、第2層210は、抗菌剤でコーティングされた、フォーム、メッシュ又は不織布であり得る。いくつかの実施形態では、第1層は、抗菌剤でコーティングされた繊維等、抗菌要素を備えることができる。さらに又は別法として、第1層205のいくつかの実施形態は、抗菌剤でコーティングされ又は抗菌剤が混合されたポリマーであり得る。他の例では、流体伝導体250は、さらに又は別法として、1つ又は複数の抗菌剤を用いて処理することができる。好適な抗菌剤としては、たとえば、金属銀、PHMB、ヨウ素又はその錯体、及びポビドンヨード、銅金属化合物クロルヘキシジン又はこれらの物質の何らかの組合せ等の混合物を挙げることができる。

0054

さらに又は別法として、構成要素のうちの1つ又は複数に対して、バイオフィルム及び感染を低減させることができる、クエン酸及びコラーゲンを含むことができる混合物でコーティングすることができる。たとえば、第2層210は、こうした混合物でコーティングされたフォームであり得る。

0055

ドレッシング104の個々の構成要素は、たとえば、溶剤接着剤若しくは非溶剤接着剤で、又は熱溶接で、流体管理に悪影響を与えることなく、互いに接合し又は他の方法で固定することができる。

0056

図3は、第1層205の例の概略図であり、いくつかの実施形態に関連付けることができるさらなる詳細を示す。図3の例に示すように、流体制限部220は、各々、約3ミリメートルの長さを有する1つ又は複数の直線状開窓又は穿孔から構成され得る。図3は、流体制限部220の均一な分散パターンの例をさらに示す。図3において、流体制限部220は、第1層205と実質的に同一の広がりを有し、平行な行及び列の格子で第1層205にわたって分散され、そこでは、流体制限部220はまた互いに対して相互に平行である。いくつかの実施形態では、図3の例に示すように、行は、中心において約3ミリメートル間隔を空けて配置することができ、行の各々における流体制限部220は、中心において約3ミリメートル間隔を空けて配置することができる。隣接する行における流体制限部220は、整列する場合もあればずれている場合もある。たとえば、図3に示すように隣接する行をずらすことができ、その結果、流体制限部220は、1つおきの行で整列し、約6ミリメートル間隔が空けられる。流体制限部220の間隔は、いくつかの実施形態では、治療要件に従って流体制限部220の密度を増大させるように変更することができる。

0057

図4は、第1層205の例の側面図であり、流体制限部220のいくつかの実施形態に関連付けることができるさらなる詳細を示す。図示するように、流体制限部220は、第1層205を通して切り込まれた開窓とすることができ、それにより、流体制限部220の周囲に第1層205の局所変形をもたらすことができる。たとえば、流体制限部220は、隆起した縁405を有することができる。変形の形状因子は、流体制限部220に非対称を与えることができる。図4の上の図におけるように、静止時、隆起した縁405は互いに倒れ込むことができる。図4の下の図に示すように、流体制限部220にわたる圧力勾配が、隆起した縁405を分離することができる。非対称により、1つの方向において別の方向より容易に流体移動を可能にすることができ、流体制限部220は、逆止弁、より詳細にはダックビル弁として作用することができる。したがって、流体制限部220は、第1層205を横切る第1側から第2側への液体移動を制限することができる。

0058

図5は、流体制限部220の別の構成例の側面図であり、第1層205のいくつかの実施形態に関連付けることができるさらなる詳細を示す。図5において、流体制限部220は、材料の除去によって形成された直線状穿孔であり得る穿孔(又はスロット)を備える。たとえば、流体制限部220の各々は、約3.0mmの長さと約0.8mmの幅とを有する孔500であり得る。

0059

図6は、流体制限部220の別の構成例の側面図であり、第1層205のいくつかの実施形態に関連付けることができるさらなる詳細を示す。図6において、流体制限部220は、隆起した縁405を有する開窓と孔500を有する穿孔との組合せを含む。

0060

いくつかの実施形態では、第1層205の中心ゾーンは、開窓より高い比率の穿孔を含むことができる。中心ゾーンは、第1層205の領域の約50%を覆うことができ、中心ゾーンは、マニホールド化領域の約50%と同じ広がりを有することができる。周縁ゾーンは、マニホールド化領域の約50%と同一の広がりを有することができる。第1層205の中心ゾーンにおける穿孔対開窓の比は、約1:1より大きくすることができる。たとえば、第1層205の中心ゾーンは、約8:2の穿孔対開窓の比を有することができる。利用可能なマニホールド化領域の約50%であり得る周縁ゾーンは、約2:8の穿孔対開窓比を有することができる。他の実施形態では、第1層205は、2つ以上のゾーンを含むことができ、第1ゾーンにおける穿孔対開窓の比は約8:2であり得るが、第2ゾーンにおける穿孔対開窓の比は約2:8であり得る。

0061

いくつかの実施形態において、異なる形状の穿孔及び開窓を使用することができる。たとえば、穿孔は、円形、直線状又は卵形であり得る。いくつかの実施形態では、開窓は、ぎざぎざ又は鋸歯形状から形成することができる。鋸歯形状は、より容易な開放能力により流体流に対して低い抵抗を示すことができ、それにより、より高い流量、又はより高粘度の流体を処理する能力を可能にする。

0062

カバー116、第2層210及び第1層205又はさまざまな組合せは、適用前に又はインサイチュで組み立てることができる。たとえば、いくつかの実施形態では、カバー116は第2層210に貼り合わせることができ、第1層205は、カバー116と反対側で第2層210に貼り合わせることができる。第1層205は、第2層210と反対側に平滑面を提供することができる。いくつかの実施形態では、組織インタフェース114の1つ又は複数の層は同一の広がりを有することができる。たとえば、図2の実施形態に示すように、第1層205は、第2層210の縁と同一平面で切断されて、第2層210の縁を露出させることができる。他の実施形態では、第1層205は、第2層210の縁にオーバーラップすることができる。いくつかの実施形態では、ドレッシング104は、単一の複合ドレッシングとして提供することができる。たとえば、第2層210を封入するように、カバー116に第1層205を結合することができ、第1層205は組織部位に面するように構成される。

0063

使用時、リリースライナ245(含まれる場合)を除去して第1層205を露出させることができ、第1層205は、組織部位、特に表面組織部位及び隣接する表皮内に、それにわたり、その上に又は他の方法でそれに近接して配置することができる。第1層205は、第2層210と組織部位及び隣接する表皮との間に挿入することができ、それにより、第2層210との不都合な相互作用を実質的に低減させるか又はなくすことができる。たとえば、第2層210との直接的な接触を防止するように、表面創傷(創傷の縁を含む)及び無傷の表皮の上に第1層205を配置することができる。表面創傷の治療又は表面創傷上のドレッシング104の配置は、ドレッシング104を身体の表面にすぐ隣接して配置し、又は、身体の表面の少なくとも一部の上に広げることを含む。表面創傷の治療は、ドレッシングを腹腔内に配置すること等、ドレッシング104を体内に完全に又は身体の表面の下に完全に配置することは含まない。第2層210及び第1層205の周囲で、組織部位の周縁の表皮等、取付面に、カバー116を封止することができる。

0064

組織インタフェース114、カバー116又は両方の幾何学的形状及び寸法は、特定の応用又は解剖学的構造に適合するように変更することができる。たとえば、組織インタフェース114及びカバー116の幾何学的形状又は寸法は、組織部位に且つ組織部位の周囲に、又は等の封止が困難な解剖学的表面に対して有効且つ確実なシールを提供するように適合させることができる。さらに又は別法として、寸法は、組織部位における上皮細胞の移動及び増殖を促進し、肉芽組織の内部成長の可能性を低減させるように、第1層205に対する表面積を増大させるように変更することができる。

0065

したがって、ドレッシング104は、外部環境から実質的に隔離された、組織部位に近接する密閉された治療環境を提供することができ、陰圧源102は、密閉された治療環境において減圧することができる。密閉された環境における陰圧は、第2層210を第1層205内に押し込むことができ、それにより、いくつかの実施形態では、組織部位においてマクロひずみ及びマイクロひずみを引き起こすことができる、不均一な、粗い又はぎざぎざの輪郭を提供するように、第1層205の表面を変形させることができる。組織インタフェース114を通して印加される陰圧により、第1層205において流体制限部220にわたって負の差圧をもたらすことも可能であり、それにより、流体制限部220を通る第2層210及び容器106内への滲出物及び他の液体の移動を可能にするように、流体制限部220を開放することができる。たとえば、流体制限部220が第1層205を通る穿孔を備えることができるいくつかの実施形態では、穿孔にわたる圧力勾配により、ダックビル弁の動作と同様に、第1層205の隣接する材料を歪ませ、穿孔の寸法を、その中を通る液体移動を可能にするように増大させることができる。

0066

陰圧源102が除去されるか又はオフにされると、流体制限部220にわたる差圧は消失することができ、それにより、流体制限部220は、ひずんでいない又は静止した状態に戻り、滲出物又は他の液体が第1層205を通って組織部位まで移動するのを防止するか又はその戻り速度を低減させることができる。

0067

いくつかの応用では、組織部位と第1層205との間に充填材も配置することができる。たとえば、組織部位が表面創傷である場合、創傷周囲に対して内側に創傷充填材を適用することができ、創傷周囲及び創傷充填材の上に第1層205を配置することができる。いくつかの実施形態では、充填材は、連続気泡フォーム等のマニホールドであり得る。充填材は、いくつかの実施形態では、第2層210と同じ材料を含むか又はそうした材料から本質的に構成され得る。

0068

さらに又は別法として、組織インタフェース114は、たとえば、ブリッジとして使用されるか又はトンネル創傷を充填するために好適なストリップに、形成することができる。いくつかの実施形態に対して、約5ミリメートル〜30ミリメートルの幅を有するストリップが好適であり得る。

0069

さらに又は別法として、第1層205は、その引張強度を増大させるために補強繊維を備えることができ、それは、トンネル創傷内で使用するために有利であり得る。

0070

さらに又は別法として、ドレッシング104に滴下溶液又は他の流体を分配することができ、それにより、組織インタフェース114内の圧力を上昇させることができる。組織インタフェース114内の圧力の上昇により、第1層205における流体制限部220にわたる正の差圧をもたらすことができ、それにより、流体制限部220をそれらの静止状態から開放又は拡張し、滴下溶液又は他の流体が組織部位に分配されるのを可能にすることができる。

0071

図7は、図1のドレッシング104の別の例の組立図であり、組織インタフェース114がさらなる層を備えることができるいくつかの実施形態に関連付けることができるさらなる詳細を示す。図7の例では、組織インタフェース114は、第2層210及び第1層205に加えて第3層705を備える。いくつかの実施形態では、第3層705は、第2層210とは反対側で第1層205に隣接することができる。いくつかの実施形態では、第3層705はまた、第1層205に接合することも可能である。

0072

第3層705は、組織部位との流体シールを提供するのに好適な軟質の柔軟な材料から形成された封止層を備え、又はそうした封止層から本質的に構成することができ、実質的に平坦な面を有することができる。たとえば、第3層705は、限定なしに、シリコーンゲル、軟質シリコーン、親水コロイド、ヒドロゲル、ポリウレタンゲル、ポリオレフィンゲル、水素スチレンコポリマーゲル、発泡ゲル、接着剤、ポリウレタン、ポリオレフィン又は水素化スチレンコポリマーでコーティングされた、ポリウレタン及びポリオレフィン等の軟質独立気泡フォームを含むことができる。いくつかの実施形態では、第3層705は、約200ミクロン(μm)〜約1000ミクロン(μm)の厚さを有することができる。いくつかの実施形態では、第3層705は、約5ショアOO〜約80ショアOOの硬度を有することができる。さらに、第3層705は、疎水性又は親水性材料から構成することができる。たとえば、第3層705は、疎水性ゲルを含むことができる。

0073

いくつかの実施形態では、第3層705は、疎水性のコーティングされた材料であり得る。たとえば、第3層705は、たとえば、織布、不織布、成形又は押出メッシュ等の間隔の空いた材料を疎水性材料でコーティングすることによって形成することができる。コーティングのための疎水性材料は、たとえば、軟質シリコーンであり得る。

0074

第3層705は、内側部分715を包囲するか又はその周囲の周縁部710と、周縁部710及び内側部分715を通して配置されたアパーチャ720とを有することができる。内側部分230は、幾つかの例では、第2層210の表面領域に対応することができる。第3層705は、角部725及び縁部730も有することができる。角部725及び縁部730は、周縁部710の一部であり得る。第3層705は、内側部分715と周縁部710との間に配置された、内側部分715の周囲の内側境界部735を有することができる。図3の例に示すように、内側境界部735には、実質的にアパーチャ720がないものとすることができる。いくつかの例では、図3に示すように、内側部分715は、対称であり、第3層705において中心に配置することができる。

0075

アパーチャ720は、たとえば、切断により、若しくは局所RF若しくは超音波エネルギーの印加により、又は、開口部を形成するための他の好適な技法により、形成することができる。アパーチャ720は、均一分布パターンを有することができ、又は第3層705の上でランダムに分散させることができる。第3層705におけるアパーチャ720は、たとえば、円形、正方形星形、卵形、多角形、スリット、複雑な曲線直線形状、三角形を含む、多くの形状を有することができ、又はこうした形状の何らかの組合せを有することができる。

0076

アパーチャ720の各々は、一様の又は同様の幾何学的特性を有することができる。たとえば、いくつかの実施形態では、アパーチャ720の各々は、実質的に同じ直径を有する円形アパーチャであり得る。いくつかの実施形態では、アパーチャ720の各々の直径は、約1ミリメートル〜約50ミリメートルであり得る。他の実施形態では、アパーチャ720の各々の直径は、約1ミリメートル〜約20ミリメートルであり得る。

0077

他の実施形態では、アパーチャ720の幾何学的特性は変更することができる。たとえば、図7に示すように、第3層705におけるアパーチャ720の位置に応じて、アパーチャ720の直径を変更することができる。いくつかの実施形態では、第3層705の周縁部710におけるアパーチャ720の直径は、第3層705の内側部分715におけるアパーチャ720の直径より大きくすることができる。たとえば、いくつかの実施形態では、周縁部710に配置されたアパーチャ720は、約9.8ミリメートル〜約10.2ミリメートルの直径を有することができる。いくつかの実施形態では、角部725に配置されたアパーチャ720は、約7.75ミリメートル〜約8.75ミリメートルの直径を有することができる。いくつかの実施形態では、内側部分715に配置されたアパーチャ720は、約1.8ミリメートル〜約2.2ミリメートルの直径を有することができる。

0078

第3層705の周縁部710におけるアパーチャ720のうちの少なくとも1つは、周縁部710の縁部730に位置決めすることができ、縁部730と横方向に流体連通している、縁部730において開放した又は露出された内部切取部を有することができる。横方向は、縁部730に向かう、第3層705と同じ平面における方向を指すものとする。図7の例に示すように、周縁部710におけるアパーチャ720は、縁部730に近接して又は縁部730に、縁部730と横方向に流体連通して位置決めすることができる。縁部730に近接して又は縁部730に位置決めされたアパーチャ720は、周縁部710にわたって実質的に等距離に間隔を空けて配置することができる。別法として、縁部730に近接する又は縁部730におけるアパーチャ720の間隔は、不規則であり得る。

0079

図7の例に示すように、いくつかの実施形態では、使用前に接着剤240を保護するために、リリースライナ245を第3層705に取り付けるか又は第3層705に隣接して位置決めすることができる。いくつかの実施形態では、リリースライナ245は、第3層705等の隣接する層の上に刻み込むことができる表面性状を有することができる。さらに、第3層705と接触するように構成されるリリースライナ245の側に、剥離剤を配置することができる。

0080

図7の例におけるドレッシング104の個々の構成要素は、流体管理に悪影響を与えることなく、たとえば、溶剤接着剤若しくは非溶剤接着剤により、又は熱溶接により、互いに接合するか又は他の方法で固定することができる。さらに、第1層205又は第2層210は、たとえば、溶接又は接着剤等を用いる任意の好適な方法で、第3層705の境界部735に結合することができる。

0081

カバー116、第2層210、第1層205、第3層705又はさまざまな組合せは、適用前に又はインサイチュで組み立てることができる。たとえば、いくつかの実施形態では、カバー116は第2層210に貼り合わせることができ、第1層205は、カバー116の反対側で第2層210に貼り合わせることができる。いくつかの実施形態では、第3層705はまた、第2層210とは反対側で第1層205に結合することができる。いくつかの実施形態では、組織インタフェース114の1つ又は複数の層は同一の広がりを有することができる。たとえば、図7の実施形態に示すように、第1層205、第3層705又は両方は、第2層210の縁と同一平面で切断することができ、第2層210の縁を露出させる。他の実施形態では、第1層205、第3層705又は両方は、第2層210の縁にオーバーラップすることができる。いくつかの実施形態では、ドレッシング104は、単一の複合ドレッシングとして提供することができる。たとえば、第2層210及び第1層205を封入するように、第3層705をカバー116に結合することができ、第3層705は組織部位に面するように構成される。さらに又は別法として、第1層205、第3層705又は両方は、第2層210の両側に配置され、第2層210を封入するように合わせて接合することができる。

0082

図8は、アパーチャ720の構成例の概略図であり、第3層705のいくつかの実施形態に関連付けることができるさらなる詳細を示す。いくつかの実施形態では、図8に示すアパーチャ720は、内側部分715にのみ関連付けることができる。図8の例では、アパーチャ720は、概して円形であり、約2ミリメートルの直径を有する。図8はまた、内側部分715におけるアパーチャ720の均一な分散パターンの例も示す。図8において、アパーチャ720は、平行な行及び列の格子で内側部分715にわたって分散されている。図8の例に示すように、各行及び列内で、アパーチャ720は、互いから等距離であり得る。図8は、多くの応用に対して特に好適であり得る1つの構成例を示し、そこでは、アパーチャ720は、各行及び列に沿って約6ミリメートル離れて間隔が開けられ、3ミリメートルずれている。

0083

図9は、図3の第1層205の上に重ね合わされた図8の例としての第3層705の概略図であり、組織インタフェース114のいくつかの実施形態例に関連付けることができるさらなる詳細を示す。たとえば、図9に示すように、幾つかの実施形態では、流体制限部220は、アパーチャ720と整列し、アパーチャ720にオーバーラップし、アパーチャ720と位置合わせされ、又は他の方法でアパーチャ720に流体結合することができる。いくつかの実施形態では、流体制限部220のうちの1つ又は複数は、内側部分715においてのみアパーチャ720と位置合わせするか、又はアパーチャ720と部分的にのみ位置合わせすることができる。図9の例における流体制限部220は、概して、流体制限部220の各々がアパーチャ720のうちの1つのみと位置合わせされるように構成される。他の例では、流体制限部220のうちの1つ又は複数は、アパーチャ720のうちの2つ以上と位置合わせすることができる。たとえば、流体制限部220のうちの任意の1つ又は複数は、アパーチャ720のうちの2つ以上にわたって延在する穿孔又は開窓であり得る。さらに又は別法として、流体制限部220のうちの1つ又は複数は、アパーチャ720のうちの任意のものと位置合わせされない場合もある。

0084

図9の例に示すように、アパーチャ720は、第1層205、流体制限部220又は両方の一部を、第3層705を通して露出させるようなサイズであり得る。いくつかの実施形態では、アパーチャ720のうちの1つ又は複数は、流体制限部220のうちの2つ以上を露出させるようなサイズとすることができる。たとえば、アパーチャ720のうちのいくつか又はすべてが、流体制限部220のうちの2つ以上を露出させるようなサイズとすることができる。いくつかの例では、流体制限部220の各々の長さは、アパーチャ720の各々の直径と実質的に等しくすることができる。より全体的には、流体制限部220の平均寸法は、アパーチャ720の平均寸法と実質的に同様である。たとえば、アパーチャ720は、いくつかの実施形態では楕円形とすることができ、流体制限部220の各々の長さは、長軸又は短軸と実質的に等しくすることができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、流体制限部220の寸法は、アパーチャ720の寸法を超えることができ、アパーチャ720のサイズは、ドレッシング104の下面に露出された流体制限部220の有効サイズを制限することができる。

0085

図10は、第3層705の別の例の概略図であり、いくつかの実施形態に関連付けることができるさらなる詳細を示す。図10の例に示すように、第3層705は、内側部分715におけるアパーチャ720の代わりに又はそれに加えて、弁1000等、1つ又は複数の流体制限部を有することができる。弁1000はエラストマーであり得る。第3層705が弁705のうちの1つ又は複数を含むいくつかの実施形態では、第1層205を省略することができる。たとえば、いくつかの実施形態では、組織インタフェース114は、図10の第2層210及び第3層705から本質的に構成することができ、弁705は内側部分415に配置される。

0086

図11及び図12は、弁1000の他の構成例を示し、そこでは、弁1000は、各々、交差スリット又は十字スリットの組合せを備える。図11に示すいくつかの実施形態では、弁1000は、概して、「Y」字形状を有する。図12に示すいくつかの実施形態では、弁1000は、概して十字又はプラス形状を有する。

0087

図13は、図1の組織インタフェース114の別の例の組立図である。図13の例では、第1層205は、第2層210の2つの側に隣接して配置される。いくつかの実施形態では、たとえば、第1層205は、第2層210の2つの側に貼り合わせ又は他の方法で機械的に接合することができる。さらに又は別法として、第3層705は、第1層205の1つ若しくは複数の側に隣接して配置することができ、又は、第2層210に隣接して配置することができる。いくつかの実施形態では、第3層705は、第1層205、第2層210又は両方の周囲にスリーブ又はエンベロープを形成することができる。

0088

使用時、リリースライナ245(含まれる場合)を除去して第3層705を露出させることができ、第3層705は、組織部位、特に表面組織部位及び隣接する表皮内に、それにわたり、その上に又は他の方法でそれに近接して配置することができる。第3層705及び第1層205は、第2層210と組織部位との間に挿入することができ、それにより、第2層210との不都合な相互作用を実質的に低減させるか又はなくすことができる。たとえば、第2層210との直接的な接触を防止するために、表面創傷(創傷の縁を含む)と無傷の表皮との上に第3層705を配置することができる。いくつかの応用では、第3層705の内側部分715は、組織部位に隣接して、近接して、又は組織部位を覆って位置決めすることができる。いくつかの応用では、第1層205、流体制限部220又は両方の少なくともいずれかの部分は、第3層705を通して組織部位に露出させることができる。第3層705の周縁部710は、組織部位の周囲の又は組織部位を包囲する組織に隣接して又は近接して位置決めすることができる。第3層705は、ドレッシング104を適所に保持するために十分粘着性であり得る一方で、組織部位に対する外傷なしに、ドレッシング104が除去され又は再配置されるのも可能にする。

0089

リリースライナ245を除去することによって、接着剤240も露出させることができ、第2層210及び第1層205の周囲で、組織部位に対して周縁の表皮等の取付面に、カバー116を取り付けることができる。たとえば、接着剤240は、第3層705の少なくとも周縁部710において、アパーチャ420を通して取付面と流体連通することができる。接着剤240はまた、縁部730において露出されたアパーチャ720を通して縁部730と流体連通することも可能である。

0090

ドレッシング104が所望の位置になると、接着剤240をアパーチャ720に押し通して、ドレッシング104を取付面に接着することができる。縁部730におけるアパーチャ720により、縁部730の取付面への付着を促進するために、接着剤240は縁部730の周囲を流れることができる。

0091

いくつかの実施形態では、第3層705におけるアパーチャ又は孔は、アパーチャ720と流体連通する接着剤240の量を制御するようなサイズとすることができる。角部725の所与の幾何学的形状に対して、アパーチャ720の相対的なサイズは、露出した、且つ角部725においてアパーチャ720を通して連通する接着剤240の表面積を最大化するように構成することができる。たとえば、図3に示すように、縁部730は、実質的に直角すなわち約90度で交差して、角部725を画定することができる。いくつかの実施形態では、角部725は、約10ミリメートルの半径を有することができる。さらに、いくつかの実施形態では、約7.75ミリメートル〜約8.75ミリメートルの直径を有するアパーチャ720のうちの3つを、角部725において三角形構成で位置決めして、接着剤240に対する露出した表面積を最大化することができる。他の実施形態では、角部725の選択された幾何学的形状に応じて、接着剤240の露出した表面積を最大化するように、角部725におけるアパーチャ720のサイズ及び数を必要に応じて調整することができる。さらに、角部725におけるアパーチャ720は、第3層705内に完全に収容することができ、角部725の外側への横方向の流体連通を実質的に妨げる。角部725においてアパーチャ720が第3層705内に完全に収容されることにより、角部725の外側の接着剤240の流体連通を実質的に妨げることができ、組織部位における展開中のドレッシング104の取扱いを改善することができる。さらに、角部725の外側に実質的に接着剤240がないことにより、快適さを向上させるように角部725の可撓性を増大させることができる。

0092

いくつかの実施形態では、接着剤240の接着強度は、ドレッシング104の異なる場所で変更することができる。たとえば、接着剤240は、アパーチャ720が相対的に大きい第3層705に隣接する場所では、相対的に低い接着強度を有することができ、アパーチャ720が相対的に小さい場所では、相対的に高い接着強度を有することができる。相対的に大きいアパーチャ720と組み合わせて相対的に低い接着強度を有する接着剤240は、相対的に小さいアパーチャ720を有する場所における相対的に高い接着強度を有する接着剤240と匹敵する接着を提供することができる。

0093

組織インタフェース114、カバー116又は両方の幾何学的形状及び寸法は、特定の応用又は解剖学的構造に適合するように変更することができる。たとえば、組織インタフェース114及びカバー116の幾何学的形状又は寸法は、組織部位における且つ組織部位の周囲の、肘又は踵等、封止が困難な解剖学的構造に対して有効且つ確実なシールを提供するように適合させることができる。さらに又は別法として、組織部位における上皮細胞の移動及び増殖を促進し、肉芽組織の内部成長の可能性を低減させるように、第3層705に対する表面積を増大させるように寸法を変更することができる。

0094

さらに、ドレッシング104は、再適用又は再配置により、ドレッシング104又は組織部位における折目又は他の不連続性によってもたらされる可能性がある漏れを低減させるか又はなくすのを可能にすることができる。漏れを修正することができることにより、いくつかの実施形態では、治療の信頼性を向上させ、電力消費量を低減させることができる。

0095

したがって、ドレッシング104は、外部環境から実質的に隔離された、組織部位に近接する密閉された治療環境を提供することができ、陰圧源102は、密閉された治療環境において減圧することができる。第3層705は、組織部位において又はその周囲において、肘又は踵等、封止が困難な解剖学的表面に対して有効且つ確実なシールを提供することができる。さらに、ドレッシング104は、たとえば、再適用又は再配置により、ドレッシング104の折目及び他の不連続性によってもたらされる空気漏れを修正するのを可能にすることができる。漏れを修正することができることにより、いくつかの実施形態では、治療の効力を増大させ、電力消費量を低減させることができる。

0096

まだ構成されていない場合、ドレッシングインタフェース255は、アパーチャ260の上に配置し、カバー116に取り付けることができる。流体伝導体250は、ドレッシングインタフェース255に且つ陰圧源102に流体的に結合することができる。

0097

組織インタフェース114を通して印加される陰圧により、第1層205における流体制限部220にわたって負の差圧をもたらすことができ、それにより、流体制限部220を開放又は拡張することができる。たとえば、流体制限部220が第1層205を通る実質的に閉鎖された開窓を備えることができるいくつかの実施形態では、開窓にわたる圧力勾配により、ダックビル弁の動作と同様に、第1層205の隣接材料をひずませ、開窓の寸法を増大させ且つ/又は開窓を変形させて、そこを通る液体の移動を可能にすることができる。流体制限部220を開放することにより、流体制限部220を通る第2層210及び容器106内への滲出物及び他の液体の移動を可能にすることができる。圧力の変化によってまた、第2層210を拡張及び収縮させることも可能であり、内側境界部735は、刺激から表皮を保護することができる。第1層205及び第3層705はまた、第2層210への組織の露出を実質的に低減させるか又は防止することも可能であり、それにより、第2層210内への組織の成長を阻止することができる。第1層205の変形は、周縁ゾーンにおけるより中心部分においてより大きい程度で発生する可能性があり、それにより、より大量の流体が流体制限部220又は開窓400を通って流れることができる。

0098

いくつかの実施形態では、第1層205において穿孔500及び開窓400の出現を混合することにより、流体の逆流を制限しながら、ドレッシング104の中心ゾーンにおける流体の流れを増大させるように、流体流をより容易に制御することができる。創傷周囲又は無傷の皮膚を覆う可能性がより高い周縁ゾーンの弁機能の方が高いことにより、流体の還流及び浸軟リスクを低減させることができる。ドレッシングの中心ゾーンにわたるより高い流量及び/又はより低い圧力降下の傾向により、流体をドレッシング外周部から引き離されるように促進することができる。いくつかの実施形態では、穿孔及び開窓により、流体が創傷周囲又は無傷の皮膚ゾーンに到達し且つ/又はそこに居残るリスクを低減させることができる。ドレッシングはまた、ドレッシング及び創傷の中心部分に滴下流体を送達し、創傷周囲領域に流体流を制限するのにより効率的でもあり得る。陰圧源102が除去されるか又はオフにされると、流体制限部220にわたる差圧は消失することができ、流体制限部220は、閉鎖し、滲出物又は他の液体が第1層205を通って組織部位に戻るのを防止することができる。

0099

いくつかの応用では、組織部位と第3層705との間に充填材も配置することができる。たとえば、組織部位が表面創傷である場合、創傷周囲の内側に創傷充填材を適用することができ、創傷周囲及び創傷充填材の上に第3層705を配置することができる。幾つかの実施形態では、充填材は、連続気泡フォーム等のマニホールドであり得る。いくつかの実施形態では、充填材は、第2層210と同じ材料を含むか又は同じ材料から本質的に構成され得る。

0100

さらに又は別法として、ドレッシング104に滴下溶液又は他の流体を分配することができ、それにより、組織インタフェース114において圧力を上昇させることができる。組織インタフェース114における圧力の上昇により、第1層205において流体制限部220にわたって正の差圧をもたらすことができ、それにより、滴下溶液又は他の流体が組織部位に分配されるのを可能にするように流体制限部220を開放することができる。

0101

図14は、第2層210のいくつかの実施形態に関連付けることができるマニホールド例の概略断面図である。図14の例に示すように、マニホールドは、流体管理アセンブリ1402とすることができ、それは、第1ウィッキング層1404、第2ウィッキング層1406、及び任意選択的に吸収材1408を含むことができる。吸収材1408は、第1ウィッキング層1404と第2ウィッキング層1406との間に位置決めすることができる。第1ウィッキング層1404は、第1ウィッキング層1404の表面に沿って流体を吸い取るように適合された粒状構造(図示せず)を有することができる。同様に、第2ウィッキング層1406は、第2ウィッキング層1406の表面に沿って流体を吸い取るように適合された粒状構造(図示せず)を有することができる。たとえば、第1ウィッキング層1404及び第2ウィッキング層1406は、それぞれ第1ウィッキング層1404及び第2ウィッキング層1406の表面に沿って横方向に液体を吸い取るか又は他の方法で移送することができる。流体は、このように、減圧の印加により又は減圧の印加なしに移送することができる。第1ウィッキング層1404及び第2ウィッキング層1406の表面は、第1ウィッキング層1404及び第2ウィッキング層1406の各々の厚さに対して垂直であり得る。第1ウィッキング層1404及び第2ウィッキング層1406に沿った流体の吸取りにより、吸収材1408の表面領域にわたる流体の分散を促進することができ、それにより、吸収材の効率を向上させ流体閉塞を阻止することができる。流体閉塞は、たとえば、吸収材1408にわたってより均一に分散されるのではなく吸収材1408の特定の場所において流体がたまることによってもたらされる可能性がある。第1ウィッキング層1404、第2ウィッキング層1406及び吸収材1408の積層物の組合せは、開放構造を維持し閉塞を阻止するように適合させることができる。

0102

第1ウィッキング層1404の周縁部分1410を第2ウィッキング層1406の外周部分1412に結合して、ウィッキングエンクロージャ1414を画定することができる。いくつかの例示的な実施形態では、ウィッキングエンクロージャ1414は、第1ウィッキング層1404と第2ウィッキング層1406との間で吸収材1408を包囲するか又は他の方法で覆うことができる。

0103

流体管理アセンブリ1402は、限定なしに、特定の組織部位を治療するための要求に応じて任意の好適な数のウィッキング層を含むことができる。さらに又は別法として、吸収材1408のいくつかの実施形態は、第1ウィッキング層1404と第2ウィッキング層1406との間に複数の吸収材層1416を備え又は複数の吸収材層1416から本質的に構成され得る。さらに、図14に示すように、吸収材層1416の間に、少なくとも1つの中間ウィッキング層1420を配置することができる。

0104

吸収材層1416の側部1418は、効率を向上させるように互いに流体連通したままであり得る。同様に、図14の実施形態では、中間ウィッキング層1420の側部1422は、互いに且つ吸収材層1416の側部1418と流体連通したままであり得る。さらに、さらなる吸収材層1416を含むことにより、流体管理アセンブリ1402の吸収材質量を増大させ、概してより大きい流体容量を提供することができる。所与の吸収材質量に対して、単一の高付着量の吸収材層1416ではなく、複数の低付着量の吸収材層1416を利用して、吸収材効率をさらに向上させるためにより広い吸収材表面積を提供することができる。

0105

いくつかの実施形態では、吸収材1408は、親水性材料又は他の吸収性材料を含むか又はそれから構成され得る。吸収材1408に対して好適な材料としては、Luquafleece(登録商標)材料、TexsusFP2326、BASF402c、Technical Absorbents(www.techabsorbents.com)から入手可能なTechnical Absorbents 2317、ポリアクリル酸ナトリウム超吸収体、セルロース誘導体(カルボキシメチルセルロース及びナトリウムCMC等の塩)、又はアルギン酸塩を挙げることができる。第1ウィッキング層1404及び第2ウィッキング層1406に対して好適な材料としては、Libeltex TDL2 80gsm等、流体を吸い取ることができる粒状構造を有する任意の材料を挙げることができる。

0106

流体管理アセンブリ1402は、単一の場所で製造された事前に貼り合わされた構造体、又は単に、互いに積層された材料の個々の層であり得る。流体管理アセンブリ1402の個々の層は、たとえば、溶剤接着剤若しくは非溶剤接着剤を利用することにより、又は熱溶接により、流体管理に悪影響を与えることなく、互いに接合し又は他の方法で固定することができる。

0107

図15は、第2層210のいくつかの実施形態に関連付けることができるマニホールド例の斜視図である。図15の例に示すように、マニホールドは、切頭楕円形状を有する相互接続された卵状体(ovule)1502のアレイを含むことができる、ポリマーメッシュ1500であり得る。相互接続された卵状体のアレイは、角部卵状体1504、縁部卵状体1506、及び任意選択的にただし好ましくは少なくとも1つの中心卵状体1508を含むことができる。アレイは、約50の行及び約50の列を含むことができるが、アレイは任意の妥当なサイズとすることができ、組織部位を治療するのに役立つために十分な任意の数の行及び任意の数の列を含むことができることが理解されるべきである。

0108

いくつかの実施形態では、相互接続された卵状体は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリスチレンポリジオレフィンポリアクリロニトリルポリシロキサン、又はそれらのコポリマー若しくは組合せ等からなる重合体であり得る。いくつかの実施形態では、相互接続された卵状体は、組織部位に対して非付着性であり得る。いくつかの実施形態では、相互接続された卵状体の各々は、約0ショアA〜約25ショアAの表面硬度を有する。いくつかの実施形態では、相互接続された卵状体のアレイの上面、下面又は両方は、約0ショアA〜約25ショアAの硬度を示すことができる。図に示さないいくつかの実施形態では、相互接続された卵状体のアレイの上面、下面又は両方は、その上に配置された、少なくとも55ショアAの硬度を示すコーティングを含むことができる。コーティングが存在する実施形態では、コーティングは、セルロース材料、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、パーハロゲン化ポリオレフィン、アラミドポリベンゾイミダゾールポリスルホン又は、それらのコポリマー、組合せ又は架橋ゲルから構成することができる。

0109

いくつかの実施形態では、相互接続された卵状体の少なくとも一部は、各卵状体の外面に、その最長主軸の方向において少なくとも部分的に延在する1つ又は複数の溝を含むことができる。1つ又は複数の溝が存在する実施形態では、各溝は、最長主軸以外の主軸方向に沿った各相互接続された卵状体の直径の30%以下の平均深さを有することができる。さらに又は別法として、相互接続された卵状体の少なくとも一部は、London、EnglandのStandex Int’l.Ltd.から市販されているテクスチャパターン等、規則正しいか又はランダムであり得る、浮彫であるかくぼみ掘りであるかに関わらず、外部テクスチャを有することができる。

0110

いくつかの実施形態では、アレイの上面、アレイの下面又は両方を形成する相互接続された卵状体の楕円形表面の一部が、アレイを通る流体経路を画定する部分の上方/下方に突出することが望ましい場合がある。理論によって拘束されることなく、相互接続された卵状体を構成しそれらの間に流体経路を画定する、構成要素の材料のサイズ又は形状のうちの1つ又は複数は、印加される陰圧下で完全につぶれることのない流体経路等を通して、アレイにわたって陰圧を連通させることができるように適合させることができる、と考えられる。

0111

第2層1500は、1つ又は複数の予め作成された型を使用する圧縮成形又は射出成形等、任意の実現性のある技法を使用して作製することができる。2つ以上の予め作成された型が使用される場合、それらの型は、溶融接合又は等価の技法等により、その後組み合わせて、単一の合成後そのままの(as−synthesized)創傷充填材を形成することができる。しかしながら、たとえば、創傷充填材材料の複雑な表面の押出成形を可能にするために適切にオリフィスを変更することができる回転ダイを使用することにより、成形の代わりとして連続又は半連続製造を採用することができる。

0112

いくつかの実施形態では、第2層1500は、任意選択的に、1つ又は複数のさらなる物質を含むことができる。こうした任意選択的な構成要素としては、たとえば、保存剤、安定剤、可塑剤マトリックス強化材染料及びそれらの組合せ等の活性物質を挙げることができる。こうした任意選択的な構成要素としては、さらに又は別法として、たとえば、エクスビボ検出が重要であり得る状況において、X線又はMRI装置等を介する迅速なエクスビボ検出を可能にするために十分な量の磁気物質金属物質又はセラミック物質等の不活性物質を挙げることができる。さらに又は別法として、第2層1500は、1種又は複数種のさらなる活性物質、たとえば、組織治癒に役立つように有効であり得る抗菌剤を含むことができる。こうした活性物質の非限定的な例としては、単独で又は組み合わせて、アセトアミノフェン等の非ストレイド系の抗炎症薬ステロイドペニシリン又はストレプトマイシン等の抗菌剤、クロルヘキシジン等の殺菌剤繊維芽細胞増殖因子又は血小板由来増殖因子等の成長因子、及び他の周知の治療薬を挙げることができる。存在する場合、こうした活性物質は、通常、治療効力を示す任意の有効なレベルで含めることができるとともに、好ましくは、創傷充填材のいかなる重大な又は所望の物理的、化学的又は生物学的特性も著しく打ち消すような高いレベルでは含まれ得ない。治療目標に応じて、活性物質は、それが存在する層の約10wppm〜約10wt%、たとえば、約50wppm〜約5wt%、又は約100wppm〜約1wt%のレベルで装填することができる。

0113

さまざまな実施形態において、第2層210は、マニホールド1500を含むか又はマニホールド1500から本質的になり得る。さらに又は別法として、マニホールド1500は、第2層210において、他のマニホールド構造、他の機能層又は両方と組み合わせることができる。

0114

図16は、第2層210のいくつかの実施形態に関連付けることができるマニホールドの別の例の部分図である。たとえば、図16は、基材1606から延在する突出部1604を有するマニホールドを示す。図16の例に示すように、突出物1604の形状は実質的に円筒状であり得る。別法として、突出部1604の断面形状は、正方形、矩形、三角形、多角形、楕円形又は他の任意の好適な形状であり得る。突出部1604は、テーパ状であるか、又は全体を通して一様の断面積であり得る。

0115

突出部1604の高さHは、好ましくは、約0.1〜5.0ミリメートル、より好ましくは約2ミリメートルである。各突出部の幅Wは、約0.1〜2.0ミリメートル、より好ましくは約0.25〜0.5ミリメートルである。突出部1604の幅は、各突出部1604の断面形状が円形であるため、直径の幅と等しくすることができる。突出部1604の断面形状が矩形である場合、突出部1604の幅は、正方形の縁長さである。他の断面形状の場合、幅は、断面の重心を通る最長横方向距離と断面の重心を通る最短横方向距離との平均である。各突出部1604の間の横方向の中心間間隔は、好ましくは、約0.1〜1.0ミリメートル、より好ましくは約0.5ミリメートルである。突出部1604間隔は、分配流路1610をもたらし、そこを通して、減圧を組織部位31に送達し、滲出物を組織部位から引き出すことができる。突出部1604の高さが突出部1604の幅より大きいことが概して好ましい。より具体的には、高さ対幅の比H:Wは、約1:1より大きく、より好ましくは約2:1より大きくなければならない。

0116

突出部1604の形状、サイズ及び間隔は、治療されている特定の組織部位、突出部1604及び支持基材1606が作製される材料のタイプ、組織部位に印加されている減圧の量に応じて、変更することができる。たとえば、大量に滲出している組織部位の場合、突出部1604の間に適切な分配流路1610を維持するように突出部をさらに離して位置決めすることが有利であり得る。本発明の一実施形態では、突出部1604の形状、サイズ及び間隔は、特定の第2層1600に対して均一である。他の実施形態では、突出部1604の形状、サイズ及び間隔は変更することができる。たとえば、支持基材41の上に、異なる断面形状を有する突出部1604を配置することができる。同様に、組織部位の選択された部分により高い又は低い減圧を供給するように、突出部1604のサイズ及び間隔を変更することができる。

0117

突出部1604の存在及びサイズにより、突出部1604は、組織部位に減圧を分配することができるが、組織部位において増殖する新たな組織が第2層1600の突出部1604に付着するのを実質的に低減させるか又は防止することができる。組織部位に減圧を送達するために通常使用される細孔又はセルをなくすことにより、新たな組織は、細孔又はセルを形成する壁の周囲に巻き付くことができる可能性はない。新たな組織は、突出部1604の範囲内に成長する可能性があり、さらには突出部1604のうちのいくつかの周囲に巻き付く可能性があるが、各突出部の基部が支持基材1606に固定されているため、それ自体が突出部1604に固定され得る可能性はない。

0118

さまざまな実施形態において、第2層210は、突出部1604を有するマニホールドを備えるか又はそうしたマニホールドから本質的に構成され得る。さらに又は別法として、突出部1604は、第2層210において、他のマニホールド構造体、他の機能層、又は両方と結合することができる。

0119

本明細書に記載したシステム、装置及び方法は、著しい利点を提供することができる。たとえば、ドレッシング104は、カスタマイズ又は特別な技能なしに簡単に適用され、それにより、ドレッシング104を適用し且つ除去する時間を短縮することができる。いくつかの実施形態では、ドレッシング104は、あるサイズに切断することなく1回のステップで組織部位(創傷周囲上を含む)に適用することができ、一方で、サイジングを必要とする他の陰圧療法ドレッシングの多くの利点を提供するか又は改善する、完全に一体化された陰圧療法ドレッシングであり得る。こうした利点としては、優れたマニホールド化、有利な肉芽形成、浸軟からの周囲組織の保護、脱落材料からの組織部位の保護、並びに低外傷及び高封止結合を挙げることができる。さらに、層を通して圧力をマニホールド化することにより、マニホールド内での肉芽組織の内部成長の可能性を低減させながら、創傷が肉芽形成することができる。これらの特徴は、適度な深さ及び中〜高レベルの滲出物を有する表面創傷に対して特に有利であり得る。いくつかの実施形態では、ドレッシング104は、組織部位の縁にマクロひずみを提供することができ、周囲組織の浸軟を実質的に低減させるか又は防止することができる。さらに、ドレッシング104は、著しい創傷空間に且つその中に沿うことができる。

0120

ドレッシング104のいくつかの実施形態は、少なくとも5日間、組織部位に残ることができ、いくつかの実施形態は、少なくとも7日間残ることができる。ドレッシング104上の抗菌剤は、長期の使用、特に感染した又は大量に滲出している創傷での使用に関連する可能性がある感染のリスクを低減させるか又はなくすことにより、ドレッシング104の使用可能な寿命延長することができる。

0121

いくつかの実施形態では、フェルトフォームにより、ドレッシング104を薄型にすることができ、これにより、快適さを向上させることができる。ORCコラーゲン等のバイオポリマーを使用することにより、バイオポリマーの利益をさらに加えることができる。いくつかの実施形態では、組織部位において流体が吸収されるのを可能にすることができ、いくつかの実施形態は、より大きい弁の移動を可能にするように、フィルム層後方により広い領域を有することができる。さらに、いくつかの実施形態では、ドレッシング構造体内におけるバイオフィルム及び細菌の蓄積を低減させる手段を提供することができる。

0122

いくつかの例示的な実施形態で示したが、当業者は、本明細書に記載したシステム、装置及び方法が、添付の請求項の範囲内にあるさまざまな変形及び変更が可能であることを理解するであろう。さらに、「又は」等の用語を使用するさまざまな代替例の記載は、文脈から明らかに必要でない限り、相互排他性を必要とせず、「1つの(a)」又は「1つの(an)」という詞は、文脈から明らかに必要でない限り、対象を単一の例に限定するものではない。

0123

いくつかの実施形態に関連して記載した特徴、要素及び態様はまた、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、省略し、組み合わせ、又は、同じ、等価の又は同様の目的にかなう代替的な特徴に置き換えることも可能である。たとえば、いくつかの層の特徴のうちに1つ又は複数を他の層の特徴と組み合わせて、均等な機能を提供することができる。別法として又はさらに、流体制限部220のうちの1つ又は複数は、弁705に対して例示するものとして記載した形状と同様の形状を有することができる。他の例では、第1層205、第3層705、又は第1層205及び第3層705の何らかの組合せを、第2層210の両側に結合することができる。

0124

販売、製造、組立又は使用の目的で、構成要素をさまざまな構成で組み合わせるか又は除去することも可能である。たとえば、いくつかの構成では、ドレッシング104、容器106又は両方を、製造又は販売のために他の構成要素から分離することができる。他の構成例では、ドレッシング104の構成要素はまた、独立して又はキットとして製造し、構成し、組み立て又は販売することも可能である。

0125

添付の特許請求の範囲は、上述した主題の新規性のある且つ進歩性のある態様を示すが、具体的に詳細に記載していないさらなる主題も包含することができる。たとえば、当業者には既知であることから新規性のある且つ進歩性のある特徴を識別するために必要ではない場合、いくつかの特徴、要素又は態様を特許請求の範囲から省略している場合がある。いくつかの実施形態に関連して記載した特徴、要素及び態様はまた、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、省略するか、組み合わせるか、又は、同じ、等価の若しくは同様の目的にかなう代替的な特徴と置き換えることも可能である。

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